JP2014157570A - 信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号処理の遅延を抑制すること。
【解決手段】本発明の信号処理装置100は、信号の出力方向に沿って複数段階に区分した各段階における信号処理をそれぞれ行い、当該信号処理を行う優先度が予め設定された各タスク部103と、各タスク部のうち、処理すべき信号が存在するものを優先度が高い順に実行するよう制御する実行制御手段104と、を備える。上記タスク部は、同一内容の所定の信号処理を行う2つの優先度相違タスク部を有し、優先度が高く設定された一方の優先度相違タスク部は、予め設定された優先装置から送信された信号を処理し、一方の優先度相違タスク部よりも優先度が低く設定された他方の優先度相違タスク部は、優先装置とは異なる他の装置から送信された信号を処理するよう設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、信号処理装置にかかり、特に、外部から受信して入力された信号を処理して外部に出力する信号処理装置に関する。
通信システムのノードは、外部から入力された信号を受信し、受信されることにより入力された信号を処理して、外部に出力する、という信号処理装置を構成している。例えば、図1に示すノード10は、外部の他ノード70,80が接続されており、これら他ノード70,80から送信された信号を受信して処理し、さらに出力する。
具体的に、図1の例では、他ノード70,80から送信された信号は、通信チャネルを表すC11,C12を経由して、ハードウェア割込みのハンドラである受信タスク11,12で受信される。そして、受信された信号は、入力タスク21,22から制御タスク31に送信され、適切な信号処理を受ける。その後、信号は、出力タスク23,24に送られ、C70,C80を経由して、他ノード70,80に送信される。なお、信号のカプセル化の処理は、信号を制御タスク31から入力タスク21,22に送ることで実現される。
また、ネットワークの運用・管理・保守を行うOAM(Operation Administration and Maintenance)端末90からノード10へ送られたコマンドは、C13を経由して受信タスク13でハードウェアレベルの受信割込みを受け、入力タスク41でソフトウェアレベルの受信処理が行われる。入力タスク41で受信されたコマンドは、制御タスク31で処理され、コマンド出力が出力タスク42へ送られる。コマンドの出力は、出力タスク42からC90を経由して外部へ出力される。
ここで、上述した受信タスク11,12,13によるハードウェア割込みは、その処理の優先度である実行プライオリティが最も高く設定されている。また、入力タスク21,22と出力タスク23,24は、同一の実行プライオリティが設定される。なお、当該タスク21,22,23,24は、OS(Operating System)のカーネル内の処理として実装される場合もある。さらに、これらタスク21,22,23,24は、信号処理の遅延を避けるため、制御タスク31と比べ高い実行プライオリティが設定される。また、コマンド処理の入力タスク41と出力タスク42は、ユーザアプリケーションとして実装されるため、制御タスク31と比べ低い実行プライオリティが設定される。
特開2011−49815号公報
ところが、上述した通信システムのノード10では、他ノード70との通信に用いるプロトコルAのタスクと、他ノード80との通信に用いるプロトコルBのタスクと、制御タスク、というように機能ごとに分類し、これらの機能毎に実行プライオリティを設定している。このため、入力処理と送信処理のプライオリティが同じになり、送信処理を優先的に行うことができなかった。さらに、送信つまり出力タスクの実行プライオリティが、受信タスクの実行プライオリティよりも低いため、かかる点でも、送信処理を優先することができない。この結果、輻輳が発生しうる量の信号を受信しても、システムに流入する信号を制限できない。すると、受信タスクが優先されるため、大量のパケットを受信した場合、その他の処理に実行権が回らない、という問題が生じる。あるいは、信号の受信を制限する為に複雑な仕組みが必要であったり、輻輳が発生してから制限を起動するまでにタイムラグが発生することを避けられなかった。
また、コマンド処理のタスクがアプリケーションタスクとして低い優先度が与えられているため、システム輻輳時には、コマンドによる制御が著しく遅くなる、または、行えない状態となってしまう、という問題が生じる。
ここで、上述した問題を解決する手段として、特許文献1が提案されている。ところが、特許文献1に記載の方法では、入力タスクで処理し始めた信号が最優先で処理されるため、処理中に到着した受信信号に優先度の高い信号があったとしても、他の優先度の低い信号と区別した扱いが出来ないという問題があった。
また、マルチコアプロセッサ上に複数の仮想マシンを実行させた場合、それらの仮想マシンは、他のプロセッサ上のノードより緊密に連携して動作させる場合が多いと考えられる。このため、同一マルチコアプロセッサ上の仮想マシンが輻輳状態に陥った場合には、より深刻な影響を受けると考えられる。ところが、関連する技術では、ノードの入力信号を処理する時に、装置間の連携などを意識することはない。従って、同一マルチコアプロセッサ上のノード間の信号処理を優先的に行うことができず、信号処理に遅延が生じるという問題がある。そして、かかる問題は、仮想マシン間のみならず、ハードウェア装置間でも生じうる。
以上のように、通信システムのノードにおいて、信号に応じて所望の優先処理が実行されず、信号処理に遅延が生じる、という問題があった。
このため、本発明の目的は、信号処理装置において、信号に応じて所望の優先処理が実行されないことにより、信号処理に遅延が生じる、という課題を解決することができる、信号処理装置を提供することにある。
本発明の一形態である信号処理装置は、
信号が入力される入力段階から、その信号が一連の内部処理を経て外部に出力される出力段階までを、信号の出力方向に沿って複数段階に区分し、当該区分した各段階における信号処理をそれぞれ行い、当該信号処理を行う優先度が予め設定された各タスク部と、
前記各タスク部のうち、処理すべき信号が存在するものを、当該各タスク部に予め設定された前記優先度が高い順に実行するよう制御する実行制御手段と、を備え、
前記タスク部は、同一内容の所定の信号処理を行い、前記優先度が異なる2つの優先度相違タスク部を有し、当該優先度相違タスク部のうち、他方よりも前記優先度が高く設定された一方の前記優先度相違タスク部は、予め設定された優先装置から送信された信号を処理し、前記一方の優先度相違タスク部よりも前記優先度が低く設定された他方の前記優先度相違タスク部は、前記優先装置とは異なる他の装置から送信された信号を処理するよう設定されている、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
信号処理装置に、
信号が入力される入力段階から、その信号が一連の内部処理を経て外部に出力される出力段階までを、信号の出力方向に沿って複数段階に区分し、当該区分した各段階における信号処理をそれぞれ行い、当該信号処理を行う優先度が予め設定された各タスク部と、
前記各タスク部のうち、処理すべき信号が存在するものを、当該各タスク部に予め設定された前記優先度が高い順に実行するよう制御する実行制御手段と、
を実現させ、
前記タスク部は、同一内容の所定の信号処理を行い、前記優先度が異なる2つの優先度相違タスク部を有し、当該優先度相違タスク部のうち、他方よりも前記優先度が高く設定された一方の前記優先度相違タスク部は、予め設定された優先装置から送信された信号を処理し、前記一方の優先度相違タスク部よりも前記優先度が低く設定された他方の前記優先度相違タスク部は、前記優先装置とは異なる他の装置から送信された信号を処理するよう設定されている、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態である信号処理方法は、
信号が入力される入力段階から、その信号が一連の内部処理を経て外部に出力される出力段階までを、信号の出力方向に沿って複数段階に区分し、当該区分した各段階における信号処理をそれぞれ行い、当該信号処理を行う優先度が予め設定された各タスク部を備えた信号処理装置が、
前記各タスク部のうち、処理すべき信号が存在するものを、当該各タスク部に予め設定された前記優先度が高い順に実行するよう制御する信号処理方法であり、
前記タスク部は、同一内容の所定の信号処理を行い、前記優先度が異なる2つの優先度相違タスク部を有し、当該優先度相違タスク部のうち、他方よりも前記優先度が高く設定された一方の前記優先度相違タスク部は、予め設定された優先装置から送信された信号を処理し、前記一方の優先度相違タスク部よりも前記優先度が低く設定された他方の前記優先度相違タスク部は、前記優先装置とは異なる他の装置から送信された信号を処理するよう設定されている、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、信号に応じて所望の優先処理を実行することで、信号処理の遅延を抑制することができる。
本発明に関連する信号処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1における信号処理システムの構成を示すブロック図である。 図2に開示した信号処理システムの具体的な構成及び動作を示す図である。 本発明の実施例1における信号処理システムの構成及び動作を示す図である。 図4に開示した強連携ノード情報の一例を示す図である。 本発明の実施例2における信号処理システムの構成及び動作を示す図である。 本発明の実施例3における信号処理システムの構成及び動作を示す図である。 本発明の実施例4における信号処理システムの構成及び動作を示す図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図2乃至図5を参照して説明する。図2は、信号処理システムの構成の概略を示すブロック図であり、図3乃至図5は、具体的な構成及び動作を示す図である。
まず、図2を参照して、信号処理システムの構成の概略を説明する。図2に示すように、信号処理システムは、信号処理装置であるノード100及び連携ノード200を備えている。連携ノード200は、ノード100と強く連携して信号処理を行うノードとして、予め設定された同一のグループ1000に属していることとする。また、信号処理システムは、上記グループ1000内に属しておらず、ノード100とは連携度合いが弱い他ノード700,800と、OAM制御端末900と、を備えている。そして、これら各ノードや端末は、相互にネットワークを介して接続されている。
上記ノード100は、外部から入力された信号を受信し、当該受信されることにより入力された信号を処理して、外部に出力する機能を有する信号処理装置である。例えば、ノード100は、外部の他ノード700,800から送信された信号を受信して処理し、出力する。このとき、ノード100は、連携ノード200と連携した信号処理も行う。また、ノード100は、OAM制御端末900からのコマンドに応じた処理も行う。
そして、上記ノード100は、演算装置101及び記憶装置102を備えた情報処理装置にて構成されている。具体的に、ノード100は、演算装置101にプログラムが組み込まれることで構築された、タスク群103と制御部104とを備える。また、ノード100は、記憶装置102に装置情報記憶部105と優先度記憶部106とを備えている。
上記タスク群103は、信号処理を実行する複数のタスクであり、当該タスクの具体例を図3に示す。これら各タスクは、それぞれ後述するように所定の信号処理を実行するものであり、実行される優先度が予め設定されている。各タスクの優先度は、優先度記憶部106に予め記憶されており、その一例は後述する実施例にて図5を参照して説明する。そして、各タスクの実行を制御部104(実行制御手段)が制御するが、当該制御部104は、処理すべき信号が存在するタスクを、優先度が高い順に実行する。つまり、各タスクは、優先度が高い順に実行権が与えられる。
以下、図3を参照して、ノード100の構成及び動作を説明する。まず、ノード100は、通信チャネルC100,C200を介して、連携ノード200と信号を送受信する。また、通信チャネルC111,C700,C112,C800を介して、他ノード700,800と信号を送受信する。さらに、ノード100は、通信チャネルC113を介してOAM制御端末900からコマンドを受け、通信チャネルC900を介してコマンドの出力を返す。
図3に示す強連携ノード情報114は、図2に示す装置情報記憶部105(装置情報記憶手段)に記憶された装置情報であり、ノード100と強く連携したノード(優先装置)を識別する情報が登録されている。例えば、この例では、強連携ノード情報114には、連携ノード200を識別する識別情報が登録されている。
受信タスク111(受信タスク部)は、通信チャネルC100,C111を経由して連携ノード200や他ノード700から受信した信号に対する、ハードウェア処理を含めた受信処理を行う。このとき、受信タスク111は、受信した信号の内容を参照して、当該信号の送信元の判定を行う。具体的に、受信タスク111は、受信した信号に含まれるMACアドレスなどの送信元を特定する情報が、強連携ノード情報114に記憶されているか否かを調べる。
そして、受信タスク111は、受信した信号の送信元の情報が強連携ノード情報114に含まれている場合には、当該受信した信号を、後述する強関連入力調停タスク171に接続されている符号178の受信キュー(一方の受信キュー)に格納する。一方、受信タスク111は、受信した信号の送信元の情報が強連携ノード情報114に含まれていない場合には、当該受信した信号を、後述する一般入力調停タスク181に接続されている符号188の受信キュー(他方の受信キュー)に格納する。なお、受信タスク111は、受信した信号を受信キュー178または188に積み込む際に、当該信号に設定された優先度に従ったキューに積み込む。
そして、受信タスク111の優先度は、後述するいずれのタスク(各タスク部)よりも一番高く設定されている。これに加え、受信タスク111は、単位時間あたりの受信処理の数の閾値を持っている。このため、受信タスク111は、設定された閾値の範囲では、信号であるパケットを最優先で受信処理し、閾値を超えるパケットは無条件に破棄する。
上記強関連入力調停タスク171と一般入力調停タスク181は、共に受信調停タスクであり、同一内容の信号処理を行うもの(優先度相違タスク部)である。一般入力調停タスク181(他方の優先度相違タスク部、他方の入力タスク部)は、受信キュー188から信号を取り出す際に、優先度の高いキューを優先して処理する。そして、一般入力調停タスク181は、取り出した信号をソフトウェアレベルの受信処理を行う入力タスク161に渡す。強関連入力調停タスク171(一方の優先度相違タスク部、一方の入力タスク部)は、受信キュー178から信号を取り出して、入力タスク161に渡す処理を行う。かかる処理の動作は、上記一般入力調停タスク181とほぼ同じである。
但し、後述するように、強関連入力調停タスク171の優先度は、一般入力調停タスク181よりも高く設定されている。つまり、強連携ノード情報114に記憶されている送信元から送信された信号は、強関連入力調停タスク171によって一般入力調停タスク181よりも優先して、入力タスク161に入力される。なお、一般入力調停タスク181の優先度は最も低く設定されており、強関連入力調停タスク171は一般入力調停タスク181の優先度よりも高く設定されている。
上記入力タスク161は、強関連入力調停タスク171あるいは一般入力調停タスク181から渡された信号のソフトウェアレベルでの受信処理を行い、かかる信号を制御タスク131に渡す。なお、入力タスク161の優先度は、強関連入力調停タスク171よりも高く設定されている。
上記制御タスク131は、信号の内容に応じた処理を行い、その後、信号の送信が必要であれば、信号を出力121タスクに渡す。なお、制御タスク131の優先度は、入力タスク161よりも高く設定されている。
上記出力タスク121は、信号の送信処理を行い、実際に他のノードなどに対する信号の送信を行う。出力タスク121は、送信先に応じて通信チャネルC200やC700を使い分け、連携ノード200や他ノード700に信号を送信する。なお、出力タスク121の優先度は、制御タスク131よりも高く設定されている。
ここで、IPトンネルのように信号がカプセル化された構造を持つ場合、カプセルの外側のプロトコル処理後に、内側の信号を取り出すことがある。また、逆に受信した信号の処理後にカプセル化処理として、外側にプロトコルのヘッダを付加した上で送信を行うことがある。再入力タスク141は、このようなカプセル化処理を行うために使用される。上記制御タスク131は、信号にカプセル化処理が必要だと判断した場合、その信号を再入力タスク141に送信し、当該再入力タスク141はカプセル化処理を行った後、信号が受信されたかのように、再度、制御タスク131へ信号の送信を行う。
また、ノード100は、複数の通信プロトコルを扱う場合、上述した受信タスク111、出力タスク121、再入力タスク141、入力タスク161、受信キュー178,188のセットを、他の扱う通信プロトコルの種類分、さらに装備している。図3の例では、受信タスク112、出力タスク122、再入力タスク142、入力タスク162、受信キュー179,1189が、二つ目の通信プロトコルに対応すべく設けられている例を示している。複数のタスク群のセットを持つ場合、一般入力調停プロトコル181は、各セットの受信キュー188,189の両方を検査し、最も優先度の高い信号を、信号プロトコルの対応する入力タスクに送信する。強関連入力調停プロトコル171も同様である。
また、ノード100は、OAM制御端末900からOAMコマンドの入力を通信チャネルC113を介して受け、受信タスク(コマンド)113でハードウェア処理を含めた受信処理を行う。その後、入力タスク151でソフトウェア的にコマンドを受け付けた後、制御タスク131でコマンドの反映や要求されたデータの検索等を行う。コマンドの出力がある場合は、出力タスク(コマンド)123で出力処理を行い、通信チャネルC900を介してOAM制御端末900に結果を返す。
ここで、上述したノード100における各タスクが実行される優先度は、図3の矢印に示すように、上方に位置するものほど高く設定され、下方に位置するものほど低く設定されている。具体的に、まず、受信タスク111等に、最も高い優先度である実行プライオリティを持たせている。そして、出力タスク121等、制御タスク131、再入力タスク141等、入力タスク(コマンド)151、入力タスク(プロトコル)161等、強関連入力調停タスク171、一般入力調停タスク181、の順に、実行プライオリティを下げて設定しており、一般入力調停タスク181に最も低い実行プライオリティを持たせている。
このように、本発明では、ハードウェア的な受信処理(受信タスク)を除き、受信した信号が入力される入力段階から出力段階までを複数段階に区分した各段階における信号処理をそれぞれ行う各タスクが、出力段階に近い段階のものほど実行プライオリティが高くなるように設定している。このため、ノード100に受信された信号は、ハードウェア的な受付け処理後は、先に受信されたものほど優先的に処理される。従って、ノード100内に信号が滞留することを防ぐことが出来る。
また、ノード100は、強く連携した連携ノード200からの入力信号を、それ以外のノード700等からの入力信号よりも優先的に処理する。このため、強く連携したノード群内に取り込んだ信号を優先的に処理し、当該ノード群内に信号が滞留しないようにすることで、当該ノード群全体として輻輳状態を避けることが出来る。
なお、ノード100は、受信タスク111等に単位時間あたりの受信量の閾値を設定することで、過剰な受信パケットがノード100内へ流入することを事前に防ぐことが出来る。また、受信タスクで優先度別のキュー積み込みを行うことで、優先度が高い信号を、優先的に処理することが出来る。さらに、コマンドの入力処理を信号の受信処理より高い優先度とすることで、システムが輻輳状態であっても、コマンド処理を実行することが出来る。
<実施例1>
ここで、上述した実施形態1における信号処理システムの具体的な実施例を、図4乃至図5を参照して説明する。図4は、信号処理システムにおける各タスクの様子を示すブロック図であり、図5は、各タスクに設定された優先度を示す図である。
本実施例では、一つのノード100が、SIPと3GPPプロトコルのゲートウェイ装置であり、このノードと強く連携している連携ノード200が、IPsecゲートウェイ装置である。この例では、ノード100にはIPsecの機能が無く、IPsec通信が必要な場合、ノード100は連携ノード200の機能を使うこととなる。つまり、ノード100と連携ノード200は強い連携があり、同一のグループ1000に属していることとなっている。
ノード100は、IPsecを使わないSIPベースの処理を行う場合は、IPルータ等の外部ノード700と通信チャネルC111,C700を介し通信を行う。ノード100は、IPsecを使うSIPベースの通信の場合は、通信チャネルC100,C200を介して、連携ノード200にIPsec処理をさせた上で、その先の対向のIPsec GW等の外部ノード600と通信チャネルC201,C600を介して通信を行う。従って、通信チャネルC111,C700,C100,C200上は平文の信号であるのに対し、通信チャネルC201、C600上は、IPsecで暗号化された信号がやりとりされる。
一方、ノード100は、3GPPプロトコルベースの処理を行う場合は、RNC等の外部ノード800と通信チャネルC112,C800と通信を行う。更に、ノード100は、OAMの制御ノードであるOAM制御端末900と通信チャネルC113,C900を介して通信を行う。OAM制御端末900は、保守コマンドを使い、ノード100の状態監視と操作を行う。
図4を参照して、ノード100の内部構成を説明する。ノード100は、強い関連があるノードの情報を保持する強連携ノード情報114を持つ。また、受信した信号を一時的に蓄えるキューである受信キュー178,179,188,189を持つ。これらのキューは、内部的には信号の優先度に対応した複数のキューから構成される。
ノード100はさらに、信号の処理タスクを有する。各タスクには、実行プライオリティである優先度が設定されている。そして、タスクは、入力から出力までの一連の処理ステップに対応した分類と、処理対象のプロトコルによる分類が可能である。
処理ステップに対応した分類は、受信タスク111等、出力タスク121等、制御タスク131、再入力タスク141等、入力タスク151等、強関連入力調停タスク171、一般入力調停タスク181がある。このうち、受信タスク111等の実行プライオリティが最も高く、上述した順に、実行プライオリティは低くなる。但し、入力タスク151等の中でも、コマンド処理の入力タスク151は、他のプロトコル処理の入力タスク161,162より高いプライオリティを設定する。
なお、上述したプロトコルによる分類は、この例では、共通制御、SIP、RANAP、コマンド処理がある。
ノード100が持つタスクの分類と実行プライオリティの一例を図5に示す。例えば、受信タスク111は、SIPプロトコルの受信タスクであり、実行プライオリティは「1」である。また、入力タスク151は、コマンド処理の入力タスクであり、実行プライオリティは「5」である。実行プライオリティは、数値が小さいほど、そのタスクが実行される優先度は高いものとして設定される。
制御タスク131は、IPプロトコル上のSIP機能とRANAPプロトコル上の3GPPの呼処理機能の変換機能を実現する。制御タスク131は、当事者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
次に、上述したノード100の動作を説明する。事前に、強連携ノード情報114には、強い関連を持つノードの情報を予め設定しておく。この例では、強連携ノード情報114には、連携ノード200のMACアドレスを設定しておく。強連携ノード情報114の設定の手段は、本発明では問わないが、例えば、手動で登録する方法がある。
各タスクのスケジューリングは、ノード100のOSつまり上述した制御部104によって行われる。OSは、実行プライオリティの高いタスクほど優先的に実行権を与える。OSのスケジューリングの方法については、一般的に知られている技術であり、ここでは説明を省略する。
続いて、プロトコル信号の処理の動作について説明する。受信タスク111は、通信チャネルC111やC100からの信号到着によって起動される。受信タスク111では、閾値をもって、単位時間あたりの許容処理数と比較し、閾値を超えている場合、その信号は破棄する。閾値を越えていない場合、信号の送信元ノードと、信号の優先度を調べる。
信号の送信元ノードを調べることは、例えばEthernet(登録商標)であれば、Ethernetヘッダ中の送信元MACアドレスを調べることで行うことができる。受信タスク111は、通信チャネル100に到着した信号は、連携ノード200からの信号であると判断でき、当該信号の送信元を表す情報が強連携ノード情報114に登録されている情報に含まれるため、強い関連のあるノードからの信号であると判断できる。通信チャネルC111に到着した信号は、送信元MACアドレスがノード700のものであり、強連携ノード情報114に登録されている情報に含まれない為、強い関連のあるノードからのものではないと判断できる。また、信号の優先度を調べることは、例えばEthernetであれば、CoSフィールドを調べることで行うことができる。
受信タスク111は、受信した信号の送信元が強い関連のあるノードであった場合には、信号の優先度に基づき、受信キュー178の適切なキューに信号を積み込む。また、受信タスク111は、信号の送信元が強い関連のあるノードではなかった場合いは、信号の優先度に基づき、受信キュー188内の適切なキューに信号を積み込む。
上記受信タスク111と同様に、受信タスク112は、通信チャネルC112からの信号到着によって起動される。受信チャネル112も、強連携ノード情報114を参照しつつ、信号の送信元ノードが強い関連のあるノードであるか否かと、信号のプライオリティに応じて、受信キュー179または189の適切なキューに信号を積み込む。
続いて、強関連入力調停タスク171は、実行権が与えられた時に、受信キュー178と179を検査し、優先度の高いキューに積み込まれた信号を優先して入力タスクに送る。強関連入力調停タスク171は、最も優先度の高い信号が受信キュー178に積み込まれていれば、その信号を入力タスク161に送り、受信キュー179に積み込まれていれば、その信号を入力タスク162に送る。なお、受信キュー178と179の優先度間の相対関係は本発明では特に問わないが、例えば、固定的に割り振るなどの方法がある。
一般入力調停タスク181は、強関連入力調停タスク171より実行プライオリティが低く、また、検査する受信キューが188と189であることを除き、強関連入力調停タスク171と同様に動作する。
入力タスク161,162では、受信信号のプロトコルに関する信号の入力処理を行う。プロトコル処理の内容は既知の技術であり、本発明の内容とは直接関係しないので、ここでは説明しない。入力処理後、入力タスク161,162は、信号を制御タスク131に送る。
制御タスク131では、信号の内容に関する処理を行う。その結果、信号の送信が必要であれば、送信すべき信号の生成を行い、生成した信号を適切な送信タスクへ送信する。また、プロトコル変換が必要であると判断された場合、適切な信号の変換を行う。例えば、制御タスク131が、入力タスク161からSIP信号を受信しており、これをRANAP信号に変換する必要があると判断した場合、RANAP信号を生成し、出力タスク122へ送信する。SIP信号を送信する必要があると判断した場合、SIP信号を生成し、出力タスク121へ送信する。なお、制御タスク131のプロトコル処理自体は、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な動作の説明は省略する。
ここで、SIP信号は、IPプロトコル上に構成されている。IPプロトコルには、トンネリング機能がある。たとえば、自ノード宛のIPパケットの中にIPパケットがカプセル化されている場合には、外側のヘッダを外したり、トンネル設定された宛先に対しては、カプセル化した上で送信したりする必要がある。これらの機能は、一度処理したパケットを再度受信し直したように見せかけることにより、処理の簡素化が行えることが一般に知られている。再入力タスク141は、この再受信を行わせるためのタスクである。制御タスク131で再受信が必要と判断された信号は、再入力タスク141に渡され、改めて制御タスク131へ受信した信号であるかのように処理される。
出力タスク121や122では、プロトコルに応じた出力処理を行う。出力タスク121では、SIPとして必要な処理を行い、適切な通信チャネルC200やC700を介して連携ノード200やIPルータ700などの外部のノードへ送信する。また、出力タスク122では、RANAPとして必要な送信処理を行い、通信チャネル800から他のノード800に送信される。
次に、OAM処理の動作について説明する。OAM制御端末900は、ユーザからのコマンド入力を、シリアル回線等の通信チャネルC113を介して、ノード100に送る。ノード100の内部では、受信タスク113がハードウェア的な受信処理を行い、ソフトウェア的なコマンド入力として、入力タスク151に送付する。入力タスク151は、コマンドを制御タスクで処理されるように、制御タスク131に送付する。制御タスク131は、コマンドの処理を行い、必要に応じ出力結果を出力タスク123へ送付する。出力タスク123は、通信チャネルC900を介して、コマンド結果をOAM制御端末900に送り返す。
以上説明したように、本発明では、以下に記載するような効果を奏する。まず、タスクの実行プライオリティを傾斜的に設定しているので、信号のノード内での滞留を防止でき、輻輳を回避できることである。これは、図5に示すように、出力段階に近い処理ほど高くなるよう一貫した実行プライオリティを付与することで実現されている。このため、新たな受信信号が、既に受信した信号の処理を阻害することがない。なお、再入力タスク141で再入力となった信号は、一度ノード内で処理を始めた信号であるので、新たな受信信号よりは高い優先度を持って処理される。
そして、特に本発明では、強い関連のあるノード間での信号のやりとりが優先的に行われるので、強い関連のあるノード間において、全体としてより輻輳が起こりにくくすることができる。これは、強連携ノード情報114を基に、受信タスク111と112で受信信号の送信元による分類を実施し、強関連入力調停タスク171及び受信キュー178,1179と、一般入力調停タスク181及び受信キュー188,189と、を分離し、強関連入力調停タスク171により高い実行プライオリティを付与することで実現している。
また、実行プライオリティの設定のみで実現しているので、過負荷制御を実現するための余分な処理が不要である。これは、OSのスケジューリング機能を活用することで実現されている。このため、輻輳の発生から制限までにタイムラグがない。
また、受信タスクの単位時間あたりの処理数の閾値を設定しているので、過負荷時には新たな信号の受信を抑止でき、輻輳を回避できる。
また、コマンド受付処理を信号受付処理より高優先で実施するので、過負荷時にもOAM操作が不能になることがない。これは、入力タスク(コマンド処理)151に、入力タスク161,1162より高い実行プライオリティを付与することで実現している。これにより、一度処理を始めた信号は速やかに処理されるが、コマンドは新たな受信信号よりは高い優先度で処理される。
さらに、受信キューに信号の優先度の処理を組み込んでいるので、上述した効果を実現しつつ、QoS等の優先度処理にも対応できることである。これは、受信タスク111,112で信号の優先度による分類を行い、受信キュー178,179,188,189への積み込み時に、優先度によるキューの使い分けを行い、入力調停タスクで優先度の高いキューを優先的に扱うことで実現している。
<実施例2>
次に、上述した実施形態1における信号処理システムの具体的な実施例2を、図6を参照して説明する。図6は、信号処理システムにおける各タスクの様子を示すブロック図である。
上述した実施例1では、通信プロトコルとしてSIPとRANAPを使用したが、受信タスク111、出力タスク121、再入力タスク141、入力161、受信キュー178,188を、他の通信プロトコルに適応可能なものとしてもよい。また、受信タスク112、出力タスク122、入力タスク162、受信キュー179、189についても同様に、他の信号プロトコルに適応可能なものに変更可能である。この場合には、制御タスク131の機能は、変更した信号プロトコルに応じて変更する。また、図4で開示した受信タスク112、出力タスク122、入力タスク162、受信キュー179、189が存在せず、受信キュー111、出力タスク121、再入力タスク141、入力161、受信キュー178、188のみが存在することも可能である。
図6は、ノード100がIPルータを実現する例を示している。図6では、図4と比較して、受信タスク112、出力タスク122、入力タスク162、受信キュー179、189が無く、受信キュー111、出力タスク121、再入力タスク141、入力タスク161、受信キュー178、188を、IP処理に適用した例となっている。この場合、制御タスク131はIPルーティング処理を行う。また、図6では、ノード100に強く連携するノードを図示していないが、もちろん連携ノードが接続されていてもよい。
<実施例3>
次に、上述した実施形態1における信号処理システムの具体的な実施例3を、図7を参照して説明する。図7は、信号処理システムにおける各タスクの様子を示すブロック図である。
図7は、ノード100がL2スイッチである例を示している。この場合、制御タスク131がL2スイッチとして動作し、再入力141はVLANタグのスタッキングの処理に対応させることが出来る。
<実施例4>
次に、上述した実施形態1における信号処理システムの具体的な実施例4を、図8を参照して説明する。図8は、信号処理システムにおける各タスクの様子を示すブロック図である。
図8は、他のプロトコルに適応した例である。HTTPクライアントやそれに繋がるIPルータ800が、HTTPプロトコルによりノード100に接続し、ノード100では要求内容に応じてLDAPプロトコルを用い、連携ノード200のデータベースへアクセスする例を示している。この例では、連携ノード200は強い関連を持つノード100としか通信しない。この為、連携ノード200の一般入力調停タスク281は、実際には動作しないことになる。ノード100は、連携ノード200からの入力を優先的に処理するので、ノード1100と連携ノード200を一括りで見たとき、クライアントからの要求を内部に溜め込むことを避けることができ、輻輳の回避に繋がる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における信号処理装置、プログラム、信号処理方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
信号が入力される入力段階から、その信号が一連の内部処理を経て外部に出力される出力段階までを、信号の出力方向に沿って複数段階に区分し、当該区分した各段階における信号処理をそれぞれ行い、当該信号処理を行う優先度が予め設定された各タスク部と、
前記各タスク部のうち、処理すべき信号が存在するものを、当該各タスク部に予め設定された前記優先度が高い順に実行するよう制御する実行制御手段と、を備え、
前記タスク部は、同一内容の所定の信号処理を行い、前記優先度が異なる2つの優先度相違タスク部を有し、当該優先度相違タスク部のうち、他方よりも前記優先度が高く設定された一方の前記優先度相違タスク部は、予め設定された優先装置から送信された信号を処理し、前記一方の優先度相違タスク部よりも前記優先度が低く設定された他方の前記優先度相違タスク部は、前記優先装置とは異なる他の装置から送信された信号を処理するよう設定されている、
信号処理装置。
(付記2)
付記1に記載の信号処理装置であって、
前記優先装置を識別する装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、
所定の装置から送信された信号を受信処理する受信タスク部と、
受信した信号が入力される入力段階から出力段階までを複数段階に区分した各段階における信号処理をそれぞれ行う前記各タスク部と、を備え、
前記受信タスク部は、前記各タスク部と比較して前記優先度が一番高く設定されていると共に、前記装置情報記憶手段に記憶された前記装置情報に基づいて、受信した信号の送信元が前記優先装置であるか否かを判断し、
前記一方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元であると判断された信号を処理するよう設定され、前記他方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元ではないと判断された信号を処理するよう設定されている、
信号処理装置。
(付記3)
付記2に記載の信号処理装置であって、
前記各タスク部は、出力段階に近い段階における信号処理を行うものほど前記優先度が高くなるよう設定されると共に、前記受信タスク部は、前記優先度が前記各タスク部と比較して一番高く設定されており、
前記一方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元であると判断された信号の入力処理を行う一方の入力タスク部であり、前記他方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元ではないと判断された信号の入力処理を行う他方の入力タスク部である、
信号処理装置。
(付記4)
付記3に記載の信号処理装置であって、
前記一方の入力タスク部が入力処理を行うときに取り出す信号が格納される一方の受信キューと、前記他方の入力タスク部が入力処理を行うときに取り出す信号が格納される他方の受信キューと、を備え、
前記受信タスク部は、当該受信タスク部にて受信した送信元が前記優先装置である信号を前記一方の受信キューに格納し、当該受信タスク部にて受信した送信元が前記優先装置ではない信号を前記他方の受信キューに格納する、
信号処理装置。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかに記載の信号処理装置であって、
前記装置情報記憶手段は、前記信号処理装置と連携して信号を処理する装置を前記優先装置として識別する前記装置情報を記憶する、
信号処理装置。
(付記6)
信号処理装置に、
信号が入力される入力段階から、その信号が一連の内部処理を経て外部に出力される出力段階までを、信号の出力方向に沿って複数段階に区分し、当該区分した各段階における信号処理をそれぞれ行い、当該信号処理を行う優先度が予め設定された各タスク部と、
前記各タスク部のうち、処理すべき信号が存在するものを、当該各タスク部に予め設定された前記優先度が高い順に実行するよう制御する実行制御手段と、
を実現させ、
前記タスク部は、同一内容の所定の信号処理を行い、前記優先度が異なる2つの優先度相違タスク部を有し、当該優先度相違タスク部のうち、他方よりも前記優先度が高く設定された一方の前記優先度相違タスク部は、予め設定された優先装置から送信された信号を処理し、前記一方の優先度相違タスク部よりも前記優先度が低く設定された他方の前記優先度相違タスク部は、前記優先装置とは異なる他の装置から送信された信号を処理するよう設定されている、
プログラム。
(付記7)
付記6に記載のプログラムであって、
前記信号処理装置に、
所定の装置から送信された信号を受信処理する受信タスク部と、
受信した信号が入力される入力段階から出力段階までを複数段階に区分した各段階における信号処理をそれぞれ行う前記各タスク部と、
を実現させ、
前記受信タスク部は、前記各タスク部と比較して前記優先度が一番高く設定されていると共に、記憶された前記優先装置を識別する装置情報に基づいて、受信した信号の送信元が前記優先装置であるか否かを判断し、
前記一方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元であると判断された信号を処理するよう設定され、前記他方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元ではないと判断された信号を処理するよう設定されている、
プログラム。
(付記8)
信号が入力される入力段階から、その信号が一連の内部処理を経て外部に出力される出力段階までを、信号の出力方向に沿って複数段階に区分し、当該区分した各段階における信号処理をそれぞれ行い、当該信号処理を行う優先度が予め設定された各タスク部を備えた信号処理装置が、
前記各タスク部のうち、処理すべき信号が存在するものを、当該各タスク部に予め設定された前記優先度が高い順に実行するよう制御する信号処理方法であり、
前記タスク部は、同一内容の所定の信号処理を行い、前記優先度が異なる2つの優先度相違タスク部を有し、当該優先度相違タスク部のうち、他方よりも前記優先度が高く設定された一方の前記優先度相違タスク部は、予め設定された優先装置から送信された信号を処理し、前記一方の優先度相違タスク部よりも前記優先度が低く設定された他方の前記優先度相違タスク部は、前記優先装置とは異なる他の装置から送信された信号を処理するよう設定されている、
信号処理方法。
(付記9)
付記8に記載の信号処理方法であって、
前記信号処理装置は、
前記優先装置を識別する装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、
所定の装置から送信された信号を受信処理する受信タスク部と、
受信した信号が入力される入力段階から出力段階までを複数段階に区分した各段階における信号処理をそれぞれ行う前記各タスク部と、を備えており、
前記受信タスク部は、前記各タスク部と比較して前記優先度が一番高く設定されていると共に、前記装置情報記憶手段に記憶された前記装置情報に基づいて、受信した信号の送信元が前記優先装置であるか否かを判断し、
前記一方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元であると判断された信号を処理するよう設定され、前記他方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元ではないと判断された信号を処理するよう設定されている、
信号処理方法。
なお、上述したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
100 ノード
101 演算装置
102 記憶装置
103 タスク群
104 制御部
105 装置情報記憶部
106 優先度記憶部
111,112,113 受信タスク
114 強連携ノード情報
121,122,123 出力タスク
131 制御タスク
141,142 再入力タスク
151 入力タスク
161,162 入力タスク
171 強関連入力調停タスク
178,179,188,189 受信キュー
181 一般入力調停タスク
200 連携ノード
700,800 他ノード
900 OAM制御端末

Claims (9)

  1. 信号が入力される入力段階から、その信号が一連の内部処理を経て外部に出力される出力段階までを、信号の出力方向に沿って複数段階に区分し、当該区分した各段階における信号処理をそれぞれ行い、当該信号処理を行う優先度が予め設定された各タスク部と、
    前記各タスク部のうち、処理すべき信号が存在するものを、当該各タスク部に予め設定された前記優先度が高い順に実行するよう制御する実行制御手段と、を備え、
    前記タスク部は、同一内容の所定の信号処理を行い、前記優先度が異なる2つの優先度相違タスク部を有し、当該優先度相違タスク部のうち、他方よりも前記優先度が高く設定された一方の前記優先度相違タスク部は、予め設定された優先装置から送信された信号を処理し、前記一方の優先度相違タスク部よりも前記優先度が低く設定された他方の前記優先度相違タスク部は、前記優先装置とは異なる他の装置から送信された信号を処理するよう設定されている、
    信号処理装置。
  2. 請求項1に記載の信号処理装置であって、
    前記優先装置を識別する装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、
    所定の装置から送信された信号を受信処理する受信タスク部と、
    受信した信号が入力される入力段階から出力段階までを複数段階に区分した各段階における信号処理をそれぞれ行う前記各タスク部と、を備え、
    前記受信タスク部は、前記各タスク部と比較して前記優先度が一番高く設定されていると共に、前記装置情報記憶手段に記憶された前記装置情報に基づいて、受信した信号の送信元が前記優先装置であるか否かを判断し、
    前記一方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元であると判断された信号を処理するよう設定され、前記他方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元ではないと判断された信号を処理するよう設定されている、
    信号処理装置。
  3. 請求項2に記載の信号処理装置であって、
    前記各タスク部は、出力段階に近い段階における信号処理を行うものほど前記優先度が高くなるよう設定されると共に、前記受信タスク部は、前記優先度が前記各タスク部と比較して一番高く設定されており、
    前記一方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元であると判断された信号の入力処理を行う一方の入力タスク部であり、前記他方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元ではないと判断された信号の入力処理を行う他方の入力タスク部である、
    信号処理装置。
  4. 請求項3に記載の信号処理装置であって、
    前記一方の入力タスク部が入力処理を行うときに取り出す信号が格納される一方の受信キューと、前記他方の入力タスク部が入力処理を行うときに取り出す信号が格納される他方の受信キューと、を備え、
    前記受信タスク部は、当該受信タスク部にて受信した送信元が前記優先装置である信号を前記一方の受信キューに格納し、当該受信タスク部にて受信した送信元が前記優先装置ではない信号を前記他方の受信キューに格納する、
    信号処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の信号処理装置であって、
    前記装置情報記憶手段は、前記信号処理装置と連携して信号を処理する装置を前記優先装置として識別する前記装置情報を記憶する、
    信号処理装置。
  6. 信号処理装置に、
    信号が入力される入力段階から、その信号が一連の内部処理を経て外部に出力される出力段階までを、信号の出力方向に沿って複数段階に区分し、当該区分した各段階における信号処理をそれぞれ行い、当該信号処理を行う優先度が予め設定された各タスク部と、
    前記各タスク部のうち、処理すべき信号が存在するものを、当該各タスク部に予め設定された前記優先度が高い順に実行するよう制御する実行制御手段と、
    を実現させ、
    前記タスク部は、同一内容の所定の信号処理を行い、前記優先度が異なる2つの優先度相違タスク部を有し、当該優先度相違タスク部のうち、他方よりも前記優先度が高く設定された一方の前記優先度相違タスク部は、予め設定された優先装置から送信された信号を処理し、前記一方の優先度相違タスク部よりも前記優先度が低く設定された他方の前記優先度相違タスク部は、前記優先装置とは異なる他の装置から送信された信号を処理するよう設定されている、
    プログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムであって、
    前記信号処理装置に、
    所定の装置から送信された信号を受信処理する受信タスク部と、
    受信した信号が入力される入力段階から出力段階までを複数段階に区分した各段階における信号処理をそれぞれ行う前記各タスク部と、
    を実現させ、
    前記受信タスク部は、前記各タスク部と比較して前記優先度が一番高く設定されていると共に、記憶された前記優先装置を識別する装置情報に基づいて、受信した信号の送信元が前記優先装置であるか否かを判断し、
    前記一方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元であると判断された信号を処理するよう設定され、前記他方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元ではないと判断された信号を処理するよう設定されている、
    プログラム。
  8. 信号が入力される入力段階から、その信号が一連の内部処理を経て外部に出力される出力段階までを、信号の出力方向に沿って複数段階に区分し、当該区分した各段階における信号処理をそれぞれ行い、当該信号処理を行う優先度が予め設定された各タスク部を備えた信号処理装置が、
    前記各タスク部のうち、処理すべき信号が存在するものを、当該各タスク部に予め設定された前記優先度が高い順に実行するよう制御する信号処理方法であり、
    前記タスク部は、同一内容の所定の信号処理を行い、前記優先度が異なる2つの優先度相違タスク部を有し、当該優先度相違タスク部のうち、他方よりも前記優先度が高く設定された一方の前記優先度相違タスク部は、予め設定された優先装置から送信された信号を処理し、前記一方の優先度相違タスク部よりも前記優先度が低く設定された他方の前記優先度相違タスク部は、前記優先装置とは異なる他の装置から送信された信号を処理するよう設定されている、
    信号処理方法。
  9. 請求項8に記載の信号処理方法であって、
    前記信号処理装置は、
    前記優先装置を識別する装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、
    所定の装置から送信された信号を受信処理する受信タスク部と、
    受信した信号が入力される入力段階から出力段階までを複数段階に区分した各段階における信号処理をそれぞれ行う前記各タスク部と、を備えており、
    前記受信タスク部は、前記各タスク部と比較して前記優先度が一番高く設定されていると共に、前記装置情報記憶手段に記憶された前記装置情報に基づいて、受信した信号の送信元が前記優先装置であるか否かを判断し、
    前記一方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元であると判断された信号を処理するよう設定され、前記他方の優先度相違タスク部は、前記受信タスク部にて前記優先装置が送信元ではないと判断された信号を処理するよう設定されている、
    信号処理方法。
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