JP2014077420A - 内燃機関の排気浄化装置および内燃機関の排気浄化装置の製造方法 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置および内燃機関の排気浄化装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】少なくとも2つの担体を単一のケース内に備える場合に、担体を破損させずに確実に保持する内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】ケース30は、周上で分割された2つの別体のケース半体31,32から構成され、第1のハニカム担体11の側面に、ケース半体31,32との間に当該第1のハニカム担体11を保持する第1のシールマット12を有し、ケース半体31,32は、第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aの隣接部において径方向で少なくとも当該第1のハニカム担体11の直径よりも内径が小さくなる内向き環状凸部35を有し、第1のシールマット12は、第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aから内向き環状凸部35側に延長された延長部12cを有し、延長部12cは、第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aと内向き環状凸部35との間に介在する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置および内燃機関の排気浄化装置の製造方法に関する。詳しくは、少なくとも2つの担体を単一のケース内に備える排気浄化装置に適用される内燃機関の排気浄化装置に関する。
従来、内燃機関の排気浄化装置として、特許文献1に開示された技術がある。
特許文献1に開示された技術では、2つのケース半体から構成されるケースを結合するクラムシェル方式で、単一のケースに2つの触媒を内包する。この技術では、2つのケース半体の中程のケースフランジ部にそれぞれ切り欠き部を設けるとともに、両切り欠き部にそれぞれ係合する係合部を設け、両ケース半体の位置決めを確実かつ容易に行えるようにし、作業効率の向上が図られていた。
特開平1−219307号公報
しかしながら、クラムシェル方式で単一のケースに複数の担体(触媒を含む)を一体化させる場合に、それぞれの担体がケースから受ける面圧が均一になり難い。このため、担体への面圧が不足すると担体が面圧によって保持できず、担体がケース内で移動して破損のおそれが生じる。一方、担体が過剰に面圧を受ける部分では、担体への圧力が高く破損のおそれが生じる。このように、担体を破損させずに面圧によって担体を保持することは困難であった。
特に、単一のケースに一体化される複数の担体の径方向の寸法が異なる場合には、それぞれの担体がケースから受ける面圧がより均一になり難く、上記課題が顕著となっていた。
本発明は、上記課題を解決するものであり、その目的は、少なくとも2つの担体を単一のケース内に備える場合に、担体を破損させずに確実に保持することにある。
本発明に係る内燃機関(例えば、後述のディーゼルエンジンE)の排気浄化装置(例えば、後述の排気浄化装置1)は、内燃機関の排気通路(例えば、後述の排気通路P)に設けられ、排気を浄化する少なくとも2つの担体(例えば、後述の第1のハニカム担体11,第2のハニカム担体21)を単一のケース(例えば、後述のケース30)内に備えた内燃機関の排気浄化装置であって、前記ケースは、周上で分割された少なくとも2つの別体のケース部材(例えば、後述のケース半体31,32)から構成され、前記少なくとも2つの担体のうちの少なくとも1つの第1の担体(例えば、後述の第1のハニカム担体11)の側面に、前記ケース部材との間に当該第1の担体を保持する保持部材(例えば、後述の第1のシールマット12)を有し、前記ケース部材は、前記第1の担体の排気流れ方向の端面(例えば、後述の端面11a)の隣接部において径方向で少なくとも当該第1の担体の直径よりも内径が小さくなる内向き凸部(例えば、後述の内向き環状凸部35)を有し、前記保持部材は、前記第1の担体の排気流れ方向の端面から前記内向き凸部側に延長された延長部(例えば、後述の延長部12c)を有し、前記延長部は、前記第1の担体の排気流れ方向の端面と前記内向き凸部との間に介在することを特徴とする。
本発明によると、保持部材の延長部を第1の担体の排気流れ方向の端面とケース部材の内向き凸部との間に介在させる。これにより、第1の担体は、端部を延長部で覆った状態でケース部材の第1の担体を収納する部分と内向き凸部とで囲まれた隅部に固定される。その結果、第1の担体は、ケースから受ける面圧によらずにケースに保持される。
よって、第1の担体は、面圧の不足によって保持できずにケース内で移動することがなく、第1の担体の破損が防止される。したがって、少なくとも2つの担体を単一のケース内に備える場合に、第1の担体を破損させずに確実に保持することができる。
また、リングなどの位置決め用の他の部材を必要とせず、保持部材の延長部を設けるとともにケース部材に内向き凸部を加工するだけでよい。その結果、部品点数を削減し、コストを削減することができる。
保持部材の延長部を第1の担体の排気流れ方向の端面と内向き凸部との間に介在させるため、延長部が第1の担体に対するクッション材となる。その結果、ケースの保持位置である第1の担体の排気流れ方向の端部の破損が防止される。
前記第1の担体と他の担体(例えば、後述の第2のハニカム担体21)とは、径方向の寸法が異なることが好ましい。
単一のケースに一体化される複数の担体の径方向の寸法が異なる場合に、それぞれの担体がケースから受ける面圧がより均一になり難い。本発明では、第1の担体をケースから受ける面圧によらずにケースに保持するため、第1の担体を破損させずに確実に保持することができる。
前記排気浄化装置は、前記第1の担体および前記他の担体の2つの担体を備え、前記第1の担体は、コーディエライト製であり、前記他の担体は、炭化ケイ素またはアルミナチタネート製であり、前記他の担体の側面に、外向き凸部(例えば、後述の外向き環状凸部23)を有し、前記ケース部材は、前記外向き凸部が嵌め合わされる外向き凹部(例えば、後述の外向き環状凹部37)を有することが好ましい。
コーディエライト製の第1の担体は、軟質性であり、破損し易い。一方、炭化ケイ素またはアルミナチタネート製の他の担体は、硬質性かつ重い。本発明によると、延長部を軟質性の第1の担体のクッション材として用い、第1の担体を破損させずに確実に保持することができる。また、硬質性かつ重い他の担体の側面の外向き凸部とケース部材の外向き凹部を嵌め合わせることで、他の担体を確実に保持することができる。
前記延長部は、前記第1の担体を囲繞する前記保持部材の周上の一部に設けられることが好ましい。
本発明によると、延長部が第1の担体を囲繞する保持部材の周上の一部だけに設けられるため、延長部が全周上に設けられている場合よりも延長部を第1の担体の排気流れ方向の端面と内向き凸部との間に容易に介在させることができる。また、延長部が全周上に設けられている場合よりもケース内周縁部側の排気流れを阻害せず、排気浄化装置の圧力損失を抑制することができる。
前記ケースは、前記ケース部材同士が結合される位置に合わせ部(例えば、後述の合わせ部33a,33b)を有し、前記延長部は、前記合わせ部以外の位置に設けられることが好ましい。
ケース部材同士が結合されるときに、保持部材が合わせ部に寄せ集まり、保持部材が合わせ部に噛み込み易い。本発明によると、延長部は、保持部材の周上における合わせ部以外の位置に設けられるため、ケース部材同士が結合されるときに、延長部が合わせ部に噛み込まない。また、延長部が少ない分、保持部材が合わせ部に寄せ集まることを軽減し、保持部材が合わせ部に噛み込み難くなる。
前記排気浄化装置は、排気流れ方向が略水平方向となるように配置され、前記内向き凸部(例えば、後述の内向き環状凸部35,上流側内向き環状凸部39)および前記延長部(例えば、後述の延長部12c,上流側延長部12d)は、前記第1の担体の排気流れ方向上流側および下流側の両方の端面の隣接部に設けられることが好ましい。
本発明によると、排気浄化装置は、排気流れ方向が略水平方向となるように配置されており、第1の担体の排気流れ方向の上流側および下流側の両端部がケース内で移動して破損する可能性がある。これに対し、内向き凸部および延長部を、第1の担体の排気流れ方向の上流側および下流側の両方の端面の隣接部に設けることで、第1の担体の排気流れ方向の上流側および下流側の両端部をケースに保持し、第1の担体を破損させずに確実に保持することができる。
本発明に係る内燃機関(例えば、後述のディーゼルエンジンE)の排気浄化装置(例えば、後述の排気浄化装置1)の製造方法であって、前記保持部材を囲繞した前記第1の担体を寝かせた1つの前記ケース部材(例えば、後述のケース半体31)に配置し、前記ケース部材に配置された前記第1の担体を前記内向き凸部に突き当てて下側の前記延長部を前記第1の担体の排気流れ方向の端面と前記内向き凸部との間に介在させ、残りの前記ケース部材(例えば、後述のケース半体32)を被せて上側の前記延長部を前記第1の担体の排気流れ方向の端面と前記内向き凸部との間に介在させ、前記ケース部材同士を結合することを特徴とする。
本発明によると、寝かせた1つのケース部材に配置された第1の担体を内向き凸部に突き当てることで、下側の延長部を内向き凸部に沿わせてせり上げて第1の担体の排気流れ方向の端面と内向き凸部との間に介在させる。さらに残りのケース部材を被せることで、第1の担体の排気流れ方向の端面に沿って垂れ下がった上側の延長部を第1の担体の排気流れ方向の端面と内向き凸部との間に介在させる。これにより、全ての延長部を第1の担体の排気流れ方向の端面と内向き凸部との間に介在させることができる。そして、第1の担体は、端部を延長部で覆った状態でケース部材の第1の担体を収納する部分と内向き凸部とで囲まれた隅部に固定される。その結果、第1の担体は、ケースから受ける面圧によらずにケースに保持される。
本発明によれば、少なくとも2つの担体を単一のケース内に備える場合に、担体を破損させずに確実に保持することができる。
本発明の第1実施形態に係る排気浄化装置を示す斜視図である。 上記実施形態に係る排気浄化装置を示す軸方向(排気流れ方向に沿った)断面図である。 上記実施形態に係る排気浄化装置の酸化触媒部を示す図2のA−A線(排気流れ方向の直交方向)断面図である。 上記実施形態に係る排気浄化装置の製造方法を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る排気浄化装置を示す軸方向(排気流れ方向に沿った)断面図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
まず、本実施形態に係る排気浄化装置1の構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る排気浄化装置1を示す斜視図である。
排気浄化装置1は、図1に示すようにディーゼルエンジンEの側面に取り付けられ、ディーゼルエンジンEの側面に沿って排気流れ方向を下方へ向けた状態で排気通路Pに配置される。
排気浄化装置1は、ディーゼルエンジンEから排出されて排気通路Pを流通する排気中の排気微粒子(PM)を捕集するとともに、捕集し堆積した排気微粒子を燃焼させる自己再生式の排気浄化装置である。
図2は、本実施形態に係る排気浄化装置1を示す軸方向(排気流れ方向に沿った)断面図である。図3は、本実施形態に係る排気浄化装置1の酸化触媒部10を示す図2のA−A線(排気流れ方向の直交方向)断面図である。
排気浄化装置1は、単一のケース30に収納された酸化触媒部10とDPF部20とから構成される。
排気浄化装置1の酸化触媒部10について説明する。
酸化触媒部10は、DPF部20よりも小型であり、DPF部20の排気流れ方向上流側であるDPF部20の上部に配置される。酸化触媒部10は、排気通路Pを流通する排気や燃料を用いて排気を昇温させる。
酸化触媒部10は、第1のハニカム担体11と、第1のシールマット12と、を有する。
第1のハニカム担体11は、酸化機能を有する円柱状のフロースルー型であり、軟質性のコーディエライト製である。
第1のハニカム担体11は、排気流れ方向に延びる隔壁で区画された多数のセルを有し、セルの端面は封止されず開放されている。各セルの表面や空孔には、酸化触媒が担持されている。第1のハニカム担体11は、セルの排気流れ方向上流側の開口から排気が流入し、セルの表面に担持する酸化触媒で燃料などを酸化・燃焼させて排気を昇温させ、セルの排気流れ方向下流側の開口から昇温した排気を流出させる。
第1のシールマット12は、第1のハニカム担体11の外周面を囲繞し、第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の全周を覆う。すなわち、第1のハニカム担体11の排気流れ方向上流側の一部は、第1のシールマット12で覆われない。
第1のシールマット12には、耐熱、耐震性、シール機能および振動吸収能力を有するアルミナ繊維、シリカ繊維、アルミナシリカ繊維、ガラス繊維などのセラミック繊維を用いる。
第1のシールマット12は、本体部12aと、合口部12b1,12b2と、延長部12cと、を有する(図4(a)参照)。
本体部12aは、図4(a)に示すように、第1のハニカム担体11の外周面を囲繞する方向に長い帯状である。
合口部12bは、図4(a)に示すように、本体部12aの長手方向の両端部からそれぞれ延出されて2つ設けられる。一方の合口部12b1は、本体部12aの長手方向の一端部の中央から凸状に形成され、他方の合口部12b2は、本体部12aの長手方向の他端部の両端から中央に一方の合口部12b1を入れ込み可能に凹状に形成される。
延長部12cは、本体部12aの排気流れ方向下流側の端部から180°の間隔を空けて2つ延出される。延長部12cは、第1のハニカム担体11を囲繞する第1のシールマット12の周上の一部に所定長で設けられ、後述するケース半体31,32の半周上頂部31a,32aに配置される。
延長部12cは、第1のシールマット12が第1のハニカム担体11に囲繞された状態において、第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aよりも排気流れ方向下流側にはみ出す長さを有する(図4(b)参照)。
排気浄化装置1のDPF部20について説明する。
DPF部20は、酸化触媒部10の排気流れ方向下流側である酸化触媒部10の下部に配置される。DPF部20は、排気中の排気微粒子を捕集するとともに、捕集し堆積した排気微粒子を酸化触媒部10が昇温した排気を用いて燃焼させる。
DPF部20は、第2のハニカム担体21と、第2のシールマット22と、を有する。
第2のハニカム担体21は、第1のハニカム担体11よりも径方向の寸法が大きい円柱状のウォールスルー型であり、硬質性で重い炭化ケイ素製である。
第2のハニカム担体21は、排気流れ方向に延びる隔壁で区画された多数のセルを有し、セルの端面は隣接するセルと交互に一方の端面および他方の端面が封止されている。第2のハニカム担体21は、排気流れ方向上流側に開口したセルから排気が流入し、隣接するセル間の隔壁を排気が通過する際に排気微粒子が捕集され、隔壁を通過し排気微粒子が除去された排気が排気流れ方向下流側に開口したセルから流出する。
第2のハニカム担体21は、円柱形状における外周面の軸線方向略中央に、外周を1周して外径方向に突出する外向き環状凸部23を有する。
外向き環状凸部23には、第1の平坦部24と第2の平坦部25とが90°の間隔を開けて交互に2つ形成される。
第1の平坦部24および第2の平坦部25は、外向き環状凸部23の他の部分よりも外径方向の突出量を少なくして設けられる。
第2のシールマット22は、第2のハニカム担体21の外周面を囲繞し、第2のハニカム担体21の軸線方向略中央部である外向き環状凸部23の周辺の全周を覆う。
第2のシールマット22には、耐熱、耐震性、シール機能および振動吸収能力を有するアルミナ繊維、シリカ繊維、アルミナシリカ繊維、ガラス繊維などのセラミック繊維を用いる。
次に、排気浄化装置1のケース30について説明する。
ケース30は、単一のもので、酸化触媒部10となる第1のシールマット12を囲繞した第1のハニカム担体11と、DPF部20となる第2のシールマット22を囲繞した第2のハニカム担体21とを収納する。
ケース30は、排気流れ方向に沿って周上で2分割されたケース半体31,32から構成されるクラムシェル方式のケースであり、2分割されたケース半体31,32を合せて溶接することで形成される(図4(c)参照)。
ケース30は、ケース半体31,32同士が溶接されて結合される位置に合わせ部33a,33bを有する。
合わせ部33a,33bは、ケース半体31,32の端縁を外方に向けたフランジ状に形成される。
ケース30は、第1の収納部34と、内向き環状凸部35と、第2の収納部36と、を有する。
第1の収納部34は、ケース30の排気流れ方向上流側において、第1のシールマット12を囲繞した第1のハニカム担体11を収納可能に筒状に形成される。第1の収納部34は、第1のハニカム担体11との間に第1のシールマット12を圧迫した状態で第1のハニカム担体11を保持する寸法に形成される。
内向き環状凸部35は、ケース半体31,32にそれぞれ設けられ、第1の収納部34に収納された第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aの隣接部において、径方向で第1のハニカム担体11の直径よりも内径が小さくケース30の内周を1周するように形成される。
内向き環状凸部35は、ケース半体31,32自体を山なりに成形加工することで、ケース半体31,32に一体的に形成される。
第1のハニカム担体11を第1の収納部34に収納した状態では、延長部12cが、両ケース半体31,32のそれぞれの半周上頂部31a,32aの位置で第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aと内向き環状凸部35との間に介在する。
第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aと内向き環状凸部35との間との間に延長部12cが介在することで、第1のハニカム担体11は、排気流れ方向下流側の端部を延長部12cで覆った状態でケース半体31,32の第1の収納部34と内向き環状凸部35とで囲まれた隅部に固定される。その結果、第1のハニカム担体11は、ケース30から受ける面圧によらずにケース30に保持される。このとき、延長部12cは、シール機能や振動吸収能力を発揮する。
第2の収納部36は、ケース30の内向き環状凸部35よりも排気流れ方向下流側において、第2のシールマット22を囲繞した第2のハニカム担体21を収納可能に筒状に形成される。第2の収納部36は、第2のハニカム担体21との間に第2のシールマット22を圧迫した状態で第2のハニカム担体21を保持する寸法に形成される。
第2の収納部36は、第2の収納部36の外周面の略中央にケース30の外周を1周する外向き環状凹部37を有する。
外向き環状凹部37は、第2の収納部36に収納された第2のハニカム担体21の外向き環状凸部23を受容する。すなわち、外向き環状凹部37は、第2のハニカム担体21を第2の収納部36に収納したときに、外向き環状凸部23と嵌め合わされる。
外向き環状凸部23と外向き環状凹部37とが嵌め合わされることで、第2のハニカム担体21のケース30に対する相対的な軸線方向のずれをなくし、第2のハニカム担体21をケース30に固定する。
外向き環状凸部23と外向き環状凹部37との間に第2のシールマット22が介在することで、第2のシールマット22は、シール機能や振動吸収能力を発揮する。
外向き環状凹部37には、第3の平坦部38が180°の間隔を空けて2つ形成される。
第3の平坦部38は、ケース半体31,32の半周上頂部31a,32aの位置に形成され、外向き環状凹部37の他の部分よりも外径方向の凹み量を少なくして設けられる。
第3の平坦部38は、第2のハニカム担体21の外向き環状凸部23に形成された第1の平坦部24に対応し、第3の平坦部38に第1の平坦部24を合せることで、第2のハニカム担体21とケース半体31,32とが位置合わせされる。
次に、排気浄化装置1の製造方法について説明する。
図4は、本実施形態に係る排気浄化装置1の製造方法を示す図である。
まず、図4(a)に示すように、第1のハニカム担体11と第1のシールマット12とを用意する。
次に、図4(b)に示すように、第1のシールマット12の合口部12b1,12b2を合わせつつ、延長部12cが第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aからはみ出すように、第1のハニカム担体11に第1のシールマット12を囲繞する。
そして、図4(c)に示すように、ケース30と、第1のシールマット12が囲繞された第1のハニカム担体11と、第2のシールマット22が囲繞された第2のハニカム担体21と、を用意する。
次に、図4(d)に示すように、内側を上方に開放するように寝かせた1つのケース半体31上に、第1のシールマット12が囲繞された第1のハニカム担体11と、第2のシールマット22が囲繞された第2のハニカム担体21と、を配置する。
ここで、第1のシールマット12が囲繞された第1のハニカム担体11を配置する際には、下側の延長部12cを寝かせたケース半体31の半周上頂部31a側に向ける。そして、下側の延長部12cがケース半体31内壁に平坦に載置できるように、第1のハニカム担体11は寝かせたケース半体31の第1の収納部34に対して排気流れ方向上流側にずらして配置される。このとき、もう一方の延長部12cは、第1のハニカム担体11の上部に位置し、上部から第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aに沿って垂れ下がる。
また、第2のシールマット22が囲繞された第2のハニカム担体21を配置する際には、寝かせたケース半体31の外向き環状凹部37の第3の平坦部38に外向き環状凸部23の第1の平坦部24を合わせ、第2のハニカム担体21と寝かせたケース半体31とを位置合わせした状態で配置する。
次に、図4(e)に示すように、ケース半体31に配置された第1のハニカム担体11を排気流れ方向上流側から治具Jで押圧し、第1のハニカム担体11を内向き環状凸部35に突き当てる。これにより、寝かせたケース半体31内壁に平坦に載置された下側の延長部12cを内向き環状凸部35に沿ってせり上げ、下側の延長部12cを第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aと内向き環状凸部35との間に介在させる。
次に、図4(f)に示すように、残りのケース半体32を寝かせたケース半体31に被せて両ケース半体31,32を結合する。このとき、上側の延長部12cが上部から第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aに沿って垂れ下がっているため、残りのケース半体32を被せるだけで上側の延長部12cを第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aと内向き環状凸部35との間に介在させられる。
ここで、残りのケース半体32を寝かせたケース半体31に被せる際に、第1のシールマット12がケース30の左右両側の合わせ部33a,33bに寄せ集まる。このとき、延長部12cが第1のハニカム担体11に対して上下側にだけに存在するため、合わせ部33a,33bに寄せ集まる第1のシールマット12の量を軽減し、第1のシールマット12が合わせ部33a,33bに噛み込むことが防止される。
また、残りのケース半体32を寝かせたケース半体31に被せる際に、第2のシールマット22がケース30の左右両側の合わせ部33a,33bに寄せ集まる。このとき、第2の平坦部25が合わせ部33a,33bに位置し、第2の平坦部25と合わせ部33a,33bとの間に他の部分よりも広い隙間を形成するため、合わせ部33a,33bに寄せ集まる第2のシールマット22は第2の平坦部25と合わせ部33a,33bとの間の広い隙間に収められ、第2のシールマット22が合わせ部33a,33bに噛み込むことが防止される。
その後、合わせ部33a,33bの位置を溶接して排気浄化装置1が完成する。
以上の本実施形態に係る排気浄化装置1によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態によると、第1のシールマット12の延長部12cを第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aとケース半体31,32の内向き環状凸部35との間に介在させる。これにより、第1のハニカム担体11は、排気流れ方向下流側の端部を延長部12cで覆った状態でケース半体31,32の第1の収納部34と内向き環状凸部35とで囲まれた隅部に固定される。その結果、第1のハニカム担体11は、ケース30から受ける面圧によらずにケース30に保持される。
よって、第1のハニカム担体11は、面圧の不足によって保持できずにケース30内で移動することがなく、第1のハニカム担体11の破損が防止される。したがって、2つのハニカム担体11,21を単一のケース30内に備える場合に、第1のハニカム担体11を破損させずに確実に保持することができる。
また、リングなどの位置決め用の他の部材を必要とせず、第1のシールマット12の延長部12cを設けるとともにケース半体31,32に内向き環状凸部35を加工するだけでよい。その結果、部品点数を削減し、コストを削減することができる。
第1のシールマット12の延長部12cを第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aと内向き環状凸部35との間に介在させるため、延長部12cが第1のハニカム担体11に対するクッション材となる。その結果、ケース30の保持位置である第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端部の破損が防止される。
また、内向き環状凸部35は、ケース半体31,32の第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aの隣接部にのみ形成され、第1のシールマット12の延長部12cを第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aとケース半体31,32の内向き環状凸部35との間に介在させる。
本実施形態では、排気浄化装置1は、排気流れ方向を下方へ向けた状態で配置されており、第1のハニカム担体11には排気流れ方向下流側に排気圧や自重による荷重が大きくかかる。このため、第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端部が固定されることで、第1のハニカム担体11にかかる荷重を受け止めて安定的に支持されればよい。そこで、内向き環状凸部35および延長部12cを、第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aの隣接部のみに設けることで、第1のハニカム担体11の排気流れ方向の下流側の端部をケース30に保持し、第1のハニカム担体11を破損させずに確実に保持することができる。
また、内向き環状凸部35および延長部12cを、第1のハニカム担体11の排気流れ方向上流側の端面11bの隣接部に設ける必要がなくなり、部品点数を削減し、コストを削減することができる。
(2)本実施形態では、第1のハニカム担体11と第2のハニカム担体21とは、径方向の寸法が異なる。
単一のケース30に一体化される2つのハニカム担体11,21の径方向の寸法が異なる場合に、それぞれのハニカム担体11,21がケース30から受ける面圧がより均一になり難い。本実施形態では、第1のハニカム担体11をケース30から受ける面圧によらずにケース30に保持するため、第1のハニカム担体11を破損させずに確実に保持することができる。
(3)第1のハニカム担体11は、コーディエライト製であり、第2のハニカム担体21は、炭化ケイ素製であり、第2のハニカム担体21の側面に、外向き環状凸部23を有し、ケース半体31,32は、外向き環状凸部23が嵌め合わされる外向き環状凹部37を有する。
コーディエライト製の第1のハニカム担体11は、軟質性であり、破損し易い。一方、炭化ケイ素製の第2のハニカム担体21は、硬質性かつ重い。本実施形態によると、延長部12cを軟質性の第1のハニカム担体11のクッション材として用い、第1のハニカム担体11を破損させずに確実に保持することができる。また、硬質性かつ重い第2のハニカム担体21の側面の外向き環状凸部23とケース半体31,32の外向き環状凹部37を嵌め合わせることで、第2のハニカム担体21を確実に保持することができる。
(4)延長部12cは、第1のハニカム担体11を囲繞する第1のシールマット12の周上の一部に設けられる。
本実施形態によると、延長部12cが第1のハニカム担体11を囲繞する第1のシールマット12の周上の一部だけに設けられるため、延長部12cが全周上に設けられている場合よりも延長部12cを第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aと内向き環状凸部35との間に容易に介在させることができる。また、延長部12cが全周上に設けられている場合よりもケース30の内周縁部側の排気流れを阻害せず、排気浄化装置1の圧力損失を抑制することができる。
(5)ケース30は、ケース半体31,32同士が結合される位置に合わせ部33a,33bを有し、延長部12cは、合わせ部33a,33b以外の位置に設けられる。
ケース半体31,32同士が結合されるときに、第1のシールマット12が合わせ部33a,33bに寄せ集まり、第1のシールマット12が合わせ部33a,33bに噛み込み易い。本実施形態によると、延長部12cは、第1のシールマット12の周上における合わせ部33a,33b以外の位置に設けられるため、ケース半体31,32同士が結合されるときに、延長部12cが合わせ部33a,33bに噛み込まない。また、延長部12cが少ない分、第1のシールマット12が合わせ部33a,33bに寄せ集まることを軽減し、第1のシールマット12が合わせ部33a,33bに噛み込み難くなる。
(6)第1のシールマット12を囲繞した第1のハニカム担体11を寝かせた1つのケース半体31に配置し、ケース半体31に配置された第1のハニカム担体11を内向き環状凸部35に突き当てて下側の延長部12cを第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11cと内向き環状凸部35との間に介在させ、残りのケース半体32を被せて上側の延長部12cを第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aと内向き環状凸部35との間に介在させ、ケース半体31,32同士を結合する。
本実施形態によると、寝かせた1つのケース半体31に配置された第1のハニカム担体11を内向き環状凸部35に突き当てることで、下側の延長部12cを内向き環状凸部35に沿わせてせり上げて第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aと内向き環状凸部35との間に介在させる。さらに残りのケース半体32を被せることで、上部から第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aに沿って垂れ下がった上側の延長部12cを第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aと内向き環状凸部35との間に介在させる。これにより、全ての延長部12cを第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aと内向き環状凸部35との間に介在させることができる。そして、第1のハニカム担体11は、端部を延長部12cで覆った状態でケース半体31,32の第1の収納部34と内向き環状凸部35とで囲まれた隅部に固定される。その結果、第1のハニカム担体11は、ケース30から受ける面圧によらずにケース30に保持される。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、排気浄化装置1aの構成が第1実施形態と異なるが他の部分は同様であるため、その特徴部分を説明し、同様の構成については説明を省略する。
図5は、本実施形態に係る排気浄化装置1aを示す軸方向(排気流れ方向に沿った)断面図である。
排気浄化装置1aは、図5に示すように排気流れ方向を略水平方向に向けた状態で排気通路Pに配置される。
第1のシールマット12は、第1のハニカム担体11の外周面を囲繞し、第1のハニカム担体11の排気流れ方向全ての全周を覆う。
第1のシールマット12は、本体部12aと、合口部12b1,12b2と、上流側延長部12dと、延長部12cと、を有する。
上流側延長部12dは、本体部12aの排気流れ方向上流側の端部から180°間隔を空けて2つ延出される。上流側延長部12dは、第1のハニカム担体11を囲繞する第1のシールマット12の周上の一部に所定長で設けられ、後述するケース半体31,32の半周上頂部31a,32aに配置される。
上流側延長部12dは、第1のシールマット12が第1のハニカム担体11に囲繞された状態において、第1のハニカム担体11の排気流れ方向上流側の端面11bよりも排気流れ方向上流側にはみ出す長さを有する。
ケース30は、上流側内向き環状凸部39と、第1の収納部34と、内向き環状凸部35と、第2の収納部36と、を有する。
上流側内向き環状凸部39は、ケース半体31,32にそれぞれ設けられ、第1の収納部34に収納された第1のハニカム担体11の排気流れ方向上流側の端面11bの隣接部において、径方向で第1のハニカム担体11の直径よりも内径が小さくケース30の内周を1周するように形成される。
上流側内向き環状凸部39は、ケース半体31,32自体を山なりに成形加工することで、ケース半体31,32に一体的に形成される。
第1のハニカム担体11を第1の収納部34に収納した状態では、上流側延長部12dが、両ケース半体31,32のそれぞれの半周上頂部31a,32aの位置で第1のハニカム担体11の排気流れ方向上流側の端面11bと上流側内向き環状凸部39との間に介在する。
第1のハニカム担体11の排気流れ方向上流側の端面11bと内向き環状凸部39との間との間に上流側延長部12dが介在することで、第1のハニカム担体11は、端部を上流側延長部12dで覆った状態でケース半体31,32の第1の収納部34と上流側内向き環状凸部35とで囲まれた隅部に固定される。その結果、ケース30から受ける面圧によらずにケース30に保持される。このとき、上流側延長部12dは、シール機能や振動吸収能力を発揮する。
以上の本実施形態に係る排気浄化装置1aによれば、上記実施形態における(1)〜(6)の効果の他に、以下のような効果を奏する。
(7)排気浄化装置1aは、排気流れ方向が略水平方向となるように配置され、上流側内向き環状凸部39および上流側延長部12dは、第1のハニカム担体11の排気流れ方向上流側の端面11bの隣接部に設けられ、内向き環状凸部35および延長部12cは、第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aの隣接部に設けられる。
本実施形態によると、排気浄化装置1aが排気流れ方向が略水平方向となるように配置されており、第1のハニカム担体11は排気流れ方向の上流側および下流側の両端部がケース30内で移動して破損する可能性がある。このため、上流側内向き環状凸部39および上流側延長部12dを、第1のハニカム担体11の排気流れ方向上流側の端面11bの隣接部に設けるとともに、内向き環状凸部35および延長部12cを、第1のハニカム担体11の排気流れ方向下流側の端面11aの隣接部に設けることで、第1のハニカム担体11の排気流れ方向の上流側および下流側の両端部をケース30に保持し、第1のハニカム担体11を破損させずに確実に保持することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で変形、改良などを行っても、本発明の範囲に包含される。
第1のハニカム担体11は、上記実施形態では排気昇温用であったが、CO、HC、NOxなどの有害成分を浄化する排気浄化用であってもよい。また、第1のハニカム担体11は、上記実施形態ではフロースルー型であったが、ウォールスルー型であってもよい。
外向き環状凸部23と外向き環状凹部37とを嵌め合わせて硬質性で重くても確実にケース30に保持される第2のハニカム担体21としては、上記実施形態では炭化ケイ素製であったが、炭化ケイ素製と同様に硬質性で重いアルミナチタネート製であってもよい。
また、外向き環状凸部23と外向き環状凹部37とを有することなく他の方法によってケース30に保持される第2のハニカム担体21としては、炭化ケイ素製、アルミナチタネート製、コーディエライト製、ムライト製であってもよい。
延長部12cは、上記実施形態ではケース半体31,32の半周上頂部31a,32aの位置に設けられていたが、それ以外の位置に設けられていてもよい。
1…排気浄化装置
11…第1のハニカム担体(第1の担体)
11a…排気流れ方向下流側の端面
11b…排気流れ方向上流側の端面
12…第1のシールマット(保持部材)
12c…延長部
12d…上流側延長部(延長部)
21…第2のハニカム担体(他の担体)
23…外向き環状凸部(外向き凸部)
30…ケース
31,32…ケース半体(ケース部材)
33a,33b…合わせ部
35…内向き環状凸部(内向き凸部)
37…外向き環状凹部(外向き凹部)
39…上流側内向き環状凸部(内向き凸部)
E…ディーゼルエンジン(内燃機関)
P…排気通路

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ、排気を浄化する少なくとも2つの担体を単一のケース内に備えた内燃機関の排気浄化装置であって、
    前記ケースは、周上で分割された少なくとも2つの別体のケース部材から構成され、
    前記少なくとも2つの担体のうちの少なくとも1つの第1の担体の側面に、前記ケース部材との間に当該第1の担体を保持する保持部材を有し、
    前記ケース部材は、前記第1の担体の排気流れ方向の端面の隣接部において径方向で少なくとも当該第1の担体の直径よりも内径が小さくなる内向き凸部を有し、
    前記保持部材は、前記第1の担体の排気流れ方向の端面から前記内向き凸部側に延長された延長部を有し、
    前記延長部は、前記第1の担体の排気流れ方向の端面と前記内向き凸部との間に介在することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記第1の担体と他の担体とは、径方向の寸法が異なることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記排気浄化装置は、前記第1の担体および前記他の担体の2つの担体を備え、
    前記第1の担体は、コーディエライト製であり、
    前記他の担体は、炭化ケイ素またはアルミナチタネート製であり、
    前記他の担体の側面に、外向き凸部を有し、
    前記ケース部材は、前記外向き凸部が嵌め合わされる外向き凹部を有することを特徴とする請求項2記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記延長部は、前記第1の担体を囲繞する前記保持部材の周上の一部に設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記ケースは、前記ケース部材同士が結合される位置に合わせ部を有し、
    前記延長部は、前記合わせ部以外の位置に設けられることを特徴とする請求項4記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記排気浄化装置は、排気流れ方向が略水平方向となるように配置され、
    前記内向き凸部および前記延長部は、前記第1の担体の排気流れ方向上流側および下流側の両方の端面の隣接部に設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置の製造方法であって、
    前記保持部材を囲繞した前記第1の担体を寝かせた1つの前記ケース部材に配置し、
    前記ケース部材に配置された前記第1の担体を前記内向き凸部に突き当てて下側の前記延長部を前記第1の担体の排気流れ方向の端面と前記内向き凸部との間に介在させ、
    残りの前記ケース部材を被せて上側の前記延長部を前記第1の担体の排気流れ方向の端面と前記内向き凸部との間に介在させ、前記ケース部材同士を結合することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置の製造方法。
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