JP2014073085A - 犬の糞取り具 - Google Patents
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Abstract
【課題】犬の糞を路面等から拾い上げる際に腰を折るような姿勢を取らずに、身体を立てた楽な姿勢でそれを行うことが可能であり、それ以外の時点ではコンパクトであること。
【解決手段】大径支持管1a及びこれに最大引出状態で仮固定可能に内装した小径支持管1bからなる伸縮支持管1と、その中に配した大径操作管2a及びこれに最大引出状態で仮固定可能に内装した小径操作管2bからなる伸縮操作管2と、小径支持管1bの下部に介在片3を介して配した支持フレーム4、4と、開閉する糞取り用の二つの支分容器5、5と、伸縮操作管2の後退動作によって支分容器5、5を閉じ、進出動作によって開く開閉操作手段6と、支分容器5、5を閉じる伸縮操作管2の最後退状態をロックするロック手段7と、伸縮操作管2の大径操作管2aの上端にこれに直交する向きに配した操作用グリップ部8と、大径支持管1aの上端に固設した操作枠部9とで構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】大径支持管1a及びこれに最大引出状態で仮固定可能に内装した小径支持管1bからなる伸縮支持管1と、その中に配した大径操作管2a及びこれに最大引出状態で仮固定可能に内装した小径操作管2bからなる伸縮操作管2と、小径支持管1bの下部に介在片3を介して配した支持フレーム4、4と、開閉する糞取り用の二つの支分容器5、5と、伸縮操作管2の後退動作によって支分容器5、5を閉じ、進出動作によって開く開閉操作手段6と、支分容器5、5を閉じる伸縮操作管2の最後退状態をロックするロック手段7と、伸縮操作管2の大径操作管2aの上端にこれに直交する向きに配した操作用グリップ部8と、大径支持管1aの上端に固設した操作枠部9とで構成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、犬の糞取り具、特に散歩の途中等で犬が糞をした場合に、その糞を路面等から拾い上げて衛生的に保持し、帰宅後に処理することができる犬の糞取り具に関する。
このような犬の糞取り具には多くの提案例がある。
例えば、特許文献1は犬の糞取り道具に関し、これは、棒状の握り部と、該握り部の先端に構成したリング状部と、該リング状部の内側に配した容器状網部と、前記握り部に配した、該容器状網部内外を被覆する袋を一時保持するためのクリップとで構成したものである。
例えば、特許文献1は犬の糞取り道具に関し、これは、棒状の握り部と、該握り部の先端に構成したリング状部と、該リング状部の内側に配した容器状網部と、前記握り部に配した、該容器状網部内外を被覆する袋を一時保持するためのクリップとで構成したものである。
従ってこの特許文献1の糞取り道具では、リング状部を含めて容器状網部に袋を被せ、該袋の口部側を握り部に配したクリップで挟んで保持した上で、犬の散歩を開始する。散歩中に、犬が糞をし始めた場合には、この糞取り道具の袋を被せた容器状網部を、該犬の尻の下に差し出せば、その該容器状網部に被せた袋の上で、該犬の糞を受け取ることができる。犬が糞をし終わった後、袋の口部をクリップから外し、その表裏を反転させながら糞をその内側に入れることにすれば、この糞取り道具のリング状部及び容器状網部を含めていずれの部位も糞で汚すようなことなく、また手を汚すこともなく、糞を表裏反転した袋の中に入れてしまうことができる。帰宅後にこれを適切に処理することができる。
しかし特許文献1の糞取り道具は、その握り部が十分な長さを持つものでも、伸縮可能なものでもなく、その携帯の都合上、実際には、その握り部はかなり短いものとせざるを得ない。それ故、糞をしようとする犬の尻の下にその容器状網部を差し出す際には、腰を落としてそのような操作をするしかない。従ってこれを使用する者は腰を痛める虞があると云わざるを得ない。
特許文献2は犬の糞取り具に関し、これは、底板と、該底板に蝶番部を介して開閉可能に連結した蓋体と、該蓋体を開いた状態で底板及び蓋体上に粘着面を上にして載置する片面粘着シートと、先端を該蓋体に回動可能に連結した操作棒とを有し、該操作棒の操作により蓋体を開閉可能としたものである。
特許文献2の犬の糞取り具によれば、特許文献1の糞取り道具と同様に、糞をしようとしている犬の尻の下にこれを差し出して糞を受け取る構成のものである。特許文献2の糞取り具の場合は、蓋体を開いて、底板を犬の尻の下に差し出し、該底板に配した片面粘着シート上で糞を受け取るものであり、その具体的な構成が特許文献1のそれとは若干異なる。この特許文献2の犬の糞取り具の場合は、底板上の片面粘着シート上に載った糞は、蓋体を閉じると、自ずと該蓋体上の片面粘着シートによりその上部が被覆される状態となり、全体として片面粘着シートで包まれた状態となる。
帰宅後に、該片面粘着シートをそのまま外して処理すれば、糞の処理を完了させることができる。底板も蓋体も糞で汚すことなく、また手を汚すこともなく、糞を受け取り、かつその後の処理を行うことができる。しかし、特許文献2の糞取り具も特許文献1の糞取り道具と同様に、犬の尻の下に差し出し、または置いて使用するものであり、いずれにしても尻の下に差し出す際にはかなり低い姿勢になる必要がある。使用者が腰を痛める虞のあるものである。
特許文献3は犬の糞取り器に関し、これは、両者で楕円弧状をなす、半楕円弧状の固定捕集フレームと同様の可動捕集フレームと、これらを重ね合わせ自在に支持する把手部と、両捕集フレームに付設した袋保持手段と、で構成し、開口部縁に環状の係止部及び舌片状の係止部を備えた袋を、一対で楕円弧をなす捕集フレーム内に入れ、その開口部縁の環状の係止部及び舌片状の係止部を袋保持手段で保持して使用するようにしたものである。
特許文献3の犬の糞取り器によれば、犬が糞をする際に、その尻の下に前記袋を保持した該捕集フレームを差し出し、その袋で糞を受け取るものであり、糞を受け取った後は、該捕集フレームのうち、可動捕集フレームを回転させて固定捕集フレームと重ね合わせた状態にして持ち帰ることができる。帰宅後は、袋を取り外して袋ごと糞の処理をすることができる。
特許文献3の犬の糞取り器は、以上のように、糞を受け取るために、犬の尻の下に差し出すものであるから、特許文献1及び2と同様に、使用時には姿勢を低くする必要があり、腰を痛める虞がある。また袋を、開口部縁から延長した環状の係止部及び舌片状の係止部で捕集フレームに取り付けるものであるため、捕集フレームの全体が袋でカバーされることがない。犬は、糞をする際に、じっとしているとは限らず、尻は前後左右に動く可能性がある。そのため、尻から落ちてくる糞が捕集フレームに接触する可能性があり、これによって該捕集フレームを糞で汚してしまう虞がある。
特許文献4は携帯用糞取り器に関し、これは、基部側で開閉自在に結合した容器状の下挟み片及び蓋状の上挟み片と、これらの基部に配した袋保持手段であって、容器状の下挟み片の中に配し、該下挟み片及び上挟み片側にその口部側を反転させた袋の口部を保持する袋保持手段とを備えたものである。
特許文献4の携帯用糞取り器は、袋を、前記のように、その下挟み片の内部に配置し、その口部を裏返して下挟み片の下側及び上挟み片の上側、更にはそれらの両側部を被覆する状態にした上で、その袋の口部側を上及び下挟み片と共に袋保持手段で保持状態して犬の散歩時に出かけるようにするものである。
犬が糞をした場合には、路面に落ちたそれを、上挟み片及び下挟み片を開いた上で、下挟み片側でその糞を取り、袋で被覆してあるその内部に取り込む。その後は、散歩の終了まで上挟み片及び下挟み片を閉じた状態にして置き、帰宅後は、袋を取り外し、その内部に入った状態の糞をその袋と共に処分する。こうして、糞を直接に手で触れることなく、更に、最初から最後まで、該携帯用糞取り器のいずれの部位も糞で汚すことなく、その使用を終了させることができる。
しかし、この携帯用糞取り器の場合も、これは、糞を犬の尻の下に差し出して受け止めるものではないが、その上及び下挟み片の背後側の基部側を掴むことができるようになっており、その状態で、腰を低くして路面に落ちた糞を拾うものとなっており、やはり腰を痛める虞があるものである。
特許文献5はペット用糞取り器に関し、これは、二つを一組にした碗部材を向かい合わせにしてワニ口状に開閉可能なようにピン結合し、更に両碗部材の開口寸法に大小の差を設けると共に、大口の碗部材の内周壁を開口側に向かって広がるテーパ面とし、小口の碗部材の開口端面を大口の碗部材の前記テーパ面に当接させるようにしたものである。
特許文献5のペット用糞取り器は、路面等に落下したペットの糞を拾い上げるための手段であり、上下の碗部材を開いた上で、下側の小口の碗部材の先端を路面等の上に落ちている糞の下に滑り込ませ、上側の碗部材を閉じることで、両碗部材の中に糞を取り込み、その状態で持ち帰り、帰宅後に糞の処理を行うものである。それ故、糞を拾い上げる動作は、腰を折った姿勢で行う腰に負担の掛かるものであり、腰を痛める虞がある。また両碗部材に糞が直接接触するものであり、使用の度に洗浄する必要があるものでもある。
本発明は、特に散歩の途中等でした飼い犬の糞を路面等から拾い上げる際に、腰を折るような姿勢を取らずに、身体を立てた楽な姿勢で、それを行うことが可能であり、他方、それ以外の時点では、コンパクトな形態を保持することができると共に、拾い上げた犬の糞を衛生的に保持し、帰宅後に容易に処理することができる犬の糞取り具を提供することを解決の課題とする。
本発明の1は、大径支持管及びこれに途中まで引出可能かつ最大引出状態及び最大後退状態で仮固定できるように内装した小径支持管からなる伸縮支持管と、
前記伸縮支持管中に配した大径操作管及びこれに途中まで引出可能かつ最大引出状態で仮固定できるように内装した小径操作管からなる伸縮操作管と、
前記伸縮支持管の小径支持管の下部外周の対向する部位に介在片を介して配した相互に平行な二枚の支持フレームと、
相互の開口部が離接することで開閉する糞取り用の二つの支分容器であって、各々その内部に該内部を被覆すべく配し、開口部で外側に折り返した袋部材の開口縁を該開口部の近傍の外周部で保持する袋縁保持手段を備えた二つの支分容器と、
前記二つの支分容器を開閉操作する、前記二枚の支持フレームに配した開閉操作手段であって、前記伸縮操作管の後退動作によって該二つの支分容器を閉じ、進出動作によって開くように動作する開閉操作手段と、
前記二つの支分容器を閉じる前記伸縮操作管の最後退状態をロックするロック手段であって、必要に応じてロック解除可能なロック手段と、
前記伸縮操作管の大径操作管の上端にこれを手動により進退操作すべくこれに直交する向きに配した操作用グリップ部と、
前記伸縮支持管の大径支持管の上端に固設した操作枠部であって、前記操作用グリップ部の進退動作範囲の両側部及び後部を囲むように配した操作枠部と、
で構成した犬の糞取り具である。
前記伸縮支持管中に配した大径操作管及びこれに途中まで引出可能かつ最大引出状態で仮固定できるように内装した小径操作管からなる伸縮操作管と、
前記伸縮支持管の小径支持管の下部外周の対向する部位に介在片を介して配した相互に平行な二枚の支持フレームと、
相互の開口部が離接することで開閉する糞取り用の二つの支分容器であって、各々その内部に該内部を被覆すべく配し、開口部で外側に折り返した袋部材の開口縁を該開口部の近傍の外周部で保持する袋縁保持手段を備えた二つの支分容器と、
前記二つの支分容器を開閉操作する、前記二枚の支持フレームに配した開閉操作手段であって、前記伸縮操作管の後退動作によって該二つの支分容器を閉じ、進出動作によって開くように動作する開閉操作手段と、
前記二つの支分容器を閉じる前記伸縮操作管の最後退状態をロックするロック手段であって、必要に応じてロック解除可能なロック手段と、
前記伸縮操作管の大径操作管の上端にこれを手動により進退操作すべくこれに直交する向きに配した操作用グリップ部と、
前記伸縮支持管の大径支持管の上端に固設した操作枠部であって、前記操作用グリップ部の進退動作範囲の両側部及び後部を囲むように配した操作枠部と、
で構成した犬の糞取り具である。
本発明の2は、本発明の1の犬の糞取り具において、
前記大径支持管の少なくとも先端近傍の内径を先端に向かって小径になる縮小テーパ状に構成し、前記小径支持管の少なくとも後端近傍の外径を後端に向かって大径になる拡大テーパ状に構成し、該大径支持管に内装した該小径支持管を前方に引き出した場合に、前者の先端の縮小テーパ状の部分に後者の後端の拡大テーパ状の部分が係止して仮固定状態になるように構成し、
かつ前記大径操作管の少なくとも先端近傍の内径を先端に向かって小径になる縮小テーパ状に構成し、前記小径操作管の少なくとも後端近傍の外径を後端に向かって大径になる拡大テーパ状に構成し、該大径操作管に内装した該小径操作管を前方に引き出した場合に、前者の先端の縮小テーパ状の部分に後者の後端の拡大テーパ状の部分が係止して仮固定状態になるように構成したものである。
前記大径支持管の少なくとも先端近傍の内径を先端に向かって小径になる縮小テーパ状に構成し、前記小径支持管の少なくとも後端近傍の外径を後端に向かって大径になる拡大テーパ状に構成し、該大径支持管に内装した該小径支持管を前方に引き出した場合に、前者の先端の縮小テーパ状の部分に後者の後端の拡大テーパ状の部分が係止して仮固定状態になるように構成し、
かつ前記大径操作管の少なくとも先端近傍の内径を先端に向かって小径になる縮小テーパ状に構成し、前記小径操作管の少なくとも後端近傍の外径を後端に向かって大径になる拡大テーパ状に構成し、該大径操作管に内装した該小径操作管を前方に引き出した場合に、前者の先端の縮小テーパ状の部分に後者の後端の拡大テーパ状の部分が係止して仮固定状態になるように構成したものである。
本発明の3は、本発明の1又は2の犬の糞取り具において、
前記開閉操作手段を、
二つの支分容器の周側の上部側の一部から各々その軸心と直交する方向に延び、途中の屈曲部で内側に屈曲延長した「く」の字形状の作動腕片と、
前記二つの作動腕片の上端を前記伸縮操作管の小径操作管の下端に相互に対向する位置関係で回動自在にピン結合する上部ピン部材と、
前記二つの作動腕片の各屈曲部に固設した中間ピン部材であって、各々前記二枚の支持フレームに前記伸縮操作管の伸縮方向に直交する向きに形成した二つの長孔の各々にスライド移動自在に挿入係止してなる二つの中間ピン部材と、
前記小径操作管の前記上部ピン部材を結合した部位の直上に配した鍔体及び前記小径支持管の下端との間に該小径操作管を下降動作させるべく挿入した圧縮コイルバネと、
で構成したものである。
前記開閉操作手段を、
二つの支分容器の周側の上部側の一部から各々その軸心と直交する方向に延び、途中の屈曲部で内側に屈曲延長した「く」の字形状の作動腕片と、
前記二つの作動腕片の上端を前記伸縮操作管の小径操作管の下端に相互に対向する位置関係で回動自在にピン結合する上部ピン部材と、
前記二つの作動腕片の各屈曲部に固設した中間ピン部材であって、各々前記二枚の支持フレームに前記伸縮操作管の伸縮方向に直交する向きに形成した二つの長孔の各々にスライド移動自在に挿入係止してなる二つの中間ピン部材と、
前記小径操作管の前記上部ピン部材を結合した部位の直上に配した鍔体及び前記小径支持管の下端との間に該小径操作管を下降動作させるべく挿入した圧縮コイルバネと、
で構成したものである。
本発明の4は、本発明1、2又は3の犬の糞取り具において、
前記ロック手段を、
前記伸縮支持管の小径支持管の一部にこれと直交する向きに固設した保護筒体と、
前記保護筒体の外端に配した中央に軸孔を開口した蓋体と、
前記蓋体の軸孔から前記保護筒体内に挿入したロック用軸体であって、その内端を前記小径支持管の対応する部位に開口した内部軸孔を通じてその内部に挿入し、前記伸縮操作管の最後退状態でその小径操作管の周側に開口したロック孔に挿入状態となるロック用軸体と、
前記ロック用軸体の途中に固設した鍔体及び前記蓋体との間に挿入する圧縮コイルバネであって、該ロック用軸体の内端が前記伸縮操作管の最後退状態でその小径操作管の周側のロック孔に挿入状態となるように付勢する圧縮コイルバネと、
前記ロック用軸体の外端に固設した操作用円板と、
で構成したものである。
前記ロック手段を、
前記伸縮支持管の小径支持管の一部にこれと直交する向きに固設した保護筒体と、
前記保護筒体の外端に配した中央に軸孔を開口した蓋体と、
前記蓋体の軸孔から前記保護筒体内に挿入したロック用軸体であって、その内端を前記小径支持管の対応する部位に開口した内部軸孔を通じてその内部に挿入し、前記伸縮操作管の最後退状態でその小径操作管の周側に開口したロック孔に挿入状態となるロック用軸体と、
前記ロック用軸体の途中に固設した鍔体及び前記蓋体との間に挿入する圧縮コイルバネであって、該ロック用軸体の内端が前記伸縮操作管の最後退状態でその小径操作管の周側のロック孔に挿入状態となるように付勢する圧縮コイルバネと、
前記ロック用軸体の外端に固設した操作用円板と、
で構成したものである。
本発明1の犬の糞取り具によれば、飼い犬との散歩中等に犬が糞をした場合に、路面等に落ちた糞を腰をかがめたりすることなく、立った状態で容易にこれを回収し、これを持ち帰ることができる。
飼い犬の散歩に出かける際には、この犬の糞取り具の二つの支分容器に予め袋部材を取り付けておく。袋部材は、各支分容器の内面に沿ってこれを配置し、その開口縁を該支分容器の開口部で外側に折返し、前記袋縁保持手段で保持しておく。
この犬の糞取り具は、前記伸縮支持管の小径支持管を大径支持管内に後退状態に押し込んで置くと、前記開閉操作手段が該伸縮支持管の小径支持管の下部に固定した支持フレームに構成してあるので、自ずとこれに結合している伸縮支持管内の伸縮操作管も、その小径操作管が大径操作管内に後退状態に押し込まれ、全体として短縮状態になる。また大径支持管内への小径支持管の最後退状態は仮固定される。従ってこの犬の糞取り具は、コンパクトな状態で携帯することができることになる。
犬が糞をした場合には、前記伸縮支持管の小径支持管をそれ以上引けなくなるところまで引っ張り出して進出状態にする。このようにすると、前記のような理由から、その内部の伸縮操作管の小径操作管も同時に大径操作管から最大限度引き出され最大進出状態となる。該伸縮支持管及び該伸縮操作管のこの状態も仮固定されることになる。
そこでこの状態で該伸縮支持管の大径支持管の後部付近や前記操作枠部を掴んで立ったままで開いた状態の二つの支分容器を糞の位置に近づけ、前記操作枠部内に位置する操作用グリップ部を後退方向に引き、該糞を該二つの支分容器中に取り込みながらこれらを閉じる。該操作用グリップ部の後退操作によって前記伸縮操作管の大径操作管が後退動作させられ、当然、これによって小径操作管が後退動作し、更にこれによって、前記のように、前記開閉操作手段が前記二つの支分容器にこれらを閉じる動作をさせることになる訳である。このとき、該伸縮操作管の最後退状態は前記ロック手段でロックされ、これを通じて該二つの支分容器の閉じた状態もロックされることになる。
従って、犬の散歩をしているこの犬の糞取り具の使用者は、そのまま特別の操作を継続することなく、二つの支分容器の閉じた状態を維持することができる。この状態の伸縮支持管の小径支持管を大径支持管内に押し込めば、これを短縮状態にすることができ、前記のように、これによって同時に伸縮操作管の小径操作管を大径操作管内に押し込み、全体として短縮状態にすることができる。前記のように、大径支持管内への小径支持管の後退状態は仮固定され、以上の全体としての短縮状態も仮固定されることになる。こうして糞を回収するとき以外はコンパクトな状態にして携帯することができる。
帰宅後は、前記ロック手段を解除して、伸縮操作管の進出を許容し、二つの支分容器を開くことができる。このとき、該二つの支分容器は一方を下に、他方を上に位置させて、それらを開状態にすると、その内部に入っている糞は、下方に位置する支分容器に入った状態になり、開いた途端に外部に落としてしまうような恐れは無くなる。この状態で、袋部材を、その開口縁を袋縁保持手段から外して支分容器から取り出せば、内部の糞を手を汚すこと無く取り出して処分することができる。また、当然に、二つの支分容器も糞で汚すことがない。
本発明の2の犬の糞取り具によれば、前記伸縮支持管及び前記伸縮操作管を容易に構成することができる。
本発明の3の犬の糞取り具によれば、二つの支分容器の開閉操作手段を、簡単な構成で実現することができる。
本発明の4の犬の糞取り具によれば、伸縮操作管の小径操作管の最後退状態を自動的かつ確実にロック可能であり、ロック解除も極めて簡単である。
以下、発明を実施するための形態を実施例に基づき、かつ添付図を参照しつつ詳細に説明する。
この実施例の犬の糞取り具は、図1(a)、(b)〜図6(a)、(b)に示すように、大径支持管1a及びこれに内装した小径支持管1bからなる伸縮支持管1と、該伸縮支持管1中に配した大径操作管2a及びこれに内装した小径操作管2bからなる伸縮操作管2と、該伸縮支持管1の小径支持管1bの下部に介在片3、3…を介して取り付けた二枚の支持フレーム4、4と、糞取り用の二つの支分容器5、5と、該二つの支分容器5、5を開閉操作する開閉操作手段6と、前記二つの支分容器5、5を閉じる前記伸縮操作管2の最後退状態をロックするロック手段7と、前記伸縮操作管2の大径操作管2aの上端に配した操作用グリップ部8と、前記伸縮支持管1の大径支持管1aの上端に固設した操作枠部9と、で構成したものである。
前記伸縮支持管1は、特に図2(a)、(b)に示すように、前記大径支持管1aの先端(下端)近傍の内径を先端に向かって小径になる縮小テーパ状に構成し、前記小径支持管1bの後端(上端)近傍の外径を後端に向かって大径になる拡大テーパ状に構成し、該大径支持管1aに内装した該小径支持管1bを前方(下方)に引き出した場合に、前者の先端(下端)の縮小テーパ状の部分に後者の後端(上端)の拡大テーパ状の部分が係止して仮固定状態になるように構成したものである。
また図1(a)、(b)に示すように、前記小径支持管1bの上部途中の周側には、仮係止小突起1btを突出させておき、該小径支持管1bの最大後退状態、すなわち、該小径支持管1bを最大限度、該大径支持管1a内に押し込んだ状態で、該仮係止小突起1btが嵌合係止可能になるように、該大径支持管1aの周側の、該仮係止小突起1btと内外対応する位置に仮係止孔1ahを開口しておく。該仮係止小突起1btは、以上のように、大径支持管1aの仮係止孔1ahに嵌合係止可能な程度に小径支持管1bの周側から突出しているものであるが、該小径支持管1bを弾力性ある部材で構成しておくことにより、大径支持管1aの仮係止孔1ahのない位置でもその内周に接触しながら移動可能になっている。大径支持管1aの仮係止孔1ahと小径支持管1bの仮係止小突起1btの嵌合係止は、小径支持管1bを強く引くことにより外すことが可能である。
図2(a)、(b)に示すように、前記大径支持管1aは、前記小径支持管1bより若干長い管体で構成してあり、該小径支持管1bが最大限度の後退状態になっている場合、すなわち、該大径支持管1a内に最大限度の進入状態になっている場合でも、該小径支持管1bの先端(下端)側は、該大径支持管1aから突出状態となっており、前記のように、その下端は前記介在片3、3…を介して前記支持フレーム4、4を固設している。また該大径支持管1aの後端(上端)は、前記のように、前記操作枠部9を固設した状態になっている。
また前記伸縮操作管2は、特に図2(a)、(b)に示すように、前記大径操作管2aの先端(下端)近傍の内径を先端に向かって小径になる縮小テーパ状に構成し、前記小径操作管2bの後端近傍の外径を後端に向かって大径になる拡大テーパ状に構成し、該大径操作管2aに内装した該小径操作管2bを前方(下方)に引き出した場合に、前者の先端(下端)の縮小テーパ状の部分に後者の後端(下端)の拡大テーパ状の部分が係止して仮固定状態になるように構成したものである。
図2(a)、(b)に示すように、前記大径操作管2aは、前記小径操作管2bより若干長い管体で構成してあり、該小径操作管2bが最大限度の後退状態になっている場合、すなわち、該大径操作管2a内に最大限度の進入状態になっている場合でも、該小径操作管2bの先端(下端)側は、該大径操作管2aから突出状態となっており、その下端は、後述するように、前記開閉操作手段6と結合状態になっている。また該大径操作管2aの後端(上端)は、前記伸縮支持管1の大径支持管1aの後端(上端)から上方に突出し、前記したように、前記操作用グリップ部8を固設している。
前記支持フレーム4、4は、前記し、図1(a)、(b)、図3(a)、(b)、図4(a)、(b)及び図5に示すように、前記介在片3、3…を介して前記伸縮支持管1の小径支持管1bの下部に固設してあるものである。
該介在片3、3…は、同図に示すように、それぞれ内側中央に該小径支持管1bの外径に対応する内径の半円弧状切欠を有する直方体状部材であり、該小径支持管1bの最下部直上及びその若干上方の部位に各一対のそれを挟持状態に配し、挟持状態の各々をボルト・ナットで固定したものである。この挟持は、特に図5に示すように、該介在片3、3の前記半円弧状切欠の部位を該小径支持管1bの上記該当する部位に両側から当接することで行うものであり、その状態を、上記のように、ボルト・ナットで固定保持するものである。
前記支持フレーム4、4は、図1(a)、(b)、図3(a)、(b)及び図4(a)、(b)に示すように、それぞれ中央部に略三角形の切欠を形成した略三角形の板状部材であり、前記小径支持管1bに、図1(a)、(b)、図3(a)、(b)、図4(a)、(b)及び図5に示すように、その上下二箇所に配した介在片3、3…を介して相互に平行になるように取り付ける。また中央上部に頂点が位置し、下部に水平辺が位置することになるように向きを設定する。このような支持フレーム4、4は、前記介在片3、3…を前記ボルト・ナットで固定保持する際に、同時に該介在片3、3…に固定保持する。頂点直下と両側の斜辺の途中で該ボルト・ナットで固定することになる。
前記二つの支分容器5、5は、図1(a)、(b)、図3(a)、(b)、図4(a)、(b)及び図5に示すように、この実施例では、有底の円筒状部材に構成したものであり、その胴部を環状の抱持部材5aで抱えた構成である。これらの二つの支分容器5、5は、その軸心が、前記二枚の支持フレーム4、4の面と平行で、その面間の中央に位置する平行な仮装面内下方に位置するように位置決めする。また同図に示すように、該支分容器5、5の開口部縁に近接する胴部外周には、該支分容器5、5中に配した袋部材10の開口縁を折返した場合に、その折り返した開口部縁を胴部外周との間に装入して仮保持させるためのバネ片(袋保持手段)5b、5b…を90度の周方向の角度間隔で配しておく。
前記開閉操作手段6は、特に図3(a)、(b)、図4(a)、(b)及び図5に示すように、二つの支分容器5、5の胴部を抱える環状の抱持部材5a、5aの上部側の一部から各々その軸心と直交する方向に延び、途中の屈曲部6ac、6acで内側に屈曲延長した略「く」の字形状の作動腕片6a、6aと、該二つの作動腕片6a、6aの上端を前記伸縮操作管2の小径操作管2bの下端に相互に対向する位置関係で回動自在にピン結合する先端ピン部材6bと、該二つの作動腕片6a、6aの各屈曲部6ac、6acに固設した中間ピン部材6c、6cであって、各々前記二枚の支持フレーム4、4に前記伸縮操作管2の伸縮方向に直交する向きに形成した長孔4h、4hにスライド移動自在に挿入係止してなる二つの中間ピン部材6c、6cと、前記小径操作管2の前記先端ピン部材6bを結合した部位の直上に配した鍔体2bf及び前記小径支持管1bの下端との間に該小径操作管2bを下降動作させるべく挿入した圧縮コイルバネ6dと、で構成したものである。
前記二枚の作動腕片6a、6aは、特に図3(a)、(b)、図4(a)、(b)及び図5に示すように、前記支分容器5、5の軸心及び前記二つの支持フレーム4、4の位置する面と平行な面内に位置し、かつ前記のように、前記小径操作管2bの下端に、相互に対向する位置関係、すなわち、平行な位置関係で、前記先端ピン部材6bで回動自在に結合する。
前記中間ピン部材6c、6cは、特に図3(a)、(b)、図4(a)、(b)及び図5に示すように、それぞれ対応する作動腕片6a、6aの屈曲部6ac、6acにその途中を貫通状態で固設し、その両端を、各々二つの支持フレーム4、4の下部両側の頂点近傍に開口した横長の前記長孔4h、4h…に挿入する。この長孔4h、4h…は、前記小径操作管2bの最後退状態(最上昇状態)のときに、該中間ピン部材6c、6cがそれぞれの内端に接し、前記二つの支分容器5、5の開口部が相互に当接状態となって閉じ、他方、該小径操作管2bの最進出状態(最下降状態)のときに、該中間ピン部材6c、6cがそれぞれの外端に接し、前記二つの支分容器5、5の開口部が相互に離間状態となって開くようにその横長の寸法を設定する。勿論、これを越える長さであっても不都合ではない。
前記ロック手段7は、この実施例では、特に図6(b)に示すように、前記伸縮支持管1の小径支持管1bの下部にその長さ方向に直交する向きに固設した保護筒体7aと、該保護筒体7aの外端に配した中央に軸孔7bhを開口した蓋体7bと、該蓋体7bの軸孔7bhから該保護筒体7a内に挿入し、更にその内端を前記小径支持管1bの対応する部位に開口した内部軸孔1bhを通じてその内部にまで挿入し、前記伸縮操作管2の最後退状態(最上昇状態)でその小径操作管2bの周側に開口したロック孔2bhに挿入状態となるロック用軸体7cと、該ロック用軸体7cの途中に固設した鍔体7cf及び前記蓋体7bとの間に挿入し、該ロック用軸体7cの内端が前記伸縮操作管2の最後退状態(最上昇状態)でその小径操作管2bの周側のロック孔2bhに挿入状態となるように付勢する圧縮コイルバネ7dと、前記ロック用軸体7cの外端に固設した操作用円板7eとで構成したものである。
前記保護筒体7aは、図6(b)に示すように、その基部で前記小径支持管1bの下部周側(前記介在片3、3及び支持フレーム4、4の直上)に固設したものであり、前記内部軸孔1bhは、該小径支持管1bの周側の、該保護筒体7aの軸心に一致する部位に開口したものである。当然、前記ロック用軸体7cがスムーズに進退可能な口径とする。前記蓋体7bに開口する軸孔7bhも同様である。
前記操作用グリップ部8は、図1(a)、(b)、図3(a)、(b)及び図6(a)に示すように、前記伸縮操作管2の大径操作管2aの上端に、これと直交する向きに、すなわち、これとの間でT字状をなすように、その中央部を固設した棒状部材である。この実施例では、楕円管状の部材を用い、その中央部を、以上のように、大径操作管2aの上端に固設して構成したものである。
前記操作枠部9は、図1(a)、(b)、図3(a)、(b)及び図6(a)に示すように、正面視で略四辺形の枠体であり、正面から背面に貫通状態に開口し、上下面は閉じ、左右側面は、内側が四辺形に開口している部材である。該操作枠部9は、同図に示すように、その下部中央を、前記伸縮支持管1の大径支持管1aの上端部周側に固設したものであり、該大径支持管1aの上端は、該操作枠部9の下部中央で内部に開口した状態になっている。該大径支持管1aから該操作枠部9内に前記伸縮操作管2の大径操作管2aの上部が突出しており、前記のように、その上端に前記操作用グリップ部8がT字状に固設してあり、操作可能になっている。
従ってこの実施例の犬の糞取り具によれば、飼い犬との散歩中などに犬が糞をした場合に、路面等に落ちた糞を腰をかがめたりすることなく、立った状態のままで容易にこれを回収して持ち帰ることができる。
飼い犬の散歩に出かける際には、この犬の糞取り具の二つの支分容器5、5に予め袋部材10、10を取り付けておく。図3(a)、(b)に示すように、袋部材10は、各支分容器5、5の内面に沿ってこれを配置し、その開口縁を該各支分容器5、5の開口部で外側に折返し、前記バネ片(袋縁保持手段)5b、5b…と胴部との間に装入して保持させておく。
この犬の糞取り具は、前記伸縮支持管1の小径支持管1bを大径支持管1a内に最後退状態に押し込んで置くと、該小径支持管1bの周側の仮係止小突起1btが該大径支持管1aの仮係止孔1ahに嵌合し仮係止状態となり、その短縮状態が仮保持される。また前記開閉操作手段6が該伸縮支持管1の小径支持管1bの下部に固定した支持フレーム4、4に中間ピン部材6c、6c及び長孔4h、4h…を介して係止しているので、上記のように、該小径支持管1bを該大径支持管1a内に最後退状態に押し込むと、自ずと、その作動腕片6a、6aに先端ピン部材6bを介して結合している伸縮支持管1内の伸縮操作管2も、その小径操作管2bが大径操作管2a内に後退状態に押し込まれ、全体として短縮状態になる。従ってこの犬の糞取り具は、コンパクトな状態で携帯することができることになる。
犬が糞をした場合には、前記伸縮支持管1の小径支持管1bをそれ以上引けなくなるところまで引っ張り出して進出状態にする。前記のように、小径支持管1bの周側の仮係止小突起1btと大径支持管1aの仮係止孔1ahとの嵌合仮係止は、該小径支持管1bを強く引けば解除することができる。このように小径支持管1bを引き出すと、前記のような理由から、その内部の伸縮操作管2の小径操作管2bも同時に大径操作管2aから引き出され進出状態となる。これで、最大引出状態になることもあるが、そうでない場合は、小径操作管2bの下部を掴んで引き出せば、容易に最大引出状態にすることができる。該伸縮支持管1及び該伸縮操作管2のこの状態は、大径支持管1aの下端の縮小テーパ状の部分に小径支持管1bの上端の拡大テーパ状の部分が係止し、該伸縮操作管2の大径操作管2aの下端の縮小テーパ状の部分に小径操作管2bの上端の拡大テーパ状の部分が係止して、それぞれ仮固定されることになる。
そこでこの状態で該伸縮支持管1の大径支持管1aの後部(上部)付近や前記操作枠部9を掴んで立ったまま、開いた状態の二つの支分容器5、5の間を糞の位置に近づけ、前記操作枠部9内に位置する操作用グリップ部8を後退方向(上昇方向)に引き、該糞を該二つの支分容器5、5中に取り込みながらこれらを閉じる。該操作用グリップ部8の後退(上昇)操作によって前記伸縮操作管2の大径操作管2aが後退(上昇)動作させられ、当然、これによって小径操作管2bが後退(上昇)動作し、更にこれによって、前記のように、前記開閉操作手段6の作動腕片6a、6aの各先端(上端)が引き上げられ、図1(a)、(b)、図3(a)及び図4(a)に示すように、開いていた支分容器5、5は、図3(b)及び図4(b)に示すように、該作動腕片6a、6aの屈曲部6ac、6acの内方への移動と共に、その開口部相互が当接状態になり、閉じることになる。この時点では、該屈曲部6ac、6acに固設してある中間ピン部材6c、6cは、前記支持フレーム4、4の長孔4h、4h…の内端に接する位置に位置し、伸縮操作管2も最後退状態、すなわち、最上昇状態になってその小径操作管2bのロック孔2bhに前記ロック手段7のロック用軸体7cが自動的に挿入してロック状態になる。これを通じて該二つの支分容器5、5の閉じた状態もロックされることになる。
従って、犬と散歩をしているこの犬の糞取り具の操作者は、そのまま特別の操作を継続することなく、二つの支分容器5、5の閉じた状態を維持することができる。この状態の伸縮支持管1の小径支持管1bを大径支持管1a内に押し込めば、これを短縮状態にすることができ、この短縮状態は、大径支持管1aの仮係止孔1ahに押し込まれた小径支持管1bの仮係止小突起1btが係止することによって仮固定される。また以上の小径支持管1bの押し込み動作によって同時に伸縮操作管2の小径操作管2bも大径操作管2a内に押し込まれ、全体として短縮状態になる。これは、前記のように、小径操作管2bのロック孔2bhにロック用軸体7cが挿入状態になっており、該小径操作管2bは小径支持管1bの動きに完全に追随するようになっているためであり、更にこれによって前記二つの支分容器5、5の閉じた状態が維持されつつ行われるものでもある。こうしてこの犬の糞取り具は糞を回収するとき以外はコンパクトな状態にして携帯することができる。
帰宅後は、操作用円板7eを掴んで外方に引き、前記伸縮操作管2の小径操作管2bのロック孔2bhからロック用軸体7cを抜くと、ロック解除状態になり、該伸縮操作管2の小径操作管2bは、前記圧縮コイルバネ6dの作用により、進出し(下降動作し)、図3(a)及び図4(a)に示すように、二つの支分容器5、5を開くことになる。このとき、該二つの支分容器5、5は一方を下に、他方を上に位置させて、それらを開状態にすることにより、その内部に入っている糞を、下方に位置する支分容器5に入った状態にし、開いた途端に外部に落としてしまうような恐れをなくすることができる。この状態で、袋部材10を、その開口縁を前記バネ片5b、5b…から引き抜き外して支分容器5、5から取り出せば、内部の糞で手を汚すことなく取り出して処分することができる。また、当然に、二つの支分容器5、5自体も糞で汚すことがない。
1 伸縮支持管
1a 大径支持管
1ah 仮係止孔
1b 小径支持管
1bh 内部軸孔
1bt 仮係止小突起
2 伸縮操作管
2a 大径操作管
2b 小径操作管
2bf 鍔体
2bh ロック孔
3 介在片
4 支持フレーム
4h 長孔
5 支分容器
5a 抱持部材
5b バネ片
6 開閉操作手段
6a 作動腕片
6ac 屈曲部
6b 先端ピン部材
6c 中間ピン部材
6d 圧縮コイルバネ
7 ロック手段
7a 保護筒体
7b 蓋体
7bh 軸孔
7c ロック用軸体
7cf 鍔体
7d 圧縮コイルバネ
7e 操作用円板
8 操作用グリップ部
9 操作枠部
10 袋部材
1a 大径支持管
1ah 仮係止孔
1b 小径支持管
1bh 内部軸孔
1bt 仮係止小突起
2 伸縮操作管
2a 大径操作管
2b 小径操作管
2bf 鍔体
2bh ロック孔
3 介在片
4 支持フレーム
4h 長孔
5 支分容器
5a 抱持部材
5b バネ片
6 開閉操作手段
6a 作動腕片
6ac 屈曲部
6b 先端ピン部材
6c 中間ピン部材
6d 圧縮コイルバネ
7 ロック手段
7a 保護筒体
7b 蓋体
7bh 軸孔
7c ロック用軸体
7cf 鍔体
7d 圧縮コイルバネ
7e 操作用円板
8 操作用グリップ部
9 操作枠部
10 袋部材
Claims (4)
- 大径支持管及びこれに途中まで引出可能かつ最大引出状態及び最大後退状態で仮固定できるように内装した小径支持管からなる伸縮支持管と、
前記伸縮支持管中に配した大径操作管及びこれに途中まで引出可能かつ最大引出状態で仮固定できるように内装した小径操作管からなる伸縮操作管と、
前記伸縮支持管の小径支持管の下部外周の対向する部位に介在片を介して配した相互に平行な二枚の支持フレームと、
相互の開口部が離接することで開閉する糞取り用の二つの支分容器であって、各々その内部に該内部を被覆すべく配し、開口部で外側に折り返した袋部材の開口縁を該開口部の近傍の外周部で保持する袋縁保持手段を備えた二つの支分容器と、
前記二つの支分容器を開閉操作する、前記二枚の支持フレームに配した開閉操作手段であって、前記伸縮操作管の後退動作によって該二つの支分容器を閉じ、進出動作によって開く開閉操作手段と、
前記二つの支分容器を閉じる前記伸縮操作管の最後退状態をロックするロック手段であって、必要に応じてロック解除可能なロック手段と、
前記伸縮操作管の大径操作管の上端にこれを手動により進退操作すべくこれに直交する向きに配した操作用グリップ部と、
前記伸縮支持管の大径支持管の上端に固設した操作枠部であって、前記操作用グリップ部の進退動作範囲の両側部及び後部を囲むように配した操作枠部と、
で構成した犬の糞取り具。 - 前記大径支持管の少なくとも先端近傍の内径を先端に向かって小径になる縮小テーパ状に構成し、前記小径支持管の少なくとも後端近傍の外径を後端に向かって大径になる拡大テーパ状に構成し、該大径支持管に内装した該小径支持管を前方に引き出した場合に、前者の先端の縮小テーパ状の部分に後者の後端の拡大テーパ状の部分が係止して仮固定状態になるように構成し、
かつ前記大径操作管の少なくとも先端近傍の内径を先端に向かって小径になる縮小テーパ状に構成し、前記小径操作管の少なくとも後端近傍の外径を後端に向かって大径になる拡大テーパ状に構成し、該大径操作管に内装した該小径操作管を前方に引き出した場合に、前者の先端の縮小テーパ状の部分に後者の後端の拡大テーパ状の部分が係止して仮固定状態になるように構成した請求項1の犬の糞取り具。 - 前記開閉操作手段を、
二つの支分容器の周側の上部側の一部から各々その軸心と直交する方向に延び、途中の屈曲部で内側に屈曲延長した「く」の字形状の作動腕片と、
前記二つの作動腕片の上端を前記伸縮操作管の小径操作管の下端に相互に対向する位置関係で回動自在にピン結合する先端ピン部材と、
前記二つの作動腕片の各屈曲部に固設した中間ピン部材であって、各々前記二枚の支持フレームに前記伸縮操作管の伸縮方向に直交する向きに形成した長孔にスライド移動自在に挿入係止してなる二つの中間ピン部材と、
前記小径操作管の前記先端ピン部材を結合した部位の直上に配した鍔体及び前記小径支持管の下端との間に該小径操作管を下降動作させるべく挿入した圧縮コイルバネと、
で構成した請求項1又は2の犬の糞取り具。 - 前記ロック手段を、
前記伸縮支持管の小径支持管の一部にこれと直交する向きに固設した保護筒体と、
前記保護筒体の外端に配した中央に軸孔を開口した蓋体と、
前記蓋体の軸孔から前記保護筒体内に挿入したロック用軸体であって、その内端を前記小径支持管の対応する部位に開口した内部軸孔を通じてその内部に挿入し、前記伸縮操作管の最後退状態でその小径操作管の周側に開口したロック孔に挿入状態となるロック用軸体と、
前記ロック用軸体の途中に固設した鍔体及び前記蓋体との間に挿入する圧縮コイルバネであって、該ロック用軸体の内端が前記伸縮操作管の最後退状態でその小径操作管の周側のロック孔に挿入状態となるように付勢する圧縮コイルバネと、
前記ロック用軸体の外端に固設した操作用円板と、
で構成した請求項1、2又は3の犬の糞取り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012220778A JP2014073085A (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | 犬の糞取り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012220778A JP2014073085A (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | 犬の糞取り具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014073085A true JP2014073085A (ja) | 2014-04-24 |
Family
ID=50747782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012220778A Pending JP2014073085A (ja) | 2012-10-02 | 2012-10-02 | 犬の糞取り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014073085A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150116758A (ko) * | 2014-04-07 | 2015-10-16 | 김진영 | 축산물용 dna 시료 채취장치 |
-
2012
- 2012-10-02 JP JP2012220778A patent/JP2014073085A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150116758A (ko) * | 2014-04-07 | 2015-10-16 | 김진영 | 축산물용 dna 시료 채취장치 |
KR101643946B1 (ko) | 2014-04-07 | 2016-08-04 | 김진영 | 축산물용 dna 시료 채취장치 |
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