JP2014086681A - 紫外線発光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光スペクトルを可変にする手段を備えた小型の紫外線発光装置の提供にある。
【解決手段】紫外線発光装置が備える発光部10は、発光ピーク波長がそれぞれ異なる紫外線を発光する複数の発光素子20a、20bと、複数の発光素子20a、20bが発光する紫外線を合成する光結合手段と、を備える。前記光結合手段として、発光素子が発光する紫外線を反射する凹面鏡を備えてもよい。凹面鏡として、複数の発光素子20a、20bと対向する位置に設けられる第1凹面鏡12と、前記第1凹面鏡12に対向する位置に設けられる第2凹面鏡14とを備え、第1凹面鏡12または第2凹面鏡14のいずれか一方に、出射口36と連通する連通口64をさらに備えてもよい。
【選択図】図2
【解決手段】紫外線発光装置が備える発光部10は、発光ピーク波長がそれぞれ異なる紫外線を発光する複数の発光素子20a、20bと、複数の発光素子20a、20bが発光する紫外線を合成する光結合手段と、を備える。前記光結合手段として、発光素子が発光する紫外線を反射する凹面鏡を備えてもよい。凹面鏡として、複数の発光素子20a、20bと対向する位置に設けられる第1凹面鏡12と、前記第1凹面鏡12に対向する位置に設けられる第2凹面鏡14とを備え、第1凹面鏡12または第2凹面鏡14のいずれか一方に、出射口36と連通する連通口64をさらに備えてもよい。
【選択図】図2
Description
本発明は、紫外線を発光する装置に関し、特に発光スペクトルを可変にする紫外線発光装置に関する。
紫外線は、紫外線による樹脂硬化の分野や、医療や食品分野における滅菌もしくは殺菌処理などで広く用いられている。また昨今において、食の安全性に対する人々の関心の高まっており、残留農薬や食品添加物などを検査する方法として、紫外線を利用した蛍光分析法等が用いられる。
例えば、樹脂硬化のための紫外線光源として、紫外線LED(Light Emitted Diode)を用いたものがある。このような装置では、硬化波長の異なる複数の樹脂に対応させるため、ピーク波長の異なる複数の紫外線LEDを組み合わせた構成が示されている(特許文献1参照)。
また、蛍光分析等では、特定の波長帯域の光を取り出すために分光光度計が一般に用いられる。分光光度計として、ピーク波長の異なる複数のLEDを組み合わせた光源を使用し、回折格子を用いて分光する構成が示されている(特許文献2参照)。
紫外線は、利用分野や照射対象となる物質によって必要とされる波長帯域やその帯域幅などが異なるため、目的にあわせて波長スペクトルを可変にできる紫外線光源があれば便利である。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、発光波長スペクトルを可変にできる紫外線発光装置の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の紫外線発光装置は、発光ピーク波長がそれぞれ異なる紫外線を発光する複数の発光素子と、前記複数の発光素子が発光する紫外線を合成する光結合手段と、を備える
上記態様の紫外線発光装置によれば、発光ピーク波長の異なる複数の発光素子が発光する紫外線の強度をそれぞれ変化させ、各発光素子が発光する紫外線を光結合手段により合成させることにより、当該紫外線発光装置が発光する紫外線の合成スペクトルを可変にすることができる。
上記態様の紫外線発光装置において、前記光結合手段として、前記発光素子が発光する紫外線を反射する凹面鏡を備え、前記発光素子と前記凹面鏡とを収容し、前記紫外線を出射する出射口を有する筐体をさらに備えてもよい。
上記態様の紫外線発光装置において、前記複数の発光素子と対向する位置に設けられる第1凹面鏡と、前記第1凹面鏡に対向する位置に設けられる第2凹面鏡とを備え、前記第1凹面鏡または前記第2凹面鏡のいずれか一方に、前記出射口と連通する連通口をさらに備えてもよい。
上記態様の紫外線発光装置において、前記複数の発光素子が発光する紫外線の強度を検出する光センサをさらに備え、前記光センサが検知した紫外線の強度をもとに前記複数の発光素子のそれぞれの発光強度を制御してもよい。
上記態様の紫外線発光装置において、前記複数の発光素子のうち、第1の発光素子における発光スペクトルの半値全幅値は、前記第1の発光素子とは異なる第2の発光素子における発光スペクトルの半値全幅値の0.8倍以上1.2倍以下であり、前記発光素子は、発光ピーク波長が隣接する発光素子との発光ピーク波長の差が、当該発光素子における発光スペクトルの半値全幅値以下であってもよい。
本発明の紫外線発光装置によれば、発光スペクトルを可変にできる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1における紫外線発光装置100を示す。紫外線発光装置100は、紫外線を発光する発光部10と、発光部10を制御する制御部80を備える。紫外線発光装置100は、吸光光度分析や蛍光光度分析の分光計の光源として用いたり、医療器具を代表とした清浄性を維持する必要のある機器に紫外線を照射して殺菌もしくは滅菌したり、紫外線硬化樹脂に照射して樹脂を硬化させたりする多目的の紫外線光源として利用できる。
図1は、実施形態1における紫外線発光装置100を示す。紫外線発光装置100は、紫外線を発光する発光部10と、発光部10を制御する制御部80を備える。紫外線発光装置100は、吸光光度分析や蛍光光度分析の分光計の光源として用いたり、医療器具を代表とした清浄性を維持する必要のある機器に紫外線を照射して殺菌もしくは滅菌したり、紫外線硬化樹脂に照射して樹脂を硬化させたりする多目的の紫外線光源として利用できる。
図2は、発光部10を示し、図3は発光部10のA−A線断面を示す。発光部10は、筐体16と、第1凹面鏡12と、第2凹面鏡14と、複数の紫外線LED20a〜20eとを備える。
筐体16は、円筒形状であり、金属板や樹脂材料などで構成される。筐体16は、側面30と、上面32と、下面34とを備える。上面32は、紫外線が出射される出射口36が設けられる。
筐体16の内部には、第1凹面鏡12と、第2凹面鏡14が設けられる。第1凹面鏡12及び第2凹面鏡14は、紫外線の反射率を高めるためその反射面がアルミニウムを含む材料で構成される。第1凹面鏡12と第2凹面鏡14は、それぞれの反射面が対向して設けられ、第1凹面鏡12の焦点が第2凹面鏡14の底部14bに位置し、第2凹面鏡14の焦点が第1凹面鏡12の底部12bに位置する。第1凹面鏡12は、筐体16の下面34側に設けられ、第2凹面鏡14は、筐体16の上面32側に設けられる。第1凹面鏡12の周部12a及び第2凹面鏡14の周部14aは、側面30に固定される。第2凹面鏡14の底部14bには上面32の出射口36と連通する連通口64が設けられる。
第1凹面鏡12には、複数の取付孔18a〜18eが設けられ、取付孔18a〜18eのそれぞれに紫外線LED20a〜20eが嵌め込まれる。複数の紫外線LED20a〜20eは、第1凹面鏡12の底部12bの近傍であって、底部12bを中心とした円周上に均等に配置され、第2凹面鏡14と対向する。
第1LED20aから出射する紫外線の一部は、X1として出射口36に向けて出射され、その他の紫外線X2は、第2凹面鏡14の反射面に到達して反射される。第1LED20aは、底部12b、つまり第2凹面鏡14の焦点の近傍に位置するため、第2凹面鏡14で反射された紫外線X2は第1凹面鏡12の焦点と第2凹面鏡14の焦点とを結ぶ光軸Aに略平行に第1凹面鏡12に向かう。光軸Aに略平行に第1凹面鏡12に入射した紫外線X2は、第1凹面鏡12で反射されて第1凹面鏡12の焦点、つまり第2凹面鏡14の底部14bに向かい、出射口36から出射される。したがって、第1凹面鏡12と第2凹面鏡14を対向される構成とすることで、第1LED20aが発光する紫外線を出射口36に集光させることができる。同様に、その他のLED20b〜20eが発光する紫外線も出射口36に集光されるため、複数の紫外線LED20a〜20eが発光する紫外線を出射口36にて合成することができる。
紫外線LED20a〜20eは、その中心波長又はピーク波長が約200nm〜350nmの紫外領域に含まれる紫外線を発光するLEDである。このような紫外線LEDとして、例えば、窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)を用いたものが知られている。
図4は、複数の紫外線LED20a〜20eの発光スペクトル22a〜22eを示す。複数の紫外線LED20a〜20eは、それぞれ発光ピーク波長が異なり、そのピーク波長は、波長の短い方から順に、240nm、260nm、280nm、300nm、320nmである。
複数の紫外線LED20a〜20eは、発光スペクトルの半値全幅値が30nmであり、ピーク波長の隣接する紫外線LEDとのピーク波長の差が半値全幅値以下となるように特性が選択されている。このような特性を選択することで、発光部10は、紫外線LED20a〜20eがカバーする波長帯域240nm〜320nmにおいて、所定以上の光強度の紫外線を発光することができる。
また、複数の紫外線LED20a〜20eは、発光スペクトルの半値全幅値のばらつきが20%以内である特性が選択されており、最小の半値全幅値wminに対して最大の半値全幅値wmaxが1.2倍以下となるように特性を選択する。このように特性を選択することで、紫外線LED20a〜20eがカバーする波長帯域240nm〜320nmにおいて、半値全幅値が所定以下となる合成スペクトルを生成することができる。
図1に示す制御部80は、複数の紫外線LED20a〜20eを駆動する。制御部80は、複数の紫外線LED20a〜20eが発光した紫外線が合成された合成スペクトルが所定の発光パターンとなるよう、それぞれの紫外線LED20a〜20eに流す電流値などを調整し、これらの光強度を制御する。
図5〜図7は、発光パターンA〜Cのスペクトルを示す。発光パターンAは、複数の紫外線LED20a〜20eの出力を100%とした場合であり、このとき、出射口36から出射される紫外線のスペクトルは、図5に示す合成スペクトル24Aとなる。
発光パターンBは、複数の紫外線LED20a〜20eの出力を順に、100%、10%、50%、10%、100%とした場合であり、このときの合成スペクトルは、図6の合成スペクトル24Bとなる。発光パターンCは、複数の紫外線LED20a〜20eの出力を順に、20%、40%、60%、80%、100%とした場合であり、このときの合成スペクトルは、図7の合成スペクトル24Cとなる。
上述の構成により、紫外線発光装置100は、ピーク波長のそれぞれ異なる紫外線LED20a〜20eが発光する紫外線を合成することにより、波長240nm〜320nmの範囲で任意のスペクトル分布を有する紫外線を発光することができる。また、紫外線発光装置100は、紫外線LED20a〜20eの光強度を電気的に制御してスペクトルを変化させるため、回折格子や光学フィルタなどの光学素子を用いてスペクトルを変化させる場合と比較して装置を安価にするとともに、小型化することができる。また、紫外線発光装置100が小型化されることで、紫外線光源を必要とする様々な機器に組み込んだ場合に、機器全体のサイズをコンパクトにすることができる。
なお、複数の紫外線LED20a〜20eは、紫外線発光装置100の使用目的に応じて中心波長又はピーク波長を適宜選択することが望ましい。例えば、殺菌もしくは滅菌用途に用いる場合には、波長260nm付近の殺菌線と呼ばれる紫外線を発光する光源を用いることが好ましい。樹脂硬化に用いる場合には、樹脂の材料などに応じて樹脂硬化に最適な波長を選択することが望ましい。
(実施形態1の変形例1)
図8は、変形例1における発光部10を示す。上述した実施形態1における発光部10と異なり、第2凹面鏡14の替わりにレンズ62を備える。レンズ62は、紫外線に対して正の屈折力を有する光学素子であり、例えば、石英(SiO2)や蛍石(CaF2)などを材料とする凸レンズである。
図8は、変形例1における発光部10を示す。上述した実施形態1における発光部10と異なり、第2凹面鏡14の替わりにレンズ62を備える。レンズ62は、紫外線に対して正の屈折力を有する光学素子であり、例えば、石英(SiO2)や蛍石(CaF2)などを材料とする凸レンズである。
第1LED20aが発光する紫外線の一部は、X1としてレンズ62に向けて出射され、その他の紫外線X2は、第1凹面鏡12の反射面に到達して反射されて光軸Aに略平行にレンズ62に向かう。レンズ62により屈折された紫外線X1、X2は、集光されて出射口36から出射される。同様に、その他のLED20b〜20eから出射される光もレンズ62に集光されて出射口36から出射される。これにより、複数の紫外線LED20a〜20eが発光した紫外線を合成することができる。
(実施形態1の変形例2)
図9は、変形例2における発光部10を示す。上述した実施形態1における発光部10と異なり、複数の紫外線LED20a、20bを支持するための支持部材60を備え、上面32側の第2凹面鏡14が設けられていない。
図9は、変形例2における発光部10を示す。上述した実施形態1における発光部10と異なり、複数の紫外線LED20a、20bを支持するための支持部材60を備え、上面32側の第2凹面鏡14が設けられていない。
支持部材60は、紫外線LED20が発光する紫外線を透過する材料で構成される板状部材であり、例えば、フッ素系樹脂などにより構成される。支持部材60は、上面32及び下面34に平行に筐体16の内部に設けられ、側面30に固定される。支持部材60の下面34側の面には、複数の紫外線LED20a、20bが設けられる。
複数の紫外線LED20a、20bは、下面34に向けて紫外線を発光し、支持部材60と下面34との間に設けられる第1凹面鏡12により反射される。第1凹面鏡12により反射された紫外線は、出射口36から出射される。同様に、その他のLED20b〜20eから出射される光も出射口36から出射される。これにより、複数の紫外線LED20a〜20eが発光した紫外線を合成することができる。
(実施形態2)
図10は、実施形態2における紫外線発光装置200を示す。紫外線発光装置200は、発光部10と検出部40の間に置かれる試料セル50に入れられた物質を分析するための吸光光度計や蛍光光度計として用いる。紫外線発光装置200は、実施形態1またはその変形例における発光部10と、制御部80を備え、さらに検出部40を備える。
図10は、実施形態2における紫外線発光装置200を示す。紫外線発光装置200は、発光部10と検出部40の間に置かれる試料セル50に入れられた物質を分析するための吸光光度計や蛍光光度計として用いる。紫外線発光装置200は、実施形態1またはその変形例における発光部10と、制御部80を備え、さらに検出部40を備える。
検出部40は、発光部10が発光する紫外線の強度を検出し、検出した値を制御部80に通知する。検出部40は、強度を検出するための光電子増倍管42を備える。光電子増倍管42は、発光部10の出射口36から出射される紫外線X3が入射する位置に設けられる。検出部40は、発光部10が発光する紫外線のスペクトルに合わせて、検出する波長帯域の異なる複数の光電子増倍管42を備える。例えば、第1LED20aが発光する波長240nmを中心とする紫外線の光強度を検知するため、波長240nmを中心にした所定の波長帯域の紫外線を透過する光学フィルタが光電面に設けられる光電子増倍管42を用いる。同様に、その他の紫外線LED20b〜20eが発光する紫外線の波長に合わせて、透過する波長帯域の異なる光学フィルタが設けられた光電子増倍管42を用いる。
制御部80は、検出部40から通知された光強度をもとに、複数の紫外線LED20a〜20eの光強度を調整する。例えば、第1LED20aが発光する波長240nmの紫外線の強度として、発光すべき強度と検知した強度が異なる場合、それらの値が一致するようにフィードバック制御をかける。その他の紫外線LED20b〜20eが発光する紫外線についても同様のフィードバック制御をかける。このように制御することで、発光部10が発光する紫外線の合成スペクトルのスペクトル分布を所望の値に近づけることができ、吸光光度計または蛍光光度計として紫外線発光装置200を用いる場合に、計測の精度を上げることができる。
図11は、ピーク波長を変化させた合成スペクトル24A〜24Eを示す図であり、図12〜図14は、合成スペクトル24B〜24Dと紫外線LEDの発光スペクトル22a、22bの関係を示す図である。図12〜図14に示すように、ピーク波長が240nmである第1LEDの発光スペクトル22aと、ピーク波長が260nmである第2LEDの発光スペクトル22bの光強度をそれぞれ調整することにより、合成スペクトル24B〜Dのピーク波長を変化させることができる。
例えば、図12の場合、第1LEDの光強度を90%程度、第2LEDの光強度を70%程度とすることにより、ピーク波長が245nm付近の合成スペクトルを生成することができる。同様に図13の場合、第1LED及び第2LEDの光強度を80%程度とすることにより、ピーク波長が250nm付近の合成スペクトルを生成することができる。このように、第1LEDと第2LEDの光強度を調整することで、波長240nm〜260nmの範囲で、ピーク波長を任意とした合成スペクトルを生成することができる。
同様に、複数の紫外線LED20a〜20eのうち、ピーク波長の隣接する2つの紫外線LEDの光強度を上述のように調整することで、波長240nm〜320nmの範囲において任意のピーク波長を有する合成スペクトルを生成することができる。このように、紫外線発光装置200は、紫外線LEDの光強度を電気的に制御することで発光する紫外線のピーク波長を変化させることができるため、波長を選択するために回折格子や光学フィルタなどの光学素子を用いた場合と比較して装置を安価にするとともに、小型化することができる。
なお、合成スペクトルのピーク波長を変化させて用いる場合、検出部40が備える光電子増倍管42を1個だけとし、検出できる波長帯域を240nm〜320nmの範囲を含む広帯域の光電子増倍管42としてもよい。例えば、図11の合成スペクトル24Bの紫外線を発光するように制御部80が発光部10を制御することで、発光部10が発光する紫外線のピーク波長は245nmであることから、検出する光の強度がわかれば245nmの光強度を検出していると特定できる。このように光電子増倍管42を1個備えた構成とした場合においても検出している波長帯域を特定することができ、波長帯域ごとに光電子増倍管42を複数設ける場合と比較して装置を安価にするとともに、小型化することができる。
以上、本発明を実施形態にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
本実施形態においては、紫外線LEDを複数備える構成としたが、可視光線や赤外線を発するLEDを用いたり、これらを紫外線LEDと組み合わせて用いたりしてもよい。この場合、紫外領域から赤外領域に亘ってスペクトルを可変にできる光源として利用でき、可視光や赤外光を用いた吸光光度計の光源などとして利用することができる。
10…発光部、12…第2凹面鏡、14…第1凹面鏡、16…筐体、20…紫外線LED、30…側面、32…上面、34…下面、36…出射口、60…支持部材、62…レンズ、64…連通口、80…制御部、100、200…紫外線発光装置。
Claims (7)
- 発光ピーク波長がそれぞれ異なる紫外線を発光する複数の発光素子と、
前記複数の発光素子が発光する紫外線を合成する光結合手段と、
を備えることを特徴とする紫外線発光装置。 - 前記光結合手段として、前記発光素子が発光する紫外線を反射する凹面鏡を備え、
前記発光素子と前記凹面鏡とを収容し、前記紫外線を出射する出射口を有する筐体をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の紫外線発光装置。 - 前記凹面鏡として、前記複数の発光素子と対向する位置に設けられる第1凹面鏡と、前記第1凹面鏡に対向する位置に設けられる第2凹面鏡とを備え、
前記第1凹面鏡または前記第2凹面鏡のいずれか一方に、前記出射口と連通する連通口をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の紫外線発光装置。 - 前記凹面鏡は、反射面がアルミニウムを含む材料で構成されることを特徴とする請求項2または3に記載の紫外線発光装置。
- 前記複数の発光素子が発光する紫外線の強度を検出する光センサと、
前記光センサが検知した紫外線の強度をもとに前記複数の発光素子のそれぞれの発光強度を制御する制御部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の紫外線発光装置。 - 前記光センサとして、前記複数の発光素子が発光する発光ピーク波長に対応して、検出する光の波長がそれぞれ異なる複数の光センサを備えることを特徴とする請求項5に記載の紫外線発光装置。
- 前記複数の発光素子のうち、第1の発光素子における発光スペクトルの半値全幅値は、前記第1の発光素子とは異なる第2の発光素子における発光スペクトルの半値全幅値の0.8倍以上1.2倍以下であり、
前記発光素子は、発光ピーク波長が隣接する発光素子との発光ピーク波長の差が、当該発光素子における発光スペクトルの半値全幅値以下であることを特徴する請求項1から6のいずれかに記載の紫外線発光装置。
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---|---|---|---|---|
JP2016039362A (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-22 | 株式会社トクヤマ | 紫外線光源 |
JP2022171612A (ja) * | 2021-04-29 | 2022-11-11 | クリスタル・マテリアルズ・コーポレイション | 紫外線アレイモジュール |
KR20230025056A (ko) * | 2021-08-13 | 2023-02-21 | 주식회사 신코 | 광원이 개선된 마이크로플레이트 형광측정장치 |
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2012
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KR102566752B1 (ko) | 2021-08-13 | 2023-08-17 | 주식회사 신코 | 광원이 개선된 마이크로플레이트 형광측정장치 |
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