JP2014046373A - Plurality of single clamping operation devices - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、複数個のクランプ機構に関し、特に、ワンタッチ動作によって複数個のクランプ機構を同時に操作するワンタッチで複数クランプ機構の操作を行うワンタッチ複数クランプ操作装置に関するものである。 The present invention relates to a plurality of clamp mechanisms, and more particularly to a one-touch multiple clamp operation device that operates a plurality of clamp mechanisms by one touch that simultaneously operates a plurality of clamp mechanisms by a one-touch operation.
従来のクランプ機構として、特許文献1に掲載の被固定物を固定するためのクランプ機構がある。このクランプ機構は、基体と、前記被固定物を押える押え部と、手で操作される操作部と、前記基体に取り付けられて、前記押え部が、前記被固定物を押す押し位置と、前記被固定物から離れて待機する待機位置との間を移動するよう、前記操作部の動きを前記押え部に伝達する伝達体とを備え、前記基体は前記伝達体に備わる第1対向部が動く方向に直交する方向において、その第1対向部と対向する第2対向部を有し、前記第1対向部と前記第2対向部との一方の対向部には、その一方の対向部から他方の対向部に向かう方向に弾性付勢される圧子が設けられ、前記他方の対向部には前記圧子によって圧せられる被圧面が設けられ、前記被圧面には前記押え部が前記押し位置に位置するときに、前記圧子が入り込もうとする第1凹部が設けられ、その第1凹部に前記圧子が入り込もうとする力を、前記第1対向部が受けて、前記押え部が前記被固定物を押す側に付勢されるものである。
As a conventional clamp mechanism, there is a clamp mechanism for fixing an object to be fixed described in
このクランプ機構によると、被固定物を固定する際には、被固定物を固定位置に配置した後、操作部を操作し、伝達体を通じて、押え部を待機位置から押し位置に移動させる。この押し位置では被圧面に設けられた第1凹部に、弾性付勢される圧子が入り込もうとする力を、伝達体の第1対向部が受けて、押え部が被固定物を押す側に付勢される。そこで、この付勢される力により押え部が被固定物を押すことにより、その被固定物を固定することができる。 According to this clamp mechanism, when the object to be fixed is fixed, after the object to be fixed is arranged at the fixing position, the operation unit is operated, and the presser part is moved from the standby position to the pressing position through the transmission body. At this pushing position, the first opposing portion of the transmission body receives a force that the indenter that is elastically biased enters the first concave portion provided in the pressure-receiving surface, and the pressing portion is applied to the side that presses the fixed object. Be forced. Therefore, the presser part presses the fixed object by the biased force, so that the fixed object can be fixed.
また、特許文献2には、ベース部材と、クランプアームと、操作レバーとを備えるトグルクランプであって、前記クランプアームは一端に当該クランプアームからほぼ垂直に延びる出力ロッドを備え、他端でベース部材に回動自在に連結され、前記操作レバーは、一端が把持可能に形成されると共に、他端側で前記ベース部材と前記クランプアームとに少なくとも一つのリンク機構を介して連結されてトグル機構を構成し、当該操作レバーの回動によって前記クランプアームが回動して物品をクランプ可能なクランプ位置とクランプが解除される解除位置とに切り替え可能に設けられており、前記出力ロッドは、クランプ方向に伸縮するばね部材を介して物品に接触する接触部を有し、かつ、クランプ時における前記ばね部材の圧縮量を調節可能なものである。
特許文献2によれば、ばね部材のクランプ時の圧縮量を調節することによってクランプ圧力を所望の値とすることができ、特に、ばねによって加えられる力(圧力)は、ばね定数と圧縮量(ばね変形量)の積となり、ばねによって加えられる圧力は圧縮量に比例する。このため、従来のトグルクランプで接触部の位置を調節して圧力を調整する場合に比して、調整代が増幅される。
したがって、圧縮量の調整により、精密な、より小さい単位での圧力調整が可能であり、微調整も容易である。また、使用されるばね部材のばね定数により、種々のクランプ圧力を達成することができる。よって、このトグルクランプでは、容易に且つより精密にクランプ圧力を調節でき、ばね部材の圧縮により物品の厚み誤差、例えば、位置ずれを吸収してクランプすることができる。
According to
Therefore, by adjusting the compression amount, the pressure can be precisely adjusted in smaller units, and fine adjustment is also easy. Moreover, various clamping pressures can be achieved depending on the spring constant of the spring member used. Therefore, in this toggle clamp, the clamp pressure can be adjusted easily and more precisely, and the thickness error of the article, for example, the positional deviation can be absorbed by the compression of the spring member and the clamp can be clamped.
特許文献3によれば、ワークを押圧可能な押圧部材と、揺動操作によって前記押圧部材の押圧動作と押圧解除動作とを行なう操作レバーとが、トグル機構で接続されて構成されるトグルクランプであって、前記トグル機構を構成するリンクの支軸部位の軸の内、トグル機構の押圧方向と逆方向へ最も離れた軸が、該軸で連結したリンクにおける押圧動作完了時点の配置位置での長手方向に略沿うように、前記軸で連結した2部材の内の一方の部材に設けた長孔内に、摺動可能に配設されるとともに、前記長孔の長手方向に延びる保持杆に保持され、該保持杆の端部と前記軸で連結した2部材の内の他方の部材とが、回動つまみを有したねじ手段で連結され、前記回動つまみの回動操作により、前記軸が前記長孔内で相対的に移動調整されるように構成されているものである。
According to
このように、特許文献1乃至特許文献3のクランプ機構は、ワークに対して個々にクランプしたり、それを解除したりしている。しかし、ワークに種類によっては、個々にクランプを外すとワークにヒビが入ったり、破損したりする場合がある。また、個々にクランプする場合には、そのクランプ位置を対角線または1個跳びにセットする等のテクニックが必要であった。そして、それ以上にワークのセット及びそのクランプ並びにクランプ解除は慣れた作業者でも神経を使い、それに相当な時間を要していた。
As described above, the clamping mechanisms disclosed in
そこで、本発明は、複数のクランプ機構を1個の制御で行い、かつ、各クランプまたはクランプ解除を個々に設定自在であり、各クランプ機構の種類も任意に選択可能なワンタッチ複数クランプ操作装置の提供を課題とするものである。 Therefore, the present invention provides a one-touch multiple clamp operation device that performs a plurality of clamp mechanisms with a single control, can individually set each clamp or clamp release, and can arbitrarily select the type of each clamp mechanism. Providing is an issue.
請求項1の発明にかかるワンタッチ複数クランプ操作装置は、作動杆を往復動する操作クランプが取付けられ、前記作動杆の往復動を許容するベースと、前記作動杆に取付けられ、かつ、前記ベースとの間に付勢されたスプリングを配設したプレートと、可動自在な伸縮しない固定チューブ及び当該固定チューブに挿通された長さ方向に前記固定チューブとの間で相対移動する可動ワイヤーと、それら前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの何れか一方の端部を前記プレートに、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの他方の端部を前記ベースに取付け、また、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの何れか一方の端部を特定クランプ機構の可動部、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの他方の端部を特定クランプ機構の基準固定部に取付けたものである。
The one-touch multiple clamp operating device according to the invention of
ここで、上記作動杆を往復動する操作クランプは、少なくとも2点位置で安定停止できるものであればよく、3点位置以上で安定停止できるものでもよい。安定停止とは、外部からの力を解いても停止状態が維持できるものである。この作動杆とは、ピストン等の円柱、三角柱、四角柱、六角柱、L金具を組み合わせた状態のものとして使用できる。
また、上記操作クランプが取付けられ、前記作動杆の往復動を許容するベースは、前記操作クランプが取付けられ、前記作動杆の往復動の基礎となるものである。
そして、上記作動杆に取付けられたプレートは、前記プレートと前記ベースとの間に付勢されたスプリングを配設したものであり、前記スプリングは前記プレートの停止位置が元に戻るものであればよい。
更に、上記可動自在な伸縮しない固定チューブと前記固定チューブに挿通されて相対移動する可動ワイヤーとは、両者間に外力による長さ変化がなく、両者間の相対移動が一端と他端とが同一である。また、上記クランプ機構の前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの何れか一方の端部を可動部、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの他方の端部を基準固定部に取付けた構成は、各クランプのみではなく、その操作入力の前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの接続を特定したものである。
加えて、上記クランプ機構は、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの何れか一方の端部を接続する可動部、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの他方の端部を接続する基準固定部を具備するものであればよく、前記可動部と前記基準固定部との間に加えられた変位に基づいてクランプ及びクランプ解除を行うことができればよい。
Here, the operation clamp that reciprocates the operating rod may be any one that can stably stop at at least two positions, and may be one that can stably stop at three or more positions. The stable stop means that the stop state can be maintained even if the external force is released. The operating rod can be used as a combination of a cylinder such as a piston, a triangular column, a quadrangular column, a hexagonal column, and an L bracket.
Further, the base to which the operation clamp is attached and allows the reciprocating motion of the operating rod is the base on which the operating clamp is attached and the operating rod is reciprocated.
The plate attached to the operating rod is provided with a spring biased between the plate and the base, and the spring can return to its original stop position. Good.
Further, the movable tube that does not expand and contract and the movable wire that is inserted through the fixed tube and moves relative to each other do not change in length due to an external force, and the relative movement between the two is the same at one end and the other end. It is. In addition, the configuration in which one end of the fixed tube or the movable wire of the clamp mechanism is attached to the movable portion, and the other end of the fixed tube or the movable wire is attached to the reference fixed portion, Rather, the connection of the fixed tube or the movable wire of the operation input is specified.
In addition, the clamp mechanism includes a movable part that connects one end of the fixed tube or the movable wire, and a reference fixed part that connects the other end of the fixed tube or the movable wire. What is necessary is just to be able to perform clamping and unclamping based on the displacement applied between the movable part and the reference fixing part.
請求項2の発明にかかるワンタッチ複数クランプ操作装置の前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーには、少なくとも一端に長さを調節する調節部を配設したものである。
ここで、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの一端に長さを調節する調節部を配設したものでは、前記固定チューブと前記可動ワイヤーとの相対操作距離が調節できるから、経年変化に対しても微妙な調整を可能としたものである。
The fixed tube or the movable wire of the one-touch multiple clamp operation device according to the invention of
Here, in the case where an adjustment unit for adjusting the length is provided at one end of the fixed tube or the movable wire, the relative operation distance between the fixed tube and the movable wire can be adjusted. Subtle adjustments are possible.
請求項3の発明にかかるワンタッチ複数クランプ操作装置の前記作動杆に取付けられた前記プレートは、前記作動杆に取付けられる前記プレートの接続位置が調整自在な調節部を配設したものである。
ここで、前記作動杆に取付けられる前記プレートの接続位置が調整自在とは、個々のクランプ機構の可動部及び基準固定部の調節を行うことなく、全クランプ機構の動作を同時に調整可能としたものである。
The plate attached to the operating rod of the one-touch multiple clamp operating device according to the invention of
Here, the connection position of the plate attached to the operating rod is adjustable, which means that the operation of all the clamp mechanisms can be adjusted at the same time without adjusting the movable part and the reference fixing part of each clamp mechanism. It is.
請求項4の発明にかかるワンタッチ複数クランプ操作装置の前記ベースと前記プレートとの間に付勢された前記スプリングは、前記可動ワイヤーを押圧する方向に付勢されているものである。
ここで、前記可動ワイヤーを押圧する方向に付勢されている前記スプリングとは、前記可動ワイヤーを押圧するように外力を加えると、前記可動ワイヤーが湾曲する可能性がある。そこで、各クランプ機構の負荷を軽減するため前記ベースと前記プレートとの間に付勢された前記スプリングに、前記可動ワイヤーを前記固定チューブに押し込む方向に付勢力を付与するものである。
The spring urged between the base and the plate of the one-touch multiple clamp operation device according to the invention of
Here, when the external force is applied to the spring that is biased in the direction in which the movable wire is pressed, the movable wire may bend. Therefore, to reduce the load on each clamp mechanism, a biasing force is applied to the spring biased between the base and the plate in a direction in which the movable wire is pushed into the fixed tube.
請求項5の発明にかかるワンタッチ複数クランプ操作装置の前記ベースと前記プレートとの間に配設された前記スプリング及び前記クランプ機構をクランプ解除状態に維持しようとするスプリングは、共に前記クランプ機構をクランプ解除状態に維持する方向に弾性力が付与されるスプリングとしたものである。
ここで、両スプリングは、共に前記クランプ機構をクランプ解除状態に維持する方向に付勢することにより、前記可動ワイヤーをクランプ解除状態になり、前記可動ワイヤーの湾曲を防止する。
The spring disposed between the base and the plate of the one-touch multiple clamp operation device according to the invention of
Here, both springs urge the clamping mechanism in a direction in which the clamp mechanism is kept in the clamp release state, thereby bringing the movable wire into the clamp release state and preventing the bending of the movable wire.
請求項1のワンタッチ複数クランプ操作装置は、作動杆を往復動する操作クランプが取付けられ、前記作動杆の往復動を許容するベースと、前記作動杆に取付けられ、かつ、前記ベースとの間に付勢されたスプリングを配設したプレートと、可動自在な伸縮しない固定チューブと当該固定チューブに挿通され、長さ方向に前記固定チューブとの間で相対移動する可動ワイヤーと、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの何れか一方の端部を可動部に、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの他方の端部を基準固定部にそれぞれ取付けたクランプ機構とを具備し、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの何れか一方の端部を前記プレートに、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの他方の端部を前記ベースに取付けたものである。
The one-touch multiple clamp operation device according to
したがって、作動杆を往復動する操作クランプの操作によって、ベースに対して前記作動杆が往復動する。この作動杆とべースとの相対移動は、固定チューブと可動ワイヤーとの相対移動となり、その相対移動が固定チューブまたは可動ワイヤーの何れか一方の端部を可動部に、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの他方の端部を基準固定部にそれぞれ取付けたクランプ機構が動作する。このとき、前記固定チューブと前記可動ワイヤーの端部に配設されたクランプ機構の動作は、前記固定チューブと前記可動ワイヤーの取付け位置によってその動作のタイミングが決定されるから、必要なタイミングで個々のクランプ機構を動作させることができる。
よって、複数のクランプ機構を1個の操作クランプの制御で行い、かつ、各クランプまたはクランプ解除を個々に設定自在であり、各クランプ機構の種類も任意に選択可能なワンタッチ複数クランプ操作装置となる。
Therefore, the operating rod reciprocates with respect to the base by the operation of the operation clamp that reciprocates the operating rod. The relative movement between the operating rod and the base is a relative movement between the fixed tube and the movable wire, and the relative movement is performed by using either one of the fixed tube or the movable wire as a movable portion and the fixed tube or the movable wire. The clamp mechanism which attached the other end part of the wire to the reference fixing part operates. At this time, the operation of the clamp mechanism disposed at the ends of the fixed tube and the movable wire is determined by the mounting position of the fixed tube and the movable wire. Can be operated.
Therefore, a plurality of clamp mechanisms can be controlled by one operation clamp, and each clamp or clamp release can be individually set, and the type of each clamp mechanism can be arbitrarily selected. .
請求項2のワンタッチ複数クランプ操作装置の前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーには、少なくとも一端に長さを調節する調節部を配設したものであるから、請求項1に記載の効果に加えて、各クランプ機構でその動作のタイミングの微調整が可能となり、経年変化等の個々のクランプ機構の動作タイミングを調整できる。
In addition to the effect of
請求項3のワンタッチ複数クランプ操作装置の前記作動杆に取付けられた前記プレートは、前記作動杆に取付けられる前記プレートの接続位置が調整自在な調節部を配設したものであるから、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、前記作動杆に取付けられる前記プレートの接続位置が調整自在となるものであるから、全クランプ機構の動作のタイミングを同時に変化させることができる。
The plate attached to the operating rod of the one-touch multiple-clamp operating device according to
請求項4のワンタッチ複数クランプ操作装置の前記ベースと前記プレートとの間に付勢された前記スプリングは、前記可動ワイヤーを押圧する方向に付勢されていることから、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、前記可動ワイヤーが押されることによる前記固定チューブ内の摩擦により湾曲する可能性があるが、前記ベースと前記プレートとの間の前記スプリングによって付勢力を付与し、特定のクランプ機構に対してのみ大きな押圧力が加わるのを防止することができ、前記可動ワイヤーの曲がるのを防止できる。
The spring urged between the base and the plate of the one-touch multiple clamp operation device according to
請求項5の発明にかかるワンタッチ複数クランプ操作装置の前記ベースと前記プレートとの間に配設された前記スプリング及び前記クランプ機構をクランプ解除状態に維持しようとするスプリングは、共に前記クランプ機構をクランプ解除状態に維持する方向に弾性力が付与されるスプリングとしたものであることから、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の効果に加えて、両スプリングは、共に前記クランプ機構をクランプ解除状態に維持する方向に付勢することにより、前記可動ワイヤーをクランプ解除状態とし、前記可動ワイヤーの湾曲を防止できるから、常に動作が安定する。
The spring disposed between the base and the plate of the one-touch multiple clamp operation device according to the invention of
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、実施の形態において、図示の同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分であるから、ここではその重複する説明を省略する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. Note that, in the embodiments, the same reference numerals and the same reference numerals are the same or corresponding functional parts, and therefore, redundant description thereof is omitted here.
[実施の形態1]
まず、本発明の実施の形態1について、ワンタッチ複数クランプ操作装置としての全体の構成を、図1乃至図4を用いて説明する。
図において、操作レバー11の上側に回動する操作、下側に回動する操作によって2箇所の位置で安定停止する操作クランプ10は、その操作によって作動杆としてのピストン12を往復動する。なお、本実施の形態では、所望の長さが必要であることから、ピストン12の長さを確保するピストンロッド14をピストン12に接続している。しかし、長さが必要であるから接続したものであり、作用的に区別するものでないので、本発明の実施の形態等の説明では、ピストンロッド14を含めてピストン12と呼ぶ。因みに、図3ではピストン12がピストンロッド14と2連のものを示しているが、本発明を実施する場合には1連であってもよいし、2連以上であってもよい。また、このピストンロッド14を含めてピストン12を作動杆として捉えると、円柱、三角柱、四角柱、六角柱、L金具を組み合わせた状態の湾曲し難いものとして使用できる。
この操作クランプ10は、トグルクランプ、横押しトグルクランプ(横押し型トグルクランプ NO.FM150 角田興業製)として市販されている。操作レバー11の上側に回動する操作ではピストン12(ピストンロッド14を含み)は収縮し、下側に回動する操作ではピストン12は膨張する。
[Embodiment 1]
First, the overall configuration of the first embodiment of the present invention as a one-touch multiple clamp operation device will be described with reference to FIGS.
In the drawing, an
The
操作クランプ10は、ベース20の一端の起立部21にピストン12を挿通させたボルト13によるボルト締めにより取付けられている。ベース20の底部22は使用機器に取付けられる複数のボルト22aによって堅固に取付けられている。底部22の起立部21の反対側は、出力起立部23となっており、図1乃至図3では起立部21、底部22、出力起立部23によって、基部25を構成している。この基部25は塵や埃が付着されないようにカバー26によって内部を保護している。即ち、ベース20には操作クランプ10が取付けられ、ベース20に挿通されたピストン12の往復動を許容している。
The
ピストン12の操作クランプ10の反対側の自由端にはプレート30が取付けられている。プレート30はボルト31によってピストン12の自由端、即ち、ピストンロッド14の端部に取付けられており、そのボルト31の螺合により、プレート30はピストン12の長さ方向に摺動し、プレート30と出力起立部23との位置を変化させるが、ボルト31によりベース20に固着されているから、ピストン12の自由端から外れることはない。しかし、ベース20の起立部21との間にはスプリング32が配設され、起立部21とプレート30との間を押し広げようとする弾性力が加わっている。
A
なお、出力起立部23には、ボルト31及びピストン12が挿通できる貫通孔23aが設けられており、ピストン12が出力起立部23に衝突して、プレート30の移動を拘束しないようにしている。
即ち、図2のように、操作レバー11を上側に回動するとピストン12はスプリング32の弾性力に抗して収縮し、また、図3に示すように、操作レバー11の下側に回動するとピストン12は膨張し、スプリング32の弾性力によってプレート30が出力起立部23側に移動する。
The
That is, as shown in FIG. 2, when the operation lever 11 is rotated upward, the piston 12 contracts against the elastic force of the
可変が容易であるものの長さ方向に伸縮しない固定チューブ41と、当該固定チューブ41内に挿通され、前記固定チューブ41との間で長さ方向に相対移動する長さ方向に伸縮しない可動ワイヤー42によって、この実施の形態の連結ワイヤー40を構成しており一端の相対移動距離が他端の相対移動距離となる。連結ワイヤー40の可動自在で伸縮しない固定チューブ41は、その端部と一体に螺着した雄捩子端部43を有しており、雄捩子端部43の中心部は、可動ワイヤー42が挿通されている。また、雄捩子端部43にはゆるみ止めナット44が螺合されていて、雄捩子端部43の長さ方向に移動させることができる。
なお、以下の説明では、連結ワイヤー40A、連結ワイヤー40B、連結ワイヤー40C、連結ワイヤー40Dに共通すること、クランプ機構I70A、クランプ機構I70B、クランプ機構I70C、クランプ機構I70Dに共通することは、符号A、B、C、Dを付さないで表現することとする。
A fixed
In the following description, it is common to the connecting wire 40A, the connecting
したがって、出力起立部23に雄捩子端部43を螺合し、その状態で雄捩子端部43に螺合されているゆるみ止めナット44を出力起立部23側に締め付けると、雄捩子端部43と出力起立部23との螺合状態がゆるみ止めナット44でロックされる。よって、連結ワイヤー40の固定チューブ41は、その端部に固着したゆるみ止めナット44で確実に出力起立部23に固着でき、その長さが特定される。
なお、雄捩子端部43及びゆるみ止めナット44は、固定チューブ41の位置の微調整を行う調整部45を構成するが、固定チューブ41の取付け及び距離設定を正確に行う場合には省略できる。
Therefore, when the male screw end portion 43 is screwed to the
The male screw end 43 and the locking nut 44 constitute an
また、可動自在で伸縮しない固定チューブ41と、その固定チューブ41内に挿通され、固定チューブ41との間で長さ方向に相対移動する可動ワイヤー42は、金属塊を圧縮してなるストッパー51によって位置決めされ、ストッパー51が端部としての長さを規定している。プレート30には雄捩子端部52を螺合し、その状態で雄捩子端部52に螺合されているゆるみ止めナット53をプレート30側に締め付けると、雄捩子端部52とプレート30との螺合状態がゆるみ止めナット53でロックされる。よって、連結ワイヤー40の可動ワイヤー42は、その端部に固着したゆるみ止めナット53で確実にプレート30に固着できる。
なお、雄捩子端部52及びゆるみ止めナット53は、ストッパー51の位置の微調整を行う調整部50を構成するが、固定チューブ41の取付け及び距離設定を正確に行う場合には省略できる。
Moreover, the movable tube 42 that is movable and does not expand and contract, and the movable wire 42 that is inserted into the fixed
The male screw end 52 and the locking nut 53 constitute an adjusting
連結ワイヤー40の他端、例えば、可動自在で伸縮しない固定チューブ41の他端は、図2乃至図4に示すように、その端部と一体に固着した雄捩子端部62を有しており、雄捩子端部62の中心部は、可動ワイヤー42が挿通されている。また、雄捩子端部62にはゆるみ止めナット63が螺合されていて、雄捩子端部62の長さ方向に移動させることができる。
The other end of the connecting
したがって、クランプ機構I70の底部材71から延長された基準固定部72に雄捩子端部62を螺合し、その状態で雄捩子端部62に螺合されているゆるみ止めナット63を基準固定部72側に締め付けると、雄捩子端部62と基準固定部72との螺合状態がゆるみ止めナット63でロックされる。よって、連結ワイヤー40の固定チューブ41は、その端部に固着したゆるみ止めナット44で確実に基準固定部72に固着できる。
なお、雄捩子端部62及びゆるみ止めナット63は、固定チューブ41の位置の微調整を行う調整部60を構成するが、固定チューブ41の取付け及び距離設定を正確に行う場合には省略できる。
Accordingly, the
The
また、可動自在で伸縮しない固定チューブ41と、その固定チューブ41内に挿通され、固定チューブ41との間で長さ方向に相対移動する可動ワイヤー42は、ストッパー61によって位置決めされ、ストッパー61が端部として固着され、規定されている。回動支点74で軸支されている可動部73はストッパー61によって回動移動が拘束されている。このストッパー61は、調整部50と同様、雄捩子端部及びゆるみ止めナットと共に、固定チューブ41の位置の微調整を行う調整部を設けることもできる。
Further, the movable tube 42 that is movable and does not expand and contract, and the movable wire 42 that is inserted into the fixed
[操作クランプ]
本実施の形態で使用した操作クランプ10は、図5及び図6に示すように、横押しトグルクランプ(NO.FM150 角田興業製)として市販のものである。構成体5はボルト13と一体となっており、ピストン12が挿通する孔を有している。構成体5には、支軸1によってリンク体4が接続されている。また、リンク体4の先端では支軸2によって補助リンク体6が接続され、補助リンク体6はピストン12の端部に支軸3によって接続されている。補助リンク体6は操作レバー11と一体となっている。
図5(a)に示すように、支軸1、支軸2、支軸3が一直線上にあるとき、構成体5及びリンク体4及び補助リンク体6が最大の伸び位置にあり、ピストン12の伸びを最小としたリンク体4及び補助リンク体6からなるリンク機構が折れない安定した停止状態にある。このとき、操作レバー11は上位置にある。
[Operation clamp]
As shown in FIGS. 5 and 6, the
As shown in FIG. 5 (a), when the
操作レバー11を倒すと、支軸3が軸となり、支軸2を上方向に移動させる。ところが、リンク体4及び補助リンク体6のピストン12の方向の長さが短くなるから、図5(b)及び図5(c)に示すように、その距離合わせにピストン12はベース20側に移動する。
更に、操作レバー11を倒すと、支軸2が支点となって、支軸2が支軸3の前側に移動させる。リンク体4及び補助リンク体6のピストン12の方向の長さが短くなるから、図5(c)及び図6(d)に示すように、その距離合わせにピストン12は、更にベース20側に移動する。
When the operation lever 11 is tilted, the
Further, when the operation lever 11 is tilted, the
そして、図5(e)に示すように、支軸1と支軸2の間に支軸3が位置し、しかも、それらが一直線上にあるとき、構成体5及びリンク体4及び補助リンク体6が最小の伸び位置にあり、ピストン12の伸びを最大としたリンク体4及び補助リンク体6からなるリンク機構が2つ折りになった安定した停止状態にある。このとき、操作レバー11は下位置にある。
このように、操作レバー11が上方に立っている図5(a)の位置にあるとき、ピストン12の伸びを最小とし、操作レバー11が下方に降りている図6(e)の位置にあるとき、ピストン12の伸びを最大としている。なお、ここで安定した停止状態とは、ピストン12側から外力を加えても、操作レバー11側に変化が生じない状態を意味する。
As shown in FIG. 5 (e), when the
Thus, when the operation lever 11 is at the position shown in FIG. 5 (a) standing upward, the extension of the piston 12 is minimized, and the operation lever 11 is at the position shown in FIG. 6 (e) where the operation lever 11 is lowered. Sometimes, the expansion of the piston 12 is maximized. Here, the stable stopped state means a state in which no change occurs on the operation lever 11 side even when an external force is applied from the piston 12 side.
[クランプ機構I]
このクランプ機構I70は、図2乃至図4に示すように、目的用途の基台に底部材71がボルト71aで取付けられる。それによって底部材71から延長され、起立されている基準固定部72が基準位置となる。また、可動部73は回動支点74で軸支されており、その軸支が容易に離脱しないように捩子77で抜け止めを防止している。したがって、基準固定部72と可動部73は、回動支点74を軸として、その上端の開口端72aと開口端73aが図4(b)に示す開または図4(a)に示す閉を行う。
[Clamp mechanism I]
As shown in FIGS. 2 to 4, in the clamp mechanism I70, a
このとき、基準固定部72と可動部73の対向位置には、スプリング嵌合孔72b及び73bが形成されていて、そこに長さ方向に拡大する弾性力を有するスプリング75が挿入されている。したがって、連結ワイヤー40に外部からエネルギーが加えられていないとき(解放端のとき)、基準固定部72と可動部73の上端の開口端72aと開口端73aは開状態となっている。
At this time, spring fitting holes 72b and 73b are formed at opposing positions of the
ここで、まず、連結ワイヤー40の固定チューブ41は、その端部が雄捩子端部62と基準固定部72との螺合状態とし、ゆるみ止めナット63でロックされる。この状態で操作レバー11を上側と下側に回動し、その時のクランプ機構I70側の変化で基準固定部72の上端の開口端72aと可動部73の上端の開口端73aとが開閉するように可動ワイヤー42に取付けるストッパー61の位置を決定する。
Here, first, the fixing
同様にして、連結ワイヤー40についても、連結ワイヤー40A、連結ワイヤー40B、連結ワイヤー40C、連結ワイヤー40Dの一端を出力起立部23とプレート30に接続し、その他端を複数のクランプ機構I70、即ち、図1では、クランプ機構I70A、クランプ機構I70B、クランプ機構I70C、クランプ機構I70Dに接続し、1個の操作クランプ10の操作レバー11によって、任意のタイミグでクランプ機構I70A、クランプ機構I70B、クランプ機構I70C、クランプ機構I70Dを任意のタイミングでクランプまたはクランプ解除を行うことができる。
Similarly, for the
このクランプ機構I70A、クランプ機構I70B、クランプ機構I70C、クランプ機構I70Dを動作させるタイミングは、通常、ストッパー61の位置設定によって決定されるものであり、動作させるタイミングに応じて、クランプ機構I70A、クランプ機構I70B、クランプ機構I70C、クランプ機構I70Dのストッパー61の位置を定める。したがって、クランプ機構I70A、クランプ機構I70B、クランプ機構I70C、クランプ機構I70Dを同時に開閉することもできるし、僅かなタイミングのずれによってクランプまたはクランプ解除の設定ができる。
The timing for operating the clamp mechanism I70A, the clamp mechanism I70B, the clamp mechanism I70C, and the clamp mechanism I70D is normally determined by the position setting of the
勿論、ベース20の出力起立部23側で、雄捩子端部43と出力起立部23との螺合状態を調整し、ゆるみ止めナット44でそれをロックすることもできる。また、プレート30側の雄捩子端部52に螺合によって調節することもできる。この場合も、ゆるみ止めナット53をプレート30側に締め付けると、雄捩子端部52との螺合状態がゆるみ止めナット53でロックされ、可動ワイヤー42は、その端部に固着したゆるみ止めナット53で確実にプレート30に固着される。
Of course, the screwed state of the male screw end portion 43 and the output
[ワンタッチ複数クランプ操作装置]
次に、本実施の形態1のワンタッチ複数クランプ操作装置の動作について詳述する。
操作クランプ10の操作レバー11の上側に停止させると、ピストン12は操作クランプ10の機構内に収縮し、ピストン12の端部に接続したピストンロッド14が、ベース20の一端の起立部21側に移動している。この状態では、ボルト31の頭部によってプレート30がベース20の一端の起立部21側に移動させられる。それによって、プレート30もスプリング32の弾性力に抗してベース20の一端の起立部21側に移動させられる。
[One-touch multiple clamp operation device]
Next, the operation of the one-touch multiple clamp operation device of the first embodiment will be described in detail.
When stopped on the upper side of the operation lever 11 of the
このとき、ベース20とクランプ機構I70A、クランプ機構I70B、クランプ機構I70C、クランプ機構I70Dとの間は、連結ワイヤー40の固定チューブ41は所定の距離に固定されているから、その間が変化することはない。しかし、連結ワイヤー40の可動ワイヤー42は、固定チューブ41がベース20の出力起立部23を基準としてスプリング32の弾性に抗して引っ張られていることになる。即ち、可動ワイヤー42がプレート30に取付けられているから、同時に可動ワイヤー42が固定チューブ41内を引かれることになる。
At this time, the fixing
可動ワイヤー42の引張りは、クランプ機構I70のストッパー61が可動部73の回動支点74を軸として回動させるものであるから、基準固定部72の上端の開口端72aと可動部73の上端の開口端73aとが閉じる方向に力が加わる。このとき、可動ワイヤー42と固定チューブ41との間に加わる外力は、スプリング75及びスプリング32の弾性力よりも強いから、基準固定部72の開口端72aと可動部73の開口端73aとが図2のクランプ状態となる。
The pulling of the movable wire 42 is such that the
逆に、操作クランプ10の操作レバー11の上側位置から図3に示す下側位置に回動させて停止させると、ピストン12は操作クランプ10の機構内からベース20内に突出し、ピストン12の端部に接続したピストンロッド14が、ベース20の一端の出力起立部23側に移動する。この状態では、ボルト31の頭部は、出力起立部23の貫通孔23aを挿通し、プレート30がベース20の一端の出力起立部23側に移動させられている。それによって、プレート30もベース20の一端の出力起立部23側に移動させられ、出力起立部23に当接して停止している。
Conversely, when the
図1の操作クランプ10の操作レバー11の上側位置から図3に示す下側位置に回動させるとき、ピストン12はベース20の起立部21側から出力起立部23側に膨張する。この変化を直接プレート30に伝えると、可動ワイヤー42がその速度に追随できず、湾曲し、その変化が、クランプ機構I70A、クランプ機構I70B、クランプ機構I70C、クランプ機構I70Dまで伝わらない可能性がある。そのようなことを防止するため、プレート30がスプリング32の弾性力でベース20の出力起立部23側に移動自在としている。
When the operation lever 11 of the
勿論、このときには、基準固定部72と可動部73との間のスプリング嵌合孔72b及び73bにあるスプリング75が自己の弾性力で膨張しようとし、可動ワイヤー42が湾曲しないように可動ワイヤー42の長さ方向に引っ張るから、可動ワイヤー42の移動量に応じて、ストッパー61の移動が可動部73の回動支点74を軸として回動し、基準固定部72の上端の開口端72aと可動部73の上端の開口端73aとが開口する。このとき、可動ワイヤー42と固定チューブ41との間に加わる外力は、スプリング75の弾性力及びスプリング32の弾性力により、基準固定部72の開口端72aと可動部73の開口端73aとが離れ、図3に示すクランプ解除状態になる。
Of course, at this time, the
このように、操作クランプ10の操作レバー11を図3に示す下側位置に回動させて停止させると、基準固定部72の開口端72aと可動部73の開口端73aとが開口し、ワークWのクランプ解除状態になる。ここでワークWを取外したり、新たなワークWの位置決めをクランプ機構I70A、クランプ機構I70B、クランプ機構I70C、クランプ機構I70Dで行う。そして、徐々に操作クランプ10の操作レバー11を図2に示す上方の位置に回動させ、ワークWをクランプ機構I70A、クランプ機構I70B、クランプ機構I70C、クランプ機構I70Dで、所定のタイミングでワークWをクランプする。ワークWのクランプ状態で所定の作業、例えば、測定、研削、手直し等の作業が終了すると、操作クランプ10の操作レバー11を図3に示す下側位置に回動させることによって、所定のクランプ解除をすることができる。
As described above, when the operation lever 11 of the
本実施の形態のワンタッチ複数クランプ操作装置は、作動杆としてのピストンロッド14を含むピストン12を往復動する操作クランプ10と、操作クランプ10が取付けられ、作動杆としてのピストンロッド14を含むピストン12の往復動を許容するベース20と、作動杆としてのピストンロッド14を含むピストン12に取付けられ、かつ、ベース20との間に付勢されたスプリング32が配設されたプレート30と、可動自在で伸縮しない固定チューブ41と、当該固定チューブ41内に挿通され、固定チューブ41との間で長さ方向に相対移動する可動ワイヤー42と、可動ワイヤー42の端部をクランプ機構I70の可動部73、固定チューブ41の端部をクランプ機構I70の基準固定部72に取付け、可動ワイヤー42の端部をプレート30に、固定チューブ41の端部をベース20にそれぞれ取付けたものである。
The one-touch multiple clamp operation device of the present embodiment includes an
本実施の形態の可動ワイヤー42の端部をクランプ機構I70の可動部73、また、固定チューブ41の端部をクランプ機構I70の基準固定部72に取付けた構成を逆にすることができる。即ち、可動ワイヤー42の端部をクランプ機構I70の基準固定部72、固定チューブ41の端部をクランプ機構I70の可動部73に取付けた構成とすることができる。
この実施の形態は、操作クランプ10の回動とワークWをクランプしたり、クランプ解除したりするのが逆動作となる。この構成は、クランプ機構I70の1個の接続のみを逆にしてもよいし、2個以上の接続を逆にしてもよい。
The configuration in which the end portion of the movable wire 42 of the present embodiment is attached to the movable portion 73 of the clamp mechanism I70 and the end portion of the fixed
In this embodiment, the rotation of the
また、本実施の形態の可動ワイヤー42の端部をベース20のプレート30、また、固定チューブ41の端部をベース20の出力起立部23に取付けた構成を逆にすることができる。即ち、可動ワイヤー42の端部をベース20の出力起立部23に、固定チューブ41の端部をベース20のプレート30に取付けた構成とすることができる。
この実施の形態は、操作クランプ10の回動とワークWをクランプしたり、クランプ解除したりするのが逆動作となる。この構成は、ベース20の出力起立部23側、ベース20のプレート30側の接続が1個のみを逆にしてもよいし、2個以上の接続を逆にしてもよい。
Moreover, the structure which attached the edge part of the movable wire 42 of this Embodiment to the
In this embodiment, the rotation of the
更に、本実施の形態の固定チューブ41の両側端部には、調節部45,60を配設し、可動ワイヤー42の端部には調節部50を配設したものである。固定チューブ41の両側端部は、固定チューブ41を固定する意味からもアウターワイヤーキャップ、アウターケーブルキャップとしての機能を持たすためにも使用が望ましい。
特に、調節部45,60、調節部50を設けると、クランプ及び/またはクランプ解除のタイミングを微調整できる。経年変化にも対応させることができる。
しかし、正確に可動ワイヤー42の両端の位置を設定できる場合には、省略することができる。
Furthermore, the
In particular, when the adjusting
However, it can be omitted if the positions of both ends of the movable wire 42 can be set accurately.
[クランプ機構II]
図1乃至図6の実施の形態ではクランプ機構Iの使用で説明したが、本発明を実施する場合には、次のように構成することができる。
図7及び図8に示すクランプ機構II80は、目的用途の基台に底部材81が図示しないボルトで取付けられる。それによって底部材81から延長され、図示しないボルト止め等によって起立されている基準固定部82が基準位置とされる。また、可動部83は基準固定部82の挿通孔82cに挿入された案内ピン84及び可動部83の底面でガイドされており、離脱することなく摺動自在に案内ピン84でガイドしている。
[Clamp mechanism II]
In the embodiment shown in FIGS. 1 to 6, the use of the clamping mechanism I has been described. However, when the present invention is carried out, it can be configured as follows.
In the clamp mechanism II80 shown in FIGS. 7 and 8, the bottom member 81 is attached to the base for the intended use with a bolt (not shown). Accordingly, the
連結ワイヤー40の固定チューブ41は、基準固定部82の挿通孔82bを挿通し、その端部が雄捩子端部62で可動部83に螺合状態とし、ゆるみ止めナット63でロックされる。また、可動ワイヤー42は底部材81から延長され立上片86の嵌合孔を通過し、立上片86の基準固定部82の反対側の面にストッパー61を設け、固着している。
The fixing
この状態で操作レバー11を上側と下側に回動し、その時のクランプ機構II80側の変化で基準固定部82の上端の開口端82aと可動部83の上端の開口端83aとが開閉するように位置を決定する。
したがって、基準固定部82と可動部83は、可動部83の底面で摺動し、その上端の開口端82aと開口端83aが閉または開、即ち、図7(a)及び図8(a)のクランプまたは図7(b)及び図8(b)のクランプ解除の設定ができる。
In this state, the operation lever 11 is rotated upward and downward, and the opening end 82a at the upper end of the
Accordingly, the reference fixed
このとき、クランプまたはクランプ解除の設定は、可動部83に対する雄捩子端部62の螺合状態及びそのゆるみ止めナット63で調整することができる。
勿論、ベース20の出力起立部23側で、雄捩子端部43と出力起立部23との螺合状態を調整し、ゆるみ止めナット44でそれをロックすることもできる。また、プレート30側の雄捩子端部52に螺合によって調節することもできる。この場合も、ゆるみ止めナット53をプレート30側に締め付けると、雄捩子端部52との螺合状態がゆるみ止めナット53でロックされ、可動ワイヤー42は、その端部に固着したゆるみ止めナット53で確実にプレート30に固着できる。
At this time, the setting of the clamp or the release of the clamp can be adjusted by the screwed state of the male
Of course, the screwed state of the male screw end portion 43 and the output
ここでは、連結ワイヤー40の固定チューブ41によって可動部83を移動させるものであり、可動部83を移動させるのは、このように可動ワイヤー42または固定チューブ41の何れであってもよい。
また、基準固定部82と可動部83との間に、基準固定部82と可動部83の開口端82aと開口端83aがクランプまたはクランプ解除を行うが、クランプ解除を維持すべく開口を維持するスプリングを基準固定部82と可動部83との間に配設してもよいし、それを省略することもできる。
Here, the
Further, between the reference fixed
[クランプ機構III]
図9及び図10において、このクランプ機構III90は、目的用途の基台に底部材91がボルト91aで取付けられる。それによって底部材91から延長され、起立されている基準固定部92が基準位置とされる。また、可動部93は回動支点94で軸支されており、その軸支が容易に離脱しないように捩子97で抜け止めを防止している。したがって、基準固定部92と可動部93は、回動支点94を軸として、その上端の開口端92aと開口端93aが閉または開、即ち、図9(a)及び図10(a)のクランプまたは図9(b)及び図10(b)のクランプ解除の設定ができる。
[Clamp mechanism III]
9 and 10, in the clamp mechanism III90, a
このとき、基準固定部92と可動部93の対向位置には、スプリング嵌合孔92b及び93bが形成されていて、そこに長さ方向に拡大する弾性力を有するスプリング75が挿入されている。したがって、連結ワイヤー40に外部からエネルギーが加えられていないとき、基準固定部92と可動部93の上端の開口端92aと開口端93aは開状態となっている。
At this time, spring fitting holes 92b and 93b are formed at opposing positions of the
ここで、まず、連結ワイヤー40の固定チューブ41は、その端部が雄捩子端部62と基準固定部92との螺合状態とし、ゆるみ止めナット63でロックされる。この状態で操作レバー11を上側と下側に回動し、その時のクランプ機構III90側の変化で基準固定部92の上端の開口端92aと可動部93の上端の開口端93aとが開閉するように可動ワイヤー42に取付けるストッパー61の位置を決定している。
なお、本実施の形態では、基準固定部92の上端の開口端92aと可動部93の上端の開口端93aとの間にギャップを持たせているが、本発明を実施する場合、所定のワークWを持つとき、その圧力を特定するために所定のギャップまたは開口形状を任意に設定できる。
Here, first, the fixing
In the present embodiment, a gap is provided between the opening end 92a at the upper end of the reference fixed
[クランプ機構IV]
このクランプ機構IV100は、図11及び図12に示すように、目的用途の基台に底部材101がボルト101aで取付けられる。それによって底部材101から延長され、起立されている基準固定部102の頂部が基準位置とされる。また、可動部105は回動支点107で軸支されており、その軸支が容易に離脱しないように回動自在に支持されている。
可動部105は、昇降ロッド105aと連結板105bと可動ロッド105c及び昇降ロッド105aと連結板105bとを接続する軸107a、連結板105bと可動ロッド105cとを接続する軸107bが配設され、昇降ロッド105aと可動ロッド105cとの運動を真逆にしている。即ち、昇降ロッド105aの上動及び下動は、平行した可動ロッド105cの下動及び上動となる。
[Clamp mechanism IV]
In the clamp mechanism IV100, as shown in FIGS. 11 and 12, a
The
昇降ロッド105aと連結板105bとを接続する軸107aは、連結板105bの嵌合を長孔とし、また、連結板105bと可動ロッド105c側も連結板105bの嵌合を長孔としている。そして、連結板105bの回動支点107は基準固定部102から突出した補助支持部材106に軸支されている。また、可動ロッド105cは基準固定部102に穿設した上下動挿通孔103aに挿入され、上下動挿通孔103aの内部を上下動する。更に、昇降ロッド105aは基準固定部102の底部材101側に形成した基準案内部104に穿設した挿通孔104aに挿入され、挿通孔104aの内部を上下動する。
なお、可動ロッド105cと昇降ロッド105aは、可動ロッド105cの重さを重くし、常に、可動ワイヤー42を上に引っ張るようにテンションを加えている。
The shaft 107a connecting the elevating rod 105a and the connecting plate 105b has a long hole for fitting the connecting plate 105b, and the connecting plate 105b and the movable rod 105c also have a long hole for fitting the connecting plate 105b. The
Note that the movable rod 105c and the lifting rod 105a increase the weight of the movable rod 105c and always apply tension to pull the movable wire 42 upward.
まず、連結ワイヤー40の固定チューブ41は、基準固定部102に接続された基準案内部104に穿設した挿通孔104aに雄捩子端部62が螺合されており、連結ワイヤー40の固定チューブ41が基準案内部104に固着されている。また、操作レバー11を上側と下側に回動し、その時のクランプ機構IV100側の変化で可動部105の上下動挿通孔103aを基準固定部102の上端を可動ロッド105cが上下動し、可動ワイヤー42に取付けるストッパー61の位置を決定する。
First, the fixed
勿論、ベース20の出力起立部23側で、雄捩子端部43と出力起立部23との螺合状態を調整し、ゆるみ止めナット44でそれをロックすることもできる。また、プレート30側の雄捩子端部62に螺合によって調節することもできる。この場合も、ゆるみ止めナット63をプレート30側に締め付けると、雄捩子端部62との螺合状態がゆるみ止めナット63でロックされ、可動ワイヤー42は、その端部に固着したゆるみ止めナット63で確実にプレート30に固着できる。
このとき、基準固定部102と可動部105の対向位置には、連結ワイヤー40に外部からエネルギーが加えられていないとき、基準固定部102から可動ロッド105cが突出していない状態であり、連結ワイヤー40の固定チューブ41と可動ワイヤー42との間にエネルギーが与えられると、基準固定部102から可動ロッド105cが突出する。
Of course, the screwed state of the male screw end portion 43 and the output
At this time, when no energy is applied to the connecting
ワークW側に可動ロッド105cが入る穴を設けておき、その穴に可動ロッド105cが入ったり、出たりすることにより、ワークWをクランプしたり、クランプ解除したりすることができる。
したがって、図7乃至図10のようなワークWを両側で挟持するものでない機構に対しても使用することができる。
A hole into which the movable rod 105c enters is provided on the workpiece W side, and the workpiece W can be clamped or released by entering or exiting the movable rod 105c.
Therefore, it can be used for a mechanism that does not sandwich the workpiece W as shown in FIGS.
この図17及び図18に示すクランプ機構IV130は、図11及び図12に示すクランプ機構IV100の変形例であり、目的用途の基台に底部材131がボルト131aで取付けられる。それによって底部材131から延長され、起立されている基準固定部132の頂部が基準位置とされる。また、可動部135は回動支点137で軸支されており、その軸支が容易に離脱しないように回動自在に支持されている。
可動部135は、昇降ロッド135aと連結板135bと可動ロッド135c及び昇降ロッド135aと連結板135bとを接続する軸137a、連結板135bと可動ロッド135cとを接続する軸137bが配設され、昇降ロッド135aと可動ロッド135cとの運動を真逆にしている。即ち、昇降ロッド135aの上動及び下動は、平行した可動ロッド135cの下動及び上動となる。
The clamp mechanism IV130 shown in FIGS. 17 and 18 is a modification of the clamp mechanism IV100 shown in FIGS. 11 and 12, and the bottom member 131 is attached to the base for the intended use with bolts 131a. Accordingly, the top portion of the reference fixing portion 132 that is extended and raised from the bottom member 131 is set as the reference position. The
The
昇降ロッド135aと連結板135bとを接続する軸137aは、連結板135bの嵌合を長孔とし、また、連結板135bと可動ロッド135c側も連結板135bの嵌合を長孔としている。そして、連結板135bの回動支点137は基準固定部132から突出した補助支持部材136に軸支されている。また、可動ロッド135cは基準固定部132に穿設した上下動挿通孔133aに挿入され、上下動挿通孔133aの内部を上下動する。更に、昇降ロッド135aは基準固定部132の底部材131側に形成した基準案内部134に穿設した挿通孔134aに挿入され、挿通孔134aの内部を上下動する。
なお、可動ロッド135cと昇降ロッド135aは、可動ロッド135cの重さを重くし、常に、可動ワイヤー42とと固定チューブ41との間を狭めるようにテンションを加えている。
The shaft 137a that connects the elevating rod 135a and the connecting plate 135b has a long hole for fitting the connecting plate 135b, and the connecting plate 135b and the movable rod 135c also have a long hole for fitting the connecting plate 135b. The pivot 137 of the connecting plate 135b is pivotally supported by the auxiliary support member 136 that protrudes from the reference fixing portion 132. The movable rod 135c is inserted into the vertical movement insertion hole 133a formed in the reference fixing portion 132, and moves up and down in the vertical movement insertion hole 133a. Further, the elevating rod 135a is inserted into an insertion hole 134a formed in the reference guide portion 134 formed on the bottom member 131 side of the reference fixing portion 132, and moves up and down in the insertion hole 134a.
Note that the movable rod 135c and the lifting rod 135a increase the weight of the movable rod 135c and always apply tension so as to narrow the gap between the movable wire 42 and the fixed
まず、昇降ロッド135aは基準案内部134を挿通自在になっている。連結ワイヤー40の可動ワイヤー42は、基準固定部132にストッパー61で接続されており、連結ワイヤー40の固定チューブ41は昇降ロッド135aに雄捩子端部62で接続され、雄捩子端部62はゆるみ止めナット63で固定されている。
また、操作レバー11を上側と下側に回動し、その時のクランプ機構IV130側の変化で可動部135の上下動挿通孔133aを基準固定部132の上端を可動ロッド135cが上下動し、可動ワイヤー42と固定チューブ41の取付位置を決定している。
First, the lifting rod 135a can be inserted through the reference guide portion 134. The movable wire 42 of the connecting
Further, the operating lever 11 is rotated upward and downward, and the movable rod 135c moves up and down through the vertical movement insertion hole 133a of the
可動ワイヤー42は、基準固定部132に接続された基準案内部134に穿設した挿通孔134aに挿通しており、連結ワイヤー40の可動ワイヤー42の先端がストッパー61によって、基準固定部132に固着されている。このとき、操作レバー11を上側と下側に回動し、その時のクランプ機構IV130側の変化で可動部135の上下動挿通孔133aを基準固定部132の上端を可動ロッド135cが上下動し、可動ワイヤー42に取付けるストッパー61の位置を決定する。
The movable wire 42 is inserted through an insertion hole 134 a formed in the reference guide portion 134 connected to the reference fixing portion 132, and the distal end of the movable wire 42 of the connecting
このとき、基準固定部132と可動部135の対向位置には、連結ワイヤー40に外部からエネルギーが加えられていないとき、基準固定部132から可動ロッド135cが突出していない状態であり、連結ワイヤー40の固定チューブ41と可動ワイヤー42との間にエネルギーが与えられると、基準固定部132から可動ロッド135cが突出する。
ワークW側に可動ロッド135cが入る穴を設けておき、その穴に可動ロッド135cが入ったり、出たりすることにより、ワークWをクランプしたり、クランプ解除したりすることができる。
したがって、図7乃至図10のようなワークWを両側で挟持するものでない機構に対しても使用することができる。また、連結ワイヤー40の可動ワイヤー42と固定チューブ41の取付位置は、用途によって任意に設定できる。
At this time, when no energy is applied to the
By providing a hole through which the movable rod 135c enters on the workpiece W side, and the movable rod 135c enters or exits from the hole, the workpiece W can be clamped or unclamped.
Therefore, it can be used for a mechanism that does not sandwich the workpiece W as shown in FIGS. Moreover, the attachment position of the movable wire 42 of the
[クランプ機構V]
このクランプ機構V110は、図13及び図14に示すように、目的用途の基台に基準固定部112がボルト112bで取付けられる。また、可動部113は2本のスライドロッド114a及びスライドロッド114bに螺着されている。即ち、2本のスライドロッド114a及びスライドロッド114bは可動部113と共に、同時に、基準固定部112を移動するもので、本実施の形態では丸棒状の形態を有しているが、四角棒状の形態等、その形態は直線性を維持できるものであればよい。本実施の形態では、基準固定部112と可動部113との間には、2本のスライドロッド114a及びスライドロッド114bにスプリング115a、スプリング115bが配設されていて、基準固定部112と可動部113は、その上端の開口端112aと開口端113aが通常状態で図13(a)及び図14(a)に示すように、開を維持しようとされている。
このとき、基準固定部112と可動部113の対向位置には、スプリング嵌合孔が形成されていないが、それを設けることもできる。
[Clamp mechanism V]
In the clamp mechanism V110, as shown in FIGS. 13 and 14, a reference fixing portion 112 is attached to a base for intended use with a bolt 112b. The movable portion 113 is screwed to the two slide rods 114a and the slide rod 114b. That is, the two slide rods 114a and the slide rod 114b move simultaneously with the movable portion 113 along the reference fixing portion 112. In this embodiment, the slide rod 114a and the slide rod 114b have a round bar shape, but a square bar shape. Etc., as long as the linearity can be maintained. In the present embodiment, between the reference fixed portion 112 and the movable portion 113, the two slide rods 114a and the slide rod 114b are provided with springs 115a and 115b. The open end 112a and the open end 113a of the upper end 113 are to be kept open as shown in FIGS. 13A and 14A in a normal state.
At this time, a spring fitting hole is not formed at the opposing position of the reference fixed portion 112 and the movable portion 113, but it can be provided.
したがって、連結ワイヤー40に外部からエネルギーが加えられていないとき、基準固定部112と可動部113の上端の開口端112aと開口端113aは図13(b)及び図14(b)に示すように、開状態となっている。
ここで、まず、連結ワイヤー40の固定チューブ41は、その端部が雄捩子端部62と基準固定部112との螺合状態とし、ゆるみ止めナット63でロックされる。この状態で操作レバー11を上側と下側に回動し、その時のクランプ機構V110側の変化で基準固定部112の上端の開口端112aと可動部113の上端の開口端113aとが開閉するように可動ワイヤー42に取付けるストッパー61の位置を決定する。
Therefore, when no energy is applied to the connecting
Here, first, the fixing
勿論、ベース20の出力起立部23側で、雄捩子端部43と出力起立部23との螺合状態を調整し、ゆるみ止めナット44でそれをロックすることもできる。また、プレート30側の雄捩子端部62に螺合によって調節することもできる。この場合も、ゆるみ止めナット63をプレート30側に締め付けると、雄捩子端部62との螺合状態がゆるみ止めナット63でロックされ、可動ワイヤー42は、その端部に固着したゆるみ止めナット63で確実にプレート30に固着できる。
Of course, the screwed state of the male screw end portion 43 and the output
[クランプ機構VI]
このクランプ機構VI120は、図15及び図16に示すように、目的用途の基台にサドル状脚121の取付孔121aが図示しないボルトで取付けられる。それによって、サドル状脚121と一体に形成されている基準固定部122の開口端122aの位置が決定され、起立されている基準固定部122が基準位置とされる。また、可動部123はスライド部128で基準固定部122に摺動自在に挿通され、スライド部128が可動部123から下方に落下しないように嵌合している。即ち、可動部123の開口に可動部123のスライド部128を挿入させ、その端部をボルト・ナット止め129で止めて、可動部123の開口から可動部123の離脱を防止している。
したがって、基準固定部122と可動部123は、スライド部128によって、その上端の開口端122aと開口端123aが図15(a)及び図16(a)に示すように閉または図15(b)及び図16(b)に示すように開を行う。
[Clamp mechanism VI]
As shown in FIGS. 15 and 16, in the clamp mechanism VI120, a mounting hole 121a of a saddle-like leg 121 is attached to a base for a purpose application with a bolt (not shown). Thereby, the position of the opening end 122a of the
Accordingly, the reference fixed
このとき、基準固定部122と可動部123の対向位置には、スプリング嵌合孔122bが形成されていて、そこに連結ワイヤー40の長さ方向に拡大する弾性力を有するスプリング125が挿入されている。したがって、連結ワイヤー40に外部からエネルギーが加えられていないとき、基準固定部122と可動部123の上端の開口端122aと開口端123aは開状態となっている。
At this time, a spring fitting hole 122b is formed at a position opposite to the reference fixed
ここで、まず、連結ワイヤー40の固定チューブ41は、その端部が雄捩子端部62と基準固定部122との螺合状態とし、ゆるみ止めナット63でロックされる。この状態で操作レバー11を上側と下側に回動し、その時のクランプ機構VI120側の変化で基準固定部122の上端の開口端122aと可動部123の上端の開口端123aとが開閉するように可動ワイヤー42に取付けるストッパー61の位置を決定する。
Here, first, the fixing
勿論、ベース20の出力起立部23側で、雄捩子端部43と出力起立部23との螺合状態を調整し、ゆるみ止めナット44でそれをロックすることもできる。また、プレート30側の雄捩子端部62に螺合によって調節することもできる。この場合も、ゆるみ止めナット63をプレート30側に締め付けると、雄捩子端部62との螺合状態がゆるみ止めナット63でロックされ、可動ワイヤー42は、その端部に固着したゆるみ止めナット63で確実にプレート30に固着できる。
Of course, the screwed state of the male screw end portion 43 and the output
図19及び図20に示すクランプ機構VI140は、図15及び図16に示すクランプ機構VI120の変形例である。
目的用途の基台にサドル状脚141の取付孔141aが図示しないボルトで取付けられる。それによって、サドル状脚141と一体に形成されている基準固定部142の開口端142aの位置が決定され、起立されている基準固定部142が基準位置とされる。また、可動部143はスライド部148で基準固定部142に摺動自在に挿通され、スライド部148が可動部143から下方に落下しないように嵌合している。即ち、可動部143の開口に可動部143のスライド部148を挿入させ、その端部をボルト・ナット止め149で止めて、可動部143の開口から可動部143の離脱を防止している。
したがって、基準固定部142と可動部143は、スライド部148によって、その上端の開口端142aと開口端143aが図19(a)及び図20(a)に示すように閉または図19(b)及び図20(b)に示すように開を行う。
A clamp mechanism VI140 shown in FIGS. 19 and 20 is a modification of the clamp mechanism VI120 shown in FIGS.
The mounting hole 141a of the saddle-shaped leg 141 is attached to the base for the intended use with a bolt (not shown). Thereby, the position of the open end 142a of the
Therefore, the reference fixed
ここで、連結ワイヤー40の固定チューブ41は、その端部が雄捩子端部62と可動部143との螺合状態とし、ゆるみ止めナット63でロックされる。この状態で操作レバー11を上側と下側に回動し、その時のクランプ機構VI140側の変化で基準固定部142の上端の開口端142aと可動部143の上端の開口端143aとが開閉するように可動ワイヤー42を基準固定部142に取付けるストッパー61の位置を決定する。
このとき、基準固定部142と可動部143の対向位置には、スプリング嵌合孔142bが形成されていて、そこに連結ワイヤー40の長さ方向に拡大する弾性力を有するスプリング145が挿入されている。したがって、連結ワイヤー40に外部からエネルギーが加えられていないとき、基準固定部142と可動部143の上端の開口端142aと開口端143aは開状態となっている。連結ワイヤー40の固定チューブ41と可動ワイヤー42との間を狭める外力、即ち、連結ワイヤー40の固定チューブ41に対して、可動ワイヤー42をスプリング145の弾性力に抗して相対移動させると、開口端142aと開口端143aが図19(a)及び図20(a)に示すように閉となる。
Here, the fixed
At this time, a spring fitting hole 142b is formed at a position opposite to the reference fixed
以上のように、上記実施の形態のワンタッチ複数クランプ操作装置は、複数個所で安定停止する操作レバー11の操作によって、作動杆としてのピストンロッド14を含むピストン12を往復動する操作クランプ10と、操作クランプ10が取付けられ、作動杆としてのピストンロッド14を含むピストン12の往復動を許容するベース20と、作動杆としてのピストンロッド14を含むピストン12に取付けられ、かつ、ベース20との間に付勢されたスプリング32が配設されたプレート30と、可動自在で伸縮しない固定チューブ41と、当該固定チューブ41内に挿通され、固定チューブ41との間で長さ方向に相対移動する可動ワイヤー42と、固定チューブ41または可動ワイヤー42の何れか一方の端部をクランプ機構70,80,90,100,110,120の可動部73,83,93,105,113,123、固定チューブ41または可動ワイヤー42の他方の端部をクランプ機構70,80,90,100,110,120の基準固定部72,82,92,102,112,122に取付け、固定チューブ41または可動ワイヤー42の何れか一方の端部をプレート30に、固定チューブ41または可動ワイヤー42の他方の端部をベース20にそれぞれ取付けたものである。
As described above, the one-touch multiple clamp operation device of the above embodiment includes the
したがって、作動杆としてのピストンロッド14を含むピストン12を往復動する操作クランプ10の操作によって、ベース20に対して作動杆としてのピストンロッド14を含むピストン12が往復動する。この作動杆としてのピストンロッド14を含むピストン12とべースとの相対移動は、固定チューブ41と可動ワイヤー42との相対移動となり、その相対移動が固定チューブ41または可動ワイヤー42の何れか一方の端部を可動部73,83,93,105,113,123に、固定チューブ41または可動ワイヤー42の他方の端部を基準固定部72,82,92,102,112,122にそれぞれ取付けたクランプ機構70,80,90,100,110,120が動作する。このとき、固定チューブ41と可動ワイヤー42の端部に配設されたクランプ機構70,80,90,100,110,120の動作は、固定チューブ41と可動ワイヤー42の取付け位置によってその動作のタイミングが決定されるから、必要なタイミングで個々のクランプ機構70,80,90,100,110,120を動作させることができる。
Therefore, the piston 12 including the
よって、複数のクランプ機構70,80,90,100,110,120を1個の操作クランプの制御で行い、かつ、各クランプまたはクランプ解除を個々に設定自在であり、各クランプ機構70,80,90,100,110,120の種類も任意に選択可能なワンタッチ複数クランプ操作装置となる。
Therefore, the plurality of
上記実施の形態のワンタッチ複数クランプ操作装置の固定チューブ41または可動ワイヤー42には、少なくとも一端に長さを調節する調節部45,50,60を配設したものであるから、各クランプ機構70,80,90,100,110,120でその動作のタイミングの微調整が可能となり、経年変化等の個々のクランプ機構70,80,90,100,110,120の動作タイミングを調整できる。
Since the fixed
上記実施の形態のワンタッチ複数クランプ操作装置の作動杆としてのピストンロッド14を含むピストン12に取付けられたプレート30は、作動杆としてのピストンロッド14を含むピストン12に取付けられるプレート30の接続位置が調整自在な調節部を配設したものであるから、全クランプ機構70,80,90,100,110,120の動作のタイミングを同時に変化させることができる。
The
上記実施の形態のワンタッチ複数クランプ操作装置のベース20とプレート30との間に付勢されたスプリング32は、可動ワイヤー42を押圧する方向に付勢されていることから、可動ワイヤー42が押されることによる固定チューブ41内の摩擦により湾曲する可能性があるが、ベース20とプレート30との間のスプリング32によって付勢力を付与し、特定のクランプ機構70,80,90,100,110,120に対してのみ大きな押圧力が加わるのを防止することができ、可動ワイヤー42の曲がるのを防止できる。
Since the
上記実施の形態のワンタッチ複数クランプ操作装置としては、複数個のクランプ機構に関し、特に、ワンタッチ動作によって複数個のクランプ機構を同時に操作するものであり、そのクランプまたはクランプ解除のストロークは、操作側のストロークに拘束されないから、ワークの厚み、構造に拘束されないで使用することができる。また、クランプ機構を他の機構に置き換えることもできる。 The one-touch multiple clamp operation device of the above-described embodiment relates to a plurality of clamp mechanisms, and in particular, operates a plurality of clamp mechanisms simultaneously by a one-touch operation. Since it is not restricted by the stroke, it can be used without being restricted by the thickness and structure of the workpiece. Further, the clamp mechanism can be replaced with another mechanism.
10 操作クランプ
11 操作レバー
12 ピストン
14 ピストンロッド
20 ベース
30 プレート
32 スプリング
41 固定チューブ
42 可動ワイヤー
73,83,93,105,113,123 可動部
72,82,92,102,112,122 基準固定部
70,80,90,100,110,120 クランプ機構
45,50,60 調節部
10 Operation clamp 11 Operation lever 12
Claims (5)
前記操作クランプが取付けられ、前記作動杆の往復動を許容するベースと、
前記作動杆に取付けられ、かつ、前記ベースとの間に付勢されたスプリングが配設されたプレートと、
可動自在で伸縮しない固定チューブと、当該固定チューブ内に挿通され、前記固定チューブとの間で長さ方向に相対移動する可動ワイヤーと、
前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの何れか一方の端部を可動部、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの他方の端部を基準固定部に取付けたクランプ機構とを具備し、
前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの何れか一方の端部を前記プレートに、前記固定チューブまたは前記可動ワイヤーの他方の端部を前記ベースにそれぞれ取付けたことを特徴とするワンタッチ複数クランプ操作装置。 An operation clamp that reciprocates the operating rod by operating an operation lever that stably stops at multiple locations;
A base to which the operation clamp is attached and which allows the operating rod to reciprocate;
A plate attached to the operating rod and provided with a spring biased between the base and the base;
A movable tube that is movable and does not expand and contract, and a movable wire that is inserted into the fixed tube and moves relative to the fixed tube in the length direction;
A clamp mechanism in which either one end of the fixed tube or the movable wire is attached to a movable part, and the other end of the fixed tube or the movable wire is attached to a reference fixed part;
One-touch multiple clamp operation device, wherein one end of either the fixed tube or the movable wire is attached to the plate, and the other end of the fixed tube or the movable wire is attached to the base.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012188569A JP2014046373A (en) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | Plurality of single clamping operation devices |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105867439A (en) * | 2016-06-22 | 2016-08-17 | 新昌县七星街道鑫瑞机械厂 | Efficient thickness control device |
CN106155118A (en) * | 2016-06-22 | 2016-11-23 | 新昌县七星街道鑫瑞机械厂 | The good thickness control device of a kind of management and control effect |
-
2012
- 2012-08-29 JP JP2012188569A patent/JP2014046373A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105867439A (en) * | 2016-06-22 | 2016-08-17 | 新昌县七星街道鑫瑞机械厂 | Efficient thickness control device |
CN106155118A (en) * | 2016-06-22 | 2016-11-23 | 新昌县七星街道鑫瑞机械厂 | The good thickness control device of a kind of management and control effect |
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