JP2014086903A - コールセンタシステム、操作端末およびコールセンタシステムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】CTIサーバをなくす。
【解決手段】操作端末2は、顧客情報を含む情報およびアプリケーションで利用する情報を格納する分散型データベース23と、オペレータによる操作を受け付け、各種処理を要求するサーバ処理要求部と、サーバ処理要求部による要求に応じ、分散型データベース23内の情報を用いて該当する処理を実行するサーバ処理実行部とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】操作端末2は、顧客情報を含む情報およびアプリケーションで利用する情報を格納する分散型データベース23と、オペレータによる操作を受け付け、各種処理を要求するサーバ処理要求部と、サーバ処理要求部による要求に応じ、分散型データベース23内の情報を用いて該当する処理を実行するサーバ処理実行部とを備えた。
【選択図】図1
Description
この発明は、CTI(Computer Telephony Integration)サーバが不要なコールセンタシステム、操作端末およびコールセンタシステムの制御方法に関するものである。
近年では、企業等が顧客サポートを電話で行うコールセンタシステムにおいて、電話応対業務を高度化する目的でコンピュータシステムと電話網を連携させるCTIシステムが広く利用されるようになっている。CTIシステムにおいては、通話中の電話番号に応じて、オペレータが操作するクライアントコンピュータの画面上に顧客情報や過去の応対履歴等を表示させることができるため、顧客毎に高度に個別化されたサポートを行うことが可能となる。
従来のCTIシステムは、顧客情報等を集中管理するデータベースやWebアプリケーション等の機能を搭載するCTIサーバと、オペレータが業務で使用するクライアントコンピュータとで構成されている。
また、特許文献1に開示されるCTIシステムでは、1つのクライアントコンピュータに複数のディスプレイを設け、最大負荷に対応できるようにするため、CTIサーバが、各ディスプレイでの処理内容を独立に制御可能としている。これにより、低コストでかつ簡単な構成で、オペレータの最適な人員配置を柔軟に行え、業務効率の向上と電話待ちの時間減少によるサービス向上を図ることができる。
また、特許文献1に開示されるCTIシステムでは、1つのクライアントコンピュータに複数のディスプレイを設け、最大負荷に対応できるようにするため、CTIサーバが、各ディスプレイでの処理内容を独立に制御可能としている。これにより、低コストでかつ簡単な構成で、オペレータの最適な人員配置を柔軟に行え、業務効率の向上と電話待ちの時間減少によるサービス向上を図ることができる。
しかしながら、従来のCTIシステムや特許文献1に開示されるCTIシステムでは、CTIサーバが必須であり、それに対する運用業務やスペース利用、電力消費等のコストが固定的に発生するという課題があった。さらに、クライアントコンピュータの数が増えるにつれて、一般的にはCTIサーバの数も増やす必要があるため、運用業務等に関するコスト増加を招く課題があった。
一方、コールセンタシステムでは電話応対業務が主であるため、クライアントコンピュータの負担が低い場合が多い。しかしながら、データ処理等はCTIサーバで実行しなければならない。そのため、負担が低いクライアントコンピュータの資源(CPU、メモリ、ハードディスク)を活用できていないという課題もあった。
なお、既存技術として、CTIシステムを外部の委託先が運営するバーチャルコールセンタに設置することにより、CTIサーバのメンテナンスコストを削減する構成が提案されている(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、この特許文献2に開示された構成では、CTIサーバの運用業務等に対して発生するコストを本質的に削減することにはならないだけでなく、下記のような新たな課題が発生する。
すなわち、CTIサーバの運用業務やスペース利用、電力消費等に対して発生していたコストは、外部委託費の形に転化されるだけであり、本質的に削減したことにならない。また、顧客情報等が外部の設備に置かれることになるため、社外の人間がこれらの情報にアクセスするリスクが高まるというセキュリティ上の問題が発生する。また、CTIサーバにハードウェア的なトラブルが発生したとき、社内の技術者が迅速に対応することができない。
すなわち、CTIサーバの運用業務やスペース利用、電力消費等に対して発生していたコストは、外部委託費の形に転化されるだけであり、本質的に削減したことにならない。また、顧客情報等が外部の設備に置かれることになるため、社外の人間がこれらの情報にアクセスするリスクが高まるというセキュリティ上の問題が発生する。また、CTIサーバにハードウェア的なトラブルが発生したとき、社内の技術者が迅速に対応することができない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、CTIサーバをなくすことができるコールセンタシステム、操作端末およびコールセンタシステムの制御方法を提供することを目的としている。
この発明に係るコールセンタシステムは、電話網に接続された構内交換機と、構内交換機に接続され、オペレータが操作する複数の操作端末とを備え、操作端末は、顧客情報を含む情報およびアプリケーションで利用する情報を格納する分散型データベースと、オペレータによる操作を受け付け、各種処理を要求するサーバ処理要求部と、サーバ処理要求部による要求に応じ、分散型データベース内の情報を用いて該当する処理を実行するサーバ処理実行部とを備えたものである。
また、この発明に係るコールセンタシステムの制御方法は、オペレータによる操作を受け付け、各種処理を要求するサーバ処理要求ステップと、サーバ処理要求ステップにおける要求に応じ、顧客情報を含む情報およびアプリケーションで利用する情報を格納する分散型データベース内の情報を用いて、該当する処理を実行するサーバ処理実行ステップとを有するものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、CTIサーバをなくすことができるため、CTIサーバに対する運用業務やスペース利用、電力消費等のコストを削減することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るコールセンタシステムの概要構成を示す図である。
コールセンタシステムは、図1に示すように、電話網に接続された中継装置であるPBX(構内交換機)1と、PBX1に接続され、オペレータが操作する複数の操作端末(操作コンピュータ)2から構成されている。なおPBX1に接続される電話機にはIP電話やアナログ電話が含まれる。
そして、本発明では、クラウド環境で多数採用されている分散型データベース(Apache Cassandra,Google BigTable,Amazon Dynamo等が有名である)23を用い、従来のCTIサーバに搭載されていたデータベースやWebアプリケーション等の機能を操作端末2に搭載する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るコールセンタシステムの概要構成を示す図である。
コールセンタシステムは、図1に示すように、電話網に接続された中継装置であるPBX(構内交換機)1と、PBX1に接続され、オペレータが操作する複数の操作端末(操作コンピュータ)2から構成されている。なおPBX1に接続される電話機にはIP電話やアナログ電話が含まれる。
そして、本発明では、クラウド環境で多数採用されている分散型データベース(Apache Cassandra,Google BigTable,Amazon Dynamo等が有名である)23を用い、従来のCTIサーバに搭載されていたデータベースやWebアプリケーション等の機能を操作端末2に搭載する。
従来のコールセンタシステムでは、クライアントコンピュータは負荷が低い場合がほとんどであるため、CTIサーバで行っていた処理(以下、サーバ処理と称す)とクライアントコンピュータの処理を、1台の操作端末2上で実行することは十分可能である。そして、このような構成をとることで、クライアントコンピュータよりはるかに運用保守の負担が大きいCTIサーバを持つ必要がなくなる。よって、CTIサーバの運用業務やスペース利用、電力消費量等に対して発生していたコストを削減することができるだけでなく、サーバ室自体を撤去できるため、空調に係るコストも削減できる。
次に、上記動作を実現するための操作端末2の構成について説明する。図2はこの発明の実施の形態1に係る操作端末2の構成を示すブロック図である。
操作端末2は、図2に示すように、サーバ処理要求部21、サーバ処理実行部22、分散型データベース23および操作画面24から構成されている。
操作端末2は、図2に示すように、サーバ処理要求部21、サーバ処理実行部22、分散型データベース23および操作画面24から構成されている。
サーバ処理要求部21は、オペレータのキーボード操作等を受け付け、データベースの参照、所望の情報の検索等の各種サーバ処理を要求するものである。また、サーバ処理要求部21は、サーバ処理実行部22からサーバ処理の実行結果を受け取った場合には、当該実行結果を操作画面24上に表示する。
サーバ処理実行部22は、サーバ処理要求部21によりサーバ処理が要求された場合に、当該要求に応じて、分散型データベース23内の情報を用いて当該サーバ処理を実行し、その実行結果をサーバ処理要求部21に通知するものである。
分散型データベース23は、操作端末2の画面上に表示させる顧客情報や過去の応対履歴等の情報やWebアプリケーション等のアプリケーションで利用する情報を格納するものである。この分散型データベース23は、データベースを1台の操作端末2に集中させるのではなく、PBX1に接続された複数の操作端末2に分けて管理する形式のデータベースである。そして、各操作端末2は、それぞれデータベース(分散型データベース23)を持っており、独自にデータ処理ができるのと同時に、それぞれのデータベースがネットワークで結ばれており、他の操作端末2からもデータベースを利用可能な構成となっている。
次に、上記のように構成された操作端末2の動作について、図3を参照しながら説明する。
この操作端末2の動作では、図3に示すように、まず、サーバ処理要求部21は、オペレータのキーボード操作等を受け付け、データベースの参照、所望の情報の検索等のサーバ処理を要求する(ステップST301、サーバ処理要求ステップ)。
この操作端末2の動作では、図3に示すように、まず、サーバ処理要求部21は、オペレータのキーボード操作等を受け付け、データベースの参照、所望の情報の検索等のサーバ処理を要求する(ステップST301、サーバ処理要求ステップ)。
次いで、サーバ処理実行部22は、サーバ処理要求部21によるサーバ処理の要求に応じて、分散型データベース23内の情報を用いて当該サーバ処理を実行し、その実行結果をサーバ処理要求部21に通知する(ステップST302、サーバ処理実行ステップ)。例えば、サーバ処理要求部21から顧客情報の取得が要求された場合には、通話中の電話番号に応じて、分散型データベース23に格納されている顧客情報の中から通話中の顧客に該当する情報を抽出する。
次いで、サーバ処理要求部21は、サーバ処理実行部22から受け取ったサーバ処理の実行結果を、操作画面24上に表示する(ステップST303、画面表示ステップ)。
以上のように、この実施の形態1によれば、分散型データベース23を用いて、従来のCTIサーバが保持していたデータベースやWebアプリケーション等の機能を操作端末2に搭載するように構成したので、CTIサーバをなくすことができる。その結果、CTIサーバの運用業務やスペース利用、電力消費量等に対して発生していたコストを削減することができる。さらに、サーバ室自体を撤去できるため、空調に係るコストも削減できる。
また、先進的なCTIシステムにおいては、オペレータ席に設置される固定電話の代わりに、クライアントコンピュータ上で動作する電話ソフトウェア(以下、ソフトフォンと称す)を利用する場合がある。このようなシステムにおいては、図4のようにデータベースとソフトフォンをソフトウェア的に連携させることになる。そのため、従来のCTIシステムでは、クライアントアプリケーション上でオペレータが画面表示・更新を行う度に、クライアントコンピュータとCTIサーバの間でネットワーク経由での連携が発生していた。
それに対して、本発明を利用した構成において、データベース(分散型データベース23)とソフトフォン25を同じ操作端末2上で連携させた場合、図5に示すような構成となる。なお、図5に示すコールセンタシステムでは、分散型データベース23とソフトフォン25との連携に必要な構成についてのみ図示している。この場合、インターフェース設計が容易になり、また、連携処理において発生するオーバーヘッドを小さくできる。
さらに、本発明の構成を採用することにより、サーバ処理のソフトウェア更新が必要になった際のコールセンタシステムの業務への影響を小さくできる。
すなわち、従来のCTIシステムでは一般的に、サーバ処理のソフトウェア更新を行う場合にはCTIサーバを停止させる必要がある。そして、その間はCTIサーバに接続する全てのクライアントコンピュータでCTIシステムの利用ができなくなるため、コールセンタシステムの業務への影響が小さくなかった。
それに対して本発明の構成では、所定の操作端末2を運用中のシステムから切断してソフトウェア更新を行い、その後に運用中のシステムに再接続するという手順を全ての操作端末2に対して順次行う。これにより、コールセンタシステムの業務への影響を更新作業中の操作端末2のみに留めることができる。
すなわち、従来のCTIシステムでは一般的に、サーバ処理のソフトウェア更新を行う場合にはCTIサーバを停止させる必要がある。そして、その間はCTIサーバに接続する全てのクライアントコンピュータでCTIシステムの利用ができなくなるため、コールセンタシステムの業務への影響が小さくなかった。
それに対して本発明の構成では、所定の操作端末2を運用中のシステムから切断してソフトウェア更新を行い、その後に運用中のシステムに再接続するという手順を全ての操作端末2に対して順次行う。これにより、コールセンタシステムの業務への影響を更新作業中の操作端末2のみに留めることができる。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2に係るコールセンタシステムの概要構成を示す図である。オペレータが操作する操作端末2の画面上で負荷が高い機能を動作させる構成(例えばJava(登録商標/以下記載を省略する)アプレット等)では、操作端末2において、サーバ処理以外の負担が高くなり、サーバ処理を実行できなくなることが想定される。そこで、このような場合でもオペレータが自席の操作端末2で業務を継続できるようにするために、図6に示すように、各操作端末2の負荷量を計測した上で、負荷量の低い操作端末2にサーバ処理を割り当てるようにする。
図6はこの発明の実施の形態2に係るコールセンタシステムの概要構成を示す図である。オペレータが操作する操作端末2の画面上で負荷が高い機能を動作させる構成(例えばJava(登録商標/以下記載を省略する)アプレット等)では、操作端末2において、サーバ処理以外の負担が高くなり、サーバ処理を実行できなくなることが想定される。そこで、このような場合でもオペレータが自席の操作端末2で業務を継続できるようにするために、図6に示すように、各操作端末2の負荷量を計測した上で、負荷量の低い操作端末2にサーバ処理を割り当てるようにする。
次に、上記動作を実現するための操作端末2の構成について説明する。図7はこの発明の実施の形態2に係る操作端末2の構成を示すブロック図である。図7に示す実施の形態2に係る操作端末2は、図2に示す実施の形態1に係る操作端末2に、負荷計測部26、負荷制御部27、サーバ処理転送部28および通信処理部29を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
負荷計測部26は、定周期で自機の負荷量(CPU使用率やメモリの空き容量等)を計測し、分散型データベース23上で管理される負荷量リストを更新するものである。この負荷量リストは、PBX1に接続された全ての操作端末2の負荷量が記されたリストであり、他の操作端末2の負荷量リストと常に同期している。
負荷制御部27は、サーバ処理要求部21によりサーバ処理が要求された場合に、負荷量リストを参照して、当該サーバ処理を実行する操作端末2を選択するものである。ここで、負荷制御部27は、自機の負荷量が事前に定義された閾値以下の場合には、自機をサーバ処理を実行する操作端末2として選択し、サーバ処理実行部22にサーバ処理の要求を通知する。一方、自機の負荷量が閾値より高い場合には、負荷量リストの中で負荷量が最も低い操作端末2をサーバ処理を実行する操作端末2として選択し、サーバ処理転送部28に当該選択した操作端末2の識別情報およびサーバ処理の要求を通知する。
サーバ処理転送部28は、負荷制御部27を介してサーバ処理の要求が通知された場合に、負荷制御部27により選択された操作端末2を宛先に指定して当該サーバ処理の要求を通信処理部29に転送するものである。また、通信処理部29を介してサーバ処理の実行結果を受け取った場合には、当該実行結果をサーバ処理要求部21に転送する。
通信処理部29は、PBX1に接続された各操作端末2間で通信を行うネットワークインタフェースである。
通信処理部29は、PBX1に接続された各操作端末2間で通信を行うネットワークインタフェースである。
サーバ処理実行部22は、負荷制御部27により自機以外の操作端末2が選択された場合には、サーバ処理要求部21による要求には応じず、他の操作端末2から通信処理部29を介してサーバ処理の要求を受け取った場合には、分散型データベース23内の情報を用いて当該サーバ処理を実行して、その実行結果を通信処理部29を介して要求元の操作端末2に通知する。
次に、上記のように構成された操作端末2の動作について、図8を参照しながら説明する。
なお、負荷計測部26は、定周期で自機の負荷量を計測し、分散型データベース23上で管理される負荷量リストを更新している(負荷計測ステップ)。またこの際、計測した負荷量が事前に定義された閾値よりも高い場合には警告フラグをONにする(図6参照)。
なお、負荷計測部26は、定周期で自機の負荷量を計測し、分散型データベース23上で管理される負荷量リストを更新している(負荷計測ステップ)。またこの際、計測した負荷量が事前に定義された閾値よりも高い場合には警告フラグをONにする(図6参照)。
コールセンタシステムの動作では、図8に示すように、まず、サーバ処理要求部21は、オペレータのキーボード操作等を受け付け、データベースの参照、所望の情報の検索等のサーバ処理を要求する(ステップST801、サーバ処理要求ステップ)。
次いで、負荷制御部27は、負荷量リストを参照して、自機の負荷量が閾値以下であるかを判断する(ステップST802、負荷制御ステップ)。すなわち、図6に示す負荷量リストにおいて、自機の警告フラグがOFFとなっているかを判断する。
このステップST802において、負荷制御部27は、自機の負荷量が閾値以下であると判断した場合には、自機をサーバ処理を実行する操作端末2として選択し、サーバ処理実行部22にサーバ処理の要求を通知する(ステップST803)。
このステップST802において、負荷制御部27は、自機の負荷量が閾値以下であると判断した場合には、自機をサーバ処理を実行する操作端末2として選択し、サーバ処理実行部22にサーバ処理の要求を通知する(ステップST803)。
次いで、サーバ処理実行部22は、負荷制御部27を介して通知されたサーバ処理の要求に応じて、分散型データベース23内の情報を用いて当該サーバ処理を実行し、その実行結果をサーバ処理要求部21に通知する(ステップST804、サーバ処理実行ステップ)。
一方、ステップST802において、負荷制御部27は、自機の警告フラグがONであり、自機の負荷量が閾値より高いと判断した場合には、負荷量リストの中から負荷量が最も低い操作端末2をサーバ処理を実行する操作端末2として選択し、サーバ処理転送部28に当該選択した操作端末2を示す情報およびサーバ処理の要求を通知する(ステップST805)。
次いで、サーバ処理転送部28は、負荷制御部27により選択された操作端末2に対して、通信処理部29を介してサーバ処理の要求を転送する(ステップST806、サーバ処理転送ステップ)。
次いで、宛先である操作端末2のサーバ処理実行部22は、通信処理部29を介して通知されたサーバ処理の要求に応じて、分散型データベース23内の情報を用いて当該サーバ処理を実行し、その実行結果を通信処理部29を介して要求元の操作端末2に通知する(ステップST807、サーバ処理実行ステップ)。
次いで、サーバ処理転送部28は、通信処理部29を介して受け取ったサーバ処理の実行結果をサーバ処理要求部21に転送する(ステップST808)。
次いで、サーバ処理要求部21は、サーバ処理実行部22またはサーバ処理転送部28から受け取ったサーバ処理の実行結果を、操作画面24上に表示する(ステップST809、画面表示ステップ)。
例えば、図6に示すコールセンタシステムにおいて、操作端末No.3でサーバ処理の要求が発生したとする。そして、負荷量リストを参照すると、自機の負荷量(図6ではCPU使用率)が高く警告フラグがONであるため、自機ではサーバ処理を実行しないようにする。そして、負荷量リストの中で最も負荷量の低い操作端末No.1をサーバ処理を実行する操作端末2として選択し、サーバ処理の要求を転送する。その後、操作端末No.1上でサーバ処理が実行される。
以上のように、この実施の形態2によれば、操作端末2の負荷量に応じてサーバ処理を実行する操作端末2を選択するように構成したので、ある時点で負荷が高くなっている操作端末2でサーバ処理を実行することを回避でき、システムが不安定になったり応答性が劣化したりするリスクを低減できる。
また、負荷量リストを分散型データベース23上で管理することにより、それぞれの操作端末2は自身の負荷量のみを計測して負荷量リストを更新すればよい。例えば操作端末No.1で自身の負荷量のみを計測して、操作端末No.1上の負荷量リストを更新することで、分散型データベース23の同期機能によって、他の操作端末No.2〜4上の負荷量リストにも自動的に反映される。他の操作端末2で計測されたそれぞれの負荷量についても同様に、全ての操作端末2の負荷量リストに自動的に反映される。よって、全ての操作端末2上の負荷量リストで、全ての操作端末2の負荷量が自動的に更新されることになる。
なお上記の例では、自機の負荷量が閾値より高い場合に、負荷量リストを全件検索して、負荷量が最も低い操作端末2をサーバ処理を実行する操作端末2として選択する場合について示した。しかしながら、これに限るものではなく、例えば、自機の負荷量が閾値より高い場合に、負荷量リストを先頭から検索して、最初に負荷量が閾値以下であった操作端末2(警告フラグがOFFである操作端末2)をサーバ処理を実行する操作端末2として選択してもよい。このようにすることで、端末数が多い場合に、上記例よりも早く操作端末2の選択処理を行うことができる。
また、複数CPUや複数コアを搭載する操作端末2を使用する場合には、サーバ処理とそれ以外の処理を異なるCPUやコアに分離して動作させる構成が考えられる。この構成においては、例えばJavaアプレット等の実行によって負荷が高くなったとしても、異なるCPUや異なるコアでのサーバ処理が受ける影響が非常に小さくなるため、一定のサーバ処理能力を確保できる。
なお上記では、単にサーバ処理と称しているが、例えばサーバ処理がデータベース機能とWebアプリケーション機能で構成されている場合、両方の機能を一括して割り当ての対象としてもよいし、データベース機能のみを割当ての対象としてもよいし、Webアプリケーション機能のみを割当ての対象としてもよい。また、サーバ処理が3つ以上の機能で構成されている場合は、構成要素の全てを一括で割当ての対象にする、部分的に割当ての対象にする、そのうちの一つだけを割当ての対象にする等、様々なパターンでの割当てを想定することが可能であり、限定された構成を想定するものではない。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 PBX(構内交換機)
2 操作端末
21 サーバ処理要求部
22 サーバ処理実行部
23 分散型データベース
24 操作画面
25 ソフトフォン
26 負荷計測部
27 負荷制御部
28 サーバ処理転送部
29 通信処理部
2 操作端末
21 サーバ処理要求部
22 サーバ処理実行部
23 分散型データベース
24 操作画面
25 ソフトフォン
26 負荷計測部
27 負荷制御部
28 サーバ処理転送部
29 通信処理部
Claims (4)
- 電話網に接続された構内交換機と、前記構内交換機に接続され、オペレータが操作する複数の操作端末とを備えたコールセンタシステムにおいて、
前記操作端末は、
顧客情報を含む情報およびアプリケーションで利用する情報を格納する分散型データベースと、
前記オペレータによる操作を受け付け、各種処理を要求するサーバ処理要求部と、
前記サーバ処理要求部による要求に応じ、前記分散型データベース内の情報を用いて該当する処理を実行するサーバ処理実行部と
を備えたことを特徴とするコールセンタシステム。 - 前記分散型データベースは、前記構内交換機に接続された全ての操作端末の負荷量が記された負荷量リストを管理し、
前記操作端末は、
他の前記操作端末との間で通信を行う通信処理部と、
定周期で自機の負荷量を計測し、前記負荷リストを更新する負荷計測部と、
前記サーバ処理要求部による要求に応じ、前記負荷量リストを参照して、前記処理を実行する操作端末を選択する負荷制御部と、
前記負荷制御部により自機以外の操作端末が選択された場合に、当該選択された操作端末に対して前記通信処理部を介して前記処理の要求を転送するサーバ処理転送部とを備え、
前記サーバ処理実行部は、前記負荷制御部により自機以外の操作端末が選択された場合には、前記サーバ処理要求部による要求には応じず、他の前記操作端末から前記通信処理部を介して前記処理の要求を受け取った場合には、前記分散型データベースを用いて当該処理を実行して、その結果を前記通信処理部を介して要求元の前記操作端末に通知する
ことを特徴とする請求項1記載のコールセンタシステム。 - 電話網に接続された構内交換機に接続され、オペレータが操作する操作端末において、
顧客情報を含む情報およびアプリケーションで利用する情報を格納する分散型データベースと、
前記オペレータによる操作を受け付け、各種処理を要求するサーバ処理要求部と、
前記サーバ処理要求部による要求に応じ、前記分散型データベース内の情報を用いて該当する処理を実行するサーバ処理実行部とを備えた
ことを特徴とする操作端末。 - 電話網に接続された構内交換機と、前記構内交換機に接続され、オペレータが操作する複数の操作端末とを備えたコールセンタシステムの制御方法において、
前記オペレータによる操作を受け付け、各種処理を要求するサーバ処理要求ステップと、
前記サーバ処理要求ステップにおける要求に応じ、顧客情報を含む情報およびアプリケーションで利用する情報を格納する分散型データベース内の情報を用いて、該当する処理を実行するサーバ処理実行ステップと
を有することを特徴とするコールセンタシステムの制御方法。
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