JP2014131210A - 映像符号化方法、映像復号方法、映像符号化装置、映像復号装置、映像符号化プログラム、映像復号プログラム及び記録媒体 - Google Patents

映像符号化方法、映像復号方法、映像符号化装置、映像復号装置、映像符号化プログラム、映像復号プログラム及び記録媒体 Download PDF

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【課題】重み係数値を符号化することなく高精度な予測画像を生成することができる映像符号化方法、映像復号方法を提供する。
【解決手段】符号化対象映像を構成するフレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに予測符号化を行う際に、参照領域と、第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像符号化方法・映像復号方法であって、参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差に基づき、参照領域に基づく第2の一次予測画像と第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定ステップと、重み係数に基づいて第1の一次予測画像と第2の一次予測画像とから予測画像を生成する予測画像生成ステップとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、双方向予測符号化を用いた映像符号化方法、映像復号方法、映像符号化装置、映像復号装置、映像符号化プログラム、映像復号プログラム及び記録媒体に関する。
一般的な映像符号化では、被写体の空間的/時間的な連続性を利用して、映像の各フレームを処理単位ブロックに分割し、ブロック毎にその映像信号を空間的/時間的に予測し、その予測方法を示す予測情報と予測残差とを符号化することで、映像信号そのものを符号化する場合に比べて大幅な符号化効率の向上を図っている。一般的な二次元映像符号化では、同じフレーム内の既に符号化済みのブロックを参照して符号化対象画像を予測するイントラ予測と、既に復号済みの他のフレームを参照して動き探索などに基づき符号化対象画像を予測するインター予測を行う。これらの予測方法による予測結果は、2つ以上組み合わせて予測精度を向上することもできる。
MPEG(動画像専門家グループ(Moving Picture Experts Group))−1、MPEG−2及びMPEG−4を含む、多くのビデオ圧縮標準では、画像の符号化/復号順序は再生順序と同一ではなく、そのためインター予測において時間的に前のフレームを参照する前方向予測だけでなく後のフレームを参照する後方向予測、更に2つ以上のフレームからの予測結果を混合する双方向予測を行うことができる。双方向予測によれば、画像間の回転、輝度変化、ノイズなどによる予測エラーを低減することができる。双方向予測については、非特許文献1に詳しい。
双方向予測は、予測方向が時間的に異なる場合だけでなく、空間方向に異なる場合等、別の予測方法を組み合わせることも可能であり、空間解像度の異なる映像を符号化するスケーラブル映像符号化や、多視点映像を符号化する多視点映像符号化などにも利用することができる。スケーラブル符号化においては、低解像度レイヤの復号画像から高解像度レイヤの予測を行うインターレイヤ予測とインター予測を混合することが可能である。また多視点映像符号化においては、異なる視点の復号画像から符号化対象視点の予測を行うインタービュー予測とインター予測を混合することが可能である。スケーラブル映像符号化については非特許文献2に、多視点映像符号化においては非特許文献3に詳しい。
また、予測画像の精度をさらに向上させることが出来る方法として、あるピクチャを符号化した際の予測残差を現符号化対象ピクチャの予測に用いる残差予測を利用することも可能である。残差予測については非特許文献4に詳しい。この方法は、高い相関を持つ2つのピクチャをそれぞれ予測符号化した場合に、その予測残差も互いに相関を持つことを利用した予測方式である。一般的な残差予測では、あるピクチャの符号化時の予測残差を、現符号化対象ピクチャの予測残差から差し引き、その差分を符号化する。
スケーラブル符号化では、低解像度レイヤにおける予測残差をアップサンプリングし、高解像度レイヤにおける予測残差から差し引くことで、符号量を削減することができる。多視点映像符号化においては、異なる視点における予測残差を符号化対象視点の予測残差から差し引くことで符号化効率向上が可能である。この方式は、2つのピクチャを予測符号化した場合のそれぞれの予測方式が同一であり、それぞれの参照ピクチャ同士の相関が高い場合に特に符号化効率が向上する。例えば、予測方式が共にインター予測であり、参照ピクチャのフレーム番号が同じである場合などに特に符号量を削減することができる。
なお、本明細書中において、画像とは動画像の1つのフレームまたは静止画像のことであり、複数のフレーム(画像)が集まったもの(動画像)を映像と称する。
M. Flierl and B. Girod, "Generalized B pictures and the draft H. 264/AVC video-compression standard," Circuits and Systems for Video Technology, …, vol. 13, no. 7, pp. 587-597, 2003. H. Schwarz, D. Marpe, and T. Wiegand, "Overview of the scalable video coding extension of the H. 264/AVC standard," … and Systems for Video …, vol. 17, no. 9, pp. 1103-1120, Sep. 2007. M. Flierl and B. Girod, "Multiview video compression," Signal Processing Magazine, IEEE, no. November 2007, pp. 66-76, 2007. X. Wang and J. Ridge, "Improved video coding with residual prediction for extended spatial scalability," Communications, Control and Signal Processing, 2008. ISCCSP 2008. 3rd International Symposium on, no. March, pp. 1041-1046, 2008.
従来の双方向予測のように異なる予測結果を組み合わせる予測方法は、複数の予測に基づいて生成される各々の予測結果である一次予測画像の混合によって、フレーム間の輝度変化に対する補償やノイズの低減が期待できる反面、一部で各々の予測結果が大きく異なる場合には予測精度が低下する。こうした予測精度の違いに対する解決方法としては、各一次予測画像に重みを設定し混合する方法などがある。
例えば、混合した一次予測画像Predは、
Pred=〔(P0)(Pred0)〕+〔(P1)(Pred1)〕+D;
である。ここで、P0,P1は重みであり、Pred0,Pred1はそれぞれ異なる参照領域に基づく1次予測画像であり、Dはオフセットである。重み及びオフセットは単一のスカラー値よりも画素毎の係数値がより効果的であるが、復号側で用いるためにこの係数値を符号化することはビットストリーム全体の符号量の増大を招くという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、重み係数値を符号化することなく高精度な予測画像を生成することができる映像符号化方法、映像復号方法、映像符号化装置、映像復号装置、映像符号化プログラム、映像復号プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
本発明は、符号化対象映像を構成するフレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに予測符号化を行う際に、参照領域と、第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像符号化方法であって、前記参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定ステップと、前記重み係数に基づいて前記第1の一次予測画像と前記第2の一次予測画像とから前記予測画像を生成する予測画像生成ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、前記第2の一次予測画像と前記参照予測残差とから参照予測画像を生成する参照予測画像生成ステップを更に有し、前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と前記参照予測画像に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする。
本発明は、前記第1の一次予測画像は、前記参照領域と異なる領域である第1予測参照領域に基づく画像であることを特徴とする。
本発明は、前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と、前記第1予測参照領域を予測符号化した際の予測残差である第2の参照予測残差に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする。
本発明は、符号化対象映像を構成するフレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに予測符号化を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像符号化方法であって、前記参照領域から参照予測画像を設定する参照予測画像生成ステップと、前記参照予測画像に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定ステップと、前記重み係数に基づいて前記第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像とから前記予測画像を生成する予測画像生成ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、前記第2の一次予測画像と前記参照予測画像とから参照予測残差を生成する参照予測残差生成ステップを更に有し、前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする。
本発明は、前記参照予測画像と前記第1の一次予測画像とから差分画像を生成する差分画像生成ステップを更に有し、前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と前記差分画像に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする。
本発明は、前記参照領域と前記第1の一次予測画像は、互いに異なる性質の画像上に設定することを特徴とする。
本発明は、前記参照領域は符号化対象と異なるカメラで撮影された画像上に設定することを特徴とする。
本発明は、前記参照領域は符号化対象と異なるレイヤの画像上で設定することを特徴とする。
本発明は、前記符号化対象画像と前記参照領域に基づく第2の一次予測画像との関係が前記第1の一次予測画像と前記参照予測画像との関係に等しくなるように前記第1の一次予測画像を設定することを特徴とする。
本発明は、前記符号化対象画像と前記第1の一次予測画像との関係が前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記参照予測画像との関係に等しくなるように参照領域を設定することを特徴とする。
本発明は、映像符号化データを構成する復号対象フレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに復号を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像復号方法であって、前記参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定ステップと、前記重み係数に基づいて前記第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像とから前記予測画像を生成する予測画像生成ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、前記第2の一次予測画像と前記参照予測残差とから参照予測画像を生成する参照予測画像生成ステップを更に有し、前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と前記参照予測画像に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする。
本発明は、前記第1の一次予測画像は、前記参照領域と異なる領域である第1予測参照領域に基づく画像であることを特徴とする。
本発明は、前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と、前記第1予測参照領域を予測符号化した際の予測残差である第2の参照予測残差に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする。
本発明は、映像符号化データを構成する復号対象フレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに復号を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像復号方法であって、前記参照領域から参照予測画像を設定する参照予測画像生成ステップと、前記参照予測画像に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定ステップと、前記重み係数に基づいて前記第1の一次予測画像と前記第2の一次予測画像とから前記予測画像を生成する予測画像生成ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、前記第2の一次予測画像と前記参照予測画像とから参照予測残差を生成する参照予測残差生成ステップを更に有し、前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする。
本発明は、前記参照予測画像と前記第1の一次予測画像とから差分画像を生成する差分画像生成ステップを更に有し、前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と前記差分画像に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする。
本発明は、前記参照領域と前記第1の一次予測画像は、互いに異なる性質の画像上に設定することを特徴とする。
本発明は、前記参照領域は符号化対象と異なるカメラで撮影された画像上に設定することを特徴とする。
本発明は、前記参照領域は符号化対象と異なるレイヤの画像上で設定することを特徴とする。
本発明は、復号対象画像と前記参照領域に基づく第2の一次予測画像との関係が前記第1の一次予測画像と前記参照予測画像との関係に等しくなるように第1の一次予測画像を設定することを特徴とする。
本発明は、前記復号対象画像と前記第1の一次予測画像の関係が前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記参照予測画像との関係に等しくなるように参照領域を設定することを特徴とする。
本発明は、符号化対象映像を構成するフレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに予測符号化を行う際に、参照領域と、第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像符号化装置であって、前記参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定手段と、前記重み係数に基づいて前記第1の一次予測画像と前記第2の一次予測画像とから前記予測画像を生成する予測画像生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、符号化対象映像を構成するフレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに予測符号化を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像符号化装置であって、前記参照領域から参照予測画像を設定する参照予測画像生成手段と、前記参照予測画像に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定手段と、前記重み係数に基づいて前記第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像とから前記予測画像を生成する予測画像生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、映像符号化データを構成する復号対象フレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに復号を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像復号装置であって、前記参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定手段と、前記重み係数に基づいて前記第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像とから前記予測画像を生成する予測画像生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、映像符号化データを構成する復号対象フレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに復号を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像復号装置であって、前記参照領域から参照予測画像を設定する参照予測画像生成手段と、前記参照予測画像に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定手段と、前記重み係数に基づいて前記第1の一次予測画像と前記第2の一次予測画像とから前記予測画像を生成する予測画像生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記映像符号化方法をコンピュータに実行させるための映像符号化プログラムである。
本発明は、前記映像復号方法をコンピュータに実行させるための映像復号プログラムである。
本発明は、前記映像符号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明は、前記映像復号プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、重み係数値を符号化することなしに双方向予測における画素混合による予測精度低下を回避し、高精度な予測画像を生成することができる。これにより、予測残差符号化に必要な符号量を削減することができるという効果が得られる。
本発明の第1実施形態による映像符号化装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す映像符号化装置100の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態による映像復号装置の構成を示すブロック図である。 図3に示す映像復号装置200の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態による映像符号化装置の構成を示すブロック図である。 図5に示す映像符号化装置100aの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態による映像復号装置の構成を示すブロック図である。 図7に示す映像復号装置200aの動作を示すフローチャートである。 符号化対象映像が多視点映像のうちの一つの視点であり、参照領域の決定方法がインタービュー予測による場合の例を示す説明図である。 本発明の第3実施形態による映像符号化装置の構成を示すブロック図である。 図10に示す映像符号化装置100bの動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態による映像復号装置の構成を示すブロック図である。 図12に示す映像復号装置200bの動作を示すフローチャートである。 映像符号化装置をコンピュータとソフトウェアプログラムとによって構成する場合のハードウェア図である。 映像復号装置をコンピュータとソフトウェアプログラムとによって構成する場合のハードウェア図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による映像符号化装置を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による映像符号化装置100の構成を示すブロック図である。映像符号化装置100は、図1に示すように、符号化対象映像入力部101、入力フレームメモリ102、参照フレームメモリ103、残差メモリ104、第1予測部105、第2予測部106、重み係数設定部107、重み付け混合部108、減算部109、変換・量子化部110、逆量子化・逆変換部111、加算部112、ループフィルタ部113、及びエントロピー符号化部114を備えている。
符号化対象映像入力部101は、符号化対象となる映像を入力する。以下では、この符号化対象となる映像のことを符号化対象映像と呼び、特に処理を行うフレームを符号化対象フレームまたは符号化対象画像と呼ぶ。入力フレームメモリ102は、入力された符号化対象映像を記憶する。参照フレームメモリ103は、それまでに符号化・復号された画像を記憶する。以下では、この記憶されたフレームを参照フレームまたは参照画像と呼ぶ。残差メモリ104は、それまでに復号された映像の符号化・復号後の予測残差を記憶する。以下では、この記憶された予測残差を参照予測残差と呼ぶ。
第1予測部105は記憶された参照画像を用いて符号化対象画像に対するいずれかの予測を行い、それに基づき第1一次予測画像を生成する。第2予測部106は、記憶された参照画像上で符号化対象画像に対する参照領域を決定し、その領域の画像を第2一次予測画像とする。重み係数設定部107は、参照領域に対応する参照予測残差に基づき、各一次予測画像に対する混合重み係数を決定する。重み付け混合部108は、各一次予測画像と設定された混合重み係数とから予測画像を生成する。減算部109は、符号化対象画像と予測画像の差分値をとり、予測残差を生成する。
変換・量子化部110は、生成された予測残差を変換・量子化し、量子化データを生成する。逆量子化・逆変換部111は、生成された量子化データを逆量子化・逆変換し、復号予測残差を生成する。加算部112は、予測画像と予測残差から、復号画像を生成する。ループフィルタ部113は、生成された復号画像にループフィルタをかけ参照フレームを生成する。エントロピー符号化部114は、量子化データをエントロピー符号化し符号データを生成する。
次に、図2を参照して、図1に示す映像符号化装置100の動作を説明する。図2は、図1に示す映像符号化装置100の動作を示すフローチャートである。図2は、参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差と第1予測部105における予測精度との相関を利用し、第1実施形態における重み係数設定処理として参照予測残差を重み付けに用いる場合の処理を示している。ここでは符号化対象映像中のある1フレームを符号化する処理について説明する。説明する処理をフレームごとに繰り返すことで、映像の符号化が実現できる。
まず、符号化対象映像入力部101は符号化対象フレームを入力し、入力フレームメモリ102に記憶する(ステップS101)。なお、符号化対象映像中の幾つかのフレームは既に符号化されているものとし、その復号フレームが参照フレームメモリ103に記憶され、また符号化時の予測残差が残差メモリ104に記憶されているとする。ここで記憶されている予測残差は変換・量子化・逆量子化・逆変換後のものであるが、必要であれば変換前のものでも構わないし、またループフィルタ処理後の復号フレームから生成し直したものでも構わないし、別途フィルタ処理を行ったものでも構わないし、他にどのようなものでも構わない。
次に、映像入力の後、符号化対象フレームを符号化対象ブロックに分割し、ブロック毎に符号化対象フレームの映像信号を符号化する(ステップS102〜S111)。以下のステップS103〜S110までの処理はフレーム全てのブロックに対して繰り返し実行する。
符号化対象ブロックごとに繰り返される処理では、まず、第1予測部105は記憶された参照画像を用いて符号化対象画像に対するいずれかの予測を行い、それに基づき第1一次予測画像を生成する。第2予測部106は記憶された参照画像上で符号化対象画像に対する参照領域を決定し、その領域の画像を第2一次予測画像とする(ステップS103)。
第1予測部105での予測方法は、復号側で予測情報などを使用して正しく予測方法を決定し一次予測画像を生成できるならどのような方法でも構わない。例えば一般的なイントラ予測やインター予測やインタービュー予測やインターレイヤ予測などどのような方法を使っても構わないし、双方向予測やその他のどんな予測方法を組み合わせていても構わない。また第2予測部106で参照領域を決定する方法はどのようなものでも構わない。一般的な予測で用いられるような領域探索を行なっても構わないし、周辺ブロックの符号化時の予測情報を用いても構わないし、予め領域を定めておいても構わない。
また、両方法の組み合わせを予め定めておいても構わない。例えば、第1予測部105においてはイントラ予測を行い、第2予測部106においてはインター予測を行うと予め定めておいても構わない。あるいは、第1予測部105においてはインタービュー予測を行い、第2予測部106においてインター予測を行う方法や、その逆でもよいし、第1予測部105においてはインターレイヤ予測を行い、第2予測部106においてインター予測を行う方法や、その逆でもよい。また、この組み合わせを示す情報を符号化し映像と共に多重化しても構わない。
また、各予測部における処理は別々に行なっても構わないし、順番に行っても構わないし、またその順番はどのように決めても構わない。例えば、第2予測部106において参照領域を決定してから第1予測部105において第1予測画像を生成する等でも構わない。またその場合に、参照領域の符号化時の予測情報を用いて第1予測部105における予測方法等を決定しても構わない。例えば、参照領域の符号化時の予測方法と同一の予測方法を用いることとしても構わないし、更に参照領域の符号化時の予測ベクトルや予測方向と同一の予測ベクトルや予測方向を用いることとしても構わない。また、順番や依存関係を示す情報を符号化し映像と共に多重化しても構わない。
また、各予測方法や各参照画像及び参照領域を示す情報などを予測情報として符号化し映像と共に多重化するなどしても構わないし、復号側で同様の情報を得られる場合にはしなくても構わない。例えば、各参照画像及び参照領域を示す参照画像IDや予測ベクトルや予測方向を符号化する場合もあるし、それらを復号済みの周辺ブロックなどから推定する場合もある。
あるいは、参照領域を示す情報または予測情報のみを符号化し、もう一方を示す情報を予測しても構わない。例えば、第1予測部105における予測方法がIピクチャまたはPピクチャからの前方向予測であり第2予測部106における参照領域の決定方法がPピクチャからの後方向予測である場合に、参照領域を示す動きベクトルのみを符号化し、第1予測部105では参照領域の周辺ブロックの前方向予測に用いた動きベクトルから、動きベクトルを推定する場合などがある。
また多視点映像の場合には、第1予測部105における予測方法がインター予測であり、第2予測部106における参照領域の決定方法がインタービュー予測である場合に、インター予測における動きベクトルのみを符号化し、第2予測部106では符号化対象画像の周辺ブロックを予測符号化する際にインタービュー予測に用いた視差ベクトルから、参照領域を示す視差ベクトルを推定する場合などがあるし、逆にインタービュー予測における視差ベクトルのみを符号化し、インター予測における動きベクトルを推定する場合もある。その他どのような組み合わせで予測情報を符号化しても予測しても構わない。
このように第1予測部105と第2予測部106での予測方法及び参照画像及び参照領域を決定する方法はどのような方法や組み合わせを用いても構わないが、例えば符号化対象画像と第1一次予測画像との関係が、第2一次予測画像と参照領域を予測符号化した際の予測画像との関係と等しくなるように、各予測部における予測方法及び参照領域を決定することで、参照領域を予測符号化した際の予測精度と第1予測部105における予測精度との間の相関を高め、それにより参照領域を予測符号化した際の予測残差と第1予測部105における予測精度との相関を高め、本実施形態による映像符号化装置の性能をさらに向上することもできる。
例えば、参照領域の決定方法がインタービュー予測であり、参照領域の予測符号化にインター予測が用いられていた場合、単に第1予測部105における予測方法をインター予測とすることとしてもいいし、さらに参照画像のフレーム番号と参照領域を示す動きベクトルを参照領域の予測符号化に用いたものと同一とする方法などでもよい。また、参照領域がその参照画像を予測符号化する際の複数の予測単位にまたがり、複数の予測方法または参照領域に基づいて符号化されている場合、第1予測部105において同様に複数の予測方法及び参照領域に基づいて第1一次予測画像を生成しても構わない。
次に、重み係数設定部107は、残差メモリ104に記憶されている参照領域に対応する符号化時の予測残差を参照して、第1の一次予測画像と第2の一次予測画像とを混合するための画素ごとの重み係数を決定して設定する(ステップS104)。以下では、この参照する予測残差を参照予測残差と呼ぶ。重み係数は荷重係数でも構わないし、オフセット係数でも構わないし、両方でも構わない。重み係数の決定方法はどのような方法を用いても構わない。例えば参照領域を予測符号化した際の予測方法及びその予測画像が第1予測部105における予測方法及び第1一次予測画像と相関を持っているとして、参照予測残差から参照領域を予測符号化した際の予測精度を見積もり、そこから第1予測部105における予測の精度を見積もり、第1一次予測画像に対する重み係数を決定するような方法が考えられる。精度の推定は逐次行なっても構わないし、考えられるパターンについて予め推定しておきルックアップテーブルなどを生成しても構わない。また、このパターンやテーブルなどの情報を符号化し映像と共に多重化しても構わない。
最も単純な場合には、例えば参照予測残差の絶対値に対する閾値処理で二値あるいは多値の重みを切り分けるなどしてもよい。例えば、第1一次予測画像及び第2一次予測画像に対する重みをそれぞれW、Wとし、参照予測残差をResiとし、閾値をT>Tとしたとき、
Figure 2014131210
とすればよい。あるいは他に参照予測残差に対するどのような関数を設計し用いても構わない。その他にどのような方法を用いても構わない。
また、第2の一次予測画像に対する重みは第1の一次予測画像に対する重みから決定されても構わないし、第1の一次予測画像に対する重みと同時に決定されても構わない。その他にどのような順番や方法を用いても構わない。また、各重みは正規化されていても構わないし、されていなくても構わない。あるいは、重み係数のパターンを予め定め、参照予測残差の値によって使用するパターンを決定する方法などでもよい。また、このパターンを示す情報を符号化し映像と共に多重化しても構わない。また、重み係数を決定する方法を示す情報を符号化し映像と共に多重化しても構わない。
また、前述の例では参照領域を符号化した際の予測残差のみを参照して重み係数を決定しているが、第1予測部105における予測符号化に用いた参照画像上の領域を符号化した際の予測残差も同様に参照し、ふたつの参照予測残差に基づいて重み係数を決定しても構わない。例えば、第1予測部105の予測方法がインター予測であり、第2予測部106の予測方法がインタービュー予測である場合に、第1の参照領域を符号化した際の予測残差を第1の参照予測残差とし、第2の参照領域を符号化した際の予測残差を第2の参照予測残差とし、第1の参照予測残差と第2の参照予測残差から第1予測部105と第2予測部106の予測精度を見積もることで、重み係数を決定する場合などがある。予測精度の見積と重み係数の決定はどのような方法を用いても構わない。最も単純な方法としては、例えば第1一次予測画像及び第2一次予測画像に対する重みをそれぞれW、Wとし、第1参照予測残差及び第2参照予測残差をResPred1、ResPred2としたとき、
=|ResPred1|/(|ResPred1|+|ResPred2|) ・・・(2)
=|ResPred2|/(|ResPred1|+|ResPred2|) ・・・(3)
とするような方法がある。
あるいは、
Figure 2014131210
とするような方法も考えられる。
この他にどのような参照予測残差の関数を設計し用いても構わないし、その他にどのような方法を用いて重みを決定しても構わない。例えば、予め幾つかの組み合わせの一次予測画像について最適な混合重み係数を決定しておき、参照予測残差との相関を学習しておくような方法も考えられる。またルックアップテーブル等を生成し使用しても構わない。その他にどのような方法を用いても構わない。
また、参照予測残差に何らかの処理を加えてから利用しても構わない。例えば、参照領域が符号化対象と異なる視点の映像上に設定されている場合に、その参照予測残差に三次元幾何変換処理などを施して利用してもよい。またあるいは、参照領域が符号化対象と異なるレイヤの映像上に設定されている場合などに、参照予測残差にアップサンプリング処理などを施して利用してもよい。その他にどのような処理を加えても構わない。また、その処理を示す情報を符号化し映像と共に多重化しても構わない。
また、前述の例では各一次予測画像の乗算に用いる荷重係数だけを重み係数として決定しているが、この他の重み係数としてオフセット係数も決定し、後述の重み付き混合部で加算し予測画像を生成しても構わない。オフセットはスカラー値でも構わないし、画素毎のオフセット値からなる係数行列でも構わない。また、このオフセットはどのように決定されても構わない。ここで、W,Wは重みであり、Pred1,Pred2はそれぞれ1次予測画像であり、Dはオフセットであるとき、
Pred=〔(W)(Pred1)〕+〔(W)(Pred2)〕+D ・・・(5)
と記述し、
=1 ・・・(6)
=0 ・・・(7)
D=ResPred2 ・・・(8)
であれば、一般的な残差予測と同様の予測結果を得る。ここで、ResPred2は第2参照予測残差である。また例えば、第1参照予測残差も参照し決定する場合も考えられる。例えば、
D=(Wr)ResPred2 ・・・(9)
Wr=|ResPred2|/(|ResPred1|+|ResPred2|) ・・・(10)
とするような場合が考えられる。この場合には、第2予測部における予測精度を考慮した第1予測部に対する残差予測としての効果が得られる。この他にどのような方法で決定しても構わない。また、乗算のための荷重係数と同時に決定しても構わないし、順番に決定しても構わない。
次に、重み付け混合部108はそれぞれ第1の一次予測画像と第2の一次予測画像から重み係数に基づき予測画像を生成する(ステップS105)。荷重係数を各一次予測画像に乗算し加算することで予測画像としても構わないし、オフセット係数を加算しても構わないし、両者を同時に行なっても構わない。次に減算部109は、予測画像と符号化対象画像との差分を取り予測残差を生成する(ステップS106)。
次に、変換・量子化部110は、予測残差を変換・量子化し、量子化データを生成する(ステップS107)。この変換・量子化は、復号側で正しく逆量子化・逆変換できるものであればどのような方法を用いても構わない。続いて、逆量子化・逆変換部111は、量子化データを逆量子化・逆変換し復号予測残差を生成し、参照予測残差として残差メモリ104に記憶する(ステップS108)。
次に、加算部112は、復号予測残差と予測画像とを加算し復号画像を生成する。そして、ループフィルタ部113は復号画像に対してループフィルタをかけ、参照フレームとして参照フレームメモリ103に記憶する(ステップS109)。ループフィルタは必要がなければ特にかけなくても構わないが、通常の映像符号化では、デブロッキングフィルタやその他のフィルタを使用して符号化ノイズを除去する。
次に、エントロピー符号化部114は、量子化データをエントロピー符号化し符号データを生成する。そして、必要であれば、予測情報やその他の付加情報も符号化し符号データに含めても構わない。全てのブロックについて処理が終了したら、符号データを出力する(ステップS111)。
本発明の第1実施形態による映像復号装置を説明する。図3は、本発明の第1実施形態による映像復号装置の構成を示すブロック図である。映像復号装置200は、図3に示すように、符号データ入力部201、符号データメモリ202、参照フレームメモリ203、残差メモリ204、エントロピー復号部205、逆量子化・逆変換部206、第1予測部207、第2予測部208、重み係数設定部209、重み付け混合部210、加算部211、及びループフィルタ部212を備えている。
符号データ入力部201は、復号対象となる映像符号データを入力する。この復号対象となる映像符号データのことを復号対象映像符号データと呼び、特に処理を行うフレームを復号対象フレームまたは復号対象画像と呼ぶ。符号データメモリ202は、入力された復号対象映像を記憶する。参照フレームメモリ203は、すでに復号済みの画像を記憶する。残差メモリ204は、すでに復号済みの画像の復号前の予測残差を記憶する。エントロピー復号部205は、復号対象フレームの符号データをエントロピー復号し量子化データを生成し、逆量子化・逆変換部206は量子化データに逆量子化/逆変換を施して復号予測残差を生成する。
第1予測部207は記憶された参照画像を用いて符号化対象画像に対するいずれかの予測を行い、それに基づき第1一次予測画像を生成する。第2予測部208は、記憶された参照画像上で復号対象画像に対する参照領域を決定し、その領域の画像を第2一次予測画像とする。重み係数設定部209は、少なくともひとつの参照領域に対応する参照予測残差に基づき、各一次予測画像に対する混合重み係数を決定する。重み付け混合部210は、各一次予測画像と設定された混合重み係数とを乗算し、混合重み係数をそれぞれ乗算した一次予測画像それぞれを加算し予測画像を生成する。加算部211は、予測画像と復号予測残差から、復号画像を生成する。ループフィルタ部212は、生成された復号画像にループフィルタをかけ参照フレームを生成する。
次に、図4を参照して、図3に示す映像復号装置200の動作を説明する。図4は、図3に示す映像復号装置200の動作を示すフローチャートである。図4は、参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差と第1予測部における予測精度との相関を利用し、第1実施形態における重み係数設定処理として参照予測残差を重み付けに用いる場合の処理を示している。ここでは符号データ中のある1フレームを復号する処理について説明する。説明する処理をフレームごとに繰り返すことで、映像の復号が実現できる。
まず、符号データ入力部201は、符号データを入力し、符号データメモリ202に記憶する(ステップS201)。なお、復号対象映像中の幾つかのフレームは既に復号されているものとし、参照フレームメモリ203に記憶されており、またその予測残差が残差メモリ204に記憶されているとする。ここで記憶されている予測残差は逆量子化・逆変換後のものであるが、必要であればループフィルタ処理後の復号フレームから生成し直したものでも構わないし、別途フィルタをかけたものでも構わないし、他にどのようなものでも構わない。
次に、復号対象フレームを対象ブロックに分割し、ブロック毎に復号対象フレームの映像信号を復号する(ステップS202〜S209)。以下のステップS203〜S208までの処理はフレーム内全てのブロックに対して繰り返し実行する。
復号対象ブロックごとに繰り返される処理では、まず、エントロピー復号部205は符号データをエントロピー復号する(ステップS203)。逆量子化・逆変換部206は、逆量子化・逆変換を行い、復号予測残差を生成し、残差メモリ204に記憶する(ステップS204)。予測情報やその他の付加情報が符号データに含まれる場合は、それらも復号し適宜必要な情報を生成しても構わない。
次に、第1予測部207は記憶された参照画像を用いて符号化対象画像に対するいずれかの予測を行い、それに基づき第1一次予測画像を生成し、第2予測部208は記憶された参照画像上で符号化対象画像に対する参照領域を決定し、その領域の画像を第2一次予測画像とする(ステップS205)。このとき用いる予測情報や参照領域の決定方法は映像符号データと多重化されていても構わないし、特に予測情報を用いずに符号化時と同様の予測が行えるのであればなくても構わない。詳細については符号化の場合と同様であるので、詳細な説明を省略する。
次に、重み係数設定部209は、残差メモリ204に記憶されている第1の参照領域に対応する符号化時の予測残差を参照して、第1の一次予測画像と第2の一次予測画像とを混合するための画素ごとの重み係数を決定して設定する(ステップS206)。重み係数は荷重係数でも構わないし、オフセット係数でも構わないし、両方でも構わない。またこのとき用いる重み係数を決定する方法を示す情報が映像符号データと多重化されていればそれを使用しても構わないし、特になくても符号化時と同様に重み付を行える場合はなくても構わない。詳細については符号化の場合と同様であるので、詳細な説明を省略する。
次に、重み付け混合部210は、それぞれ第1の一次予測画像と第2の一次予測画像から重み係数に基づき予測画像を生成する(ステップS207)。このときに荷重係数を各一次予測画像に乗算し加算することで予測画像としても構わないし、オフセット係数を加算しても構わないし、両者を同時に行なっても構わない。続いて、加算部211は予測画像と復号予測残差とを加算し復号画像を生成する。そして、ループフィルタ部212は、復号画像に対してループフィルタをかけ、参照フレームとして参照フレームメモリ203に記憶する(ステップS208)。ループフィルタは必要がなければ特にかけなくても構わないが、通常の映像符号化では、デブロッキングフィルタやその他のフィルタを使用して符号化ノイズを除去する。全てのブロックについて処理が終了したら、復号フレームとして出力する(ステップS209)。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態による映像符号化装置を説明する。図5は、本発明の第2実施形態による映像符号化装置100aの構成を示すブロック図である。この図において、図1に示す装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。この図に示す装置が図1に示す装置と異なる点は、新たに参照予測画像生成部115と差分画像生成部116を備えている点である。参照予測画像生成部115は、参照予測残差と第2一次予測画像から更に参照領域を予測符号化した際の予測画像である参照予測画像を生成する。差分画像生成部116は、第1一次予測画像と参照予測画像から差分画像を生成する。
次に、図6を参照して、図5に示す映像符号化装置100aの動作を説明する。図6は、図5に示す映像符号化装置100aの動作を示すフローチャートである。図6は、参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差と第2一次予測画像から更に参照領域を予測符号化した際の予測画像を生成し参照予測画像とし、参照予測画像と第1一次予測画像とから差分画像を生成し、この差分画像と第2予測部における予測精度との相関を利用し、第2実施形態における重み係数設定処理として参照予測残差と差分画像を重み付けに用いる場合の処理を示している。図6において、図2に示す処理と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、ステップS101からS103までは、図2に示す処理動作と同様の処理を行う。次に参照予測画像生成部115は、参照予測残差と第2一次予測画像から更に参照領域を予測符号化した際の予測画像である参照予測画像を生成し、続いて差分画像生成部116は、参照予測画像と第1一次予測画像とから差分画像を生成する(ステップS103a)。参照予測画像を生成する方法はどのような方法を用いても構わない。例えば、第2一次予測画像から参照予測残差を差し引いて参照予測画像とするようにしてもよい。この時に例えば何らかの重み付けを行なっても構わないし、他にもどのような方法を用いても構わない。また、その方法などを示す情報を符号化し映像と共に多重化しても構わない。
また、差分画像を求める方法もどのようなものを用いても構わない。例えば、単純に第1一次予測画像から参照予測画像を差し引いて差分画像とするようにしてもよい。あるいは、更に参照予測画像と第1一次予測画像とのマッチング処理等を行い画素をずらして差分を取ることで、差分画像と第2予測部における予測精度との相関を高めても構わない。また、第2予測部における参照領域を示す予測ベクトルなどの情報を更に利用しても構わない。他にもどのような方法を用いても構わない。また、その方法等を示す情報を符号化し映像と共に多重化しても構わない。
図9は符号化対象映像が多視点映像のうちの一つの視点であり、参照領域の決定方法がインタービュー予測による場合の例である。この例は第1予測部における予測方法と参照領域の符号化時の予測方法が共に単方向予測の場合であるが、他にイントラ予測や双方向予測の場合にも同様の方法を用いることができる。また、多視点映像以外にも通常の映像やスケーラブル映像や他のどのような映像でも同様の方法を用いることができる。このような場合には、第1予測部105と第2予測部106での予測方法及び参照画像及び参照領域を決定する際に、符号化対象画像と第2一次予測画像との関係が、第1一次予測画像と参照予測画像との関係と等しくなるように、各予測部における予測方法及び参照領域を決定することで両予測精度の相関を高めることもできる。
次に、重み係数設定部107は、参照予測残差と差分画像に基づいて重み係数を決定する(ステップ104a)。重み係数は荷重係数でも構わないし、オフセット係数でも構わないし、両方でも構わない。重み係数の決定はどのような方法を用いても構わない。第1実施形態の参照予測残差を2つ用いる場合と同様の方法でも構わないし、他にどのような方法でも構わない。また、係数値そのものでなく、別の値として決定されても構わない。例えば(4)式と(9)、(10)式を一般化し、
Pred=〔(W)(Pred1)〕+〔(W)(Pred2)〕+〔[Wr][ResPred2]〕 ・・・(11)
としたとき、変形によって
Pred=〔(W)(Pred1)〕+〔(W)(Pred2)〕+〔[Wr][PredB−Pred2]〕 ・・・(12)
Pred=〔(W)(Pred1)〕+〔(W−Wr)(Pred2)〕+〔[Wr][PredB]〕 ・・・(13)
となることから、一次予測画像に対する荷重係数と、参照予測画像をオフセットとして用いるときのスケーリング係数として決定しても構わない。このとき、スケーリング係数を符号化し映像と共に多重化しても構わない。この他にどのような値として決定しても構わないし、どのような方法で決定しても構わない。以下、ステップS105〜S111の処理は、図2に示す処理動作と同様である。
次に、本発明の第2実施形態による映像復号装置について説明する。図7は、本発明の第2実施形態による映像復号装置200aの構成を示すブロック図である。この図において、図3に示す装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。この図に示す装置が図3に示す装置と異なる点は、新たに参照予測画像生成部213と差分画像生成部214を備えている点である。参照予測画像生成部213は、参照予測残差と第2一次予測画像から更に参照領域を予測符号化した際の予測画像を生成する。差分画像生成部214は、第1一次予測画像と参照予測画像から差分画像を生成する。
次に、図8を参照して、図7に示す映像復号装置200aの動作を説明する。図8は、図7に示す映像復号装置200aの動作を示すフローチャートである。ここでは符号データ中のある1フレームを復号する処理について説明する。説明する処理をフレームごとに繰り返すことで、映像の復号を実現することができる。図8には、参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差と第2一次予測画像から更に参照領域を予測符号化した際の予測画像を生成し参照予測画像とし、参照予測画像と第1一次予測画像とから差分画像を生成し、この差分画像と第2予測部における予測精度との相関を利用し、第2実施形態における重み係数設定処理として参照予測残差と差分画像を重み付けに用いる場合の処理を示している。図8において、図4に示す処理と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、ステップS201〜S205は、図4に示す処理動作と同様の処理を行う。次に参照予測画像生成部213は、参照予測残差と第2一次予測画像から更に参照領域を予測符号化した際の予測画像である参照予測画像を生成し、続いて差分画像生成部214は、参照予測画像と第1一次予測画像とから差分画像を生成する(ステップS205a)。参照予測画像及び差分画像を生成する方法は、示す情報が映像符号データと多重化されていても構わないし、特にそうした情報を用いずに符号化時と同様の生成が行えるのであればなくても構わない。詳細については符号化の場合と同様であるので、詳細な説明は省略する。
次に、重み係数設定部209は、参照予測残差と差分画像に基づいて重み係数を決定する(ステップ206a)。重み係数は荷重係数でも構わないし、オフセット係数でも構わないし、両方でも構わない。重み係数の決定方法は、示す情報が映像符号データと多重化されていても構わないし、特にそうした情報を用いずに符号化時と同様の生成が行えるのであればなくても構わない。詳細については符号化の場合と同様であるので、詳細な説明を省略する。以下、ステップS207〜S209の処理は、図4に示す処理動作と同様である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態による映像符号化装置を説明する。図10は、本発明の第3実施形態による映像符号化装置100bの構成を示すブロック図である。この図において、図5に示す装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。この図に示す装置が図5に示す装置と異なる点は、残差メモリ104を削除し、新たに参照予測残差生成部117を備えている点である。参照予測残差生成部117は、参照予測画像と第2一次予測画像から参照予測残差を生成する。
次に、図11を参照して、図10に示す映像符号化装置100bの動作を説明する。図11は、図10に示す映像符号化装置100bの動作を示すフローチャートである。図11は、参照領域に対する何れかの参照予測画像を生成し、参照予測画像と第2一次予測画像とから参照予測残差を生成し、参照予測画像と第1一次予測画像とから差分画像を生成し、第3実施形態における重み係数設定処理として参照予測残差と差分画像を重み付けに用いる場合の処理を示している。図11において、図6に示す処理と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、ステップS101〜S103は、図6に示す処理動作と同様の処理を行う。次に参照予測画像生成部115は、参照予測領域から参照予測画像を生成し、続いて差分画像生成部116は参照予測画像と第1一次予測画像とから差分画像を生成し、参照予測残差生成部117は参照予測画像と第2一次予測画像とから参照予測残差を生成する(ステップS103b)。参照予測画像を生成する方法はどのような方法を用いても構わない。また、その方法等を示す情報を符号化し映像と共に多重化しても構わない。
例えば、参照領域の符号化時に用いた予測ベクトルを用いて参照予測画像を生成するなどが適用できる。あるいは一般的な参照画像上での領域探索などを行い参照領域に対する予測処理を行ない参照予測画像を生成しても構わないし、周辺ブロックから推定した予測ベクトルを用いても構わないし、第1予測部における予測方法や情報や結果から推定した予測情報を用いても構わないし、他にどのような方法を用いても構わない。また、例えば符号化対象画像と第1一次予測画像との関係が第2一次予測画像と参照予測画像との関係と等しくなるように、あるいは符号化対象画像と第2一次予測画像との関係が、第1一次予測画像と参照予測画像との関係と等しくなるように、参照予測画像を生成することによって、本実施形態による映像符号化装置の性能をさらに向上することもできる。
差分画像を生成する方法は第2実施形態と同様の方法でも構わないし、後述の参照予測残差と同時に生成しても構わない。他にどのような方法を用いても構わない。また、その方法等を示す情報を符号化し映像と共に多重化しても構わない。参照予測残差を生成する方法はどのような方法を用いても構わない。例えば、第2一次予測画像との差分を参照予測残差とする方法などが適用できる。また、その方法等を示す情報を符号化し映像と共に多重化しても構わない。以下、ステップS104a〜S111の処理は、図6に示す処理動作と同様である。
次に、本発明の第3実施形態による映像復号装置について説明する。図12は、本発明の第3実施形態による映像復号装置200bの構成を示すブロック図である。この図において、図7に示す装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。この図に示す装置が図7に示す装置と異なる点は、残差メモリ204を削除し、新たに参照予測残差生成部215を備えている点である。参照予測残差生成部215は、参照予測画像と第2一次予測画像から参照予測残差を生成する。
次に、図13を参照して、図12に示す映像復号装置200bの動作を説明する。図13は、図12に示す映像復号装置200bの動作を示すフローチャートである。ここでは符号データ中のある1フレームを復号する処理について説明する。説明する処理をフレームごとに繰り返すことで、映像の復号を実現することができる。図13には、参照領域に対する何れかの参照予測画像を生成し、参照予測画像と第2一次予測画像とから参照予測残差を生成し、参照予測画像と第1一次予測画像とから差分画像を生成し、第3実施形態における重み係数設定処理として参照予測残差と差分画像を重み付けに用いる場合の処理を示している。図13において、図8に示す処理と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、ステップS201〜S205は、図8に示す処理動作と同様の処理を行う。次に参照予測画像生成部213は、参照予測領域から参照予測画像を生成し、続いて差分画像生成部214は参照予測画像と第1一次予測画像とから差分画像を生成し、参照予測残差生成部215は参照予測画像と第2一次予測画像とから参照予測残差を生成する(ステップS205b)。参照予測画像及び差分画像を生成する方法及び参照予測残差を生成する方法は、示す情報が映像符号データと多重化されていても構わないし、特にそうした情報を用いずに符号化時と同様の生成が行えるのであればなくても構わない。詳細については、符号化の場合と同様であるので詳細な説明を省略する。以下、ステップS206a〜S209の処理は、図8に示す処理動作と同様に実行する。
なお、前述の第1〜第3実施形態では、符号化対象フレームの全ブロックについて重み係数を適用する例を説明したが、一部のブロックにのみ適用してもよい。また、ブロックによって予測部における予測方法の組み合わせや重み係数の決定方法などを可変にしても構わない。その場合には、それらを示す情報を符号化し映像と共に多重化してもよいし、復号側に適用可否や予測方法などを判別する機能を付け加えてもよい。その場合には、符号化ノイズや伝送エラーによって復号不能になることを防ぐための回避機能や訂正機能を付け加えるとよい。
また、前述した第1〜第3実施形態では、基本的に参照予測残差を用いて重み係数を決定するが、参照予測画像と一次予測画像のみを用いて重み係数を決定しても構わない。例えば、第1一次予測画像と第2一次予測画像との重み付け混合が参照予測画像となることを仮定して参照重み付け係数を求め、ここから重み係数を決定する方法などが適用できる。この他にどのような方法を用いても構わない。
また、前述した第1〜第3実施形態では、参照領域を復号フレームメモリ上に記憶された参照画像上に設定しているが、他に別の画像や映像を入力し参照画像として参照領域を設定しても構わない。また、前述の第1〜第3実施形態では、符号化対象映像信号中の輝度信号や色差信号を特に区別していないが、区別しても構わない。例えば色差信号は固定の重み係数を用いて符号化し、輝度信号の符号化時に色差信号の符号化時の予測情報や予測残差を参照して重み係数を決定しても構わないし、逆でも構わない。あるいは、それぞれの重み係数として異なるものを決定し用いても構わない。
また、前述した第1〜第3実施形態では、第1一次予測画像と第2一次予測画像との混合によって予測画像を生成する例を説明しているが、3つ以上の一次予測画像を混合して予測画像を生成するようにしてもよい。また、その場合に使用する参照領域や参照予測残差や参照予測画像の数はいくつでも構わないし、その決定方法もどのようなものでも構わないし、複数の決定方法を組み合わせても構わない。また、前述した第1〜第3実施形態における一部の処理は、その順序が前後しても構わない。
なお、以上説明した映像符号化装置及び映像復号装置の処理は、コンピュータとソフトウェアプログラムとによっても実現することができ、そのプログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも、ネットワークを通して提供することも可能である。図14は、映像符号化装置をコンピュータとソフトウェアプログラムとによって構成する場合のハードウェア図である。本システムは、プログラムを実行するCPU30と、CPU30がアクセスするプログラムやデータが格納されるRAM等のメモリ31と、カメラ等からの符号化対象の映像信号を入力する符号化対象映像入力部32(ディスク装置などによる映像信号を記憶する記憶部でもよい)と、図2、図6、図11に示す処理動作をCPU30に実行させるソフトウェアプログラムである映像符号化プログラム351が格納されたプログラム記憶装置35と、CPU30がメモリ31にロードされた映像符号化プログラムを実行することにより生成された符号データを、例えばネットワークを介して出力する符号データ出力部36(ディスク装置などによる符号データを記憶する記憶部でもよい)とが、バスで接続された構成になっている。この他に、第2、3実施形態で説明したような符号化を実現する場合に必要であれば、例えばネットワークを介して補助情報を入力する補助情報入力部33(ディスク装置などによる補助情報信号を記憶する記憶部でもよい)をさらに接続する。図示省略するが、他に、符号データ記憶部、参照フレーム記憶部などのハードウェアが設けられ、本手法の実施に利用される。また、映像信号符号データ記憶部、予測情報符号データ記憶部などが用いられることもある。
図15は、映像復号装置をコンピュータとソフトウェアプログラムとによって構成する場合のハードウェア図である。本システムは、プログラムを実行するCPU40と、CPU40がアクセスするプログラムやデータが格納されるRAM等のメモリ41と、映像符号化装置が本手法により符号化した符号データを入力する符号データ入力部42(ディスク装置などによる符号データを記憶する記憶部でもよい)と、図4、図8、図13に示す処理動作をCPU40に実行させるソフトウェアプログラムである映像復号プログラム451が格納されたプログラム記憶装置45と、CPU40がメモリ41にロードされた映像復号プログラムを実行することにより生成された復号映像を、再生装置などに出力する復号映像出力部46とが、バスで接続された構成になっている。この他に、第2、3実施形態で説明したような復号を実現する場合に必要であれば、例えばネットワークを介して補助情報を入力する補助情報入力部43(ディスク装置などによる補助情報信号を記憶する記憶部でもよい)をさらに接続する。図示省略するが、他に、参照フレーム記憶部などのハードウェアが設けられ、本手法の実施に利用される。また、映像信号符号データ記憶部、予測情報符号データ記憶部などが用いられることもある。
以上説明したように、符号化対象画像と相関性の高い参照画像上の参照領域に基づき生成される一次予測画像と、符号化対象画像に対する別の予測結果である別の一次予測画像に対し、参照領域を予測符号化した際の予測残差や予測画像やその他の予測情報からそれぞれの一次予測画像の予測精度を見積もり、精度に基づき画素毎に重み係数を導出し混合に用いることで、係数値を符号化することなしに高精度な予測画像を生成する。
これによれば、重み係数値を符号化することなしに高精度な予測画像を生成することができる。これにより、予測残差符号化に必要な符号量を削減することが出来るという効果が得られる。
なお、図1、3、5、7、10、12における各処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより映像符号化処理、映像復号処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行っても良い。
係数値を符号化することなしに高精度な予測画像を生成し、予測残差符号化に必要な符号量を削減することが不可欠な用途に適用できる。
100・・・映像符号化装置、101・・・符号化対象映像入力部、102・・・入力フレームメモリ、103・・・参照フレームメモリ、104・・・残差メモリ、105・・・第1予測部、106・・・第2予測部、107・・・重み係数設定部、108・・・重み付け混合部、109・・・減算部、110・・・変換・量子化部、111・・・逆量子化・逆変換部、112・・・加算部、113・・・ループフィルタ部、114・・・エントロピー符号化部、115・・・査証予測画像生成部、116・・・差分画像生成部、117・・・参照予測残差生成部、200・・・映像復号装置、201・・・符号データ入力部、202・・・符号データメモリ、203・・・参照フレームメモリ、204・・・残差メモリ、205・・・エントロピー復号部、206・・・逆量子化・逆変換部、207・・・第1予測部、208・・・第2予測部、209・・・重み係数設定部、210・・・重み付け混合部、211・・・加算部、212・・・ループフィルタ部、213・・・参照予測画像生成部、214・・・差分画像生成部、215・・・参照予測残差生成部

Claims (32)

  1. 符号化対象映像を構成するフレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに予測符号化を行う際に、参照領域と、第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像符号化方法であって、
    前記参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定ステップと、
    前記重み係数に基づいて前記第1の一次予測画像と前記第2の一次予測画像から前記予測画像を生成する予測画像生成ステップと
    を有することを特徴とする映像符号化方法。
  2. 前記第2の一次予測画像と前記参照予測残差とから参照予測画像を生成する参照予測画像生成ステップを更に有し、
    前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と前記参照予測画像に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする請求項1に記載の映像符号化方法。
  3. 前記第1の一次予測画像は、前記参照領域と異なる領域である第1予測参照領域に基づく画像であることを特徴とする請求項1に記載の映像符号化方法。
  4. 前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と、前記第1予測参照領域を予測符号化した際の予測残差である第2の参照予測残差に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする請求項3に記載の映像符号化方法。
  5. 符号化対象映像を構成するフレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに予測符号化を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像符号化方法であって、
    前記参照領域から参照予測画像を設定する参照予測画像生成ステップと、
    前記参照予測画像に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定ステップと、
    前記重み係数に基づいて前記第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像から前記予測画像を生成する予測画像生成ステップと
    を有することを特徴とする映像符号化方法。
  6. 前記第2の一次予測画像と前記参照予測画像とから参照予測残差を生成する参照予測残差生成ステップを更に有し、
    前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする請求項5に記載の映像符号化方法。
  7. 前記参照予測画像と前記第1の一次予測画像とから差分画像を生成する差分画像生成ステップを更に有し、
    前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と前記差分画像に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする請求項2または6に記載の映像符号化方法。
  8. 前記参照領域と前記第1の一次予測画像は、互いに異なる性質の画像上に設定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の映像符号化方法。
  9. 前記参照領域は符号化対象と異なるカメラで撮影された画像上に設定することを特徴とする請求項8に記載の映像符号化方法。
  10. 前記参照領域は符号化対象と異なるレイヤの画像上で設定することを特徴とする請求項8に記載の映像符号化方法。
  11. 前記符号化対象画像と前記参照領域に基づく第2の一次予測画像との関係が前記第1の一次予測画像と前記参照予測画像との関係に等しくなるように前記第1の一次予測画像を設定することを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の映像符号化方法。
  12. 前記符号化対象画像と前記第1の一次予測画像との関係が前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記参照予測画像との関係に等しくなるように参照領域を設定することを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の映像符号化方法。
  13. 映像符号化データを構成する復号対象フレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに復号を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像復号方法であって、
    前記参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定ステップと、
    前記重み係数に基づいて前記第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像から前記予測画像を生成する予測画像生成ステップと
    を有することを特徴とする映像復号方法。
  14. 前記第2の一次予測画像と前記参照予測残差とから参照予測画像を生成する参照予測画像生成ステップを更に有し、
    前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と前記参照予測画像に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする請求項13に記載の映像復号方法。
  15. 前記第1の一次予測画像は、前記参照領域と異なる領域である第1予測参照領域に基づく画像であることを特徴とする請求項13に記載の映像復号方法。
  16. 前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と、前記第1予測参照領域を予測符号化した際の予測残差である第2の参照予測残差に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする請求項15に記載の映像復号方法。
  17. 映像符号化データを構成する復号対象フレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに復号を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像復号方法であって、
    前記参照領域から参照予測画像を設定する参照予測画像生成ステップと、
    前記参照予測画像に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定ステップと、
    前記重み係数に基づいて前記第1の一次予測画像と前記第2の一次予測画像から前記予測画像を生成する予測画像生成ステップと
    を有することを特徴とする映像復号方法。
  18. 前記第2の一次予測画像と前記参照予測画像とから参照予測残差を生成する参照予測残差生成ステップを更に有し、
    前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする請求項17に記載の映像復号方法。
  19. 前記参照予測画像と前記第1の一次予測画像とから差分画像を生成する差分画像生成ステップを更に有し、
    前記重み係数設定ステップは、前記参照予測残差と前記差分画像に基づき前記重み係数を設定することを特徴とする請求項14または18に記載の映像復号方法。
  20. 前記参照領域と前記第1の一次予測画像は、互いに異なる性質の画像上に設定することを特徴とする請求項13から19のいずれか1項に記載の映像復号方法。
  21. 前記参照領域は符号化対象と異なるカメラで撮影された画像上に設定することを特徴とする請求項20に記載の映像復号方法。
  22. 前記参照領域は符号化対象と異なるレイヤの画像上で設定することを特徴とする請求項20に記載の映像復号方法。
  23. 復号対象画像と前記参照領域に基づく第2の一次予測画像との関係が前記第1の一次予測画像と前記参照予測画像との関係に等しくなるように第1の一次予測画像を設定することを特徴とする請求項20から22のいずれか1項に記載の映像復号方法。
  24. 前記復号対象画像と前記第1の一次予測画像の関係が前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記参照予測画像との関係に等しくなるように参照領域を設定することを特徴とする請求項20から22のいずれか1項に記載の映像復号方法。
  25. 符号化対象映像を構成するフレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに予測符号化を行う際に、参照領域と、第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像符号化装置であって、
    前記参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定手段と、
    前記重み係数に基づいて前記第1の一次予測画像と前記第2の一次予測画像から前記予測画像を生成する予測画像生成手段と
    を備えることを特徴とする映像符号化装置。
  26. 符号化対象映像を構成するフレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに予測符号化を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像符号化装置であって、
    前記参照領域から参照予測画像を設定する参照予測画像生成手段と、
    前記参照予測画像に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定手段と、
    前記重み係数に基づいて前記第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像から前記予測画像を生成する予測画像生成手段と
    を備えることを特徴とする映像符号化装置。
  27. 映像符号化データを構成する復号対象フレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに復号を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像復号装置であって、
    前記参照領域を予測符号化した際の予測残差である参照予測残差に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定手段と、
    前記重み係数に基づいて前記第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像から前記予測画像を生成する予測画像生成手段と
    を備えることを特徴とする映像復号装置。
  28. 映像符号化データを構成する復号対象フレームを複数の処理領域に分割し、処理領域ごとに復号を行う際に、参照領域と第1の一次予測画像から予測画像を生成する映像復号装置であって、
    前記参照領域から参照予測画像を設定する参照予測画像生成手段と、
    前記参照予測画像に基づき、前記参照領域に基づく第2の一次予測画像と前記第1の一次予測画像の画素ごとの重み係数を設定する重み係数設定手段と、
    前記重み係数に基づいて前記第1の一次予測画像と前記第2の一次予測画像から前記予測画像を生成する予測画像生成手段と
    を備えることを特徴とする映像復号装置。
  29. 請求項1から12のいずれか1項に記載の映像符号化方法をコンピュータに実行させるための映像符号化プログラム。
  30. 請求項13から24のいずれか1項に記載の映像復号方法をコンピュータに実行させるための映像復号プログラム。
  31. 請求項29に記載の映像符号化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  32. 請求項30に記載の映像復号プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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