JP2014046505A - タイヤ加硫用モールドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加硫装置に組み込んだ際のセクタの組込み精度を向上させることができるタイヤ加硫用モールドの製造方法を提供する。
【解決手段】環状のモールドを構成するセクタの内周面を成型する石膏鋳型9と、傾斜面3を有してセクタの外周面に取付けられるセグメントを構成するセグメント部材2とを間隔をあけて配置することにより、石膏鋳型9とセグメント部材2との間にキャビティ10bを形成し、このキャビティ10bに溶融金属Mを流し込んで固化させることにより、内周面に石膏鋳型9の表面9aの形状を転写した成型面を有し、外周面にセグメント部材2を一体化させたセクタを鋳造する。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ加硫用モールドの製造方法に関し、さらに詳しくは、加硫装置に組み込んだ際のセクタの組込み精度を向上させることができるタイヤ加硫用モールドの製造方法に関するものである。
セクショナルタイプのタイヤ加硫用モールドは、加硫装置の中で、環状に組付けられる複数のセクタと、環状の上下一対のサイドモールドと有している。それぞれのセクタの外周面には傾斜面を有するセグメントが取付けられる。そして、加硫用コンテナの中では、上下移動するコンテナリングがセグメントの傾斜面を摺動することにより、それぞれのセクタがボトムプレート上で環状中心に対して進退移動する。
一般に、セクタはアルミニウムやアルミニウム合金を用いて鋳造されている。セグメントは鋼や鉄等の金属製であり、セクタよりも硬い材質で形成されている。そして、別々に製造されたセクタとセグメントはボルト等によって一体化されている(例えば、特許文献1参照)。そのため、セグメントに対するセクタの位置ずれが生じることがある。この位置ずれに起因して、セクタと一体化したセグメントを加硫用コンテナに組み込んだ際にセクタに位置ずれが生じて所定位置に設置できないことがあり、セクタの組込み精度を向上させるには障害の一因になっている。
特開2011−46069号公報
本発明の目的は、加硫用装置に組み込んだ際のセクタの組込み精度を向上させることができるタイヤ加硫用モールドの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のタイヤ加硫用モールドの製造方法は、加硫装置の中で環状に組み付けられるセクショナルタイプのタイヤ加硫用モールドの製造方法において、環状のモールドを構成するセクタの内周面を成型する石膏鋳型と、傾斜面を有して前記セクタの外周面に取付けられるセグメントを構成するセグメント部材とを間隔をあけて配置することにより、前記石膏鋳型と前記セグメント部材との間にキャビティを形成し、このキャビティに溶融金属を流し込んで固化させることにより、内周面に前記石膏鋳型の表面の形状を転写した成型面を有し、外周面に前記セグメント部材を一体化させたセクタを鋳造することを特徴とする。
本発明によれば、環状のモールドを構成するセクタの内周面を成型する石膏鋳型と、傾斜面を有して前記セクタの外周面に取付けられるセグメントを構成するセグメント部材とを間隔をあけて配置することにより、前記石膏鋳型と前記セグメント部材との間にキャビティを形成し、このキャビティに溶融金属を流し込んで固化させることにより、内周面に前記石膏鋳型の表面の形状を転写した成型面を有し、外周面に前記セグメント部材を一体化させたセクタを鋳造するので、鋳造後は、溶融金属が固化した金属部とセグメント部材との間に位置ずれが生じない。それ故、このセクタと一体化したセグメントを加硫装置に組み込んだ際に、セクタを所定位置に設置し易くなるので、セクタの組込み精度が向上する。
ここで、前記セグメント部材の内周側に抜け止め部を形成しておき、この抜け止め部に前記溶融金属を固化させた金属部を係止させるようにすることもできる。これにより、金属部とセグメント部材とをより強固に一体化させることができる。
前記セグメント部材が、前記傾斜面と、この傾斜面の上端から内周側に延びる上端面部と、この傾斜面の下端から内周側に延びる下端面部とを有する仕様にすることもできる。これにより、モールドの製造工程をより簡略化できる。
前記石膏鋳型を円状に形成するとともに、前記セグメント部材として環状体を使用して、前記円状に形成した石膏鋳型と環状体のセグメント部材との間に前記キャビティを形成し、内周面に前記石膏鋳型の表面の形状を転写した成型面を有し、外周面に前記環状体のセグメント部材を一体化させた環状のセクタを鋳造し、次いで、この環状のセクタを周方向に分割することもできる。これにより、環状に組付けられる複数のセクタを一度に製造することができる。
本発明において溶融金属をキャビティに流し込む工程を断面視で例示する説明図である。 図1の工程を経て鋳造されたセクタを例示する説明図である。 本発明の別の実施形態で使用する石膏鋳型とセグメント部材を例示する説明図である。 図3の石膏鋳型とセグメント部材とにより形成したキャビティに溶融金属を流し込む工程を例示する説明図である。 図4の工程を経て鋳造された環状のセクタを例示する説明図である。 図5の環状のセクタを周方向に分割する工程を例示する説明図である。 加硫装置に組み込んだセクタを例示する半断面図である。 図7のセクタが型締めされた状態を例示する平面図である。
以下、本発明のタイヤ加硫用モールドの製造方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
本発明を用いて製造するのは、セクショナルタイプのタイヤ加硫用モールドを構成するセクタである。図7、8に例示するように、セクタ1は外周面にセグメント6が取付けられて加硫装置13の中に配置される。モールドはセクタ1の他に、タイヤサイドウォールを成型する環状の上側サイドモールド7および下側サイドモールド8を備えている。
加硫装置13である加硫コンテナは、上側サイドモールド7が取り付けられる昇降プレート15と、下側サイドモールド8が取り付けられるボトムプレート16と、上下移動するコンテナリング14とを備えている。昇降プレート15、コンテナリング14は、油圧シリンダ等により上下移動する。セグメント6の外周およびコンテナリング14の内周は、下方に向かって外周側に広がって傾斜している。
ボトムプレート16の上には複数のセクタ1が環状中心CLに対して環状に配置される。セグメント6は水平方向にスライド可能に昇降プレート15に吊設されている。セグメント6の傾斜面3とコンテナリング14の傾斜面14aとはスライド可能に係合されていて、コンテナリング14の上下移動によりセグメント6が水平方向にスライドする。
下方移動させてメタルプレート17に当接したセグメント6は、コンテナリング14を下方移動させることにより、メタルプレート17の表面を摺動して、それぞれのセクタ1を環状中心CLに対して前進移動させる構成になっている。
加硫工程では、下側サイドモールド8の上にグリーンタイヤGを設置した状態にして、コンテナリング14を下方移動させて、それぞれのセグメント6をセクタ1とともに環状中心CLに対して前進移動させることにより、セクタ1を環状に組み付ける。また、環状に組付けたセクタ1に対して、上側サイドモールド7および下側サイドモールド8を組み付けて型締めする。所定の圧力、温度、時間でグリーンタイヤGを加硫した後は、型締めした手順と逆の手順を行なって加硫したタイヤを取り出す。
このセクタ1を製造するには図1に例示するように、型枠台10aの上にセクタ1の内周面を成型する石膏鋳型9と、セグメント6を構成するセグメント部材2とを間隔をあけて配置して両者の間にキャビティ10bを形成する。この実施形態のように1個のセクタ1を鋳造する場合は、対置させた石膏鋳型9とセグメント部材2の側面に型枠を配置してキャビティ10bを形成することになる。
セグメント部材2は、鋼や鉄等により形成されていて、セクタ1の金属部1bよりも硬い材質が用いられている。セグメント部材2の肉厚は例えば、5mm〜70mm程度にすることができる。それ故、従来のセグメントに比して体積を小さくすることが容易であり、モールドのコンパクト化、軽量化にも寄与する。
このセグメント部材2は、外周の傾斜面3と、この傾斜面3の上端から内周側に延びる上端面部4と、この傾斜面3の下端から内周側に延びる下端面部5とを有している。この実施形態のように、略均一肉厚の板材でセグメント部材2を形成すると、製造コストを抑制しつつ軽量化できる。傾斜面3、上端面部4および下端面部5の肉厚は略同じにするだけでなく、必要に応じて部位毎に異なる肉厚にすることもできる。
また、この実施形態ではセグメント部材2の内周側に抜け止め部2aが形成されている。抜け止め部2aは、図1に例示するアンダーカット形状に限らず、種々の形状を採用して適宜の数を設けることができる。例えば、上端面部4と下端面部5とを連結する連結棒のような抜け止め部2aを採用することもできる。
次いで、アルミニウムやアルミニウム合金等の溶融金属Mを、キャビティ10bに流し込んで固化させる。これにより、図2に例示するように、内周面に石膏鋳型9の表面9aの形状を転写した成型面1aを有するとともに外周面にセグメント部材2を一体化させたセクタ1が鋳造される。セグメント部材2は、傾斜面3に摺動溝を設ける等、適宜加工されてセグメント6になる。
このセグメント6を一体化したセクタ1が、図7に例示するように加硫装置13に組み込まれる。コンテナリング14の傾斜面14aと摺接するセグメント6の傾斜面3、昇降プレート15と摺接する上端面部4、メタルプレート17と摺接する下端面部5は、鋼や鉄等の耐摩耗性に優れた金属になっている。グリーンタイヤGと当接してタイヤを成型する成型面1aを有する金属部1bは、複雑な形状を比較的容易に形成できるアルミニウムやアルミニウム合金になっている。
本発明によれば、セクタ1を鋳造した後は、溶融金属Mが固化した金属部1bとセグメント部材2とが一体的に結合しているので、金属部1bとセグメント部材2との間に位置ずれが生じない。それ故、セクタ1と一体化したセグメント6を加硫装置13に組み込んだ際に、セグメント6を所定どおりに設置すれば、加硫装置13の中でセクタ1を所定位置に設置することができる。そのため、加硫装置13に対するセクタ1の組込み精度を向上させるには有利になる。
また、抜け止め部2aを設けることにより、溶融金属Mを固化させた金属部1bが抜け止め部2aに係止するので、金属部1a(セクタ1)とセグメント部材2(セグメント6)とをより強固に一体化させることができる。そのため、両者の間の位置ずれをより確実に防止でき、かつ、長期に渡って一体化を確保できる。
尚、セグメント部材2は、この実施形態に例示した形状に限らないが、傾斜面3と上端面部4と下端面部5とを有する形状を採用することにより、セグメント6を形成する工数を低減できる。そのため、モールドの製造工程を簡略化できる。
図3に例示するように、セグメント部材2として環状体12を使用することもできる。この場合、石膏鋳型9を円状(環状も含む)に形成する。例えば、複数の石膏鋳型9を円状に配置する。
次いで、図4に例示するように、円状に形成した石膏鋳型9の外周側にすき間をあけて環状体12を配置して、両者の間にキャビティ10bを形成する。次いで、アルミニウム等の溶融金属Mをキャビティ10bに流し込んで固化させる。
これにより図5に例示するように、内周面に石膏鋳型9の表面9aの形状を転写した成型面1aを有するとともに外周面にセグメント部材2を一体化させた環状のセクタ11が鋳造される。次いで、図6に例示するように、セグメント部材2と一体化した環状のセクタ11をレーザ加工や種々の機械加工等によって周方向に分割して、所定の複数のセクタ1を得る。セグメント部材2は適宜加工されてセグメント6になる。
この実施形態によれば、環状に組付けられる複数のセクタ1(セクタ一式)を一度に製造することができる。
1 セクタ
1a 成型面
1b 金属部
2 セグメント部材
2a 抜け止め部
3 傾斜面
4 上端面部
5 下端面部
6 セグメント
7 上側サイドモールド
8 下側サイドモールド
9 石膏鋳型
9a 表面
10a 型枠台
10b キャビティ
11 環状のセクタ
12 環状体(セグメント部材)
13 加硫装置
14 コンテナリング
14a 傾斜面
15 昇降プレート
16 ボトムプレート
17 メタルプレート
CL セクタの環状中心
M 溶融金属

Claims (4)

  1. 加硫装置の中で環状に組み付けられるセクショナルタイプのタイヤ加硫用モールドの製造方法において、環状のモールドを構成するセクタの内周面を成型する石膏鋳型と、傾斜面を有して前記セクタの外周面に取付けられるセグメントを構成するセグメント部材とを間隔をあけて配置することにより、前記石膏鋳型と前記セグメント部材との間にキャビティを形成し、このキャビティに溶融金属を流し込んで固化させることにより、内周面に前記石膏鋳型の表面の形状を転写した成型面を有し、外周面に前記セグメント部材を一体化させたセクタを鋳造することを特徴とするタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  2. 前記セグメント部材の内周側に抜け止め部を形成しておき、この抜け止め部に前記溶融金属を固化させた金属部を係止させるようにした請求項1に記載のタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  3. 前記セグメント部材が、前記傾斜面と、この傾斜面の上端から内周側に延びる上端面部と、この傾斜面の下端から内周側に延びる下端面部とを有する請求項1または2に記載のタイヤ加硫用モールドの製造方法。
  4. 前記石膏鋳型を円状に形成するとともに、前記セグメント部材として環状体を使用して、前記円状に形成した石膏鋳型と前記環状体のセグメント部材との間に前記キャビティを形成し、内周面に前記石膏鋳型の表面の形状を転写した成型面を有し、外周面に前記環状体のセグメント部材を一体化させた環状のセクタを鋳造し、次いで、この環状のセクタを周方向に分割する請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ加硫用モールドの製造方法。
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