JP2014186149A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影者の歩行により生じる手振れを補正し、かつ撮影者がパンニングおよびチルティングを行っている場合に、手振れ補正を抑制する撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置100は、撮像装置100の移動量を出力するためのセンサと、撮像装置100の光軸方向の移動量をセンサが出力した移動量から算出するための第1の算出手段と、光軸方向と垂直方向の撮像装置100の移動量をセンサが出力した移動量から算出するための第2の算出手段と、撮像装置100の移動量に応じて手振れを補正するための第1の手振れ補正手段と、第1の手振れ補正手段の応答性よりも低い応答性を有する第2の手振れ補正手段と、光軸方向の移動量に基づいて、第1の手振れ補正手段による補正、および第2の手振れ補正手段による補正のいずれか一方を行うための実行手段とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、手振れを補正する撮像装置に関する。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置の普及に伴い、手振れによる映像または画像の乱れを補正する技術が開発されている。たとえば、特開2010−166257号公報(特許文献1)は、「手振れ補正に伴う不自然な画像の記録を抑制可能な、手振れ補正装置、撮像装置、手振れ補正方法、およびプログラムを提供する」ための技術を開示している([要約]参照)。
特開2010−166257号公報
ところで、撮像装置を左右に振るパンニング、および撮像装置を上下に振るチルティングが撮影者により意図的に行われることがある。この場合に手振れ補正が行われると、映像または画像は、撮影者の意図しない不自然なものになる。このため、撮影者がパンニングおよびチルティング(以下、「パンチルト操作」ともいう)を意図的に行った場合には、手振れ補正を行わない方がよい。
一方、撮影者が歩行中に撮影を行うことで、映像または画像が上下方向に振れることがある。歩行中に生じるブレは撮影者の意図しないものであるため、手振れ補正を行う方がよい。
しかしながら、歩行中の上下運動による撮像装置の動きは、パンチルト操作による撮像装置の動きと似ているため、いずれの動作であるかを判別することは困難である。
特許文献1は、「応答特性が予め低に設定され、撮影操作の開始時における移動量の検出値が所定の閾値を超えると、応答特性が高に設定」するという技術を開示している。これにより、特許文献1に係る発明は、「急な撮影操作の開始時には、手振れ補正が完全に機能している場合に比して、手振れ補正に伴う不自然な画像の記録を抑制」する。このため、特許文献1が開示している技術には、歩行中に生じる手振れであってもパンチルト操作と判定され、手振れ補正が行われないという問題がある。
この開示は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、撮影者が歩行中に撮影を行っている場合に、歩行により生じる手振れを補正し、かつ撮影者がパンチルト操作を行っている場合に、手振れ補正を抑制する撮像装置を提供することである。
一実施の形態に従うと、撮像装置は、撮像装置の移動量を出力するためのセンサと、撮像装置の光軸方向の移動量をセンサが出力した移動量から算出するための第1の算出手段と、光軸方向と垂直方向の撮像装置の移動量をセンサが出力した移動量から算出するための第2の算出手段と、撮像装置の移動量に応じて手振れを補正するための第1の手振れ補正手段と、第1の手振れ補正手段の応答性よりも低い応答性を有する第2の手振れ補正手段と、光軸方向の移動量に基づいて、第1の手振れ補正手段による補正、および第2の手振れ補正手段による補正のいずれか一方を行うための実行手段とを備える。
好ましくは、実行手段は、光軸方向の移動量が第1の予め定められた量よりも多い場合に、第1の手振れ補正手段による補正を行い、光軸方向の移動量が第1の予め定められた量よりも少なく、かつ垂直方向の移動量が第2の予め定められた量よりも少ない場合に、第1の手振れ補正手段による補正を行い、光軸方向の移動量が第1の予め定められた量よりも少なく、かつ垂直方向の移動量が第2の予め定められた量よりも多い場合に、第2の手振れ補正手段による補正を行うように構成されている。
好ましくは、実行手段は、光軸方向の移動量が第1の予め定められた量よりも少なく、かつ垂直光軸方向の移動量が第2の予め定められた量よりも少ない場合に、第1手振れ補正手段による補正を行い、光軸方向の移動量が第1の予め定められた量よりも少なく、かつ垂直方向の移動量が第2の予め定められた量よりも多い場合に、第2の手振れ補正手段による補正を行い、光軸方向の移動量が第1の予め定められた量よりも多く、かつ垂直方向の移動量が第3の予め定められた量よりも少ない場合に、第1の手振れ補正手段による補正を行い、光軸方向の移動量が第1の予め定められた量よりも多く、かつ光軸方向の移動量が第3の予め定められた量よりも多い場合に、第2の手振れ補正手段による補正を行うように構成されている。第3の予め定められた量は、第2の予め定められた量よりも多いように構成されている。
好ましくは、第1の手振れ補正手段は、撮像装置の鉛直方向に対して手振れ補正を行うための第3の手振れ補正手段を含む。実行手段は、光軸方向の移動量が第1の予め定められた量よりも多く、かつ垂直方向の移動量が第2の予め定められた量よりも少ない場合に、第3の手振れ補正手段による補正を行うように構成されている。
好ましくは、撮像装置の水平方向に対する第3の手振れ補正手段による補正の応答性は、鉛直方向に対する第3の手振れ補正手段による補正の応答性よりも低いように構成されている。
ある局面において、撮影者が歩行中に撮影を行っている場合に、歩行により生じる手振れを補正し、かつ撮影者がパンチルト操作を行っている場合に、手振れ補正を抑制することができる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
撮像装置100を中心とする座標系を表す図である。 撮影者200が歩行中に撮影を行っている様子を示す図である。 撮像装置100の構成を示すブロック図である。 撮像装置100の動作の流れを表わすフローチャートである。 第1の変形例に係る撮像装置100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 第2の変形例に係る撮像装置100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 第3の変形例に係る撮像装置100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
<座標系>
図1を参照して、撮像装置100を中心とする座標系について説明する。図1は、撮像装置100を中心とする座標系を表す図である。
撮像装置100は、たとえば、デジタルカメラ、スマートフォン、その他カメラ機能を備えた撮像装置である。
図1に示されるように、撮像装置100を中心として、X軸、Y軸、およびZ軸が定義される。X軸は、撮像装置の左右方向(以下、「水平方向」ともいう。)に対応する軸である。X軸は、Y軸およびZ軸に直行する。Y軸は、撮像装置100のレンズの光軸に対応する。Z軸は、撮像装置100の上下方向(以下、「鉛直方向」ともいう。)に対応する軸である。
<概要>
図2を参照して、撮像装置100の概要について説明する。図2は、撮影者200が歩行中に撮影を行っている様子を示す図である。
撮像装置100を有する撮影者200が歩行した場合、撮像装置100のY軸方向の移動量が変化する。撮像装置100は、Y軸方向の撮像装置100の移動量が予め定められた量よりも多い場合に、撮影者200が歩行中であると判断する。また、撮像装置100は、Y軸方向の撮像装置100の移動量が予め定められた量よりも少ない場合に、撮影者200が歩行していないと判断する。当該移動量は、撮像装置100が移動した距離により表される。
撮影者200がパンチルト操作を行うと、撮像装置100は、X軸方向およびZ軸方向に移動する。撮像装置100は、Y軸方向と垂直方向の移動量が予め定められた量よりも多い場合に、撮影者200がパンチルト操作を行っていると判断する。また、撮像装置100は、Y軸方向と垂直方向の移動量が予め定められた量よりも少ない場合に、撮影者200がパンチルト操作を行っていないと判断する。
撮像装置100は、撮影者200が歩行中に撮影を行っているか否かに基づいて、手振れを補正する。また、撮像装置100は、撮影者200がパンチルト操作を行っているか否かに基づいて、手振れを補正する。手振れ補正については、図3において詳細に説明する。
<構成>
図3を参照して、撮像装置100の構成について説明する。図3は、撮像装置100の構成を示すブロック図である。
撮像装置100は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子301と、A/D(Analog/Digital)変換処理回路302と、デジタル処理回路303と、記録媒体304と、入力装置307と、表示処理回路308と、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)などの表示装置309と、加速度センサ310と、CPU(Central Processing Unit)320とを備える。
CPU320は、第2の算出部322と、第1の算出部324と、パンチルト判定部326と、歩行判定部328と、補正部330とを備える。
撮像素子301は、受光素子が受けた光を電気信号に変換する。A/D302は、撮像素子301により出力されるアナログの電気信号をデジタルの画像データに変換する。A/D302は、当該画像データをデジタル処理回路303に出力する。デジタル処理回路303は、当該画像データに対して、解像度変換処理や圧縮処理等の画像処理を実行する。デジタル処理回路303は、画像処理を行った画像データを、記録媒体304およびCPU320に出力する。
たとえば、記録媒体304は、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などである。また、記録媒体304は、撮像装置100に固定されるように、または着脱可能なように構成される。
入力装置307は、撮像装置100に対する操作を受け付ける。たとえば、入力装置307は、タッチセンサを含む。入力装置307は、表示装置309に重ねられて設けられることで、タッチパネルとして実現される。入力装置307が受け付けた撮像装置100に対する操作は、CPU320に出力される。
加速度センサ310は、撮像装置100の加速度を検出する。たとえば、加速度センサ310は、X軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向に対する撮像装置100の各加速度を検出する。ある局面において、加速度センサ310は、角速度センサ、その他撮像装置100の移動量を検出するセンサであってもよい。角速度センサは、X軸方向、Y軸方向、およびZ軸方向に対する撮像装置100の各角速度を検出する。
表示処理回路308は、CPU320からの命令に基づいて、画像を表示するための処理を実行する。たとえば、表示処理回路308は、表示装置309が有する光源の輝度を制御する。表示装置309は、撮像装置100が撮影した映像および画像を表示する。
SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)306は、CPU320に接続される。SDRAM306は、CPU320が手振れ補正を行う時に使用するデータ等を格納する。
第1の算出部324は、加速度センサ310により出力されるY軸方向(光軸方向)の加速度に基づいて、撮像装置100のY軸方向の移動量を算出する。たとえば、第1の算出部324は、Y軸方向の加速度を時間で二重積分することで当該移動量を算出する。第1の算出部324は、当該移動量を歩行判定部328に出力する。
歩行判定部328は、第1の算出部324により出力されるY軸方向の撮像装置100の移動量に基づいて、撮影者が撮影中に歩行しているか否かを判定する。より具体的には、歩行判定部328は、当該移動量が予め定められた量(以下、「第1の閾値」ともいう)よりも多い場合に、撮影者が歩行していると判定する。当該第1の閾値は、撮像装置100の設計時に設定される。
他の局面において、第1の閾値は、撮影者により変更することができる。また、第1の算出部324により出力されるY軸方向の撮像装置100の移動量は、撮像装置100が移動した距離により表される。
また、歩行判定部328は、当該移動量が予め定められた量よりも少ない場合に、撮影者が歩行していないと判定する。歩行判定部328は、判定結果を補正部330に出力する。
第2の算出部322は、加速度センサ310により出力されるX軸およびZ軸方向の加速度に基づいて、光軸と垂直方向の撮像装置100の移動量を算出する。たとえば、第2の算出部322は、当該加速度を時間で二重積分することで当該移動量を算出する。第2の算出部322は、当該移動量をパンチルト判定部326に出力する。
パンチルト判定部326は、第2の算出部322により出力される移動量に基づいて、撮影者がパンチルト操作を行っているか否かを判定する。より具体的には、パンチルト判定部326は、当該移動量が予め定められた量(以下、「第2の閾値」ともいう)よりも多い場合に、撮影者がパンチルト操作を行っていると判定する。第2の閾値は、撮像装置100の設計時に設定される。他の局面において、第2の閾値は、撮影者により変更することができる。当該移動量は、撮像装置100が移動した距離により表される。
また、パンチルト判定部326は、当該移動量が第2の閾値よりも少ない場合に、撮影者がパンチルト操作を行っていないと判定する。パンチルト判定部326は、判定結果を補正部330に出力する。
他の局面において、パンチルト判定部326は、X軸方向の移動量に応じて、撮影者がパンチルト操作を行っているか否かを判定する。より具体的には、パンチルト判定部326は、X軸方向の移動量が第2の閾値よりも多い場合に、撮影者がパンチルト操作を行っていると判定する。また、パンチルト判定部326は、当該移動量が第2の閾値よりも少ない場合に、撮影者がパンチルト操作を行っていないと判定する。パンチルト判定部326は、判定結果を補正部330に出力する。
さらに他の局面において、パンチルト判定部326は、角速度センサ(図示しない)により出力されるX軸およびZ軸周りの角速度に基づいて、撮影者200がパンチルト操作を行っているか否かを判定する。より具体的には、パンチルト判定部326は、当該角速度が予め定められた値よりも高い場合に、撮影者200がパンチルト操作を行っていると判定する。また、パンチルト判定部326は、当該角速度が予め定められた値よりも低い場合に、撮影者200がパンチルト操作を行っていないと判定する。
補正部330は、光軸方向の移動量に基づいて、第1の補正、および第2の補正のいずれか一方を行う。典型的には、補正部330は、パンチルト判定部326および歩行判定部328により出力される判定結果に基づいて、撮像装置100に対する手振れを補正する。
また、補正部330は、複数の補正を実現する。たとえば、補正部330は、撮像装置100の移動量に応じて手振れ補正(以下、「第1の補正」という)を行う。より具体的には、補正部330は、撮像装置100が移動した距離に基づいて手振れ補正を行う。また、補正部330は、第1の補正の応答性よりも低い応答性を有する補正(以下、「第2の補正」という)を行う。
ある局面において、補正部330は、歩行判定部328が歩行中であると判定した場合に第1の補正を行う。また、補正部330は、歩行判定部328が歩行中でないと判定し、パンチルト判定部326がパンチルト操作を行っていないと判定した場合に、第1の手振れ補正を行う。さらに、補正部330は、歩行判定部328が歩行中でないと判定し、パンチルト判定部326がパンチルト操作を行っていると判定した場合に、第2の補正を行う。
他の局面において、補正部330は、歩行判定部328が歩行中でないと判定し、パンチルト判定部326がパンチルト操作を行っていると判定した場合に、手振れ補正を行わなくてもよい。
さらに他の局面において、補正部330は、地面に垂直方向の撮像装置100の移動量が予め定められた量よりも多く、かつ光軸方向の移動量が第1の予め定められた量よりも多い場合に、第1の補正を行う。
さらに他の局面において、歩行判定部328が歩行中であると判定した場合に行う第1の補正は、地面に垂直な方向の撮像装置の移動量に応じて手振れを補正するように構成される。
<制御構造>
図4は、ある局面における、撮像装置100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図4の処理は、CPU320がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部又は全部が、回路素子その他のハードウェアによって実行されてもよい。
図4を参照して、ステップS410において、CPU320は、第1の算出部324として、撮像装置100の光軸方向の移動量を算出する。
ステップS420において、CPU320は、第2の算出部322として、光軸方向と垂直方向の撮像装置100の移動量を算出する。
ステップS430において、CPU320は、歩行判定部328として、撮影が歩行中に行われているか否かを判定する。より具体的には、補正部330は、光軸方向の撮像装置100の移動量が予め定められた量よりも多い場合に、撮影が歩行中に行われていると判定する。CPU320は、撮影が歩行中に行われていると判定すると(ステップS430においてYES)、制御をステップS460に切り替える。そうでない場合には(ステップS430においてNO)、CPU320は、制御をステップS440に切り替える。
ステップS440において、CPU320は、パンチルト判定部326として、撮影者がパンチルト操作を行っているか否かを判定する。より具体的には、CPU320は、光軸方向と垂直方向の撮像装置100の移動量が予め定められた量よりも多い場合に、撮影者がパンチルト操作を行っていると判定する。CPU320は、パンチルト操作を行っていると判定すると(ステップS440においてYES)、制御をステップS450に切り替える。そうでない場合(ステップS440においてNO)、CPU320は、制御をステップS460に切り替える。なお、ステップS440は、ステップS430の前に行われてもよい。
ステップS450において、CPU320は、補正部330として、第1の補正の応答性よりも低い応答性を有する手振れ補正(第2の補正)を行う。他の局面において、CPU320は、第2の補正を行わずに、処理を終了してもよい。
ステップS460において、CPU320は、補正部330として、第2の補正の応答性よりも高い応答性を有する手振れ補正(第1の補正)を行う。
以上のようにして、本実施の形態に係る撮像装置100は、撮像装置100の光軸方向の移動量に基づいて歩行判定を行うことにより、撮影者の歩行により生じる手振れを補正することができる。また、撮影者の意図した動作であるパンチルト操作を行っている場合に、手振れ補正を抑制することができる。
<第1の変形例>
以下、図5を参照して、本実施の形態の第1の変形例について説明する。図5は、本変形例に係る撮像装置100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図5の処理は、CPU320がプログラムを実行することにより実現される。さらに他の局面において、処理の一部又は全部が、回路素子その他のハードウェアによって実行されてもよい。
本変形例に係る撮像装置100の処理フローは、図4に示される処理フローと比べて、ステップS500およびS510を有する点が異なる。その他のステップは、図4に示されるステップと同様である。したがって、図4に示されるステップと同様のステップについては説明を繰り返さない。
ステップS500において、CPU320は、パンチルト判定部326として、パンチルト操作を行っているか否かを判定する。ステップS500の処理は、ステップS440と同様である。CPU320は、パンチルト操作を行っていると判定すると(ステップS500においてYES)、制御をステップS510に切り替える。そうでない場合(ステップS500においてNO)、CPU320は、制御をステップS460に切り替える。
ステップS510において、CPU320は、Z軸方向(鉛直方向)に対して手振れ補正(以下、「第3の補正」という)を行う。X軸方向(水平方向)に対する第3の補正の応答性は、Z軸方向(鉛直方向)に対する応答性よりも低い。他の局面において、第3の補正は、X軸方向に対して補正を行わなくてもよい。
歩行時の手振れ補正は、Z軸方向にのみ生じる。このため、Z軸方向に対して、応答性の高い手振れ補正を行うと、撮影者の歩行により生じる手振れ補正をより適切に行うことができる。
ステップS510において、CPU320は、補正部330として、撮像装置100のZ軸方向の移動量に応じて手振れを補正する。より具体的には、CPU320は、補正部330として、Z軸方向に対する撮像装置100が移動した距離に応じて手振れを補正する。
以上のようにして、本変形例に係る撮像装置100は、撮影者がパンチルト操作を行いかつ歩行している場合に、撮像装置100の上下方向の手振れのみ補正する。これにより、撮影者の歩行により生じる上下方向の手振れのみを補正することが可能になる。
<第2の変形例>
以下、図6を参照して、本実施の形態の第2の変形例について説明する。図6は、本変形例に係る撮像装置100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図6の処理は、CPU320がプログラムを実行することにより実現される。さらに他の局面において、処理の一部又は全部が、回路素子その他のハードウェアによって実行されてもよい。
本変形例に係る撮像装置100の処理フローは、図4に示される処理フローと比べて、ステップS610およびS620を有する点が異なる。その他のステップは、図4に示されるステップと同様である。したがって、図4に示されるステップと同様のステップについては説明を繰り返さない。
CPU320が、撮影が歩行中に行われていると判断した場合(ステップS430においてYES)、CPU320は、制御をステップS620に切り替える。そうでない場合には(ステップS430においてNO)、CPU320は、制御をステップS610に切り替える。
ステップS610において、CPU320は、パンチルト判定部326として、撮影者がパンチルト操作を行っているか否かを判定する。より具体的には、CPU320は、光軸方向と垂直方向の撮像装置100の移動量が第2の閾値よりも高い場合に、撮影者がパンチルト操作を行っていると判定する。CPU320は、パンチルト操作を行っていると判定すると(ステップS610においてYES)、制御をステップS450に切り替える。そうでない場合(ステップS610においてNO)、CPU320は、制御をステップS460に切り替える。
ステップS620において、CPU320は、パンチルト判定部326として、撮影者がパンチルト操作を行っているか否かを判定する。より具体的には、CPU320は、光軸方向と垂直方向の撮像装置100の移動量が第3の閾値よりも高い場合に、撮影者がパンチルト操作を行っていると判定する。
第3の閾値は、第2の閾値よりも高いように構成される。CPU320は、パンチルト操作を行っていると判定すると(ステップS620においてYES)、制御をステップS450に切り替える。そうでない場合(ステップS620においてNO)、CPU320は、制御をステップS460に切り替える。
以上のようにして、本変形例に係る撮像装置100は、撮影者が歩行を行っているか否かに基づいて、パンチルト判定に用いる閾値を切り替える。これにより、撮影者の歩行により生じる手振れを補正することができる。また、撮影者の意図した動作であるパンチルト操作を行っている場合に、手振れ補正を抑制することができる。
<第3の変形例>
以下、図7を参照して、本実施の形態の第3の変形例について説明する。図7は、本変形例に係る撮像装置100が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図7の処理は、CPU320がプログラムを実行することにより実現される。さらに他の局面において、処理の一部又は全部が、回路素子その他のハードウェアによって実行されてもよい。
本変形例に係る撮像装置100の処理フローは、図6に示される処理フローと比べて、ステップS700およびS710を有する点が異なる。その他のステップは、図6に示されるステップと同様である。したがって、図6に示されるステップと同様のステップについては説明を繰り返さない。
ステップS700において、CPU320は、パンチルト判定部326として、撮影者がパンチルト操作を行っているか否かを判定する。より具体的には、CPU320は、光軸方向に垂直方向の撮像装置100の移動量が第2の閾値よりも高い場合に、撮影者がパンチルト操作を行っていると判定する。CPU320は、パンチルト操作を行っていると判定すると(ステップS700においてYES)、制御をステップS710に切り替える。そうでない場合(ステップS700においてNO)、CPU320は、制御をステップS460に切り替える。
ステップS710において、CPU320は、パンチルト判定部326として、撮影者がパンチルト操作を行っているか否かを判定する。より具体的には、CPU320は、光軸方向に垂直方向の撮像装置100の移動量が第3の閾値よりも高い場合に、撮影者がパンチルト操作を行っていると判定する。
第3の閾値は、第2の閾値よりも高いように構成される。CPU320は、パンチルト操作を行っていると判定すると(ステップS710においてYES)、制御をステップS450に切り替える。そうでない場合(ステップS710においてNO)、CPU320は、制御をステップS510に切り替える。
ステップS510において、CPU320は、Z軸方向(鉛直方向)に対して手振れ補正(第3の補正)を行う。X軸方向(水平方向)に対する第3の補正の応答性は、Z軸方向(鉛直方向)に対する応答性よりも低い。他の局面において、第3の補正は、X軸方向に対して補正を行わなくてもよい。
以上のようにして、本変形例に係る撮像装置100は、撮影者が歩行を行っているか否かに基づいて、パンチルト判定に用いる閾値を切り替える。これにより、撮影者の歩行により生じる手振れを補正することができる。また、撮影者の意図した動作であるパンチルト操作を行っている場合に、手振れ補正を抑制することができる。さらに、CPU320は、Z軸方向に対して、応答性の高い手振れ補正を行うと、撮影者の歩行により生じる手振れ補正をより適切に行うことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 撮像装置、300 撮影者、302 変換処理回路、303 デジタル処理回路、304 記録媒体、306 SDRAM、307 入力装置、308 表示処理回路、310 加速度センサ、320 CPU、322 第1の算出部、324 第2の算出部、326 パンチルト判定部、328 歩行判定部、330 補正部。

Claims (5)

  1. 手振れを補正することが可能な撮像装置であって、
    前記撮像装置の移動量を出力するためのセンサと、
    前記撮像装置の光軸方向の移動量を前記センサが出力した移動量から算出するための第1の算出手段と、
    前記光軸方向と垂直方向の前記撮像装置の移動量を前記センサが出力した移動量から算出するための第2の算出手段と、
    前記撮像装置の移動量に応じて手振れを補正するための第1の手振れ補正手段と、
    前記第1の手振れ補正手段の応答性よりも低い応答性を有する第2の手振れ補正手段と、
    前記光軸方向の移動量に基づいて、前記第1の手振れ補正手段による補正、および前記第2の手振れ補正手段による補正のいずれか一方を行うための実行手段とを備える、撮像装置。
  2. 前記実行手段は、
    前記光軸方向の移動量が第1の予め定められた量よりも多い場合に、前記第1の手振れ補正手段による補正を行い、
    前記光軸方向の移動量が前記第1の予め定められた量よりも少なく、かつ前記垂直方向の移動量が第2の予め定められた量よりも少ない場合に、前記第1の手振れ補正手段による補正を行い、
    前記光軸方向の移動量が前記第1の予め定められた量よりも少なく、かつ前記垂直方向の移動量が前記第2の予め定められた量よりも多い場合に、前記第2の手振れ補正手段による補正を行うように構成されている、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記実行手段は、
    前記光軸方向の移動量が第1の予め定められた量よりも少なく、かつ垂直光軸方向の移動量が第2の予め定められた量よりも少ない場合に、前記第1手振れ補正手段による補正を行い、
    前記光軸方向の移動量が前記第1の予め定められた量よりも少なく、かつ前記垂直方向の移動量が前記第2の予め定められた量よりも多い場合に、前記第2の手振れ補正手段による補正を行い、
    前記光軸方向の移動量が前記第1の予め定められた量よりも多く、かつ前記垂直方向の移動量が第3の予め定められた量よりも少ない場合に、前記第1の手振れ補正手段による補正を行い、
    前記光軸方向の移動量が前記第1の予め定められた量よりも多く、かつ前記光軸方向の移動量が前記第3の予め定められた量よりも多い場合に、前記第2の手振れ補正手段による補正を行うように構成されており、
    前記第3の予め定められた量は、前記第2の予め定められた量よりも多いように構成されている、請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の手振れ補正手段は、前記撮像装置の鉛直方向に対して手振れ補正を行うための第3の手振れ補正手段を含み、
    前記実行手段は、
    前記光軸方向の移動量が前記第1の予め定められた量よりも多く、かつ前記垂直方向の移動量が前記第2の予め定められた量よりも少ない場合に、前記第3の手振れ補正手段による補正を行うように構成されている、請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置の水平方向に対する前記第3の手振れ補正手段による補正の応答性は、前記鉛直方向に対する前記第3の手振れ補正手段による補正の応答性よりも低いように構成されている、請求項4に記載の撮像装置。
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