JP2014138193A - アンテナ装置 - Google Patents

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優 小島
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Abstract

【課題】簡単な構造でアンテナの小型化およびマルチバンド化を図ること。
【解決手段】回路基板101、給電点102、給電部103、第1アンテナ素子104、メアンダ105、第2アンテナ素子106、短絡部107、第1無給電素子108を備える。第1周波数帯f1においては、第1アンテナ素子104がアンテナとして動作する。第2周波数帯f2においては、第1アンテナ素子104からメアンダ105を介した第2アンテナ素子106までの素子がアンテナとして動作する。第3周波数帯f3においては、第1無給電素子108がアンテナとして動作する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置に関し、例えば、携帯型無線端末に適用して好適なものである。
今後の移動通信システムの動向として、より快適な通信環境を実現するために、使用する周波数帯の拡張または追加、更には新規通信サービスの提供が挙げられる。これに伴い、携帯型無線端末用アンテナは大型化または新規アンテナの追加を必要とする傾向にある。
しかしながら、近年では、携帯型無線端末等の通信装置は普及の一途をたどり、モバイル性、デザイン性等の観点から通信装置の更なる小型化が要望されている。このため、アンテナにおいても小型化の実現が必要となる。一般にアンテナの小型化は、放射効率の低下や狭帯域化を招くことが知られている。
従来、アンテナのマルチバンド化技術として、特許文献1に開示されたものがある。以下、この特許文献1に開示された内容について説明する。
特許文献1のアンテナ装置は、複数のアンテナエレメントから構成され、各アンテナエレメント長は異なる周波数で共振する長さに調整されている。
このように特許文献1のアンテナ装置は、各アンテナエレメントのエレメント長を異なる周波数で共振する長さとすることにより、マルチバンド化を図っている。
特開2007-123982号公報
しかしながら、特許文献1のアンテナ装置は、各共振周波数に応じた複数のアンテナエレメントを用いるため、小型化が困難である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、モノポールアンテナにメアンダを接続して素子を分岐させると共に片側を短絡した無給電素子を用いることにより小型化およびマルチバンド化を実現するアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明のアンテナ装置は、第1アンテナ素子、メアンダ、第2アンテナ素子、第1無給電素子を備え、第1周波数帯においては、第1アンテナ素子がアンテナとして動作し、第2周波数帯においては、第1アンテナ素子からメアンダを介した第2アンテナ素子までの素子がアンテナとして動作し、第3周波数帯では、第1無給電素子がアンテナとして動作する構成を採る。
この構成によれば、アンテナ装置の小型化およびマルチバンド化を図ることができる。
上記構成において、第2周波数帯において動作する第1アンテナ素子からメアンダを介した第2アンテナ素子までの素子長は1/4波長よりも短い、並列にインダクタを接続することにした。これにより、整合が取得できるような長さにし、第1周波数帯において動作する第1アンテナ素子の素子長は略1/4波長とし、素子長により整合が取得できるような長さにし、第3周波数帯において動作する第1無給電素子の素子長は並列にキャパシタを接続することにより整合を取得できる長さとする。
この構成によれば、アンテナ装置の小型化およびマルチバンド化を図ることができる。
上記構成において、アンテナ素子を筐体厚み方向の端面に配置する。
この構成によれば、アンテナ素子が各種電子部品から離れるため、アンテナ装置の小型化、マルチバンド化および高性能化を図ることができる。
上記構成において、第1無給電素子と第1アンテナ素子を並行に配置する。
この構成によれば、第1無給電素子と第1アンテナ素子に流れる電流の向きは同一方向となるため、アンテナ装置の小型化、マルチバンド化および高性能化を図ることができる。
上記構成において、第2無給電素子を追加する。
この構成によれば、第2無給電素子の素子長に応じた新たな周波数帯で共振するため、アンテナ装置の小型化、マルチバンド化および高性能化を図ることができる。
上記構成において、メアンダをチップインダクタ、フィルタ回路または空芯コイルに変更する。
この構成によれば、アンテナ装置の小型化およびマルチバンド化を図ることができる。
本発明によれば、簡単な構造でアンテナの小型化およびマルチバンド化を実現することができる。
本発明実施の形態1に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図 本発明実施の形態2に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図 本発明実施の形態2に係る第2周波数帯f2における整合取得前のインピーダンス特性の概略を示すアドミタンスチャート 本発明実施の形態2に係る第1周波数帯f1におけるインピーダンス特性の概略を示すアドミタンスチャート 本発明実施の形態2に係る第3周波数帯f3における整合取得前のインピーダンス特性の概略を示すアドミタンスチャート 本発明実施の形態3に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図 本発明実施の形態3に係るインピーダンス特性の概略を示すアドミタンスチャート 本発明実施の形態3に係る整合回路の概略図 本発明実施の形態4に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図 本発明実施の形態5に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図 本発明実施の形態5に係るインピーダンス特性の概略図 本発明実施の形態6に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図 本発明実施の形態7に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図 本発明実施の形態8に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一の構成または機能を有する構成要素および相当部分には、同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明実施の形態1に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。図1に示すように、本実施の形態1に係るアンテナ装置100は、回路基板101、給電点102、給電部103、第1アンテナ素子104、メアンダ105、第2アンテナ素子106、短絡部107、第1無給電素子108を備えている。
図1において、回路基板101はアンテナ装置100のグランドであり、図示しない無線回路等が実装される。給電点102は、回路基板101に接続される。給電部103は、給電点102に接続される。第1アンテナ素子104は、給電部103に接続される。メアンダ105は、第1アンテナ素子104から分岐するように接続される。第2アンテナ素子106は、メアンダ105に接続される。短絡部107は、回路基板101に接続される。第1無給電素子108は、短絡部107に接続される。
次に、本実施の形態1に係るアンテナ装置の第1周波数帯f1、第2周波数帯f2および第3周波数帯f3における動作について説明する。ここで、第1周波数帯f1および第2周波数帯f2は、f2<f1の関係にあり、メアンダ105は、第2周波数帯f2の電流を通過させ、第1周波数帯f1の電流を遮断させるインダクタ成分を有する。また、第1アンテナ素子104からメアンダ105を介した第2アンテナ素子106までの素子長は第2周波数帯f2で共振する長さとする。
このアンテナ装置100において、第1アンテナ素子104は給電部103から給電される。第1周波数帯f1では、メアンダ105は、第1周波数帯f1の電流を遮断させることから、第1アンテナ素子104と第2アンテナ素子106は電気的に遮断される。このため、第1周波数帯f1においては、第1アンテナ素子104がアンテナとして動作する。第2周波数帯f2では、メアンダ105は、第2周波数帯f2の電流を通過させることから、第1アンテナ素子104と第2アンテナ素子106は電気的に接続される。また、第1アンテナ素子104からメアンダ105を介した第2アンテナ素子106までの素子長は第2周波数帯f2で共振する長さである。このため、第2周波数帯f2においては、第1アンテナ素子104からメアンダ105を介した第2アンテナ素子106までの素子がアンテナとして動作する。第3周波数帯f3では、第1アンテナ素子104に近接して配置された第1無給電素子108を適用する。第1無給電素子108は、第1アンテナ素子104と電磁結合され、第1無給電素子108の素子長に応じた電流が誘起される。このように、第3周波数帯f3においては、第1無給電素子108がアンテナとして動作する。なお、上記第1無給電素子108に第3周波数帯f3の電流が誘起され、第3周波数帯f3におけるアンテナ特性を確保することが可能であれば、その形状、サイズ、給電素子との間隔、配置位置および回路基板への短絡の有無は問わない。
このようにアンテナ装置100は、メアンダを設けることにより素子の一部を兼用すると共に素子の物理的寸法を縮小し、小型化を図っている。また、メアンダと共に無給電素子を設けることによりマルチバンド化を図っている。
上述のように、本実施の形態1に係るアンテナ装置100によれば、小型化およびマルチバンド化を実現するアンテナ装置を提供することができる。
(実施の形態2)
本発明実施の形態2は、既に説明した本発明実施の形態1におけるアンテナ素子長を規定した点に特徴がある。
図2は、本発明実施の形態2に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。図2に示すように、本実施の形態2に係るアンテナ装置200は、回路基板101、給電点102、給電部103、第1アンテナ素子104、メアンダ105、第2アンテナ素子106、短絡部107、第1無給電素子108を備えている。
次に、本実施の形態2に係るアンテナ装置の第1周波数帯f1、第2周波数帯f2および第3周波数帯f3における動作について説明する。ここで、第1周波数帯f1、第2周波数帯f2および第3周波数帯f3は、f2<f1<f3の関係にあり、メアンダ105は、第2周波数帯f2の電流を通過させ、第1周波数帯f1の電流を遮断させるインダクタ成分を有する。
第1周波数帯f1においては、第1アンテナ素子104がアンテナとして動作する。第2周波数帯f2においては、第1アンテナ素子104からメアンダ105を介した第2アンテナ素子106までの素子がアンテナとして動作する。第3周波数帯f3においては、第1無給電素子108がアンテナとして動作する。
図3は、第2周波数帯f2における整合取得前のインピーダンス特性300の概略を示すアドミタンスチャートである。図3に示すように、素子長は1/4波長よりも短い、並列にインダクタを接続することにより整合が取得できるような長さにする。これにより、第2周波数帯f2よりも周波数が高い第1周波数帯f1および第3周波数帯f3への影響を抑制しながら第2周波数帯f2の整合を取得することが可能となる。
図4は、第1周波数帯f1におけるインピーダンス特性400の概略を示すアドミタンスチャートである。図4に示すように、素子長は略1/4波長とし、素子長により整合が取得できるような長さにする。
図5は、第3周波数帯f3における整合取得前のインピーダンス特性500の概略を示すアドミタンスチャートである。図5に示すように、第1無給電素子108を第1アンテナ素子104と電磁結合するように配置し、第1無給電素子108の素子長を調整すると共振点付近で小さな円を描く(キンク)特性になる。これに並列にキャパシタを接続することにより整合を取得する。これにより、第3周波数帯f3よりも周波数が低い第1周波数帯f1および第2周波数帯f2への影響を抑制しながら第3周波数帯f3の整合を取得することが可能となる。なお、整合回路は図示しない給電点102と給電部103の間に設ければよい。
このようにアンテナ装置200は、各アンテナ素子を所定の長さにし、所定の整合回路を用いることにより小型化およびマルチバンド化を図っている。
上述のように、本実施の形態2に係るアンテナ装置200によれば、小型化およびマルチバンド化を実現するアンテナ装置を提供することができる。
(実施の形態3)
本発明実施の形態3は、既に説明した本発明実施の形態1または実施の形態2におけるアンテナ素子を筐体厚み方向の端面に配置した点に特徴がある。
図6は、本発明実施の形態3に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。図6に示すように、本実施の形態3に係るアンテナ装置600は、回路基板101、給電点102、給電部103、第1アンテナ素子104、メアンダ105、第2アンテナ素子106、短絡部107、第1無給電素子108、筐体601を備えている。
図6において、筐体601内には図示しない情報を表示するディスプレイや電池等の各種電子部品が備えられている。
第1アンテナ素子104、メアンダ105、第2アンテナ素子106および第1無給電素子108は、筐体601の厚み方向の端面に構成される。これにより、アンテナ素子が各種電子部品から離れるため、高性能化を図ることが可能となる。また、筐体を手で保持して使用する際においても、アンテナ素子が手から離れた位置となるため、手保持による特性劣化も軽減される。
このようにアンテナ装置600は、アンテナ素子を筐体厚み方向の端面に配置することにより、高性能化を図っている。
次に、本実施の形態3に係るアンテナ装置の整合について説明する。一例として、第1周波数帯f1は1.5GHz帯、第2周波数帯f2は800MHz帯、第3周波数帯f3は2GHz帯とする。第1周波数帯f1で動作する第1アンテナ素子104と第2周波数帯f2で動作する第1アンテナ素子104からメアンダ105を介した第2アンテナ素子106は、同一面に配置されるため、近接している。
一般に、アンテナを近接して配置すると、素子間相互結合が生じるため、アンテナの帯域幅が狭くなることが知られている。1.5GHz帯向け素子と800MHz帯向け素子においては、周波数差が少ないため、近接配置すると素子間結合は強く生じる。
この近接配置による狭帯域化の影響を低減するための整合回路として、第2周波数帯f2で用いるインダクタは、インダクタおよびキャパシタを用いて構成する。例えば、第2周波数帯f2の整合取得において4nHのインダクタが必要な場合、10nHのインダクタと6pFのキャパシタを直列に接続して構成すれば、第2周波数帯f2においては4nH程度のインダクタとして動作し、第1周波数帯f1においては8nH程度のインダクタとして動作させることが可能となる。これにより、第1周波数帯f1への影響を更に抑制しながら第2周波数帯f2の整合を取得することが可能となる。
図7は、整合を取得したときのインピーダンス特性700の概略を示すアドミタンスチャートである。
図8は、インピーダンス特性700を取得した整合回路である。図8に示すように、整合回路800は、インダクタ801、キャパシタ802、キャパシタ803を備えている。インダクタ801とキャパシタ802を直列に接続し、アンテナとグランド間にシャントに接続した回路は、主として第2周波数帯f2の整合を取得するために用いる。アンテナとグランド間にシャントに接続したキャパシタ803は、主として第3周波数帯f3の整合を取得するために用いる。ここで、インダクタ801を10nH、キャパシタ802を6pFとして、第2周波数帯f2の整合取得に必要な4nH程度のインダクタを構成している。第1周波数帯f1においては8nH程度のインダクタとなるため、第2周波数帯f2と比較して本整合回路が第1周波数帯f1に与える影響は小さい。キャパシタ803は、1.6pFとしている。なお、第2周波数帯f2向けの定数と整合回路は一例であり、第1周波数帯f1への影響を抑制し、整合を取得することが可能であれば、その定数および回路構成は問わない。同様に、第3周波数帯f3向けの整合回路においても第1周波数帯f1への影響を抑制し、整合を取得することが可能であれば、その定数および回路構成は問わない。
上述のように、本実施の形態3に係るアンテナ装置600によれば、小型化、マルチバンド化および高性能化を実現するアンテナ装置を提供することができる。
(実施の形態4)
本発明実施の形態4は、既に説明した本発明実施の形態1から実施の形態3における給電素子と無給電素子を並行に配置した点に特徴がある。
図9は、本発明実施の形態4に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。図9に示すように、本実施の形態4に係るアンテナ装置900は、回路基板101、給電点102、給電部103、第1アンテナ素子104、メアンダ105、第2アンテナ素子106、短絡部107、第1無給電素子108を備えている。
次に、本実施の形態4に係るアンテナ装置の第1周波数帯f1、第2周波数帯f2および第3周波数帯f3における動作について説明する。ここで、第1周波数帯f1、第2周波数帯f2および第3周波数帯f3は、f2<f1<f3の関係にあり、メアンダ105は、第2周波数帯f2の電流を通過させ、第1周波数帯f1の電流を遮断させるインダクタ成分を有する。
第1周波数帯f1においては、第1アンテナ素子104がアンテナとして動作する。第2周波数帯f2においては、第1アンテナ素子104からメアンダ105を介した第2アンテナ素子106までの素子がアンテナとして動作する。第3周波数帯f3においては、第1無給電素子108がアンテナとして動作する。
第1無給電素子108と第1アンテナ素子104は、並行に構成される。これにより、第1無給電素子108と第1アンテナ素子104は強い電磁結合を有し、第3周波数帯f3は広帯域化される。また、第1無給電素子108と第1アンテナ素子104に流れる電流の向きは同一方向であるため、第3周波数帯f3におけるアンテナの特性劣化を抑制することが可能となる。
このようにアンテナ装置900は、給電素子と無給電素子を並行に配置することにより、高性能化を図っている。
上述のように、本実施の形態4に係るアンテナ装置900によれば、小型化、マルチバンド化および高性能化を実現するアンテナ装置を提供することができる。
(実施の形態5)
本発明実施の形態5は、既に説明した本発明実施の形態1から実施の形態4におけるアンテナ装置に無給電素子を追加した点に特徴がある。
図10は、本発明実施の形態5に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。図10に示すように、本実施の形態5に係るアンテナ装置1000は、回路基板101、給電点102、給電部103、第1アンテナ素子104、メアンダ105、第2アンテナ素子106、短絡部107、第1無給電素子108、第2無給電素子1001を備えている。
図10において、第2無給電素子1001は、回路基板101に接続される。
第2無給電素子1001は、第1周波数帯f1で動作する第1アンテナ素子104、または第2周波数帯f2で動作する第1アンテナ素子104からメアンダ105を介した第2アンテナ素子106までの素子と電磁結合され、第2無給電素子1001の素子長に応じた新たな周波数帯f4で共振する。例えば、新たな周波数帯f4が、第2周波数帯f2の近傍であれば、第2周波数帯f2の帯域を広げることが可能となる。なお、第2無給電素子1001の長さが不足する場合は、第2無給電素子1001の根元に図示しないインダクタを直列に接続して電気長を伸長してもよい。
このようにアンテナ装置1000は、無給電素子を追加することにより、高性能化を図っている。
図11に、一例として、第1周波数帯f1を1.5GHz帯、第2周波数帯f2を800MHz帯、第3周波数帯f3を2GHz帯、第4周波数帯f4を第2周波数帯f2の近傍としたときのインピーダンス特性1100の概略を示す。ここで、点線は第2無給電素子1001が無いとき、実線は第2無給電素子1001を追加したときの特性である。図11に示すように、第2無給電素子1001を追加することにより、第2周波数帯f2を広帯域化することが可能となる。
上述のように、本実施の形態5に係るアンテナ装置1000によれば、小型化、マルチバンド化および高性能化を実現するアンテナ装置を提供することができる。
(実施の形態6)
本発明実施の形態6は、既に説明した本発明実施の形態1から実施の形態5におけるメアンダをチップインダクタに変更した点に特徴がある。
図12は、本発明実施の形態6に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。図12に示すように、本実施の形態6に係るアンテナ装置1200は、回路基板101、給電点102、給電部103、第1アンテナ素子104、第2アンテナ素子106、短絡部107、第1無給電素子108、チップインダクタ1201を備えている。
図12において、チップインダクタ1201は、第1アンテナ素子104から分岐するように接続される。第2アンテナ素子106は、チップインダクタ1201に接続される。
次に、本実施の形態6に係るアンテナ装置の第1周波数帯f1、第2周波数帯f2および第3周波数帯f3における動作について説明する。ここで、第1周波数帯f1および第2周波数帯f2は、f2<f1の関係にあり、チップインダクタ1201は、第2周波数帯f2の電流を通過させ、第1周波数帯f1の電流を遮断させるインダクタ成分を有する。また、第1アンテナ素子104からチップインダクタ1201を介した第2アンテナ素子106までの素子長は第2周波数帯f2で共振する長さとする。
このアンテナ装置1200において、第1アンテナ素子104は給電部103から給電される。第1周波数帯f1では、チップインダクタ1201は、第1周波数帯f1の電流を遮断させることから、第1アンテナ素子104と第2アンテナ素子106は電気的に遮断される。このため、第1周波数帯f1においては、第1アンテナ素子104がアンテナとして動作する。第2周波数帯f2では、チップインダクタ1201は、第2周波数帯f2の電流を通過させることから、第1アンテナ素子104と第2アンテナ素子106は電気的に接続される。また、第1アンテナ素子104からチップインダクタ1201を介した第2アンテナ素子106までの素子長は第2周波数帯f2で共振する長さである。このため、第2周波数帯f2においては、第1アンテナ素子104からチップインダクタ1201を介した第2アンテナ素子106までの素子がアンテナとして動作する。第3周波数帯f3では、第1アンテナ素子104に近接して配置された第1無給電素子108を適用する。第1無給電素子108は、第1アンテナ素子104と電磁結合され、第1無給電素子108の素子長に応じた電流が誘起される。このように、第3周波数帯f3においては、第1無給電素子108がアンテナとして動作する。
なお、チップインダクタ1201は一例であり、第2周波数帯f2の電流を通過させ、第1周波数帯f1の電流を遮断させることが可能であれば、フィルタ回路やプリントコイル等で構成してもよい。
このようにアンテナ装置1200は、チップインダクタおよび無給電素子を設けることにより小型化およびマルチバンド化を図っている。
上述のように、本実施の形態6に係るアンテナ装置1200によれば、小型化およびマルチバンド化を実現するアンテナ装置を提供することができる。
(実施の形態7)
本発明実施の形態7は、既に説明した本発明実施の形態1から実施の形態5におけるメアンダをフィルタ回路に変更し、給電素子の開放端に接続した点に特徴がある。
図13は、本発明実施の形態7に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。図13に示すように、本実施の形態7に係るアンテナ装置1300は、回路基板101、給電点102、給電部103、第1アンテナ素子104、第2アンテナ素子106、短絡部107、第1無給電素子108、フィルタ回路1301を備えている。
図13において、フィルタ回路1301は、第1アンテナ素子104の開放端に接続される。第2アンテナ素子106は、フィルタ回路1301に接続される。
次に、本実施の形態7に係るアンテナ装置の第1周波数帯f1、第2周波数帯f2および第3周波数帯f3における動作について説明する。ここで、第1周波数帯f1および第2周波数帯f2は、f2<f1の関係にあり、フィルタ回路1301は、第2周波数帯f2の電流を通過させ、第1周波数帯f1の電流を遮断させる直列共振回路、並列共振回路、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ、またはバンドリジェクトフィルタ等のフィルタ回路から構成される。
このアンテナ装置1300において、第1アンテナ素子104は給電部103から給電される。第1周波数帯f1では、フィルタ回路1301は、第1周波数帯f1の電流を遮断させることから、第1アンテナ素子104と第2アンテナ素子106は電気的に遮断される。このため、第1周波数帯f1においては、第1アンテナ素子104がアンテナとして動作する。第2周波数帯f2では、フィルタ回路1301は、第2周波数帯f2の電流を通過させることから、第1アンテナ素子104と第2アンテナ素子106は電気的に接続される。このため、第2周波数帯f2においては、第1アンテナ素子104からフィルタ回路1301を介した第2アンテナ素子106までの素子がアンテナとして動作する。第3周波数帯f3では、第1アンテナ素子104に近接して配置された第1無給電素子108を適用する。第1無給電素子108は、第1アンテナ素子104と電磁結合され、第1無給電素子108の素子長に応じた電流が誘起される。このように、第3周波数帯f3においては、第1無給電素子108がアンテナとして動作する。
このようにアンテナ装置1300は、フィルタ回路および無給電素子を設けることにより小型化およびマルチバンド化を図っている。
上述のように、本実施の形態7に係るアンテナ装置1300によれば、小型化およびマルチバンド化を実現するアンテナ装置を提供することができる。
(実施の形態8)
本発明実施の形態8は、既に説明した本発明実施の形態1から実施の形態5におけるメアンダおよび第2アンテナ素子を空芯コイルに変更し、第1アンテナ素子の開放端に接続した点に特徴がある。
図14は、本発明実施の形態8に係るアンテナ装置の構成を示す概略斜視図である。図14に示すように、本実施の形態8に係るアンテナ装置1400は、回路基板101、給電点102、給電部103、第1アンテナ素子104、短絡部107、第1無給電素子108、空芯コイル1401を備えている。
図14において、空芯コイル1401は、第1アンテナ素子104の開放端に接続される。
次に、本実施の形態8に係るアンテナ装置の第1周波数帯f1、第2周波数帯f2および第3周波数帯f3における動作について説明する。ここで、第1周波数帯f1および第2周波数帯f2は、f2<f1の関係にあり、空芯コイル1401は、第2周波数帯f2の電流を通過させ、第1周波数帯f1の電流を遮断させるインダクタ成分を有する。また、第1アンテナ素子104から空芯コイル1401までの素子長は第2周波数帯f2で共振する長さとする。
このアンテナ装置1400において、第1アンテナ素子104は給電部103から給電される。第1周波数帯f1では、空芯コイル1401は、第1周波数帯f1の電流を遮断させることから、第1アンテナ素子104と空芯コイル1401は電気的に遮断される。このため、第1周波数帯f1においては、第1アンテナ素子104がアンテナとして動作する。第2周波数帯f2では、空芯コイル1401は、第2周波数帯f2の電流を通過させることから、第1アンテナ素子104と空芯コイル1401は電気的に接続される。このため、第2周波数帯f2においては、第1アンテナ素子104および空芯コイル1401がアンテナとして動作する。第3周波数帯f3では、第1アンテナ素子104に近接して配置された第1無給電素子108を適用する。第1無給電素子108は、第1アンテナ素子104と電磁結合され、第1無給電素子108の素子長に応じた電流が誘起される。このように、第3周波数帯f3においては、第1無給電素子108がアンテナとして動作する。
空芯コイル1401は、高い周波数帯の電流を遮断すると共に、低い周波数帯の電気長を確保するという機能を有するが、高周波数帯の電流を確実に遮断するために、空芯コイル1401の前段にインダクタまたはフィルタ回路等を配置してもよい。また、同様の機能を有するプリントコイルを空芯コイル1401の代わりに用いてもよい。
このようにアンテナ装置1400は、空芯コイルおよび無給電素子を設けることにより小型化およびマルチバンド化を図っている。
上述のように、本実施の形態7に係るアンテナ装置1400によれば、小型化およびマルチバンド化を実現するアンテナ装置を提供することができる。
本発明に係るアンテナ装置は、簡単な構造で小型化、広帯域化およびマルチバンド化を図ることができるため、携帯型無線端末におけるアンテナ装置として有用である。
100,200,600,900,1000,1200,1300,1400 アンテナ装置
101 回路基板
102 給電点
103 給電部
104 第1アンテナ素子
105 メアンダ
106 第2アンテナ素子
107 短絡部
108 第1無給電素子
300,400,500,700,1100 インピーダンス特性
601 筐体
800 整合回路
1001 第2無給電素子
1201 チップインダクタ
1301 フィルタ回路
1401 空芯コイル

Claims (7)

  1. 回路基板に接続される給電部と、
    前記給電部に接続される第1アンテナ素子と、
    前記第1アンテナ素子にメアンダを介して接続される第2アンテナ素子と、
    前記第1アンテナ素子に近接して配置される第1無給電素子と、を備え、
    第1周波数帯f1では前記第1アンテナ素子がアンテナとして動作し、
    第2周波数帯f2では前記第1アンテナ素子から前記メアンダを介した前記第2アンテナ素子までの素子がアンテナとして動作し、
    第3周波数帯f3では前記第1無給電素子がアンテナとして動作することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1周波数帯f1で動作する放射素子は、前記第1周波数帯f1の略1/4波長の長さを有し、
    前記第2周波数帯f2で動作する放射素子は、前記第2周波数帯f2の1/4波長よりも短い長さを有することを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1アンテナ素子、前記メアンダ、前記第2アンテナ素子および前記第1無給電素子が筐体厚み方向の端面に配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ装置であって、
    前記第1無給電素子が前記第1アンテナ素子と並行に配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のアンテナ装置であって、
    第2無給電素子をさらに備え、
    前記第2無給電素子は、新たな周波数帯f4で共振することを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアンテナ装置であって、
    メアンダに代えてプリントコイル、空芯コイル、またはチップインダクタ等のインダクタ成分を有するものを備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアンテナ装置であって、
    メアンダに代えてフィルタ回路を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
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