JP2014143566A - データ通信装置、データ通信方法、及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】順序制御による遅延悪化(遅延障害)の影響を受けない低遅延なデータ送受信を行うデータ通信装置、データ通信方法、及びそのプログラムを提供すること。
【解決手段】外部の通信機器90との間に複数のコネクションを確立すると共に各コネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置11は、外部入力されたデータを冗長送信する入力データ送信処理手段21と、複数のコネクションを監視すると共に監視情報を記憶処理する複数コネクション監視処理手段31と、データ送信時に不足するコネクションの数を監視情報に基づいて算出すると共に、この算出値に応じてコネクションの増加処理を行うコネクション管理制御手段41と、を備えている。これにより、後続データの送信時に利用可能なコネクションを確保しておくことができるため、順序制御による遅延悪化の影響が後続データに及ばない。
【選択図】図1
【解決手段】外部の通信機器90との間に複数のコネクションを確立すると共に各コネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置11は、外部入力されたデータを冗長送信する入力データ送信処理手段21と、複数のコネクションを監視すると共に監視情報を記憶処理する複数コネクション監視処理手段31と、データ送信時に不足するコネクションの数を監視情報に基づいて算出すると共に、この算出値に応じてコネクションの増加処理を行うコネクション管理制御手段41と、を備えている。これにより、後続データの送信時に利用可能なコネクションを確保しておくことができるため、順序制御による遅延悪化の影響が後続データに及ばない。
【選択図】図1
Description
本発明は、データ通信機器に関し、特に、複数のコネクションを有効に活用し、データの伝送遅延の少ない通信を実現するデータ通信装置、データ通信方法、及びそのプログラムに関する。
Webアプリケーション、動画配信、リモート管理、リアルタイムコラボレーション等のインターネット・アプリケーションでは、コネクション型プロトコルの一つでありデータ転送における信頼性の高いTCP(Transport Control Protocol)が広く利用されている。
このTCPは、順序制御機能を有しているため、あるデータの送信中に大きな遅延が発生すると、当該データが受信側端末に到着するまでの間は先に到着した後続データをTCP上のアプリケーションで利用することができない。このため、TCP通信では、先行するデータの遅延悪化(遅延障害)の影響が後続データに伝播するという問題が生じ得る。
かかる問題の解決策としては、受信側端末に送信する全てのデータごとに異なるコネクションを確立し且つこれを利用してデータ通信を行うという方法を採ることができる。このように、各データ夫々について確立したコネクションを利用すれば、先行するデータの遅延悪化の影響が後続データに及ばないためである。
しかしながら、コネクションの確立には、ハンドシェイク(本格的なデータ通信を行う前にパラメータの取り決め等を自動的に行う処理)やキープアライブ(接続が有効であることを確認するために定期的に行われる通信処理)が必要であり、これらの処理に起因して発生する通信負荷は、大量にコネクションを保持し続ける際の問題となる。また、大量のコネクションの維持に伴って多くの端末リソースを消費するという不都合がある。
上記各問題点に鑑みて、従来より、限られた数のコネクションを用いて通信を行う方式が提案され、例えば、下記の技術内容(特許文献1又は2)が知られている。
特許文献1には、確立しておいた複数のコネクションを通じて同時に同じデータを送信すると共に早く受信側に到着したデータを採用するという方式(遅延優先送信モード)と、データを複数のブロックに分けると共に通信状態に基づいて決定した何れかのコネクションを通じて異なるブロックを順次送信する方式(帯域優先送信モード)と、が開示されている。ここでは、データ通信方法として、上記2つの送信モードを送信バッファの空き容量をもとに適宜切り替えるという技術内容を採用している。
また、特許文献2には、通信したいコンテンツに必要なビットレートに応じて、端末間で確立すべきTCPコネクションの数を決定する方式が開示されている。この方式の具体例としては、8Mbpsの動画をストリーミングする場合において1コネクションの帯域が3Mbpsという環境であれば確立すべきコネクション数を3本に決定する、という技術内容が開示されている。
しかしながら、前述した特許文献1及び2を含む関連技術では、全てのコネクションが送信未完了である場合に、その送信未完了のコネクションの何れかを利用して後続データの通信を行うため、順序制御による遅延悪化が当該後続データに悪影響を及ぼすという不都合がある。また、上記各関連技術においては、あるコネクションを使っての通信中に一時的に大きな遅延が発生した場合にも、当該コネクションを通じて後続データの通信を行うため、低遅延な通信が実現できないという不都合がある。
(発明の目的)
本発明は、上記従来例の有する不都合を改善するためのものであり、特に、先行するデータの通信状況如何によらず、後続データの送受信を迅速且つ安定的に行う送信データ通信装置、データ通信方法、及びそのプログラムの提供を、その目的とする。
本発明は、上記従来例の有する不都合を改善するためのものであり、特に、先行するデータの通信状況如何によらず、後続データの送受信を迅速且つ安定的に行う送信データ通信装置、データ通信方法、及びそのプログラムの提供を、その目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかるデータ通信装置では、外部の通信機器との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置であって、外部入力されたデータを前記通信機器に送信する入力データ送信処理手段と、前記複数のコネクションを監視すると共に取得したデータ送受信にかかる情報を監視情報として記憶処理する複数コネクション監視処理手段と、この監視情報に基づいて、前記入力データ送信処理手段によるデータ送信時に不足するコネクションの数を算出すると共に、この算出値に応じてコネクションの増加処理を行うコネクション管理制御手段と、を備えるという構成をとっている。
また、本発明にかかるデータ通信方法では、外部の通信機器との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置にあって、外部から前記通信機器に送信するデータを入力し、前記複数のコネクションを監視すると共にデータ送受信にかかる情報を取得し、この取得した情報を監視情報として記憶処理し、前記監視情報に基づいてデータ送信時に不足するコネクションの数を算出し、この算出値に応じてコネクションの増加処理を実行し、前記入力データを前記通信機器に送信することを特徴とする。
さらに、本発明にかかるデータ通信プログラムでは、外部の通信機器との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置にあって、外部から前記通信機器に送信するデータを入力するデータ入力機能、前記複数のコネクションを監視すると共にデータ送受信にかかる情報を取得する情報取得機能、この取得した情報を監視情報として記憶処理する情報記憶処理機能、前記監視情報に基づいてデータ送信時に不足するコネクションの数を算出する不足分算出機能、この算出値に応じてコネクションの増加処理を実行する増加処理機能、前記入力データを前記通信機器に送信するデータ送信機能、をコンピュータに実現させることを特徴とする。
本発明によれば、特に、コネクション管理制御手段が有効に機能し、順序制御による遅延悪化(遅延障害)の影響が後続データに及ばないことから、先行するデータの通信状況如何によらず、円滑なデータ送受信を実現できるデータ通信装置、データ通信方法、及びそのプログラムの提供が可能となる。
〔第1実施形態〕
本発明にかかるデータ通信装置の第1実施形態を、図1及び図2に基づいて説明する。
本発明にかかるデータ通信装置の第1実施形態を、図1及び図2に基づいて説明する。
(全体的構成)
まず、第1実施形態にかかるデータ通信装置の機能的構成内容を、図1に基づいて説明する。
まず、第1実施形態にかかるデータ通信装置の機能的構成内容を、図1に基づいて説明する。
符号11は、外部の通信機器90との間に複数のコネクションを確立すると共に各コネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置である。
このデータ通信装置11は、外部入力されたデータを前記通信機器90に送信する入力データ送信処理手段21と、複数のコネクションを監視すると共に取得したデータ送受信にかかる情報を監視情報として記憶処理する複数コネクション監視処理手段31と、この監視情報に基づいて、前記入力データ送信処理手段21によるデータ送信時に不足するコネクションの数を算出すると共に、この算出値に応じてコネクションの増加処理を行うコネクション管理制御手段41と、を備えている。
ここでの監視情報には、後述する総コネクション数、過去の遅延時間、データ送信周期等が含まれるものとする。
このデータ通信装置11は、外部入力されたデータを前記通信機器90に送信する入力データ送信処理手段21と、複数のコネクションを監視すると共に取得したデータ送受信にかかる情報を監視情報として記憶処理する複数コネクション監視処理手段31と、この監視情報に基づいて、前記入力データ送信処理手段21によるデータ送信時に不足するコネクションの数を算出すると共に、この算出値に応じてコネクションの増加処理を行うコネクション管理制御手段41と、を備えている。
ここでの監視情報には、後述する総コネクション数、過去の遅延時間、データ送信周期等が含まれるものとする。
入力データ送信処理手段21は、データ送信に先立って、入力データが内包する情報をもとに当該データの重要度を特定し、この特定した重要度に基づいて冗長度を決定すると共に、この決定した冗長度の分だけ余分に当該データを送信(冗長送信)するという構成を採っている。
この冗長度とは、同一データを余分(予備的)に送信する回数のことであり、即ち、データを一本の基本コネクションとは別に、同時に送信するコネクションの数である。
コネクション管理制御手段41は、予め決められたデータ送信周期と過去の遅延時間とに基づいてデータ送受信に最低限必要なコネクション数を算定すると共に、総コネクション数が、この算定した最低必要コネクション数と予め設定された予備数とを加えた数に満たない場合に、その不足分を補うように上記増加処理を行うという構成を採っている。
即ち、コネクション管理制御手段41は、総コネクション数が、最低必要コネクション数よりも多い数となるように、コネクション管理制御手段41が追加的にコネクションを作成するという構成を採っている。
即ち、コネクション管理制御手段41は、総コネクション数が、最低必要コネクション数よりも多い数となるように、コネクション管理制御手段41が追加的にコネクションを作成するという構成を採っている。
ここで、コネクション管理制御手段41に、総コネクション数が、最低必要コネクション数と予め設定された予備数との和を超えている場合に、その超過分に相当するコネクションを切断する超過分切断機能を含めて構成してもよい。
また、上記予備数としては、重要度の高いデータについて入力データ送信処理手段21が決定する冗長度を採用するようにしてもよい。
かかる場合、コネクション管理制御手段41は、経時的に行うデータ送受信に最低限必要なコネクション数を算出すると共に、当該算出値に冗長度分を加えた数のコネクションを確保する(データ送受信に最低限必要なコネクションに加えて、後続データを冗長送信する際に追加的に必要となるコネクションを確保する)ように構成される。
かかる場合、コネクション管理制御手段41は、経時的に行うデータ送受信に最低限必要なコネクション数を算出すると共に、当該算出値に冗長度分を加えた数のコネクションを確保する(データ送受信に最低限必要なコネクションに加えて、後続データを冗長送信する際に追加的に必要となるコネクションを確保する)ように構成される。
(動作説明)
次に、図1に示すデータ通信装置11の動作を、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
次に、図1に示すデータ通信装置11の動作を、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
ここでは、図2(A)を参照して、入力データの送信処理にかかる動作内容を説明する。
まず、外部から、通信機器90に送信するデータが入力データ送信処理手段21に入力される(図2:S101)。
まず、外部から、通信機器90に送信するデータが入力データ送信処理手段21に入力される(図2:S101)。
次いで、この入力データが内包する情報に基づいて入力データ送信処理手段21が、当該データの重要度を特定する(図2:S102)。
続いて、この特定した重要度に基づいて入力データ送信処理手段21が、当該データの冗長度を決定する(図2:S103)。
次いで、入力データ送信処理手段21が、決定した冗長度に則して当該データを冗長送信する(図2:S104)。
続いて、この特定した重要度に基づいて入力データ送信処理手段21が、当該データの冗長度を決定する(図2:S103)。
次いで、入力データ送信処理手段21が、決定した冗長度に則して当該データを冗長送信する(図2:S104)。
上述した一連の各工程内容(図2:S101〜S104)は、外部からデータ通信装置11に対して通信機器90へと送信すべきデータが入力される度に実行される。
続いて、図1に示すデータ通信装置11による総コネクション数の確保にかかる動作を、図2(B)に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、複数コネクション監視処理手段31が、複数のコネクションを監視すると共に、取得した監視情報を記憶処理する(図2:S201)。
次いで、経時的に行うデータ送信に最低限必要なコネクション数を、コネクション管理制御手段41が、監視情報に含まれるデータ送信周期と過去の遅延時間とに基づいて算定する(図2:S202)。
次いで、経時的に行うデータ送信に最低限必要なコネクション数を、コネクション管理制御手段41が、監視情報に含まれるデータ送信周期と過去の遅延時間とに基づいて算定する(図2:S202)。
続いて、総コネクション数が、この算定した最低必要コネクション数と予め設定された予備数とを加えた数に満たない場合に、その不足分を算出する(図2:S203)。
次いで、コネクション管理制御手段41は、上記算出値(図2:S203)に相当するコネクションを作成する(図2:S204)。
次いで、コネクション管理制御手段41は、上記算出値(図2:S203)に相当するコネクションを作成する(図2:S204)。
上述した一連の各工程内容(図2:S201〜S204)は、通信機器90へと送信すべきデータが入力される度に実行され、これにより、前述した冗長送信が可能となる。
また、上記各ステップS101〜S104及びS201〜S204(図2)における各工程の実行内容をプログラム化すると共に、この一連の各制御プログラムをコンピュータによって実現するように構成してもよい。
(第1実施形態の効果)
本第1実施形態にかかるデータ通信装置11では、上述したように、経時的に行われるデータ通信に最低限必要なコネクション数を算定したコネクション管理制御手段41が、監視情報に基づいてデータ送信時に不足するコネクション数を算出すると共に、この算出値に相当するコネクションを予め作成しておくため、これにより、外部入力されたデータの重要度を特定した入力データ送信処理手段21が、この特定した重要度に応じて当該データを冗長送信することが可能となる。
即ち、後続データが発生したときに利用可能コネクションが存在する状態となるように制御を行うことで、先行データに発生した遅延悪化が後続データに影響するという不都合を解消でき、これにより、順序制御に起因する後続データの送信不良を回避することが可能となる。
本第1実施形態にかかるデータ通信装置11では、上述したように、経時的に行われるデータ通信に最低限必要なコネクション数を算定したコネクション管理制御手段41が、監視情報に基づいてデータ送信時に不足するコネクション数を算出すると共に、この算出値に相当するコネクションを予め作成しておくため、これにより、外部入力されたデータの重要度を特定した入力データ送信処理手段21が、この特定した重要度に応じて当該データを冗長送信することが可能となる。
即ち、後続データが発生したときに利用可能コネクションが存在する状態となるように制御を行うことで、先行データに発生した遅延悪化が後続データに影響するという不都合を解消でき、これにより、順序制御に起因する後続データの送信不良を回避することが可能となる。
〔第2実施形態〕
本発明にかかるデータ通信装置の第2実施形態を、図3乃至図14に基づいて説明する。ここで、前述した第1実施形態と同一の構成部材については、同一の符号を用いるものとする。
また、データとは、図4に示すように、データ内容とデータ識別IDを含む情報であり、ここでは、内容がaで且つデータ識別IDとして1が付されたデータを例示している。
本発明にかかるデータ通信装置の第2実施形態を、図3乃至図14に基づいて説明する。ここで、前述した第1実施形態と同一の構成部材については、同一の符号を用いるものとする。
また、データとは、図4に示すように、データ内容とデータ識別IDを含む情報であり、ここでは、内容がaで且つデータ識別IDとして1が付されたデータを例示している。
(全体的構成)
まず、第2実施形態にかかるデータ通信装置の機能的構成内容を、図3に基づいて説明する。
まず、第2実施形態にかかるデータ通信装置の機能的構成内容を、図3に基づいて説明する。
符号11は、外部の通信機器との間に複数のコネクションを確立すると共に各コネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置である。
このデータ通信装置11は、入力データを分析すると共に当該データの通信処理を実行するアプリケーション実行部61と、このアプリケーション実行部61の動作制御プログラムであるアプリケーションソフトウェア等を記憶する記憶部71と、を備えている。この記憶部71は、各構成部材が有する内部メモリ等も含む記憶領域である。
このデータ通信装置11は、入力データを分析すると共に当該データの通信処理を実行するアプリケーション実行部61と、このアプリケーション実行部61の動作制御プログラムであるアプリケーションソフトウェア等を記憶する記憶部71と、を備えている。この記憶部71は、各構成部材が有する内部メモリ等も含む記憶領域である。
アプリケーション実行部61は、外部入力されたデータが内包する情報に基づいて当該データの重要度を特定すると共にこの特定した重要度の高さに応じて当該データを送信する入力データ送信処理手段21と、全てのコネクションでの通信を監視すると共に通信状態(通信状態情報)や過去の遅延時間等を含む監視情報を記憶処理する複数コネクション監視処理手段31と、予め決められたデータ送信周期と複数コネクション監視処理手段31にて記憶された過去の遅延時間とに基づいてコネクション数を制御するコネクション管理制御手段41と、外部の通信機器から受信したデータの送達確認(送達確認データ)を作成すると共に当該送達確認を返信する送達確認送信手段51とを備えている。
符号12は、データ通信装置11と同様の構成からなるデータ通信装置であり、本第2実施形態では、データ通信装置11が外部入力したデータをデータ通信装置12に送信するという状況を想定して説明する。
また、データ通信装置11とデータ通信装置12の双方が共通に備えた各構成部材については、図3に示すように、表記した符号の十の位を統一させることで有する機能の共通性を示し、且つ、符号の一の位を1又は2により区別して表記することで何れのデータ通信装置(11又は12)に備わる構成部材であるかを明確に示している。後述するデータ通信装置11の各構成部材についても同様である。
ここで、送達確認とは、データを送信したデータ通信装置11が受け取ることによって「どのデータが受信側のデータ通信装置12にて受信されたか」を確認できるデータのことである。また、通信状態とは、「通信完了」又は「通信中」の何れかの状態を示す情報であり、各コネクションにおいてデータ通信を行っていない状態にあれば複数コネクション監視処理手段31が、当該コネクションの通信状態を「通信完了」として管理するように構成されている。
入力データ送信処理手段21は、データ通信装置12に転送するデータを外部から周期的に入力するデータ入力機能21Aと、データ入力機能21Aから受け取ったデータが内包する情報をもとに当該データの重要度を特定する重要度特定機能21Bと、重要度特定機能21Bにて特定した重要度と上記監視情報に含まれる利用可能コネクション数をもとに冗長度(予備的に同時に送信するコネクション数)を決定すると共にこの決定した冗長度に則してデータを送信する冗長度決定送信機能21Cと、を有している。
本第2実施形態において重要度特定機能21Bは、入力データの重要度が高いか否かの判定を行い、これにより、当該データの重要度の高さを特定するように構成されている。
また、ここでの冗長度とは、同一のデータをのべ何回送信するかという内容を示す情報であり、具体的には、冗長度をnに決定した冗長度決定送信機能21Cが、当該データをのべn+1回送信する(n+1本のコネクションを用いて並列送信する)という構成を採っている。以下、冗長度決定送信機能21Cにてnに決定した冗長度を、冗長度(n)と表記する。
例えば、冗長度(0)に決定したデータを入力データ送信処理手段21は、冗長化せずに1本のコネクションのみを通じて送信するように構成されている。一方で、入力データ送信処理手段21は、例えば、冗長度(1)に決定したデータを予め確立された2本のコネクションを通じて送信し、同様に、冗長度(2)に決定したデータを予め確立された3本のコネクションを通じて送信するという構成を採っている。
ここで、冗長度決定送信機能21Cにて決定した冗長度に則してデータを送信することを、冗長送信と指称する。
ここで、冗長度決定送信機能21Cにて決定した冗長度に則してデータを送信することを、冗長送信と指称する。
重要度特定機能21Bにて重要度が高い旨判定した場合に冗長度決定送信機能21Cは、「当該データの送信に必要な最低限のコネクション数と後続データの送信に必要な最低限のコネクション数との和(当該データ及び後続データの送信に最低限必要なコネクション数)」を「現在の利用可能コネクション数」と比較することにより、現在の利用可能コネクション数の方が多いか否かを判定するように構成されている。
冗長度決定送信機能21Cは、現在の利用可能コネクション数の方が多い旨判定すると、重要度特定機能21Bが特定したデータの重要度に基づいて冗長度を決定すると共に、当該データを冗長送信するという構成を採っている。
本第2実施形態では、重要度特定機能21Bにて重要度が高い旨判定したデータの冗長度を、冗長度決定送信機能21Cが冗長度(1)に決定するという構成を採っている。したがって、重要度の高いデータについて冗長度決定送信機能21Cが行う冗長送信は、当該データを予め確立された2本のコネクションを通じて並列に送信するという手法で行われる。
また、データを冗長化するか否かを決定する一環として、本第2実施形態では、「現在のデータ送信に必要な最低限のコネクション数と後続データの送信に必要な最低限のコネクション数との和」を現在の利用可能コネクション数と比較する方法を採用した。しかし、「現在のデータを送信する最低のコネクション数のみ」を現在の利用可能コネクション数と比較する方法を採用してもよい。加えて、「それら」を現在の利用可能コネクション数と後続のデータを送信するときにコネクション毎の遅延情報から利用可能コネクションになっていると予想されるコネクション数との和と比較する方法を採ってもよい。
さらに、送信データの冗長化について、本第2実施形態では、重要度の高いデータを複数のコネクションを通じて並列に(同時に)送信する、という方法を採用して冗長度決定送信機能21Cを構成した。しかし、当該データを異なるタイミングで複数のコネクションに送信するように冗長度決定送信機能21Cを構成してもよい。この場合、上記異なるタイミングを冗長度決定送信機能21Cが、後続データの送信タイミングや利用可能コネクション数等を勘案して任意に設定するという構成としてもよい。また、複数の同一データそれぞれの送信タイミングやその差分を外部から入力することにより、上記異なるタイミングを予め設定できるように構成してもよい。
複数コネクション監視処理手段31は、冗長度決定送信機能21Cにてデータを送信した際に、当該送信データにかかる情報(いつ、どのコネクションで、どのデータを送信したかの情報)を内部メモリ等に記憶処理する共に、送信に利用したコネクションの通信状態を「通信完了」から「通信中」に変更するように構成されている。
また、データ通信装置12から順序制御あり通信路80(1〜nの何れか)を介して送達確認を受信した複数コネクション監視処理手段31は、その受信時刻を内部メモリ等に記憶処理すると共に、当該送達確認の元となる送信データを特定するように構成されている。さらに、複数コネクション監視処理手段31は、データ送信に利用したコネクションを通じて送信したデータに応じた送達確認を全て受信できているか否かを判定するように構成されている。
送達確認を全て受信できている旨判定した複数コネクション監視処理手段31は、当該コネクションの通信状態を「通信完了」に変更し、一方で、全て受信できていない旨判定した複数コネクション監視処理手段31は、送達確認の受信が完了するまで待機するという構成を採っている。
また、複数コネクション監視処理手段31は、送信データの送信時刻と送達確認の受信時刻とに基づいて遅延時間を算出すると共に、この算出した遅延時間を当該通信に用いたコネクションに関連付けて内部メモリ等に記憶処理するように構成されている。
コネクション管理制御手段41は、データを送信しても順序制御による遅延が発生しないと予想されるコネクション(利用可能コネクション)の数に基づくコネクションの増減処理を司るコネクション数増減指令機能41Aと、コネクション数増減指令機能41Aからの指令信号(指示)に従って特定のコネクションの切断・再接続を行うコネクション切断・再接続機能41Bと、同様にコネクション数増減指令機能41Aからの指令信号に従って新たなコネクションを作成するコネクション作成機能41Cと、を有している。
コネクション数増減指令機能41Aは、複数コネクション監視処理手段31から複数あるコネクションそれぞれの通信状態と遅延時間を取得すると共に、経時的に変化する(複数コネクション監視処理手段31にて更新される)通信状態をもとに内部メモリ等に記憶処理している利用可能コネクション数を更新し、必要に応じてコネクションの増減処理を行うための指令を発信するという構成を採っている。
また、本第2実施形態において、コネクション数増減指令機能41Aは、複数コネクション監視処理手段31が記憶処理した各コネクションでの直前のデータ送信時刻と過去の遅延時間を取得すると共に、これらの情報に基づいて通信状態が「通信完了」となる時刻を予測するという構成を採っている。さらに、コネクション数増減指令機能41Aは、予め決められたデータ送信周期をもとに後続データ送信時刻を推定すると共に、この予測時刻と推定時刻とを比較することにより前記後続データ送信時刻までに利用できないコネクションを選定するように構成されている(コネクション選定機能)。
したがって、コネクション数増減指令機能41Aは、予測時刻となる前に推定時刻となる場合に、「通信中」の状態にある一のコネクションを選定すると共に、選定したコネクションの情報を含む切断・再接続指令をコネクション切断・再接続機能41Bに発信するように構成されている。
即ち、利用可能コネクションが不足している場合にコネクション数増減指令機能41Aは、上記コネクション選定機能にて選定したコネクションについての切断・再接続指令をコネクション切断・再接続機能41Bに発信し、これを受けたコネクション切断・再接続機能41Bが当該コネクションを切断すると共に再接続するという構成を採っている。
さらに、コネクション数増減指令機能41Aは、データ通信装置11のデータ送信周期を算出すると共に、過去の遅延時間をデータ送信周期で割った商よりも大きな数の総コネクション数となるようにコネクション作成機能41Cに対してコネクションの作成指令を発信するという構成を採り、これを受けたコネクション作成機能41Cは、当該作成指令に従って追加コネクションを作成するように構成されている。
即ち、コネクション数増減指令機能41Aは、データ送信周期と過去の遅延時間とに基づいてデータ送受信に最低限必要なコネクション数を算定すると共に、現在の総コネクション数が、この算定した最低必要コネクション数と予め設定された予備数とを加えた数に満たない場合に、その不足分を補うための指令を発するという構成を採っている。
ここで、上記予備数としては、重要度の高いデータについて冗長度決定送信機能21Cが決定する冗長度を採用するようにしてもよい。
ここで、上記予備数としては、重要度の高いデータについて冗長度決定送信機能21Cが決定する冗長度を採用するようにしてもよい。
また、データ通信に用いられているコネクションは、複数コネクション監視処理手段31により「通信中」として管理され且つ利用できないことから、コネクション数増減指令機能41Aが利用可能コネクション数を減算(変更)するという構成を採っている。
一方で、送信データと同一のコネクションにて返信された送達確認の全てを受信し複数コネクション監視処理手段31により「通信完了」として管理されているコネクションは、データ送信が完了しているため後続データの送信に利用できることから、コネクション数増減指令機能41Aが利用可能コネクション数を加算(変更)するという構成を採っている。
したがって、本第2実施形態では、複数コネクション監視処理手段31が、データ送信に利用したコネクションの通信状態を管理し、この通信状態を取得することによりコネクション数増減指令機能41Aが、利用可能コネクションの数を随時更新し、この更新された利用可能コネクション数及び重要度特定機能21Bが決定したデータの重要度に基づいて冗長度決定送信機能21Cが、当該データの冗長度を決定すると共に送信するという構成を採っている。
上記においては、コネクション管理制御手段41が、コネクションを増加処理することにより後続データの送信時における不足分を補うという方法を用いる構成を採った。しかし、過去の遅延時間をデータ送信周期で割った商よりも大きな数の総コネクション数を算定した際に、その算定値よりも現在の総コネクション数の方が多ければ、コネクション管理制御手段41が、当該算定値となるようにコネクションを切断するという構成を採用してもよい。
即ち、コネクション管理制御手段41を、現在の総コネクション数が、データ送受信に最低限必要なコネクション数と予め設定された予備数との和を超えている場合に、その超過分に相当するコネクションを切断する超過分切断機能、を含む構成としてもよい。
送達確認送信手段51は、外部の通信機器からデータを受信するデータ受信機能51Aと、データ受信機能51Aが受信したデータの送達確認を作成する送達確認作成機能51Bと、送達確認作成機能51Bにて作成した送達確認を外部の通信機器に返信する送達確認冗長送信機能51Cと、を有している。
本第2実施形態では、前述した外部の通信機器としてデータ通信装置11と同様の構成から成るデータ通信装置12を採用し、このデータ通信装置11と12とは、コネクション管理制御手段41がコネクションを作成する際に用いる順序制御あり通信路80(1〜n)で接続されている。この順序制御あり通信路80(1〜n)は、データ通信装置11から送信されるデータ及びこれに応じてデータ通信装置12から返信される送達確認の順序制御を行うという構成を採っている。
即ち、本第2実施形態では、入力データ送信処理手段21から送信されたデータが順序制御あり通信路80(1〜nの何れか)を介してデータ通信装置12のデータ受信機能52Aに受信され、この受信したデータにかかる送達確認を送達確認作成機能52Bにて作成すると共に、この作成した送達確認を送達確認冗長送信機能52Cによってデータ通信装置11の複数コネクション監視処理手段31に返信するという構成を採っている。
また、符号110は、複数の順序制御あり通信路80(1〜n)及びこの通信路80(1〜n)通じて互いに通信可能なデータ通信装置(端末)11とデータ通信装置(端末)12とを備えたデータ通信システムである。
(ネットワーク構成)
続いて、第2実施形態にかかるデータ通信装置のネットワーク構成を、図5に基づいて説明する。
続いて、第2実施形態にかかるデータ通信装置のネットワーク構成を、図5に基づいて説明する。
データ通信装置11は、上述したアプリケーション実行部61の有する各機能を実行する中央演算装置(CPU)100と、このCPU100の基本的な制御プログラムを格納した読み出し専用メモリであるROM(リード・オンリ・メモリ)101と、演算データや受信データの一時記憶等に利用されるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)102と、二つのものの間に介在して情報のやり取りを仲介するインタフェース(I/F)103と、CPU100がコネクションの増加等の動作を有意に制御するためのアプリケーションソフトウェア(以下、アプリケーションとする)が予め格納されている記憶装置104と、ネットワークを介しての外部機器とのデータ通信を司るネットワーク接続機能105と、を備えている。
即ち、CPU100は、記憶装置104に格納されたアプリケーションをインタフェース(I/F)103を介してRAM102にロードし、これに従って一連の各動作制御を実行するように構成されている。
(具体的な数値を用いた構成の説明)
続いて、データ通信装置11とデータ通信装置12の間の往復遅延時間が0.15秒であり、データ通信装置11には、外部から0.05秒ごとに新しいデータが入力される(データ送信周期は0.05秒)という状況を想定し、図6乃至図9に基づいてデータ通信装置11の機能構成を説明する。
続いて、データ通信装置11とデータ通信装置12の間の往復遅延時間が0.15秒であり、データ通信装置11には、外部から0.05秒ごとに新しいデータが入力される(データ送信周期は0.05秒)という状況を想定し、図6乃至図9に基づいてデータ通信装置11の機能構成を説明する。
また、データ識別IDがnのデータをデータ(n)、コネクション番号がnのコネクションをコネクション(n)と表記する。データには、入力順を示す数字であるデータ番号が含まれているものとする。
即ち、ここでは、データ通信装置11に対して外部から0.05秒ごとに、データ(1)、データ(2)、…、データ(n)が順次入力されるものとする。
かかる場合において本第2実施形態にかかるデータ通信装置11では、往復遅延時間をデータ送信周期で割った商が3(0.15/0,05=3)であり、データ送信に最低限必要なコネクション数が3であることから、コネクション管理制御手段41は、初期状態として、最低限必要なコネクション1〜3に加えて予備のコネクション4を作成しておくように構成されている。あるデータの送信に利用するコネクションが次に利用可能コネクションとなるまでの間に、後続する2つのデータを送信する必要があるためである。
〔データ(1)の重要度が低い場合〕
ここでは、まず、図6及び図7に基づいて、データ(1)の冗長化を行わない場合における通信状態の監視処理等について説明する。ここでは、データ(1)〜(3)の重要度が低い場合を想定する。
ここでは、まず、図6及び図7に基づいて、データ(1)の冗長化を行わない場合における通信状態の監視処理等について説明する。ここでは、データ(1)〜(3)の重要度が低い場合を想定する。
重要度の低いデータ(1)は、冗長度決定送信機能21Cにて冗長度(0)と決定されると共に、時刻0.00に冗長化されずにコネクション1のみで送信されるため、その際、複数コネクション監視処理手段31は、当該送信時刻を記憶処理すると共にコネクション1の通信状態を「通信中」に変更するように構成されている。
続いて、重要度の低いデータ(2)とデータ(3)が、それぞれ時刻0.05と時刻0.10に送信された際にも同様に、複数コネクション監視処理手段31は、コネクション2及び3の通信状態を、図6に示すように、随時「通信中」に変更するように構成されている。同様にして、重要度の低いデータ(2)と(3)も、それぞれがコネクション2と3を通じて順次送信される。
また、データ(4)の送信時である時刻0.15においては、データ(1)の送信開始から0.15秒が経過しているため、コネクション1にて遅延障害が発生した場合等を除き、データ通信装置11には既に送達確認が到着していることから、コネクション1は複数コネクション監視処理手段31によって利用可能コネクションとして管理されている。
このため、後続するデータ(4)の重要度が低い場合には、図6に示すように、冗長度決定送信機能21Cがデータ(4)をコネクション1のみで送信し、コネクション1の通信状態を複数コネクション監視処理手段31が「通信中」のまま保持するように構成されている。
また、図6の状況下では、複数コネクション監視処理手段31による通信状態の監視処理を受けてコネクション管理制御手段41が、時刻0.00、時刻0.05、時刻0.10、時刻0.15のそれぞれのタイミングにおいて、利用可能コネクションを順に、3、2、1、1と更新するという構成を採っている。
一方で、後続するデータ(4)の重要度が高い場合には、図7に示すように、冗長度決定送信機能21Cがデータ(4)をコネクション1及び4を通じて送信し、コネクション1及び4の通信状態を複数コネクション監視処理手段31が「通信中」とし、後続データを冗長送信する際の予備としてコネクション管理制御手段41がコネクション5を作成するように構成されている。
同様に、データ(5)の送信時である時刻0.20においては、データ(2)の送信が完了していることから、図7に示すように、冗長度決定送信機能21Cが利用可能コネクションとなっているコネクション2にてデータ(5)を送信し、複数コネクション監視処理手段31がコネクション2の通信状態を「通信中」に保つように構成されている。
ここで、データ(5)の重要度が高ければ、これと同時に冗長度決定送信機能21Cがデータ(5)をコネクション5にて送信し、複数コネクション監視処理手段31がコネクション5の通信状態を「通信中」変更し、コネクション管理制御手段41が後続データを冗長送信する際の予備としてコネクション6を作成するように構成されている(図示せず)。
ここで、データ(5)の重要度が高ければ、これと同時に冗長度決定送信機能21Cがデータ(5)をコネクション5にて送信し、複数コネクション監視処理手段31がコネクション5の通信状態を「通信中」変更し、コネクション管理制御手段41が後続データを冗長送信する際の予備としてコネクション6を作成するように構成されている(図示せず)。
〔データ(1)の重要度が高い場合〕
次に、図8に基づいて、データ(1)の冗長化を行う場合におけるデータ通信装置11による通信状態の監視処理等について説明する。ここでは、データ(1)の重要度が高く、データ(2)及び(3)の重要度が低い場合を想定する。
次に、図8に基づいて、データ(1)の冗長化を行う場合におけるデータ通信装置11による通信状態の監視処理等について説明する。ここでは、データ(1)の重要度が高く、データ(2)及び(3)の重要度が低い場合を想定する。
重要度の高いデータ(1)は、冗長度決定送信機能21Cにて冗長度(1)と決定されると共にコネクション1と2を用いて時刻0.00に同時に送信され、その際、複数コネクション監視処理手段31が、当該送信時刻を記憶処理すると共にコネクション1及び2の通信状態を「通信中」に変更すると共に、コネクション管理制御手段41が後続する重要度の高いデータを冗長送信する途を確保するためにコネクション5を作成するという構成を採っている。
その後、冗長度決定送信機能21Cが、時刻0.05において後続するデータ(2)をコネクション3にて送信し、時刻0.10において後続するデータ(3)を予備として持っていたコネクション4にて送信し、複数コネクション監視処理手段31及びコネクション管理制御手段41は、上記同様に通信状態の変更及びコネクションの作成等をそれぞれ実行するように構成されている。
また、後続データの処理は、図6及び図7に基づいて説明した内容と同様である。
〔コネクションを切断・再接続〕
また、後続データの処理は、図6及び図7に基づいて説明した内容と同様である。
〔コネクションを切断・再接続〕
続いて、図9に基づいて、コネクション切断・再接続機能41Bによるコネクションの切断・再接続を具体的に説明する。ここでは、上記の例と同様に、初期状態としてコネクションを4本持っており、図6と同様に、データ(1)〜(3)の送信をそれぞれコネクション1〜3にて行っている場面を想定する。また、コネクション1で遅延悪化が発生したため送達確認がデータ通信装置11に到着しない場合を想定し、データ(4)の重要度は低いものとする。
かかる状況下では、図9に示すように、時刻0.15においてもデータ(1)の送信が完了していないことから、コネクション1は利用可能コネクションとなっていない。したがって、冗長度決定送信機能21Cは、図9に示す通り、後続するデータ(4)の送信にコネクション4を利用し、複数コネクション監視処理手段31及びコネクション管理制御手段41は、上記同様に通信状態の変更及びコネクションの作成等をそれぞれ実行するように構成されている。
その際、コネクション数増減指令機能41Aは、コネクション切断・再接続機能41Bにコネクション1の切断・再接続指令を発信し、当該指令を受けたコネクション切断・再接続機能41Bが、コネクション1の切断及び再接続するように構成されている。
これにより、送達確認の到着を待たずにコネクション1を利用可能コネクションとすることが可能となり、図9に示すように、時刻0.20までの間に後続データを送信するためのコネクションとしてコネクション1を確保することが可能となる。
これにより、送達確認の到着を待たずにコネクション1を利用可能コネクションとすることが可能となり、図9に示すように、時刻0.20までの間に後続データを送信するためのコネクションとしてコネクション1を確保することが可能となる。
ここで、図9に例示するように、時刻0.20においては、コネクション1及び2が利用可能コネクションとなっているため、後続するデータ(5)の重要度の低ければコネクション1のみを通じて送信し、一方で、後続データの重要度が高ければコネクション1及び2を通じて送信すると共に、複数コネクション管理処理手段31が後続データの冗長送信を可能とすべくコネクション5を作成するという構成を採っている。
(動作説明)
次に、図3に示すデータ通信装置11及びデータ通信装置12の動作の概要を、図10乃至図15のフローチャートに基づいて説明する。
次に、図3に示すデータ通信装置11及びデータ通信装置12の動作の概要を、図10乃至図15のフローチャートに基づいて説明する。
〔入力データの送信処理〕
ここでは、図10を参照して、データ通信装置11による入力データの送信処理にかかる動作内容について説明する。
ここでは、図10を参照して、データ通信装置11による入力データの送信処理にかかる動作内容について説明する。
まず、データ通信装置12に転送するデータが外部からデータ入力機能21Aに入力される(図10:S301)。
次いで、データ入力機能21Aから受け取ったデータが内包する情報をもとに重要度特定機能21Bが、当該データの重要度を計算し(図10:S302)、この計算により得た値をもとに当該データの重要度が高いか否かを判定することで重要度を特定する(図10:S303)。
次いで、データ入力機能21Aから受け取ったデータが内包する情報をもとに重要度特定機能21Bが、当該データの重要度を計算し(図10:S302)、この計算により得た値をもとに当該データの重要度が高いか否かを判定することで重要度を特定する(図10:S303)。
ここで、重要度特定機能21Bにて重要度が高くはない旨判定すると(図10:S303/いいえ)冗長度決定送信機能21Cは、冗長度(0)に決定すると共に当該データを冗長化せずに一のコネクションのみを通じて送信する(図10:S304)。
一方で、重要度特定機能21Bにて重要度が高い旨判定すると(図10:S303/はい)冗長度決定送信機能21Cは、当該データ及び後続データの送信に最低限必要なコネクション数を現在の利用可能コネクション数と比較することにより、現在の利用可能コネクション数の方が多いか否かを判定する(図10:S305)。
ここで、現在の利用可能コネクション数の方が多くはない旨判定した冗長度決定送信機能21Cは(図10:S305/いいえ)、冗長度(0)に決定すると共に当該データを冗長化せずに一のコネクションのみを通じて送信する(図10:S304)。
一方で、現在の利用可能コネクション数の方が多い旨判定した冗長度決定送信機能21Cは(図10:S305/はい)、本第2実施形態において当該重要度の高いデータの冗長度を、冗長度(1)に決定する(図10:S306)。
次いで、冗長度決定送信機能21Cは、当該データを2本のコネクション(一本コネクション及び冗長度に相当する一本のコネクション)を通じて並列に送信する(図10:S307)。
上述した一連の各工程内容(図10:S301〜S307)は、データ通信装置11に外部からデータ通信装置12へと転送すべきデータが入力される度に実行される。
〔送達確認の作成と送信〕
次に、図11を参照し、送達確認の返信にかかる動作内容について説明する。ここでは、データ通信装置11に外部入力されたデータが、順序制御あり通信路80(1〜nの何れか)を通じてデータ通信装置12に送信された場合を想定する。
次に、図11を参照し、送達確認の返信にかかる動作内容について説明する。ここでは、データ通信装置11に外部入力されたデータが、順序制御あり通信路80(1〜nの何れか)を通じてデータ通信装置12に送信された場合を想定する。
まず、データ通信装置11の冗長度決定送信機能21Cから送信されたデータをデータ通信装置12がデータ受信機能52Aにて受信する(図11:S401)。
次いで、この受信データについての送達確認を送達確認作成機能52Bにて作成する(図11:S402)。
次いで、この受信データについての送達確認を送達確認作成機能52Bにて作成する(図11:S402)。
続いて、この受信データの受信が完了した際に送達確認冗長送信機能52Cが、送達確認作成機能52Bにて作成した送達確認を当該受信データと同じコネクションにて返信する(図11:S403)。
次いで、送達確認冗長送信機能52Cから返信された送達確認をデータ通信装置11の複数コネクション監視処理手段31が受信すると共にその到着時刻を記憶処理する(図11:S404)。
次いで、送達確認冗長送信機能52Cから返信された送達確認をデータ通信装置11の複数コネクション監視処理手段31が受信すると共にその到着時刻を記憶処理する(図11:S404)。
〔通信状態の管理〕
続いて、図12及び図13を参照して、データ通信装置11によるコネクションの通信状態管理の動作について説明する。
続いて、図12及び図13を参照して、データ通信装置11によるコネクションの通信状態管理の動作について説明する。
<「通信中」への変更処理:図12>
冗長度決定送信機能21Cにてデータを送信した際に(図10:S304、S307)複数コネクション監視処理手段31が、当該送信データにかかる情報を記憶処理すると共に(図12:501)、送信に利用したコネクションの通信状態を「通信完了」から「通信中」に変更する(図12:S502)。
冗長度決定送信機能21Cにてデータを送信した際に(図10:S304、S307)複数コネクション監視処理手段31が、当該送信データにかかる情報を記憶処理すると共に(図12:501)、送信に利用したコネクションの通信状態を「通信完了」から「通信中」に変更する(図12:S502)。
ここで、通信状態を「通信中」に変更したコネクションは利用可能コネクションではなくなるため、当該「通信中」を示す通信状態を取得したコネクション数増減指令機能41Aは、利用可能コネクションの数を減算処理する(図12:S503)。
<通信完了への変更処理:図13>
送達確認をデータ通信装置12から順序制御あり通信路80(1〜nの何れか)を介して受信した際に複数コネクション監視処理手段31は、まず、当該送達確認の受信時刻を記憶処理する(図13:S504)。
送達確認をデータ通信装置12から順序制御あり通信路80(1〜nの何れか)を介して受信した際に複数コネクション監視処理手段31は、まず、当該送達確認の受信時刻を記憶処理する(図13:S504)。
次いで、複数コネクション監視処理手段31は、送達確認の元となる送信データを特定すると共に(図13:S505)、当該送信データの送達確認を全て受信できているか否かを判定する(図13:S506)。
ここで、全て受信できている旨判定した複数コネクション監視処理手段31は(図13:S506/はい)、そのコネクションの通信状態を「通信完了」に変更する(図13:S507)。
一方で、全て受信できていない旨判定した複数コネクション監視処理手段31は(図13:S506/いいえ)、全て受信できるまで、そのコネクションの通信状態を「通信中」に保つ。
続いて、新たに通信状態が「通信完了」に変更されたコネクションを、コネクション数増減指令機能41Aが、利用可能コネクションとしてその数を加算処理する(図13:S508)。
次いで、複数コネクション監視処理手段31は、送信データの送信時刻と送達確認の受信時刻に基づいて遅延時間を算出すると共に、これを当該通信に用いたコネクションに関連付けて記憶処理する(図13:S509)。
次いで、複数コネクション監視処理手段31は、送信データの送信時刻と送達確認の受信時刻に基づいて遅延時間を算出すると共に、これを当該通信に用いたコネクションに関連付けて記憶処理する(図13:S509)。
〔利用可能コネクション数の更新〕
次に、利用可能コネクションの数を増減処理するために本第2実施形態にかかるデータ通信装置11が行う2つの動作について説明する。
次に、利用可能コネクションの数を増減処理するために本第2実施形態にかかるデータ通信装置11が行う2つの動作について説明する。
<コネクションの切断・再接続>
ここでは、図14を参照して、データ通信装置11によるコネクションの切断・再接続にかかる動作を説明する。コネクションの切断及び再接続は、通信中の状態にあるコネクションを送達確認受信前に利用可能コネクションとするためにコネクション管理制御手段41が行う動作制御である。
ここでは、図14を参照して、データ通信装置11によるコネクションの切断・再接続にかかる動作を説明する。コネクションの切断及び再接続は、通信中の状態にあるコネクションを送達確認受信前に利用可能コネクションとするためにコネクション管理制御手段41が行う動作制御である。
まず、コネクション数増減指令機能41Aが、複数コネクション監視処理手段31にて記憶処理した各コネクションでの直前のデータ送信時刻と過去の遅延時間を取得し、これらの情報に基づいて通信状態が「通信完了」となる時刻を予測する(図14:S601)。
次いで、データ送信周期に基づいてコネクション数増減指令機能41Aは、後続データ送信時刻(次のデータの送信時刻)を推定する(図14:S602)。
次いで、データ送信周期に基づいてコネクション数増減指令機能41Aは、後続データ送信時刻(次のデータの送信時刻)を推定する(図14:S602)。
続いて、予測時刻(図14:S601)と推定時刻(図14:S602)とを比較することによりコネクション数増減指令機能41Aは、当該予測時刻になる前に当該推定時刻(図14:S602)になるか否か(先に推定時刻に達するか否か)を判定する。即ち、コネクション数増減指令機能41Aは、次のデータ送信の推定時刻に利用可能コネクションが存在するか否かを判定する(図14:S603)。
ここで、存在しない旨(先に推定時刻に達する旨)判定したコネクション数増減指令機能41Aは(図14:S603/はい)、通信中のコネクションの内から一つを選定すると共に、コネクション切断・再接続機能41Bに対して選定したコネクションの情報を含む切断・再接続指令を発信する。
そして、この指令を受け取ったコネクション切断・再接続機能41Bは、コネクション数増減指令機能41Aが選定したコネクションの切断及び再接続を実行する(図14:S604)。
そして、この指令を受け取ったコネクション切断・再接続機能41Bは、コネクション数増減指令機能41Aが選定したコネクションの切断及び再接続を実行する(図14:S604)。
一方で、存在する旨(先に推定時刻に達しない旨)判定したコネクション数増減指令機能41Aは(図14:S603/いいえ)、後続するデータを冗長度決定送信機能21Cが利用可能コネクションにて送信する。
<追加コネクションの作成>
次に、図15を参照して、データ通信装置11による追加コネクションの作成にかかる動作を説明する。
次に、図15を参照して、データ通信装置11による追加コネクションの作成にかかる動作を説明する。
まず、複数コネクション監視処理手段31が、記憶処理していた送信データの送信時刻と送達確認の受信時刻に基づいて各コネクションでの遅延時間を算出すると共に、これを当該通信に用いたコネクションに関連付けて記憶処理する(図15:S701)。
次いで、コネクション数増減指令機能41Aが、この算出した遅延時間を取得すると共に、データ通信装置11のデータ送信周期を計算する(図15:S702)。
続いて、コネクション数増減指令機能41Aは、算出した遅延時間とデータ送信周期とを比較し、遅延時間をデータ送信周期で割った商よりも大きな数の総コネクション数になるようにコネクションを作成する(図15:S703)。
続いて、コネクション数増減指令機能41Aは、算出した遅延時間とデータ送信周期とを比較し、遅延時間をデータ送信周期で割った商よりも大きな数の総コネクション数になるようにコネクションを作成する(図15:S703)。
上述した利用可能コネクション数を増やす2つの動作(図14、図15)は、周期的に行っても良いし、任意のタイミングで実行してもよい。
また、本第2実施形態では、上記遅延時間としてデータを送信してから送達確認の受信が完了するまでの時間である往復遅延時間を採用した。しかし、往復遅延時間に代えて、片側の遅延時間を用いるようにコネクション数増減指令機能41Aを構成してもよい。この場合、例えば片側の遅延時間を2倍にして必要となる総コネクション数を算出するという手法を採用することができる。
また、本第2実施形態では、上記遅延時間としてデータを送信してから送達確認の受信が完了するまでの時間である往復遅延時間を採用した。しかし、往復遅延時間に代えて、片側の遅延時間を用いるようにコネクション数増減指令機能41Aを構成してもよい。この場合、例えば片側の遅延時間を2倍にして必要となる総コネクション数を算出するという手法を採用することができる。
さらに、往復遅延時間や片側の遅延時間、データ送信周期を計算するに際して、コネクション数増減指令機能41A又は複数コネクション監視処理手段31が、記憶処理した過去すべてのデータを利用して計算するような構成としてもよいし、予め設定された限られた期間のデータを用いて計算するような構成としてもよい。
また、上記各ステップS301〜S307(図10)、S401〜S404(図11)、S501〜S509(図12、図13)、S601〜S604(図14)、及びS701〜S703(図15)における各工程の実行内容をプログラム化すると共に、この一連の各制御プログラムをコンピュータによって実現するように構成してもよい。
(第2実施形態の効果)
本第2実施形態では、コネクション管理制御手段41が、後続データを送信するための利用可能コネクション数を把握すると共に適宜コネクションの増減処理を実行することで利用可能コネクションを残しておくことから、冗長度決定送信機能21Cは、入力データの重要度と利用可能コネクション数をもとに決定した冗長度に則して当該データを送信することができるため、これにより、先行データの遅延悪化の影響が順序制御により後続データに及ぶことを抑制でき、低遅延な通信が実現可能となる。
本第2実施形態では、コネクション管理制御手段41が、後続データを送信するための利用可能コネクション数を把握すると共に適宜コネクションの増減処理を実行することで利用可能コネクションを残しておくことから、冗長度決定送信機能21Cは、入力データの重要度と利用可能コネクション数をもとに決定した冗長度に則して当該データを送信することができるため、これにより、先行データの遅延悪化の影響が順序制御により後続データに及ぶことを抑制でき、低遅延な通信が実現可能となる。
また、遅延障害の発生により送信未完了であるコネクションが存在する場合等にあっては、コネクション管理制御手段41が有効に機能し、後続データの送信前に当該コネクションの切断及び再接続を行うため、当該後続データを送信するための利用可能コネクションを未然に確保することが可能となり、これにより、先行データの通信状態に依存することなく後続データの通信を円滑に行うことができる。
さらに、先行データの通信中に一時的に大きな遅延が生じた場合でも、初期状態における冗長送信用のコネクションの確保やその後のコネクション管理制御手段41によるコネクションの追加処理等により、予備的に作成されたコネクションを利用しての後続データの通信が可能であるため、これにより、先行するデータの通信状況如何によらず、後続データの送受信を迅速且つ安定的に行うことができる。
なお、上述した実施形態は、データ通信装置、データ通信方法、及びそのプログラムにおける好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もある。しかし、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。
以下は、上述した実施形態についての新規な技術的内容の要点をまとめたものであるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1)
外部の通信機器90との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置11であって、
外部入力されたデータを前記通信機器90に送信する入力データ送信処理手段21と、
前記複数のコネクションを監視すると共に取得したデータ送受信にかかる情報を監視情報として記憶処理する複数コネクション監視処理手段31と、
この監視情報に基づいて、前記入力データ送信処理手段21によるデータ送信時に不足するコネクションの数を算出すると共に、この算出値に応じてコネクションの増加処理を行うコネクション管理制御手段41と、を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
外部の通信機器90との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置11であって、
外部入力されたデータを前記通信機器90に送信する入力データ送信処理手段21と、
前記複数のコネクションを監視すると共に取得したデータ送受信にかかる情報を監視情報として記憶処理する複数コネクション監視処理手段31と、
この監視情報に基づいて、前記入力データ送信処理手段21によるデータ送信時に不足するコネクションの数を算出すると共に、この算出値に応じてコネクションの増加処理を行うコネクション管理制御手段41と、を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
(付記2)
前記付記1に記載のデータ通信装置において、
前記入力データ送信処理手段は、さらに、入力データが内包する情報に基づいて当該データの重要度を特定する重要度特定機能を有し、
前記コネクション管理制御手段は、この特定した重要度と前記監視情報とに基づいてデータ送受信に最低限必要なコネクション数を算定すると共に、前記監視情報に含まれる総コネクション数が、この算定した最低必要コネクション数と予め設定された予備数とを加えた数に満たない場合に、その不足分を前記算出値とすることを特徴としたデータ通信装置。
前記付記1に記載のデータ通信装置において、
前記入力データ送信処理手段は、さらに、入力データが内包する情報に基づいて当該データの重要度を特定する重要度特定機能を有し、
前記コネクション管理制御手段は、この特定した重要度と前記監視情報とに基づいてデータ送受信に最低限必要なコネクション数を算定すると共に、前記監視情報に含まれる総コネクション数が、この算定した最低必要コネクション数と予め設定された予備数とを加えた数に満たない場合に、その不足分を前記算出値とすることを特徴としたデータ通信装置。
(付記3)
前記付記2に記載のデータ通信装置において、
前記コネクション管理制御手段は、さらに、前記総コネクション数が、前記最低必要コネクション数と前記予備数との和を超えている場合に、その超過分に相当するコネクションを切断する超過分切断機能と、を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
前記付記2に記載のデータ通信装置において、
前記コネクション管理制御手段は、さらに、前記総コネクション数が、前記最低必要コネクション数と前記予備数との和を超えている場合に、その超過分に相当するコネクションを切断する超過分切断機能と、を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
(付記4)
前記付記1又は2に記載のデータ通信装置において、
前記コネクション管理制御手段は、
予め決められたデータ送信周期をもとに後続データ送信時刻を推定すると共に、この推定時刻までに利用可能とならないコネクションを前記監視情報に基づいて選定するコネクション選定機能と、
この選定したコネクションを切断し再接続することにより前記増加処理を行うコネクション切断・再接続機能と、を有することを特徴としたデータ通信装置。
前記付記1又は2に記載のデータ通信装置において、
前記コネクション管理制御手段は、
予め決められたデータ送信周期をもとに後続データ送信時刻を推定すると共に、この推定時刻までに利用可能とならないコネクションを前記監視情報に基づいて選定するコネクション選定機能と、
この選定したコネクションを切断し再接続することにより前記増加処理を行うコネクション切断・再接続機能と、を有することを特徴としたデータ通信装置。
(付記5)
前記付記4に記載のデータ通信装置において、
前記コネクション選定機能は、前記監視情報が内包する各コネクションでの直前のデータ送信時刻及び過去の遅延時間をもとに各コネクションでの通信完了時刻を予測し、この各予測時刻と前記推定時刻とを比較することにより前記選定を行うことを特徴としたデータ送信装置。
前記付記4に記載のデータ通信装置において、
前記コネクション選定機能は、前記監視情報が内包する各コネクションでの直前のデータ送信時刻及び過去の遅延時間をもとに各コネクションでの通信完了時刻を予測し、この各予測時刻と前記推定時刻とを比較することにより前記選定を行うことを特徴としたデータ送信装置。
(付記6)
前記付記1乃至5の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記コネクション管理制御手段は、さらに、追加的にコネクションを作成することにより前記増加処理を行うコネクション作成機能を有することを特徴としたデータ通信装置。
前記付記1乃至5の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記コネクション管理制御手段は、さらに、追加的にコネクションを作成することにより前記増加処理を行うコネクション作成機能を有することを特徴としたデータ通信装置。
(付記7)
前記付記2乃至6の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記最低必要コネクション数は、前記監視情報に含まれる過去の遅延時間を予め決められたデータ送信周期で割った商であることを特徴としたデータ通信装置。
前記付記2乃至6の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記最低必要コネクション数は、前記監視情報に含まれる過去の遅延時間を予め決められたデータ送信周期で割った商であることを特徴としたデータ通信装置。
(付記8)
前記付記2乃至7の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記入力データ送信処理手段は、さらに、前記重要度特定機能にて特定した重要度と前記監視情報が内包する利用可能コネクション数とに基づいて冗長度を決定すると共に、この決定した冗長度の分だけ余分に当該データを送信する冗長度決定送信機能と、を備えることを特徴としたデータ通信装置。
前記付記2乃至7の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記入力データ送信処理手段は、さらに、前記重要度特定機能にて特定した重要度と前記監視情報が内包する利用可能コネクション数とに基づいて冗長度を決定すると共に、この決定した冗長度の分だけ余分に当該データを送信する冗長度決定送信機能と、を備えることを特徴としたデータ通信装置。
(付記9)
前記付記8に記載のデータ通信装置において、
前記予備数は、前記冗長度決定送信機能が決定する冗長度であることを特徴としたデータ通信装置。
前記付記8に記載のデータ通信装置において、
前記予備数は、前記冗長度決定送信機能が決定する冗長度であることを特徴としたデータ通信装置。
(付記10)
前記付記5乃至9の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記過去の遅延時間は、前記入力データ送信処理手段によるデータ送信時刻と、これに応じて前記通信機器から送信される送達確認の受信時刻と、に基づく往復遅延時間であることを特徴としたデータ通信装置。
前記付記5乃至9の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記過去の遅延時間は、前記入力データ送信処理手段によるデータ送信時刻と、これに応じて前記通信機器から送信される送達確認の受信時刻と、に基づく往復遅延時間であることを特徴としたデータ通信装置。
(付記11)
前記付記5乃至9の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記過去の遅延時間は、前記入力データ送信処理手段にて送信するデータの片側遅延時間を2倍にしたものであることを特徴としたデータ通信装置。
前記付記5乃至9の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記過去の遅延時間は、前記入力データ送信処理手段にて送信するデータの片側遅延時間を2倍にしたものであることを特徴としたデータ通信装置。
(付記12)
前記付記1乃至11の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
さらに、前記通信機器から転送されるデータを受信すると共に送達確認を作成し且つこれを返信する送達確認送信手段を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
前記付記1乃至11の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
さらに、前記通信機器から転送されるデータを受信すると共に送達確認を作成し且つこれを返信する送達確認送信手段を備えたことを特徴とするデータ通信装置。
(付記13)
前記付記1乃至12の何れか一つに記載のデータ通信装置と、
前記外部の通信機器と、を備え、
この外部の通信機器を、前記付記1乃至12の何れか一つに記載のデータ通信装置と同様の構成としたことを特徴とするデータ通信システム。
前記付記1乃至12の何れか一つに記載のデータ通信装置と、
前記外部の通信機器と、を備え、
この外部の通信機器を、前記付記1乃至12の何れか一つに記載のデータ通信装置と同様の構成としたことを特徴とするデータ通信システム。
(付記14)
外部の通信機器との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置にあって、
前記複数のコネクションを監視すると共にデータ送受信にかかる情報を取得し、
この取得した情報を監視情報として記憶処理し、
前記監視情報に基づいてデータ送信時に不足するコネクションの数を算出し、
この算出値に応じてコネクションの増加処理を実行することを特徴としたデータ通信方法。
外部の通信機器との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置にあって、
前記複数のコネクションを監視すると共にデータ送受信にかかる情報を取得し、
この取得した情報を監視情報として記憶処理し、
前記監視情報に基づいてデータ送信時に不足するコネクションの数を算出し、
この算出値に応じてコネクションの増加処理を実行することを特徴としたデータ通信方法。
(付記15)
前記付記14に記載のデータ通信方法において、
外部入力されたデータが内包する情報に基づいて当該データの重要度を特定し、
前記算出にあたっては、
この特定した重要度と前記監視情報とに基づいてデータ送受信に最低限必要なコネクション数を算定し、
前記監視情報に含まれる総コネクション数が、この算定した最低必要コネクション数と予め設定された予備数とを加えた数に満たない分を前記算出値とすることを特徴としたデータ通信方法。
前記付記14に記載のデータ通信方法において、
外部入力されたデータが内包する情報に基づいて当該データの重要度を特定し、
前記算出にあたっては、
この特定した重要度と前記監視情報とに基づいてデータ送受信に最低限必要なコネクション数を算定し、
前記監視情報に含まれる総コネクション数が、この算定した最低必要コネクション数と予め設定された予備数とを加えた数に満たない分を前記算出値とすることを特徴としたデータ通信方法。
(付記16)
前記付記14又は15に記載のデータ通信方法において、
前記増加処理に先立って、
予め決められたデータ送信周期をもとに後続データ送信時刻を推定し、
この推定時刻までに利用可能とならないコネクションを前記監視情報に基づいて選定し、
前記増加処理を、この選定したコネクションを切断し再接続することにより行うことを特徴としたデータ通信方法。
前記付記14又は15に記載のデータ通信方法において、
前記増加処理に先立って、
予め決められたデータ送信周期をもとに後続データ送信時刻を推定し、
この推定時刻までに利用可能とならないコネクションを前記監視情報に基づいて選定し、
前記増加処理を、この選定したコネクションを切断し再接続することにより行うことを特徴としたデータ通信方法。
(付記17)
前記付記14又は15に記載のデータ通信方法において、
前記増加処理を、追加的にコネクションを作成することにより行うことを特徴としたデータ通信方法。
前記付記14又は15に記載のデータ通信方法において、
前記増加処理を、追加的にコネクションを作成することにより行うことを特徴としたデータ通信方法。
(付記18)
前記付記15乃至17の何れか一つに記載のデータ通信方法において、
前記増加処理の後、
前記特定した重要度と前記監視情報が内包する利用可能コネクション数とに基づいて冗長度を決定し、
この決定した冗長度の分だけ余分に当該データを送信することを特徴としたデータ通信方法。
前記付記15乃至17の何れか一つに記載のデータ通信方法において、
前記増加処理の後、
前記特定した重要度と前記監視情報が内包する利用可能コネクション数とに基づいて冗長度を決定し、
この決定した冗長度の分だけ余分に当該データを送信することを特徴としたデータ通信方法。
(付記19)
外部の通信機器との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置にあって、
前記複数のコネクションを監視すると共にデータ送受信にかかる情報を取得する情報取得機能、
この取得した情報を監視情報として記憶処理する情報記憶処理機能、
前記監視情報に基づいてデータ送信時に不足するコネクションの数を算出する不足分算出機能、
この算出値に応じてコネクションの増加処理を実行する増加処理機能、をコンピュータに実現させるためのデータ通信プログラム。
外部の通信機器との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置にあって、
前記複数のコネクションを監視すると共にデータ送受信にかかる情報を取得する情報取得機能、
この取得した情報を監視情報として記憶処理する情報記憶処理機能、
前記監視情報に基づいてデータ送信時に不足するコネクションの数を算出する不足分算出機能、
この算出値に応じてコネクションの増加処理を実行する増加処理機能、をコンピュータに実現させるためのデータ通信プログラム。
(付記20)
前記付記19に記載のデータ通信プログラムにおいて、
前記不足分算出機能として、
外部入力されたデータが内包する情報に基づいて当該データの重要度を特定する重要度特定機能、
この特定した重要度と前記監視情報とに基づいてデータ送受信に最低限必要なコネクション数を算定する必要コネクション算定機能、
前記監視情報に含まれる総コネクション数が、この算定した最低必要コネクション数と予め設定された予備数とを加えた数に満たない分を、前記データ送信時に不足するコネクションの数として算出する比較算出機能、をコンピュータに実現させるためのデータ通信プログラム。
前記付記19に記載のデータ通信プログラムにおいて、
前記不足分算出機能として、
外部入力されたデータが内包する情報に基づいて当該データの重要度を特定する重要度特定機能、
この特定した重要度と前記監視情報とに基づいてデータ送受信に最低限必要なコネクション数を算定する必要コネクション算定機能、
前記監視情報に含まれる総コネクション数が、この算定した最低必要コネクション数と予め設定された予備数とを加えた数に満たない分を、前記データ送信時に不足するコネクションの数として算出する比較算出機能、をコンピュータに実現させるためのデータ通信プログラム。
(付記21)
前記付記19又は20に記載のデータ通信プログラムにおいて、
予め決められたデータ送信周期をもとに後続データ送信時刻を推定する送信時刻推定機能、
この推定時刻までに利用可能とならないコネクションを前記監視情報に基づいて選定する利用不可コネクション選定機能、
前記増加処理機能として、この選定したコネクションを切断し再接続するコネクション切断・再接続機能、をコンピュータに実現させるためのデータ通信プログラム。
前記付記19又は20に記載のデータ通信プログラムにおいて、
予め決められたデータ送信周期をもとに後続データ送信時刻を推定する送信時刻推定機能、
この推定時刻までに利用可能とならないコネクションを前記監視情報に基づいて選定する利用不可コネクション選定機能、
前記増加処理機能として、この選定したコネクションを切断し再接続するコネクション切断・再接続機能、をコンピュータに実現させるためのデータ通信プログラム。
(付記22)
前記付記19又は20に記載のデータ通信プログラムにおいて、
前記増加処理機能として、追加的にコネクションを作成するコネクション作成機能、をコンピュータに実現させるためのデータ通信プログラム。
前記付記19又は20に記載のデータ通信プログラムにおいて、
前記増加処理機能として、追加的にコネクションを作成するコネクション作成機能、をコンピュータに実現させるためのデータ通信プログラム。
(付記23)
前記付記20乃至22の何れか一つに記載のデータ通信プログラムにおいて、
前記特定した重要度と前記監視情報が内包する利用可能コネクション数とに基づいて冗長度を決定する冗長度決定機能、
この決定した冗長度の分だけ余分に当該データの送信する冗長送信機能、をコンピュータに実現させるためのデータ通信プログラム。
前記付記20乃至22の何れか一つに記載のデータ通信プログラムにおいて、
前記特定した重要度と前記監視情報が内包する利用可能コネクション数とに基づいて冗長度を決定する冗長度決定機能、
この決定した冗長度の分だけ余分に当該データの送信する冗長送信機能、をコンピュータに実現させるためのデータ通信プログラム。
本発明にかかるデータ通信装置は、画像や文章、操作情報などを低遅延でやり取りするリアルタイムコラボレーションサーバ等に適用可能である。
11、12 データ通信装置
21、22 入力データ送信処理手段
21A、22A データ入力機能
21B、22B 重要度特定機能
21C、22C 冗長度決定送信機能
31、32 複数コネクション監視処理手段
41、42 コネクション管理制御手段
41A、42A コネクション数増減指令機能
41B、42B コネクション切断・再接続機能
41C、42C コネクション作成機能
51、52 送達確認送信手段
51A、52A データ受信機能
51B、52B 送達確認作成機能
51C、52C 送達確認冗長送信機能
61、62 アプリケーション実行部
71、72 記憶部
80(1)〜(n) 順序制御あり通信路
90 通信機器
100 中央演算装置(CPU)
21、22 入力データ送信処理手段
21A、22A データ入力機能
21B、22B 重要度特定機能
21C、22C 冗長度決定送信機能
31、32 複数コネクション監視処理手段
41、42 コネクション管理制御手段
41A、42A コネクション数増減指令機能
41B、42B コネクション切断・再接続機能
41C、42C コネクション作成機能
51、52 送達確認送信手段
51A、52A データ受信機能
51B、52B 送達確認作成機能
51C、52C 送達確認冗長送信機能
61、62 アプリケーション実行部
71、72 記憶部
80(1)〜(n) 順序制御あり通信路
90 通信機器
100 中央演算装置(CPU)
Claims (10)
- 外部の通信機器との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置であって、
外部入力されたデータを前記通信機器に送信する入力データ送信処理手段と、
前記複数のコネクションを監視すると共に取得したデータ送受信にかかる情報を監視情報として記憶処理する複数コネクション監視処理手段と、
この監視情報に基づいて、前記入力データ送信処理手段によるデータ送信時に不足するコネクションの数を算出すると共に、この算出値に応じてコネクションの増加処理を行うコネクション管理制御手段と、を備えたことを特徴とするデータ通信装置。 - 前記請求項1に記載のデータ通信装置において、
前記データ送信処理手段は、さらに、入力データが内包する情報に基づいて当該データの重要度を特定する重要度特定機能を有し、
前記コネクション管理制御手段は、この特定した重要度と前記監視情報とに基づいてデータ送受信に最低限必要なコネクション数を算定すると共に、前記監視情報に含まれる総コネクション数が、この算定した最低必要コネクション数と予め設定された予備数とを加えた数に満たない場合に、その不足分を前記算出値とすることを特徴としたデータ通信装置。 - 前記請求項2に記載のデータ通信装置において、
前記コネクション管理制御手段は、さらに、前記総コネクション数が、前記最低必要コネクション数と前記予備数との和を超えている場合に、その超過分に相当するコネクションを切断する超過分切断機能と、を備えたことを特徴とするデータ通信装置。 - 前記請求項1又は2に記載のデータ通信装置において、
前記コネクション管理制御手段は、
予め決められたデータ送信周期をもとに後続データ送信時刻を推定すると共に、この推定時刻までに利用可能とならないコネクションを前記監視情報に基づいて選定するコネクション選定機能と、
この選定したコネクションを切断し再接続することにより前記増加処理を行うコネクション切断・再接続機能と、を有することを特徴としたデータ通信装置。 - 前記請求項4に記載のデータ通信装置において、
前記コネクション選定機能は、前記監視情報が内包する各コネクションでの直前のデータ送信時刻及び過去の遅延時間をもとに各コネクションでの通信完了時刻を予測し、この各予測時刻と前記推定時刻とを比較することにより前記選定を行うことを特徴としたデータ送信装置。 - 前記請求項1乃至5の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記コネクション管理制御手段は、さらに、追加的にコネクションを作成することにより前記増加処理を行うコネクション作成機能を有することを特徴としたデータ通信装置。 - 前記請求項2乃至6の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記最低必要コネクション数は、前記監視情報に含まれる過去の遅延時間を予め決められたデータ送信周期で割った商であることを特徴としたデータ通信装置。 - 前記請求項2乃至7の何れか一つに記載のデータ通信装置において、
前記データ送信手段は、さらに、前記重要度特定機能にて特定した重要度と前記監視情報が内包する利用可能コネクション数とに基づいて冗長度を決定すると共に、この決定した冗長度の分だけ余分に当該データを送信する冗長度決定送信機能と、を備えることを特徴としたデータ通信装置。 - 外部の通信機器との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置にあって、
外部の通信機器との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置にあって、
前記複数のコネクションを監視すると共にデータ送受信にかかる情報を取得し、
この取得した情報を監視情報として記憶処理し、
前記監視情報に基づいてデータ送信時に不足するコネクションの数を算出し、
この算出値に応じてコネクションの増加処理を実行することを特徴としたデータ通信方法。 - 外部の通信機器との間に確立した複数のコネクションを通じてデータの送受信を行うデータ通信装置にあって、
前記複数のコネクションを監視すると共にデータ送受信にかかる情報を取得する情報取得機能、
この取得した情報を監視情報として記憶処理する情報記憶処理機能、
前記監視情報に基づいてデータ送信時に不足するコネクションの数を算出する不足分算出機能、
この算出値に応じてコネクションの増加処理を実行する増加処理機能、をコンピュータに実現させるためのデータ通信プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013010772A JP2014143566A (ja) | 2013-01-24 | 2013-01-24 | データ通信装置、データ通信方法、及びそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013010772A JP2014143566A (ja) | 2013-01-24 | 2013-01-24 | データ通信装置、データ通信方法、及びそのプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014143566A true JP2014143566A (ja) | 2014-08-07 |
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ID=51424540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024024270A1 (ja) * | 2022-07-28 | 2024-02-01 | 株式会社 東芝 | サーバ装置、通信装置、及び制御システム |
-
2013
- 2013-01-24 JP JP2013010772A patent/JP2014143566A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024024270A1 (ja) * | 2022-07-28 | 2024-02-01 | 株式会社 東芝 | サーバ装置、通信装置、及び制御システム |
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