JP2014064175A - 携帯端末装置、携帯端末制御方法および携帯端末制御用プログラム - Google Patents

携帯端末装置、携帯端末制御方法および携帯端末制御用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】乳幼児に手渡ししても問題ないモードへ切り替えるための煩わしい操作を要することなく、乳幼児に携帯端末装置を手渡しすることができる携帯端末装置を提供する。
【解決手段】携帯端末装置1は、音声取得部101と、音声取得部101から入力された音声データを分析する音声分析部111と、音声取得部101以外の情報入力部から入力されたデータが所定の条件を満たすか否かを判定する判定部112と、音声分析部111の分析結果及び判定部112の判定結果に基づいて動作モードを遷移させる動作モード設定部113とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、乳幼児向けの動作モードを備える携帯端末装置、携帯端末制御方法および携帯端末制御用プログラムに関する。
近年、スマートフォンに代表される携帯端末装置の普及率が高くなるにつれ、乳幼児にとっても、携帯端末装置に触れる機会が増えている。当該携帯端末装置は、例えばキー操作により、音の鳴動や光を用いた高度な演出が可能であるものが多いため、このような携帯端末装置を、乳幼児が魅力的な玩具として認識してしまうケースも考えられる。
また、関連する技術例として、携帯端末装置を幼児向けの玩具として機能させることができる技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2007−49618号公報
ここで、近年の携帯端末装置は、リダイヤルまたは着信履歴などを参照し、最小限のキー入力で目的とする通話発信を行えるショートカット機能を搭載していることが多い。したがって、乳幼児が無作為なキー入力を行い、たまたま通話発信につながってしまうケースも多く発生し得る。よって、ユーザ(乳幼児の親など)が乳幼児に当該携帯端末装置を手渡す際には、キー操作による入力を受け付けないようにする等、手渡しても問題がない動作モードへ切り替えてから手渡しする必要がある。
しかしながら、乳幼児に携帯端末装置を玩具として手渡す状況としては、乳幼児の機嫌が悪く泣いているとき等に、機嫌を取るためにやむを得ず手渡す場合が多く、このような状況下では、手渡しても問題がない動作モードへ切り替える操作をできるだけ簡便にしたいというニーズがある。
特許文献1に開示されている携帯端末装置は、当該携帯端末装置を幼児向けの玩具として機能させることはできるものの、その幼児向け玩具モードを機能させるためには、ユーザによる通常のキー入力操作を必要とする。したがって、上述した状況においては、そのモードを機能させるための操作を煩わしく感じることが想定される。
そこでこの発明は、上記課題を解決する乳幼児向けの動作モードを備える携帯端末装置、携帯端末制御方法および携帯端末制御用プログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、上記目的を達成するために、音声取得部と、前記音声取得部から入力された音声データを分析する音声分析部と、前記音声取得部以外の情報入力部から入力されたデータが所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と、前記音声分析部の分析結果及び判定部の判定結果に基づいて動作モードを遷移させる動作モード設定部と、を備える携帯端末装置である。
また本発明は、音声分析部が、音声取得部から入力された音声データを分析し、判定部が、前記音声取得部以外の情報入力部から入力されたデータが所定の条件を満たすか否かを判定し、動作モード設定部が、前記音声分析部の分析結果及び判定部の判定結果に基づいて動作モードを遷移することを特徴とする携帯端末制御方法である。
また本発明は、携帯端末装置のコンピュータを、音声分析部が、音声取得部から入力された音声データを分析し、判定部が、前記音声取得部以外の情報入力部から入力されたデータが所定の条件を満たすか否かを判定し、動作モード設定部が、前記音声分析部の分析結果及び判定部の判定結果に基づいて動作モードを遷移する動作モード遷移手段として機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、乳幼児に手渡ししても問題ないモードへ切り替えるための煩わしい操作を要することなく、乳幼児に携帯端末装置を手渡しすることができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態による携帯端末装置1の構成を示すブロック図である。 携帯端末装置1の構成をより具体的に示したブロック図である。 制御部11における乳幼児検知機能の第一の処理フローを示すフローチャート図である。 携帯端末装置1が乳幼児に手渡しされた際の、第一の処理フローに基づく一連の処理を示すイメージ図である。 制御部11における乳幼児検知機能の第二の処理フローを示すフローチャート図である。 携帯端末装置1が乳幼児に手渡しされた際の、第二の処理フローに基づく一連の処理を示すイメージ図である。
以下、本発明の一実施形態による携帯端末装置を、図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による携帯端末装置の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は携帯端末装置であり、図に示す通り、携帯端末装置1は、少なくとも音声取得部101と、音声取得部101から入力された音声データを分析する音声分析部111と、音声取得部101以外の情報入力部から入力されたデータが所定の条件を満たすか否かを判定する判定部112と、音声分析部111の分析結果及び判定部112の判定結果に基づいて動作モードを遷移させる動作モード設定部113と、を備える。
図2は、図1で示した携帯端末装置1の機能構成をより具体的に示したブロック図である。
以下、本発明の一実施形態による携帯端末装置1を、図2を参照して説明する。
図に示す通り、携帯端末装置1は、情報入力部10、制御部11、表示部12及び記憶部13を備えている。
情報入力部10は、携帯端末装置1の種々の機能を実行するための情報入力インターフェイスである。情報入力部10は、例えば、写像を撮影して画像データとして取得するカメラ機能部102、複数の入力キーからなる操作部103、または、無線通信により情報を取得する無線通信部104などで構成されるものである。そして、携帯端末装置1における情報入力部10は、少なくとも音声取得部101を備えているものとする。
音声取得部101は、携帯端末装置1に取り付けられたマイク(音声センサ)が検知した音声を音声データとして取得する機能部であり、携帯電話としての通常の通話に給するものであってもよい。画像取得部102は、携帯端末装置1に取り付けられたカメラレンズを介して写される撮像を画像データとして取得するものであり、一般的にはCCDカメラ等が用いられる。本実施形態において、画像取得部102の当該カメラレンズは、携帯端末装置1の表示部12と同じ面に設けられていて、携帯端末装置1のユーザの顔を撮像として捉えることができるように配置されている。操作部103は、ユーザが直接操作をして携帯端末装置1に所定の情報を入力するためのインターフェイスであり、例えば複数の入力キーを組み合わせたものからなる。なお、携帯端末装置1がタッチセンサを備えるタッチパネル形式である場合、操作部103は、当該タッチパネルそのものである。無線通信部104は、音声通話、メール送受信等の処理を行う際に、外部との無線通信を確立して情報をやり取りするための通信インターフェイスである。表示部12は、携帯端末装置1における状態又は処理の結果を、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等を通じて、映像としてユーザに認知させる機能部である。記憶部13は、上述した音声データ、画像データ等の他、電話帳、アドレス帳、動画データ、楽曲データ等、携帯端末装置1で利用可能な様々な電子コンテンツを記憶するものである。
制御部11は、情報入力部10から入力される各種入力情報に基づいて様々な処理を実行する機能部であり、一般的にはCPU(Central Proccessing Unit、中央演算装置)に所定のプログラムを実行させて構成されるものである。携帯端末装置1における制御部11は、少なくとも音声分析部111、判定部112及び動作モード設定部113を備えている(図1に図示)。ここで、音声分析部111は、音声取得部101を介してユーザから入力された音声を分析し、所定の判定結果を出力する機能部である。また、判定部112は、情報入力部10から入力された情報が、予め定められた所定の条件を満たすか否かの判定を行いその判定結果を出力する機能部である。動作モード設定部113は、制御部11の動作モードの登録及び変更を行う機能部である。動作モード設定部113は、音声分析部111及び判定部112の出力データ(音声分析結果、または、判定結果)に基づいて、制御部11の動作モードを変更する。なお、制御部11は上記に示した機能部以外の構成を備えていてもよい。
本実施形態による携帯端末装置1の制御部11は、携帯端末装置1の様々な機能を実現するための処理も行う。例えば、制御部11は、操作部103の入力キーが押下されたことを検知し、押下されたキーに基づいて画像取得部102を起動させたり、画像取得部102が取得した画像データを表示部12に表示させたりする。また、制御部11は、無線通信部104を制御して無線ネットワーク通信を確立させ、PCH(ページングチャネル)受信信号を使って通話着信やメール受信の通知を受ける。なお、携帯端末装置1が待ち受け中であるときは、制御部11は、低消費電力化のためにPCH受信するときのみ無線通信部104を起動させ、それ以外の期間は無線通信部104を停止させておくようにしてもよい。
ここで、本実施形態による制御部11の動作モードについて簡単に説明する。本実施形態による携帯端末装置1の制御部11は、「通常モード」か、または、「乳幼児モード」で動作する。ここで、「通常モード」とは、携帯端末装置1についてユーザが通常用いる機能(例えば、通話発信、メール送信、データの上書き及び消去)に何らの制限を設けずに、ユーザが意図するままに使用できる動作モードである。これに対し、「乳幼児モード」は、通話発信やメール送信等の無線通信機能、記憶部における記憶データ消去機能等、乳幼児による無作為な操作によってなされると、ユーザに不都合を生じ得る処理を実行しない(当該機能に制限をかける)動作モードである。よって、乳幼児が無作為に入力キーを押下したとしても、制御部11が乳幼児モードで動作している最中であれば、通話発信、メール送信、データ消去等の処理が実際に行われることはない。ただし、制御部11は、乳幼児モード動作中において、入力キー押下に基づく表示画面の画面遷移を行ってもよい。このようにすれば、乳幼児に、あたかも自身のキー操作に基づいて携帯端末装置が処理を行っているかのように見せることができる(乳幼児モードにおいて制限された処理は、実際には行われない)。なお、制御部11は、上記通常モード及び乳幼児モード以外の動作モードを有していてもよい。
また、本稿において「乳幼児」とは、自分の意思を言葉で表現することができない0〜1歳児を想定しているが、本実施形態においてはこれに限定されない。
図3は、制御部11における乳幼児検知機能の第一の処理フローを示すフローチャート図である。
ここで、本実施形態の携帯端末装置1における第一の処理フローを、図3を用いて説明する。まず、制御部11が通常モードで動作していることを前提として、制御部11は、ユーザ操作に基づいて、乳幼児検出機能を開始する(ステップS301)。次に、初期化処理として変数“i”を0に設定する(ステップS302)。ここで、ユーザ操作に基づく乳幼児検出機能の終了指示があったか否かを判定し(ステップS303)、乳幼児検出機能の終了指示を検知した場合は、乳幼児検出機能を終了して(ステップS318)本フローチャートを終了する。
一方、乳幼児検出機能を終了しない場合、制御部11は、外部装置から無線通信部104を介してPCH受信すると、変数iの値を1増やす(ステップS304)。そして、変数iが所定の値N以上になったか否かを判断し(ステップS305)、変数iがNに満たない場合は再度ステップS303に戻り、乳幼児検出機能を終了しない場合には、ステップS304でPCH受信を待つ。
一方、ステップS305で変数iがN以上となった場合には、制御部11は、音声取得部101を起動し、音声データの取得を開始する(ステップS306)。続いて、音声データの取得を開始してから所定の期間経過後に音声取得部101を停止させ、音声データの取得を終了する(ステップS307)。そして、音声分析部111が直ちに取得した音声データを解析し(ステップS308)、当該音声データに乳幼児の泣き声(音声)が含まれているかどうかを判定する(ステップS309)。なお、取得した音声データから乳幼児の泣き声が含まれているかどうかを判別する手段の一例としては、取得した音声データの周波数成分が、予め乳幼児の泣き声としての特徴を有する所定の周波数に合致するか否かの解析を行う手法を用いることができる。
ここで、制御部11は、当該取得した音声データに乳幼児の泣き声が含まれていないと判定した場合には、ステップS302に戻り、処理を再開する。一方、当該取得した音声データに乳幼児の泣き声が含まれていると判定した場合には、制御部11は画像取得部102を起動して、携帯端末装置1を使用している者(乳幼児)の顔画像データの取得を行う(ステップS310)。
次に、制御部11は、画像取得開始時から所定の期間経過後に画像取得部102を停止させ、画像データの取得を終了する(ステップS311)。そして、判定部112が、取得した画像データから抽出した顔画像データと、記憶部13に予め登録されている乳幼児の顔画像データとを比較する処理を行い(ステップS312)、一致しているか否かを判定する(ステップS313)。
ここで、制御部11は、取得した画像データから抽出した顔画像データと、記憶部13に予め登録されている乳幼児の顔画像データとが一致しないと判定した場合には、ステップS302に戻り、処理を再開する。一方、取得した画像データから抽出した顔画像データと、記憶部13に予め登録されている乳幼児の顔画像データとが一致すると判定した場合には、動作モード設定部113は、制御部11の動作モードを、通常モードから乳幼児モードに遷移させる(ステップS314)。
制御部11は、乳幼児モードに遷移すると、所定の期間中、乳幼児モードを維持する(ステップS315)。続いて、当該所定期間の経過後、当該所定期間中に操作部103からの入力キー押下を検知したか否かを判定する(ステップS316)。そして、所定の期間内に操作部103からの入力キー押下を検知した場合にはステップS315を繰り返し、引き続き乳幼児モードを継続する。一方、所定の期間内に操作部103からの入力キー押下を検知しなかった場合には、携帯端末装置1が乳幼児の手を離れたとみなして、動作モード設定部113は、乳幼児モードを終えて通常モードに遷移させ(ステップS317)、ステップS302に戻って処理を再開する。
図4は、本実施形態の携帯端末装置1が乳幼児に手渡しされた際の、第一の処理フローに基づく一連の処理を示すイメージ図である。
まず、乳幼児が、機嫌が悪く泣いている状態において、本実施形態の携帯端末装置1を手渡ししたとする(図4(a))。ここで、携帯端末装置1の制御部11は、定期的に起動している音声取得部101から音声データを取得し、当該取得した音声データの分析を行う(図4(b))。制御部11が乳幼児の泣き声が含まれていることを検知したら、続いて、画像取得部102によって画像データを取得する(図4(c))。そして、取得した画像データから抽出した顔画像が、予め記憶部13に登録されている乳幼児の顔画像と一致する場合には、制御部11は乳幼児モードに遷移する(図4(d))。
以上のように、本実施形態による携帯端末装置1は、機嫌が悪くて泣いているような乳幼児をなだめるために特別な玩具として携帯端末装置1を手渡すような状況において、乳幼児が泣いていることを認識し、かつ、乳幼児が携帯端末装置1を手に持っていることを認識した場合に、乳幼児モードに遷移する。ここで、乳幼児が携帯端末装置1を手に持っていることを認識する手段としては、画像取得部102を利用した顔認識機能を用いている。これにより、乳幼児に手渡ししても問題ないモードへ切り替えるための煩わしい操作を要することなく、乳幼児に携帯端末装置を手渡しすることができるという効果が得られる。
なお、乳幼児の泣き声を検知したのみで乳幼児モードに遷移しようとすると、乳幼児が実際に携帯端末装置1を手に持っているか否かを判定できず、仮にユーザが携帯端末装置1を使用している最中であった場合には、携帯端末装置1のユーザに不都合を生じさせる可能性がある。また、顔画像データで乳幼児を識別したのみで乳幼児モードに遷移しようとすると、頻繁に画像取得部102を起動させる必要が生じ、携帯端末装置1の消費電力を著しく増大させてしまう。よって、本実施形態による携帯端末装置1は、乳幼児モードに遷移するために二つの段階を設けることで、消費電流を著しく増大させることなく乳幼児が手に持っていることを的確に識別し、乳幼児モードに遷移することができる。
図5は、制御部11における乳幼児検知機能の第二の処理フローを示すフローチャート図である。
また、制御部11は、上記で説明した第一の処理フローに替えて、以下に説明する第二の処理フローを採用してもよい。
ここで、本実施形態の携帯端末装置1における第二の処理フローを、図5を用いて説明する。まず、制御部11が通常モードで動作していることを前提として、制御部11は、ユーザ操作に基づいて、乳幼児検出機能を作動する(ステップS501)。次に、初期化処理として変数“i”を0に設定する(ステップS502)。ここで、ユーザ操作に基づく乳幼児検出機能の終了指示があったか否かを判定し(ステップS503)、乳幼児検出機能の終了指示を検知した場合は、乳幼児検出機能を終了して(ステップS516)本フローチャートを終了する。
一方、乳幼児検出機能を終了しない場合、制御部11は、外部装置から無線通信部104を介してPCH受信すると、変数iの値を1増やす(ステップS504)。そして、変数iが所定の値N以上になったか否かを判断し(ステップS505)、変数iがNに満たない場合は再度ステップS503に戻り、乳幼児検出機能を終了しない場合には、ステップS504でPCH受信を待つ。
一方、ステップS505で変数iがN以上となった場合には、制御部11は、音声取得部101を起動し、音声データの取得を開始する(ステップS506)。続いて、音声データの取得を開始してから所定の期間経過後に音声取得部101を停止させ、音声データの取得を終了する(ステップS507)。そして、音声分析部111が直ちに取得した音声データを解析し(ステップS508)、当該音声データに乳幼児の泣き声(音声)が含まれているかどうかを判定する(ステップS509)。
ここで、制御部11は、当該取得した音声データに乳幼児の泣き声が含まれていないと判定した場合には、ステップS502に戻り、処理を再開する。一方、当該取得した音声データに乳幼児の泣き声が含まれていると判定した場合には、制御部11は操作部103キー入力の検出を開始し(ステップS510)、判定部112が、所定の期間内に操作部103において複数同時にキー押下がされたか否かを判定する(ステップS511)。
制御部11は、所定の期間内に、操作部103において複数同時にキー押下がなされなかったと判定した場合は、ステップS502に戻り、処理を再開する。一方、所定の期間内に、複数同時にキー押下がされたと判定した場合は、動作モード設定部113は、制御部11の動作モードを、通常モードから乳幼児モードに遷移させる(ステップS512)。
制御部11は、乳幼児モードに遷移すると、所定の期間中、乳幼児モードを維持する(ステップS513)。続いて、当該所定期間の経過後、当該所定期間中に操作部103からの入力キー押下を検知したか否かを判定する(ステップS514)。そして、所定の期間内に操作部103からの入力キー押下を検知した場合にはステップS513を繰り返し、引き続き乳幼児モードを継続する。一方、所定の期間内に操作部103からの入力キー押下を検知しなかった場合には、携帯端末装置1が乳幼児の手を離れたとみなして、動作モード設定部113は、乳幼児モードを終えて通常モードに遷移させ(ステップS515)、ステップS502に戻って処理を再開する。
図6は、本実施形態の携帯端末装置1が乳幼児に手渡しされた際の、第二の処理フローに基づく一連の処理を示すイメージ図である。
まず、乳幼児が、機嫌が悪く泣いている状態において、本実施形態の携帯端末装置1を手渡ししたとする(図6(a))。ここで、携帯端末装置1の制御部11は、定期的に起動している音声取得部101から音声データを取得し、当該取得した音声データの分析を行う(図6(b))。制御部11が乳幼児の泣き声が含まれていることを検知したら、続いて、操作部103において複数同時にキー押下されたことを検知する(図6(c))。そして、制御部11は乳幼児モードに遷移する(図6(d))。
なお、本実施の形態による携帯端末装置1は、スマートフォンのようなタッチパネル形式を採用したものであってもよい。この場合、上述した通り、操作部103は、タッチパネルそのものを指し、当該タッチパネルが備えるタッチセンサにおいて複数同時のタッチ(指の接触)、または、これに続く指の所定の動きを検出したことをもって乳幼児モードへ遷移してもよい。
以上のように、本実施形態による携帯端末装置1は、機嫌が悪くて泣いているような乳幼児をなだめるために特別な玩具として携帯端末装置1を手渡すような状況において、乳幼児が泣いていることを認識し、かつ、乳幼児が携帯端末装置1を手に持っていることを認識した場合に、乳幼児モードに遷移する。ここで、乳幼児が携帯端末装置1を手に持っていることを認識する手段としては、操作部103における複数同時キー押下を、(大人の通常の操作では起こりえない)乳幼児の操作によるものとして認識する。これにより、乳幼児に手渡ししても問題ないモードへ切り替えるための煩わしい操作を要することなく、乳幼児に携帯端末装置を手渡しすることができるという効果が得られる。
なお、乳幼児の泣き声を検知したのみで乳幼児モードに遷移しようとすると、乳幼児が実際に携帯端末装置1を手に持っているか否かを判定できず、仮にユーザが携帯端末装置1を使用している最中であった場合には、携帯端末装置1のユーザに不都合を生じさせる可能性がある。また、操作部103における複数同時キー押下を検出したのみで乳幼児モードに遷移しようとすると、ユーザの通常操作中における誤操作の度に乳幼児モードに遷移してしまう。よって、本実施形態による携帯端末装置1は、画像取得部102を利用することなく、乳幼児が手に持っていることを的確に識別し、乳幼児モードに遷移することができる。
上述した本実施形態の説明では、音声取得部101からの取得音声データの分析結果と組み合わせるものとして、その他の情報入力部10である画像取得部102を用いて顔認識を行う場合と、操作部103における複数同時のキー入力を検出する場合を例として説明したが、本実施形態では、これらに限定されない。例えば、情報入力部10には、上記に列挙したものの他、赤外線センサ、加速度センサ、指紋検出機能部等、様々な態様が含まれる。そして、本実施形態においては、音声取得部101からの取得音声データの分析結果と組み合わせるものとして、これらの各種検出データを用いても構わない。
また、上記において、単に乳幼児の泣き声(音声)を検知したのみでは、乳幼児が実際に携帯端末装置1を手に持っているか否かを判定できないので、本実施形態においては、第一の判定手段である音声検出に加え、第二の判定手段を設ける旨を説明した。しかし、本実施形態の携帯端末装置1においては、第一の判定手段である音声検出のみで、乳幼児が実際に携帯端末装置1を手に持っていると識別できた場合には、第二の判定手段による処理を行うことなく、乳幼児モードに移行してもよい。例えば、携帯端末装置1は、一つまたは二つ以上の音声取得部101を備えることで、音声取得部101が取得した音声信号の強度や位相差等から、乳幼児が、相対的にどの位置にいるのかを判別することもできる。その結果、乳幼児が本発明に係る携帯端末装置を手に取っているものと識別できた場合には、第二の判定手段を省略して、乳幼児モードに遷移してもよい(すなわち、図3におけるステップS309からステップS314への移行、または、図5におけるステップS509からステップS512への移行を行ってもよい)。
1・・・携帯端末装置
10・・・情報入力部
101・・・音声取得部
102・・・画像取得部
103・・・操作部
104・・・無線通信部
11・・・制御部
111・・・音声分析部
112・・・判定部
113・・・動作モード設定部
12・・・表示部
13・・・記憶部

Claims (10)

  1. 音声取得部と、
    前記音声取得部から入力された音声データを分析する音声分析部と、
    前記音声取得部以外の情報入力部から入力されたデータが所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記音声分析部の分析結果及び判定部の判定結果に基づいて動作モードを遷移させる動作モード設定部と、
    を備える携帯端末装置。
  2. 前記音声分析部と、前記判定部と、前記動作モード設定部と、を有する制御部を備え、
    前記制御部は、
    通常の機能を実行する通常モードか、または、乳幼児向けの機能を実行する乳幼児モードのいずれかで動作し、
    前記音声取得部が取得した音声データの分析の結果、当該音声データから乳幼児の音声を識別した場合、かつ、前記音声取得部以外の情報入力部から入力されたデータが所定の条件を満たした場合に、前記通常モードから前記乳幼児モードへと遷移する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記制御部は、
    音声分析の結果、当該音声データから乳幼児の音声を識別した場合に、画像取得部に画像データを取得するための指示を出し、前記画像取得部が当該指示に基づいて取得した画像データと、予め記憶部が記憶する画像データとを比較し、当該比較結果に応じて前記通常モードから前記乳幼児モードへと遷移する
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記制御部は、
    前記画像取得部が取得した画像データから乳幼児の顔と認識できる部分がある場合には当該顔画像データを抽出し、前記抽出した顔画像データと、予め記憶部が記憶していた顔画像データとを比較して一致する場合に、前記通常動作モードから前記乳幼児向け動作モードへと遷移する
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記制御部は、
    音声分析の結果、当該音声データから乳幼児の音声を識別した場合に、かつ、操作部において複数の入力キーが同時に押下されたことを検知した場合に、前記通常モードから前記乳幼児モードへと遷移する
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  6. 前記制御部は、
    前記乳幼児モードで動作する場合において、無線通信部を用いて行う無線通信機能、または、記憶部における記憶データの書換、消去機能の少なくとも一方を制限するとともに、操作部におけるキー押下に応じて表示部における表示画面を遷移させる
    ことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一に記載の携帯端末装置。
  7. 前記制御部は、
    前記乳幼児モードで動作する場合において、操作部におけるキー押下が所定の期間内に検知されない場合には、前記乳幼児モードから前記通常モードへと遷移させる
    ことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか一に記載の携帯端末装置。
  8. 前記制御部は、
    無線通信部が所定の受信信号を所定回数受信したことを条件に、前記音声取得部に音声を取得する指示を出し、
    前記音声取得部は、
    前記制御部からの指示に基づいて音声取得処理を行う
    ことを特徴とする請求項2から請求項7の何れか一に記載の携帯端末装置。
  9. 音声分析部が、音声取得部から入力された音声データを分析し、
    判定部が、前記音声取得部以外の情報入力部から入力されたデータが所定の条件を満たすか否かを判定し、
    動作モード設定部が、前記音声分析部の分析結果及び判定部の判定結果に基づいて動作モードを遷移する
    ことを特徴とする携帯端末制御方法。
  10. 携帯端末装置のコンピュータを、
    音声分析部が、音声取得部から入力された音声データを分析し、
    判定部が、前記音声取得部以外の情報入力部から入力されたデータが所定の条件を満たすか否かを判定し、
    動作モード設定部が、前記音声分析部の分析結果及び判定部の判定結果に基づいて動作モードを遷移する動作モード遷移手段
    として機能させることを特徴とする携帯端末制御用プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107483814A (zh) * 2017-08-09 2017-12-15 广东欧珀移动通信有限公司 拍照模式设置方法、装置及移动设备

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