JP2014042796A - 救命具兼用非常持出椅子 - Google Patents

Abstract

【課題】 非常持出袋は、持ち出しがし易いように、玄関の近くに置く場合、普段の生活の中では邪魔になり、押入れなどの物入れの中に入れておく場合、避難が必要な規模の災害が起きた時は、建物が被害を受けている可能性が高く、保管場所までたどり着けないことが想定される。
本発明は、非常持出品入れであり、椅子としての使用も可能な、救命具兼用非常持出椅子を提供する。
【解決手段】 チューブで形成された背負い袋に空気を入れ、筒状にする。上部には座面を、底部には底部カバーを被せる。
胴部カバーを被せ、胴部カバーの裾を底部カバーの内側に入れる。
避難時は、胴部カバーを防災ずきんとして被り、背負い袋を背負って避難する。
【選択図】図１

Description

本発明は、非常持出品入れであり、椅子としての使用も可能な、救命具兼用非常持出椅子に関するものである。

従来は、背負い袋の形状のものであった。

そのために次のような問題点があった。
（イ）持ち出しがし易いように、玄関の近くに置く場合、普段の生活の中では邪魔になる。
（ロ）押入れなどの物入れの中に入れておく場合、避難が必要な規模の災害が起きた時は、建物が被害を受けている可能性が高く、保管場所までたどり着けないことが想定される。

上記問題点を解決するため本発明はチューブで形成された背負い袋に空気を入れ、筒状にし、上部には座面を、底部には底部カバーを被せ更に胴部カバーを被せ、胴部カバーの裾を底部カバーの内側に入れたものである。
避難時は、胴部カバーを防災ずきんとして被り、背負い袋を背負って避難する。

椅子としても使用できるため、玄関の近くに置いておきやすい。
胴部カバーの側面に開口部を設け、肩ひもを引き出すと、懐中電灯を掛けることができる。普段の生活の中では常夜灯として使用できる。
玄関の近くを保管場所にすることで、建物が被害を受けた時でも、探して持ち出すことができる可能性が高くなる。
チューブの中に空気が入っているので、水に流されたときは、浮きとして使用できる。
救助を求めている人に遭遇した時には、裏面にロープの入っている座面を投げて、助けることができる。
避難先では、背負い袋を横にすると、出し入れのし易い物入れとして使用できる。
座面は座椅子として単独での使用も可能である。
胴部カバーは、着脱機能を利用して平面にもできる。敷物などとしての使用もできる。

本発明の椅子の状態での斜視図 本発明の分解斜視図 （ａ）は胴部カバー。（ｂ）は座面。（ｃ）は背負い袋。（ｄ）は底部カバー。 本発明の胴部カバーを防災ずきんとして使用する状態の斜視図 本発明の座面を裏返した状態の斜視図 本発明の背負い袋の斜視図 本発明の背負い袋の断面図 本発明の底部カバー内に収納されている収納袋を引き出した状態の斜視図 本発明の胴部カバーを防災ずきんとして被り、背負い袋を背負った状態の斜視図 本発明の救助を求めている人を助ける状態の斜視図 本発明の背負い袋を横にして、物入れとして使用する状態の斜視図 本発明の着脱機能を利用して平面にした状態の斜視図 本発明の座面を座椅子として単独で使用する状態の斜視図

以下、本発明の実施の形態について説明する。
（イ）チューブで形成された胴部（３）に空気を入れ、筒状にする。上部には座面（２）を、底部には底部カバー（４）を被せる。
（ロ）胴部カバー（１）を胴部（３）の上に被せ、裾を底部カバー（４）の内側に入れる。
（ハ）胴部カバー（１）の側面に開口部（８）を設け、肩ひも（５）を引き出すと、懐中電灯（６）を掛けることができる。普段の生活の中では常夜灯として使用できる。
本発明は以上のような構成である。
本発明を防災ずきんとして使用するときは、胴部カバー（１）を取り外し、接続されている胴部カバー（１）の一方の面の着脱機能（７）を上面まで開き、内側に折り込む。胴部カバー（１）の着脱機能（７）を開き、開口部（８）を設ける。開口部（８）に腕を通し、防災ずきんとして被る。
本発明を背負い袋として使用するときは、底部カバー（４）内に収納されている収納袋（１７）を引き出し、胴部（３）の肩ひも（５）の着脱機能（１３）を外し、開口部（１８）から通し、再び着脱機能（１３）を胴部（３）に取り付ける。
座面（２）の蝶番（１１）を折りたたみ、座面を立ち上げる。胴部（３）の上面のひも（２０）で持ち出し品（２１）を括ることができる。
胴部カバー（１）を防災ずきん（１９）として被り、収納袋（１７）でカバーされた胴部（３）を背負い袋として背負って避難する。
本発明を救命具として使用するときは、肩ひも（５）の着脱機能（１３）を外し、ガードレール（２２）の支柱（２３）に交差させて固定する。収納袋（１７）を下げて、胴部（３）のロープ接続部（１４）に、座面（２）の裏面のロープ（１０）を接続し、座面（２）を救命具として、救助を求めている人（２４）に投げて救助する。
本発明を物入れとして使用するときは、胴部（３）を横に倒し、側面を底面にすることで、出し入れがし易い物入れとなる。
本発明を敷物などとして使用するときは、胴部カバーの着脱機能を利用して平面にする。

１ 胴部カバー
２ 座面
３ 胴部
４ 底部カバー
５ 肩ひも
６ 懐中電灯
７ 着脱機能
８ 開口部
９ ひも
１０ ロープ
１１ 蝶番
１２ 開口部
１３ 着脱機能
１４ ロープ接続部
１５ チューブ
１６ 仕切り
１７ 収納袋
１８ 肩ひも（５）を通すための開口部
１９ 防災ずきんとして使用時の胴部カバー（１）
２０ ひも
２１ 持ち出し品
２２ ガードレール
２３ 支柱
２４ 救助を求めている人
２５ 背もたれ

Claims (1)

1. 空気を入れると円筒状になるチューブで形成された胴部に胴部カバー付の座面を被せ、側部に肩ひもを取り付け底部に底部カバーを取り付けた救命具兼用非常持出椅子。

Images