JP2014059551A - Imaging apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、本発明は、ボイスコイルモータ(VCM)方式を採用した撮像装置において、コイルへの非通電時に可動部の位置を保持する撮像装置に関する。 The present invention relates to an imaging apparatus that employs a voice coil motor (VCM) system, and that retains the position of a movable portion when the coil is not energized.
ボイスコイルモータ(VCM)は、通電時に、移動ユニットを移動させるための駆動力を発生する駆動部材である。ボイスコイルモータ等の駆動部材は、非通電時に、移動ユニットの位置を保持する力が発生しない。このため、ボイスコイルモータの非通電時に、ユーザが、移動ユニットを用いた製品を傾けたり、振ったりした場合、移動ユニットは、重力等により、本来の位置からずれてしまう可能性がある。したがって、ボイスコイルモータは、移動ユニットの位置を保持するために流れる電流の制御が必要である。しかしながら、移動ユニットの位置を保持しようとすると、電流制御により、ボイスコイルモータの消費電力は、増大してしまう。 The voice coil motor (VCM) is a driving member that generates a driving force for moving the moving unit when energized. A driving member such as a voice coil motor does not generate a force for holding the position of the moving unit when de-energized. For this reason, when the user tilts or shakes the product using the moving unit when the voice coil motor is not energized, the moving unit may be displaced from the original position due to gravity or the like. Therefore, the voice coil motor needs to control the current that flows in order to maintain the position of the moving unit. However, if the position of the mobile unit is held, the power consumption of the voice coil motor increases due to the current control.
特許文献1には、ベース部材の背面側に配置されたレバーが回転することにより、載置ステージの中心部にある溝に光軸方向から係合することにより、当該ステージの移動を規制する技術が開示されている。特許文献1に記載された技術では、光軸方向から係合することは記載されているが、レバーを溝に係合させるための位置は決まっており、可動部が停止している位置で押圧されることについては記載されていない。
In
したがって、撮像素子の中心を確保するためには、レバーや溝等に精密な部品公差もしくは調整組み立てを必要とする。そして、部品公差を厳しくすると、ステージを高精度に移動させるための高精度な制御が必要となる。 Therefore, in order to secure the center of the image sensor, precise component tolerance or adjustment assembly is required for the lever, groove, and the like. If the part tolerance is tightened, high-precision control for moving the stage with high precision is required.
高精度の部品公差及び調整組み立てを行わない場合には、レバーと溝の間にガタが発生し、ステージの保持を解除した後、撮像素子のセンター位置を確保するための駆動制御が必要となる。 If high-accuracy component tolerance and adjustment assembly are not performed, rattling occurs between the lever and the groove, and after the stage is released, drive control is required to ensure the center position of the image sensor. .
また、特許文献2には、撮像用レンズが取り付けられた可動部を、固定部に対して所定の係止位置へ並進移動及び回転移動させ、固定部と可動部とが係合した際に、固定部の磁石と可動部の磁石を吸引させる技術が開示されている。
Further, in
しかしながら、可動部を固定部に保持することが記載されているが、光軸方向から押圧保持すること、及び可動部が作動後に停止している位置で押圧されることについては記載されていない。 However, although it is described that the movable part is held by the fixed part, it is not described that the movable part is pressed and held from the optical axis direction and that the movable part is pressed at a position where it is stopped after the operation.
さらに、特許文献3には、スライド板が移動することによりロック部材が回動し、CCDホルダから延出している係合ピンを押圧することにより、CCDホルダを保持する技術が開示されている。
Further,
しかしながら、可動部を固定部に保持することが記載されているが、光軸方向から押圧保持すること、及び可動部が作動後に停止している位置で押圧されることについては記載されていない。 However, although it is described that the movable part is held by the fixed part, it is not described that the movable part is pressed and held from the optical axis direction and that the movable part is pressed at a position where it is stopped after the operation.
特許文献1乃至3に記載されている技術は、固定部に対する可動部の保持を開始する時、又は、保持を解除した後、可動部が所定の決まった位置で固定部に保持されるものである。したがって、保持する際に、可動部は必ず所定の位置へ移動されなければならない。そのため、可動部を所定の位置へ移動させるための消費電力が無駄となるばかりか、可動部を移動させるための移動時間が増加することにより、撮影タイミングを逃してしまう可能性がある。
In the techniques described in
本発明は上記課題に着目してなされたものであり、固定部に対して任意の位置に押圧保持することが可能な可動部を、押圧保持を解除された任意の位置から制御することが可能な撮像装置を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to the above-mentioned problem, and it is possible to control a movable part that can be pressed and held at an arbitrary position with respect to the fixed part from an arbitrary position where the pressing and holding is released. Is to provide a simple imaging device.
本発明のある態様に係る撮像装置は、第1の固定部材と、転動体を介して前記第1の固定部材に対して移動可能で光学素子又は撮像素子が配置された可動部と、前記第1の固定部材又は前記可動部の一方に配置されたコイルと他方に配置された磁石とを少なくとも含み、前記コイルに通電された際に前記可動部を駆動する可動部駆動手段と、前記可動部を挟んで前記第1の固定部材の反対側に配置された第2の固定部材と、前記第2の固定部材に配置され前記コイルへの非通電時には前記可動部が停止している任意の位置で前記可動部の移動方向と垂直な方向に前記可動部を押圧し、前記コイルへの通電時には前記可動部から離間する押圧手段と、を具備する。 An imaging apparatus according to an aspect of the present invention includes a first fixed member, a movable portion that is movable with respect to the first fixed member via a rolling element, and in which an optical element or an imaging element is disposed, and the first A movable member driving means that includes at least a coil disposed on one of the one fixed member or the movable portion and a magnet disposed on the other, and that drives the movable portion when the coil is energized, and the movable portion A second fixing member disposed on the opposite side of the first fixing member with respect to the first fixing member, and an arbitrary position where the movable portion is stopped when the coil is de-energized and is not energized to the second fixing member. And pressing means that presses the movable portion in a direction perpendicular to the moving direction of the movable portion and separates from the movable portion when the coil is energized.
この態様に係る撮像装置によれば、固定部に対して可動部を任意の位置に押圧保持することができ、固定部と可動部との間のガタを発生させることがない。また、押圧を解除された任意の位置から可動部を制御することができ、可動部を押圧保持するまでの時間を短縮することが可能となる。 According to the imaging apparatus according to this aspect, the movable portion can be pressed and held at an arbitrary position with respect to the fixed portion, and no play is generated between the fixed portion and the movable portion. Further, the movable part can be controlled from an arbitrary position where the pressing is released, and the time until the movable part is pressed and held can be shortened.
以下、一実施形態について説明する。 Hereinafter, an embodiment will be described.
図1は本実施形態の像振れ補正装置を備えた撮像装置を示す図、図2は撮像装置内の像振れ補正装置等を示す図である。 FIG. 1 is a diagram illustrating an image pickup apparatus including the image shake correction apparatus according to the present embodiment, and FIG. 2 is a diagram illustrating an image shake correction apparatus and the like in the image pickup apparatus.
本発明の一実施形態の像振れ補正装置100を備える撮像装置としてのデジタルカメラ80は、図1及び図2に示すようにカメラボディ81と、カメラボディ81に交換可能に装着される撮影レンズLを備えるレンズユニット82と、により構成される。レンズユニット82は、光学素子を構成する。
As shown in FIGS. 1 and 2, a
なお、以下の説明において、撮影レンズLからカメラボディ81に入射する入射光軸を「O」で示し、入射光軸O方向に対して被写体側を前方(前面側)とし、結像側を後方(背面側)とする。また、光軸Oと直交する方向のうち、通常の撮影状態にて前方から見た左右方向を第1の方向であるX方向とし、上下方向を第2の方向であるY方向とする。第1の方向であるX方向及び第2の方向であるY方向は、像振れ補正装置1での第1の方向であるX方向及び第2の方向であるY方向に対応している。
In the following description, the incident optical axis entering the
カメラボディ81は、デジタルカメラ80を構成する部材を収納するカメラ本体を兼ねる外装体83を備えており、入射光軸O上の前側位置にレンズユニット82を交換自在に装着するためのリング状のマウント部84を備えている。また、外装体83には前方から見て左側に撮影時、操作者の右手により保持される図示しないグリップ部が設けられる。このグリップ部の頂部には、レリーズボタン等の図示しない各種スイッチ、ボタン類が配されている。
The
さらに、カメラボディ81は、外装体83の内部に電池91を収納する電池収納室92を備えている。また、電池収納室92の後方には、カメラ全体の制御や画像処置、圧縮処理、データ記憶処理等を行うための制御回路やSDRAM等のメモリ、電源回路等が搭載された回路基板等(図示せず)が配されている。また、カメラボディ81には、該カメラボディ81の振れ状態検出のためのジャイロセンサ(図示せず)が内蔵されている。
Further, the
カメラボディ81は、さらに図1及び図2に示すように、外装体83の背面側にパネル表示窓85を有する液晶パネル86を備えている。この液晶パネル86は、撮影された画像の他、各種設定・調整事項等の各種情報を画像として表示するTFT(Thin Film Transistor)タイプの矩形状表示パネルである。また、外装体83の頂部には、光学ファインダ、電子ビューファインダ、外付けのフラッシュ、又はマイク等を装着するためのホットシュー87が配されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
カメラボディ81の外装体83内には、図1に示すように、フォーカルプレーンシャッタ88及び撮像ユニット89が配設されている。撮像ユニット89は、CCDやCMOSセンサ等である撮像素子36をXY平面上において変位可能に支持し、ボイスコイルモータをアクチュエータとする像振れ補正装置100を備えている。この像振れ補正装置100は、上述の振れ検出装置からの振れ信号に基づいて、検出した振れ方向の力を打ち消すように作動する。撮像素子36は、矩形の受光面を有しており、受光面の長辺がX方向に沿うように配設されている。また、外装体83の底面部には、三脚ねじ部90が設けられている。
As shown in FIG. 1, a
図3は、本実施形態のデジタルカメラ80の主要部の内部回路を示すブロック図である。なお、以下の説明では、処理手段は、例えば、CDS/ADC部124、一時記憶メモリ117、画像処理部118等で構成され、記憶手段は、記憶媒体部等で構成される。
FIG. 3 is a block diagram showing an internal circuit of a main part of the
図3に示されるように、デジタルカメラ80は、操作部112と、この操作部112に接続された制御部113と、この制御部113の制御信号出力ポートにバス114及び115を介して接続された撮像駆動回路116並びに一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121を備えている。
As shown in FIG. 3, the
上記の一時記憶メモリ117、画像処理部118、記憶媒体部119、表示部120、及び設定情報記憶メモリ部121は、バス122を介して相互にデータの入力、出力が可能とされている。また、撮像駆動回路116には、撮像素子36とCDS/ADC部124が接続されている。
The
操作部112は、各種の入力ボタンやスイッチを備え、これらを介して外部(カメラ使用者)から入力されるイベント情報を制御部113に通知する。制御部113は、例えばCPUなどからなる中央演算処理装置であって、不図示のプログラムメモリを内蔵し、プログラムメモリに格納されているプログラムに従って、デジタルカメラ80全体を制御する。
The
CCD等の撮像素子36は、撮像駆動回路116により駆動制御され、撮影光学系141を介して形成された物体像の画素ごとの光量を電気信号に変換し、CDS/ADC部124に出力する撮像素子である。
The
CDS/ADC部124は、撮像素子36から入力される電気信号を増幅し、かつ、アナログ/デジタル変換を行って、この増幅とデジタル変換を行っただけの映像生データ(ベイヤーデータ、以下RAWデータという。)を一時記憶メモリ117に出力する回路である。
The CDS /
一時記憶メモリ117は、例えばSDRAM等からなるバッファであり、CDS/ADC部124から出力されるRAWデータを一時的に記憶するメモリ装置である。画像処理部118は、一時記憶メモリ117に記憶されたRAWデータ又は記憶媒体部119に記憶されているRAWデータを読み出して、制御部113にて指定された画質パラメータに基づいて歪曲収差補正を含む各種画像処理を電気的に行う回路である。
The
記憶媒体部119は、例えばフラッシュメモリ等からなるカード型又はスティック型の記憶媒体を着脱自在に装着して、これらのフラッシュメモリに、一時記憶メモリ117から転送されるRAWデータや画像処理部118で画像処理された画像データを記録して保持する。
The
表示部120は、液晶表示モニターなどにて構成され、撮影したRAWデータ、画像データや操作メニューなどを表示する。設定情報記憶メモリ部121には、予め各種の画質パラメータが格納されているROM部と、操作部112の入力操作によってROM部から読み出された画質パラメータを記憶するRAM部が備えられている。
The
このように構成されたデジタルカメラ80は、撮影光学系141として本発明のレンズ系を採用することで、小型で動画撮像に適した撮像装置とすることが可能となる。
By adopting the lens system of the present invention as the photographic
図4は、本実施形態の保持装置を用いた像振れ補正装置を示す図である。図5は、本実施形態の保持装置を用いた像振れ補正装置の一部を示す図である。図6は、本実施形態の保持装置を用いた像振れ補正装置の一部を示す図である。 FIG. 4 is a diagram illustrating an image shake correction apparatus using the holding device of the present embodiment. FIG. 5 is a diagram illustrating a part of an image blur correction apparatus using the holding device of the present embodiment. FIG. 6 is a diagram illustrating a part of an image blur correction apparatus using the holding device of the present embodiment.
本実施形態の像振れ補正装置100は、第1固定部10と、第1固定部10に移動可能に支持される可動部30と、可動部30に対して第1固定部10と反対側に配置され、かつ、第1固定部10に固定される第2固定部50と、を有する。
The image
第1固定部10には、第1永久磁石群20が接着剤等により固定されており、第2固定部50には、図示しない第2永久磁石群が接着剤等により固定されている。可動部30には、コイル群40が固定されている。第1永久磁石群20と第2永久磁石群とは、対向する空間に磁界が発生するように、それぞれ異極に着磁された部分が対向して配置される。コイル群40は、第1永久磁石群20と第2永久磁石群とが対向する空間に配置される。
The first
第1固定部10は、例えば、鉄や鉄の化合物等の磁性体からなる平板状の第1固定部本体11と、第1固定部本体11に設けられて第1固定部10に対して磁石支持部30を支持するための図示しないネジを挿通する貫通支持孔12と、第1固定部10に対して可動部30を移動可能に支持するためのボール状の転動体13を収納する収納部14と、を有する。
The
ここで、第1固定部10に対して、図6に示すように、第1の方向としてのX方向と、X方向に直交する第2の方向としてのY方向と、を定義する。
Here, as shown in FIG. 6, an X direction as a first direction and a Y direction as a second direction orthogonal to the X direction are defined for the
第1固定部10の第1永久磁石群20は、X方向磁石部21と、Y方向磁石部22と、を有する。X方向磁石部21は、X方向第1磁石部21aと、撮像素子36に対してX方向第1磁石部21aとは反対側に配置されるX方向第2磁石部21bと、を有する。Y方向磁石部22は、Y方向第1磁石部22aと、撮像素子36に対してY方向第1磁石部22aと、X方向に並んで配置されるY方向第2磁石部22bと、を有する。
The first
X方向第1磁石部21aは、コイル群40側をN極に着磁されたX方向第1の磁石21a1と、X方向第1の磁石21a1に対してX方向に対峙してコイル群40側をS極に着磁されたX方向第2の磁石21a2と、を有する。X方向第2磁石部21bは、コイル群40側をN極に着磁されたX方向第3の磁石21b1と、第3の磁石21b1に対してX方向に対峙してコイル群40側をS極に着磁されたX方向第4の磁石21b2と、を有する。
The X-direction
Y方向第1磁石部22aは、コイル群40側をN極に着磁されたY方向第1の磁石22a1と、Y方向第1の磁石22a1に対してY方向に対峙してコイル群40側をS極に着磁されたY方向第2の磁石22a2と、を有する。Y方向第2磁石部22bは、コイル群40側をN極に着磁されたY方向第3の磁石22b1と、Y方向第3の磁石22b1に対してY方向に対峙してコイル群40側をS極に着磁されたY方向第4の磁石22b2と、を有する。
Y-direction
なお、X方向第1の磁石21a1に〜X方向第4の磁石21b2、及び、Y方向第1の磁石22a1〜Y方向第4の磁石22b2のコイル群40側の面と、コイル群40の反対側の面とは、それぞれ逆の磁極に着磁されている。
Note that the X-direction
可動部30は、例えば、アルミニウム合金や合成樹脂等の非磁性体からなる可動本体31と、可動本体31の周囲の一部に設けられたコイル収納部32と、を有する。
The
可動本体31には、光を光電変換する撮像素子36を設置する。コイル収納部32は、可動本体31に設置された撮像素子36の周囲に設けられた凹部であって、コイル群40を収納する。
The
コイル群40は、図5に示すように、X方向第1のコイル41a、X方向第2のコイル41b、Y方向第1のコイル42a、及びX方向第2のコイル42bを有する。X方向第1のコイル41aは、図6に示した第1固定部10のX方向第1磁石部21aに対向して設置される。X方向第2のコイル41bは、図6に示した第1固定部10のX方向第2磁石部21bに対向するように設置される。Y方向第1のコイル42aは、図6に示した第1固定部10のY方向第1磁石部22aに対向して設置される。Y方向第2のコイル42bは、図6に示した第1固定部10のY方向第2磁石部22bに対向するように設置される。
As shown in FIG. 5, the
第2固定部50は、例えば、鉄や鉄の化合物等の磁性体からなる平板状の第2固定部本体51と、第2固定部本体51に設けられて磁石支持部30を第1固定部10に対して支持するためのネジを挿通する貫通孔52と、を有する。
The
第2固定部50は、コイル群40に対して第1永久磁石群20と反対側に、第1永久磁石群20の極と対向して異極を向けた図示しない第2永久磁石群を有する。
The
本実施形態の像振れ補正装置1を組立てるには、第1固定部10の貫通支持孔12及び第2固定部50の貫通ネジ孔52にそれぞれネジを挿通する。また、可動部30は、複数の球形の転動体13を第1固定部10と挟持することによって、一般にボール支持と称される形式によって支持される。可動部30は、転動体13が転動することによって、第1固定部10及び第2固定部50に対して移動可能となる。
In order to assemble the image
像振れ補正装置1を組立てると、第1固定部10の第1永久磁石群20と第2固定部50の第2永久磁石群60が離間した状態で対向する。第1永久磁石群20と第2永久磁石群60の対向した磁石は、それぞれ逆の磁極に着磁されているので、各磁石の間の空間には、それぞれ磁界が発生する。その磁界の発生している離間した空間に可動部30のコイル群40が配置される。このように、第1永久磁石群20、第2永久磁石群60及びコイル群40を配置することによって、ボイスコイルモータ70は、可動部駆動手段を構成する。
When the image
ボイスコイルモータは、対向して配置された永久磁石によって発生する磁界内に配置されたコイルに電流を流し、ローレンツ力を発生させて、コイル及びコイルを支持する可動部30を移動させるものである。
The voice coil motor causes a current to flow through a coil disposed in a magnetic field generated by a permanent magnet disposed opposite to generate a Lorentz force to move the coil and the
本実施形態の場合、第1のコイル41a及び第2のコイル41bに電流を流した場合、可動部30は、X方向に移動する。また、第3のコイル42a及び第4のコイル42bに電流を流した場合、可動部30は、Y方向に移動する。
In the case of this embodiment, when a current is passed through the
しかしながら、ボイスコイルモータは、コイルに電流が流れない時には、ローレンツ力を発生しないため、重力等の外力の影響によって、位置を保持することができない。したがって、コイル及びコイルを支持する可動部30を所定の位置に保持させるためには、常にコイルに電流を流してローレンツ力を発生させ続けなければならない。
However, since the voice coil motor does not generate a Lorentz force when no current flows through the coil, the position cannot be maintained due to the influence of an external force such as gravity. Therefore, in order to hold the coil and the
本実施形態の像振れ補正装置100は、ボイスコイルモータの電源がOFFとなり、コイルに電流が流れない時に、保持装置1を用いて、コイル及びコイルを支持する可動部30を所定の位置に保持させる。
The image
次に、本実施形態の保持装置1について説明する。
Next, the holding
図7は、本実施形態の保持装置を上方からみた斜視図である。図8は、本実施形態の保持装置を下方からみた斜視図である。図9は、本実施形態の保持装置の断面図である。 FIG. 7 is a perspective view of the holding device of this embodiment as viewed from above. FIG. 8 is a perspective view of the holding device of this embodiment as viewed from below. FIG. 9 is a cross-sectional view of the holding device of this embodiment.
保持装置1は、ケース2と、駆動部3と、支持部材4と、摩擦部材5と、を有し、可動部30の移動を保持するものである。
The holding
ケース2は、第2固定部50の第2固定部本体51に固定され、駆動部3の本体を取り付ける。また、ケース2は、図9に示すように、駆動部3の駆動力を支持部材4に伝達する伝達部3b,3c,3dを収納する。
The
駆動部3は、モータ本体3aと、モータ出力軸3bと、減速部3cと、出力ねじ部3dと、を有する。モータ本体3aは、ケース2に支持される。モータ出力軸3bは、ケース2の図示しない開口を回転可能に貫通し、モータ本体3aの駆動力を回転出力する。減速部3cは、歯車と軸を組み合わせることで、駆動部3の回転を減速して出力ねじ部3dに伝達する。出力ねじ部3dは、減速部3cの最終段歯車の出力軸に取り付けられ、ねじが形成されて、最終段歯車と共に回転する。
The
支持部材4は、移動ねじ部4aと、移動支持部4bと、弾性部材4cと、を有する。支持部材4は、図4に示した第2固定部50の第2固定部本体51の図示しない開口を貫通して、第2固定部本体51に対して移動可能である。移動ねじ部4aは、駆動部3の出力ねじ部3dに噛み合い、出力ねじ部3dの回転によって、上下方向に移動する。移動支持部4bは、移動ねじ部4aを固定して移動ねじ部4aと共に移動するものである。弾性部材4cは、移動支持部4b取り付けられて、摩擦部材5を取り付けている。なお、移動ねじ部4a、移動支持部4b及び弾性部材4cは、一体に形成されてもよい。
The
弾性部材4cは、幅5mm、厚さ0.1mm程度の直線状に延びる薄板状であることが好ましい。なお、幅は、3mm以上7mm以下、厚さは、0.05mm以上、0.5mm以下であればよい。これらの寸法より小さいと、摩擦部材5も小さくなり、押圧力が小さくなるので、好ましくない。また、これらの寸法より大きいと、サイズが大型化し、撮像装置内に大きなスペースが必要となってしまい好ましくない。
The
摩擦部材5は、ゴム、樹脂、又は金属等の材料からなり、支持部材4の弾性部材4cの端部下方に取り付けられる。摩擦部材5は、弾性部材4cに対して、少なくとも2箇所に設置されることが好ましい。
The
なお、駆動部3、支持部材4、及び摩擦部材5は、押圧手段を構成する。また、支持部材4及び摩擦部材5は、規制手段を構成する。さらに、駆動部3は、規制手段駆動部を構成する。
In addition, the
次に、本実施形態の保持装置1の作動について説明する。
Next, the operation of the holding
通常、保持装置1は、可動部本体31に対して離間している。したがって、摩擦部材5と可動部本体31との間に力が働くことがないため、可動部本体31は、自由に移動することが可能である。
Usually, the holding
保持装置1は、図示しないシステムコントローラが駆動部3への給電を指示することで作動する。この時、システムコントローラは、コイル群40への給電の終了を指示する。
The holding
保持装置1が作動を指示されると、駆動部3が作動し、出力軸3b、減速部3c及び出力ねじ部3dが回転する。出力ねじ部3dが回転することにより、移動ねじ部4a及び移動支持部4bが下方に移動する。移動支持部4bが下方に移動することにより、弾性部材4cは、下方に移動する。そして、図5に示すように、支持部材4の下方に取り付けられた摩擦部材5が可動部本体31に当接し、可動部本体31を保持する。なお、この時、駆動部3は、給電されることなしで、作動位置にとどまっている。したがって、支持部材4及び摩擦部材5は、駆動部3に給電されることなしで、可動部本体31を押圧することが可能である。
When the holding
したがって、固定部10に対して可動部30を任意の位置に押圧保持することができ、固定部10と可動部30との間のガタを発生させることがない。また、押圧を解除された任意の位置から可動部30を制御することができ、可動部30を押圧保持するまでの時間を短縮することが可能となる。
Therefore, the
また、弾性部材4cは、X方向及びY方向に所定の幅を有する薄板からなるので、摩擦部材5が可動部31を押圧している際に、押圧方向に対して垂直な方向に曲げ効力を発生することが可能である。したがって、弾性部材4cの曲げ抗力により、摩擦部材5は、可動部31を的確に押圧保持することが可能となる。
Further, since the
次に、本実施形態の摩擦部材5の配置について説明する。
Next, arrangement | positioning of the
図5に示したコイル群40への給電を切ると、可動部30は、推進力及び保持力が働かなくなり、X,Y,θの方向に自由に動くことが可能な状態となる。摩擦部材5は、少なくとも1つ設ければ可動部30の動きをある程度制限することが可能であるが、離間して2つ設けることで、さらに強く可動部30の動きを制限することが可能となる。また、摩擦部材5を2つ以上の複数設けてもよい。
When the power supply to the
図10及び図11は、他の例の保持部材の配置を示す図である。 10 and 11 are diagrams showing the arrangement of the holding members of other examples.
2つの摩擦部材5が押圧する位置は、可動部30の重心Gを挟んで反対側に設けることが好ましい。このように、2つの摩擦部材5を設けることで、可動部30に外力が作用した時に、摩擦部材5に作用する力が分散されて、さらに強く可動部30の動きを制限することが可能となる。
The position where the two
例えば、図10に示すように、弾性部材4cをコ字状にした場合、摩擦部材5が押圧する位置は、可動部30の重心Gに対して可動部本体31のX方向又はY方向の反対側に設けることが好ましい。また、例えば、図11に示すように、弾性部材4cをL字状にした場合、摩擦部材5が押圧する位置は、可動部30の重心Gに対して可動部本体31の対角線方向の反対側に設けることが好ましい。
For example, as shown in FIG. 10, when the
なお、図10及び図11に示す例では、可動部本体31の中心にあわせて撮像素子36の中心を配置している。そして、可動部本体31及び撮像素子36の中心と可動部30の重心Gが同じ位置となっている。しかしながら、このような配置に限られる必要はなく、可動部本体31の中心と撮像素子36の中心が異なっていても、摩擦部材5は、可動部30の重心Gに対して可動部本体31の反対側に設ければよい。
In the example shown in FIGS. 10 and 11, the center of the
また、可動部30の重心Gに対して可動部本体31の反対側に設けた摩擦部材5を1つのペアとして、複数の摩擦部材5のペアを設けてもよい。例えば、摩擦部材5が押圧する位置は、可動部30の重心Gに対して可動部本体31のX方向及びY方向の反対側にそれぞれ設けてもよい。また、例えば、摩擦部材5が押圧する位置は、可動部30の重心Gに対して可動部本体31の2つの対角線方向の反対側にそれぞれ設けてもよい。
Alternatively, the
図12及び図13は、保持装置を複数用いた例を示す図である。 12 and 13 are diagrams illustrating an example in which a plurality of holding devices are used.
保持装置1は、複数用いてもよい。例えば、保持装置1は、可動部30の重心Gを挟んで反対側にそれぞれ設けることが好ましい。可動部30に外力が作用した時に、摩擦部材5に作用する力がさらに分散されて、さらに強く可動部30の動きを制限することが可能となる。
A plurality of holding
例えば、図12に示すように、保持装置1は、可動部30の重心Gに対して可動部本体31のX方向又はY方向のそれぞれ反対側に設けることが好ましい。図12及び図13に示す例では、1つの保持装置1に1つの摩擦部材5を設け、可動部30の重心Gに対して可動部本体31のX方向のそれぞれ反対側に設けている。
For example, as illustrated in FIG. 12, the holding
また、例えば、保持装置1は、可動部30の重心Gに対して可動部本体31の対角線方向の反対側に設けてもよい。さらに、1つの保持装置1に複数の摩擦部材5を設け、それぞれの摩擦部材5が押圧する位置を可動部30の重心Gを挟んで反対側にそれぞれ配置してもよい。
For example, the holding
次に、他の例の保持装置1を示す図である。
Next, it is a figure which shows the holding |
図14は、他の例の保持装置1を示す図である。図15は、弾性部材を示す斜視図である。図16は、他の例の保持装置1の作動状態を示す図である。
FIG. 14 is a diagram illustrating another example of the holding
図14〜図16に示す例では、支持部材4の弾性部材4cがT字状となっている。支持部材4の移動ねじ部4a及び移動支持部4bの構造は、図9に示した例と同様であるので、説明は省略する。
In the example shown in FIGS. 14 to 16, the
図14及び図15に示すように、弾性部材4cは、第1アーム4c1と、第2アーム4c2と、を有する。第1アーム4c1は、一端を第2固定部本体51に支持部4bから離間した位置で取り付けられて、他端を支持部4bの下方の空間に非接触で配置される板状の部材である。第2アーム4c2は、第1アーム4c1の他端に中央又は略中央が取り付けられ、一端と他端が反対方向に延びる板状の部材である。第2アーム4c2の一端及び他端の下方には、摩擦部材5が取り付けられている。第1アーム4c1及び第2アーム4c2は、弾性を有してもよい。第1アーム4c1及び第2アーム4c2は、第1弾性部材及び第2弾性部材を構成する。
As shown in FIGS. 14 and 15, the
保持装置1が作動を指示されると、駆動部3が作動し、出力軸3b及び出力ねじ部3cが回転する。出力ねじ部3cが回転することにより、移動ねじ部4a及び移動支持部4bが下方に移動する。移動支持部4bが下方に移動することにより、支持部4bの下方の空間に非接触で配置されている弾性部材4cに当接し、その後、弾性部材4cは、下方に移動する。そして、図16に示すように、弾性部材4cの下方に取り付けられた摩擦部材5が可動部本体31に当接し、可動部本体31を保持する。
When the operation of the holding
このような構造の弾性部材4cを用いることにより、摩擦部材5が可動部本体31に当接する直前まで、支持部4bと弾性部材4cが当接しないことになる。したがって、第2固定部本体51と支持部4bとが相対移動する際に生じやすい振動が、弾性部材4cに伝わることを低減することが可能となる。また、支持部4bは、ケース2又は第2固定部本体51との嵌合クリアランス分、XY方向への移動が可能であるが、弾性部材4cは、第2固定部本体51に固定されているため、支持部4bの移動は、弾性部材4cには伝達されずに可動部本体31に当接し保持できる。その結果、可動部本体31の保持位置を高精度に位置合わせすることが可能となる。
By using the
次に、本実施形態の摩擦部材5の構成について説明する。
Next, the structure of the
図17は、摩擦部材5の変形について説明する図である。図18は、他の例の保持部材の取付構造を示す図である。
FIG. 17 is a diagram for explaining the deformation of the
摩擦部材5は、摩擦係数が高いほど保持力が大きい。そのため、摩擦部材5として摩擦係数の高いゴム等の部材を用いてもよい。しかしながら、摩擦係数の高い部材であっても、ゴム等の弾性を有する部材は、可動部30を保持する際に剪断方向に変形する可能性がある。
The
例えば、図17(a)は、弾性を有する摩擦部材5の変形前の形状を示す。図17(b)は、弾性を有する摩擦部材5の変形後の形状を示す。図17(a)に示す形状の弾性を有する摩擦部材5は、図17(b)に示すように、可動部30を保持している面5aに力F1が作用すると、弾性係数に応じて、変位δ1が発生する可能性がある。すなわち、保持している可動部30が変位δ1だけ変形してしまう可能性がある。また、摩擦部材5の厚さt1が厚いほど、変位δ1は大きくなる。
For example, FIG. 17A shows the shape of the
そこで、他の例として、支持部材4の弾性部材4cに対して、摩擦部材5は、図18(a)に示すように取り付けてもよい。図18(a)は、他の例の摩擦部材5の変形前の形状を示す。図18(b)は、他の例の摩擦部材5の変形後の形状を示す。弾性部材4cは、凹部4dを有する。そして、摩擦部材5は、凹部4dに設置される。すなわち、摩擦部材5の一部は、囲み部材としての剛性の高い弾性部材4cに周囲を囲まれる。
Therefore, as another example, the
このような構造の摩擦部材5を、図示しない可動部本体31に力F2で押圧すると、摩擦部材5は、弾性を有するので、図18(b)に示すように、変形し、弾性部材4cに沈んでいく。摩擦部材5のうち弾性部材4cに沈んだ部分は、弾性部材4cに囲まれているので、移動が規制されて剪断方向への変形が低減される。摩擦部材5のうち弾性部材4cに沈んでいない厚さt2の部分は、弾性部材4cに囲まれていないので、移動が規制されておらず剪断方向へ変形する。しかしながら、厚さt2の部分を小さく設定することにより、図17(b)に示した可動部30の変位δ1と比較して可動部30の剪断方向の変形による変位δ2を小さくすることが可能となる。
When the
また、変位δ2を小さくする別の方法として、摩擦部材5を薄く形成してもよい。例えば、1辺約5mm四方のシリコンゴム又はウレタンゴムにおいて、押圧力200gfを与え、剪断方向に20gfの荷重を加えた場合の変形量は、ゴムの厚みの15%程度である。
As another method for reducing the displacement δ2, the
一般に、写真鑑賞の条件であるキャビネサイズのプリントを25cm離して見る時、人間の目の分解能、すなわち、ブレやボケと認識できない量は、プリント状で約0.2mmであり、これを撮像素子上に換算すると約15μmとなる。 In general, when viewing a cabinet-size print, which is a condition for viewing photos, at a distance of 25 cm, the resolution of the human eye, that is, the amount that cannot be recognized as blurring or blurring is about 0.2 mm in a printed form, and this is an image sensor. When converted above, it is about 15 μm.
したがって、撮像素子の変位が約15μmまでであれば、鑑賞上は問題にならないと考えられる。ゴムの剪断方向の変形量は、厚みの15%であるから、ゴムの厚みをt3,変形量をδ3、変形の許容値を15μmとすると、
t3×0.15=δ3
δ3≦15
∴t3≦100
となり、厚さ100μm以下のゴムを用いればよいことがわかる。
Therefore, if the displacement of the image sensor is up to about 15 μm, it is considered that there is no problem in viewing. Since the deformation amount of the rubber in the shearing direction is 15% of the thickness, when the rubber thickness is t3, the deformation amount is δ3, and the allowable deformation value is 15 μm,
t3 × 0.15 = δ3
δ3 ≦ 15
∴t3 ≦ 100
Thus, it can be seen that rubber having a thickness of 100 μm or less may be used.
しかしながら、厚さ100μm以下のゴムは、あまりにも薄くて製造工程での部品の扱いが困難である。また、摩擦部材5をアーム4cに貼り付けるための接着剤による変形も厚みと比較して相対的に大きくなるので、製品として用いるには、困難が生じる。
However, rubber having a thickness of 100 μm or less is too thin and it is difficult to handle components in the manufacturing process. Moreover, since the deformation | transformation by the adhesive agent for affixing the
そこで、摩擦部材5として用いるゴムを薄く配置するための量産実績のある方法として、プリンタ用紙送りローラに使用されているゴムのコーティングを用いてもよい。プリンタ用紙送りローラに使用されているゴムのコーティングは、厚さ40μm程度の量産実績がある。厚さ40μm程度のゴムのコーティングを用いれば、摩擦部材5の変形を6μmの変位量に低減することが可能となる。
Therefore, as a method having a mass production result for arranging the rubber used as the
また、昨今のデジタルカメラのユーザは、写真の鑑賞条件に厳しく、撮像素子の1ピクセルをそのままパソコンのモニターで鑑賞する場合がある。この方法で鑑賞すると、撮像素子の1ピクセルのズレが認識されてしまう可能性がある。現在の1ピクセルは1〜2μm程度である。 Further, users of recent digital cameras are strict in viewing conditions of photographs, and there are cases in which 1 pixel of the image sensor is directly viewed on a personal computer monitor. When viewing with this method, there is a possibility that a displacement of one pixel of the image sensor is recognized. A current pixel is about 1 to 2 μm.
そこで、摩擦部材5の材料として、剛性及び摩擦係数の高いポリイミド系樹脂を用いてもよい。例えば、1辺約5mm四方のポリイミド系の樹脂において、押圧力200gfを与え、剪断方向に20gfの荷重を加えた場合の変形量は、ポリイミド系樹脂の厚みの1.5%程度である。ポリイミド系樹脂の厚みをt4,変形量をδ4、変形の許容値を1μmとすると、
t4×0.015=δ4
δ4≦1
∴t4≦66
となり、厚さ66μm以下のポリイミド系樹脂を用いればよいことがわかる。
Therefore, a polyimide resin having high rigidity and a high friction coefficient may be used as the material of the
t4 × 0.015 = δ4
δ4 ≦ 1
∴t4 ≦ 66
Thus, it is understood that a polyimide resin having a thickness of 66 μm or less may be used.
しかしながら、厚さ66μm以下のポリイミド系樹脂は、あまりにも薄くて製造工程での部品の扱いが困難である。また、摩擦部材5をアーム4cに貼り付けるための接着剤による変形も厚みと比較して相対的に大きくなるので、製品として用いるには、困難が生じる。
However, the polyimide resin having a thickness of 66 μm or less is too thin and it is difficult to handle the parts in the manufacturing process. Moreover, since the deformation | transformation by the adhesive agent for affixing the
そこで、摩擦部材5として用いるポリイミド系樹脂を薄く配置するための量産実績のある方法として、電気部品のフレキシブル基板の絶縁層に使用されているポリイミド系樹脂の印刷を用いてもよい。電気部品のフレキシブル基板の絶縁層に使用されているポリイミド系樹脂の印刷は、厚さ20μm程度の量産実績がある。厚さ20μm程度のポリイミド系樹脂の印刷を用いれば、摩擦部材5の変形を0.3μmの変位量に低減することが可能となる。
Therefore, as a method having a mass production record for thinly arranging the polyimide resin used as the
さらに、摩擦部材5の材料として、剛性の高い金属を用いてもよい。ただし、金属は、導電性があり、摩耗粉の発生及び剥離等の場合に、ボイスコイルモータ及びその周囲の電気回路をショートさせる可能性があるので、アルミニウムにアルマイト処理をして絶縁体として用いることが好ましい。
Further, a metal having high rigidity may be used as the material of the
金属の素材面やアルマイト処理面は、摩擦係数が低いため、必要な摩擦力が得られない場合、金属表面にガラスビーズを打ち、凹凸を形成することで高い摩擦係数を得るとよい。例えば、一般的なアルミ素材の表面粗さはRa=0.3μm程度で、摩擦係数は、0.3である。これに対して、ガラスビ−ズを打ち、Ra=1.5〜2μmとした場合、摩擦係数は、0.4となる。 Since the metal material surface and the alumite-treated surface have a low friction coefficient, when a necessary friction force cannot be obtained, it is preferable to obtain a high friction coefficient by hitting glass beads on the metal surface and forming irregularities. For example, the surface roughness of a general aluminum material is about Ra = 0.3 μm, and the friction coefficient is 0.3. On the other hand, when the glass beads are hit and Ra = 1.5 to 2 μm, the friction coefficient is 0.4.
さらに、金属表面を磨いてもよい。金属は、表面を磨くと、真実接触面積が増大し、高い摩擦係数が得られる。例えば、表面をRa=0.2μm以下に研磨すると、摩擦係数は、1以上となる。 Furthermore, the metal surface may be polished. When the metal is polished, the real contact area increases and a high coefficient of friction is obtained. For example, when the surface is polished to Ra = 0.2 μm or less, the friction coefficient becomes 1 or more.
さて、以上のような本実施形態の保持装置を備えた像振れ補正装置は、撮像装置としての電子撮影装置、とりわけデジタルカメラやビデオカメラ等に用いることができる。例えば、特許文献2のように、保持装置をレンズユニット等の光学素子に用いて像振れ補正装置を構成し、撮像装置に適用してもよい。
Now, the image blur correction apparatus including the holding device of the present embodiment as described above can be used for an electronic photographing apparatus as an imaging apparatus, particularly a digital camera or a video camera. For example, as in
次に、本実施形態の保持装置を有する像振れ補正装置を内蔵した撮像装置の制御について説明する。本実施形態では、三脚を用いて撮影する場合の制御について説明する。 Next, the control of the imaging apparatus incorporating the image shake correction apparatus having the holding device of the present embodiment will be described. In the present embodiment, control when shooting using a tripod will be described.
図19は、本実施形態の保持装置の制御のフローチャートの実施例1を示す図である。 FIG. 19 is a diagram illustrating a first example of a flowchart of control of the holding device of the present embodiment.
まず、ステップ1で、撮像装置のスイッチをONにする(ST1)。
First, in
続いて、ステップ2で、保持装置をOFFとする(ST2)。
Subsequently, in
次に、ステップ3で、ボイスコイルモータの位置サーボをONとする(ST3)。ボイスコイルモータの位置サーボをONとすることで、イメージャ中心をレンズ光軸中心にあわせる。
Next, in
次に、ステップ4で、手振れ補正のスイッチをOFFにする(ST4)。三脚での撮影等の場合、手振れ補正は必要ないので、OFFとする。
Next, in
次に、ステップ5で、保持装置1をONとする(ST5)。保持装置1をONとすることにより、図5に示した駆動部3が作動し、摩擦部材5が可動部30を当接して保持する。
Next, in
次に、ステップ6で、ボイスコイルモータの位置サーボをOFFとする(ST6)。 Next, in step 6, the position servo of the voice coil motor is turned off (ST6).
次に、ステップ7で、摩擦部材5が可動部30を当接して保持し、ボイスコイルモータの位置サーボをOFFとした状態で、撮像装置によって撮影する(ST7)。
Next, in step 7, the
最後に、ステップ8で、撮像装置のスイッチをOFFにする(ST8)。 Finally, in step 8, the switch of the imaging device is turned off (ST8).
このように、ボイスコイルモータの非通電時に、摩擦部材5が可動部30に当接することで、ボイスコイルモータの非通電時の可動部30の位置を保持することが可能となる。したがって、可動部30の位置を保持するために、ボイスコイルモータを常に通電状態にしておく必要がなくなる。
As described above, when the voice coil motor is not energized, the
図20は、本実施形態の保持装置の制御のフローチャートの実施例2を示す図である。 FIG. 20 is a diagram illustrating a second example of a flowchart of the control of the holding device of the present embodiment.
まず、ステップ11で、撮像装置のスイッチをONにする(ST11)。
First, in
続いて、ステップ12で、保持装置をOFFとする(ST12)。
Subsequently, in
次に、ステップ13で、ボイスコイルモータの位置サーボをONとする(ST13)。ボイスコイルモータの位置サーボをONとすることで、イメージャ中心をレンズ光軸中心にあわせる。
Next, in
次に、ステップ14で、手振れ補正のスイッチをOFFにする(ST14)。三脚での撮影等の場合、手振れ補正は必要ないので、OFFとする。
Next, in
次に、ステップ15で、撮像装置の姿勢を検出する(ST15)。 Next, in step 15, the orientation of the imaging device is detected (ST15).
次に、ステップ16で、可動部30の駆動量を演算する(ST16)。実施例2では、可動部30の駆動量として、重力等によって可動部30を保持する摩擦部材5が変形することによる移動量をあらかじめ演算しておくことが好ましい。
Next, in step 16, the driving amount of the
次に、ステップ17で、ステップ16において演算した可動部30の駆動量に基づいて、ボイスコイルモータにより可動部30を移動させる(ST17)。
Next, in step 17, based on the driving amount of the
次に、ステップ18で、保持装置1をONとする(ST18)。保持装置1をONとすることにより、図2に示した駆動部3が作動し、摩擦部材5が可動部30を当接して保持する。
Next, in step 18, the holding
次に、ステップ19で、ボイスコイルモータの位置サーボをOFFとする(ST19)。この時、ステップ16においてあらかじめ演算した移動量だけ、可動部30が移動する。
Next, at step 19, the position servo of the voice coil motor is turned off (ST19). At this time, the
次に、ステップ20で、摩擦部材5が可動部30を当接して保持し、ボイスコイルモータの位置サーボをOFFとした状態で、撮像装置によって撮影する(ST20)。
Next, in
最後に、ステップ21で、撮像装置のスイッチをOFFにする(ST21)。
Finally, in
このように、ボイスコイルモータの非通電時に、摩擦部材5が可動部30に当接することで、ボイスコイルモータの非通電時の可動部30の位置を保持することが可能となる。したがって、可動部30の位置を保持するために、ボイスコイルモータを常に通電状態にしておく必要がなくなる。また、あらかじめ重力等によって可動部30を保持する摩擦部材5が変形することによる移動量を演算し、可動部30を移動させておくことで、可動部30の保持位置を精度良くすることが可能となる。
As described above, when the voice coil motor is not energized, the
図21は、本実施形態の保持装置の制御のフローチャートの実施例3を示す図である。 FIG. 21 is a diagram illustrating a third example of the flowchart of the control of the holding device according to the present embodiment.
まず、ステップ31で、撮像装置のスイッチをONにする(ST31)。
First, in
続いて、ステップ32で、保持装置をOFFとする(ST32)。
Subsequently, in
次に、ステップ33で、ボイスコイルモータ70の位置サーボをONとする(ST33)。ボイスコイルモータ70の位置サーボをONとすることで、イメージャ中心をレンズ光軸中心にあわせる。
Next, in step 33, the position servo of the
次に、ステップ34で、手振れ補正のスイッチをOFFにする(ST34)。三脚での撮影等の場合、手振れ補正は必要ないので、OFFとする。 Next, in step 34, the camera shake correction switch is turned OFF (ST34). In the case of shooting with a tripod, camera shake correction is not necessary, so it is set to OFF.
次に、ステップ35で、撮像装置の姿勢を検出する(ST35)。 Next, in step 35, the attitude of the imaging device is detected (ST35).
次に、ステップ36で、保持装置1をONとする(ST36)。保持装置1をONとすることにより、図2に示した駆動部3が作動し、摩擦部材5が可動部30を当接して保持する。
Next, in
次に、ステップ37で、可動部30の駆動量を演算する(ST37)。実施例3では、可動部30の駆動量として、ゴムの粘弾性等により長時間にわたって摩擦部材5が変形することによる移動量を演算しておくことが好ましい。
Next, in step 37, the driving amount of the
次に、ステップ38で、ステップ37において演算した可動部30の駆動量に基づいて、ボイスコイルモータにより可動部30を移動させて摩擦部材5を変形させる(ST38)。この時、ゴムの粘弾性等による長時間にわたる変形を考慮して、該長時間にわたる変形分の移動を含んで移動させる。
Next, in step 38, based on the driving amount of the
例えば、1辺5mm四方程度のシリコンゴムやウレタンゴムにおいて、剪断方向に20gfの荷重をかけた場合の変位量は、1秒以内の短時間においては、ゴムの厚みの15%程度であり、厚さ40μmのゴムコートであれば、変形量は6μmとなる。このまま、さらに1時間程度の時間をかけると、さらに12μmの変形をする。すなわち、長時間においての変形量は、6+12=18μmとなる。ステップ38は、この量をあらかじめ変形させておく工程である。ちなみに18μm変形させるためには、20×(18/6)=60gfの荷重が必要である。 For example, in silicon rubber or urethane rubber having a side of about 5 mm square, the displacement when a load of 20 gf is applied in the shear direction is about 15% of the rubber thickness in a short time within 1 second. If the rubber coat has a thickness of 40 μm, the amount of deformation is 6 μm. If a further time of about 1 hour is applied as it is, the deformation is further 12 μm. That is, the deformation amount in a long time is 6 + 12 = 18 μm. Step 38 is a step of deforming this amount in advance. Incidentally, in order to deform by 18 μm, a load of 20 × (18/6) = 60 gf is necessary.
次に、ステップ39で、ボイスコイルモータ70の位置サーボをOFFとする(ST39)。
Next, in step 39, the position servo of the
次に、ステップ40で、摩擦部材5が可動部30を当接して保持し、ボイスコイルモータ70の位置サーボをOFFとした状態で、撮像装置によって撮影する(ST40)。
Next, in
最後に、ステップ41で、撮像装置のスイッチをOFFにする(ST41)。 Finally, in step 41, the switch of the imaging device is turned off (ST41).
このように、ボイスコイルモータ70の非通電時に、摩擦部材5が可動部30に当接することで、ボイスコイルモータ70の非通電時の可動部30の位置を保持することが可能となる。したがって、可動部30の位置を保持するために、ボイスコイルモータ70を常に通電状態にしておく必要がなくなる。また、あらかじめ粘弾性等によって可動部30を保持する摩擦部材5が長時間経過することによって変形することになる移動量を演算し、摩擦部材5を変形させておくことで、可動部30の保持位置を精度良くすることが可能となる。
As described above, when the
なお、この実施形態によって本発明は限定されるものではない。すなわち、実施形態の説明に当たって、例示のために特定の詳細な内容が多く含まれるが、当業者であれば、これらの詳細な内容に色々なバリエーションや変更を加えても、本発明の範囲を超えないことは理解できよう。従って、本発明の例示的な実施形態は、権利請求された発明に対して、一般性を失わせることなく、また、何ら限定をすることもなく、述べられたものである。 In addition, this invention is not limited by this embodiment. That is, in the description of the embodiments, many specific details are included for illustration, but those skilled in the art can add various variations and modifications to these details without departing from the scope of the present invention. It will be understood that this is not exceeded. Accordingly, the exemplary embodiments of the present invention have been described without loss of generality or limitation to the claimed invention.
1…保持装置
2…ケース
3…モータ(押圧手段、規制手段駆動部)
4…支持部材(押圧手段、規制手段)
5…摩擦部材(押圧手段、規制手段)
100…像振れ補正装置
10…第1固定部
20…第1永久磁石群(永久磁石)
30…可動部
36…撮像素子
40…コイル群
50…第2固定部
60…第2永久磁石群(永久磁石)
70…ボイスコイルモータ(可動部駆動手段)
81…カメラボディ
82…レンズユニット
83…外装体
84…マウント部
85…パネル表示窓
86…液晶パネル
87…ホットシュー
88…フォーカルプレーンシャッタ
89・・撮像ユニット
90…三脚ねじ部
91…電池
92…電池収納室
112…操作部
113…制御部
114、115…バス
116…撮像駆動回路
117…一時記憶メモリ
118…画像処理部
119…記憶媒体部
120…表示部
121…設定情報記憶メモリ部
122…バス
124…CDS/ADC部
141…撮影光学系
DESCRIPTION OF
4. Support member (pressing means, regulating means)
5. Friction member (pressing means, regulating means)
DESCRIPTION OF
30 ...
70 ... Voice coil motor (movable part driving means)
DESCRIPTION OF
Claims (8)
転動体を介して前記第1の固定部材に対して移動可能で光学素子又は撮像素子が配置された可動部と、
前記第1の固定部材又は前記可動部の一方に配置されたコイルと他方に配置された磁石とを少なくとも含み、前記コイルに通電された際に前記可動部を駆動する可動部駆動手段と、
前記可動部を挟んで前記第1の固定部材の反対側に配置された第2の固定部材と、
前記第2の固定部材に配置され前記コイルへの非通電時には前記可動部が停止している任意の位置で前記可動部の移動方向と垂直な方向に前記可動部を押圧し、前記コイルへの通電時には前記可動部から離間する押圧手段と、
を具備する
ことを特徴とする撮像装置。 A first fixing member;
A movable part that is movable with respect to the first fixed member via a rolling element and in which an optical element or an imaging element is disposed;
A movable part driving means for driving the movable part when energized to the coil, including at least a coil disposed on one of the first fixed member or the movable part and a magnet disposed on the other;
A second fixing member disposed on the opposite side of the first fixing member across the movable portion;
The movable part is disposed on the second fixed member and depresses the movable part in a direction perpendicular to the moving direction of the movable part at any position where the movable part is stopped when the coil is not energized, A pressing means for separating from the movable part when energized;
An imaging apparatus comprising:
通電時に前記可動部と接触して前記可動部の移動を規制する規制手段と、
前記規制手段を駆動する規制手段駆動部と、
を有する
請求項1に記載の撮像装置。 The pressing means is
Restriction means for restricting movement of the movable part in contact with the movable part when energized;
A regulating means driving unit for driving the regulating means;
The imaging device according to claim 1, comprising:
一端部側が前記第2の固定部材に固定され、他端部側が前記第2の固定部材の方向に付勢力を有する薄板状の弾性部材を含み、
前記弾性部材は、通電時に前記規制手段駆動部により他端部側が押圧されて前記可動部方向へ移動することにより、前記可動部に当接する
請求項2に記載の撮像装置。
The regulating means is
One end side is fixed to the second fixing member, and the other end side includes a thin plate-like elastic member having a biasing force in the direction of the second fixing member,
The imaging apparatus according to claim 2, wherein the elastic member is in contact with the movable part by being pressed toward the movable part while being pressed on the other end side by the restricting unit driving part when energized.
請求項3に記載の撮像装置。 The imaging apparatus according to claim 3, wherein a friction member that restricts movement of the movable portion when the elastic member is in contact with the movable portion is disposed on the other end side of the elastic member.
一端部側が前記第2の固定部材に固定された薄板状の第1弾性部材と、
前記第1弾性部材の他端部側に固定され、
両端部に前記可動部と当接した際に前記可動部の移動を規制する摩擦部材が配置された薄板状の第2弾性部材と、
を有している
請求項2に記載の撮像装置。 The regulating means is
A thin plate-like first elastic member having one end side fixed to the second fixing member;
Fixed to the other end of the first elastic member;
A thin plate-like second elastic member in which a friction member for restricting movement of the movable part when the movable part comes into contact with both ends is disposed;
have
The imaging device according to claim 2.
前記摩擦部材は、直線状、T字状、L字状、又はコ字状をした薄板にそれぞれ2箇所配置される
請求項5に記載の撮像装置。 The elastic member as a whole consists of a thin plate having a linear shape, a T-shape, an L-shape, or a U-shape,
The imaging apparatus according to claim 5, wherein the friction member is disposed at two locations on a thin plate having a linear shape, a T shape, an L shape, or a U shape.
請求項6に記載の撮像装置。 The imaging apparatus according to claim 6, wherein the friction member presses the movable part at a position symmetrical to a center of gravity of the movable part.
前記第1の固定部材または前記可動部の一方に配置されたコイルと他方に配置された磁石とからなり、当該コイルに通電された際に前記可動部を第1の方向へ駆動する第1の駆動手段と、
前記第1の固定部材または前記可動部の一方に配置されたコイルと他方に配置された磁石とからなり、当該コイルに通電された際に前記可動部を前記第1の方向とは異なる第2の方向へ駆動する第2の駆動手段と、
前記可動部を挟んで前記第1の固定部材の反対側に配置され、前記可動部が前記第1及び第2の方向に所定の幅を有する薄板を含む保持手段が配置された第2の固定部と、
前記コイルへの非通電時に前記薄板を前記可動部の移動方向と垂直な方向に押圧する押圧手段と、
を具備し、
前記コイルへの非通電時に、前記押圧手段により前記保持手段が前記押圧手段の押圧力で押圧支持された状態で、前記可動部が前記転動体に対して移動する外力が働いた際、前記第1及び第2の方向に所定の幅を有する薄板の曲げ抗力によって当該可動部材が当該押圧方向及び当該押圧方向とは垂直な方向へ移動させられないようにした
ことを特徴とする撮像装置。 An imaging element is arranged, a movable part arranged on the opposite side of the first fixed member across the rolling element, and movable with respect to the first fixed member;
The first fixed member or the movable part includes a coil disposed on one side and a magnet disposed on the other side, and drives the movable part in a first direction when the coil is energized. Driving means;
The coil is arranged on one side of the first fixed member or the movable part and a magnet arranged on the other side. When the coil is energized, the movable part is different from the first direction. Second driving means for driving in the direction of
A second fixed member is disposed on the opposite side of the first fixed member with the movable part interposed therebetween, and the movable part includes a holding means including a thin plate having a predetermined width in the first and second directions. And
A pressing means for pressing the thin plate in a direction perpendicular to the moving direction of the movable part when the coil is not energized;
Comprising
During non-energization of the coil, in a state where said holding means by said pressing means is pressed and supported by the pressing force of said pressing means, when the movable part is worked external force to move relative to the rolling element, the first An imaging apparatus , wherein the movable member is prevented from moving in the pressing direction and a direction perpendicular to the pressing direction by a bending resistance of a thin plate having a predetermined width in the first and second directions .
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019123965A1 (en) * | 2017-12-21 | 2019-06-27 | 富士フイルム株式会社 | Lens barrel |
US11812147B2 (en) | 2021-02-26 | 2023-11-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Apparatus and control method thereof |
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- 2013-08-08 JP JP2013164793A patent/JP2014059551A/en active Pending
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