JP2014045625A - 蓄電システム - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電池の劣化を抑制しつつ効率的な充電を行う。
【解決手段】複数の蓄電池ブロック11[1]〜11[n]が複数の電力変換回路12[1]〜12[n]を介して互いに並列接続される。制御部33は、電力変換回路12[1]〜12[n]を制御することで、各蓄電池ブロックへの充電電流を制御する。各蓄電池ブロックの内部抵抗値のSOC依存性に基づく基準SOCが制御部33に与えられる。基準SOCは、内部抵抗値が極大値をとるときのSOCとして規定されている。制御部33は、基準SOCと一致する又は基準SOCに近いSOCを持つ蓄電池ブロックへの充電電流が他の蓄電池ブロックよりも抑制されるように、充電源13の出力電力に基づく電流を蓄電池ブロック11[1]〜11[n]に分配する。
【選択図】図2
【解決手段】複数の蓄電池ブロック11[1]〜11[n]が複数の電力変換回路12[1]〜12[n]を介して互いに並列接続される。制御部33は、電力変換回路12[1]〜12[n]を制御することで、各蓄電池ブロックへの充電電流を制御する。各蓄電池ブロックの内部抵抗値のSOC依存性に基づく基準SOCが制御部33に与えられる。基準SOCは、内部抵抗値が極大値をとるときのSOCとして規定されている。制御部33は、基準SOCと一致する又は基準SOCに近いSOCを持つ蓄電池ブロックへの充電電流が他の蓄電池ブロックよりも抑制されるように、充電源13の出力電力に基づく電流を蓄電池ブロック11[1]〜11[n]に分配する。
【選択図】図2
Description
本発明は、蓄電システムに関する。
図11に、リチウムイオン電池等の蓄電池のSOC(State Of Charge)及び内部抵抗値間の関係例を示す。リチウムイオン電池等の蓄電池では、基本的に充電率であるSOCが高くなるにつれて内部抵抗値が減少することが多いが、SOCが中程度の領域で蓄電池内の電流の伝達メカニズムが変化し、その変化の前後において蓄電池内のイオンが動きにくくなって内部抵抗値が局所的に大きくなることがある。この局所的な増大に対応する、蓄電池の内部抵抗値に極大値をとらせるSOCをピークSOC(ピーク充電率)と呼ぶ。内部抵抗値が大きい状態で比較的大きな充電電流を流せば発熱等の影響により蓄電池の劣化が促進されるであろうとの考えの下、充電時において内部抵抗値を逐次測定し、内部抵抗値が高いときには充電電流を抑制する方法も提案されている(下記特許文献1参照)。
但し、低蓄電システム全体で見た内部抵抗値を基にして一律に充電電流を分配する方法では、個々の蓄電池ブロックの個体差や劣化度によって特性にばらつきが生じている場合、時間的に効率的な充電が期待できない。すなわち、蓄電システム全体の内部抵抗特性に応じて充電電流値を制御すると、ある蓄電池ブロックの内部抵抗値が充電電流を抑制する必要がない場合でも他の蓄電池ブロックの内部抵抗値の影響により抑制が必要と判断され、全体として充電電流を抑制する期間が増大し、結果として充電時間が増大してしまう恐れがあった。SOCとの関係を考慮し、真に必要なタイミング(例えば上記ピークSOCに対応するタイミング)において充電電流を抑制することが、効率的な充電と劣化抑制の両立には肝要と考えられる。
そこで本発明は、蓄電システム全体の劣化抑制を図りつつ効率的な充電(蓄電)を可能とする蓄電システムを提供することを目的とする。
本発明に係る蓄電システムは、複数の蓄電池ブロックと、前記複数の蓄電池ブロックに対応して設けられた複数の電力変換回路と、各蓄電池ブロックの充電率を導出する充電率導出部と、各電力変換回路を制御することで各蓄電池ブロックへの充電電流を制御する制御部と、を備え、前記複数の蓄電池ブロックは、前記複数の電力変換回路を介して互いに並列接続され、各電力変換回路は、前記制御部の制御の下、充電源の出力電力に基づく電流を、対応する蓄電池ブロックに供給し、前記制御部は、各蓄電池ブロックの内部抵抗値の充電率依存性に応じたデータと、各蓄電池ブロックの充電率とに基づき、前記複数の電力変換回路の制御を介して、前記出力電力に基づく電流を前記複数の蓄電池ブロックに分配する。
本発明によれば、蓄電システム全体の劣化抑制を図りつつ効率的な充電(蓄電)を可能とする蓄電システムを提供することが可能である。
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量、状態量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって該記号又は符号に対応する情報、信号、物理量、状態量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。
図1に、本発明の実施形態に係る蓄電池ブロック11、電力変換回路12及び充電源13の接続関係を示す。蓄電池ブロック11は、1以上の蓄電池から成る。蓄電池ブロック11を形成する蓄電池は任意の種類の蓄電池(二次電池)であり、例えば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池である。本明細書において、放電及び充電とは、特に記述無き限り、蓄電池ブロック11(蓄電池ブロック内の蓄電池)の放電及び充電を指す。充電源13は、蓄電池ブロック11に充電電力を供給可能な任意の電力源であり、例えば、自然エネルギ(太陽光、水力、風力、地熱等)に基づく発電を行って発電電力を出力する電力源、又は、商用交流電源(若しくは商用交流電源に接続された電力系統)である。電力変換回路12は、充電源13の出力電力に対し電力変換(直流/直流変換又は交流/直流変換)を行って、得られた直流電力を充電電力として蓄電池ブロック11に供給する。蓄電池ブロック11は、電力変換回路12を介して任意の負荷(不図示)に対し放電電力を供給することもできるが、以下では、特に記述無き限り、蓄電池ブロック11の充電に関わる動作及び構成を説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る蓄電システム1の全体構成図である。蓄電システム1には、蓄電池ブロック11と電力変換回路12の組が、n組、並列接続されている。nは2以上の整数である。n個の蓄電池ブロック11の構造を互いに異ならせることも可能であるが、ここでは、n個の蓄電池ブロック11は互いに同じ構造を有しているものとする。第i組目の蓄電池ブロック11及び電力変換回路12を、夫々、特に記号11[i]及び12[i]によって表す。iは任意の整数である。そうすると、蓄電システム1は、蓄電池ブロック11[1]〜11[n]及び電力変換回路12[1]〜12[n]を備えていることになる。蓄電システム1は、更に符号31〜33によって参照される各部位を備えると共に、後述される任意の電圧センサ及び電流センサ(図3参照)を備える。充電源13も蓄電システム1の構成要素に含まれると考えても良い。
蓄電池ブロック11[i]に対応する電力変換回路12[i]は蓄電池ブロック11[i]に直列接続されており、蓄電池ブロック11及び電力変換回路12の直列回路が、n組、互いに並列接続されている。即ち、蓄電池ブロック11[1]〜11[n]は、電力変換回路12[1]〜12[n]を介して互いに並列接続されている。制御部33は、電力変換回路12[1]〜12[n]の夫々の動作を制御し、電力変換回路12[1]〜12[n]は、夫々、制御部33の制御の下、充電源13の出力電力に基づく充電電流を蓄電池ブロック11[1]〜11[n]に供給することができる。
SOC算出部31は、蓄電池ブロック11[1]〜11[n]の夫々の充電率を算出する。蓄電池ブロック11の充電率は蓄電池ブロック11のSOC(State Of Charge)として表現される。蓄電池ブロック11[i]のSOCを記号SOC[i]にて表す。周知の如く、SOC[i]は、蓄電池ブロック11[i]の満充電容量に対する蓄電池ブロック11[i]の残容量の比である。
蓄電池ブロック11ごとに、蓄電池ブロック11の出力電圧(換言すれば、蓄電池ブロック11の端子電圧)を測定する電圧センサ及び蓄電池ブロック11に流れる電流を測定する電流センサを設けておくことができる。図3に示す如く、蓄電池ブロック11[i]に対して設けられた電圧センサ及び電流センサを夫々記号14[i]及び15[i]にて参照する。蓄電池ブロック11[i]の出力電圧の値又は電圧センサ14[i]の測定値を記号V[i]にて表し、蓄電池ブロック11[i]に流れる電流の値又は電流センサ15[i]の測定値を記号I[i]にて表す。電圧センサ14[i]は、蓄電池ブロック11[i]の出力電圧(換言すれば、蓄電池ブロック11[i]の端子電圧)を測定することで電圧値V[i]を表す信号を出力する。電流センサ15[i]は、蓄電池ブロック11[i]に流れる電流を測定することで電流値I[i]を表す信号を出力する。
SOC算出部(充電率導出部)31は、蓄電池ブロック11[1]〜11[n]のSOC、即ち、SOC[1]〜SOC[n]を求める。SOC算出部31は、蓄電池ブロック11[1]〜11[n]の夫々について、電圧センサ14[i]にて測定された電圧値V[i]に基づき、又は、電圧センサ14[i]にて測定された電圧値V[i]及び電流センサ15[i]にて測定された電流値I[i]に基づき、公知の任意のSOC算出方法に従って各時刻のSOC[i]を算出することができる。SOC算出部31は、算出した各時刻のSOC[1]〜SOC[n]を制御部33に送る。
例えば、SOC算出部31は、蓄電池ブロック11[i]に電流が流れていない状態での電圧値V[i]を、蓄電池ブロック11[i]の開放電圧値として電圧センサ14[i]から取得し、所定のテーブルデータ(蓄電池ブロック11の開放電圧値と蓄電池ブロック11のSOCとの関係を示す既知データ)を用いて、開放電圧値として取得した電圧値V[i]をSOC[i]に変換する。或いは例えば、SOC算出部31は、蓄電池ブロック11[i]に電流が流れている状態において、電圧値V[i]及び電流値I[i]から蓄電池ブロック11[i]の開放電圧値を推定し、上記テーブルデータを用いて推定開放電圧値をSOCに変換することでSOC[i]を求めても良い。
或る時刻においてSOC[i]が求められた後は、電流値I[i]の積算を介して各時刻のSOC[i]を求めることが可能である。即ち例えば、蓄電池ブロック11[i]の充電が行われる際、SOC算出部31は、電流センサ15[i]から電流値I[i]を順次取得して、任意の積算対象期間中の電流値I[i]を積算することにより当該積算対象期間中における蓄電池ブロック11[i]の充電電流の総量ΣIを求め、その総量ΣIと、当該積算対象期間の開始時点における蓄電池ブロック11[i]のSOCと、蓄電池ブロック11[i]の満充電容量とから、当該積算対象期間の終了時点における蓄電池ブロック11[i]のSOCを求めることができる。これにより、任意の時刻の蓄電池ブロック11[i]のSOCを導出可能である。
1つの蓄電池ブロック11は1つの蓄電池モジュールから形成されていても良いが、本実施形態では、図4に示す如く、1つの蓄電池ブロック11が複数の蓄電池モジュール(蓄電池パック)21から形成されているものとする。図4では、蓄電池ブロック11[i]が3つの蓄電池モジュール21の直列回路から形成されているが、蓄電池ブロック11[i]を形成する蓄電池モジュール21の個数は任意であり、また、蓄電池ブロック11[i]に内包される2以上の蓄電池モジュール21が互いに並列接続されていても構わない。各々の蓄電池モジュール21は、蓄電池の最小単位であるセルを複数個組み合わせて形成される。複数の蓄電池モジュール21から成る蓄電池ブロック11[i]と電力変換回路12[i]は1つのストリングSTR[i]を形成し、結果、蓄電システム1内には、計n個のストリングSTR[1]〜STR[n]が設けられることになる。
蓄電池ブロック11[i]のSOC[i]は、蓄電池ブロック11[i]を形成する各蓄電池モジュール21のSOCの平均値であって良い。蓄電池モジュール21のSOCを算出するモジュールSOC算出部(不図示)が蓄電池モジュール21ごとにSOC算出部31に含まれていると考えても良く、この場合、蓄電システム1内に設けられる全蓄電池モジュール21の個数分のモジュールSOC算出部を統合したものが、SOC算出部31に相当する。
図5に示す如く、例えば、蓄電池モジュール21の出力電圧(換言すれば、蓄電池モジュール21の端子電圧)を測定する電圧センサ22及び蓄電池モジュール21に流れる電流を測定する電流センサ23を蓄電池モジュール21ごとに設けておくことができ、モジュールSOC算出部24は、電圧センサ22及び電流センサ23の測定結果に基づき、対応する蓄電池モジュール21のSOCを算出することができる(算出方法は、上述のSOC[i]の算出方法と同様である)。蓄電池モジュール21と、蓄電池モジュール21に対する電圧センサ22及び電流センサ23と、モジュールSOC算出部24を含むモジュール制御部25を、1つの筐体内に収めたユニットを形成し、当該ユニットを複数個組み合わせることで蓄電池ブロック11[i]が形成されても良い。制御部33が、各モジュールSOC算出部24から各蓄電池モジュール21のSOCの情報を受け、その情報を制御部33内で統合することにより制御部33内でSOC[1]〜SOC[n]が求められても良い。
制御部33は、電力変換回路12ごとに、蓄電池ブロック11に供給される充電電流の値を指定する電流指令値を作成する。電力変換回路12[i]に対して作成される電流指令値を記号I*[i]にて表す。電力変換回路12[i]は、電流指令値I*[i]に従った電流値を持つ充電電流が蓄電池ブロック11[i]に供給されるように、充電源13の出力電力に対する電力変換を行う。この電力変換には、充電源13の出力電力に基づく直流電力を蓄電池ブロック11[i]に対する充電用の直流電力に変換するための直流/直流変換が含まれ、電力変換回路12[i]は、直流/直流変換を行う直流/直流変換回路であって良い。電流指令値I*[i]に応じて直流/直流変換における昇圧比又は降圧比が制御される。
図6に、蓄電池ブロック11の内部抵抗値と蓄電池ブロック11のSOCとの関係、即ち、蓄電池ブロック11の内部抵抗値の充電率依存性(以下、R_SOC依存性という)を示す。
蓄電システム1の内部又は外部に設けられうる抵抗特性測定部40(図7(a)参照)は、所定の測定用期間310において、R_SOC依存性を調べることができる。図8に示す如く、測定用期間310は後述の充電期間320の前にある。測定用期間310は、蓄電池ブロック11[i]又は蓄電池モジュール21の設計、製造又は出荷時に設けられる期間であっても良い。この場合、図7(b)に示す如く、抵抗特性測定部40は、蓄電システム1の外部に設けられた実験用装置であっても良い(但し、抵抗特性測定部40を蓄電システム1内に設けておくことも可能である)。測定用期間310は、蓄電池ブロック11[i]又は蓄電池モジュール21の製造及び出荷後に設けられる期間であっても良い。この場合、抵抗特性測定部40は蓄電システム1内に設けられる。
抵抗特性測定部40は、蓄電システム1に内包される蓄電池ブロック11を評価蓄電池として取り扱うことができる。評価蓄電池は、蓄電システム1に内包されない蓄電池ブロックであっても良い(即ち、図2の蓄電池ブロック11[1]〜11[n]とは別に用意した、図示されない蓄電池ブロックが評価蓄電池であっても良い)。但し、評価蓄電池として機能する、蓄電システム1に内包されない蓄電池ブロック(以下、便宜上、外部蓄電池ブロックという)は、蓄電システム1に内包される蓄電池ブロック11と同じ構造を有するものとする。今、説明の便宜上、評価蓄電池が蓄電池ブロック11[i]であるとし、評価蓄電池11[i](即ち蓄電池ブロック11[i])の内部抵抗値を記号R[i]にて表す。
そうすると、測定用期間310において、抵抗特性測定部40は、評価蓄電池11[i]のSOC[i]を所定の評価SOCにした状態で電流値I[i]を第1電流値(例えばゼロ)から第2電流値へ変動させ、この変動前後における評価蓄電池11[i]の出力電圧(端子電圧)の変動量ΔV[i]を電圧センサ14[i]の出力信号から取得する第1工程と、その変動量ΔV[i]を電流値I[i]の変動量ΔI[i](即ち、第1及び第2電流値間の差)にて除することで、当該評価SOCに対応する内部抵抗値R[i]を算出する第2工程と、を実行する(即ち、R[i]=ΔV[i]/ΔI[i])。第1及び第2工程の組を1回分実行することで、1つの評価SOCに対応する内部抵抗値R[i]が求まる。測定用期間310において、抵抗特性測定部40は、評価SOCを順次変更しながら(例えば、SOCの1%刻みで変化させながら)第1及び第2工程を繰り返し実行することで、評価蓄電池11[i]に対するR_SOC依存性を得ることができる。
抵抗特性測定部40は、得られたR_SOC依存性に基づき、所定値(例えば10%)以上を有するSOCの範囲の中から内部抵抗値R[i]に極大値をとらせるSOC[i]をピークSOCとして抽出する。極大値の意義から明らかであるが、SOC[i]の増加に伴って内部抵抗値R[i]が増加から減少に転じるときの内部抵抗値R[i]は極大値である。
図2のデータ保持部32は、上記のピークSOCを所定の基準SOC(基準充電率)として保持する。基準SOCは制御部33に読み取られる。但し、データ保持部32は、R_SOC依存性の全体を示すデータを保持していても良い。R_SOC依存性の全体を示すデータには基準SOCの情報が含まれているため、制御部33は、当該データから基準SOCを認識することができる。
抵抗特性測定部40は、蓄電池ブロック11[1]〜11[n]の内の2以上の蓄電池ブロック11を2以上の評価蓄電池として捉えて、又は、2以上の外部蓄電池ブロックを2以上の評価蓄電池として捉えて、評価蓄電池ごとにピークSOCを特定し、特定された2以上のピークSOCを統計処理することで基準SOCを決定しても良い(例えば、特定された2以上のピークSOCの平均値が基準SOCであっても良い)。何れにせよ、1以上の評価蓄電池についてのR_SOC依存性に基づき基準SOCの値が設定され、その値をデータ保持部32に保持させておくことができる。
基準SOCは個々の蓄電池ブロック11の真のピークSOCと若干相違するかもしれないが、蓄電システム1において、基準SOCは、各蓄電池ブロック11の内部抵抗値が極大値を持つSOCとして規定されており(換言すれば、各蓄電池ブロック11においてSOCの増加に伴って内部抵抗値が増加から減少に転じるときのSOCとして規定されており)、制御部33は、各蓄電池ブロック11の真のピークSOCが基準SOCと一致しているとみなす。蓄電池ブロック11[1]〜11[n]が互いに同じ構造を有している場合、各蓄電池ブロック11の真のピークSOCと基準SOCとの差が少ないことが期待される。
リチウムイオン電池等の蓄電池では、基本的にSOCが高くなるにつれて内部抵抗値が減少することが多いが、SOCが中程度の領域で蓄電池内の電流の伝達メカニズムが変化し、その変化の前後において蓄電池内のイオンが動きにくくなって内部抵抗値が局所的に大きくなることがある。その局所的な内部抵抗値の増大が上記極大値を形成し、ピークSOCを生じさせる。
内部抵抗値が大きい状態で比較的大きな充電電流を流せば発熱等の影響により蓄電池の劣化が促進する。故に、内部抵抗値が大きいときには充電電流を抑制した方が好ましく、劣化を抑制するためには、ピークSOCに近い部分において充電電流を抑制することが肝要である。他方、例えば、充電源13が太陽電池モジュールであって該太陽電池モジュールの発電電力が蓄電池ブロック11の充電に回される場合、或る蓄電池ブロック11のSOCがピークSOC(基準SOC)に近いからといって、太陽電池モジュールの発電電力を充電に利用せずに捨ててしまっては、エネルギ資源の無駄になる。これらを考慮し、制御部33は、基準SOCと一致する又は基準SOCに近いSOCを持つ蓄電池ブロック11への充電電流が抑制され、他の蓄電池ブロック11に多くの充電電流が供給されるように、充電源13の出力電力に基づく直流電流を各蓄電池ブロック11に分配する。
分配方法の具体例を幾つか説明する。以下の第1及び第2分配例における充電動作は、充電期間320中の任意の期間321において行われる(図8及び図9参照)。各分配例における充電は定電流充電であって良い。充電が定電流充電であるとき、各蓄電池ブロック11に対する充電電流の値は、充電の電流レートを表している。各分配例において、制御部33は、充電源13の出力電力から生成可能な最大の総充電電流が蓄電池ブロック11[1]〜11[n]にて分配されるように(即ち、充電源13の出力電力が全て蓄電池ブロック11[1]〜11[n]の充電に用いられるように)、総充電電流の各蓄電池ブロック11に対する分配比を決定すれば良い。以下では、期間321において蓄電池ブロック11[i]に供給される充電電流の値を(充電の電流レートの値)を記号ICR[i]にて表す(図10参照)。上記総充電電流は充電電流ICR[1]〜ICR[n]の総和に相当する。
<<第1分配例>>
第1分配例を説明する。第1分配例では、期間321において、SOC[1]がSOC[2]よりも基準SOC(例えば50%)に近いことを想定する。この場合、制御部33は、SOC[1]及びSOC[2]並びに基準SOCに基づき、期間321において、充電電流ICR[1](即ち、蓄電池ブロック11[1]への供給充電電流)が充電電流ICR[2](蓄電池ブロック11[2]への供給充電電流)よりも小さくなるように、電力変換回路12[1]及び12[2]を制御する(従って、I*[1]<I*[2])。つまり、蓄電池ブロック11[1]よりも蓄電池ブロック11[2]に多くの充電電流を分配する。
第1分配例を説明する。第1分配例では、期間321において、SOC[1]がSOC[2]よりも基準SOC(例えば50%)に近いことを想定する。この場合、制御部33は、SOC[1]及びSOC[2]並びに基準SOCに基づき、期間321において、充電電流ICR[1](即ち、蓄電池ブロック11[1]への供給充電電流)が充電電流ICR[2](蓄電池ブロック11[2]への供給充電電流)よりも小さくなるように、電力変換回路12[1]及び12[2]を制御する(従って、I*[1]<I*[2])。つまり、蓄電池ブロック11[1]よりも蓄電池ブロック11[2]に多くの充電電流を分配する。
第1分配例において、充電電流ICR[1]が充電電流ICR[2]よりも小さくされる制御は、SOC[1]と基準SOCとの差が所定の閾値TH以下であって、且つ、SOC[2]と基準SOCとの差が閾値THより大きい場合に限って実行されても良い。
<<第2分配例>>
第2分配例を説明する。第2分配例では、nが3以上であって、且つ、期間321において、SOC[1]がSOC[2]及びSOC[3]よりも基準SOCに近いことを想定する。この場合、制御部33は、SOC[1]〜SOC[3]並びに基準SOCに基づき、充電電流ICR[1]が充電電流ICR[2]及びICR[3]の夫々よりも小さくなるように、電力変換回路12[1]〜12[3]を制御する(従って、I*[1]はI*[2]及びI*[3]の夫々より小さい)。つまり、蓄電池ブロック11[1]よりも蓄電池ブロック11[2]及び11[3]に多くの充電電流を分配する。
第2分配例を説明する。第2分配例では、nが3以上であって、且つ、期間321において、SOC[1]がSOC[2]及びSOC[3]よりも基準SOCに近いことを想定する。この場合、制御部33は、SOC[1]〜SOC[3]並びに基準SOCに基づき、充電電流ICR[1]が充電電流ICR[2]及びICR[3]の夫々よりも小さくなるように、電力変換回路12[1]〜12[3]を制御する(従って、I*[1]はI*[2]及びI*[3]の夫々より小さい)。つまり、蓄電池ブロック11[1]よりも蓄電池ブロック11[2]及び11[3]に多くの充電電流を分配する。
第2分配例において、充電電流ICR[1]が充電電流ICR[2]及びICR[3]の夫々よりも小さくされる制御は、SOC[1]と基準SOCとの差が閾値TH以下であって、且つ、SOC[2]及びSOC[3]と基準SOCとの差が共に閾値THより大きい場合に限って実行されても良い。この際、制御部33は、蓄電池ブロック11[2]及び11[3]に供給可能な充電電流の総量を、均等に蓄電池ブロック11[2]及び11[3]に分配しても良いし、SOC[2]及びSOC[3]に応じて蓄電池ブロック11[2]及び11[3]に分配しても良い。
即ち例えば、制御部33は、SOC[1]と基準SOCとの差が閾値TH以下であって、且つ、SOC[2]及びSOC[3]と基準SOCとの差が共に閾値THより大きいとき、以下の分配制御CNTA又はCNTBを行うことができる。
分配制御CNTAにおいて、制御部33は、SOC[2]及びSOC[3]に関わらず、充電電流ICR[2]及びICR[3]が互いに等しくなるように電力変換回路12[2]及び12[3]を制御する(即ち、I*[2]及びI*[3]を互いに同じにする)。
分配制御CNTBにおいて、制御部33は、SOC[2]及びSOC[3]と基準SOCに応じて、充電電流ICR[2]及びICR[3]を制御する。これを実現すべく、制御部33は、まず、SOC[2]と基準SOCとの差DIF[2]及びSOC[3]と基準SOCとの差DIF[3]を求める。
そして例えば、分配制御CNTBにおいて、差DIF[2]の絶対値|DIF[2]|と差DIF[3]の絶対値|DIF[3]|の内、大きい方の絶対値に対応する蓄電池ブロック11の充電電流が、小さい方の絶対値に対応する蓄電池ブロック11の充電電流よりも大きくなるように、制御部33は、電力変換回路12[2]及び12[3]を制御することができる(従って例えば、|DIF[2]|>|DIF[3]|なら、ICR[2]>ICR[3])。この際、制御部33は、絶対値|DIF[2]|及び|DIF[3]|間の差が増大するにつれて、充電電流ICR[2]及びICR[3]間の差を増大させても良い。絶対値|DIF[2]|と絶対値|DIF[3]|が等しいなら、制御部33は充電電流ICR[2]と充電電流ICR[3]を等しくすればよい。
或いは例えば、分配制御CNTBにおいて、制御部33は、基準SOCから見て、より高いSOCを持つ蓄電池ブロック11に対し、より多くの充電電流を分配しても良い。即ち例えば、分配制御CNTBにおいて、SOC[2]及びSOC[3]がともに基準SOCよりも高く、且つ、SOC[2]の方がSOC[3]よりも高い場合、“ICR[2]>ICR[3]”となるように電力変換回路12[2]及び12[3]を制御してもよい。
或いは例えば、分配制御CNTBにおいて、制御部33は、基準SOCから見て、より低いSOCを持つ蓄電池ブロック11に対し、より多くの充電電流を分配しても良い。即ち例えば、分配制御CNTBにおいて、SOC[2]及びSOC[3]がともに基準SOCよりも低く、且つ、SOC[3]の方がSOC[2]よりも低い場合、“ICR[2]<ICR[3]”となるように電力変換回路12[2]及び12[3]を制御してもよい。
<<第1及び第2分配例の共通事項>>
尚、第1又は第2分配例において、充電電流ICR[1]は、通常、ゼロ以外の値を持つが、制御部33は、SOC[1]に応じて、充電電流ICR[1]をゼロにすることも可能である。第1又は第2分配例において、制御部33は、SOC[1]及び基準SOC間の差が小さくなればなるほど、充電電流ICR[1]を低減させることができる。
今、基準SOCとの差が比較的近いために充電電流が抑制される蓄電池ブロック11を抑制対象ブロックと呼び、抑制対象ブロック以外の蓄電池ブロック11を非抑制対象ブロックと呼ぶ。制御部33は、例えば、SOC[i]と基準SOCとの差が閾値TH以下である場合に蓄電池ブロック11[i]を抑制対象ブロックに分類し、SOC[i]と基準SOCとの差が閾値THより大きい場合に蓄電池ブロック11[i]を非抑制対象ブロックに分類することができる。
第1及び第2分配例では、蓄電池ブロック11[1]が抑制対象ブロックの例として挙げられているが、2以上の蓄電池ブロック11が抑制対象ブロックに分類されうる。第1分配例では、蓄電池ブロック11[2]が非抑制対象ブロックの例として挙げられているが、2以上の蓄電池ブロック11が非抑制対象ブロックに分類されうる。第2分配例では、蓄電池ブロック11[2]及び11[3]が非抑制対象ブロックの例として挙げられているが、3以上の蓄電池ブロック11が非抑制対象ブロックに分類されうる。
蓄電池ブロック11[1]〜11[n]に1以上の抑制対象ブロック及び1以上の非抑制対象ブロックが存在する場合、制御部33は、1以上の抑制対象ブロック及び1以上の非抑制対象ブロックに対して第1分配例に従う制御を行うことができる。蓄電池ブロック11[1]〜11[n]に1以上の抑制対象ブロック及び2以上の非抑制対象ブロックが存在する場合、制御部33は、1以上の抑制対象ブロック及び2以上の非抑制対象ブロックに対して第2分配例に従う制御を行うことができる。
複数の充電電流間の大小関係について上述したが、制御部33は、充電源13の出力電力、SOC[1]〜SOC[n]及び基準SOCに基づき、充電電流ICR[1]〜ICR[n]の具体的数値を決定すれば良い。
本実施形態では、上述の如く、制御部33が、R_SOC依存性とSOC[1]〜SOC[n]に基づき、電力変換回路12[1]〜12[n]の制御を介して、充電源13の出力電力に基づく直流電流を各蓄電池ブロック11に分配する。R_SOC依存性を参照すれば、蓄電池ブロック11がどのようなSOCをとっているときに充電電流を高めれば蓄電池ブロック11の劣化が進行しやすいのか、蓄電池ブロック11がどのようなSOCをとっているときに充電電流を高めても蓄電池ブロック11の劣化が進行しにくいのかが分かるため、蓄電池の劣化抑制に効果的な電流分配が可能となる。R_SOC依存性とSOC[1]〜SOC[n]に基づき、基準SOCに近いSOCを持った蓄電池ブロック11の充電電流を抑制し、基準SOCから離れたSOCを持った蓄電池ブロック11により多くの充電電流を分配すれば、蓄電池ブロック11[1]〜11[n]全体の劣化を抑制することが可能である(蓄電システム1全体の寿命を延ばすことができる)。また、R_SOC依存性及びSOC[1]〜SOC[n]に応じて、充電源13の出力電力を捨てるのではなく、分配比を調整しながら充電源13の出力電力を蓄電池ブロック11の蓄電に回すため、無駄の無い蓄電(効率的な充電)が可能となる(充電源13が太陽電池モジュール等である場合には発電電力が無駄にならない)。
<<変形等>>
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1及び注釈2を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。以上の実施形態は、あくまでも、本発明の実施形態の例であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以上の実施形態に記載されたものに制限されるものではない。上述の説明文中に示した具体的な数値は、単なる例示であって、当然の如く、それらを様々な数値に変更することができる。上述の実施形態に適用可能な注釈事項として、以下に、注釈1及び注釈2を記す。各注釈に記載した内容は、矛盾なき限り、任意に組み合わせることが可能である。
[注釈1]
上述の実施形態では、ピークSOCと一致する又はピークSOCに近いSOCを持った蓄電池への充電電流を抑制する制御を、蓄電池ブロック11を単位として適用しているが、同様の制御を個々の蓄電池ブロック11に適用し、各蓄電池ブロック11内において、セル単位又は組電池単位で同様の制御を行うようにしても良い。
上述の実施形態では、ピークSOCと一致する又はピークSOCに近いSOCを持った蓄電池への充電電流を抑制する制御を、蓄電池ブロック11を単位として適用しているが、同様の制御を個々の蓄電池ブロック11に適用し、各蓄電池ブロック11内において、セル単位又は組電池単位で同様の制御を行うようにしても良い。
[注釈2]
SOC算出部31及び制御部33を含む充電制御装置を、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。充電制御装置にて実現される機能の全部又は一部である任意の特定の機能をプログラムとして記述して、該プログラムを充電制御装置に搭載可能なフラッシュメモリに保存しておき、該プログラムをプログラム実行装置(例えば、充電制御装置に搭載可能なマイクロコンピュータ)上で実行することによって、その特定の機能を実現するようにしてもよい。上記プログラムは任意の記録媒体(不図示)に記憶及び固定されうる。上記プログラムを記憶及び固定する記録媒体(不図示)は充電制御装置と異なる機器(サーバ機器等)に搭載又は接続されても良い。
SOC算出部31及び制御部33を含む充電制御装置を、ハードウェア、或いは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって構成することができる。充電制御装置にて実現される機能の全部又は一部である任意の特定の機能をプログラムとして記述して、該プログラムを充電制御装置に搭載可能なフラッシュメモリに保存しておき、該プログラムをプログラム実行装置(例えば、充電制御装置に搭載可能なマイクロコンピュータ)上で実行することによって、その特定の機能を実現するようにしてもよい。上記プログラムは任意の記録媒体(不図示)に記憶及び固定されうる。上記プログラムを記憶及び固定する記録媒体(不図示)は充電制御装置と異なる機器(サーバ機器等)に搭載又は接続されても良い。
1 蓄電システム
11[i] 蓄電池ブロック
12[i] 電力変換回路
13 充電源
14[i] 電圧センサ
15[i] 電流センサ
31 SOC算出部
32 データ保持部
33 制御部
11[i] 蓄電池ブロック
12[i] 電力変換回路
13 充電源
14[i] 電圧センサ
15[i] 電流センサ
31 SOC算出部
32 データ保持部
33 制御部
Claims (6)
- 複数の蓄電池ブロックと、
前記複数の蓄電池ブロックに対応して設けられた複数の電力変換回路と、
各蓄電池ブロックの充電率を導出する充電率導出部と、
各電力変換回路を制御することで各蓄電池ブロックへの充電電流を制御する制御部と、を備え、
前記複数の蓄電池ブロックは、前記複数の電力変換回路を介して互いに並列接続され、
各電力変換回路は、前記制御部の制御の下、充電源の出力電力に基づく電流を、対応する蓄電池ブロックに供給し、
前記制御部は、各蓄電池ブロックの内部抵抗値の充電率依存性に応じたデータと、各蓄電池ブロックの充電率とに基づき、前記複数の電力変換回路の制御を介して、前記出力電力に基づく電流を前記複数の蓄電池ブロックに分配する
蓄電システム。 - 前記データは、各蓄電池ブロックの内部抵抗値の充電率依存性に基づく所定の基準充電率を含む
請求項1に記載の蓄電システム。 - 前記基準充電率は、各蓄電池ブロックにおいて充電率の増加に伴って内部抵抗値が増加から減少に転じるときの充電率として規定される
請求項2に記載の蓄電システム。 - 前記複数の蓄電池ブロックは、第1及び第2蓄電池ブロックを含み、
前記第1蓄電池ブロックの充電率の方が前記第2蓄電池ブロックの充電率よりも前記基準充電率に近い場合、前記制御部は、前記第1蓄電池ブロックに供給される充電電流を前記第2蓄電池ブロックに供給される充電電流よりも小さくする
請求項2又は請求項3に記載の蓄電システム。 - 前記第1蓄電池ブロックの充電率と前記基準充電率の差が所定の閾値以下であって、且つ、前記第2蓄電池ブロックの充電率と前記基準充電率の差が前記閾値よりも大きい場合に、前記制御部は、前記第1蓄電池ブロックに供給される充電電流を前記第2蓄電池ブロックに供給される充電電流よりも小さくする
請求項4に記載の蓄電システム。 - 前記複数の蓄電池ブロックは、更に第3蓄電池ブロックを含み、
前記第1蓄電池ブロックの充電率と前記基準充電率の差が所定の閾値以下であって、且つ、前記第2蓄電池ブロックの充電率と前記基準充電率の差及び前記第3蓄電池ブロックの充電率と前記基準充電率の差が前記閾値よりも大きい場合、
前記制御部は、前記第1蓄電池ブロックに供給される充電電流を前記第2及び第3蓄電池ブロックに供給される充電電流の夫々よりも小さくし、この際、前記第2及び第3蓄電池ブロックに供給される充電電流を等しくする、又は、前記第2及び第3蓄電池ブロックに供給される充電電流を前記第2及び第3蓄電池ブロックの充電率と前記基準充電率に応じて制御する
請求項4又は請求項5に記載の蓄電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012187974A JP2014045625A (ja) | 2012-08-28 | 2012-08-28 | 蓄電システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012187974A JP2014045625A (ja) | 2012-08-28 | 2012-08-28 | 蓄電システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2014045625A true JP2014045625A (ja) | 2014-03-13 |
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ID=50396503
Family Applications (1)
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JP2012187974A Pending JP2014045625A (ja) | 2012-08-28 | 2012-08-28 | 蓄電システム |
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JP (1) | JP2014045625A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5993528B1 (ja) * | 2016-03-04 | 2016-09-14 | 有限会社エーユー建築工房 | 充電装置 |
WO2019155507A1 (ja) * | 2018-02-06 | 2019-08-15 | Tdk株式会社 | 直流給電システム |
CN112913107A (zh) * | 2018-10-16 | 2021-06-04 | 古河电气工业株式会社 | 蓄电系统以及充电控制方法 |
-
2012
- 2012-08-28 JP JP2012187974A patent/JP2014045625A/ja active Pending
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CN112913107B (zh) * | 2018-10-16 | 2023-08-08 | 古河电气工业株式会社 | 蓄电系统以及充电控制方法 |
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