JP2014142880A - 発言を取り扱うことのできる装置、方法、プログラム - Google Patents

発言を取り扱うことのできる装置、方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 各発言者によって発言ごとにバラバラに公開範囲が設定されてしまうと、閲覧者によっては議論が歯抜けで表示されて議論内容が把握できなくなる恐れがあった。
【解決手段】 公開されている第1の発言と、前記第1の発言を引用した非公開の第2の発言と、前記第2の発言を引用した非公開の第3の発言を有する発言グループのうち、前記第3の発言を公開する公開手段と、
前記第3の発言の公開に伴い、前記第3の発言の引用元を前記第2の発言から前記第1の発言へと変更する変更手段とを有することを特徴とする装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、発言を取り扱うことのできる装置、方法、プログラムに関する。
場所や時間に縛られないパーソナル・コミュニケーション手段として、電子掲示板やチャット、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)等のインターネットを介したサービスが普及している。一方、場所・時間に制限のないというメリットを活かして、オフィス業務へもSNS等が導入され始めている。
従来の電子掲示板は、一連の議論が全参加者から閲覧される前提である。一方、チャット、SNS等は、最初の発信者に対して他の閲覧者がコメントを残すという性質のため、返信に対して公開範囲を設定する必要性に乏しかった。しかし、オフィス業務で使用されると、機密情報保護の観点から必要以上に議論を公開することには問題もあった。そこで、例えば特許文献1に記載のシステムでは、電子会議室ごとに公開範囲を設定でき、さらに設定された公開用語に絞って公開範囲外の利用者に対しても公開している。それによって、機密情報等の漏えいを防いでいる。
特開2008−234239
オフィス業務での使用においては、組織間の合意形成プロセスの都合などにより議論の中で一部の発言を非開示にしたいようなケースがしばしばある。例えば、組織内で一旦合意を取ってから全体に向けて発信するようなケースや、当事者と非公開に議論するケースなどである。これらのケースでは、議論全体の公開範囲とは別に、発言ごとに個別に公開範囲を設定することが求められる。しかしながら、各発言者によって発言ごとにバラバラに公開範囲が設定されてしまうと、閲覧者によっては議論が歯抜けで表示されて議論内容が把握できなくなる恐れがあった。
公開されている第1の発言と、前記第1の発言を引用した非公開の第2の発言と、前記第2の発言を引用した非公開の第3の発言を有する発言グループのうち、前記第3の発言を公開する公開手段と、
前記第3の発言の公開に伴い、前記第3の発言の引用元を前記第2の発言から前記第1の発言へと変更する変更手段とを有することを特徴とする装置。
本発明によれば、個々の発言に対して公開範囲を設定できる電子掲示板システムにおいて、対象となる発言の公開範囲が初期値として設定されるため、議論の流れの中で公開範囲がバラバラに設定される可能性を抑えることができる。それにより、閲覧者によって議論が歯抜けで表示されることを減らすことができる。
システム全体の概略図である。 掲示板システムの本システムに係る部分のソフトウェア構成を表す図である。 本実施例の掲示板システムによる、クライアントの画面表示例である。 発言情報保持部201が保持する発言テーブルの一例を表す図である。 (A) 第一実施例で対象発言が選択されたときの掲示板システムの処理を示すフローチャートである。 (B) 第一実施例で公開範囲設定が選択されたときの掲示板システムの処理を示すフローチャートである。 第二実施例における、既存の発言をコピーするときのクライアントの画面表示例である。 第二実施例で既存の発言をコピーするときのコマンドを含むコピー情報の例である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施の形態に係るシステム全体を示す図である。サーバー100とクライアント110〜112は、互いに通信回線120を介して接続されている。サーバー100は、記憶装置101、メモリ102、CPU103、通信I/F部104などからなる。本システムに係る掲示板システムは、サーバー100上に構成されるシステムである。利用者はクライアント110〜112におけるWebブラウザ等のクライアントアプリケーションを操作することにより、掲示板システムによって提供されるユーザーインタフェースを利用することができる。掲示板システムの後述のフローチャートで示す手順は、サーバー100の記憶装置101やメモリ102に記憶され、CPU103により実行される。通信I/F部104は、通信回線120に接続され、クライアント110〜112のクライアントアプリケーションからの接続を受け付け、クライアントアプリケーションと掲示板システムとの情報の授受を行う。
図2は、サーバー100上に構成される掲示板システム200のソフトウェア構成の中で、特に本システムに係る部分のソフトウェア構成を表す図である。発言情報保持部201は、掲示板システム200の複数の利用者が発言した内容をまとめて保持する。本特許において発言情報保持部201は、発言の内容だけでなく、発言間の関連を示す情報や発言の公開範囲の設定情報なども、発言ごとに保持する。アクセス者識別部202は、掲示板システム200にアクセスした利用者を識別する。利用者の識別は、掲示板システム200にログインする際のアカウントにより判別するようにしても良いし、クライアント110〜112ごとに設定されている機器固有の情報やクライアントへのログインアカウントから判別するようにしても良い。対象発言選択部203は、どの発言に対して発言するか(以下、「対象発言」と呼ぶ)を選択可能にする手段を、クライアント110〜112のクライアントアプリケーションを通じて利用者に提供する。公開範囲選択部204は、新たに登録する発言に対しての公開範囲設定を設定可能にする手段を、クライアント110〜112のクライアントアプリケーションを通じて利用者に提供する。発言情報登録部205は、利用者が入力した発言を、対象発言選択部203や公開範囲選択部204にて選択された情報とともに発言情報保持部201に登録する。発言表示生成部206は、発言情報保持部201が保持している多数の発言から利用者に提供する発言を抽出し、発言間の関連を木構造(以下、「議論ツリー」と呼ぶ)で表現してクライアントアプリケーションを通じて利用者に提供する。このとき、利用者が公開範囲設定に含まれない発言は、除外して議論ツリーを構成する。なお、図2のソフトウェア構成は利用者に提供するユーザーインタフェース部分も含めてサーバー100上で処理を行い、クライアント側はWebブラウザ等で表示するだけの構成としている。しかし、図2のソフトウェア構成はサーバー100上に全てが構成されている必要はない。一部(例えば対象発言選択部203や公開範囲選択部203)は、クライアント110〜112の掲示板システム200が提供するアプリケーション上で動作するよう構成されていても良い。
図3は、本実施例においてクライアント110〜112に表示される、掲示板システム200によって提供される画面表示例である。掲示板システムの画面300は、議論ツリー表示301、注目ノード表示302、発言表示303の3つの部分から成る。各部分では、マウスなどのポインティングデバイスあるいはキーボードを用いて、対象発言の選択あるいは発言の入力を行うことができる。
議論ツリー表示301は掲示板システム300で保持されている発言のうち、議論対象となっている発言を木構造で表現した議論ツリーの全体を表示するためのビューである。注目ノード表示302は、利用者が現在注目している発言(木構造のノード)、およびその親ノードを表示するビューである。利用者は、議論ツリー表示301或いは注目ノード表示302において、表示されている議論ツリーのノードを選択することで、新たに発言する際の対象発言を指定する。注目ノード表示302は、ここで選択されたノードとその親ノードなど、選択されたノードの周辺部を表示する。議論ツリー表示301において、議論ツリーのノード数が増加した場合、掲示板システムは、スクロールバーを利用した部分表示、あるいは、議論ツリーの全体を表示するために縮小表示を行う。
図3に示す例において、注目ノード表示302に、二つのノードが表示されている。注目ノード表示302の一つ目のノード(321、322、323)が示す発言に対して、二つ目のノード(324、325、326)が示す発言がされている。また、二つの発言の関係は「補足」という発言属性(327)で表示されている。二つ目のノードが示す発言は議論ツリー表示301における310に対応する。本実施例における議論ツリー表示においては、一つのノードにつき、発言者(321、324)、発言ID(322、325)、発言(323、326)の3つが表示される。図3に示す例のように、ノードをつなぐ線と線に付された発言属性で、発言間の関係を示す。発言者は後述する発言表示303で発言属性を選択する。発言者が選択した発言属性は議論ツリーを構成する情報として、発言情報保持部201に記録される。
発言表示303は、利用者が注目しているノード310に対して、新たな発言を入力するためのビューである。発言表示303の上部には、対象発言の情報である、対象発言の発言ID330と対象発言331が表示される。図3に示す例において、対象発言の発言ID330には325に示す発言IDの「34」、対象発言331には326に示す内容が表示されていることが分かる。発言表示303の下部には、発言属性の選択332と新規発言の入力欄333、公開範囲設定の選択334、新規発言の掲示板システム200への送信指示ボタン335が表示される。発言属性の選択332で選択できる発言属性は、対象発言331との関係を示すもので、「新規」や「質問」「保続」「回答」「賛成」「反対」「結論」などがある。公開範囲設定の選択334で選択できる公開範囲設定は、発言の参照可能者の範囲を設定するもので、図3の例では「全体に公開」や「議論参加者に公開」など4種類から選択できるようになっている。例えば、公開範囲設定の選択334で「全体に公開」を選べば、入力欄333に入力した発言は掲示板システム200を利用可能な者なら誰でも参照可能なように設定される。「議論参加者に公開」を選べば、議論ツリー表示301に表示されている議論に参加している利用者のみが参照可能なように設定される。「グループのみに公開」を選べば、自分が所属するグループのメンバーのみが参照可能なように設定される。「発言対象者のみに公開」を選べば、対象発言の発言者と自分のみが参照可能なように設定される。図3記載の例では、「発言対象者のみに公開」を選ぶと「Aさん」と自分のみが参照可能に設定される。当然のことながら公開範囲の選択肢はここに挙げた4種類に限られるものではない。掲示板システム200は、利用者によって送信指示ボタン335が押下されたとき、入力欄333に入力された新規発言を、対象発言331に対する発言として発言情報保持部201が保持する発言情報テーブル400へ追加する。このとき、新規発言は選択した対象発言の子ノードとして議論ツリー表示301に表示される。
図4は、発言情報保持部201が保持する発言情報テーブルの一例を表す図である。発言情報テーブル400は、発言ID401、発言者402、対象発言403、発言属性404、公開範囲405、発言406から成る。発言ID401は、発言を一意に特定できる値である。図4記載の例では、発言が増えるたびに自動でインクリメントして発言ID401の値を発番する。なお、発言ID401は、図4のような整数値ではなく、GUIDのような文字列でもあっても構わない。発言ID401の値は、図3の発言ID(321、325)に表示される値と同じである。発言者402は、発言を入力した利用者を一意に特定する情報である。この発言者に関する情報は、アクセス者識別部202により特定される情報で、掲示板システム200にログインする際に入力させるようにしても良いし、クライアント110〜112ごとにあらかじめ設定されているものでも良い。発言者402に登録されている情報が、図3の発言者(320、324)に表示される。対象発言403、および発言属性404には、発言を入力するときに対象発言の発言ID330で選択された親ノードの発言IDと、発言属性の選択332で選択された発言属性が、それぞれ登録される。公開範囲405には、公開範囲設定の選択334で選択された公開範囲設定が登録される。図4記載の例では、公開範囲設定の選択334で選択された公開範囲設定をそのまま登録しているが、該公開範囲設定で参照可能な利用者の情報をリスト形式で保持するようにしても良い。図4記載の発言IDが「5」の発言の例では、発言者「D」と対象発言の発言者「B」が参照可能となるので、「B,D」と保持しても良い。発言406には、入力欄333に入力された発言が登録され、この値が発言(322、326)に表示される。
図5(A)は、議論ツリー表示301或いは注目ノード表示302において新たに発言する際の対象発言が選択されたときの、掲示板システム200の処理を示すフローチャートである。対象発言選択部203は、利用者からの対象発言の選択を受けると、表示されている議論ツリーが保持する情報から選択された発言の発言IDを特定する(ステップS501)。対象発言の発言IDを特定したら、対象発言選択部203はその特定したIDを対象発言の発言ID330に設定するとともに、特定したIDの発言内容を対象発言331に表示する(ステップS502)。また、公開範囲選択部204は、発言情報テーブル400から特定したIDを元に対象発言の公開範囲405の情報を取得する(ステップS503)。対象発言の公開範囲情報を取得したら、公開範囲選択部204は取得した公開範囲情報を、公開範囲設定の選択334に反映させる(ステップS504)。対象発言の発言IDが「5」であれば、図4の例では発言ID401が「5」の発言の公開範囲405が「発言対象者のみ」であるため、公開範囲設定の選択334は、「発言対象者のみに公開」が選択された状態で表示する。これにより、公開範囲設定の選択334を利用者が意図的に変更しない限り、新規発言の公開範囲が対象発言の公開範囲と同等に設定されるため、議論の流れの中で公開範囲がバラバラに設定される可能性を抑えることができる。
図5(B)は、公開範囲設定の選択334において公開範囲設定が選択されたときの、掲示板システム200の対象発言選択部203の処理を示すフローチャートである。図5(A)で説明した処理のみでは、公開範囲設定の選択334を利用者が変更してしまうと、議論の流れの中で公開範囲がバラバラに設定されて閲覧者によって議論が歯抜けで表示されることまでは防ぎきれない。そこで、利用者からの公開範囲設定の選択を受けると、対象発言選択部203は選択した公開範囲設定に含まれる利用者のリストを抽出する(ステップS551)。また、対象発言の発言ID330を元に、対象発言の公開範囲設定を取得し(ステップS552)、その公開範囲設定に含まれる利用者のリストも抽出する(ステップS553)。ステップS551で抽出した利用者のリストと、ステップS553で抽出した利用者のリストとを比較し、ステップS551で抽出した利用者のリストの方が広い場合、議論が歯抜けで表示される利用者が存在すると判断する(ステップS554)。ステップS551で抽出した利用者のリストの方が広いかどうかは、ステップS551で抽出した利用者のリストに含まれ、かつステップS553で抽出した利用者のリストに含まれない利用者が存在するか否かで判断する。図4の例で対象発言の発言IDが「5」で、公開範囲設定の選択334において「議論参加者に公開」を選択した場合を例にする。この場合、ステップS551で抽出した利用者のリストは、議論に参加している利用者全てになり、「A」「B」「C」「D」を含む。一方、ステップS553で抽出した利用者のリストは、発言ID「5」の公開範囲405が「発言対象者のみ」であるため、発言者「B」と対象発言の発言者「D」のみになる。すると、ステップS551で抽出した利用者のリストに「A」や「C」が含まれる一方で、ステップS553で抽出した利用者のリストには含まれないため、対象発言選択部203は議論が歯抜けで表示される利用者が存在すると判断する。ステップS554で議論が歯抜けで表示される利用者が存在すると判断された場合、ステップS555に進み、対象発言の対象発言を取得する。前述の例では、発言ID401が「5」の発言の対象発言403「2」を取得する。そして、取得した対象発言の対象発言に、対象発言を置き換えて設定する(ステップS555)。つまり、新規発言の公開範囲の方が広い場合には、対象発言を遡って設定することになる。ステップS555で対象発言を置き換えると、置き換えた対象発言を元に再びステップS552からの処理を繰り返す。前述の例では、対象発言の発言IDを「2」としてステップS552からの処理を繰り返す。発言ID「2」の公開範囲405が「全体に公開」であるため、公開範囲設定の選択334で選択されている「議論参加者に公開」より広い。よって、ステップS554で議論が歯抜けで表示される利用者は存在しないと判断され、ステップS557に進む。ステップS557では、ステップS555を経由して対象発言が変更となった場合に、対象発言との関連性を示す発言属性を対象発言の発言属性に合わせて変更し、処理を終了する。すると、公開範囲が対象発言の設定よりも広く設定される場合、設定した公開範囲以上で公開範囲が設定されている発言まで、対象発言を遡って設定する。これにより、議論の流れの中で公開範囲がバラバラに設定されて閲覧者(ユーザ)によって議論が歯抜けで表示されることを防ぐことができる。
以上、詳細に説明した本発明を適用できる本実施形態では、対象発言が選択された際に新規発言の公開範囲のデフォルト設定を対象発言の公開範囲と同等に設定するため、議論の流れの中で公開範囲がバラバラに設定される可能性を抑えることができる。また、公開範囲設定を利用者がデフォルト値から変更した際に、設定した公開範囲以上で公開範囲が設定されている発言まで対象発言を遡って設定するため、閲覧者によって議論が歯抜けで表示されることを防ぐことができる。
即ち、複数の発言が含まれていて、第1の発言が公開、第2の発言(引用元は第1の発言)及び第3の発言(引用元は第2の発言)が非公開であるような発言グループがあった場合に、第3の発言が公開されると、第3の発言の引用元が第2の発言から第1の発言へと変更されることになる。
(実施例2)
第一の実施例においては、利用者が新規に発言を行う際に、対象発言よりも広い公開範囲で発言されないように処理を行った。しかし、利用者が発言する内容は、必ずしも対象発言の公開範囲だけを考慮すれば良いとは限らない。議論ツリーの対象発言以外のノードから発言を引用することもあり、不用意に引用すれば引用元の公開範囲を超えて引用元の発言が発信されてしまうこともあり得る。そこで本実施例では、議論ツリーのノードから発言が引用される際の、掲示板システム200の引用部の公開範囲を制御する処理について説明する。
本実施例のシステム全体の概略図、及びソフトウェア構成図は、図1乃至図2とほぼ同一である。掲示板システム200によって提供される画面表示例も図3と同一であるが、本実施例において特徴的な部分を、図6を用いて説明する。注目ノード表示600、発言表示610は、図3における掲示板システムの画面300の注目ノード表示302、発言表示303にそれぞれ相当する。利用者は、議論ツリーのノードから発言を引用するとき、引用したい発言601の引用箇所603をポインティングデバイスのドラッグアンドドロップ操作などにより指定する。ここで、掲示板システム200のメニューからコピー操作が選択されると、掲示板システム200は指定された引用箇所603の情報をコピー領域に保存する。コピー操作は、「Ctrl+C」などのショートカット・キーに対応させても良い。図7は、掲示板システム200がコピー領域に保存する情報の一例である。700はコピー領域を示し、一般にはOSによって提供されるクリップボードの領域を使用する。掲示板システム200は、コピー操作が実行されると、コピー領域700に引用コマンド701と引用文702を保存する。引用コマンド701は、引用元発言601の発言ID602(図6の例では「27」)を含み、引用文であることを示す。引用文702は、引用箇所603のテキスト・データである。なお、図7の例では、保存形式をテキスト・データとしているが、XML形式など他の形式で保存しても良い。コピーした発言を新規の発言に貼りつけるとき、利用者は入力欄611を選択し、掲示板システム200のメニューから貼り付け操作を選択する。貼り付け操作が選択されると、掲示板システム200はコピー領域700に保存された情報を、入力欄611にコピーする。貼り付け操作は、「Ctrl+V」などのショートカット・キーに対応させても良い。図6の発言表示610は、貼り付け操作が行われた後の状態である。ここで掲示板システム200は、引用コマンド701も含んで入力欄611にコピーするが、引用コマンド701は非表示にしている。これにより、引用していることを示す引用コマンド701が不用意に削除されることを防ぐ。引用箇所612は、引用文702をそのまま、或いは網掛けや文字色などで装飾を施して表示する。利用者によって送信指示ボタンが押下されたとき、入力欄611に入力された新規発言を、引用コマンド701も含んで発言情報保持部201が保持する発言情報テーブル400へ追加する。
一方、掲示板システム200の発言表示生成手段206が発言情報保持部201の保持する発言を表示するとき、引用コマンド701を含む場合には、発言の公開範囲405だけでなく引用元発言の公開範囲も考慮して表示可否を判断する。発言の公開範囲405に利用者が含まれる場合は、該発言の表示は可能である。しかし、引用コマンド701を含む場合には、引用文702が表示可能かを追加で判断する。まず、含まれる引用コマンド701から引用元の発言IDを特定する。図7の例では、引用元の発言IDは「27」である。そして、発言情報保持部201が保持する発言情報テーブル400を参照し、該発言IDから引用元発言の公開範囲405を取得する。引用元発言の公開範囲405に利用者が含まれる場合、発言表示生成手段206は該発言を全て表示可能と判断し、表示情報を生成する。引用元発言の公開範囲405に利用者が含まれない場合には、引用文702の表示権限がないと判断し、引用文702を除いて表示情報を生成する。このとき、発言から引用文702のみを隠蔽するようにしても良いし、引用文702を含む文を丸ごと隠蔽するようにしても良い。これにより、引用元の発言の表示権限がない利用者が閲覧したときに、引用元の発言が表示されないようにすることができる。
以上、詳細に説明した本発明を適用できる本実施形態では、発言を引用する際に引用元の発言IDを含む引用コマンドが自動的に付加され、引用コマンドを含む発言は引用元の公開範囲設定をも参照して表示可否を判断する。そのため、不用意に発言が引用されて引用元の公開範囲を超えて引用元の発言が発信されてしまうことを防ぐことができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 サーバー
110 クライアント
111 クライアント
112 クライアント
120 通信回線
200 掲示板システム
300 掲示板システムの画面
400 発言情報テーブル

Claims (7)

  1. 公開されている第1の発言と、前記第1の発言を引用した非公開の第2の発言と、前記第2の発言を引用した非公開の第3の発言を有する発言グループのうち、前記第3の発言を公開する公開手段と、
    前記第3の発言の公開に伴い、前記第3の発言の引用元を前記第2の発言から前記第1の発言へと変更する変更手段とを有することを特徴とする装置。
  2. 前記発言グループの表示が指示されると、前記第1の発言のみが表示され、
    前記変更手段での変更の後は前記第1の発言及び前記第3の発言及び前記第3の発言の引用元が前記第1の発言であることを表示することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 発言の公開範囲を設定する設定手段を有し、
    発言が公開されているとは、発言の公開範囲にあるユーザが含まれており、
    発言が非公開であるとは、発言の公開範囲にそのユーザが含まれていないことを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 公開されている第1の発言と、前記第1の発言を引用した非公開の第2の発言と、前記第2の発言を引用した非公開の第3の発言を有する発言グループのうち、前記第3の発言を公開する公開手段と、
    前記第3の発言の公開に伴い、前記第3の発言の引用元を前記第2の発言から前記第1の発言へと変更する変更手段とを有することを特徴とする方法。
  5. 前記発言グループの表示が指示されると、前記第1の発言のみが表示され、
    前記変更手段での変更の後は前記第1の発言及び前記第3の発言及び前記第3の発言の引用元が前記第1の発言であることを表示することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 発言の公開範囲を設定する設定手段を有し、
    発言が公開されているとは、発言の公開範囲にあるユーザが含まれており、
    発言が非公開であるとは、発言の公開範囲にそのユーザが含まれていないことを特徴とする請求項4又は5に記載の方法。
  7. 請求項4乃至6の何れか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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