JP2014152627A - Lighting device - Google Patents
Lighting device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014152627A JP2014152627A JP2013020481A JP2013020481A JP2014152627A JP 2014152627 A JP2014152627 A JP 2014152627A JP 2013020481 A JP2013020481 A JP 2013020481A JP 2013020481 A JP2013020481 A JP 2013020481A JP 2014152627 A JP2014152627 A JP 2014152627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- temperature
- space
- blade
- lighting fixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Ventilation (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
Description
本発明は、一般的には照明器具に関し、特定的には、室内等の空間を移動する気流を発生させる送風機を備えた照明器具に関する。 The present invention generally relates to a lighting fixture, and more particularly to a lighting fixture including a blower that generates an airflow that moves in a space such as a room.
室内等の空間における空気を調和させる空気調和機の作動によって、温度分布のむらが室内に発生することが一般的に知られている。すなわち、空気調和機が冷房運転を行う場合には、床面近傍に冷気が溜まり易く、天井近傍に冷気は溜まり難い。一方、空気調和機が暖房運転を行う場合には、床面近傍には暖気が溜まり難く、天井近傍に暖気が溜まり易い。 It is generally known that unevenness in temperature distribution occurs in the room by the operation of an air conditioner that harmonizes air in a room or the like. That is, when the air conditioner performs a cooling operation, cold air easily collects near the floor surface, and cold air hardly accumulates near the ceiling. On the other hand, when the air conditioner performs a heating operation, warm air hardly accumulates near the floor surface, and warm air tends to accumulate near the ceiling.
このような温度分布の発生を防止するために、扇風機またはサーキュレータを空気調和機とともに使用することが普及している。しかしながら、扇風機またはサーキュレータが使用される多くの場合には、扇風機またはサーキュレータが室内の隅に配置される。そのため、扇風機またはサーキュレータによって、室内全体において特に天井と床面との間を循環するような気流を発生させることは困難である。 In order to prevent the occurrence of such temperature distribution, the use of a fan or a circulator together with an air conditioner has become widespread. However, in many cases where a fan or circulator is used, the fan or circulator is placed in the corner of the room. For this reason, it is difficult to generate an airflow that circulates between the ceiling and the floor surface in the entire room by using a fan or a circulator.
一方、100cmを超えるような直径を有する一般的なシーリングファンを天井に設置し、シーリングファンの作動によって、室内全体を循環する気流を発生させることが可能である。しかしながら、室内の天井の高さが比較的低い場合等、シーリングファンが設置される室内の大きさによっては、当該シーリングファンが居住者に対する障害物となり得る。一方、室内等の空間に気流を発生させる送風機を備えた照明器具が提案されている。 On the other hand, it is possible to install a general ceiling fan having a diameter exceeding 100 cm on the ceiling and generate an air flow circulating in the whole room by operating the ceiling fan. However, depending on the size of the room in which the ceiling fan is installed, such as when the height of the ceiling in the room is relatively low, the ceiling fan can be an obstacle for residents. On the other hand, lighting fixtures equipped with a blower that generates an air flow in a space such as a room have been proposed.
送風機を備えた照明器具として、例えば、特許第3991575号公報(以下、特許文献1という)に記載された循環送風機と、特開2010−243028号公報(以下、特許文献2という)に記載された照明付サーキュレータと、特開2012−69340号公報(以下、特許文献3という)に記載された空調照明器具とが知られている。 As a lighting fixture provided with a blower, for example, it was described in a circulation blower described in Japanese Patent No. 399575 (hereinafter referred to as Patent Document 1) and JP 2010-243028 (hereinafter referred to as Patent Document 2). A circulator with illumination and an air-conditioning lighting apparatus described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2012-69340 (hereinafter referred to as Patent Document 3) are known.
特許文献1に記載された循環送風機においては、照明器本体の上方に送風機としての遠心ファンが配置されている。このように、室内等の空間に気流を発生させる送風装置としての遠心ファンが、略水平方向において照明器本体に対してコンパクトに配置されている。遠心ファンの回転によって、室内の中央部の空気が吸込口に吸い込まれる。吸込口は、照明器本体の上方且つ遠心ファンの外周に位置する。吸込口から遠心ファンの周囲には、略水平方向に沿って空気が吸い込まれる。
In the circulation blower described in
吸い込まれた空気は、遠心ファンの外周のうちの吸込口と異なる位置に位置する吹出口から吹き出される。空気は、遠心ファンの周囲から吹出口の外部に、水平方向よりも若干斜め下方に向かって吹き出される。 The sucked air is blown out from an outlet located at a position different from the inlet of the outer periphery of the centrifugal fan. The air is blown out slightly from the periphery of the centrifugal fan to the outside of the air outlet, slightly obliquely below the horizontal direction.
特許文献2に記載された照明付サーキュレータにおいては、複数のクロスローファンが照明部に隣接して配置されている。このように、特許文献2に記載された照明付サーキュレータにおいては、複数のクロスフローファンの作動によって、室内の全体を循環する気流を発生させることができる。
In the illuminated circulator described in
特許文献3に記載された空調照明器具は、ファンと、ファンの回転によって移動する空気の流路に設けられた照明具とを備えている。特許文献3に記載された空調照明器具においては、当該照明器具の中心にファンが配置されている。このように、室内等の空間に気流を発生させる送風機としてのファンが、当該照明器具にコンパクトに配置されている。特許文献3に記載された空調照明器具においては、ファンの回転によって移動する空気の流路としてファンの外周に配置された照明具を、ファンの回転によって冷却することができる。これにより、照明具の熱劣化を低減している。
The air-conditioning lighting fixture described in
特許文献1に記載の循環送風機において、略水平方向に沿って遠心ファンの周囲に吸い込まれた空気は、遠心ファンの周囲から略水平方向に吹き出される。そのため、遠心ファンによって発生する気流は、略鉛直方向の成分を殆ど有していないため、室内の天井と床面との間を循環する程度に十分に往復しない。すなわち、遠心ファンの通常の作動によって発生する気流によっては、室内において空気を効果的に移動させることができないと考えられる。
In the circulation blower described in
また、特許文献1に記載の循環送風機において、遠心ファンは、照明器本体の上方に配置されている。そのため、略鉛直方向に沿って照明器本体から遠心ファンが突出するように、略鉛直方向においては照明器本体に対して遠心ファンがコンパクトに配置されない。これにより、室内の居住者に圧迫感を覚えさせるおそれがある。
Moreover, in the circulation fan described in
特許文献2に記載の照明付サーキュレータにおいては、室内の全体を循環する気流を発生させるために、複数のクロスフローファンを照明部に隣接して設置する必要がある。また、特許文献2に記載の照明付サーキュレータは、複数のクロスフローファンが照明部の外部に配置されているため、クロスフローファンが照明部にコンパクトに配置されたものではない。
In the circulator with illumination described in
特許文献3に記載された空調照明器具におけるファンは、照明具を冷却する目的で当該照明器具の中心に配置されたものであって、室内等の空間を循環する気流を発生させるためのものではない。つまり、特許文献3に記載された空調照明器具は、ファンの作動によって発生する気流が、室内を流通するように設計されたものではない。特許文献3に記載された空調照明器具においては、ファンに吸引される空気の通路に、照明具が配置されている。ファンの作動によって発生する気流は、ファンと照明具との間を循環するだけである。
The fan in the air-conditioning lighting fixture described in
特許文献1に記載の循環送風機または特許文献3に記載された空調照明器具のように、空気調和対象の室内において空気を効果的に移動させることができない場合には、当該室内の空気を調和するときに、当該室内における温度分布にむらが生じるおそれがある。
When the air cannot be effectively moved in a room subject to air conditioning, like the circulation blower described in
そこで、本発明の目的は、送風機をコンパクトに配置することが可能であるとともに、空気調和対象の空間における温度分布のむらを解消させることが可能な送風機を備えた照明器具を提供することである。 Then, the objective of this invention is providing the lighting fixture provided with the air blower which can eliminate the nonuniformity of the temperature distribution in the space of air conditioning object while being able to arrange | position a blower compactly.
本発明に従った照明器具は、送風機と、照明部とを備える。送風機は、羽根を含み且つ略鉛直方向に延びる回転軸線を有する。照明部は、発光体を含む。羽根は、照明部の中心部に形成された空間に配置され、且つ、鉛直方向に沿う方向について、照明部の上端の位置に羽根の下端の位置が略一致する位置と、照明部の下端の位置に羽根の下端の位置が略一致する位置との間に配置される。 The lighting fixture according to the present invention includes a blower and an illumination unit. The blower has a rotation axis that includes blades and extends in a substantially vertical direction. The illumination unit includes a light emitter. The blades are arranged in a space formed in the center of the illumination unit, and in the direction along the vertical direction, the position of the lower end of the blades substantially coincides with the position of the upper end of the illumination unit, and the lower end of the illumination unit. It arrange | positions between the position where the position of the lower end of a blade | wing substantially corresponds to a position.
照明器具には、羽根よりも上方から空間に空気を導入させる吸込口と、空間に連続するように空間の下方に位置し、且つ、空間の外部に空気を導出させる吹出口とが形成されている。本発明に従った照明器具においては、全風量が8m3/min以上の空気が吹出口から吹き出されるように、吹出口の直径および羽根の直径が設定され、且つ、送風機が回転する。 The lighting fixture is formed with a suction port that introduces air into the space from above the blades, and a blowout port that is positioned below the space so as to be continuous with the space and leads air out of the space. Yes. In the lighting fixture according to the present invention, the diameter of the air outlet and the diameter of the blades are set so that air having a total air volume of 8 m 3 / min or more is blown out from the air outlet, and the blower rotates.
本発明によれば、送風機をコンパクトに配置することが可能であるとともに、空気調和対象の空間における温度分布のむらを解消させることが可能な送風機を備えた照明器具を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, while being able to arrange | position a blower compactly, the lighting fixture provided with the blower which can eliminate the nonuniformity of the temperature distribution in the space of air conditioning object can be provided.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1実施形態)
図1に、本発明に従った照明器具の一例である照明器具1を示す。図1に示すように、照明器具1は、送風機の一例としてのプロペラファン60と、照明部8とを備えている。照明器具1は、室内の天井に設けられたローゼット20を介して天井に設置される。照明器具1は、筐体12を備えている。筐体12は、略水平方向に延びる頂壁12aと、頂壁12aの下方において略水平方向に延びる隔壁12bと、隔壁12bよりも下方において照明部8を吊るすための複数の棒状または壁状の吊部11とを有する。筐体12において、頂壁12aと隔壁12bとの間には、略円柱形状を有する周壁12eが形成されている。ローゼット20に接続するアダプタ2は、筐体12の頂壁12aに固定されている。
(First embodiment)
In FIG. 1, the
筐体12において、周壁12eと頂壁12aと隔壁12bとによって囲まれる空間12dには、図示しない電気部品および制御基板等が収容されている。電気部品とアダプタ2との間に延びる配線等も、空間12dに配置されている。隔壁12bの下方には、隔壁12bと吊部11とによって挟まれるように、空間12cが形成される。プロペラファン60は、空間12cに配置される。空間12cは、吊部11の周囲(言い換えると、隔壁12bの下方において吊部11が占める部分を除いた開口部分)を介して照明部8の周辺の空間と連続する。
In the
プロペラファン60は、筐体12に収容される。プロペラファン60の数は一である。プロペラファン60と筐体12とは一体でなく、筐体12にプロペラファン60が取り付けられることによって、プロペラファン60が筐体12および照明部8に対して固定される。プロペラファン60は、駆動部としてのモータ5と、羽根6と、スピンナー7とを有する。スピンナー7は、モータ5の軸5aと羽根6とを固定する。隔壁12bに固定された接続部4に、軸5aを含むモータ5が連結されることによって、プロペラファン60が空間12cに配置される。モータ5のカバーとしての接続部4は、ネジ等によって隔壁12bに固定される。プロペラファン60の回転軸線が延びる方向は、軸5aが延びる方向と略一致する。
The
モータ5および軸5aは、正回転と逆回転とが可能であるように構成されている。なお、図1においては、アダプタ2と接続部4とプロペラファン60との各内部の構成を省略して示す。
The
照明部8と吊部11とは、ネジ等の締結によって固定される。照明部8は、後述する光源としての発光ダイオードを含む。また、照明部8は、それぞれ図示しない、基板と、反射シートと、光を拡散させるカバー部材とを含む。基板には、発光ダイオードが取り付けられる。
The
照明部8は、略円環形状を有している。照明部8は、上面8bと下面8fとを有している。照明部8の上端8aは上面8bに位置し、照明部8の下端8eは下面8fに位置する。また、照明部8の中心部には、空間8cが形成される。隔壁12bの下方においては、空間8cが空間12cに含まれる。プロペラファン60の羽根6とスピンナー7とは、空間8cに配置される。このように、プロペラファン60の少なくとも一部は、空間8cに配置される。
The
隣り合う二つの吊部11の隙間、つまり、隔壁12bの下方において吊部11が占める部分を除いた開口部分13は、プロペラファン60よりも上方から空間12cに空気を導入させる吸入口である。あるいは、隔壁12bの下方において吊部11が占める部分を除いた開口部分13は、プロペラファン60よりも上方に空間12cから空気を導出させる吹出口である。モータ5が正回転する場合には、当該開口部分13が上部の吸入口として機能する。一方、モータ5が逆回転する場合に、当該開口部分13が上部の吹出口として機能する。
A gap between two
照明部8の突起部19は、略円柱形状を有する。突起部19を縁とする開口14は、鉛直下方に面する。開口14は、空間8cに連続し且つ空間8cの下方に位置する。開口14は、空間12cの外部に空気を導出させる吹出口である。あるいは、開口14は、空間12cに空気を導入させる吸込口である。モータ5が正回転する場合には、開口14は、吹出口として機能する。一方、モータ5が逆回転する場合に、開口14は、吸込口として機能する。突起部19は、図示しないファンカバーを突起部19に取り付けることができるように構成されている。
The
このように、突起部19は、吹出口または吸込口としての開口14を形成する。また、照明部8の上面8bと筐体12とに挟まれた空間は、上部吸込部または上部吹出部を形成する。モータ5が正回転する場合にプロペラファン60によって送出される気流は、開口14を通って、照明部8の下面8fに沿って空間12cから下方に流出する。室内の床面で反射する気流は、天井に向かって上方に移動する。天井付近に到達した気流は、照明部8の上面8bに沿って空間12cの内部に流入する。
Thus, the
モータ5が逆回転する場合にプロペラファン60によって送出される気流は、隔壁12bと照明部8の上面8bとに沿って流れるように、空間12cから斜め上方に流出する。空間12cから流出した気流は、天井に向かって移動した後に天井で反射する。天井で反射することによって下方に移動する気流は、床面で反射した後に天井に向かって上方に移動する。さらに、気流は、照明部8の下端8e近傍に到達するときに、照明部8の下面8fに沿って開口14から空間12cの内部に流入する。
When the
室内を循環するために十分な流量の気流を発生させるために、羽根6の直径d1は、開口14の直径d0に対して、d1≧0.8d0の関係が成り立つように設定される。プロペラファン60をこのように構成することにより、プロペラファン60は室内を循環するために十分な流量の気流を発生させると同時に、照明部8を効果的に冷却することができる。すなわち、プロペラファン60の直径d1は、照明部8を冷却する目的においても、最適に設定されている。なお、吹出口としての開口14の直径d0については、縁としての突起部19の寸法を無視することによって、照明部8の内側面18の直径を開口14の直径d0と見なしてもよい。
In order to generate an air flow having a flow rate sufficient to circulate in the room, the diameter d 1 of the blade 6 is set so that the relationship of d 1 ≧ 0.8d 0 is established with respect to the diameter d 0 of the opening 14. The By configuring the
図2は、照明器具1の制御関連を示す制御ブロック図である。照明器具1は、マイクロコンピュータと入出力回路等から構成される制御部3を備えている。リモートコントローラ31が使用者に操作されることによって、リモートコントローラ31から信号が出力される。受光部32は、この信号を入力する。受光部32は、例えば照明器具1(図1参照)の底面に設けられている。照明器具1において受光部32が設けられる箇所は、例えば、照明部8(図1参照)の下部であってもよく、スピンナー7(図1参照)であってもよい。
FIG. 2 is a control block diagram showing control related to the
受光部32が入力した信号に含まれる情報に基づいて、制御部3は、モータ5と照明部8とを制御する。制御部3による制御によって、照明部8において、後述する光源の点灯と消灯とが切り替えられ、且つ、光源の輝度もしくは色調等が調整される。また、制御部3による制御によって、モータ5の駆動および駆動の停止を含むモータ5の回転数が調整される。
Based on information included in the signal input by the
制御部3は、開口14から吹き出される全風量が8m3/min以上であるようにモータ5の回転数を制御する。この風量は、床から120cmの高さで得られる値である。風速は、床から120cmの高さ且つ照明器具1の中心の鉛直下方の位置から水平方向に5cm離れた位置において得られる値である。床から120cmの高さの位置は、成人男性の座高を想定した位置である。このような大きさの全風量によれば、室内の空気が十分に撹拌されることにより、室内の温度分布のむらを改善することができる。
The
なお、必要な全風量および風速は、例えば、羽根6における直径、厚さ、および、枚数等、プロペラファン60の仕様に応じてプロペラファン60の回転数を最適に制御することによって得ることができる。
The necessary total air volume and wind speed can be obtained by optimally controlling the rotational speed of the
なお、騒音の抑制の観点から、全風量の上限は67m3/min以下に設定されることが好ましい。 From the viewpoint of noise suppression, the upper limit of the total air volume is preferably set to 67 m 3 / min or less.
さらに好ましくは、開口14から吹き出される全風量が8m3/min以上且つ32m3/min以下に設定されることが好ましい。このような全風量によれば、室内における騒音を低減させることができるとともに、室内に居る人は、風に当たっているという感触が弱くなる一方で、体感温度の低下を実感することができる。そのため、室内の快適性を向上させることができる。
More preferably, the total air volume blown from the
さらに、照明器具1においては、プロペラファン60の回転によって得られる全風量をQ(m3/min)、且つ、モータ5の回転数をN(rpm)とする場合に、全風量Qと回転数Nとの関係は、Q≦0.094N−15.8が成り立つことが好ましい。Q≦0.094N−15.8が成り立つように制御部3がモータ5を制御することによって、多くの場合において、床上約0.1mから1.8mの間における室内の温度差を3℃以内に抑えることができる。なお、全風量Qは、床から120cmの高さにおいて得られる値である。
Furthermore, in the
さらに好ましくは、開口(吹出口)14の直径をd0(mm)とした場合に、モータ5の回転数Nと開口14の直径d0との関係について、0.74d0≦N≦2.19d0が成立することが好ましい。この関係式が成り立つ場合において、N≧0.74d0のときには、略確実に床上約0.1mから1.8mの間における温度差を3℃以内に抑えることができる。また、N≦2.19d0が成立するように制御部3がモータ5を制御する場合には、照明器具1から鉛直下方に約1.0m離れた地点において、プロペラファン60の回転による騒音が急激に上昇する手前の回転数Nを得ることができる。このようにモータ5の回転数Nを制御することにより、室内における温度分布のむらを解消しつつ、プロペラファン60の騒音を低減させることができる。
More preferably, regarding the relationship between the rotational speed N of the
図3は、照明器具1の一部断面図であって、室内等の空間を循環する気流を概略的に示す図である。プロペラファン60においてモータ5の正回転とともに羽根6が正回転することによって、図3の矢印に示すように、天井付近から空間12cに空気が吸い込まれ(C1)、且つ、空間12cから下方に空気が流出する(C2)。プロペラファン60においてモータ5の逆回転とともに羽根6が逆回転する場合には、プロペラファン60によって送出される空気は、図示された矢印C1,C2の逆の方向に移動する。
FIG. 3 is a partial cross-sectional view of the
照明部8の上面8bは、照明部8において室内の天井に面する。上面8bは、天井に向かって湾曲する曲面形状を有する。より詳細には、上面8bは、天井および空間8cに向かって突出する曲面形状と、天井および空間8cの反対側に向かって突出する曲面形状とを有する。照明部8の縦断面において、上面8bは、鉛直方向に沿った照明部8の上端8aから中間部まで連続する滑らかな曲線形状を有する。
The
また、照明部8の底面を形成する下面8fは、水平方向および鉛直方向から傾斜した形状を有する。照明器具1が天井に設置される場合に、下面8fは、照明部8において室内の床に面する。照明部8のうち、接続部9と接続する部分よりも下方の部分としての下面8fは、照明部8の中心および床に向かって突出するように、曲面形状を有している。より詳細には、下面8fは、床および空間8cに向かって突出する曲面形状と、床および空間8cの反対側に向かって突出する曲面形状とを有する。照明部8の縦断面において、下面8fは、鉛直方向に沿った照明部8の下端8eから中間部まで連続する滑らかな曲線形状を有する。このように、下面8fは、斜め鉛直下方に向かって延びるように水平方向から傾斜する傾斜部を有する。なお、照明部8において吊部11と接触する部分は、略鉛直方向に延びている。
The
例えば、上部吸込部として、照明部8の周辺から空間12cに流入される前に空気が流通する流路が略直角に折れ曲がるように形成される場合には、このように急激に進行方向が変更される程度に曲がった部分の縁において流れが滞留する部分が生じる。そのため、空気の流路の面積が減少することによって、送風性能が低下する。
For example, when the upper suction portion is formed so that the flow path through which the air flows before it flows into the
一方、照明部8のように、天井と上面8bとの間に形成される流路の面積が次第に拡大するように、上面8bが滑らかに湾曲するように流路が形成されることによって、上面8bに沿って円滑に空気が流れる。また、空間12cに向かって照明部8の上面8bに沿って流れる空気の圧力は、天井と上面8bとの間に形成される流路の面積が次第に拡大することによって、次第に減少する傾向を有する。さらに、プロペラファン60の羽根6の回転によって、羽根6の周囲には負圧が生じる。そのため、照明部8とプロペラファン60との間における圧力差によって、照明部8の上面8bに沿って流れる空気は、空間12cを通ってプロペラファン60の羽根6の周囲まで容易に流れる。このように、照明部8の上面8bの形状によれば、送風性能を向上させることができる。
On the other hand, the
一方、開口14から吹き出された気流は下面8fの外周に沿って斜め下方に円滑に流れることができるため、照明部8の下面8fのいずれかの位置において流れに剥離を生じさせることができる。そのため、照明部8の下面8fと、吹き出された気流との間に生じる静電気を最小限に抑えることができる。これにより、帯電した粉塵が照明部8の下面8fに付着すること(つまり、スマッジング)を抑制することができる。スマッジングを抑制することによって、照明部8の下面8fをクリアに保つことができるため、照度の低下を防ぐことが可能である。
On the other hand, since the air flow blown out from the
また、下面8fが曲線形状を有するため、照明部8の内部の発光ダイオードから発せられる光がより広い範囲に拡散することにより、照明部8による光の照度を向上させることが可能である。さらに、気流が斜め下方に吹き出されるため、室内に気流を十分に行き渡らせることが可能である。
Further, since the
照明部8の上端8aと天井との間には、一定の距離が設けられる。なお、一定の距離とは、例えば、一般的なシーリングライトの天面(上端面)と天井との間隔よりも大きく、且つ、プロペラファン60の音が室内の空間に居る人にとって騒音とならない距離までの範囲をいう。
A certain distance is provided between the
なお、照明器具1の上端は、頂壁12aの上端面の位置に該当する(図1参照)。頂壁12aの上端面の位置は、照明器具1が天井に設置される場合にローゼット20の底面20a(図1参照)に略一致する。ローゼット20の突出高さが極めて零(ゼロ)に近い場合には、照明部8の上端8aと頂壁12aの上端面との間の高さは、照明部8の上端8aから天井までの距離と略一致する。
In addition, the upper end of the
図4は、照明部8に取り付けられた複数の発光ダイオード81の配置の一例を概略的に示す図であって、図1に示すIV−IV線の縮小断面図である。照明部8においては、発光ダイオード81は、フィボナッチ数列に従って配列されている。フィボナッチ数列とは、黄金角θ=137.5°ごとに螺旋状に点を回転させながら配置したものであり、ひまわりの種の配列等に代表されるように自然界によく見られる。なお、図4において、空間8cに配置される羽根6(図1参照)等の図示は省略する。
FIG. 4 is a diagram schematically showing an example of the arrangement of the plurality of
図1に示すように、照明器具1においては、中心部に空間8cが形成されるため、中心部に空間が形成されない同一径の他の照明器具と比較して照度が低下するおそれがある。しかしながら、発光ダイオード81(図4参照)をフィボナッチ数列に従って配列し、すなわち、ランダムな非格子状に発光ダイオード81を配列することにより、照明部8において比較的多くの発光ダイオード81を設置することが可能である。この効果とともに、非格子状の配列と下面8fの曲面形状とによって光を乱反射させることができるため、照度を保つことが可能である。
As shown in FIG. 1, in the
照明器具1(図1参照)のように、照明器具の中心部に送風機が配置された照明器具によれば、光を照射する面のうち、照明器具1の中心部付近の一部を送風機が隠すことにより、照明器具の斜め下方において照度が低下するおそれがある。また、送風機が回転する場合には、照明のチラつきとして照度が低下するおそれがある。しかしながら、図4に示すように、発光ダイオード81をフィボナッチ数列に従って配列することにより、プロペラファン60の回転によって一部の発光ダイオード81が隠れるとしても、他の多くの発光ダイオード81の発光と上記の乱反射とによって照明のチラツキを抑制することができる。
According to the luminaire in which the blower is arranged at the center of the luminaire as in the luminaire 1 (see FIG. 1), the blower has a portion near the center of the
一方、図5は、照明部8に取り付けられた複数の発光ダイオードの配置の別の一例を概略的に示す図であって、図1に示すIV−IV線の縮小断面図である。図4と図5とを比較すると、フィボナッチ数列に従った発光ダイオード81の配列(図4参照)は、ハニカム格子状の発光ダイオード82の配列(図5参照)よりも、限られたスペースにおいてより多く設置することができるため、照度の低下を抑制することができる。なお、図5においても、羽根6(図1参照)等の図示は省略する。
On the other hand, FIG. 5 is a diagram schematically illustrating another example of the arrangement of the plurality of light emitting diodes attached to the
上記のように、プロペラファン60の羽根6は、照明部8の中心部に形成された空間8cに配置される(図1参照)。ただし、鉛直方向に沿う方向について、羽根6の位置は、空間12c(図1参照)に羽根6の一部が配置されていればよい。図6は、照明器具1を概略的に示す縦断面図であって、空間におけるプロペラファン60の羽根6の好ましい位置について説明するための図である。鉛直方向に沿う方向について、羽根6は、図6に示すように、照明部8の上端8aの位置に羽根6の下端6bの位置が略一致する位置と、照明部8の下端8eの位置に羽根6の下端6bの位置が略一致する位置との間に配置されていればよい。図6において実線で示す羽根6の上端6aと下端6bとは、照明部8の上端8aと下端8eとの間に配置されている。
As described above, the
照明装置1において、空間8cに配置された羽根6の正面は、室内の床に対向する。一方、空間8cに配置された羽根6の背面は、天井に対向する。
In the
以上のように、照明器具1は、プロペラファン60と、照明部8とを備える。プロペラファン60は、羽根6を含み且つ略鉛直方向に延びる回転軸線を有する。照明部8は、発光ダイオード81を含む。羽根6は、照明部8の中心部に形成された空間8cに配置され、且つ、鉛直方向に沿う方向について、照明部8の上端8aの位置に羽根6の下端6bの位置が略一致する位置と、照明部8の下端8eの位置に羽根6の下端6bの位置が略一致する位置との間に配置される。
As described above, the
照明器具1には、羽根6よりも上方から空間8cに空気を導入させる吸込口としての開口部分13と、空間8cに連続するように空間8cの下方に位置し、且つ、空間8cの外部に空気を導出させる吹出口としての開口14とが形成されている。照明器具1においては、全風量が8m3/min以上の空気が開口14から吹き出されるように、開口14の直径および羽根6の直径が設定され、且つ、プロペラファン60が回転する。
The
照明器具1においては、プロペラファン60の羽根6が、照明部8の中心部に形成された空間8cに配置されることにより、略水平方向においてプロペラファン60をコンパクトに配置することができる。また、鉛直方向に沿う方向については、照明部8の上端8aの位置に羽根6の下端6bの位置が略一致する位置と、照明部8の下端8eの位置に羽根6の下端6bの位置が略一致する位置との間に羽根6が配置される。そのため、鉛直方向に沿ってプロペラファン60が照明部8から突出することが抑制されることによって、略鉛直方向においてプロペラファン60をコンパクトに配置することができる。これにより、室内の居住者に圧迫感を覚えさせることを防止することができる。また、このような構成により、照明器具1の安全性が向上する。例えば、照明部8の下部に上述したカバー等を取り付けることが可能であるため、そのようにカバーが取り付けられる場合には、羽根6が室内空間に向かってむき出しになることが防止される。例えば、プロペラファン60が駆動している場合に、室内において使用するボール等の遊具がプロペラファン60に当たるときには、プロペラファン60、モータ5もしくは周辺部品が破損または落下するおそれがある。また、落下した部品によって、室内の物が破損し、または、室内に居る人が怪我するような甚大な被害が発生することが予想される。しかしながら、照明部8の下部にカバー等を取り付けることによって、被害を最小限にとどめることが可能である。
In the
また、照明器具1においてプロペラファン60がコンパクトに配置されているため、従来の一般的なシーリングファンに比べて、照明器具1を天井に容易に取り付けることができる。照明器具1においてプロペラファン60をコンパクトに配置するために、照明器具1の小型化および軽量化と、天井への取り付けの簡素化とを図ることができる。
Moreover, since the
さらに、照明器具1においては、空間8cに連続するように空間8cの下方に位置する開口14により、プロペラファン60の作動によって発生する気流を、略鉛直下方に吹き出させることができる。全風量が8m3/min以上であって、且つ、室内等の空間において略鉛直下方に移動する気流は、室内の空気を攪拌し、または、天井と床面との間を循環することができる。したがって、照明器具1は、空気調和対象の空間における温度分布のむらを解消させることができる。
Furthermore, in the
このようにすることにより、プロペラファン60をコンパクトに配置することが可能であるとともに、空気調和対象の空間における温度分布のむらを解消させることが可能なプロペラファン60を備えた照明器具1を提供することができる。
By doing in this way, while providing the
照明器具1においては、全風量が8m3/min以上且つ32m3/min以下の空気が開口14から吹き出されるように、開口14の直径および羽根6の直径が設定され、且つ、プロペラファン60が回転する。
In the
この全風量の範囲によれば、室内における快適性を高めることができるとともに、プロペラファン60の作動によって生じる騒音を抑制することができる。
According to the range of the total air volume, the comfort in the room can be enhanced and noise generated by the operation of the
照明器具1においては、開口14から吹き出される空気の風速が0.6m/s以上且つ1.7m/s以下であるように、プロペラファン60が回転する。
In the
この風速の範囲によれば、室内における快適性を高めることができるとともに、プロペラファン60の作動によって生じる騒音を抑制することができる。
According to the range of the wind speed, the comfort in the room can be improved, and noise generated by the operation of the
照明器具1においては、羽根6の直径d1と、開口14の直径d0との間には、d1≧0.8d0の関係が成り立つ。
In the
この構成によれば、羽根6の半径方向の外側において羽根6を覆う照明部8を、プロペラファン60の回転によって最適に冷却することができる。これにより、照明部8の劣化を低減することができる。
According to this configuration, the
照明部8は、照明部8において室内の床に面する下面8fを有する。下面8fは、斜め鉛直下方に向かって延びるように水平方向から傾斜する傾斜部を有する。
The illuminating
このような構成により、照明部8においてスマッジング(静電摩擦)の発生を抑制することができる。そのため、静電気によって照明器具1に汚れが付着することを防ぐことができるため、必要な照度を長く保つことができる。
With such a configuration, it is possible to suppress the occurrence of smudging (electrostatic friction) in the
照明部8において、複数の発光ダイオード81は、フィボナッチ数列に従って配列される。この構成によれば、照明部8において比較的多くの発光ダイオード81を設置することができる。また、非格子状の配列と下面8fの曲面形状とによって光を乱反射させることができるため、照度を保つことが可能である。
In the
なお、照明部8が有する光源は、ランプ、蛍光灯、または、EL(エレクトロルミネッセンス、無機質もしくは有機質は問わない)等、光を発するものであればよい。モータ5および軸5aは、正回転のみが可能であるように構成されていてもよい。
In addition, the light source which the
なお、照明部8は、吊部11に対して、別の構成によって取り付けられていてもよい。例えば、照明部8に設けられた爪状の部分が吊部11に形成された凹状の部分または孔に引っ掛けられるように、吊部11に対して照明部8が固定されていてもよい。あるいは、爪状の部分は吊部11に形成されていてもよく、凹状の部分または孔は照明部8に形成されていてもよい。
In addition, the
なお、空間12cには、イオン発生器が配置されていてもよい。空間12cに配置されるイオン発生器の数は、特に限定されない。複数のイオン発生器の配置について、隣り合う二つのイオン発生器は、空間12cにおいて、等間隔であることが好ましい。なお、筐体12の外部にイオン発生器が配置されるとしても、イオン発生器は、照明部8の上方、且つ、床面から真正面に照明器具1を見る人からイオン発生器が見えないような位置に、配置されることが好ましい。
An ion generator may be disposed in the
なお、イオン発生器が発生させるイオンの例は、正イオンと負イオンとである。しかしながら、イオンの例は、特に限定されない。例えば、正イオンと負イオンとのイオン種を特定せずにイオンが発生する場合には、イオンが有する電荷によって、室内等の空間に浮遊する付着対象である物体の電位を除去すること、または、室内等の空間のイオンバランスを調整することができる。あるいは、空間12cには、例えばラジカル成分を含む帯電微粒子水を生成する機器が配置されていてもよい。
Examples of ions generated by the ion generator are positive ions and negative ions. However, examples of ions are not particularly limited. For example, in the case where ions are generated without specifying the ion species of positive ions and negative ions, the potential of the object to be attached floating in a space such as a room is removed by the charge of the ions, or It is possible to adjust the ion balance of a space such as a room. Or the apparatus which produces | generates charged fine particle water containing a radical component, for example may be arrange | positioned in the
また、以上のように、照明器具1は、プロペラファン60と、発光体としての発光ダイオード81または発光ダイオード82を含む照明部8とを備える。プロペラファン60は、羽根6と、羽根6を回転させるためのモータ5とを含む。プロペラファン60は、略鉛直方向に延びる回転軸線を有する。
Further, as described above, the
羽根6は、照明部8の中心部に形成された空間8cに配置される。また、羽根6は、鉛直方向に沿う方向について、照明部8の上端8aの位置に羽根6の下端6bの位置が略一致する位置と、照明部8の下端8eの位置に羽根6の下端6bの位置が略一致する位置との間に配置される。照明器具1には、吸込口としての開口部分13と、吹出口としての開口14とが形成されている。開口部分13は、羽根6よりも上方から空間8cに空気を導入させる。開口14は、空間8cに連続するように空間8cの下方に位置し、且つ、空間8cの外部に空気を導出させる。照明器具1は、開口14から吹き出される気流の全風量をQ(m3/min)とし、モータ5の回転数をN(rpm)とした場合に、Q≦0.094N−15.8が成り立つように、モータ5の回転数Nを制御する。全風量Qは、プロペラファン60の略鉛直下方において測定される気流の風速、つまり、開口14から吹き出される気流の風速に基づいて算出される。
The
このようなモータ5の回転数Nの値によれば、多くの場合において、床上約0.1mから1.8mの間における室内の温度差を3℃以内に抑えることができる。
According to such a value of the rotation speed N of the
照明器具1においては、モータ5の回転数N(rpm)と、吹出口としての開口14の直径d0(mm)との間に、0.74d0≦N≦2.19d0の関係が成立するように、モータ5が制御される。
In the
このようなモータ5の回転数Nの値によれば、室内における温度分布のむらを解消しつつ、プロペラファン60の騒音を低減させることができる。
According to the value of the rotational speed N of the
(第2実施形態)
図7に、本発明に従った照明器具の別の一例である照明器具1aを示す。第2実施形態の照明器具1aが第1実施形態の照明器具1(図1参照)と異なる点は、照明器具1aが温度センサ50を備えていることである。温度センサ50は、照明器具1aが設置される室内を循環する気流の温度を検知する。温度センサ50は、空間12に配置されており、隔壁12bに取り付けられる。
(Second Embodiment)
FIG. 7 shows a
図8は、照明器具1aの制御関連を示す制御ブロック図である。温度センサ50は、制御部3に接続されている。温度センサ50によって検知される温度に基づいて、制御部3は、モータ5の駆動を制御する。後述するように、モータ5の駆動の開始または停止と、モータ5の回転数の増加または減少とが制御部3によって制御される。このように、照明器具1aは、開口部分(吸込口)13に吸い込まれる気流の温度または開口部分13から吹き出される気流の温度であって温度検知部50が検知する温度に基づいて、プロペラファン60の回転数を最適に制御することができるように構成されている。なお、照明器具1aのその他の構成は、第1実施形態の照明器具1(図1参照)と同様である。そのため、これらの構成については説明を省略する。
FIG. 8 is a control block diagram showing control related to the
照明器具1aは、温度センサ50によって検知される温度に基づいて、プロペラファン60の回転のOFFとONとを切り替えるモード(モータ5の自動運転モード)を有している。ユーザがリモートコントローラ31(図8参照)を操作することによって、例えば「自動運転」を選択する場合に、このモードを実行することができる。例えば冬場に空気調和機(図示せず)を暖房運転として作動させる場合には、天井付近に暖かい空気がたまりやすい。モータ5の駆動によって回転するプロペラファン60は、天井付近にたまった暖かい空気を撹拌することができる。空気調和対象の空間全体の温度が略一定することが温度センサ50(図8参照)によって検知されるときには、モータ5の駆動が停止される。このようにすることによって、例えば冬場において室内の温度分布のむらを解消するための必要最低限の風を照明器具1aから吹き出すことが可能であり、ユーザは風によって体感温度が低下する感覚を最小限にとどめることが可能である。また、夏場においても、室内の温度分布のむらを解消するための必要最低限の風を照明器具1aから吹き出すことが可能であるため、室内における空気調和の効果を向上させることができる。
The
図9には、照明器具1a(図8参照)において実行される制御の一例のフローチャートであって、モータ5(図8参照)の自動運転モードとしての第1の自動運転モードの実行フローの例を示す。例えばユーザによるリモートコントローラ31(図8参照)の操作によって「自動運転」が選択される場合に、モータ5の駆動が開始されるとともに、第1の自動運転モードの制御が開始される。
FIG. 9 is a flowchart of an example of control executed in the
ステップS302においては、温度センサ50が開口部分13(いずれも図7参照)付近の空気の温度を検知する。温度センサ50は、例えば1分おきに温度を計測および検知する。検知された温度の情報は、例えば制御部3(図8参照)に格納される。検知された温度の情報としては、累積して格納されていてもよく、都度、更新されていてもよい。
In step S302, the
続いてステップS303においては、検知される温度が記憶された直近の温度から1℃以上変化したか否かが判定される。検知される温度が記憶された直近の温度から1℃以上変化していることが判定される場合には、温度のむらがまだ解消されていないという判断に基づいて、ステップS304においてモータ5の駆動が継続される。一方、検知される温度と直近の記憶された温度との差(絶対値)が1℃未満であることが判定される場合には、温度のむらが解消されたという判断に基づいて、ステップS305においてモータ5の駆動をOFFする。モータ5の駆動がOFFされると同時に、または、モータ5の駆動がOFFされた直後には、ステップS303における判定に用いられた温度であって今回検知された温度が、後のステップS307において用いられる基準値として記憶される。なお、制御について必要な判定は、制御部3(図8参照)が実行する。また、制御部3は、タイマとしての機能とメモリとしての機能とを有する。第1実施形態の照明器具1(図2参照)も、判定に係る機能と、タイマとしての機能と、メモリとしての機能とを同様に有する。
Subsequently, in step S303, it is determined whether or not the detected temperature has changed by 1 ° C. or more from the latest stored temperature. If it is determined that the detected temperature has changed by 1 ° C. or more from the most recently stored temperature, the
ステップS305の後のステップS306においては、引き続き開口部分13付近の空気の温度が検知される。続いてステップS307においては、ステップS303における判定に用いられた温度(基準値)から3℃以上変化しているか否かが判定される。ステップS307において3℃以上の変化がないことが判定される場合には、温度分布のむらが生じていないという判断に基づいて、ステップS308においてモータ5の駆動の停止を継続する。ステップS307において3℃以上変化していることが判定される場合には、温度分布のむらが生じているという判断に基づいて、ステップS309においてモータ5の駆動をONする。ステップS302からステップS309までのフローは、リモートコントローラ31(図8参照)によってモータ5の駆動のOFFをユーザが操作するまで継続される。なお、照明器具1a(図7参照)には、モータ5の自動運転モードを手動で選択または解除するための操作部(図示せず)が設けられていてもよい。
In step S306 after step S305, the temperature of the air near the
図10は、第1の自動運転モードによって変化する室内の温度として検知される温度と、第1の自動運転モードのシーケンスとの関係を模式的に示す図である。図10において、縦軸は温度センサ50が検知する温度を示し、横軸はモータ5の駆動のONまたはOFFを時系列で示している。図10に示すS302〜S309は、図9におけるステップS302〜S309を示す。
FIG. 10 is a diagram schematically showing the relationship between the temperature detected as the room temperature that changes according to the first automatic operation mode and the sequence of the first automatic operation mode. In FIG. 10, the vertical axis indicates the temperature detected by the
以下においては、図10を用いて、ユーザの操作によって第1の自動運転モードが開始されるまでに温度センサ50(図8参照)が検知する天井付近の温度がX℃であって、検知される温度の第1の自動運転モードによる変化について説明する。モータ5の駆動が開始される場合には、例えば天井付近の暖かい空気がプロペラファン60によって撹拌され、床付近の冷たい空気と混ざる。このように、モータ5の駆動が開始された後には、開口部分13から流入する空気の温度が徐々に下がるため、温度センサ50によって検知される温度も徐々に下がる。このような温度変化の行程において1分おきに温度が検知され(ステップS302)、且つ、1分前の温度と今回検知された温度との間に1℃以上の差があるかどうかが判定される(ステップS303)。
In the following, using FIG. 10, the temperature near the ceiling detected by the temperature sensor 50 (see FIG. 8) until the first automatic operation mode is started by the user's operation is X ° C., and is detected. A change in the temperature in the first automatic operation mode will be described. When driving of the
天井付近の暖かい空気と床付近の冷たい空気とが略完全に混ざると、略一定の温度(Y℃)の空気が開口部分13から流入し続ける。ステップS303において、1分前の温度と今回検知された温度との間に1℃以上の差がないと判定されると、ステップS305においてモータ5の駆動が停止される。なお、ステップS303における判定に用いられ且つ今回検知された温度(Y℃)は、基準値として記憶される。
When the warm air near the ceiling and the cold air near the floor are almost completely mixed, air at a substantially constant temperature (Y ° C.) continues to flow from the opening
モータ5の駆動が停止された後においても、継続して1分おきに温度が検知され且つ記憶される(ステップS306)。また、ステップS306において1分おきに検知され且つ記憶される温度と、ステップS303において判定に用いられた温度(基準値(Y℃))との差が3℃以上であるかどうかが判定される(ステップS307)。3℃以上の差がないことが判定される間には、モータ5の駆動が停止され続ける(ステップS308)。一方、3℃以上の差が生じていること、つまり、温度センサ50(図8参照)が検知する温度が(Y+3)℃以上であることが判定されるときには、モータ5の駆動を開始する(ステップS309)。リモートコントローラ31(図8参照)によってモータ5の駆動のOFFをユーザが操作するまで、モータ5の自動運転モードのシーケンスが継続される。
Even after the driving of the
なお、温熱指標の国際標準である「ISO7730:2005」を考慮して、モータ5の自動運転モードのステップS307における判定の閾値を(Y+3)℃に設定することが好ましい。また、空気調和対象の空間における温度分布のむらを解消させるという本発明の目的を考慮して、ステップS303においては、温度分布のむらが殆ど無いと見做すことができるように、さらに小さい閾値として、1.0℃よりも小さい温度変化を判定の閾値として用いることにしてもよい。
In consideration of “ISO7730: 2005”, which is an international standard for the thermal index, it is preferable to set the threshold for determination in step S307 in the automatic operation mode of the
図11には、照明器具1a(図8参照)において実行される制御の別の一例のフローチャートであって、第2の自動運転モードの実行フローの例を示す。第2の自動運転モードは、一定時間おきにモータ5のONとOFFとが切り替えられるモードである。第1の自動運転モードの制御と同様に、例えばユーザによるリモートコントローラ31(図8参照)の操作によって「自動運転」が選択される場合に、モータ5の駆動が開始されるとともに、第2の自動運転モードの制御が開始される。なお、照明器具1a(図8参照)は、温度センサ50の有無によらずに、第2の自動運転モードにおける制御を実行することができる。すなわち、第2の自動運転モードにおける制御については、温度センサを備えない第1実施形態の照明器具1(図2参照)も実行することができる。
FIG. 11 is a flowchart of another example of the control executed in the
また、図12は、第2の自動運転モードによって変化する室内の天井付近の温度と、第2の自動運転モードのシーケンスとの関係を模式的に示す図である。図12において、縦軸は第2の自動運転モードによって変化する室内の天井付近の温度を示し、横軸はモータ5の駆動のONまたはOFFを時系列で示している。図12に示すS502〜S505は、図11におけるステップS502〜S505を示す。
FIG. 12 is a diagram schematically showing the relationship between the temperature in the vicinity of the ceiling in the room, which changes according to the second automatic operation mode, and the sequence of the second automatic operation mode. In FIG. 12, the vertical axis indicates the temperature near the ceiling in the room, which changes in the second automatic operation mode, and the horizontal axis indicates ON / OFF of driving of the
ステップS502においては、モータ5(図7参照)の駆動が開始されてから、予め設定された一定時間が経過したか否かが判定される。一定時間が経過したことが判定される場合には、ステップS503においてモータ5の駆動が停止される。モータ5の駆動が停止された後に、ステップS504においては、別の一定時間であって予め設定された一定時間が経過したか否かが判定される。ステップS504において、別の一定時間が経過したことが判定される場合には、ステップS505においてモータ5の駆動が再開される。ステップS502からステップS505までのフローは、リモートコントローラ31(図8参照)によってモータ5の駆動のOFFをユーザが操作するまで継続される。
In step S502, it is determined whether or not a predetermined time has elapsed since the start of driving of the motor 5 (see FIG. 7). If it is determined that the predetermined time has elapsed, the driving of the
第2の自動運転モードにおいては、第2の自動運転モードの開始前に温度X℃が検知されるとしても、開口部分13付近の温度としてサーキュレーション効果によって得られる略一定の温度(つまりY℃)が検知されるように、モータ5の駆動のONとOFFとの切り替えを繰り返すことが好ましい。例えば、モータ5の駆動を5分間行なった後に、モータ5の駆動を30分間停止することが好ましい。すなわち、ステップS502において判定に用いられる一定時間の好ましい例は5分であって、ステップS504において判定に用いられる別の一定時間の好ましい例は30分である。
In the second automatic operation mode, even if the temperature X ° C. is detected before the start of the second automatic operation mode, the temperature in the vicinity of the
なお、第1の自動運転モードおよび第2の自動運転モードの例として、モータ5の駆動を停止(つまりOFF)および再開(つまりON)する場合について説明した。ただし、モータ5の駆動を停止する制御は、モータ5の回転数を減少する制御に置き換られてもよい。モータ5の駆動を開始する制御は、モータ5の回転数を増加させる制御に置き換えられてもよい。このような場合であっても、モータ5の回転数N(rpm)と直径d0(mm)との間には、0.74d0≦N≦2.19d0が成り立つことが好ましい。
As an example of the first automatic operation mode and the second automatic operation mode, the case where the driving of the
以上のように、照明器具1aは、温度センサ50を備える。温度センサ50は、開口部分13から流入する空気の温度を検知する。照明器具1aは、モータ5の駆動が開始された後において温度センサ50によって検知される温度の値が所定の範囲に飽和する場合には、回転数が減少し、または、駆動が停止するようにモータ5を制御する。
As described above, the
さらに、回転数が減少するようにモータ5が制御されたときから、温度センサ50によって検知される温度の値が所定の値以上に上昇する場合には、照明器具1aは、回転数が増加するようにモータ5を制御する。あるいは、駆動が停止するようにモータ5が制御されたときから、温度センサ50によって検知される温度の値が所定の値以上に上昇する場合には、照明器具1aは、駆動を開始するようにモータ5を制御する。
Furthermore, when the value of the temperature detected by the
また、本発明の別の局面に従った照明器具は、タイマとして機能する制御部を備える。さらに、当該照明器具は、送風機と、発光体を含む照明部とを備える。送風機は、羽根と、羽根を回転させるためのモータとを含む。送風機は、略鉛直方向に延びる回転軸線を有する。 Moreover, the lighting fixture according to another situation of this invention is provided with the control part which functions as a timer. Furthermore, the said lighting fixture is provided with an air blower and the illumination part containing a light-emitting body. The blower includes a blade and a motor for rotating the blade. The blower has a rotation axis extending in a substantially vertical direction.
当該照明器具において、羽根は、照明部の中心部に形成された空間に配置される。また、羽根は、鉛直方向に沿う方向について、照明部の上端の位置に羽根の下端の位置が略一致する位置と、照明部の下端の位置に羽根の下端の位置が略一致する位置との間に配置される。当該照明器具には、吸込口と吹出口とが形成されている。吸込口は、羽根よりも上方から空間に空気を導入させる。吹出口は、空間に連続するように空間の下方に位置し、且つ、空間の外部に空気を導出させる。 In the luminaire, the blades are arranged in a space formed at the center of the illuminating unit. Further, in the direction along the vertical direction, the blade has a position where the position of the lower end of the blade substantially coincides with the position of the upper end of the illumination unit, and a position where the position of the lower end of the blade substantially coincides with the position of the lower end of the illumination unit. Arranged between. The lighting fixture is formed with an inlet and an outlet. The suction port introduces air into the space from above the blades. The air outlet is located below the space so as to be continuous with the space, and allows air to be led out of the space.
当該照明器具は、モータの駆動が開始された後に所定の時間が経過する場合には、回転数が減少し、または、駆動が停止するようにモータを制御する。 The lighting fixture controls the motor so that the number of rotations decreases or the driving stops when a predetermined time elapses after the driving of the motor is started.
また、回転数が減少するようにモータが制御されたときから別の所定の時間が経過する場合には、当該照明器具は、回転数が増加するようにモータを制御する。あるいは、駆動が停止するようにモータが制御されたときから別の所定の時間が経過する場合には、当該照明器具は、駆動を開始するようにモータを制御する。さらに、当該照明器具は、一定時間おきに、モータの回転数を減少する制御またはモータの回転を停止する制御と、モータの回転数を増加する制御またはモータの回転を開始する制御とを行う。 In addition, when another predetermined time elapses from when the motor is controlled so that the rotation speed decreases, the lighting fixture controls the motor so that the rotation speed increases. Or when another predetermined time passes since the motor was controlled so that a drive might be stopped, the said lighting fixture controls a motor so that a drive may be started. Further, the luminaire performs a control for decreasing the rotation speed of the motor or a control for stopping the rotation of the motor and a control for increasing the rotation speed of the motor or a control for starting the rotation of the motor at regular intervals.
以下においては、本発明の実施例を具体的に説明する。なお、以下に示す実施例は一例であって、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。 In the following, embodiments of the present invention will be specifically described. In addition, the Example shown below is an example, Comprising: This invention is not limited to the following Example.
(実験例1)
本発明に従った照明器具の効果の一つとして、室内等の空間において天井付近から下方に向かって流れる気流を発生させることによって、空気調和対象の室内における温度分布のむらを解消させることが可能であるといった効果がある。実験例1においては、この効果を検証するために、本発明に従った上記の照明器具1(図1参照)を室内の天井に設置し、当該室内において空気を調和する場合に照明器具1のプロペラファン60を回転させることにより、プロペラファン60から発生する気流による当該室内の温度分布の変化を確認した。このとき、吹出口としての開口14の直径は365mmであって、プロペラファン60の羽根6の直径は320mmであった。
(Experimental example 1)
As one of the effects of the lighting fixture according to the present invention, it is possible to eliminate the uneven temperature distribution in the air-conditioning target room by generating an airflow that flows downward from the vicinity of the ceiling in a space such as a room. There is such an effect. In Experimental Example 1, in order to verify this effect, the above-described lighting device 1 (see FIG. 1) according to the present invention is installed on the ceiling of the room, and when the air is conditioned in the room, By rotating the
図13は、実施例の実験例1が行われる室内における風速の測定点と温度差の測定点とを示す模式図であって、略水平方向に沿って当該室内を見た図である。図14は、実施例の実験例1が行われる室内における風速の測定点と温度差の測定点とを示す模式図であって、天井から床に向かって当該室内を見た図である。 FIG. 13 is a schematic diagram showing measurement points of wind speed and measurement points of temperature difference in a room where Experimental Example 1 of the embodiment is performed, and is a view of the room along a substantially horizontal direction. FIG. 14 is a schematic diagram illustrating measurement points of wind speed and measurement points of temperature difference in a room where Experimental Example 1 of the embodiment is performed, and is a view of the room viewed from the ceiling toward the floor.
照明器具1は、床面積13.0m2を有する実験対象の室内の天井の略中心に設置された。室内の床面から天井までの高さは、2400mmであった。照明器具1から生じる気流の風速と全風量とは、それぞれ、「JIS C9601:1999 扇風機」の「8.9 風速試験」に従って測定し、「8.10 風量試験」に従って測定および算出した。まず、気流の風速を、床から120cmの高さ、且つ、照明器具1の中心Cの鉛直下方から水平方向に5cm離れた位置P1(図13,14参照)において測定した。
The
実験対象の室内において、空気調和機を冷房運転(設定温度が20℃)で作動させ、冷房運転が開始されてから室内の温度の測定を開始した。室内の温度の測定は、照明器具1の中心Cの鉛直下方から水平に100cm離れた地点であって、床から180cmの高さの位置P2(図13,14参照)の温度と、床から5cmの高さの位置P3(図13,14参照)の温度とを測定した。冷房運転が開始されてから1時間が経過した後に、プロペラファン60を回転させた。なお、実験が実施されている間においては、照明器具1の光源を消灯させた。
In the experimental room, the air conditioner was operated in a cooling operation (set temperature was 20 ° C.), and the measurement of the indoor temperature was started after the cooling operation was started. The room temperature is measured at a
空気調和機の冷房運転と温度の測定とを開始してから1時間が経過する前の時点においては、床から180cmの高さの位置P2の温度と5cmの高さの位置P3の温度との間には、約6℃の温度差が生じていた。温度の測定を開始してから1時間後に、冷房運転を継続するとともにプロペラファン60が880rpmで回転するようにプロペラファン60の回転を開始した。
At the time before 1 hour has passed since the start of the cooling operation and temperature measurement of the air conditioner, the temperature at the position P2 at a height of 180 cm from the floor and the temperature at a position P3 at a height of 5 cm. There was a temperature difference of about 6 ° C. between them. One hour after starting the temperature measurement, the cooling operation was continued and the rotation of the
図15は、実施例の実験例1において得られるデータを示すグラフである。図15のグラフは、プロペラファン60から発生する気流の全風量に応じた当該室内の温度分布の変化を示す。
FIG. 15 is a graph showing data obtained in Experimental Example 1 of the example. The graph of FIG. 15 shows a change in the temperature distribution in the room according to the total air volume of the airflow generated from the
プロペラファン60の回転を開始してから5分が経過したときに、床から180cmの高さの位置P2の温度と5cmの高さの位置P3の温度との間の温度差は、0.4℃であった。このように、照明器具1のプロペラファン60の作動によって、温度差、つまり、室内における温度分布のむらが明らかに解消された。なお、プロペラファン60が880rpmで回転するときには、測定および算出された全風量は67m3/minであって(図15参照)、風速は1.9m/sであった。
When 5 minutes have passed since the rotation of the
さらに、実験例1においては、プロペラファン60の回転数の違いに応じた温度差の変化について確認した。上記のように床から180cmの高さの位置P2の温度と5cmの高さの位置P3の温度との間に約6℃の温度差を生じさせた後に、600rpmの回転数でプロペラファン60の回転を開始した。プロペラファン60の回転を開始してから5分が経過したときには、温度差は0.5℃であった。このように、プロペラファン60の作動によって温度差が明らかに解消された。なお、プロペラファン60が600rpmで回転するときには、測定および算出された全風量は32m3/min(図15参照)であって、風速は1.7m/sであった。
Furthermore, in Experimental Example 1, the change in temperature difference according to the difference in the rotation speed of the
同様に、400rpmの回転数でプロペラファン60の回転を開始した。プロペラファン60の回転を開始してから5分が経過したときには、温度差は1.1℃であった。プロペラファン60が400rpmで回転するときには、測定および算出された全風量は8m3/min(図15参照)であって、風速は1.1m/sであった。
Similarly, the rotation of the
同様に、200rpmの回転数でプロペラファン60の回転を開始した。プロペラファン60の回転を開始してから5分が経過したときには、温度差は4.0℃であった。プロペラファン60が200rpmで回転するときには、測定および算出された全風量は3m3/min(図15参照)であって、風速は0.6m/sであった。
Similarly, the rotation of the
ところで、温熱指標の国際標準である「ISO7730:2005」においては、上下の温度分布(床上10cmから床上110cmを上下と定義している)の限界に関して、3℃以内の上下の温度差を推奨している。よって、床から180cmの高さの位置P2の温度と5cmの高さの位置P3の温度との差を3℃未満に抑えるため、言い換えると、室内の温度分布のむらを解消するためには、8m3/min以上の全風量が必要であることを確認した。 By the way, “ISO7730: 2005”, which is an international standard for thermal index, recommends an upper and lower temperature difference of 3 ° C or less with respect to the upper and lower temperature distribution (10cm above the floor to 110cm above the floor is defined as up and down). ing. Therefore, in order to suppress the difference between the temperature at the position P2 at a height of 180 cm from the floor and the temperature at the position P3 at a height of 5 cm to less than 3 ° C., in other words, to eliminate the uneven temperature distribution in the room, 8 m It was confirmed that a total air volume of 3 / min or more was necessary.
(実験例2)
実験例2においては、プロペラファン60が発生させる気流の風速および全風量の値に応じた騒音値の変化、言い換えると、プロペラファン60の回転数の違いに応じた騒音値の変化について確認した。騒音値としては、照明器具1のプロペラファン60の回転によって生じる騒音の値を測定した。この騒音値は、床から120cmの高さの位置にマイクを設置し、マイクを用いて騒音を測定することによって得た値である。なお、床から120cmの高さは、成人男性が椅子に座った際の座高を想定した。また、実験例2において、実験例1と同様に、プロペラファン60が発生させる気流の風速の値を測定するとともに、全風量の値を算出した。
(Experimental example 2)
In Experimental Example 2, the change in the noise value according to the values of the wind speed and the total air volume generated by the
図16は、実験例2において得られるデータを示すグラフである。図16に示すように、全風量が32m3/min(風速が1.7m/s)であるときに測定された騒音値は、44dbであった。騒音値40dbの音のレベルは、「エアコンの室内機」を示すレベルである。また、全風量が67m3/min(風速が1.9m/s)であるときに測定された騒音値は、68dbであった。
FIG. 16 is a graph showing data obtained in Experimental Example 2. As shown in FIG. 16, the noise value measured when the total air volume is 32 m 3 / min (wind speed is 1.7 m / s) was 44 db. The sound level of the
騒音値68dbの音のレベルは、例えば電気掃除機の騒音に相当するレベルである。室内においては68db以下の騒音値が得られる程度に、プロペラファン60の回転数等を設定することが好ましい。
The sound level of the noise value 68 db is a level corresponding to the noise of a vacuum cleaner, for example. It is preferable to set the rotational speed of the
さらに、図16に示すように、全風量が32m3/min以上且つ67m3/min以下(風速が1.7m/s以上且つ1.9m/s以下)においては、騒音値が比較的高い上昇率で変化しているため、風速が1.7m/sよりも大きい場合には騒音値が大きくなることが予想された。日常生活において望ましい音のレベルは上限値として60dbであることが一般的に言われているため、より好ましい全風量の例は32m3/min以下であって、より好ましい風速の例は1.7m/s以下であることが確認された。 Furthermore, as shown in FIG. 16, when the total air volume is 32 m 3 / min or more and 67 m 3 / min or less (wind speed is 1.7 m / s or more and 1.9 m / s or less), the noise value rises relatively high. Because of the change in the rate, the noise value was expected to increase when the wind speed was higher than 1.7 m / s. Since it is generally said that the desirable sound level in daily life is 60 db as the upper limit, a more preferable example of the total air volume is 32 m 3 / min or less, and a more preferable example of the wind speed is 1.7 m. / S or less was confirmed.
(実験例3)
実験例3においては、標準新有効温度(SET:standard new effective temperature)の計算式に基づく演算により、プロペラファン60が発生させる気流の風速に対する体感温度の値と、図示しない空気調和機における設定温度との差を、室内の快適性として確認した。実験例3においては、実験例1と同様に、プロペラファン60が発生させる気流の風速の値を測定するとともに、全風量の値を算出した。
(Experimental example 3)
In Experimental Example 3, the value of the sensible temperature with respect to the wind speed of the airflow generated by the
図17は、実験例3において得られるデータを示すグラフである。図17のグラフは、プロペラファン60が発生させる気流の風速に対する体感温度の値と上記空気調和機における感知温度すなわち室温との差と、プロペラファン60が発生させる気流の風速との関係を示す。プロペラファン60が発生させる気流の風速に対する体感温度の値は、標準新有効温度(SET)の計算式に基づいて算出される。SETの計算条件のうち、着衣は夏着を想定することによってclo=0.7に設定し、代謝量はmet=1に設定し、相対湿度は60%に設定して、SETを計算した。上記空気調和機における設定温度を28℃に設定し、上記空気調和機によって得られる室温28℃から体感温度を差し引いた値を、測定される風速ごとにプロットした。
FIG. 17 is a graph showing data obtained in Experimental Example 3. The graph in FIG. 17 shows the relationship between the difference between the temperature of the air temperature generated by the
図17に示すように、風速が0.0m/sのときは、室温と体感温度との差がマイナスの値で表れるため、室温よりも体感温度が高いことがわかる。風速が上昇するに従って風速が0.6m/sに達するまでには、室温と体感温度との差が負の値から正の値に変化するとともに、比較的大きな上昇率で差が大きく変化する(風速0.0m/sのときの体感温度と風速0.6m/sのときの体感温度との差としての体感温度の変化が2.5℃である)ため、風速が0.0よりも大きく且つ0.6m/s未満のときには、体感温度が急激に下がっていることがわかる。 As shown in FIG. 17, when the wind speed is 0.0 m / s, the difference between the room temperature and the sensory temperature is expressed as a negative value, so that the sensory temperature is higher than the room temperature. As the wind speed rises, the difference between the room temperature and the sensible temperature changes from a negative value to a positive value until the wind speed reaches 0.6 m / s, and the difference greatly changes at a relatively large rate of increase ( The change in the sensible temperature as a difference between the sensible temperature at the wind speed of 0.0 m / s and the sensible temperature at the wind speed of 0.6 m / s is 2.5 ° C.), so the wind speed is higher than 0.0. And when it is less than 0.6 m / s, it can be seen that the sensible temperature is drastically lowered.
風速が0.6m/s以上のときには、室温と体感温度との差の傾きが比較的小さい(風速0.6m/sのときの体感温度と風速2.0m/sのときの体感温度との差は1.7℃である)ため、プロペラファン60の回転数を上昇させたとしても飽和することが予想される。しかしながら、風速が0.6m/s以上のときには、室温と体感温度との差が正の値で表されるため、室内の快適性を高めるための風速の値としては、0.6m/s以上の風速であることが好ましい。ただし、0.6m/sよりも風速を大きくしても体感温度から得られる快適性は変わらないと考えられる。
When the wind speed is 0.6 m / s or more, the slope of the difference between the room temperature and the sensory temperature is relatively small (the sensory temperature at the wind speed of 0.6 m / s and the sensory temperature at the wind speed of 2.0 m / s. Since the difference is 1.7 ° C.), saturation is expected even if the rotation speed of the
以上、実験例3によれば、風速が0.6m/s以上のときに、より快適な体感温度を得ることが可能であることが確認された。照明器具1(図13参照)においては、風速が0.6m/sのときに得られる全風量が3m3/minであった。つまり、この風速および全風量が照明器具1から得られるときには、室内空間に居る人の体感温度を低下させることができるため、快適性をより高めることができる。このように、室内の快適性を高めるために必要な全風量は3m3/min以上であって、風速は0.6m/s以上であることが確認された。なお、騒音の観点においては、風速が1.7m/s以下であって全風量が32m3/min以下であることが好ましい(図16および実験例2参照)。
As described above, according to Experimental Example 3, it was confirmed that a more comfortable sensible temperature can be obtained when the wind speed is 0.6 m / s or more. In the lighting fixture 1 (see FIG. 13), the total air volume obtained when the wind speed was 0.6 m / s was 3 m 3 / min. That is, when the wind speed and the total air volume are obtained from the
(実験例4)
実験例4においては、吹出口としての開口14の直径に対するプロペラファン60の羽根6(いずれも図1参照)の直径を変更しながら、上記室内に設置された照明器具1(図1参照)においてプロペラファン60を回転させる場合に変化する照明器具1の温度について確認した。実験例4において、羽根6の直径d1は、開口14の直径d0に対して、0.71d0以上且つ0.93d0以下の範囲で変更した。
(Experimental example 4)
In Experimental Example 4, while changing the diameter of the
図18は、実験例4において得られるデータを示すグラフである。図18のグラフは、開口14の直径d0に対する羽根6(いずれも図1参照)の直径d1と、照明器具1の温度としての頂壁12a(いずれも図1参照)の上端面の温度との関係を示す。
FIG. 18 is a graph showing data obtained in Experimental Example 4. Graph of Figure 18, the diameter d 1 of the
頂壁12aの上端面の初期温度は、照明部8を所定の状態(全点灯)で点灯させてから3時間経過した後に測定した。プロペラファン60を回転させた場合における頂壁12aの上端面の温度(図18の縦軸)は、初期温度の測定後に、且つ、プロペラファン60の回転を開始してから2時間経過した後に測定した。用いた羽根6の直径の寸法が幾らであるかにかかわらず、初期温度は約60℃であった。
The initial temperature of the upper end surface of the
プロペラファン60の回転を開始した後には、プロペラファン60の回転によって生じる吸気の影響により、プロペラファン60のいずれの直径においても照明器具1の温度は低下した。具体的には、開口14の直径d0に対して、羽根6の直径d1(いずれも図1参照)が0.71d0である場合には、約Δ4℃であって、直径d1が0.77d0である場合には約Δ16℃であった。
After the rotation of the
以上、実験例4によれば、開口14の直径d0に対する羽根6の直径d1(いずれも図1参照)が0.77d0、例えば、0.8d0以上であるときに、照明器具1を十分に冷却させることが可能であることが確認された。なお、騒音の抑制の観点においては、開口14の直径d0に対する羽根6の直径d1は、0.9d0未満であることが好ましい。
As described above, according to Experimental Example 4, when the diameter d 1 (see FIG. 1) of the
以上の実施例によれば、室内の温度分布のむらを解消させるために、好ましい全風量の例は8m3/min以上であることが確認された。また、騒音の抑制の観点においては、好ましい全風量の例は32m3/min以下であることが確認された。さらに、室内の快適性の観点においては、好ましい風速の例は0.6m/s以上且つ1.7m/s以下であることが確認された。 According to the above examples, in order to eliminate the uneven temperature distribution in the room, it was confirmed that a preferable example of the total air flow is 8 m 3 / min or more. In addition, from the viewpoint of noise suppression, it was confirmed that an example of a preferable total air volume is 32 m 3 / min or less. Furthermore, from the viewpoint of indoor comfort, it was confirmed that an example of a preferable wind speed is 0.6 m / s or more and 1.7 m / s or less.
開口14の直径d0に対する羽根6の直径d1(いずれも図1参照)については、照明器具1の冷却の観点において、好ましい羽根6の直径d1の例は、0.8d0以上である。騒音の抑制の観点において、好ましい羽根6の直径d1の例は、0.9d0未満であることが確認された。
As for the diameter d 1 of the
(実験例5)
実験例5においては、照明器具1(図1参照)を室内の天井に設置し、当該室内において空気を調和する場合にプロペラファン60を回転させることにより、飽和した温度差の値であって、床から180cmの高さの位置P2(図13,14参照)の温度と、床から約10cmの高さの位置の温度との差を確認した。また、実験例5において、実験例1と同様に、プロペラファン60が発生させる気流の風速の値を測定するとともに、全風量の値を算出した。
(Experimental example 5)
In Experimental Example 5, the lighting apparatus 1 (see FIG. 1) is installed on the ceiling of the room, and when the air is conditioned in the room, the
実験対象の室内において、空気調和機を所定の設定温度の暖房運転で作動させ、暖房運転が開始された後にモータ5の駆動を開始した。モータ5の駆動を開始した後に、所定の回転数(Nrpm)ごとに、照明器具1aの中心Cの鉛直下方から水平に100cm離れた地点であって、床から180cmの高さの位置P2(図13,14参照)の温度と、床から約10cmの高さの位置の温度とを測定し、これらの温度差であって飽和した温度差の値を確認した。
In the experimental room, the air conditioner was operated in a heating operation at a predetermined set temperature, and the driving of the
図19は、実験例5において得られるデータを示すグラフである。図19のグラフは、プロペラファン60のモータ5(いずれも図1参照)の回転数N(rpm)とプロペラファン60から発生する気流の全風量Q(m3/min)との関係を示すグラフと、モータ5の回転数N(rpm)と室内における温度差の飽和値との関係を示すグラフである。
FIG. 19 is a graph showing data obtained in Experimental Example 5. The graph of FIG. 19 is a graph showing the relationship between the rotational speed N (rpm) of the motor 5 (see FIG. 1) of the
図19に示すように、回転数がN=200rpmのときに算出された全風量Q(m3/min)の値と、回転数がN=880rpmのときに算出された全風量Q(m3/min)の値とを結ぶ直線Lは、Q=0.094N−15.8で示された。図29に示すように、Q≦0.094N−15.8が成り立つ場合は、床上約0.1mから1.8mの間における室内の温度差を3℃以内に抑えるという効果を発揮し易い事例であることが確認された。 As shown in FIG. 19, the value of Zenkazeryou speed was calculated when the N = 200rpm Q (m 3 / min), speed was calculated when the N = 880RPM Zenkazeryou Q (m 3 / Min) is a straight line L connecting with the value of Q / 0.094N-15.8. As shown in FIG. 29, when Q ≦ 0.094N-15.8 is satisfied, it is easy to exert the effect of suppressing the temperature difference in the room between about 0.1 m and 1.8 m on the floor within 3 ° C. It was confirmed that.
図20は、実験例5において得られるデータを示すグラフであって、モータ5(図1参照)の回転数N(rpm)と室内における温度差の飽和値との関係について、横軸を示すモータ5の回転数Nを開口14(図1参照)の直径d0に対応させたグラフである。 FIG. 20 is a graph showing data obtained in Experimental Example 5, and shows the horizontal axis of the relationship between the rotational speed N (rpm) of the motor 5 (see FIG. 1) and the saturation value of the temperature difference in the room. 5 is a graph in which the rotational speed N of 5 corresponds to the diameter d 0 of the opening 14 (see FIG. 1).
図20に示すように、モータ5の回転数Nと開口14の直径d0と関係について、N≧0.74d0の関係式が成り立つ場合には、略確実に床上約0.1mから1.8mの間における温度差を3℃以内に抑えることが可能であると確認された。
As shown in FIG. 20, regarding the relationship between the rotational speed N of the
図21は、実験例5において得られる別のデータを示すグラフである。図21のグラフは、モータ5の回転数に応じた騒音値の変化を示す。ただし、横軸を示すモータ5の回転数Nを開口14の直径d0に対応させている。騒音値(dB)については、照明器具1から鉛直下方に約1.0m離れた地点における騒音の値を、実験例2と同様の方法で測定した。
FIG. 21 is a graph showing another data obtained in Experimental Example 5. The graph of FIG. 21 shows the change of the noise value according to the rotation speed of the
図21に示すように、モータ5の回転数Nと開口14の直径d0と関係について、N≦2.19d0の関係式が成り立つ場合には、照明器具1から鉛直下方に約1.0m離れた地点においてプロペラファン60の回転による騒音が急激に上昇する回転数Nよりも小さい回転数Nを得ることができる。このようにモータ5の回転数を制御することにより、室内における温度分布のむらを解消しつつ、プロペラファン60の騒音を低減させることができる。
As shown in FIG. 21, regarding the relationship between the rotational speed N of the
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものである。 The embodiment disclosed above should be considered as illustrative in all points and not restrictive. The scope of the present invention is shown not by the above embodiments but by the scope of claims, and includes all modifications and variations within the meaning and scope equivalent to the scope of claims.
1:照明器具、5:モータ、5a:軸、6:羽根、6a:上端、6b:下端、8:照明部、8a:上端、8c:空間、8e:下端、8f:下面、13:吸込口、14:吹出口、60:プロペラファン、81:発光ダイオード
1: Lighting fixture, 5: Motor, 5a: Shaft, 6: Blade, 6a: Upper end, 6b: Lower end, 8: Illumination part, 8a: Upper end, 8c: Space, 8e: Lower end, 8f: Lower surface, 13: Suction port , 14: outlet, 60: propeller fan, 81: light emitting diode
Claims (5)
前記羽根は、前記照明部の中心部に形成された空間に配置され、且つ、鉛直方向に沿う方向について、前記照明部の上端の位置に前記羽根の下端の位置が略一致する位置と、前記照明部の下端の位置に前記羽根の下端の位置が略一致する位置との間に配置され、
前記照明器具には、前記羽根よりも上方から前記空間に空気を導入させる吸込口と、前記空間に連続するように前記空間の下方に位置し、且つ、前記空間の外部に空気を導出させる吹出口とが形成され、
全風量が8m3/min以上の空気が前記吹出口から吹き出されるように、前記吹出口の直径および前記羽根の直径が設定され、且つ、前記送風機が回転する、照明器具。 A lighting device comprising a blower including a blade and having a rotation axis extending in a substantially vertical direction, and an illumination unit including a light emitter,
The blade is disposed in a space formed in the center of the illumination unit, and the position along the vertical direction is such that the position of the lower end of the blade substantially coincides with the position of the upper end of the illumination unit, It is arranged between the position of the lower end of the wing and the position where the position of the lower end of the blade substantially coincides with
The lighting fixture includes a suction port that introduces air into the space from above the blades, and a blower that is positioned below the space so as to be continuous with the space and that guides air out of the space. An exit is formed,
The lighting fixture in which the diameter of the said blower outlet and the diameter of the said blade | wing are set, and the said air blower rotates so that the air whose total air volume is 8 m < 3 > / min or more is blown out from the said blower outlet.
前記下面は、斜め鉛直下方に向かって延びるように水平方向から傾斜する傾斜部を有する、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の照明器具。
The illumination unit has a lower surface facing an indoor floor in the illumination unit,
The said lower surface is a lighting fixture of any one of Claim 1- Claim 4 which has the inclination part which inclines from a horizontal direction so that it may extend toward diagonally perpendicular downward.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013020481A JP2014152627A (en) | 2013-02-05 | 2013-02-05 | Lighting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013020481A JP2014152627A (en) | 2013-02-05 | 2013-02-05 | Lighting device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014152627A true JP2014152627A (en) | 2014-08-25 |
Family
ID=51574746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013020481A Pending JP2014152627A (en) | 2013-02-05 | 2013-02-05 | Lighting device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014152627A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015053183A (en) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 豊田合成株式会社 | Led light emitting device |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57132098U (en) * | 1981-02-12 | 1982-08-17 | ||
JP2002130186A (en) * | 2000-10-27 | 2002-05-09 | Mitsubishi Electric Corp | Circulating blower |
US7507151B1 (en) * | 2006-05-12 | 2009-03-24 | University Of Central Florida Research Foundation, Inc. | High efficiency solar powered fan |
-
2013
- 2013-02-05 JP JP2013020481A patent/JP2014152627A/en active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57132098U (en) * | 1981-02-12 | 1982-08-17 | ||
JP2002130186A (en) * | 2000-10-27 | 2002-05-09 | Mitsubishi Electric Corp | Circulating blower |
US7507151B1 (en) * | 2006-05-12 | 2009-03-24 | University Of Central Florida Research Foundation, Inc. | High efficiency solar powered fan |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
グッドデザイン・ロングライフデザイン賞, JPN6017013653, 1985, JP, ISSN: 0003540318 * |
天井扇(シーリングファン)F−M131H詳細(スペック), JPN6017013652, JP, ISSN: 0003540317 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015053183A (en) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 豊田合成株式会社 | Led light emitting device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101203540B1 (en) | An air conditioner | |
JP5537334B2 (en) | Air conditioner indoor unit | |
JP2010153198A (en) | Luminaire | |
WO2016067743A1 (en) | Ion generator | |
US7431642B2 (en) | Exhaust fan having a unitary molded housing | |
KR20170093386A (en) | Air cleaner and control method thereof | |
JP2009216367A (en) | Air conditioning system for building | |
CN113482954A (en) | Novel ceiling fan lamp | |
JP2014152627A (en) | Lighting device | |
JP2014074514A (en) | Lighting fixture | |
JP2015075282A (en) | Ion delivery device | |
JP6057675B2 (en) | lighting equipment | |
JP2002124124A (en) | Lighting device with circulator function | |
KR20110005268U (en) | A ventilating apparatus having illumination lamp | |
JP6279126B2 (en) | lighting equipment | |
JP2007141734A (en) | Illumination system | |
JP2017180851A (en) | Range hood | |
JP2011163170A (en) | Ceiling fan | |
CN215860884U (en) | Novel ceiling fan lamp | |
CN1410719A (en) | Air conditioner | |
CN215566785U (en) | Ceiling fan lamp structure | |
KR200293012Y1 (en) | Air conditioner | |
JP2018194259A (en) | Duct air conditioning and lighting integrated system | |
JP6273496B2 (en) | Air conditioner | |
KR100442268B1 (en) | In-door-unit of ceiling type air-conditioner |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160621 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160804 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170221 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20170308 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20170421 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180406 |