JP2014146967A - 無線通信システムおよびコンピュータプログラム - Google Patents

無線通信システムおよびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線送信機を持つ使用者が一時的な静止状態になる場合でも、機能制限解除状態が維持されることを可能とする。
【解決手段】無線通信システムは、振動センサ13を搭載して振動を検出した際は振動検出送信モードの信号を送信する無線送信機1と、信号を受信してRSSI値を検出する無線受信機2を備え、RSSI閾値との比較結果及び受信信号のID認証結果に基づいて一部の機能が制限される。前記無線送信機1は、振動検出後の振動未検出時間が所定時間を越えた際に振動検出送信モードと異なる振動未検出送信モードの信号送信手段を備え、機能制限解除状態で前記無線送信機1からの信号が途絶えた場合に、信号送信手段による最後の検出信号が振動未検出送信モードであれば、機能制限がかけられる機能制限状態には移行せずに機能制限解除状態を維持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、セキュリティ分野等で用いられる無線通信システムおよびコンピュータプログラムに関するものである。
従来、ID認証データにより一部機能の機能制限がかけられる各種機器においては、機能制限/機能制限解除のハンズフリー化が要望されており、入退室管理機器ではドアロック/ロック解除、パソコンでは画面ロック/ロック解除のハンズフリー化が要望されている。これらの要望に応えるべく、近年、様々な手法が考案されている。例えば、特許文献1には無線通信におけるRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度)検出値を予め設定した閾値で場合分けする手法があり、閾値を2種類用いる認証システムが開示されている。またこの種の無線通信の送信機では低消費電力化が強く望まれており、例えば、特許文献2には送信機に振動センサを搭載し、予め定めるレベル以上の振動が検知されたときのみ送信することで消費電力を削減している所在管理システムが開示されている。
特開2007−193821号公報 特開2009−077354号公報
しかしながら、上記従来の技術のように送信機に振動センサを搭載し、予め定めるレベル以上の振動が検知されたときのみ送信し、受信RSSI検出値を予め設定した閾値によってID認証データによる機能制限/機能制限解除を実現するシステムの場合、使用者の一時的な静止状態により機能制限解除状態の維持に問題が生じてしまう恐れがある。例えば、パソコンにおいて画面ロック/ロック解除のハンズフリーシステムを構成し、受信RSSI検出値に基づいた画面ロック解除によりパソコンを設定した場合、画面の凝視等で一時的に振動が検知されない静止状態になると送信機からの送信信号が途絶え、ロック解除状態が維持されずに画面がロックされてしまう。一方、ロック解除に戻すためには少し体を動かす必要があり、使用者に煩わしさを与え、パソコンの機能性を損なうことになる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、無線送信機を持つ使用者が一時的な静止状態になる場合でも機能制限解除状態が維持されることを可能とする無線通信システムおよびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を解決するための本発明に係る無線通信システムは、振動センサを搭載し、振動を検出した際は振動検出送信モードの信号を送信する無線送信機と、無線送信機から送信される信号を受信してRSSI値を検出する無線受信機と、RSSI値と予め設定したRSSI閾値との比較結果及び受信した信号のID認証結果に基づいて少なくとも一部の機能が制限される無線通信システムを備えており、無線送信機は、振動検出後の振動未検出時間が所定時間を越えた際に振動検出送信モードと異なる振動未検出送信モードの信号送信手段を備え、機能制限が解除された状態で無線送信機からの信号が途絶えた場合に、信号送信手段による最後の検出信号が振動未検出送信モードであれば、機能制限がかけられる機能制限状態には移行せずに機能制限解除状態を維持することを第1の特徴とする。
ここで、少なくとも一部の機能が制限されるとは、例えば、パソコン等における画面がロックされてしまい、画面に基づいて操作が出来なくなってしまう状態とする。
上記特徴の無線通信システムによれば、通常の振動検出送信モードと異なる振動未検出送信モードを備えることで、無線送信機を持つ使用者が一時的な静止状態にあるという情報を無線受信機側に伝えることができる。これにより、無線送信機を持つ使用者が一時的な静止状態になる場合でも機能制限解除状態が維持されることが可能となる。
さらに、本発明に係る無線通信システムは、振動検出送信モードと振動未検出送信モードを区別する手段として、無線送信機が送信する信号の無線送信フォーマット中の一部のビット変更を用いることを第2の特徴とする。
上記特徴の無線通信システムによれば、比較的容易に送信モードを区別することが可能となる。
さらに、本発明に係る無線通信システムは、RSSI閾値として、RSSI閾値Aと閾値Aより低く設定したRSSI閾値Bを用い、機能制限状態で検出されたRSSI値がRSSI閾値Aを上回り、かつID認証データで認証された場合は機能制限解除状態に移行し、機能制限解除状態で検出されたRSSI値がRSSI閾値Bを上回り、かつID認証データで認証された場合は機能制限解除状態を維持し、機能制限解除状態で無線送信機からの信号が途絶えた場合、信号送信手段による最後の検出信号が振動未検出送信モードであり、かつ最後に検出されたRSSI値がRSSI閾値Aを上回れば、機能制限がかけられる機能制限状態に移行せずに機能制限解除状態を維持することを第3の特徴とする。
上記特徴の無線通信システムによれば、2つのRSSI閾値を用いることにより、機能制限解除状態が維持される距離範囲を、より短い距離に限定することが比較的容易になり、セキュリティを高めることが可能となる。
さらに、本発明に係るコンピュータプログラムは、無線送信機と無線受信機を備える第1〜3のいずれかの特徴に記載された無線通信システムに、機能制限解除状態の維持をプログラム化することを第4の特徴とする。
上記特徴のコンピュータプログラムによれば、無線送信機を持つ使用者が一時的な静止状態になる場合でも機能制限解除状態が維持されることが可能となる。
本発明によれば、無線送信機を持つ使用者が一時的な静止状態になる場合でも機能制限解除状態が維持されることを可能とする無線通信システムおよびコンピュータプログラムを提供することができる。
本実施形態に係る無線通信システムの機能ブロック図である。 ID認証データを送信する送信モードのタイミングチャート図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムのRSSI閾値設定図である。 第1の実施形態に係る機能制限解除設定フローチャートである。 第2の実施形態に係る無線送信フォーマットの説明図である。 第3の実施形態に係る無線通信システムのRSSI閾値設定図である。 第3の実施形態に係る機能制限解除設定フローチャートである。
本発明を実施するための好適な形態につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
図1は、本実施形態に係る無線通信システムの機能ブロック図である。無線通信システムは、無線送信機1、及び無線受信機2を備える。無線送信機1は、太陽電池10、充電回路11、二次電池12、振動センサ13、抵抗14、信号処理回路15、高周波回路16、及び無線送信機のアンテナ17を備える。無線送信機1の形状は、例えば、一般的な社員証のカードタイプ形態であり、紐状の物と組み合わせて首から吊るしたり、胸ポケットの位置に固定して使用する。
太陽電池10は、光エネルギー(太陽光又は照明光等の光エネルギー)を直流電力に変換する発電素子である。充電回路11は、太陽電池10から二次電池12への電力供給、及び二次電池12から信号処理回路15側への電力供給を制御する。充電回路11は、二次電池12から太陽電池10への電流の逆流を防止する機能や、二次電池12の端子電圧を監視し、過充電時の際には充電を停止し、過放電時の際には過放電を停止する機能を有する。
さらに、二次電池12は、信号処理回路15及び高周波回路16へ供給される電力を蓄電する蓄電装置である。例えば、リチウムイオン電池として、定格でDC3Vの電圧を出力する。この定格電圧では、信号処理回路15及び高周波回路16での最低動作電圧レベルにもよるが、約1.8V〜3.3V程度の範囲で電力が消費される。なお、蓄電装置は、二次電池12に限定されるものではなく、例えば、キャパシタ等でも流用可能である。
さらに、振動センサ13は、振動を検出する素子である。例えば、動作感度0.1Gの微小ボール接点方式振動センサであり、抵抗14と組み合わせて、前記動作感度より小さい振動の時は連続信号出力で無線送信機1の静止状態と対応し、前記動作感度より大きい振動の時はチャタリング信号出力で無線送信機1の動いている状態と対応する。ここで、使用者は無線送信機1を首から吊るしたり、胸ポケットの位置に固定して使用することから、無線送信機1の静止または動いている状態は、使用者の静止又は動いている状態に対応する。したがって、動作感度を所定の値に設定することで、使用者の静止又は動いている状態を適切に区別することができる。
さらに、信号処理回路15は、CPUとメモリICとから構成されており、消費電力を抑える制御やID認証データの出力処理等を行う。また、メモリICには、ID認証データと、送信フォーマットとが予め記憶されている。ID認証データは、無線送信機1を一意に識別するために割り当てられた識別情報である。メモリICとしては、不揮発性メモリや揮発性メモリ等の各種のメモリを適用できる。CPUは、ID認証データと共に送信フォーマットをメモリICから読み出し、高周波回路16へ断続的に出力し、例えば、8ビットマイコンを用いることができる。
さらに、高周波回路16は、チップインダクタ、チップコンデンサ、チップ抵抗等の受動部品、トランジスタ等の半導体素子等により構成されている。高周波回路16は、信号処理回路15からの送信フォーマットにしたがって、ID認証データの情報を含むデジタル信号で搬送波(例えば、300MHz帯)を変調(例えば、2値FSK変調)し、送信信号を生成する。アンテナ17は、高周波回路16によって生成された送信信号を電磁波に変換して放射する。
さらに、無線受信機2は、無線受信機のアンテナ20、高周波回路21、及び信号処理回路22を備え、端末機器(入退室管理機器、パソコン、等)3に接続される。無線送信機1のアンテナ17から放射された送信信号は、アンテナ20にて受信され、高周波回路21にてRSSI値が検出され、ID認証データの情報を含むデジタル信号が復調され、信号処理回路22にて、所定のインターフェース形式(例えば、UART:シリアルインターフェース形式)でID認証データが端末機器3に出力される。
なお、端末機器3は、無線受信機2が検出したRSSI値と予め設定したRSSI閾値との比較結果及び受信した信号のID認証結果に基づいて、無線送信機1を識別し、少なくとも一部の機能を制限する。例えば、端末機器3がパソコンの場合、無線送信機1を持つ使用者が移動することにより、無線送信機1と無線受信機2とがある所定の距離以上離れると、端末機器3は画面ロックし、ある所定の距離以内に近づくと、端末機器3はロックを解除する。
(第1の実施形態)
図2は第1の実施形態に係る無線通信システムにおけるID認証データを送信する送信モードの動作を説明するためのタイミングチャート図である。信号処理回路15は、消費電力を抑えるための制御として、間欠動作を実施する。送信モードとして動作する送信期間では、信号処理回路15は、ID認証データを所定の送信フォーマットに格納して出力し、待機モードとして動作する待機期間では、信号処理回路15及び高周波回路16の動作は待機状態になる。信号処理回路15及び高周波回路16は、必要な場合のみ送信モードにすることで、二次電池12の消費電力を抑えている。
なお、無線送信機1の送信モードは2種類あり、無線送信機1を持つ使用者の動きで振動センサ13が振動を検出した際は振動検出送信モードとなり、使用者が一時的に静止して振動検出後の振動未検出時間が所定時間を越えた際は振動未検出送信モードとなる。通常の振動検出送信モードと異なる振動未検出送信モードを備えることで、無線送信機1を持つ使用者が一時的な静止状態にあるという情報を無線受信機2側に伝えることができる。これにより、無線送信機1を持つ使用者が一時的な静止状態になる場合でも端末機器3の機能制限解除状態が維持されることが可能となる。
また、無線送信機1は振動未検出送信モードで信号送信した後に、次の振動検出までは待機モードとなる。2種類の送信モードを区別する手段として、図2では送信回数を変えており、振動検出送信モードは2回、振動未検出送信モードは3回としているが、区別する手段は送信回数に限られるものではなく、無線受信機2が送信モードを区別できる手段であれば、他の手段でもよい。
図3は、第1の実施形態に係る無線通信システムのRSSI閾値設定図である。RSSI閾値を予め一定の値(例えば、−70dBm)に設定し、無線受信機2から離れた位置に無線送信機1を持つ使用者の検出されたRSSI値(例えば、−80dBm)がRSSI閾値より低い場合は、無線受信機2と接続する端末機器3の機能を制限する。ここで、無線送信機1を持つ使用者が無線受信機2に近づき、検出されたRSSI値(例えば、−60dBm)がRSSI閾値より高くなる場合は、端末機器3の機能制限を解除する。逆も同様で、端末機器3の機能制限を解除している位置にいる使用者が動いて離れ、検出されたRSSI値(例えば、−80dBm)がRSSI閾値より低くなる場合は、端末機器3の機能を制限する。
図4は、第1の実施形態に係る無線通信システムの機能制限解除設定フローチャートである。端末機器3は機能制限状態から開始される。S1で無線送信機1からの信号有無を確認するとS2に移り、機能制限状態であるからS3に移る。検出されたRSSI値が予め設定されたRSSI閾値を上回るとS4に移り、上回らないとS6で機能制限状態はそのまま維持される。S4ではID認証データの認証が行われ、認証されないとS6で機能制限状態はそのまま維持されるが、認証されるとS5で機能制限解除状態に移行する。機能制限解除状態に移行した状態で、S1で無線送信機1からの信号有無を確認するとS2からS7に移る。
さらに、S7で検出されたRSSI値が予め設定されたRSSI閾値を上回るとS8に移り、ID認証データが認証されるとS9で機能制限解除状態は維持されるが、認証されないとS10で機能制限状態に移行する。S7で検出されたRSSI値が予め設定されたRSSI閾値を上回らない場合はS11に移る。S11ではS1で確認した信号有無について場合分けし、信号がある場合はS10で機能制限状態に移行するが、信号がない場合はS12に移る。S12では最後の検出信号の送信モードを確認し、信号検出送信モードの場合はS10で機能制限状態に移行するが、信号未検出送信モードの場合はS13で機能制限解除状態をそのまま維持する。
したがって、端末機器3の機能制限が解除された状態で無線送信機1からの信号が途絶えた場合に、最後の検出信号が振動未検出送信モードであれば、端末機器3は機能制限がかけられる機能制限状態には移行せずに機能制限解除状態を維持する。これにより、無線送信機1を持つ使用者が一時的な静止状態になる場合でも端末機器3の機能制限解除状態が維持されることが可能となる。
本実施形態に係る無線送信機1をパソコンの近くに置いて使用し、使用者がそのまま離席してしまった場合は、ロック解除状態が維持され、第三者の不正利用が可能となる。しかし、使用者の所持から離れた場合の不正利用の可能性のリスクは本実施形態に限られるものではなく、上記のケースをもってセキュリティが低下したとはいえない。なお、本実施形態に係る無線送信機1においては、使用者本人の所持を前提としている点や、休日時の保管方法は、カードリーダーにかざす方式の一般的な非接触型ICカードタイプ形態の社員証と同様である。
また、無線送信機1は振動センサ13を元に送信を制御しているため、消費電力を削減できるが、振動未検出送信モードの信号送信手段によって消費電力は増えることになる。しかし、振動未検出送信モードで信号送信した後は、次の振動検出まで待機モードとなるため、消費電力の増加はさほど多くない。下記に示す本発明者の試算において、振動センサ13を搭載せず、常に所定の時間間隔で送信する無線送信機1の電池寿命を約1.0年と仮定すると、振動センサ13を搭載し、3時間程度の静止状態を想定した場合の電池寿命は、振動未検出送信モードの信号送信がないと約9.3年、0.5時間あると約8.1年となる。このように、振動センサ13による低消費電力の効果に対して、振動未検出送信モードの信号送信があることによる消費電力の増加、すなわち電池寿命の劣化は多くないことが検証された。
したがって、本実施形態によれば機能制限/機能制限解除のハンズフリー化と、振動センサによる低消費電力の効果を持ちながら、無線送信機を持つ使用者が一時的な静止状態になる場合でも機能制限解除状態が維持されることを可能とする無線通信システムを提供することができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る無線通信システムの無線送信フォーマットの説明図である。図2に示す第1の実施形態に係る無線通信システムとの異なる点は、無線受信機2が送信モードを区別する手段として、送信回数ではなく、無線送信フォーマット中の一部のビット変更を用いている点である。この無線送信フォーマットは、パケットの先頭を示すプリアンブル(PR)、同期を確立するための同期コード(SNC)、制御情報(CTL)、ID認証データやその他のデータを格納するデータ部(DATA)、及び巡回冗長符号(CRC)を含む。ここで、プリアンブル、同期コード、制御情報、データ部、及び巡回冗長符号のそれぞれのビット数は、例えば、64ビット、32ビット、8ビット、48ビット、及び16ビットである。
ここで、振動検出送信モードと振動未検出送信モードを区別する手段として、無線送信フォーマット中の制御情報又はデータ部の一部のビット変更を用いることができる。例えば、制御情報8ビットの中の任意の1ビットにおいて、振動検出送信モードを0、振動未検出送信モードを1に対応させることができ、受信する無線受信機2側でもその区別を認識できる。これにより、比較的容易に送信モードを区別することが可能になる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係る無線通信システムのRSSI閾値設定図である。図3に示す第1の実施形態に係る無線通信システムとの異なる点は、RSSI閾値を2つ用いている点である。RSSI閾値A、RSSI閾値Bを予め所定の値(例えば、Aを−60dBm、Bを−75dBm)に設定し、無線受信機2から離れた位置に無線送信機1を持つ使用者がいて、検出されたRSSI値(例えば、−70dBm)がRSSI閾値Aより低い場合は、無線受信機2と接続する端末機器3の機能を制限する。ここで、無線送信機1を持つ使用者が無線受信機2に近づき、検出されたRSSI値(例えば、−50dBm)がRSSI閾値Aより高くなる場合は、端末機器3の機能制限を解除する。
逆も同様で、端末機器3の機能制限を解除している位置にいる使用者が動いて離れ、検出されたRSSI値(例えば、−80dBm)がRSSI閾値Bより低くなる場合は、端末機器3の機能を制限する。第3の実施形態においては、振動未検出送信モードによる機能制限解除の維持に、最後の検出信号のRSSI値が閾値Aを上回ることを条件として追加しているため、振動未検出送信モードによる機能制限解除の維持範囲を、より短い距離に限定することが比較的容易になる。
図7は、第3の実施形態に係る無線通信システムの機能制限解除設定フローチャートである。図4に示す第1の実施形態に係る無線通信システムの機能制限解除設定フローチャートとの異なる点は、RSSI閾値を2つ用いている点である。端末機器3は機能制限状態から開始される。S1で無線送信機1からの信号有無を確認するとS2に移り、機能制限状態であるからS3に移る。検出されたRSSI値が予め設定されたRSSI閾値Aを上回るとS4に移り、上回らないとS6で機能制限状態はそのまま維持される。S4ではID認証データの認証が行われ、認証されないとS6で機能制限状態はそのまま維持されるが、認証されるとS5で機能制限解除状態に移行する。機能制限解除状態に移行した状態で、S1で無線送信機1からの信号有無を確認するとS2からS7に移る。
さらに、S7で検出されたRSSI値が予め設定されたRSSI閾値Bを上回るとS8に移り、ID認証データが認証されるとS9で機能制限解除状態は維持されるが、認証されないとS10で機能制限状態に移行する。S7で検出されたRSSI値が予め設定されたRSSI閾値Bを上回らない場合はS11に移る。S11ではS1で確認した信号有無について場合分けし、信号がある場合はS10で機能制限状態に移行するが、信号がない場合はS12に移る。S12では最後の検出信号の送信モードを確認し、信号検出送信モードの場合はS10で機能制限状態に移行するが、信号未検出送信モードの場合はS14に移る。S14では最後の検出信号のRSSI値を確認し、閾値Aを下回る場合はS10で機能制限状態に移行するが、下回らない場合はS13で機能制限解除状態をそのまま維持する。
したがって、端末機器3の機能制限が解除された状態で無線送信機1からの信号が途絶えた場合に、最後の検出信号が振動未検出送信モードであり、かつ最後の検出信号のRSSI値が閾値Aを下回らなければ、端末機器3は機能制限がかけられる機能制限状態には移行せずに機能制限解除状態を維持する。このように2つのRSSI閾値を用いることで、機能制限解除状態が維持される距離範囲を、より短い距離に限定することが比較的容易になり、セキュリティを高めることが可能になる。また、RSSI閾値は3つ以上用いることも可能であり、さらにセキュリティを高めることができる。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー、スマートフォン、タブレット等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。さらに、プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したり、また、インターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることができる。
例えば、ハンズフリーで画面ロック/ロック解除する機器はパソコンに限らず、タブレット、スマートフォン等でもよい。また無線送信機1に指紋認証等の個人認証機能を搭載し、本人確認ができた場合のみ送信動作可能となるように構成してもよい。振動センサ13の動作感度や、振動未検出送信モードで送信する直前の振動未検出時間は、各利用シーンに応じて適宜設定して構わない。
また、ハンズフリーでの機能制限/機能制限解除の機能としては、画面ロック/ロック解除に限らず、照明機器の消灯/消灯解除(点灯)でもよい。この場合、無線送信機1を持った使用者が無線受信機2の接続されている照明機器に近いと消灯解除(点灯)し、遠いと消灯となることで照明機器の省エネが実現でき、照明機器に近いところで一時的な静止状態になっても、振動未検出送信モードの送信で消灯解除(点灯)状態を維持できる。
本発明に係る無線通信システムおよびコンピュータプログラムは、ハンズフリーによるパソコンの画面ロック/ロック解除等に利用できる。
1 無線送信機
2 無線受信機
3 端末機器(入退室管理機器、パソコン、等)
10 太陽電池
11 充電回路
12 二次電池
13 振動センサ
14 抵抗
15 信号処理回路
16 高周波回路
17 無線送信機のアンテナ
20 無線受信機のアンテナ
21 高周波回路
22 信号処理回路

Claims (4)

  1. 振動センサを搭載し、所定の振動を検出した際は振動検出送信モードの信号を送信する無線送信機と、前記無線送信機から送信される信号を受信してRSSI値を検出する無線受信機と、前記RSSI値と予め設定したRSSI閾値との比較結果及び受信した信号のID認証データのID認証結果に基づいて、少なくとも一部の機能が機能制限される無線通信システムを備えており、前記無線送信機は、振動検出後の振動未検出時間が所定時間を越えた際に、前記振動検出送信モードと異なる振動未検出送信モードで送信する信号送信手段を備え、前記機能制限が解除された状態で前記無線送信機からの信号が途絶えた場合に、前記無線受信機の最後の検出信号が前記信号送信手段による前記振動未検出送信モードであれば、前記機能制限がかけられる機能制限状態には移行せずに機能制限解除状態を維持する無線通信システム。
  2. 前記振動検出送信モードと前記振動未検出送信モードを区別する手段として、前記無線送信機が送信する信号の無線送信フォーマット中の一部のビット変更を用いることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記RSSI閾値として、RSSI閾値Aと、前記RSSI閾値Aより低く設定したRSSI閾値Bを用い、前記機能制限状態で検出された前記RSSI値が前記RSSI閾値Aを上回り、かつ前記ID認証データで認証された場合は前記機能制限解除状態に移行し、
    前記機能制限解除状態で検出された前記RSSI値が前記RSSI閾値Bを上回り、かつ前記ID認証データで認証された場合は前記機能制限解除状態を維持し、前記機能制限解除状態で前記無線送信機からの信号が途絶えた場合に、前記無線受信機の最後の検出信号が前記信号送信手段による前記振動未検出送信モードであり、かつ最後に検出された前記RSSI値が前記RSSI閾値Aを上回れば、前記機能制限がかけられる前記機能制限状態には移行せずに前記機能制限解除状態を維持することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 無線送信機と無線受信機を備える無線通信システムに、請求項1乃至請求項3のうち何れか1項に記載の機能制限解除状態の維持を実行させるためのコンピュータプログラム。
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