JP2014188113A - ゴール検出システム、ゴール検出用の送信装置、ゴール検出用の受信装置及びゴール検出方法 - Google Patents

ゴール検出システム、ゴール検出用の送信装置、ゴール検出用の受信装置及びゴール検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利便性のよいゴール検出システムを提供する。
【解決手段】ゴール検出システム3の送信装置10は、ゴールラインの一方から光パルスを送信する発光素子と、発光素子に電源を供給する内蔵バッテリと、内蔵バッテリの電圧が基準電圧以下か否か判定する電圧判定回路と、内蔵バッテリの電圧が基準電圧以下と判定した場合、発光素子が送信する光パルスを変調する発振制御回路と、を備える。ゴール検出システム3の受信装置20は、ゴールラインの他方で光パルスを受信する受光素子と、受光素子が所定時間光パルスを受信していないか否か判定するマイコンと、を備える。マイコンは、受光素子が所定時間光パルスを受信していないと判定した場合、スキー競技者がゴールしたことを報知する。また、マイコンは、受光素子により受信した光パルスの変調を検知する。マイコンは、光パルスの変調を検知した場合、内蔵バッテリの残量低下を報知する。
【選択図】図1

Description

この発明は、ゴール検出システム、ゴール検出用の送信装置、ゴール検出用の受信装置及びゴール検出方法に関する。
従来から、陸上競技、スキー競技、競輪、競馬等において、競技者がゴールラインを通過したことを検出するためにゴール検出システムが用いられている。このゴール検出システムでは、ゴールラインの両端にゴール検出用の送信装置と受信装置とを配置し、送信装置から受信装置に向けて送信する光パルスが一定時間遮断されたか否かでゴール検出を行う。
このゴール検出システムに関する技術として、例えば、2以上の競技者がゴールライン上を重なって通過した場合でも個々の競技者を区別することが可能なゴール検出システムが知られている(特許文献1)。
特開2004−57805号
ところで、ゴール検出システムの送信装置と受信装置との間には、競技者がゴールラインを通過した後にケーブルにつまずくことを防止する観点から、ケーブルを配設しないのが一般的である。また、受信装置は、競技者がゴールラインを通過したことを示す情報を、例えば、タイム計測用のタイマなどに報知する必要がある。このため、受信装置側に報知用のケーブルを配設するが一般的である。
ここで、タイマは、電源から電源ケーブルを介して電源供給される。また、受信装置は、報知用のケーブルが電源ケーブルを兼ねており、その報知用のケーブルを介して電源から電源供給される。このため、電源は通常受信装置側にあるので、送信装置には電源から電源ケーブルを介して電源供給されない。このことから、送信装置は、電源供給用の内蔵バッテリを用いる。そして、この送信装置は、内蔵バッテリの残量が低下すると自身が備えるLEDランプの点灯又は点滅により残量低下を報知していた。
しかしながら、LEDランプの点灯又は点滅では、係員が内蔵バッテリの残量が低下しているか否かを送信装置まで行って確認しなければならず、煩わしいという問題があった。
そこで、この発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、利便性がよいゴール検出システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係るゴール検出システムは、
ゴールラインの一方から光パルスを送信する送信手段と、
前記送信手段に電源を供給するバッテリと、
前記バッテリの電圧が基準電圧以下か否か判定する判定手段と、
前記判定手段により前記バッテリの電圧が基準電圧以下と判定した場合、前記送信手段を制御して該送信手段が送信する光パルスを変調する変調手段と、を備えた送信装置と、
前記ゴールラインの他方で前記光パルスを受信する受信手段と、
前記受信手段が所定時間前記光パルスを受信していないか否か判定する受信判定手段と、
前記受信判定手段により前記受信手段が所定時間前記光パルスを受信していないと判定した場合、移動体がゴールしたことを報知するゴール報知手段と、
前記受信手段により受信した光パルスの変調を検知する検知手段と、
前記検知手段が前記光パルスの変調を検知した場合、前記バッテリの残量低下を報知する残量報知手段と、を備えた受信装置と、
を備えたことを特徴とする。
また、前記変調手段は、前記光パルスの周波数を変調するのが望ましい。
また、前記送信装置は、
前記バッテリの電圧が基準電圧以下である場合に前記送信手段が送信する光パルスの周期を、複数の異なる基準電圧毎に対応付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
前記判定手段は、前記バッテリの電圧と、前記複数の異なる基準電圧と、を比較し、前記バッテリの電圧が前記複数の異なる基準電圧のうちのいずれかの基準電圧以下であるか否かを判定し、
前記変調手段は、前記バッテリの電圧がいずれかの基準電圧以下である場合、該基準電圧以下である場合に前記送信手段が送信する光パルスの周期を前記記憶手段を参照して特定し、前記光パルスの周期を該特定した周期に変更して該光パルスの周波数を変調するのが望ましい。
また、前記検知手段は前記受信手段が受信した光パルスの周期を検知して該光パルスの周波数の変調を検知し、
前記残量報知手段は、前記検知手段が検知した周期が複数の異なる基準電圧毎に対応付けられた周期のうちの何れかの周期である場合は、該周期に対応する基準電圧に基づいて前記バッテリの残量の低下度合いを示す残量低下度を報知するのが望ましい。
また、前記残量低下度は、前記複数の異なる基準電圧の電圧が低くなる程大きくなることが望ましい。
また、第2の観点に係るゴール検出用の送信装置は、
光パルスを送信する送信手段と、
前記送信手段に電源を供給するバッテリと、
前記バッテリの電圧が基準電圧以下か否か判定する判定手段と、
前記判定手段により前記バッテリの電圧が基準電圧以下と判定した場合、前記送信手段を制御して該送信手段が送信する光パルスを変調する変調手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、第3の観点に係るゴール検出用の受信装置は、
光パルスを受信する受信手段と、
前記受信手段が所定時間前記光パルスを受信していないか否か判定する受信判定手段と、
前記受信判定手段により前記受信手段が所定時間前記光パルスを受信していないと判定した場合、移動体がゴールしたことを報知するゴール報知手段と、
前記受信手段により受信した光パルスの変調を検知する検知手段と、
前記検知手段が前記光パルスの変調を検知した場合、前記光パルスを送信する送信手段に電源を供給するバッテリの残量低下を報知する残量報知手段と、
を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、この発明の第4の観点に係るゴール検出方法は、
ゴールラインの一方からバッテリの電力を用いて光パルスを送信させる送信ステップと、
前記バッテリの電圧が基準電圧以下か否か判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより前記バッテリの電圧が基準電圧以下と判定した場合、前記光パルスを制御して該光パルスを変調する変調ステップと、
前記ゴールラインの他方で前記光パルスを受信する受信ステップと、
前記光パルスを所定時間受信していないか否か判定する受信判定ステップと、
前記受信判定ステップにより前記光パルスを所定時間受信していないと判定した場合、移動体がゴールしたことを報知するゴール報知ステップと、
前記受信ステップにより受信した光パルスの変調を検知する検知ステップと、
前記検知ステップにより前記光パルスの変調を検知した場合、前記バッテリの残量低下を報知する残量報知ステップと、
を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、利便性がよいゴール検出システムを提供することができる。
この発明の実施形態に係るゴール検出システムをスキー競技に適用した場合の例を示す図である。 図1に示した送信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 電圧判定回路の構成例を示す回路図である。 内臓バッテリの電源電圧Vd(v)の状態と光パルスの周期(μs)との対応表を示す図である。 周期変更前の光パルスのパルス図である。 周期変更後の光パルスのパルス図である。 発振制御回路の構成例を示す回路図である。 図1に示した受信装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 報知要否テーブルの一例を示す図である。 周期変更前の電圧パルスのパルス図である。 周期変更後の電圧パルスのパルス図である。 電圧パルスが抜けた場合のパルス図である。 周期変更処理の流れの一例を示すフローチャートである。 残量低下報知処理の流れの一例を示すフローチャートである。 電圧判定回路の別の構成例を示す回路図である。 図4に示した対応表の別表を示す図である。 報知要否テーブルの別例を示す図である。
以下、この発明の実施形態に係るゴール検出システムを、図1を参照しながら説明する。
この実施形態においては、スキー競技にゴール検出システム3を適用した場合を例にとって説明する。なお、図中破線はスキー競技においてスキー競技者が滑るコースを、一点鎖線はゴールラインを、それぞれ示す。
図1に示すように、スキー競技には、スタートゲート1、タイマ2、ゴール検出システム3、表示盤4、電源5及びPC6が用いられる。
スタートゲート1は、スキー競技者のスタートと同時に競技開始を示す信号であるスタート信号を生成する。具体的には、スタートゲート1は、回動可能なゲートを備え、スキー競技者がゲートを開くとスタート信号を生成して、タイマ2に送信する。
タイマ2は、スタート信号に応答して計時を開始し、ゴール検出システム3の受信装置20から送信されるゴール信号に応答して計時を終了して、ゴールタイムを特定する。また、タイマ2は、計時開始からの経過時間であるランニングタイムと、ゴールタイムと、を表示盤4に送信する。また、タイマ2は、モニタ等の表示手段を備え、その表示手段にもランニングタイムとゴールタイムとを表示する。
ゴール検出システム3は、ゴール検出用の送信装置10と受信装置20とを備える。送信装置10は、ゴールラインの一方に設置され、光パルスを受信装置20に向けて送信する。受信装置20は、ゴールラインの他方に設置され、光パルスを受信するとともに、光パルスが所定時間検知できない場合は、移動体であるスキー競技者がゴールしたことを示すゴール信号をタイマ2に送信する。なお、送信装置10及び受信装置20の具体的な構成については後述する。
表示盤4は、タイマ2から送信されるランニングタイムとゴールタイムとを表示するとともに、スキー競技者の順位等を表示する。
電源5は、タイマ2に電源を供給する。また、電源5は、タイマ2を介して受信装置20に電源を供給する。
PC6は、タイマ2より各スキー競技者のゴールタイムを受け取る。スキー競技の係員は、PC6を用いて、各スキー競技者のゴールタイムに基づき競技結果のデータ作成を行うことができる。
このような、ゴール検出システム3を適用したスキー競技では、まず、スキー競技者がスタートゲート1から飛び出し競技を開始する。競技開始と同時にスタートゲート1は、スタート信号をタイマ2に送信して、タイマ2は計時を開始する。
スキー競技者が複数の旗門7を順番に通過しながら滑り降りて、ゴール検出システム3の送信装置10と受信装置20との間の光パルスを遮ったとする。すると、受信装置20は、光パルスが所定時間検知できないので、ゴール信号を生成してタイマ2に送信する。タイマ2はゴール信号に応答して計時を終了しゴールタイムを特定して表示盤4に表示する。そして、表示盤4は、ゴールタイムを表示する。
このようにして、スキー競技者の1回の滑走におけるタイム測定がなされ、競技が進行していく。
次に、ゴール検出システム3のゴール検出用の送信装置10の構成について図2を参照しながら説明する。
図2に示すように、送信装置10は、内蔵バッテリ11と、電圧判定回路12と、LEDランプ13と、発振制御回路14と、発光素子15と、を備える。
内蔵バッテリ11は、送信装置10内の各回路素子に電源を供給するバッテリである。
電圧判定回路12は、内蔵バッテリ11の電圧が基準電圧以下か否か判定する判定手段である。この電圧判定回路12の電圧判定手法は、任意の手法で実現できるが、この実施形態では、例えば、比較回路を用いて電圧判定を行う。
具体的には、図3に示すように、内蔵バッテリ11の電源電圧Vdと基準電圧Vthとを比較して、電源電圧Vdが基準電圧Vth以下か否か判定する。図3の場合、一方の入力電圧Vin+である電源電圧Vdが他方の入力電圧Vin−である基準電圧Vthよりも大きい間は、出力電圧Voutは0vよりも大きい値となる。また、入力電圧Vin+である電源電圧Vdが入力電圧Vin−である基準電圧Vth以下になると、出力電圧Voutは0vとなる。電圧判定回路12は、0vよりも大きい値をハイレベルである1として、0vをローレベルである0として、それぞれ処理することで内蔵バッテリ11の電源電圧Vdが基準電圧Vth以下か否か判定する。なお、この基準電圧Vthは、内蔵バッテリ11の残量が低下していることを示す基準となる電圧であり、この基準電圧Vthは、設計者により予め好適な値を設定しておく。
LEDランプ13は、内蔵バッテリ11の残量低下を報知するためのランプである。具体的には、LEDランプ13は、電圧判定回路12により電源電圧Vthが基準電圧Vth以下であると判定した場合に、点灯又は点滅して内蔵バッテリ11の残量低下を報知する。
発振制御回路14は、電圧判定回路12により内蔵バッテリ11の電源電圧Vdが基準電圧Vth以下と判定した場合、発光素子15を制御してその発光素子15が送信する光を変調する変調手段である。なお、この実施形態において、光を変調するとは、光(連続光)を変調すること及び光パルスを変調すること何れも含むものとする。また、この実施形態において、変調するとは、変調していない光又は光パルスを変調すること、及び変調済みの光又は光パルスをさらに変調すること、の何れも含むものとする。また、この実施形態では、一例として、発振制御回路14が、光パルスの周波数を変調(光パルスの周期を変更)する場合を例にとって説明する。
具体的には、発振制御回路14は、図4に示すように、内臓バッテリ11の電源電圧Vdが基準電圧Vthよりも大きい間(Voutの出力が1の間)は、光パルスの周期がAμs(以下、μsの単位は便宜上省略する)になるように発光素子15を制御する。この場合、図5に示すように、発光素子15は、パルス幅wの光パルスを周期Aで送信する。このことは、発光素子15が、パルス幅wの時間光パルスを送信し、残りの時間(A−w)は消灯していることを示す。なお、図5の横軸は時間(μs)を、縦軸は光の強さ(W)を、それぞれ示す。
一方、発振制御回路14は、内臓バッテリ11の電源電圧Vdが基準電圧Vth以下になると(Voutの出力が0になると)、図6に示すように、光パルスの周期をAからB(=A+α)に変更する。なお、αは周期の変化分を示す。発振制御回路14は、内蔵バッテリ11の電源電圧Vdが消耗により基準電圧Vth以下になると、光パルスの周期をAとは異なる周期Bに変更して周波数変調を行う。なお、この実施形態の例では、発振制御回路14は、光パルスの周期をα分大きくするため、周波数は小さくなる。
このような発振制御回路14による光パルスの周期変更手法は、任意の手法で実現できるが、この実施形態では、例えば、電圧制御発振器(Voltage-controlled oscillator: VCO)及びカウンタを用いて周期変更を行う。
図7に示すように、発振制御回路14は、電圧制御発振器141とカウンタ142とを備える。
電圧制御発振器141は、制御電圧に応じた周期でカウンタ142に入力するクロックパルスを生成する。制御電圧としては、電圧判定回路12の出力であるハイレベル1に対応する電圧とローレベル0に対応する電圧とがある。これら制御電圧は、図示しないロジック回路等により生成されて入力される。電圧制御発振器141は、ハイレベル1に対応する制御電圧の場合には周期aのクロックパルスを生成し、ローレベル0に対応する制御電圧の場合には周期bのクロックパルスを生成する。これら、クロックパルスの周期a及びbは、光パルスの周期A及びBよりも小さい。
カウンタ142は、入力されるクロックパルスの数をカウントする。カウンタ142は、周期aのクロックパルスの場合、周期a毎にクロックパルスをカウントする。このため、カウント値は、周期a毎に加算される。カウンタ142は、周期a毎にカウント値を加算していった結果、カウント値が周期Aに相当するカウント値になると、カウント値をリセットする。このようにしてカウンタ142は、まず、周期aのクロックパルスに基づいて、周期Aでタイミングをとるようにする。そして、カウンタ142は、その周期Aにおいて発光素子15を駆動するための駆動パルスが占める割合であるデューティ比を光パルスのパルス幅wと同じになるように設定する。このことにより、パルス幅wを持った駆動パルスが周期Aでトランジスタ143に入力される。
トランジスタ143は、駆動パルスが入力される期間ONし、ONの間電源電圧Vdとグランドとの間で電流が流れて、パルス幅wの光パルスが発光素子15より送信される。これにより、発光素子15は、図5に示すような、パルス幅wの光パルスを周期Aで送信する。
一方、周期bのクロックパルスがカウンタ142に入力される場合、カウンタ142は、パルス幅wの駆動パルスを周期Bでトランジスタ143に出力する。これにより、発光素子15は、図6に示すような、パルス幅wの光パルスを周期Bで送信する。
なお、周期a又はbのクロックパルスに基づいて、それぞれ周期A又はBでタイミングをとるためのリセットのトリガとなるカウント値及び駆動パルスのパルス幅を光パルスのパルス幅と同じにするためのデューティ比は設計者が予めカウンタ142に設定しておく。
図2に戻って、発光素子15は、発振制御回路14によって制御される周期に従って、ゴールラインの一方から赤外線の光パルスを送信する送信手段である。
次に、ゴール検出システム3のゴール検出用の受信装置20の構成について図8を参照しながら説明する。
受光素子21は、ゴールラインの他方で光パルスを受信する、フォトダイオードなどの受信手段である。具体的には、受光素子21は、受光した光の強度に応じた電圧を発生する。この受光素子21の光電変換により、光パルスは電圧パルスとなる。この光パルスと電圧パルスの周期及びパルス幅は同じである。
増幅回路22は、受光素子21により発生した電圧を増幅する増幅手段である。光は空中を伝搬中に減衰することから、増幅回路22により受光素子21で発生した微弱な電圧を増幅する。
マイコン23は、受光素子21により受信した光パルスの変調を検知する検知手段である。この実施形態において、マイコン23は、光パルスの周期を検知して光パルスの周波数の変調を検知する。また、マイコン23は、周期Aとは異なる周期Bを検知した場合、残量低下報知用回路25を制御して、内蔵バッテリ11の残量低下を報知する残量報知手段である。
また、マイコン23は、受光素子21が所定時間光パルスを受信していないか否か判定する受信判定手段でもある。また、マイコン23は、受光素子21が所定時間光パルスを受信してないことを判定した場合、ゴール報知用回路24を制御して、移動体であるスキー競技者がゴールしたことを報知するゴール報知手段である。
以下、具体的にマイコン23による光パルスの周期検知手法及び光パルスの受信有無の検知手法について説明する。
マイコン23は、カウンタ231とメモリ232とを備え、これらを用いて光パルスの周期及び光パルスの受信有無を検知する。
カウンタ231は、入力されるクロックパルスの数をカウントする係数手段である。具体的には、カウンタ231は、リセット信号である電圧パルスの入力があると、それまでにカウントしたクロックパルスのカウント値をメモリ232に書き込んで、そのカウント値を0にリセットする。
メモリ232は、カウンタ231により書き込まれるカウント値と、図9に示す報知要否テーブルと、を記憶する。
報知要否テーブルは、カウント値と光パルスの周期と残量低下報知要否とを対応付けたテーブルである。カウント値N1及びN2は、0より大きい自然数であり、N2>N1の関係が成り立つ。
まず、図10に示すように、周期Aの電圧パルスがカウンタ231に入力されたとする。カウンタ231は、最初の電圧パルスの立ち上がり部分でそれまでにカウントしたクロックパルスのカウント値をメモリ232に書き込んで、そのカウント値を0にリセットする。その後、カウンタ231は、カウント値0から再びクロックパルスの数をカウントしていき、次の電圧パルスの立ち上がり部分で周期Aの間カウントしたカウント値をメモリ232に書き込んで、そのカウント値を0にリセットする。カウンタ231は、この処理を繰り返す。この場合、周期Aであるため、メモリ232に書き込まれるカウント値はN1となる。
マイコン23は、メモリ232に書き込まれたカウント値と、報知要否テーブルのカウント値N1とを比較する。マイコン23は、メモリ232に書き込まれたカウント値がN1である場合は、報知要否テーブルのカウント値N1と同じであるため光パルスの周期はAであると検知する。マイコン23は、報知要否テーブルを参照して、検知した周期Aは報知不要であると判断して、残量低下の報知を行わない。言い換えれば、検知した周期はAなので内蔵バッテリ11の電源電圧Vdは基準電圧Vthより大きい。このため、マイコン23は内蔵バッテリ11の残量低下の報知を行わない。
次に、図11に示すように、周期Bの電圧パルスがカウンタ231に入力されたとする。この場合、カウンタ231は、周期Aよりもα分多くクロックパルスの数をカウントすることになる。このため、カウンタ231がメモリ232に書き込むカウント値はN1より大きいN2となる。マイコン23は、カウンタ231により書き込まれたカウント値がN2である場合、残量低下報知要否テーブルのカウント値N2と同じであることから、光パルスの周期はBであると検知する。マイコン23は、報知要否テーブルを参照して、検知した周期Bは報知要であると判断して、残量低下の報知を行う。言い換えれば、検知した周期はBなので内蔵バッテリ11の電源電圧Vdは基準電圧Vth以下である。このため、マイコン23は、残量低下報知用回路25を制御して、内蔵バッテリ11の残量低下の報知を行う。
なお、光パルスの周期A又はBは実際には様々な要因(例えば、空中伝播中のちりやほこりによる外的要因又は受信装置20内の各回路素子の処理遅延などによる内的要因)によりずれが生じる。この周期のずれによりメモリ232に書き込まれるカウント値は、N1又はN2からずれることがある。これを考慮して、報知要否テーブルのカウント値N1及びN2は、±5%程度のカウント誤差を設定するのが望ましい。また、周期A及びBにそれぞれ対応するカウント値N1及びN2は、予め実験等により求めて報知要否テーブルに設定しておく。
次に、スキー競技者が送信装置10と受信装置20との間の光パルスを遮ることにより、図12に示すように、周期Aの電圧パルスが3回抜けたとする。この場合、カウンタ231は、少なくとも周期Aの3倍に相当する時間クロックパルスの数をカウントし続ける。すなわち、カウンタ231のカウント値はN1の3倍以上となる。
マイコン23は、周期Aの3倍に相当する時間が経過してもメモリ232に書き込みが無い場合は、受光素子21が光パルスを所定時間受信していないと判断する。この場合、マイコン23は、ゴール報知用回路24を制御して、スキー競技者がゴールしたことを報知する。このようにマイコン23は、閾値となる所定時間が経過してもメモリ232に書き込みが無い場合は、受光素子21が光パルスを所定時間受信していないと判断する。この所定時間は、予め設計者により好適な時間を設定しておく。
なお、所定時間は、周期Bの3倍に相当する時間に設定するのが望ましい。周期Aの3倍に相当する時間では、周期Bの電圧パルスが3回抜けたか否か判断できないからである。所定時間を周期Bの3倍に相当する時間に設定しておけば、周期A又はBのいずれであっても電圧パルスが3回抜けたことを検知することができる。
図8に戻って、ゴール報知用回路24は、マイコン23の制御に従って、スキー競技者がゴールしたことを示すゴール信号をタイマ2に送信する。タイマ2は、ゴール信号に応答して計時を終了して、ゴールタイムを特定して、表示盤4にゴールタイムを送信する。
残量低下報知用回路25は、マイコン23の制御に従って、内蔵バッテリ11の残量が低下したことを示す残量低下信号をタイマ2に送信する。タイマ2は、残量低下信号に応答して、自身のモニタに内蔵バッテリ11の残量低下を示す情報を表示するとともに、その残量低下を示す情報をPC6に送信する。PC6は、内蔵バッテリ11の残量低下を示す情報を受信して、ディスプレイ等の表示手段に表示する。
なお、上述したゴール報知用回路24及び残量低下報知用回路25はそれぞれ、タイマ2にゴール信号又は残量低下信号を送信できればどのような回路でも構わないが、例えば、回路としては接点信号を送信するリレー回路を用いることができる。また、マイコン23はゴール報知用回路24及び残量低下報知用回路25を用いずに、ゴール信号又は残量低下信号をそれぞれ示すビットの列からなるデータを直接タイマ2に送信してもよい。
以上、図1乃至図12を参照しながら説明したゴール検出システム3において、例えば、一つの特徴的な点は、送信装置10の行う光パルスの周期変更処理ならびに受信装置20の行う送信装置10の内蔵バッテリ11の残量低下報知処理である。そこで、まず、送信装置10の周期変更処理の流れについて、図13のフローチャートを参照しながら説明する。
なお、この図13の周期変更処理は、係員が送信装置10に内蔵バッテリ11をセットした後、送信装置10の電源がONされると処理を開始する。また、電源ON時の光パルスの周期はAである。
まず、電圧判定回路12は、電源電圧Vdが基準電圧Vth以下か否か判定する(ステップS11)。電源電圧Vdが基準電圧Vth以下でない場合(ステップS11;No)、発振制御回路14は、光パルスの周期を変更せずに処理を終了する。すなわち、発光素子15は周期Aのまま光パルスの送信を続ける。
一方、電源電圧Vdが基準電圧Vth以下である場合(ステップS11;Yes)、発振制御回路14は、光パルスの周期変更を行う(ステップS12)。具体的には、発振制御回路14は、発光素子15を制御して、その発光素子15が送信する光パルスの周期を周期Aから周期Bに変更して、処理を終了する。この周期変更処理は、送信装置10の電源がONの間繰り返される。
次に、受信装置20の残量低下報知処理の流れについて、図14のフローチャートを参照しながら説明する。なお、この図14の残量低下報知処理は、受信装置20の電源がONされると処理を開始する。
まず、受光素子21は、光パルスの受信をする(ステップS21)。次に、マイコン23は、光パルスの周期を検知する(ステップS22)。具体的には、マイコン23は、上述したように、カウンタ231によりメモリ232に書き込まれたカウント値と、報知要否テーブルのカウント値と、を比較して光パルスの周期を検知する。
次に、マイコン23は、検知した周期が報知要か否か判定する(ステップS23)。具体的には、マイコン23は、報知要否テーブルを参照して、検知した周期が報知要か否か判定する。ここで、ステップS22で検知した周期がBである場合、マイコン23は、検知した周期が報知要であるとして(ステップS23;Yes)、残量低下報知を行い(ステップS24)、処理を終了する。具体的には、マイコン23は、残量低下報知用回路25を制御して、残量低下信号をタイマ2に送信するようにする。
一方、ステップS22で検知した周期がAである場合、マイコン23は、検知した周期が報知不要であるとして(ステップS23;No)、残量低下報知を行わずに処理を終了する。この残量低下報知処理は、受信装置20の電源がONの間繰り返される。
以上、図13の周期変更処理では、ゴール検出システム3の送信装置10は、電圧判定回路12と発振制御回路14とを備えたことにより、内蔵バッテリ11の電源電圧Vdが基準電圧Vth以下と判定した場合、発光素子15を制御してその発光素子15が送信する光パルスの周期を周期Aとは異なる周期Bに変更する。また、図14の残量低下報知処理では、ゴール検出システム3の受信装置20は、マイコン23を備えたことにより、受光素子21により受信した光パルスの周期の検知を行い、検知した周期が周期Aと異なる周期Bである場合、内蔵バッテリ11の残量低下を報知する。
このことにより、内蔵バッテリ11の残量低下を外部に報知することができる。このため、係員は、外部のタイマ2又はPC6を確認することにより内蔵バッテリ11の残量低下を知ることができる。このため、係員は送信装置10まで行ってLEDランプ13を目視することにより内蔵バッテリ11の残量が低下しているか否か確認しなくて済む。従って、係員の確認作業の負担が軽減されるので、利便性がよいゴール検出システム3を提供することができる。
また、このゴール検出システム3は、スキー競技者のゴールを検知する用途の光パルスを利用して、その光パルスの周期を変更する(周波数を変調する)だけで内蔵バッテリ11の残量低下を伝えることができる。このため、内蔵バッテリ11の残量低下を伝えるにあたって、専用の回路等を実装して特別な処理を行う必要がない。従って、コストを抑えつつ利便性がよいゴール検出システム3を提供することができる。
なお、光パルスの周期変更に従って、ゴール信号の発生に誤差が生じるが(周期Aで光パルスが3回抜けた場合と、周期Bで光パルスが3回抜けた場合と、ではゴール信号の発生のタイミングに誤差が生じるが)、タイマ2が特定するゴールタイムの許容測定誤差はゴール信号の発生誤差に比べると非常に大きいので(例えば、ゴールタイムの許容測定誤差はms単位であるのに対して、ゴール信号の発生誤差はμs単位であるので)、ゴール信号の発生誤差に起因してゴールタイムが影響を受けることはない。
以上で実施形態の説明を終了するが、ゴール検出システム3の具体的な構成や処理の内容等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、図12では、マイコン23は、閾値である所定時間が経過してもメモリ232に書き込みが無い場合は、受光素子21が光パルスを所定時間受信していないと判断した(光パルスが3回抜けていると判断した)がこれに限られない。例えば、マイコン23は、所定時間経過すると、カウンタ231のカウント値を取得する。このカウント値が周期Aに対応するカウント値N1の3倍以上である場合に、受光素子21が光パルスを所定時間受信していないと判断してもよい。また、マイコン23は、所定時間が経過してもメモリ232に書き込みが無い場合は、書き込みがあるまで待って、書き込まれたカウント値がメモリ232に予め記憶したカウント値の閾値(例えば、N1×3)を超える場合に受光素子21が光パルスを所定時間受信していないと判断してもよい。
また、図12では、周期Aの電圧パルスが3回抜けた場合を例にとって説明した。しかし、ゴール検知の基準となる電圧パルスの抜けの数は4以上であってもよい。この場合、閾値となる所定時間は抜けの数に相当する周期に応じて設定するようにする。例えば、マイコン23は、周期Bの4倍以上に相当する所定時間が経過しているか否かで、周期A又はBのいずれであっても電圧パルスが4回以上抜けたか否か検知してもよい。ただし、所定時間を長くする程、ゴール信号の発生が遅延するので、ゴールタイムの許容測定誤差に収まる範囲内で所定時間を設定するようにする。
また、上述した実施形態では、基準電圧Vthは、1つであることを例にとって説明した。しかし基準電圧は、複数設定してもよい。例えば、図15に示すように、電圧判定回路12を比較回路2段で構成して、第1の基準電圧Vth1と第2の基準電圧Vth2とを設定した場合を例にとって説明する。なお、第1の基準電圧Vth1>第2の基準電圧Vth2の関係が成り立つ。
この場合、電源電圧Vdが第1の基準電圧Vth1及び第2の基準電圧Vth2よりも大きい場合は、Vout1及びVout2は何れもハイレベルの1となる。電源電圧Vdが第1の基準電圧Vth1以下であって第2の基準電圧Vth2よりも大きい場合は、Vout1はローレベルの0になりVout2はハイレベルの1となる。電源電圧Vdが第2の基準電圧Vth2以下になると、Vout1及びVout2は何れもローレベルの0となる。このことにより、電圧判定回路12は、内臓バッテリ11の電源電圧Vdと、複数の異なる基準電圧(この例では、第1の基準電圧Vth1及び第2の基準電圧Vth2)と、を比較し、電源電圧Vdが複数の異なる基準電圧のうちのいずれかの基準電圧以下であるか否か判定することができる。
発振制御回路14は、図16に示す別表を参照して、各比較回路の出力に応じて内臓バッテリ11の電源電圧Vdの状態(Vd>Vth1、Vth1≧Vd>Vth2及びVth2≧Vd)を特定する。この別表は、内蔵バッテリ11の電源電圧Vdが第1の基準電圧Vth1又は第2の基準電圧Vth2以下である場合に発光素子15が送信する光パルスの周期B又はCを、内蔵バッテリ11の電源電圧Vdの状態に対応付けた表である。
発振制御回路14は、特定した電源電圧Vdの状態が第1の基準電圧Vth1又は第2の基準電圧Vth2以下である場合、これら基準電圧以下の場合に用いる光パルスの周期を別表を参照して特定し、発光素子15が送信する光パルスの周期を特定した周期に変更して光パルスの周波数を変調する。
具体的には、発振制御回路14は、Vd>Vth1の場合は光パルスの周期がAになるように、Vth1≧Vd>Vth2の場合は光パルスの周期がBになるように、Vth2≧Vdの場合は光パルスの周期がCになるように、発光素子15を制御する。α’>αの関係が成り立つので、発振制御回路14は、電源電圧Vdの低下に伴い光パルスの周期を大きくする(光パルスの周波数を下げる)ように制御する。なお、送信装置10は、図示しない記憶手段に図16の別表を予め記憶しておく。また、複数の異なる基準電圧の値は設計者により予め好適な値を設定しておく。
一方、受信装置20のマイコン23のメモリ232は、図17に示す報知要否テーブルを予め記憶している。なお、このカウント値は、N3>N2>N1の関係が成り立つ。マイコン23は、カウンタ231によりメモリ232に書き込まれたカウント値がN2又はN3である場合は、光パルスの周期がB又はCであるとして光パルスの周波数の変調を検知し、内蔵バッテリ11の残量低下報知要と判断する。この場合、マイコン23は、光パルスの周期に対応する基準電圧(例えば、周期がBである場合は第1の基準電圧Vth1、周期がCである場合は第2の基準電圧Vth2)に基づいて内臓バッテリ11の残量の低下度合いを示す残量低下度を報知する。この残量低下度は、基準電圧の電圧が低くなる程大きくなる。また、残量低下度の数値が大きい程、内臓バッテリ11の残量低下が大きいことを示す。
残量低下度報知にあたってマイコン23は、残量低下報知用回路25を制御して、内蔵バッテリ11の残量が低下したことを示す残量低下信号に残量低下度を示す信号を付加してタイマ2に送信する。
このように、複数の異なる基準電圧を設定することで、内蔵バッテリ11の電源電圧Vdの低下を細かく報知することができる。このため、係員は、内蔵バッテリ11の残量がどの程度低下しているのかを細かく把握することできる。従って、さらに利便性がよいゴール検出システム3を提供することができる。
また、この実施形態においては、電源電圧Vdが基準電圧Vth以下になると、光パルスの周期を大きくする(光パルスの周波数を下げる)場合を例にとって説明した。しかし、電源電圧Vdが基準電圧Vth以下になると、光パルスの周期を小さくする(光パルスの周波数を上げる)てもよい。この場合、光パルスの周期は段階的に小さくなっていくので、マイコン23は受光素子21が所定時間光パルスを受信していないか否か判断する際に、最初の光パルスの周期の倍数で所定時間を設定しておけば、周期を短くした後であっても光パルスの抜けを検知することができる。
また、この実施形態においては、発振制御回路14が、光パルスの周波数を変調(光パルスの周期を変更)する場合を例にとって説明した。しかし、内蔵バッテリ11の電源電圧Vdが基準電圧Vth以下であることを受信装置20に伝えることができれば、変調の手法は周波数変調だけに限られない。
例えば、光パルスの振幅変調を用いてもよい。この場合、電源電圧Vdが基準電圧Vthより大きい場合の光パルスの振幅を基準として、内蔵バッテリ11の電源電圧Vdが基準電圧Vth以下になると光パルスの振幅を変調するようにする。例えば、光パルスの振幅を基準の半分あるいは2倍にするようにする。なお、光パルスの振幅(光の強さ)は、外光に応じて変化することがあるため、振幅変調する際には単に振幅を半分あるいは2倍にするのではなく異なる振幅の組み合わせにするのが望ましい。この光パルスの振幅変調は、発振制御回路14がトランジスタ143に流す電流の大きさを制御することにより、光パルスの光の強さを制御して実現する。
また、光パルスのパルス幅変調を用いてもよい。例えば、発振制御回路14が、駆動パルスのデューティ比を変更してパルス幅wを変調することにより電源電圧Vdが基準電圧Vth以下になったことを伝えてもよい。
また、発光素子15が発光する光の波長を変更して電源電圧Vdが基準電圧Vth以下になったことを伝えてもよい。例えば、赤外線から可視光にすることにより、電源電圧Vdが基準電圧Vth以下になったことを伝えてもよい。
また、この実施形態では、ゴール検出システム3をスキー競技に適用した場合を例にとって説明した。しかし、このゴール検出システム3は、移動体がゴールしたか否かを検出する必要がある競技であれば適用することができる。例えば、ゴール検出システム3は、陸上競技、競輪、競馬、競艇等にも適用することができる。
1 スタートゲート
2 タイマ
3 ゴール検出システム
4 表示盤
5 電源
6 PC
7 旗門
10 送信装置
11 内臓バッテリ
12 電圧判定回路
13 LEDランプ
14 発振制御回路
15 発光素子
20 受信装置
21 受光素子
22 増幅回路
23 マイコン
24 ゴール報知用回路
25 残量低下報知用回路
141 電圧制御発振器
142 カウンタ
143 トランジスタ
231 カウンタ
232 メモリ

Claims (8)

  1. ゴールラインの一方から光パルスを送信する送信手段と、
    前記送信手段に電源を供給するバッテリと、
    前記バッテリの電圧が基準電圧以下か否か判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記バッテリの電圧が基準電圧以下と判定した場合、前記送信手段を制御して該送信手段が送信する光パルスを変調する変調手段と、を備えた送信装置と、
    前記ゴールラインの他方で前記光パルスを受信する受信手段と、
    前記受信手段が所定時間前記光パルスを受信していないか否か判定する受信判定手段と、
    前記受信判定手段により前記受信手段が所定時間前記光パルスを受信していないと判定した場合、移動体がゴールしたことを報知するゴール報知手段と、
    前記受信手段により受信した光パルスの変調を検知する検知手段と、
    前記検知手段が前記光パルスの変調を検知した場合、前記バッテリの残量低下を報知する残量報知手段と、を備えた受信装置と、
    を備えたことを特徴とするゴール検出システム。
  2. 前記変調手段は、前記光パルスの周波数を変調することを特徴とする請求項1に記載のゴール検出システム。
  3. 前記送信装置は、
    前記バッテリの電圧が基準電圧以下である場合に前記送信手段が送信する光パルスの周期を、複数の異なる基準電圧毎に対応付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記バッテリの電圧と、前記複数の異なる基準電圧と、を比較し、前記バッテリの電圧が前記複数の異なる基準電圧のうちのいずれかの基準電圧以下であるか否かを判定し、
    前記変調手段は、前記バッテリの電圧がいずれかの基準電圧以下である場合、該基準電圧以下である場合に前記送信手段が送信する光パルスの周期を前記記憶手段を参照して特定し、前記光パルスの周期を該特定した周期に変更して該光パルスの周波数を変調する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のゴール検出システム。
  4. 前記検知手段は前記受信手段が受信した光パルスの周期を検知して該光パルスの周波数の変調を検知し、
    前記残量報知手段は、前記検知手段が検知した周期が複数の異なる基準電圧毎に対応付けられた周期のうちの何れかの周期である場合は、該周期に対応する基準電圧に基づいて前記バッテリの残量の低下度合いを示す残量低下度を報知する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のゴール検出システム。
  5. 前記残量低下度は、前記複数の異なる基準電圧の電圧が低くなる程大きくなることを特徴とする請求項4に記載のゴール検出システム。
  6. 光パルスを送信する送信手段と、
    前記送信手段に電源を供給するバッテリと、
    前記バッテリの電圧が基準電圧以下か否か判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記バッテリの電圧が基準電圧以下と判定した場合、前記送信手段を制御して該送信手段が送信する光パルスを変調する変調手段と、
    を備えたことを特徴とするゴール検出用の送信装置。
  7. 光パルスを受信する受信手段と、
    前記受信手段が所定時間前記光パルスを受信していないか否か判定する受信判定手段と、
    前記受信判定手段により前記受信手段が所定時間前記光パルスを受信していないと判定した場合、移動体がゴールしたことを報知するゴール報知手段と、
    前記受信手段により受信した光パルスの変調を検知する検知手段と、
    前記検知手段が前記光パルスの変調を検知した場合、前記光パルスを送信する送信手段に電源を供給するバッテリの残量低下を報知する残量報知手段と、
    を備えたことを特徴とするゴール検出用の受信装置。
  8. ゴールラインの一方からバッテリの電力を用いて光パルスを送信させる送信ステップと、
    前記バッテリの電圧が基準電圧以下か否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより前記バッテリの電圧が基準電圧以下と判定した場合、前記光パルスを制御して該光パルスを変調する変調ステップと、
    前記ゴールラインの他方で前記光パルスを受信する受信ステップと、
    前記光パルスを所定時間受信していないか否か判定する受信判定ステップと、
    前記受信判定ステップにより前記光パルスを所定時間受信していないと判定した場合、移動体がゴールしたことを報知するゴール報知ステップと、
    前記受信ステップにより受信した光パルスの変調を検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにより前記光パルスの変調を検知した場合、前記バッテリの残量低下を報知する残量報知ステップと、
    を備えたことを特徴とするゴール検出方法。
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