JP2014134641A - 弦楽器の練習具 - Google Patents
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Abstract
【課題】
ビブラートをかける角度は、演奏者の手の形、大きさ、指の長さ、筋肉の柔軟さによってかかりやすい角度がある。バイオリンで、ビブラートをかける角度を変える練習を行うことは困難である。また、多くの演奏者は、人差し指、中指、薬指、小指でビブラートをかける際各指で角度が違うこともよくある。本発明は、バイオリンを弾く際、演奏者の意図する音をビブラートをかける角度を変え又 各指のビブラートの角度を統一するためのトレーニング器を提供するものである。
【解決手段】
バイオリンを模った本体に、本体1を設け、前記本体1に基板2,摺動基板3を任意の角度で挿入する。それぞれの間に案内体A5と案内体B6を挟設する。
案内体の角度は、任意の角度に変えることができる。
【選択図】図1
ビブラートをかける角度は、演奏者の手の形、大きさ、指の長さ、筋肉の柔軟さによってかかりやすい角度がある。バイオリンで、ビブラートをかける角度を変える練習を行うことは困難である。また、多くの演奏者は、人差し指、中指、薬指、小指でビブラートをかける際各指で角度が違うこともよくある。本発明は、バイオリンを弾く際、演奏者の意図する音をビブラートをかける角度を変え又 各指のビブラートの角度を統一するためのトレーニング器を提供するものである。
【解決手段】
バイオリンを模った本体に、本体1を設け、前記本体1に基板2,摺動基板3を任意の角度で挿入する。それぞれの間に案内体A5と案内体B6を挟設する。
案内体の角度は、任意の角度に変えることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は弦楽器演奏のトレーニングに関するものである。
弦楽器のビブラートの練習具として、特開2006−251802号公報があった。ビブラートは弦を押さえる位置を細かく振動させて音をふるわせる技術である。この練習具は弦楽器の本体にたいしてビブラートのスライド角度が、1方向だけであった。
従来のビブラートの練習具は左手の往復運動がいつも弦に対して同じ角度であり、ビブラートの方向が一定であるので、バイオリンの多様な音色を出す効果的な練習に結びつかなかった。本発明は、ビブラートを行う手の往復運動の角度を調節して、さらに効果的なビブラートのトレーニングをすることを目的とする。
本発明は、本体に固定された基板を設け、前記基板にガイド体に案内されて摺動する摺動基板を設け、摺動基板を案内するガイド体の角度を変更する角度変更手段をもうけたものである。ガイド体の角度を変更して、指板に指をセットしてガイド体に沿い往復運動させてビブラートのトレーニングを行う。
基板を案内するガイド体の角度調節手段を設け、弦に対する指の動きの角度を変えてのビブラートのトレーニングを可能にしたので、様々な角度のビブラートにより音色をコントロールすることができ、音色を意図的にコントロールすることができ、演奏技術の上達につながる。また、初心者にはより手や指の筋肉に負担の少ない角度からトレーニングすることができる。
本発明を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例1の構成を示した図である。バイオリンのような弦楽器を模った本体1と一体に基板2を固定している。基板2の固定は、背面図である図2に示すように、基板軸4を本体1に設けられた六角形の挿入孔13(図3)に挿入しネジ部(図示せず)を有する留具15aで固定する。図1の基板2にはガイド体A5a、5bがそれぞれ設けられており、そのガイド体A5a・5bを介して摺動基板3が配置される。この摺動基板3には、図4の平面図に示すようにガイド体B6a・6bとが設けられ、中心軸8a、8bによって位置決めされている。ガイド体A5aとガイド体B6aとが係合し、またガイド体A5bとガイド体B6bとが係合しているので、摺動基板3は、このガイド体Aとガイド体Bに摺動案内されて、移動することができる。ガイド体A5a,5bとガイド体B6a,6bとの摺動案内は1面の摺動案内ではなくガイド体の側面でのガイドを行って2〜3面で摺動案内される方が好ましい。このガイド体A・Bは、本実施例ではスライド軸受で構成されているが、凹部と凸部のレール状の案内体で構成したり、中空穴と棒状の軸とで構成してもよい。
図5においてガイド体A5aは、基板2に設けられたネジ穴30aとガイド体A5aの中心軸孔21aと、ボルトネジ23aにより基板2に固定されている。さらにガイド体A5aの一方は基板2の孔7aを介してボルトネジ29aで、ガイド体A5aのネジ穴18aによって、基板2に固定されている。同様にガイド体A5bは、基板2に孔7bとボルトネジ16bとネジ穴18bで固定される。孔7aと7bの位置を、変えることによりガイド体A5a,5bの基板に対する角度を変更できる。
摺動基板3とガイド体B6aとは、摺動基板3の孔24aで、ネジ付の中心軸8aとナット27aによりネジ穴26aで固定されている。ガイド体B6aの一方は、ガイド体B6aのネジ穴28aに、摺動基板3の孔20aを介してボルトネジ16aで固定されている。
同様に図4に示すようにガイド体B6bも、ボルトネジ16bで固定されている。孔20a、20bの位置を変えることにより、ガイド体Bの基板に対する角度を変更できる。ボルトネジ16aの位置は分度器のような角度表示手段17によって、摺動基板3に対するガイド体B6aの角度を表示している。
摺動基板3のガイド体B6a・6bは、中心軸8a・8bによって位置決めされているが、回転は自由な構成になっている。摺動基板3上には、ガイド体B6a・6bの角度を決めるネジ穴20a・20bがそれぞれ複数設けられておりボルトネジ16a,16bを挿入してガイド体B6a・6bの角度を変更して固定することができる。同様に基板2上でもネジ穴7a・7bがそれぞれ複数個あって、角度を調節することができる。
図1において摺動基板3には、指板9が設けられており、指板9には長穴11に複数の指ガイド板10が指板ネジ12で固定されている。指ガイド板10は長穴11の間で位置をそれぞれ調節することができる。19は、本体1に固定された指固定部である。
次に動作について説明する。図6は本発明の弦楽器トレーニング器の使用状態を示した図であり、演奏者は通常右手で弓を持ち本体1を肩で支え、左手で指固定部19を親指で支えるとともに左手で指板9の指ガイド板10に他の指を入れる。そして指板9を図6に示す矢印の方向へ、往復移動させてビブラートのトレーニングを行う。
ビブラートは弦方向に対して、どの角度で行うかによって効果が異なり、多様な角度でトレーニングすることが好ましい。角度を鋭角にしてビブラートを行うと音の変化が大きくなり効果が大きい。図11は、バイオリンの弦と手の動きの関係を示した図である。40がバイオリンの弦を示しており、41,42がそれぞれビブラートをかける方向である。41のビブラート方向と42のビブラート方向では、矢印の距離の効果の差がある。手を動かす移動距離が同じでも、移動角度によって振動効果が異なる。
次にこのビブラートの角度を変更する場合について述べる。図1において角度調節孔20aの位置を変更してボルトネジ16a挿入して固定することにより、ガイド体A6aの円周上に複数個ある角度調節孔20aの位置を変更する。さらに角度調節孔7aの位置を変更してネジ穴18aにボルトネジ29aを挿入して固定する。このようにしてガイド体A5aやガイド体B6aに対する基板2や、摺動基板3の角度を変更することができる。この角度は図7に示すように角度表示手段17で表示される。ガイド体の間の遊びを設けることにより、一方のガイド体の角度と他のガイド体の角度を異なるようにして動作させることもできる。
図5においてガイド体A5aは、基板2に設けられたネジ穴30aとガイド体A5aの中心軸孔21aと、ボルトネジ23aにより基板2に固定されている。さらにガイド体A5aの一方は基板2の孔7aを介してボルトネジ29aで、ガイド体A5aのネジ穴18aによって、基板2に固定されている。同様にガイド体A5bは、基板2に孔7bとボルトネジ16bとネジ穴18bで固定される。孔7aと7bの位置を、変えることによりガイド体A5a,5bの基板に対する角度を変更できる。
摺動基板3とガイド体B6aとは、摺動基板3の孔24aで、ネジ付の中心軸8aとナット27aによりネジ穴26aで固定されている。ガイド体B6aの一方は、ガイド体B6aのネジ穴28aに、摺動基板3の孔20aを介してボルトネジ16aで固定されている。
同様に図4に示すようにガイド体B6bも、ボルトネジ16bで固定されている。孔20a、20bの位置を変えることにより、ガイド体Bの基板に対する角度を変更できる。ボルトネジ16aの位置は分度器のような角度表示手段17によって、摺動基板3に対するガイド体B6aの角度を表示している。
摺動基板3のガイド体B6a・6bは、中心軸8a・8bによって位置決めされているが、回転は自由な構成になっている。摺動基板3上には、ガイド体B6a・6bの角度を決めるネジ穴20a・20bがそれぞれ複数設けられておりボルトネジ16a,16bを挿入してガイド体B6a・6bの角度を変更して固定することができる。同様に基板2上でもネジ穴7a・7bがそれぞれ複数個あって、角度を調節することができる。
図1において摺動基板3には、指板9が設けられており、指板9には長穴11に複数の指ガイド板10が指板ネジ12で固定されている。指ガイド板10は長穴11の間で位置をそれぞれ調節することができる。19は、本体1に固定された指固定部である。
次に動作について説明する。図6は本発明の弦楽器トレーニング器の使用状態を示した図であり、演奏者は通常右手で弓を持ち本体1を肩で支え、左手で指固定部19を親指で支えるとともに左手で指板9の指ガイド板10に他の指を入れる。そして指板9を図6に示す矢印の方向へ、往復移動させてビブラートのトレーニングを行う。
ビブラートは弦方向に対して、どの角度で行うかによって効果が異なり、多様な角度でトレーニングすることが好ましい。角度を鋭角にしてビブラートを行うと音の変化が大きくなり効果が大きい。図11は、バイオリンの弦と手の動きの関係を示した図である。40がバイオリンの弦を示しており、41,42がそれぞれビブラートをかける方向である。41のビブラート方向と42のビブラート方向では、矢印の距離の効果の差がある。手を動かす移動距離が同じでも、移動角度によって振動効果が異なる。
次にこのビブラートの角度を変更する場合について述べる。図1において角度調節孔20aの位置を変更してボルトネジ16a挿入して固定することにより、ガイド体A6aの円周上に複数個ある角度調節孔20aの位置を変更する。さらに角度調節孔7aの位置を変更してネジ穴18aにボルトネジ29aを挿入して固定する。このようにしてガイド体A5aやガイド体B6aに対する基板2や、摺動基板3の角度を変更することができる。この角度は図7に示すように角度表示手段17で表示される。ガイド体の間の遊びを設けることにより、一方のガイド体の角度と他のガイド体の角度を異なるようにして動作させることもできる。
図9は、本発明の実施例2を示した図である。ガイド体A5a・5bと基板2を固定しているボルトネジ23a・23bと、ガイド体B6a・6bと摺動基板3とを固定している中心軸8a・8bとを、それぞれ固定状態にして、ボルトネジ16a・16bと、ボルトネジ29a・29bとを除去したものである。指板9をスライドさせると、摺動基板3はボルトネジ23a・23bを中心に回動するとともに中心軸8a・8bを中心にして回動する。その結果摺動基板3は、本体1の対して様々な角度で、往復移動させてビブラートのトレーニングを行うことができる。
図10は、本発明の実施例3を示した図である。ガイド体A5a・5bと基板2とを固定しているボルトネジ23a・23bと、ガイド体B6a・6bとを摺動基板3とを固定している中心軸8a・8bと、それぞれ固定状態にして、ボルトネジ29a・29bを除去したものである。ボルトネジ16a・16bの固定位置を変更して、スライド体Bの角度を変更することもできる。指板9をスライドさせると摺動基板3はボルトネジ23a・23bを中心にして角度を調節して固定する。そして摺動基板3を往復運動させてビブラートのトレーニングを行う。その結果摺動基板3は、本体1に対して図9に示すような角度で、ビブラートのトレーニングを行うことができる。
1、本体
2、基板
3、摺動基板
4、基板軸
5a、5b、ガイド体A
6a、6b ガイド体B
7a、7b、ネジ穴
8a、8b、中心軸
13、挿入孔
14、指固定部挿入孔
15a、15b、留具
16a、16b、ボルトネジ
17、角度表示手段
18a、18b、ガイド体Aネジ穴
19、指固定部
20a、20b、ガイド体B角度調節孔
21a、21b、ガイド体A中心軸孔
22a、22b、ガイド体A中心軸ボルトネジ
23a、23b、ボルトネジ
24a、24b、ガイド体B中心軸ボルトネジ
2、基板
3、摺動基板
4、基板軸
5a、5b、ガイド体A
6a、6b ガイド体B
7a、7b、ネジ穴
8a、8b、中心軸
13、挿入孔
14、指固定部挿入孔
15a、15b、留具
16a、16b、ボルトネジ
17、角度表示手段
18a、18b、ガイド体Aネジ穴
19、指固定部
20a、20b、ガイド体B角度調節孔
21a、21b、ガイド体A中心軸孔
22a、22b、ガイド体A中心軸ボルトネジ
23a、23b、ボルトネジ
24a、24b、ガイド体B中心軸ボルトネジ
Claims (5)
- 弦楽器を模った本体と、前記本体に設けられたガイド体と、前記ガイド体に案内されて摺動する摺動基板と前記基板上での前記ガイド体の角度を変更する角度変更手段とを備え、摺動基板に指を置いて摺動させることを特徴とする弦楽器のトレーニング器。
- 角度変更手段は、所定の角度で位置決めする固定手段を備えたことを特徴とする弦楽器のトレーニング器。
- ガイド体が基板上に複数設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弦楽器のトレーニング器。
- ガイド体が連動して動作する請求項3に記載の弦楽器のトレーニング器。
- ガイド体の角度を示す角度表示手段を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の弦楽器のトレーニング器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013001973A JP2014134641A (ja) | 2013-01-09 | 2013-01-09 | 弦楽器の練習具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013001973A JP2014134641A (ja) | 2013-01-09 | 2013-01-09 | 弦楽器の練習具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014134641A true JP2014134641A (ja) | 2014-07-24 |
Family
ID=51412961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013001973A Pending JP2014134641A (ja) | 2013-01-09 | 2013-01-09 | 弦楽器の練習具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014134641A (ja) |
-
2013
- 2013-01-09 JP JP2013001973A patent/JP2014134641A/ja active Pending
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