JP2014170967A - 合波レーザー光源 - Google Patents

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Tetsuo Funakura
哲生 船倉
Atsushi Michimori
厚司 道盛
Sanesuki Yabe
実透 矢部
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Abstract

【課題】複数のレーザーモジュールに対応する複数のコリメータレンズをバネ力のばらつきを抑制して固定する合波レーザー光源を提供する。
【解決手段】合波レーザー光源はレーザーモジュール40a,40b,40c、コリメータレンズ20a,20b,20c、ベース30、板バネ10及び補強板50を備える。レーザーモジュール40a,40b,40cはレーザー光を出射する。コリメータレンズ20a,20b,20cはレーザー光を平行光にする。ベース30はコリメータレンズ20a,20b,20cを固定するためのレンズボックス30a,30b,30cを有する。板バネ10はベース30の上に設けられ、コリメータレンズ20a,20b,20cをベース30に押さえて固定する。補強板50は板バネ10の上に設けられ、板バネ10とともにネジ止めされて板バネ10をベース30に押さえて補強する。
【選択図】図11

Description

本発明は、複数のレーザーモジュールと、複数のコリメータレンズとを備える合波レーザー光源に関するものである。
はじめに、合波レーザー光源について説明する。従来、1つのレーザーモジュールより出射されるレーザー光の出力(パワー)が足りない場合、そのレーザーモジュールを同時に複数使用し、それら複数のレーザーモジュールより出射される複数のレーザー光を1つに結合することで、レーザー光源としての所望のパワーを得ていた。このように同時に複数のレーザーモジュールと、それらと対となる複数のコリメータレンズと、それら複数のレーザー光を1つに結合させる為の集光レンズを使用するレーザー光源を合波レーザー光源と呼ぶ。
レーザーモジュールとコリメータレンズを1組しか使用しないレーザー光源とは異なり、前記合波レーザー光源は、複数のレーザーモジュールと複数のコリメータレンズを使用する為、使用したコリメータレンズの枚数だけ組み立てに時間を要し、また、前記コリメータレンズと対となるレーザーモジュールとの位置合わせ(調芯作業)にも、使用する組み合わせだけ時間を要する為、1つの合波レーザー光源を作るのに大幅な時間が必要となる。
また、前記合波レーザー光源は、複数のレーザーモジュールと複数のコリメータレンズを使用し、構造的にも大きな設置スペースを必要とする為、光源としてのサイズが大きくなりやすい。よってレーザーモジュールとコリメータレンズは、出来る限り効率よく省スペースで配置される構造が望まれる。
また、前記合波レーザー光源は、複数のレーザーモジュールと複数のコリメータレンズを使用する為、使用する部品点数が多くなり、部品コストが高い高価なレーザー光源となっていた。したがって作業ミスや、部品の故障等の際には取り外しや、取替えが容易なリワーク性の高い構造が望まれる。
球面レンズを円筒状のレンズフォルダーに固定するものとしては、従来から筒状の鏡筒の内部にレンズを保持する段差を設け、段差に係合したレンズを、螺着されたリングネジによって鏡筒に固定するものがある(例えば、特許文献1を参照)。
また、複数のコリメータレンズを一体化したレンズアレイとして構成し、コリメータレンズ同士を接近させて配置することで光源サイズを小さくすると共に、組立工数を減らし、作業時間を短縮するものもあった。(例えば、特許文献2を参照)
また、小型カメラ用カメラモジュールのレンズユニットフォルダーを(ジンバル構造をした)板バネで押さえるものがある(例えば、特許文献3を参照)。
以下、特許文献1のように球形レンズを円筒状のレンズフォルダーにリングネジにより固定する方法(リングネジタイプ)で、複数のコリメータレンズを使用したカップリングユニットの例について説明する。図2は、リングネジタイプの合波レーザー光源のカップリングユニットを光軸方向に分解した図である。複数個のコリメータレンズ20a、20b、20cは、それぞれベース30に設けられたレンズボックス30a、30b、30cに対応した位置に取り付けられる。尚、ベース30は、コリメータレンズ20a、20b、20cやレーザーモジュール40a、40b、40cと接触する部品であり組立精度を必要とする為、一般的にアルミ等の金属で作られる。
レーザーモジュール40a、40b、40cは、ベース30に取り付けられる際に、予め光軸方向に設置されているコリメータレンズ20a、20b、20cや図示しない集光レンズ等の光学レンズ系を経て図示しない一本のファイバーの先端に収束されるように最適な場所に位置調整されるが、本発明ではその調整方法については特に問わない。
次にレンズボックス30a、30b、30cは、それぞれコリメータレンズ20a、20b、20cがガタつかない様に格納される形状を有し、また、その開口部には、ネジ加工が設けられている。
コリメータレンズ20a、20b、20cは、それぞれレンズボックス30a、30b、30cに格納された後、リングネジ60a、60b、60cによってベース30に固定される。前記リングネジ60a、60b、60cの外形は、コリメータレンズ20a、20b、20cの外形と同等サイズもしくはそれ以上で作られており、またリングネジ60a、60b、60cの内径は、コリメータレンズ20a、20b、20cの外径以下で、且つ、レンズ有効径以上のサイズで作られている。
特開平4−274207号公報(段落0010〜0012、図1) 特開2002−202442号公報(段落0024、図10) 特開2008−58732号公報(段落0016、図1)
しかし、上記図2に示す様な従来例の合波レーザー光源は、複数のコリメータレンズ20a、20b、20cを1つずつ個別に形成し、それら複数のコリメータレンズの固定に、複数のリングネジ60a、60b、60cを使用するため、固定作業に多くの時間が必要であった。また、リングネジの締め付けの際には、締め付け工具によるコリメータレンズ表面への損傷や、リングネジの噛みこみによるコリメータレンズの締め付け不良だけでなく、ネジ山の加工の際に発生するバリなどが、リングネジ締付の際に剥がれ落ちることによってコリメータレンズ表面に付着し、光源としての品質を劣化する問題等がしばしば発生した。
また、上記図2に示す様なリングネジ60a、60b、60cを使用する固定方法だと、リワークする際にも締め付け時と同様にネジの噛みこみ等の問題が発生する為、リワーク作業にも十分な作業時間と部品の故障リスクが発生するという問題があった。
また、リングネジ60a、60b、60cを使用せず、接着剤にてコリメータレンズ20a、20b、20cを固定する場合、リングネジの締め付け作業自体がなくなるため、上記のような問題は発生しなくなるが、使用する用途によっては、接着剤のアウトガス問題や、接着剤の塗布量や硬化時間、硬化温度などの条件管理、更には、接着硬化させた接着剤を完全に除去させることが困難なためコリメータレンズのリワーク作業が出来ないという問題があった。
また上記、特許文献2記載の従来例の場合、複数のコリメータレンズを互いに一体化したレンズアレイとして構成するため、上記図2に示す複数のコリメータレンズを1つずつ個別に形成するタイプと比べ、比較的小さな光源を作ることが出来き、更にコリメータレンズの組立工数も1枚分となり組立時間も短縮できるが、コリメータレンズアレイの取り付けに、ネジや接着剤を使用するため、同様な問題が発生していた。
更に、特許文献2記載の従来例の場合は、複数のコリメータレンズを互いに一体化したレンズアレイとして構成するため、レンズ加工が複雑となりコスト面で高価になるだけでなく、1つのコリメータレンズに不具合が発生しても個々のコリメータレンズに対するリワーク作業が出来ないため、全てのコリメータレンズの交換が必要となり、コスト的にも不経済である。
本発明は上記問題点に鑑み、複数のコリメータレンズを一度にバランスよく固定し、更にリワーク性が高く、品質面やコスト面でも経済的な合波レーザー光源を提供する。
本発明に係わる合波レーザー光源は、レーザー光を出射する複数のレーザーモジュールと、前記複数のレーザーモジュールから出射された各々のレーザー光を平行光にする複数のコリメータレンズと、前記複数のコリメータレンズを固定するための複数のレンズボックスを有するベースと、前記ベースの上に設けられ、前記複数のコリメータレンズに対応する位置に設けられ、バネ機構を有する複数の穴部を有し、前記穴部により前記複数のコリメータレンズを前記ベースに押さえて固定する一つの板バネと、前記板バネの上に設けられ、前記板バネとともにネジ止めされることにより、前記バネを前記ベースに押さえて補強する補強板を備えたことを特徴とする。
本発明に係わる合波レーザー光源は、複数のレンズを保持するバネ力のばらつきを抑制することができる。
本発明に係る実施形態1の合波レーザー光源のカップリングユニット部の構成図である。 従来の合波レーザー光源のカップリングユニット部の構成図である。 本発明に係る実施形態1の合波レーザー光源に使用するレンズ押えバネの正面図である。 本発明に係る実施形態2の3合波レーザー光源用のジンバルバネと固定用ネジ部の配置図である。 本発明に係る実施形態2の7合波レーザー光源用のジンバルバネと固定用ネジ部の配置図である。 本発明に係る実施形態3のジンバルバネ構造の溝部が、コリメータレンズの最外形に一致している状態を表す断面図である。 本発明に係る実施形態3のジンバルバネ構造の溝部が、コリメータレンズの最外形に一致していない状態を表す断面拡大図である。 本発明に係る実施形態3のジンバルバネ構造の溝部が、コリメータレンズの最外形に一致していない状態を示した断面拡大図である。 本発明に係る実施形態4のジンバルバネが高密度に形成されたレンズ押えバネの正面図。 本発明に係る実施形態4のジンバルバネが高密度に形成されたレンズ押えバネと同時に使用される補強板の正面図。 本発明に係る実施形態4の板バネの補強板を使用した、合波レーザー光源のカップリングユニット部の構成図である。 本発明に係る実施形態5の合波レーザー光源のカップリングユニット部の組立方法を説明する正面図である。 本発明に係る実施形態5の合波レーザー光源のカップリングユニット部の組立方法を説明するAA断面図である。
以下、本発明に係わる実施の形態の合波レーザー光源について添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は本発明に係わる合波レーザー光源のレーザーモジュールとカップリングユニットの部分を光軸方向に分解した図である。40a、40b、40cは複数個のレーザーモジュールを示しており、それぞれベース30に設けられたレンズボックス30a、30b、30cに対応する。尚、ベース30は、コリメータレンズ20a、20b、20cやレーザーモジュール40a、40b、40cを固定する部品であり組立精度を必要とする為、一般的にアルミ等の金属を精密加工して作られている。
また前記レーザーモジュール40a、40b、40cは、予め光軸方向に設置されているコリメータレンズ20a、20b、20cや集光レンズ(図示しない)等の光学レンズ系に合わせて、個々のレーザーモジュール40a、40b、40cから出射されるレーザー光が、一本のファイバー(図示しない)の先端に収束されるように、最適な場所に位置調整されるが、本発明ではその方法については特に問わない。
ベース30に設けられたレンズボックス30a、30b、30cは、それぞれコリメータレンズ20a、20b、20cと対応しており、前記コリメータレンズ20a、20b、20cは、合波レーザー光源への振動や衝撃時にも前記レンズボックス30a、30b、30cより前記コリメータレンズ20a、20b、20cが外れないように、ツバ厚dの1/2以上が、それぞれ前記レンズボックス30a、30b、30cの中に格納されて、前記コリメータレンズ20a、20b、20cがずれないような外形サイズに設計されている。また、前記レンズボックス30a、30b、30cの深さを変えることで、コリメータレンズ20a、20b、20cの突出量が変わる為、ジンバルバネのバネ力を調整することが出来る。
板バネ10には、前記複数のコリメータレンズ20a、20b、20cを固定するためのジンバルバネ10a、10b、10cが形成されており、それぞれコリメータレンズ20a、20b、20cと対応している。ジンバルバネ10a、10b、10cとレンズボックス30a、30b、30cで、コリメータレンズ20a、20b、20cを完全に挟み込むことで、前記ジンバルバネ10a、10b、10cがたわみ、所望の応力で保持する様に設計されている。
次に板バネ10について説明する。図3は前記板バネ10に複数形成されるジンバルバネ10aの構造を説明するための拡大図である。ジンバルバネ10aは内環11aと、外環12aと、基環17aがあり、前記内環11aと外環12aを接続する内環架橋部13aと、前記外環12aと基環17aを接続する外環架橋部14a、ジンバルバネの内側溝部15aとジンバルバネの外側溝部16aとを備えている。
前記ジンバルバネ10aの内還11aの内径は、コリメータレンズ20aのレンズ有効径以上に設計されており、コリメータレンズ20aの有効領域以外の領域で接触し保持する。そうすることで、レーザーモジュール40aから出射されるレーザー光を遮蔽することはない。又、合波レーザー光源に振動や衝撃が加わった場合は、前記内環11aが、内環架橋部13aを軸とした振動を吸収する為のシーソー運動をし、前記外環12aは外環架橋部14aを軸とした振動を吸収する為のシーソー運動をする。この様にコリメータレンズ20aに加わる振動や衝撃をジンバルバネ10aの内還11aと外環12aが吸収し、保持性を持続させている。
以上のように、複数のレーザーモジュールと対となる複数のコリメータレンズを、一枚の板バネに設けられた複数のジンバルバネによって、一度にバランスよく保持することが出来る。また、ジンバルバネであるためコリメータレンズを破損することなく、適度の応力で保持することができ、降伏させない限りバネ性は維持される。
なお、品質面ではコリメータレンズの固定にリングネジを使用しないため、リングネジの締め付けの際に発生する、締め付け工具によるレンズ表面への損傷や、リングネジの噛みこみによるレンズ締め付け不良、更にはネジ山の加工の際に発生するバリなどが、ネジ締付の際に剥がれ落ちることによって、コリメータレンズ表面に付着し、光源としての品質を劣化する問題等がなくなる。
また、コリメータレンズの固定に接着剤も使用しないので、接着剤によるアウトガス問題や、接着剤の塗布量や硬化時間、硬化温度などの条件の変動による品質ばらつき、更にはコリメータレンズのリワーク作業が出来ないという問題もなくなる。
実施の形態2.
図4は本発明に係わる合波レーザー光源に使用する板バネ10の正面図である。説明を簡略化する為に3つのコリメータレンズを使用する3合波レーザー光源を例に説明する。図4に示す様に、3つのコリメータレンズを使用する場合は、一般的に設置面積を最小にする為、ジンバルバネ10a、10b、10cは三角形の配置に形成される。前記板バネ10を固定する為の、固定ネジ用のネジ穴101、102、103は、必然的に使用されてないスペースに設けられる。ちなみに固定用ネジは、市販されているM3ネジ等の一般的なネジであり特種なものではない。
この様に前記ネジ穴101、102、103が、図4に示す様な場所に配置された場合、まず、ジンバルバネ10aの外環架橋部14aは、それぞれネジ穴101と102に対して対称になるように形成される。同様にジンバルバネ10bとジンバルバネ10cの外環架橋部14b、14c(図示せず)もそれぞれネジ穴102と103、ネジ穴101と103に対して対称になるように形成される。
この様にジンバルバネ10a、10b、10cのそれぞれの外環架橋部14aが、それぞれのネジ穴101、102、103の近傍になるように、即ち、各々のジンバルバネが前記板バネの固定ネジ位置に対して対称になるように配置して、各々のジンバルバネの外環架橋部14aの根元に発生する応力を固定ネジ(図示せず)が支えるようにしたので、ジンバルバネ10a、10b、10cは、それぞれの対となるコリメータレンズ20a、20b、20cを所望の均等なバネ力でバランスよく固定できる。
またこの時、使用される固定用のネジをコリメータレンズと直接干渉しないようにすることで、コリメータレンズ表面への損傷や、ネジ穴部に発生したバリの落下等の心配をなくすことが出来る。また、組立が容易になり、更に市販のMネジであるためコスト面でも安価である。
図5は7個のコリメータレンズを使用する7合波レーザー光源に使用するレンズ押えバネを示す。図4の3合波レーザー光源と同様に、使用されていないスペースに固定用ネジ穴101〜108が設けられており、ジンバルバネ10a〜10gの外環架橋部14aの根元近傍が、その固定用のネジ穴101〜103の近傍になるように、ジンバルバネ10a〜10gの方向を設定している。この様に使用するコリメータレンズの数が増えた場合においても、同様にすることで3合波レーザー光源の場合と同じ効果がえられる。
実施の形態3.
図6は本発明に係わる実施の形態の板バネに形成されるジンバルバネが、コリメータレンズをレンズボックスに固定している状態の断面図である。ジンバルバネ10aは内環11aと、外環12a、基環17aで構成されており、レンズボックス30aに格納されたコリメータレンズ20aをバネ力にて保持する為に、ジンバルバネ10aが光軸方向に変形している状態である。またジンバルバネの内環11aの内径はレーザー光を遮蔽しないようにレンズ有効径以上のサイズで設計されている。
図7は図6のコリメータレンズ20aの外形端部の拡大図である。ジンバルバネ10aは内環11aと、外環12a、基環17aで表されており、前記内環11aと外環12aの間にあるジンバルバネの内側溝部15aにコリメータレンズ20aの最外郭が一致する様に、ジンバル構造が設計されているため、コリメータレンズ20aが振動した時でも、コリメータレンズ20aの最外郭部分は、外環12aと干渉しない設計になっている。
図8はジンバルバネ10aの外環12aとコリメータレンズ20aの最外郭が干渉している状態の断面拡大図である。コリメータレンズ20aの最外郭が、ジンバルバネ10aの外環12aと接触することで、内環11aが浮いてしまいジンバルバネとしてのバネ力のバランスが崩れ、コリメータレンズ20aがずれてしまう。
以上のように、前記複数のコリメータレンズの最外郭が、前記板バネに設けられた複数のジンバルバネの溝部と一致するようにしたので、例え過度に伸張したジンバルバネがあっても、各々のジンバルバネの基環部とコリメータレンズが接触しないため、コリメータレンズとの作用点が変化せずバネ性が変化しないので、全てのコリメータレンズを均等なバネ力で保持することが出来る。
実施の形態4.
図9は7個のコリメータレンズを高密度に形成した場合の、板バネの正面図を示す。この様にコリメータレンズを高密度に配置すると、コリメータレンズ同士の間隔が詰まり、スペースが減少するため、板バネ10をベース3に固定するための固定用ネジのネジ穴を所望の位置に配置できなくなる。そのため、図に示すように、例えば3個のネジ穴101〜103で板バネ10を固定すると、ジンバルバネ10a〜10gの外環架橋部の根元に発生する応力を固定用のネジで支えられなくなり、特に中央のジンバルバネ10dは全周が浮いてしまうため、コリメータレンズ20d(図示せず)を保持することができない。
図10は本発明に係わる実施の形態の複数のジンバルバネ同士のブリッジ部を補強する補強板を示す。補強板50は、前記板バネ10の厚さの約1.5倍以上の厚みを持つ鋼板の様な硬い材料であり、押え穴50a、50b、50c、50d、50e、50f、50gの大きさは、前記ジンバルバネ10a、10b、10c、10d、10e、10f、10gの基環と同等の大きさに設計されている。例えば、ジンバルバネ10aの基環部が補強板の押え穴50aのブリッジ部に押えられることによって、ジンバルバネが所望のバネ力を出すことができるため、コリメータレンズを均一に保持することが出来る。
図11は前記補強板50を使用した場合の構成図を光軸方向に分解した図である。この様に板バネ10の固定用ネジを、所望する位置に設けることが困難な場合は、前記板バネ10上に前記補強板50を重ねるように配置することによって、前記板バネ10に形成されるジンバルバネ10a、10b、10c同士間のブリッジ部を前記補強板50の穴50a、50b、50cのブリッジ部にて補強することが出来る。
以上のように、前記板バネに設けられた複数のジンバルバネの間のブリッジ部を補強する補強板を更に備えることで、全てのジンバル構造の外周全体を補強板で、均等且つ強固に印圧できるため、バネ固定用のネジが設置できないような狭間な領域においても、全てのコリメータレンズにおいて均等なバネ力で保持することが出来る。
実施の形態5.
図12は本発明に係わる実施の形態の7合波レーザー光源のカップリングユニットを上から見た図である。81、82は複数コリメータレンズを個々に収納するレンズボックスと、複数のコリメータレンズを保持する板バネ10に設けられた、それら部品同士を位置決めする為の位置決め機構である。この位置決め機構81、82には組立治具に設けられている位置決め用のピンが挿入される。
図13は図12に示す7合波レーザー光源のカップリングユニットのAA断面図である。ベース30には、コリメータレンズ20aを格納する為のレンズボックス30aと、Mネジ70が締結されるネジ穴301、308、307、304と、それ以外に組立治具の位置決め用の円弧(図示せず)が設けられている。同様に板バネ10にも、コリメータレンズ20aを保持する為のジンバルバネ10aと、Mネジ70が締結されるネジ穴101、108、107、104と、それ以外に位置決め用の円弧81、82が設けられている。
組立治具60には、コリメータレンズ20a及び、ジンバルバネ10aを逃すための穴60aと、前記板バネ10とベース30を固定する為の、Mネジ70が通過する穴604、607、608、601と、それらが精度良く勘合するための位置決めピン61、62が設けられている。位置決めピン61、62はそれぞれ位置決め円弧81、82と勘合する。また、位置決めピン61、62と位置決め円弧81、82はそれぞれの大きさを変えることで、部品の誤挿入を防ぐことが出来る。
以上のように、複数コリメータレンズを個々に収納するレンズボックスと、複数のコリメータレンズを保持する板バネに設けられたジンバルバネと、更には、前記板バネに設けられた複数のジンバルバネの間のブリッジ部を補強する補強板との位置決めをする組立治具を用いて組み立てるので、これらの部品を精度良く、また、作業性よく組立てることが出来る。
11a ジンバルバネの内環部、 12a ジンバルバネの外環部、 13a ジンバルバネの内環架橋部、 14a ジンバルバネの外環架橋部、 15a ジンバルバネの内側溝部、 16a ジンバルバネの外側溝部、 17a ジンバルバネの基環部、 10 板バネ、 10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g ジンバルバネ、 20a、20b、20c コリメータレンズ、 30 ベース、 31a、31b、31c レンズボックス、 40a、40b、40c レーザーモジュール、 50 補強板、 50a、50b、50c、50d、50e、50f、50g 補強板のバネ共通穴、 60 組立治具、 61、62 位置決めピン、 70 Mネジ、 81、82 位置決め円弧、 101、102、103、104、105、106、107、108 板バネ固定用のネジ穴、 501、502、503 補強板固定用のネジ穴、 601、604、607、608 組立治具のネジ通過穴

Claims (8)

  1. レーザー光を出射する複数のレーザーモジュールと、
    前記複数のレーザーモジュールから出射された各々のレーザー光を平行光にする複数のコリメータレンズと、
    前記複数のコリメータレンズを固定するための複数のレンズボックスを有するベースと、
    前記ベースの上に設けられ、前記複数のコリメータレンズに対応する位置に設けられ、バネ機構を有する複数の穴部を有し、前記穴部により前記複数のコリメータレンズを前記ベースに押さえて固定する一つの板バネと、
    前記板バネの上に設けられ、前記板バネとともにネジ止めされることにより、前記板バネを前記ベースに押さえて補強する補強板を備えたことを特徴とする合波レーザー光源。
  2. 前記穴部は、
    前記コリメータレンズの有効径以上の径を有し、前記コリメータレンズの有効径の外側で、前記コリメータレンズに接触することにより、前記複数のコリメータレンズを前記ベースに押さえて固定することを特徴とする請求項1に記載の合波レーザー光源。
  3. 前記補強板は、
    前記複数のコリメータレンズに対応する位置に複数の穴が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の合波レーザー光源。
  4. 前記穴部は、
    円形であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の合波レーザー光源。
  5. 前記ベースに設けられた前記コリメータレンズを格納する前記レンズボックスの深さは、前記コリメータレンズのツバ厚の1/2以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の合波レーザー光源。
  6. 前記ベースおよび前記板バネには、
    前記ベースと前記板バネとを位置決めするための位置決め機構がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の合波レーザー光源。
  7. 前記補強板は、
    前記板バネの厚みよりも大きな厚みを有することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の合波レーザー光源。
  8. 前記補強板は、前記板バネとともに前記ベースにネジ止めされることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の合波レーザー光源。
JP2014118248A 2014-06-09 2014-06-09 合波レーザー光源 Pending JP2014170967A (ja)

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