JP2014083650A - 直動テーブル装置及び直動テーブル装置のボールねじサポート機構 - Google Patents

直動テーブル装置及び直動テーブル装置のボールねじサポート機構 Download PDF

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Takumi Nakagawa
匠 中川
Naoki Endo
直樹 遠藤
Yuji Otani
雄志 大谷
Tetsuya Kudo
鉄也 工藤
Kazufumi Yamamoto
和史 山本
Toshiro Hirose
俊郎 廣瀬
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Abstract

【課題】移動部の走行条件に最適な仕様のリニアガイドを選択し、装置コストの低減化、
移動テーブルの高精度な移動制御を実現することができる直動テーブル装置を提供する。
【解決手段】高速送りの移動テーブル28を移動自在に支持する第1リニアガイド26a
,26cを、高負荷容量仕様及び高速仕様のリニアガイドとし、送りねじ軸30の両端部
を支持するねじ軸支持部33,34を移動自在に支持する第2リニアガイド33a,33
d,34a,34dを、低負荷容量及び標準速度仕様とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械や半導体製造装置などで用いられる直動テーブル装置に関する。
工作機械や半導体製造装置などでは、ワークあるいは加工ツール等を所定位置に搬送するユニットとして直動テーブル装置が使用されている。
直動テーブル装置は、基台上にリニアガイドを介して設けた移動テーブルを、駆動モータの動力伝達による送りねじ軸の回転により直線移動させる装置であり、例えば特許文献1の装置が知られている。
この装置は、図3(a)、(b)に示すように、一端側に左ねじ及び右ねじの一方10aが形成され、他端側に左ねじ及び右ねじの他方10bが形成されているねじ軸10と、このねじ軸10の左ねじ及び右ねじの一方10aに螺合している第1ナット11と、この第1ナット11を基台12に固定する第1ナットブラケット13と、ねじ軸10の左ねじ及び右ねじの他方10bに螺合している第2ナット14と、第2ナット14を移動テーブル15に固定する第2ナットブラケット16と、ねじ軸10に回転駆動力を伝達する駆動モータ17と、ねじ軸10の長手方向の両端及び中央部を回転自在に支持するボールねじサポート部18とを備えている。
ボールねじサポート部18は、基台12に設けたリニアガイド19に支持されながら基台13の長手方向に移動する直方体形状の部材であり、このボールねじサポート部18の上部には、移動テーブル15を長手方向に移動させるリニアガイド20が設けられている。また、ボールねじサポート部18には、ねじ軸10の右ねじ部及び左ねじ部の他方10b側の端部を回転自在に支持する軸受21と、ねじ軸10の右ねじ部及び左ねじ部の一方10a側の端部を回転自在に支持する軸受22と、ねじ軸10の長手方向の中央部のねじが形成されていない外周10cを回転自在に支持する中間サポートとしての軸受23とが配置されている。
この図3(a)、(b)の装置によると、駆動モータ17の回転駆動力がねじ軸10に伝達されると、ボールねじサポート部18の左方(或いは右方)移動と同時に移動テーブル15も左方(或いは右方)に移動し、図4で示した装置と比較して2倍のストロークで高速送りを行う。
特開2003−127044号公報
ところで、工作機械や半導体製造装置等のテーブルでボールねじを高速移動(回転)で使用する場合、ねじ軸の回転周期がねじ軸の固有振動数と一致すると共振するため危険となることが想定される。
このような場合、前記特許文献1にも示されるとおり、中間サポートを設けて、ねじ軸の支持スパンを短くし固有振動数を高くすることが知られている。
この構成としては、左右ねじの間に中間サポートとして軸受を配し、中間サポートは、ねじ軸を両端で支持している軸受の固定部材と、中間サポート用の軸受の固定部材が連結しているという特徴がある。
しかしながら、前記特許文献1の特徴であるねじ軸を両端で支持する軸受の固定部材と、中間サポート用の軸受の固定部材を連結構造とすると、連結部分が必要となり装置全体の質量(慣性質量)が大きくなる。そのため、モータの大型化(大トルクが必要)、装置の大型化等の課題が生じてしまう。
そこで、上記課題を解決するため、中間サポート用軸受の固定部材と、ねじ軸を両端で支持する軸受の固定部材とは別々な部材とし、更には、中間サポート部のサポートの固定部材をリニアガイドで案内することで可動とすることにより中間サポート周りの構造を簡素化し装置全体の質量を下げ得ることを見出し、本発明を完成させた。
本発明の直動テーブル装置及び直動テーブル装置のボールねじサポート機構によれば、装置全体の質量低減による省エネルギー効果、モータ小型化による省エネルギー効果、更にはコストダウンの効果を得られる。
本発明の一例である高速送り用直動テーブル装置を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 本発明の一例である低速送り用直動テーブル装置を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 従来の直動テーブル装置の構造を示す図であり、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A線矢視図である。 本発明の一例を説明する図である。 本発明の一例を説明する図である。 本発明の一例を説明する図である。 本発明の一例を説明する図である。 本発明の一例を説明する図である。 本発明の一例を説明する図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係る第1実施形態の高速送り用直動テーブル装置を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図を示すものである。
本実施形態の直動テーブル装置は、基台25上にリニアガイド26を介して設けた第1及び第2テーブル27,28を直線移動させる装置である。
リニアガイド26は、基台25上に平行に延在して固定した一対のレール26aと、第1テーブル27の下面に固定されてレール26a上を摺動するスライダ26bと、第2テーブル28の下面に固定されてレール26a上を摺動するスライダ26cと、で構成されている。
ここで、リニアガイド26のスライダ26bは、高負荷容量仕様及び高速仕様の高速送り用スライダが仕様されている。高負荷容量仕様とは、例えばローラガイドを備えたものであって高加減速に耐えるスライダである。また、高速仕様とは、高速用エンドキャップ、セラミックス製転動体を備えたスライダである。
本実施形態の直動テーブル装置は、ねじ軸30を備えている。このねじ軸30は、一端側の外周に右ねじ30aが形成され、他端側の外周に、右ねじ30aに対して同一外径で同一ねじピッチの左ねじ30bが形成されている。また、右ねじ30a及び左ねじ30bの境界の長手方向中央部の外周には、中間円筒部30cが形成されている(図1の(b)参照)。
そして、本実施形態の直動テーブル装置は、ねじ軸30の右ねじ30a側の端部に連結した駆動モータ31と、ねじ軸30の長手方向中央側の右ねじ30aを支持する第1支持部32と、ねじ軸30の右ねじ30a側の端部を回転自在に支持する第2支持部33と、ねじ軸30の左ねじ30b側の端部を回転自在に支持する第3支持部34と、ねじ軸30の中間円筒部30cを支持しながら第1テーブル27に固定されている第4支持部35と、ねじ軸30の長手方向中央側の左ねじ30bを支持しながら第2テーブル28に連結されている第5支持部36と、を備えている。
第1支持部32は、基台25の上面の長手方向略中央に固定された第1ナットブラケット32aと、ねじ軸30の右ねじ30aに螺合して第1ナットブラケット32aに配置されている第1ナット32bとで構成されている。
第2支持部33は、ねじ軸30の右ねじ30a側の基台25上に長手方向に延在して配置した一対のレール33aと、これらレール33a上にスライダ33dを介して載置され、基台25の長手方向に移動自在とされている第2支持架台33bと、ねじ軸30の右ねじ30a側の端部を回転自在に支持し、第2支持架台33bに配置されている軸受33cとを備えており、ねじ軸30の右ねじ30a側の端部に連結されている駆動モータ31は、第2支持架台33b上に配置されている。
第2支持部33のスライダ33dは、低負荷容量仕様及び標準速度仕様のスライダが使用されている。低負荷容量仕様とは、高加減速に対して耐久性を有しない簡便な構造のスライダである。また、標準速度仕様とは、通常のエンドキャップ、転動体を備えたスライダである。
第3支持部34は、ねじ軸30の左ねじ30b側の基台25上に長手方向に延在して配置した一対のレール34aと、これらレール34a上にスライダ34dを介して載置され、基台25の長手方向に移動自在とされている第3支持架台34bと、ねじ軸30の左ねじ30b側の端部を回転自在に支持し、第3支持架台34bに配置されている軸受34cとを備えている。
第3支持部34のスライダ34dも、低負荷容量仕様及び標準速度仕様のスライダが使用されている。
第5支持部36は、第2テーブル28の下面に固定された第5ナットブラケット36aと、ねじ軸30の長手方向中央側の左ねじ30bに螺合して第5ナットブラケット36aに配置されている第5ナット36bとで構成されている。
第4支持部35は、第1テーブル27の下面に固定されたブラケット37と、ねじ軸30の中間円筒部30cを回転自在に支持してブラケット37に配置されている軸受38とを備えている。
なお、本発明の第1移動テーブルが第2テーブル28に対応し、本発明の第1リニアガイドがリニアガイド26のスライダ26b及びレール26aに対応し、本発明の送りねじ軸がねじ軸30に対応し、本発明の駆動ナットが第1ナット32bに対応し、本発明の固定ブラケットがナットブラケット32aに対応し、本発明の従動ナットが第5ナット36bに対応し、本発明の第1移動ブラケットがナットブラケット36aに対応し、本発明の中間支持部が第4支持部35に対応し、本発明のねじ軸支持部が第2支持部33及び第3支持部34に対応し、本発明の第2リニアガイドが、第2支持部33のレール33a及びスライダ33d、第3支持部34のレール34a及びスライダ34dに対応している。
本実施形態の直動テーブル装置は、駆動モータ31からねじ軸30に、図1(a)の矢印A方向から見て時計回りの右回りの回転力が伝達されると、第1支持部32で右ねじ30aが螺合しているねじ軸30が左方向に送り駆動され、第2支持部33、第3支持部34及び第4支持部35も左方向に移動する。また、ねじ軸30が左方向に送り駆動されると、ねじ軸30の左ねじ30bに螺合している第5支持部36の第5ナット36bが、ねじ軸30のストロークに対して2倍のストロークで左方向に移動し、この第5ナット36bに第5ナットブラケット36aを介して連結する第2テーブル28が高速で左方向に移動する。
一方、駆動モータ31からねじ軸30に、図1(a)の矢印A方向から見て反時計回りの左回りの回転力が伝達されると、ねじ軸30が右方向に送り駆動され、第2支持部33、第3支持部34及び第4支持部35も右方向に移動する。また、ねじ軸30が右方向に送り駆動されると、第5支持部36の第5ナット36bが、ねじ軸30のストロークに対して2倍のストロークで右方向に移動し、第2テーブル28は高速で右方向に移動する。
次に、本実施形態の直動テーブル装置の効果について説明する。
本実施形態の高速送り用直動テーブル装置は、高速送りで移動する第2テーブル28を移動自在に支持するリニアガイド26として高負荷容量仕様及び高速仕様のスライダ26bを備えているので、第2テーブル28を高加減速及び高速で移動しても、移動制御の精度を向上させることができる。
また、ねじ軸30の両端部を回転自在に支持し、且つ基台25上を移動自在とする第2支持部33及び第3支持部34は、低負荷容量仕様及び標準速度仕様のスライダ33d,34dを備えているので、高速送り用直動テーブル装置の装置コストの低減化を図ることができる。
次に、図2は、本発明に係る第2実施形態の低速送り用直動テーブル装置を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図を示すものである。
なお、図1で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の直動テーブル装置は、基台25上にリニアガイド40を介して設けた第3テーブル41を直線移動させる装置である。
リニアガイド40は、基台25上に平行に延在して固定した一対のレール40aと、第3テーブル41の下面に固定されてレール40a上を摺動するスライダ40bと、で構成されている。
リニアガイド40のスライダ40bは、高負荷容量仕様、低速仕様及び揺動仕様の低速送り用スライダが仕様されている。低速仕様とは、極圧添加剤グリース封入、ローラガイドを使用したスライダである。また、揺動仕様とは、耐フレッティンググリース、ローラガイドを使用したスライダである。
本実施形態のねじ軸42は、一端側の外周に右ねじ42aが形成され、他端側の外周に、右ねじ42aに対して同一外径であり、右ねじ42aのリードに対して僅かに小さな値のリードを有する左ねじ42bが形成されている。具体的には、右ねじ42aのリードが10mmであり、左ねじ42bのリードが9.9mmに設定されている。
そして、本実施形態の直動テーブル装置は、ねじ軸42の右ねじ42a側の端部に連結した駆動モータ31と、ねじ軸42の長手方向中央側の右ねじ42aを支持する第1支持部32と、ねじ軸42の右ねじ42a側の端部を回転自在に支持する第2支持部33と、ねじ軸42の左ねじ42b側の端部を回転自在に支持する第3支持部34と、ねじ軸42の長手方向中央側の左ねじ42bを支持しながら第3テーブル41に連結されている第5支持部36と、を備えている。
第2支持部33のスライダ33dは、低負荷容量仕様及び標準速度仕様のスライダが使用されている。
また、第3支持部34のスライダ34dも、低負荷容量仕様及び標準速度仕様のスライダが使用されている。
第5支持部36は、第3テーブル41の下面に固定された第5ナットブラケット36aと、ねじ軸42の長手方向中央側の左ねじ42bに螺合して第5ナットブラケット36aに配置されている第5ナット36bとで構成されている。
なお、本発明の第2移動テーブルが第3テーブル28に対応し、本発明の第3リニアガイドがリニアガイド40のレール40a及びスライダ40bに対応し、本発明の送りねじ軸がねじ軸42に対応し、本発明の駆動ナットが第1ナット32bに対応し、本発明の固定ブラケットがナットブラケット32aに対応し、本発明の従動ナットが第5ナット36bに対応し、本発明の第2移動ブラケットがナットブラケット36aに対応し、本発明のねじ軸支持部が第2支持部33及び第3支持部34に対応し、本発明の第4リニアガイドが、第2支持部33のレール33a及びスライダ33d、第3支持部34のレール34a及びスライダ34dに対応している。
本実施形態の直動テーブル装置は、駆動モータ31からねじ軸42に、図2(a)の矢印B方向から見て時計回りの右回りの回転力が伝達されると、第1支持部32で右ねじ42aが螺合しているねじ軸42が左方向に送り駆動され、第2支持部33及び第3支持部34も左方向に移動する。ここで、ねじ軸42が左方向に10mm移動すると、第5支持部36のねじ軸42の左ねじ42bに螺合している第5ナット36bが右方向に9.9mm移動し、第3テーブル41は基台25に対して左方向に0.1mm移動することになり、第3テーブル41は左方向への低速送りとなる。
一方、駆動モータ31からねじ軸42に、図2(a)の矢印B方向から見て反時計回りの左回りの回転力が伝達されると、ねじ軸42が右方向に送り駆動され、第2支持部33及び第3支持部34も右方向に移動する。そして、ねじ軸42が左方向に10mm移動すると、第5ナット36bが左方向に9.9mm移動し、第3テーブル41は基台25に対して右方向に0.1mm移動することになり、第3テーブル41は右左方向への低速送りとなる。
次に、本実施形態の直動テーブル装置の効果について説明する。
本実施形態の低速送り用直動テーブル装置は、低速送りで移動する第3テーブル41を移動自在に支持するリニアガイド40として高負荷容量仕様、低速仕様及び揺動仕様のスライダ40bを備えているので、第3テーブル41を高加減速及び低速で移動しても、移動制御の精度を向上させることができる。
また、ねじ軸42の両端部を回転自在に支持し、且つ基台25上を移動自在とする第2支持部33及び第3支持部34は、低負荷容量仕様及び標準速度仕様のスライダ33d,34dを備えているので、低速送り用直動テーブル装置の装置コストの低減化を図ることができる。
更に、本発明に係る直動テーブル装置及び直動テーブル装置のボールねじサポート機構は、第1支持部32の構造に特徴を有する。より具体的には、第1支持部32に組み込まれる転がり軸受の固定方法に特徴を有している。
図4に、第1支持部32に組み込まれる転がり軸受の係止方法の一例を示す。
第1支持部32は、ハウジング100、カラー110、係止部材120、ロックナット130、スリーブ140を有する。ハウジング100の内側には、転がり軸受200が収容されている。転がり軸受200は、スリーブ140を介してねじ軸43を回転自在に支持している。
スリーブ140は、一方の端部に転がり軸受200の側面を係止するための肩部145を有し、他方の端部には、ロックナットの雌ねじ部131に対応した雄ねじ146が設けられている。スリーブ140は、圧入もしくは軽度の隙間ばめにより、ねじ軸42に取り付けられている。
転がり軸受200はねじ軸42に、スリーブ140、カラー110、ロックナット130により係止されている。転がり軸受200はハウジング100に、係止部材120を用いてねじ111により係止されている。
ここで、ロックナット130は、転がり軸受200の内輪の側面を押圧すると同時に、締め付けることにより、スリーブ140に対して締結力が働くものが好ましい。これにより、ロックナット130の締め付け力がスリーブ140を介してねじ軸42に伝わり、転がり軸受200とねじ軸42との固定がより強固なものとなる。
また、ねじ軸42に、圧入もしくは軽度の隙間ばめにより係合するスリーブ140を介して転がり軸受200を係止することにより、ねじ軸42には段部や肩部を設ける必要がないため、加工コストを低減することができる。
また、ねじ軸42の外集面であれば、転動溝のある部分においても、転がり軸受を取り付けることが可能であり、テーブル設計の自由度を大きくすることができる。
上記構造、すなわち、ロックナット130を使用することにより、転がり軸受200を確実に係止することができ、かつ、転がり軸受200の係止構造を簡単な構造とすることができるため、中間サポートを小型化でき、装置全体としても小型・軽量化が図れる。
図5に、第1支持部32に組み込まれる転がり軸受の係止方法を示す。
転がり軸受200をハウジング100に挿入し、係止部材120をねじ111により取付、転がり軸受200とハウジング100の組み立て体とする。つぎに、中空部142と、外側のねじ部141、及び、肩部143を有するスリーブを転がり軸受200の内輪に挿入する(図5(A))。
挿入後、カラー100を取付け、ロックナット130を仮止めし、転がり軸受アッセンブリを作成した状態でねじ軸42に挿入する(図5(B))。
転がり軸受アッセンブリをねじ中央部42eの所定の位置まで挿入したら、ロックナット130を締め付ける。これにより、ねじ軸42と転がり軸受アッセンブリが締結される。
上記形態、上記方法によれば、ねじ軸42に転がり軸受固定用の肩部を設ける必要がなく、ねじ軸42の加工が容易となる。また、必要であれば、第1支持部32をねじ軸42の中央部42eではなく、中央部42eの両側の不完全ねじ部やねじ部の一方に設けることもできる。
図6に、第1支持部32に組み込まれる転がり軸受の係止方法の別例を示す。
図6の形態は、図4に示す形態に加えて、スリーブの片側もしくは両側にクランプ部材401を設けた形態であり、図示したものは、両側にクランプ部材401を設けている。この形態であれば、ロックナットの係止力だけではなく、クランプ部材401による係止力も加わるため、より強固に、転がり軸受200とねじ軸42を締結することができる。また、クランプ部材410のみでも転がり軸受200とねじ軸42の固定ができるため、スリーブ140とねじ軸42とは、隙間を持ってはめ合わされていても良い。これにより、所定の位置に転がり軸受200を固定することが容易となる。
クランプ部材401は、スリットの入った略円筒状部材であり、ねじ軸42に挿入した後、所定の位置でねじ403を締め付けることによりねじ軸42を締め付けることができる。
図7に、第1支持部32に組み込まれる転がり軸受の係止方法の別例を示す。
図7の形態は、図6の形態で使用したクランプ部材に代えて、止め輪301を使用した形態である。止め輪溝は比較的加工が容易であり、止め輪301はその部品自体が安価であり取付も容易なため、コストに与える影響は少ない。
図8に、第1支持部32に組み込まれる転がり軸受の係止方法の別例を示す。
図8の形態は、図4に示す形態に加えて、ねじ軸42とスリーブ141の締結にピン501を使用する形態である。ピン501は、あらかじめ、ねじ軸42とスリーブ141に開口されているピン孔502、503に挿入される。ピン501とピン孔502,503は圧入勘合であってもよいし、隙間を持って挿入されていてもよい。また、ピン501を使用する形態を図示したが、同様の効果を有するものであれば、キー等を使用することもできる。
図9に、第1支持部32に組み込まれる転がり軸受の係止方法の別例を示す。
図9の形態は、図8に示す形態において、スリーブ142を2分割し、ねじ403とねじ孔402によりスリーブを締結する形態である。スリーブ142をピン501及びねじ403により軸に締結するため、ねじ軸42と転がり軸受200を含むアッセンブリとの軸方向変位を抑制することが可能である。
なお、上記した形態はそれぞれ個別に適用できるのはもちろん、これら形態を組み合わせて使用することもできる。
25…基台、26…リニアガイド、26a…レール、26b…スライダ、26c…スライダ、27…第1テーブル、28…第2テーブル、29…ガイド壁、30…ねじ軸、30a…右ねじ、30b…左ねじ、30c…中間円筒部、31…駆動モータ、32…第1支持部、32a…ナットブラケット、32b…第1ナット、33…第2支持部、33a…レール、33b… 支持架台、33c…軸受、33d…スライダ、34…第3支持部、34a…レール、34b…支持架台、34c…軸受、34d…スライダ、35…第4支持部、36…第5支持部、36a…ナットブラケット、36b…第5ナット、37…ブラケット、38…軸受、40…リニアガイド、40a…レール、40b…スライダ、41…第3テーブル、42…ねじ軸、42a…右ねじ、42b…左ねじ、42c…ねじ中央部、42d…係止ねじ部、

Claims (5)

  1. 軸方向中央部の中間円筒部を境として一端側に右ねじが形成され、他端側に左ねじが形成されており、駆動モータから正逆方向の回転駆動力が伝達される1本の送りねじ軸と、
    前記右ねじ及び前記左ねじの一方に螺合する駆動ナットと、この駆動ナットを前記基台上に固定する固定ブラケットと、
    前記右ねじ及び前記左ねじの他方に螺合する従動ナットと、この従動ナットを第1移動テーブルに固定する第1移動ブラケットと、
    前記第1移動テーブルを前記送りねじ軸に沿う方向に移動自在に支持する第1リニアガイドと、
    前記送りねじ軸の中間円筒部を回転自在に支持し、前記第1リニアガイドに前記送りねじ軸に沿う方向に移動自在となるように設けた中間支持部と、
    前記送りねじ軸の両端部を回転自在に支持する一対のねじ軸支持部と、
    これらねじ軸支持部を前送りねじ軸に沿う方向に移動自在に支持する第2リニアガイドと、
    を備えることを特徴とする直動テーブル装置。
  2. 前記中間支持部は、転がり軸受によってねじ軸を回転自在に支持するものであり、転がり軸受は、軸方向に、ロックナット部材、止め輪部材、クランプ部材の何れかもしくはこれらを組み合わせて係止されていることを特徴とする請求項1に記載の直動テーブル装置。
  3. 直動テーブル用のボールねじサポート機構であって、ボールねじのねじ軸を転がり軸受により回転自在に支持するものであり、少なくとも転がり軸受が、ロックナット部材、止め輪部材、クランプ部材の何れかもしくはこれらを組み合わせて係止されていることを特徴とする直動テーブル用のボールねじサポート機構。
  4. 前記ボールねじのねじ軸に、実質的に肩部が無いことを特徴とする請求項1〜2の何れか1項に記載の直動テーブル装置。
  5. 前記ボールねじのねじ軸に、実質的に肩部が無いことを特徴とする請求項3に記載の直動テーブル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109128968A (zh) * 2018-10-23 2019-01-04 湖北双航机电装备科技有限公司 一种可调式回转体工装

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