JP2014158112A - ZigBee端末、ホームゲートウェイ、ZigBeeネットワーク、省電力化方法およびそのプログラム - Google Patents

ZigBee端末、ホームゲートウェイ、ZigBeeネットワーク、省電力化方法およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】省電力化と通信性能との両立が可能なZigBee(登録商標)端末の省電力化方法を提供する。
【解決手段】ZigBeeプロトコルのビーコンモードを用いて通信する場合、各通信形態ごとに、親ノードと子ノードとの間の通信を行うスーパーフレームのアクティブ時間を決定するためのタイムスロット数を変えながら、前記親ノードから前記子ノードへのビーコン信号送信からデータ・リクエストとレスポンスとの交換動作が完了するまでの1シーケンス完了に要する送出ビーコン数をテストし(ステップS1〜S8)、そのテスト結果を、あらかじめ定めた解析判定方法を用いて解析し、解析した結果に基づいて、各通信形態における最適タイムスロット数を求め(ステップS9)、求めた前記最適タイムスロット数を、それぞれの通信形態に用いるべき前記アクティブ時間のタイムスロット数として親ノードのZigBee端末に設定する(ステップS10)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ZigBee(登録商標)端末、ホームゲートウェイ、ZigBeeネットワーク、省電力化方法および省電力化制御プログラムに関し、特に、通信性能と省電力化との両立を可能にするZigBee端末、ホームゲートウェイ、ZigBeeネットワーク、省電力化方法および省電力化制御プログラムに関する。本発明は、省電力化への要請が強いホームネットワーク内のZigBeeネットワークに好適に利用することができる。
近年、各種のセンシング機器が自立的にネットワークを形成し、ネットワーク内の情報を共有することができるセンサネットワークに特化した通信技術として、近無線通信技術に関するIEEE802.15.4規格に準拠したZigBee(登録商標)プロトコルが注目されている。本ZigBeeプロトコルの大きな特徴として、消費電力が少ないことがあげられ、従来、無線機能を搭載することができなかった人感知センサやリモコンや目覚まし時計等の家電機器にも無線機能を搭載することが可能になることから、今後、種々の分野の製品に適用されていくことが予想される。
ZigBee端末としてZigBeeプロトコルの適用対象としている機器(アプリケーション)については、一般に、通信頻度が低いものが多い。つまり、受信待ち受け状態の時間が非常に長いものが多い。そこで、特許文献1の特開2012−156682号公報「無線通信システムおよび無線通信方法」にも記載されているように、スーパーフレームを導入し、アクディブ時間と非アクティブ時間とに分けて、ビーコン(Beacon)信号に同期して通信を行うことによって、間欠的動作による省電力化を図ることを可能にしている。
特開2012−156682号公報(第5−7頁)
しかしながら、前記特許文献1等のような従来の技術においては、間欠的動作における省電力化については有効に機能するものの、省電力化の際に、通信の接続性を犠牲にしている面があり、十分な通信性能を確保できなくなるという問題がある。
(本発明の目的)
本発明は、かかる問題を解決し、省電力化と通信性能との両立を可能にするZigBee端末、ホームゲートウェイ、ZigBeeネットワーク、省電力化方法および省電力化制御プログラムを提供することを、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明によるZigBee端末、ホームゲートウェイ、ZigBeeネットワーク、省電力化方法および省電力化制御プログラムは、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明によるZigBee端末は、IEEE802.15.4規格に準拠したZigBee(登録商標)プロトコルのビーコンモードを用いて無線通信を行うZigBee端末において、親ノードと子ノードとの間の無線通信を行うスーパーフレームの各通信形態ごとのアクティブ時間となるタイムスロット数を決定するために、前記タイムスロット数を変えながら、前記親ノードから前記子ノードへのビーコン信号送信からデータ・リクエストとレスポンスとの交換動作が完了するまでの1通信シーケンスに要する送出ビーコン数を各通信形態ごとにテストしたテスト結果を、あらかじめ定めた解析判定方法を用いて解析し、解析した結果に基づいて、各通信形態における最適タイムスロット数を求め、求めた前記最適タイムスロット数を、それぞれに該当する通信形態に用いるべき前記タイムスロット数として決定することを特徴とする。
(2)本発明によるホームゲートウェイは、屋内の無線通信ネットワークと外部のネットワークとを接続するホームゲートウェイにおいて、無線通信を行うための機能として、少なくとも前記(1)に記載のZigBee端末の機能と同一の機能を少なくとも備えて構成されていることを特徴とする。
(3)本発明によるZigBeeネットワークは、IEEE802.15.4規格に準拠したZigBee(登録商標)プロトコルに基づいて無線通信を行う無線通信端末を備えたZigBeeネットワークにおいて、前記無線通信端末が、少なくとも前記(1)に記載のZigBee端末から構成されていることを特徴とする。
(4)本発明による省電力化方法は、IEEE802.15.4規格に準拠したZigBee(登録商標)プロトコルのビーコンモードを用いて無線通信を行うZigBee端末の省電力化方法であって、親ノードと子ノードとの間の無線通信を行うスーパーフレームの各通信形態ごとのアクティブ時間となるタイムスロット数を決定するために、前記タイムスロット数を変えながら、前記親ノードから前記子ノードへのビーコン信号送信からデータ・リクエストとレスポンスとの交換動作が完了するまでの1通信シーケンスに要する送出ビーコン数を各通信形態ごとにテストしたテスト結果を、あらかじめ定めた解析判定方法を用いて解析し、解析した結果に基づいて、各通信形態における最適タイムスロット数を求め、求めた前記最適タイムスロット数を、それぞれに該当する通信形態に用いるべき前記タイムスロット数として決定することを特徴とする。
(5)本発明による省電力化制御プログラムは、少なくとも前記(4)に記載の省電力化方法をコンピュータによって実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とする。
本発明のZigBee端末、ホームゲートウェイ、ZigBeeネットワーク、省電力化方法および省電力化制御プログラムによれば、以下のような効果を奏することができる。
本発明においては、IEEE802.15.4規格に準拠したZigBeeプロトコルにおけるビーコン(Beacon)モードにより無線通信を行う際の各通信形態ごとのアクティブ時間を決定するタイムスロット(Time Slot)数を、各通信形態ごとの親ノードと子ノードとの通信の1シーケンス完了(つまり、ビーコン(Beacon)信号送信からデータ・リクエスト(Data Request)とレスポンス(Response)との交換動作が完了するまでのシーケンス)に要する送出ビーコン(Beacon)信号数をタイムスロット(Time Slot)数を変えながらテストした結果の解析結果に基づいて、取得するようにしているので、通信性能と省電力化との両立が可能な無線通信を行うことが可能であり、消費電力を効果的に抑えた仕組みを構築することができる。
本発明の無線通信ネットワークのネットワーク構成の一例を示すネットワーク構成図である。 ZigBeeプロトコルのビーコン(Beacon)モードにおけるスーパーフレームの構成を示すフレーム構成図である。 ビーコン(Beacon)信号間のアクティブ時間と非アクティブ時間との時間幅を変更した場合のスーパーフレームの様子を説明するための説明図である。 ZigBeeネットワークにおける親ノードと子ノードとの間の信号シーケンスの一例を示すシーケンスチャートである。 親ノードが子ノードから返信されてくるデータ・リクエスト(Data Request)を対応するビーコン(Beacon)信号の送信周期内で受信することができない場合の信号シーケンスの一例を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施形態において採用した省電力機能の一例を説明するためのフローチャートである。 省力化機能においてアクティブ時間の長さとして設定すべきタイムスロット(Time Slot)を判定するテスト結果解析判定方法の一例を説明するための説明図である。 本発明のZigBeeネットワークにおける省電力化に関する動作を説明するためのネットワーク構成の一例を示すネットワーク構成図である。 図8のZigBeeネットワークの計測管理端末をZigBee親ノードとした通信形態の場合の省電力機能に関する通信テストを実施した様子を説明するためのシーケンスチャートである。 図8のZigBeeネットワークのセンサ管理端末をZigBee親ノードとした通信形態の場合の省電力機能に関する通信テストを実施した様子を説明するためのシーケンスチャートである。 図8のZigBeeネットワークのホームゲートウェイをZigBee親ノードとした通信形態の場合の省電力機能に関する通信テストを実施した様子を説明するためのシーケンスチャートである。 図8のZigBeeネットワークにおいて実施した各通信形態の省電力機能に関する通信テストの解析結果の一例を示す説明図である。
以下、本発明によるZigBee(登録商標)端末、ホームゲートウェイ、ZigBeeネットワーク、省電力化方法および省電力化制御プログラムの好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明によるZigBee端末、ホームゲートウェイ、ZigBeeネットワークおよび省電力化方法について説明するが、かかる省電力化方法をコンピュータにより実行可能な省電力化制御プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、省電力化制御プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、IEEE802.15.4規格に準拠したZigBeeプロトコルのビーコン(Beacon)モードにより無線通信を行う際のアクティブ時間を決定するためのタイムスロット(Time Slot)数を、各通信形態ごとの親ノードと子ノードとの通信の1シーケンス完了(つまり、ビーコン(Beacon)信号送信からデータ・リクエスト(Data Request)とレスポンス(Response)の交換動作が完了するまでのシーケンス)に要する送出ビーコン(Beacon)信号数をタイムスロット(Time Slot)数を変えながらテストした結果の解析結果に基づいて、取得することを主要な特徴としており、その結果として、各通信形態において、通信性能を劣化させることなく、省電力化が可能な無線通信を行うことができる。
(実施形態の構成例)
次に、本発明の無線通信ネットワークのネットワーク構成についてその一例を、図1を用いて説明する。図1は、本発明の無線通信ネットワークのネットワーク構成の一例を示すネットワーク構成図であり、IP端末10,20,…,30を用いてIP通信を行うIPネットワーク40と屋内に配置したZigBee(登録商標)端末60,70,80,…,90等を用いて近距離無線通信を行うZigBeeネットワーク100とをホームゲートウェイ50を介して接続した基本的な構成からなるネットワーク構成の一例を示している。ここで、ZigBee端末60,70,80,…,90等を接続するZigBeeネットワーク100に適用されるZigBeeプロトコルについては、近距離無線通信用の規格として制定されたIEEE802.15.4規格に準拠したものであり、ここでの詳細な説明は割愛する。
図1に示す無線通信ネットワークにおいて、IPネットワーク40に接続されるIP端末10は例えばTV端末であり、IP端末20は例えばゲーム機であり、IP端末30は例えばスマートフォンである。また、ZigBeeネットワーク100に接続されるZigBee端末60は例えば人感知センサであり、ZigBee端末70は例えばリモコンであり、ZigBee端末80は例えば目覚まし時計であり、ZigBee端末90は例えば照明スイッチである。また、ホームゲートウェイ50は、IPネットワーク40、ZigBeeネットワーク100の両方と通信が可能な機能を備えており、IP端末10,20,…,30とZigBee端末60,70,80,…,90とを組み合わせた通信形態の動作を行うことが可能である。
IEEE802.15.4規格に規定されているように、ZigBeeプロトコルにおいては、各種の通信形態において、ZigBee親ノードとZigBee子ノードとが通信を行う際に、ZigBee子ノードは常に通信を行う必要はないので、省電力のために、ZigBee子ノードはスリープ機能を有し、非スリープ状態に遷移した際にのみ間欠的な通信を行うように構成される。ここで、ZigBee子ノードのスリープ機能としては、以下の2種類が定義されている。
(1)非ビーコン(Non−Beacon)モード
(2)ビーコン(Beacon)モード
非ビーコン(Non−Beacon)モードの場合は、ZigBee子ノードは、スリープ状態と非スリープ状態(言い換えると、非アクティブ状態とアクティブ状態に相当)とをあらかじめ定めた周期で定期的に遷移する。スリープ状態(非アクティブ状態)に遷移すると、消費電力を削減した省電力状態になる。一方、ビーコン(Beacon)モードの場合は、ZigBee子ノードは、ZigBee親ノードからのビーコン(Beacon)信号を受信するタイミングでスリープ状態(非アクティブ状態)から非スリープ状態(アクティブ状態)に遷移し、ZigBee親ノードに対してデータの転送を要求するデータ・リクエスト(Data Request)を返信する。以下の説明においては、非ビーコン(Non−Beacon)モードの場合における動作の説明は割愛し、ビーコン(Beacon)モードの場合について説明することにする。
ビーコン(Beacon)モードの場合、図2に示すようなスーパーフレームを使用して、省電力化を図っている。図2は、ZigBeeプロトコルのビーコン(Beacon)モードにおけるスーパーフレームの構成を示すフレーム構成図である。図2に示すように、スーパーフレームにおいては、ビーコン(Beacon)信号110と次のビーコン(Beacon)信号110との間に、CAP(Contention Access Period)140とCFP(Contention Free Period)150との時間を合計したアクティブ時間120とデータの送受信を行わない時間帯の非アクティブ時間130とが設定されている。
アクティブ時間120の間は、非スリープ状態(アクティブ状態)になって、データの送受信を行い、非アクティブ時間130の間は、スリープ状態(非アクティブ状態)に遷移して省電力化を図るという仕組みになっている。なお、アクティブ時間120内は、あらかじめ定めた時間幅のタイムスロット(Time Slot)により区切られており、送受信するデータを各タイムスロット(Time Slot)に割り当てて送受信する。
本実施形態においては、ZigBee親ノードとZigBee子ノードとの各種組み合わせの通信形態ごとに、通信性能と省電力化との観点から、使用機器や使用環境に合わせ、2つのビーコン(Beacon)信号110間のアクティブ時間120と非アクティブ時間130との時間幅を任意に設定することができるように制御しており、通信性能を維持しつつ、省電力化を図ったZigBee通信を可能にしている。図3は、ビーコン(Beacon)信号110間のアクティブ時間120と非アクティブ時間130との時間幅を変更した場合のスーパーフレームの様子を説明するための説明図であり、図3(A)は、比較的長いアクティブ時間を有するTypeAのスーパーフレームを示し、図3(B)は、比較的短いアクティブ時間になるTypeBのスーパーフレームを示している。
図3(A)に示すTypeAのスーパーフレームの場合、16個のタイムスロット(Time Slot)数からなるアクティブ時間120Aと残りの時間のスリープ時間に該当する非アクティブ時間130Aとからなる。一方、図3(B)に示すTypeBのスーパーフレームの場合、8個のタイムスロット(Time Slot)数からなるアクティブ時間120Bと残りの時間のスリープ時間に該当する非アクティブ時間130Bとからなる。TypeBの場合、データの送受信に用いるアクティブ時間120Bは、TypeAの場合のアクティブ時間120Aよりもタイムスロット(Time Slot)数が少ないので、時間が短くなるが、逆に、スリープ時間になる非アクティブ時間130Bは、TypeAの場合の非アクティブ時間130Aよりも長くなり、より省電力化された状態になる。
図4は、ZigBeeネットワークにおける或る通信形態の親ノードと子ノードとの間の信号シーケンスの一例を示すシーケンスチャートであり、図4(A)が、図3(A)に示したTypeAのスーパーフレームを用いた場合を示し、図4(B)が、図3(B)に示したTypeBのスーパーフレームを用いた場合を示している。
前述したように、ビーコン(Beacon)モードの場合、図4(A)のTypeAのスーパーフレームを用いた場合、図4(B)のTypaBのスーパーフレームを用いた場合、のいずれの場合も、親ノード210が子ノード220に対してビーコン(Beacon)信号を送信すると(図4(A)のシーケンスSeq01A,Seq03A、図4(B)のシーケンスSeq01B,03B)、子ノード220は、スリープ状態から非スリープ状態に遷移して、親ノード210に対してデータ・リクエスト(Data Request)を返信する動作を行う((図4(A)のシーケンスSeq02A,Seq04A、図4(B)のシーケンスSeq02B,04B)。
ここで、図4(A)のTypeAのスーパーフレームを用いた場合と図4(B)のTypaBのスーパーフレームを用いた場合との双方におけるビーコン(Beacon)信号の送信タイミングおよびデータ・リクエスト(Data Request)の返信タイミングが同一のタイミングであった場合には、16個のタイムスロット(Time Slot)数を使用する図4(A)のTypeAのスーパーフレームのアクティブ時間230Aは、8個のタイムスロット(Time Slot)数を使用する図4(B)のTypeBのスーパーフレームのアクティブ時間230Bよりも長い。したがって、子ノード220からデータ・リクエスト(Data Request)が返信されてきたタイミング以降に残っている残アクティブ時間は、図4(A)のTypeAのスーパーフレームを用いた場合の残アクティブ時間240Aの方が、図4(B)のTypeBのスーパーフレームを用いた場合よりも多くなり、子ノード220がスリープ状態に遷移するタイミングが、図4(B)のTypeBのスーパーフレームを用いた場合よりも遅いタイミングになる。
その結果、ビーコン(Beacon)信号の送信タイミング(図4(A)のシーケンスSeq01A、図4(B)のシーケンス01B)以降のアクティブ時間230A,230Bが経過した後、次のビーコン(Beacon)信号を送信するタイミング(図4(A)のシーケンスSeq03A、図4(B)のシーケンス03B)までの間に設定される非アクティブ時間は、図4(B)のTypeBのスーパーフレームを用いた場合の非アクティブ時間260Bの方が、図4(A)のTypeAのスーパーフレームを用いた場合の非アクティブ時間260Aよりも、両者のアクティブ時間230A,230Bの長さの差分である差分アクティブ時間250だけ長くなる。而して、図3(A)、図4(A)のTypeAのスーパーフレームを用いた場合と図3(B)、図4(B)のTypaBのスーパーフレームを用いた場合とで同一の動作を行っているにも関わらず、図3(A)、図4(A)のTypeAのスーパーフレームを用いた場合に比して、図3(B)、図4(B)のTypeBのスーパーフレームを用いた場合の方が、より省電力化を図ることが可能になる。
一方、図4(B)のTypeBのスーパーフレームを用いた場合、データ送受信を行うアクティブ時間230Bが、図3(A)のTypeAのスーパーフレームを用いた場合のアクティブ時間230Aに比して短い時間になるので、親ノード210が、子ノード220から返信されてくるデータ・リクエスト(Data Request)を受信することができないケースが増大する可能性がある。図5は、親ノードが子ノードから返信されてくるデータ・リクエスト(Data Request)を、対応するビーコン(Beacon)信号の送信周期内で受信することができない場合の信号シーケンスの一例を示すシーケンスチャートであり、図4(B)のTypeBのスーパーフレームを用いた場合について示している。ただし、図4(A)のTypeAのスーパーフレームを用いた場合であっても、データ送受信を行うアクティブ時間が長くなるので発生頻度は少なくなるものの、発生した場合には、図5と全く同様の信号シーケンスで子ノードとの通信を行うことに変わりはない。
図5のシーケンスチャートに示すように、子ノード220が、親ノード210からのビーコン(Beacon)信号を受信した後(シーケンスSeq11)、何らかの要因で、データ・リクエスト(Data Request)を親ノード210に返送するタイミングが遅れてしまうと、返送する動作ができなくなるか、あるいは、漸く、親ノード210に返信したとしても(シーケンスSeq12)、既に、データ送受信が可能なアクティブ時間310Aが経過して、非アクティブ時間320Aに遷移し、親ノード210は、該データ・リクエスト(Data Request)を受信することができない状態になっていて、廃棄されてしまう。したがって、子ノード220は、返信したデータ・リクエスト(Data Request)に対するレスポンス(Response)を親ノード210から受信することができず、非アクティブ時間320Aの経過後に次のビーコン(Beacon)信号が親ノード210から送信されてきた際に(シーケンスSeq13)、データ・リクエスト(Data Request)を親ノード210に返信する動作を繰り返す必要がある(シーケンスSeq14)。
親ノード210は、ビーコン(Beacon)信号送信後のアクティブ時間310Bが経過するまでの間に、子ノード220からのデータ・リクエスト(Data Request)を受信することができた場合であっても、アクティブ時間310Bが経過してしまった場合には、非アクティブ時間320Bの経過後に、次のビーコン(Beacon)信号を送信した後(シーケンスSeq15)、アクティブ時間310C内に、データ・リクエスト(Data Request)返信元の子ノード220に対して送信すべきレスポンス(Response)を送信する(シーケンスSeq16)。
親ノード210が、子ノード220から返信されてくるデータ・リクエスト(Data Request)を、対応するビーコン(Beacon)信号の送信周期内で受信することができない場合には、かくのごとき動作を行うことになり、通信に遅延が生じてしまう。このことは、省電力化を図るために、アクティブ時間310A,310B,…の長さを決定するタイムスロット(Time Slot)数を単に少なくすれば良いというものではなく、通信性能を考慮して、最適な個数に設定することが必要であることを意味している。
以上のような説明内容を踏まえて、本実施形態において採用する省電力機能について、次に、図6の説明図を参照しながら詳細に説明する。図6は、本発明の実施形態において採用した省電力機能の一例を説明するためのフローチャートである。
省電力機能は、図3、図4に示したように、アクティブ期間のタイムスロット(Time Slot)数を各通信形態の通信環境や負荷条件等に応じて変更制御することにより実現すべきものであり、図6の「目的351」に示すように、"(アクティブ時間のタイムスロット(Time Slot)数):(1シーケンス完了までに使用したビーコン(Beacon)信号数)"に関するデータを収集して、省電力化と通信性能との双方の観点から解析した結果に基づいて、図5のTypeBのように少なくし過ぎることがない、最適のタイムスロット(Time Slot)数を求めることを目的として、図6の「処理352」に示すような処理を行っている。ここで、1シーケンス完了とは、親ノードから子ノードに対して送信したビーコン(Beacon)信号に応じて、親ノードが子ノードからのデータ・リクエスト(Data Request)の受信に成功し、子ノードに対してレスポンス(Response)を送信するまでのシーケンスのことである。
つまり、図6のフローチャートに示す省電力機能においては、「処理352」に示すように、アクティブ時間に割り当てるタイムスロット(Time Slot)数をデフォルト値として用いる最大の個数(本実施形態においては16個)から1個ずつ減少させながら、それぞれのタイムスロット(Time Slot)数において1シーケンスが完了するまでに使用したビーコン(Beacon)信号数を保存記録する動作を繰り返すテストをあらかじめ実施して、保存記録したデータを解析することによって、最適なタイムスロット(Time Slot)数を求めて、アクティブ時間に割り当てるべきタイムスロット(Time Slot)数として設定する処理を行っている。
図6のフローチャートの各処理ステップに沿って以下に説明する。省電力機能を実行する図6のフローチャートが起動されると、前述のように、"(アクティブ時間のタイムスロット(Time Slot)数):(1シーケンス完了までに使用したビーコン(Beacon)信号数)"に関するデータを収集するテストを開始する(ステップS1)。このため、まず、アクティブ時間のタイムスロット(Time Slot)数のテスト開始時のタイムスロット(Time Slot)数の初期値を与えるデフォルト値Nとして、最大の個数例えば16個(N=16)を設定する(ステップS2)。
次いで、親ノードは子ノードに対してビーコン(Beacon)信号を送信する(ステップS3)。ビーコン(Beacon)信号には、対象とする通信形態における相手先を示す子ノード情報が含まれており、対象とする子ノードが該ビーコン(Beacon)信号に反応してデータ・リクエスト(Data Request)を返信することを促している。対象となる子ノードが、親ノードからのビーコン(Beacon)信号を受信すると、親ノードに対してデータ・リクエスト(Data Request)を返信する動作を行う。ここで、親ノードは、図5に示したように、対象とする子ノードからのデータ・リクエスト(Data Request)をアクティブ時間内に受信することができなかった場合には、データ・リクエスト(Data Request)の受信に失敗するので、かかる場合には、対象とする子ノードからのデータ・リクエスト(Data Request)の受信に成功するまで、ビーコン(Beacon)信号を当該子ノードへ再送する動作を繰り返すことになり、送信したビーコン(Beacon)信号数のカウント数が増加する。
親ノードは、アクティブ時間内に、対象とする子ノードからのデータ・リクエスト(Data Request)の受信に成功すると、当該子ノードに対して、レスポンス(Response)を送信することにより、1シーケンスが完了する(ステップS4)。しかる後、設定したアクティブ時間のタイムスロット(Time Slot)数に関して、当該通信形態において対象とするZigBeeネットワーク内のすべての子ノードに対するテスト(ビーコン(Beacon)信号の送信、データ・リクエスト(Data Request)の受信、レスポンス(Response)の送信)が完了したか否かを確認する(ステップS5)。
ZigBeeネットワーク内のすべての子ノードに対するテストが完了していない場合は(ステップS5のNo)、次の子ノードをテスト対象に設定して、ステップS3に戻って、同じテストを繰り返す。一方、ZigBeeネットワーク内のすべての子ノードに対するテストが完了した場合は(ステップS5のYes)、現在のタイムスロット(Time Slot)数において、すべての子ノードに対して送信したビーコン(Beacon)信号数の総計を記録する。しかる後、今まで設定していたタイムスロット(Time Slot)数を1個減らした状態に変更して設定する(ステップS6)。
ここで、アクティブ時間のタイムスロット(Time Slot)数を少なくし過ぎると、1シーケンスが完了するまでに必要とするビーコン(Beacon)信号数が飛躍的に増加してしまうので、タイムスロット(Time Slot)数を減少させる処理は、タイムスロット(Time Slot)数が、あらかじめ定めたテスト完了閾値例えば最大個数を与えるデフォルト値Nの(1/4)よりも少なくならないように制御する。なお、該テスト完了閾値はシステム定義領域に記録されているが、該システム定義領域を書き換える手段をユーザに提供することにより、該テスト完了閾値をユーザが任意に変更することが可能である。
ステップS6において1個減らしたタイムスロット(Time Slot)数が、あらかじめ定めた前記テスト完了閾値例えばデフォルト値Nの(1/4)以上であった場合には(ステップS7のNo)、1個減らしたタイムスロット(Time Slot)数に関するテストを継続するために、ステップS3に戻って、前述と同様のテストを繰り返す。
一方、ステップS6において1個減らしたタイムスロット(Time Slot)数が、前記テスト完了閾値例えばデフォルト値Nの(1/4)よりも少なくなった場合には(ステップS7のYes)、テストすべきタイムスロット(Time Slot)数のすべてのケースについてテストが完了した場合であるので、テストを完了し(ステップS8)、ステップS9のテスト結果解析フェーズに移行する。
ステップS9のテスト結果解析フェーズにおいては、テスト結果として保存記録しているアクティブ時間の各タイムスロット(Time Slot)数におけるビーコン(Beacon)信号数を省電力化と通信性能との観点から解析し、解析した結果から得られるタイムスロット(Time Slot)数を、アクティブ時間のタイムスロット(Time Slot)数として設定すべき最適なタイムスロット(Time Slot)数として判定する(ステップS9)。ここで、テスト結果の解析判定方法として、例えば、図7に示すような判定方法を用いても良い。
図7は、省力化機能においてアクティブ時間の長さとして設定すべきタイムスロット(Time Slot)を判定するテスト結果解析判定方法の一例を説明するための説明図であり、図7(A)は、テスト結果解析判定方法の一例を示し、図7(B)は、タイムスロット(Time Slot)数のデフォルト値Nが16個であり、テスト完了のためのテスト完了閾値がデフォルト値Nの(1/4)の4個であった場合におけるテスト結果の一例について、各タイムスロット(Time Slot)数ごとの送出ビーコン(Beacon)信号数を示している。
図7(B)に示す例においては、例えば、タイムスロット(Time Slot)数401がデフォルト値Nの16個であった場合のテスト結果は、送出ビーコン(Beacon)信号数402に示すように、1シーケンス完了までに、総計50個のビーコン(Beacon)信号を送信しており、1個減算してタイムスロット(Time Slot)数401がデフォルト値Nの15個になった場合のテスト結果は、送出ビーコン(Beacon)信号数402に示すように、総計48個のビーコン(Beacon)信号となり、タイムスロット(Time Slot)数401が16個の場合と大差はないが、以降、タイムスロット(Time Slot)数401が減少するにしたがい、送出ビーコン(Beacon)信号数402に示すように、送信するビーコン(Beacon)信号が大幅に増加していくというテスト結果を示している。
図7(B)に示すようなテスト結果をテスト結果記録テーブルとして記録した状態で、図6のステップS9のテスト結果解析フェーズに遷移すると、図6のフローチャートの「処理352」に示したように、収集した図7(B)のようなテスト結果記録テーブルに記録されたデータを基にして、最適のタイムスロット(Time Slot)数を求める。ここで、最適のタイムスロット(Time Slot)数については、図7(A)に示すように、以下の3つの判定方法のうちのいずれかを、各通信形態ごとの通信環境や負荷条件等を勘案して、ユーザが任意に選択することができる。
(1)テスト結果として収集された各タイムスロット(Time Slot)数におけるビーコン(Beacon)信号数について、デフォルト(default)値Nのタイムスロット(Time Slot)数の場合と同じ個数のビーコン(Beacon)信号数が送出されるタイムスロット(Time Slot)数のうち、最も少ないタイムスロット(Time Slot)数。
(2)テスト結果として収集された各タイムスロット(Time Slot)数におけるビーコン(Beacon)信号数の平均値に最も近い送出ビーコン(Beacon)信号数になっているタイムスロット(Time Slot)数。
(3)デフォルト(default)値Nのタイムスロット(Time Slot)数の場合に送出されるビーコン(Beacon)信号数に対して、あらかじめ定めた或る許容乗算率を掛け合わせたビーコン(Beacon)信号数に最も近い送出ビーコン(Beacon)信号数になっている タイムスロット(Time Slot)数。
例えば、図7(A)の(2)の解析判定方法を選択した場合には、まず、各タイムスロット(Time Slot)数それぞれにおいて送信した各ビーコン(Beacon)信号数の平均値を平均ビーコン(Beacon)信号数として算出し、算出した平均ビーコン(Beacon)信号数に最も近い送出ビーコン(Beacon)信号数を、図7(B)に示すようなテスト結果記録テーブルの送出ビーコン(Beacon)信号数402の中から検索する。次いで、検索結果として抽出された平均ビーコン(Beacon)信号数に最も近い送出ビーコン(Beacon)信号数に該当するタイムスロット(Time Slot)数を、図7(B)に示すようなテスト結果記録テーブルのタイムスロット(Time Slot)数401から読み出すことにより、設定すべき最適のタイムスロット(Time Slot)数を取得することができる。
ステップS9において取得した最適のタイムスロット(Time Slot)数は、テストの対象とした親ノードと子ノードとの間の通信形態において、省電力化と通信性能との両立が可能なタイムスロット(Time Slot)数であり、ZigBeeネットワークにおけるアクティブ時間の長さを決定するタイムスロット(Time Slot)数として、親ノード等の装置に設定して(ステップS10)、省電力機能の動作を完了する。
(実施形態の動作の説明)
次に、以上に説明した本実施形態の具体的な動作について、図8に示すZigBeeネットワークに着目して、その一例を説明する。図8は、本発明のZigBeeネットワークにおける省電力化に関する動作を説明するためのネットワーク構成の一例を示すネットワーク構成図である。
図8に示すZigBeeネットワーク500においては、ZigBee親ノードに該当するZigBeeコーディネータとして、ホームゲートウェイ510、計測管理端末520、センサ管理端末550の3つが存在し、ZigBee子ノードとして、ガス使用量メータ530、電気使用量メータ540、ドア開閉センサ560、極小モニタ570、目覚まし時計580が存在している場合を示している。ここで、時刻情報を送受信する目覚まし時計580は、ZigBee親ノード例えばホームゲートウェイ510との間で非ビーコン(Non−Beacon)モードで通信を行うが、その他の各ZigBee子ノードは、ZigBee親ノードとビーコン(Beacon)モードで通信を行うものと仮定する。以下に、一実施例として、図8のZigBeeネットワーク500における省電力機能に関するテストを実際に実施した場合の具体的な動作例について、通信テスト例1〜通信テスト例3として、図9〜図11のシーケンスチャートを用いて順次説明する。
(通信テスト例1)
まず、図8のZigBeeネットワーク500の計測管理端末520をZigBee親ノードとして、ZigBee子ノードのガス使用量メータ530、電気使用量メータ540との間で無線通信を行う通信形態における省電力機能に関する通信テストについて、図9のシーケンスチャートを用いて説明する。図9は、図8のZigBeeネットワーク500の計測管理端末520をZigBee親ノードとした通信形態の場合の省電力機能に関する通信テストを実施した様子を説明するためのシーケンスチャートである。
図9のシーケンスチャートに示すように、まず、最初のテストとして、図6のステップS2に示したように、タイムスロット(Time Slot)数をデフォルト値N=16に設定して、親ノードの計測管理端末520から子ノードのガス使用量メータ530、電気使用量メータ540それぞれに同時にビーコン(Beacon)信号を送信した時(シーケンスSeq21A,21B)、親ノードの計測管理端末520は、ガス使用量メータ530、子ノードの電気使用量メータ540それぞれから、データ・リクエスト(Data Request)を受信することができ(シーケンスSeq22A,22B)、子ノードの電気使用量メータ540に対しては、16個のタイムスロット(Time Slot)数からなるアクティブ時間内でレスポンス(Response)を送信することができたが(シーケンスSeq23B)、子ノードのガス使用量メータ530に対しては、レスポンス(Response)を送信することができなかった。
このため、親ノードの計測管理端末520は、非アクティブ時間が経過した後、再度、子ノードのガス使用量メータ530に対してビーコン(Beacon)信号を送信した後(シーケンスSeq24A)、レスポンス(Response)を送信する動作を行うことにより(シーケンスSeq25A)、タイムスロット(Time Slot)数が16個の場合のシーケンスを完了させることができた。したがって、タイムスロット(Time Slot)数が16個の場合、親ノードの計測管理端末520が、すべての子ノードとの通信が完了するまでに送信したビーコン(Beacon)信号数は2個となる。
次に、図6のステップS6に示したように、タイムスロット(Time Slot)数を1個減らして、15個のタイムスロット(Time Slot)数に設定して、親ノードの計測管理端末520から子ノードのガス使用量メータ530、電気使用量メータ540それぞれに同時にビーコン(Beacon)信号を送信した時(シーケンスSeq26A,26B)、親ノードの計測管理端末520は、子ノードのガス使用量メータ530からは、データ・リクエスト(Data Request)を受信することができた(シーケンスSeq27A)。しかし、15個のタイムスロット(Time Slot)数からなるアクティブ時間内ではレスポンス(Response)を子ノードのガス使用量メータ530に対して送信することができなかった。また、もう一つの子ノードである電気使用量メータ540からは、15個のタイムスロット(Time Slot)数からなるアクティブ時間内でデータ・リクエスト(Data Request)を受信することができなかった。
このため、親ノードの計測管理端末520は、非アクティブ時間が経過した後、再度、子ノードのガス使用量メータ530、電気使用量メータ540それぞれに同時にビーコン(Beacon)信号を送信し(シーケンスSeq28A,28B)、もう一つの子ノードである電気使用量メータ540に対してはデータ・リクエスト(Data Request)の送信を促すとともに、データ・リクエスト(Data Request)を受信済みの子ノードのガス使用量メータ530に対してはレスポンス(Response)を送信する(シーケンスSeq29A)。
この結果として、親ノードの計測管理端末520は、子ノードの電気使用量メータ540から15個のタイムスロット(Time Slot)数からなるアクティブ時間内でデータ・リクエスト(Data Request)を受信することができたが(シーケンスSeq30B)、該データ・リクエスト(Data Request)に対応するレスポンス(Response)を子ノードの電気使用量メータ540に対して送信することができなかった。
このため、親ノードの計測管理端末520は、非アクティブ時間が経過した後、再度、子ノードの電気使用量メータ540に対してビーコン(Beacon)信号を送信し(シーケンスSeq31B)、しかる後、レスポンス(Response)を送信する動作を行うことにより(シーケンスSeq32B)、タイムスロット(Time Slot)数が15個の場合のシーケンスを完了させることができた。したがって、タイムスロット(Time Slot)数が15個の場合、親ノードの計測管理端末520が、すべての子ノードとの通信が完了するまでに送信したビーコン(Beacon)信号数は3個となる。以下、図6のフローチャートにおいて説明したように、タイムスロット(Time Slot)数が、テスト完了のためのテスト完了閾値としてあらかじめ設定したデフォルト値Nの(1/4)に該当する4個よりも少なくなるまで、1個ずつ減算しながら、同様のテストを繰り返した。
(通信テスト例2)
次に、図8のZigBeeネットワーク500のセンサ管理端末550をZigBee親ノードとして、ZigBee子ノードのドア開閉センサ560との間で無線通信を行う通信形態における省電力機能に関する通信テストについて、図10のシーケンスチャートを用いて説明する。図10は、図8のZigBeeネットワーク500のセンサ管理端末550をZigBee親ノードとした通信形態の場合の省電力機能に関する通信テストを実施した様子を説明するためのシーケンスチャートである。
図10のシーケンスチャートに示すように、まず、最初のテストとして、タイムスロット(Time Slot)数をデフォルト値N=16に設定して、親ノードのセンサ管理端末550から子ノードのドア開閉センサ560にビーコン(Beacon)信号を送信した時(シーケンスSeq41)、親ノードのセンサ管理端末550は、子ノードのドア開閉センサ560から、データ・リクエスト(Data Request)を受信することができたものの(シーケンスSeq42)、16個のタイムスロット(Time Slot)数からなるアクティブ時間内でレスポンス(Response)を送信することができなかった。
このため、親ノードのセンサ管理端末550は、非アクティブ時間が経過した後、再度、子ノードのドア開閉センサ560に対してビーコン(Beacon)信号を送信した後(シーケンスSeq43)、レスポンス(Response)を送信する動作を行うことにより(シーケンスSeq44)、タイムスロット(Time Slot)数が16個の場合のシーケンスを完了させることができた。したがって、タイムスロット(Time Slot)数が16個の場合、親ノードのセンサ管理端末550が、すべての子ノード(本通信例の場合はドア開閉センサ560のみ)との通信が完了するまでに送信したビーコン(Beacon)信号数は2個となる。
次に、タイムスロット(Time Slot)数を1個減らして、15個のタイムスロット(Time Slot)数に設定して、親ノードのセンサ管理端末550から子ノードのドア開閉センサ560にビーコン(Beacon)信号を送信した時(シーケンスSeq45)、親ノードのセンサ管理端末550は、15個のタイムスロット(Time Slot)数からなるアクティブ時間内にデータ・リクエスト(Data Request)を受信することができなかった。
このため、親ノードのセンサ管理端末550は、非アクティブ時間が経過した後、再度、子ノードのドア開閉センサ560にビーコン(Beacon)信号を送信した時(シーケンスSeq46)、親ノードのセンサ管理端末550は、15個のタイムスロット(Time Slot)数からなるアクティブ時間内にデータ・リクエスト(Data Request)を受信することができたものの(シーケンスSeq47)、アクティブ時間内に子ノードのドア開閉センサ560に対してレスポンス(Response)を送信することができなかった。
このため、親ノードのセンサ管理端末550は、非アクティブ時間が経過した後、再度、子ノードのドア開閉センサ560にビーコン(Beacon)信号を送信し(シーケンスSeq48)、しかる後、レスポンス(Response)を送信する動作を行うことにより(シーケンスSeq49)、タイムスロット(Time Slot)数が15個の場合のシーケンスを完了させることができた。したがって、タイムスロット(Time Slot)数が15個の場合、親ノードのセンサ管理端末550が、すべての子ノード(本通信例の場合はドア開閉センサ560のみ)との通信が完了するまでに送信したビーコン(Beacon)信号数は3個となる。以下、図6のフローチャートにおいて説明したように、タイムスロット(Time Slot)数が、テスト完了のためのテスト完了閾値としてあらかじめ設定したデフォルト値Nの(1/4)に該当する4個よりも少なくなるまで、1個ずつ減算しながら、同様のテストを繰り返した。
(通信テスト例3)
次に、図8のZigBeeネットワーク500のホームゲートウェイ510をZigBee親ノードとして、センサ管理端末550、計測管理端末520および極小モニタ570をZigBee子ノードとした場合のZigBee親ノードとZigBee子ノードとの間で無線通信を行う通信形態における省電力機能に関する通信テストについて、図11のシーケンスチャートを用いて説明する。図11は、図8のZigBeeネットワーク500のホームゲートウェイ510をZigBee親ノードとした通信形態の場合の省電力機能に関する通信テストを実施した様子を説明するためのシーケンスチャートである。
図11のシーケンスチャートに示すように、まず、最初のテストとして、タイムスロット(Time Slot)数をデフォルト値N=16に設定して、親ノードのホームゲートウェイ510から子ノードのセンサ管理端末550、計測管理端末520および極小モニタ570それぞれに同時にビーコン(Beacon)信号を送信した時(シーケンスSeq51A,51B,51C)、親ノードのホームゲートウェイ510は、子ノードのセンサ管理端末550、計測管理端末520それぞれから、データ・リクエスト(Data Request)を受信することができ(シーケンスSeq52A,52B)、子ノードの計測管理端末520に対してレスポンス(Response)を送信することができたものの(シーケンスSeq53B)、16個のタイムスロット(Time Slot)数からなるアクティブ時間内では子ノードのセンサ管理端末550に対してレスポンス(Response)を送信することができなかった。さらに、もう一つの子ノードである極小モニタ570からはデータ・リクエスト(Data Request)を受信することができなかった。
このため、親ノードのホームゲートウェイ510は、非アクティブ時間が経過した後、再度、子ノードのセンサ管理端末550、極小モニタ570それぞれに同時にビーコン(Beacon)信号を送信し(シーケンスSeq54A,54C)、子ノードの極小モニタ570に対してはデータ・リクエスト(Data Request)の送信を促すとともに、データ・リクエスト(Data Request)を受信済みの子ノードのセンサ管理端末550に対してはレスポンス(Response)を送信する(シーケンスSeq55A)。しかし、親ノードのホームゲートウェイ510は、何らかの要因により、子ノードの極小モニタ570からは再度データ・リクエスト(Data Request)を受信することができなかった。
このため、親ノードのホームゲートウェイ510は、非アクティブ時間が経過した後、再度、子ノードの極小モニタ570にビーコン(Beacon)信号を送信した時(シーケンスSeq56C)、16個のタイムスロット(Time Slot)数からなるアクティブ時間内に子ノードの極小モニタ570からデータ・リクエスト(Data Request)を受信することができたものの(シーケンスSeq57C)、アクティブ時間内に子ノードの極小モニタ570に対してレスポンス(Response)を送信することができなかった。
このため、親ノードのホームゲートウェイ510は、非アクティブ時間が経過した後、再度、子ノードの極小モニタ570にビーコン(Beacon)信号を送信し(シーケンスSeq58C)、しかる後、レスポンス(Response)を送信する動作を行うことにより(シーケンスSeq59C)、タイムスロット(Time Slot)数が16個の場合のシーケンスを漸く完了させることができた。したがって、タイムスロット(Time Slot)数が16個の場合、親ノードのホームゲートウェイ510が、すべての子ノードとの通信が完了するまでに送信したビーコン(Beacon)信号数は4個となる。以下、図6のフローチャートにおいて説明したように、タイムスロット(Time Slot)数が、テスト完了のためのテスト完了閾値としてあらかじめ設定したデフォルト値Nの(1/4)に該当する4個よりも少なくなるまで、1個ずつ減算しながら、同様のテストを繰り返した。
以上の(通信テスト例1)、(通信テスト例2)、(通信テスト例3)に説明したような各通信形態における通信テストを、図8のZigBeeネットワーク500におけるすべてのZigBee親ノード、ZigBee子ノードの組み合わせについて実施して、各通信テストのテスト結果を記録し、図6のフローチャートのステップS9に説明したようなテスト結果の解析を行う。テスト結果の解析は、それぞれの通信の組み合せにおいて、省電力化および通信性能の観点から最適のタイムスロット(Time Slot)数を求めることになるが、ここでは、実施例として実際に実施した(通信テスト例1)、(通信テスト例2)、(通信テスト例3)の3つの通信形態における通信テストの解析結果について、図12を用いて説明する。図12は、図8のZigBeeネットワーク500において実施した各通信形態の省電力機能に関する通信テストの解析結果の一例を示す説明図である。
図12(A)は、図9に示した(通信テスト例1)の場合の親ノードの計測管理端末520と子ノードのガス使用量メータ530、電気使用量メータ540との組み合わせの通信形態における通信テストの解析結果を示し、図12(B)は、図10に示した(通信テスト例2)の場合の親ノードのセンサ管理端末550と子ノードのガス使用量メータ530、電気使用量メータ540との組み合わせの通信形態における通信テストの解析結果を示し、図12(C)は、図11に示した(通信テスト例3)場合の親ノードのホームゲートウェイ510と子ノードのセンサ管理端末550、計測管理端末520および極小モニタ570との組み合わせの通信形態における通信テストの解析結果を示している。
なお、図12に示す各テスト結果の解析判定方法としては、図7(A)に示した(1),(2),(3)の3種類の判定方法のうち、(2)の判定方法、すなわち、各タイムスロット(Time Slot)数それぞれにおいて送信した各ビーコン(Beacon)信号数の平均値を平均ビーコン(Beacon)信号数として算出し、算出した平均ビーコン(Beacon)信号数に最も近い送出ビーコン(Beacon)信号数に該当するタイムスロット(Time Slot)数を最適のタイムスロット(Time Slot)数として取得するという方法を用いている。
まず、図12(A)に示す(通信テスト例1)の場合のテスト結果記録テーブル610のテスト結果について、各タイムスロット(Time Slot)数における送出ビーコン(Beacon)信号数の平均値を算出し、該平均値に最も近い送出ビーコン(Beacon)信号数となっているタイムスロット(Time Slot)数をテスト結果記録テーブル610の中から検索すると、タイムスロット(Time Slot)数は9個となっていた。したがって、(通信テスト例1)のような親ノードの計測管理端末520と子ノードのガス使用量メータ530、電気使用量メータ540との組み合わせの通信形態の場合、省電力化と通信性能との両立が可能な最適タイムスロット(Time Slot)数620は9個であると判定する。
したがって、図8のZigBeeネットワーク500において、子ノードのガス使用量メータ530、電気使用量メータ540との通信形態において親ノードとなる計測管理端末520には、通信形態ごとのアクティブ時間の長さを決定するタイムスロット(Time Slot)数として、最適タイムスロット(Time Slot)数620の9個を設定する。
同様にして、図12(B)に示す(通信テスト例2)の場合のテスト結果記録テーブル710のテスト結果、および、図12(C)に示す(通信テスト例3)の場合のテスト結果記録テーブル810のテスト結果から、親ノードのセンサ管理端末550と子ノードのドア開閉センサ560との組み合わせの通信形態の場合における省電力化と通信性能との両立が可能な最適タイムスロット(Time Slot)数720、および、親ノードのホームゲートウェイ510と子ノードのセンサ管理端末550、計測管理端末520および極小モニタ570との組み合わせの通信形態の場合における省電力化と通信性能との両立が可能な最適タイムスロット(Time Slot)数820を算出すると、それぞれ、6個および11個が得られる。
したがって、図8のZigBeeネットワーク500において、子ノードのドア開閉センサ560との通信形態において親ノードとなるセンサ管理端末550に、通信形態ごとのアクティブ時間の長さを決定するタイムスロット(Time Slot)数として、最適タイムスロット(Time Slot)数720の6個を設定し、また、子ノードのセンサ管理端末550、計測管理端末520および極小モニタ570との通信形態において親ノードとなるホームゲートウェイ510に、通信形態ごとのアクティブ時間の長さを決定するタイムスロット(Time Slot)数として、最適タイムスロット(Time Slot)数820の11個を設定する。
以上のように、ZigBeeネットワーク500における各通信形態に応じて通信性能を劣化させることなく省電力化を図ることが可能な最適のタイムスロット(Time Slot)数をZigBee親ノードのアクティブ時間の長さとなるタイムスロット(Time Slot)数として設定することができるので、通信性能を維持しつつ、消費電力を抑えることができ、各ZigBee端末の電池寿命を延長させることができる。
なお、前述の実施形態においては、図8に示すようなZigBeeネットワーク500側のZigBee端末についてのみ着目して説明したが、本発明は、かかる場合のみに限るものではない。例えば、図1に示したように、ホームゲートウェイ50からIPネットワーク40に接続して、IPネットワーク40側のIP通信端末10,20,…,30とZigBeeネットワーク100側のZigBee端末60,70,80,…,90とを連携した動作も可能であり、ZigBee端末側の省電力化に合わせてIP端末側の省電力化を操作することも可能である。
(実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、次のような効果が得られる。すなわち、IEEE802.15.4規格に準拠したZigBeeプロトコルにおけるビーコン(Beacon)モードにより無線通信を行う際の各通信形態ごとのアクティブ時間を決定するタイムスロット(Time Slot)数を、各通信形態ごとの親ノードと子ノードとの通信の1シーケンス完了(つまり、ビーコン(Beacon)信号送信からデータ・リクエスト(Data Request)とレスポンス(Response)との交換動作が完了するまでのシーケンス)に要する送出ビーコン(Beacon)信号数をタイムスロット(Time Slot)数を変えながらテストした結果の解析結果に基づいて、取得するようにしているので、通信性能と省電力化との両立が可能な無線通信を行うことが可能であり、消費電力を効果的に抑えた仕組みを構築することができる。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
10 IP端末1(TV端末)
20 IP端末2(ゲーム機)
30 IP端末3(スマートフォン
40 IPネットワーク
50 ホームゲートウェイ
60 ZigBee端末1(人感知センサ)
70 ZigBee端末2(リモコン)
80 ZigBee端末3(目覚まし時計)
90 ZigBee端末X(照明スイッチ)
100 ZigBeeネットワーク
110 ビーコン(Beacon)信号
120 アクティブ時間
120A アクティブ時間
120B アクティブ時間
130 非アクティブ時間
130A 非アクティブ時間
130B 非アクティブ時間
140 CAP(Contention Access Period)
150 CFP(Contention Free Period)
210 親ノード
220 子ノード
230A アクティブ時間
230B アクティブ時間
240A 残アクティブ時間
240B 残アクティブ時間
250 差分アクティブ時間
260A 非アクティブ時間
260B 非アクティブ時間
310A アクティブ時間
310B アクティブ時間
310C アクティブ時間
320A 非アクティブ時間
320B 非アクティブ時間
351 目的
352 処理
401 タイムスロット(Time Slot)数
402 送出ビーコン(Beacon)信号数
500 ZigBeeネットワーク
510 ホームゲートウェイ
520 計測管理端末
530 ガス使用量メータ
540 電気使用量メータ
550 センサ管理端末
560 ドア開閉センサ
570 極小モニタ
580 目覚まし時計
610 テスト結果記録テーブル(通信テスト例1)
620 最適タイムスロット(Time Slot)数(通信テスト例1)
710 テスト結果記録テーブル(通信テスト例2)
720 最適タイムスロット(Time Slot)数(通信テスト例2)
810 テスト結果記録テーブル(通信テスト例3)
820 最適タイムスロット(Time Slot)数(通信テスト例3)

Claims (10)

  1. IEEE802.15.4規格に準拠したZigBee(登録商標)プロトコルのビーコンモードを用いて無線通信を行うZigBee端末において、親ノードと子ノードとの間の無線通信を行うスーパーフレームの各通信形態ごとのアクティブ時間となるタイムスロット数を決定するために、前記タイムスロット数を変えながら、前記親ノードから前記子ノードへのビーコン信号送信からデータ・リクエストとレスポンスとの交換動作が完了するまでの1通信シーケンスに要する送出ビーコン数を各通信形態ごとにテストしたテスト結果を、あらかじめ定めた解析判定方法を用いて解析し、解析した結果に基づいて、各通信形態における最適タイムスロット数を求め、求めた前記最適タイムスロット数を、それぞれに該当する通信形態に用いるべき前記タイムスロット数として決定することを特徴とするZigBee端末。
  2. 前記テストは、デフォルト値としてあらかじめ定めたタイムスロット数から開始してテスト完了閾値としてあらかじめ定めたタイムスロット数まで1個ずつタイムスロット数を変えながら実施することを特徴とする請求項1に記載のZigBee端末。
  3. 前記デフォルト値として、前記タイムスロット数に設定可能な最大な個数を用い、前記テスト完了閾値として、前記デフォルト値の(1/4)の値を用いるか、または、ユーザが指定した任意の値を用いることを特徴とする請求項2に記載のZigBee端末。
  4. 前記最適タイムスロット数を求めるための前記解析判定方法として、前記テスト結果として得られた各タイムスロットごとの前記送出ビーコン数を平均した平均値と最も近い前記テスト結果における前記送出ビーコン数に該当するタイムスロット数を前記最適タイムスロット数とするか、または、前記デフォルト値のタイムスロット数の場合と同じ個数の前記テスト結果における前記送出ビーコン数に該当するタイムスロット数のうち最少のタイムスロット数を前記最適タイムスロット数とするか、または、前記デフォルト値のタイムスロット数の場合の前記送出ビーコン数にあらかじめ定めた許容乗算率を掛け合わせた値に最も近い前記テスト結果における前記送出ビーコン数に該当するタイムスロット数を前記最適タイムスロット数とするか、のいずれかを用いることを特徴とする請求項2または3に記載のZigBee端末。
  5. 屋内の無線通信ネットワークと外部のネットワークとを接続するホームゲートウェイにおいて、無線通信を行うための機能として、請求項1ないし4のいずれかに記載のZigBee端末の機能と同一の機能を少なくとも備えて構成されていることを特徴とするホームゲートウェイ。
  6. IEEE802.15.4規格に準拠したZigBee(登録商標)プロトコルに基づいて無線通信を行う無線通信端末を備えたZigBeeネットワークにおいて、前記無線通信端末が、請求項1ないし4のいずれかに記載のZigBee端末から構成されていることを特徴とするZigBeeネットワーク。
  7. IEEE802.15.4規格に準拠したZigBee(登録商標)プロトコルのビーコンモードを用いて無線通信を行うZigBee端末の省電力化方法であって、親ノードと子ノードとの間の無線通信を行うスーパーフレームの各通信形態ごとのアクティブ時間となるタイムスロット数を決定するために、前記タイムスロット数を変えながら、前記親ノードから前記子ノードへのビーコン信号送信からデータ・リクエストとレスポンスとの交換動作が完了するまでの1通信シーケンスに要する送出ビーコン数を各通信形態ごとにテストしたテスト結果を、あらかじめ定めた解析判定方法を用いて解析し、解析した結果に基づいて、各通信形態における最適タイムスロット数を求め、求めた前記最適タイムスロット数を、それぞれに該当する通信形態に用いるべき前記タイムスロット数として決定することを特徴とする省電力化方法。
  8. 前記テストは、デフォルト値としてあらかじめ定めたタイムスロット数から開始してテスト完了閾値としてあらかじめ定めたタイムスロット数まで1個ずつタイムスロット数を変えながら実施することを特徴とする請求項7に記載の省電力化方法。
  9. 前記最適タイムスロット数を求めるための前記解析判定方法として、前記テスト結果として得られた各タイムスロットごとの前記送出ビーコン数を平均した平均値と最も近い前記テスト結果における前記送出ビーコン数に該当するタイムスロット数を前記最適タイムスロット数とするか、または、前記デフォルト値のタイムスロット数の場合と同じ個数の前記テスト結果における前記送出ビーコン数に該当するタイムスロット数のうち最少のタイムスロット数を前記最適タイムスロット数とするか、または、前記デフォルト値のタイムスロット数の場合の前記送出ビーコン数にあらかじめ定めた許容乗算率を掛け合わせた値に最も近い前記テスト結果における前記送出ビーコン数に該当するタイムスロット数を前記最適タイムスロット数とするか、のいずれかを用いることを特徴とする請求項8に記載の省電力化方法。
  10. 請求項7ないし9のいずれかに記載の省電力化方法をコンピュータによって実行可能なプログラムとして実施していることを特徴とする省電力化制御プログラム。
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