JP2014036945A - リン除去回収装置およびリン除去回収方法 - Google Patents

リン除去回収装置およびリン除去回収方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014036945A
JP2014036945A JP2012181861A JP2012181861A JP2014036945A JP 2014036945 A JP2014036945 A JP 2014036945A JP 2012181861 A JP2012181861 A JP 2012181861A JP 2012181861 A JP2012181861 A JP 2012181861A JP 2014036945 A JP2014036945 A JP 2014036945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction tower
cylinder
reaction
cylindrical
precipitation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012181861A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5952132B2 (ja
Inventor
Takeshi Nakamura
中村  剛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiki Ataka Engineering Co Ltd
Original Assignee
Daiki Ataka Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiki Ataka Engineering Co Ltd filed Critical Daiki Ataka Engineering Co Ltd
Priority to JP2012181861A priority Critical patent/JP5952132B2/ja
Publication of JP2014036945A publication Critical patent/JP2014036945A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5952132B2 publication Critical patent/JP5952132B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】リン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固形粒子を効率的に回収できるリン除去回収装置を提供する。
【解決手段】リン除去回収装置1は、反応塔2と反応筒体3とを備える。反応塔2は、反応塔直胴部21と、反応塔円錐部22と、反応塔沈殿円錐部23と、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶を沈殿分離する反応塔沈殿直胴部24とを有する。また、この反応塔沈殿直胴部24の内部に傾斜板42を設ける。さらに、反応塔沈殿円錐部23内に第1の筒体31を設け、この第1の筒体31の上方に筒状の第2の筒体35を設ける。これら第1の筒体31および第2の筒体35は、筒本体32,36とテーパ部33,37とを有する。また、テーパ部33と反応塔沈殿円錐部23の側面との間で下段スリット34を構成し、テーパ部37と筒本体32との間で上段スリット39を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リン酸イオンおよびアンモニウムイオン廃水や汚泥などの被処理物とマグネシウム化合物とを反応させて、被処理物のリンをリン酸マグネシウムアンモニウム(MAP)の固体粒子として回収するリン除去回収装置およびリン除去回収方法に関するものである。
近年、閉鎖性水域での富栄養化の一因子であるリン酸イオンの排出が問題になっている。特に、下水処理場の消化汚泥や消化汚泥脱水ろ液から排出された廃水などのような高濃度のリン酸イオンおよびアンモニウムイオンを含む廃水は、返流水として水処理系に返送されるため、例えばエアレーションタンクでの生物学的に除去されるリン量の限界より下水放流水中にリンが流出することになり、水域の富栄養化の原因となる。
また、このような廃水は、リン酸イオンおよびアンモニウムイオンがマグネシウムイオンと反応してMAPスケールを生成するため、配管などの設備の閉塞などの問題も生じている。
一方、枯渇資源の1つであるリンは大部分がリン鉱石から精製されるが、良質なリン鉱石の減少やリン鉱石輸出国の囲い込み政策などにより、近年では、リン鉱石の価格が上昇する傾向にあり、下水や生活排水などに含まれるリンを高効率に回収する技術が検討されている。
ここで、従来、高濃度のリン酸イオンおよびアンモニウムイオンを含む廃水のリン除去方法としては、アルミニウム塩や鉄塩などの金属塩とリンとを反応させる凝集分離法、リン鉱石や骨炭などの種晶にヒドロキシアパタイトの形でリンを析出させる晶析法(接触脱リン法)、微生物のリン過剰摂取作用を利用した生物学的脱リン法、および、活性アルミナなどのリン吸着剤を用いてリンを吸着除去する方法などがある。
しかしながら、これらのリンの除去方法は、除去したリンを有効に利用できない。そこで、除去したリンを有効に利用できる方法として、対象とする廃水や汚泥にマグネシウム分を添加し、リン酸マグネシウムアンモニウムとしてリンを析出させる造粒脱リン法(MAP法)が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
また、造粒脱リン法にてリン酸マグネシウムアンモニウムを造粒するための造粒脱リン装置としては、造粒塔の底部に撹拌用気体吹き込み管、および、固体粒子と廃水とを造粒塔の外に引き抜くための固体粒子払い出し管が設けられ、造粒塔内部にエアリフト用の円筒体が設けられたものが知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特許第3537495号公報 特許第3649471号公報 特開平8−24875号公報
しかしながら、上述の造粒脱リン法や造粒脱リン装置は、撹拌用気体吹き込み管が反応塔の最底部に接続されているため、撹拌用気体吹き込み管から供給された気体の一部が、造粒塔内部のエアリフト用の円筒体の外側を上昇し、気体による撹拌効果が低下してしまう可能性が考えられる。
そして、撹拌効果が低下すると、リン酸マグネシウムアンモニウムの固形粒子が成長しにくく、固形粒子の回収率が低下してしまう。
また、このように円筒体の外側を上昇する気体によって、反応塔上部でのリン酸マグネシウムアンモニウム固形粒子の重力沈殿が撹乱されてしまうため、沈殿分離が進行しにくく、固形粒子の回収率が低下する可能性が考えられる。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固形粒子を効率的に回収できるリン除去回収装置およびリン除去回収方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載されたリン除去回収装置は、リン酸イオンおよびアンモニウムイオンを含有した被処理物とマグネシウム化合物と反応させて、被処理物のリンをリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子として回収するリン除去回収装置であって、反応塔と、この反応塔の内部に設けられた筒状の反応筒体と、この反応筒体内へ被処理物を供給する被処理物供給手段と、前記反応筒体内へマグネシウム化合物を供給するマグネシウム化合物供給手段と、前記反応筒体内へ上方に向かって曝気用気体を供給する曝気用気体供給手段と、前記反応塔内へ圧密防止用気体を供給するための圧密防止用気体供給手段と、前記反応塔の底部に接続され、前記反応塔内で生成されたリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子を回収するための固体粒子回収手段と、前記反応塔の上部に位置し、リンが除去された処理物を流出するための流出手段とを具備し、前記反応塔は、円筒状の反応塔直胴部と、この反応塔直胴部の下部に配置され、下方に向かって縮径し底部が設けられた筒状の反応塔円錐部と、前記反応塔直胴部の上部に配置され、この反応塔直胴部へ向かって縮径した筒状の反応塔沈殿円錐部と、この反応塔沈殿円錐部の上部に配置され、前記処理物とリン酸マグネシウムアンモニウム結晶とを沈殿分離する円筒状の反応塔沈殿直胴部とを有し、この反応塔沈殿直胴部には、内部に少なくとも1つの傾斜板が設けられ、前記反応塔沈殿円錐部内には筒状の第1の筒体が設けられ、この第1の筒体の上方には筒状の第2の筒体が設けられ、これら第1の筒体および第2の筒体は、筒本体と、この筒本体の下端に接続され下方へ向かって拡径したテーパ部とを有し、前記第1の筒体のテーパ部と前記反応塔沈殿円錐部の側面との間で下段スリットが構成され、前記第2の筒体のテーパ部と前記第1の筒体の筒本体との間で上段スリットが構成され、この上段スリットは、前記反応塔沈殿直胴部より下方に位置し、前記反応筒体は、前記反応塔円錐部内から前記第2の筒体内に亘って配置されており、上端部が前記上段スリットより上方に位置し、下端部が前記反応塔直胴部より下方に位置し、前記曝気用気体供給手段は、先端部が前記反応塔内において前記反応筒体の下方に配置された曝気用気体供給管を有し、前記圧密防止用気体供給手段は、前記反応塔の底部に接続された圧密防止用気体供給管を有するものである。
請求項2に記載されたリン除去回収方法は、リン酸イオンおよびアンモニウムイオンを含有した被処理物とマグネシウム化合物と反応させて、被処理物のリン酸イオンをリン酸マグネシウムアンモニウムの固体粒子として回収するリン除去回収方法であって、請求項1記載のリン除去回収装置を用いるものである。
本発明によれば、反応塔沈殿直胴部内に傾斜板が設けられているため、反応塔沈殿直胴部での沈殿分離効果を向上できる。また、第1の筒体および第2の筒体がテーパ部を有するため、曝気用気体供給手段から供給された気体が反応筒体の外側を上昇したとしても、この気体をテーパ部にて第1の筒体内および第2の筒体内へ案内でき、反応塔沈殿直胴部での沈殿分離の阻害を防止できる。そのため、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固形粒子を効率的に回収できる。
本発明の一実施の形態に係るリン除去回収装置の構成図である。
以下、本発明の一実施の形態の構成について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1において、1はリン除去回収装置であり、このリン除去回収装置1は、リン酸イオンおよびアンモニウムイオンを含有した廃水または汚泥などの被処理物からリンを分離回収するものである。具体的には、リン除去回収装置1は、被処理物とマグネシウム化合物とを反応させることにより、被処理物のリンをリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子として回収する。
リン除去回収装置1は、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子を生成する反応塔2を備えている。
この反応塔2の内部には、例えば円筒などの筒状で、内部で被処理物とマグネシウム化合物とを反応させるための反応筒体3が反応塔2の軸方向に沿って設けられている。
また、反応塔2には、反応筒体3の軸方向の一側である下側から反応筒体3内へ被処理物を供給する被処理物供給手段4が設けられている。
さらに、反応塔2には、反応筒体3の軸方向の他側である上側から反応筒体3内へマグシム化合物を供給するマグネシウム化合物供給手段5が設けられている。
また、反応塔2には、反応筒体3の上側から反応筒体3内へアルカリ剤を供給するアルカリ剤供給手段6が設けられている。
さらに、反応塔2には、反応筒体3の下側から反応筒体3内に上方へ向かって曝気用の気体を供給する曝気用気体供給手段7が設けられている。
また、反応塔2の底部には、反応塔2内にて生成されて沈殿したリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子を回収するための固体粒子回収手段8が設けられている。
さらに、反応塔2の底部には、蓄積したリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子が圧密することを防止するための圧密防止用気体供給手段9が設けられている。
また、反応塔2の上部には、リンが除去された後の処理液や処理汚泥などの処理物を反応塔2外へ流出するための流出手段10が設けられている。
被処理物供給手段4は、先端部が反応塔2内における反応筒体3の下方に位置する被処理物供給管11を有している。なお、被処理物としては、特に高濃度のリン酸イオンが含まれた廃水または汚泥などを好適に処理できる。また、このような廃水または汚泥としては、例えば、下水処理場における消化汚泥、この消化汚泥の脱離液や脱水ろ液、メタン発酵脱離液、し尿や浄化槽汚泥の固液分離液、および、畜舎から排出される廃水である畜舎汚水などが想定される。
マグネシウム化合物供給手段5は、先端部が反応塔2内における反応筒体3の上方に位置するマグネシウム化合物供給管12を有している。なお、マグネシウム化合物は、例えば塩化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、硫酸マグネシウムおよび炭酸マグネシウムなどのマグネシウム薬剤が好ましく、特にコストを考慮すると水酸化マグネシウムが好ましいが、例えば海水などのようにマグネシウムイオンを含有するものであればよい。
アルカリ剤供給手段6は、先端部が反応塔2内における反応筒体3の上方に位置するアルカリ剤供給管13を有し、被処理物とマグネシウム化合物とを反応させる際に必要に応じてアルカリ剤を供給するものである。なお、アルカリ剤としては、例えば苛性ソーダなどが用いられる。
曝気用気体供給手段7は、先端部が反応塔2における反応筒体3の下方に位置した曝気用気体供給管14を有している。この曝気用気体供給管14の先端部は、反応筒体3の下方において被処理物供給管11の先端部より下方に位置しており、曝気用気体供給手段7から供給された曝気用の気体が反応筒体3内を上昇するのに伴って、エアリフト作用により被処理物が反応筒体3内を上昇する。なお、曝気用の気体は、特に限定されるものではないが、例えば空気などの炭酸ガスの含有量が少ない気体が好ましい。
固体粒子回収手段8は、回収管15と、この回収管15の開閉を操作するバルブや弁体などの開閉手段16とを有し、この開閉手段16にて回収管15を開放状態にすることにより、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子が回収される。
圧密防止用気体供給手段9は、曝気用気体供給管14から分岐し、回収管15の開閉手段16より反応塔2側に接続された圧密防止用気体供給管17を有している。そして、圧密防止用気体供給手段9は、回収管15が開閉手段16にて閉塞された状態にて、圧密防止用気体供給管17からの気体を回収管15を介して反応塔2内へ供給する。また、圧密防止用気体供給手段9から気体が供給されることによって、反応塔2の底部に蓄積されたリン酸マグネシウムアンモニウムの固体粒子間を気体が流動し、固体粒子の圧密が防止される。
流出手段10は、反応塔2の側面に設置された流出トラフ18と、この流出トラフ18および流出管路19に接続された流出部20とを有している。そして、反応塔2からの処理物は、流出トラフ18に設けられた図示しない越流堰を越流し、流出部20を介して流出管路19から反応塔2外へ流出される。
反応塔2は、円筒状の反応塔直胴部21を有し、この反応塔直胴部21の下部には、下方に向かって縮径した筒状の反応塔円錐部22が一体に接続されている。また、反応塔直胴部21の上部には、下方すなわち反応塔直胴部21へ向かって縮径した筒状の反応塔沈殿円錐部23が一体に接続されている。さらに、この反応塔沈殿円錐部23の上部には、上部が開口された円筒状の反応塔沈殿直胴部24が一体に接続されている。
このような反応塔2は、反応塔2の高さ(反応塔直胴部21、反応塔沈殿円錐部23および反応塔沈殿直胴部24の高さの合計)と反応塔直胴部21の直径との比率(反応塔2の高さ/反応塔直胴部21の直径)が、2以上7以下の範囲となるように設計することが好ましく、より好ましくは2.5以上6以下の範囲であり、さらに好ましくは3以上5以下の範囲である。
反応塔直胴部21は、反応筒体3より大径であり、反応筒体3および反応塔直胴部21は、反応筒体3の直径と反応塔直胴部21の直径との比率(反応筒体3の直径/反応塔直胴部21の直径)が、0.2以上0.8以下の範囲となるように設計することが好ましく、より好ましくは0.3以上0.7以下の範囲であり、さらに好ましくは0.4以上0.6以下の範囲である。
反応塔円錐部22は、側面が下方に向かって縮径し先端部である下端部が閉塞するように底部が形成されている。そして、反応塔円錐部22内では、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子が側面に沿って降下して底部に集合するように蓄積される。
反応塔沈殿円錐部23は、反応塔沈殿直胴部24から沈殿分離されて降下してきたリン酸マグネシウムアンモニウム結晶を側面に沿って整流するように降下させる。
これら反応塔円錐部22および反応塔沈殿円錐部23の側面の傾斜角度は、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶が側面に沿って降下しやすい角度であればよいが、例えば45度以上が好ましく、60度以上であればより好ましい。
ここで、反応塔沈殿円錐部23内には、例えば円筒などの筒状の第1の筒体31が設けられている。
この第1の筒体31は、反応筒体3より大径で反応塔直胴部21と略同径の円筒状の筒本体32を有する。また、この筒本体32の下端には、下方へ向かって拡径したテーパ部33が一体に接続されている。
また、第1の筒体31は、下端部すなわちテーパ部33の先端部が反応塔沈殿円錐部23と離間して対向して配置されている。そして、第1の筒体31のテーパ部33と反応塔沈殿円錐部23との間で、被処理物およびリン酸マグネシウムアンモニウム結晶が通過可能な下段スリット34が構成されている。
第1の筒体31の上方には、例えば円筒などの筒状の第2の筒体35が第1の筒体31から離間して設けられている。
この第2の筒体35は、反応筒体3より大径で筒本体32と略同径の筒本体36と、この筒本体36の下端に接続され下方に向かって拡径し先端が筒本体32より大径のテーパ部37と、筒本体36の上端に設けられた上面部38とを有している。
そして、第2の筒体35のテーパ部37と、第1の筒体31の筒本体32との間で、被処理物およびリン酸マグネシウムアンモニウム結晶が通過可能な上段スリット39が構成されている。この上段スリット39は、反応塔沈殿直胴部24より下方に位置している。
テーパ部33およびテーパ部37の傾斜角度は、沈殿分離されたリン酸マグネシウムアンモニウム結晶がテーパ部33およびテーパ部37に沿って降下しやすいように、筒本体32および筒本体36との安息角が45度以下となることが好ましく、30度以下であるとより好ましい。
反応塔沈殿直胴部24は、反応塔沈殿直胴部24の内側と第2の筒体35の外側との間で構成された重力沈殿部分41を有している。この重力沈殿部分41は、リンが除去された後の処理物とリン酸マグネシウムアンモニウムとを比重の違いにより沈殿分離する部分であり、沈殿分離効果を促進する少なくとも1つ(例えば4つ)の傾斜板42が上段スリット39より上方に位置するように設けられている。
傾斜板42は、下側が外側に位置するように傾斜しており、その傾斜角度は、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶の流動しやすさと沈殿分離促進効果とを考慮すると、45度以上70度以下が好ましく、より好ましくは55度以上65度以下である。また、傾斜板42の設置間隔は、被処理物としての汚泥などにより閉塞されにくいように、30mm以上が好ましい。さらに、傾斜板42は、反応塔沈殿直胴部24の軸方向の高さが、互い隣接する傾斜板42同士で構成される高さ(傾斜板42の設置間隔をBとし、傾斜角度をθとした場合、B×tanθ)の2倍以上となることが好ましい。
反応筒体3は、反応塔2内において、反応塔円錐部22内から第1の筒体31内を通って第2の筒体35内に亘って配置され、上端部が上段スリット39より上方に位置し、下端部が反応塔直胴部21より下方に位置している。
また、反応塔2および反応筒体3は、反応筒体3の下端部から反応塔直胴部21と反応塔円錐部22との境界部43までの長さと、境界部43から反応塔円錐部22の底部までの長さとの比率(反応筒体3の下端部から境界部43までの長さ/境界部43から反応塔円錐部22の底部までの長さ)が、0より大きく0.4以下の範囲となるように設計することが好ましく、より好ましくは0.05以上0.3以下の範囲であり、さらに好ましくは0.07以上0.25以下の範囲である。
反応塔2は、重力沈殿部分41の水面積負荷が、被処理物の供給量に対して5m/m/日以上60m/m/日以下の範囲となることが好ましく、より好ましくは6m/m/日以上50m/m/日以下の範囲であり、さらに好ましくは8m/m/日以上40m/m/日以下の範囲である。
次に、リン除去回収装置1による被処理物からのリン除去回収方法について説明する。
リン除去回収装置1にて被処理物からリンを除去回収する際には、まず、被処理物供給手段4から被処理物を反応筒体3内へ供給するとともに、曝気用気体供給手段7および圧密防止用気体供給手段9から気体を反応筒体3内へ向かって供給する。
また、このように被処理物および気体を供給しながら、マグネシウム化合物供給手段5からマグネシウム化合物を反応筒体3内へ供給する。
被処理物の供給量は、反応塔直胴部21にて形成される部分と、第1の筒体31にて形成される部分と、第2の筒体35にて形成される部分とにおける水滞留時間が5分以上90分以下の範囲となるように調整することが好ましく、より好ましくは10分以上60分以下であり、さらに好ましくは15分以上40分以下である。
曝気用気体供給手段7および圧密防止用気体供給手段9からの気体の供給量は、反応塔直胴部21の水平方向の断面積に対して、5m/m/時間以上100m/m/時間以下の範囲となるように調整することが好ましく、より好ましくは8m/m/時間以上70m/m/時間以下の範囲であり、さらに好ましくは10m/m/時間以上50m/m/時間以下の範囲である。なお、曝気用気体供給手段7と圧密防止用気体供給手段9との風量比率(曝気用の気体/圧密防止用の気体)は、3以上20以下の範囲となるように調整することが好ましい。
添加するマグネシウム化合物は、被処理物に含まれるリン酸イオンのモル比に対するマグネシウムのモル比([Mg]/[PO−P])が0.5以上2.0以下の範囲となるように調整することが好ましく、より好ましくは0.7以上1.5以下の範囲である。
このように被処理物が供給された反応筒体3内にマグネシウム化合物が供給されると、pHが上昇してアルカリ性となり、被処理物とマグネシウム化合物とが反応しやすい雰囲気になる。なお、被処理物のアルカリ度が低く、マグネシウム化合物を添加しても十分にpHが上昇しない場合などには、アルカリ剤供給手段6からアルカリ剤を適宜供給して、反応しやすいようにpHを調整してもよい。
また、反応筒体3内に曝気用の気体が供給されることにより、反応筒体3内に上昇気流が発生して被処理物とマグネシウム化合物とが曝気撹拌され、反応が促進される。
ここで、曝気用気体供給手段7から供給された気体が、例えば反応筒体3の外側へ漏れて上昇したとしても、テーパ部33またはテーパ部37に捕集され、第1の筒体31または第2の筒体35内へ案内される。
そして、反応筒体3内では、被処理物とマグネシウム化合物とが曝気用の気体で撹拌されながら反応してリン酸マグネシウムアンモニウム結晶が生成される。
このように反応筒体3で生成されたリン酸マグネシウムアンモニウム結晶、および、反応筒体3内の被処理物は、曝気用の気体による上昇気流にて反応筒体3の下端から第2の筒体35まで移動する。
ここで、反応筒体3の下端部近傍では、被処理物および曝気用の気体が吹き上げられているため負圧が生じ、反応筒体3と反応塔直胴部21との間で、下降流が生じるとともに、曝気用の気体による上昇気流で吹き上がるという循環流が生じる。
そして、反応筒体3からの曝気用の気体は、第2の筒体35に捕集されてそのまま外部へ排出され、反応筒体3からの被処理物およびリン酸マグネシウムアンモニウム結晶は、循環流によって反応筒体3の下端部へ返送される。
また、被処理物は、被処理物供給手段4から連続的に供給されるため、流出先が必要となり、反応塔2における流出先は、反応塔沈殿直胴部24の上部に設置された流出手段10のみである。したがって、循環流にのって移動している被処理物およびリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の一部が、水深の浅い開口部である上段スリット39から流出して流出手段10へ向かって上昇する。
上段スリット39を通過して反応塔沈殿円錐部23に流入したリン酸マグネシウムアンモニウム結晶および被処理物は、供給された被処理物の流量に相当する分が流出手段10へ向かって流出しようとする上昇流により重力沈殿部分41へ流動する。
リン酸マグネシウムアンモニウムは真比重が1.72であり、重力沈殿部分41では、比重の大きいリン酸マグネシウムアンモニウム結晶と被処理物とが傾斜板42を通過する。そして、通過する際に、比重の違いにより傾斜板42を通ってリン酸マグネシウムアンモニウム結晶が沈殿分離される。
なお、重力沈殿部分41における被処理物の供給量に対する水滞留時間は、5分以上120分以下の範囲となることが好ましく、より好ましくは10分以上90分以下の範囲であり、さらに好ましくは15分以上60分以下である。
そして、沈殿分離されたリン酸マグネシウムアンモニウム結晶は、反応塔沈殿円錐部23の側面に沿って降下し、下段スリット34を通過して整流されながら、反応塔直胴部21へ流出される。
また、このように反応塔直胴部21に流入したリン酸マグネシウムアンモニウム結晶は、反応筒体3の下端部へ向かう循環流にのって、再度、反応筒体3内を吹き上がり、供給されたマグネシウム化合物と反応して、結晶表面にさらにリン酸マグネシウムアンモニウムが析出して造粒される。
このように造粒されて反応塔直胴部21に流入したリン酸マグネシウムアンモニウム結晶は、反応塔直胴部21から反応塔円錐部22へ流動し、反応塔円錐部22の側面に沿って降下して、反応塔円錐部22の底部に蓄積する。
また、反応筒体3から第2の筒体35に流入したリン酸マグネシウムアンモニウム結晶のうち、上段スリット39を通過しなかったものは、そのまま反応筒体3と第1の筒体31との間を降下し、反応塔直胴部21を降下して、反応塔円錐部22の底部に蓄積する。
このようにリン酸マグネシウムアンモニウム結晶は、曝気によって反応塔2内を流動することにより、固体粒子に成長し、最終的に反応塔円錐部22の底部に蓄積される。
そして、例えば2日以上2週間以下などの所定の周期にて、開閉手段16により回収管15を開放状態にしてリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子を反応塔2外に払い出し回収する。
このように回収されたリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子は、肥料原料、培養土および土壌改良材の副資材などのリン酸化合物として有効利用可能である。
一方、反応塔沈殿直胴部24にてリン酸マグネシウムアンモニウム結晶が分離され、リンが除去された後の処理物は、反応塔沈殿直胴部24から流出トラフ18を介して流出部20へ流出し、流出管路19から反応塔2外へ排出される。
また、反応塔2から排出された処理物は、さらにリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子の回収率を向上するために、液体サイクロンや重力沈殿槽に送り、微粒子を回収した後に反応塔2へ返送する構成にしてもよい。
次に、上記一実施の形態の作用および効果を説明する。
上記一実施の形態によれば、反応塔沈殿直胴部24内に傾斜板42が設けられているため、重力沈殿部分41での比重の違いによる沈殿分離効果を向上でき、例えば、比較的に粒径の小さいリン酸マグネシウムアンモニウム結晶であっても沈殿分離できる。そのため、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固形粒子を効率的に回収できる。
特に、傾斜板42の傾斜角度を45度以上70度以下にすることにより、重力沈殿部分41での沈殿分離効果を向上できる。
また、第1の筒体31がテーパ部33を有し、第2の筒体35がテーパ部37を有するため、曝気用気体供給手段から供給された気体が反応筒体3から漏れて反応筒体3の外側を上昇したとしても、この気体をテーパ部33またはテーパ部37にて捕集して第1の筒体31内および第2の筒体35内へ案内でき、テーパ部37より上方への気体の上昇を防止できる。そのため、気体による反応塔沈殿直胴部24での沈殿分離の阻害を防止でき、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子を効率的に回収できる。
また、反応筒体3の上端部が上段スリット39より上方に位置するため、反応筒体3内を上昇する気体が上段スリット39から流出せず、反応塔沈殿直胴部24にて適切に沈殿分離できる。
さらに、圧密防止用気体供給手段9が設けられ、曝気用気体供給管14と圧密防止用気体供給管17とを別個に設置することにより、曝気用気体供給管14の先端部を所望の位置に設置できるため、曝気用の気体が反応筒体3内に供給されやすく、エアリフト作用が得られやすいように曝気用気体供給管14を適切な位置に設置できる。したがって、曝気用の気体によるエアリフト作用を向上できるとともに、曝気用の気体が反応筒体3の外側に漏れにくく、漏れた気体により沈殿分離が阻害されることを防止できる。
反応塔直胴部21と、第1の筒体31の筒本体32および第2の筒体35の筒本体36とを略同径にすることにより、曝気用の気体が反応筒体3から漏れて上昇したとしても、この気体の拡散の範囲を反応塔直胴部21の延長線上に制御でき、テーパ部33およびテーパ部37でより確実に捕集できる。
なお、被処理物の汚泥濃度が1000mg/L程度や1000mg/Lより低い場合は、従来の反応塔における沈殿分離方法であっても、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子を回収できるが、消化汚泥のように汚泥濃度が10000mg/L程度や10000mg/Lを超える場合には、粘性が上昇するため、従来の反応塔における沈殿分離方法であると、リン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子の重力低下効果が低下する。一方、消化汚泥自体は沈降速度が遅いため、反応塔2内での沈降による蓄積のおそれがない。そこで、沈殿分離部である反応塔沈殿直胴部24における沈殿効果を上昇するために曝気用気体の漏洩を防止し、整流効果を向上させ、傾斜板42により沈殿効果を向上させることがリン酸マグネシウムアンモニウム回収率の向上に有効である。
上記一実施の形態では、反応塔2にアルカリ剤供給手段6が設けられた構成としたが、アルカリ剤は必要に応じて添加するものであり、アルカリ剤供給手段6が設けられていない構成にしてもよい。
また、傾斜板42が4つ設けられた構成には限定されず、傾斜板42の数は適宜選択できる。
以下、本実施例について説明する。
反応塔直胴部21の直径が300mmで、反応塔沈殿直胴部24の直径が600mmであり、反応塔直胴部21、反応塔円錐部22、反応塔沈殿円錐部23および反応塔沈殿直胴部24を合わせた全高が1500mmで、全容積が156リットル(L)である反応塔2を用い、反応塔2内に直径150mmの反応筒体3を設置してリン除去回収装置1を構成した。
このようなリン除去回収装置1に、リン酸態リン290mg/Lおよびアンモニア性窒素820mg/Lを含有し、pH7.4の被処理物としての嫌気性消化汚泥を5000L/日の流量で連続的に供給した。また、嫌気性消化汚泥におけるリン酸態リンのモル数に対してマグネシウム添加モル比が0.9となるようにマグネシウム化合物としての水酸化マグネシウムを連続的に供給した。さらに、曝気用の気体としての空気を50L/分で連続的に供給して曝気した。
また、反応塔2の流出手段10から流出した処理物としての処理汚泥を液体サイクロンに通し、回収側を反応塔2へ返送した。
流出手段10から流出した処理汚泥についてリン酸態リン濃度を測定した結果、32mg/Lまで低下していた。
また、反応塔円錐部22に蓄積したリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子を2〜4日に1回の頻度で回収した。
そして、回収したリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子について、質量を測定するとともに回収されたリン量を算出し、回収間隔におけるリン酸態リン除去量に対する回収率を算出した結果、回収率は90%であった。
1 リン除去回収装置
2 反応塔
3 反応筒体
4 被処理物供給手段
5 マグネシウム化合物供給手段
7 曝気用気体供給手段
8 固体粒子回収手段
9 圧密防止用気体供給手段
10 流出手段
14 曝気用気体供給管
17 圧密防止用気体供給管
21 反応塔直胴部
22 反応塔円錐部
23 反応塔沈殿円錐部
24 反応塔沈殿直胴部
31 第1の筒体
32 筒本体
33 テーパ部
34 下段スリット
35 第2の筒体
36 筒本体
37 テーパ部
39 上段スリット
42 傾斜板

Claims (2)

  1. リン酸イオンおよびアンモニウムイオンを含有した被処理物とマグネシウム化合物と反応させて、被処理物のリンをリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子として回収するリン除去回収装置であって、
    反応塔と、
    この反応塔の内部に設けられた筒状の反応筒体と、
    この反応筒体内へ被処理物を供給する被処理物供給手段と、
    前記反応筒体内へマグネシウム化合物を供給するマグネシウム化合物供給手段と、
    前記反応筒体内へ上方に向かって曝気用気体を供給する曝気用気体供給手段と、
    前記反応塔内へ圧密防止用気体を供給するための圧密防止用気体供給手段と、
    前記反応塔の底部に接続され、前記反応塔内で生成されたリン酸マグネシウムアンモニウム結晶の固体粒子を回収するための固体粒子回収手段と、
    前記反応塔の上部に位置し、リンが除去された処理物を流出するための流出手段とを具備し、
    前記反応塔は、
    円筒状の反応塔直胴部と、
    この反応塔直胴部の下部に配置され、下方に向かって縮径し底部が設けられた筒状の反応塔円錐部と、
    前記反応塔直胴部の上部に配置され、この反応塔直胴部へ向かって縮径した筒状の反応塔沈殿円錐部と、
    この反応塔沈殿円錐部の上部に配置され、前記処理物とリン酸マグネシウムアンモニウム結晶とを沈殿分離する円筒状の反応塔沈殿直胴部とを有し、
    この反応塔沈殿直胴部には、内部に少なくとも1つの傾斜板が設けられ、
    前記反応塔沈殿円錐部内には筒状の第1の筒体が設けられ、この第1の筒体の上方には筒状の第2の筒体が設けられ、
    これら第1の筒体および第2の筒体は、筒本体と、この筒本体の下端に接続され下方へ向かって拡径したテーパ部とを有し、
    前記第1の筒体のテーパ部と前記反応塔沈殿円錐部の側面との間で下段スリットが構成され、前記第2の筒体のテーパ部と前記第1の筒体の筒本体との間で上段スリットが構成され、
    この上段スリットは、前記反応塔沈殿直胴部より下方に位置し、
    前記反応筒体は、前記反応塔円錐部内から前記第2の筒体内に亘って配置されており、上端部が前記上段スリットより上方に位置し、下端部が前記反応塔直胴部より下方に位置し、
    前記曝気用気体供給手段は、先端部が前記反応塔内において前記反応筒体の下方に配置された曝気用気体供給管を有し、
    前記圧密防止用気体供給手段は、前記反応塔の底部に接続された圧密防止用気体供給管を有する
    ことを特徴とするリン除去回収装置。
  2. リン酸イオンおよびアンモニウムイオンを含有した被処理物とマグネシウム化合物と反応させて、被処理物のリン酸イオンをリン酸マグネシウムアンモニウムの固体粒子として回収するリン除去回収方法であって、
    請求項1記載のリン除去回収装置を用いる
    ことを特徴とするリン除去回収方法。
JP2012181861A 2012-08-20 2012-08-20 リン除去回収装置およびリン除去回収方法 Active JP5952132B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012181861A JP5952132B2 (ja) 2012-08-20 2012-08-20 リン除去回収装置およびリン除去回収方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012181861A JP5952132B2 (ja) 2012-08-20 2012-08-20 リン除去回収装置およびリン除去回収方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016115250A Division JP2016175083A (ja) 2016-06-09 2016-06-09 リン除去回収装置およびリン除去回収方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014036945A true JP2014036945A (ja) 2014-02-27
JP5952132B2 JP5952132B2 (ja) 2016-07-13

Family

ID=50285481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012181861A Active JP5952132B2 (ja) 2012-08-20 2012-08-20 リン除去回収装置およびリン除去回収方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5952132B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105110452A (zh) * 2015-08-12 2015-12-02 深圳市清研环境科技有限公司 污水处理装置及其污水处理方法
JP2016087584A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 クボタ環境サ−ビス株式会社 リン回収設備及びリン回収方法
JP2016087583A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 クボタ環境サ−ビス株式会社 リン回収設備及びリン回収方法
JP2016175083A (ja) * 2016-06-09 2016-10-06 日立造船株式会社 リン除去回収装置およびリン除去回収方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0824875A (ja) * 1994-07-12 1996-01-30 Unitika Ltd 造粒脱リン装置
JPH08192168A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Unitika Ltd 造粒脱リン装置
JPH10249359A (ja) * 1997-03-11 1998-09-22 Kitakiyuushiyuushi 海水利用のリン除去回収装置
JP2000086214A (ja) * 1998-09-18 2000-03-28 Kubota Corp リン回収方法
JP3537495B2 (ja) * 1994-07-19 2004-06-14 ユニチカ株式会社 造粒脱リン装置
JP3649471B2 (ja) * 1995-06-12 2005-05-18 ユニチカ株式会社 造粒脱リン装置
US20080073265A1 (en) * 2004-09-10 2008-03-27 Paques B.V. Process for the Simultaneous Removal of Bod and Phosphate from Waste Water
JP2010046607A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Kurita Water Ind Ltd 晶析装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0824875A (ja) * 1994-07-12 1996-01-30 Unitika Ltd 造粒脱リン装置
JP3537495B2 (ja) * 1994-07-19 2004-06-14 ユニチカ株式会社 造粒脱リン装置
JPH08192168A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Unitika Ltd 造粒脱リン装置
JP3649471B2 (ja) * 1995-06-12 2005-05-18 ユニチカ株式会社 造粒脱リン装置
JPH10249359A (ja) * 1997-03-11 1998-09-22 Kitakiyuushiyuushi 海水利用のリン除去回収装置
JP2000086214A (ja) * 1998-09-18 2000-03-28 Kubota Corp リン回収方法
US20080073265A1 (en) * 2004-09-10 2008-03-27 Paques B.V. Process for the Simultaneous Removal of Bod and Phosphate from Waste Water
JP2010046607A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Kurita Water Ind Ltd 晶析装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016087584A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 クボタ環境サ−ビス株式会社 リン回収設備及びリン回収方法
JP2016087583A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 クボタ環境サ−ビス株式会社 リン回収設備及びリン回収方法
CN105110452A (zh) * 2015-08-12 2015-12-02 深圳市清研环境科技有限公司 污水处理装置及其污水处理方法
JP2016175083A (ja) * 2016-06-09 2016-10-06 日立造船株式会社 リン除去回収装置およびリン除去回収方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5952132B2 (ja) 2016-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1979273B1 (en) Process and reactor for anaerobic waste water purification
JP4743627B2 (ja) 液中イオンを含む水又は汚泥の処理装置
US7402245B2 (en) Digested sludge treatment apparatus
US10040685B2 (en) Apparatus for the extraction of phosphorus from wastewater
EP1806324A1 (en) Process and reactor for anaerobic waste water purification
JP5952132B2 (ja) リン除去回収装置およびリン除去回収方法
US20100018918A1 (en) Method and device for the aerobic treatment of waste water
KR102404514B1 (ko) 인 결정화 장치를 갖는 하·폐수처리시설
CN107473466A (zh) 一种选矿废水的处理方法
US20120031849A1 (en) Aerated reactor apparatus and methods
US8968572B2 (en) Method and apparatus for the purification of water contaminated with sulfate ions and with heavy metal ions
JP6592406B2 (ja) 晶析装置、メタン発酵設備、及びメタン発酵設備におけるスケール防止方法
JP4519485B2 (ja) リンの回収方法及び装置
CN104986894A (zh) 一种气液联用软化高硬度废水的方法及装置
JP2007244995A (ja) 消化汚泥の処理装置
JP2016175083A (ja) リン除去回収装置およびリン除去回収方法
KR101279771B1 (ko) 인 회수 장치 및 그 방법
KR101037888B1 (ko) 침전, 생물학적 분해, 여과, 인제거, 자외선소독 일체형 하이브리드 하폐수 처리장치
JP5124907B2 (ja) リン除去方法
JP2007244994A (ja) 消化汚泥の処理方法及び処理設備
KR100842304B1 (ko) 폭기와 용존공기부상을 이용한 폐광산 갱내수 정화처리설비 및 처리공법
JP5808638B2 (ja) 高濃度カルシウム、アルカリ含有排水の処理方法及び処理装置
CN101633524A (zh) 一种畜禽养殖废水磷的去除与回收工艺和装置
CN208471728U (zh) 一种酸性矿山废水的处理装置
JP2008183562A (ja) 脱リン装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20150521

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150609

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150807

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5952132

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250