JP2014158127A - 基地局装置および無線信号送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な演算処理を必要とせずに指向性のあるビームを形成し、隣接するフェムト基地局間のセル間干渉を回避し、複数のフェムト基地局を近接して設置できるようにし、収容ユーザ数を向上させる。
【解決手段】複数のアンテナを有する基地局装置において、すべてのアンテナを用いてMIMOにより送信を行うパターンの他に、指向性のあるビームを形成する複数のアンテナへの給電パターンまたは複数のアンテナへの入力信号の位相差の組み合わせパターンを予め記憶し、周辺基地局装置の電力情報に基づいて、予め決められた順番で給電パターンまたは位相差パターンを切替えて周辺基地局との干渉の少ないビームを形成するパターンを選択する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、移動体無線通信技術に関し、特に、移動体無線通信システムにおける基地局装置および基地局装置のアンテナ制御方法に関する。
移動体無線通信システムにおいては、音声通信サービスを中心とした第3世代のW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式から、インターネットのデータ通信に特化した第3.5世代のHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)へ通信方式が発展し、商用サービスが展開されている。さらに高速通信の需要が高まってきており、第3.9世代と呼ばれるLTE(Long Term Evolution)に準拠したサービスも国内で既に開始されている。LTEは第3世代、第3.5世代の通信システムに比べ、高速なデータ通信が可能である。LTEではスループットを向上させるためアンテナ技術にはMIMO(Multiple Input Multiple Output)を用いて運用される。MIMOは複数のアンテナを用いて同一の無線リソースに複数の信号を多重化させスループットを向上させる技術である。
また、LTEを含めた近年の移動体無線通信システムにおいては、スマートフォンやタブレット型コンピューターの普及により、爆発的に通信トラフィックが増加している。通信トラフィックは、全体の7割以上が住宅やオフィスといった屋内エリアで発生していることがわかってきている。そのため、通信トラフィックのデータオフロード手段の必要性が増している。データオフロード手段のひとつとして、フェムト基地局と呼ばれる屋内エリアをカバーできる程度の超小型基地局が注目されている。フェムト基地局は、通信トラフィックをフェムト基地局経由で固定網のブロードバンド回線にオフロードする。
特開2003−224502号公報
David V. Thiel著 「Switched Parasitic Antennas for Cellular Communications」Artech House 2001年12月15発行 p52〜64
フェムト基地局は、一般的に収容可能なユーザ数が限定されている。しかし、収容可能なユーザ数を超えるユーザがエリア内に集中した場合にも、なんらかの手段を用いてユーザの通信トラフィックをフェムト基地局経由でオフロードしたいというニーズがある。1台のフェムト基地局に収容可能なユーザ数以上のユーザの通信トラフィックをオフロードするためには、もう1台の別のフェムト基地局を隣接するエリアに設置する必要がある。隣接するエリアに別のフェムト基地局を設置する場合、フェムト基地局同士のセル間干渉を考慮して設置場所を決める必要がある。
しかし、通常、さまざまな制約からフェムト基地局を配置可能な場所は限定される場合が多い。限られた設置可能な場所に複数のフェムト基地局を設置するとセル間干渉を避けることが難しく、その結果として、1基地局当たりのスループット低下を引き起こす。この問題の解決策の一つとして、ビームフォーミングを用いることが考えられる。ビームフォーミングを用いてそれぞれのフェムト基地局が形成するセルが干渉しないようにビームを形成することでセル間干渉を低減することができる。
ビームフォーミングについては、例えば特許文献1に、スマートアンテナと、制御用装置を備えた第1の無線基地局において、制御用装置が、同一チャネルや隣接チャネル等の干渉を与えるチャネルを使用している他の無線基地局からの無線信号に基づいてウェイト情報を更新しウェイト情報に基づいてビームフォーミングを行うことで、他の無線基地局との干渉を低減する技術が開示されている。
しかし、特許文献1に開示されているようなアダプティブアレイを使用してビームフォーミングを実現する技術によれば、基地局はスマートアンテナで受信したパケットを解読してパケット毎の電力を測定しアレイアンテナのウェイトを作成するための複雑な演算処理を行う必要がある。しかし、フェムト基地局のような小型で低価格がコンセプトである装置では、処理能力に限りがある。
本発明は、複雑な演算処理を必要とせずに指向性のあるビームを形成し、隣接するフェムト基地局間のセル間干渉を回避しつつ、複数のフェムト基地局を設置場所の限定のある場所でも近接して設置できるようにすることを目的とする。そして、1台では収容しきれないユーザを、複数のフェムト基地局を設置することで収容できるようにすることを目的とする。
本発明のフェムト基地局は、複数のアンテナを有する基地局装置において、すべてのアンテナを用いてMIMOにより送信を行うパターンの他に、指向性のあるビームを形成する複数のアンテナへの給電パターンまたは複数のアンテナへの入力信号の位相差の組み合わせパターンを予め記憶し、周辺基地局装置の電力情報に基づいて、予め決められた順番で給電パターンまたは位相差パターンを切替えて周辺基地局との干渉の少ないビームを形成するパターンを選択するようにしたものである。
本発明によれば、複雑な演算処理を必要とせずに指向性のあるビームを形成でき、隣接するフェムト基地局間のセル間干渉を回避しつつ、複数のフェムト基地局を設置場所の限定のある場所でも近接して設置できるようになる。その結果、1台では収容しきれないユーザを、複数のフェムト基地局を設置することで収容可能となる。
本発明の一実施形態におけるフェムト基地局のアンテナ構成を示す図である。 アンテナを単体で用いた場合のビームパターンを示す図である。 本発明の一実施形態におけるアンテナのビームパターンを示す図である。 ビームパターンテーブルの例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるフェムト基地局の構成を説明する図である。 本発明の一実施形態におけるビームパターンの切替え制御を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるセルレイアウトを示す図である。 本発明の一実施形態におけるビームパターンの切替え制御後のセルレイアウトを示す図である。 本発明の一実施形態におけるビームパターンの切替え制御後のセルレイアウトを示す図である。 本発明の一実施形態におけるアンテナのビームパターンを示す図である。 ビームパターンテーブルの例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるフェムト基地局の構成を説明する図である。
以下の本発明の実施例を図面により説明する。
まず、本発明が利用する無線特性について説明する。
非特許文献1に、複数の素子を持つアンテナ装置において、無給電素子をオープンもしくは、ショートした場合に形成されるビームパターンが開示されている。アンテナ装置の2つの素子に対し、一方は給電し、他方は無給電とすると、指向性を持つビームが形成されるという無線の特性がある。本実施例では、この特性を利用して、複雑な処理を必要とせずにビームフォーミングを実現し、フェムト基地局同士のセル間干渉を回避する。以下の実施例においてフェムト基地局の構成およびフェムト基地局のアンテナ制御方法を説明する。
図1に、本発明の一実施例におけるフェムト基地局の構成を示す。
フェムト基地局10aは2本のアンテナ11a、11bを備えている。アンテナ11a、11bは、アンテナ間距離12だけ離れている。このアンテナ間距離12は、片側をショートするとビームフォーミングを形成できる距離とする。本実施例では、アンテナ間距離を約0.25波長としている。なお、アンテナは2本以上で構成してもよい。
図2は、アンテナを単体で用いた場合のビームパターンの例を示す図である。
それぞれのアンテナ11a、11bは、単体で用いた場合には図2に示す無指向性の電波50を放射する。
図3は、本発明の一実施例におけるアンテナのビームパターンを示す図である。
本実施例のフェムト基地局は、スループット向上のためにアンテナ11a、11bに複数の信号を入力してMIMOで動作させる形態と、アンテナ11a、11bへの信号を一方は給電、一方はショートに切り替えSISO(Single Input Single Output)で動作させる形態を持ち、状況に応じて動作形態の制御を行えるようにしたことを特徴とする。
アンテナ11a、11bへの信号を一方は給電、一方はショートに切り替えSISO(Single Input Single Output)で動作させる形態では、図3に示すような指向性を持つビームパターンが得られる。図3は、アンテナ11aを給電、アンテナ11bをショートした場合のビームパターンを示しており、アンテナ11a側に指向性を持つビームパターン80が形成され、アンテナ11b方向には、ほとんど電波が放射されない。一方、アンテナ11aをショート、アンテナ11bを給電すると、アンテナ11b側に指向性を持つビームパターン81が形成される。
本発明では、アンテナ11a、11b両方に給電してMIMOで動作させる形態と、アンテナ11aを給電、アンテナ11bをショートし、アンテナ11a側に指向性を持つビームを形成する形態と、アンテナ11aをショート、アンテナ11bを給電し、アンテナ11b側に指向性を持つビームを形成する形態の切替えを制御する。
以下、アンテナ動作形態の切替え制御について説明する。
図4に、ビームパターンテーブルの例を示す。
本実施例では、アンテナの動作形態の切替え制御を行うために、アンテナ11a、11bの給電パターンを図4に示すようなビームパターンテーブルに登録する。アンテナ11a、11bに給電を行い複数の信号を入力し、2本のアンテナを使用しMIMOで動作する形態をビームパターンID1として登録する。次にアンテナ11aを給電, アンテナ11bをショートとし、給電したアンテナ11a側に指向性を持つビームを形成する形態をビームパターンID2として登録する。さらに、アンテナ11aをショート, アンテナ11bを給電し、給電したアンテナ11b側に指向性を持つビームを形成する形態をビームパターンID3として登録する。そして、登録されたビームパターンテーブルを元にビームパターンを切り替える。本実施例では、アンテナが2本である場合を例にとって説明しているが、アンテナが2本より多くてもよく、各アンテナに対する給電、ショートのパターンは、ビームパターンテーブルにいくつ登録してもよく、また、必要なパターンのみ登録しておいてもよい。
次に、フェムト基地局の構成について説明する。
図5は、本発明の一実施例におけるフェムト基地局の構成を説明する図である。
本実施例のフェムト基地局は、基地局制御部101とインターフェイス部105とデジタル信号処理部106と無線アナログ部107で構成されている。
無線アナログ部107は、アンテナ11aとアンテナ11bの2系統で構成され、デュプレクサ207aでアナログ送信部200aとアナログ受信部201aに信号を分離している。無線アナログ部107は、スイッチ203aとスイッチ204aをアナログ受信回路201a側に切り替え、アンテナ11aからの信号は、ダウンリンクの周波数に対応した低ノイズパワーアンプ205aで増幅されたダウンリンク周波数の電力をアナログ受信回路201aで受信する。スイッチ203aは、低ノイズパワーアンプ205aとミキサ202aの間に設置されている。
また、アップリンクの信号は、アップリンクの周波数に対応した低ノイズパワーアンプ206aで増幅され、アナログ受信回路201aに入力される。
本実施例でのフェムト基地局は、周辺基地局のダウンリンク周波数の電力情報を取得する機能を備えている。なお、本実施例ではダウンリンク周波数の電力検知をアナログ受信回路で検知している場合を例にとって説明するが、専用の受信回路を設けてもよい。アンテナ11aの手前にはスイッチ208aがあり、アンテナを給電とショートに状態を切り替える機能を備える。
基地局制御部101は上記無線アナログ部107のスイッチの切り替え制御を行う。図4のビームパターンテーブル情報はROM104にあらかじめ格納される。受信したダウンリンク周波数の電力レベルはRAM103に保存される。基地局制御部101内のCPU102は保存された電力レベルに基づいてROM104に格納されたビームパターンテーブルからビームパターンを選択し、無線アナログ部107のスイッチ208aの制御を行う。アンテナ11b側の構成も同様であり、説明を省略する。
次に、ビームパターンの切替え制御について説明する。
図6は、本発明の一実施形態におけるビームパターンの切替え制御を説明するフローチャートである。
フェムト基地局は電源投入後、図4のビームパターンID1(MIMOの動作形態)で動作する(ステップ300)。次に、フェムト基地局は、ビームパターンID1で動作しつつ周辺基地局のダウンリンク周波数の電力レベルを取得する(ステップ301)。取得した周辺基地局のダウンリンク周波数の電力レベルと、あらかじめ設定しておいた閾値を比較する(ステップ302)。この閾値は、フェムト基地局が周辺基地局とセル間干渉を起こしていると見なす電力レベルの閾値を予め設定しておいたものである。電力レベルが閾値以下であれば、ビームパターンID1で通信する(ステップ303)。
もし、電力レベルが閾値以上であれば、ビームパターンID2の形態で動作する(ステップ304)。次に、ビームパターンID2の形態で動作しつつ周辺基地局のダウンリンク周波数の電力レベルを取得する(ステップ305)。ビームパターンID2で動作した場合の周辺基地局のダウンリンク周波数の電力レベルを取得後、次にビームパターンをID3に切り替える(ステップ306)。そして、ビームパターンID3の動作形態での周辺基地局のダウンリンク電力レベルを取得する(ステップ307)。ここで、ビームパターンID2で動作した場合とビームパターンID3で動作した場合のダウンリンク電力レベルの比較を行う(ステップ308)。ビームパターンID2で動作した場合のダウンリンク周波数の電力レベルの方が低い場合は、ビームパターンID2で動作させる(ステップ309)。ビームパターンID3で動作した場合のダウンリンク周波数の電力レベルの方が低い場合は、ビームパターンID3で動作させる(ステップ310)。
本実施例では、電源投入時のみ図6に示したビームパターンの切替え制御処理を行う場合について説明したが、この処理を一定周期または上位装置やユーザからの実行命令に基づき実行させてもよい。一定周期後に動作させる場合は、フェムト基地局が端末と通信を行っていない時に図6のフローチャートの動作を行う。
次に本実施例のビームパターンの切替え制御処理によるセルレイアウトの変更例を説明する。
図7および図8は、本発明の一実施例におけるセルレイアウトを示す図である。
図7は、接続ユーザ数の向上のため、隣接するエリアに複数のフェムト基地局を設置した場合のセルレイアウトを示す図である。
図7の例では、一方のフェムト基地局の2つのアンテナを結ぶ線の延長上に別のフェムト基地局の2つのアンテナが位置するようにフェムト基地局を並べている。このような配置では、フェムト基地局10aとフェムト基地局10bが近接している場合には、フェムト基地局10aが形成するセル300aとフェムト基地局10bが形成するセル300bが重なり、重なった場所でセル間干渉31が発生する。ここで図6のビームパターンの切替え制御処理により、フェムト基地局10aはフェムト基地局10bのダウンリンク周波数の電力レベルを取得する。そして、周辺基地局とのセル間干渉を検知し、フェムト基地局10aが図3で示したようにフェムト基地局10bに対して逆側にセル形成を行うビームパターンに切替えを行う。
次に、フェムト基地局10bがフェムト基地局10aからのダウンリンク周波数の電力レベルを検知し、図6のビームパターン切替え制御処理により、フェムト基地局10aに対して逆側にセルを形成する。
図8は、ビームパターン切替え制御後のセルレイアウトを示している。
図8に示すようにフェムト基地局10aと10bが、それぞれ逆側にセルを形成するので、セル間干渉を回避しつつ、フェムト基地局を1台追加することで接続ユーザ数を2倍に向上させることができる、
図7および図8では、一方のフェムト基地局の2つのアンテナを結ぶ線の延長上に別のフェムト基地局の2つのアンテナが位置するようにフェムト基地局を並べた場合について説明した。これに対し、フェムト基地局が一方のフェムト基地局の2つのアンテナを結ぶ線と、別のフェムト基地局の2つのアンテナを結ぶ線が直交するようにフェムト基地局を並べた場合について説明する。
図9は、ビームパターンの切替え制御後のセルレイアウトを示している。
フェムト基地局10aに対して、フェムト基地局10cが直交する位置に設置されている場合に、図6のフローチャートを実施すると、フェムト基地局10aがセル400aを形成し、フェムト基地局10cがセル400cを形成し、図9に示すようにセル間干渉を回避することができる。
以上説明した本実施例によれば、フェムト基地局が隣接した場合において、登録されたビームパターンからセル間干渉を回避するようにビームパターンを選択し、接続可能なユーザ数を向上させることができる。
次に、別の実施例について説明する。
本実施例では、アンテナへ入力する信号の位相差によりビームフォーミングを実現する場合について説明する。
本実施例のフェムト基地局のアンテナ構成は、図1に示したフェムト基地局10aのアンテナ構成と同様であるため説明を省略する。
図10は、本実施例におけるアンテナのビームパターンを示す図である。
本実施例では、アンテナへの信号がアンテナ11aとアンテナ11b間で位相差が−90度となるアンテナシステムを用いる。実施例2においては、図3に示すアンテナ11a、11bのアンテナ間の距離12は、動作波長の約0.4波長となる距離を選ぶ。そしてアンテナ11aに対してアンテナ11bの位相差が−90度となるように入力する。このようにすると、アンテナ11a側に指向性を持つビームパターン500が形成され、アンテナ11b方向には、ほとんど電波が放射されない。また、アンテナ11bに対してアンテナ11aとの位相差が−90度となるように入力するとアンテナ11b側に指向性を持つビームパターン501が形成される。
図11は、ビームパターンテーブルの例を示す図である。
本実施例においても、ビームパターンテーブルには、アンテナの給電パターンの組み合わせを設定し、ビームパターンテーブルを基地局制御部に登録する。本実施例においては、11a、11bを同位相で給電を行い、MIMOとして動作をビームパターンID1として登録する。次にアンテナ11aを給電, アンテナ11bをアンテナ11aに対して位相差を−90度とし、給電側に単指向性を放射するアンテナ構成をビームパターンID2として登録する。最後に、アンテナ11bを給電し, アンテナ11aをアンテナ11bに対して位相差を−90度とし、給電側に単指向性を放射するアンテナ構成をビームパターンID3として登録する。登録されたテーブルを元にビームパターンを切り替える。
図12は、本実施例のフェムト基地局の構成を示す図である。
本実施例のフェムト基地局は基地局制御部101とインターフェイス部105とデジタル信号処理部150と無線アナログ部107で構成されている。実施例1と比較するとアンテナの前にスイッチを使用しない構成となっている。デジタル信号処理部150は信号処理を行うモデム機能部151と信号の位相を変化させる位相器機能部152aと152bを備えている。アンテナ11aとアンテナ11bの入力信号の位相差が−90度となるように位相器機能部152aと152bの位相を変化させる機能を備えている。ダウンリンク電力検知については、実施例1と同様なので説明を省略する。
図8は本発明の実施例2のセル間干渉回避制御後に形成されたセルレイアウトの例を示す図である。
原理については、実施例1と同様なので説明を省略する。
本実施例では、アンテナが2本である場合を例にとって説明しているが、アンテナが2本より多くてもよく、各アンテナに対する給電、ショートのパターンは、ビームパターンテーブルにいくつ登録してもよく、また、必要なパターンのみ登録しておいてもよい。以上説明したようにビームフォーミングのパターンをテーブルに登録し、ビーム制御動作を実施することで、複雑な構成を必要とせずにビームフォーミングを実現し、隣接するセルの干渉を低減するフェムト基地局を提供することができる。その結果、設置場所が限られ、セル間干渉が発生する位置に複数のフェムト基地局を設置せざるを得ない場合でも、セル間干渉を回避することができ、接続可能なユーザ数を向上させることができる。
10a、10b、10c フェムト基地局
11a、11bアンテナ
101 基地局制御部
102 CPU
103 RAM
104 ROM
105 インターフェイス部
106、150 デジタル信号処理部
107 無線アナログ処理部
200 アナログ送信部
201 アナログ受信部
202 ミキサ
203、204、208 スイッチ
205、206 低ノイズパワーアンプ
207 デュプレクサ
151 モデム機能部
152 位相器機能部

Claims (7)

  1. 複数のアンテナを有する基地局装置であって、
    前記複数のアンテナへの給電の有無を切り替える複数のスイッチと、前記複数のアンテナすべてに給電する給電パターンと、前記複数のアンテナの一部に給電し他のアンテナは無給電とすることで指向性を有するビームパターンを形成できるアンテナの給電パターンとを予め記憶しておく記憶部と、ダウンリンク信号から周辺基地局装置の電力情報を取得する受信装置と、基地局装置の各部を制御する制御部を有し、
    前記取得した周辺基地局装置の電力情報が予め定めた閾値より高い場合には、予め決められた順番で前記記憶部に記憶しておいたアンテナの給電パターンに基づき前記複数のスイッチの制御と周辺基地局の電力情報の取得を行った結果選択した給電パターンを用いて無線送信信号の制御を行うことを特徴とする基地局装置。
  2. 複数のアンテナを有する基地局装置であって、
    指向性を有するビームパターンを形成できるアンテナへの入力信号の位相差の組み合わせパターンを予め記憶しておく記憶部と、ダウンリンク信号から周辺基地局装置の電力情報を取得する受信装置と、基地局装置の各部を制御する制御部を有し、
    前記取得した周辺基地局装置の電力情報が予め定めた閾値より高い場合には、予め決められた順番で前記記憶部に記憶しておいた位相差の組み合わせパターンに基づき前記複数のアンテナに入力する信号の位相差の制御と周辺基地局の電力情報の取得を行った結果選択した位相差の組み合わせパターンを用いて、無線送信信号の制御を行うことを特徴とする基地局装置。
  3. 請求項1または2に記載の基地局装置であって、前記複数のアンテナすべてに給電する給電パターンを選択した場合には、MIMOで動作することを特徴とする基地局装置。
  4. 請求項3に記載の基地局装置であって、前記無線送信信号の制御を、電源投入時に行うことを特徴とする基地局装置。
  5. 請求項3に記載の基地局装置であって、前記無線送信信号の制御を周期的に、または外部からの実行命令に基づき実行することを特徴とする無線基地局。
  6. 複数のアンテナを有する基地局装置における無線信号の送信方法であって、
    前記複数のアンテナすべてに給電する給電パターンと、前記複数のアンテナの一部に給電し他のアンテナは無給電とすることで指向性を有するビームパターンを形成できるアンテナの給電パターンとを予め記憶し、
    ダウンリンク信号から周辺基地局装置の電力情報を取得し、
    前記取得した周辺基地局装置の電力情報が予め定めた閾値より高い場合には、予め決められた順番で給電パターンに基づきアンテナへの給電の有無の制御と周辺基地局の電力情報の取得を行った結果選択した給電パターンを用いて無線信号の送信を行う無線信号送信方法。
  7. 請求項6に記載の無線信号送信方法であって、アンテナの給電パターンの代わりに、アンテナへの入力信号の位相差の組み合わせパターンを用いることを特徴とする無線信号送信方法。
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