JP2014078845A - 撮影処理システム、撮影処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】医師の撮影指示の元に撮影対象患者を撮影する際に、撮影者や撮影対象患者の負担を軽減する仕組みを提供する。
【解決手段】被写体である撮影対象患者を撮影する撮影装置130を含む撮影処理システム100において、撮影対象患者の複数の部位を撮影する撮影指示を入力する撮影指示入力部111と、撮影対象患者の現在の体位または撮影対象患者の撮影する部位の位置に基づいて、撮影指示入力部111で入力した撮影指示で指示された撮影する部位の順序を並べ換える並べ換え部133と、並べ換え部133で並べ換えられた順序で撮影を行う撮影指示を撮影装置130の表示画面に表示する表示部135を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、被写体を撮影する撮影装置を含む撮影処理システム、当該撮影処理システムにおける撮影処理方法、当該撮影処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び、当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
近年、病院等の医療機関において情報化が進み、患者の診断情報を管理する電子カルテを導入する機関が増えている。電子カルテでは、患者の診断履歴情報、投薬情報、手術情報、患部画像、X線画像等が一元管理され、データの共有や再利用が簡単にできるようになってきている。また、近年のストレージの大容量化によって、患部等のデジタル画像を大量に撮影して電子カルテに格納できるようになった。
このような環境の中で、デジタルカメラを利用して患者を撮影し、撮影した画像を診療の記録として電子カルテに格納するような利用法が頻繁に行われている。特に、皮膚科や外科、介護の現場では、患者の傷口や手術痕、褥瘡(床ずれ)を定期的にデジタルカメラで撮影し、患部の経時変化を観察することが行われている。
このようなデジタルカメラの利用シーンでは、必ずしも診察した医師が患者の撮影を行うとは限らない。例えば、医師の指示の元に、院内の撮影スタッフや看護師、或いは院外の訪問看護師や介護士等が患者の撮影を行う場合がある。この場合、医師が撮影対象の患者の名前やID等の基本情報に加えて、撮影部位、撮影枚数等の撮影指示を発行し、撮影者が医師の指示を確認しながら撮影する必要がある。
このような利用シーンに対し、下記の特許文献1では、医師の撮影オーダ発行の際に患者の3次元画像を画面に表示し、医師が画像上の撮影部位を直接指定することにより簡単にオーダが発行される患者部位指定入力方法が提案されている。
特開2001−60239号公報
しかしながら、上記の特許文献1においては、医師の撮影オーダ発行のみに言及しており、撮影者が撮影オーダを確認しながらどのように撮影するのかについては言及されていない。
撮影者は医師のオーダに従って患部を撮影する必要があるが、必ずしも医師のオーダ発行順序が現地で撮影しやすい順序とは限らない。医師が撮影された画像を見たい順序と撮影者が撮影しやすい順序とは異なることもあり得る。例えば、撮影順序によっては、カメラの移動や撮影対象患者の体位移動が頻繁に起こる可能性がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、医師の撮影指示の元に被写体である撮影対象患者を撮影する際に、撮影者や撮影対象患者の負担を軽減する仕組みを提供することを目的とする。
本発明の撮影処理システムは、被写体を撮影する撮影装置を含む撮影処理システムであって、被写体の複数の部位を撮影する撮影指示を入力する撮影指示入力手段と、被写体の現在の体位または被写体の撮影する部位の位置に基づいて、前記撮影指示入力手段で入力した撮影指示で指示された撮影する部位の順序を並べ換える並べ換え手段と、前記並べ換え手段で並べ換えられた順序で撮影を行う撮影指示を前記撮影装置の表示画面に表示する表示手段とを有する。
また、本発明は、上述した撮影処理システムにおける撮影処理方法、及び、当該における撮影処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、並びに、当該プログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む。
本発明によれば、医師の撮影指示の元に被写体である撮影対象患者を撮影する際に、撮影者や撮影対象患者の負担を軽減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る撮影処理システムの概略構成の一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る撮影処理システムにおける撮影処理方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態を示し、医師が入力する撮影指示の一例を示す模式図である。 図2のステップS202における撮影処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 図4のステップS404における撮影指示を表示するユーザインタフェースの一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、体位変換の負荷を表すテーブルを示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、撮影部位とその部位を撮影可能な体位を表すテーブルを示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、各患者について、その患者ができない(難しい)体位とその理由を表すテーブルを示す模式図である。 本発明の第1の実施形態を示し、図4のステップS403における撮影指示並び換え処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、撮影指示部位と撮影時の並び換え方法の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態を示し、図4のステップS403における撮影指示並び換え処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態は、医師の撮影指示に基づき、訪問看護師や介護士等の撮影者が撮影装置であるデジタルカメラを用いて、被写体である撮影対象患者の体位変換を行いながら撮影対象患者を撮影する場合を想定した形態である。
<撮影処理システムの構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮影処理システムの概略構成の一例を示す模式図である。
本実施形態に係る撮影処理システム100は、図1に示すように、クライアント装置110、画像管理サーバ装置120、撮影装置130、ネットワーク140、及び、無線ネットワーク150を有して構成されている。
ここで、クライアント装置110と画像管理サーバ装置120とは、ネットワーク140を通じて通信接続されている。また、画像管理サーバ装置120と撮影装置130とは、無線ネットワーク150を通じて無線通信接続されている。
クライアント装置110は、医師が利用する装置である。このクライアント装置110は、撮影指示入力部111、及び、画像表示部112を有して構成されている。撮影指示入力部111は、医師が撮影オーダ(撮影指示)を発行(入力)するための入力手段である。画像表示部112は、医師が撮影画像を閲覧するために撮影画像を表示する表示手段である。
画像管理サーバ装置120は、撮影画像を管理する装置である。この画像管理サーバ装置120は、撮影指示格納部121、及び、画像格納部122を有して構成されている。撮影指示格納部121は、クライアント装置110(撮影指示入力部111)に入力された撮影指示を格納する格納手段である。画像格納部122は、撮影装置130(撮影部134)で撮影された撮影画像を格納する格納手段である。
撮影装置130は、被写体である撮影対象患者を撮影するカメラ(具体的には汎用デジタルカメラ)である。この撮影装置130は、記憶部131、入力部132、撮影指示並び換え部133、撮影部134、表示部135、及び、画像格納制御部136を有して構成されている。記憶部131は、各種の情報や各種のデータ、各種のテーブル等を記憶する記憶手段である。入力部132は、撮影者が各種の情報や各種の指示等を入力するための入力手段である。撮影指示並び換え部133は、撮影指示入力部111に入力された撮影指示(撮影指示格納部121に格納されている撮影指示)の並び換えを行う手段である。撮影部134は、レンズ等の光学系を通した被写体の光学像を電子的な画像に変換する撮像センサを備える撮影手段である。表示部135は、撮影部134の撮像センサから得られるライブビュー画像及び撮影画像を表示する液晶表示画面を備える表示手段である。画像格納制御部136は、撮影指示入力部111に入力された撮影指示(撮影指示格納部121に格納されている撮影指示)の順序に従って、撮影部134で撮影された撮影画像を画像格納部122に格納する制御を行う制御手段である。
ネットワーク140は、クライアント装置110と画像管理サーバ装置120とを通信接続する通信網である。
無線ネットワーク150は、画像管理サーバ装置120と撮影装置130とを無線通信接続する通信網である。
<撮影処理方法の処理手順>
図2は、本発明の第1の実施形態に係る撮影処理システムにおける撮影処理方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
医師がクライアント装置110の撮影指示入力部111に対して撮影指示を入力すると、ステップS201において、クライアント装置110は、当該入力された撮影指示を受け付ける。その後、クライアント装置110は、当該撮影指示を、ネットワーク140を通して画像管理サーバ装置120に送信し、画像管理サーバ装置120は、受信した撮影指示を撮影指示格納部121に格納する。ここで、医師が入力する撮影指示の一例について図3を用いて説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態を示し、医師が入力する撮影指示の一例を示す模式図である。
撮影指示300には、図3に示すように、患者名、患者ID、年齢、性別等の撮影対象患者の患者基本情報と、指示医名、撮影方法、撮影部位(撮影患部)、注意事項等の撮影情報が含まれる。図3に示す例では、単純に撮影部位を複数列挙しているが、各撮影部位に対して撮影枚数や撮影角度、撮影理由、注意事項等を詳細に設定するようにしてもよい。
ここで、図2の説明に戻る。
続いて、ステップS202において、撮影装置130は、まず、無線ネットワーク150を通して画像管理サーバ装置120の撮影指示格納部121から撮影指示を読み込む(ロードする)。その後、撮影装置130は、撮影指示の並び換えを行った後、当該並び換えを行った撮影指示を表示部135に表示する。その後、撮影者が表示部135に表示された撮影指示に従って撮影を行うと、撮影装置130は、撮影対象患者の撮影処理を行う。そして、撮影装置130は、撮影処理により得た撮影対象患者の撮影画像を、無線ネットワーク150を介して画像管理サーバ装置120に送信し、画像格納部122に格納させる。このステップS202の詳細な処理手順については、図4を用いて後述する。
続いて、ステップS203において、クライアント装置110は、画像管理サーバ装置120の画像格納部122に格納されている撮影画像を医師が閲覧できるように当該撮影画像を画像表示部112に表示する処理を行う。この際、画像表示部112には、医師が撮影指示した順序で撮影画像が表示され閲覧することができる。本ステップでは、クライアント装置110は、ネットワーク140を介して画像管理サーバ装置120の画像格納部122にある撮影画像を画像表示部112に閲覧可能に表示する。
ステップS203の処理が終了すると、図2のフローチャートの処理が終了する。
<撮影処理>
図4は、図2のステップS202における撮影処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS401において、撮影装置130は、無線ネットワーク150を通して画像管理サーバ装置120から撮影指示格納部121に格納されている撮影指示を、例えば記憶部131にロードする。ここで、画像管理サーバ装置120と撮影装置130とは、Bluetooth(登録商標)に代表される短距離無線通信や赤外線通信等の無線ネットワーク150で接続されている。
続いて、撮影者が撮影装置130の入力部132に対して撮影現場での撮影対象患者の現在の体位を初期体位として入力すると、ステップS402において、撮影装置130は、当該入力された初期体位を設定する。ここで、初期体位を入力する入力部132は、初期体位入力手段を構成する。なお、初期体位の入力は、撮影者が撮影装置130の表示部135(液晶表示画面)上で入力するものとし、例えば、テキスト入力してもよいし、また、プルダウンメニューで定義された体位から選択して入力してもよい。このように、撮影対象患者の初期体位を入力することにより、撮影対象患者の現在の体位からなるべく体位変換のない撮影順序を計算することができる。
続いて、ステップS403において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、ステップS401でロードした撮影指示を、ステップS402で設定した初期体位に対して体位変換が最も少ない順番に並び換える処理を行う。このステップS403の詳細な処理手順については、図9を用いて後述する。
続いて、ステップS404において、撮影装置130は、表示部135に、次に撮影すべき撮影部位の撮影指示を表示する。ここでは、例えば後述する図5のように、撮影装置130のファインダから覗いたライブビュー画像に重畳して撮影指示を表示してもよい。
続いて、撮影者が撮影ボタンを押下すると、ステップS405において、撮影装置130の撮影部134は、レンズから取り込んだ被写体(撮影対象患者)の光学像を電子的な画像に変換して撮影画像を得る撮影処理を行う。
続いて、ステップS406において、撮影装置130(例えば撮影部134)は、ステップS405の撮影処理で得られた撮影画像に対し、撮影情報をメタデータとして付与する。本ステップで付与する撮影情報としては、撮影日時や撮影場所のような撮影時に得られる情報に加えて、撮影対象患者の患者基本情報や撮影部位等の撮影指示から得られる情報である。撮影画像に撮影情報を付与することで、例えば、後日「右肘頭」のようなキーワードで撮影部位を指定して撮影画像を検索することができる。
続いて、ステップS407において、撮影装置130は、全ての撮影指示に対して撮影を終了したか否かを判断する。
ステップS407の判断の結果、全ての撮影指示に対しては未だ撮影を終了していない場合には、ステップS404に戻り、次に撮影すべき撮影部位の撮影指示を表示して、ステップS404以降の処理を再度行う。
一方、ステップS407の判断の結果、全ての撮影指示に対して撮影を終了した場合には、ステップS408に進む。
ステップS408に進むと、撮影装置130の画像格納制御部136は、ステップS405の撮影処理で得られた撮影画像を、撮影者による撮影順ではなく医師の撮影指示順で、画像管理サーバ装置120の画像格納部122に格納する制御を行う。
ステップS408の処理が終了すると、図4のフローチャートの処理が終了する。
図5は、図4のステップS404における撮影指示を表示するユーザインタフェースの一例を示す模式図である。
図5において、汎用デジタルカメラである撮影装置130には、液晶表示画面501や、撮影ボタン502が設けられている。
液晶表示画面501は、レンズを通して見える映像をライブビューとして表示しており、タッチパネル操作で入力が可能となっている。
撮影者が撮影ボタン502を押下すると、撮影装置130は、レンズから取り込んだ被写体(撮影対象患者)の光学像を電子的な画像に変換して撮影画像を得る撮影処理を行う。
液晶表示画面501には、以下の503〜507の構成が設けられている。
表示領域503は、撮影者が次に撮影すべき撮影体位及び撮影部位を表示する領域である。
表示領域504は、表示領域503に示された撮影体位及び撮影部位に係る撮影指示を人体図上に図示して表示する領域である。例えば、撮影装置130の記憶部131に、複数の人体図セットと、それぞれの人体図上の座標と部位の組み合わせをインデックスとして記憶させておき、表示領域503に示された撮影体位に対応する人体図に対し、撮影部位に対応する座標上にマーキングをする。
前の指示ボタン505は、前の撮影指示を表示するためのボタンであり、次の指示ボタン506は、次の撮影指示を表示するためのボタンである。基本的に、撮影が行われると自動的に次の指示が液晶表示画面501に表示されることになるが、前の指示ボタン505及び次の指示ボタン506を選択することで手動により指示を見ることもできる。
表示領域507は、全ての撮影指示のうち、現在、何番目の撮影指示の撮影を行っているのかを表示する領域である。
この図5に示すように、撮影装置130の液晶表示画面501に表示されたライブビュー画像に重畳して撮影指示を表示することで、撮影者は、指示通りの部位を指示通りの順番で撮影するだけで、全ての撮影指示に含まれる画像の撮影を終了することができる。
<撮影指示並び換え処理>
図6〜図8は、本発明の第1の実施形態を示し、図4のステップS403における撮影指示並び換え処理に使用するテーブルを示す模式図である。
具体的に、図6は、本発明の第1の実施形態を示し、体位変換の負荷を表すテーブルを示す模式図である。この図6に示すテーブルは、例えば、撮影装置130の記憶部131に記憶されている。
体位601には体位変換前の体位が示されており、体位602には体位変換後の体位が示されている。図6に示す例では、体位601及び602には、それぞれ、「仰臥位」、「右側臥位」、「左側臥位」、「腹臥位」、「半座位」、「端座位」、「イス座位」及び「立位」の体位が予め定められている。そして、図6に示す例では、体位601及び602の各体位に対し、2つの体位間の移動しやすさがマトリクスの交点に負荷係数603として保持されている。ここでは、負荷係数603は、2つの体位間で体位変換をする際に経由した体位の数としている。例えば、同一の体位である「仰臥位」→「仰臥位」は、体位移動が生じないので、負荷係数は0である。また、例えば、「仰臥位」→「腹臥位」は、左右どちらかの側臥位に1度移動し、その後もう一度体位変換をしないと移動できないので、負荷係数は2である。これら負荷係数を全ての体位間に対して定義する。
また、図7は、本発明の第1の実施形態を示し、撮影部位とその部位を撮影可能な体位を表すテーブルを示す模式図である。この図7に示すテーブルは、例えば、撮影装置130の記憶部131に記憶されている。
図7では、撮影部位701に対して、その部位を撮影可能な体位702を予め対応づけて格納している。このテーブルにより、撮影指示された撮影部位から高速に撮影可能な体位を取得することができる。
また、図8は、本発明の第1の実施形態を示し、各患者について、その患者ができない(難しい)体位とその理由を表すテーブルを示す模式図である。この図8に示すテーブルは、例えば、撮影装置130の記憶部131に記憶されている。
図8では、患者名801の各患者について、その患者ができない(難しい)体位802とその理由803が格納されている。これらの情報は、医師が撮影指示を出す際に入力した情報に基づいて取得してもよいし、電子カルテや看護日誌の所定の欄から抽出して取得してもよい。
図9は、本発明の第1の実施形態を示し、図4のステップS403における撮影指示並び換え処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS901において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、画像管理サーバ装置120の撮影指示格納部121に格納されている撮影指示(図4のステップS401でロードした撮影指示)から、撮影対象患者の患者情報を取得する。ここで取得する患者情報としては、例えば、図3に示す患者基本情報が挙げられる。
続いて、ステップS902において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、撮影装置130の記憶部131に記憶されている禁則情報(図8に示す、撮影対象患者ができない(難しい)体位を示す情報)を取得する。
その後、撮影者が撮影装置130の液晶表示画面上で撮影対象患者の現在の体位を入力する(入力部132に対して撮影対象患者の現在の体位を入力する)。そうすると、ステップS903において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、撮影対象患者の現在の体位を撮影対象患者の初期体位として取得する。なお、撮影対象患者の現在の体位(初期体位)の入力は、タッチパネルに表示する仮想キーボードにより入力してもよいし、予め決められた複数の体位の中からプルダウンメニューで選択して入力するようにしてもよい。
続いて、ステップS904において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、画像管理サーバ装置120の撮影指示格納部121に格納されている撮影指示(図4のステップS401でロードした撮影指示)から、撮影部位を取得する。
続いて、ステップS905において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、ステップS901で取得した患者情報における患者に対し、図6に示す体位変換負荷テーブルから、ステップS902で取得した禁則情報における体位(禁則体位)を除外する。これにより、患者が楽に撮影できる体位だけを指示することができる。
続いて、ステップS906において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、撮影指示に含まれる全ての撮影部位を包含する体位の最小集合Xを抽出する処理を行う。ここで、ステップS903で得られた初期体位が「仰臥位」であり、撮影指示に含まれる撮影部位が図3に示す{右肘頭、左肘頭、右臀部、左膝蓋}であったとする。この場合、本ステップでは、図7に示すテーブルを参照して、その部位を撮影可能な体位702から全ての撮影部位を包含する体位の組み合わせを抽出する。
ここで、最小集合Xは、例えば、以下のような体位の組み合わせになる。
X={{仰臥位,左側臥位},{仰臥位,腹臥位},{立位}}
上記の3つの要素は説明のために抽出した例であり、本フローチャートでは、全ての組み合わせを処理する。
続いて、ステップS907において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、最小集合Xの要素毎に体位の負荷係数の和(負荷)を計算する。ここで、体位Aから体位Bへの体位移動負荷をL{A,B}とし、図6に示す体位変換負荷テーブルを参照すると、初期体位は「仰臥位」であるから、上記の3つの要素の場合の負荷は、以下のようになる。
L{仰臥位,左側臥位}=1
L{仰臥位,腹臥位}=2
L{仰臥位,立位}=3
続いて、ステップS908において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、ステップS906で抽出した最小集合Xの全ての要素について計算したか否かを判断する。
ステップS908の判断の結果、ステップS906で抽出した最小集合Xの全ての要素については未だ計算していない場合には、ステップS907に戻り、未だ計算を行っていない要素について計算を行う処理が実行される。
一方、ステップS908の判断の結果、ステップS906で抽出した最小集合Xの全ての要素について計算した場合には、ステップS909に進む。
ステップS909に進むと、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、ステップS907で計算した負荷が最小となる要素を取得する。ここで、本例では、ステップS907の計算により、負荷が最小となる体位の移動順序は、{仰臥位,左側臥位}である。したがって、この場合、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、撮影指示{右肘頭、左肘頭、右臀部、左膝蓋}を、
1.仰臥位により右肘頭
2.仰臥位により左肘頭
3.仰臥位により左膝蓋
4.左側臥位により右臀部
のように並べ換える。
上記1〜3の順番に関しては、人体の上部から下部へ移動するように予め決めておいてもよいし、或いは、後述する第2の実施形態の場合のように、撮影装置130の移動距離が最小となる順番としてもよい。
続いて、ステップS910において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、それぞれの体位の人体図(図5の表示領域504に表示される人体図)に撮影部位を図示する。
ステップS910の処理が終了すると、図9のフローチャートの処理が終了する。
その後、図4のステップS404において、ステップS909で並び換えた撮影部位の順序で撮影体位が撮影者に提示されることになる。
本実施形態によれば、撮影装置130による撮影対象患者の撮影に際し、撮影対象患者の体位移動を最小化する撮影順序を提示することによって、撮影対象患者の負担及び撮影者の負担を軽減することができる。さらに、撮影順序の並び換えが起こっても、最終的には、医師の撮影指示順に撮影画像が画像管理サーバ装置120の画像格納部122格納されるので、医師は見たい順に撮影画像を閲覧することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、医師から指示された撮影部位を撮影するために撮影対象患者の体位変換が必要な場合について説明を行ったが、本実施形態では、撮影体位が予め決まっている場合を想定した形態である。そして、本実施形態は、主として撮影者の負担を軽減する観点に着目したものであり、撮影者の負担を軽減することで撮影時間の短縮等により、併せて撮影対象患者の負担の軽減も図るようにしている。
本実施形態は、例えば、病院内で医師が問診・診察を終えて撮影指示を出し、撮影技師や看護師等の撮影者が撮影装置であるデジタルカメラを用いて患者を撮影する。被写体となる撮影対象患者の体位は、立位またはイス座位のように予め決まっている。
なお、以下の第2の実施形態の説明では、第1の実施形態と同様の内容については説明を省略し、第1の実施形態の内容と異なる部分について説明を行う。
図10は、本発明の第2の実施形態を示し、撮影指示部位と撮影時の並び換え方法の一例を示す模式図である。
ここでは、図10に示すように、撮影対象患者が立位の状態で、医師が「指示部位[1]」、「指示部位[2]」、「指示部位[3]」、「指示部位[4]」の順序で撮影指示を発行したものとする。この場合、本実施形態では、図4のステップS403における撮影指示並び換え処理において、撮影対象患者の撮影する指示部位の位置を考慮して、撮影現場で撮影しやすい順序に並び換える。ここでの並び換えの基準は、撮影対象患者の撮影する指示部位の位置に基づく撮影装置130の移動(移動距離)が最も少ない順であり、例えば、「指示部位[1]」、「指示部位[2]」、「指示部位[4]」、「指示部位[3]」の順である。
図11は、本発明の第2の実施形態を示し、図4のステップS403における撮影指示並び換え処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS1101において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、画像管理サーバ装置120の撮影指示格納部121に格納されている撮影指示(図4のステップS401でロードした撮影指示)から、撮影対象患者の患者情報を取得する。ここで取得する患者情報としては、例えば、図3に示す患者基本情報が挙げられる。
続いて、ステップS1102において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、画像管理サーバ装置120の撮影指示格納部121に格納されている撮影指示(図4のステップS401でロードした撮影指示)から、撮影部位を取得する。即ち、医師が指示した撮影部位を取得する。
続いて、ステップS1103において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、撮影部位間の距離を示す負荷係数を取得する。図6に示すテーブルは、体位間の移動負荷を要素として持つマトリクスであったが、本実施形態では、図6の601及び602を撮影部位として、人体上の撮影部位間の距離を負荷係数603とするテーブルを予め撮影装置130の記憶部131に保持しておく。本実施形態の場合、負荷係数が大きい程、人体上で距離が遠いことを意味する。
続いて、ステップS1104において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、ステップS1103で取得した負荷係数を用いて、撮影指示に含まれる全ての撮影部位を撮影するある撮影順序ついて負荷を計算する。
続いて、ステップS1105において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、全ての撮影順序について計算したか否かを判断する。
ステップS1105の判断の結果、全ての撮影順序については未だ計算していない場合には、ステップS1104に戻り、未だ計算を行っていない撮影順序について計算を行う処理が実行される。
一方、ステップS1105の判断の結果、全ての撮影順序について計算した場合には、ステップS1106に進む。
ステップS1106に進むと、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、ステップS1104で計算した負荷が最小となる撮影順序を取得する。ここで、図10に示す例では、撮影装置130の移動距離が最も小さい「指示部位[1]」、「指示部位[2]」、「指示部位[4]」、「指示部位[3]」の撮影順序を取得する。
続いて、ステップS1107において、撮影装置130の撮影指示並び換え部133は、人体図(図5の表示領域504に表示される人体図)に撮影部位とともに撮影順序を図示する。これにより、撮影者は、撮影部位とともに撮影順序を閲覧しながら、撮影対象患者の撮影を行うことができる。
ステップS1107の処理が終了すると、図11のフローチャートの処理が終了する。
本実施形態によれば、撮影装置130による撮影対象患者の撮影に際し、撮影装置130及び撮影者の移動を最小化する撮影順序を提示することによって、撮影者の負担(更には撮影対象患者の負担)を軽減することができる。さらに、撮影順序の並び換えが起こっても、最終的には、医師の撮影指示順に撮影画像が画像管理サーバ装置120の画像格納部122格納されるので、医師は見たい順に撮影画像を閲覧することができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。
即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 撮影処理システム、110 クライアント装置、111 撮影指示入力部、112 画像表示部、120 画像管理サーバ装置、121 撮影指示格納部、122 画像格納部、130 撮影装置、131 記憶部、132 入力部、133 撮影指示並び換え部、134 撮影部、135 表示部、136 画像格納制御部、140 ネットワーク、150 無線ネットワーク

Claims (8)

  1. 被写体を撮影する撮影装置を含む撮影処理システムであって、
    被写体の複数の部位を撮影する撮影指示を入力する撮影指示入力手段と、
    被写体の現在の体位または被写体の撮影する部位の位置に基づいて、前記撮影指示入力手段で入力した撮影指示で指示された撮影する部位の順序を並べ換える並べ換え手段と、
    前記並べ換え手段で並べ換えられた順序で撮影を行う撮影指示を前記撮影装置の表示画面に表示する表示手段と
    を有することを特徴とする撮影処理システム。
  2. 前記並べ換え手段は、被写体の現在の体位からの体位変換が最小となるように、前記並べ換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の撮影処理システム。
  3. 前記並べ換え手段は、被写体の撮影する部位の位置に基づく前記撮影装置の移動距離が最小となるように、前記並べ換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の撮影処理システム。
  4. 前記表示手段は、撮影指示として撮影部位および撮影体位を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮影処理システム。
  5. 前記表示画面に表示された撮影指示に基づき前記撮影装置で撮影された被写体の各部位の撮影画像を、前記撮影指示入力手段で入力した撮影指示で指示された撮影する部位の順序に従って格納する画像格納手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮影処理システム。
  6. 被写体を撮影する撮影装置を含む撮影処理システムにおける撮影処理方法であって、
    被写体の複数の部位を撮影する撮影指示を入力する撮影指示入力ステップと、
    被写体の現在の体位または被写体の撮影する部位の位置に基づいて、前記撮影指示入力ステップで入力した撮影指示で指示された撮影する部位の順序を並べ換える並べ換えステップと、
    前記並べ換えステップで並べ換えられた順序で撮影を行う撮影指示を前記撮影装置の表示画面に表示する表示ステップと
    を有することを特徴とする撮影処理方法。
  7. 被写体を撮影する撮影装置を含む撮影処理システムにおける撮影処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    被写体の複数の部位を撮影する撮影指示を入力する撮影指示入力ステップと、
    被写体の現在の体位または被写体の撮影する部位の位置に基づいて、前記撮影指示入力ステップで入力した撮影指示で指示された撮影する部位の順序を並べ換える並べ換えステップと、
    前記並べ換えステップで並べ換えられた順序で撮影を行う撮影指示を前記撮影装置の表示画面に表示する表示ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016200968A (ja) * 2015-04-09 2016-12-01 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理システム、画像管理装置、画像管理システム、情報処理方法、及びプログラム

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