JP2014132460A - ディスプレイ装置及びモバイルデバイスを含むメッセージ送信システム、並びにメッセージ送信方法 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明の目的とするところは、ユーザの現在の状態情報を獲得し、獲得された現在の状態情報に基づいて簡単にメッセージを送信するディスプレイ装置及びモバイルデバイスを含むメッセージ送信システム、並びにメッセージ送信方法を提供することにある。
【解決手段】ディスプレイ装置は、メッセージの種類別に異なるように設定された複数のテンプレートが保存される保存部と、互いに異なる複数の状態情報を検出する検出部と、メッセージ送信画面をディスプレイするディスプレイ部と、メッセージ送信画面で送信するメッセージの種類が選択されると、選択された種類にそれぞれ対応するテンプレート及び状態情報を組み合わせてメッセージを自動生成する制御部と、メッセージを外部装置に送信する通信部とを含む。
【選択図】図１

Description

本発明は、ディスプレイ装置及びモバイルデバイスを含むメッセージ送信システム、並びにメッセージ送信方法に関し、より詳細には、現在の状態に関連する情報を獲得し、簡単にメッセージを送信することができるディスプレイ装置及びモバイルデバイスを含むメッセージ送信システム、並びにメッセージ送信方法に関する。

最近、通信技術及び電子装置の技術が発達するにつれ、多様な携帯型通信装置及びディスプレイ装置が開発されている。多くの人がパーソナル用携帯通信装置を所有しており、車両または道の至るところにも多様な機能を提供するディスプレイ装置が設置されている。

通信装置の場合、技術が発達するとしても、通話やテキストメッセージ送信が相手方に情報を送る主な方法である。なお、情報を受信する方法も、通話やテキストメッセージ受信、ウェブ検索くらいが主な方法である。

特に、相手方に簡単に情報を送信するために、主に使用する方法がテキストメッセージ送信である。しかし、テキストメッセージ送信のためには、語句を作成するために文字を入力する過程が必要である。例えば、運転中の場合のように、特殊な状況におけるこのような入力過程は、危険をもたらす可能性があり、文字入力過程で間違って打ってしまうという問題が発生し得る。なお、携帯通信装置のディスプレイ部が以前に比べて大きくはなっているものの、携帯装置という特徴もあって、他ディスプレイ装置に比べてディスプレイ部が小さい。よって、相手方に小さい画面でテキストメッセージ送信のためには、更に集中しなければならないため、更なる注意を要するという問題があった。

このような短所を解決するために、音声でテキストメッセージを送信する技術が研究されているが、ユーザの音声が文字に完全に変換されなかったり、ユーザの音声が完全に認識することができないことがあった。

よって、ディスプレイ装置を用いて、ユーザがテキストメッセージを簡単に送信することができる技術を必要とする声が上がっている。

韓国特開第２００９−０１０７７０１号公報 欧州特開第２００５−００１１４８４号公報

そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザの現在の状態情報を獲得し、獲得された現在の状態情報に基づいて簡単にメッセージを送信するディスプレイ装置及びモバイルデバイスを含むメッセージ送信システム、並びにメッセージ送信方法を提供することにある。

本発明の上述の目的を達成するための一実施形態に係るディスプレイ装置は、メッセージの種類別に異なるように設定された複数のテンプレートが保存される保存部と、互いに異なる複数の状態情報を検出する検出部と、メッセージ送信画面をディスプレイするディスプレイ部と、前記メッセージ送信画面で送信するメッセージの種類が選択されると、選択された種類にそれぞれ対応するテンプレート及び状態情報を組み合わせてメッセージを自動生成する制御部と、前記メッセージを外部装置に送信する通信部とを含む。

そして、前記テンプレートは、ユーザ操作に応じてアップデートを行ってよい。

なお、前記メッセージの種類は、前記ディスプレイ装置の位置情報を通知するための第１メッセージと、交通状況情報を通知するための第２メッセージと、到着予定時間情報を通知するための第３メッセージと、天気情報を通知するための第４メッセージ、及び、前記ディスプレイ装置で再生中のコンテンツ情報を通知するための第５メッセージのうち、少なくとも一つを含み、前記状態情報は、前記ディスプレイ装置の位置情報、交通状況情報、到着予定時間情報、天気情報及び前記ディスプレイ装置で再生中のコンテンツ情報のうち、少なくとも一つを含んでよい。

なお、前記メッセージの種類は、ユーザ操作に応じて編集してよい。

一方、前記制御部は、通話が行われると、通話履歴と前記ディスプレイ装置の位置情報とをサーバに送信するように前記通信部を制御してよい。

本発明の上述の目的を達成するための一実施形態に係るディスプレイ装置のメッセージ送信方法は、互いに異なる複数の状態情報を検出するステップと、メッセージ送信画面をディスプレイするステップと、前記メッセージ送信画面で送信するメッセージの種類が選択されると、メッセージの種類別に異なるように設定されて保存された複数のテンプレートのうち、選択された種類にそれぞれ対応するテンプレート及び状態情報を組み合わせてメッセージを自動生成するステップと、前記メッセージを外部装置に送信するステップとを含む。

そして、前記テンプレートは、ユーザ操作に応じてアップデートを行ってよい。

なお、前記メッセージの種類は、前記ディスプレイ装置の位置情報を通知するための第１メッセージと、交通状況情報を通知するための第２メッセージと、到着予定時間情報を通知するための第３メッセージと、天気情報を通知するための第４メッセージ、及び、前記ディスプレイ装置で再生中のコンテンツ情報を通知するための第５メッセージのうち、少なくとも一つを含み、前記状態情報は、前記ディスプレイ装置の位置情報、交通状況情報、到着予定時間情報、天気情報及び前記ディスプレイ装置で再生中のコンテンツ情報のうち、少なくとも一つを含んでよい。

なお、前記メッセージの種類は、ユーザ操作に応じて編集してよい。

一方、ディスプレイ装置のメッセージ送信方法は、通話が行われると、通話履歴と前記ディスプレイ装置の位置情報とをサーバに送信するステップを更に含んでよい。

本発明の上述の目的を達成するための一実施形態に係るメッセージ送信システムは、受信されたメッセージ及び発信者情報をディスプレイ装置に送信するモバイルデバイス及び互いに異なる複数の状態情報を検出し、メッセージ送信画面をディスプレイし、前記メッセージ送信画面で送信するメッセージの種類が選択されると、メッセージの種類別に異なるように設定されて保存された複数のテンプレートのうち、選択された種類にそれぞれ対応するテンプレート及び状態情報を組み合わせてメッセージを自動生成し、前記生成されたメッセージを前記発信者情報に送るように前記モバイルデバイスに送信するディスプレイ装置を含み、前記モバイルデバイスは前記生成されたメッセージを前記発信者情報として送信する。

以上説明したように、本発明によれば、ユーザの現在の状態情報に基づいて簡単にメッセージを送信することができる。

本発明の一実施形態に係るメッセージ送信システムを説明する図である。 本発明の一実施形態に係るサーバとモバイルデバイスとの間のシステムを説明する図である。 本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置のブロック図である。 本発明の一実施形態に係るモバイルデバイスのブロック図である。 車両及びサーバから現在の状態情報を受信してメッセージを生成する方法を説明するタイミング図である。 本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置から検出される現在の状態情報を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るメッセージ送受信過程を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置でメッセージを生成する過程を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置でメッセージを生成する過程を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るメッセージの種類メニューを編集する過程を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るモバイルデバイス及びディスプレイ装置を車両と接続して使用する実施形態に対する図である。 本発明の別の実施形態に係るディスプレイ装置の構成を説明するためのブロック図である。 本発明の別の実施形態に係る現在の状態情報を受信してメッセージを生成する方法を説明するタイミング図である。 本発明の一実施形態に係るＣＡＮ（Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）のデータフレームフォーマットを示す図である。 本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置のメッセージ送信方法のフローチャートである。

以下、添付の図を参照して本発明に係る実施形態について詳細に説明する。そして、本発明を説明するうえで、関連の公知機能又は構成要素に対する具体的な説明が、本発明の要旨を無闇に曖昧にすると判断される場合、その詳細な説明は省略する。そして、後述の用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語として、それはユーザや運用者の意図または慣例等によって異なってよい。そのため、その定義は、本明細書の全般にわたる内容に基づいて判断すべきである。

図１は、本発明の一実施形態に係るメッセージ送信システム１０００を説明する図である。

図１を参照すると、メッセージ送信システム１０００は、ディスプレイ装置１００と、モバイルデバイス２００及び電子制御装置（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｕｎｉｔ：ＥＣＵ）３００を含む。

ディスプレイ装置１００は、車両に搭載されている形態であってよく、着脱自在の形態であってよい。例えば、ディスプレイ装置１００は、車内のＨ／Ｕ（Ｈｅａｄ Ｕｎｉｔ）、ナビゲーション、タブレットパソコン、デジタルフォトフレーム等であってよい。ディスプレイ装置１００は、電子制御装置３００から受信した車両の各種状態情報及び制御メニューを表示することもでき、モバイルデバイス２００から送信されたアプリケーション等を表示することもできる。

モバイルデバイス２００は、セルラ通信モジュール（図示せず）を含む携帯電話、スマートフォン、ＰＤＡ等であってよい。セルラ通信モジュールは、セルラ通信プロトコールによる無線アクセス技術を使って、少なくとも一つまたは複数のアンテナ（図示せず）を通じて、セルラシステムの基地局を通じて外部装置と接続されるようにする。モバイルデバイス２００は、入力される電話番号を保持する通信可能な他の機器と音声通話、テレビ電話、メッセージを盛り込んだ無線信号を送受信する。

電子制御装置３００は、車両の電気システムまたはサブシステムのうち、一つ以上を制御するエンベデッドシステムを意味する。電子制御装置３００の種類は、電気／エンジン制御モジュール、パワートレイン制御モジュール、送信制御モジュール、ブレーク制御モジュール、中央制御モジュール、中央タイミング制御モジュール、一般電子モジュール、ボディ制御モジュール、サスペンス制御モジュール等を含んでよい。よって、電子制御装置３００は、車両に含まれた各種センサから情報を受信し、自動変速機、駆動系統、制動系統、操向系統等、車両の全部分を制御する役割を担う。

ディスプレイ装置１００は、モバイルデバイス２００及び電子制御装置３００と多様な通信方法を用いて接続されてよい。例えば、ディスプレイ装置１００は、モバイルデバイス２００とＵＳＢ等を用いた有線で接続されてよい。または、Ｗｉ−Ｆｉまたはブルートゥースのような近距離無線通信方式を用いて無線で接続されてよい。ディスプレイ装置１００と接続されたモバイルデバイス２００は、受信された通話、メッセージを含む多様なデータ等をディスプレイ装置１００に送信することができる。ディスプレイ装置１００は、モバイルデバイス２００から送信される多様なデータを保存することができ、表示することもできる。または、ディスプレイ装置１００は、外部にデータ送信命令を入力されると、モバイルデバイス２００に当該データと送信命令を送ることができる。モバイルデバイス２００は、ディスプレイ装置１００から受信したデータを送信命令に応じて、外部装置に送信することができる。ディスプレイ装置１００とモバイルデバイス２００とは、相互権限情報を送受信することができ、送信するメッセージを暗号化して送信することができる。データを送受信する際、データを受信するディスプレイ装置１００またはモバイルデバイス２００は、権限情報を確認し、当該動作を行うことで、他装置または誤ったデータ送信による誤作動を防止することができる。

ディスプレイ装置１００は、電子制御装置３００と接続されてよい。一実施形態として、ディスプレイ装置１００と電子制御装置３００とは、ＣＡＮ（Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）方式で接続されてよい。ＣＡＮについては、後述する。電子制御装置３００は、ディスプレイ装置１００と接続されて検知された車両状態情報等をディスプレイ装置１００に送信し、ディスプレイ装置１００は送信された車両状態情報を表示したり保存することができる。または、ディスプレイ装置１００は、車両制御メニューを表示し、ユーザから車両制御命令を入力されると、入力される制御命令を電子制御装置３００に送信することができる。例えば、ユーザは、ディスプレイ装置１００を介してヘッドライトオン／オフ、車内温度設定等の車両制御を行うことができる。制御命令を受信した電子制御装置３００は、該当するモジュールに対する制御を行うことができる。

モバイルデバイス２００は、ディスプレイ装置１００から受信した通話命令、メッセージ送信命令、データ送受信命令に対して外部モバイルデバイスまたはサーバと接続して受信した命令に対応する動作を行うことができる。

図２は、本発明の一実施形態に係るサーバとモバイルデバイスとの間のシステム２０００を説明する図である。

図２を参照すると、第１及び第２モバイルデバイス２００−１、２００−２及びサーバ４００が示されている。

第１及び第２モバイルデバイス２００−１、２００−２は、図１を参照して説明したように、セルラ通信モジュール（図示せず）を含む。よって、第１モバイルデバイス２００−１と第２モバイルデバイス２００−２とは、一般のセルラ通信プロトコールによる無線アクセス技術を用いて接続される。第１及び第２モバイルデバイス２００−１、２００−２は、音声通話、テレビ電話、メッセージ送信、データ送信が可能である。第１及び第２モバイルデバイス２００−１、２００−２は、サーバ４００と通信することができる。

図２で示すシステムで、サーバ４００は多様な機能に応じて多様な種類であってよい。サーバ４００との関係において、第１及び第２モバイルデバイス２００−１、２００−２は、同じ機能を行うこともできるため、以下では、第１及び第２モバイルデバイス２００−１、２００−２をモバイルデバイス２００と記述する。

例えば、モバイルデバイス２００がサーバ４００に天気情報を要求する場合、サーバ４００は、天気情報を保存している天気情報サーバであってよい。モバイルデバイス２００が、サーバ４００で地名情報を要求する場合、サーバ４００は、マップ関連データを保存しているマップデータサーバであってよい。モバイルデバイス２００が、サーバ４００で交通情報を要求する場合、サーバ４００は、リアルタイム交通情報を保存している交通情報サーバであってよい。サーバ４００は、一つの特定機能を行うものではなく、多様な情報を保存していてよい。または、サーバ４００は、モバイルデバイス２００から情報要求がある場合、他のサーバまたはウェブを検索して要求された情報を送信する役割を担うこともできる。別の実施形態として、サーバ４００は、物理的に存在するサーバではない、インターネットのようなウェブであってよい。なお、サーバ４００は、モバイルデバイス２００から受信したユーザ情報に対応するユーザプロフィールを生成してユーザ関連情報を保存する管理サーバであってよい。

例えば、モバイルデバイス２００とサーバ４００とは、Ｗｉ−Ｆｉのような無線ＬＡＮ方式を用いて接続されてよい。

このように、モバイルデバイス２００は、セルラ通信方式を用いて他モバイルデバイスと接続し、音声通話またはデータを送受信したり、無線ＬＡＮ方式を用いてサーバと接続してデータを送受信することができる。これまで、メッセージ送信システム及びサーバ４００とモバイルデバイス２００との間のシステムについて説明してきた。以下では、メッセージ送信システムに含まれるディスプレイ装置１００、モバイルデバイス２００について説明する。

図３は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置のブロック図である。図３を参照すると、ディスプレイ装置１００は、保存部１１０と、検出部１２０と、ディスプレイ部１３０と、制御部１４０及び通信部１５０を含む。

保存部１１０は、メッセージの種類別に異なるように設定された複数のテンプレートが保存される。メッセージの種類は、ディスプレイ装置１００で簡単にメッセージを送信するために予め設定されたカテゴリを意味する。例えば、メッセージの種類は、ディスプレイ装置１００の位置情報を送信するための第１メッセージと、交通状況情報を送信するための第２メッセージと、到着予定時間情報を送信するための第３メッセージと、天気情報を送信するための第４メッセージと、車内で再生中のコンテンツ情報を送信するための第５メッセージとを含んでよい。コンテンツは、ディスプレイ装置１００と、モバイルデバイス２００と、車内に位置している他コンテンツ再生装置（図示せず）等で再生されてよい。メッセージの種類は、現在のユーザの状態、乗客搭乗情報、車両速度情報、温度情報、ユーザが聞いているラジオチャネル情報等を送信するためのメッセージを含んでよい。

テンプレートは、予め作られた書式を意味し、予め設定された文章、予め設定されたイメージ等を含んでよい。

保存部１１０に保存されたテンプレートは、メッセージの種類に対応して互いに異なるテンプレートが保存される。例えば、位置情報に関連し、「Ｉ'ｍ ｐａｓｓｉｎｇ」というテンプレートが保存されてよく、交通状況情報に関連し、「Ｔｈｅ ｔｒａｆｆｉｃ ｉｓ」というテンプレートが保存されてよい。到着予定時間情報に関連し、「Ｉ'ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ ａｒｏｕｎｄ」というテンプレートが保存されてよく、天気情報に関連し、「Ｔｏｄａｙ ｉｓ」というテンプレートが保存されてよい。保存されたテンプレートが、メッセージの種類によって互いに異なるが、一つのメッセージの種類に対応して一つのテンプレートが保存されてよい。保存されたテンプレートとメッセージの種類とは、ユーザの操作によって、アップデートまたは編集することができる。なお、保存部１１０は、検出部１２０から検出された複数の状態情報を保存することができる。

そして、保存部１１０は、ディスプレイ装置１００で通話が行われると、サーバ４００に送信する通話履歴を保存することができる。ディスプレイ装置１００は、通話履歴を保存せずに、リアルタイムでサーバ４００に送信することもできる。

検出部１２０は、互いに異なる複数の状態情報を検出する。状態情報は、ディスプレイ装置１００の位置情報、交通状況情報、到着予定時間情報、天気情報、再生中のコンテンツ情報等を意味する。または、状態情報は、現在のユーザの状態情報、乗客搭乗情報、車両速度情報、温度情報、ユーザが聞いているラジオチャネル情報等であってよい。ディスプレイ装置１００の位置は、ＧＰＳ信号を受信して検出される位置を意味する。ユーザの状態情報は、運転中か否かを意味する。

例えば、検出部１２０は、ＧＰＳ信号を受信してディスプレイ装置１００の位置情報を検出することができ、情報を保存しているか情報を検索することができるサーバ（図示せず）から様々な情報を受信し、交通状況情報、到着予定時間情報、車両速度情報、天気情報または温度情報等を検出することができる。ディスプレイ装置１００は、車両の電子制御装置３００と有無線で接続されてよい。よって、車両速度情報は、車両から関連情報を受信して検出することもできる。

ユーザの状態情報は、ユーザがモバイルデバイス２００をディスプレイ装置１００に接続する瞬間、運転中であることと検出されてよい。詳細な例として、ユーザの状態情報は、モバイルデバイス２００をディスプレイ装置１００に接続した後、車両速度情報が５ｋｍ／ｓ未満である場合、運転待機状態と検出され、車両速度情報が５ｋｍ／ｓ以上である場合、運転状態と検出されてよい。上述の例は一実施形態であり、運転待機状態及び運転状態は、多様な基準によって設定されてよい。

乗客搭乗情報は、車両に備えられた検知センサを用いて乗客を検知し、電子制御装置３００が検知された乗客情報をディスプレイ装置１００に送信して検出されてよい。または、ディスプレイ装置１００が近距離無線通信方式を用いて、乗客の所持する端末装置と通信を行って、乗客搭乗情報を検出することができる。または、乗客搭乗情報は、手動でユーザによって入力され、保存部１１０に保存されてよい。

検出部１２０は、ディスプレイ装置１００で再生中のコンテンツ情報を検出することができる。もし、コンテンツがモバイルデバイス２００で再生中の場合、モバイルデバイス２００は再生中のコンテンツ情報をディスプレイ装置１００に送信することができる。コンテンツが車内の他コンテンツ再生装置で再生中の場合、ディスプレイ装置１００またはモバイルデバイス２００は、再生中のコンテンツのオーディオデータを収集し、モバイルデバイス２００を介してサーバ４００に送信する。サーバ４００は、受信したオーディオデータと一致するコンテンツの情報を検索し、検索されたコンテンツ情報をモバイルデバイス２００に送信する。モバイルデバイス２００は、受信されたコンテンツ情報をディスプレイ装置１００に送信する。上述の過程を通じて、ディスプレイ装置１００は車内の他コンテンツ再生装置で再生中のコンテンツの情報を獲得することができる。

ディスプレイ部１３０は、メッセージ送信画面をディスプレイする。メッセージ送信画面は、送信する相手方、メッセージ種類選択メニュー、送信するテキスト等を含んでよい。なお、モバイルデバイス２００が通話信号を受信すると、受信された通話信号をディスプレイ装置１００に送信する。ディスプレイ装置１００のディスプレイ部１３０は、受信された通話信号の発信者情報等を表示することができる。ここで、ディスプレイ部１３０は、液晶ディスプレイ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ（Ｔｈｉｎ Ｆｉｌｍ Ｔｒａｎｓｉｓｔｏｒ−Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）、有機発光ダイオード（Ｏｒｇａｎｉｃ Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ）、フレキシブルディスプレイ（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ Ｄｉｓｐｌａｙ）、３次元ディスプレイ（３Ｄ Ｄｉｓｐｌａｙ）のうち、少なくとも一つで実現されてよい。

制御部１４０は、メッセージ送信画面で送信するメッセージの種類が選択されると、選択された種類にそれぞれ対応するテンプレート及び状態情報を組み合わせ、メッセージを自動生成する。制御部１４０は、通話が行われると、通話履歴とディスプレイ装置１００の位置情報とをモバイルデバイス２００に送信するように、通信部１５０を制御する。制御部１４０は、ディスプレイ装置１００の保存部１１０と、検出部１２０と、ディスプレイ部１３０と、通信部１５０を含む各構成を制御する。

通信部１５０は、メッセージをモバイルデバイス２００に送信する。なお、通信部１５０は、モバイルデバイス２００と多様なデータを送受信したり、モバイルデバイス２００にユーザ命令を送信することができ、車両の電子制御装置３００から車両状態等の情報を受信したり、ユーザ命令を電子制御装置３００に送信することができる。

図４は、本発明の一実施形態に係るモバイルデバイス２００のブロック図である。

図４を参照すると、モバイルデバイス２００は、通信部２１０と、保存部２２０及び制御部２３０を含む。

通信部２１０は、モバイルデバイス２００を外部機器またはディスプレイ装置１００と接続する機能を担う。通信部２１０は、セルラ通信モジュール（図示せず）を含む。よって、通信部２１０は、外部モバイルデバイスまたはサーバと音声通話、テレビ電話、メッセージ、データ等を送受信することができる。なお、通信部２１０は、無線ＬＡＮモジュール（図示せず）または近距離通信モジュール（図示せず）のうち少なくとも一方を含んでよい。なお、ＵＳＢコネクタを備えてディスプレイ装置１００とＵＳＢケーブルを接続されてよい。よって、通信部２１０は、ディスプレイ装置１００とデータを送受信することができる。例えば、通信部２１０は、外部モバイルデバイスからメッセージを受信する。通信部２１０は、制御部２３０の制御に応じて、受信されたメッセージをディスプレイ装置１００に送信する。受信されたメッセージの送信は、ディスプレイ装置１００で予め設定されたアプリケーションが実行されると、ディスプレイ装置１００のアプリションに含まれたメッセージ送信要求命令によって行われてよい。または、モバイルデバイス２００とディスプレイ装置１００と接続されると、モバイルデバイス２００に受信されたメッセージ、受信された通話をディスプレイ装置１００に自動で送信するようにモバイルデバイス２００に設定されてよい。

なお、通信部２１０は、ディスプレイ装置１００からメッセージ、生成されたメッセージを受信する受信者情報及びメッセージ送信命令を受信する。ディスプレイ装置１００から受信したメッセージは、送信命令に応じて受信者に送信する。

保存部２２０は、モバイルデバイス２００の駆動に必要な多様なプログラム及びデータを保存する機能を担う。保存部２２０は、外部モバイルデバイスから受信したメッセージを保存し、ディスプレイ装置１００から受信した生成メッセージを一時保存することもできる。なお、保存部２２０は、ディスプレイ装置１００及びモバイルデバイス２００の固有情報、設定情報等を保存することもできる。例えば、保存部２２０は、ＲＯＭ、ＲＡＭまたはモバイルデバイス２００に着脱自在のメモリカード（例えば、ＳＤカード、メモリスティック）を含むことができる。なお、保存部２２０は、非揮発性メモリ、揮発性メモリ等を含んでよい。

制御部２３０は、外部から受信した通話、メッセージをディスプレイ装置１００に送信し、ディスプレイ装置１００から生成されたメッセージを受信するように通信部２１０を制御する。なお、制御部２３０は、ディスプレイ装置１００に入力されたユーザ命令が通信部２１０を介して受信された場合、対応する制御動作を行う。

これまで、ブロック図を用いてディスプレイ装置１００とモバイルデバイス２００について説明してきた。以下では、ディスプレイ装置１００でメッセージを生成する方法について説明する。

図５は、車両及びサーバから現在の状態情報を受信してメッセージを生成する方法を説明するタイミング図である。

図５を参照すると、ディスプレイ装置１００は、車両の電子制御装置３００から車両情報を受信する（Ｓ５１０）。例えば、車両の電子制御装置３００から受信する情報は、車両の速度情報、車両外の温度情報、車内の温度情報、位置情報等であってよい。温度情報は、車両に装着されたセンサから検知され、電子制御装置３００を介してディスプレイ装置１００に送信されてよい。速度情報は、車両に装着されたセンサから検知されてよく、エンジン制御のために測定されるエンジンの回転数、アクセラレータの開放程度の情報から間接的に獲得されてよい。車両にＧＰＳモジュールが装着された場合、装着されたＧＰＳモジュールで受信した車両の位置情報は、ディスプレイ装置１００に送信されてよい。本発明で、ディスプレイ装置１００は車両に搭載された形態であってよく、着脱自在の形態であってよい。なお、本発明の一実施形態は、ディスプレイ装置１００が車両に付着された状態を前提とするものであるため、ＧＰＳ信号の誤差範囲に鑑みると、車両の位置情報、ディスプレイ装置１００の位置情報及びモバイルデバイス２００の位置情報は同じものと見なす。

ディスプレイ装置１００は、電子制御装置３００とＣＡＮ通信方式を用いて接続されてよく、電子制御装置３００で測定されて検知された全情報が自動でディスプレイ装置１００に送信されてよい。ディスプレイ装置１００は、車両から受信された多様な車両情報を保存することができ、ディスプレイ部を介して表示することができる。

モバイルデバイス２００は、サーバ４００またはウェブから多様な情報を受信する（Ｓ５２０）。例えば、多様な情報は、モバイルデバイス２００の位置情報、交通情報、天気情報等であってよい。モバイルデバイス２００がＧＰＳモジュール（図示せず）を含んでいる場合、モバイルデバイス２００は、ＧＰＳモジュールを介してモバイルデバイス２００の位置情報を受信することができる。上述のように、モバイルデバイス２００の位置情報、車両の位置情報及びディスプレイ装置１００の位置情報は同じものと見なす。交通情報及び天気情報は、サーバまたはウェブから受信することができる。なお、車内の他コンテンツ再生装置でコンテンツを再生する場合、モバイルデバイス２００は、再生中のコンテンツのオーディオデータをサーバ４００に送信することができる。サーバ４００は、受信したオーディオデータを用いてコンテンツ情報を検索した後、モバイルデバイス２００と検索されたコンテンツ情報を送信することもできる。

モバイルデバイス２００は、受信した多様な情報をディスプレイ装置１００に送信する（Ｓ５３０）。上述のように、多様な情報はモバイルデバイス２００の位置情報、交通情報、天気情報等であってよい。一方、モバイルデバイス２００にマップデータ及びナビゲータの機能がある場合、モバイルデバイス２００は、保存されたマップデータ及びナビゲータアプリケーションから到着予定時間情報を獲得することができる。モバイルデバイス２００でコンテンツを再生している場合、モバイルデバイス２００は、再生中のコンテンツの情報を獲得することができる。このように、モバイルデバイス２００は、サーバ４００またはウェブから受信した情報だけでなく、モバイルデバイス２００から獲得した情報も同時に、ディスプレイ装置１００に送信することができる。モバイルデバイス２００でディスプレイ装置１００に送信する情報は、ディスプレイ装置１００でモバイルデバイス２００に要求されてよい。ディスプレイ装置１００の検出部１２０は、受信された情報から情報の種類及び状態を検出する。検出された情報は保存部１１０に保存される。

一方、車両の位置情報、到着予定時間情報または再生中のコンテンツ情報のうち、少なくとも一つは、ディスプレイ装置１００から獲得されてよい。例えば、ディスプレイ装置１００が、ＧＰＳモジュール（図示せず）を具備している場合、車両の位置情報は、ディスプレイ装置１００から直接獲得することができる。ディスプレイ装置１００がマップデータ及びナビゲーション機能を行うことができる場合、ディスプレイ装置１００は、到着予定時間情報を直接獲得することができる。ディスプレイ装置１００で再生中のコンテンツの場合、ディスプレイ装置１００がコンテンツ情報を直接獲得することができる。もし、ディスプレイ装置１００、モバイルデバイス２００または電子制御装置３００が同様の情報を複数獲得する場合、ディスプレイ装置１００は、モバイルデバイス２００または電子制御装置３００に当該情報を要求しなくてよい。または、ディスプレイ装置１００が、複数の同一情報を獲得する場合、優先順位を定めていずれか一つの情報のみを保存することができる。

ディスプレイ装置１００は、メッセージを作成する（Ｓ５４０）。ディスプレイ装置１００は、モバイルデバイス２００及び車両の電子制御装置３００から受信した情報を保存する。多様な情報は、モバイルデバイス２００または車両の電子制御装置３００で予め設定された時間または特定イベントが発生した時点で、自動的にディスプレイ装置１００に送信されてよい。例えば、電子制御装置３００が、ディスプレイ装置１００に車内温度情報を送信した後、車内温度情報が変更されると、電子制御装置３００は自動で変更された車内温度情報をディスプレイ装置１００に送信することができる。または、モバイルデバイス２００は、到着予定時間情報が変更されると、自動で変更された到着予定時間情報をディスプレイ装置１００に送信することができる。または、モバイルデバイス２００または電子制御装置３００は、１分、５分のように、一定時間毎に周期的にディスプレイ装置１００に送信することができ、ディスプレイ装置１００は、一定時間毎に周期的にモバイルデバイス２００または電子制御装置３００に情報送信を要求することもできる。具体的なメッセージ作成方法は、後述する。

ディスプレイ装置１００は、作成されたメッセージをモバイルデバイス２００に送信する（Ｓ５５０）。ディスプレイ装置１００が、メッセージ作成完了命令またはメッセージ送信命令を受信すると、モバイルデバイス２００に作成されたメッセージを送信する。モバイルデバイス２００は、ディスプレイ装置１００から受信したメッセージを外部モバイルデバイスに送信する（Ｓ５６０）。

図６は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置１００から検出される現在の状態情報を説明する図である。

図６を参照すると、メッセージの種類に対応する互いに異なる複数の状態情報１０が示されている。複数の状態情報１０は、検出部１２０から検出されて、保存部１１０に保存されてよい。場合によって、検出されて保存された複数の状態情報１０は、状態情報ビューメニューによってディスプレイ部１３０に表示されてよい。

複数の状態情報は、モバイルデバイス２００または電子制御装置３００から受信されてよい。または、ディスプレイ装置１００から獲得されてよい。すなわち、車両の位置情報はＧＰＳモジュール（図示せず）具備有無に応じて、ディスプレイ装置１００、モバイルデバイス２００または電子制御装置３００から獲得されてよい。交通情報及び天気情報は、モバイルデバイス２００からディスプレイ装置１００に送信されてよい。到着予定時間及び再生中のコンテンツ情報は、モバイルデバイス２００から送信されたり、ディスプレイ装置１００から獲得されてよい。速度情報及び温度情報は、電子制御装置３００からディスプレイ装置１００に送信されてよい。ディスプレイ装置１００に送信された多様な情報は、検出部１２０から状態別に検出され、保存部１１０に保存されてよい。

図６において、一例として、ユーザの位置情報（Ｌｏｃａｔｉｏｎ）は、カンナム駅（Ｋａｎｇｎａｍ Ｓｔａｔｉｏｎ）、車両速度（Ｓｐｅｅｄ）は６０ｋｍ、天気（Ｗｅａｔｈｅｒ）は曇り（Ｃｌｏｕｄｙ）、再生中の音楽（Ｓｏｎｇ）はドレミソング（Ｄｏｒｅｍｉ Ｓｏｎｇ）、到着予定時間（Ａｒｒｉｖｅ Ｔｉｍｅ）は午後６時（ＰＭ０６：００）及び現在の温度は摂氏１４度（１４℃）が検出されて保存されている。図６に示す状態情報は一例であり、別の状態情報が検出されて保存されてよい。

ユーザがメッセージの種類メニューのうちの一つを選択すると、制御部１４０は、保存された複数の状態情報１０のうち、対応する状態情報を選択し、予め設定されたテンプレートと組み合わせて完成した文章を生成する。

図７は、本発明の一実施形態に係るメッセージ送受信過程を説明する図である。

図７の（１）を参照すると、ディスプレイ装置１００はモバイルデバイス２００と接続されている。ディスプレイ装置１００が、ナビゲーション機能を行うと同時に、Ｍｕｓｉｃ Ａを再生している。モバイルデバイス２００は、メッセージを受信する。モバイルデバイス２００は、メッセージを受信すると、受信されたメッセージをディスプレイ装置１００に送信する。モバイルデバイス２００は、メッセージを発信した発信者の氏名、発信者の電話番号、発信者の写真及びメッセージ内容をディスプレイ装置１００に送信する。

図７の（２）によると、ディスプレイ装置１００は、モバイルデバイス２００からメッセージを受信して画面に表示する。一実施形態として、ディスプレイ装置１００は、画面を二つの領域に分離し、上側領域２１にはメッセージ内容、下側領域２２には発信者の氏名、発信者の電話番号、発信者の写真等を含む発信者情報を表示することができる。

ディスプレイ装置１３０は、下側領域２２は発信者に電話をかけたり、応答メッセージを送ることができるメニュー領域に設定されてよい。よって、ユーザが、下側領域２２をタップすると、発信者に電話をかけたり、応答メッセージを作成する画面に切り替わってよい。具体的なメッセージ作成については、後述する。メッセージ作成が完了して送信メニューが選択されると、ディスプレイ装置１００は、生成されたメッセージ及びメッセージ送信命令をモバイルデバイス２００に送信する。

図７の（３）によると、メッセージ送信メニューが選択され、ディスプレイ装置１００は生成されたメッセージ及びメッセージ送信命令をモバイルデバイス２００に送信していた。ディスプレイ装置１００は、メッセージ送信命令を送信した後、メッセージ受信前の状態に切り替わる。すなわち、ディスプレイ装置１００は、ナビゲーション機能を行うと同時に、Ｍｕｓｉｃ Ａを再生している状態の画面を表示する。ディスプレイ装置１００はメッセージを受信すると、再生中のコンテンツを中止させることができ、引き続き再生させることもできる。なお、ユーザの設定によって、メッセージ受信中に、コンテンツ継続再生または中止有無が設定されてよい。

モバイルデバイス２００は、メッセージ送信命令に応じて生成されたメッセージを送信する。場合によって、モバイルデバイス２００は、生成されたメッセージを保存部２２０に一時保存した後、メッセージ送信に成功すると、一時保存されたメッセージを削除することができる。または、メッセージ送信に失敗すると、再びディスプレイ装置１００に失敗結果を送信し、再送信するか問い合わせることができる。このとき、ディスプレイ装置１００は、一定の警告音とともに作成されたメッセージを表示し、再送信選択メニューを表示することができる。

以下では、具体的なメッセージ作成方法について説明する。

図８ないし図９は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置１００でメッセージを生成する過程を説明する図である。

図８の（１）によると、ディスプレイ装置１００のディスプレイ部１３０は、二つの領域を表示することができる。上側領域２１はナビゲーション画面、再生中のコンテンツ画面等を表示することができる。下側領域２２はメッセージを送信する相手方と新たなメッセージ作成ボタンを表示することができる。ユーザが、下側領域３２に表示された新たなメッセージ作成ボタンを選択すると、画面が切り替わる。図８の（１）は一実施形態に過ぎず、下側領域２２は、受信されたメッセージの発信者情報を表示し、発信者情報をタップすると、電話接続またはメッセージ作成選択メニューを表示することもできる。

図８の（２）によると、ディスプレイ部１３０は、切り替わった画面をディスプレイする。ディスプレイ部１３０の上側領域２１は、相手方表示及び通話ボタンが表示されてよく、下側領域２２はメッセージ作成ウィンドウ及びメッセージ種類選択ボタン５１が表示されてよい。ユーザが、通話ボタンを選択すると、ディスプレイ装置１００は、上側領域２１に表示された相手方に通話接続を試みる。ユーザが、メッセージ作成ウィンドウでメッセージを作成し、送信ボタンを選択すると、作成されたメッセージが相手方に送信される。ユーザがメッセージ種類選択ボタン５１を選択すると、予め設定されたメッセージの種類を選択することができるアイコンが表示された画面に切り替わってよい。

図８の（３）によると、簡単メッセージ送信メニューが表示された画面２３をディスプレイする。簡単メッセージ送信メニューが表示された画面２３は、送信する相手方、予め設定されたメッセージ種類選択アイコンを含む。予め設定されたメッセージ種類選択アイコンは、位置情報送信アイコン５３、交通状況情報送信アイコン５５、到着予定時間情報送信アイコン５７、天気情報送信アイコン５９及び再生中のコンテンツ情報アイコン６１を含んでよい。ユーザが、位置情報送信アイコン５３を選択すると、制御部１４０は、予め設定されたテンプレートと検出部１２０から検出された状態情報を組み合わせて文章を生成する。

図９の（１）によると、生成された文章を表示する画面が示されている。例えば、保存部１１０は、位置情報送信メッセージに対応して「Ｉ'ｍ ｐａｓｓｉｎｇ」というテンプレートを保存し、検出部１２０は、位置情報として「ＸＸＸ ｓｔｒｅｅｔ」を検出したと仮定する。この場合、ユーザの位置情報送信アイコン５３の選択に対応し、制御部１４０は「Ｉ'ｍ ｐａｓｓｉｎｇ」と「ＸＸＸ ｓｔｒｅｅｔ」を抽出して組み合わせる。ディスプレイ部１３０は、組み合わせられた「Ｉ'ｍ ｐａｓｓｉｎｇ ＸＸＸ ｓｔｒｅｅｔ．」を表示する。ユーザは、更に別のメッセージを選択することができる。例えば、ユーザは、交通状況情報送信アイコン５５を選択することができる。

図９の（２）によると、ユーザの選択に対応してディスプレイ部１３０が表示する画面が示されている。例えば、保存部１１０は、交通状況情報送信メッセージに対応し、「Ｔｈｅ ｔｒａｆｆｉｃ ｉｓ」というテンプレートを保存し、検出部１２０は、交通状態情報として「Ｈｅａｖｙ」を検出したと仮定する。この場合、ユーザの交通状況情報送信アイコン５５の選択に対応し、制御部１４０は「Ｔｈｅ ｔｒａｆｆｉｃ ｉｓ」と「Ｈｅａｖｙ」とを抽出して組み合わせる。ディスプレイ部１３０は、組み合わせられた「Ｔｈｅ ｔｒａｆｆｉｃ ｉｓ Ｈｅａｖｙ．」を表示する。ユーザは、到着予定情報送信アイコン５７を更に選択することができる。

図９の（３）によると、ユーザの選択に対応してディスプレイ部１３０が表示する画面が示されている。例えば、保存部１１０は、到着予定時間情報送信メッセージに対応し、「Ｉ'ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ」というテンプレートを保存し、検出部１２０は、到着予定時間情報として、「ａｒｏｕｎｄ ＰＭ０６：００」を検出したと仮定する。この場合、ユーザの到着予定時間情報送信アイコン５７の選択に対応し、制御部１４０は、「Ｉ'ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ」と「ａｒｏｕｎｄ ＰＭ０６：００」とを抽出して組み合わせる。ディスプレイ部１３０は、組み合わせられた「Ｉ'ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ ａｒｏｕｎｄ ＰＭ０６：００．」を表示する。ユーザは、予め設定されたメッセージの種類の数だけメッセージを作成することができる。ユーザが、送信ボタン６３を選択すると、ディスプレイ部１３０に表示されている組み合わせられた文章を相手方に送信する。

図８ないし図９においては、位置情報送信メッセージ、交通状況情報送信メッセージ、到着予定時間情報送信メッセージ、天気情報送信メッセージ及び再生中のコンテンツ情報送信メッセージを含むメッセージの種類について説明してきた。しかし、メッセージの種類は、ユーザによって編集が可能である。

図１０は、本発明の一実施形態に係るメッセージの種類メニューを編集する過程を説明する図である。

図１０の（１）によると、ディスプレイ部１３０には、メッセージ種類メニューを編集することができる画面３３が表示される。ユーザは、メッセージメニュー編集６５を選択することができる。

図１０の（２）によると、ディスプレイ部１３０は、二つの領域に分離された画面を表示することができる。ディスプレイ部１３０の上側領域２１は、既存メッセージの種類の選択及び削除メニューを表示することができ、下側領域２２は、新たなメッセージの種類の選択及び追加メニューを表示することができる。ユーザは、再生中のコンテンツ情報送信アイコン６１を選択し、削除ボタン６１を選択することができる。なお、ユーザは、車両速度情報送信アイコン６９を選択し、追加ボタン７３を選択することができる。アイコンの削除及び追加動作は、それぞれ別個の動作で行われてよく、同時に行われてよい。同時に行われる場合、図１０の（２）に示すように、ディスプレイ装置１００は、削除ボタン６７及び追加ボタン７３及び完了ボタン（図示せず）を表示し、ユーザが完了ボタンを選択すると、アイコンの削除及び追加を同時に行うことができる。または、削除ボタン６７及び追加ボタン７３を表示せずに、完了ボタン（図示せず）のみを表示し、ユーザが完了ボタンを選択すると、予め設定されているアイコンは削除、設定されていないアイコンは追加する動作を同時に行うこともできる。

図１０の（３）によると、ディスプレイ部１３０は、新たに編集されたメッセージ種類メニュー画面を表示する。すなわち、既存のメッセージ種類メニュー選択アイコンのうち、削除された再生中のコンテンツ情報送信アイコン６１は表示されず、新たに追加した車両速度情報送信アイコン６９を含み、メッセージ種類メニュー画面を表示することができる。ユーザが追加した車両速度情報送信アイコン６９を選択すると、ディスプレイ装置１００は、図８ないし図９を参照して説明したものと同一の過程を行う。新たなメッセージの種類の例としては、車両速度情報、外気温度、車内温度、ユーザ状態情報、乗客搭乗情報等であってよい。

図１０では、メッセージ種類メニューを編集する過程について説明したが、各メッセージの種類に対応する保存されたテンプレートも、編集またはアップデートすることができる。例えば、ユーザは、保存テンプレート編集ボタンを選択し、位置情報に対応して保存された「Ｉ'ｍ ｐａｓｓｉｎｇ」を「Ｈｅｒｅ ｉｓ」に編集することができる。

図１１は、本発明の一実施形態に係るモバイルデバイス及びディスプレイ装置を車両と接続して使用する実施形態に対する図である。

図１１では、車内でディスプレイ装置１００、モバイルデバイス２００及び電子制御装置３００が無線通信方式で接続された状態を示す。ディスプレイ装置１００とモバイルデバイス２００、ディスプレイ装置１００と電子制御装置３００は、有線で接続されてよい。図１１においては、ディスプレイ装置１００が車両に搭載された形態の場合を示しているが、ディスプレイ装置１００は、独立的に存在して車両に着脱されてよい。

図１１でのように、ディスプレイ装置１００とモバイルデバイス２００とが接続されると、モバイルデバイス２００は、受信した通話、メッセージまたはデータをディスプレイ装置に送信する。電子制御装置３００は、ディスプレイ装置１００と接続されると、車両に関する情報をディスプレイ装置１００に送信する。ディスプレイ装置１００は、モバイルデバイス２００または電子制御装置３００から受信した各種データをディスプレイすることができる。

ディスプレイ装置１００、モバイルデバイス２００または電子制御装置３００は、自分に具備されたＧＰＳチップを用いて車両の位置を把握する。すなわち、ディスプレイ装置１００の位置情報、モバイルデバイス２００の位置情報、または、電子制御装置３００の位置情報は、直ちに車両の位置と見なすことができる。

ユーザは、受信されたメッセージに対して簡単メッセージ作成メニューを選択し、送信するメッセージの種類が選択されて、メッセージを作成することができる。例えば、位置、交通状況、到着予定時間を選択すると、対応するテンプレートと検出された情報とを組み合わせて文章を生成することができる。ユーザが、送信ボタンを選択すると、生成されたメッセージは相手方に送信される。

図１１では、ドライバが所有する一つのモバイルデバイス２００とディスプレイ装置１００とが接続された例を示しているが、複数の乗客がそれぞれモバイルデバイスを所有した場合、ディスプレイ装置１００は、近距離無線通信方式を用いて車内の複数のモバイルデバイスをディスプレイ装置１００と接続することができる。このとき、ディスプレイ装置１００が広告情報を受信する場合、ディスプレイ装置１００は、上述の複数のモバイルデバイスに広告情報を送信することができる。

ディスプレイ装置１００は、多様な実施形態に応じて、動作を行うために、図３において説明した構成部以外に他の構成部を含んでよい。

図１２は、本発明の別の実施形態に係るディスプレイ装置の構成を説明するためのブロック図である。

図１２によると、ディスプレイ装置１００ａは、保存部１１０と、検出部１２０と、ディスプレイ部１３０と、制御部１４０と、通信部１５０と、マルチメディア部１６０と、撮像部１７０と、センサ部１８０及び入／出力部１９０を含む。

保存部１１０は、制御部１４０によって処理された各種マルチメディアデータ、コンテンツデータ、外部ソースから受信されたデータ等を保存する。

保存部１１０は、ディスプレイ装置１００ａまたは制御部１４０の制御のための制御プログラム及びアプリケーションを保存することができる。以下、“保存部”という用語は、ＲＯＭ、ＲＡＭまたはディスプレイ装置１００ａに着脱自在のメモリカード（例えば、ＳＤカード、メモリスティック）を含むことができる。なお、保存部は、非揮発性メモリ、揮発性メモリ、ハードディスクドライブ（ＨＤＤ）またはソリッドステートドライブ（ＳＳＤ）を含んでよい。

保存部１１０は、メッセージの種類別に異なるように設定された複数のテンプレートが保存される。そして、保存部１１０は、ディスプレイ装置１００ａで通話が行われると、サーバ４００に送信する通話履歴を保存することもできる。

検出部１２０は、互いに異なる複数の状態情報を検出する。検出部１２０は、ＧＰＳモジュール１５５と、車両の電子制御装置３００またはサーバ４００から様々な情報を受信して状態情報を検出することができる。

ディスプレイ部１３０は、制御部１４０に制御に応じて、マルチメディアコンテンツ、イメージ、動画、コンテンツ等を表示する。ディスプレイ部１３０は、タッチ入力機能のない一般のディスプレイパネルで実現されてよく、近接センサやタッチセンサを用いたユーザ操作を認識することができるタッチディスプレイパネルで実現されてよい。タッチディスプレイパネルで実現される場合、ユーザの身体（例えば、親指を含む指）または検知可能な入力手段（例えば、スタイラスペン）を通じて少なくとも一つのタッチジェスチャを入力されることができる。

このようなユーザインターフェースは、所定のタッチ領域、ソフトキー及びソフトメニューを含んでよい。ディスプレイ部１３０は、ユーザインターフェースを通じて入力される少なくとも一つのタッチジェスチャに対応する電子信号をＬＣＤコントローラ（図示せず）を通じて、ディスプレイ部１３０に送信することができる。なお、ディスプレイ部１３０は、タッチの連続した動きを検知し、タッチの連続的或いは非連続的な動きに対応する電子信号をＬＣＤコントローラに送信することができる。

このようなディスプレイ部１３０は、例えば、抵抗膜（ｒｅｓｉｓｔｉｖｅ）方式、静電容量（ｃａｐａｃｉｔｉｖｅ）方式、赤外線（ｉｎｆｒａｒｅｄ）方式または超音波（ａｃｏｕｓｔｉｃ ｗａｖｅ）方式で実現されてよい。

ディスプレイ部１３０は、タッチセンサを通じて検知されたユーザの動作に関する検知信号をデジタル信号（例えば、ＸとＹ座標）に変換して制御部１４０に送信する。制御部１４０は、受信されたデジタル信号を用いて、ディスプレイ部１３０を介して入力されたユーザの動作に対応する制御動作を行うことができる。例えば、制御部１４０は、ユーザ動作に応答し、ディスプレイ部１３０に表示されたソフトキーが選択されるようにしたり、またはソフトキーに対応するアプリケーションを実行することができる。

上述のユーザのジェスチャは、ディスプレイ部１３０とユーザの身体またはタッチ可能な入力手段との直接の接触（ｃｏｎｔａｃｔ）に限定されずに、非接触による方式も含む。ディスプレイ部１３０から検出可能なユーザ動作の感度は、ディスプレイ装置１００ａの性能または構造に応じて変更されてよい。

制御部１４０は、ＣＰＵと、ディスプレイ装置１００ａの制御のための制御プログラムが保存されたＲＯＭ（Ｒｅａｄ−Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）及びディスプレイ装置１００ａの外部から入力される信号またはデータを記憶したり、ディスプレイ装置１００ａで実行される作業のための記憶領域で使用されるＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）を含む。ＣＰＵは、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ及びクオードコアプロセッサのうち、少なくとも一つを含んでよい。ＣＰＵ、ＲＯＭ及びＲＡＭは、内部バス（Ｂｕｓ）を介して接続される。

制御部１４０は、保存部１１０、検出部１２０、ディスプレイ部１３０と、通信部１５０、マルチメディア部１６０と、撮像部１７０と、センサ部１８０を制御する。

通信部１５０は、セルラ通信モジュール１５１と、無線ＬＡＮモジュール１５２と、近距離通信モジュール１５３と、コネクタ１５４と、ＧＰＳモジュール１５５及び放送通信モジュール１５６を含む。

セルラ通信モジュール１５１は、制御部１４０の制御に応じて、セルラ通信プロトコルによる無線アクセス技術を使用し、ディスプレイ装置１００ａが少なくとも一つまたは複数のアンテナ（図示せず）を介して、外部装置（特に、セルラシステムの基地局）と接続されるようにする。

なお、セルラ通信モジュール１５１は、ディスプレイ装置１００ａに入力される電話番号を有する携帯電話、スマートフォン、タブレットパソコンまたは他の装置のような通信可能な他の機器と、音声通話、テレビ電話、ショートテキストメッセージ（Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｉｎｇ Ｓｅｒｖｉｃｅ：ＳＭＳ）またはマルチメディアメッセージ（Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｍｅｓｓａｇｉｎｇ Ｓｅｒｖｉｃｅ：ＭＭＳ）を盛り込んだ無線信号を送／受信する。

無線ＬＡＮモジュール１５２は、制御部１４０の制御に応じて、無線ＡＰ（Ａｃｃｅｓｓ Ｐｏｉｎｔ）（図示せず）が設置された場所でインターネットに接続されてよい。無線ＬＡＮモジュール１５２は、米国電気電子協会（ＩＥＥＥ）の無線ＬＡＮ規格（ＩＥＥＥ８０２．１１ｘ）をサポートする。

近距離通信モジュール１５３は、制御部１４０の制御に応じて、ディスプレイ装置１００ａと外部機器との間に無線で近距離通信を行うことができる。近距離通信方式は、ブルートゥース（ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）、赤外線通信（ＩｒＤＡ）、ＮＦＣ等を含んでよい。

コネクタ１５４は、ＵＳＢ ２．０、ＵＳＢ ３．０、ＨＤＭＩ（登録商標）、ＩＥＥＥ １３９４等、多様な装置とのインターフェースを提供する。コネクタ１５４は、ディスプレイ装置１００ａと外部装置または電源ソースを接続するためのインターフェースとして利用されてよい。制御部１４０の制御によって、コネクタ１５４に接続された有線ケーブルを通じてディスプレイ装置１００ａの保存部１１０に保存されたデータを外部装置に送信したり、または、外部装置からデータを受信することができる。コネクタ１５４に接続された有線ケーブルを通じて、電源ソースから電源が入力されたり、バッテリ（図示せず）を充電することができる。

ＧＰＳモジュール１５５は、地球軌道上にある複数のＧＰＳ衛星（図示せず）から電波を受信し、ＧＰＳ衛星（図示せず）からディスプレイ装置１００ａまで電波到達時間（Ｔｉｍｅ ｏｆ Ａｒｒｉｖａｌ）及びＧＰＳパラメータを用いて、ディスプレイ装置１００ａの位置を算出することができる。

放送通信モジュール１５６は、制御部１４０の制御に応じて、放送通信アンテナ（図示せず）を通じて放送局から送出される放送信号（例えば、テレビ放送信号、ラジオ放送信号またはデータ放送信号）及び放送付加情報（例えば、ＥＰＳ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃ Ｐｒｏｇｒａｍ Ｇｕｉｄｅ）またはＥＳＧ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｇｕｉｄｅ））を受信することができる。

マルチメディア部１６０は、オーディオ再生モジュール１６１及びビデオ再生モジュール１６２を含む。オーディオ再生モジュール１６１は、制御部１４０の制御によって保存されたり、または、受信されるデジタルオーディオファイル（例えば、ファイル拡張子がｍｐ３、ｗｍａ、ｏｇｇまたはｗａｖのファイル）を再生することができる。ビデオ再生モジュール１６２は、デジタルビデオファイルを再生することができるように、多様な形式のコーデックをサポートする。すなわち、再生しようとするビデオファイルのコーデック形式に合うように予め保存されたコーデックによって、ビデオファイルを再生する。なお、マルチメディア部１６０のオーディオ再生モジュール１６１またはビデオ再生モジュール１６２は、制御部１４０に含まれてよい。

撮像部１７０は、制御部１４０の制御に応じて、静止イメージまたは動画を撮影する。撮像部１７０は、撮像部１７０は、複数のカメラを含んでよい。撮像部１７０は、撮影に必要な光量を提供するサブ光源（例えば、フラッシュ（図示せず））を含んでよい。

撮像部１７０は、撮像されたイメージを制御部１４０に伝達する。制御部１４０は、イメージを分析し、ユーザの動き或いは形状を検知し（ｄｅｔｅｃｔ）し、検知された動き或いは形状に対応する制御動作を行うことができる。一例として、ユーザの動きとは、撮像部１７０を介して検知されるユーザの手の動きを意味する。ユーザの形状とは、撮像部１７０を介して検知されるユーザの顔の形状を意味してよい。

更に別の実施形態として、ディスプレイ装置１００ａは、赤外線検知器のような別の手段を用いてユーザの動きを検知し、上記動きに応答してアプリケーションを実行或いは制御することができる。

なお、撮像部１７０は、ディスプレイ装置１００ａと別途に構成されてよい。例えば、ディスプレイ装置１００ａは、車両の内部に装着されており、撮像部１７０は、車外（例えば、前面や後面）に装着されてよい。ディスプレイ装置１００ａと撮像部１７０とは、有無線で接続されて撮像部１７０で撮像された車両前面または後面の映像がディスプレイ装置１００ａでディスプレイされてよい。

センサ部１８０は、タッチセンサ１８１と、地磁気センサ１８２と、加速度センサ１８３及び近接センサ１８４を含んでよい。

タッチセンサ１８１は、ユーザのディスプレイ部１３０に対するタッチを検知することができるセンサである。タッチセンサ１８１は、ユーザのタッチを検知する方式に応じて、静電方式と圧電方式とに分けることができる。本発明の一実施形態に係るタッチセンサ１８１は、２種の方式でそれぞれ実現されてよい。タッチセンサ１８１は、ディスプレイパネルとともにディスプレイ部を構成することができる。

タッチセンサ１８１は、指先のような身体または検知可能な入力手段でタッチスクリーンを押圧し、ディスプレイ画面上に表示された指示を入力することができるセンサを意味する。タッチセンサ１８１は、容量変化、抵抗変化または光量変化を利用する。

地磁気センサ１８２は、地磁気を検出し、方位角を探知することができる。よって、ディスプレイ装置１００ａの方向を認識する。加速度センサ１８３は、出力信号を処理し、物体の加速度、振動、衝撃等の動的力を測定するものとして、ディスプレイ装置１００ａの動く速度変化や力の強度を検知する。近接センサ１８４は、ユーザのディスプレイ装置１００ａに対する物体の接近有無を検出することができる。

図１２には示していないが、ディスプレイ装置１００ａのセンサ部１８０は、重力がどの方向にかかるかを検出することができる重力センサ、既存の加速度センサにそれぞれ回転を施して総６軸を認識することができるジャイロセンサ、イメージのようなコンテンツの横、縦フレームを自動的に検知し、コンテンツを自動回転及び整列させることができるオリエンテーションセンサ、ディスプレイ装置１００ａの周辺の光の量を検出する照度センサ、大気の圧力を測定することができる高度測定センサ、物体の色を検出することができるＲＧＢセンサ、超音波や赤外線を用いて距離を測定することができる距離測定センサ、磁場の強度に応じた電圧の変化を用いるホールセンサのうち、少なくとも一つを更に含んでよい。

センサ部１８０の各センサは、状態を検出し、検出に対応する信号を生成し、制御部１４０に送信することができる。センサ部１８０のセンサは、ディスプレイ装置１００ａの性能に応じて追加されたり削除されてよい。

入／出力部１９０は、ボタン部１９１と、マイク１９２と、スピーカ１９３及び振動モータ１９４を含む。

少なくとも一つのボタン部１９１は、ディスプレイ装置１００ａのボディ（ｂｏｄｙ）の前面、側面または背面にプッシュ型或いはタッチ型で形成されてよく、電源／ロックボタン、音量調節ボタン、メニューボタン、ホームボタン、「戻る」ボタン（ｂａｃｋ ｂｕｔｔｏｎ）及び検索ボタンのうち、少なくとも一つを含んでよい。

マイク１９２は、制御部１４０の制御によって、音声（ｖｏｉｃｅ）またはサウンド（ｓｏｕｎｄ）を受信して電気的な信号を生成する。

スピーカ１９３は、制御部１４０の制御に応じて、セルラ通信モジュール１５１と、無線ＬＡＮモジュール１５２と、近距離通信モジュール１５３と、マルチメディア部１６０または撮像部１７０の多様な信号（例えば、無線信号、放送信号、デジタルオーディオファイル、デジタル動画ファイルまたは写真撮影等）に対応するサウンドをディスプレイ装置１００ａの外部に出力することができる。

スピーカ１９３は、ディスプレイ装置１００ａが行う機能に対応するサウンド（例えば、電話通話に対応するボタン操作音または通話接続音）を出力することができる。スピーカ１９３は、ディスプレイ装置１００ａのボディの適切な位置または位置に一つまたは複数に形成されてよい。一例として、スピーカ１９３は、通話中にユーザの耳に接近するのに適した位置に配置される内部スピーカモジュールと、オーディオ／ビデオファイルの再生や放送の視聴時に使用されるのに適した、より高い出力を有し、ディスプレイ装置１００ａのボディの適した位置に配置される外部スピーカモジュールを含んで構成されてよい。

振動モータ１９４は、制御部１４０の制御に応じて、電気的信号を機械的な振動に変換することができる。例えば、振動モードにあるディスプレイ装置１００ａは別の装置（図示せず）から音声通話が受信される場合、振動モータ１９４が動作する。振動モータ１９４は、ディスプレイ装置１００ａのボディ内に一つまたは複数で形成されてよい。振動モータ１９４は、ディスプレイ部１３０上で検知されるユーザのタッチジェスチャ及びディスプレイ部１３０上で検知されるタッチの連続した動きに応答して動作することができる。

電源部（図示せず）は、ディスプレイ装置１００ａで使用される電源を供給する。電源部は、充電可能なバッテリで実現されてよく、外部供給電源を変換して充電可能なバッテリに供給する電圧変換機を更に含んでよい。

電源部は、制御部１４０の電源管理制御によって、ディスプレイ装置１００ａに最大性能モード、通常モード、節電モード、待ち受けモード等、多様なモードで電源を供給することができる。

ディスプレイ装置１００ａは、通話履歴とディスプレイ装置１００ａの位置情報 とをサーバ４００に送信し、通話履歴及び位置情報に関連する多様な情報を受信することができる。

上述のようなディスプレイ装置１００ａの各構成部は、必ずしも全て含まなければならないわけではなく、実施形態に応じて一部構成のみが含まれてよい。なお、ディスプレイ装置１００ａがセルラ通信モジュール１５１を含んでいる場合、モバイルデバイス２００で行われる機能がディスプレイ装置１００ａで行われてよい。以下では、ディスプレイ装置１００ａがモバイルデバイス２００なしにメッセージを生成して送信する方法について説明する。

図１３は、本発明の別の実施形態に係る現在の状態情報を受信してメッセージを生成する方法を説明するタイミング図である。図１３を参照して説明するディスプレイ装置１００ａは、セルラ通信モジュール１５１を含んで通話及びメッセージ送受信を行うことができる。

図１３を参照すると、ディスプレイ装置１００ａは、サーバ４００またはウェブから多様な情報を受信する（Ｓ１３１０）。例えば、多様な情報は、ディスプレイ装置１００ａの位置情報、交通情報、天気情報等であってよい。上述のように、ディスプレイ装置１００ａの位置情報及び車両の位置情報は、同一であると見なす。なお、車内の他コンテンツ再生装置でコンテンツを再生する場合、ディスプレイ装置１００ａは、サーバ４００に再生中のコンテンツのオーディオデータを送信して検索を要求し、サーバ４００からコンテンツ情報を受信することができる。

ディスプレイ装置１００ａは、車両の電子制御装置３００から車両情報を受信する（Ｓ１３２０）。例えば、車両の電子制御装置３００から受信する情報は、車両の速度情報、車両の温度情報等であってよい。ディスプレイ装置１００ａは、車両から受信された多様な車両情報を保存することができ、ディスプレイ部を介して表示することができる。

ディスプレイ装置１００ａは、メッセージを作成する（Ｓ１３３０）。ディスプレイ装置１００ａの検出部１２０は、受信された多様な情報から如何なる状態情報かを判断し、該当する状態情報と検出する。ディスプレイ装置１００ａは、モバイルデバイス２００及び車両の電子制御装置３００から検出された状態情報を保存する。多様な情報は、モバイルデバイス２００または車両の電子制御装置３００で予め設定された時点または特定イベントが発生した時点で自動的にディスプレイ装置１００ａに送信されてよい。メッセージは、選択された状態情報メニューに対応する保存された状態情報と予め保存されたテンプレートを組み合わせて生成される。

ディスプレイ装置１００ａは、作成されたメッセージを外部モバイルデバイスに送信する（Ｓ１３４０）。ディスプレイ装置１００ａがメッセージ作成完了命令またはメッセージ送信命令を入力されると、外部モバイルデバイスに生成されたメッセージを送信する。すなわち、ディスプレイ装置１００ａは、外部モバイルデバイスまたはサーバ４００と直接接続されてよい。なお、ディスプレイ装置１００ａは、電子制御装置３００とＣＡＮ通信方式を用いて接続されてよく、電子制御装置３００で測定されて検知された全ての情報が自動でディスプレイ装置１００ａに送信されてよい。それについては、以下で具体的に説明する。

図１４は、本発明の一実施形態に係るＣＡＮ（Ｃｏｎｔｒｏｌｌｅｒ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）のデータフレームフォーマットを示す図である。

ＣＡＮは、自動車の各種計測制御装備間でデジタル直列通信を提供するための車両用ネットワークシステムを意味する。車内の電子部品の複雑な電気配線とリレーとを直列通信線に代替して知能化することにより、重量感や複雑性を軽減することができる。なお、電子的干渉によって生じる異常有無を診断することができる。

ＣＡＮは、電子制御装置（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｕｎｉｔ）を接続するための多重マスターブロードキャスト直接バスの標準である。各ノードは、メッセージのやり取りはできるが、同時にメッセージのやり取りはできない。メッセージは、最大で８バイトのメッセージの有線順位を示すＩＤで構成されている。ＣＡＮに接続されている装置は、一般的なセンサ、アクチュエータ及びその他の制御装置である。このような装置は、バス（ｂｕｓ）に直接接続されずに、ホストプロセッサとＣＡＮコントローラを通じて接続される。

ＣＡＮプロトコールは、別のネットワークプロトコールのように、物理的階層（ｐｈｙｓｉｃａｌ ｌａｙｅｒ）、送信階層（Ｔｒａｎｓｆｅｒ ｌａｙｅｒ）、客体階層（Ｏｂｊｅｃｔ ｌａｙｅｒ）、アプリケーション階層（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ ｌａｔｅｒ）で構成される。ＣＡＮは、他の２種のメッセージ（またはフレーム）フォーマットに設定されてよい。一般のフレームは、１１ビットの識別子をサポートし、拡張フレームは２９ビットの識別子をサポートする。

図１４を参照すると、ＣＡＮデータフレームフォーマットは、１ビットの開始（Ｓｔａｒｔ ｏｆ Ｆｒａｍｅ）フィールド１４０５、１１ビットまたは２９ビットの識別子（Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）フィールド１４１０、１ビットの遠隔送信要求（Ｒｅｍｏｔｅ Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｒｅｑｕｅｓｔ：ＲＴＲ）フィールド１４１５、６ビットの制御（Ｃｏｎｔｒｏｌ）フィールド１４２０、０〜８バイトのデータフィールド１４２５、１５ビットの循環重複検査（Ｃｙｃｌｉｃ Ｒｅｄｕｎｄａｎｃｙ Ｃｈｅｃｋｉｎｇ：ＣＲＣ）フィールド１４３０、１ビットのＣＲＣ ｄｅｌｉｍｉｔｅｒフィールド１４３５、１ビットのＡＣＫ ｓｌｏｔ１４４０、１ビットのＡＣＫ ｄｅｌｉｍｉｔｅｒフィールド１４４５、７ビットの終了（Ｅｎｄ ｏｆ Ｆｒａｍｅ）フィールド１４５０で構成されている。

開始（Ｓｔａｒｔ ｏｆ Ｆｒａｍｅ）フィールド１４０５はフレーム送信の開始を示す。識別子（Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）フィールド１４１０はメッセージ優先順位を表現するデータのためのものとして、２つのノードで同時にメッセージを送信しようとする際、識別子フィールド１４１０の優先順位に応じて順番が決まる。ＲＴＲフィールドが０の際は、データフレームで優勢状態（Ｄｏｍｉｎａｎｔ）であり、１の際は遠隔フレーム（Ｒｅｍｏｔｅ Ｆｒａｍｅ）で劣勢状態（Ｒｅｃｅｓｓｉｖｅ）を意味する。遠隔フレームは、受信部が送信部にデータを要求する際、出力するフレームである。

制御フィールド１４２０は、１ビットの識別拡張ビット（Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ Ｅｘｔｅｎｓｉｏｎ Ｂｉｔ：ＩＤＥ）フィールドと、１ビットの予約ビット（Ｒｅｓｅｒｖｅｄ Ｂｉｔ）フィールドと、４ビットのデータ長コード（Ｒｅｓｅｒｖｅｄ Ｂｉｔ）フィールドで構成される。データフィールド１４２５は、送信しようとするデータを含む。ＣＲＣフィールド１４３０は、一定区間のビットに区分してエラーをチェックする。ＡＣＫ ｓｌｏｔ４４０が１である場合、送信部は劣勢状態を送る。

ＣＲＣ ｄｅｌｉｍｉｔｅｒフィールド１４３５、ＡＣＫ ｄｅｌｉｍｉｔｅｒフィールド１４４５及び終了（Ｅｎｄ ｏｆ Ｆｒａｍｅ）フィールド１４５０は、劣勢状態で１になるべきである。

以上のように、ＣＡＮを用いて電子制御装置の間の通信が可能であり、車両のヘッドユニット（Ｈｅａｄ Ｕｎｉｔ：Ｈ／Ｕ）のようなディスプレイ装置１００ａに車両の状態情報が送信されてよい。

図１５は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置１００ａのメッセージ送信方法のフローチャートである。

ディスプレイ装置は、互いに異なる複数の状態情報を検出する（Ｓ１５１０）。複数の状態情報は、ディスプレイ装置の位置情報、交通状況情報、到着予定時間情報、天気情報、ディスプレイ装置で再生中のコンテンツ情報、現在ユーザの状態情報、乗客搭乗情報、車両速度情報、温度情報、ユーザが聞いているラジオチャネル情報等であってよい。検出された状態情報は、保存部に保存されてよい。

ディスプレイ装置は、メッセージ送信画面をディスプレイする（Ｓ１５２０）。ディスプレイ装置は、送信するメッセージが選択されると、対応するテンプレート及び状態情報を組み合わせる（Ｓ１５３０）。対応するテンプレートは、メッセージの種類に対応して、予め保存部に保存される。メッセージの種類または保存されたテンプレートは、ユーザによって編集が可能である。ユーザの送信命令に応じて、ディスプレイ装置は、メッセージを送信する（Ｓ１５４０）。

上述の多様な実施形態に係るディスプレイ装置のメッセージ送信方法は、プログラムで実現され、ディスプレイ装置に提供されてよい。

一例として、互いに異なる複数の状態情報を検出するステップと、メッセージ送信画面をディスプレイするステップと、メッセージ送信画面で送信するメッセージの種類が選択されると、メッセージの種類別に異なるように設定されて保存された複数のテンプレートのうち、選択された種類にそれぞれ対応するテンプレート及び状態情報を組み合わせてメッセージを自動生成するステップと、メッセージを外部装置に送信するステップとをプログラムが保存された非一時的な読み取り可能な媒体（Ｎｏｎ−ｔｒａｎｓｉｔｏｒｙ ｃｏｍｐｕｔｅｒ ｒｅａｄａｂｌｅ ｍｅｄｉｕｍ）が提供されてよい。

非一時的な読み取り可能な媒体とは、レジスタやキャッシュ、メモリ等のように短い間だけデータを保存する媒体ではなく、半永久的にデータを保存し、機器によって読み取り（Ｒｅａｄｉｎｇ）が可能な媒体を意味する。具体的には、上述の多様なアプリケーションまたはプログラムは、ＣＤやＤＶＤ、ハードディスク、ブルーレイディスク、ＵＳＢ、メモリカード、ＲＯＭ等のような非一時的な読み取り可能な媒体に保存されて提供されてよい。

以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的趣旨の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

１００ ディスプレイ装置
１００ａ ディスプレイ装置
１１０ 保存部
１２０ 検出部
１３０ ディスプレイ装置
１４０ 制御部
１５０ 通信部
１５１ セルラ通信モジュール
１５２ モジュール
１５３ 近距離通信モジュール
１５４ コネクタ
１５５ モジュール
１５６ 放送通信モジュール
１６０ マルチメディア部
１６１ オーディオ再生モジュール
１６２ ビデオ再生モジュール
１７０ 撮像部
１８０ センサ部
１８１ タッチセンサ
１８２ 地磁気センサ
１８３ 加速度センサ
１８４ 近接センサ
１９０ 出力部
１９１ ボタン部
１９２ マイク
１９３ スピーカ
１９４ 振動モータ
２００ モバイルデバイス
２００−１ 第１モバイルデバイス
２００−２ 第２モバイルデバイス
２１０ 通信部
２２０ 保存部
２３０ 制御部
３００ 電子制御装置
４００ サーバ

Claims (10)

1. ディスプレイ装置において、
   メッセージの種類別に異なるように設定された複数のテンプレートが保存される保存部と、
   互いに異なる複数の状態情報を検出する検出部と、
   メッセージ送信画面をディスプレイするディスプレイ部と、
   前記メッセージ送信画面で送信するメッセージの種類が選択されると、選択された種類にそれぞれ対応するテンプレート及び状態情報を組み合わせてメッセージを自動生成する制御部と、
   前記メッセージを外部装置に送信する通信部と
   を含むディスプレイ装置。
2. 前記テンプレートは、
   ユーザ操作に応じてアップデート可能であることを特徴とする請求項１に記載のディスプレイ装置。
3. 前記メッセージの種類は、
   前記ディスプレイ装置の位置情報を通知するための第１メッセージと、交通状況情報を通知するための第２メッセージと、到着予定時間情報を通知するための第３メッセージと、天気情報を通知するための第４メッセージ、及び、前記ディスプレイ装置で再生中のコンテンツ情報を通知するための第５メッセージのうち、少なくとも一つを含み、
   前記状態情報は、
   前記ディスプレイ装置の位置情報、交通状況情報、到着予定時間情報、天気情報及び前記ディスプレイ装置で再生中のコンテンツ情報のうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項１に記載のディスプレイ装置。
4. 前記メッセージの種類は、
   ユーザ操作に応じて編集可能であることを特徴とする請求項１に記載のディスプレイ装置。
5. 前記制御部は、
   通話が行われると、通話履歴と前記ディスプレイ装置の位置情報とをサーバに送信するように前記通信部を制御することを特徴とする請求項１に記載のディスプレイ装置。
6. ディスプレイ装置のメッセージ送信方法において、
   互いに異なる複数の状態情報を検出するステップと、
   メッセージ送信画面をディスプレイするステップと、
   前記メッセージ送信画面で送信するメッセージの種類が選択されると、メッセージの種類別に異なるように設定されて保存された複数のテンプレートのうち、選択された種類にそれぞれ対応するテンプレート及び状態情報を組み合わせてメッセージを自動生成するステップと、
   前記メッセージを外部装置に送信するステップと
   を含むディスプレイ装置のメッセージ送信方法。
7. 前記テンプレートは、
   ユーザ操作に応じてアップデート可能であることを特徴とする請求項６に記載のディスプレイ装置のメッセージ送信方法。
8. 前記メッセージの種類は、
   前記ディスプレイ装置の位置情報を通知するための第１メッセージと、交通状況情報を通知するための第２メッセージと、到着予定時間情報を通知するための第３メッセージと、天気情報を通知するための第４メッセージ、及び、前記ディスプレイ装置で再生中のコンテンツ情報を通知するための第５メッセージのうち、少なくとも一つを含み、
   前記状態情報は、
   前記ディスプレイ装置の位置情報、交通状況情報、到着予定時間情報、天気情報及び前記ディスプレイ装置で再生中のコンテンツ情報のうち、少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項６に記載のディスプレイ装置のメッセージ送信方法。
9. 前記メッセージの種類は、
   ユーザ操作に応じて編集可能であることを特徴とする請求項６に記載のディスプレイ装置のメッセージ送信方法。
10. 通話が行われると、通話履歴と前記ディスプレイ装置の位置情報とをサーバに送信するステップを更に含むことを特徴とする請求項６に記載のディスプレイ装置のメッセージ送信方法。

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