JP2014072836A - 撮影機器とこの撮影機器を用いて行う通信方法 - Google Patents

撮影機器とこの撮影機器を用いて行う通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像データを転送し得る機能を有し画像内容やシーン等を考慮して送信用に最適化された画像データを生成し得る撮影機器を提供する。
【解決手段】被写体の画像データを取得する撮像部12と、撮像部によって取得した画像データからシーン情報を判定するシーン判定部11eと、撮像部によって取得した画像データから顔領域を判定する顔判定部11bと、撮像部によって取得した画像データに対して修正処理を施す画像修正部11dと、撮像部によって取得した画像データに対してリサイズ処理を施す画像サイズ調整部11fと、画像データの送受信を行う通信部16と、撮像部とシーン判定部と顔判定部と画像修正部と画像サイズ調整部と上記通信部とを制御する制御部11とを備え、画像サイズ調整部は、顔判定部及びシーン判定部による判定結果に基いて画像データのリサイズ処理を行って送信用画像データを生成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、撮影画像データを外部機器やファイルサーバ等へ転送する通信機能を備えた撮影機器に関するものである。
従来、撮影光学系により結像された光学像を光電変換素子等によって順次画像信号に変換し、これにより得られた画像信号を所定の形態の画像データとして記録媒体に記録し得ると共に、この記録媒体に記録された画像データを画像として再生表示する画像表示装置、例えば液晶表示装置(LCD)等を備えて構成された撮影機器、例えばデジタルカメラやビデオカメラ等が一般に実用化され広く普及している。そして、近年においては、この種の撮影機器において、例えば外部機器を接続して通信機能を附加したり、本体内部に通信機能を具備したものが種々提案され実用化されている。
また、通信機能を備え携帯可能に構成される小型電子機器、例えば携帯型電話機等においては、撮影機能を具備し、取得した画像データについて各種データ処理を行い得るように構成されたものが一般に普及している。
この種の電子機器、即ち通信機能と撮影機能とを併せ持つ電子機器においては、撮影した画像データを、通信回線やネットワーク等を介して他の外部機器、例えばストレージ機器,同様の他の電子機器等や、ネットワーク上のファイルサーバ等へ転送(アップロード)することで、画像データのバックアップや他者との間で画像を共有する等といったことが行われている。ここで画像共有とは、例えばネットワーク上のファイルサーバ等に転送保存した画像を複数の特定人もしくは不特定多数が個々の画像表示装置(通信機能を有するPCや携帯電話等の電子機器等)を用いて閲覧可能とする行為である。
一方、近年の撮影機器においては、高精細,高解像度等、画質の向上を目的として撮像素子の多画素化が増々進んでいる。このような多画素化された撮像素子を有する撮影機器によって取得される画像データは大容量化する傾向がある。しかしながら、このような大容量の画像データを取り扱う機器においては、例えば記録用メモリ等の保存領域をより多く必要とすると共に、通信回線やネットワーク等を介して他の外部機器やファイルサーバ等へ転送する場合、回線の負荷が多大となってしまい、よって時間が転送時間が多く必要になり(アップロード時間が多大となり)通信費用が嵩む等の問題や、転送エラー等が生じてしまい通信に支障をきたす等の問題が生じる可能性があり、その取り扱いが困難であることがわかっている。
そこで、例えば画像データ等のデータファイルを他の機器へ転送する場合において、データファイルを縮小削減して、より小さなデータに変換してから、転送処理を行うといった工夫がなされる。
例えば、特開2003−281063号公報等によって開示されている手段は、電子メールに画像データを添付して送信するのに際し、メールサーバー側の規制等に起因して大容量の画像データの送信ができない場合に対応するために、画像データを添付した電子メールの送信を行うのに先立って、添付する画像データのデータサイズを確認し、そのデータサイズが送信に不適なものである場合には、画像データをリサイズ処理してデータの縮小削減を行った後、送信処理を行うというものである。
特開2003−281063号公報
ところが、上記特開2003−281063号公報によって開示されている手段は、電子メールに添付するデータに関する技術である。一般に、個人が利用する電子メール等においては、メールサーバ側の規制等は一律に決まってくる。したがって、転送すべきデータ容量の上限を一律に決めてしまうことができる。
しかしながら、画像データの場合には、データの縮小削減を行った場合、撮影の対象物によっては、表示画像においてその対象物の判別ができないといった場合もあり得る。例えば、数十人程度の集合写真の画像データの場合、低解像度の小さな画像にしてしまうと、これを拡大表示させたとしても、個々人の顔の判別は困難になってしまう場合がある。一方、一人の人物の顔画像が画面一杯に撮影されているような画像では、拡大表示をすることもなく、充分に画像の内容を確認することができる。
さらに、撮影機器によって取得された画像データをバックアップを目的として、ネットワーク上のファイルサーバに転送し保存するといった使い方も、近年徐々に普及しつつある。このような場合に、転送される画像データは、その撮影機器によって取得し得る最大容量のものになることが普通である。したがって、この場合には、撮影対象物(被写体)の違いに関らず、データの削減をすることなく、そのままの元の画像データを転送することが求められる。
このように、撮影機器において取得される画像データは、各画像に撮影された撮影対象によって求められる画像解像度が異なるものであることは自明である。しかしながら、撮影対象物(被写体)に基いて、画像データを適切なサイズに縮小するための設定を個々に行うことは煩わしい操作になる。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、外部機器等へ画像データを転送し得る機能を有する撮影機器において、画像内容やシーン等を考慮して、送信用に最適化された画像データを生成し得る撮影機器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の撮影機器は、被写体の画像データを取得する撮像部と、上記撮像部によって取得した画像データからシーン情報を判定するシーン判定部と、上記撮像部によって取得した画像データから顔領域を判定する顔判定部と、上記撮像部によって取得した画像データに対して修正処理を施す画像修正部と、上記撮像部によって取得した画像データに対してリサイズ処理を施す画像サイズ調整部と、画像データの送受信を行う通信部と、上記撮像部と上記シーン判定部と上記顔判定部と上記画像修正部と上記画像サイズ調整部と上記通信部とを制御する制御部と、を備え、上記画像サイズ調整部は、上記顔判定部及び上記シーン判定部による判定結果に基いて画像データのリサイズ処理を行って送信用画像データを生成する。
本発明によれば、外部機器等へ画像データを転送し得る機能を有する撮影機器において、画像内容やシーン等を考慮して、送信用に最適化された画像データを生成し得る撮影機器を提供することができる。
本発明の一実施形態の撮影機器の概略構成を示すブロック構成図 図1の撮影機器を使用する際の作用のうち撮影動作時のようすを示す図 図1の撮影機器の背面側を示し画像データのネットワーク共有処理における使用者の操作を示す図であって、ネットワーク共有処理を指示する操作を行っているようすを示す図。 図3の操作の後、ネットワーク送信操作メニューの操作を行っているようすを示す図 図1の撮影機器における機器制御シーケンスを示すメインフローチャート 図5のメインシーケンスの一部の処理であるネットワーク共有処理(図5のステップS114,S125の処理)のサブルーチンを示すフローチャート 図6のネットワーク共有処理のうちの送信用画像生成処理(図6のステップS302の処理)のサブルーチンを示すフローチャート 図7の送信用画像生成処理のうち自動リサイズ処理を行う場合の概念図
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。
本発明の一実施形態の撮影機器は、例えば撮影光学系により結像された光学像を固体撮像素子等を用いて順次光電変換し、これによって得られた画像信号を静止画像や動画像を表わすデジタル画像データとして記録媒体に記録し、また記録媒体に記録されたデジタル画像データに基いて静止画像や動画像を画像表示装置、例えば液晶表示装置(LCD)等を用いて再生表示し得るように構成された撮影機器である。
なお、以下の説明に用いる各図面においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各構成要素毎に縮尺を異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、これらの図面に記載された構成要素の数量,構成要素の形状,構成要素の大きさの比率及び各構成要素の相対的な位置関係は、図示の形態のみに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態の撮影機器の概略構成を示すブロック構成図である。
本実施形態の撮影機器10は、信号処理及び制御部11と、撮像部12と、接眼表示部13と、記録部14と、操作判定部15と、通信部16と、操作部17と、タッチパネル17bと、表示部18と、時計部19等を具備して構成されている。
信号処理及び制御部11は、本撮影機器10の全体及び各構成ユニットのそれぞれを統括的に制御する制御回路部と、各種の信号処理を実行する信号処理回路部とによって主に構成される回路部である。この信号処理及び制御部11には、顔判定部11bと、モード選択部11cと、画像修正部11dと、シーン判定部11eと、画像サイズ調整部11f等が内部に具備されている。
顔判定部11bは、取得した画像データの信号処理を行って、その画像データ中において例えば人物若しくは犬猫等のペットの顔を表わす画像領域を判定する処理回路部である。
モード選択部11cは、撮影機器10における動作モード(例えば撮影モード,再生モード,設定モード,通信モード等)を、所定の操作部材からの入力信号を受けて選択設定する処理回路部である。
画像修正部11dは、取得した画像データに基いて、所定の条件下(顔判定部11bによる顔判定結果等を考慮した所定の条件(詳細は後述する)下において所定の画像修正処理(例えばスムーシング処理等)等の画像処理を実行する処理回路部である。
シーン判定部11eは、取得した画像データの内容を分析して、その画像中の撮影対象物(被写体)の形状パターン等を検出し、撮影場面(シーン;例えば風景,人物スナップ,人物集合写真等の場面)を判定する処理回路部である。また、一般に画像データには、撮影時点における機器の設定情報等が撮影画像データの付随データとして記録されている。そこで、シーン判定部11eは、撮影画像データの付随データから、シーンモード情報等を読み込むことで、対象とする撮影画像データのシーン判定を行うようにしてもよい。
画像サイズ調整部11fは、上記シーン判定部11eによる判定結果に応じた適切となるリサイズ処理(画像サイズの主に縮小処理等)を実行する処理回路部である。
撮像部12は、撮影光学系を構成する複数の光学レンズ等からなるレンズ12aと、このレンズ12aによって結像される対象物の被写体像を受光して光電変換を行って画像信号を生成する撮像素子12b等によって主に構成されている。撮像素子12bとしては、例えばCCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)等の半導体素子を用いたCCDイメージセンサーや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor;相補性金属酸化膜半導体)等を用いたMOS型イメージセンサー等の固体撮像素子が適用される。また、撮像素子12bとしては、近年において一般的に実用化されているもの、即ち画像を形成する画素数が例えば1000万画素超の多画素化されたものが適用される。したがって、この場合においては、元の画像データの画像サイズとしては、例えば3648×2736ピクセル程度を超える画像サイズのものになる。
なお、本実施形態においては、撮像部12にレンズ12aが含まれるものとして構成しているが、撮影光学系としてのレンズ12aの形態としては、撮影機器10に一体に固定されるものでもよいし、撮影機器10の筐体に対して着脱自在に構成されるものとしてもよい。つまり、本発明は、レンズ固定タイプの撮影機器に対しても、レンズ着脱タイプの撮影機器に対しても、全く同様に適用することができるものである。
接眼表示部13は、例えば高精細で高密度に形成された小型画像表示装置や、その表示画像を拡大表示させる接眼光学系等によって構成される構成ユニットである。接眼表示部13は、撮影モード時のライブビュー画像表示及びメニュー表示や、再生モード時の再生画像表示等を行う表示装置である。この接眼表示部13としては、例えば液晶表示ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)や有機エレクトロルミネッセンス(有機EL;Organic Electro-Luminescence:OEL)ディスプレイ等が適用される。
表示部18は、撮影機器10の背面に向けて設置される表示パネルを有する画像表示装置である。表示部18には、上記接眼表示部13と同様に、撮影モード時のライブビュー画像及びメニュー等や、再生モード時の再生画像等が表示される。この表示部18に適用される画像表示装置としては、上記接眼表示部13と同様に、例えばLCDや有機ELディスプレイ等が採用される。なお、表示部18と上記接眼表示部13とは、任意に切り換えて使用し得るようになっている。
記録部14は、取得された画像データを所定のフォーマット(例えば静止画像データであればJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式等の圧縮画像フォーマットや、撮像素子12bからの未加工のRAWフォーマット等。動画像データであればMPEG(Moving Picture Experts Group)形式等の圧縮動画フォーマット等)で記録する補助記憶装置(データストレージ)である。記録部14としては、例えばカード形状のメモリーカード(Memory card)等や、機器内部に固定した記憶装置等を適用し得る。
操作部17は、本撮影機器10の外面上に設けられる各種の操作部材と、これら複数の操作部材の各々に対応するスイッチ等によって構成される。操作部17に含まれる操作部材としては、例えばシャッターボタン(図3等参照)や、電源ボタン,モード切り換えダイヤル等のほか、表示部18の表示画面上に設けられるタッチパネル17b等をも含む。
操作判定部15は、上記操作部17からの指示信号を受けて指示入力された操作の種類を判定する回路部である。操作判定部15による判定結果に基いて、信号処理及び制御部11における制御部は、対応する制御を実行する。
時計部19は、いわゆるリアルタイムクロック(Real-Time Clock;RTC)と言われるコンピュータの内部時計である。時計部19は、例えばデータファイル等の日時情報の付与を行ったり、制御処理中におけるカウンターや時間制御等において活用される。
通信部16は、他の撮影機器や電子機器等の外部機器41a,41bとの相互間の直接通信接続を行ったり、公衆無線LAN(ラン;Local Area Network)や各種プロバイダ等のアクセスポイント49を介してインターネット等のコンピュータネットワーク(以下、ネットワークと略記する)50と接続し、ネットワーク50上のソーシャル=ネットワーキング=サービス(SNS;Social Networking Service)等のファイル共有サービス等のファイルサーバ51等を利用するための通信機能を実現する構成ユニットである。
なお、直接相互通信接続の手段としては、例えば赤外線による光無線データ通信(IrDA;Infrared Data Association)接続,ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))無線通信接続,無線LAN接続等の無線接続若しくはWUSB(Wireless Universal Serial Bus)等のシリアル無線接続等がある。
また、本実施形態においては、通信部16を撮影機器10の内部構成ユニットとしているが、この形態に限られることはなく、例えば、機器内部に通信部16を設ける代わりに、通信機能を有する着脱自在のメモリーカードを記録部14として利用すれば、全く同様の機能を具備した構成とすることが可能である。
その他、本発明に直接的に関わりのない構成については、従来の一般的な構成の撮影機器に具備されるものと同様の構成ユニットが備わっているものとし、その説明及び図示は省略する。
このように構成された本実施形態の撮影機器10を使用する際の作用を、図2〜図8を用いて以下に説明する。
図2は、本実施形態の撮影機器を使用する際の作用のうち、撮影動作時のようすを示す図である。図3,図4は、本実施形態の撮影機器の背面側を示し、画像データのネットワーク共有処理における使用者の操作を示す図である。図3はネットワーク共有処理を指示する操作を行っているようすを示し、図4はネットワーク送信操作メニューの操作を行っているようすを示している。図5は、本実施形態の撮影機器における機器制御シーケンスを示すメインフローチャートである。図6は、図5のメインシーケンスの一部の処理であるネットワーク共有処理(図5のステップS114,S125の処理)のサブルーチンを示すフローチャートである。図7は、図6のネットワーク共有処理のうちの送信用画像生成処理(図6のステップS302の処理)のサブルーチンを示すフローチャートである。図8は、図7の送信用画像生成処理のうち自動リサイズ処理を行う場合の概念図である。
図2に示すように、当該撮影機器10の使用者(ユーザー)100は、一般的な撮影機器を用いて撮影を行うのと同様に、撮影対象となる人物101に向かって撮影機器10を構える。
即ち、まず使用者100は、撮影機器10を手に持ち、これを図2の符号Aにて示すように構えて、通常の撮影動作を実行する。
その後、使用者100は、図2の符号Bで示すように、撮影機器10を同図符号Aの位置から腕を降り、背面の表示部18が見易いように、同図符号Cで示す位置へと移動させる。
この符号C位置において、使用者100は、撮影機器10の背面に設置されている表示部18の表示画面を見ながら所定の操作を行う。ここで行う所定の操作とは、即ち直前の撮影動作によって取得した画像データ(若しくは撮影済で記録部14に既に記録済みの画像データでもよい)を他の外部機器41aへ直接、若しくはアクセスポイント49を介してネットワーク50上のファイルサーバ51等又は他の外部機器41bへと転送するいわゆるネットワーク共有のための操作を実行する。
ここで、本実施形態の撮影機器10の機器制御シーケンスを図5のフローチャートに従って説明する。
まず、撮影機器10の電源がオン状態にされると、信号処理及び制御部11は、機器全体の初期化処理を行う。この初期化処理は、従来の撮影機器において一般的に行われる処理と同様の処理とし、詳細説明は省略する。そして、上記初期化処理が終了すると、本撮影機器10の信号処理及び制御部11は、図5の処理シーケンスを実行する。
即ち、ステップS101において、信号処理及び制御部11は。操作判定部15を監視して現在設定されている動作モードが撮影モードに設定されているか否かの確認を行う。ここで、撮影モードに設定されていることが確認されると、次のステップS102の処理に進む。また、撮影モード以外の動作モードが設定されていることが確認されると、ステップS121の処理に進む。
ステップS102において、信号処理及び制御部11は、撮像部12,表示部18若しくは接眼表示部13を制御して、撮像部12によって取得された画像データに基く画像を順次表示するライブビュー表示処理を実行する。
続いて、ステップS103において、信号処理及び制御部11は、操作判定部15を監視してシーンモード切り換え操作が行われたか否かを確認する。ここで、シーンモードとは、種々の撮影場面(シーン;例えばポートレート,風景,クローズアップ,夜景等)に合わせて予め決められた最適な設定(例えばシャッター速度,絞り値等の露出設定や、その他の複数の設定)を一動作でまとめて自動設定することのできる動作モードである。使用者は、撮影機器10が撮影モードで動作しているときに、予め用意されたシーンモードのうち所望のシーンを選択設定するのみで、選択した所望のシーンに最適な画像を撮影できる設定を自動的に行うことができるというものである。
上述のステップS103の処理において、信号処理及び制御部11は、シーンモード切り換え操作が確認された場合には、ステップS104の処理に進む。また、シーンモード切り換え操作が確認されない場合には、次のステップS105の処理に進む。
ステップS104において、信号処理及び制御部11は、上述のシーンモード切り換え操作による指示信号に従って、指示されたシーンモードへの切り換え処理を実行する。その後、ステップS105の処理に進む。
ステップS105において、信号処理及び制御部11は操作判定部15を監視して、撮影を実行するための操作、例えばシャッターボタンが操作されたか否かの確認を行う。ここで、シャッターボタンが操作されたことが確認された場合には、次のステップS106の処理に進む。また、シャッターボタンが操作されなかった場合には、上述のステップS101の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
ステップS106において、信号処理及び制御部11は、撮像部12,表示部18若しくは接眼表示部13等を制御して通常の撮影処理を実行する。ここで、表示部18若しくは接眼表示部13には、上述のシャッターボタンを操作した時点に撮像部12によって取得された画像、即ち撮像画像が表示される。
続いて、ステップS107において、信号処理及び制御部11は、記録部14等を制御して通常の撮影処理を実行する。その後、ステップS111の処理に進む。なお、記録処理中においても、表示部18若しくは接眼表示部13への撮像画像の表示は引き続き維持されている。
続いて、ステップS111において、信号処理及び制御部11は、表示部18若しくは接眼表示部13を制御して撮像画像を表示させ、その撮像画像に重畳させて、図3に示す共有アイコン(Shereアイコン)21を所定の領域に所定の時間、例えば5秒〜10秒程度継続表示させる。この表示(図3)を確認表示というものとする。
ステップS112において、信号処理及び制御部11は、操作判定部15を監視すると共に、時計部19を確認して所定時間が経過したか否かの確認を行う。ここで、所定時間が経過する前に、操作判定部15による入力信号が確認された場合には、次のステップS113の処理に進む。
また、上述のステップS112の処理にて、何のアクションもないまま所定時間が経過した場合には、信号処理及び制御部11は、表示部18若しくは接眼表示部13を制御して、表示中の確認表示を消去して、通常のライブビュー表示に切り換えた後、上述のステップS101の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
ステップS113において、信号処理及び制御部11は、上述のステップS112の処理にて確認した操作判定部15による入力信号が、例えばタッチパネル17b等からのネットワーク共有を開始させる旨の指示信号であるか否かの確認を行う。つまり、ここでは、図3に示すように使用者が手指100aにて共有アイコン21をタッチパネル17b越しにタッチ操作したか否かの確認が行われる。ここで、共有アイコン21のタッチ操作が確認された場合には、次のステップS114の処理に進み、このステップS114のネットワーク共有処理(詳細は図6のシーケンス)を実行する。また、操作判定部15による入力信号が、共有アイコン21のタッチ操作ではないことが確認された場合には、ステップS111の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。なお、ここでは、タッチパネル17bへのタッチ操作によるものとしたが、これに限らず、別の操作部材を操作することによっても、ネットワーク共有開始信号を発生させることは可能であり、そのように構成してもよい。例えば、接眼表示部13を利用している場合等には、タッチパネル17bは無効であるので、操作指示は他の操作部材の操作によるものとなる。
ステップS114において、信号処理及び制御部11はネットワーク共有処理を実行する。このネットワーク共有処理の詳細を、図6を用いて以下に説明する。
まず、図5のステップS114のネットワーク共有処理の実行が開始されると、撮影機器10の表示部18の表示画面は、図3の表示から図4の表示、即ちネットワーク送信操作メニューに切り換わる。図4に示す例では、表示部18若しくは接眼表示部13の撮像画像に重畳させて、図4に示す複数の送信先指定アイコン22a,22bを所定の領域に表示させた場合を示している。この表示(図4)をネットワーク送信操作メニューというものとする。なお、図4の例示において、符号22aで示す送信先指定アイコンによって指定される送信先としては、ネットワーク50を介して画像転送を行うSNS等を送信先として指定する場合である。また、符号22bで示す送信先指定アイコンによって指定される送信先は、直接転送(ダイレクト転送)を行う他の外部機器41b等を送信先として指定する場合である。
使用者(ユーザー)は、表示部18若しくは接眼表示部13に表示されたネットワーク送信操作メニュー(図4)から所望の送信先を、タッチパネル17b若しくは所定の操作部材を用いて選択指示する(図6のステップS301の処理)。
なお、このステップS301の処理においては、例えばSNS等へ画像転送を行う際に転送する画像についてのコメント等を添付するような機能を備えていてもよい。この場合におけるコメント等は、例えば予め内部メモリ(不図示)等に記憶された定型文等を所定の操作部材を用いて選択し、その選択文字列等を、画像に関連付けるといった形態としてもよい。また、これとは別に任意の文字列等を入力し得る手段、例えばソフトウエアキーボードを表示部に表示させ、これをタッチ操作若しくは操作部材によって選択指示する等の手段を設けるよういしてもよい。
すると、図6のステップS302において、信号処理及び制御部11は、送信用画像生成処理を実行する。
この送信用画像生成処理としては、例えば元の撮影画像データについて、画像中に顔があるか否か、また顔がある場合にはその数や大きさ,画像内における位置等の情報を顔判定部11bを用いて取得する。また、元の撮影画像データについて、シーン判定部11eによるシーン判定を行う。そして、上記の顔判定及びシーン判定の結果に基いて、元の撮影画像データに関する画像修正部11dによる画像修正処理、例えば人物の顔部分領域の画像に対する修正処理等を行う。さらにまた、元の撮影画像データについて、撮影シーン等に応じた適切な画像サイズの送信用画像データを生成する自動リサイズ処理を含む送信用画像生成処理を実行する。
ここで、送信用画像生成処理の詳細を図7を用いて以下に説明する。
まず、図7のステップS401において、信号処理及び制御部11は、シーン判定部11e等によって、撮影画像が風景シーンモードの設定にて撮影された画像であるか否かの確認を行う。ここで、風景シーンモードによる画像であった場合には、次のステップS402の処理に進む。また、風景シーンモードによる画像ではない場合には、ステップS403の処理に進む。
ステップS402において、信号処理及び制御部11は、画像サイズ調整部11f等によって風景用画像として所定の基準サイズとなるように縮小リサイズ処理を実行する。ここで、所定の基準サイズとしては、具体的には、長辺=2048ピクセル程度のサイズとする。
風景シーンの場合、再生時に拡大表示を行って、より細かな部分まで拡大して再生したいという要望があるものと想定してサイズ縮小は控えめとし、例えばHD(High Definition)画像(1920×1080ピクセル)よりも若干大となるサイズであって、例えば長辺=2048ピクセルの画像を基準サイズと規定する。もちろん、サイズの数値はこれに限られることはない。
この場合において、上記例示としての2048ピクセルという数字は、コンピュータによる画像処理の高速処理化に有利な2の乗数とするためである。この場合の画像リサイズの概念は、図8(C)に示すイメージである。図8(C)において、符号B3で示す枠は元画像サイズの概念を示すイメージであり、符号R3で示す枠はリサイズ後の画像サイズの概念を示すイメージとして図示している。
なお、上記基準サイズの設定は、用途等を考慮して設定すればよく、例えば図8(C)で示すイメージのように、風景シーンであっても人物を同時に写し込んだ記念写真風の画像である場合には、再生時のさらなる拡大表示を考慮して、さらに大きめのサイズとなるようにリサイズ処理するようにしてもよい。
上述のステップS401の処理において、風景シーンモードによる撮影ではないことが確認されてステップS403の処理に進むと、このステップS403において、信号処理及び制御部11は、シーン判定部11e等によって、撮影画像がマクロシーンモードの設定にて撮影され、かつ近距離撮影の画像であるか否かの確認を行う。ここで、マクロシーンモードかつ近距離撮影の画像であると確認された場合には、次のステップS404の処理に進む。また、マクロシーンモードかつ近距離撮影画像ではない場合には、ステップS405の処理に進む。
ステップS404において、信号処理及び制御部11は、画像サイズ調整部11f等によって上記基準サイズ(長辺=2048ピクセル)よりも若干小さめのサイズとなるように、例えば長辺=1280ピクセル若しくは1024ピクセル程度に縮小リサイズ処理を行う。この場合において、上記例示としての1280ピクセルという数字は、上述の基準サイズである2048ピクセルよりも小さめのサイズとしての例示であり、いわゆるSXGA(Super eXtended Graphics Array)のディスプレイ解像度に由来する数字である。同様に1024ピクセルという数字は、いわゆるXGA(eXtended Graphics Array)のディスプレイ解像度に由来する数字である。もちろん、サイズの数値はこれらに限られることはない。
マクロシーンモードによる撮影では、通常、撮影対象物(被写体)に近接して撮影が行われ、かつ取得される画像においては、大抵の場合、画面一杯に撮影対象物(被写体)が写し込まれることが多い。つまり、マクロシーンモードによって行われる近距離撮影は、拡大撮影が行われるシーンモードであるので、この場合には、再生時にさらなる拡大表示が行われることは少ないと考えられる。このことを考慮して、マクロシーンモードによる近距離撮影の画像は、縮小率を若干高く設定して、画像サイズを小さめにする。その後、ステップS409の処理に進む。
上述のステップS403の処理において、マクロシーンモードかつ近距離撮影ではないことが確認されてステップS405の処理に進むと、このステップS405において、信号処理及び制御部11は、顔判定部11b等によって、撮影画像中の人物の顔を検出し、一つ以上の顔検出ができたか否かを確認する。ここで、一つ以上の顔検出ができた場合には、ステップS406の処理に進む。また、顔検出が一つもできなかった場合には、ステップS402の処理に進み、以降同様の処理を行う。
ステップS406において、信号処理及び制御部11は、上述のステップS405の処理にて検出された顔画像のうち顔画像領域の面積が最小サイズとなる領域を抽出する。
続いて、ステップS407において、信号処理及び制御部11は、上述のステップS406の処理にて抽出された顔画像領域の面積と、予め設定されている所定の基準値との比較、即ち、「抽出顔画像領域の面積>基準値」であるか否かの確認を行う。
ここで、所定の基準値は、ユーザー設定や設計若しくは画像の用途によるものであるが、例えば100×100=10000ピクセル程度と規定する。即ち、10000ピクセル程度の画像面積は、等倍表示した時に個々の人物の顔を確認し得る大きさであることから推奨基準値として規定している。もちろん基準値はこれに限られることはない。
上述のステップS407の処理にて、「抽出顔画像領域の面積>基準値」であることが確認された場合には、次のステップS408の処理に進む。また、「抽出顔画像領域の面積>基準値」ではないことが確認された場合には、ステップS409の処理に進む。
ステップS408において、信号処理及び制御部11は、画像サイズ調整部11f等によってアスペクト比を維持しつつ、下記の式に基く画像縮小処理を実行する。
[自動調整後の画像面積=元画像の面積×基準顔画像面積÷抽出顔領域の画像面積]
この場合において、
[画像の縮小率=基準顔画像面積÷抽出顔領域の画像面積]
である。
その後、ステップS409において、信号処理及び制御部11は、画像修正部11d等によって、所定の画像修正処理を実行する。例えば、一定以上に解像度の高い顔画像が検出されている(顔領域が画像面積が大きい)場合には、その顔画像のある領域の肌色部分に対してスムージング処理等の画像処理を実行する。ここで、スムージング処理とは、例えば指定の画像領域における高周波成分を除去したりコントラストを低下させたり明度を向上させる等といった信号処理である。このような処理を施すのは、例えば再生時において表示画像を大きく拡大表示されることを想定してなされる処理である。特に人物の顔画像領域が拡大表示された時、その拡大表示によって細部まで鮮明に表示されてしまうことを考慮して、SNS等による画像共有を行う場合には、顔領域に対するスムージング処理等を施しておくのが望ましい。
なお、ステップS409の処理においては、指定された送信先の情報を考慮して、必要に応じて再度のリサイズ処理を実行するようにしてもよい。即ち、指定された送信先が、ネットワーク50上のSNS等のファイルサーバ51等である場合、その運営サービスによっては、アップロードし得る最大画像データサイズが指定されている場合がある。この場合、例えば指定されたサイズ以上の画像データをアップロードしようとすると、ファイルサーバ側においてアップロードされた画像データに対するリサイズ処理が施されることもある。したがって、このような場合には、通信に無駄が生じてしまうことになる。そこで、画像サイズについて規制されている送信先へ画像データを転送する場合には、その相手先に合わせた画像サイズにリサイズ処理しておけば効率的であり、無駄な通信を行うこともない。
なお、図6のフローチャートにおいては、シーンモードの例示として、風景シーンモードの場合とマクロシーンモードの場合のみを例示しているが、これに限られることはなく、その他各種のシーンモードに応じて自動的に所定の縮小率でリサイズ処理を実行するようにすればよい。
具体的には、例えば小人数(本例では一人の)人物を画面の略全領域を使って撮影したようなシーン、いわゆるポートレートシーンモードでは、図8(A)に示すようなイメージ、即ち縮小率を大きく設定して符号B1で示すサイズの画像を符号R1で示すサイズの画像となるようなイメージで縮小リサイズを行う。この場合には、画像サイズが小さくても、写っている人物の顔を充分に確認することができるので、再生時に必要以上の無駄な拡大表示が行われることもない。そこで、この場合の画像リサイズ処理は、顔領域の画像が一定以下のサイズにならない程度(拡大表示をしなくても充分に顔の表情が確認できる程度)に縮小リサイズ処理を行う。ここで、例えば長辺=640ピクセル若しくは1024ピクセル程度に縮小リサイズ処理を行う。なお、上記例示としての640ピクセルという数字は、いわゆるVGA(Video Graphics Array)のディスプレイ解像度に由来する数字である。もちろん、サイズの数値はこれらに限られることはない。
また、例えば人物集合写真等のように一画面内に多数の人物が並ぶようなシーンでは、図8(B)に示すようなイメージで符号B2のサイズの画像を符号R2のサイズの画像となるようなイメージで縮小リサイズを行う。この場合の画像縮小率は、個々の人物の顔が確認でき得る程度を確保しつつ、図8(A)の場合と比べて個々の人物の顔画像領域は小さくなるので、図8(A)の例(ポートレートモード時)より縮小率を小さく設定するのが望ましい。そこで、例えば長辺=1024ピクセル若しくは1280ピクセル程度に縮小リサイズ処理を行う。もちろん、サイズの数値はこれらに限られることはない。
さらに、例えば一画面内に複数の人物の顔が存在した場合において、それら複数の人物が撮影機器10に対して前後方向(画面奥行方向)に距離を有して配置されるようなシーンでは、図8(D)に示すように、画面内の各人物の顔画像領域の面積には大きな差が生じるものと考えられる。この場合には、撮影機器10から遠くにあって顔画像領域面積が小さい方を基準とし、この顔が確認し得る大きさ(例えば100×100ピクセル程度の面積を有する)となるように、符号B4で示すサイズの画像を符号R4で示すサイズの画像となるようなイメージで縮小リサイズを行う。また、撮影機器10寄りにある顔画像については、再生時の拡大表示を考慮して、顔画像領域の肌色部分に上述のスムージング処理を施す。
なお、本実施形態の撮影機器10においては、通信部16を介して外部へ向けて画像データを転送するのに際しては、上述した各例に示すようにネットワーク50経由でSNS等のファイル共有サービスのファイルサーバ51等への画像データ転送のほかに、他の外部機器41aに対して直接転送することもできる。そして、後者の場合においては、特定の外部機器41aに対して画像データを転送することになる。この場合、通信の相手先となる他の外部機器41aは、例えば知人友人等、親しい間柄であることが考えられる)。したがって、セキュリティ上の問題や回線混雑等を考慮する必要は無く、元の撮影画像データをそのままの形態で転送するようにしてもよい。また、ネットワーク50経由でファイルサーバ51等へ画像データ転送を行うのに際しては、元の撮影画像データのバックアップ目的の場合もあり得る。この場合には、通信時間がかかったとしても、元の撮影画像データをそのままの形態で転送することになる。
以上のようにして送信用画像生成処理が完了すると、図6の処理シーケンスに戻って、同図ステップS303の処理に進む。
ステップS303において、信号処理及び制御部11は、通信部16等を制御して画像データアップロード処理を実行する。ここで行われる画像データアップロード処理の詳細は、従来の撮影機器等の通信機器を用いて画像データ等のデータ通信を行う際の作用、例えば所定の通信プロトコルに従った機器同士の通信確立シーケンスやデータ転送シーケンス等と同様である。したがって、その詳細説明は省略する。
一方、上述のステップS101の処理にて、撮影モード以外に設定されていることが確認されてステップS121の処理に進むと、このステップS121において、信号処理及び制御部11は現在設定されている動作モードが再生モードに設定されているか否かの確認を行う。ここで、再生モードに設定されていることが確認されると、次のステップS122の処理に進む。また、再生モード以外の動作モードが設定されていることが確認されると、ステップS141の処理に進む。
ステップS122において、信号処理及び制御部11は、表示部18若しくは接眼表示部13,記録部14等を制御して、通常の画像再生処理を実行する。
続いて、ステップS123において、信号処理及び制御部11は、操作判定部15を監視して直前の動作モードに「戻る」ためのモード切り換え指示が発生しているか否かの確認を行う。ここで、「戻る」指示が発生していることが確認されると、上述のステップS121の処理に戻る。また、「戻る」指示が発生していない場合には、次のステップS124の処理に進む。
ステップS124において、信号処理及び制御部11は、操作判定部15を監視してタッチパネル17b若しくは所定の操作部材からのネットワーク共有を開始させる旨の指示信号が発生したか否かの確認を行う。ここで、ネットワーク共有開始指示信号が発生したことが確認されると、次のステップS125の処理に進む。また、ネットワーク共有開始指示信号が発生していない場合には、ステップS131の処理に進む。
ステップS125において、信号処理及び制御部11は、ネットワーク共有処理(図6参照)を実行する。その後、ステップS123の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
また、上述のステップS124の処理にてネットワーク共有開始指示信号が確認されずに、ステップS131の処理に進むと、このステップS131において、信号処理及び制御部11は、操作判定部15を監視して画像送信を開始する旨の指示信号が発生しているか否かの確認を行う。ここで、画像送信開始指示信号の発生が確認された場合には、次のステップS132の処理に進む。また、画像送信開始指示信号の発生が確認されない場合には、ステップS134の処理に進む。
ステップS132において、信号処理及び制御部11は、上述のステップS131の処理にて発生した指示信号に従って送信先の指定や送信条件の設定を行う。
続いて、ステップS133において、信号処理及び制御部11は、上述のステップS131の処理において設定された条件に従って画像送信処理を実行する。その後、ステップS123の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
また、上述のステップS131の処理にて画像送信開始指示信号が確認されずに、ステップS134の処理に進むと、このステップS134において、信号処理及び制御部11は、操作判定部15を監視して表示中の画像を変更する旨の指示信号が発生しているか否かの確認を行う。ここで、表示画像変更指示信号を確認すると、次のステップS135の処理に進む。また、表示画像変更指示信号が確認されない場合には、上述のステップS123の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
ステップS135において、信号処理及び制御部11は、通常の表示画像変更処理と変更画像の再生処理を実行する。その後、上述のステップS123の処理に戻り、以降の処理を繰り返す。
他方、上述のステップS121の処理にて、再生モード以外の動作モードが設定されているとされてステップS141の処理に進むと、このステップS141において、信号処理及び制御部11は現在設定されている動作モードが画像ファイル一括送信モードに設定されているものとする。そして、ここで、画像ファイル一括送信モードに対応する所定の処理を実行する。なお、画像ファイル一括送信モードとは、本撮影機器10の記録部14に記録済みの画像データのうち全画像データ若しくは使用者(ユーザー)によって任意に選択された複数の画像データについて、通信部16を用いて外部機器41a,41b若しくはネットワーク50上のファイルサーバ等に対してまとめて転送する処理をいう。この画像ファイル一括送信モード時の作用については、本発明に直接関連しない部分であるので、その説明は省略する。
また、本実施形態においては、上述のステップS121の処理にて、再生モード以外の動作モードが設定されている場合は画像ファイル一括送信モードに設定されて居るものとしているが、それ以外の動作モードを有するものとしてもよい。その場合には、ステップS101,S121の各処理と同様に、信号処理及び制御部11によって動作モードの確認処理を行い、その確認結果に応じた処理に分岐するようにすればよい。
以上説明したように上記一実施形態によれば、通信機能を具備する撮影機器10において、他の外部機器41a,41bやネットワーク50上のファイルサーバ51等へ撮影画像データを転送するのに際しては、撮影機器10によって取得されるデータ容量の大きな元の撮影画像データに基いて、データ容量の小さな送信用画像データを生成する。その場合において行われる送信用画像生成処理は、画像内容や撮影シーンの種類等を考慮して、画像解像度の最適化処理(画像リサイズ処理)や画像修正処理(スムージング処理等)等が自動的に施される。そうして生成された送信用画像データは、自動的に転送(アップロード)処理が行われる。
したがって、元の大容量データをそのまま送信するのではなく、データ容量の小さな送信用画像データを生成するようにしているので、通信の高速化に寄与することができる。その場合において、画像内容や撮影シーンの種類等に応じて画像解像度の最適化が自動的に行われるので、使用者は煩雑な操作を行うことなく、極めて容易にかつ手軽に画像共有(画像アップロード)を行なうことができる。
上述の各実施形態で説明した各処理シーケンスは、その性質に反しない限り、手順の変更を許容し得る。したがって、上述の処理シーケンスに対して、例えば各処理ステップの実行順序を変更したり、複数の処理ステップを同時に実行させたり、一連の処理シーケンスを実行する毎に、各処理ステップの順序が異なるようにしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることが可能であることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明は、デジタルカメラ等の撮影機能に特化した電子機器である撮影機器に限られることはなく、撮影機能を備えると共に通信機能を備えた他の形態の電子機器、例えば携帯電話,録音機器,電子手帳,パーソナルコンピュータ,ゲーム機器,テレビ,時計,GPS(Global Positioning System)を利用したナビゲーション機器等、各種の撮影機能付き電子機器にも適用することができる。
さらに、撮像素子を用いて画像を取得し、その取得画像を表示装置に表示する機能を有し、かつ通信機能をする電子機器、例えば望遠鏡,双眼鏡,顕微鏡等の観察用機器に対しても同様に適用できる。
10……撮影機器,
11……信号処理及び制御部,11b……顔判定部,11c……モード選択部,11d……画像修正部,11e……シーン判定部,11f……画像サイズ調整部,
12……撮像部,12a……レンズ,12b……撮像素子,
13……接眼表示部,
14……記録部,
15……操作判定部,
16……通信部,
17……操作部,17b……タッチパネル,
18……表示部,
19……時計部,
41a,41b……外部機器,49……アクセスポイント,50……ネットワーク,51……ファイルサーバ,

Claims (5)

  1. 被写体の画像データを取得する撮像部と、
    上記撮像部によって取得した画像データからシーン情報を判定するシーン判定部と、
    上記撮像部によって取得した画像データから顔領域を判定する顔判定部と、
    上記撮像部によって取得した画像データに対して修正処理を施す画像修正部と、
    上記撮像部によって取得した画像データに対してリサイズ処理を施す画像サイズ調整部と、
    画像データの送受信を行う通信部と、
    上記撮像部と上記シーン判定部と上記顔判定部と上記画像修正部と上記画像サイズ調整部と上記通信部とを制御する制御部と、
    を備え、
    上記画像サイズ調整部は、上記顔判定部及び上記シーン判定部による判定結果に基いて画像データのリサイズ処理を行って送信用画像データを生成することを特徴とする撮影機器。
  2. 上記画像修正部は、上記リサイズ処理済みの送信用画像データに対し、さらに上記顔判定部によって判定された顔領域のスムージング処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の撮影機器。
  3. 上記送信用画像データの生成処理は、ネットワーク上に画像共有を行うためのネットワーク共有処理の実行中に自動的に実行されることを特徴とする請求項2に記載の撮影機器。
  4. 上記画像サイズ調整部は、上記顔判定部のうち顔画像領域の面積に基いて画像解像度を設定し画像データのリサイズ処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮影機器。
  5. 撮像部によって画像データを取得する撮影ステップと、
    ネットワーク送信操作メニューによる送信先選択ステップと、シーン判定部による撮影シーン判定ステップと顔判定部による顔領域の検出及び上記顔領域面積の比較ステップと画像サイズ調整部による画像縮小処理ステップとからなる送信用画像生成処理ステップと、生成された送信用画像データを転送するアップロード処理ステップと、からなるネットワーク共有ステップと、
    を有することを特徴とする撮影機器の通信方法。
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