JP2014036850A - 導光式の痛み軽減装置 - Google Patents

Abstract

【課題】振動及び照明機能を具備する導光式の痛み軽減装置を提供する。
【解決手段】グリップ部を主に備え、前記グリップ部は電池を内設させるパイプ部を更に備え、前記パイプ部の一端には底蓋を螺接させ、前記底蓋の底部の位置にはボタンを有し、前記パイプ部の他端には前蓋を螺接させ、前記底蓋内には接続台座を内設させ、前記接続台座の端面にはスイッチユニットを有し前記ボタンと連動させ、前記前蓋にはベースが連結され、前記ベースの中空の内部には振動ユニットが設けられ、前記ベースは発光ユニットに更に電気的に接続され、前記ベースは接合台座に更に対応して連結されると共に前記振動ユニット及び発光ユニットを内設させ、前記接合台座の頂部の位置には導光板を挿設させる収納溝が設けられて前記発光ユニットの位置に精確に対応させ、前記発光ユニットの光源を受光させて導光作用を発生させる。
【選択図】図３

Description

本発明は、手術道具に関し、より詳しくは、振動及び照明機能を具備する導光式の痛み軽減装置に関する。

歯学技術の発展は現在既に成熟の域に達しており、歯科診療は以前のように雑ではなくなったが、現在に至ってもまだ多くの患者が歯の治療を怖れる傾向にあり、成人患者でさえも歯科の診療用椅子に座ると不安や緊張を感じ、治療中も患者の口腔内へ薬物を注射する際等に恐怖感を覚える。

患者の不安や恐怖を減らすためのよくある手法として、手術前に亜酸化窒素を酸素と混合させて患者に亜酸化窒素をまず吸入させ、患者の情緒を緩和させると共に鎮痛させた後に局部麻酔薬や他の薬物を注射することで痛感を低減させる方法がある。然しながら、亜酸化窒素と酸素を混合させる導引装置は全ての歯科診療所が購入出来るものではなく、またこの装置は潜在的な危険性が指摘されており人出の足りない診療所に設置させるには不向きである。

従来の技術痛み軽減装置は牽引器及び振動器を内設させるグリップ部をそれぞれ有し、これにより連結される牽引器を連動させて振動を発生させ、前記牽引器を用いて患者の口腔の辺縁を引張り振動を発生させ、振動作用により患者の注意を逸らし、患者の注射及びそれに続く治療への不安を緩和させることで麻酔及び治療をスムーズに進める。

しかしながら、前述した従来の技術では、痛み軽減装置は利便性を有しはするが、牽引器が引っ張れる口腔箇所には制限があり、他の部位に使用したくとも牽引可能な箇所が無いため使用できなかった。そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本発明の提案に到った。

本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。上記課題解決のため、本発明は、圧力原理を利用して直接振動力を患部に伝導させ、同時に環状の圧力構造により医師が患部に注射する際に偏差を生じさせず、二重作用の効果を有する導光式の痛み軽減装置を提供することを主目的とする。

本発明は、導光板を圧力構造として採用することで圧力作用以外に、前記導光板の導光特性を利用して光源を照明用途として用いる導光式の痛み軽減装置を提供することを別の目的とする。

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る導光式の痛み軽減装置は、
グリップ部を備え、
前記グリップ部は、
中空状を呈し、電池を内設させるパイプ部と、
前記パイプ部の一端に螺接され、底部の位置にはボタンを有する底蓋と、
前記パイプ部の他端に螺接される前蓋と、
前記底蓋内に内設されると共に前記電池に電気的に接続され、その端面には前記ボタンと連動するスイッチユニットを有する接続台座と、
前記前蓋に連結される中空のベース体であり、前記電池に電気的に接続され、中空の内部には振動ユニットが設けられ、発光ユニットに更に電気的に接続されるベースと、
中空のベース体であり、前記ベースに対応して連結され、前記振動ユニット及び発光ユニットに内設され、頂部の位置には収納溝が設けられる接合台座と、
一端は前記収納溝内に挿設され、前記発光ユニットからの光源を得らせて導光を発生させるように前記発光ユニットの位置に精確に対応し、他端には挿入孔が設けられる導光板を更に備えることを特徴とする。

本発明によれば、医師が患部に注射する際の偏差の解消が得られる。

本発明に係る導光式の痛み軽減装置の分解背面図である。 本発明に係る導光式の痛み軽減装置の構造正面図である。 本発明に係る導光式の痛み軽減装置の組合せ図である。 本発明に係る導光式の痛み軽減装置の操作を示す概略断面図である。 図５ａは、本発明の別の実施形態の構造正面図である。図５ｂは、本発明の別の実施形態の構造背面図である。

以下に図面を参照して本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。

図１は本発明に係る導光式の痛み軽減装置の分解背面図で、図２は本発明に係る導光式の痛み軽減装置の構造正面図である。図１及び図２に示すように、本発明に係る痛み軽減装置は電池１００を内設させる中空のパイプ部１を有し、前記パイプ部１の一端には中空底蓋２が螺接され、前記底蓋２の底端にはボタン２１を有し、前記底蓋２内には接続台座３が設けられる。本実施形態の前記接続台座３は回路基板であり、前記接続台座３にはスイッチユニット３１が設けられ、前記スイッチユニット３１は前記ボタン２１に連動され、前記スイッチユニット３１の接続台座３の反対の他面には接続端子３２が設けられる。本実施形態では前記接続端子３２は金属ばねであり、前記接続端子３２は前記スイッチユニット３１及び前記電池１００を電気的に接続される。また、前記パイプ部１の他端には中空前蓋４が螺接され、前記前蓋４は前記パイプ部１及び底蓋２に組み合わされてユーザーに握らせるグリップ部２００を形成させる。前記前蓋４の頂端には孔部４１を有し、図２の正面図に示すように、前記前蓋４には中空のベース５が覆設され、前記ベース５の底部には固定ピン５１が設けられ、前記固定ピン５１は鍵穴５１１を有し、前記固定ピン５１はボルト３００により前記前蓋４及び鍵穴５１１内に貫設されて前記ベース５及び前蓋４の位置を対応させて固定させる。前記ベース５は導線５２に電気的に接続されて防水ワッシャー５３を貫通させた後導電板５４に再び電気的に接続され、前記防水ワッシャー５３は前記固定ピン５１に環装され、前記前蓋４を前記固定ピン５１が相互に組み合わせられる際にその内部に挟装させる。前記導電板５４は前記電池１００の電極端に接触されて電気的な接続を形成させ、電力を前記導線５２を経由させて前記ベース５に伝送させる。前記ベース５内には振動ユニット５５が設けられて電池１００に電気的に接続され、図２の正面図によれば、前記ベースは他の導線５２ａに更に電気的に接続され、前記導線５２ａは基板５６に電気的に接続され、前記基板５６の頂面には発光ユニット５７が設けられる。このほか、本実施形態の発光ユニット５７は発光ダイオード（LED）である。前記ベース５には切り替えユニット５８が更に設けられる。本実施形態では前記切り替えユニット５８は前記基板５６に設けられ、これは切り替えスイッチであり、図１によると、前記切り替えユニット５８は前記発光ユニット５７及び振動ユニット５５の操作モードの制御に用いられ、発光ユニット５７により発光のみが行われ、或いは振動ユニット５５により振動のみが行われ、または発光ユニット５７の発光及び振動ユニット５５の振動が同時に行われる。

図１及び図２によれば、前記ベース５には接合台座６が連結され、前記接合台座６は中空のベース体であり、前記接合台座６の底部には貫通溝６１及び貫通孔６２をそれぞれ有し、前記貫通溝６１は前記基板５６を内設させて前記発光ユニット５７を前記接合台座６の内部に侵入させる。前記貫通孔６２は前記振動ユニット５５を内設させて振動作用を有する前記接合台座６を連動させ、また、前記接合台座６の頂部の位置には収納溝６３を有する。前記接合台座６は湾曲状を呈する導光板７に連結され、前記導光板７は接続端７１を有し、前記接続端７１は前記接合台座６の収納溝６３内に挿設されて前記発光ユニット５７の位置に対応させる。前記導光板７の他端は環状を呈するプッシュ端７２を有し、前記プッシュ端７２は挿入孔７２１を有して患部位置に精確に対応させて注射を行わせる。この組み合わせの完成図は図３である。

図４は本発明に係る導光式の痛み軽減装置の操作を示す概略断面図である。図４に示すように、前記導光板７が前記グリップ部２００に組み込まれた後、前記導光板７の接続端７１は前記発光ユニット５７の位置に精確に対応され、前記グリップ部２００の底部の位置のボタン２１が押されると、電池１００の電力を前記発光ユニット５７及び振動ユニット５５に伝送させ、前記発光ユニット５７の発光後に光源は前記導光板７の導光作用により前記プッシュ端７２にガイドされ、これによりプッシュ端７２は照明作用を有する。また前記導光板７のプッシュ端７２の発光モードは発散式の照明モードであり、前記導光板７の四方から光源を発散させ、これにより医師は前記装置のプッシュ端７２を利用して口腔内部の治療を行う際に、前記プッシュ端７２が口腔内部を照らし、外部の照明光源が照射できない死角に照射出来るため医師の視界がより鮮明になる。前記振動ユニット５５の振動作用を起動させると、前記接合台座６及び前記導光板７を連動させて共振作用を起こさせ、前記導光板７の患部に対する圧力により対応する部位を固定させて、前記導光板７は振動を発生させた状態で前記患部を連動させて影響を与え、続いて医師は注射器の針を前記プッシュ端７２の挿入孔７２１に挿入させて患部に注射し、患部は振動の影響を受けるため患部の痛感が軽減される。

また、図５ａ及び図５ｂに示すように、本発明の導光板７の表裏両表面には表面微粒化処理がそれぞれ施され、この実施方式は表面に設置顆粒或いは微小の菱形曲面パターンを設置させて、前記発光ユニットの光源が前記導光板７に導光した後、導光板の微粒化処理後により生成される多角度の反射面により光源の反射面積が増加するため導光の均斉度も増加し、前記導光板７の表裏両面が異なる操作モードに於いても等しく照明作用を発生させる。

以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。

１ パイプ部
２ 底蓋
２１ ボタン
３ 接続台座
３１ スイッチユニット
３２ 接続端子
４ 前蓋
４１ 孔部
５ ベース
５１ 固定ピン
５１１ 鍵穴
５２ 導線
５２ａ 導線
５３ 防水ワッシャー
５４ 導電板
５５ 振動ユニット
５６ 基板
５７ 発光ユニット
５８ 切り替えユニット
６ 接合台座
６１ 貫通溝
６２ 貫通孔
６３ 収納溝
７ 導光板
７１ 接続端
７２ プッシュ端
７２１ 挿入孔
１００ 接合部
２００ グリップ部
３００ ボルト

Claims (13)

1. グリップ部を備え、
   前記グリップ部は、
   中空状を呈し、電池を内設させるパイプ部と、
   前記パイプ部の一端に螺接され、底部の位置にはボタンを有する底蓋と、
   前記パイプ部の他端に螺接される前蓋と、
   前記底蓋内に内設されると共に前記電池に電気的に接続され、その端面には前記ボタンと連動するスイッチユニットを有する接続台座と、
   前記前蓋に連結される中空のベース体であり、前記電池に電気的に接続され、中空の内部には振動ユニットが設けられ、発光ユニットに更に電気的に接続されるベースと、
   中空のベース体であり、前記ベースに対応して連結され、前記振動ユニット及び発光ユニットに内設され、頂部の位置には収納溝が設けられる接合台座と、
   一端は前記収納溝内に挿設され、前記発光ユニットからの光源を得らせて導光を発生させるように前記発光ユニットの位置に精確に対応し、他端には挿入孔が設けられる導光板を更に備える事を特徴とする導光式の痛み軽減装置。
2. 前記前蓋頂部の位置には貫通孔が設けられる事を特徴とする、請求項１に記載の導光式の痛み軽減装置。
3. 前記ベースの底部の位置には前記貫通孔内に内設される固定ピンを更に有し、前記固定ピンはボルトを穿設させて前記前蓋に相互に固定させる鍵穴を更に有する事を特徴とする、請求項２に記載の導光式の痛み軽減装置。
4. 前記固定ピンには前記前蓋とベースとの間に挟装される防水ワッシャーが更に環装される事を特徴とする、請求項３に記載の導光式の痛み軽減装置。
5. 前記ベースは導電板に更に電気的に接続され、電池に接触させて電気的な接続を形成させる事を特徴とする、請求項１に記載の導光式の痛み軽減装置。
6. 前記ベースは基板に更に電気的に接続され、前記基板には前記発光ユニットが装設される事を特徴とする、請求項１に記載の導光式の痛み軽減装置。
7. 前記導光板は接続端及びプッシュ端を更に備え、前記接続端は前記収納溝に挿設される事を特徴とする、請求項１に記載の導光式の痛み軽減装置。
8. 前記プッシュの端は環状を呈する事を特徴とする、請求項７に記載の導光式の痛み軽減装置。
9. 導光板は湾曲状を呈する事を特徴とする、請求項１に記載の導光式の痛み軽減装置。
10. 前記接合台座の底部には貫通溝及び貫通孔を更に有し、前記発光ユニット及び振動ユニットをそれぞれ内設させる事を特徴とする、請求項１に記載の導光式の痛み軽減装置。
11. 於前記ベース上には前記振動ユニット及び発光ユニットの操作モードを制御させる切り替えユニットが設けられる事を特徴とする、請求項１に記載の導光式の痛み軽減装置。
12. 前記切り替えユニットは前記基板に設けられる事を特徴とする、請求項１１に記載の導光式の痛み軽減装置。
13. 前記導光板の表面には微粒化構造を有する事を特徴とする、請求項１に記載の導光式の痛み軽減装置。

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