JP2014076117A - 心電図解析装置および電極セット - Google Patents
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Abstract
【課題】対象とする胸骨圧迫中の心電図に対して有効な解析処理を行なうことにより、胸骨圧迫によるノイズの影響を低減することができる心電図解析装置および電極セットを提供する。
【解決手段】心電図を測定するための心電図測定電極11と、ノイズを測定するためのノイズ測定電極12と、心電図測定電極11によって測定された心電図信号とノイズ測定電極12によって測定されたノイズ信号を計測する計測部21、22、23と、計測された心電図信号とノイズ信号を分析することによりノイズを除去したノイズ除去心電図を抽出する胸骨圧迫ノイズ除去処理部27とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】心電図を測定するための心電図測定電極11と、ノイズを測定するためのノイズ測定電極12と、心電図測定電極11によって測定された心電図信号とノイズ測定電極12によって測定されたノイズ信号を計測する計測部21、22、23と、計測された心電図信号とノイズ信号を分析することによりノイズを除去したノイズ除去心電図を抽出する胸骨圧迫ノイズ除去処理部27とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、心肺蘇生法(Cardiopulmonary Resuscitation:以下、CPR)によって混入するノイズの影響を低減することが可能な心電図解析装置および電極セットに関するものである。
心停止患者への救命措置として絶え間ない胸骨圧迫を実施することは重要である。また、心停止患者の中でも心室細動や脈のない心室頻拍に陥っている患者に対しては電気ショックを行うことも重要な要素である。そこで、患者に対する適切な処置を迅速に施すためには、解析精度の高い心電図の測定が胸骨圧迫中においても必要になる。ところが、心停止に陥っている患者に胸骨圧迫を実施すると心電図上にノイズが混入するため、心電図判読の妨げになる。
下記の非特許文献1では、このノイズ混入の原因は圧迫により生じる心臓の変形や胸部インピーダンスの変化によるものではなく、電極−皮膚間に加わる外乱によるものであることが報告されている。また、胸骨圧迫を行った際に電極−皮膚間に加わる外乱は、圧迫の強さやレート、電極の特性、電極が貼られている部位の状態(筋肉や脂肪の量、皮膚の乾燥)など様々な要素が変化する。このため、心電図上に現れるノイズは均一なものにならず、ノイズの混入した心電図から適切な解析結果を得ることは困難であった。
そこで、特許文献1では、単一または複数の心電図誘導の周波数領域における特徴を分析することにより、胸骨圧迫によるノイズの有無に関わらず、電気ショックが必要であるかどうかを判定する手法が提案されている。
また、下記の特許文献2には、心電図に含まれる拍(心臓の拍動)検出を元にしたフィルタ手法が開示されている。この手法では、拍と拍間の基線変動を捕らえることにより、ローカットフィルタの遮断周波数帯域を変化させることでノイズを除去する。この手法は胸骨圧迫によるノイズ混入にも応用できる技術である。
Determination of the noise source in the electrocardiogram during cardiopulmonary resuscitation 、 Crit Care Med 2002 Vol. 30, No. 4
ところが、胸骨圧迫により生じるノイズは、胸骨圧迫のレートに相当する周波数だけでなく、その整数倍の周波数にもピークが現れるため、特許文献1に開示された手法では正しい判定ができない可能性がある。例えばガイドラインで推奨されている胸骨圧迫のレートは100回/分であり、この場合は基本周期1.67Hzおよびその2倍の3.33Hzや3倍の5.0Hzといった整数倍の周波数にもピークが現れる。一方、心室細動の周波数は2〜10Hz程度であり、上記2倍や3倍の周期はその範囲内である。そのため、基本周期をローカットフィルタで除去したとしても、基本周期の整数倍に現れたピークが特徴分析の結果に影響をおよぼす可能性がある。
また、特許文献2に開示された手法では、混入しているノイズによって遮断する帯域を変化させることができるという利点があるが、ローカットフィルタで遮断する帯域を高くしすぎると、心電図が持つ成分まで除去してしまう虞がある。さらに、心臓の拍動を示すQRS波の検出に基づく手法である為、拍動が存在しない心室細動や心停止においてはフィルタ処理が適切に機能しない。
そこで、本発明は、対象とする心肺蘇生法による救助処置中の心電図に対して有効な解析処理を行なうことにより、心肺蘇生法によるノイズの影響を低減することができる心電図解析装置および電極セットの提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の心電図解析装置は、心電図を測定するための一組の心電図測定電極と、ノイズを測定するための少なくとも一つ以上のノイズ測定電極と、前記心電図測定電極によって測定された心電図信号と前記ノイズ測定電極によって測定されたノイズ信号を計測する計測部と、前記心電図信号とノイズ信号とに基づいて、ノイズを除去したノイズ除去心電図を抽出する心電図抽出解析部と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の心電図解析装置は、前記心電図測定電極が、電気ショックを実施するための一対の除細動パッドであることが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置は、前記ノイズ測定電極が、電気ショックを実施するための一対の除細動パッドであることが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置は、前記ノイズ測定電極が、前記心電図測定電極の近傍に配置される電極であることが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置は、前記ノイズ測定電極が、前記心電図測定電極に形成された開口の内部に設置されていることが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置において、前記ノイズ測定電極が、前記一組の心電図測定電極の間に配置されることが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置において、前記ノイズ信号は、一組の前記ノイズ測定電極間、または前記ノイズ測定電極と前記心電図測定電極間で得られる信号であることが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置において、前記ノイズ信号は、一組の前記ノイズ測定電極間にキャリア電流を印加した際に得られるインピーダンス、または、前記ノイズ測定電極と前記心電図測定電極間にキャリア電流を印加した際に得られるインピーダンスであることが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置は、前記ノイズ信号から胸骨圧迫の周期を求め、その周波数に基づいてフィルタ処理することが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置は、前記ノイズ信号をリファレンスとした適応フィルタ処理を行なうことが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置は、前記ノイズ信号と前記心電図信号を独立成分分析によってフィルタ処理することが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置は、前記心電図測定電極のケーブルと前記ノイズ測定電極のケーブルが1つのコネクタに取り付けられ、当該コネクタを前記計測部に接続可能であることが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置は、前記心電図測定電極のケーブルと前記ノイズ測定電極のケーブルが2つ以上のコネクタに分けて取り付けられ、これらのコネクタを前記計測部に各々接続可能であることが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置は、前記心電図測定電極と前記ノイズ測定電極が、1つのシート上に設けられ、前記計測部に接続可能であることが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置は、前記心電図測定電極と前記ノイズ測定電極が、2つ以上のシートに分けて設けられ、前記計測部に接続可能であることが好ましい。
また、本発明の心電図解析装置は、除細動器であることが好ましい。
また、本発明の電極セットは、外部装置に接続される電極セットであって、心電図を測定するための一組の心電図測定電極と、ノイズを測定するための少なくとも一つ以上のノイズ測定電極と、前記心電図測定電極によって測定された心電図信号と前記ノイズ測定電極によって測定されたノイズ信号を計測する計測部と、前記心電図信号とノイズ信号とに基づいて、ノイズを除去したノイズ除去心電図を抽出する心電図抽出解析部と、前記ノイズ除去心電図を前記外部装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、電極−皮膚間に生じている外乱そのものを監視することにより、胸骨圧迫によるノイズを有効に除去することができる。これにより、胸骨圧迫中における心電図解析装置の心電図判定がより的確になって、操作者の迅速な処置が可能になる。
以下、本発明に係る心電図解析装置の実施形態の一例を添付図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る心電図解析装置1の構成を示す。第1の実施形態では除細動器において用いられる心電図解析装置1について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る心電図解析装置1の構成を示す。第1の実施形態では除細動器において用いられる心電図解析装置1について説明する。
心電図解析装置1は、心電図解析装置本体20と、患者(生体)に取り付けられる心電図測定電極11およびノイズ測定電極12とを備えている。心電図解析装置本体20は、心電図測定電極11が接続される心電図計測部21(計測部の一例)と、心電図測定電極11およびノイズ測定電極12が接続されるノイズ信号計測部22(計測部の一例)と、同じく心電図測定電極11およびノイズ測定電極12が接続されるインピーダンス計測部23(計測部の一例)と、これらの計測部21、22、23によって計測された情報に基づいてノイズを除去した真の心電図(ノイズ除去心電図)を抽出する心電図解析部24とを備えている。また、心電図解析部24は、基本フィルタ処理部25と、胸骨圧迫実施判定部26と、胸骨圧迫ノイズ除去処理部(心電図抽出解析部の一例)27を備えている。
心電図測定電極11は、患者の心電図(Electrocardiogram:以下、ECG)を測定するために使用される電極であり、例えば、電気ショックを実施するための除細動パッドによって構成されても良い。
ノイズ測定電極12は、ノイズ信号を測定するために使用される電極であり、例えば、心肺蘇生法(CPR)、特に胸部圧迫を行った際に加わる外乱によるノイズ信号を測定するために使用される。ノイズ測定電極12は少なくとも一つ以上設けられれば良いが、本実施形態では2電極が一組となって設けられている。
心電図計測部21は、心電図測定電極11によって測定された心電図を計測する計測部である。患者に対して胸骨圧迫が実施された場合、その際に測定される心電図の波形には心臓を起因とする電位変化と胸骨圧迫を起因とする電位変化とが混合して含まれる。以下、心臓を起因とする電位変化のことを“真のECG”、胸骨圧迫を起因とする電位変化のことを“ノイズ”と称する。すなわち、真のECGは、ノイズが除かれた心電図の波形のことをいう。
ノイズ信号計測部22は、心電図測定電極11およびノイズ測定電極12によって測定されたノイズ信号を計測する計測部である。ここで、ノイズ信号とは、胸骨圧迫によって心電図に混入するノイズの特徴を示す信号のことをいう。つまり、ノイズ信号は電位変化として見たとき、胸骨圧迫を起因とする電位変化のみが含まれる信号、あるいは、胸骨圧迫を起因とする電気信号と胸骨圧迫を起因とする電位変化に比べて十分に小さな心臓を起因とする電気信号とが含まれる信号である。ノイズ信号は、一組のノイズ測定電極12間、またはノイズ測定電極12と心電図測定電極11間で得られる信号である。本発明における心電図解析装置1では、このノイズ信号を用いることで、胸骨圧迫によってノイズが混入した心電図からノイズを低減させることができる。
インピーダンス計測部23は、心電図測定電極11およびノイズ測定電極12によって測定された電極間の胸部インピーダンスを計測する計測部である。胸骨圧迫を行うことにより胸部インピーダンスに変化が現れるため、胸部インピーダンスの測定値をノイズ信号の一つとして扱うことができる。一組のノイズ測定電極12間、またはノイズ測定電極12と心電図測定電極11間にキャリア電流を印加したときにこれらの電極から得られる胸部インピーダンスを計測することによってノイズ信号を測定することができる。
基本フィルタ処理部25と胸骨圧迫実施判定部26と胸骨圧迫ノイズ除去処理部27は、心電図解析部24を構成する。
基本フィルタ処理部25は、心電図およびノイズ信号に対してハムフィルタによる交流成分の除去、ハイパスフィルタによるドリフト成分の除去、ローパスフィルタによる周辺機器などから混入しうる高周波成分の除去等の処理を行う。
基本フィルタ処理部25は、心電図およびノイズ信号に対してハムフィルタによる交流成分の除去、ハイパスフィルタによるドリフト成分の除去、ローパスフィルタによる周辺機器などから混入しうる高周波成分の除去等の処理を行う。
胸骨圧迫実施判定部26は、インピーダンス計測部23によって計測された胸部インピーダンスの変化、およびノイズ信号計測部22によって計測されたノイズ信号に基づいて、患者に対する胸骨圧迫が行われているか否かの判定を行う。例えば、胸骨圧迫中であれば、ノイズ信号の振幅変化および胸部インピーダンスの変化が現れる。これに対して胸骨圧迫中でなければ、ノイズ信号に振幅変化は現れない。また、患者が呼吸を行っている場合にも胸部インピーダンスに変化が現れる。しかし、1分間当たりの胸骨圧迫のレートと患者の呼吸数(患者の自発呼吸数や人工呼吸数)には大きな差がある。胸骨圧迫実施判定部26は、これらの変化および差に基づいて胸骨圧迫が実施されているか否かの判定を行っている。
胸骨圧迫実施判定部26によって胸骨圧迫中でないと判定された場合には、基本フィルタ処理部25の上記処理によって真のECGを得ることができる。これに対して胸骨圧迫中であると判定された場合には、真のECGは、胸骨圧迫ノイズ除去処理部27の処理によって生成されることになる。なお、胸骨圧迫ノイズ除去処理部27による真のECGの生成処理の内容については後述する。
心電図測定電極11とノイズ測定電極12は、患者の所定の位置に配置され(貼られ)、それぞれの電極11、12から伸びるコード(ケーブル)の先に取り付けられたコネクタを介して心電図解析装置本体20の計測部に接続される。
このとき、それぞれの電極により計測できる信号のコードを全て1つのコネクタにまとめて取り付けて1つの電極セットを構成しても良い。コネクタが1つにまとまっていれば、操作者(救助者)による操作を簡易化することができ、迅速に救命処置できる。また、それぞれの電極により計測できる信号のコードを複数のコネクタに分けて取り付けて1つの電極セットとして構成しても良い。これによれば、旧来の除細動器や心電図解析装置や心電図表示装置や生体モニタなどの外部装置においてコネクタ形状を変えることなく本発明における装置の様態を実現することが可能であり、製造コストを抑制できる。
次に、胸骨圧迫ノイズ除去処理部27によって生成される真のECGについて説明する。
除細動器では、心電図測定電極11として除細動パッドを用いることができ、除細動パッドで測定した情報とノイズ測定電極12で測定した情報とを組み合わせることにより、真のECGを生成している。
除細動器では、心電図測定電極11として除細動パッドを用いることができ、除細動パッドで測定した情報とノイズ測定電極12で測定した情報とを組み合わせることにより、真のECGを生成している。
図2は、患者に取り付けられる各電極の位置を示す。一対の除細動パッド11aと11bは、心臓を挟むようにして鎖骨下と脇腹に貼られる。除細動パッド11a、11bは、電気ショックの電流を患者に流すために使用されるが、除細動パッド11a−11b間の電位変化を測定することで患者の心電図を計測することにも使用される。除細動器で一般的に用いられるPad誘導は、図2に示す矢印P間、すなわち除細動パッド11a−11b間に発生する電位変化として測定される。
これに対して、ノイズ信号を測定するためのノイズ測定電極12a、12bは、各除細動パッド11a、11bの近傍(生体の所定位置の一例)に貼られる。ノイズ信号はノイズ測定電極と除細動パッド間の電位変化、すなわちノイズ測定電極12aと除細動パッド11a間、およびノイズ測定電極12bと除細動パッド11b間の電位変化として測定される。以下、図2に示す矢印N1間、すなわちノイズ測定電極12aと除細動パッド11a間に発生する電位変化のことをN1誘導と定義し、また、矢印N2間、すなわちノイズ測定電極12bと除細動パッド11b間に発生する電位変化のことをN2誘導と定義する。なお、胸骨圧迫によるノイズは、ノイズ測定電極12a、12bにも除細動パッド11a、11bにもそれぞれに混入するが、これらは近位に貼られているため測定される時間差はないとみなすことができる。
図3(a)、(b)、(c)は、図2に示す測定系において、患者に対して胸骨圧迫を行っていないとき、すなわちノイズが生じていないときに各誘導(Pad誘導、N1誘導、N2誘導)で測定された信号を示す。
図3(b)および(c)に示すように、N1誘導およびN2誘導で測定された信号は、Pad誘導で測定された信号(図3(a))に比べて、心電図として現れる電位の振幅が非常に小さい。これは、Pad誘導の場合とは異なり、N1誘導およびN2誘導の場合は、電極間(ノイズ測定電極12aと除細動パッド11a間、およびノイズ測定電極12bと除細動パッド11b間)に心臓を挟んでおらず、さらに両電極間が十分に近いことに起因している。
続いて、図4(a)、(b)、(c)は、図2に示す測定系において、患者に対して胸骨圧迫を行っているとき、すなわちノイズが発生しているときに各誘導(Pad誘導、N1誘導、N2誘導)で測定された信号を示す。
図3(b)および(c)について上述したように、N1誘導およびN2誘導で測定される信号には、心電図信号は殆ど含まれていない。したがって、図4(b)および(c)に表示された信号は、胸骨圧迫によって発生したノイズであると判定することができる。
したがって、これらのことから、胸骨圧迫ノイズ除去処理部27は、除細動パッド11a、11bによって測定されたPad誘導信号から、ノイズ測定電極12aと除細動パッド11aによって測定されたN1誘導信号、または、ノイズ測定電極12bと除細動パッド11bによって測定されたN2誘導信号を差し引くことによって、真のECG信号を生成することができる。
図5は、患者に貼り付けられる除細動パッドとノイズ測定電極の変形例1を示す。図5(a)は、除細動パッド11a(11b)の近傍に貼られるノイズ測定電極12a(12b)の一形態を示す。図に示すように、この形態では除細動パッド11a(11b)の周囲を囲ってノイズ測定電極12a(12b)が配置されている。
また、図5(b)は、除細動パッド11a(11b)内にノイズ測定電極12a(12b)が配置される一形態を示す。図に示すように、この形態では除細動パッド11a(11b)に開口31が形成され、その開口31の内部(生体の所定位置の一例)にノイズ測定電極12a(12b)が配置され患者に貼り付けられる。このような構成(図5(a)(b))にした場合でもノイズ信号の測定が可能であり、胸骨圧迫ノイズ除去処理部27によって真のECG信号を生成することができる。
また、図6は、患者に貼り付けられる除細動パッドとノイズ測定電極の、さらに別の変形例2を示す。図に示すように、この形態では除細動パッド11aと11bが心臓を挟む位置に貼られ、ノイズ測定電極12が一対の除細動パッド11aと11bの間における胸骨圧迫実施部位、すなわち、心臓の上方(胸骨圧迫実施箇所の一例)に貼られている。ノイズ測定電極12によって胸骨圧迫によるノイズの誘導を測定しているが、この場合には胸骨圧迫による圧力が直接電極に加わるため、心電図に比べて非常に大きな振幅のノイズが測定されることになる。この非常に大きい特徴を有するノイズ(胸骨圧迫)の電気信号を利用することによって、最適なノイズ除去フィルタを選択することができ、胸骨圧迫ノイズ除去処理部27によって真のECG信号を生成することができる。
また、上述した形態では、心電図測定電極として除細動パッドを使用したが、このほか例えば、除細動パッドの近傍に除細動パッドとは別体に配置した心電図測定用の電極を使用するようにしてもよい。
また、上述した形態では、心電図測定用の電極として除細動パッドを使用し、ノイズ信号測定用の電極とし除細動パッドの近位に貼ったノイズ測定電極を使用したが、この形態に限定されず、例えば、除細動パッドをノイズ信号測定用の電極として使用し、除細動パッドの近位に貼った電極を心電図測定用の電極として使用するようにしてもよい。さらに、この場合であっても、図5(a)、(b)を参照して説明した変形例1〜2のように、除細動パッドの周囲を囲って心電図測定電極を配置してもよく、あるいは、除細動パッドに開口を形成して、その開口の内部に心電図測定電極を配置するようにしてもよい。
さらに、上述した形態ではノイズ測定電極と心電図測定電極を2つ以上の貼り付けパッド(シート)に分離する構成としたが、この形態に限定されず、例えば、図7に示すように心電図測定電極11a(11b)とノイズ測定電極12a(12b)とを1つの貼り付けパッド(シート)41に取り付けて一体の電極となる構成にしてもよい。
以上のような構成により、除細動器において心電図を測定するために用いられる電極(除細動パッド)とは別のノイズ測定用の電極を患者の胸部に貼り、積極的に胸骨圧迫によるノイズ信号を測定(電極−皮膚間に生じている外乱そのものを監視)し、さらにノイズ信号と心電図信号を分析することにより、胸骨圧迫によるノイズの影響を有効に除去することができる。これにより、胸骨圧迫中における除細動器の心電図判定(除細動適用の要否判定)がより的確になり、操作者の迅速な救命措置が可能になる。
また、ノイズ測定電極を除細動パッドの近傍に配置することで、的確にノイズ成分の多い電気信号をノイズ信号として測定することができる。また、ノイズ測定電極を除細動パッド間に配置すれば、胸骨圧迫によるより特徴的なノイズ信号を測定できノイズを有効に除去することができる。
また、除細動パッドとは別体に設けた電極により心電図を測定するようにしても胸骨圧迫によるノイズを除去することができる。また、除細動パッドによってノイズを測定する構成にしても、ノイズ信号と心電図信号を分析することにより胸骨圧迫によるノイズを除去することができる。
また、心電図測定電極とノイズ測定電極を1つの貼り付けパッドに取り付けて一体にすることによって、操作者は従来と同様の手順で正確に心電図解析に使用される電極を患者に貼ることができる。
また、心電図測定電極とノイズ測定電極を2つ以上のシートに分離する構成とした場合には、既存の除細動パッドをそのまま電極として使用することができコストの抑制が可能になる。
また、患者に貼り付けた電極から得られる胸部インピーダンスを計測することにより、胸骨圧迫がされているか否かの判断を正確にすることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では生体モニタにおいて用いられる心電図解析装置について説明する。生体モニタは、例えば、患者に装着した生体情報検出部によって生体情報を検出し、当該検出した生体情報を表示部に表示するベッドサイドモニタのことをいう。生体モニタにおいて用いられる心電図解析装置1では、心電図測定電極として心電図モニタリング用の電極11A(11Ar、11Al、11Af)を用いている。なお、以下の説明において第1の実施形態と同一のまたは同様の部分については同一の符号を付しており、その説明を省略する。
第2の実施形態では生体モニタにおいて用いられる心電図解析装置について説明する。生体モニタは、例えば、患者に装着した生体情報検出部によって生体情報を検出し、当該検出した生体情報を表示部に表示するベッドサイドモニタのことをいう。生体モニタにおいて用いられる心電図解析装置1では、心電図測定電極として心電図モニタリング用の電極11A(11Ar、11Al、11Af)を用いている。なお、以下の説明において第1の実施形態と同一のまたは同様の部分については同一の符号を付しており、その説明を省略する。
生体モニタでは、心電図モニタリング用の電極11Aで測定した情報とノイズ測定電極12で測定した情報とを組み合わせることにより、真のECGを生成している。
図8は、生体モニタにおいて患者に取り付けられる各電極の位置を示す。
図8は、生体モニタにおいて患者に取り付けられる各電極の位置を示す。
心電図モニタリング用の電極11Aは、例えば、3電極、6電極、10電極など複数の電極が1組となったものである。図8に示す心電図モニタリング用の電極11Aは、R電極11Ar、L電極11Al、およびF電極11Afの3電極から構成されている。図に示すように、R電極11Arは右鎖骨下、L電極11Alは左鎖骨下、F電極11Afは左わき腹付近にそれぞれ貼られる。
これにより、図の矢印Iに示すR電極11ArとL電極11Al間の電位変化(I誘導)による心電図、矢印IIに示すR電極11ArとF電極11Af間の電位変化(II誘導)による心電図、および矢印IIIに示すL電極11AlとF電極11Af間の電位変化(III誘導)による心電図を測定することができる。なお、I誘導、II誘導、III誘導は、それぞれ標準肢誘導の一つである。
また、ノイズ測定電極12a、12bは、R電極11Ar、F電極11Afの近傍にそれぞれ貼られる。これにより、ノイズ信号はノイズ測定電極12aとR電極11Ar間の電位変化(N1誘導)、およびノイズ測定電極12bとF電極11Af間の電位変化(N2誘導)として測定される。
したがって、胸骨圧迫ノイズ除去処理部27は、R電極11Ar、F電極11Afによって測定されたII誘導信号から、ノイズ測定電極12aとR電極11Arによって測定されたN1誘導信号、またはノイズ測定電極12bとF電極11Afによって測定されたN2誘導信号を差し引くことによって、真のECG信号を生成することができる。
図9は、患者に貼り付けられる心電図モニタリング用の電極とノイズ測定電極の変形例を示す。図に示すように、この形態では心電図モニタリング用の電極11Aの周囲を囲ってノイズ測定電極12a(12b)が配置されている。このように構成した場合でもノイズ信号の測定が可能であり、胸骨圧迫ノイズ除去処理部27によって真のECG信号を生成することが可能である。
また、第2の実施形態の場合にも、図6に示す第1の実施形態と同様の構成により、ノイズ測定電極12をR電極11ArとF電極11Afの間における胸骨圧迫実施部位(心臓の上方)に貼るようにしてもよい。この場合にも胸骨圧迫ノイズ除去処理部27によって真のECG信号を生成することができる。
以上のような構成により、生体モニタにおいても心電図を測定するために用いられる電極(心電図モニタリング用の電極)とは別のノイズ測定用の電極を患者の胸部に貼り胸骨圧迫によるノイズ信号を測定し、ノイズ信号と心電図信号を分析することにより、胸骨圧迫によるノイズを有効に除去することができる。そして、胸骨圧迫中における生体モニタの心電図判定がより的確になり、操作者の迅速な救命措置が可能になるほか、上記除細動器の場合と同様の効果を奏する。
(ノイズ除去方法の別の形態)
次に、胸骨圧迫ノイズ除去処理部27によって選択されるノイズ除去方法の別の形態について説明する。上記第1、第2の実施の形態では真のECGの生成に際し、Pad誘導信号(II誘導信号)からN1誘導信号またはN2誘導信号を差し引く処理について説明したが、このほか以下のようなフィルタ処理を施すことによってノイズを除去するようにしてもよい。
次に、胸骨圧迫ノイズ除去処理部27によって選択されるノイズ除去方法の別の形態について説明する。上記第1、第2の実施の形態では真のECGの生成に際し、Pad誘導信号(II誘導信号)からN1誘導信号またはN2誘導信号を差し引く処理について説明したが、このほか以下のようなフィルタ処理を施すことによってノイズを除去するようにしてもよい。
例えば、図10(a)は、心室細動(VF)を起こしている患者に対して胸骨圧迫を行った場合の心電図波形を示す。また、図10(b)は、図10(a)に示す心電図波形に対して周波数解析を行った周波数成分を示す。心室細動の周波数が比較的高い為に、周波数解析を行うと図10(b)に示されるように胸骨圧迫によるノイズの周波数成分と心電図(VF波形)の周波数成分が分離される。なお、周波数成分が分離しているかどうかを判別するには、心電図とノイズ信号それぞれに対して周波数解析を行いその結果を比較すればよい。そして、周波数解析を行った結果、周波数成分が分離されている場合には、心電図波形からノイズ信号が有する周波数帯域のみを除去することによって真のECGを得ることができる。例えば、ノイズ信号から胸骨圧迫の周期を求め、その周波数(又はその整数倍)に基づいてフィルタ処理を行なえば良い。
図11(a)は、図10(a)に示す心電図波形からノッチフィルタによってノイズ信号が有する周波数帯域のみを除去した波形、すなわち真のECGを示す。なお、図11(b)は、図11(a)に示す心電図波形に対して周波数解析を行った周波数成分を示す。この周波数解析結果から明らかなように、図11(b)を図10(b)と比較すると胸骨圧迫によるノイズ信号が除去されていることを判別することができる。
また、例えば、図12は、ノイズ信号をリファレンスとした適応フィルタ処理によりノイズを除去する形態を示す。
図12(a)は、心室細動に胸骨圧迫のノイズが混入したPad誘導信号を示す。また、図12(b)は、胸骨圧迫によるノイズ信号であるN1誘導信号とN2誘導信号の差分を表したリファレンス波形を示す。そして、図12(c)は、N1誘導信号とN2誘導信号の差分を心電図に混入しているノイズのリファレンスとするLMS適応フィルタによりノイズを除去した真のECGを示す。
図12(a)は、心室細動に胸骨圧迫のノイズが混入したPad誘導信号を示す。また、図12(b)は、胸骨圧迫によるノイズ信号であるN1誘導信号とN2誘導信号の差分を表したリファレンス波形を示す。そして、図12(c)は、N1誘導信号とN2誘導信号の差分を心電図に混入しているノイズのリファレンスとするLMS適応フィルタによりノイズを除去した真のECGを示す。
胸骨圧迫のレートが一定でない等の刻々と変化するノイズに対して、フィルタの係数を変え、ノイズに対するフィルタの最適化を図る。すなわち時間の経過にともなって、除去する周波数帯域を変化させる。そして、心室細動とノイズが混在している波形(図11(a))にフィルタ処理を施した結果が、ノイズのみの波形(図11(b))と一致するようにフィルタの係数を変化させる。その結果、その差分を真のECGとして測定することができる。また、ノイズ信号を分析することで、胸骨圧迫のレートが一定でないことを確認でき、その旨を救助者に通知するようにしても良い。
また、例えば、ノイズ測定用の電極の数を増やすことによりノイズ信号を複数測定し、ノイズ信号と心電図信号を独立成分分析によりフィルタ処理してノイズを除去するようにしてもよい。
心電図とノイズ信号を分析することによって、上述した複数のノイズ除去処理の中から、最適なノイズ除去方法を選択することが可能である。また、心電図とノイズ信号の周波数帯域が重複する等の原因により、最適なノイズ除去方法を選択できない場合には、胸骨圧迫中のノイズ除去は行わず、基本フィルタ処理部25のみによってフィルタ処理を行った波形を真のECGとしてもよい。そして、そのような状態であることをメッセージや音声などで救助者に通知するようにしてもよい。
なお、各計測部(心電図計測部21、ノイズ信号計測部22、インピーダンス計測部23)と、心電図解析部24(基本フィルタ処理部24、胸骨圧迫実施判定部26、胸骨圧迫ノイズ除去処理部27)と、心電図解析部24で得られた真のECG信号を除細動器に送信する送信部と、をモジュール化して一つの信号処理部品を構成してもよい。そして、その信号処理部品と心電図測定電極11とノイズ測定電極12とを備え、ノイズ除去機能を有する電極セットを構成することで本発明を具現化しても良い。
以上のような構成により、除細動器や生体モニタにおいて心電図を測定するために用いられる電極とは別のノイズ測定用の電極を患者の胸部に貼り、積極的に胸骨圧迫によるノイズ信号を測定し、さらにノイズ信号と心電図信号を分析することにより、最適なフィルタ手法を選択することができ胸骨圧迫によるノイズを低減させることができる。また、最適なフィルタ手法を選択できない場合には、その原因を救助者に示すことでその後の的確な処置を行うことが可能になり状況の改善を図ることができる。
1:心電図解析装置、11,11a,11b:心電図測定電極、11A:心電図モニタリング用の電極、12,12a,12b:ノイズ測定電極、21:心電図計測部、22:ノイズ信号計測部、23:インピーダンス計測部、24:心電図解析部、25:基本フィルタ処理部、26:胸骨圧迫実施判定部、27:胸骨圧迫ノイズ除去処理部、31:開口、41:貼り付けパッド(シート)
Claims (17)
- 心電図を測定するための一組の心電図測定電極と、
ノイズを測定するための少なくとも一つ以上のノイズ測定電極と、
前記心電図測定電極によって測定された心電図信号と前記ノイズ測定電極によって測定されたノイズ信号を計測する計測部と、
前記心電図信号とノイズ信号とに基づいて、ノイズを除去したノイズ除去心電図を抽出する心電図抽出解析部と、
を備えたことを特徴とする心電図解析装置。 - 前記心電図測定電極が、電気ショックを実施するための一対の除細動パッドであることを特徴とする請求項1に記載の心電図解析装置。
- 前記ノイズ測定電極が、電気ショックを実施するための一対の除細動パッドであることを特徴とする請求項1に記載の心電図解析装置。
- 前記ノイズ測定電極が、前記心電図測定電極の近傍に配置される電極であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の心電図解析装置。
- 前記ノイズ測定電極が、前記心電図測定電極に形成された開口の内部に設置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の心電図解析装置。
- 前記ノイズ測定電極が、前記一組の心電図測定電極の間に配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の心電図解析装置。
- 前記ノイズ信号は、
一組の前記ノイズ測定電極間、または前記ノイズ測定電極と前記心電図測定電極間で得られる信号であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の心電図解析装置。 - 前記ノイズ信号は、
一組の前記ノイズ測定電極間にキャリア電流を印加した際に得られるインピーダンス、または、前記ノイズ測定電極と前記心電図測定電極間にキャリア電流を印加した際に得られるインピーダンスであることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の心電図解析装置。 - 前記ノイズ信号から胸骨圧迫の周期を求め、その周波数に基づいてフィルタ処理することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の心電図解析装置。
- 前記ノイズ信号をリファレンスとした適応フィルタ処理を行なうことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の心電図解析装置。
- 前記ノイズ信号と前記心電図信号を独立成分分析によってフィルタ処理することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の心電図解析装置。
- 前記心電図測定電極のケーブルと前記ノイズ測定電極のケーブルが1つのコネクタに取り付けられ、当該コネクタを前記計測部に接続可能であることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の心電図解析装置。
- 前記心電図測定電極のケーブルと前記ノイズ測定電極のケーブルが2つ以上のコネクタに分けて取り付けられ、これらのコネクタを前記計測部に各々接続可能であることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の心電図解析装置。
- 前記心電図測定電極と前記ノイズ測定電極が、1つのシート上に設けられ、前記計測部に接続可能であることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の心電図解析装置。
- 前記心電図測定電極と前記ノイズ測定電極が、2つ以上のシートに分けて設けられ、前記計測部に接続可能であることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の心電図解析装置。
- 前記心電図解析装置は、除細動器であることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の心電図解析装置。
- 外部装置に接続される電極セットであって、
心電図を測定するための一組の心電図測定電極と、
ノイズを測定するための少なくとも一つ以上のノイズ測定電極と、
前記心電図測定電極によって測定された心電図信号と前記ノイズ測定電極によって測定されたノイズ信号を計測する計測部と、
前記心電図信号とノイズ信号とに基づいて、ノイズを除去したノイズ除去心電図を抽出する心電図抽出解析部と、
前記ノイズ除去心電図を前記外部装置に送信する送信部と、
を備えることを特徴とする電極セット。
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