JP2014132940A - インソール用凸状部材、インソール及び履物 - Google Patents

インソール用凸状部材、インソール及び履物 Download PDF

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裕道 小向
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敬介 武藤
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紀行 酒井
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Abstract


【課題】全ての使用者の身体的特性に合致した位置に配置することができるインソール用凸状部材、当該インソール用凸状部材を備えたインソール及び当該インソールを備えた履物を提供する。
【解決手段】インソール12に設けられるインソール用凸状部材10であって、所定の厚みを有しインソールに対して着脱自在に装着可能な凸状部材本体14と、凸状部材本体14側及びインソール12側に設けられ凸状部材本体14とインソール12との間における着脱を可能にする面ファスナー部16と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばインソールに着脱自在なインソール用凸状部材、前記インソール用凸状部材を備えたインソール及び前記インソールを装着した履物に関する。
従来のインソールでは、クッション部材を備えたものや、足のアーチを保持可能な隆起をインソールの表面に形成したものなどが知られている(下記の特許文献1〜3参照)。
また、従来のインソールには、足裏のつぼを刺激するための凸部の基部が孔に着脱自在に装着可能なものが知られている(下記の特許文献4参照)。
特開平9−191904号公報 実開平6−075202号公報 実用新案登録第3157263号公報 実用新案登録第3032664号公報
しかしながら、上記インソールでは、クッション部材や隆起がインソール表面に固定されており、それらの位置を自由に調整することができなかった。足裏の形状や重心位置などは人によってそれぞれ異なるため、クッション部材や隆起の位置が固定されると、それらが自分に合った位置に必ずしも存在せず、クッション部材や隆起を設けたことによる効果を十分に享受することができなかった。
また、凸部の基部がインソールの孔に着脱自在に装着される構成においても、足裏のつぼの位置が人によって異なり、その一方で孔の位置が固定されていれば、使用者の足裏のつぼの位置に合致した部位に凸部を設けることができなくなる問題がある。この問題は、たとえ孔が複数形成されている場合でも、根本的に解決することができない。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するため、全ての使用者の身体的特性に合致した位置に配置することができるインソール用凸状部材、当該インソール用凸状部材を備えたインソール及び当該インソールを備えた履物を提供することを目的とする。
第1の発明は、インソールに設けられるインソール用凸状部材であって、所定の厚みを有し、前記インソールに対して着脱自在に装着可能な凸状部材本体と、前記凸状部材本体側及び前記インソール側に設けられ、前記凸状部材本体と前記インソールとの間における着脱を可能にする面ファスナー部と、を有することを特徴とする。
第1の発明に関連する関連発明として、前記凸状部材本体は、動作時に足裏の一部に引っ掛かり重心移動を制御するための重心移動制御部材であることを特徴とする。
第1の発明に関連する関連発明として、前記凸状部材本体は、足裏のつぼを刺激するためのつぼ押圧部材であることを特徴とする。
第2の発明は、インソール用凸状部材を設けたインソールであって、所定の厚みを有し、前記インソールに対して着脱自在に装着可能な凸状部材本体と、前記凸状部材本体側及び前記インソール側に設けられ、前記凸状部材本体と前記インソールとの間における着脱を可能にする面ファスナー部と、を有することを特徴とする。
第2の発明に関連する関連発明として、前記面ファスナー部は、相互に着脱自在に係合可能なフック部とループ部とを有し、前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか一方が前記凸状部材本体側に設けられ、前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか他方が前記インソール側に設けられていることを特徴とする。
第2の発明に関連する関連発明として、前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか他方は、足裏と対面する側の表面の全領域にわたって設けられていることを特徴とする。
第2の発明に関連する関連発明として、前記凸状部材本体は、動作時に足裏の一部に引っ掛かり重心移動を制御するための重心移動制御部材であることを特徴とする。
第2の発明に関連する関連発明として、前記凸状部材本体は、足裏のつぼを刺激するためのつぼ押圧部材であることを特徴とする。
第3の発明は、インソール用凸状部材を設けたインソールを収容した履物であって、所定の厚みを有し、前記インソールに対して着脱自在に装着可能な凸状部材本体と、前記凸状部材本体側及び前記インソール側に設けられ、前記凸状部材本体と前記インソールとの間における着脱を可能にする面ファスナー部と、を有することを特徴とする。
第3の発明に関連する関連発明として、前記面ファスナー部は、相互に着脱自在に係合可能なフック部とループ部とを有し、前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか一方が前記凸状部材本体側に設けられ、前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか他方が前記インソール側に設けられていることを特徴とする。
第3の発明に関連する関連発明として、前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか他方は、足裏と対面する側の前記インソールの表面全領域にわたって設けられていることを特徴とする。
第3の発明に関連する関連発明として、前記凸状部材本体は、動作時に足裏の一部に引っ掛かり重心移動を制御するための重心移動制御部材であることを特徴とする。
第3の発明に関連する関連発明として、前記凸状部材本体は、足裏のつぼを刺激するためのつぼ押圧部材であることを特徴とする。
第1の発明によれば、凸状部材本体が面ファスナー部によってインソールに着脱自在に装着される。このため、凸状部材本体を面ファスナー部によってインソール上の様々な位置に配置させることができる。この結果、使用者の身体的特性に合致した最適な位置に凸状部材本体を設置することができる。
また、凸状部材本体が動作時に足裏の一部に引っ掛かり重心移動を制御するための重心移動制御部材であるため、使用者の素早く正確な重心移動が可能になる。
また、凸状部材本体が足裏のつぼを刺激するつぼ押圧部材であるため、使用者の足裏のつぼを的確に押圧することができる。
第2の発明によれば、使用者の身体的特性に合致した最適な位置に凸状部材本体を設置したインソールを得ることができる。
また、面ファスナー部が相互に着脱自在に係合可能なフック部とループ部とを有しているため、凸状部材本体をインソールに容易に着脱自在に装着することができる。
また、フック部又はループ部のいずれか他方が、足裏と対面する側の表面の全領域にわたって設けられているため、インソールの表面のいずれの部位においても凸状部材本体を着脱自在に装着することができる。これにより、凸状部材本体の装着自由度を高めることができる。
第3の発明によれば、使用者の身体的特性に合致した最適な位置に凸状部材本体を設置した履物を得ることができる。
本発明のインソール用凸状部材(重心移動制御部材を有するもの)及びインソールの一形態を示した斜視図である。 本発明のインソール用凸状部材(つぼ押圧部材を有するもの)及びインソールの一形態を示した斜視図である。 本発明のインソール用凸状部材を備えたインソールを収容した履物の一形態(2重インソール+2つのインソールの間にインソール用凸状部材を配置した形態)を示した図である。 本発明のインソール用凸状部材を備えたインソールを収容した履物の一形態(1重インソール+インソールの下方にインソール用凸状部材を配置した形態)を示した図である。 本発明のインソール用凸状部材を備えたインソールを収容した履物の一形態(1重インソール+インソールの上方にインソール用凸状部材を配置した形態)を示した図である。 本発明のインソール用凸状部材の凸状部材本体の長手方向が水平方向となるようにインソール用凸状部材がインソールに配置された状態の説明図である。 本発明のインソール用凸状部材の凸状部材本体の長手方向が垂直方向となるようにインソール用凸状部材がインソールに配置された状態の説明図である。 本発明のインソール用凸状部材を設けない場合の右足の重心移動の軌跡を示した図(実験結果)である。 本発明のインソール用凸状部材を設け、かつインソール用凸状部材の凸状部材本体の角度調整をしない場合の右足の重心移動の軌跡を示した図(実験結果)である。 本発明のインソール用凸状部材を設け、かつインソール用凸状部材の凸状部材本体の角度調整をした場合の右足の重心移動の軌跡を示した図(実験結果)である。 本発明のインソール用凸状部材を構成する面ファスナー部のフック部とループ部とを示した概念図である。
本発明の一実施形態に係るインソール用凸状部材、インソール及び履物について、図面を参照して説明する。
先ず、インソール用凸状部材及びインソールについて説明する。
図1及び図2に示すように、インソール用凸状部材10は、所定の厚みを有しインソール12に着脱自在に装着可能な凸状部材本体14と、凸状部材本体側及びインソール側に設けられ凸状部材本体14とインソール12との間における着脱を可能にする面ファスナー部16と、を有している。
凸状部材本体14は、インソール12に装着後において他の表面よりも凸状になっていればよく、例えば、ブロック片などでもよい。また、凸状部材本体14の形状及び寸法等は、インソール12の形状や寸法、使用者の身体的特性等を考慮して適宜決定すればよく、特に限定されるものではない。
凸状部材本体14は、弾性体で構成されていることが好ましい。凸状部材本体14には、例えば、プラスチック、ゴム、各種発泡剤、ウレタン樹脂、金属、木材など適宜採用することができる。
凸状部材本体14の形状は、角形状、丸形状など、適宜採用することができる。
凸状部材本体14の表面の少なくとも一部(例えば下面)には、面ファスナー部16を構成する一方側ファスナー部16Aが形成されている。
凸状部材本体14として、例えば、図1に示すように、歩行やスポーツなどの動作時に足裏の一部に引っ掛かり重心移動を制御するための重心移動制御部材15が採用される。
あるいは、凸状部材本体14として、例えば、図2に示すように、足裏のつぼを刺激するためのつぼ押圧部材17が採用される。つぼ押圧部材17は、単数の他に、複数設けられている構成が好ましい。特に、つぼ押圧部材17が複数設けられている構成では、使用者の足裏の形状・寸法や押圧刺激するつぼの種類等を考慮して、その長さ・太さなどを適宜決定することができる。
一方、インソール12の表面の少なくとも一部には、前記面ファスナー部16を構成する他方側ファスナー部16Bが形成されている。
例えば、他方側ファスナー部16Bは、使用者の足裏と対面する側のインソール12の表面全領域(例えば、上面全領域あるいは下面全領域)にわたって形成されていることが好ましい。
ここで、面ファスナー部16は、例えば、図11に示すように、相互に着脱自在に係合可能なフック部18とループ部20とを有している。
具体的には、一方側ファスナー部16Aは、フック部18又はループ部20のいずれか一方で構成され、他方側ファスナー部16Bは、フック部18又はループ部20のいずれか他方で構成される。
例えば、一方側ファスナー部16Aがフック部18で構成され、他方側ファスナー部16Bがループ部20で構成される。あるいは、一方側ファスナー部16Aがループ部20で構成され、他方側ファスナー部16Bがフック部18で構成される。
また、一方側ファスナー部16Aは、フック部18とループ部20の両方で構成され、他方側ファスナー部16Bは、フック部18とループ部20の両方で構成されていてもよい。この場合には、相互に対向する部位に、フック部18とループ部20とが配置され、相互に係合可能になっている。特に、フック部18をループ部20より高さを低くすることにより、肌触りがよく、相手生地を傷めにくく、糸くずやゴミがつきにくい構造にすることができる。
フック部18は、例えば、複数の微小なカギ状部を備えている。ループ部20は、例えば、複数の小さなループ状部が並んで構成されている。フック部18とループ部20を相互に押圧・接触させると、フック部18のカギ状部がループ部20のループ状部に引っ掛かり、両者がくっつくことになる。そして、フック部18とループ部20を所定の力で離間させると、カギ状部とループ状部との係合が解除され、両者を引き離すことができる。
ここで、フック部18のカギ状部がマッシュルーム形状となるように形成することにより、カギ状部がループ部20のループ状部にはまり込んだときに、両者が容易に外れることを防止できる。
また、フック部18のカギ状部が矢尻形状となるように形成することにより、両者の係合を強固にすることもできる。
なお、フック部18のカギ状部とループ部20のループ状部とがマッシュルーム形状となるように形成することにより、対向するマッシュルームの頭と頭を突き合わせて、微妙に滑らせながら最適の位置を決め、押し込んでかみ合わせることも可能になる。
次に、履物について説明する。
図3乃至図5に示すように、履物22には、上記したインソール用凸状部材10を備えた上記インソール12が収容されている。
履物22として、例えば、スニーカー、ビジネスシューズ、ブーツ、ジョギングシューズ、ゴルフシューズ、テニスシューズ、スノーボード用ブーツ、スキー用ブーツなど履物一般、特にスポーツ用の履物が適している。
ここで、履物22に収容されるインソール用凸状部材10及びインソール12には、例えば3つの形態(構成)が挙げられる。
第1の形態としては、図3に示すように、上記インソール12の上面(足裏の対面する側の表面)にインソール用凸状部材10の凸状部材本体14が着脱自在に装着され、その上方から履物22に付随していたインソール24(以下、本発明のインソールと区別するために「付随インソール」と称する)が積まれている態様である。インソール用凸状部材10の凸状部材本体14をインソール12と付随インソール24との間でサンドイッチする構造である。この態様では、凸状部材本体14が配置されている部位近傍で、付随インソール24が凸状に盛り上がっている。
第1の形態では、インソール用凸状部材10の凸状部材本体14は、インソール12又は付随インソール24の少なくともいずれか一方(両方も可能)に対して、着脱自在に装着されている。例えば、凸状部材本体14に面ファスナー部16を構成する一方側ファスナー部16A又は他方側ファスナー部16Bの少なくともいずれか一方が形成され、インソール12の上面又は/及び付随インソール24の下面に面ファスナー部16を構成する一方側ファスナー部16A又は他方側ファスナー部16Bの少なくともいずれか他方が形成されている。
第2の形態としては、図4に示すように、上記インソール12の下面にインソール用凸状部材10の凸状部材本体14が着脱自在に装着されている態様である。この態様では、凸状部材本体14が配置されている部位近傍で、インソール12が凸状に盛り上がっている。なお、インソール用凸状部材10の凸状部材本体14が装着される対象は、インソール12ではなく、付随インソール24でもよい。
第2の形態では、インソール用凸状部材10の凸状部材本体14は、インソール12又は付随インソール24の一方に対して、着脱自在に装着されている。例えば、凸状部材本体14の上面に面ファスナー部16を構成する一方側ファスナー部16A又は他方側ファスナー部16Bの少なくともいずれか一方が形成され、インソール12の下面又は付随インソール24の下面に面ファスナー部16を構成する一方側ファスナー部16A又は他方側ファスナー部16Bの少なくともいずれか他方が形成されている。
第3の形態として、図5に示すように、上記インソール12の上面に凸状部材本体14が着脱自在に装着されている態様である。この態様では、インソール12上の凸状部材本体14の部位で、凸状に盛り上がっている。なお、凸状部材本体14が装着される対象は、インソール12ではなく、付随インソール24でもよい。
第3の形態では、凸状部材本体14は、インソール12又は付随インソール24の一方に対して、着脱自在に装着されている。例えば、凸状部材本体14の下面に面ファスナー部16を構成する一方側ファスナー部16A又は他方側ファスナー部16Bの少なくともいずれか一方が形成され、インソール12の上面又は付随インソール24の上面に面ファスナー部16を構成する一方側ファスナー部16A又は他方側ファスナー部16Bの少なくともいずれか他方が形成されている。
次に、インソール用凸状部材10の設置方法について説明する。なお、凸状部材本体14は、インソール12又は付随インソール24の両方に取り付けが可能であるが、ここではインソール12に取り付けられる態様を一例にとり説明する。
上述した通り、凸状部材本体14が、面ファスナー部16によってインソール12に対して着脱自在に取り付けられる。
凸状部材本体14の取付位置は、使用者の身体的特性に最適となる位置に取り付けられる。具体的には、インソール12の上面又は下面に対して、所定の傾斜角度をつけて凸状部材本体14が取り付けられる。
ここで、「所定の角度」とは、使用者の身体的特性に合致した角度であり、例えば使用者が動作し易い角度、換言すれば使用者からの荷重が作用し易い角度を意味する。また、当該所定の角度となるように、分度器(アングルガイド:図示省略)が用いられる。
凸状部材本体14の装着手順の一例を以下に説明する。
先ず、履物22に既存のインソール(付随インソール)が存在する場合には、当該付随インソール24を履物22からいったん取り出す。
そして、インソール12の大きさを自身の足裏に合わせるようにして調整(例えば、カッティング)する。ここで、インソール12の表面には、足のサイズに応じた切取線が予め印字されていることが好ましい。
インソール12に表面に表記されたセンターライン(中心線)にアングルガイドを合わせ、凸状部材本体14の傾斜角度が所定の角度となるようにして、凸状部材本体14をインソール12に装着する。なお、両者の装着方法は、上記した面ファスナー部16により実現できる。
凸状部材本体14は、例えば、足裏の母趾の付け根と第2趾の付け根との両方を通るようにして装着することが好ましい。
なお、母趾の付け根と第2趾の付け根との両方又は母趾の付け根と第2趾の付け根との間を通るラインをフォースラインと呼び、運動中に効率良く力を作用させるための基準になる線を意味する。
使用者に最適な角度をもって凸状部材本体14がインソール12のフォースライン上に装着された場合には、運動中において必要な方向へ力を作用させ易くなる。このため、使用者の重心移動などの動作を支援・促進する効果を得ることができる。
付随インソール24は、インソール12に装着された凸状部材本体14の上方から重ねるようにして載置する。そして、これらの組立体を履物22の内部に収容する。これにより、図3に示す第1の態様が完成する。
なお、図4に示す第2の態様及び図5に示す第3の態様についても、同様の方法で実行することができる。
また、凸状部材本体14は、様々な傾斜角度の設定が可能である。
例えば、図6に示すように、凸状部材本体14を略水平方向に設置した場合(母趾の付け根と第2趾の付け根との両方を通るように設置した場合)には、前後方向の重心移動を制御することができる。
また、例えば、図7に示すように、凸状部材本体14を略垂直方向に設置した場合(母趾の付け根と第2趾の付け根との間を通るように設置した場合)には、左右方向の重心移動を制御することができる。
上記のように凸状部材本体14を設置する場合には、足の親指が凸状部材本体14に引っかかり、素早く、かつ正確な重心移動が可能になる。
以上のように、本実施形態によれば、使用者の身体的特性に合致した最適な位置に凸状部材本体14を設置したインソール12を得ることができる。
また、面ファスナー部16が相互に着脱自在に係合可能なフック部18とループ部20とを有しているため、凸状部材本体14をインソール12に対して着脱自在に装着することができる。
凸状部材本体14として重心移動制御部材15を採用することにより、動作時に足裏の一部に引っ掛かり、重心移動を容易かつ的確に制御することができる。
凸状部材本体14としてつぼ押圧部材17を採用することにより、使用者の身体状況に最適な指圧効果を得ることができる。
(実施例)
次に、実施例について説明する。
本実施形態は、様々なスポーツの履物に適用することができる。ここで、スノーボードを一例にとって説明するが、スノーボードに限られる趣旨ではない。
スノーボードというスポーツは、滑走時のわずかな重心コントロールの影響を受け易いスポーツである。
そこで、上記した本実施形態のインソール用凸状部材10を設けたインソール12あるいはこれらを収容した履物22を用いることにより、滑走中において身体からの荷重が足裏からインソール12を介してスノーボードへ的確に伝達される。これにより、滑走中の微細な操作が可能になり、滑走者の意思を滑走に反映させることができる。
以上のように、スノーボード上での理想的な重心移動と個人の身体特性を考慮してサポートすることができる。
詳細には、スノーボード上での重心が最短距離でスノーボードのエッジに作用し、かつ安定した重心移動を実現することができる。
また、使用者個人の股関節の旋回角度など、身体的特性に合致した部位に、凸状部材本体を装着することができる。
(実験結果)
ここで、実施例の実験結果について説明する。
図8は、インソール用凸状部材10の凸状部材本体14を装着せず、かつ角度を調整しない状態において、スノーボードを行い、その滑走者の右足における重心移動の変化を測定したものである。図8での重心軌跡長・安定性を標準とする。
図9は、インソール用凸状部材10の凸状部材本体14を装着し、かつ角度を調整しない状態において、スノーボードを行い、その滑走者の右足における重心移動の変化を測定したものである。図8に示す結果と比較して、安定性は変化していないが、重心軌跡長だけが長くなったことが判明した。
図10は、インソール用凸状部材10の凸状部材本体14を装着し、かつ角度を調整した状態において、スノーボードを行い、その滑走者の右足における重心移動の変化を測定したものである。結果として、凸状部材本体14がスノーボードのエッジ方向側に設置されている。図8及び図9に示す結果と比較して、重心軌跡長が格段に長くなり、安定性が向上したことが判明した。
なお、上記重心制御の効果は、スノーボード以外の動作・スポーツにおいても実現することができる。例えば、左右方向の重心移動が重要になるゴルフやテニス、ウォーキング・ジョギングの他に、ラグビー、サッカーなどの球技一般についても極めて有用になる。
10 インソール用凸状部材
12 インソール
14 凸状部材本体
15 重心移動制御部材
16 面ファスナー部
17 つぼ押圧部材
18 フック部
20 ループ部
22 履物
24 付随インソール(履物に既存のインソール)

Claims (13)

  1. インソールに設けられるインソール用凸状部材であって、
    所定の厚みを有し、前記インソールに対して着脱自在に装着可能な凸状部材本体と、
    前記凸状部材本体側及び前記インソール側に設けられ、前記凸状部材本体と前記インソールとの間における着脱を可能にする面ファスナー部と、
    を有することを特徴とするインソール用凸状部材。
  2. 前記凸状部材本体は、動作時に足裏の一部に引っ掛かり重心移動を制御するための重心移動制御部材であることを特徴とする請求項1に記載のインソール用凸状部材。
  3. 前記凸状部材本体は、足裏のつぼを刺激するためのつぼ押圧部材であることを特徴とする請求項1に記載のインソール用凸状部材。
  4. インソール用凸状部材を設けたインソールであって、
    所定の厚みを有し、前記インソールに対して着脱自在に装着可能な凸状部材本体と、
    前記凸状部材本体側及び前記インソール側に設けられ、前記凸状部材本体と前記インソールとの間における着脱を可能にする面ファスナー部と、
    を有することを特徴とするインソール。
  5. 前記面ファスナー部は、相互に着脱自在に係合可能なフック部とループ部とを有し、
    前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか一方が前記凸状部材本体側に設けられ、
    前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか他方が前記インソール側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のインソール。
  6. 前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか他方は、足裏と対面する側の表面の全領域にわたって設けられていることを特徴とする請求項5に記載のインソール。
  7. 前記凸状部材本体は、動作時に足裏の一部に引っ掛かり重心移動を制御するための重心移動制御部材であることを特徴とする請求4乃至6のいずれか1項に記載のインソール。
  8. 前記凸状部材本体は、足裏のつぼを刺激するためのつぼ押圧部材であることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載のインソール。
  9. インソール用凸状部材を設けたインソールを収容した履物であって、
    所定の厚みを有し、前記インソールに対して着脱自在に装着可能な凸状部材本体と、
    前記凸状部材本体側及び前記インソール側に設けられ、前記凸状部材本体と前記インソールとの間における着脱を可能にする面ファスナー部と、
    を有することを特徴とする履物。
  10. 前記面ファスナー部は、相互に着脱自在に係合可能なフック部とループ部とを有し、
    前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか一方が前記凸状部材本体側に設けられ、
    前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか他方が前記インソール側に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の履物。
  11. 前記フック部又は前記ループ部の少なくともいずれか他方は、足裏と対面する側の前記インソールの表面全領域にわたって設けられていることを特徴とする請求項10に記載の履物。
  12. 前記凸状部材本体は、動作時に足裏の一部に引っ掛かり重心移動を制御するための重心移動制御部材であることを特徴とする請求9乃至11のいずれか1項に記載の履物。
  13. 前記凸状部材本体は、足裏のつぼを刺激するためのつぼ押圧部材であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の履物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113873914A (zh) * 2019-08-05 2021-12-31 那须友株式会社 鞋用内垫

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