JP2014039797A - 回胴式遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正行為を防止しつつ、手早く遊技を行うことが可能なパロットを提供する。
【解決手段】パロットは、内部に封入された遊技球を循環的に使用して遊技を行う封入式として構成されており、遊技球を循環させる循環経路や、循環経路を循環する遊技球からベットされた数の遊技球を取り込む取込装置が設けられている。そして、遊技球がベットされると、パロットの主制御装置は、取込装置によりベットされた数の遊技球の取り込みを開始すると共に(S110)、払出制御装置にベット信号を送信して遊技可能球数からベットされた数の遊技球を減算し(S115)、遊技可能球数の減算が完了すると、スタートレバーの操作を許可する。
【選択図】図3

Description

本発明は、内部に封入された遊技球を遊技媒体として用いる回胴式遊技機に関する。
従来、遊技媒体としてメダルを用いて遊技を行う回胴式遊技機(以後、スロットマシンと記載)や、遊技媒体として遊技球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行う回胴式遊技機(以後、パロットと記載)が知られている。このパロットは、パチンコ機が設置されるパチンコ島に設置可能であり、スロットマシン用の島を設けること無くスロットマシンと同様の遊技を提供することができる。
しかし、スロットマシンには、所定数を上限としてメダルを貯めておくクレジット機能が搭載されている。このクレジット機能によれば、メダルをベットする際には、ベットボタンの操作に応じて貯められているメダルの枚数(クレジット枚数)からベットしたメダルの枚数が減算され、すぐにスタートレバーの操作が有効となるため、手早く遊技を行うことができる。
また、クレジット枚数がベットされるメダルの枚数に満たない場合には、新たにメダルを投入する必要があるが、投入されたメダルが直接ベットされるため、ベットボタンの操作を省略することができる。このため、メダルを投入する煩わしさが生じるものの、スタートレバーの操作が有効になるまで遊技者をさほど待たすことは無い。
一方、パロットでは、ベットボタンを操作する度に一般的に15球(メダル3枚に相当)程度の遊技球を取り込む必要があるため、スロットマシンに比べ、ベットボタンの操作後、スタートレバーの操作が有効になるまでに時間がかかってしまう。このため、スロットマシンの遊技に慣れた遊技者がパロットで遊技を行うと、もどかしさを感じてしまう場合があった。
これに対し、特許文献1に記載のパロットでは、遊技者が所有する遊技球の数を記憶しておき、記憶された遊技球を用いて遊技を実施可能とすると共に、遊技により遊技球を獲得した場合には、獲得した遊技球の数が、記憶されている遊技球の数に加算される。このため、ベットボタンを操作する度に遊技球を取り込む必要が無くなり、スロットマシンと同様に手早く遊技を行うことができる。
特開2003−79807号公報
しかし、近年では、スロットマシンのメダルの投入口からゴト器具を侵入させ、投入されたメダルをカウントするセンサを誤作動させることで、クレジット枚数を不正に増やすクレマンゴトという不正行為が頻発している。特許文献1に記載のパロットでは、遊技者が所有する遊技球を記憶させるためには、パロットに直接遊技球を投入する必要があり、クレマンゴトと同様の手口の不正行為が行われる危険性がある。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、不正行為を防止しつつ、手早く遊技を行うことが可能な回胴式遊技機を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた請求項1に係る回胴式遊技機は、内部に封入された遊技球を循環的に遊技媒体として使用して遊技を行う。そして、この回胴式遊技機は、抽選を行うための遊技球をベットするベットボタンの操作に応じて、遊技者が遊技に使用することができる遊技球の数である遊技可能球数からベットされた遊技球の数を減算する減算手段と、ベットボタンの操作に応じて、内部を循環する遊技球の中から、ベットされた遊技球の数に相当する遊技球を取り込む取込手段と、減算手段による減算が終了すると、取込手段による遊技球の取り込みが完了したか否かに関らず、スタートレバーの操作を有効とする開始手段と、スタートレバーの操作に応じてベットされた遊技球による抽選を行い、当選役を決める抽選手段と、スタートレバーの操作に応じて複数のリールを回転させると共に、停止ボタンの操作に応じて該停止ボタンに対応するリールを停止させるリール制御手段と、停止ボタンの操作により全てのリールが停止した際、入賞ライン上に当選役に対応する図柄が並んだ場合には、該当選役に対応する賞球数を遊技可能球数に加算する加算手段と、を備える。
この回胴式遊技機は、内部に封入された遊技球を遊技媒体として用いる封入式のパロットとして構成されているが、パロットを封入式とした場合には、遊技球をベットする度に、封入された遊技球の中からベットされた数分の遊技球を取り込むという動作が必要になると考えられる。
また、一般的に、遊技球を借りるための対価は、スロットマシンで用いられるメダルを借りるための対価よりも安く設定されており、一例として、パロットで抽選を1回行うにつき、15球の遊技球のベットが必要となる場合が想定される。
このような場合には、ベットの度に15球の遊技球を取り込む必要があり、クレジット機能により貯められたメダルをベットするスロットマシンに比べ、ベットボタンの操作後、スタートレバーの操作が有効になるまでに時間がかかってしまう。
これに対し、請求項1に記載の封入式のパロットによれば、ベットボタンの操作により遊技球がベットされると、遊技球の取り込みが開始されると共に、該遊技球の取り込みが完了したか否かに関らず、スタートレバーの操作が有効となる。
このため、ベットボタンの操作後、すぐにスタートレバーを操作することができ、該操作により、抽選やリールの回転等に並行して遊技球の取り込みが行われる。そして、スタートレバーの操作後、停止ボタンの操作により全リールが停止されるまでに要する時間を利用してベットされた遊技球の数に相当する遊技球の取り込みを行うことで、遊技球の取り込みのために遊技の進行が遅滞してしまう可能性を極力抑えることができる。
さらに、請求項1に記載のパロットは、封入式として構成されており、外部から遊技球を投入すること無く遊技を行うことができるため、クレマンゴト等の不正行為を未然に防ぐことができる。
したがって、請求項1に記載の回胴式遊技機(封入式のパロット)によれば、不正行為を防止しつつ、手早く遊技を行うことが可能となる。
なお、加算手段は、入賞ラインに当選役に対応する図柄が並んだ場合には、該当選役に係る抽選のための遊技球の取り込みが完了した後に、該当選役に対応する賞球数を遊技可能球数に加算しても良い。換言すれば、遊技球の取り込みが完了するまで、当選役に対応する賞球数の遊技可能球数への加算が遅延される構成としても良い。
こうすることにより、ベットされた遊技球の取り込みが完了した後に、獲得した賞球を遊技可能球数に反映させることができる。このため、遊技球の取り込みが完了する前に、遊技のみが先に進行してしまうことを防ぐことができ、遊技の進行状態と、回胴式遊技機(封入式のパロット)における処理との整合性を保つことができる。
さらに、回胴式遊技機は、取込手段によりベットされた遊技球の取り込みが開始されると、ベットボタンの操作を無効とする無効化手段と、ベットされた遊技球の取り込みが開始され、停止ボタンの操作により全てのリールが停止した後にベットボタンの操作を有効とする手段であって、これらのリールの停止した際、入賞ラインに沿って当選役に対応する図柄が並んでいない場合には、該遊技球の取り込みが完了した後に、ベットボタンの操作を有効とする有効化手段と、をさらに備えていても良い。
こうすることにより、ストップボタンの操作により当選役が成立しなかった場合には、ベットされた遊技球の取り込みが完了した後に、遊技球を新たにベットすることが可能となる。このため、遊技球の取り込みが完了する前に、遊技のみが先に進行してしまうことを防ぐことができ、遊技の進行状態と、回胴式遊技機(封入式のパロット)における処理との整合性を保つことができる。
パロットの電気的構成を示すブロック図である。 パロットの電気的構成を示すブロック図である。 ベット処理のフローチャートである。 持球減算処理のフローチャートである。 球取込判定処理のフローチャートである。 図柄確定処理のフローチャートである。 ベット有効判定処理のフローチャートである。 遊技可能球加算処理のフローチャートである。 取込完了処理のフローチャートである。 ベット有効設定処理のフローチャートである。 終了判定処理のフローチャートである。 計数ボタン操作処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
本実施形態のパロットは、内部に封入された遊技球を循環的に遊技媒体として使用して遊技を行う封入式のパロットとして構成されている。したがって、遊技者は、遊技球を直接手にすることはなく、データとして保持されている遊技可能球(遊技に用いることができる遊技球)に基づいて遊技を行う。
このパロットには台間機が併設されており、台間機に遊技カードを挿入した状態で、台間機に対して球貸操作等を行うことで、遊技者に遊技可能球が付与され、パロットでの遊技が可能となる。
また、パロットは、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠にて各構成を保持する構造を有していると共に、外枠の左側上下にはヒンジが設けられており、ヒンジにより前枠及び内枠が、外枠に対し開閉可能に保持される。
この前枠の前面には、表示窓を備えた表示パネルが設置されている。表示窓の背後には3本のリールが配されており、各リールに設けられている図柄の中の3図柄ずつを表示窓から視認できる。また、この表示窓には入賞ラインが設けられており、入賞ラインに沿って特定の図柄が並ぶと、当選役が成立し、ボーナスゲームや賞球やリプレイが付与される。また、表示窓の背後には、演出に応じて動作する演出用可動物が配されている。
また、表示窓の周囲には、ベットされた遊技球の数を示すベットランプ等が配されていると共に、表示窓の下方には、MAXベットボタン,スタートレバー,左リール停止ボタン,中リール停止ボタン,右リール停止ボタン,返却ボタン,計数ボタン等が配されている。また、表示窓の上方には、液晶ディスプレイ等として構成された表示装置の画面に臨む副表示窓や、スピーカが設置されている。
なお、前枠の前面の構成は、周知のパロットや、遊技媒体としてメダルを用いるスロットマシンと同様となっている。
一方、内枠には、周知のパロット等と同様、遊技の進行を制御する主制御装置や、上述したリールやリールを回転させるモータや、各種演出を行うためのサブ統合制御装置,表示制御装置,表示装置等が配されている。
このほかにも、本実施形態のパロットは封入式として構成されているため、台間機と通信を行う払出制御装置が配されている。また、内枠には、封入された遊技球を循環させる循環経路が形成されており、該循環経路は、遊技球を流下させる流下経路と、流下経路を流下した遊技球を上方に移動させる揚上経路とを有している。また、該循環経路上には、ベットされた遊技球を取り込むと共に、取り込んだ遊技球を循環経路に放出する取込装置が配されている。
次に、パロット1の電気的構成について、図1,2に記載のブロック図を用いて説明する。図1に記載されているように、パロット1は、主制御装置10を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、電源基板等は記載していない。
また、本実施形態では、主制御装置10,サブ統合制御装置20,払出制御装置30のいずれにもCPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等が設けられているが、電源基板にはCPU,ROM,RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、電源基板にCPU,ROM,RAMを設けてもよい。
主制御装置10には、スタートレバーの操作を検出するスタートレバーSW2や、左リール停止ボタンの操作を検出する左リール停止SW3aや、中リール停止ボタンの操作を検出する中リール停止SW3bや、右リール停止ボタンの操作を検出する右リール停止SW3cからの検出信号が入力される。
また、MAXベットボタンの操作を検出するMAXベットSW4や、左リールの停止位置を検出する左リール位置検出SW5aや、中リールの停止位置を検出する中リール位置検出SW5bや、右リールの停止位置を検出する右リール位置検出SW5cからの検出信号や、台間機50に挿入された遊技カードを排出させる返却ボタンの操作を検出する返却SW7からの検出信号が入力される。
また、主制御装置10には入賞表示装置6が接続されており、入賞表示装置6を制御し、賞球として払い出される遊技球の数を表示する。
また、主制御装置10には、前枠の閉鎖を検出する前枠閉鎖SW13からの検出信号や、内枠の開放を検出する内枠開放SW14からの検出信号が入力される。
また、主制御装置10は、左リールを回転させる左リールモータ8aや、中リールを回転させる中リールモータ8bや、右リールを回転させる右リールモータ8cに接続されており、スタートレバーや停止ボタンの操作に応じてこれらのモータを制御する。
主制御装置10は、搭載しているプログラムに従って動作し、上述の検出信号等に基づいて遊技の進行に関する各種コマンド及びデータを生成してサブ統合制御装置20に送信する。なお、サブ統合制御装置20から主制御装置10へのデータ送信は行われない。
このサブ統合制御装置20は、所謂サブ制御装置に該当し、主制御装置10から送信されたコマンドやデータを受信し、これらを演出表示制御用,音制御用,ランプ制御用,演出可動物制御用のデータに振り分ける。そして、演出表示制御用のコマンド等は表示制御装置21に送信し、音制御用,ランプ制御用,演出可動物制御用のコマンド等は、自身を構成する各制御部位(音声制御部,ランプ制御部,演出可動物制御部)に分配する。
音声制御部は、音声制御用のコマンド等に基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ23からの音声出力を制御し、ランプ制御部は、ランプ制御用のコマンド等に基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ24を制御する。また、演出可動物制御部は、演出可動物制御のコマンド等に基づいて演出用可動物25を制御する。
表示制御装置21は、サブ統合制御装置20から受信したコマンド等(主制御装置10から送信されてきたものとサブ統合制御装置20が生成したものとがある)に基づいて表示装置22を制御して、各種画像を表示させる。
また、主制御装置10は、循環経路を循環する遊技球を取り込む取込装置40と接続されており、MAXベットボタンの操作に応じて、取込装置40に対し遊技球の取り込みを指示する。
なお、取込装置40は、例えば、循環経路上にモータ等により回転駆動するスプロケットと、該スプロケットの下流側に配された取込検出SWを設け、スプロケットの回転によって封入された遊技球を1個ずつ取込検出SWへと誘導する構成としても良い。また、該スプロケットにより1個ずつ遊技球を誘導するのではなく、所定数の遊技球(例えばメダル1枚に相当する5個の遊技球)を一回の動作で取り込み、これらを一括して誘導する構成としても良く、どのような構成でも何等差し支えない。
その際、取込検出SWによる検出信号は主制御装置10に入力されるように構成する。そして、主制御装置10からの指示に応じてモータ等を駆動させて取込検出SWによって15個の遊技球を検出させることで、遊技球の取り込みを完了するという構成にしても良い。
一方、払出制御装置30は、主制御装置10や、パロット1に併設された台間機50と双方向通信が可能に構成されている(図2参照)。
払出制御装置30は、遊技可能球を遊技者の持球として遊技カードに記憶させる計数ボタンの操作を検出する計数SW32aや、遊技可能球数を表示する遊技球数表示装置32bを備える遊技球数表示基板32に接続されており、払出制御装置30は、計数SW32aからの検出信号が入力されると共に、遊技球数表示装置32bの表示内容を制御する。
また、払出制御装置30は、揚上経路に沿って内部に封入された遊技球を上方に移動させる揚上発射モータ34や、揚上経路の入口に到達した遊技球を検出する揚上入口センサ35や、揚上モータの動作状態を監視する揚上モータ監視センサ36に接続されている。
そして、払出制御装置30は、揚上入口センサ35からの検出信号により、循環経路を循環する遊技球が揚上経路の入口に到達したことを検出すると、揚上発射モータ34を稼動させて該遊技球を揚上経路に沿って上方に移動させる。払出制御装置30は、これにより、遊技中、封入された遊技球を循環経路に沿って循環させる。
また、払出制御装置30には、封入された遊技球の数を検出する適正量センサ38や、夜間に前枠や内枠が開放されたことを検出する夜間監視SW39からの検出信号が入力される。そして、パロット1の電源が投入された際に、夜間監視SW39からの検出信号が入力されている場合には、払出制御装置30は、図示しないブザーにより警報を発する。
また、パロット1に併設された台間機50には、台間機50に挿入された遊技カードに記憶されている遊技データの内容を表示する精算表示装置51に接続されている。
この精算表示装置51には、遊技者に遊技可能球を付与するための球貸ボタンの操作を検出する球貸SW52や、遊技可能球を持球として遊技カードに記憶させる精算ボタンの操作を検出する精算SW53が接続されている。
また、台間機50は、パチンコ店に設置されているホールコンピュータ60に接続されており、台間機50は、ホールコンピュータに対し、遊技可能球として付与した遊技球の数や、遊技者が獲得した賞球の数や、遊技カードに記憶された持球の数等を送信する。
[動作の説明]
次に、本実施形態のパロット1や台間機50の動作について説明する。
本実施形態のパロット1では周知のパロットやスロットマシンと同様の遊技が行われるが、該パロット1は封入式として構成されており、遊技球がベットされた際には、内部に封入された遊技球の取り込みが開始され、スタートレバーが操作されると、この遊技球の取り込みと並行してリールの回転や抽選等が行われる。
なお、本実施形態のパロット1は、一例として遊技球5球により1ベットが可能であり、さらに、MAXベットボタンしか設けられていないため、3ベット単位(15球)でのみ遊技可能球をベットすることが可能となっている。
(1)遊技開始時の処理について
パロット1で遊技を開始するためには、該パロット1に併設された台間機50に遊技カードを挿入する必要があり、この遊技カードには、遊技球を借りるための残金や、遊技者が所持する持球の数や、遊技者がパチンコ店に預けている遊技球である貯球の数を示す遊技データが記憶されている。そして、遊技カードが挿入されると、台間機50は遊技カードから遊技データを読み出し、該遊技データが示す残金や持球数や貯球数を精算表示装置51に表示する。
そして、台間機50は、球貸ボタンの操作を受け付けると、例えば、遊技データと引き換えに、遊技者に対し、所定数(例えば125個)の遊技球を貸し出し、貸し出した遊技球数を示す球貸信号をパロット1の払出制御装置30に送信する。
球貸信号を受信した払出制御装置30は、自装置に保存されている遊技可能球数に貸し出された遊技球数を加算すると共に、台間機50に対し、球貸しが終了したことを示す球貸終了信号を送信する。
また、このとき、払出制御装置30は、主制御装置10に対し、3ベット分の遊技可能球が存在しており、ベットが可能であることを示すベット有効信号を送信する。ベット有効信号を受信した主制御装置10では、後述するベット有効設定処理により、MAXベットボタンの操作が有効とされる。
なお、3ベット分の遊技可能球が存在しない場合に、例えば周期的なタイミングで、払出制御装置30から主制御装置10に対し遊技が不可能であることを示す信号を送信する構成としても良い。また、3ベット分の遊技可能球が存在する状態から存在しない状態への変化や、3ベット分の遊技可能球が存在しない状態から存在する状態への変化に基づいて、遊技の可否を示す信号を送信する構成としても良いし、3ベット分の遊技可能球が存在する状態である場合に、遊技が可能であることを示す信号を常時送信する構成としても良い。このような場合であっても、主制御装置10は、該信号の受信の有無を判定することで、遊技が可能な状態か否かを検出することができ、同様の効果を得ることができる。
そして、球貸終了信号を受信した台間機50は、遊技カードに記憶されている遊技データを更新し、貸し出した遊技球に相当する金額を残金から減算する。なお、持球や貯球を使用して遊技を行うという場合には、持球数や貯球数から貸し出した遊技球数を減算する。また、台間機50は、更新後の遊技データに応じて、精算表示装置51の表示内容を変更する。
なお、遊技カードが挿入された台間機50に現金を投入することにより、遊技カードに記憶されている遊技カードが更新され、投入された金額が残金に加算されるようにしても良い。
(2)遊技中の処理について
(a)ベット処理について
まず、MAXベットボタンの操作に応じて3ベット分の遊技可能球(15球)をベットするベット処理について、図3に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、遊技中、主制御装置10にて周期的なタイミングで実行される。
S100では、主制御装置10は、MAXベットSW4からの検出信号に基づき、MAXベットボタンが操作されたか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S100:Yes)、S105に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S100:No)、本処理を終了する。
S105では、主制御装置10は、MAXベットボタンの操作が有効であること(少なくとも3ベット分の遊技可能球が存在し、且つ、遊技球の取り込みや賞球の付与等、遊技に関連する処理が行われていない状態であること)を示すベット有効フラグがセットされているか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S105:Yes)、S110に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S105:No)、本処理を終了する。
S110では、主制御装置10は、取込装置40に対し、循環経路を循環する遊技球から3ベット分の遊技球の取り込みを指示し、S115に処理を移行する。
S115では、主制御装置10は、払出制御装置30に対し、現在の遊技可能球数から3ベット分の遊技可能球を減算することを指示するベット信号を送信すると共に、ベット有効フラグをクリアし、本処理を終了する。
なお、本実施形態では、主制御装置10に取込装置40が接続されており、取込装置40は、主制御装置10からの指示に応じて遊技球の取り込みを行う構成となっている。しかしながら、払出制御装置30に取込装置40を接続し、払出制御装置30にて、ベットに応じて遊技球の取り込みを行う構成としても良い。このような場合には、払出制御装置30は、ベット信号の受信に応じて、取込装置40に対し遊技球の取り込みを指示することが考えられる。
(b)持球減算処理について
次に、ベット信号に応じて払出制御装置30にて遊技可能球数を更新する持球減算処理について、図4に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、遊技中、払出制御装置30にて周期的なタイミングで実行される。
S150では、払出制御装置30は、主制御装置10からベット信号を受信したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S150:Yes)、S155に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S150:No)、本処理を終了する。
S155では、払出制御装置30は、遊技可能球数から3ベット分の遊技可能球(15個)を減算し、S160に処理を移行する。
S160では、払出制御装置30は、主制御装置10に対し、遊技可能球数の減算が完了したことを示す減算完了信号を送信し、本処理を終了する。
なお、減算完了信号を受信した主制御装置10は、ベットランプを点灯して遊技者に対してベットがなされた旨を通知すると共に、スタートレバーの操作を有効とする(特許請求の範囲における開始手段に相当)。
そして、主制御装置10は、スタートレバーSW2からの検出信号によりスタートレバーの操作を検出すると、周知のパロットと同様、乱数を抽出して当否判定を行い、ボーナスゲームや小役やリプレイ等に当選するか否かを決定する(特許請求の範囲における抽選手段に相当)。なお、その後、スタートレバーの操作は無効となる。
また、これと並行して、左〜右リールモータ8a〜8cを制御して左〜右リールの回転を開始させ、全てのリールが一定速度となった時点で左〜右リール停止ボタンを有効とする。そして、リール停止ボタンの操作に応じて、対応するリールの回転を停止させる(特許請求の範囲におけるリール制御手段に相当)。
(c)球取込判定処理について
次に、取込装置40による3ベット分の遊技球の取り込みが完了したか否かを判定する球取込判定処理について、図5に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、遊技中、主制御装置10にて周期的なタイミングで実行される。
S180では否定、主制御装置10は、取込装置40による遊技球の取り込み中であるか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S180:Yes)、S185に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S180:No)、本処理を終了する。
S185では、主制御装置10は、取込装置40による3ベット分(15個)の遊技球の取り込みが完了したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S185:Yes)、S190に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S185:No)、本処理を終了する。
S190では、主制御装置10は、払出制御装置30に対し、遊技球の取り込みが完了したことを示す球取込完了信号を送信し、本処理を終了する。
なお、払出制御装置30に取込装置40が接続されている場合には、球取込判定処理は不要となる。
(d)図柄確定処理について
次に、リールの回転の停止により当選役に対応する図柄が入賞ライン上に並んだか否かを判定する図柄確定処理について、図6に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、リールの回転の開始後、主制御装置10にて周期的なタイミングで実行される。
S200では、主制御装置10は、全てのリールの回転が停止した状態か否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S200:Yes)、S205に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S200:No)、本処理を終了する。
S205では、主制御装置10は、左〜右リール位置検出SW5a〜5cからの検出信号に基づき、入賞ライン上にボーナスに対応する図柄が並んだ状態となっているか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S205:Yes)、S210に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S205:No)、S220に処理を移行する。
S210では、主制御装置10は、ボーナスゲームを開始するための各種処理を行い、S215に処理を移行する。
S215では、主制御装置10は、払出制御装置30に対し、ボーナスが成立したことを示すボーナス信号を送信し、本処理を終了する。
一方、S220では、主制御装置10は、左〜右リール位置検出SW5a〜5cからの検出信号に基づき、入賞ライン上に当選した小役に対応する図柄が並んだ状態となっているか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S220:Yes)、S225に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S220:No)、S230に処理を移行する。
S225では、主制御装置10は、払出制御装置30に対し、成立した小役に対応する賞球数を遊技可能球数に加算することを指示する賞球信号を送信し、本処理を終了する。
また、S230では、主制御装置10は、払出制御装置30に対し、ボーナスゲームや小役等の当選が生じていない、或いは、当選は生じているが当選役に対応する図柄が入賞ライン上に並ばなかったことを示すはずれ信号を送信し、本処理を終了する。
なお、賞球数を遊技可能球数に加算する必要のない再遊技(リプレイ)が小役に含まれている場合、再遊技が成立してもS225では賞球信号は送信されず、代わりに遊技可能球数やMAXベットボタンの操作によらず、MAXベットされた状態となる(MAXベットボタンは無効のまま)。
(e)ベット有効判定処理について
次に、リールの回転の停止により賞球が発生しなかった場合に、ベットが可能であるか否かを判定するベット有効判定処理について、図7に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、遊技中、払出制御装置30にて周期的なタイミングで実行される。
S260では、払出制御装置30は、主制御装置10からボーナス信号を受信したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S260:Yes)、S270に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S260:No)、S265に処理を移行する。
S265では、払出制御装置30は、主制御装置10からはずれ信号を受信したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S265:Yes)、S270に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S265:No)、本処理を終了する。
S270では、払出制御装置30は、3ベット分(15個)以上の遊技可能球が存在するか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S270:Yes)、S275に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S270:No)、本処理を終了する。
S275では、払出制御装置30は、主制御装置10に対し、ベット有効信号を送信し、本処理を終了する。
なお、S260或いはS265で肯定判定がなされたときに移行するS270では、S260で肯定判定がなされた場合には遊技可能球数が5個以上であるか?を判定し、S265で肯定判定がなされた場合には遊技可能球数が15個以上であるか?を判定しても良い。また、遊技状態(通常遊技中、ボーナス遊技中など)によって、遊技可能球数を異なる値(例えば、通常遊技中であれば15個、ボーナス遊技中であれば5個)と比較するように構成しても良い。
(f)遊技可能球加算処理について
次に、賞球が発生した際、遊技球の取り込みが完了していれば、賞球を遊技可能球に加算する遊技可能球加算処理について、図8に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、遊技中、払出制御装置30にて周期的なタイミングで実行される。
S300では、払出制御装置30は、主制御装置10から賞球信号を受信したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S300:Yes)、S305に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S300:No)、本処理を終了する。
S305では、払出制御装置30は、遊技球の取り込みが完了したことを示す取込完了フラグがセットされているか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S305:Yes)、S310に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S305:No)、S330に処理を移行する。
S330では、払出制御装置30は、遊技球の取り込みが完了するまで賞球の付与を遅延していることを示す賞球遅延フラグをセットし、本処理を終了する。
一方、S310では、払出制御装置30は、受信した賞球信号が示す賞球数を遊技可能球数に加算し、S315に処理を移行する。
S315では、払出制御装置30は、主制御装置10に対し、遊技可能球数への加算が完了したことを示す加算完了信号を送信し、S320に処理を移行する。
S320では、払出制御装置30は、3ベット分(15個)以上の遊技可能球が存在するか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S320:Yes)、S325に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S320:No)、本処理を終了する。
S325では、払出制御装置30は、主制御装置10に対し、ベット有効信号を送信し、本処理を終了する。
なお、S320では遊技可能球数が15個以上であるか?を判定しているが、遊技状態(通常遊技中、ボーナス遊技中など)によって、遊技可能球数を異なる値(例えば、通常遊技中であれば15個、ボーナス遊技中であれば5個)と比較するように構成しても良い。
(g)取込完了処理について
次に、遊技球の取り込みが完了したか否かを判定すると共に、遊技球の取り込みが完了した場合には、賞球を遊技可能球に加算する取込完了処理について、図9に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、遊技中、払出制御装置30にて周期的なタイミングで実行される。
S350では、払出制御装置30は、主制御装置10から球取込完了信号を受信したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S350:Yes)、S355に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S350:No)、本処理を終了する。
S355では、払出制御装置30は、取込完了フラグをセットし、S360に処理を移行する。
S360では、払出制御装置30は、賞球遅延フラグがセットされているか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S360:Yes)、S365に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S360:No)、本処理を終了する。
S365では、払出制御装置30は、先に受信した賞球信号が示す賞球数を遊技可能球数に加算し、S370に処理を移行する。
S370では、払出制御装置30は、賞球遅延フラグをクリアし、S375に処理を移行する。
S375では、払出制御装置30は、主制御装置10に対し加算完了信号を送信し、S380に処理を移行する。
S380では、払出制御装置30は、3ベット分(15個)以上の遊技可能球が存在するか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S380:Yes)、S385に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S380:No)、本処理を終了する。
S385では、払出制御装置30は、主制御装置10に対し、ベット有効信号を送信し、本処理を終了する。
なお、払出制御装置30に取込装置40が接続されている場合には、S350において、払出制御装置30は、取込装置40の動作状態により、遊技球の取り込みが完了したか否かを判定する。
(h)ベット有効設定処理について
次に、MAXベットボタンの操作を有効とするベット有効設定処理について、図10に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、遊技中、主制御装置10にて周期的なタイミングで実行される。
S400では、主制御装置10は、払出制御装置30からベット有効信号を受信したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S400:Yes)、S405に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S400:No)、本処理を終了する。
S405では、主制御装置10は、ベット有効フラグをセットし、本処理を終了する。
なお、小役の成立により賞球が発生した場合には、主制御装置10は、払出制御装置30から加算完了信号及びベット有効信号を受信した場合に、ベット有効フラグをセットしても良い。
(3)遊技終了時の処理について
遊技中、パロット1に設けられた返却ボタンが操作されると、主制御装置10は、払出制御装置30を経由して、台間機50に対し、返却ボタンが操作されたことを示す返却信号を送信する。そして、返却信号を受信した台間機50は、パロット1の払出制御装置30に対し、遊技カードの返却が可能な状態であるか否か(遊技可能球が存在するか否か)を問い合わせる返却確認信号を送信する。
以下では、台間機50から返却確認信号が送信された後のパロット1の動作について説明する。
(a)終了判定処理について
まず、返却確認信号の受信に応じて遊技カードの返却の可否を判定する終了判定処理について、図11に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、遊技中、払出制御装置30にて周期的なタイミングで実行される。
S450では、払出制御装置30は、台間機50から、返却確認信号を受信したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S450:Yes)、S455に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S450:No)、本処理を終了する。
S455では、払出制御装置30は、遊技可能球が無い状態か否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S455:Yes)、S460に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S455:No)、S465に処理を移行する。
S460では、払出制御装置30は、台間機50に対し、遊技カードの返却を許可する返却許可信号を送信し、本処理を終了する。なお、返却許可信号を受信した台間機50は、遊技カードを排出する。
一方、S465では、払出制御装置30は、台間機50に対し、遊技カードの返却を禁止する返却禁止信号を送信し、S470に処理を移行する。なお、返却禁止信号を受信した台間機50は、遊技カードが挿入された状態を維持する。また、払出制御装置30は、返却許可信号を送信しないことで、台間機50に遊技カードの返却が禁止された状態であることを通知しても良い。
S470では、払出制御装置30は、主制御装置10に対し、計数ボタンの操作(現時点の遊技可能球を持球として遊技カードに記憶させる操作)を指示する計数メッセージの表示を指示する計数指示信号を送信し、本処理を終了する。
そして、計数指示信号を受信した主制御装置10は、サブ統合制御装置20に対し、計数メッセージの表示を指示する計数指示コマンドを送信する。計数指示コマンドを受信したサブ統合制御装置20は、表示装置22に計数メッセージを表示し、遊技者に対し計数ボタンの操作を指示する。
なお、主制御装置10は、計数指示信号として払出制御装置30から受信したコマンドをそのままサブ統合制御装置20に転送することで、計数指示コマンドを送信しても良い。
(b)計数ボタン操作処理について
次に、計数ボタンの操作に応じて遊技可能球を持球として遊技カードに記憶する計数ボタン操作処理について、図12に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、計数メッセージの表示中、払出制御装置30にて周期的なタイミングで実行される。
S500では、払出制御装置30は、計数SW32aからの検出信号により、計数ボタンの操作がなされたか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S500:Yes)、S505に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S500:No)、S510に処理を移行する。
S505では、払出制御装置30は、台間機50に対し、現在の遊技可能球数を通知する通知信号を送信し、S510に処理を移行する。
なお、通知信号を受信した台間機50は、通知信号により通知された遊技可能球数を持球数に加算し、加算後の持球数を精算表示装置51に表示すると共に、遊技カードに記憶されている遊技データを更新し、加算後の持球数を遊技カードに記憶させる。そして、遊技データの更新が終了すると、払出制御装置30に対し、遊技可能球数が持球に加算されたことを通知する計数終了信号を送信する。
S510では、払出制御装置30は、台間機50から計数終了信号を受信したか否かを判定する。そして、肯定判定が得られた場合には(S510:Yes)、S515に処理を移行し、否定判定が得られた場合には(S510:No)、本処理を終了する。
S515では、払出制御装置30は、主制御装置10に対し、計数メッセージの表示の終了を指示する表示終了信号を送信し、本処理を終了する。なお、このとき、払出制御装置30は、遊技可能球数を0に設定しても良い。
そして、表示終了信号を受信した主制御装置10は、サブ統合制御装置20に対し、計数メッセージの表示の終了を指示する表示終了コマンドを送信する。
表示終了コマンドを受信したサブ統合制御装置20は、計数メッセージの表示を終了すると共に、表示装置22に返却ボタンの操作を指示する返却メッセージを表示する。
その後、返却ボタンが操作されると、払出制御装置30を経由して主制御装置10から台間機50に返却信号が送信され、返却信号を受信した台間機50は、払出制御装置30に対し返却確認信号を送信する。
返却確認信号を受信した払出制御装置30では、遊技可能球数が無い状態で上述した終了判定処理が実行され、これにより、台間機50から遊技カードが排出される。
[効果]
本実施形態のパロット1によれば、MAXベットボタンの操作により遊技球がベットされると、遊技球の取り込みが開始されると共に、該遊技球の取り込みが完了したか否かに関らず、スタートレバーの操作が有効となる。
このため、MAXベットボタンの操作後、すぐにスタートレバーを操作することができ、該操作により、抽選やリールの回転等に並行して遊技球の取り込みが行われる。そして、スタートレバーの操作後、停止ボタンの操作により全リールが停止されるまでに要する時間を利用してベットされた遊技球の数に相当する遊技球の取り込みを行うことで、遊技球の取り込みのために遊技の進行が遅滞してしまう可能性を極力抑えることができる。
さらに、パロット1は、封入式として構成されており、外部から遊技球を投入すること無く遊技を行うことができるため、クレマンゴト等の不正行為を未然に防ぐことができる。
したがって、本実施形態のパロット1によれば、不正行為を防止しつつ、手早く遊技を行うことが可能となる。
[他の実施形態]
(1)本実施形態のパロット1は、3ベット単位でのみ遊技可能球をベットすることができるが、1ベット或いは2ベット単位で遊技可能球をベット可能な構成としても良い。このような場合であっても、同様の効果を得ることができる。
(2)また、本実施形態のパロット1では、払出制御装置30は、ベット有効判定処理において、ボーナス信号やはずれ信号を受信した場合には、遊技可能球が3ベット分以上存在すれば、主制御装置10に対してベット有効信号を送信する構成となっている。
しかしながら、払出制御装置30は、ベット有効判定処理において、ボーナス信号やはずれ信号を受信した場合には、主制御装置10から球取込信号を受信済であり、且つ、遊技可能球が3ベット分以上存在する場合に、主制御装置10に対してベット有効信号を送信しても良い。
また、払出制御装置30は、取込完了処理において、主制御装置10から球取込完了信号を受信した場合には、ボーナス信号やはずれ信号を受信済であり、且つ、遊技可能球が3ベット分以上存在する場合に、主制御装置10に対してベット有効信号を送信しても良い。
無論、払出制御装置30に取込装置40が接続されているという場合には、球取込信号の受信の有無に替えて、取込装置40の動作状態により、遊技球の取り込みが完了したか否かを判定するのは言うまでも無い。
こうすることにより、ストップボタンの操作により当選役が成立しなかった場合には、ベットされた遊技球の取り込みが完了した後に、遊技球を新たにベットすることが可能となる。このため、遊技球の取り込みが完了する前に、遊技のみが先に進行してしまうことを防ぐことができ、遊技の進行状態とパロット1における処理との整合性を保つことができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
本実施形態のパロット1が回胴式遊技機に相当し、ベット処理のS110が取込手段に、持球減算処理のS155が減算手段に、遊技可能球加算処理のS310,取込完了処理のS365が加算手段に相当する。
1…パロット、2…スタートレバーSW、3a…左リール停止SW、3b…中リール停止SW、3c…右リール停止SW、4…MAXベットSW、5a…左リール位置検出SW、5b…中リール位置検出SW、5c…右リール位置検出SW、6…入賞表示装置、7…返却SW、8a…左リールモータ、8b…中リールモータ、8c…右リールモータ、10…主制御装置、13…前枠閉鎖SW、14…内枠開放SW、20…サブ統合制御装置、21…表示制御装置、22…表示装置、30…払出制御装置、32…遊技球数表示基板、32a…計数SW、32b…遊技球数表示装置、34…揚上発射モータ、35…揚上入口センサ、36…揚上モータ監視センサ、38…適正量センサ、39…夜間監視SW、40…取込装置、50…台間機、51…精算表示装置、52…球貸SW、53…精算SW。

Claims (1)

  1. 内部に封入された遊技球を循環的に遊技媒体として使用して遊技を行う回胴式遊技機であって、
    抽選を行うための遊技球をベットするベットボタンの操作に応じて、遊技者が遊技に使用することができる遊技球の数である遊技可能球数からベットされた遊技球の数を減算する減算手段と、
    前記ベットボタンの操作に応じて、内部を循環する遊技球の中から、ベットされた遊技球の数に相当する遊技球を取り込む取込手段と、
    前記減算手段による減算が終了すると、前記取込手段による遊技球の取り込みが完了したか否かに関らず、スタートレバーの操作を有効とする開始手段と、
    前記スタートレバーの操作に応じてベットされた遊技球による前記抽選を行い、当選役を決める抽選手段と、
    前記スタートレバーの操作に応じて複数のリールを回転させると共に、停止ボタンの操作に応じて該停止ボタンに対応する前記リールを停止させるリール制御手段と、
    前記停止ボタンの操作により全ての前記リールが停止した際、入賞ライン上に前記当選役に対応する図柄が並んだ場合には、該当選役に対応する賞球数を前記遊技可能球数に加算する加算手段と、
    を備えることを特徴とする回胴式遊技機。
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