JP2014171509A - 携帯型情報機器用保護ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】保護ケースの表面に非熟練者でも装飾体を整然と接着できるようにする。
【解決手段】ケース基材1の表面には、厚盛層3が樹脂インクにより例えば膜厚50〜200μmに厚盛印刷されている。また、この厚盛層3には、インクを塗布しないことにより成形する多数の凹部4が縦横に整然と規則正しく配列されている。凹部4を形成したことにより、この凹部4が装飾体5の貼付位置のガイドとなり、凹部4に宝石をかたどった例えばラインストーンから成る装飾体5を位置ずれすることなく整然と美麗に配置することがきる。非熟練者でも凹部4に接着剤を塗布し装飾体5を押し込むだけで、装飾体5を容易に整然と貼り付けできる。
【選択図】図4
【解決手段】ケース基材1の表面には、厚盛層3が樹脂インクにより例えば膜厚50〜200μmに厚盛印刷されている。また、この厚盛層3には、インクを塗布しないことにより成形する多数の凹部4が縦横に整然と規則正しく配列されている。凹部4を形成したことにより、この凹部4が装飾体5の貼付位置のガイドとなり、凹部4に宝石をかたどった例えばラインストーンから成る装飾体5を位置ずれすることなく整然と美麗に配置することがきる。非熟練者でも凹部4に接着剤を塗布し装飾体5を押し込むだけで、装飾体5を容易に整然と貼り付けできる。
【選択図】図4
Description
本発明は、携帯電話、スマートフォン、携帯型音楽プレイヤ等の携帯型情報機器端末を保護すると共に、表面に装飾を施すことが可能な携帯型情報機器用保護ケースに関するものである。
従来、この種の携帯型情報機器端末を保護するために、合成樹脂、シリコンゴム、皮革等の様々な素材から成る携帯型情報機器用保護ケースが市販されている。
しかし、この種の保護ケースは工業製品であり、印刷等による画一的なデザイン・色彩・模様であることから、他人と同じデザインのものを使用しがちであり、同じものを使用した場合には外観上、自他の保護ケースの区別が難しくなる。特に、大ヒット機種の保護ケースとなると、同じデザインのものが大量に出回ることになる。
そのため、他人と同じものを使用せずに、他人のものと区別したい等の心理から、若者を中心に保護ケースの表面に独自の装飾をすることが流行している。
保護ケースに独自の装飾を施すことにより、自分だけのオリジナルデザインのものとなり、たとえ他人が同じ携帯型情報機器を使用していたとしても、容易に識別が可能となる。
また、そのデザインに飽きてしまったり、携帯型情報機器端末そのものを他人に譲渡する場合には、保護ケースのみを交換すればよい。
近年、オリジナルデザインの保護ケースを製作するために、接着剤を用いて直接、表面に装飾体を接着したり、塗料を用いて絵や文字を描くことが行われている。
しかし、保護ケースの表面に接着剤を用いて直接、装飾体を接着したり、塗料を用いて絵や文字を描くには、手先の器用さや、相当の熟練技術がないと、見栄えが良く美麗に仕上げることはなかなか難しい。
特許文献1、2には、携帯型情報機器用保護ケースを装飾するための考案が開示されている。
特許文献1においては、保護ケースの表面に接着剤を用いて多数のラインストーンのような装飾体が密に貼り付けられている。この貼り付けは自由なデザインとすることは可能であるが、熟練者でないと多数の装飾体を表面に整然と貼り付けて配置することができず、使用者が自分で装飾体を並べて貼り付ける場合には、見栄えが良くないという問題点がある。
また、特許文献2に示す保護ケースは、その表面に複数の小さな背板小孔を形成し、この背板小孔に装飾体の底部に設けた挿込棒体を挿し込んでいる。
この保護ケースは複数の背板小孔を穿孔するために保護ケースが弱体化し、また装飾体を取り付けない背板小孔があると、防塵性、防滴性に劣ることになる。
また、保護ケースを成形した後に、複数の背板小孔を形成する作業は極めて面倒な作業であり、射出成形等により保護ケースの成形と同時に背板小孔を設ける場合には、背板小孔の大きさ、位置を変更するには金型を作り直す経済的負担が生ずる。
本発明の目的は、上述の課題を解消し、厚盛層を利用して表面に形成した凹部に、装飾体を簡便にかつ正確に取り付けることができる携帯型情報機器用保護ケースを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る携帯型情報機器用保護ケースは、表面にインクから成る厚盛層と、該厚盛層に装飾体を接着するための多数の凹部を設けたことを特徴とする。
本発明に係る携帯型情報機器用保護ケースによれば、その表面に肉厚の厚盛層を設け、この厚盛層に装飾体固定用の多数の凹部を設け、この凹部に対し装飾品を簡便に位置付けて接着することができる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施例における携帯型情報機器用保護ケースのケース基材1の斜視図を示している。このケース基材1は例えば合成樹脂材を射出成形することにより成型されているが、金属製であってもよい。そして、ケース基材1には適合する機種のカメラレンズ、コネクタ、ボタン等のための複数の孔部2が必要に応じて形成されている。
図1は本実施例における携帯型情報機器用保護ケースのケース基材1の斜視図を示している。このケース基材1は例えば合成樹脂材を射出成形することにより成型されているが、金属製であってもよい。そして、ケース基材1には適合する機種のカメラレンズ、コネクタ、ボタン等のための複数の孔部2が必要に応じて形成されている。
ケース基材1の表面には、図2に示すようにインクジェットプリンタにより、厚盛層3が樹脂インク等により例えば膜厚50〜200μmに厚盛印刷されている。また厚盛層3には、インクを塗布しないことにより成形する多数の凹部4が、千鳥格子状とか縦横方向に等間隔に整然と規則正しく配列して設けている。なお、これらの凹部4は特定の図柄となるように配列することもできる。また、凹部4の大きさは全く一定ではなく変化させることもできる。
図3の断面図に示すように、厚盛印刷による厚盛層3に対して凹部4を形成したことによって、この凹部4が装飾体5の貼付位置のガイドとなり、位置ずれすることなく凹部4に装飾体5を配置することがきる。また、凹部4に接着剤を塗布し装飾体5を押し込むだけで、簡単に装飾体5を位置付けして貼り付けることができ、非熟練者でも容易に所定位置への接着が可能となる。
凹部4に接着剤を塗布する際にも、注射針のような器具で凹部4内に垂れ落とせば、凹部4の底面は平面となっているため、接着剤は表面張力により凹部4内で均等に分布する。なお、表面張力が作用しない場合でも、接着剤は凹部4からはみ出すことはない。
図4に示すように、凹部4内に凹部4と同じ形状の底部を有し、宝石をかたどった例えばラインストーンから成る多数の装飾体5を、例えば花型、文字型、動物型等の種々の任意の図柄を作成しながら貼り付けることにより、独自のデザインを有する保護ケースとすることができる。また、装飾体5の色を変えながら全ての又は多くの凹部4を埋め尽くして図柄を表示してもよい。
凹部4は規則正しく整然と配列されているので、非熟練者でも凹部4の位置に従って装飾体5を接着すれば、見栄えの良いデザインの保護ケースを製作することができる。
なお、デザイン上の観点から、凹部4を装飾体5で埋め尽くさずに、装飾体5を貼り付けない凹部4があっても支障はない。特に、成形した合成樹脂の色を有するケース基材1に対し、厚盛層3のインクの色を選択して塗布することにより、凹部4にはケース基材1の地色が露出され、装飾体5を取り付けない領域の円形の凹部4も、1つのデザインとして表現することができる。
本実施例では、厚盛層3のインクの色に対応して、装飾体5の色を適宜にまた部分的に選択して使用することにより、使用者がケース基材1上に独自のデザインの図柄を表現することができ、熟練者による製作品と同等の見栄えを備えることが可能となる。
厚盛層3はインクジェットプリンタ等により印刷して形成しているため、表面色を変えたり、厚盛層3自体で図柄を表現したり、或いは凹部4の大きさ及び位置の変更は容易である。なお、インクジェットプリンタ以外にもシルクスクリーン法により印刷したり、発泡インクを用いて印刷後にインクを発泡させて厚盛りとすることもできる。
また、装飾体5は必ずしも凹部4と同じ形状である必要はなく、凹部4よりも大きくしたり、種々の形状の装飾体5を用意し、装飾体5の底面に凹部4に適合する凸部を設け、この凸部を凹部4に接着するようにしてもよい。
更に、ケース基材1の表面の殆ど全ての領域に凹部4を形成するのではなく、例えば厚盛層3の一部に図柄を印刷し、残余の領域に凹部4を形成することもできる。
1 ケース基材
2 孔部
3 厚盛層
4 凹部
5 装飾体
2 孔部
3 厚盛層
4 凹部
5 装飾体
Claims (6)
- 表面にインクから成る厚盛層と、該厚盛層に装飾体を接着するための多数の凹部を設けたことを特徴とする携帯型情報機器用保護ケース。
- 前記凹部の深さは前記厚盛層の膜厚と同等としたとしたことを特徴とする請求項1に記載の携帯型情報機器用保護ケース。
- 前記厚盛層の膜厚は50〜200μmとしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯型情報機器用保護ケース。
- 前記多数の凹部は互いに縦横又は斜め方向に等間隔に配列したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載の携帯型情報機器用保護ケース。
- 前記凹部は円形とし、前記凹部に底部を同形とする装飾体を接着したことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つの請求項に記載の携帯型情報機器用保護ケース。
- 前記厚盛層は前記凹部以外に図柄を印刷したことを特徴とする請求項1〜5の何れか1つの請求項に記載の携帯型情報機器用保護ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013044179A JP2014171509A (ja) | 2013-03-06 | 2013-03-06 | 携帯型情報機器用保護ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013044179A JP2014171509A (ja) | 2013-03-06 | 2013-03-06 | 携帯型情報機器用保護ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014171509A true JP2014171509A (ja) | 2014-09-22 |
Family
ID=51693469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013044179A Pending JP2014171509A (ja) | 2013-03-06 | 2013-03-06 | 携帯型情報機器用保護ケース |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2014171509A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200478551Y1 (ko) * | 2015-05-04 | 2015-10-21 | 오현석 | 사용자 제작용 장식케이스 |
CN107231774A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-10-03 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 电子装置外壳、电子装置及电子装置外壳加工方法 |
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2013
- 2013-03-06 JP JP2013044179A patent/JP2014171509A/ja active Pending
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KR200478551Y1 (ko) * | 2015-05-04 | 2015-10-21 | 오현석 | 사용자 제작용 장식케이스 |
CN107231774A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-10-03 | 广东欧珀移动通信有限公司 | 电子装置外壳、电子装置及电子装置外壳加工方法 |
CN107231774B (zh) * | 2017-07-31 | 2022-10-25 | Oppo广东移动通信有限公司 | 电子装置外壳、电子装置及电子装置外壳加工方法 |
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