JP2014106175A - 電磁流量計 - Google Patents
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Abstract
【課題】ライニング材料の選択の自由度を高め、流量計測精度の悪化を抑える。
【解決手段】電磁流量計は、流体が流れる測定管1と、測定管1に配設された電極2aと、流体が流れる方向に対して直交する方向に磁界を印加する励磁コイルと、電極2aを所定周波数で振動させる振動子7とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】電磁流量計は、流体が流れる測定管1と、測定管1に配設された電極2aと、流体が流れる方向に対して直交する方向に磁界を印加する励磁コイルと、電極2aを所定周波数で振動させる振動子7とを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電磁流量計に係り、特に電極の汚れを防ぐ技術に関するものである。
電磁流量計は、水の流量の他、粒子状の固形物が混入した流体の流量を計測するのにも使用されるが、粒子状の固形物が混入した流体の流量を計測しようとすると、固形物が電極に付着して計測精度が悪化するという問題がある。
この問題に対して、測定管から電極部分を取り外せるようにして定期的に電極を外してメンテナンスしたり、付着の起こり難いライニング材料で測定管内を覆ったり、電極に固形物が付着したことを検知する機能を持たせたりすることが提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。これらの技術により、電磁流量計の計測精度が悪化した状態で使用することをある程度抑えることができる。
この問題に対して、測定管から電極部分を取り外せるようにして定期的に電極を外してメンテナンスしたり、付着の起こり難いライニング材料で測定管内を覆ったり、電極に固形物が付着したことを検知する機能を持たせたりすることが提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。これらの技術により、電磁流量計の計測精度が悪化した状態で使用することをある程度抑えることができる。
測定管から電極を外してメンテナンスする場合、メンテナンス以前に電極に固形物が付着していた場合、メンテナンス時期までの期間は流量計測精度が悪化した状態で使用することになるという問題点があった。また、電極のメンテナンスは通常、設備を停止して行うため、電磁流量計を使用する設備の生産性が電磁流量計の電極のメンテナンスのために低下してしまうという問題点があった。
一方、ライニング材料は流体に合わせて選択する必要があり、付着の起こり難いライニング材料を選択しようとすると、ライニング材料の制約が多くなり、材料の選択が困難になるという問題点があった。
また、付着検知機能を設けたとしても、電極に固形物が付着したときに直ちに検知できるわけではなく、ある程度の量の固形物が電極に付着して計測精度が悪化しないと付着を検知できないため、検知できるまでの期間は流量計測精度が悪化した状態で使用することになるという問題点があった。
また、付着検知機能を設けたとしても、電極に固形物が付着したときに直ちに検知できるわけではなく、ある程度の量の固形物が電極に付着して計測精度が悪化しないと付着を検知できないため、検知できるまでの期間は流量計測精度が悪化した状態で使用することになるという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ライニング材料の選択の自由度を高めることができ、流量計測精度の悪化を抑えることができる電磁流量計を提供することを目的とする。
本発明の電磁流量計は、流体が流れる測定管と、この測定管に配設された電極と、前記流体が流れる方向に対して直交する方向に磁界を印加する励磁コイルと、前記電極を所定周波数で振動させる振動子とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の電磁流量計の1構成例において、前記振動子は、前記流体に印加される磁界と前記流体の流れとによって前記電極に生じた信号を計測するタイミングを避けるようにして、前記電極を振動させることを特徴とするものである。
また、本発明の電磁流量計の1構成例において、前記振動子は、前記電極を前記測定管の外壁部から中心部に向かう方向に沿って振動させることを特徴とするものである。
また、本発明の電磁流量計の1構成例において、前記振動子は、前記流体に印加される磁界と前記流体の流れとによって前記電極に生じた信号を計測するタイミングを避けるようにして、前記電極を振動させることを特徴とするものである。
また、本発明の電磁流量計の1構成例において、前記振動子は、前記電極を前記測定管の外壁部から中心部に向かう方向に沿って振動させることを特徴とするものである。
本発明によれば、電極を所定周波数で振動させることで、粒子状の固形物が混入した流体の流量を計測する場合でも、電極に付着した固形物を落とすことができる。本発明では、電極のメンテナンスのために設備を停止させる必要性が減るので、電磁流量計を使用する設備の生産性を向上させることができる。また、本発明では、付着の起こり難いライニング材料を選択する必要性を軽減することができるので、ライニング材料の選択の自由度を高めることができる。さらに、本発明では、電極を定期的に振動させることで、流量計測精度の悪化を極力抑えることができる。
また、本発明では、電極に生じた信号を計測するタイミングを避けるようにして、電極を振動させることにより、電極の振動が流量計測に及ぼす影響をなくすことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に係る電磁流量計の構成を示すブロック図である。電磁流量計は、流体が流れる測定管1と、測定管1に設けられた2個の電極2a,2bと、測定管1の周囲に配置された励磁コイル3と、励磁コイル3に励磁電流を供給して磁界を発生させる励磁電源4と、電極2a,2b間に発生する起電力を検出する検出回路5とを備えている。
図1に示した電磁流量計の動作を簡単に説明する。流体が流れている測定管1に対して、垂直に磁界を加えると、その磁界に対して直角方向に配置された電極2a,2bに流体の流量に応じた起電力が発生する。流体が流れる方向と磁界の方向と電極2a,2b間を結ぶ電極軸の方向とは互いに直交する。電極2a,2b間に発生する起電力を検出して処理する検出回路5については周知の構成であるので、詳細な説明は省略する。
本実施の形態では、以上のような電磁流量計において、電極を高周波数(例えば数十kHz)で振動させることでキャビテーション効果により電極に固形物が付着することを防止する。図2は図1の測定管1の要部断面図である。図2において、6は測定管1の内壁に形成される例えばセラミックやテフロン(登録商標)等からなるライニング、7は電極2aを振動させる振動子である。図2では、電極2aの周辺部分について記載しているが、電極2bの周辺部分の構造も同様である。
測定管1とライニング6には、外壁側(図2右側)から内壁側(図2左側)に貫通する貫通孔が形成されており、測定管1の外壁部から中心部に向かって往復移動可能なように電極2a,2bが貫通孔に挿入されている。電極2a,2bの一端は測定管1の内側に露出して流体に接触し、電極2a,2bの他端は振動子7に固定されている。
振動子7は、例えば圧電素子からなる。このような振動子7に図示しない電源から例えば数十kHzの高周波の電圧を印加すると、圧電効果により振動子7が振動して、電極2a,2bを測定管1の外壁部から中心部に向かう方向(図2左右方向)に沿って振動させる。
振動子7は、例えば圧電素子からなる。このような振動子7に図示しない電源から例えば数十kHzの高周波の電圧を印加すると、圧電効果により振動子7が振動して、電極2a,2bを測定管1の外壁部から中心部に向かう方向(図2左右方向)に沿って振動させる。
電極2a,2bが振動すると、電極2a,2bの周囲の流体に微細な気泡が生じて気泡が破裂するキャビテーション現象が発生し、この気泡の破裂によって電極2a,2bの汚れを除去することができる。
図3(A)〜図3(D)は本実施の形態の電磁流量計の流量計測動作と付着物除去動作を説明する図であり、図3(A)は励磁コイル3に供給される励磁電流の変化を示す図、図3(B)は励磁コイル3から発生する磁束の密度の変化を示す図、図3(C)は電極2a,2bの振動による付着物除去動作のオン/オフタイミングを示す図、図3(D)は流量計測動作のオン/オフタイミングを示す図である。
図3(A)に示すように、励磁電源4から励磁コイル3には、矩形波の励磁電流が供給される。検出回路5は、正励磁期間と負励磁期間の各々について電極2a,2b間に発生する起電力を検出し、正励磁期間の起電力と負励磁期間の起電力との差を演算する。この差が流体の流量を示している。図3(B)に示すように励磁コイル3から発生する磁場が変化するため、正励磁期間については磁場が充分に立ち上がった期間(図3(D)のT1)で起電力の計測を行い、負励磁期間については磁場が充分に立ち下がった期間(図3(D)のT2)で起電力の計測を行っている。
一方、電極2a,2bを振動させながら流量計測を行うと、計測に影響を及ぼす恐れがある。そこで、計測期間T1,T2を避ける形で電極2a,2bを振動させて(図3(C)のON)、付着物除去を行う。正励磁期間と負励磁期間の各々における電極2a,2bの振動は一回でもよいし、複数回振動させてもよい。
以上のように、本実施の形態では、電極2a,2bを振動させることで、粒子状の固形物が混入した流体の流量を計測する場合でも、電極2a,2bに付着した固形物を落とすことができる。本実施の形態では、電極のメンテナンスのために設備を停止させる必要性が減るので、電磁流量計を使用する設備の生産性を向上させることができる。また、本実施の形態では、付着の起こり難いライニング材料を選択する必要性を軽減することができるので、ライニング材料の選択の自由度を高めることができる。さらに、本実施の形態では、電極2a,2bを定期的に振動させることで、流量計測精度の悪化を極力抑えることができる。
本発明は、電磁流量計に適用することができる。
1…測定管、2a,2b…電極、3…励磁コイル、4…励磁電源、5…検出回路、6…ライニング、7…振動子。
Claims (3)
- 流体が流れる測定管と、
この測定管に配設された電極と、
前記流体が流れる方向に対して直交する方向に磁界を印加する励磁コイルと、
前記電極を所定周波数で振動させる振動子とを備えることを特徴とする電磁流量計。 - 請求項1記載の電磁流量計において、
前記振動子は、前記流体に印加される磁界と前記流体の流れとによって前記電極に生じた信号を計測するタイミングを避けるようにして、前記電極を振動させることを特徴とする電磁流量計。 - 請求項1または2記載の電磁流量計において、
前記振動子は、前記電極を前記測定管の外壁部から中心部に向かう方向に沿って振動させることを特徴とする電磁流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012260639A JP2014106175A (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 電磁流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012260639A JP2014106175A (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 電磁流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014106175A true JP2014106175A (ja) | 2014-06-09 |
Family
ID=51027782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012260639A Pending JP2014106175A (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | 電磁流量計 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2014106175A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6362285B1 (ja) * | 2017-09-20 | 2018-07-25 | 桓達科技股▲ふん▼有限公司FINETEK Co.,Ltd. | 電極構造の位置を調整可能な電磁流量計 |
CN109506725A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-03-22 | 安徽金大仪器有限公司 | 一种适用于高压角式管道新型插入式电磁流量计 |
-
2012
- 2012-11-29 JP JP2012260639A patent/JP2014106175A/ja active Pending
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