JP2014062669A - Refrigerator - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、冷蔵庫に関するものである。 The present invention relates to a refrigerator.
冷蔵庫において、食品は、収納容器の底面に置かれる。収納容器の上部には、カバー等が配置される。この状態で、冷却空気がカバー等の上方を通過する。当該冷却冷気により、収納容器内が所望の温度に維持される。その結果、食品も所望の温度に維持される(例えば、特許文献1及び2参照)。
In the refrigerator, food is placed on the bottom surface of the storage container. A cover or the like is disposed on the upper part of the storage container. In this state, the cooling air passes above the cover or the like. The inside of the storage container is maintained at a desired temperature by the cooling cold air. As a result, the food is also maintained at a desired temperature (see, for example,
しかしながら、当該冷蔵庫において、食品は、カバー等と収納容器内の空気とを介して冷却される。このため、食品の冷却速度が下がる。 However, in the refrigerator, the food is cooled via a cover or the like and the air in the storage container. For this reason, the cooling rate of food decreases.
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、収納容器内の食品の冷却速度を維持しつつ、収納容器内を所望の温度に維持することができる冷蔵庫を提供することである。 This invention was made in order to solve the above-mentioned subject, and is providing the refrigerator which can maintain the inside of a storage container at desired temperature, maintaining the cooling rate of the foodstuff in a storage container. .
この発明に係る冷蔵庫は、上方に開口した開口部を有した収納容器と、前記開口部を塞ぐように設けられた天板と、冷却空気が前記収納容器の底面の外側に沿って流入するように前記開口部よりも下方に設けられた吹出口と、を備えたものである。 In the refrigerator according to the present invention, a storage container having an opening opened upward, a top plate provided so as to close the opening, and cooling air flow along the outside of the bottom surface of the storage container. And an air outlet provided below the opening.
この発明によれば、収納容器内の食品の冷却速度を維持しつつ、収納容器内を所望の温度に維持することができる。 According to this invention, the inside of the storage container can be maintained at a desired temperature while maintaining the cooling rate of the food in the storage container.
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。 A mode for carrying out the invention will be described with reference to the accompanying drawings. In addition, in each figure, the same code | symbol is attached | subjected to the part which is the same or it corresponds, The duplication description is simplified or abbreviate | omitted suitably.
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における冷蔵庫を側面方向から見た断面図である。
1 is a cross-sectional view of a refrigerator according to
図1において、冷蔵庫1は、複数の貯蔵室を備える。例えば、貯蔵室は、野菜室2、冷凍室3、切替室4、製氷室(図示せず)、冷蔵室5、チルド室6からなる。
In FIG. 1, the
野菜室2は、冷蔵庫1の下部に設けられる。野菜室2は、冷蔵庫1の手前側に引き出し得るように形成される。冷凍室3は、野菜室2の直上に設けられる。冷凍室3は、冷蔵庫1の手前側に引き出し得るように形成される。切替室4は、冷凍室3の直上に設けられる。冷凍室3は、冷蔵庫1の手前側に引き出し得るように形成される。製氷室は、切替室4と並行するように冷凍室3の直上に設けられる。製氷室は、冷蔵庫1の手前側に引き出し得るように形成される。
The
冷蔵室5は、切替室4と製氷室との直上に設けられる。冷蔵室5の手前側には、扉5aが設けられる。チルド室6は、冷蔵室5内の下部に設けられる。チルド室6内には、チルドケース6aが設けられる。チルドケース6aは、レール等の案内治具(図示せず)により扉5a側へ引き出し得るように形成される。チルドケース6aの上部には、開口部が形成される。開口部は、上方に開口する。
The
チルド室6は、天板6bによって冷蔵室5と仕切られる。天板6bは、チルドケース6aの開口部を塞ぐように設けられる。天板6bは、冷蔵室5の底板としても機能する。天板6bは、視覚的に透明な材料で形成される。例えば、天板6bは、樹脂又はガラス等で形成される。天板6bは、2枚構造からなる。すなわち、天板6bは、密閉される。その結果、天板6bの内部には、空気層6cが形成される。
The
冷蔵庫1内の奥側には、冷却風路7と戻り風路8とが形成される。冷却風路7と戻り風路8とは、壁9によって各貯蔵室と仕切られる。野菜室2の上部には、野菜室戻り風路10が形成される。野菜室戻り風路10の前端には、開口部が形成される。野菜室戻り風路10の後端は、戻り風路8に連結される。
A
各貯蔵室の奥側の壁9には、吹出口が形成される。チルド室6において、吹出口11は、チルドケース6aの底面の奥側に形成される。吹出口11とチルドケース6aの底面との間には、ガイド12が設けられる。各吹出口には、流入ダンパ(図示せず)が設けられる。
A blower outlet is formed in the
冷蔵室5の下部の奥側の壁9には、吸込口13が形成される。すなわち、吸込口13は、天板6bよりも上方に形成される。吸込口13には、冷蔵室戻り風路14の一端が連結される。冷蔵室戻り風路14の他端は、野菜室戻り風路10の中央に連結される。
A
冷蔵庫1には、冷凍サイクル回路が設けられる。冷凍サイクル回路は、圧縮機15a、凝縮器(図示せず)、絞り装置(図示せず)、冷却器15b、空気搬送装置15c等を備える。
The
例えば、圧縮機15aは、冷蔵庫1内の奥側の下部に配置される。冷却器15bは、冷却風路7に配置される。空気搬送装置15cは、冷却器15bの上方に配置される。
For example, the
冷蔵庫1において、圧縮機15aは、冷媒を吐き出す。凝縮器は、圧縮機15aが吐き出した冷媒を凝縮させる。絞り装置は、凝縮器が凝縮させた冷媒を膨張させる。冷却器15bは、絞り装置が膨張させた冷媒により空気を冷却する。例えば、当該空気は、−30℃〜−25℃となる。空気搬送装置15cは、冷却器15bが冷却した空気を冷蔵庫1内に循環させる。
In the
その結果、当該空気は、冷却風路7、吹出口を介して、各貯蔵室に搬送される。この際、当該空気は、各ダンパの開閉によって分配される。その結果、各貯蔵室に対し、個別の温度が設定される。
As a result, the air is conveyed to each storage chamber via the cooling
例えば、冷凍室3の温度は、最も低温の−22℃〜−16℃に設定される。この際、対応する流入ダンパは、ほぼ全開となるように調整される。例えば、冷蔵室5の温度は、3℃〜6℃に設定される。この際、対応するダンパは、設定温度に応じた状態に調整される。例えば、チルド室6の温度は、−3℃〜3℃に設定される。この際、対応するダンパは、設定温度に応じた状態に調整される。例えば、野菜室2の温度は、最も高温の5℃〜9℃に設定される。この際、対応する流入ダンパは、ほぼ全閉となるように調整される。
For example, the temperature of the
冷凍室3、切替室4、製氷室において、搬送された空気は、冷凍室3、切替室4、製氷室内の空気を冷却する。当該空気は、戻り風路8を介して冷却器15bに搬送される。冷蔵室5、チルド室6において、搬送された空気は、冷蔵室5、チルド室6内の空気を冷却する。当該空気は、吸込口13、冷蔵室戻り風路14を介して野菜室2に搬送される。当該空気により、野菜室2は間接冷却される。当該空気は、野菜室戻り風路10内で野菜室2を冷却した空気と混合される。混合された空気は、戻り風路8を介して冷却器15bに搬送される。
In the
次に、図2を用いて、チルド室6の冷却方法を説明する。
図2はこの発明の実施の形態1における冷蔵庫のチルド室を側面方向から見た断面図である。
Next, a method for cooling the
FIG. 2 is a cross-sectional view of the chilled chamber of the refrigerator according to
図2に示すように、チルド室6内には、食品16が保存される。例えば、食品16は、生肉、解凍用の肉、魚の切り身等からなる。食品16は、チルド室6の底面に置かれる。
As shown in FIG. 2,
チルド室6においては、冷却された吹出空気Aが吹出口11から流入する。例えば、吹出空気Aの温度は、−20℃〜−10℃である。この際、吹出空気Aは、ガイド12によりチルドケース6aの底面の外側に導かれる。
In the
その後、吹出空気Aは、チルドケース6aの底面の外側に沿って扉5a側に移動する。この際、吹出空気Aは、チルドケース6aの底面を直接冷却する。その結果、食品16は、チルドケース6aの底面からの熱伝導により冷却される。
Thereafter, the blown air A moves toward the
その後、吹出空気Aは、チルドケース6aの正面と扉5aの背面との間を上方に移動する。その後、吹出空気Aは、冷蔵室5を冷却した空気と混合して、戻り空気Bとなる。戻り空気Bは、天板6bの上面の外側に沿って扉5aとは反対側に移動する。その後、戻り空気Bは、吸込口13から流出する。
Thereafter, the blown air A moves upward between the front surface of the
次に、図3を用いて、天板6bによる断熱効果を説明する。
図3はこの発明の実施の形態1における冷蔵庫の天板による断熱効果を示す解析データの図である。図3の横軸は天板6bの厚みである。図3の縦軸はチルドケース6a内の空気の温度が−3±1℃で変動している場合における天板6bの上面の到達温度と温度変動幅である。
Next, the heat insulation effect by the
FIG. 3 is a diagram of analysis data showing the heat insulation effect by the top plate of the refrigerator in the first embodiment of the present invention. The horizontal axis of FIG. 3 is the thickness of the
17aは1枚の板のみで形成された天板6bの上面の到達温度である。17bは厚さが1mmの2枚の板の内部に発泡スチロール等の断熱材を充填した天板6bの上面の到達温度である。17cは厚さが1mmの2枚の板の内部に空気層6cを形成した天板6bの上面の到達温度である。
17a is the temperature reached on the top surface of the
18aは1枚の板のみで形成された天板6bの上面の温度変動幅である。18bは2枚の板の内部に発泡スチロール等の断熱材を充填した天板6bの上面の温度変動幅である。18cは2枚の板の内部に空気層6cを形成した天板6bの上面の温度変動幅である。
図3に示すように、到達温度17a〜17cは、天板6bの構造、材質に関係なく、天板6bの厚みの増加に応じて増加する。これに対し、温度変動幅18a〜18cは、天板6bの構造、材質に関係なく、天板6bの厚みの増加に応じて減少する。
As shown in FIG. 3, the reached
1枚の板のみで形成された天板6bの場合、天板6bの厚みが10mm以上あっても、到達温度17aは−1℃程度となる。断熱材を充填した天板6bの場合、天板6bの厚みが6〜7mm程度あれば、到達温度17bは0℃以上に維持される。空気層6cを形成した天板6bの場合も、天板6bの厚みが6〜7mm程度あれば、到達温度17cは0℃以上に維持される。すなわち、空気層6cを形成した天板6bにおいては、断熱材を充填した天板6bと同等の断熱効果が得られる。
In the case of the
以上で説明した実施の形態1によれば、吹出口11は、チルドケース6aの底面の奥側に設けられる。吹出空気Aは、チルドケース6aの底面の外側に沿って流入する。このため、吹出空気Aは、チルドケース6aの底面を直接冷却する。その結果、食品16は、天板6bとチルドケース6a内の空気とを介することなく冷却される。このため、食品16の冷却速度を維持しつつ、食品16を過冷却状態に維持することができる。
According to
なお、一般的な樹脂で形成したチルドケース6aでも、空気の千倍以上の熱容量を有する。このため、吹出空気Aの温度が時間的に変動しても、食品16への影響は抑制される。すなわち、食品16の過冷却は維持される。
Note that the
また、吹出空気Aは、チルドケース6a内に直接吹き込まない。このため、チルドケース6a内の空気の温度変動が抑制される。当該抑制により、食品16の温度変動も抑制される。その結果、食品16の温度は、最大氷結晶生成帯(−5℃〜−1℃)の範囲内とならない。すなわち、食品16内の氷結晶は成長しない。このため、食品16の細胞は破壊しない。その結果、ドリップは発生しない。また、食品16の部分的な凍結、酸化・変色等はない。このため、食品16の保存品質は下がらない。
The blown air A is not blown directly into the
変色に関し、例えば、−3℃で凍結状態とした牛肉を2週間保存した場合、保存前後の牛肉の色差(ΔL*a*b*)は3.7である。これに対し、−3℃で未凍結状態とした牛肉を2週間保存した場合、保存前後の牛肉の色差は、1.6である。すなわち、牛肉を2週間保存する際、未凍結状態の牛肉の変色は、凍結状態の牛肉の変色よりも50%以上抑制される。 Regarding discoloration, for example, when beef frozen at −3 ° C. is stored for 2 weeks, the color difference (ΔL * a * b *) between the beef before and after storage is 3.7. On the other hand, when the beef which was made into an unfrozen state at -3 degreeC was preserve | saved for two weeks, the color difference of the beef before and behind preservation | save is 1.6. That is, when storing beef for two weeks, discoloration of unfrozen beef is suppressed by 50% or more than discoloration of frozen beef.
また、吸込口13は、天板6bよりも上方に設けられる。このため、吹出空気Aは、チルドケース6aの底面全体を冷却した後、滞留することなく、戻り空気Bとなって吸込口13から流出する。その結果、食品16の冷却速度を上げることができる。また、冷蔵庫1内が局所的に凍結することを防止できる。
Moreover, the
また、ガイド12は、吹出空気Aをチルドケース6aの底面の外側に導く。このため、チルドケース6aの底面をより確実に直接冷却することができる。
Further, the
また、天板6bは透明な板で形成される。このため、天板6bの上方からチルド室6内の食品16を視認することができる。その結果、チルドケース6aの奥側に収納された食品16の使い忘れを防止することができる。
The
また、天板6bの空気層6cにより、断熱効果が得られる。当該断熱効果により、チルド室6内の空気による天板6bの上面の冷却が抑制される。すなわち、天板6bの上面においては、冷蔵室5内の空気との熱交換が支配的になる。その結果、チルド室6を負の温度帯(例えば、−3℃〜−2℃)に設定しても、天板6bの上面は正の温度に維持される。このため、冷蔵室5内の食品16の凍結を防止することができる。また、断熱材を使用する場合よりも低いコストでありながら、天板6bの意匠性を確保することができる。
Moreover, the heat insulation effect is acquired by the
なお、吹出口11をチルドケース6aの開口部よりも下方に形成すれば、吹出空気Aは、チルドケース6aの背面に衝突する。この場合、チルドケース6aの背面等の形状を工夫して、吹出空気Aがチルドケース6aの底面の外側に沿って流入するようにすればよい。その結果、食品16の冷却速度を維持しつつ、食品16を過冷却状態に維持することができる。
In addition, if the
また、チルド室6以外の貯蔵室においても、チルドケース6aと同様の収納容器を設け、冷却空気が収納容器の底面の外側に沿って流入するようにすればよい。この場合も、冷却空気が収納容器内に直接吹き込むことはない。このため、食品16の冷却速度を維持しつつ、収納容器内を所望の温度に維持することができる。
Also in the storage chamber other than the
例えば、−18℃〜−5℃の切替室4においては、食品16の酸化、露付き、着霜、乾燥等を抑制することができる。
For example, in the
露付きに関し、例えば、−7℃±3℃の切替室4で牛肉を2週間保存した場合、牛肉100g当たりの露付き量は4.9gである。これに対し、−7℃±1℃の切替室4で牛肉を2週間保存した場合、牛肉100g当たりの露付き量は1.7gである。すなわち、切替室4の温度の変動幅を±3℃から±1℃に抑制すれば、100g当たりの露付き量は60%以上低減する。
Regarding the dew, for example, when beef is stored in the
例えば、−18℃±5℃の切替室4で牛肉を1ヶ月保存した場合、牛肉100g当たりの露付き量は0.30gである。これに対し、−18℃±2℃の切替室4で牛肉を1ヶ月保存した場合、牛肉100g当たりの露付き量は0.14gである。すなわち、切替室4の温度の変動幅を±5℃から±2℃に抑制すれば、100g当たりの露付き量は半減する。
For example, when the beef is stored for one month in the
例えば、5℃〜9℃の野菜室2においては、野菜の呼吸が抑制される。このため、特に、葉物野菜において、蒸散量が減少する。その結果、葉物野菜の乾燥、しおれ等を抑制することができる。
For example, in the
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2における冷蔵庫の天板を側面方向から見た断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
FIG. 4 is a sectional view of the top plate of the refrigerator according to
実施の形態1の天板6bの内部には、空気層6cが形成されていた。これに対し、実施の形態2の天板6bの内部には、潜熱の大きい蓄冷剤19が封入されている。例えば、蓄冷剤19は、水、無機塩類、食品添加物等を混合して形成される。この際、水、無機塩類、食品添加物等の混合比を調整することにより、蓄冷剤19の融点は正の温度帯に設定される。
An
図4(a)に示すように、蓄冷剤19が液相の場合、蓄冷剤19と天板6bの上面との間には、空隙19aが形成される。空隙19aは、蓄冷剤19の膨張率を考慮して設定される。例えば、空隙19aは、天板6bの内部の容積の10〜20%となるように設定される。4(b)に示すように、蓄冷剤19が固相の場合、蓄冷剤19は、天板6bの内部に充満する。すなわち、蓄冷剤19が固相の場合、蓄冷剤19と天板6bの内壁との接触面積が最大となる。
As shown to Fig.4 (a), when the
蓄冷剤19は、温度変動により液相と固相の相変化を繰り返す。具体的には、天板6bの温度が蓄冷剤19の融点より高い場合、蓄冷剤19は融解する。この際、蓄冷剤19は、天板6bから熱を吸収する。天板6bの温度が蓄冷剤19の融点より低い場合、蓄冷剤19は凝固する。この際、蓄冷剤19は、天板6bに熱を放出する。このため、天板6bの温度は、蓄冷剤19の融点に近づく。
The
次に、図5を用いて、天板6bによる断熱効果を説明する。
図5はこの発明の実施の形態2における冷蔵庫の天板による断熱効果を示す解析データの図である。
Next, the heat insulation effect by the
FIG. 5 is a diagram of analysis data showing the heat insulating effect by the top plate of the refrigerator in the second embodiment of the present invention.
17dは厚さが1mmの2枚の板の内部に融点1℃の蓄冷剤19を封入した天板6bの上面の到達温度である。17eは厚さが1mmの2枚の板の内部に融点2℃の蓄冷剤19を封入した天板6bの上面の到達温度である。
18dは厚さが1mmの2枚の板の内部に融点1℃の蓄冷剤19を封入した天板6bの上面の温度変動幅である。18eは厚さが1mmの2枚の板の内部に融点2℃の蓄冷剤19を封入した天板6bの上面の温度変動幅である。
18d is a temperature fluctuation width of the upper surface of the
図5に示すように、蓄冷剤19の融点の違いにより、天板6bの厚みの変化に対する到達温度17d、17eの変化にも違いがある。
As shown in FIG. 5, due to the difference in melting point of the
しかしながら、天板6bの厚みが3mm程度あれば、到達温度17d、17eは0℃以上に維持される。すなわち、蓄冷剤19を封入した天板6bにおいては、蓄冷剤19が天板6bの上面に対して発熱することにより、空気層6cを形成した天板6bの半分以下の厚みで空気層6cを形成した天板6bと同等の断熱効果が得られる。
However, if the thickness of the
以上で説明した実施の形態2によれば、蓄冷剤19が固相の場合、蓄冷剤19と天板6bの内壁との接触面積が最大となる。このため、蓄冷剤19の性能を確実に引き出すことができる。その結果、天板6bの上面を正の温度に確実に維持することができる。このため、冷蔵室5内の食品16の凍結を確実に防止することができる。
According to
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3における冷蔵庫のチルド室を側面方向から見た断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
6 is a cross-sectional view of a chilled chamber of a refrigerator according to
実施の形態3のチルド室6は、実施の形態1のチルド室6に良熱伝導性プレート20を付加したものである。良熱伝導性プレート20は、アルミニウム、ステンレス等の金属、高熱伝導性樹脂等、チルド室6の底面よりも熱伝導率の高い材料で形成される。例えば、良熱伝導性プレート20は、水平面方向の熱伝導率が10W/mK以上となる材料で形成される。良熱伝導性プレート20は、チルドケース6aの底面内側のほぼ全面に着脱し得るように設けられる。食品16は、良熱伝導性プレート20の上面に置かれる。
The
吹出空気Aは、チルドケース6aの背面側から供給される。このため、チルドケース6aの底面の温度は、扉5aに近づくにつれて高くなる。すなわち、チルドケース6aの底面においては、温度分布のムラが水平方向に発生する。当該ムラは、温度変動と同様の外部刺激となる。
The blown air A is supplied from the back side of the
しかしながら、当該ムラは、良熱伝導性プレート20で改善される。すなわち、良熱伝導性プレート20の温度は均一化される。その結果、食品16が水平面方向に大きい形状の場合であっても、食品16の温度は均一化される。
However, the unevenness is improved by the heat
以上で説明した実施の形態3によれば、食品16の温度は、良熱伝導性プレート20により均一化される。このため、吹出空気Aを増加して食品16の冷却速度を上げても、食品16を過冷却状態に維持することができる。
According to the third embodiment described above, the temperature of the
また、良熱伝導性プレート20は、チルドケース6aの底面内側の温度分布のムラを改善する。このため、チルドケース6a内の空気の温度も均一化される。その結果、チルドケース6a内の広い範囲において、食品16を過冷却状態に維持することができる。
Moreover, the good heat
なお、良熱伝導性プレート20を実施の形態2のチルドケース6aに設けてもよい。この場合も、チルドケース6aの底面の温度分布のムラを改善することができる。
In addition, you may provide the good heat
また、良熱伝導性プレート20を取り外し、チルド室6以外の貯蔵室の底面に取り付けてもよい。この場合、貯蔵室内の空気の温度分布のムラを改善することができる。その結果、当該貯蔵室内の広い範囲において、食品の保存品質を向上させることができる。
Further, the heat
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4における冷蔵庫のチルド室を側面方向から見た断面図である。なお、実施の形態3と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
FIG. 7: is sectional drawing which looked at the chilled room of the refrigerator in
実施の形態4のチルド室6は、実施の形態3のチルド室6に複数のプレートフィン21を付加したものである。複数のプレートフィン21は、吹出空気Aの下流側に配置される。
The
次に、図8を用いて、複数のプレートフィン21を説明する。
図8はこの発明の実施の形態4における冷蔵庫の要部の斜視図である。
Next, the plurality of
FIG. 8 is a perspective view of a main part of the refrigerator according to
図8に示すように、複数のプレートフィン21は、板状で形成される。複数のプレートフィン21は、アルミニウム、ステンレス等の金属、高熱伝導性樹脂等、チルド室6の底面よりも熱伝導率の高い材料で形成される。例えば、複数のプレートフィン21は、垂直面方向の熱伝導率が10W/mK以上となる材料で形成される。複数のプレートフィン21は、垂線が吹出空気Aと直交する方向となるように並んで配置される。その結果、隣接するプレートフィン21の間には、空隙が形成される。
As shown in FIG. 8, the plurality of
複数のプレートフィン21の上端部は、チルドケース6aの底面を貫通して良熱伝導性プレート20の下面に接続される。プレートフィン21の下端部は、チルドケース6aの底面から下方へ突き出して吹出空気Aの通風路に配置される。
The upper ends of the plurality of
本実施の形態においては、吹出空気Aは、複数のプレートフィン21の側面に沿って移動する。この際、吹出空気Aは、複数のプレートフィン21を冷却する。その結果、良熱伝導性プレート20は、複数のプレートフィン21からの熱伝導により冷却される。
In the present embodiment, the blown air A moves along the side surfaces of the plurality of
以上で説明した実施の形態4によれば、プレートフィン21の伝熱面積は大きい。すなわち、プレートフィン21と吹出空気Aとの接触確率(熱伝導率)は高い。このため、良熱伝導性プレート20が鉛直方向に対して食品16を冷却するうえで熱抵抗となっていても、食品16を効果的に冷却することができる。すなわち、食品16の冷却速度を維持することができる。
According to the fourth embodiment described above, the heat transfer area of the
実施の形態5.
図9はこの発明の実施の形態5における冷蔵庫の天板を側面方向から見た断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
FIG. 9 is a sectional view of the top plate of the refrigerator according to the fifth embodiment of the present invention as viewed from the side. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to
図9に示すように、本実施の形態5のチルドケース6aは、実施の形態1のチルドケース6aの底面を2枚の板で形成したものである。2枚の板の間には、蓄冷剤22が封入される。例えば、蓄冷剤22は、水、無機塩類、食品添加物等を混合して形成される。この際、水、無機塩類、食品添加物等の混合比を調整することにより、蓄冷剤22の融点は、チルド室6の設定温度と同等に設定される。
As shown in FIG. 9, a
蓄冷剤22が液相の場合、蓄冷剤22とチルドケース6aの底面の上面との間には、空隙が形成される。当該空隙は、蓄冷剤22の膨張率を考慮して設定される。例えば、空隙は、チルドケース6aの底面の内部容積の10〜20%となるように設定される。蓄冷剤22が固相の場合、蓄冷剤22は、チルドケース6aの底面内に充満する。すなわち、蓄冷剤22が固相の場合、蓄冷剤22とチルドケース6aの底面の内壁との接触面積が最大となる。
When the
チルドケース6aの底面の温度が蓄冷剤22の融点より高い場合、蓄冷剤22は融解する。この際、蓄冷剤22は、チルドケース6aの底面から熱を吸収する。チルドケース6aの底面の温度が蓄冷剤22の融点より低い場合、蓄冷剤22は凝固する。この際、蓄冷剤22は、チルドケース6aの底面に熱を放出する。このため、チルドケース6aの底面の温度は、蓄冷剤22の融点に近づく。
When the temperature of the bottom surface of the
次に、図10を用いて、チルドケース6aの底面による恒温化効果を説明する。
図10はこの発明の実施の形態5における冷蔵庫のチルドケースの底面による恒温化効果の解析データの図である。図10の横軸はチルドケース6aの底面の厚みである。図10の縦軸はチルドケース6a内の空気の温度が−3±1℃となることを目標とした際に実測データに基づいて吹出空気Aの変動を±8℃とした場合におけるチルドケース6a内の空気の温度変動幅である。
Next, the thermostatic effect by the bottom face of the
FIG. 10 is a diagram of analysis data of the thermostatic effect by the bottom surface of the refrigerator chilled case according to
23aは1枚の板のみで形成された底面を有したチルドケース6a内の温度変動幅である。23bは厚さが1mmの2枚の板の内部に空気層を形成した底面を有したチルドケース6a内の温度変動幅である。23cは厚さが1mmの2枚の板の内部に融点が−3℃の蓄冷剤22を封入したチルドケース6a内の温度変動幅である。23dは厚さが1mmの2枚の板の内部に融点が−5℃の蓄冷剤22を封入したチルドケース6a内の温度変動幅である。
24aは1枚の板のみで形成された底面を有したチルドケース6aの温度変動幅である。24bは厚さが1mm2枚の板の内部に空気層6cを形成した底面を有したチルドケース6aの空気層6cの温度変動幅である。24cは厚さが1mmの2枚の板の内部に融点が−3℃の蓄冷剤22を封入したチルドケース6aの蓄冷剤22の温度変動幅である。24dは厚さが1mmの2枚の板の内部に融点が−5℃の蓄冷剤22を封入したチルドケース6aの蓄冷剤22の温度変動幅である。
図10に示すように、温度変動幅23a〜23d、24a〜24dは、チルドケース6aの構造、材質に関係なく、チルドケース6aの底面の厚みの増加に応じて減少する。
As shown in FIG. 10, the temperature fluctuation ranges 23a to 23d and 24a to 24d decrease as the thickness of the bottom surface of the
1枚の板のみで形成された底面を有したチルドケース6aの場合、温度変動幅23aは、チルドケース6aの底面の厚みが15mmでも3℃(±1.5℃)程度で目標に到達しない。空気層6cを形成した底面を有したチルドケース6aの場合、温度変動幅23bは、チルドケース6aの底面の厚みが15mm程度で2℃まで低下して目標に到達する。
In the case of the
これに対し、蓄冷剤22を封入した底面を有したチルドケース6aの場合、温度変動幅23c、23dは、チルドケース6aの底面の厚みが5mm程度で2℃まで低下して目標に到達する。すなわち、蓄冷剤22により、チルドケース6a内の空気に対し、恒温化効果が得られる。特に、蓄冷剤22の融点をチルド室6の設定温度の−3℃に一致させれば、恒温化効果が高い。
On the other hand, in the case of the
以上で説明した実施の形態5によれば、蓄冷剤22により、チルドケース6aの底面を恒温化することができる。このため、吹出空気Aを増加して冷却速度を上げても、食品16を過冷却状態に容易に維持することができる。
According to the fifth embodiment described above, the bottom surface of the
また、チルドケース6aの底面の温度分布が均一化すれば、チルドケース6a内の空気の温度も均一化される。このため、チルドケース6a内の広い範囲において、食品16を過冷却状態に維持することができる。
If the temperature distribution on the bottom surface of the
なお、蓄冷剤22を実施の形態2〜4のチルドケース6aの底面に封入してもよい。この場合も、チルドケース6a内の広い範囲において、食品16を過冷却状態に維持することができる。
In addition, you may enclose the
また、蓄冷剤22をチルド室6以外の貯蔵室の底面に封入してもよい。この場合、貯蔵室内の空気の温度も均一化される。その結果、当該貯蔵室内の広い範囲において、食品の保存品質を向上させることができる。
Further, the
実施の形態6.
図11はこの発明の実施の形態6における冷蔵庫のチルド室を側面方向から見た断面図である。なお、実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。
FIG. 11: is sectional drawing which looked at the chilled room of the refrigerator in
図11に示すように、実施の形態6の冷蔵庫1は、実施の形態1の冷蔵庫1に温度検出手段25、過冷却解除検出手段26を付加したものである。
As shown in FIG. 11, the
温度検出手段25は、天板6bの下面の内側に設けられる。温度検出手段25は、食品16の表面の温度を非接触で検出する機能を備える。温度検出手段25としては、動作原理によって様々なものが利用され得る。例えば、温度検出手段25として、熱起電力効果を利用した赤外線センサが利用される。この場合、温度検出手段25は、赤外線吸収膜、サーミスタを備える。
The temperature detection means 25 is provided inside the lower surface of the
赤外線吸収膜は、予め設定された領域の表面から発せられる熱放射(赤外線)を吸収する機能を備える。サーミスタは、赤外線吸収膜の温度を検出する機能を備える。 The infrared absorption film has a function of absorbing thermal radiation (infrared rays) emitted from the surface of a preset region. The thermistor has a function of detecting the temperature of the infrared absorption film.
温度検出手段25は、熱放射の吸収により昇温した赤外線吸収膜の感熱部分温度(温接点)とサーミスタにより検出された赤外線吸収膜自身の温度(冷接点)との温度差を電圧等の電気信号に変換する機能を備える。温度検出手段25は、当該電気信号の大きさに基づいて、予め設定された領域の表面の温度を検出する機能を備える。 The temperature detection means 25 calculates the temperature difference between the heat-sensitive partial temperature of the infrared absorption film (warm contact) heated by absorption of thermal radiation and the temperature of the infrared absorption film itself (cold contact) detected by the thermistor. It has a function to convert to a signal. The temperature detection means 25 has a function of detecting the temperature of the surface of a preset region based on the magnitude of the electrical signal.
過冷却解除検出手段26は、他の制御基盤とともに設けられる。過冷却解除検出手段26は、温度検出手段25の検出結果に基づいて、食品16の過冷却が解除されたか否かを判定する機能を備える。過冷却解除検出手段26は、報知手段として、食品16の過冷却の解除を検知した際に冷蔵庫1のパネル表示及び音声の少なくとも一方でその旨を報知する機能を備える。
The supercooling release detection means 26 is provided together with another control board. The supercooling release detection means 26 has a function of determining whether or not the supercooling of the
次に、図12を用いて、食品16の過冷却の解除を判定する方法を説明する。
図12はこの発明の実施の形態6における冷蔵庫による食品の過冷却が解除された際の温度履歴の実測データの図である。図12の横軸は経過時間である。図12の縦軸は過冷却状態にした生マグロを7日間保存した場合における生マグロの中心の温度と上面の温度との実測値である。
Next, a method of determining cancellation of the supercooling of the
FIG. 12 is a diagram of actually measured data of the temperature history when the supercooling of the food by the refrigerator in the sixth embodiment of the present invention is cancelled. The horizontal axis in FIG. 12 is the elapsed time. The vertical axis | shaft of FIG. 12 is an actual measurement value of the temperature of the center of a raw tuna and the temperature of an upper surface when the raw tuna put into the supercooled state is preserve | saved for seven days.
27は設定温度を−3℃に固定した際のチルドケース6a内の空気の実温度である。28aは100gの生マグロのサンプルの中心の実温度である。当該サンプルの縦方向の寸法は120mm程度である。当該サンプルの横方向の寸法は60mm程度である。当該サンプルの厚みは10mm程度である。28bは200gの生マグロのサンプルの中心の温度である。当該サンプルの縦方向の寸法は240mm程度である。当該サンプルの横方向の寸法は60mm程度である。当該サンプルの厚みは10mm程度である。29aは100gの生マグロのサンプルの上面の実温度である。29bは200gの生マグロのサンプルの上面の実温度である。
27 is the actual temperature of the air in the
図12に示すように、チルドケース6a内の空気の実温度27は、−3.3〜−3.0℃でほとんど変動することなく制御される。当該制御により、比較的小さい生マグロに関し、中心の実温度28aと上面の実温度29aはほぼ−3℃に維持される。すなわち、比較的小さい生マグロは、過冷却状態に維持される。これに対し、比較的大きい生マグロに関し、中心の実温度28bと上面の実温度29bは、保存開始後120時間(5日)が経過した際に急激に2℃程度上昇する。すなわち、比較的大きい生マグロは、保存開始後120時間で過冷却状態から解除される。
As shown in FIG. 12, the
図12の例のように、チルド室6においては、食品16の中心の実温度と食品16の上面の実温度とがほぼ同時に上昇する。このため、温度検出手段25は、食品16の上面の温度の検出結果に基づいて、食品16の中心と表面との過冷却が解除された否かを判定する。
As in the example of FIG. 12, in the
以上で説明した実施の形態6によれば、温度検出手段25は、食品16の表面の温度を非接触で検出する。このため、食品16の過冷却が解除されたか否かを判定することができる。
According to
なお、食品16を冷却して保存する場合、食品16の中心の温度が一般的に最も高い。このため、食品16の中心の凍結は遅れることが多い。これに対し、チルド室6においては、食品16の中心の実温度と食品16の上面の実温度とはほぼ同時に上昇する。このため、食品16の上面の温度を検出するだけで、食品16の中心と表面との過冷却が解除されたか否かを判定することができる。
In addition, when
また、温度検出手段25として赤外線センサを利用した場合、サーミスタでチルドケース6a内の空気の温度を検出することができる。このため、赤外線吸収膜で食品16の上面の温度を検出し、サーミスタでチルドケース6a内の空気の温度を検出すれば、食品16の過冷却が解除されたか否かを確実に判定することができる。また、チルド室6に対応した既存の温度センサ(図示せず)をサーミスタで代用することができる。このため、温度検出手段25の追加によるコストの上昇を低減することができる。
When an infrared sensor is used as the
さらに、食品16の過冷却が解除される直前の状態を検出した結果をフィードバックし、吹出空気Aの風量を減少させてもよい。その結果、食品16が水平方向に大きい場合、チルドケース6a内の温度が設定温度よりも低い場合等でも、食品16の過冷却の解除を回避することができる。
Further, the result of detecting the state immediately before the supercooling of the
また、過冷却解除検出手段26は、食品16の過冷却が解除された旨を報知する。このため、過冷却が解除された食品16のみを冷蔵室5へ移動して解凍したり冷凍室3へ移動して冷凍保存したりする作業を利用者に促すことができる。その結果、食品16の過冷却が解除されたか否かに関わらず、全ての食品16の保存品質を維持することができる。
Moreover, the supercooling cancellation | release detection means 26 alert | reports that the supercooling of the
また、温度検出手段25として赤外線センサを利用した場合、赤外線の受光部の角度(視野角)を調整すれば、温度の検出領域を変更することができる。このため、視野角をなるべく狭くすれば、温度の検出領域の全てが1つの食品16の表面となる。例えば、赤外線の受光部の視野角を5°〜10°に設定することが望ましい。この場合、食品16の表面の温度を正確に検出することができる。
When an infrared sensor is used as the temperature detection means 25, the temperature detection region can be changed by adjusting the angle (viewing angle) of the infrared light receiving unit. For this reason, if the viewing angle is made as narrow as possible, the entire temperature detection region becomes the surface of one
さらに、温度検出手段25を回転モータ等で2軸方向に回転させ、温度の検出領域をチルドケース6aの底面の幅方向と奥行き方向に移動させてもよい。この場合、チルドケース6aの全範囲において、食品16の表面の温度を細かく検出することができる。
Further, the temperature detection means 25 may be rotated in two axial directions by a rotary motor or the like, and the temperature detection region may be moved in the width direction and depth direction of the bottom surface of the
なお、温度検出手段25、過冷却解除検出手段26を実施の形態2〜5の天板6bの仮面の内側に設けてもよい。この場合も、食品16の過冷却が解除されたか否かを判定することができる。
In addition, you may provide the temperature detection means 25 and the supercooling cancellation | release detection means 26 inside the temporary surface of the
また、温度検出手段25、過冷却解除検出手段26をチルド室6以外の貯蔵室に設けてもよい。この場合、貯蔵室内の食品が所望の温度に維持されているか否かを判定することができる。
Further, the temperature detection means 25 and the supercooling release detection means 26 may be provided in a storage chamber other than the
1 冷蔵庫、 2 野菜室、 3 冷凍室、 4 切替室、 5 冷蔵室、
5a 扉、 6 チルド室、 6a チルドケース、 6b 天板、 6c 空気層、
7 冷却風路、 8 戻り風路、 9 壁、 10 野菜室戻り風路、11 吹出口、
12 ガイド、 13 吸込口、 14 冷蔵室戻り風路、 15a 圧縮機、
15b 冷却器、 15c 空気搬送装置、 16 食品、
17a〜17e 到達温度、 18a〜18e 温度変動幅、 19 蓄冷剤、
19a 空隙、 20 良熱伝導性プレート、 21 プレートフィン、
22 蓄冷剤、 23a〜23d 温度変動幅、 24a〜24d 温度変動幅、
25 温度検出手段、 26 過冷却解除検出手段、 27 実温度、
28a、28b 実温度、 29a、29b 実温度
1 refrigerator, 2 vegetable room, 3 freezer room, 4 switching room, 5 refrigerator room,
5a door, 6 chilled chamber, 6a chilled case, 6b top plate, 6c air layer,
7 Cooling air path, 8 Return air path, 9 Wall, 10 Vegetable room return air path, 11 Air outlet,
12 guide, 13 suction port, 14 refrigeration chamber return air path, 15a compressor,
15b cooler, 15c air conveying device, 16 food,
17a-17e ultimate temperature, 18a-18e temperature fluctuation range, 19 cool storage agent,
19a air gap, 20 heat conductive plate, 21 plate fin,
22 cold storage agent, 23a-23d temperature fluctuation range, 24a-24d temperature fluctuation range,
25 temperature detection means, 26 supercooling release detection means, 27 actual temperature,
28a, 28b actual temperature, 29a, 29b actual temperature
Claims (11)
前記開口部を塞ぐように設けられた天板と、
冷却空気が前記収納容器の底面の外側に沿って流入するように前記開口部よりも下方に設けられた吹出口と、
を備えた冷蔵庫。 A storage container having an opening opened upward;
A top plate provided to close the opening;
An air outlet provided below the opening so that cooling air flows along the outside of the bottom surface of the storage container;
Refrigerator equipped with.
を備えた請求項1に記載の冷蔵庫。 A suction port provided above the top plate so that the cooling air flowing in from the air outlet flows out;
The refrigerator according to claim 1 provided with.
を備えた請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。 A guide provided to guide the cooling air flowing in from the outlet to the outside of the bottom surface of the storage container;
The refrigerator of Claim 1 or Claim 2 provided with.
を備えた請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。 A cold storage agent enclosed in the top plate and having a positive temperature melting point;
The refrigerator as described in any one of Claims 1-3 provided with.
を備えた請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。 A plate provided inside the bottom surface of the storage container and having a higher thermal conductivity than the bottom surface of the storage container;
The refrigerator as described in any one of Claims 1-5 provided with.
を備えた請求項6に記載の冷蔵庫。 A fin provided to protrude downward from the bottom surface of the storage container in a state of being connected to the plate, and having a higher thermal conductivity than the bottom surface of the storage container;
The refrigerator according to claim 6 provided with.
を備えた請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。 A cold storage agent enclosed in the bottom surface of the storage container and having a melting point equivalent to the set temperature of the storage container;
The refrigerator as described in any one of Claims 1-7 provided with.
を備えた請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の冷蔵庫。 Temperature detecting means for detecting the surface temperature of the food stored in the storage container in a non-contact manner;
The refrigerator as described in any one of Claims 1-8 provided with.
前記収納容器内に設けられ、前記食品から発せられた熱放射の吸収により昇温する赤外線吸収膜と、
前記収納容器内に設けられ、前記赤外線吸収膜の温度と前記収納容器内の温度とを検出するサーミスタと、
を備えた請求項9に記載の冷蔵庫。 The temperature detecting means includes
An infrared absorption film provided in the storage container and heated by absorption of thermal radiation emitted from the food;
A thermistor provided in the storage container for detecting the temperature of the infrared absorption film and the temperature in the storage container;
The refrigerator of Claim 9 provided with.
を備えた請求項9又は請求項10に記載の冷蔵庫。 Informing means for informing that the supercooling of the food has been released based on the temperature of the surface of the food,
The refrigerator of Claim 9 or Claim 10 provided.
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