JP2014099118A - トラステッド・サービス・マネージャ - Google Patents
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Abstract
【課題】特定のカード製造者が製造したUIMに限り、SPに対して請求する費用を割り引くことができるTSM(Trusted Service Manager)を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態のTSM1の費用管理手段12は、TSM1の事業者が、UIM22の販促活動の一環として、TSM1の事業者と関係のあるカード製造者が製造したUIM22に限り、パーソナライズリクエストに対する費用を割り引けるように、UIM識別情報に関連付けて、パーソナライズリクエストに対する費用の算出方法が記されたパーソナライズリクエスト用の費用算定情報を記憶し、パーソナライズに対する費用をクレジットカードイシュア3に請求する際、パーソナライズリクエストと共に受信したUIM識別情報に関連付けられているパーソナライズリクエスト用の費用算定情報を抽出し、パーソナライズリクエストに対する費用を算出する。
【選択図】図3
【解決手段】本実施形態のTSM1の費用管理手段12は、TSM1の事業者が、UIM22の販促活動の一環として、TSM1の事業者と関係のあるカード製造者が製造したUIM22に限り、パーソナライズリクエストに対する費用を割り引けるように、UIM識別情報に関連付けて、パーソナライズリクエストに対する費用の算出方法が記されたパーソナライズリクエスト用の費用算定情報を記憶し、パーソナライズに対する費用をクレジットカードイシュア3に請求する際、パーソナライズリクエストと共に受信したUIM識別情報に関連付けられているパーソナライズリクエスト用の費用算定情報を抽出し、パーソナライズリクエストに対する費用を算出する。
【選択図】図3
Description
本発明は、モバイルNFC(Near Field Communication)のインフラストラクチャー(infrastructure)で用いられる移動体通信端末ネットワーク事業者とサービス提供事業者との間を仲介するトラステッド・サービス・マネージャに関する。
信用決済ビジネスの分野において、その決済手段として用いられる本人識別のための媒体は、磁気カードからICカードへ、ICカードから移動体通信端末(例えば、携帯電話やスマートフォン)へと変遷を遂げようとしている。NFC技術を採用した移動体通信端末は、非接触ICカードと同等に振る舞うカードエミュレーション機能を備えており、これによって移動体通信端末をICカードの代替として使用することが可能になった。
信用決済ビジネスを執り行うクレジットカードイシュアは、最終調達物としてICカードを入手し、それを自社の会員へ配布する必要があったが、ICカードを製造するためには例えば下記のような種々の工程が必要であった。
(工程1)プラスチックカードの製造
(工程2)プラスチックカードの印刷
(工程3)ICカードOS(Operating System)の開発
(工程4)ICカードアプリケーションの開発
(工程5)ICチップの製造
(工程6)ICチップのパッケージ化(モジュール化)
(工程7)ICチップの埋設
(工程8)ICカードの発行処理
(工程9)ICカードの郵送
(工程1)プラスチックカードの製造
(工程2)プラスチックカードの印刷
(工程3)ICカードOS(Operating System)の開発
(工程4)ICカードアプリケーションの開発
(工程5)ICチップの製造
(工程6)ICチップのパッケージ化(モジュール化)
(工程7)ICチップの埋設
(工程8)ICカードの発行処理
(工程9)ICカードの郵送
これまで、カード製造者は、物流コストを勘案した上で業務を最適化し、例えばそれぞれの業務の実施拠点を集約して必要最小限の物流によってICカードを供給できるように、ある程度の一貫性を持った製造体制を構築してきたが、移動体通信端末がICカードに代わる決済手段の主流になってしまうと、それまで必要だった工程は劇的に変化する。
例えば、移動体通信端末は会員によって購入されるため、クレジットカードイシュアがICカードに代わる決済用媒体を会員に配布する必要は無くなってしまう。更に、移動体通信端末を決済用媒体とした場合、OTA(Over-The-Air)方式のように移動体通信端末の通信手段を用いた発行処理が導入されるため、拠点の集約によるコストダウン効果はもはや無に等しく、クレジットカードイシュアにとっては、個々の業務を実施することが可能なシステムがネットワークによって接続されてさえすれば、会員へのサービスがいつでもどこでも提供可能になるのである。
図6は、移動体通信端末を決済用媒体とした場合に、クレジットカードイシュアのサービスをユーザに配布するまでの業務プロセスを説明する図である。
図6には、移動体通信端末7bを所持するユーザ7aと、移動体通信端末7bを決済用媒体と利用するSP(SP: Service Provider)であるクレジットカードイシュア7eと、MNO(MNO: Mobile Network Operator)に代わり、SPアプレットをUIM7c(UIM: User Identity Module)にOTA方式でロードするMNO−TSM7f(TSM: Trusted Service Manager)と、SPに代わり、UIM7c内のSPアプレットをOTA方式でパーソナライズするSP―TSM7dと、移動体通信端末7b用の様々なアプリケーションを公開しているアプリケーションマーケット7gが含まれる。
移動体通信端末7bを決済用媒体と利用する際、ユーザ7aは移動体通信端末7bを操作してアプリケーションマーケット7gにアクセスし、移動体通信端末7bを決済用媒体と利用する際に使用するUI(UI: User-Interface)アプリケーションを検索し(P1)、UIアプリケーションを移動体通信端末7bにインストールする(P2)。
ユーザ7aが、移動体通信端末7bにインストールしたUIアプリケーションを操作して、移動体通信端末7bを決済用媒体として利用する申請を行うと、UIアプリケーションは、UIM7cにロードするSPアプレットの配布をMNO−TSM7fに要求し(P3)、MNO−TSM7fからOTA方式で配布されたSPアプレットをUIM7cにロードする(P4)。
SPアプレットのロードが完了すると、MNO−TSM7fは、クレジットカードイシュア7eに対して、SPアプレットにかかる費用を請求し(P5)、クレジットカードイシュア7eからMNO−TSM7fに対して該費用に対応する金額が送金される(P6)。
次に、移動体通信端末7bのUIアプリケーションは、UIM7cにロードしたSPアプレットのパーソナライズをSP−TSM7dに要求し(P7)、SP−TSM7dから受信した個人情報をUIM7cに書き込むことで、UIM7cにロードされたSPアプレットをパーソナライズする(S8)。
SPアプレットがパーソナライズされると、SP−TSM7dは、クレジットカードイシュア7eに対して、SPアプレットのパーソナライズにかかる費用を請求し(S9)、クレジットカードイシュア7eからSP−TSM7dに対して該費用に対応する金額が送金される(S10)。
なお、このような業務プロセスに関連するドキュメントとしては、Global System Mobile Associationなどから非特許文献1などの白書が多数公開されており、また、このような業務プロセスに関連する発明として、例えば、アプリケーションを携帯電話にセキュアに伝送するための発明が特許文献1で開示されている。
「Mobile NFC Infrastructure Version 1.0 30th July 2012」
図6で図示した業務プロセスの形態では、UIMの製造者、MNO−TSMを運営する事業者、SP−TSMを運営する事業者のいずれもが異なる企業体によって実現されていたとしても、クレジットカードイシュアはサービスをユーザに提供することができる。
しかし、カード製造者からすると、図5で図示した業務プロセスの形態では、拠点の集約によるコストダウン効果はもはや無に等しいため、カード製造者側でTSMを運営し、UIMの販促活動の一環として、カード製造者が製造したUIMに限り、SPに対して請求する費用を割り引くようにしたいが、現状のTSMにはこのような機能は備えられていなかった。
そこで、本発明は、特定のカード製造者が製造したUIMに限り、SPに対して請求する費用を割り引くことができるTSMを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、MNOのユーザに対してSPが提供しているサービスを利用する際に必要なSPアプレットをOTA方式でセキュアに配布するトラステッド・サービス・マネージャ(TSM: Trusted Service Manager)であって、前記ユーザが所持する移動体通信端末にインストールされたUIアプリケーションから受信したリクエストに対応する処理を実行する手段と、前記リクエストに対応する費用を前記UIMのカード製造者に応じて変更できるように、前記移動体通信端末に装着されるUIM(User Identity Module)で固有のUIM識別情報に関連付けて、前記リクエストに対する費用の算出方法が記された費用算定情報を記憶し、前記UIアプリケーションから受信した前記リクエストにかかる処理が完了すると、前記リクエストと共に前記UIアプリケーションから受信した前記UIM識別情報に関連付けられている前記費用算定情報を抽出し、前記リクエストに対する費用を算出する費用管理手段を備えたことを特徴とする。
更に、第2の発明は、第1の発明に記載したトラステッド・サービス・マネージャであって、前記リクエストに対応する処理を実行する手段として、前記SPアプレットを要求するアプレットリクエストを前記UIアプリケーションから受信すると、前記SPアプレットを前記UIMにロードする処理を行うMNO−TSM手段を備え、前記費用管理手段は、前記アプレットリクエスト用の前記費用算定情報を前記UIM識別情報に関連付けて記憶し、前記MNO−TSM手段の処理が完了すると、前記アプレットリクエストと共に受信した前記UIM識別情報に関連付けられている前記アプレットリクエスト用の前記費用算定情報を抽出し、前記アプレットリクエストに対する費用を算出することを特徴とする。なお、第2の発明は、前記SPアプレットを要求する前記アプレットリクエストに対する費用を前記UIMのカード製造者に応じて変更できるようにした発明である。
更に、第3の発明は、第1の発明または第2の発明に記載したトラステッド・サービス・マネージャであって、前記リクエストに対応する処理を実行する手段として、前記UIM内の前記SPアプレットをパーソナライズするパーソナライズリクエストを前記UIアプリケーションから受信すると、前記SPアプレットをパーソナライズする処理を行うSP−TSM手段を備え、前記費用管理手段は、前記パーソナライズリクエスト用の前記費用算定情報を前記UIM識別情報に関連付けて記憶し、前記SP−TSM手段の処理が完了すると、前記パーソナライズリクエストと共に受信した前記UIM識別情報に関連付けられている前記パーソナライズリクエスト用の前記費用算定情報を抽出し、前記パーソナライズリクエストに対する費用を算出することを特徴とする。なお、第3の発明は、前記UIM内の前記SPアプレットをパーソナライズする前記パーソナライズリクエストに対する費用を前記UIMのカード製造者に応じて変更できるようにした発明である。
このように、本発明にかかるトラステッド・サービス・マネージャによれば、トラステッド・サービス・マネージャがリクエストと共に受信したUIM識別情報に関連付けられた費用算定情報に基づいて、リクエストに対する費用が算出されるため、特定のカード製造者が製造したUIMのUIM識別情報に関連付ける費用算定情報を割り引く内容に設定すれば、特定のカード製造者が製造したUIMに限り、SPに対して請求する費用を割り引くことができるようになる。
ここから、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかるTSM1を含む発行処理システム5を説明する図である。
図1で図示した発行処理システム5は、NFCに対応した移動体通信端末2に装着されたUIM22をOTAで発行するためのシステムで、図1で図示した発行処理システム5には、UIM22が実装された移動体通信端末2と、移動体通信端末2を決済用媒体として利用するクレジットカードイシュア3と、クレジットカードイシュア3に代わって、ユーザに対してクレジットカードイシュア3が提供しているサービスに必要なSPアプレットを安全に配布するTSM1と、移動体通信端末2用の様々なアプリケーションを公開しているアプリケーションマーケット4が含まれる。
図2は、ユーザが所持する移動体通信端末2を説明する図である。移動体通信端末2は、NFCに対応するために3つのコンポーネントを備え、一つ目のコンポーネントは、SIMの機能を拡張したICカードであるUIM22である。なお、UIM22はUSIM(Universal Subscriber Identity Module)と称されることもある。
UIM22は、UIM22毎に異なるUIM識別情報を記憶し、UIM識別情報には、カード製造者の識別情報、製品型番、通信事業者の識別情報のうちのいずれか、または、複数が含まれる。また、UIM22にはマルチアプリケーションOSが実装され、マルチアプリケーションOSで実現される機能として、UIM22は、UIM識別情報の読み出し命令を受信するとUIM識別情報を応答する機能と、SPアプレットロード命令を受信するとSPアプレット23をUIM22にロードする機能を備えている。
二つ目のコンポーネントは、CLF(ContactLess Front-end)チップ24である。CLFチップ24は、移動体通信端末2がNFCリーダ6と近距離無線通信するために備えられるチップである。なお、UIM22とCLFチップ24とはSWP(Single Wire protocol)などのインターフェースを介して接続されていても良い。
三つ目のコンポーネントは、移動体通信端末2を決済用媒体として利用する申請をユーザが行うときに操作するUIアプリケーション21である。このUIアプリケーション21は、移動体通信端末2のOS20上で動作するアプリケーションで、上述しているように、このUIアプリケーション21は、アプリケーションマーケット4から移動体通信端末2のメモリにダウンロードされる。
図2に図示したように、移動体通信端末2のOS20は、ミドルウェアとして、移動体通信端末2のOS20とUIM22間でデータ通信する手順やデータ形式を定めたUIM用ミドルウェア20aと、移動体通信端末2のOS20とCLFチップ24間でデータ通信するための手順やデータ形式を定めたCLF用ミドルウェア20bを有し、UIアプリケーション21は、UIM用ミドルウェア20aを利用してUIM22とデータ通信できる。
UIアプリケーション21は、UIM識別情報の読み出し命令を有し、SPアプレット23のロードやパーソナライズなどのリクエストをTSM1へ送信する際に、UIM識別情報の一部または全てをTSM1へ送信する。
次に、本実施形態にかかるTSM1について説明する。図3は、本実施形態にかかるTSM1を説明する図である。図6では、TSM1をMNO−TSMとSP−TSMに分けて記載したが、本実施形態のTSM1は、MNO−TSMとSP−TSMの両方の機能を兼ね備え、TSM1は、MNOに代わってSPアプレット23をUIM22にロードするMNO−TSM手段10と、SPに代わってUIM22内のSPアプレット23をパーソナライズするSP−TSM手段11を備え、更に、SPアプレット23のロードやパーソナライズにかかる費用を管理する費用管理手段12を備える。
TSM1がパーソナライズリクエストを移動体通信端末2のUIアプリケーション21から受信すると、TSM1のSP−TSM手段11が作動し、TSM1のSP−TSM手段11は、SPに代わってUIM22内のSPアプレット23をパーソナライズする処理を実行し、SPアプレット23のパーソナライズが完了すると、TSM1の費用管理手段12は、パーソナライズにかかる費用を算出し、クレジットカードイシュア3に該費用を請求する。
本実施形態のTSM1の費用管理手段12は、TSM1の事業者が、UIM22の販促活動の一環として、TSM1の事業者と関係のあるカード製造者が製造したUIM22に限り、パーソナライズリクエストに対する費用を割り引けるように、UIM識別情報に関連付けて、パーソナライズリクエストに対する費用の算出方法が記されたパーソナライズリクエスト用の費用算定情報を記憶し、パーソナライズに対する費用をクレジットカードイシュア3に請求する際、パーソナライズリクエストと共に受信したUIM識別情報に関連付けられているパーソナライズリクエスト用の費用算定情報を抽出し、パーソナライズリクエストに対する費用を算出する。
また、TSM1がSPアプレットリクエストを移動体通信端末2のUIアプリケーション21から受信すると、TSM1のMNO−TSM手段10が作動し、TSM1のMNO−TSM手段10は、MNOに代わってSPアプレット23をUIM22にロードする処理を実行し、SPアプレット23のロードが完了すると、TSM1の費用管理手段12は、SPアプレットリクエストに対する費用を算出し、クレジットカードイシュア3に該費用を請求する。
TSM1のMNO−TSM手段10の時と同様に、本実施形態にかかるTSM1の費用管理手段12は、UIM識別情報に関連付けて、SPアプレットリクエストに対する費用を算出する際に用いるSPアプレットリクエスト用の費用算定情報を記憶し、SPアプレットリクエストに対する費用をクレジットカードイシュア3に請求する際、SPアプレットリクエストと共に受信したUIM識別情報に関連付けられたSPアプレットリクエスト用の費用算定情報を抽出し、SPアプレットリクエストに対する費用を算出する。
図4は、本実施形態にかかるTSM1の動作を説明する第1図、図5は、本実施形態にかかるTSM1の動作を説明する第2図である。
ユーザが、移動体通信端末2のUIアプリケーション21を起動して、移動体通信端末2を決済用媒体として利用する申請を行う操作を実施すると、UIアプリケーション21は、UIM識別情報の読み出し命令をUIM22に対して送信する(S1)。
UIM用ミドルウェア20aは、UIM識別情報の読み出し命令を所定のデータ形式に変換した後、所定の手順でUIM22に送信し(S2)、UIM22は、UIM識別情報の読み出し命令を受信すると、UIM22が記憶しているUIM識別情報をUIアプリケーション21に対して送信する(S3)。
UIM用ミドルウェア20aは、UIM識別情報を所定のデータ形式に変換した後、所定の手順でUIアプリケーション21に送信し(S4)、UIアプリケーション21はUIM識別情報を受信する(S5)。
UIアプリケーション21はUIM識別情報をUIM22から受信すると、UIアプリケーション21に対応するSPアプレット23(ここでは、クレジットカードイシュア3のSPアプレット23)を要求するSPアプレットリクエストと共にUIM22から受信したUIM識別情報をTSM1に対して送信する(S6)。
TSM1がSPアプレットリクエストと共にUIM識別情報をUIアプリケーション21から受信すると(S7)、TSM1のMNO−TSM手段10が作動し、MNO−TSM手段10は、SPアプレットリクエストで示されるSPアプレット23のプログラムコードを含むSPアプレットロード命令をUIアプリケーション21に対して送信する(S8)。
UIアプリケーション21は、SPアプレットロード命令をTSM1から受信すると(S9)、受信したSPアプレットロード命令をUIM22に転送する(S10)。
UIM用ミドルウェア20aは、SPアプレットロード命令を所定のデータ形式に変換した後、所定の手順でUIM22に送信し(S11)、UIM22は、SPアプレットロード命令を受信すると、SPアプレットロード命令に含まれるSPアプレット23のプログラムコードをUIM22の不揮発性メモリに書き込むことでSPアプレット23をロードする(S12)。
UIM22は、SPアプレット23のロードが完了すると、SPアプレットロード完了通知をUIアプリケーション21に対して送信する(S13)。UIM用ミドルウェア20aは、SPアプレットロード完了通知を所定のデータ形式に変換した後、所定の手順でUIアプリケーション21に送信し(S14)、UIアプリケーション21はSPアプレットロード完了通知を受信すると(S15)、SPアプレットロード完了通知をTSM1に転送する(S16)。
TSM1がSPアプレットロード完了通知を受信すると(S17)、TSM1の費用管理手段12が作動し、費用管理手段12は、図4のS7において、SPアプレットリクエストと共に受信したUIM識別情報に関連付けられているSPアプレットリクエスト用の費用算定情報を抽出し、SPアプレットリクエストに対する費用を算出する(S18)。
TSM1の費用管理手段12は、SPアプレットリクエストに対する費用を算出すると、算出した費用を請求する請求情報をクレジットカードイシュア3に送信する(S19)。そして、クレジットカードイシュア3が請求情報を受信した後(S20)、請求情報に対応する金額をTSM1の事業者に送金し(S21)、TSM1の費用管理手段12が該金額の受領を確認すると(S22)、SPアプレット23をUIM22にロードする処理は完了する。
ここから、図5を用いて説明する。UIアプリケーション21は、図4のS16において、SPアプレットロード完了通知をTSM1に転送すると、UIM22にロードしたSPアプレット23をパーソナライズするために、SPアプレット23のパーソナライズリクエストと共に図3のS5にて受信したUIM識別情報をTSM1に対して送信する(S23)。
TSM1がパーソナライズリクエストと共にUIM識別情報を受信すると(S24)、TSM1のSP−TSM手段11が作動し、TSM1のSP−TSM手段11は、UIM22内のSPアプレット23に書き込む個人情報を含むパーソナライズ命令をUIアプリケーション21に対して送信する(S25)。
なお、UIM22内のSPアプレット23に書き込む個人情報を含むパーソナライズ命令を生成できるように、TSM1のSP−TSM手段11は、ネットワーク型のICカード発行プラットフォームとネットワーク接続しているのが一般的である。
UIアプリケーション21は、パーソナライズ命令をTSM1から受信すると(S26)、パーソナライズ命令をUIM22に転送する(S27)。UIM用ミドルウェア20aは、パーソナライズ命令を所定のデータ形式に変換した後、所定の手順でUIM22に送信し(S28)、UIM22は、パーソナライズ命令を受信すると、パーソナライズ命令に含まれる個人情報をUIM22内のSPアプレット23に書き込むことでSPアプレット23をパーソナライズする(S29)。
UIM22は、SPアプレット23のパーソナライズが完了すると、パーソナライズ完了通知をUIアプリケーション21に対して送信する(S30)。UIM用ミドルウェア20aは、パーソナライズ完了通知を所定のデータ形式に変換した後、所定の手順でUIアプリケーション21に送信し(S31)、UIアプリケーション21はパーソナライズ完了通知を受信すると(S32)、パーソナライズ完了通知をTSM1に転送する(S33)。
TSM1がパーソナライズ完了通知を受信すると(S34)、TSM1の費用管理手段12が作動し、図4のS24において、パーソナライズリクエストと共に受信したUIM識別情報に関連付けられたパーソナライズリクエスト用の費用算定情報を抽出し、パーソナライズリクエストに対する費用を算出する(S35)。
TSM1の費用管理手段12は、パーソナライズリクエストに対する費用を算出すると、算出した費用を請求する請求情報をクレジットカードイシュア3に送信する(S36)。そして、クレジットカードイシュア3が請求情報を受信した後(S37)、請求情報に対応する金額をTSM1の事業者に送金し(S38)、TSM1の費用管理手段12が該金額の受領を確認すると(S39)、SPアプレット23をパーソナライズする処理は完了する。
このように、本実施形態に係れば、TSM1の費用管理手段12はUIM識別情報に基づいて費用を算出するので、特定のカード製造者が製造したUIMに限り、SPに対して請求する費用を割り引いたりすることができる。たとえば、携帯電話事業者において、携帯電話事業者A社よりも、携帯電話事業者B社を利用するユーザに対して安くSPアプレットを提供したりすることができる。よって、携帯電話事業者B社にとってユーザ獲得の囲い込み等をすることができるようになる。
1 トラステッド・サービス・マネージャ(TSM)
10 MNO−TSM手段
11 SP−TSM手段
12 費用管理手段
2 移動体通信端末
20 オペレーティングシステム(OS)
21 UIアプリケーション
22 UIM
23 SPアプレット
24 CLFチップ
3 クレジットカードイシュア
4 アプリケーションマーケット
5 発行処理システム
10 MNO−TSM手段
11 SP−TSM手段
12 費用管理手段
2 移動体通信端末
20 オペレーティングシステム(OS)
21 UIアプリケーション
22 UIM
23 SPアプレット
24 CLFチップ
3 クレジットカードイシュア
4 アプリケーションマーケット
5 発行処理システム
Claims (3)
- MNO(Mobile Network Operator)のユーザに対してSP(Service Provider)が提供しているサービスを利用する際に必要なSPアプレットをOTA方式(Over-The-Air)でセキュアに配布するトラステッド・サービス・マネージャ(TSM: Trusted Service Manager)であって、
前記ユーザが所持する移動体通信端末にインストールされたUI(User Interface)アプリケーションから受信したリクエストに対応する処理を実行する手段と、
前記移動体通信端末に装着されるUIM(User Identity Module)で固有のUIM識別情報に関連付けて、前記リクエストに対する費用の算出方法が記された費用算定情報を記憶し、前記UIアプリケーションから受信した前記リクエストにかかる処理が完了すると、前記リクエストと共に前記UIアプリケーションから受信した前記UIM識別情報に関連付けられている前記費用算定情報を抽出し、前記リクエストに対する費用を算出する費用管理手段を備えたことを特徴とするトラステッド・サービス・マネージャ。 - 前記トラステッド・サービス・マネージャは、前記リクエストに対応する処理を実行する手段として、前記SPアプレットを要求するアプレットリクエストを前記UIアプリケーションから受信すると、前記SPアプレットを前記UIMにロードする処理を行うMNO−TSM手段を備え、
前記費用管理手段は、前記アプレットリクエスト用の前記費用算定情報を前記UIM識別情報に関連付けて記憶し、前記MNO−TSM手段の処理が完了すると、前記アプレットリクエストと共に受信した前記UIM識別情報に関連付けられている前記アプレットリクエスト用の前記費用算定情報を抽出し、前記アプレットリクエストに対する費用を算出することを特徴とする、請求項1に記載したトラステッド・サービス・マネージャ。 - 前記トラステッド・サービス・マネージャは、前記リクエストに対応する処理を実行する手段として、前記UIM内の前記SPアプレットをパーソナライズするパーソナライズリクエストを前記UIアプリケーションから受信すると、前記SPアプレットをパーソナライズする処理を行うSP−TSM手段を備え、
前記費用管理手段は、前記パーソナライズリクエスト用の前記費用算定情報を前記UIM識別情報に関連付けて記憶し、前記SP−TSM手段の処理が完了すると、前記パーソナライズリクエストと共に受信した前記UIM識別情報に関連付けられている前記パーソナライズリクエスト用の前記費用算定情報を抽出し、前記パーソナライズリクエストに対する費用を算出することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載したトラステッド・サービス・マネージャ。
Priority Applications (1)
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JP2012251694A JP2014099118A (ja) | 2012-11-15 | 2012-11-15 | トラステッド・サービス・マネージャ |
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JP2012251694A JP2014099118A (ja) | 2012-11-15 | 2012-11-15 | トラステッド・サービス・マネージャ |
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Publication Number | Publication Date |
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