JP2014154947A - 通信システム、及び帯域確保通信方法 - Google Patents

通信システム、及び帯域確保通信方法 Download PDF

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孝司 柳原
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Abstract

【課題】通信事業者側においては、ユーザが実際に使う帯域に応じた分の設備を確保すればよく、ユーザ側においては、固定的な料金ではなく実際に利用した帯域に応じた料金に基づく課金がなされるようにする。
【解決手段】ルータ設定サーバが、パスを構成するルータに設定情報を送信することにより、所定の帯域値で当該パスを設定し、データの送信量を当該ルータから収集し、収集された送信量に基づいて、前記パスの帯域値を新たな帯域値に変更するか否かを判定し、帯域変更が必要である場合に、前記新たな帯域値のパスを設定し、当該パスにユーザのトラヒックを流し、課金管理サーバが、前記パスにおける帯域値の変更履歴情報を保持し、当該変更履歴情報に基づいて、前記ユーザに対するパス利用料金を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ある2地点間で通信を行いたいユーザに対し、ユーザが実際に利用している帯域に応じて帯域を変更可能な通信の技術に関連するものである。
ベストエフォートではなく、利用する帯域を予め確保しておく帯域確保型サービスでは、ある2地点間で通信を行いたいユーザは、今後必要となる通信帯域の予測を行った後、通信事業者へ申込みを行うことにより帯域を申告して、通信事業者と契約を行う。
通信事業者は上記契約に基づいて固定的な帯域の回線を提供する。その後、もしも利用状況が変化して利用帯域が増加又は減少した場合、サービス変更の届け出が必要となる。
図1は、帯域確保型サービスを提供する基幹網の例を示している。図1に示すように、従来技術では、ユーザ自身がプロビジョニング、監視を行い(ステップA)、欲しい帯域をオペレータ(通信事業者)に連絡する(ステップB)。そして、オペレータが手動で帯域変更を行うこととしていた(ステップC)。
なお、従来の帯域確保型サービスの例として非特許文献1〜3に記載されたものがある。
http://www.ntt.com/vpn/guarantee/、平成25年2月3日検索 http://www.kddi.com/business/ethernet_senyo/menu.html、平成25年2月3日検索 http://www.ntt-east.co.jp/business/category/ether/pdf/price.pdf、平成25年2月3日検索
上記の従来技術には、以下のような課題がある。
まず、通信事業者側においては、契約したユーザが実際に使う帯域が少ない場合でも帯域予約分の設備を確保するため、新規にユーザ回線を開設する場合、新たに設備増設が必要となり、ランニングコストが高くなるという課題がある。
また、ユーザ側においては、契約した帯域に応じて支払う料金が決まるため、ユーザが実際に使用した帯域が少なくても固定的な料金の支払いが必要になってしまうという課題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、帯域確保型通信サービスにおいて、通信事業者側においては、ユーザが実際に使う帯域に応じた分の設備を確保すればよく、ユーザ側においては、固定的な料金ではなく実際に利用した帯域に応じた料金に基づく課金がなされることを実現するための技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、ユーザのトラヒックを伝送するためのパスをルータ間に設定する通信網と、ルータ設定サーバと、課金管理サーバとを備える通信システムであって、
前記ルータ設定サーバは、
前記パスを構成するルータに設定情報を送信することにより、所定の帯域値で当該パスを設定するルータ設定制御手段と、
前記パスに送信されたデータの送信量を前記ルータから収集する送信量情報収集手段と、
前記送信量情報収集手段により収集された送信量に基づいて、前記パスの新たな帯域値を計算し、前記所定の帯域値と当該新たな帯域値とを比較することにより、前記パスの帯域値を当該新たな帯域値に変更するか否かを判定する帯域変更判定手段と、を備え、
前記帯域変更判定手段により、帯域変更が必要であると判定された場合に、前記ルータ設定制御手段は、前記ルータに設定情報を送信することにより、前記新たな帯域値のパスを設定し、当該パスに前記ユーザのトラヒックを流し、
前記課金管理サーバは、
前記パスにおける帯域値の変更履歴情報を保持し、当該変更履歴情報に基づいて、前記ユーザに対するパス利用料金を算出することを特徴とする通信システムとして構成される。
前記ルータ設定制御手段は、例えば、前記設定情報を送信したルータからパス設定ができたことを示す確認情報を受信した場合に、当該パスの帯域値情報を前記課金管理サーバに送信し、当該課金管理サーバは、当該帯域値情報を前記変更履歴情報としてパス情報格納手段に格納する。
前記ルータ設定制御手段は、前記新たな帯域値のパスの設定ができたことを確認した後に、旧パスの削除を行うようにしてもよい。
また、本発明は、上記通信システムにおいて実行される帯域確保通信方法として構成することもできる。
本発明によれば、帯域確保型通信サービスにおいて、通信事業者側においては、ユーザが実際に使う帯域に応じた分の設備を確保すればよく、ユーザ側においては、固定的な料金ではなく実際に利用した帯域に応じた料金に基づく課金がなされることを実現するための技術を提供することが可能となる。
従来の技術を説明するための図である。 本発明の実施の形態の概要を説明するための図である。 本発明の実施の形態のネットワーク構成を示す図である。 ルータ設定サーバの機能構成図である。 課金管理サーバの機能構成図である。 初期設定時の動作Aを説明するための図である。 パス開設時の動作Bを説明するための図である。 パス開設時の動作Bを説明するための図である。 パス開設時の動作Bを説明するための図である。 パス開設時の動作Bを説明するための図である。 パス開設時の動作Bを説明するための図である。 パス開設時の動作Bを説明するための図である。 パス帯域変更時の動作Cを説明するための図である。 パス帯域変更時の動作Cを説明するための図である。 パス帯域変更時の動作Cを説明するための図である。 パス帯域変更時の動作Cを説明するための図である。 パス削除時の動作Dを説明するための図である。 パス削除時の動作Dを説明するための図である。 帯域が不足し、パスが構築できない場合の動作Eを説明するための図である。 料金精算の動作Fを説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
(実施の形態の概要)
図2を参照して本実施の形態の概要について説明する。図2に示すように、本実施の形態では、パスを設定するネットワークである基幹網のルータと通信可能なルータ設定サーバSV2と、課金管理サーバSV1が備えられる。
ルータ設定サーバSV2がユーザの通信に係るトラヒックの情報を自動的に収集し(ステップA)、収集した情報に基づいて新設定帯域を計算する(ステップB)。そして、ルータ設定サーバSV2は、帯域変更が必要であるか否かを判定し、必要である場合にルータ設定を行うことで帯域変更を行う(ステップC)。課金管理サーバSV1は、使用した帯域に応じた料金計算を行う。
以下、本発明の実施の形態をより詳細に説明する。
(システム構成)
図3に、本実施の形態に係る通信システムの構成を示す。図3に示すように、ルータPE1、ルータPE2、ルータP1〜P3を含む基幹網にユーザの端末装置CE1、CE2が接続される。また、前述したルータ設定サーバSV2、課金管理サーバSV1が備えられる。ルータPE1、PE2は、いわゆるプロバイダエッジルータである。
基幹網においては、例えばMPLS−TE技術により2地点間で通信を行えるパス(LSPパス)を構築でき、かつ帯域の予約ができるサービスが提供される。図3には、PE1−P1−P2−PE2の経路でパスが設定されている例が示されている。
図4に、本実施の形態に係るルータ設定サーバSV2の機能構成図を示す。図4に示すとおり、ルータ設定サーバSV2は、設定情報作成部21、ルータ設定制御部22、送信量情報収集部23、帯域設定値計算部24、帯域変更判断部25、パス情報格納部26を備える。
図5に、本実施の形態に係る課金管理サーバSV1の機能構成図を示す。図5に示すように、課金管理サーバSV1は、帯域値記録部11、利用料計算部12、料金情報格納部14、パス情報格納部13を備える。課金管理サーバSV1とルータ設定サーバSV2は互いにインターフェースで接続される。
ルータ設定サーバSV2と課金管理サーバSV1における各部の機能(動作)については、後述する動作説明のところで説明される。
本実施の形態に係る課金管理サーバSV1とルータ設定サーバSV2はそれぞれ、例えば、1つ又は複数のコンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。すなわち、当該サーバの各部が有する機能は、当該サーバを構成するコンピュータに内蔵されるCPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェア資源を用いて、各部で実施される処理に対応するプログラムを実行することによって実現することが可能である。上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メールなど、ネットワークを通して提供することも可能である。
(システムの動作)
以下、本発明の実施の形態に係る通信システムの動作について説明する。本実施の形態における動作は以下の6つのパターンに分けることができ、それぞれについて順に説明する。
動作A:初期設定時
動作B:パス開設時
動作C:パス帯域変更時
動作D:パス削除時
動作E:帯域が不足し、パスが構築できない場合
動作F:料金精算
<動作A:初期設定時>
最初に、初期設定時の動作Aについて説明する。
ステップA1)初期設定として、基幹網を構成するルータ間においてルーティングプロトコルを設定する。ルーティングプロトコルによって、ルータ間では各IFを通過するはずのトラヒック量=事前予約量を互いに認識することができる。なお、本実施の形態において使用するルーティングプロトコルの例として、OSPF−TE(RFC3630)、RSVP−TE(RFC3209)等がある。
ステップA2)また、初期情報として、ユーザがある装置間で通信帯域を使った場合に請求される利用料金を決定し、課金管理サーバSV1内の料金情報格納部14に格納する。図6には、料金情報格納部14に格納される料金情報の例が示されている。
<動作B:パス開設時>
次に、パス開設時の動作Bについて説明する。
ステップB1)まず、基幹網を運営するオペレータが、ユーザから申込書による申込みを受け付ける。例えば、申込書には、住所、及び設定帯域の初期値を決める情報(使用用途等)が記入される。
ステップB2)オペレータは、申込書に記載された住所を基に、ユーザ端末装置CE1、CE2を収容する基幹網のルータPE1とPE2、及び各装置の収容IFを選択する。本例では、ユーザ端末装置CE1は、ルータPE1のIF−aに収容され、ユーザ端末装置CE2は、ルータPE2のIF−aに収容されることが決定される。当該ユーザの通信のためにルータPE1とルータPE2との間に設定されるパスをパスAとする。
ステップB3)ステップB2にてオペレータが決定した収容装置及びIFを基に、課金管理サーバSV1にパスAの収容情報を登録する。すなわち、パスAの収容情報が課金管理サーバSV1のパス情報格納部13に格納される。
図7に示すように、本例では、パス情報格納部13には、パスAの収容情報として装置名、接続IF情報、料金が格納され、パスAの往路/復路ごと接続IF帯域設定値(現行値および履歴)を記録した帯域値変更履歴テーブルが格納される。
ステップB4)オペレータが決定した収容装置・IF情報、帯域情報を基にルータ設定サーバSV2にパスAの情報を登録する。すなわち、ルータ設定サーバSV2のパス情報格納部26に、パスAの情報が格納される。
図8に示すように、パスAの情報として、パスA収容情報(装置名、接続IF情報、設定帯域値(現行値))、及びパスAの往路/復路ごと送信量記録テーブルが格納される。
ステップB5)ルータ設定サーバSV2の設定情報作成部21は、新規に設定されたパスAの情報に基づき、ルータPE1のIF−bとルータPE2のIF−bとの間の往路/復路の各パス(本実施の形態ではLSPパス)を作成するための設定情報(config)を作成する。また、ルータPE1側ではIF−aとパスの間を接続し、最終地点としてルータPE2を設定し、ルータPE2側ではIF−aとパスの間を接続し、最終地点としてルータPE1を設定するように設定情報が作成される。そして、図9に示すように、ルータ設定サーバSV2のルータ設定制御部22は、作成した設定情報を基にルータPE1、ルータPE2に設定を行う。
ステップB6)ルータPE1とルータPE2はルータ設定サーバSV2から設定された設定情報を基にそれぞれルータPE1→ルータPE2向け、及びルータPE2→ルータPE1向けパスを設定する。以下、ルータPE1→ルータPE2のパス構築に関し、例として、MPLSの場合についての動作を説明する。
ルータPE1において、OSPF−TEの情報から、ルータPE1内部で新たに設定するパスAのルータPE1→ルータPE2向きパスに対して適切な経路を選択する。ここでは、PE1→P1→P2→PE2の経路が選択されたとする。
図10に示すように、RSVP−TEにて、上記OSPF−TE経路情報に基づいて、ルータPE1はルータP1に対して、必要な帯域を確保するためPATHメッセージを送出し、ルータP1はルータP2に対して同じくPATHメッセージを送出する。ルータP2がルータPE2にPATHメッセージを送出し、ルータPE2が帯域を確保するとRESVメッセージをルータP2に送信し、ルータP2からルータP1にRESVメッセージが送信され、ルータP1からルータPE1にRESVメッセージが送信され、ルータPE1はパス確立完了を認識する。
ルータPE2→ルータPE1のパス構築に関しても、上記のルータPE1→ルータPE2のパス構築手順と同様に動作し、パスを構築する。このようにして、図10に示すパスが構築される。
ステップB7)ルータ設定サーバSV2のルータ設定制御部22は、基幹網内に目的のパスが正常に構築できたことをルータPE1/ルータPE2から受信する状態確認結果から確認する。確認結果良好の場合、図11に示すように、ルータ設定サーバSV2のルータ設定制御部22は、課金管理サーバSV1にルータPE1、ルータPE2に設定できた帯域値情報を転送する。そして、課金管理サーバSV1における帯域値記録部11は、パス情報格納部13における帯域値変更履歴テーブルにルータ設定サーバSV2から送られてきた帯域値を格納する。図11の例では、PE1→PE2の帯域値として100Mbpsが格納され、PE2→PE1の帯域値として120Mbpsが格納されたことが示されている。
ステップB8)図12に示すように、ルータ設定サーバSV2の送信量情報収集部23は、定期的に送信量情報を収集する動作を実施する。ここでは、送信量情報収集部23は、ルータPE1のIF−aの通信量(byte、PE1のIF−aからパスに送信されたデータの量)、及び、ルータPE2のIF−aの通信量(byte、PE2のIF−aからパスに送信されたデータの量)を収集し、パス情報格納部26の送信量記録テーブルに記録する。本例では、送信量情報収集部23は、例えばSNMPを利用して、定期的(5分、15分、1時間等)にルータPE1とルータPE2のIF情報を自動的に収集し、送信量記録テーブルに記録する。
<動作C:パス帯域変更時>
次に、パス帯域変更時における動作Cについて説明する。
ステップC1)図13に示すように、ルータ設定サーバSV2における帯域設定値計算部24が、送信量情報収集部23によりルータPE1/2から定期的に収集された送信量記録情報を基に、パスAの新しい帯域設定値の計算を行う。なお、新しい帯域設定値の計算は、例えば予め定めた周期で定期的に行う。
そして、帯域変更判断部25は、帯域設定値計算部24により計算された新しい帯域設定値と、既に設定されている既存パスA設定値とを比較し、計算した結果が既存パスA設定値と異なる場合、パス帯域の変更を行うことを決定する。本例では、パス帯域の変更を行うことを決定した場合、パス情報格納部26に格納されているパスA(往路/復路それぞれ)の情報と対応付けて、各ルータへパス帯域の変更を行う設定情報作成を行うことを示すビットを立てる(例:ビット1を記録する)。
計算した結果が既存パスA設定値と異なる場合とは、例えば、計算した結果と既存パスA設定値との差分の絶対値が所定の閾値より大きい場合であるとしてよい。
また、帯域設定値計算部24が新しいパス帯域を計算する動作では、過去トラヒック状況を基に将来トラヒックを予測し、新しい帯域を計算する。予測にあたっては、例えば、過去(例:所定期間の過去から現在まで)の最大値に基づきトラヒックを予測してもよいし、時間/曜日の情報でトラヒックを分類し、その時間帯のトラヒックを予測することとしてもよい。また、直近のトラヒック量を参照してもよい。また、予測にあたっては予測誤差を考慮したマージンを確保するようにしてもよい。本発明に係る技術では、トラヒックの予測方法は特定の方法に限定されるわけではなく、種々の方法を用いることができる。
ステップC2)設定情報作成部21は、定期的に上記ビットをチェックしており、パス帯域値を変更する必要があるとビット判定した場合、変更後の上記新しい帯域でパス設定を行うために、ルータPE1/PE2に設定する設定情報(config)を作成する。そして、図14に示すように、ルータ設定制御部22は、設定情報作成部21により作成された設定情報をルータPE1とルータPE2に設定する。なお、本例では、ルータPE1→ルータPE2向けパスとルータPE2→ルータPE1向けパスの両方について帯域変更を行う場合を示す。
ステップC3)ルータPE1/ルータPE2はそれぞれ新規にルータPE1→ルータPE2向け/ルータPE2→ルータPE1向けパスをもう1つ構築し、旧パスのトラヒックを移行させる(新たなパスにトラヒックを流す)。ルータPE1→ルータPE2パス構築について、MPLSを利用する場合の動作を説明する。
ルータPE1は、OSPF−TEで収集した基幹網内の情報より、新しいパスの帯域が構築できる経路を選択する。ここでは、PE1→P1→P3→PE2が選択されたとする。
図15に示すように、ルータPE1は、RSVP−TEを使い上記OSPF−TE経路情報に基づいて、ルータP1に対して、必要な帯域を確保するPATHメッセージを送出し(ただし、ルータPE1→ルータP1区間は新旧パスが同じ経路を通るため、帯域を共用する設定とする)、ルータP1はルータP3に対して同じくPATHメッセージを送出する。ルータP3がルータPE2にPATHメッセージを送るとルータPE2からRESVメッセージがルータP3に送出され、ルータP3からルータP1にRESVメッセージが送出され、ルータP1からルータPE1にRESVメッセージが送出される。
ルータPE1が新しいパスの構築ができたことを認識後、ルータPE1は、新パスに旧パスのトラヒックを移し替える。移し替えを実行後、旧パスを削除するためルータPE1はPATHTearメッセージをルータP1に送出し、ルータP1はルータP2にPATHTearメッセージを送出し、ルータP2はルータPE2にPATHTearメッセージを送出する。ルータPE2はルータP2にRESVTearメッセージを送出し、ルータP2はルータP1にRESVTearメッセージを送出し、ルータP1はルータPE1にRESVTearメッセージを送出し、これにより旧パスが破棄される。
以上の削除動作は、ルータ設定制御部22が、新しいパスの構築ができたことを確認後、削除のための設定情報をルータPE1に送信することにより行ってもよいし、新しいパス構築のための設定情報に基づいて、ルータPE1が自動的に行うようにしてもよい。
PE2→PE1パス構築に関しても、上記のPE1→PE2パス構築手順と同様に動作し、新パスを構築し、旧パスを削除する。
ステップC4)ルータ設定サーバSV2のルータ設定制御部22は、基幹網内に目的のパスが構築できたことをルータPE1/ルータPE2から受信する状態確認結果から確認する。図16に示すように、確認結果良好の場合、ルータ設定サーバSV2のルータ設定制御部22は、課金管理サーバSV1に対し、ルータPE1とルータPE2に設定した新しい帯域値情報を転送する。
新しい帯域値情報を受信した課金管理サーバSV1においては、帯域値記録部11が新しい帯域値情報を帯域値変更履歴テーブルに追加する。図16に示す例では、PE1→PE2のパス帯域値について、1/1 12:00に200Mbpsが追加され、PE2→PE1のパス帯域値について、1/1 13:00に90Mbpsが追加されたことが示されている。
<動作D:パス削除時>
次に、パス削除時の動作Dについて説明する。
ステップD1)図17に示すとおり、ユーザからのサービス中止の申し込みに対して、オペレータがルータ設定サーバSV2にサービス廃止の登録(削除命令)を行う。ルータ設定サーバSV2の設定情報作成部22は、ルータPE1とルータPE2にパス削除を行うための設定情報(config)を作成し、ルータ設定制御部22が、当該設定情報をルータPE1/ルータPE2に設定する。
ステップD2)ルータPE1/ルータPE2は、上記設定情報に基づきパス削除の動作を行い、ルータ設定サーバSV2のルータ設定制御部22は、基幹網内から目的のパスが削除されたことをルータPE1/ルータPE2から受信する状態確認結果から確認する。図18に示すように、確認結果良好の場合、ルータ設定サーバSV2のルータ設定制御部22は、課金管理サーバSV1に対し、PE1→PE2とPE2→PE1のパス帯域値をそれぞれ0bpsとして情報を転送する。課金管理サーバSV1の帯域値記録部11は、ルータ設定サーバSV2から受信したパス帯域値を帯域値変更履歴テーブルに追加する。
<動作E:帯域が不足し、パスが構築できない場合>
次に、帯域が不足し、パスが構築できない場合の動作である動作Eについて説明する。
ステップE1)ステップC1(図13)と同様に、ルータ設定サーバSV2における帯域設定値計算部24が、送信量情報収集部23によりルータPE1/2から定期的に収集された送信量記録情報を基に、パスAの新しい帯域設定値の計算を行う。そして、帯域変更判断部25は、帯域設定値計算部24により計算された新しい帯域設定値と、既に設定されている既存パスA設定値とを比較し、計算した結果が既存パスA設定値と異なる場合、パス帯域の変更を行うことを決定し、各ルータへパス帯域の変更を行う設定情報作成を行うビットを立てる。
ステップE2)ステップC2(図14)と同様に、設定情報作成部21は、パス帯域値を変更する必要があるとビット判定した場合、ルータPE1/PE2に設定する設定情報(config)を作成する。そして、ルータ設定制御部22は、設定情報作成部21により作成された設定情報をルータPE1とルータPE2に設定する。
ステップE3)ルータPE1/ルータPE2は、ルータ設定サーバSV2から指示された設定情報に従い、新しいパスを構築しようとする。ここでのPE1→PE2パス構築について、MPLSを用いる場合についての動作を説明する。
ルータPE1はOSPF−TEで収集した基幹網内の情報により、新しいパスが帯域不足により構築できないことを認識し、エラーと認識し、エラーをルータ設定サーバSV2に通知する。そして、ルータPE1のエラー状況をルータ設定サーバSV2のルータ設定制御部22が認識し、所定の対処を行う。
上記の所定の対処として、例えば、再度パスの帯域を計算し直し、ルータPE1とルータPE2に再設定を行う。ただし、ルータ設定サーバSV2は基幹網内の残帯域量を認識していないため、設定可能な最大帯域量を見つけるために、ルータ設定サーバSV2は複数回の帯域値を試行する必要がある。無事に帯域設定に成功した場合は次のステップE4に進む。
また、上記の所定の対処の他の例として、元々設定していた帯域値でパスを再設定するという対処もある。
ステップE4)図19に示すように、ルータ設定サーバSV2のルータ設定制御部22は、課金管理サーバSV1に対し、ルータPE1/ルータPE2に設定した新しい帯域値情報を転送する。新しい帯域値情報を受信した課金管理サーバSV1において、帯域値記録部11が、新しい帯域値情報を帯域値変更履歴テーブルに追加する。
<動作F:料金精算>
次に、料金精算に係る動作Fについて説明する。
ステップF1)例えば1ヵ月分の料金の精算をするため、課金管理サーバSV1における帯域値記録部11は、パス情報格納部13に保存された帯域変更履歴テーブルにその月の最終時刻での設定帯域値を書き込む。これは図20の例における「1/31 23:59 180Mbps」に相当する。
次に、図20に例示するとおりに、利用料計算部12が、帯域変更履歴テーブルの行間の時刻差分を計算し、それぞれの帯域を利用していた時間を算出し、単金表と帯域設定値と利用時間を積算し、月の利用料を算出する。
(実施の形態のまとめ、効果)
これまでに説明したように、本実施の形態では、ユーザの通信量を収集し、収集した情報を基に新しい帯域を計算し、自動的にパスの帯域設定をすることができるルータ設定サーバSV2を備え、ルータが帯域の変更を実行できたかどうかを確認し、実行できた場合のみ料金に反映させることができる仕組みを実現している。そして、ルータ設定サーバSV2と課金管理サーバSV1を連携することで、ユーザが実際に利用した帯域に基づいた予約帯域を基準とした課金が可能な帯域確保型通信サービスを実現できる。
このような本実施の形態に係る技術により、従来技術の課題が解決可能となる。すなわち、通信事業者側にとって、契約したユーザが実際に使っている分の設備だけを確保すれば良いため、新規ユーザ回線を開設する場合でも新たな設備投資が不要となるという効果が得られる。ユーザ側にとっては、ユーザが実際に利用した帯域に基づいて予約帯域が決められ課金が行われるので、通信量が少ない時は通信量に応じた料金請求が行われ、また帯域を増やしたい場合でも連絡は不要であるという効果が得られる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
SV1 課金管理サーバ
11 帯域値記録部
12 利用料計算部
13 パス情報格納部
14 料金情報格納部
SV2 ルータ設定サーバ
21 設定情報作成部
22 ルータ設定制御部
23 送信量情報収集部
24 帯域設定値計算部
25 帯域変更判断部
26 パス情報格納部

Claims (6)

  1. ユーザのトラヒックを伝送するためのパスをルータ間に設定する通信網と、ルータ設定サーバと、課金管理サーバとを備える通信システムであって、
    前記ルータ設定サーバは、
    前記パスを構成するルータに設定情報を送信することにより、所定の帯域値で当該パスを設定するルータ設定制御手段と、
    前記パスに送信されたデータの送信量を前記ルータから収集する送信量情報収集手段と、
    前記送信量情報収集手段により収集された送信量に基づいて、前記パスの新たな帯域値を計算し、前記所定の帯域値と当該新たな帯域値とを比較することにより、前記パスの帯域値を当該新たな帯域値に変更するか否かを判定する帯域変更判定手段と、を備え、
    前記帯域変更判定手段により、帯域変更が必要であると判定された場合に、前記ルータ設定制御手段は、前記ルータに設定情報を送信することにより、前記新たな帯域値のパスを設定し、当該パスに前記ユーザのトラヒックを流し、
    前記課金管理サーバは、
    前記パスにおける帯域値の変更履歴情報を保持し、当該変更履歴情報に基づいて、前記ユーザに対するパス利用料金を算出する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記ルータ設定制御手段は、前記設定情報を送信したルータからパス設定ができたことを示す確認情報を受信した場合に、当該パスの帯域値情報を前記課金管理サーバに送信し、当該課金管理サーバは、当該帯域値情報を前記変更履歴情報としてパス情報格納手段に格納する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記ルータ設定制御手段は、前記新たな帯域値のパスの設定ができたことを確認した後に、旧パスの削除を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. ユーザのトラヒックを伝送するためのパスをルータ間に設定する通信網と、ルータ設定サーバと、課金管理サーバとを備える通信システムにおいて実行される帯域確保通信方法であって、
    前記ルータ設定サーバが、前記パスを構成するルータに設定情報を送信することにより、所定の帯域値で当該パスを設定するパス設定ステップと、
    前記ルータ設定サーバが、前記パスに送信されたデータの送信量を前記ルータから収集する送信量情報収集ステップと、
    前記ルータ設定サーバが、前記送信量情報収集ステップにより収集された送信量に基づいて、前記パスの新たな帯域値を計算し、前記所定の帯域値と当該新たな帯域値とを比較することにより、前記パスの帯域値を当該新たな帯域値に変更するか否かを判定する帯域変更判定ステップと、
    前記ルータ設定サーバが、前記帯域変更判定ステップにより、帯域変更が必要であると判定した場合に、前記ルータに設定情報を送信することにより、前記新たな帯域値のパスを設定し、当該パスに前記ユーザのトラヒックを流すステップと、
    前記課金管理サーバが、前記パスにおける帯域値の変更履歴情報を保持し、当該変更履歴情報に基づいて、前記ユーザに対するパス利用料金を算出する料金算出ステップと
    を備えることを特徴とする帯域確保通信方法。
  5. 前記ルータ設定サーバは、前記設定情報を送信したルータからパス設定ができたことを示す確認情報を受信した場合に、当該パスの帯域値情報を前記課金管理サーバに送信し、当該課金管理サーバは、当該帯域値情報を前記変更履歴情報としてパス情報格納手段に格納する
    ことを特徴とする請求項4に記載の帯域確保通信方法。
  6. 前記ルータ設定サーバは、前記新たな帯域値のパスの設定ができたことを確認した後に、旧パスの削除を行う
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の帯域確保通信方法。
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