JP2014056338A - Vehicle side device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両に搭載される車両側装置に関する。 The present invention relates to a vehicle side device mounted on a vehicle.
近年の車両では、広く電子制御が行われており、車両の各種情報がCAN(Control Area Network)等、車両内の有線又は無線によるネットワークを介して共有されている。こうした車両の各種情報には、例えばブレーキの動作やワイパーの動作、カーナビゲーションシステムが取得した位置情報、ライトの点灯有無等、幅広い情報が含まれる。 In recent vehicles, electronic control is widely performed, and various types of vehicle information are shared via a wired or wireless network such as a CAN (Control Area Network). Such various vehicle information includes, for example, a wide range of information such as brake operation, wiper operation, position information acquired by the car navigation system, and whether or not lights are turned on.
なお、特許文献1には、ナビ装置とナビサーバとを有し、ナビサーバが、探索したルートにおいて車両の現在位置から災害発生エリアへの進入点としての1次災害注意地点がある場合、ナビ装置との通信により、災害レベルの高低に応じた色彩が付された災害発生メッシュと、1次災害注意地点に配置された1次災害内容を表わす1次災害標識とをナビ装置に表示させるという技術が開示されている。
しかしながら、上記従来の技術では、走行中の車両に対して災害の情報を提示し、運転者の注意を喚起することができるだけで、機能が十分活用できていないという問題点があった。 However, the above-described conventional technique has a problem in that it is only possible to present disaster information to a running vehicle and alert the driver, and the function cannot be fully utilized.
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、その機能をより多くの場面での活用を図ることができる車両側装置を提供することを、その目的の一つとする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a vehicle-side device capable of utilizing the function in more scenes.
上記従来例の問題点を解決する本発明は、車両に配置される車両側装置であって、緊急通報を受信する受信手段と、当該車両のエンジンが停止しているか否かを判断する判断手段と、前記判断手段の判断の結果により、車両のエンジンが停止しているか否かにより、前記緊急通報の発報態様を異ならせて、緊急通報を報知する報知手段と、を含むこととしたものである。ここで車両側装置には、前記装置が配置された車両の外部と無線通信網を介して接続し、車両内においては、有線又は無線LAN等にて一つ以上の情報通信装置と接続して、情報の送受信及び送受信した情報処理を行う車両内及び車両外の通信装置とを接続する、車両内の情報集線処理装置(情報ハブ)又は情報処理基盤装置(情報プラットフォーム)としての機能を含むことができる。 The present invention for solving the problems of the conventional example is a vehicle-side device arranged in a vehicle, and includes a receiving unit that receives an emergency call and a determination unit that determines whether or not the engine of the vehicle is stopped. And notification means for notifying the emergency notification by changing the notification mode of the emergency notification depending on whether or not the engine of the vehicle is stopped according to the determination result of the determination means. It is. Here, the vehicle side device is connected to the outside of the vehicle in which the device is arranged via a wireless communication network, and in the vehicle, it is connected to one or more information communication devices by wired or wireless LAN. Including a function as an information concentrator in a vehicle (information hub) or an information processing infrastructure device (information platform) that connects communication devices inside and outside the vehicle that perform transmission / reception of information and information processing that is transmitted / received Can do.
またここで、予め定めた環境の情報を測定するセンサと、前記センサの出力を外部のセンタ装置へ送出する手段と、を含み、前記受信手段は、前記センタ装置から緊急通報を受信することとしてもよい。 Further, here, it includes a sensor for measuring information on a predetermined environment and means for sending the output of the sensor to an external center device, and the receiving means receives an emergency call from the center device. Also good.
さらに前記車両内の乗員の有無を判断する第2判断手段をさらに備え、前記報知手段は、前記判断手段の判断の結果による車両のエンジンが停止しているか否か、並びに前記第2判断手段の判断結果による乗員の有無に基づき、前記緊急通報の発報態様を異ならせて、緊急通報を報知することとしてもよい。 Furthermore, it further comprises second judging means for judging the presence or absence of an occupant in the vehicle, wherein the notifying means determines whether or not the engine of the vehicle is stopped according to the judgment result of the judging means, and the second judging means Based on the presence / absence of an occupant based on the determination result, the emergency notification may be notified by changing the manner of issuing the emergency notification.
本発明によると、車両側に配備する装置をより多くの場面で活用できる。 According to the present invention, a device deployed on the vehicle side can be utilized in more situations.
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る車両側装置1は、図1に例示するように制御部11,記憶部12,通信部13,インタフェース部14,鳴動部15及び電源部16を含んで構成されている。この車両側装置1は、車両2に設置されている。また、この車両側装置1は、無線通信網等(3GやLTE等によるモバイルネットワーク、ブロードバンドワイヤレスネットワーク等の無線によるアクセスを行う電気通信網を含むが、これに限られない。)の通信手段を介して外部にあるセンタ側装置3と通信可能に接続される。
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The vehicle-
ここで制御部11は、CPUなどのプログラム制御デバイスであり、記憶部12に格納されたプログラムに従って動作する。具体的に本実施の形態では、この制御部11は、所定のタイミングにおいて(例えば周期的に繰り返し)、車両2を識別する識別情報と、車両の現在位置を表す位置情報と、車両の速度、ワイパー動作の有無、ライト点灯の有無、ブレーキの踏込み割合、アクセル開度、エンジン回転数等の運転状況に関する情報とを、インタフェース部14を介して取得し、予め定められた処理を行う。具体的にこの制御部11は、取得したこれらの識別情報や、位置情報等の運転状況に関する情報を、通信部13を介してセンタ側装置3へ送信する。
Here, the
またこの制御部11は、通信部13を介して緊急通報を受信する。また制御部11は搭載されている車両2のエンジンが停止しているか否かを判断し、車両2のエンジンが停止しているか否かにより、受信した緊急通報の発報態様を異ならせて、緊急通報を報知する動作を行う。この制御部11の詳しい動作については後に述べる。
The
記憶部12は、メモリデバイスを含む。この記憶部12は、制御部11によって実行されるプログラムを保持している。このプログラムは、例えばDVD-ROM等のコンピュータ可読な記録媒体を介して提供され、この記憶部12に格納されたものであってもよい。またこのプログラムは、インターネット上のサーバ等からネットワークを介して提供され、この記憶部12に格納されたものであってもよい。さらにこの記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。
The
さらに本実施の形態では、この記憶部12には、可搬型のメモリデバイス(USBメモリ等)を含む。本実施の形態の一例においては、この可搬型のメモリデバイスには、車両側装置1を搭載する車両2の識別情報や通信部13が使用する通信パラメータ等の情報が格納される。
Further, in the present embodiment, the
通信部13は、無線通信網等に接続され、外部のネットワークを介してセンタ側装置3との間で各種の情報を送受する。この通信部13には予め無線通信網のキャリアから割り当てられた識別番号(電話番号等)が設定されていてもよい。通信部13は制御部11から入力される指示に従い、センタ側装置3宛に、指示された情報を送信する。またこの通信部13は、無線通信網を介してセンタ側装置3から受信した情報を制御部11に出力する。
The
インタフェース部14は、車両2内のネットワーク(CAN等)に接続される。このインタフェース部14は、この車両2内のネットワークを介して、車両2の各部に配されている車両制御装置(ECU(Engine Control Unit等))やカーナビゲーションシステム等から各種の情報を受信し、制御部11に出力する。
The
鳴動部15は、制御部11から入力される指示に従い、指示された音量で音声を鳴動する。本実施の形態の一例においては、この鳴動部15は音声合成器とスピーカとを備えて、制御部11から入力される指示に従って鳴動するべき音声を合成し、当該合成した音声を、制御部11から指示された音量でスピーカにより鳴動する。またこの鳴動部15は車両2のクラクションを鳴動できるようになっていても構わない。
The sounding
電源部16は、二次電池16Bを含んで構成される。この電源部16は、車両2側から例えば12Vの電源供給を受け入れて、二次電池16Bを充電する。また車両2側から電源供給を受けているときには、車両側装置1の各部に対して当該車両2から供給される電力を分配して供給する。また一方で、車両2側からの電源供給がないとき(車両2のエンジンに連動するなどして電源供給がされていないとき)には、この電源部16は、二次電池16Bから取り出される電力を、各部へ分配して供給する。またこの電源部16は、制御部11に対し、現在車両2からの電源供給があるか否かを表す信号を出力することとしてもよい。
The
一方、センタ側装置3は、図2に例示するように、制御部31と、記憶部32と、通信部33とを含んで構成される。この制御部31はCPU等のプログラム制御デバイスであり、記憶部32に格納されたプログラムに従って動作する。
On the other hand, the
本実施の形態では、この制御部31は、通信部33から、当該通信部33が車両側装置1から受信した、当該車両側装置1を搭載した車両2を識別する識別情報や車両の現在位置を表す位置情報、さらには車両の速度、ワイパー動作の有無、ライト点灯の有無、ブレーキの踏込み割合、アクセル開度、エンジン回転数等の運転状況に関する情報を受け入れる。そして制御部31は、当該受信した情報を記憶部32に蓄積する。
In the present embodiment, the
またこの制御部31は、当該記憶部32に蓄積した情報を用いて、地点ごとの運転状況に関する情報について予め定められた分析処理を実行し、分析結果を生成する。さらに本実施の形態の一例では、制御部31が無線通信網を介して緊急通報を送信することになる。この制御部31の動作については後に述べる。
In addition, the
記憶部32は、メモリデバイスやディスクデバイスを含んでなる。この記憶部32は、制御部31によって実行されるプログラムを保持している。また、この記憶部32は、制御部31によって蓄積される情報を格納して保持する。さらに記憶部32は制御部31のワークメモリとして動作するメモリデバイスを含む。
The
また本実施の形態では、この記憶部32には、各車両側装置1に割り当てられた電話番号のリストが格納される。
In the present embodiment, the
通信部33は、車両側装置1との間での通信を行う。具体的にこの通信部33はネットワークインタフェース等であり、例えばインターネットや無線通信網を介して車両側装置1から受信する情報を制御部31に出力する。またこの通信部33は、制御部31から入力される指示に従い、指示された宛先となった車両側装置1に対して、例えばインターネットや無線通信網を介して、情報や緊急通報等を送信する。本実施の形態のある例では、この通信部33は緊急通報を送信する際にはSMS(Short Message Service)を利用する。尤も、本実施の形態はこれに限られるものではなく、共通チャネルを介して車両側装置1に受信されるCBS(Cell Broadcasting Short Message)を用いて緊急通報を送信してもよいし、他のメッセージングサービスやメールサービス、ウェブサービス(ツイッターなど)を利用しても構わない。
The
さらに本実施の形態では、このセンタ側装置3には、オペレータ端末4が接続されていてもよいし、またセンタ側装置3は、ネットワーク(インターネット等)を介して、他のサーバ装置からの情報を受信することとしてもよい。例えば、センタ側装置3の制御部31は、オペレータ端末4からオペレータが行った操作により緊急通報を各車両側装置1へ送信するべき旨の指示を受け入れる。そして制御部31は、記憶部32に格納された各車両側装置1の電話番号のリストを参照し、当該リストに含まれる電話番号のそれぞれに対して緊急通報としてのSMSメールを送出するよう通信部33に指示する。ここで緊急通報としてのSMSメールとは例えばSMSメールの本文先頭に緊急通報であることを表す文字列を含むSMSメールなどとしてそのフォームを予め定めておく。
Further, in the present embodiment, an
また緊急通報が地震情報や集中豪雨の情報等のように地域を限って送信するべきものである場合、あるいは地域ごとに異なるべきものである場合は、センタ側装置3は次のように動作してもよい。すなわちセンタ側装置3では、各車両側装置1がそれぞれ無線通信網のどの基地局のカバーエリアに在圏しているかを表す情報を取得して記憶しておく(車両側装置1の識別情報と電話番号とに関連付けて、当該車両側装置1が在圏するカバーエリアを構成する基地局を特定する情報を記憶しておく)。またセンタ側装置3の制御部31は、緊急通報の情報を地域を特定する情報とともに受け入れる。制御部31は、当該情報で特定される地域をカバーエリアとする基地局を検索する。そして制御部31は検索により見出された基地局のカバーエリアに在圏する車両側装置1の電話番号を取得し、当該取得した電話番号に対して緊急通報の内容を含むSMSメールを送信する。
If the emergency call is to be transmitted in a limited area, such as earthquake information or torrential rain information, or is to be different for each area, the
次に本実施の形態に係る車両側装置1の制御部11の動作について述べる。この制御部11はセンタ側装置3から緊急通報としてのSMSメール(緊急通報であることを表すフォームに合致するSMSメール)を受信すると、当該SMSメールに含まれる情報を発報する動作を行う。
Next, operation | movement of the
すなわち制御部11は、こうして緊急通報を受信すると図3に例示する処理を開始し、車両2のエンジンが停止しているか否かを判断する(S1)。この判断は具体的には、制御部11がインタフェース部13を介して取得したエンジン回転数の情報等を用いてもよい。つまり、取得したエンジン回転数が「0」であれば、制御部11はエンジンが停止していると判断する。また取得したエンジン回転数が「0」でなければ、制御部11はエンジンが停止していないと判断する。またこの制御部11は、電源部16が出力する信号に基づいてエンジンが停止しているか否かを判断してもよい。つまり、電源部16が出力する信号により、電源部16が車両2からの電源供給を受けている場合には、制御部11はエンジンが停止していないと判断する。また、電源部16が車両2からの電源供給がないことを表す信号を出力しているときには、制御部11はエンジンが停止していると判断する。
That is, when receiving the emergency call in this way, the
制御部11は、エンジンが停止していないと判断すると、受信した緊急通報の内容を表す情報を音声合成して、第1の音量により鳴動するよう鳴動部15を制御する(S2)。ここで第1の音量は、例えば車両2の車内において聴取可能な程度の音量として予め経験的に設定した音量であるとする。
When the
また処理S1において、エンジンが停止していると判断すると、制御部11は、受信した緊急通報の内容を表す情報を音声合成して、第2の音量により鳴動するよう鳴動部15を制御する(S3)。ここで第2の音量は、例えば車両2の車外でも聴取可能な程度の音量として予め経験的に設定した音量であるとする。なお、この処理S3を実行する際、鳴動部15は予め定められたパターンでクラクションを断続的に鳴動することとしてもよい。
If it is determined in step S1 that the engine is stopped, the
なお、ここでの説明ではエンジンが停止しているか否かにより緊急通報の発報態様を異ならせることとしたが、本実施の形態はこれに限られない。例えばエンジンの停止の有無のみならず、車両2内の乗員の有無を判断し、車両2のエンジンが停止しているか否か、並びに乗員の有無に基づき、緊急通報の発報態様を異ならせてもよい。
In the description here, the emergency alerting mode is changed depending on whether the engine is stopped or not, but the present embodiment is not limited to this. For example, not only whether or not the engine is stopped, but also whether or not there is a passenger in the
ここで乗員の有無は、シートベルト着用状態や、タイヤの空気圧といった情報で調べることができる。または乗員の有無を焦電センサ等の人体検出センサにより調べてもよい。この例では、例えばエンジンが停止しており、かつ、乗員がいない場合に制御部11が第2の音量により鳴動するよう鳴動部15を制御することとしてもよい。また、エンジンが停止していないか、または乗員がいる場合は第1の音量により鳴動するよう鳴動部15を制御することとしてもよい。なお、エンジン停止の有無、乗員の有無に基づいてどのように発報態様を異ならせるかは、緊急通報の内容によって異ならせてもよい。例えば、高温注意報等の緊急通報の場合は、エンジンが停止されており、乗員がいる場合に車外の人物に対して「高温の車内に乗員が取り残されている」旨を知らせるべく、制御部11が第2の音量により鳴動するよう鳴動部15を制御することとしてもよい。
Here, the presence / absence of an occupant can be examined by information such as a seat belt wearing state and tire air pressure. Alternatively, the presence or absence of an occupant may be examined by a human body detection sensor such as a pyroelectric sensor. In this example, for example, when the engine is stopped and no occupant is present, the
さらにここでは緊急通報が地震情報や集中豪雨の情報等のように地域を限って送信するべきものである場合、あるいは地域ごとに異なるべきものである場合、センタ側装置3において送信先となる車両側装置1を選択することとしていた。しかしながら本実施の形態はこれに限られるものではない。例えばセンタ側装置3が送信する緊急通報は、地域を特定する情報と緊急通報の内容とを関連付けた緊急通報情報要素を複数含んでもよい。この場合の緊急通報は、例えば、「東京都港区:震度3,20秒後;東京都中央区:震度4,18秒後…」といったものとなる。ここでの例ではセミコロン(;)で区切られた各部分が緊急通報情報要素となる。
Furthermore, when the emergency call is to be transmitted in a limited area, such as earthquake information or torrential rain information, or to be different for each area, the vehicle that is the transmission destination in the
そしてこのような緊急通報を受信した車両側装置1は、車両2から取得している車両2の位置情報を参照し、この位置情報に対応する地域を特定する情報を含んだ緊急通報情報要素を検索する。ここで車両側装置1がかかる緊急通報情報要素を見出すと、当該緊急通報情報要素に含まれる緊急通報の内容(上記の例で「震度3,20秒後」の部分)を取り出して発報の処理を行う。
And the
本実施の形態は以上の構成を備えるので、センタ側装置3にて緊急通報を送信するべき指示を受け入れたときに、各車両側装置1に対して、センタ側装置3からSMSメールにて緊急通報が送信される。そして車両側装置1はエンジンが停止していないときには、車内の人物に対して当該緊急通報を報知し、エンジンが停止しているときには車外の人物に対して当該緊急通報を報知するよう動作する。このように本実施の形態では、車両のエンジンが停止しているか否かにより、緊急通報の発報態様を異ならせて、緊急通報を報知することで、駐車中の車両2内に配されている車両側装置1も有効に利用でき、その活用を図ることができる。
Since the present embodiment has the above-described configuration, when the
また本実施の形態では、車両側装置1において、予め定めた環境の情報を測定するセンサを備えてもよい。このような例における本実施の形態の車両側装置1は、図4に例示するように、制御部11′,記憶部12,通信部13,インタフェース部14,鳴動部15,電源部16及びセンサ部17を含むものとなる。ここで既に述べた例と同様の構成となるものについては同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
In the present embodiment, the vehicle-
本実施の形態においてセンサ部17は、車両側装置1の周囲の環境の情報を測定により取得する。この環境の情報は例えば温度、湿度、気圧、空間線量(γ線,β線線量等)などである。このセンサ部17の測定結果の情報は制御部11′に出力される。
In the present embodiment, the
制御部11′は、既に説明した制御部11と同様の動作を行うものであるが、さらにセンサ部17が出力する測定結果の情報を、識別情報や運転状況に関する情報と同様に、予め定めた処理に供する。具体的な例として、制御部11′は、このセンサ部17が出力する測定結果の情報を、識別情報や運転状況に関する情報とともに通信部13に出力してセンタ側装置3へ送信させる。
The
センタ側装置3では、当該受信した情報を蓄積するとともに、この蓄積した情報について予め定めた方法で分析処理を行う。一例として車両側装置1のセンサ部17が空間線量を測定し、その測定結果をシーベルト毎時単位の数値情報として出力する場合について説明する。この場合、当該情報を受信したセンタ側装置3では、当該受信した情報を蓄積するとともに、情報に含まれる空間線量の測定値が、予めこの測定値に関して定められているしきい値(例えば10μシーベルト毎時)を超えるときに、「空間線量が高い」旨の文字列を、緊急通報として、当該情報の送信元となった車両側装置1に対して送出する。
The
さらにこの制御部31は、当該情報に含まれる位置情報に関連付けて「空間線量が高い」旨の文字列を含む緊急通報の情報を分析処理の結果として記憶しておく。そして制御部31は、いずれかの車両側装置1から情報を受信したときに、当該情報に含まれる現在位置の情報が表す位置を含む所定の範囲にある地点に関する分析処理の結果を参照し、注目車両に搭載された車両側装置へ送信するべき緊急通報があるか否かを判断する。
Further, the
具体的にセンタ側装置3が「緯度:LATa,経度:LONa」なる位置情報に対して「空間線量が高い」旨の文字列を含む緊急通報の情報を関連付けて記憶しているとする。このとき制御部31がこの「緯度:LATa,経度:LONa」との間の距離が予め定めたしきい値を下回る緯度、経度の位置情報を、いずれかの車両側装置1(注目車両側装置1nと呼ぶ)から受信した場合、当該注目車両側装置1nに対して当該「空間線量が高い」旨の文字列を含む緊急通報を送信するべきと判断する。制御部31はそして、当該注目車両側装置1nに対して当該「空間線量が高い」旨の文字列を含む緊急通報を送信する。
Specifically, it is assumed that the
これにより注目車両側装置1が走行中である(エンジンが停止していない)場合は当該注目車両側装置1を搭載した車両内の人物に対して、緊急通報を表す音声が鳴動される。また、注目車両側装置1が駐車中である(エンジンが停止している)場合は当該注目車両側装置1を搭載した車両2外で、当該車両2の近傍にいる人物に対して、緊急通報を表す音声が鳴動される。
As a result, when the noted
なお、ここでは環境の測定結果に基づき緊急通報を行う例としたが、センタ側装置3が行う分析の処理はこの例に限られない。例えばセンタ側装置3は、各車両側装置1から受信した空間線量の情報を、当該空間線量の情報とともに受信した他の情報、例えば車両側装置1を搭載する車両2においてエアコンが「外気吸入」の状態にあるか否か、窓は開いているか否か、といった情報に基づいて補正する。具体的には外気吸入の状態になく、窓が開いていなければ、空間線量の情報に所定の1以上の値を乗じて補正するなどとする。そして該空間線量の情報とともに受信した位置情報を参照して、地図上に補正後の空間線量の情報をプロットした情報を生成してもよい。
Here, an example is given in which an emergency call is made based on the measurement result of the environment, but the analysis process performed by the
このように制御部31が、各車両側装置1から受信し、記憶部32に蓄積した情報を用いて分析の処理を行う場合、例えばこの蓄積されている情報のうち、位置情報と運転状況に関する情報とを参照し、地点ごとの運転状況に関する情報について予め定められた分析処理を実行し、分析結果を生成してもよい。
Thus, when the
例えば制御部31は、蓄積した情報に含まれる位置情報を参照して、予め定められた地域ごとの位置情報に分類する。ここで、位置情報を分類する際に用いる地域は、地図情報に基づいて定められる。一例としては地図情報を一律の大きさの矩形状の地域に分割して得たものであってもよい。また別の例では、地図上にある道路近傍の地域を所定距離の区間ごとに分割したものであってもよい。
For example, the
制御部31は、分類先である地域ごとに、各地域に分類された位置情報に関連付けられた運転状況に関する情報を集計する。制御部31は、例えば分類先である地域i(i=1,2,…)ごとに、当該地域iに分類された位置情報の数Niをカウントする。また制御部31は、例えば車両速度が予め定めた車両速度閾値を超えている運転状況に関する情報の数ni_speedと、ブレーキの踏込み割合が所定の割合閾値を超えている運転状況に関する情報の数ni_breakとを求め、これらの車両の割合ri_speed=ni_speed/Niや、ri_break=ni_break/Ni等を分析結果として求める。制御部31はそして、これらの割合ri_speedや、ri_breakが所定の値を上回っているなど、予め定めた警告原因がある場合に、その地域i(以下、区別のため、これらの地域を特定地域と呼ぶ)を見出す。ここで警告原因は、運転状況に関する情報に基づいて警告するべきものと判断されるものをいう。
The
その後、制御部31は通信部33が車両側装置1から受信した情報を出力するごとに、当該情報に含まれる車両の位置情報を参照し、当該位置情報を含む地域が特定地域であるか否かを判断する。そして制御部31は、通信部33が出力する情報に含まれる、車両2の位置の情報を含む地域が特定地域であった場合は、当該情報の送信元である車両側装置1(特定地域内にある車両2に搭載された車両側装置1)に対して送信するべき情報を生成する。
Thereafter, each time the
具体的に制御部31は、当該情報の送信元である車両側装置1を搭載した車両2が、ブレーキの踏込み割合が所定閾値を超える運転状況の車両が、所定割合より多い地域(ri_break=ni_break/Nが所定の値を上回っている特定地域)に所在していれば、「急ブレーキ多発地域です」といった文字列情報を、当該車両側装置1へ送出することとする。つまり制御部31は、車両側装置1を搭載した車両2の所在する特定地域における警告原因に係る情報を提供する。
Specifically, the
車両側装置1では、当該センタ側装置3から送信された情報を音声合成して、音声鳴動する。これにより、利用者は、警告原因に関する情報を聴取できるようになる。
In the vehicle-
また制御部31は、受信した車両の情報の走行距離の情報を参照し、当該走行距離の情報が予め定めた範囲の値となっている車両2に搭載された車両側装置1に対して、車両2のメンテナンスの時期が到来していることを表す情報を生成して送信してもよい。また制御部31は、車両2から車両側装置1が取得した他の情報(ブレーキ液の液量やバッテリーの劣化等の情報など)に基づいてメンテナンスの警告を行ってもよい。
The
車両側装置1では、当該センタ側装置3から送信された情報を音声合成して、音声鳴動する。これにより、利用者は、メンテナンスに係る情報を聴取できるようになる。
In the vehicle-
さらに車両側装置1は、車両2の各部から取得する情報として、エアバッグの動作に関する情報を収集してセンタ側装置3へ送出してもよい。センタ側装置3の制御部31は、エアバッグが動作した旨の情報が、いずれかの車両側装置1から受信されると、当該車両側装置1が当該エアバッグが動作した旨の情報とともに、あるいは直前(エアバッグが動作した旨の情報以前であって直近)に送信していた位置情報を、記憶部32から取り出す。
Further, the
そして制御部31は、当該取り出した位置情報を用いて事故の発生があった旨の情報を、予め定められた連絡先(保険会社、警察、当該情報を送信した車両側装置1を搭載する車両2について予め登録された連絡先等)へ通報してもよい。
Then, the
さらにセンタ側装置3は、インターネット等を介して、予め定めたウェブサイト等から繰返し情報を収集し、当該収集した情報のうちに位置情報を含んだ情報がある場合に、当該情報が表す位置情報の近傍に位置する(当該位置情報と予め定められたしきい値を下回る距離だけ離れた位置情報を直近で送信した)車両側装置1に対して、当該収集した情報を送出してもよい。なお、こうした情報が例えばカテゴリに分類できる場合、具体的にはニュース情報を専門に配信するウェブサイトから情報を収集して「ニュース」のカテゴリに分類することとする場合には、さらに次のように処理を行ってもよい。
Further, the
すなわちセンタ側装置3は、予め車両側装置1の利用者から、インターネット等を介して、車両側装置1の識別情報(電話番号でもよい)と、どのカテゴリの情報の送信を受けたいかの指定を受け入れておく。そしてセンタ側装置3は当該利用者の車両側装置1を識別する識別情報(電話番号でもよい)に関連付けて、当該指定されたカテゴリの情報を配信希望カテゴリ情報として記憶しておく。
That is, the
センタ側装置3は、インターネット等を介して、予め定めたウェブサイト等から収集した情報をカテゴリ別に分類して蓄積して保持する。そして当該収集した情報のうちに位置情報を含んだ情報がある場合に、当該情報が表す位置情報の近傍に位置する(当該位置情報と予め定められたしきい値を下回る距離だけ離れた位置情報を直近で送信した)車両側装置1であって、かつ、配信希望カテゴリ情報において、当該情報のカテゴリの情報に当該車両側装置1を識別する情報が関連付けられている車両側装置1を検索する。センタ側装置3は、かかる車両側装置1が見出された場合は、当該位置情報を含んだ情報(予め配信が希望されたカテゴリの情報)を、当該見出した車両側装置1に対して送信する。
The
これにより例えば、ある車両側装置1nの利用者が予めイベント情報の配信を希望しているとき、センタ側装置3がイベント情報のウェブサイトから位置情報を含んだイベント情報を収集すると、センタ側装置3が次のように動作することになる。すなわちセンタ側装置3は、当該収集したイベント情報の位置情報が表す場所から予め定めたしきい値を下回る距離だけ離れた場所を表す位置情報を送信する車両側装置1であって、「イベント情報」のカテゴリの情報の配信を希望している利用者の車両側装置1を検索する。ここで上記車両側装置1nが、上記収集されたイベント情報の位置情報が表す場所から予め定めたしきい値を下回る距離だけ離れた場所を表す位置情報を送信している場合に、当該車両側装置1nに対して上記収集したイベント情報を送出する。
Thus, for example, when a user of a certain vehicle-side device 1n desires to distribute event information in advance, if the center-
車両側装置1では、当該センタ側装置3から送信された情報を音声合成して、音声鳴動する。これにより、利用者は、イベント情報等、希望するカテゴリの情報を取得することができるようになる。
In the vehicle-
なお、車両側装置1はセンタ側装置3から得た情報を表示する画面を表す映像信号を生成して出力できるようになっていてもよい。この場合は車両側装置1が出力する当該映像信号をモニタ(カーナビゲーションのモニタ等)で得て出力することとしてもよい。
In addition, the
1 車両側装置、2 車両、3 センタ側装置、4 オペレータ端末、11,11′,31 制御部、12,32 記憶部、13,33 通信部、14 インタフェース部、15 鳴動部、16 電源部、17 センサ部。
1 vehicle side device, 2 vehicle, 3 center side device, 4 operator terminal, 11, 11 ', 31 control unit, 12, 32 storage unit, 13, 33 communication unit, 14 interface unit, 15 ringing unit, 16 power supply unit, 17 Sensor part.
Claims (3)
緊急通報を受信する受信手段と、
当該車両のエンジンが停止しているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段の判断の結果により、車両のエンジンが停止しているか否かにより、前記緊急通報の発報態様を異ならせて、緊急通報を報知する報知手段と、
を含む。 A vehicle-side device arranged in a vehicle,
A receiving means for receiving an emergency call;
Determination means for determining whether the engine of the vehicle is stopped;
According to the result of the determination by the determination means, depending on whether the engine of the vehicle is stopped, the notification means for notifying the emergency notification by changing the notification mode of the emergency notification,
including.
予め定めた環境の情報を測定するセンサと、
前記センサの出力を外部のセンタ装置へ送出する手段と、を含み、
前記受信手段は、前記センタ装置から緊急通報を受信する車両側装置。 The vehicle side device according to claim 1,
A sensor for measuring information on a predetermined environment;
Means for sending the output of the sensor to an external center device,
The receiving means is a vehicle-side device that receives an emergency call from the center device.
前記車両内の乗員の有無を判断する第2判断手段をさらに備え、
前記報知手段は、前記判断手段の判断の結果による車両のエンジンが停止しているか否か、並びに前記第2判断手段の判断結果による乗員の有無に基づき、前記緊急通報の発報態様を異ならせて、緊急通報を報知する車両側装置。
The vehicle side device according to claim 1 or 2,
A second judging means for judging the presence or absence of an occupant in the vehicle;
The notification means varies the manner of issuing the emergency notification based on whether or not the engine of the vehicle is stopped based on the determination result of the determination means and on the presence or absence of a passenger based on the determination result of the second determination means. A vehicle-side device that notifies an emergency call.
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