JP2014112928A - 無線通信方法及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ACK信号を送信することによりセル間の干渉が発生してしまうことを抑圧する無線通信方法を提供する。
【解決手段】他通信セルで用いられている周波数チャネルを推定するステップと、自通信セルの無線通信端末からの信号を受信し、当該無線通信端末からの信号の復号を行うステップと、他通信セルで用いられていない周波数チャネルから、ACK信号、CTS信号、CCTS信号のうち少なくとも一つの制御信号を送信する周波数チャネルを決定するステップと、決定された周波数チャネルを用い、ACK信号、CTS信号、CCTS信号のうち少なくとも一つの制御信号を送信するステップとを有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、セル間の干渉を抑圧する無線通信方法及び無線通信システムに関する。
近年、2.4GHz帯又は5GHz帯を用いた高速無線アクセスシステムとして、IEEE802.11g規格、IEEE802.11a規格などに基づいたアクセスポイント(基地局装置)が広く普及している。これらの規格に基づいたシステムでは、マルチパスフェージング環境での特性を安定化させるための技術である直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式を用い、最大で54Mbpsの伝送速度を実現している。ここでの伝送速度とは物理レイヤ上での伝送速度である。ユーザにとって有効なデータのスループットは、MAC(Medium Access Control)レイヤでの伝送効率が50〜70%程度であるために、30Mbps程度が上限値となっている。しかし、IEEE802.11nが2010年に標準化完了予定であり、MIMO(Multiple input multiple output)技術により100Mbps超の高速通信の実現を目指している。
また、有線LANの通信速度もFTTH(Fiber to the home)の普及から、上昇の一途をたどっており、今後無線LANにおいても更なる伝送速度の高速化が求められることが想定される。更なる無線LANにおける伝送速度の高速化の技術として、最も注目されているのがマルチユーザMIMO送信技術である。マルチユーザMIMO送信技術とは、送信局側において複数の送信アンテナから同一周波数同一タイミングで異なる独立な信号を複数のアンテナを備える複数の通信相手に送信する。また、複数の通信相手の受信アンテナ全体を巨大な受信アレーとみなして下りスループットの向上を実現する技術である(例えば、非特許文献1参照)。
Q. H. Spencer, "Zero-forcing methods for downlink spatial multiplexing in multiuser MIMO channel," IEEE Trans. on Signal Processing, Vol 52, Issue 2, pp.461-471, 2004
しかしながら、無線LANの通信速度や、ユーザ数が増大するにつれ、隣接通信セルからの干渉問題が大きくなってきている。無線LANは通常CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)を用いてパケットの衝突を防いでいることから、受信可能なエリアの無線通信端末数が増えると通信機会が減るという問題がある。
図16は、従来の通信方式におけるオーバラップ通信セルにおける伝送レートの低下を説明する図である。無線通信端末WT1〜WT4の時間に対する送受信の様子を表している。Txにおけるブロックは無線通信端末が送信していることを表し、Rxにおけるブロックは無線通信端末が対応する番号の送信信号を受信していることを表す。ここで、WT1とWT2、WT3とWT4は、それぞれは同じ通信セルC1、C2に属する無線通信端末である。同じ通信セルに所属する無線通信端末同士でのみ通信を行うため、WT1とWT2、WT3とWT4はそれぞれ通信を行うが、WT1とW3や、WT2とWT4は通信を行わない。ここで、WT1とWT2の通信がWT3には受信可能電力以上の大きさで受信され、WT3の送信信号もWT1とWT2で受信されるものとする。
図16において、送信信号3がWT4から送信され、WT3で受信されていることを示している。この通信が終了するタイミングで、WT1が送信信号1を送信開始する。ここで、WT1では、WT4が送信している送信信号3が受信されない、または受信レベルが小さいため認識されない。言いかえると、WT4は通信セルC1から見て「隠れ端末」となっている。一方、WT1による送信信号1について、本来はWT3において、WT1の通信が開始されたことを検出できるため、CSMA/CAによるとWT3の送信が行われることは原則としてないが、通信終了後のACK信号の送信は、例外的に信号検出を行うことなく、受信終了後短い時間で送信されるため、WT1からの信号が来ているのにもかかわらず、信号4は送信される。このような場合、信号4は4”としてWT2で受信されるため、この信号が干渉信号となり、とくに、信号ブロックの先頭部分にあるタイミング検出やチャネル推定ブロックと重なるとWT2における信号1’の復号に大きな影響を与え、受信を失敗させる。このため、WT2の受信が失敗したことから、WT1はACK信号を受信せず、よって、信号2により再送を行うこととなるため、スループットが大きく低下する。また、同じ信号を何度も送信することで、今度はWT3において、受信信号6’と2”が同時に受信され、互いに信号品質を低下させあうことになるという問題がある。
従来の方式における他の問題点を図17を参照して説明する。図17においては、WT2とWT3が互いの通信が検出でき、無線通信端末WT1とWT2、WT3とWT4がそれぞれ通信セルC1とC2に属していることを表している。Request to send(RTS)とClear to send(CTS)による通信をWT1とWT2からなる通信セルC1が行っており、5がRTS、6がCTS信号に対応している。CTS信号は検出した無線通信端末にNetwork Allocation Vector(NAV)を設定することによってチャネルを予約する役割を有し、チャネルを予約した端末以外が一定時間送信を行えないようにする。図17では、WT3がCTSを受信信号6”により受信しているため、NAVを8で示すように設定している。このとき、WT4が信号4を送信しており、WT3はこの信号の復号を完了している。しかし、ACKを送信するタイミングがまだNAVの区間に対応するため、ACKを送信できず、WT4に送信失敗と判断され、再送が行われることとなる。このような「さらし端末」の影響により、データの再送が増加し、結果的にスループットを低下させるという問題がある。
また、ACKやCTSについて問題を説明したが、ACKやCTS以外の信号でも、ACKやCTSのようにデータ信号部のビット長に比べて短い信号において同様の問題が生じる。例えば、マルチユーザMIMO通信におけるチャネル情報の通知信号でも、上記の「隠れ端末」や「さらし端末」の条件により、他の通信に干渉を生じる場合がある。
このように、ACK信号やCTS信号、またはCTS信号に類する信号が、他通信セルへの干渉となったり、または、ACK信号やCTS信号、またはCTS信号に類する信号を送信できないことにより、通信効率が低下するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、オーバラップ通信セルにおいて干渉を受信している場合に、ACK信号を送信することによりセル間の干渉が発生してしまうことを抑圧することができる無線通信方法及び無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明は、複数の通信セルの一部がオーバラップしており、複数の周波数チャネルを用いる通信システムにおいて、セル間の干渉抑圧を行う無線通信方法であって、他通信セルで用いられている周波数チャネルを推定する他通信セル周波数チャネル推定ステップと、自通信セルの無線通信端末からの制御信号またはデータ信号を受信し、当該無線通信端末からの信号の復号を行う自通信セル信号処理ステップと、他通信セルで用いられていない、または用いられる頻度の少ない周波数チャネルから、データ通信終了後に受信成功を通知するACK信号、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、チャネル情報要求信号を受信した後にチャネル情報を通知する機能を有するCCTS信号のうち少なくとも一つの信号を、送信する周波数チャネルを決定する制御信号周波数チャネル選択ステップと、決定された周波数チャネルを用い、データ通信終了後に受信成功を通知するACK信号、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、チャネル情報要求信号を受信した後にチャネル情報を通知する機能を有するCCTS信号のうち少なくとも一つの信号を送信する制御信号送信ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、通信相手となる通信装置から、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、またはCCTS信号が送信された場合に、チャネル情報の精度の劣化を考慮し、送信を行うデータ信号の変調方式や符号化率からなる変調モードを送信ビットの低いものに変更する制御信号考慮データ送信ステップをさらに有することを特徴とする。
本発明は、複数の通信セルの一部がオーバラップしており、複数の周波数チャネルを用いて、セル間の干渉抑圧を行う無線通信システムであって、他通信セルで用いられている周波数チャネルを推定する他通信セル周波数チャネル推定手段と、自通信セルの無線通信端末からの制御信号またはデータ信号を受信し、当該無線通信端末からの信号の復号を行う自通信セル信号処理手段と、他通信セルで用いられていない、または用いられる頻度の少ない周波数チャネルから、データ通信終了後に受信成功を通知するACK信号、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、チャネル情報要求信号を受信した後にチャネル情報を通知する機能を有するCCTS信号のうち少なくとも一つの信号を、送信する周波数チャネルを決定する制御信号周波数チャネル選択手段と、決定された周波数チャネルを用い、データ通信終了後に受信成功を通知するACK信号、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、チャネル情報要求信号を受信した後にチャネル情報を通知する機能を有するCCTS信号のうち少なくとも一つの信号を送信する制御信号送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、通信相手となる通信装置から、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、またはCCTS信号が送信された場合に、チャネル情報の精度の劣化を考慮し、送信を行うデータ信号の変調方式や符号化率からなる変調モードを送信ビットの低いものに変更する制御信号考慮データ送信手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、オーバラップ通信セルにおいて干渉を受信している場合に、ACK信号を送信することによりセル間の干渉が発生してしまうことを抑圧することができるため、スループットを増大させることができるという効果が得られる。
本発明の第1実施形態における通信方法を表す図である。 第1実施形態における第1の送信方法の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における第2の送信方法の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態における第3の通信方法の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における通信方法を表す図である。 第2実施形態における第1の送信方法の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態における第2の送信方法の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態における通信方法を表す図である。 本発明の第3実施形態における通信方法の変形例を表す図である。 本発明の第4実施形態における通信方法を表す図である。 第4実施形態における第1の送信方法の動作を示すフローチャートである。 第4実施形態における第2の送信方法の動作を示すフローチャートである。 第4実施形態における第2の送信方法の動作の変形例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態における第2の形態の通信方法を表す図である。 図14に対応する送信動作を示すフローチャートである。 従来の通信方式におけるオーバラップ通信セルにおける伝送レートの低下を示す説明図である。 従来の方式における他の問題点を示す説明図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による無線通信方法及び無線通信システムを説明する。図1は、本発明の第1実施形態における通信方法を表す図である。図16の場合と同様に、無線通信端末WT4からの送信信号3を受信直後に、無線通信端末WT1が通信を開始し、この通信信号1に対応する受信干渉信号1”により、ACK信号を送るタイミングに無線通信端末WT3は信号を受信している。しかし、無線通信端末WT2における受信信号4”をなくす、または無視できるほど小さくすることで、無線通信端末WT2は無線通信端末WT1の信号1の復号を行うことができ、ACK信号5により通信を完了することができる。
次に、送信信号4を送信する第1の送信方法について説明する。まず、送信信号4を通常の送信電力よりDdB低下させて送信を行う。このように送信電力を低減することにより、無線通信端末WT1およびWT2への干渉電力を低減し、無線通信端末WT1およびWT2において検出不可能な電力で送信を行うことで、CSMA/CAを用いている無線通信端末WT1とWT2へ影響を与えずに、ACK信号を送信する。この通信を行うためには、予め、無線通信端末WT1とWT2からの送信信号に対し、受信電力を推定しておく必要がある。
ここで、無線通信端末WT3が推定した熱雑音電力をP[dBm]、無線通信端末WT1の送信信号の受信電力をP13[dBm]、無線通信端末WT2の送信信号に対する受信電力をP23[dBm]、通信信号の最低検出信号対雑音比をS[dB]、他の通信セルの無線通信端末において許容される最大セル間干渉電力対雑音比をSmax[dB]、無線通信端末WT3から通常の送信電力で送信を行った場合の、無線通信端末WT4における受信電力をP34[dBm]、異なる通信装置で生じうる送信電力の違いに対して用意される送信電力個体差マージンをM、ACKを送信する際に、通常の送信電力から低下させる電力低減係数をD[dB]とする。すると、無線通信端末WT3が送信するACKが無線通信端末WT1およびWT2において受信される信号対雑音電力比S[dB]とS[dB]はそれぞれ、
=D+P31−P ・・・(1)
=D+P32−P ・・・(2)と表すことができる。P31、P32は無線通信端末WT3から送信し、WT1とWT2で受信された信号電力P13とP23から、P31=P13、P32=P23として推定できる。ただし、送信方法や、装置個体差により必ずしも同じにはならないため、P31とP13のP32とP23の電力のずれも考慮することもできる。
したがって、送信電力差のマージンを用いて、
=D+M+P31−P ・・・(3)
=D+M+P32−P ・・・(4)と推定することができる。ここで、無線通信端末WT3は、無線通信端末WT1やWT2より、M[dB]高い送信電力を送りうると解釈することができる。各通信装置の送信電力はこれらの受信レベルが最大セル間干渉電力対雑音比Smaxより低い値となるように送信する必要があるため、
max≧max(S,S) ・・・(5)
と表せる。
よって、
max≧D+M+max(P31,P32)−P ・・・(6)
D≦Smax−M−max(P31,P32)+P ・・・(7)
と表すことができる。
また、このACKは無線通信端末WT4で受信可能である必要がある。よって、
34+D−P≧S ・・・(8)
D≧−P34+P+S ・・・(9)を満たす必要がある。(6)式と(7)式から、ACK送信時の送信電力は、
−P34+P+S≦D≦Smax−M−max(P31,P32)+P ・・・(10)を満たす関係の場合に、第1の送信方法を用いることができる。(10)式の左側の式と右側の式から、P34に求められる電力の条件を得ることもできる。
−P34+P+S≦Smax−M−max(P31,P32)+P ・・・(11)
−P34≦Smax−M−max(P31,P32)−S ・・・(12)
34≧max(P31,P32)+(S−Smax+M) ・・・(13)
よって、P34はmax(P31,P32)より(S−Smax+M)dB以上大きい必要があることが導出できる。例えば、熱雑音Pを−90dBm、P31を−75dBm、P32を−80dBm、マージンMを1dB、最低検出信号対雑音比Sを5dB、最大セル間干渉電力対雑音日Smaxを−5dBとすると、(10)式は、
−P34+(−90)+(5)≦D≦(−5)−1−(−75)+(−90)・・・(14)
−P34−85≦D≦−21 ・・・(15)の関係で表せる。(10)式から2つのことが分かる。P34が−64dBより小さい場合には、(11)〜(13)式を満たすDはない。Dが存在する場合は、−P34−85≦D≦−36を満たす電力低減を行って、ACKを送信すればよい。
送信指針の例として2つ示す。無線通信端末WT4に対し、信号電力が検出される最小限の送信電力で送信する場合は、−P34−85+X[dB]の送信電力で送信を行う。Xは最小検出感度を下回ることがないように与えるオフセット値であり、0以上の値に設定する。または、隣接通信セルに干渉電力を与えない最大の電力で送信を行う場合であり、この場合は、−36−X[dB]で送信を行うことができる。Xは最大セル間干渉電力対雑音比を上回ることがないように与えるオフセット値であり、0以上の値に設定される。無線通信端末WT3から見て、隣接する通信セルに多数の無線通信端末が存在したとしても、(10)式や(11)〜(13)式においてmaxの中の係数を対応する数の無線通信端末数に増やし、max(P31,P32,…,P3N)とすることで同様に送信電力を決定する。ここで、Nは隣接通信セルの無線通信端末数である。
また、P31,P32,…,P3Nは予め推定した隣接セルに存在する全て無線通信端末とすることもできるし、推定した電力を各無線通信端末ごとに記憶しておき、隣接通信セルで送信を行う無線通信端末が指定する無線通信端末のみを設定するようにしてよい。
なお、送信電力を低く設定することにより、ACK信号が送信失敗する可能性が高くなるため、ACK信号の送信において送信電力に対応して変調方式等の低いものを使用してもよい。これにより、ACK信号の受信成功確率を向上する効果を得ることができる。
次に、図2を参照して、第1実施形態における第1の送信方法の動作を説明する。図2は、第1実施形態における第1の送信方法の動作を示すフローチャートである。本発明の通信方法を用いる無線通信端末は、まず自通信セルに属さないが、信号検出可能な無線通信端末の検出と受信電力の推定を行う(ステップS101)。自通信セルに所属する無線通信端末から送信信号が送信されると、この信号の受信・復号を行う。ここで、問題なく復号が行われた場合(ステップS102)、ACKを送信するが、ACKの送信時に所望通信相手以外の無線通信端末からの干渉がないかを判定する(ステップS103)。
この干渉の検出はデータの復号中でもよいし、復号後でもよいし、データを復号する前に、RTSを検出するなどして判定しておいてもよい。他通信セルからの受信信号がなければ、ACKを送信し(ステップS104)、終了する。他通信セルからの受信信号が存在する場合、それらの信号条件が、(11)〜(13)式を満たすかを確認し(ステップS105)、満たす場合は送信電力制御を係数Dを用いて行い、ACKを送信し(ステップS104)、終了する。満たさない場合は、通常通り、ACKを送信する(ステップS104)。または、他の通信への干渉を与えないことに最も高い優先度を割り当てるシステムにおいては、ACKを完了せずStartに戻るようにしてもよい(図2に示すステップS105からStartへの点線)。または、予めACKに用いる送信電力の値を決定しておき、ステップS102の後、常に送信電力制御(ステップS106)を行って送信するようにしてもよい(図2におけるステップS102からステップS106への点線)。
次に、第2の送信方法について説明する。第2の送信方法では、送信信号4を隣接通信セルである無線通信端末WT1とWT2の使用する周波数チャネルとは異なる帯域を用いて送信することで、隣接通信セルの通信に影響を与えずにACK信号を送信するものである。この通信を行うためには、無線通信端末WT1とWT2からの送信信号に対し、使用している周波数チャネルを推定する必要がある。ここで、無線通信端末WT1とWT2が通信に用いている周波数チャネルをF5、F6とし、無線通信端末WT3とWT4が通信可能な周波数チャネルをF5、F6、F7、F8とし、両通信セルともにプライマリ周波数チャネルがF5であるものとする。ACK信号をデータ信号と同じ周波数帯域を用いて送信する、もしくはプライマリ周波数チャネルで送信すると、図16で示されるACK信号が干渉信号となる問題が生じる。本発明では、無線通信端末WT3が通信セルC1で用いている周波数チャネルを検出し、通信セルC1で用いていない周波数チャネルF7、F8を用いてACK信号を送信する。このように制御することで、隣接通信セルへの干渉電力を著しく低減することができる。また、隣接通信セルがF5、F6、F7、F8を用いて通信を行っている場合には、この方法でのACKの送信はできない。ACK送信可能かの判断は隣接通信セルが用いている周波数チャネル以外で自通信セルが送受信可能な周波数チャネルが存在するかの判断となる。
次に、図3を参照して、第1実施形態における第2の送信方法の動作を説明する。図3は、第1実施形態における第2の送信方法の動作を示すフローチャートである。自通信セルに所属する無線通信端末から送信信号が送信されると、この信号の受信・復号を行う。
ここで、問題なく復号が行われた場合(ステップS202)、ACKを送信するが、ACKの送信時に所望通信相手以外の無線通信端末からの干渉がないかを判定する(ステップS203)。この干渉の検出はデータの復号中でもよいし、復号後でもよいし、データを復号する前に、RTSを検出するなどして判定しておいてもよい。他通信セルからの受信信号がなければ、ACKを送信し(ステップS204)、終了する。
一方、他通信セルからの受信信号が存在する場合、他通信セルが用いている周波数チャネルを推定し、他通信セルが用いる周波数チャネル以外の周波数チャネルを用いて送信信号を送ってきた無線通信端末と通信が可能であるか判断し(ステップS205)、通信可能な場合は隣接通信セルが用いない周波数チャネルを選択して(ステップS206)、ACKを送信し(ステップS206)、終了する。干渉を生じない周波数チャネルが存在しない場合には、通常通り、ACKを送信する(ステップS204)。または、他の通信への干渉を与えないことに最も高い優先度を割り当てるシステムにおいては、ACKを完了せずStartに戻るようにしてもよい(図3におけるステップS105からStartへの点線)。
次に、第3の送信方法について説明する。第3の送信方法は、第2の送信方法と類似するが、予めACKの送受信を行う周波数チャネルについて決定しておく点で異なる。この通信を行うためには、無線通信端末WT3、または無線通信端末WT4において、予め、無線通信端末WT1とWT2からの送信信号に対し、使用している周波数チャネルを推定する必要がある。無線通信端末WT1とWT2が通信に用いている周波数チャネルをF5、F6とし、無線通信端末WT3とWT4が通信可能な周波数チャネルをF5、F6、F7、F8とし、両通信セルともにプライマリ周波数チャネルがF5であるものとする。第3の送信方法では、無線通信端末WT3または無線通信端末WT4が通信セルC1で用いている周波数チャネルを検出し、通信セルC2の通信で無線通信端末WT3がACKを送信する際には、周波数チャネルF7、F8を用いてACK信号を送信することを予め決定する。このように制御することで、隣接通信セルへの干渉電力を著しく低減することができる。また、この送信方法では、無線通信端末WT3とWT4でACK信号に用いる周波数帯域について予め通知を行うこともできる。
次に、図4を参照して、第1実施形態における第3の通信方法の動作を説明する。図4は、第1実施形態における第3の通信方法の動作を示すフローチャートである。本発明の通信方法を用いる無線通信端末は、まず自通信セルに属さないが、信号検出可能な無線通信端末の検出と他通信セルが用いる周波数チャネルの推定を行う(ステップS300)。
他通信セルが用いていない、もしくは使用頻度が低い周波数チャネルで、自無線通信端末と通信相手となる無線通信端末で用いることが可能な周波数チャネルを、この無線通信端末間のACKで用いる周波数チャネルとして決定する(ステップS301)。自通信セルに所属する無線通信端末から送信信号が送信されると、この信号の受信・復号を行う。ここで、問題なく復号が行われた場合(ステップS302)、予め決められた周波数チャネルでACKを送信する(ステップS304)。
ここで、ステップS302の後、他通信セルからの受信信号(干渉信号)がないかを確認しACK信号の周波数チャネルを変更するか判断するようにしてもよい(ステップS303)。これは、他通信セルが想定しない周波数チャネルを用いていたり、もしくは、他通信チャネルが全く通信していない場合に対応する。この他通信セルからの信号の判定は、通信相手となる無線通信端末からのデータの復号中でもよいし、復号後でもよいし、データを復号する前に、RTSを検出するなどして判定しておいてもよい。ステップS303では、他通信セルの周波数チャネル使用状況に応じて、ACKの周波数チャネルを変更したり、または他通信セルが送信していないことを確認して、ACK信号の周波数チャネルをデータ信号と同じ周波数チャネルにしたり、プライマリとなっている周波数チャネルにしたり、プライマリとなっている周波数チャネルと予め決められた周波数チャネルの両方を用いるようにしてもよい。周波数チャネルについて変更が行われた後(ステップS305)、ACKを送信し(ステップS304)、終了する。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図5を参照して説明する。通信の形態は、図17に示す通信形態と同様である。ここでは、無線通信端末WT2とWT3が互いの通信が検出でき、無線通信端末WT1とWT2、無線通信端末WT3とWT4がそれぞれ通信セルC1とC2に属していることを表している。Request to send(RTS)とClear to send(CTS)による通信を無線通信端末WT1とWT2からなる通信セルC1が行っており、信号5がRTS信号、信号6がCTS信号に対応している。CTS信号は検出した無線通信端末にNAVを設定し、指定した端末以外が一定時間送信を行えないようにする。図17では、無線通信端末WT3がCTSを受信信号6”により受信しているため、NAVを信号8で示すように設定している。通信セルC1と通信セルC2が同じ周波数チャネルを用いている場合には、無線通信端末WT3は無線通信端末WT4からの送信信号3を復号した場合にも、ACK信号を送信できない。本発明では、ここで、ACK信号を送信することを可能にする。
次に、第2実施形態における第1の送信方法を説明する。第1の送信方法では、送信信号7を通常の送信電力よりRdB低下させて送信を行う。このように送信電力を低減することにより、無線通信端末WT1およびWT2への干渉電力を低減し、無線通信端末WT1およびWT2において検出不可能な電力で送信を行うことで、RTS/CTSを用いている無線通信端末WT1とWT2へ影響を与えずに、ACK信号を送信することができる。この通信を行うためには、予め、無線通信端末WT1とWT2からの送信信号に対し、受信電力を推定しておく必要がある。ここで、無線通信端末WT3が推定した熱雑音電力をP[dBm]、無線通信端末WT1の送信信号の受信電力をP13[dBm]、無線通信端末WT2の送信信号に対する受信電力をP23[dBm]、通信信号の最低検出信号対雑音比をS[dB]、他の通信セルの無線通信端末において許容される最大セル間干渉電力対雑音比をSmax[dB]、無線通信端末WT3から通常の送信電力で送信を行った場合の、無線通信端末WT4における受信電力をP34[dBm]、異なる通信装置で生じうる送信電力の違いに対して用意される送信電力個体差マージンをM、ACKを送信する際に、通常の送信電力から低下させる電力低減係数をD[dB]とする。これにより、(1)式〜(15)式の関係と同様に通信セルC2とC1における信号受信電力対雑音比を定義することができる。
(10)式を満たすようにDを決定することで、信号7を送信する。無線通信端末WT4に対し、信号電力が検出される最小限の送信電力で送信する場合は、−P34+P+S+X[dB]の送信電力で送信を行う。Xは最小検出感度を下回ることがないように与えるオフセット値であり、0以上の値に設定する。または、隣接通信セルに干渉電力を与えない最大の電力で送信を行う場合であり、この場合は、Smax−M−max(P31,P32)+P−X[dB]で送信を行うことができる。Xは最大セル間干渉電力対雑音比を上回ることがないように与えるオフセット値であり、0以上の値に設定する。無線通信端末WT3から見て、隣接する通信セルに多数の無線通信端末が存在したとしても、(10)〜(13)式においてmaxの中の係数を対応する数の無線通信端末数に増やし、max(P31,P32,…,P3N)とすることで同様に送信電力を決定することができる。ここで、Nは隣接通信セルの無線通信端末数である。
また、P31,P32,…,P3Nは予め推定した隣接セルに存在する全ての無線通信端末としてもよいし、推定した電力を各無線通信端末ごとに記憶しておき、隣接通信セルで送信を行う無線通信端末が指定する無線通信端末のみを設定するようにしてもよい。
次に、図6を参照して、第2実施形態における第1の送信方法の動作を説明する。図6は、第2実施形態における第1の送信方法の動作を示すフローチャートである。本発明の通信方法を用いる無線通信端末は、まず自通信セルに属さないが、信号検出可能な無線通信端末の検出と受信電力の推定を行う(ステップS401)。自通信セルに所属する無線通信端末から送信信号が送信されると、この信号の受信・復号を行う。ここで、CTS信号を受信した場合、要求されたNAV区間を設定する(ステップS402)。この間に受信信号を検出した場合、この受信完了時間を推定し、ACK信号がNAV区間に入っているか判定を行う(ステップS403)。NAV区間外であれば、ACK信号は通常通り送信するため図には示していない。NAV区間内となる場合には、(11)〜(13)式を満たす送信電力制御の減衰係数Dが存在するか確認し(ステップS404)、満たす場合は送信電力制御の係数Dを決定し送信電力を下げてACKを送信し(ステップS405)、終了する。ステップS404において、満たさない場合は、通信は完了せずStartに戻る。
次に、第2実施形態における第2の送信方法を説明する。第2の送信方法は、無線通信端末WT3において、受信信号6”に示されるCTS信号の周波数チャネルとは異なる帯域を用いてACK信号7を送信することで、他通信セルの通信に影響を与えずにACK信号を送信するものである。無線通信端末WT1とWT2が通信に用いている周波数チャネルをF5、F6とし、無線通信端末WT3とWT4が通信可能な周波数チャネルをF5、F6、F7、F8とすると、CTS信号はF5、F6にNAVを設定していると考えられる。このような場合、第2の送信方法では、F7またはF8、またはF7とF8の周波数チャネルを用い、ACK信号を送信する。
次に、図7を参照して、第2実施形態における第2の送信方法の動作を説明する。図7は、第2実施形態における第2の送信方法の動作を示すフローチャートである。本発明の通信方法を用いる無線通信端末は、CTS信号を検出し、CTS信号に対応する周波数チャネルを取得し、NAVを設定する(ステップS501)。NAV区間にACKを送信する必要のある信号を受信した(ステップS502)場合には、CTSに対応する周波数チャネル以外で、無線通信端末WT3とWT4が通信可能かを判断し(ステップS503)、可能な場合には、CTSに対応する周波数チャネル以外でACK信号を送信して(ステップS504)終了する。使用可能な周波数チャネルがない場合には、ACKは送信せずStartに戻る。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について、図8を参照して説明する。ここでは、無線通信端末WT2とWT3が互いの通信が検出でき、無線通信端末WT1とWT2、無線通信端末WT3とWT4がそれぞれ通信セルC1とC2に属していることを表している。Request to send(RTS)とClear to send(CTS)による通信を無線通信端末WT1とWT2からなる通信セルC1が行っており、信号3と信号5がRTS信号、信号4と信号6がCTS信号に対応している。CTS信号は検出した無線通信端末にNAVを設定し、指定した端末以外が一定時間送信を行えないようにする。図8では、無線通信端末WT3がCTSを受信信号6”により受信しているため、NAVを信号8で示すように設定している。このとき、無線通信端末WT4は、CTS信号6が受信できないために、RTS信号を無線通信端末WT3に送信する。このため、無線通信端末WT3はNAV区間においてRTS信号を受信することとなる。本来はNAV区間のため、CTS信号を返すことはできないが、本発明により、CTS信号を送信することが可能になる。
第3実施形態の第1の送信方法と第2の送信方法は、図6と図7に示す送信方法において、データ信号をRTS信号に、ACKをCTS信号と読み替えることで実現できる。第1の送信方法では、図6に示す送信動作において、NAV区間にRTS信号を受信し(ステップS403)、CTS信号の送信可否を(10)式から判断し(ステップS404)、送信可能な場合には送信電力制御によりCTS信号を送信する(ステップS405)。
第2の送信方法においては、図7に示す送信動作において、NAV区間にRTS信号を受信し(ステップS502)、ステップS501で受信したCTSに対応する周波数チャネル以外で用いることができる周波数チャネルが存在するか判断し(ステップS503)、送信可能であれば、CTSで用いられない周波数チャネルを用いてCTS信号を送信する(ステップS504)。ここで、第3実施形態における第2の送信方法では、CTS信号としていくつかの送信方法が可能となる。
第3実施形態における無線通信端末WT3のCTSの送信方法について第1と第2のCTS送信方法を示す。ここで、通信セルC1の無線通信端末WT1とWT2が周波数チャネルF5とF6を用いて通信を行っており、通信セルC2の無線通信端末WT3とWT4が周波数チャネルF5〜F8を用いて通信を行っているものとする。第1のCTS送信方法では、無線通信端末WT3は、無線通信端末WT1からのRTSを検出することなく無線通信端末WT2からのCTSを検出したことを条件として、無線通信端末WT4からのRTSに対してF7またはF8、もしくはF7とF8を用いてCTS信号を送信し、この信号を検出可能な端末に用いた周波数チャネルにNAVを設定させながら、無線通信端末WT4に対しては、F5〜F8を用いて送信を行ってよいことを通知する。
ここで、無線通信端末WT4がF5、F6(無線通信端末WT1が使用している周波数)を使用できることについて、無線通信端末WT4が無線通信端末WT2のCTS送信後にRTSを送信していることから、無線通信端末WT4には無線通信端末WT2の信号を復号できておらず、換言すると、無線通信端末WT4の送信信号が無線通信端末WT2には干渉とならないことが期待できるためである。このCTS送信方式では、無線通信端末WT3はF5とF6についてNAVを新たに設定することができないため、F5とF6の周波数チャネルにおいて通信セルC1に対する隠れ端末である無線通信端末WT4の送信信号は無線通信端末WT1とWT2へ干渉を生じないが、無線通信端末WT1とWT2の送信信号は無線通信端末WT3への干渉となりうる。この隠れ端末からの干渉による影響を低減するため、無線通信端末WT4の送信信号において、F5とF6の変調方式や符号化率から決定される変調モードを送信ビットが少ないものに対応するものに設定したり、F5〜F8全ての変調モードを送信ビットが少ないものに設定することにより、隠れ端末による干渉信号より、パケットエラーが生じる確率を減らすことができる。
また、第2のCTS送信方法としては、F7またはF8、もしくはF7とF8を用いてCTS信号を送信し、無線通信端末WT4にはこの無線通信端末WT3のCTS信号で用いた周波数チャネルを用いて送信するように通知する。これら、無線通信端末WT4の送信信号の送信モードのビット数を下げる要求を行うCTS送信方法では、スループットの低下に伴うパケット長の増加、および周波数チャネルの減少に伴う周波数帯域あたりの送信電力の増加が生じうる。よって、これらによる問題を解決するように無線通信端末WT3とWT4は通信を行う必要がある。
パケット長の増加については、無線通信端末WT3において、指定する周波数チャネルの数と、無線通信端末WT4のRTS信号が用いていた周波数チャネルおよびNAVの区間を参照して、新たに必要なNAVの区間を推定し、この区間を通知するCTS信号として送信信号4を図8に示すように送信することができる。例えば、F5〜F8までを指定するRTS信号3を受信しており、これが長さTのNAV区間を指定していたとし、新たにF7とF8を使用することをCTS信号で通知する場合、使用する周波数チャネルが半分になっているため、長さ2TのNAV区間を指定するCTS信号を送信信号4として送信する。また、信号7を無線通信端末WT4から送信する際に、無線通信端末WT4も2Tに対応する新規の長さのNAVを指定するようにしてもよい。
また、無線通信端末WT4の送信電力としては、F5〜F8で送信しようとしていた場合に対し、F7とF8を指定された場合には周波数チャネルあたりの送信電力を2倍にするように送信電力を定義し、送信するようにしてもよいし、もともとF5〜F8で送信しようとしていた際の周波数チャネルあたりの送信電力を維持したまま、送信を行うようにしてもよい。
または、スループットの低下に伴うパケット長の増加、および周波数チャネルの減少に伴う周波数帯域あたりの送信電力の増加による問題を解決するように無線通信端末WT3とWT4が通信を行うため、図9に示すように通信するようにしてもよい。まず、無線通信端末WT3は信号4により、送信ビットの低い送信モードの指定、または使用する周波数チャネル数の制限を無線通信端末WT4に要求する。無線通信端末WT4では信号4を元に、新たに無線通信端末WT3とWT4において新規の送信モードの割り当て・周波数チャネルの割り当てと、NAVの長さを決定し、再度送信要求を信号9により行う。問題がなければ信号10により無線通信端末WTは受信準備の完了を通知、NAVを設定し、信号7により無線通信端末WT4から無線通信端末WT3への通信を実現できる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について、図10を参照して説明する。図10においては、無線通信端末WT1とWT2が通信セルC1に属し、互いに通信を行っており、無線通信端末WT3〜無線通信端末WT5が通信セルC2に属し、互いに通信を行っていることを示している。ここで、無線通信端末WT3はマルチユーザMIMO機能を有し、複数の通信相手に送信を行うことが可能である。図4においては、無線通信端末WT3は同じ時間・同じ周波数チャネルを用いて無線通信端末WT4とWT5に送信を行う。しかし、無線通信端末WT3およびWT4には、隣接通信セルからの干渉電力は十分に小さいが、無線通信端末WT5では隣接通信セルからの干渉電力を受信しており、無線通信端末WT5の送信信号も、無線通信端末WT1とWT2への干渉となっている。第4実施形態はこのようなマルチユーザMIMO通信時の隣接通信セル干渉に対応するための送信方法である。
まず、無線通信端末WT3は、無線通信端末WT4と、無線通信端末WT5に対し、送信信号3を送信する。これは、これからマルチユーザMIMOによる送信を行いたいことを通知するマルチユーザRTS信号である。無線通信端末WT4とWT5は受信したマルチユーザRTS信号に対し、受信準備ができていることを示すチャネルCTS(CCTS)信号を送信信号4と送信信号5によりそれぞれ送信する。ここで、CCTS信号はチャネル情報のフィードバック、または既知信号の送信により、通信相手にチャネル情報を伝えることを可能にする信号である。従来のCTS信号の機能はなく、チャネル情報を伝えるための信号もCCTS信号として定義する。このとき、無線通信端末WT1とWT2が通信を行ったものとする。無線通信端末WT1とWT2は無線通信端末WT3の送信信号を検出できない位置に設置されているため、自由に送信を行う。しかし、無線通信端末WT5は通信セルC1の通信が受信されるため、無線通信端末WT3からのマルチユーザMIMO通信に干渉電力が影響することを知ることができる。本実施形態では、無線通信端末WT5の送信するCTSS信号について示す。
次に、第4実施形態における第1のCTSS送信方法について説明する。ここで、第1のCTSS送信方法において、無線通信端末WT5は通信セルC1における無線通信端末WT1とWT2の送信信号の受信レベル、および通信相手である無線通信端末WT3との間の受信電力を推定し、(10)式を満たすように、係数Dだけ送信電力を下げて信号5を送信する。この際、無線通信端末WT3のマルチユーザMIMO送信が無線通信端末WT5から無線通信端末WT3への送信信号で得られるチャネル情報を利用して無線通信端末WT3から無線通信端末WT5への送信のためのチャネル情報を取得するオープンループ方式のマルチユーザMIMO送信を行う場合には、チャネル情報の推定精度が大きく低下するため、無線通信端末WT3は無線通信端末WT5への送信に用いる変調方式や符号化率からなる変調モードを送信ビットが低いものに変更して送信する。
また、送信信号5に含まれる無線通信端末WT3から無線通信端末WT5への通信時のチャネル情報のフィードバック情報を用いてマルチユーザMIMO送信を行う場合には、送信信号5が低い情報レートで送るため、チャネル推定に用いた信号3の受信からの遅延時間が大きくなる分の伝送品質劣化を考慮し、低い情報ビットに対応する変調モードを選択する。または、信号5がNAVを設定する機能を有する場合、この信号が受信できるエリアが小さくなるため、干渉信号が受信されることが想定される。このような干渉信号に対する耐性を上げるため、変調モードを小さく設定するようにしてもよい。
次に、図11を参照して、第4実施形態における第1の送信方法の動作を説明する。図11は、第4実施形態における第1の送信方法の動作を示すフローチャートである。本発明の通信方法を用いる無線通信端末は、まず自通信セルに属さないが、信号検出可能な無線通信端末の検出と受信電力の推定を行う(ステップS601)。マルチユーザRTS信号を検出し(ステップS602)、さらにCTSS信号を送信する前に、他通信セルの送信信号を受信すると(ステップS603)、CTSSを電力制御で送信可能かを判断し(ステップS604)、(10)式の関係を満たすDがあるなら、送信電力を抑制し、CTSSの送信を行う(ステップS605)満たさない場合は、通信は完了せずStartに戻る。
次に、第4実施形態における第2のCTSS送信方法について示す。ここで、図10において、通信セルC1の無線通信端末WT1とWT2は周波数チャネルF5、F6を用いており、通信セルC2の無線通信端末WT3〜無線通信端末WT6は周波数チャネルF5〜F8を用いているものとする。マルチユーザRTS信号は周波数チャネルF5〜F8において、無線通信端末WT4とWT5で受信される。この際、無線通信端末WT3の送信信号は無線通信端末WT1とWT2には検出できないため、無線通信端末WT1が送信を開始することがありうる。このとき、無線通信端末WT3にはF5とF6において他通信セルからの干渉電力を受信する。CTSSを無線通信端末WT3に送信する際、無線通信端末WT5はF7、またはF8、もしくはF7とF8を用いて無線通信端末WT3へ信号5を送信する。
ここで2つのケースに分けて説明する。無線通信端末WT3のマルチユーザMIMO通信が無線通信端末WT5から無線通信端末WT3への送信におけるチャネル情報を用いる、オープンループ方式の場合には、この方式では、F5,F6においてチャネル情報が推定できないために、F5,F6においてマルチユーザMIMO送信ができない。例えば、周波数チャネルF5、F6において無線通信端末WT4への通信を行い、F7、F8において、無線通信端末WT5への通信、もしくは無線通信端末WT4とWT5への通信を行うことができる。または、F5、F6における無線通信端末WT3から無線通信端末WT5へのチャネル情報をフィードバック情報として含め、F5とF6では、フィードバック情報に基づくマルチユーザMIMO送信(クローズドループ方式)を行い、F7とF8にはオープンループ方式を用いてマルチユーザMIMO送信を行うことも可能である。
次に、図12を参照して、第4実施形態における第2の送信方法の動作を説明する。図12は、第4実施形態における第2の送信方法の動作を示すフローチャートである。まず、マルチユーザRTS信号を受信し(ステップS701)、NAV区間に他通信セルからの干渉を受信すると(ステップS702)、他通信セルが使っている周波数チャネル、またはNAVで指定している周波数チャネル以外で送信可能な周波数チャネルがあるか判断し(ステップS703)、送信可能な周波数チャネルがない場合には、Startに戻り通信を終了する。一方、送信可能な周波数チャネルがある場合には、一つまたは複数の送信可能な周波数チャネルを用いてACKまたはCTS、またはCTSSを送信する(ステップS704)。
なお、図13に示すように、他通信セルで用いる周波数チャネルを検出するステップ(ステップS700)を加えることで、図12に示すステップS703による判定を行うことなく、ステップS704においてACK、CTS、CCTSを送信するようにしてもよい。
また、第4実施形態の第2の形態として、無線通信端末WT3において信号5により指定された新たな送信モードや送信に用いる周波数チャネルに基づいて、信号12のように新たにNAVや送信モードを設定したマルチユーザRTSを送信し直すようにしてもよい。この時、無線通信端末WT4、無線通信端末WT5の両方からCCTS信号を送信し直してもよいし、図14に示すように特定の無線通信端末(図14では無線通信端末WT5)のみCCTS信号を再送信するようにしてもよい。このように新たにNAVを設定し直すことで、パケットの衝突を回避することができる。
図14に対応する送信動作を図15に示す。図15は、図14に対応する送信動作を示すフローチャートである。まず、マルチユーザRTS信号を検出し(ステップS602)、NAV区間において、RTSで指定されている通信条件に問題が生じる干渉を検出すると(ステップS603)、他通信セルに干渉を生じずに送信可能な周波数チャネルが存在するか判断し(ステップS604)、送信できなければ終了する。送信可能な周波数チャネルが存在する場合は、APに干渉の条件やチャネル情報を通知する(ステップS605)。通知された信号を元にマルチユーザRTS信号を送信した無線通信端末はNAV区間や送信モードを再度決定し、マルチユーザRTS信号を送信する(ステップS606)。
再度マルチユーザRTS信号を受信し、NAV区間で受信する干渉がRTSでの指定内容に対し問題がない場合には、CTSS信号を送信し(ステップS607)、RTS信号を送信した無線通信端末と通信を開始する。
このように、少なくとも一つの無線通信端末が、他通信セルに所属する無線通信端末の信号を検出するオーバラップ通信セル環境において、ACK信号やCTS信号、およびCTS信号に類する信号を異なる送信電力、もしくは異なる周波数チャネルで送信することで、他通信セルへの干渉を防ぎ、信号の再送によるシステムスループットの低下を防ぐことができるようになる。
従来技術では、ある無線局が通信を行っているときに、他の無線局が通信を開始すると、互いに干渉となって、受信失敗するという問題があった。これに対して、干渉波の影響が無視できるほど互いに遠くにいる場合には、同時に通信を行っても受信成功する。しかし、このような場合においても、無線LANでは信号を受信するとACKを必ず返信することとなっており、さらに、ACKはキャリアセンスなしで反射的に返信することになっていることから、同時に送信を開始した無線局の一方が早く送信が終了すると、その通信相手が返信するACKによって干渉となるという問題がある。
本発明では、このACKについて送信電力制御を行うことによって、ACKにより生じる干渉を低減するようにした。すなわち、通信相手にとって受信でき、干渉相手にとって通信の妨害とならない程度に送信電力を制御して送信するものである。また、別の方法として、ACKを干渉相手が使用していない別のチャネルで返信するようにした。このような構成にすることで、ACKによる干渉が低減されることから、スループットを増大させることができる。
なお、本発明による無線通信端末の機能(図2、図3、図4、図6、図7、図12、図13及び図15に示す処理動作)を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより送信電力制御処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
セル間の干渉を抑圧するために、ACKについて送信電力制御を行うことが不可欠な用途に適用できる。
C1、C2・・・通信セル、WT1、WT2、WT3、WT4、WT5・・・無線通信端末

Claims (4)

  1. 複数の通信セルの一部がオーバラップしており、複数の周波数チャネルを用いる通信システムにおいて、セル間の干渉抑圧を行う無線通信方法であって、
    他通信セルで用いられている周波数チャネルを推定する他通信セル周波数チャネル推定ステップと、
    自通信セルの無線通信端末からの制御信号またはデータ信号を受信し、当該無線通信端末からの信号の復号を行う自通信セル信号処理ステップと、
    他通信セルで用いられていない、または用いられる頻度の少ない周波数チャネルから、データ通信終了後に受信成功を通知するACK信号、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、チャネル情報要求信号を受信した後にチャネル情報を通知する機能を有するCCTS信号のうち少なくとも一つの信号を、送信する周波数チャネルを決定する制御信号周波数チャネル選択ステップと、
    決定された周波数チャネルを用い、データ通信終了後に受信成功を通知するACK信号、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、チャネル情報要求信号を受信した後にチャネル情報を通知する機能を有するCCTS信号のうち少なくとも一つの信号を送信する制御信号送信ステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  2. 通信相手となる通信装置から、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、またはCCTS信号が送信された場合に、チャネル情報の精度の劣化を考慮し、送信を行うデータ信号の変調方式や符号化率からなる変調モードを送信ビットの低いものに変更する制御信号考慮データ送信ステップを
    さらに有することを特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
  3. 複数の通信セルの一部がオーバラップしており、複数の周波数チャネルを用いて、セル間の干渉抑圧を行う無線通信システムであって、
    他通信セルで用いられている周波数チャネルを推定する他通信セル周波数チャネル推定手段と、
    自通信セルの無線通信端末からの制御信号またはデータ信号を受信し、当該無線通信端末からの信号の復号を行う自通信セル信号処理手段と、
    他通信セルで用いられていない、または用いられる頻度の少ない周波数チャネルから、データ通信終了後に受信成功を通知するACK信号、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、チャネル情報要求信号を受信した後にチャネル情報を通知する機能を有するCCTS信号のうち少なくとも一つの信号を、送信する周波数チャネルを決定する制御信号周波数チャネル選択手段と、
    決定された周波数チャネルを用い、データ通信終了後に受信成功を通知するACK信号、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、チャネル情報要求信号を受信した後にチャネル情報を通知する機能を有するCCTS信号のうち少なくとも一つの信号を送信する制御信号送信手段と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  4. 通信相手となる通信装置から、送信要求信号を受信した後に受信準備ができたことを通知するCTS信号、またはCCTS信号が送信された場合に、チャネル情報の精度の劣化を考慮し、送信を行うデータ信号の変調方式や符号化率からなる変調モードを送信ビットの低いものに変更する制御信号考慮データ送信手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
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