JP2014128039A - 携帯端末用充電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】全メーカーに対応でき、使用者にとって不安や不満を生じさせない、携帯端末用充電器を提供する。
【解決手段】本発明の携帯端末用充電器1は、携帯端末100に接続し、電力源からの電力を供給することで携帯端末100に充電する携帯端末用充電器1であって、動力源からの電圧を変換する電圧変換部2と、携帯端末の充電時のプロファイルに従った複数の種類のテスト電流値を、携帯端末に付与するテスト電流付与部3と、携帯端末100に固有のプロファイルに最適である最適電流値を、複数の種類のテスト電流値から、選択する選択部4と、選択部4が、一度選択した最適電流値を記憶する記憶部5と、最適電流値に対応するプロファイルに従った電圧を付与する電圧付与部6と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末などの携帯端末に用いられる携帯端末用充電器であって、様々なメーカーから販売される異なる種類の携帯端末のいずれにも対応できる携帯端末用充電器に関する。
携帯電話機の一般的な普及に伴い、携帯電話機の機能や性能が拡張されたスマートフォンやタブレット端末などの携帯端末が、近年では広く普及している。これら携帯端末は、電話機としての機能だけでなく、メール、ゲーム、インターネットを介したWEB閲覧、SNS、テレビ電話、電子ブックなど、種々の用途を提供している。特にスマートフォンが発売されてからの携帯端末の普及は加速度的に高まり、従来であればパソコンで行われていた作業が、このような携帯端末により行われるようにまでなってきている。
更に、人によっては、携帯電話機とスマートフォン、携帯電話機とタブレット端末などの組み合わせのように、2つ以上の携帯端末を所有して使い分けるケースもある。更に、あるメーカーが新機種を発売すると、他のメーカーは、追随するように新機種を発売する。このため、多くのメーカーから複数の種類の携帯端末が発売されて、市場には供給されている状態である。
このような状況では、様々な機能を次々と追加する方向性と、機能を最小限に絞って使い勝手を良くする方向性などの複数の方向性の携帯端末が供給されている。このような複数の方向性も加えて、携帯端末市場における、携帯端末の種類は非常に多くなっており、各メーカーがしのぎを削って新商品を供給している状態が続いている。
このように、携帯端末が単なる携帯される電話機から様々な機能や楽しみを提供できる商品に変化するにつれて、携帯端末の消費電力が増加する傾向にある。従来は、新規なバッテリーの開発や半導体技術の進歩によって消費電力を削減することが優先されていることも多かったが、近年では、新しい機能追加を優先する結果、消費電力の削減が不十分となっている。
この結果、携帯端末の使用者は、常に携帯端末の充電を気にすることが多くなっている。使用者によっては、携帯端末用の充電器を常に持ち歩いたり、自宅用と外出用、自宅用とオフィス用とのそれぞれに充電器を備えていたりしている。
一方で、これら携帯端末は、いわゆるACコンセントに装着して充電する充電器を用いることもあるが、パソコンなどのUSBコネクタに接続して充電する充電器を用いることもある。スマートフォンなどは、音楽端末やゲーム端末を兼用していることも多く、パソコンから音楽コンテンツやゲームコンテンツをダウンロードすることがあるからである。このようなコンテンツのダウンロードに合わせて、パソコンのUSB端末を介して、充電を行う充電器も普及している。
しかしながら、携帯端末の新機種の投入の頻度の高さや、各メーカーによる種々の携帯端末の供給によって、使用者は、高い頻度で新商品へ切り替えたり、新しい商品を購入したりするようになってきている。このため、携帯端末を供給するメーカーも、携帯端末を販売する際に、充電器を別売とすることが多くなってきている。同じメーカーの同一シリーズの携帯端末であれば、買い替えの際には、購入者が既に充電器を有していることが多く、購入の度ごとに同じ充電器を購入することに抵抗感を感じる購入者が多くなっているからである。このため、携帯端末を販売する際には、充電器が別売りとなっていることが多くなってきている。
しかしながら、上述の通り、新商品が様々なメーカーから次々と供給されている現状では、購入者の買い替え意欲は高くなり、使用しているメーカーと異なるメーカーの携帯端末を購入したり、同じメーカーであっても、異なるシリーズの携帯端末を購入したりすることも多くなっている。このような場合には、購入者は、携帯端末の購入に合わせて、その携帯端末に対応した別売りの充電器を、別途購入しなければならないことも多い。
また、ACコンセントを介して充電を行う充電器とUSBコネクタを介して充電を行う充電器とが混在している現状においては、USBコネクタを介して充電を行う充電器は、携帯端末に付属していることがあるが、ACアダプタを介して充電を行う充電器は別売りであることが多い。USBコネクタを介して充電を行う充電器は、音楽コンテンツやゲームコンテンツをダウンロードする目的も有しているので、付属されていることがある。一方、ACコンセントを介して充電を行う充電器は、このようなことが無い上、上述のような理由で別売りが主流となりつつある。
ここで、充電器は別売りとなっている状況もあり、比較的高価である。もちろん携帯端末よりは安いが、携帯端末の値段と比較すると金額割合が意外に大きく、購入者にとっては予想外の出費となることもある。また、別売りであるが故に、購入者にとっては、余分な出費を強いられた思いを与えられ、精神的な観点からも、別売りの充電器の金額に対して、不満を持つ購入者は多い。
一方で、メーカーは、既に所有しているであろう充電器をセットにして携帯端末を販売すると、購入者にとっては不要な充電器が余ることとなり、環境面からも顧客のトータルコスト面からも好ましくないと考えている。このような意図で別売りとしていても、メーカーの思いと顧客の印象とが合致しないことが多いのも実情である。
このため、充電器を別に購入するのか否かについては、メーカーと顧客の思惑が揃っていない現状がある。この別売りの充電器が原因で、購入者が、新商品を購入することをためらうこともある。
ここで、顧客が携帯端末を買い換えるときには、買い替えであるので既に充電器を有しており、既に有している充電器をそのまま買い替え後の携帯端末に使用できるのであれば、顧客にとっても、(1)無駄な充電器を所有しない、(2)無駄な所有による環境への悪影響を防止する、(3)トータルコストは安くなる、というメーカーの意図を受け入れやすい。この場合には、顧客も納得して、携帯端末を購入することができる。もちろん、初めて携帯端末を購入する場合には、充電器を購入しなければならないのであるから、顧客も別売りの充電器を購入することに納得を持つことができる。
しかしながら、既に述べたように、様々なメーカーが新商品を供給している。この結果、購入者が新商品を購入する際に、異なるメーカーの商品を購入したり、同じメーカーであっても異なるシリーズの新商品を購入したりすることも多い。この場合でも、上述の通り、充電器は別売りである。これらの充電器は、携帯端末の形状や特徴に合わせて、小型化や使い勝手のよさなどの様々なメリットを提供しようとしている(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特開2011−223699号公報 特開2011−10520号公報 特開2007−250348号公報
特許文献1〜3のそれぞれは、携帯端末への充電を行う充電器を開示する。
特許文献1は、充電池10のプラス端子(+)には第1の電源線13が接続され、充電池10のマイナス端子(−)には接地線15が接続されている。第1の電源線13と第2の電源線14の間に出力トランジスタ11が挿入されている。出力トランジスタ11は、第2の電源線14を介して、USBコネクタ12のVbus端子に接続されている。コントローラ20は、Vbus端子にHレベルの電圧を出力してVbus端子の電圧の変化を検出し、その検出結果に基づいて、USBコネクタ12に携帯電子機器30が接続されたかどうかを判断する。コントローラ20は、USBコネクタ12に携帯電子機器30が接続されたと判断した時に、出力トランジスタ11をオンする充電器を開示する。
特許文献2は、充電器1の電源プラグ3を商用電源に接続し、コネクタ5を携帯電話機51のコネクタ52に接続することにより、携帯電話機51に対して充電または給電を行うことができる。携帯電話機51がコネクタ5から外され、あるいはケーブル4が切断されたときには、充電器1に設けられたブザー6による警報音が鳴り、かつランプ7から警報光が発せられる、充電器を開示する。
特許文献3は、同一平面上に所要個数だけ配置された薄型電池7を互いに電気的接続した電池パック部1と、電池パック部1を携帯電話機12の背面に着脱自在に装着する固定手段11と、正負一対ずつ備えた背面側多列端子49および底面側多列端子50が、電池パック部1の携帯電話機12への装着時に携帯電話機12の一対の背面側充電用接点41および一対の底面側充電用接点40にそれぞれ弾性的に接触する相対位置に配置されて、各々の一方同士および他方同士がそれぞれ正負一対の接続リード端子51により電気的接続状態にされているとともに、一対の接続リード端子51の各々の一端の接続接点51aが電池パック部1の正極端子部37および負極端子部38に電気的接続された接続端子部2とを備えている充電器を開示している。
これら特許文献1〜3のそれぞれは、充電を確実かつ高い精度で行う技術を開示したり、充電中に生じる問題に対処する技術を開示したり、充電での不安定要素を除去する技術を開示したりしている。
しかしながら、背景技術で説明したように、現在は新商品の供給頻度が多く、買い替え需要が喚起されている。この結果、購入者は、新しい携帯端末を買い替えによって購入することが多くなっている。このとき、充電器は、携帯端末と別売りである。
ところで、携帯端末の充電器は、メーカーごとにその仕組みと処理手順などが異なっている。このため、A社の携帯端末とこれに対応する充電器を有している購入者が、B社の携帯端末を購入する場合には、既に所有しているA社の充電器を、B社の携帯端末に使用できない問題が生じる。充電器は、AC電源からのコンバーター部分と、電圧を付与する電圧付与制御部分とから、大きくは構成されるが、この電圧付与制御部分が、メーカー毎に異なっているからである。
電圧付与制御部分は、携帯端末の特性(消費電力、使用電圧、最適電流、内部デバイスの規格など)によって、携帯端末に最適な電圧を付与して、充電することを求められるからである。携帯端末のこれらの特性は、メーカーあるいは商品毎に異なっており、場合によってはメーカー毎の独自特性であることも多い。このため、メーカーとしては、他のメーカーで充電できる充電器であることを保証することが困難である。もちろん、そのような充電器を製造することも、保証や精度の面から困難であることが多い。
あるいは、充電器を製造するメーカーが、携帯端末を供給するメーカーとの個別契約等によって、全メーカーに共通して使用できる充電器を製造することが困難であるという人為的・制度的な問題もあった。
このため、別メーカーや別シリーズの携帯端末を購入する購入者は、別売りの充電器を購入しなければならない問題を有している。これは、購入者にとっては、余分なコストであると共に不便でもある。また、携帯端末を購入するたびに、新しい充電器を購入しなければならないので、自宅やオフィスに不要となった充電器を持っていることになってしまう。このため、出張や旅行の際に、持参した携帯端末に対応しない充電器を持参してしまうなどの問題も生じさせてしまう。
このように、特許文献1〜3を始めとして、様々な問題を解決しようとする携帯端末の充電器は開示されているが、各メーカーの全てに対応できる充電器を提供する技術は開示されておらず、また検討されていない問題がある。このように、従来技術の携帯端末の充電器は、技術的な側面および制度的な側面などから、全メーカーに共通する充電器が供給されていない問題があった。この問題によって、購入者は、買い替えのたびに別売りの充電器を購入したり、不要な充電器を所持したり、間違った充電器を持参したり使用してしまったりなどの問題を有するようにもなっている。
本発明はこれらの課題に鑑み、全メーカーに対応でき、使用者にとって不安や不満を生じさせない、携帯端末用充電器を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明の携帯端末用充電器は、携帯端末に接続し、電力源からの電力を供給することで携帯端末に充電する携帯端末用充電器であって、動力源からの電圧を変換する電圧変換部と、携帯端末の充電時のプロファイルに従った複数の種類のテスト電流値を、携帯端末に付与するテスト電流付与部と、携帯端末に固有のプロファイルに最適である最適電流値を、複数の種類のテスト電流値から、選択する選択部と、選択部が、一度選択した最適電流値を記憶する記憶部と、最適電流値に対応するプロファイルに従った電圧を付与する電圧付与部と、を備える。
本発明の充電器は、異なるメーカーの携帯端末であっても、使用可能である。このため、異なるメーカーから新しい携帯端末を購入する購入者は、別売りの充電器を、更に購入する必要がなくなる。
この結果、購入者にとっての余分なコスト負担が無くなる上、使用する携帯端末毎に異なる充電器を用意する必要もなくなる。また、充電の際に異なるメーカーの充電器を使用してしまう間違いも生じなくなる。また、複数の携帯端末を持参する出張や旅行の際に、複数の充電器を持参する必要もなくなり、手間も減少する。
このように、充電器に由来するコスト増や不便が購入者にとって減少することで、購入者の新商品の購入意欲が高まる。新商品への購入意欲が高まることは、メーカーにとってもメリットを生じさせる。また、メーカーの異なる携帯端末の買い替えだけでなく、キャリアの異なる携帯端末の買い替えにおける購入者の躊躇を取り除くこともできるので、キャリアにとってもメリットがある。
このように、充電器が各メーカーで共通に使用できることで、携帯端末市場の更なる活性化に繋がる。
本発明の実施の形態1における携帯端末への充電器の仕様状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における充電器の内部ブロック図である。 本発明の実施の形態1における最初の充電におけるプロファイル確認処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における選択部での最適電流値の選択・決定を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における2度目以降の充電時の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における2度目以降の充電における最適電流値決定フローを示すフローチャートである。
本発明の第1の発明に係る携帯端末用充電器は、携帯端末に接続し、電力源からの電力を供給することで携帯端末に充電する携帯端末用充電器であって、動力源からの電圧を変換する電圧変換部と、携帯端末の充電時のプロファイルに従った複数の種類のテスト電流値を、携帯端末に付与するテスト電流付与部と、携帯端末に固有のプロファイルに最適である最適電流値を、複数の種類のテスト電流値から、選択する選択部と、選択部が、一度選択した最適電流値を記憶する記憶部と、最適電流値に対応するプロファイルに従った電圧を付与する電圧付与部と、を備える。
この構成により、
本発明の第2の発明に係る携帯端末用充電器では、第1の発明に加えて、記憶部は、選択部が、直前に選択した最適電流値を記憶する。
この構成により、記憶部は、常に最新の最適電流値を記憶しておくことができる。
本発明の第3の発明に係る携帯端末用充電器では、第1の発明に加えて、記憶部は、選択部が、所定期間内で最も多く選択したテスト電流値を、最適電流値として記憶する。
この構成により、記憶部は、より高い精度で判断された最適電流値を記憶できる。特に、充電対象の携帯端末が頻繁に変わる場合でも、高い確率で、充電対象のプロファイルに適した最適電流値に基づく充電を実行できる。
本発明の第4の発明に係る携帯端末用充電器では、第1の発明に加えて、記憶部は、携帯端末からの指示信号に基づいて決定されるテスト電流値を、最適電流値として記憶する。
この構成により、携帯端末が、プロファイルを指示する機能を有している場合には、充電器は、それに合わせた最適電流値を記憶して、充電を実行できる。
本発明の第5の発明に係る携帯端末用充電器では、第1から第3のいずれかの発明に加えて、記憶部は、所定条件において初期化可能である。
この構成により、記憶部が初期化されて、新たに最適電流値を探索できるようになる。
本発明の第6の発明に係る携帯端末用充電器では、第1から第5のいずれかの発明に加えて、テスト電流付与部は、記憶部が記憶している最適電流値を、複数の種類のテスト電流値の最初のテスト電流値として、携帯端末に付与する。
この構成により、充電対象の携帯端末が変わった場合であっても、短時間で、最適電流値を探索できる。
本発明の第7の発明に係る携帯端末用充電器では、第1から第5のいずれかの発明に加えて、テスト電流付与部は、記憶部が記憶している最適電流値を、複数の種類のテスト電流値の中で、最も長時間にわたって、携帯端末に付与する。
この構成により、充電対象の携帯端末が変わった場合であっても、短時間で、最適電流値を探索できる。
本発明の第8の発明に係る携帯端末用充電器では、第1から第5のいずれかの発明に加えて、テスト電流付与部は、記憶部が記憶している最適電流値のみを、テスト電流値として、携帯端末に付与する。
この構成により、決め打ちされた最適電流値を、即座に充電対象の携帯端末の充電に対応する最適電流値として用いることができる。
本発明の第9の発明に係る携帯端末用充電器では、第8の発明に加えて、テスト電流付与部は、記憶部が記憶している最適電流値のみに基づいて、電圧付与部から携帯端末への電圧付与を行わせる。
この構成により、決め打ちされた最適電流値によって、充電器は、携帯端末を充電できる。このときは、即座に充電を開始できるメリットがある。
本発明の第10の発明に係る携帯端末用充電器では、第1から第9のいずれかの発明に加えて、選択部は、複数の種類のテスト電流値の内、携帯端末を流れた電流値が最大のものを、最適電流値として選択する。
この構成により、携帯端末のプロファイルに適合した最適電流値を選択・決定でき、問題なく充電を行える。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
(充電器が使用される状態の説明)
図1は、本発明の実施の形態1における携帯端末への充電器の仕様状態を示す斜視図である。
携帯端末100の例として携帯電話機が図1では示されている。もちろん、携帯端末100は、携帯電話機ではなく、スマートフォン、タブレット端末、電子ブック、音楽プレーヤーなど種々の携帯型の電子機器を幅広く含む。
充電器200では、図1では、ACコンセントに差し込むACコネクタ203を備えたものが例として示している。携帯端末100と同様に、ACコネクタ対応の充電器200は、充電器200の一例であり、充電器200は、USBコネクタに挿入して用いられるものであってもよい。あるいは、USBコネクタのみでなく、種々の通信コネクタを介して充電を行うタイプのものであってもよい。図1は、あくまで、充電器200および携帯端末100の例として、ACコネクタ対応と携帯電話機を示しているだけである。
携帯端末100は、充電器200の接続端子201が挿入される充電ソケット101を有しており、接続端子201が充電ソケット101に挿入されることで、充電器200と携帯端末100とが、電気的に接続される。もちろん、このような物理的な接続だけでなく、間接的な接触や非接触による、充電器200と携帯端末100との電気的な接続でも構わない。
充電器200は、接続端子201と本体部204とを電気コード202によって接続しており、ACコネクタ201がACコンセントに挿入されて本体部204に電力が供給されると、電気コード202を介して、接続端子201には電力が供給される。本体部204は、スイッチ205、ボタン206、インジケーター207などを有しており、充電状態が、使用者によって把握されるようになっている。
このように、充電器200の外観上の構成は、携帯端末100のメーカーに係らず大体同じであり、ACコネクタ203と接続端子201も、ほとんどのメーカーの携帯端末100において共通している。本体部204は、ACコネクタ203がACコンセントに差し込まれて、接続端子201が充電ソケット101と接続されることで、所定の処理を行って、電力を携帯端末100に供給する。この電力の供給において、充電器200は、携帯端末100を充電できる。
(プロファイル)
ここで、充電器200は、本体部204以外の接続等のために必要な要素以外に、充電を行う際の処理に必要な内部要素を有している。図2は、本発明の実施の形態1における充電器の内部ブロック図である。充電器1は、図1の充電器200の本体部204と同様の要素だと把握されればよい。
充電器1は、電圧変換部2、テスト電流付与部3、選択部4、記憶部5および電圧付与部6を備える。電圧変換部2は、電力源からの電圧を変換する。例えば、図1の場合には、電力源は、ACコンセントを介した家庭用電源である。あるいは、USBコネクタを用いる場合には、USBコネクタを備えるパソコンが、電力源となる。
携帯端末100は、機種によって定まる所定の電圧が付与されることで充電されるので、電圧変換部2は、所定の電圧に変換する。また、場合によっては、電圧変換部2は、交流電流を直流電流に変換する。すなわち、交流・直流変換も行う。こうして、直流となった電流を生じさせると共に所定の値となった電圧を、電圧変換部2は、生じさせることができる。
テスト電流付与部3は、携帯端末100の充電時のプロファイルに従った複数の種類のテスト電流値を、出力して、携帯端末100に付与する。ここで、プロファイルとは、携帯端末100が、充電器が繋がっていることを確認し、加えてどの程度の電圧を付与する充電器が繋がったのかを確認する手順である。このプロファイルは、携帯端末100のメーカー毎に決められている。プロファイルは、携帯端末100の充電にとって最適な電圧値(電流値)によって定められたり、急速充電や通常充電などの充電方式の違いによって定められたりする。
このプロファイルは、上述のように、携帯端末100のメーカーによって異なったり、同じ携帯端末100メーカーであっても、携帯端末100のシリーズによって異なったりしている。このため、プロファイルが異なる電圧供給しかできない充電器では、携帯端末100に充電を行うことができない。現在では、約7種類ほどのプロファイルが存在しているが、規格化されたり新機種が開発されたりすることで、プロファイルの数は、将来的に増減することも考えられる。しかしながら、複数のプロファイルが存在し、あるプロファイルにしか対応できない充電器は、異なるプロファイルを要求する携帯端末への充電を行うことができない。
このため、充電器が、全てのプロファイルに対応できる電圧変換部や電圧付与部を備えればよいが、そうなると充電器が大型化したり高コスト化したりする問題がある。但し、充電対象となる携帯端末100のプロファイルは、充電器からのテスト電流を付与することで、その種類を判別されることができる。
テスト電流付与部3は、携帯端末100のプロファイルを判別するために、テスト電流値に基づく電流を付与する。複数のプロファイルは、既知であるので、この既知のプロファイルのそれぞれにあわせたテスト電流値に基づくテスト電流を、携帯端末100に付与すれば、携帯端末100のプロファイルを判別できる。
ここで、プロファイルの判別においては、あるテスト電流値に基づく電流を所定期間、携帯端末100に付与し、次に別のテスト電流値に基づく電流を、所定期間、携帯端末100に付与し、次に更に別のテスト電流値に基づく電流を、所定期間、携帯端末100に付与する、といった手順を必要とする。所定期間にわたって、携帯端末100にテスト電流値に基づくテスト電流が付与される際に、携帯端末100にどの程度の電流値が流れるかが計測される。また、別の電流値に基づくテスト電流が付与される際に、携帯端末100にどの程度の電流値が流れるかが計測される。
このとき、最大の電流値が流れたテスト電流値が、当該携帯端末100のプロファイルに最適な最適電流値である。この最適電流値に基づいて、電圧付与部6が携帯端末100に電圧を付与すれば、プロファイルに従った充電が行える。
プロファイルは、このような性質を持っており、充電器1は、このプロファイルに合わなければ、携帯端末100を充電できない。テスト電流付与部3は、このプロファイルを探索することができる。
しかし、プロファイルの数は多く、また最適電流値を探すためにテスト電流を付与しなければならない所定期間も、一定の時間を必要とする。更には、テスト電流付与部3が、複数のテスト電流値に基づくテスト電流を、次々と付与して、全てのパターンのテスト電流値に基づくテスト電流の付与が完了して、初めて最適電流値が分かることになる。最大の電流値となったテスト電流値が、最適電流値であるからである。
このため、プロファイルの数に合わせて、充電器1を携帯端末に接続する度に、テスト電流を付与して、プロファイルを探索することは、適切なソリューションとは言いがたい。
ここで、実施の形態1における充電器1は、その内部に記憶部5を有する。この記憶部5は、一度探索された上述の最適電流値を記憶する。
テスト電流付与部3が、携帯端末100に複数の種類のテスト電流値に基づく電流を付与する。所定の手順で、例えばテスト電流値Aを所定期間にわたって携帯端末100に付与する。次いで、テスト電流値Aと異なる電流値であるテスト電流値Bに基づくテスト電流を所定期間にわたって、携帯端末100に付与する。これらを繰り返すなかで、携帯端末100において最大の電流値として流れたテスト電流値を、選択部4は、最適電流値として選択する。すなわち、最適電流値として、選択部4は、いずれかのテスト電流値を決定する。
記憶部5は、この最適電流値を記憶する。このように、テスト電流値に基づくテスト電流の付与の繰り返しの後で、充電対象となる携帯端末100の最適電流値が決定されれば、この最適電流値が、当該携帯端末100に対応した充電用の電流値を示している。言い換えれば、この最適電流値に対応する電圧を付与することで、充電器1は、携帯端末100を充電できる。
電圧付与部6は、記憶部5が記憶している最適電流値に基づく電圧によって、携帯端末100を充電する。このときの電圧は、上述の通り、携帯端末100に固有なプロファイルに最適に対応した最適電流値に基づくものであるので、携帯端末100には、確実に充電が行われる。
以上のように、テスト電流付与部3は、複数の異なる種類のテスト電流値の電流を付与する。選択部4は、この複数の異なる種類のテスト電流値の電流を付与する中で、携帯端末100に固有のプロファイルに最適な最適電流値を選択・決定する。記憶部5は、この最適電流値を記憶する。電圧付与部6は、この記憶部5で記憶されている最適電流値に基づいた電圧を付与することで、携帯端末100を充電する。
ここで、ある携帯端末100を最初に充電する際には、充電器1は、このような複数の種類のテスト電流値に基づくテスト電流を付与して、更に最適電流値を決定してから、最適電流値に基づく電圧による充電を、行う。
しかしながら、実施の形態1における充電器1は、記憶部5を有している。この記憶部5は、一度選択部4で選択された最適電流値を記憶している。
通常の使用者においては、2度目以降の充電は、同じ携帯端末100を用いることが多いと考えられる。新商品が次々と発売されて買い替え頻度が高い状態であるとはいえ、毎日携帯端末100を変えることは考えにくい。このため、2度目以降の充電においては、同じ使用者であれば、同じ携帯端末100への充電を目的としていることが多いと考えられる。
同じ携帯端末100であれば、同じプロファイルを有しており、プロファイルが同じであれば、充電電圧(充電電流)を決定する最適電流値も同じである。このため、2度目以降の充電においては、同じ最適電流値に基づいて、電圧付与部6が携帯端末100に電圧を付与することで、充電を実行できる。このとき、実施の形態1における充電器1は、記憶部5を備えているので、既に選択された最適電流値が記憶されている。この記憶されている最適電流値を、2度目以降の充電においては用いれば済む。すなわち、電圧付与部6は、テスト電流付与部3や選択部4での処理を待たずに、記憶部5から最適電流値を読み出して、この最適電流値に基づく電圧を、携帯端末100に付与する。
この結果、充電器1は、充電対象の携帯端末100に固有なプロファイルに最適化された電圧による充電を行える。結果として、即座に充電を開始できる。例えば、図1の充電器200には、インジケーター207が示されているが、このようなインジケーター207が、即座に充電状態を表示できる。このように、充電が即座に開始されることは、使用者にとって安心感を与え、充電器1に対する信頼を生じさせる。
例えば、充電のたびに、複数の種類のテスト電流値によるテスト電流の付与と、その中からの最適電流値の選択作業が行われていては、なかなか充電が開始されないことになる。このような場合には、使用者は、充電器1が故障している、あるいは携帯端末100が故障している、と思ってしまいかねない。これは、更なるトラブルを引き起こす可能性もあり、充電器1や携帯端末100のメーカーにとっても、トラブル対応などの増加といった好ましくない状況を生じさせる。
これに対して、実施の形態1における充電器1は、一度最適電流値を選択・決定していれば、次からは記憶部5が記憶している最適電流値に基づく、電圧付与を生じさせるんで、即座に充電が開始されていることを、使用者は確認できる。すなわち、故障などへの誤解やトラブルも減少する。
以上のように、実施の形態1における充電器1は、記憶部5に最適電流値を記憶させておくことで、2度目以降の充電においては、充電前の処理(テスト電流によるプロファイル把握処理)が、削減され、早期の充電開始を実現できる。
なお、電圧付与部6が、実際に携帯端末100に電圧を付与して充電を行うが、このときは、確認されたプロファイルに合わせて、電圧値、電流値、電圧の立ち上がりや立下りのアルゴリズム、電流値の立ち上がりや立下りのアルゴリズム、充電中の電圧値や電流値の変化などの細かな制御を行う。
但し、使用者が通常と異なる携帯端末を充電器1に接続する場合には、記憶部5が記憶しているプロファイルと異なるプロファイルでの充電を必要とする可能性がある。この場合には、充電器1は、全てのプロファイルによるテストを行い、最適なプロファイルを検出した上で、当該携帯端末に充電する。もちろん、異なる携帯端末を使用する場合でも、使用者が同じであれば携帯端末の製造元は同じであることも多く、充電器1は、記憶部5が記憶しているプロファイルからテストを行うことで、最適なプロファイルを早期に検出することができることもある。
(処理手順の説明)
充電器1の処理手順について説明する。なお、説明の便宜のため、ここでは図1に示されるような携帯端末100に充電器200(充電器1)が接続されている状態を前提とし、携帯端末100は、メーカーやシリーズによって、6種類のプロファイルA〜Fを有していることを前提とする。
(最初の充電時)
図3は、本発明の実施の形態1における最初の充電におけるプロファイル確認処理を示すフローチャートである。
まず、充電器1が携帯端末100および電力源に接続されると、テスト電流付与部3が携帯端末100のプロファイルを確認するために、複数の種類のテスト電流値に基づくテスト電流を、携帯端末100に付与する。図3を用いて説明する。
まず、ステップST1にて、テスト電流付与部3は、テスト電流値Aを携帯端末100に付与する。このテスト電流値Aは、普及している携帯端末のプロファイルAに対応する電流値である。携帯端末100は、このテスト電流値Aを受けて、携帯端末100が有する充電に対応する要素での電流の値を確認する。この確認結果は、テスト電流付与部3に出力される。この結果、ステップST2において、テスト電流付与部3は、携帯端末100で実際に流れた電流値である携帯端末電流値をチェックする。テスト電流付与部3は、この携帯端末電流値を、選択部4に出力する。この選択部4に出力される携帯端末電流値は、テスト電流値Aに対応する、携帯端末100で実際に流れた電流値である。
次に、ステップST3にて、テスト電流付与部3は、テスト電流値Bを携帯端末100に付与する。このテスト電流値Bは、普及している携帯端末のプロファイルBに対応する電流値である。携帯端末100は、このテスト電流値Bを受けて、携帯端末100が有する充電に対応する要素での電流の値を確認する。この確認結果は、テスト電流付与部3に出力される。この結果、ステップST4において、テスト電流付与部3は、携帯端末100で実際に流れた電流値である携帯端末電流値をチェックする。テスト電流付与部3は、この携帯端末電流値を、選択部4に出力する。この選択部4に出力される携帯端末電流値は、テスト電流値Bに対応する、携帯端末100で実際に流れた電流値である。
次に、ステップST5にて、テスト電流付与部3は、テスト電流値Cを携帯端末100に付与する。このテスト電流値Cは、普及している携帯端末のプロファイルCに対応する電流値である。携帯端末100は、このテスト電流値Cを受けて、携帯端末100が有する充電に対応する要素での電流の値を確認する。この確認結果は、テスト電流付与部3に出力される。この結果、ステップST6において、テスト電流付与部3は、携帯端末100で実際に流れた電流値である携帯端末電流値をチェックする。テスト電流付与部3は、この携帯端末電流値を、選択部4に出力する。この選択部4に出力される携帯端末電流値は、テスト電流値Cに対応する、携帯端末100で実際に流れた電流値である。
次に、ステップST7にて、テスト電流付与部3は、テスト電流値Dを携帯端末100に付与する。このテスト電流値Dは、普及している携帯端末のプロファイルDに対応する電流値である。携帯端末100は、このテスト電流値Dを受けて、携帯端末100が有する充電に対応する要素での電流の値を確認する。この確認結果は、テスト電流付与部3に出力される。この結果、ステップST8において、テスト電流付与部3は、携帯端末100で実際に流れた電流値である携帯端末電流値をチェックする。テスト電流付与部3は、この携帯端末電流値を、選択部4に出力する。この選択部4に出力される携帯端末電流値は、テスト電流値Dに対応する、携帯端末100で実際に流れた電流値である。
次に、ステップST9にて、テスト電流付与部3は、テスト電流値Eを携帯端末100に付与する。このテスト電流値Eは、普及している携帯端末のプロファイルEに対応する電流値である。携帯端末100は、このテスト電流値Eを受けて、携帯端末100が有する充電に対応する要素での電流の値を確認する。この確認結果は、テスト電流付与部3に出力される。この結果、ステップST10において、テスト電流付与部3は、携帯端末100で実際に流れた電流値である携帯端末電流値をチェックする。テスト電流付与部3は、この携帯端末電流値を、選択部4に出力する。この選択部4に出力される携帯端末電流値は、テスト電流値Eに対応する、携帯端末100で実際に流れた電流値である。
次に、ステップST11にて、テスト電流付与部3は、テスト電流値Fを携帯端末100に付与する。このテスト電流値Fは、普及している携帯端末のプロファイルFに対応する電流値である。携帯端末100は、このテスト電流値Eを受けて、携帯端末100が有する充電に対応する要素での電流の値を確認する。この確認結果は、テスト電流付与部3に出力される。この結果、ステップST12において、テスト電流付与部3は、携帯端末100で実際に流れた電流値である携帯端末電流値をチェックする。テスト電流付与部3は、この携帯端末電流値を、選択部4に出力する。この選択部4に出力される携帯端末電流値は、テスト電流値Fに対応する、携帯端末100で実際に流れた電流値である。
以上のように、テスト電流付与部3は、6種類のプロファイルに対応するテスト電流値A〜Fを携帯端末100に付与し、その結果、携帯端末100で実際に流れた電流値を選択部4に出力する。なお、選択部4への電流値の出力は、テスト電流値に基づく電流の付与のたびに行われても良いし、テスト電流値A〜Fに対応して流れる携帯端末100での電流値の全てをチェックした後で、テスト電流付与部が、まとめて選択部4に出力しても良い。
このように、テスト電流付与部3による携帯端末100へのテスト電流の付与が完了すると、選択部4は、最適電流値を選択・決定する。図4は、本発明の実施の形態1における選択部での最適電流値の選択・決定を示すフローチャートである。図4は、図3の処理の続きである。
まず、ステップST20にて、選択部4は、テスト電流値A〜Fに対応する電流付与に対応して携帯端末100を実際に流れた電流値のチェック結果を受信する。図4では、簡略的に、チェック結果A〜Fの受信と記載している。
次に、ステップST21にて、選択部4は、チェック結果A〜Fを比較する。すなわち、テスト電流値A〜Fに対応して携帯端末100で実際に流れた電流値A〜Fの大きさを比較する。
次に、ステップST22にて、携帯端末100で実際に流れた電流値A〜Fの中で最大値となる電流値を検出する。例えば、テスト電流値Dに対応して携帯端末100を流れた電流値Dが最大であれば、この電流値Dを最大値として検出する。更に、ステップST23にて、最大の電流値を、最適電流値として選択・決定する。上述の通り、テスト電流値Dに対応して流れた電流値Dが最大であれば、この電流値Dが最適電流値である。すなわち、選択部4は、このテスト電流値Dを、最適電流値として選択・決定する。
更に、ステップST24にて、選択部4は、決定した最適電流値の情報を、記憶部5および電圧付与部6に出力する。この情報出力によって、記憶部は、テスト電流値Dが、当該携帯端末100においてのプロファイルに対応する電流値であることを記憶する。また、電圧付与部6は、この決定された最適電流値に基づいた電圧を、充電電圧として携帯端末100に付与する。
以上のように、最初の充電器1の使用の場合には、携帯端末が有する可能性のある全てのプロファイルに対応したテスト電流値の付与と最適電流値の検出を行う。
(2度目以降の充電)
2度目以降の充電においては、充電器1は、記憶部5に最適電流値を記憶している。このため、図3、図4のフローチャートで説明したような可能性のある全てのプロファイルに対応したテスト電流値によるチェックは不要である。
図5は、本発明の実施の形態1における2度目以降の充電時の処理を示すフローチャートである。図5から明らかな通り、2度目以降の充電においては、図3、図4のようなテスト電流によるチェックや最適電流値の選択・決定は省略されている。
まず、ステップST30にて、電圧付与部6は、記憶部5から最適電流値を読み出す。既に、記憶部5は、充電対象となっている携帯端末100のプロファイルに対応した最適電流値を記憶しているからである。次いで、ステップST31にて、電圧付与部6は、最適電流値を設定する。この設定によって、充電対象となる携帯端末100への充電条件を設定できる。最後に、ステップST32にて、電圧付与部6は、最適電流値に基づく、電圧等の条件にて携帯端末100を充電する。
このように、2度目以降の充電においては、図3、図4に示されるような処理手順が省略されるので、充電器1は、即座に充電を開始できる。この結果、使用者は、不安を覚えることなく、充電を開始できる。もちろん、充電器1に対する信頼を持つこともできる。
更に言うまでも無いが、実施の形態1における充電器1は、一般的に普及している携帯端末が有する複数の種類のプロファイルのすべてに対応するテスト電流の付与によって、携帯端末のそれぞれのプロファイルに対応する充電を行える。すなわち、1台の充電器1のみによって、異なるメーカーやシリーズの携帯端末を充電できる。すなわち、使用者は、新しい携帯端末を購入する場合に、別売りであることの多い充電器を再度購入する必要は無く、充電器1の1台のみで、買い換えた後の携帯端末に対応できる。更に、使用者が複数の携帯端末を有している場合でも、1台の充電器1で充電対応できる。
次に、各部および各処理のバリエーションや詳細について説明する。
(記憶部)
記憶部5は、上述の通り、図3、図4の手順によって決定された最適電流値を記憶する。最適電流値は、複数の種類のテスト電流値に対応して携帯端末100内部を流れた実際の電流値の内で、最大の電流値である。選択部4が、この最大の電流値を最適電流値として決定して、記憶部5に出力する。この最適電流値を、記憶部5が記憶する。
(バリエーション1)
記憶部5は、選択部4が直前に選択した最適電流値を記憶する。図3、図4では、充電器1が最初に用いられる場合について示している。同じ充電器1および同じ携帯端末100であれば、最初に充電器1が用いられる際に、図3、図4のフローで示される処理で決定される最適電流値を、記憶部5が記憶すれば、その後の充電においては、全て、この最適電流値を用いればよい。
しかしながら、使用者は、携帯端末100を変える可能性もあるし、複数の携帯端末100を有していることもありえる。いずれの場合でも、充電器1にとっては、異なる携帯端末100を充電する必要がある場合がある。この場合には、充電器1は、図3、図4に示されるフローによる処理で、新たに最適電流値を決定しなくてはならない。
このように、新たに図3、図4に示されるフローによる処理を行って新たな最適電流値が決定される場合には、記憶部5が記憶している最適電流値と異なる最適電流値が決定される可能性がある。一方で、一度最適電流値が決定された場合には、次に充電対象となる携帯端末100が変化している可能性は低い。
このため、記憶部5は、選択部4が直前に選択した最適電流値を記憶することが好適である。直前に選択した最適電流値が、使用者が使用している携帯端末100であると考えられるからである。次回以降の充電においては、この直前の最適電流値に基づいて、充電器1は、充電を実行する。
(バリエーション2)
記憶部5は、選択部4が所定期間内で最も多く選択した最適電流値を、記憶しても良い。使用者が複数の携帯端末100を有している場合には、充電器1に接続される携帯端末100が、時々変更される可能性がある。このような場合には、ある携帯端末100で決定された最適電流値が、他の携帯端末100で使用できる最適電流値ではない場合もある。しかしながら、使用者が複数の携帯端末100を有している場合でも、複数の携帯端末100の内、特定の携帯端末100を高い頻度で使うことが多い。
このため、複数の携帯端末100を一つの充電器1で充電する場合に、充電のたびに図3、図4の処理を実行するのは無駄が多いこともある。
このような無駄を減少させるために、所定期間内で最も多く選択した最適電流値を、記憶部5が記憶することが好適である。電圧付与部6は、この記憶部5が記憶している最適電流値に基づいて、携帯端末100を充電する処理を行えば、図3、図4の処理フローを省略して、充電頻度の高い携帯端末100を、充電器1が充電することができる。
仮に、充電対象となる携帯端末100が変更される場合には、最適電流値が異なることが、携帯端末100によって判断されて充電器1に指示されるので、充電器1は、改めて図3、図4の処理フローを実行すればよい。
(バリエーション3)
記憶部5は、携帯端末100からの指示信号に基づいて決定されるテスト電流値を、最適電流値として記憶することも好適である。携帯端末100によっては、複数の種類のテスト電流値によるチェックにおいて、主体的に、あるテスト電流値が、プロファイルに対応している電流値であると判断することがある。この場合には、選択部4での選択に依存せず、携帯端末100からの指示信号によって決定されたテスト電流値を、最適電流値として記憶する。
このように、携帯端末100からの主体的な指示に基づいて、最適電流値を記憶部5が記憶することで、携帯端末100のプロファイルに対応した最適電流値による充電を、充電器1は確実に行えるようになる。
また、バリエーション1〜3以外のバリエーションで、記憶部5は、最適電流値を記憶しても良い。例えば、複数の最適電流値を記憶することも好適である。また、他の条件に従って、最適電流値を記憶しても良い。
また、記憶部5は、所定条件において初期化可能であることも好適である。初期化されることで、新しい携帯端末100や、充電プロファイルの変更にも即座に対応できるようになるからである。
特に、例えば、一度決定されて記憶された最適電流値が、初期化されれば、図3、図4に示される最適電流値の選択処理のフローを再度行う必要が生じる。携帯端末100が変わったり、プロファイルが変わったり、携帯端末100の経年劣化などによる充電条件の自然変化などの問題が生じる場合がある。このような場合に、初期化が実行されることで、充電器1は、必ず図3、図4に示される選択処理のフローを再開する必要があるので、充電器1は、柔軟に最適電流値を決定して、最適な充電を実行できる。
すなわち、記憶部5による即座の充電と、携帯端末100の都合による柔軟性のある最適電流値の選択処理を経た充電とが、フレキシブルに切り替えられて行われる。
以上のように、実施の形態1の充電器1は、1台で全てのメーカーやシリーズの携帯端末100を充電できるだけでなく、2度目以降の充電開始を即座に行えるようになり、使用者の便宜を図ることができる。使用者の便宜が図られることで、充電器1に対する使用者の信頼度が高まり、携帯端末100および充電器1のメーカーにとってもメリットが生じる。
(実施の形態2)
次に実施の形態2について説明する。
実施の形態1では、最初の充電において、最適電流値を決定して記憶部5がこれを記憶し、2度目以降の充電においては、図3、図4に示される最適電流値の決定処理フローを省略して、記憶部5が記憶している最適電流値によって充電を即座に行えることを説明した。
実施の形態1における充電器1は、使用者が同じ携帯端末100を使い続けることが多いことを前提に、記憶部5に一度決定された最適電流値を記憶する。この記憶された最適電流値を、充電器1は、そのまま使い続ける。
ここで、上述した通り、使用者は複数の携帯端末100を有していることもありえるし、異なる携帯端末を購入することもありえる。もちろん、同じ携帯端末100を使い続けることが多いのはもちろんである。
このような様々な場合に対応して、テスト電流付与部3および選択部4は、様々なバリエーションで、最適電流値を決定することも好適である。すなわち、記憶部5がある最適電流値を記憶している場合でも、充電器1は、その最適電流値を即座に用いて充電を開始するのではなく、再度図3、図4の処理フローを再実施する。但し、一度最適電流値を決定していることを活用して、最適電流値を決定するための図3、図4に示される処理フローを短縮することができる。
(パターン1)
図6は、本発明の実施の形態2における2度目以降の充電における最適電流値決定フローを示すフローチャートである。記憶部5が、一度決定された最適電流値を記憶している状態で、次の充電を開始する際に、携帯端末100が変更になっている可能性を考慮して、充電器1が、再度、最適電流値を決定する場合を示している。
これは、使用者が携帯端末100を変えたことを把握して、充電器1および携帯端末100の少なくとも一方に指示できる場合には、記憶部5の初期化によって、図3、図4の処理フローからやり直せばよい。しかしながら、使用者が携帯端末100を変えたことを、充電器1および携帯端末100の少なくとも一方に指示できない場合もある。充電器1や携帯端末100に、そのような指示を行う機構が無い場合もあるからである。
後者の場合には、充電器1は、2度目以降の充電においては、携帯端末100が変化している可能性を考慮して、記憶部5に記憶している最適電流値を即座に使用するのではなく、再度、最適電流値を決定することが適切である。異なる最適電流値のままでは、異なるプロファイルによる充電となってしまうので、充電器1は、異なる携帯端末100を充電できるとは限らないからである。この場合には、テスト電流付与部3は、改めて、複数の種類(複数のプロファイルに対応する)のテスト電流値に基づくテスト電流を、携帯端末100に付与する必要がある。
パターン1では、テスト電流付与部3は、記憶部5が記憶している最適電流値を、複数の種類のテスト電流値に基づくテスト電流において、最初のテスト電流として、携帯端末100に付与する。
まず、ステップST40にて、テスト電流付与部3は、記憶部5が記憶している最適電流値を読み出す。これが、直前に決定された最適電流値である。次に、ステップST41にて、読み出した最適電流値を、テスト電流Xとして、携帯端末100に付与する。次いで、ステップST42にて、テスト電流付与部3は、このテスト電流Xに対応して携帯端末100内部を実際に流れた電流値Xを計測する。この電流値Xを、テスト電流付与部3は、選択部4に出力する。
選択部4は、この電流値Xを、前回の最適電流値を決定したフローで得られた最大電流値と比較する。この最大電流値が、充電対象となっている携帯端末100のプロファイルに対応する電流値である。このため、ステップST43にて、選択部4が、前回の最大電流値以上であるかをチェックする。このステップST43のチェックの結果、最適電流値が、前回の最大電流値以上である場合(図6ではYESの場合)には、ステップST44にて、この電流値Xが最大電流値であると判断する。
電流値Xが最大電流値であれば、この電流値Xが充電対象の携帯端末100のプロファイルに対応したものであるはずである。この結果、ステップST45にて、電流値Xを記憶部5が、最適電流値として記憶する。この記憶する最適電流値は、既に最適電流値として記憶されていたものである。
電圧付与部6は、ステップST46にて、当該電流値Xを最適電流値として、電圧を携帯端末100に付与することで充電を開始する。
もし、ステップST43のチェック結果がNOの場合には、異なるテスト電流値のテスト電流を、テスト電流付与部3は、携帯端末100に付与する。その後は、再び、携帯端末100で流れた電流値Xを計測して、ステップST43のチェックを経る。ステップST43のチェック結果がYESになるまで、この処理が続行される。
上述したように、多くの場合には、同じ携帯端末100に充電器1を接続する。このため、充電器1が2度目以降に充電する際に、図6のような処理フローで新たにテスト電流を付与して最適電流値を決定する場合には、記憶部5から読み出した電流値Xをテスト電流値とすることで、ステップST46に到達する可能性が高い。
この可能性が高いことにより、記憶されていた最適電流値以外でのテスト電流値で、テスト電流を付与する必要性が減少する。このため、最適電流値の決定までの時間が短縮される。もちろん、充電対象の携帯端末100のプロファイルが変わっている場合には、図3、図4と同じだけの手順と時間が掛かる可能性があるが、このパターン1(図6)のフローによって、相対的に、最適電流値の決定までの処理時間は短縮される。
あるいは、使用者が複数の携帯端末を有しており、異なる携帯端末100を充電する場合でも、同じメーカーの機種であることも多い。この場合にも、記憶部5から読み出した電流値Xによってテスト電流を付与することで、即座にこの電流値Xが最適電流値であると判断できる。この場合も、当然に最適電流値の決定までの処理時間は短縮される。
このように、充電対象の携帯端末100が変更される可能性がある場合に、充電器1が、再度、最適電流値を決定しなければならない場合でも、その決定までの処理時間を短縮できる。上述の通り、記憶部5が記憶している既に決定されていた最適電流値を活用できるからである。
(パターン2)
また、テスト電流付与部3は、記憶部5に記憶されている最適電流値が、充電対象の携帯端末100のプロファイルに対応している可能性が高いと想定して、複数の種類のテスト電流を賦与する際に、当該記憶されている最適電流値を付与する時間を最も長くすることも適当である。
例えば、図3、図4では、テスト電流値A〜Fまでの6種類のテスト電流値に基づくテスト電流を、テスト電流付与部3は、携帯端末100に付与している。これは携帯端末100の有するプロファイルの数に依存する。仮に携帯端末100が、各メーカーを総合すると、7個や8個のプロファイルを有している場合には、テスト電流付与部3が付与しなければならないテスト電流の種類も増えることになる。
テスト電流の種類が増えれば、それだけ最適電流値を決定することが遅くなる。ここで、パターン2では、テスト電流付与部3は、上述の通り、記憶部5で記憶されている最適電流値に対応するテスト電流を、他のテスト電流より長い時間に渡って携帯端末100に付与する。当然に、既に決定されて記憶されている最適電流値が、次の充電対象の携帯端末100の最適電流値である可能性が高い。
この記憶されていた最適電流値の付与時間が、最大電流値になる可能性が高いので、これが確認されれば、他のテスト電流値によるテスト電流の付与は重要ではない。このため、記憶されていた最適電流値が十分な時間付与されれば、最適電流値が早期に決定されるようになる。
(パターン3)
また、テスト電流付与部3は、記憶されている最適電流値が、次に接続された充電対象の携帯端末100の最適電流値であると決め打ちすることも好適である。この場合には、テスト電流付与部3は、記憶されている最適電流値を記憶部5から読み出して、この最適電流値のみをテスト電流として携帯端末100に付与する。多くの場合には、充電対象の携帯端末100は、同じ携帯端末であると考えられるので、テスト電流付与部3が、記憶部5で記憶されていた最適電流値のみで、最適電流値を再決定することでも十分である場合が多い。
この場合には、図3、図4のような処理フローや図6のような処理フローも不要であるので、最適電流値を決定するまでの時間を短縮できる。
以上のようなパターン1、2、3のいずれかで、記憶部5に記憶されている最適電流値を活用した最適電流値の再決定により、最適電流値の決定までの時間を短縮できる。
これらの処理手順で決定された最適電流値によって、電圧付与部6は、携帯端末100のプロファイルに即した充電を行うことができる。
なお、プロファイルの数や種類は、携帯端末100の新機種や新規格によって変更される可能性がある。このため、テスト電流付与部3や選択部4は、外部からプログラマブルに設定条件を変更できるようになっていることも好ましい。
以上、本発明の充電器は、1台ですべてのメーカーやシリーズに対応できる上、異なるプロファイルを有する携帯端末を充電する際でも、必要な事前処理(プロファイルの確認とこれにあわせた充電条件の決定)を、短時間で行える。結果として、使用者の利便性を向上させると共に、充電器や携帯端末に対する信頼性を向上させることもできる。また、充電器を気にすることなく、新しい携帯端末を購入することができるようになって、携帯端末メーカーにとってもメリットが生じる。
なお、実施の形態1〜2で説明された携帯端末用充電器は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。
1 充電器
2 電圧変換部
3 テスト電流付与部
4 選択部
5 記憶部
6 電圧付与部
100 携帯端末
101 充電ソケット
200 充電器

Claims (10)

  1. 携帯端末に接続し、電力源からの電力を供給することで前記携帯端末に充電する携帯端末用充電器であって、
    前記動力源からの電圧を変換する電圧変換部と、
    前記携帯端末の充電時のプロファイルに従った複数の種類のテスト電流値を、前記携帯端末に付与するテスト電流付与部と、
    前記携帯端末に固有の前記プロファイルに最適である最適電流値を、前記複数の種類のテスト電流値から、選択する選択部と、
    前記選択部が、一度選択した最適電流値を記憶する記憶部と、
    前記最適電流値に対応する前記プロファイルに従った電圧を付与する電圧付与部と、を備える、携帯端末用充電器。
  2. 前記記憶部は、前記選択部が、直前に選択した最適電流値を記憶する、請求項1記載の携帯端末用充電器。
  3. 前記記憶部は、前記選択部が、所定期間内で最も多く選択したテスト電流値を、前記最適電流値として記憶する、請求項1記載の携帯端末用充電器。
  4. 前記記憶部は、前記携帯端末からの指示信号に基づいて決定されるテスト電流値を、前記最適電流値として記憶する、請求項1記載の携帯端末用充電器。
  5. 前記記憶部は、所定条件において初期化可能である、請求項1から3のいずれか記載の携帯端末用充電器。
  6. 前記テスト電流付与部は、前記記憶部が記憶している前記最適電流値を、前記複数の種類のテスト電流値の最初のテスト電流値として、前記携帯端末に付与する、請求項1から5のいずれか記載の携帯端末用充電器。
  7. 前記テスト電流付与部は、前記記憶部が記憶している前記最適電流値を、前記複数の種類のテスト電流値の中で、最も長時間にわたって、前記携帯端末に付与する、請求項1から5のいずれか記載の携帯端末用充電器。
  8. 前記テスト電流付与部は、前記記憶部が記憶している前記最適電流値のみを、前記テスト電流値として、前記携帯端末に付与する、請求項1から5のいずれか記載の携帯端末用充電器。
  9. 前記テスト電流付与部は、前記記憶部が記憶している前記最適電流値のみに基づいて、前記電圧付与部から前記携帯端末への電圧付与を行わせる、請求項8のいずれか記載の携帯端末用充電器。
  10. 前記選択部は、前記複数の種類のテスト電流値の内、前記携帯端末を流れた電流値が最大のものを、前記最適電流値として選択する、請求項1から9のいずれか記載の携帯端末用充電器。
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