JP2014157397A - 情報処理システム、情報処理装置、データバックアップ方法、及びデータ分散送信用制御プログラム - Google Patents
情報処理システム、情報処理装置、データバックアップ方法、及びデータ分散送信用制御プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ネットワーク10を介してデータを二重に保持する情報処理システムであって、データの書込を指示する第1ノード11と、前記データを保存し前記第1ノードの指示に従って該データを読み出す前記第2ノード21と、この第2ノードに保存データのバックアップデータを保持する1又は2以上の第3ノード31〜34とを有し、前記第2ノード21が、予め前記バックアップデータを1又は2以上の前記第3ノード用に分けて送信し分散保持させる送受信制御部21Aを備え、更に、バックアップデータの分割送信に際して事前に機能し、当該バックアップデータをパケットの最大サイズにより1又は2以上に分割する分散データ生成部21Bとを備えていること。
【選択図】図1
Description
かかるデータバックアップ技術の分野においては、下記特許文献1乃至3が知られている。この内、特許文献1には、複数のバックアップ装置とデータファイルの漏洩防止等を意図してこれを監視する複数の監視制御装置が分散配置されたネットワークシステムが開示されている。
本発明は、かかる関連技術の有する不都合を改善し、特に、レプリカデータの分散送信および複製時のデータ転送の円滑化を図り得る情報処理システム、情報処理装置、データバックアップ方法、及びデータ分散送信用制御プログラムを提供することを、その目的とする。
前記データの書込及び検索を指示する第1ノードと、この第1ノードによって書込を指示されたデータを保存し前記第1ノードの検索の指示に従って該データを読み出す前記一のノードである第2ノードと、前記第2ノードに保存されたデータを複製して保持する1又は2以上の第3ノードとを備え、
前記第2ノードが、前記第1ノードにより書込を指示されたデータを予め保存するデータ保存部と、この保存したデータのバックアップデータを1又は2以上の前記第3ノードに分けて送信し分散保持させる送受信制御部と、このデータの分割送信に際して事前に機能し当該データのバックアップデータをパケットの最大サイズにより1又は2以上に分割する分散データ生成部とを備えている、という構成を採っている。
前記情報処理システムが備えている第1ノードにより書込を指示された場合に当該第1ノードから送り込まれるマスターデータを保存する機能を備えたデータ保存部と、このデータ保存部に保存されたマスターデータを分割して前記ネットワーク上に連結装備されたバックアップ用の1又は2以上の第3ノードに分けて送信し分散保持させる送受信制御部と、このデータの分割送信に際して機能し、パケットの最大サイズにより1又は2以上に分割する分散データ生成部と、を備えている、という構成を採っている。
前記複数のノードとして、前記データの書込及び検索を指示する第1ノードと、この第1ノードによって書込を指示されたデータを保存し前記第1ノードの検索の指示に従って該データを読み出す前記一のノードである第2ノードと、前記第2ノードに保存されたデータを複製して保持する1又は2以上の第3ノードとが予め設置されており、
外部からの指令に基づいて前記第1ノードが稼働し、前記第2ノードに対して前記保存用のデータの書込(及び検索)を指令し、
この第1ノードの指令に従って前記第2ノードが稼働し、前記第1ノードからの書込指令の対象であるマスターデータを予め装備されたデータ保存部に保存し、
次に、この保存したマスターデータを前記各第3ノードに対応して複数に分割すると共に前記第2ノードの送受信制御部が前記各第3ノードにバックアップ用として送信しそれぞれに分散保持させるようにし、
このマスターデータの前記分割に際しては、前記第2ノードの分散データ生成部が稼働し、パケットの最大サイズにより1又は2以上に分割するようにする、という構成を採っている。
前記情報処理システムが備えている第1ノードによりデータ書込を指示された場合に当該第1ノードから送り込まれるマスターデータをデータ保存部に保存するデータ保存制御機能、
このデータ保存部に保存されたマスターデータを分割して前記ネットワーク上に連結装備された複数の第3ノードに送受信制御部を介してそれぞれバックアップ用として分散送信するデータ分散送信制御機能、
および前記データの分散送信に先立って成される前記マスターデータの分割処理では、パケットの最大サイズにより1又は2以上に分割するバックアップ用データ分割処理機能、とを備えた構成とし、
これらの各制御機能および処理機能を、予め装備したコンピュータに実現させるようにする、という構成を採っている。
(概要)
本第1実施形態では、バックアップデータであるレプリカデータを分割する際に、分割数を規定したデータを図1に示すレプリカデータ処理ノード31にのみ、蓄積しておく。 同時に、本第1実施形態では、レプリカデータ処理ノード31〜34によるバックアップデータ分散保持に際しては、バックアップデータをパケットの最大データサイズにより、分割する方式を採っている。例えば、パケットの最大データサイズが1500B(バイト)であり、データサイズが4000B(バイト)の場合を示す。
本発明にかかる情報処理システム1は、図1に示すように、複数の情報処理装置がノードとしてP2P方式のネットワーク10に接続され、この内のマスターデータ処理ノード21が備えている保存データをバックアップデータとして複数のレブリカデータ処理ノード31〜34により分散保持されて成るデータ二重保持システムである。
具体的には後述するが、本第1実施形態では、例えば、パケットの最大データサイズよりも大きいデータサイズのマスターデータを対象としており、パケットの最大データサイズに基づいて分割送信するように構成されている。
又、このデータ書込要求ノード11は、上記マスターデータ処理ノード21に障害が発生した場合に稼働して前記第3ノード31〜34の内の一の第3ノード31に対して、前記複数の第3ノードが分散保持する前記各データの読出し及び収集を指令する読出/収集指令機能を備えている。
そして、前述したデータ書込要求ノード11は、前記分散識別情報に基づいて前記複数の第3ノード31〜34から返信されたデータを併合して前記マスターデータ処理ノードに保存されている前記マスターデータを復元する復元処理機能を有する。
上記構成内容を、以下、更に具体的に説明する。
図1に示すように、本第1実施形態に係る情報処理システム1は、前述したようにDHT型のP2Pネットワーク10に、前述した各ノード、即ち情報処理装置を構成する書込要求ノード11、マスターデータ処理ノード21、レプリカデータ処理ノード31乃至34が、それぞれ連結されている。
又、符号21Eは、上記主制御部21Fの動作に必要な各種データ等が必要に応じて格納され若しくは取り出される第2の記憶部を示す。この第2の記憶部21Eは、RAMにより構成されている。
又、この送受信制御部21Aは、そのバックアップ用のデータの分割内容を示す識別可能な分散識別情報を、主制御部21Fに送信制御されて当該複数の第3ノード31〜34の内の少なくとも1つ(本第1実施形態では隣接する第3ノード31)に送信するように機能する。
即ち、レプリカデータの分割数nの範囲は、1≦n≦N_{MAX }である。
ここで、n=レプリカデータの分割数、である。
更に、N_{MAX }=分割データの最大値で「フィンガーテーブルが保持する全ノード数−1」又は「予め決めた値」、である。
尚、この内、「予め決めた値」は、本第1実施形態では、「全ノード数−1」以下とする。
次に、上記第1実施形態の基本的な動作を説明する。
図1において、書込/検索要求ノード11には、まず、書込/検索をするデータ10aが、外部から設定入力される。
この場合、レプリカ処理ノード31〜34は、フィンガーテーブル224に従ってマスター処理ノード21で選択されるものであり、図1はその特殊な一例に過ぎない。
尚、マスター処理ノード21の障害時に、書込/検索要求ノード11による保存データの検索を受けて代行するレプリカ処理ノード31を、以下、他のレプリカデータ処理ノード32〜34と区別するため「障害支援ノード」とも呼ぶ。
上記図1乃至図2に開示した情報処理システムの動作を具体的に説明する。
ここで、図1において、書込/検索要求ノード11として動作した情報処理装置は、同じ構成を備えた情報処理装置が、データ書込要求ノード11として動作し、或いはデータ検索要求ノードとして動作する。
まず、外部からの指令に基づいて前記書込/検索要求ノード(第1ノード)11が稼働し、前記マスター処理ノード(第2ノード)21に対して前記保存用のデータの書込を指令し、この第1ノード11の指令に従って前記第2ノード21が稼働し、前記第1ノード11からの書込指令の対象であるマスターデータを予め装備されたデータ保存部21Cに保存する。
そして、このマスターデータの前記分割に際しては、前記第2ノード21の分散データ生成部21Bが稼働し、パケットの最大サイズにより1又は2以上に分割するように機能する。
ここで、以下に示す(1)(2)(3)(4)は、図1中の丸数字に対応するものとする。
マスター処理ノード21が分散データの分散配置に使用したフィンガーテーブルは、分散配置するレプリカデータ処理ノード31〜33に配置される。
図3は、図1に示すシステムにあって、保存データの書込手順を示すシーケンス図である。
尚、マスターデータ書込処理(図3:A22)で正常に書き込めなかった場合、書込結果送信処理(図3:S24)により正常に書き込めなかった旨のメッセージを書込要求ノード11に通知する。
本第1実施形態の場合は、データサイズ4000Bに対してパケットの最大データサイズを1500Bとしたので、三つのノード31乃至33で必要充分となる。マスター処理ノード21によるこれらの判断は、主制御部21Fによって実行される(図3:A27)。
図3の例では、レプリカデータ処理ノード31〜33の三つのノードに、分割数情報が付された分散データ及びハッシュ値を送信する。
以下、レプリカ処理ノード31〜33の処理は同様なので、1つのレプリカ処理ノード31の処理について説明する。
レプリカデータ処理ノード31は、データ書込完了通知処理(図3:A54)によって、書込完了或いは書込未了の通知を、マスター処理ノード21に通知する。
どこに通知するかはシステムの設計による。例えば、マスター処理ノード21自身で通知を受けて、他のフィンガーテーブルによる再分散を試みてもよいし、書込を失敗したレプリカ処理ノードを他のレプリカ処理ノードで代行して再分散を試みてもよい。或いは、書込要求ノード11に通知してもよいし、書込要求ノード11を介してデータ書込要求を行なったシステム外部の他のシステムや装置でもよい。
また、分散データが正常に書き込めなかった場合、マスターデータ処理ノード21が保存したマスターデータの保持を継続するか/消去するかも、システムの設計による。
更に、マスターデータ処理ノード21が保存したマスターデータの分散データの保持を再度レプリカデータ処理ノードに要求するか否かも、システムの設計による。
次に、図4を参照して正常時の検索処理を説明する。
即ち、図4の(1) では、検索要求ノード11がマスター処理ノード21に対して検索要求を行う。これに対して、図4の(2) では、マスター処理ノード21が自己が保持するマスーデータを検索し、その結果を検索要求ノード11に返答し、これにより保存データの検索が完了する。
尚、本第1実施形態において、保存データの検索は、ハッシュテーブルのハッシュ値との比較に基づいて行われる。
図5に、保存データ障害時における分散データ検索の一例を示す。
この図5の例では、データの検索中に障害が発生したマスター処理ノード21の検索処理を代行するレプリカ処理ノード31が、分散データを集めてデータ復元のためのマージ(merge:併合)を行ない、その結果を検索要求ノード11に送信する。
本第1実施形態では、上記のように、次のレプリカ処理ノード31に分割数にかかる情報が格納されているものとする。このため、レプリカ処理ノード31にアクセスすると、分割数が判るようになっている。
このようにして、検索要求ノード11は、マスター処理ノード21に保存したマスターデータと同一のマスターデータを復元し取得することができる。
次に、上記保存データ障害時の分散データ検索(図5の検索動作)の具体例を、図6のシーケンス図を参照して説明する。
ここで、レプリカ処理ノード32,33,及び34の処理は同様なので、以下、レプリカ処理ノード32を代表させて説明する。
次に、本発明に係る情報処理システムの第2実施形態を、図7乃至図10を参照して説明する。ここで、前述した第1実施形態の場合と同一の構成部材については同一の符号を用いるものとする。
この図8に示すマスターデータ処理ノード22の各構成要素は、前述した第1実施形態に示すマスターデータ処理ノード21の各構成要素(図2参照)と同等に機能する構成要素となっている。
そのため、本第2実施形における上記態分散データ生成部22Bは、バックアップデータの生成に際しては、データ保存部22Cからデータを分割することなく取り出して送受信部22Aへ送り出すように機能する。
その他の構成は、前述した第1実施形態の場合と同一となっている。
次に、本第2実施形態の動作を説明する。
この第2実施形態では、データサイズがパケットの最大データサイズより小さい場合に限定してあるので、データの分散配置はしない。図7の(1) (2) は、この場合の状態を示すものである。
図9は、図7に示す情報処理システム2にあって、保存データの書き込み手順を示すシーケンスである。
この図9において、まず、書込/検索要求ノード11は、外部から送り込まれるデータ(マスターデータ)をデータ書込要求処理(図9:A10)によりデータ書込要求としてマスター処理ノード22へ送る。
尚、マスターデータ書込処理(図9:A22)で正常に書き込めなかった場合、書込結果送信処理(図9:S24)により正常に書き込めなかった旨のメッセージを書込要求ノード11に通知する。
本第2実施形態の場合は、データサイズ700Bに対してパケットの最大データサイズを1500Bとしたので、一つのノード31で必要充分となり、その結果は、分散データ・ハッシュ値/フィンガーテーブル送信処理(図9:A40)に渡される。
レプリカデータ処理ノード31は、データ書込完了通知処理(図9:A54)によって、書込完了或いは書込未了の通知を、マスター処理ノード22に通知する。
図10にこれを示す。
本第2実施形態では、マスターデータのバックアップを単一のレプリカ処理ノード31で実行するように構成したことから、この図10における障害時のデータ検索については、レプリカ処理ノード31に対する書込要求ノード11による検索要求があって後、正常時の上記保存データ書込みのシーケンス(図9)の場合と同一の手順で、データ検索が順次実行される。
次に、本発明に係る情報処理システムの第3実施形態を、図11乃至図15を参照して説明する。ここで、前述した第1実施形態の場合と同一の構成部材については同一の符号を用いるものとする。
その他の構成は、前述した第1実施形態の場合と同一となっている。
次に、本第3実施形態の動作を説明する。
まず、図11において、書込/検索要求ノード11のデータ書込要求に従って、マスター処理ノード23は(1) (2) 及び(3) の処理を行う。
図13は、図11に示す情報処理システム3にあって、保存データの書き込み手順を示すシーケンスである。
この図9において、まず、書込/検索要求ノード11は、外部から送り込まれるデータ(マスターデータ)をデータ書込要求処理(図13:A10)によりデータ書込要求としてマスター処理ノード23へ送る。
尚、マスターデータ書込処理(図13:A22)で正常に書き込めなかった場合、書込結果送信処理(図13:S24)により正常に書き込めなかった旨のメッセージを書込要求ノード11に通知する。
本第3実施形態の場合は、データサイズ4000Bに対してパケットの最大データサイズを1500Bとしたので、三つのノード31乃至33で必要充分となる。マスター処理ノード21によるこれらの判断は、主制御部21Fによって実行される(図13:A27)。
図13の例では、レプリカデータ処理ノード31〜33の三つのノードに、分散データ及びハッシュ値を送信する。
図14に、保存データ障害時における分散データ検索の一例を示す。
この図14の例では、データの検索中に障害が発生したマスター処理ノード23の検索処理を代行するレプリカ処理ノード31が、分散データを集めてデータ復元のためのマージ(merge:併合)を行ない、その結果を検索要求ノード11に送信する。
この図14の (3)の処理では、検索要求を受けた各レプリカ処理ノード32,33,又は34は、検索要求元のレプリカデータ処理ノード31に検索結果を返す。
このようにして、検索要求ノード11は、マスター処理ノード23に保存したマスターデータと同一のマスターデータを復元し取得することができる。
次に、上記保存データ障害時の分散データ検索(図14の検索動作)の具体例を、図15のシーケンス図を参照して説明する。
次に、本発明に係る情報処理システムの第4実施形態を図16乃至図22を参照して説明する。
このため、ここでは、前述した第1実施形態(図1乃至図6)における情報処理装置1の具体例として、以下、説明する。
図16において、CPU(主制御部)21Fは、演算制御用のプロセッサであり、第1の記憶部(ROM)21Dに記憶されたプログラムを実行することで、図2の各機能構成部を実現する。
尚、上記図16には、本第4実施形態に必須なデータやプログラムのみが示されており、OSなどの汎用のデータやプログラムは図示されていない。
図17は、マスターデータ処理ノードテーブル151の構成を示す図である。
かかるマスターデータ処理ノードテーブル151は、データ書込/検索要求ノード11がデータファイルの内容や形式などから、マスターデータ処理ノード21を決定するために使用する。
図18は、フィンガーテーブル224及びフィンガーテーブル格納部152の構成を示す図表である。
尚、フィンガーテーブルについては、図18の構成に限定することはなく、分散データの書込元と書込先との関連が記述されていればよい。
図19は、検索データ送信先情報145の構成を示す図である。
この図19においては、書込/検索するデータのファイル名145Aに対応付けて検索した分散データの送信先ノードID145Bが記憶されている。ここで、送信先ノードID145Bはレプリカデータ処理ノード31およびデータ書込/検索要求ノード11の送信先を示している。
図20は、ハッシュテーブル225及び保存データ154の構成を示す図表である。
図21は、各ノード間の送信メッセージ146の構成を示す図表である。
図21の送信メッセージ510は、データ書込/検索要求ノードから送信される送信メッセージである。符号511はマスターデータ処理ノードへの書込要求の送信メッセージの構成を示している。ここで、括弧で示した「分散データ送信先」は、データ書込/検索要求ノード11が主導して分散データ報告先を指定する場合に使用されるが、マスターデータ処理ノード21が予め保持している場合や、データ内容やデータ形式から決定される場合は、使用されない。
図22は、情報処理プログラムの処理手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS610において、自装置内部からあるいは外部装置からデータをシステム内に書き込む指示があったか/データを検索する指示があったかを判定する。データ書込またはデータ検索の指示があればステップS612に進んで、まず、情報処理装置は、データ書込/検索要求ノード11として動作する。
このようにしても、前述した第1実施形態と同等の作用効果を備えた情報処理システムを得ることができ、前述した目的を有効に達成することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴をいかように組み合わせたシステム又は装置も、本発明の範疇に含まれる。
P2P方式のネットワークに接続された複数のノードを備え、前記各ノードの内の一のノードが備えているデータを複製して二重に保持する情報処理システムであって、
前記データの書込及び検索を指示する第1ノードと、この第1ノードによって書込を指示されたデータを保存し前記第1ノードの検索の指示に従って該データを読み出す前記一のノードである第2ノードと、前記第2ノードに保存されたデータを複製して保持する1又は2以上の第3ノードとを備え、
前記第2ノードが、
前記第1ノードにより書込を指示されたデータを予め保存するデータ保存部と、
この保存したデータのバックアップデータを1又は2以上の前記第3ノードに分けて送信し分散保持させる送受信制御部と、
このデータの分割送信に際して事前に機能し当該データのバックアップデータをパケットの最大サイズにより1又は2以上に分割する分散データ生成部とを備えていることを特徴とした情報処理システム。
付記1に記載の情報処理システムにおいて、
前記第1ノードをデータ書込要求ノードとすると共に、前記第2ノードをマスターデータ処理ノードとし、
このマスターデータ処理ノードが、隣接する前記一の第3ノードに対して、前記1又は2以上の第3ノードを識別可能な分散識別情報を、前記データの分割送信に対応させて送信処理することを特徴とした情報処理システム。
付記2に記載の情報処理システムにおいて、
前記第3ノードにかかる前記分散識別情報は、前記マスターデータ処理ノードが予め備えている記憶部のファインテーブルに予め格納されていることを特徴とした情報処理システム。
請求項3に記載の情報処理システムにおいて、
前記データ書込要求ノードは、
前記マスターデータ処理ノードに障害が発生した場合に稼働して前記一の第3ノードに対して、前記複数の第3ノードが保持する前記各分散データの読出し及び収集を指令する読出/収集指令機能を備えていることを特徴とした情報処理システム。
請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記一の第3ノードは、
前記分散識別情報に基づいて他の前記複数の第3ノードを特定すると共に当該複数の第3ノードが保持するデータを検索して返信するように指令する返信指令送信機能と、
前記分散識別情報に基づいて自ノードのデータと返信されたデータとを併合して前記マスターデータ処理ノードに保存している前記マスターデータと同一のマスターデータを復元するデータ復元処理機能と、
前記復元されたマスターデータを前記データ書込要求ノードに送信する復元データ送信処理機能とを有することを特徴とした情報処理システム。
請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記一の第3ノードは、
前記分散識別情報に基づいて他の前記複数の第3ノードを特定し、当該複数の第3ノードに分散保持させたデータを検索して前記データ書込要求ノードに返信するように指示する返信指示処理機能と、
前記分散識別情報を前記データ書込要求ノードに通知する分散識別情報通知処理機能と、
自ノードに分散保持されたデータを前記データ書込要求ノードに送信する自データ送信処理機能とを有し、
前記データ書込要求ノードは、前記分散識別情報に基づいて前記複数の第3ノードから返信されたデータを併合して前記マスターデータ処理ノードに保存されている前記マスターデータを復元する復元処理機能を有することを特徴とした情報処理システム。
請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理システムにおいて、
前記データ書込要求ノードは、外部入力されるデータを保存するノードとして前記P2P方式のネットワークに接続された複数のノードから前記第2ノードであるマスターデータ処理ノードを予め選択する選択処理機能を、更に有することを特徴とした情報処理システム。
請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理システムに装備され、前記第1ノード、前記第2ノード、及び前記第3ノードの少なくとも何れか一つのノードとして機能することを特徴とした情報処理装置。
P2P方式のネットワークに装備され、バックアップの対象となるマスターデータを保持する機能を備えると共に、当該マスターデータを複製して二重に保持する情報処理システムの一部を構成する一の情報処理装置であって、
前記情報処理システムが備えている第1ノードにより書込を指示された場合に当該第1ノードから送り込まれるマスターデータを保存する機能を備えたデータ保存部と、
このデータ保存部に保存されたマスターデータを分割して前記ネットワーク上に連結装備されたバックアップ用の1又は2以上の第3ノードに分けて送信し分散保持させる送受信制御部と、
このデータの分割送信に際して機能し、パケットの最大サイズにより1又は2以上に分割する分散データ生成部と、を備えていることを特徴とした情報処理装置。
P2P方式のネットワークに接続された複数のノードを備え、前記各ノードの内の一のノードが有するマスターデータを複製して二重に保持する情報処理システムにあって、
前記複数のノードとして、前記データの書込及び検索を指示する第1ノードと、この第1ノードによって書込を指示されたデータを保存し前記第1ノードの検索の指示に従って該データを読み出す前記一のノードである第2ノードと、前記第2ノードに保存されたデータを複製して保持する1又は2以上の第3ノードとが予め設置されており、
外部からの指令に基づいて前記第1ノードが稼働し、前記第2ノードに対して前記保存用のデータの書込(及び検索)を指令し、
この第1ノードの指令に従って前記第2ノードが稼働し、前記第1ノードからの書込指令の対象であるマスターデータを予め装備されたデータ保存部に保存し、
次に、この保存したマスターデータを前記各第3ノードに対応して複数に分割すると共に前記第2ノードの送受信制御部が前記各第3ノードにバックアップ用として送信しそれぞれに分散保持させるようにし、
このマスターデータの前記分割に際しては、前記第2ノードの分散データ生成部が稼働し、パケットの最大サイズにより1又は2以上に分割するようにしたことを特徴とするマスターデータのバックアップ方法。
P2P方式のネットワークに装備され、バックアップの対象となるマスターデータを保持する機能を備えると共に、当該マスターデータを複製して二重に保持する情報処理システムの一部を構成する一の情報処理装置にあって、
前記情報処理システムが備えている第1ノードによりデータ書込を指示された場合に当該第1ノードから送り込まれるマスターデータをデータ保存部に保存するデータ保存制御機能、
このデータ保存部に保存されたマスターデータを分割して前記ネットワーク上に連結装備された複数の第3ノードに送受信制御部を介してそれぞれバックアップ用として分散送信するデータ分散送信制御機能、
このデータの分散送信に先立って成される前記マスターデータの分割処理では、パケットの最大サイズにより1又は2以上に分割する構成とし、
これらの各制御機能および制御内容を、予め装備したコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする複製データ分散送信用制御プログラム。
Claims (10)
- P2P方式のネットワークに接続された複数のノードを備え、前記各ノードの内の一のノードが備えているデータを複製して二重に保持する情報処理システムであって、
前記データの書込及び検索を指示する第1ノードと、この第1ノードによって書込を指示されたデータを保存し前記第1ノードの検索の指示に従って該データを読み出す前記一のノードである第2ノードと、前記第2ノードに保存されたデータを複製して保持する1又は2以上の第3ノードとを備え、
前記第2ノードが、
前記第1ノードにより書込を指示されたデータを予め保存するデータ保存部と、
この保存したデータのバックアップデータを1又は2以上の前記第3ノードに分けて送信し分散保持させる送受信制御部と、
このデータの分割送信に際して事前に機能し当該データのバックアップデータをパケットの最大サイズにより1又は2以上に分割する分散データ生成部とを備えていることを特徴とした情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記第1ノードをデータ書込要求ノードとすると共に、前記第2ノードをマスターデータ処理ノードとし、
このマスターデータ処理ノードが、隣接する前記一の第3ノードに対して、前記1又は2以上の第3ノードを識別可能な分散識別情報を、前記データの分割送信に対応させて送信処理することを特徴とした情報処理システム。 - 請求項1又は2に記載の情報処理システムにおいて、
前記データ書込要求ノードは、外部入力されるデータを保存するノードとして前記P2P方式のネットワークに接続された複数のノードから予め前記第2ノードをマスターデータ処理ノードとして選択する選択処理機能を備えていることを特徴とした情報処理システム。 - 請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記データ書込要求ノードは、
前記マスターデータ処理ノードに障害が発生した場合に稼働して前記一の第3ノードに対して、前記複数の第3ノードが保持する前記各分散データの読出し及び収集を指令する読出/収集指令機能を備えていることを特徴とした情報処理システム。 - 請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記一の第3ノードは、
前記分散識別情報に基づいて他の前記複数の第3ノードを特定すると共に当該複数の第3ノードが保持するデータを検索して返信するように指令する返信指令送信機能と、
前記分散識別情報に基づいて自ノードのデータと返信されたデータとを併合して前記マスターデータ処理ノードに保存している前記マスターデータと同一のマスターデータを復元するデータ復元処理機能と、
前記復元されたマスターデータを前記データ書込要求ノードに送信する復元データ送信処理機能とを有することを特徴とした情報処理システム。 - 請求項4に記載の情報処理システムにおいて、
前記一の第3ノードは、
前記分散識別情報に基づいて他の前記複数の第3ノードを特定し、当該複数の第3ノードに分散保持させたデータを検索して前記データ書込要求ノードに返信するように指示する返信指示処理機能と、
前記分散識別情報を前記データ書込要求ノードに通知する分散識別情報通知処理機能と、
自ノードに分散保持されたデータを前記データ書込要求ノードに送信する自データ送信処理機能とを有し、
前記データ書込要求ノードは、前記分散識別情報に基づいて前記複数の第3ノードから返信されたデータを併合して前記マスターデータ処理ノードに保存されている前記マスターデータを復元する復元処理機能を有することを特徴とした情報処理システム。 - 請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理システムに装備され、前記第1ノード、前記第2ノード、及び前記第3ノードの少なくとも何れか一つのノードとして機能することを特徴とした情報処理装置。
- P2P方式のネットワークに装備され、バックアップの対象となるマスターデータを保持する機能を備えると共に、当該マスターデータを複製して二重に保持する情報処理システムの一部を構成する一の情報処理装置であって、
前記情報処理システムが備えている第1ノードにより書込を指示された場合に当該第1ノードから送り込まれるマスターデータを保存する機能を備えたデータ保存部と、
このデータ保存部に保存されたマスターデータを分割して前記ネットワーク上に連結装備されたバックアップ用の1又は2以上の第3ノードに分けて送信し分散保持させる送受信制御部と、
このデータの分割送信に際して機能し、パケットの最大サイズにより1又は2以上に分割する分散データ生成部と、を備えていることを特徴とした情報処理装置。 - P2P方式のネットワークに接続された複数のノードを備え、前記各ノードの内の一のノードが有するマスターデータを複製して二重に保持する情報処理システムにあって、
前記複数のノードとして、前記データの書込及び検索を指示する第1ノードと、この第1ノードによって書込を指示されたデータを保存し前記第1ノードの検索の指示に従って該データを読み出す前記一のノードである第2ノードと、前記第2ノードに保存されたデータを複製して保持する1又は2以上の第3ノードとが予め設置されており、
外部からの指令に基づいて前記第1ノードが稼働し、前記第2ノードに対して前記保存用のデータの書込を指令し、
この第1ノードの指令に従って前記第2ノードが稼働し、前記第1ノードからの書込指令の対象であるマスターデータを予め装備されたデータ保存部に保存し、
次に、この保存したマスターデータを前記各第3ノードに対応して複数に分割すると共に前記第2ノードの送受信制御部が前記各第3ノードにバックアップ用として送信しそれぞれに分散保持させるようにし、
このマスターデータの前記分割に際しては、前記第2ノードの分散データ生成部が稼働し、パケットの最大サイズにより1又は2以上に分割するようにしたことを特徴とするマスターデータのバックアップ方法。 - P2P方式のネットワークに装備され、バックアップの対象となるマスターデータを保持する機能を備えると共に、当該マスターデータを複製して二重に保持する情報処理システムの一部を構成する一の情報処理装置にあって、
前記情報処理システムが備えている第1ノードによりデータ書込を指示された場合に当該第1ノードから送り込まれるマスターデータをデータ保存部に保存するデータ保存制御機能、
このデータ保存部に保存されたマスターデータを分割して前記ネットワーク上に連結装備された複数の第3ノードに送受信制御部を介してそれぞれバックアップ用として分散送信するデータ分散送信制御機能、
このデータの分散送信に先立って成される前記マスターデータの分割処理では、パケットの最大サイズにより1又は2以上に分割する構成とし、
これらの各制御機能および制御内容を、予め装備したコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする複製データ分散送信用制御プログラム。
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