JP2014017671A - 予測ベクトル生成装置、画像符号化装置、画像復号装置、予測ベクトル生成方法、およびプログラム - Google Patents

予測ベクトル生成装置、画像符号化装置、画像復号装置、予測ベクトル生成方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】良好な符号化効率を得ることができる予測ベクトル生成装置を提供すること。
【解決手段】非基準視点画像における対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを生成する予測ベクトル生成装置であって、対象ブロックの隣接ブロックに関する視差ベクトルを取得する視差ベクトル取得部と、取得した視差ベクトルを参照して、他の視点画像におけるブロックを選択し、該ブロックに関する動きベクトルを取得する動きベクトル取得部と、動きベクトル取得部が取得した動きベクトルを用いて、対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを決定する予測ベクトル決定部とを具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、予測ベクトル生成装置、画像符号化装置、画像復号装置、予測ベクトル生成方法、およびプログラムに関する。
動画像の符号化では、フレームをブロックに分割し、該ブロックに近い画像を、他のフレームから取得して予測画像とする動き予測が行われている。そして、このブロックに近い画像を示すベクトルを動きベクトルと呼び、当該ブロックの周辺のブロックの動きベクトルから当該ブロックの動きベクトルを予測することも行われている(例えば、非特許文献1、2を参照)。なお、動きベクトルの予測による得られるベクトルを、予測ベクトルという。
また、ISO(International Organization For Standardization)では、3次元映像符号の標準規格であり、複数の視点画像とデプスマップとを符号化するMPEG−3DVの規格化が行われている(非特許文献3)。
"Advanced video coding for generic audiovisual services", ITU-T H.264, March 2009 "High efficiency video coding (HEVC) text specification draft 7", Joint Collaborative Team on Video Coding (JCT-VC) of ITU-T SG16 WP3 and ISO/IEC JTC1/SC29/WG11, 9th Meeting: Geneva, CH, 27 April - 7 May 2012, 2012, JCTVC-H1003 version 5 "3次元映像符号化の国際標準化動向", NTT技術ジャーナル, August 2011
しかしながら、前述のMPEG−3DVのように複数の視点画像を符号化する際には、前述の動き予測に加えて、対象ブロックに近い画像を、他の視点画像から取得して予測画像とする視差予測も行われる。この場合、非特許文献1、2のように、動きベクトルを予測する際に、周辺ブロックの動きベクトルを用いようとしても、周辺ブロックが視差予測により予測画像を生成しているときは、周辺ブロックの動きベクトルが得られない。このため、予測ベクトルの精度が悪くなってしまい、良好な符号化効率が得られないことがあるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、良好な符号化効率を得ることができる予測ベクトル生成装置、画像符号化装置、画像復号装置、予測ベクトル生成方法、およびプログラムを提供することにある。
(1)この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様は、非基準視点画像における対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを生成する予測ベクトル生成装置であって、前記対象ブロックの隣接ブロックに関する視差ベクトルを取得する視差ベクトル取得部と、前記取得した視差ベクトルを参照して、他の視点画像におけるブロックを選択し、該ブロックに関する動きベクトルを取得する動きベクトル取得部と、前記動きベクトル取得部が取得した動きベクトルを用いて、前記対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを決定する予測ベクトル決定部とを具備することを特徴とする。
(2)また、本発明の他の態様は、(1)に記載の予測ベクトル生成装置であって、前記動きベクトル取得部が選択するブロックは、前記対象ブロックを起点にしたときに、前記視差ベクトル取得部が取得した視差ベクトルが示す点を含むブロックであることを特徴とする。
(3)また、本発明の他の態様は、(2)に記載の予測ベクトル生成装置であって、前記動きベクトル取得部は、前記視差ベクトルが示す点を含むブロックが動きベクトルを有していないときは、該ブロックの隣接ブロックに関する動きベクトルを取得することを特徴とする。
(4)また、本発明の他の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載の予測ベクトル生成装置であって、前記動きベクトル取得部は、前記視差ベクトル取得部が複数の視差ベクトルを取得したときは、前記対象ブロックのデプス値に近いデプス値を有する前記隣接ブロックの視差ベクトルの方を優先することを特徴とする。
(5)また、本発明の他の態様は、(1)から(3)のいずれかに記載の予測ベクトル生成装置であって、前記動きベクトル取得部は、前記視差ベクトル取得部が複数の視差ベクトルを取得したときは、前記複数の視差ベクトル各々に対応する他の視点画像におけるブロックに関する動きベクトルのうち、前記対象ブロックのデプス値に近いデプス値を有するブロックに関する動きベクトルを優先して取得することを特徴とする。
(6)また、本発明の他の態様は、(1)から(5)のいずれかの項に記載の予測ベクトル生成装置を具備することを特徴とする画像符号化装置である。
(7)また、本発明の他の態様は、(1)から(5)のいずれかの項に記載の予測ベクトル生成装置を具備することを特徴とする画像復号装置である。
(8)また、本発明の他の態様は、非基準視点画像における対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを生成する予測ベクトル生成方法であって、前記対象ブロックの隣接ブロックに関する視差ベクトルを取得する第1の過程と、前記取得した視差ベクトルを参照して、他の視点画像におけるブロックを選択し、該ブロックに関する動きベクトルを取得する第2の過程と、前記第2の過程にて取得した動きベクトルを用いて、前記対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを決定する第3の過程とを有することを特徴とする。
(9)また、本発明の他の態様は、コンピュータを、非基準視点画像における対象ブロックの隣接ブロックに関する視差ベクトルを取得する視差ベクトル取得部、前記視差ベクトルを参照して、他の視点画像におけるブロックを選択し、該ブロックに関する動きベクトルを取得する動きベクトル取得部、前記動きベクトル取得部が取得した動きベクトルを用いて、前記対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを決定する予測ベクトル決定部として機能させるためのプログラムである。
この発明によれば、良好な符号化効率を得ることができる。
この発明の第1の実施形態による画像伝送システム10の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る画像符号化装置100の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る予測ベクトル生成部110の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る第1候補ベクトル生成部111の動作を説明する概念図である。 同実施形態に係る第1候補ベクトル生成部111の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態に係る予測ベクトル生成部110の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態に係る画像復号装置300の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る予測ベクトル生成部306の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る予測ベクトル生成部306の動作を説明するフローチャートである。 同実施形態の変形例による第2候補ベクトル生成部114の動作を説明するフローチャートである。 この発明の第2の実施形態による画像符号化装置100aの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る予測ベクトル生成部110aの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る画像復号装置300aの構成を示す概略ブロック図である。 この発明の第3の実施形態による予測ベクトル生成部110bの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る非基準画像のフレームの例NBV1を示す図である。 同実施形態に係るフレームNBV1に対応するデプスマップDm1を示す図である。 同実施形態に係る第1候補ベクトル生成部111bの動作を説明するフローチャートである。 同実施形態に係る予測ベクトル生成部306bの構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態の変形例による非基準画像のフレームの例NBV2を示す図である。 同実施形態に係るフレームNBV2に対応する基準視点画像のフレームBV2を示す図である。 同実施形態に係る第1候補ベクトル生成部111bの動作を説明するフローチャートである。 各実施形態の変形例による基準視点画像のフレームの例BV3を示す図である。 同変形例に係る動きベクトル取得部113の動作を説明するフローチャートである。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、この発明の第1の実施形態による画像伝送システム10の構成を示す概略ブロック図である。画像伝送システム10は、複数の視点画像とデプスマップとを符号化して伝送し、伝送先において、これらを用いた自由視点画像の表示を可能とするシステムである。図1に示すように、画像伝送システム10は、画像符号化装置100、ネットワーク200、画像復号装置300、自由視点画像表示装置400を含んで構成される。
画像符号化装置100は、複数の視点画像(テクスチャ画像ともいう)T各々を符号化し、視点画像T各々の符号化ストリームTeを生成する。さらに、画像符号化装置100は、符号化した視点画像T各々に対応するデプスマップDを符号化し、デプスマップ各々のデプスマップ符号化ストリームDeを生成する。ネットワーク200は、これらの符号化ストリームTeとデプスマップ符号化ストリームDeとを、画像復号装置300に伝送する、IP(Internet Protocol)ネットワーク、ケーブルテレビ網などのネットワークである。なお、符号化ストリームTeとデプスマップ符号化ストリームDeとは、本実施形態のようにネットワークにより伝送されてもよいが、地上デジタル放送、衛星放送などの放送波により伝送されてもよいし、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイ(Blu-ray(登録商標))などの記録媒体により伝送されてもよい。
画像復号装置300は、ネットワーク200が伝送した符号化ストリームTeとデプスマップ符号化ストリームDeとを復号し、復号視点画像Tdと復号デプスマップDdとを生成する。自由視点画像表示装置400は、画像復号装置300が生成した復号視点画像Tdおよび復号デプスマップDdを用いて、任意の視点からの画像を生成する。自由視点画像表示装置400は、液晶ディスプレイや、有機EL(electroluminescence)ディスプレイなどの表示デバイスを備え、生成した任意の視点からの画像を、該表示デバイスを用いて表示する。なお、この任意の視点からの画像は、2次元画像であってもよいし、立体画像であってもよい。
図2は、画像符号化装置100の構成を示す概略ブロック図である。図2に示すように、画像符号化装置100は、減算部101、DCT(Discrete Cosine Transform)変換・量子化部102、エントロピー符号化部103、逆量子化・逆DCT変換部104、加算部105、参照画像メモリ106、予測部107、減算部108、ベクトルメモリ109、予測ベクトル生成部110(予測ベクトル生成装置)、デプスマップ符号化部121、デプスマップメモリ122を含んで構成される。
減算部101は、入力された視点画像Tから、予測部107が生成した予測画像Pを減算し、減算結果を示す残差信号を生成する。ここで、減算とは、視点画像Tの画素の画素値から、予測画像Pの対応する画素の画素値を減ずることである。DCT変換・量子化部102は、減算部101が生成した残差信号をDCT変換して、DCT係数を算出する。DCT変換・量子化部102は、算出したDCT係数を量子化して、量子化係数を算出する。エントロピー符号化部103は、DCT変換・量子化部102が算出した量子化係数と、減算部108が算出した差分ベクトルΔvと、予測ベクトル生成部110が選択したインデックスidxと、予測部107が選択した予測モードとをエントロピー符号化して、符号化ストリームTeを生成する。
逆量子化・逆DCT変換部104は、DCT変換・量子化部102が算出した量子化係数を逆量子化する。さらに、逆量子化・逆DCT変換部104は、逆量子化した結果を逆DCT変換して、復号残差信号を生成する。加算部105は、逆量子化・逆DCT変換部104が生成した復号残差信号と、予測部107が生成した予測画像Pとを加算して、復号画像を生成する。参照画像メモリ106は、加算部105が生成した復号画像を、参照画像として記憶する。
予測部107は、視点画像Tの各フレームを分割したブロック毎に、参照画像メモリ106が記憶する参照画像を用いて、予測画像Pを生成する。予測部107は、複数の予測方式の中から1つを選択し、該選択した予測方式を用いて、予測画像Pを生成する。予測方式の選択方法としては、例えば、予測画像Pと視点画像Tとの差分が最も小さくなる予測方式を選択する方法があるが、これに限らず、その他の方法であってもよい。
視点画像Tが基準視点画像(ベースビュー(Base View)ともいう)のときは、上述の選択対象の複数の予測方式は、イントラ予測および動き予測である。また、視点画像Tが非基準視点画像(ノンベースビュー(Non-base View)ともいう)のときは、上述の選択対象の複数の予測方式は、イントラ予測、動き予測および視差予測である。
なお、イントラ予測は、予測画像Pを生成する際の参照画像として、対象ブロックが属するフレームを用いる予測方式である。予測部107は、イントラ予測を選択したときは、予測画像Pを生成する際に用いた予測モードをエントロピー符号化部103に通知する。
動き予測(動き補償ともいう)は、予測画像Pを生成する際の参照画像として、対象ブロックが属する視点画像Tのうち、対象ブロックが属するフレームとは異なるフレームを用いる予測方式である。予測部107は、動き予測を選択したときは、予測画像Pを生成する際に用いた動きベクトルMvを、ベクトルメモリ109と減算部108とに通知する。なお、動きベクトルMvは、対象ブロックの座標から、予測画像Pとしたブロックの参照画像における座標までのベクトルを表す情報と、参照画像としたフレームを示す情報(例えば、ref_index(参照ピクチャ番号)、やPOC;Picture Order Count(ピクチャの表示順序))とを含む。
視差予測(視差補償ともいう)は、予測画像Pを生成する際の参照画像として、対象ブロックが属する視点画像Tとは異なる視点画像Tのフレームのうち、対象ブロックが属するフレームと表示順序が同じ(同じPOCを持つ)フレームを用いる予測方式である。予測部107は、視差予測を選択したときは、予測画像Pを生成する際に用いた視差ベクトルDvを、ベクトルメモリ109と減算部108とに通知する。なお、視差ベクトルDvは、対象ブロックの座標から、予測画像Pとしたブロックの参照画像における座標までのベクトルを表す情報と、参照画像としたフレームを示す情報(例えば、ref_index(参照ピクチャ番号)、やview_id(ビュー識別子))とを含む。
また、基準視点画像は、符号化する際に、視差予測を用いることができない視点画像Tであり、非基準視点画像は、符号化する際に、視差予測を用いることができる視点画像Tである。例えば、画像符号化装置100は、複数の視点画像Tのうち、最初に画像符号化装置100に入力される視点画像Tを、基準視点画像とし、その他の視点画像Tを、非基準視点画像とする。本実施形態では、複数の視点画像Tに含まれる基準視点画像は1つのみであり、非基準視点画像の視差予測をする際は、その基準視点画像および既に符号化済みの非基準視点画像を参照画像とする。
減算部108は、予測部107から通知された動きベクトルMvまたは視差ベクトルDvから、予測ベクトル生成部110が生成した予測ベクトルPvを減算し、減算結果である差分ベクトルΔvをエントロピー符号化部103に通知する。減算部108は、該動きベクトルMvまたは視差ベクトルDvに含まれていた参照画像としたフレームを示す情報を、差分ベクトルΔvに含める。ベクトルメモリ109は、予測部107から通知された動きベクトルMvと視差ベクトルDvとを記憶する。
予測ベクトル生成部110は、予測部107が動き予測を選択して予測画像を生成したブロックに対しては、動きベクトルの予測ベクトルPvを生成する。予測ベクトル生成部110は、複数の候補ベクトルの中から選択したものを予測ベクトルPvとするが、この選択した候補ベクトルを示すインデックスidxをエントロピー符号化部103に通知する。動きベクトルの予測ベクトルPvの生成方法およびインデックスidxの詳細については、後述する。
また、予測ベクトル生成部110は、予測部107が視差予測を選択して予測画像を生成したブロックに対しては、視差ベクトルの予測ベクトルPvを生成する。予測ベクトル生成部110は、複数の候補ベクトルの中から選択したものを予測ベクトルPvとするが、この選択した候補ベクトルを示すインデックスidxをエントロピー符号化部103に通知する。なお、視差ベクトルの予測ベクトルPvの生成には、公知の生成方法を用いることができる。
デプスマップ符号化部121は、視点画像Tの各フレームに対応するデプスマップDを符号化して、デプスマップ符号化ストリームDeを生成する。なお、デプスマップ符号化部121は、デプスマップ符号化ストリームDeを生成する際に、デプスマップ符号化ストリームDeを復号した復号デプスマップDdも生成する。デプスマップメモリ122は、デプスマップ符号化部121が生成した復号デプスマップDdを記憶する。
図3は、予測ベクトル生成部110の構成を示す概略ブロック図である。図3に示すように、予測ベクトル生成部110は、第1候補ベクトル生成部111、第2候補ベクトル生成部114、予測ベクトル決定部115、視差ベクトル予測部116、スイッチ部117を含んで構成される。第1候補ベクトル生成部111は、視差ベクトル取得部112、動きベクトル取得部113を含んで構成される。
視差ベクトル取得部112は、対象ブロックの隣接ブロックが有する視差ベクトルDvを、ベクトルメモリ109から読み出す。なお、隣接ブロックは、対象ブロックの左側に隣接するブロックのうち、最も上側のブロックと、対象ブロックの上側に隣接するブロックのうち、最も左側のブロックと、対象ブロックの右上角で接しているブロックとの3つのブロックである。隣接ブロックは、その予測画像が視差予測により生成されたときは、視差ベクトルDvを有している。しかし、その他の予測方式(動き予測あるいはイントラ予測)により予測画像が生成されたときは、視差ベクトルDvを有さない。動きベクトルMvについても同様である。
動きベクトル取得部113は、視差ベクトル取得部112が取得した視差ベクトルDvを参照して、該視差ベクトルDvが示す他の視点画像におけるブロック(対応ブロックともいう)を選択し、該ブロックが有する動きベクトルMvをベクトルメモリ109から読み出す。動きベクトル取得部113は、読み出した動きベクトルMvを第1候補ベクトルとして、予測ベクトル決定部115に通知する。
より具体的には、上述の対応ブロックは、動きベクトル取得部113が取得する動きベクトルMvは、対象ブロックの中心点を起点にしたときに、視差ベクトル取得部112が取得した視差ベクトルDvが示す点を含むブロックである。なお、視差ベクトルDvが示す点の座標は、起点の座標に視差ベクトルDvを加算した座標である。また、対応ブロックは、対象ブロックが属するフレームと同じ表示順序の視差ベクトルDvが参照している別視点の視点画像のフレームに属する。
第2候補ベクトル生成部114は、対象ブロックの隣接ブロックが有する動きベクトルMvを、ベクトルメモリ109から読み出す。第2候補ベクトル生成部114は、読み出した動きベクトルMvを、第2候補ベクトルとして、予測ベクトル決定部115に通知する。本実施形態では、隣接ブロックは3つであるので、第2候補ベクトルは最大で3つであるが、その他の数であってもよい。
予測ベクトル決定部115は、第1候補ベクトルと、第2候補ベクトルとの中から、対象ブロックの動きベクトルとの差分が少ないものを選択し、予測ベクトルPvとする。予測ベクトル決定部115は、第1候補ベクトルと第2候補ベクトルとのうち、いずれのベクトルを予測ベクトルとしたかを示すインデックスidxを生成する。なお、第1候補ベクトル生成部111、第2候補ベクトル生成部114、予測ベクトル決定部115は、対象ブロックの予測画像が動き予測により生成されたときのみ動作する。
視差ベクトル予測部116は、視差ベクトルの予測ベクトルと、インデックスidxを生成する。視差ベクトル予測部116による予測ベクトルの生成方法は、公知の方法を用いることができる。一例としては、視差ベクトル予測部116は、対象ブロックに隣接するブロックの視差ベクトルをベクトルメモリ109から読み出し、読み出した視差ベクトルを第3の候補ベクトルとする。また、視差ベクトル予測部116は、デプスマップメモリ122から復号デプスマップDdを読出し、対象ブロックの平均デプス値を算出する。視差ベクトル予測部116は、この平均デプス値を視差ベクトルに変換し、第4の候補ベクトルとする。なお、視差ベクトルに変換される対象ブロックのデプス値は、該ブロックの中心点のデプス値としてもよいし、該ブロックを構成する全画素のデプス値の中央値、最頻値、最小値または最大値としてもよい。
視差ベクトル予測部116は、第3候補ベクトルと、第4候補ベクトルとの中から、対象ブロックの視差ベクトルとの差分が少ないベクトルを選択し、予測ベクトルPvとする。視差ベクトル予測部116は、第3候補ベクトルと第4候補ベクトルとのうち、いずれのベクトルを予測ベクトルとしたかを示すインデックスidxを生成する。なお、視差ベクトル予測部116は、対象ブロックの予測画像が視差予測により生成されたときのみ動作する。
スイッチ部117は、予測ベクトルPvとインデックスidxとが、予測ベクトル決定部115あるいは視差ベクトル予測部116から入力されると、入力された予測ベクトルPvとインデックスidxとを、エントロピー符号化部103に通知する。
図4は、第1候補ベクトル生成部111の動作を説明する概念図である。図4において、画像NBVは、非基準視点画像のあるフレームである。画像BVは、基準視点画像のあるフレームであり、画像NBVと同じ表示順序のフレームである。符号Boは、対象ブロックであり、符号A、B、Cが付された矩形は、対象ブロックBoの隣接ブロックである。視差ベクトル取得部112は、対象ブロックBoの隣接ブロックであるブロックA、B、Cの視差ベクトルをベクトルメモリ109から読み出す。ここでは、ブロックAのみが視差ベクトルDv_aを有していたとする。
動きベクトル取得部113は、対象ブロックBoの中心Cnと同じ座標の、基準視点座標における点Cbを起点としたときに、視差ベクトルDv_aが示す点を含むブロックBp(対応ブロックともいう)が有する動きベクトルMvcをベクトルメモリ109から読み出し、第1候補ベクトルとする。ここで、ブロックBpの予測画像が、動き予測ではなく、イントラ予測により生成されていた場合には、ブロックBpは動きベクトルを有していない。その場合、動きベクトル取得部113は、第1候補ベクトルは無いことを、予測ベクトル決定部115に通知する。
なお、本実施形態において、視差ベクトル取得部112が視差ベクトルを取得する隣接ブロックは3つであったが、これに限らない。3つを超える数でもよいし、3つ未満でもよい。また、視差ベクトルを取得する隣接するブロックの位置も、図4に示す位置でなくてもよい。例えば、対象ブロックの左側で隣接するブロックのうち、最も下に位置するブロックや、対象ブロックの上に隣接するブロックのうち、最も右に位置するブロックや、対象ブロックの左下角や左上角で接している隣接ブロックの視差ベクトルを、視差ベクトル取得部112が取得するようにしてもよい。また、直前に符号化した参照画像の中の対象ブロックと同じ座標のブロックの視差ベクトルを、視差ベクトル取得部112が取得するようにしてもよい。
図5は、第1候補ベクトル生成部111の動作を説明するフローチャートである。図5に示すフローチャートが示す処理は、動き予測により予測画像を生成した1つの対象ブロックに対する第1候補ベクトル生成部111の処理である。視差ベクトル取得部112は、対象ブロックの隣接ブロックの視差ベクトルをベクトルメモリ109から取得する(Sa1)。動きベクトル取得部113は、隣接ブロックを左下から右上の順に一つずつ選択して、ステップSa3〜Sa5の処理を行う(Sa2、Sa6)。動きベクトル取得部113は、ステップSa2で選択している隣接ブロックに視差ベクトルが在るか否かを判定する(Sa3)。無いと判定したときは(Sa3−No)、ステップSa4、Sa5を飛ばして、ステップSa2に戻って、次の隣接ブロックを選択する。
一方、ステップSa3にて在ると判定したときは(Sa3−Yes)、動きベクトル取得部113は、該隣接ブロックの視差ベクトルから、基準視点画像における対応ブロックを特定する(Sa4)。動きベクトル取得部113は、特定した対応ブロックに動きベクトルが在るか否かを判定する(Sa5)。在ると判定したときは(Sa5−Yes)、動きベクトル取得部113は、該動きベクトルをベクトルメモリ109から取得し、第1候補ベクトルとし(Sa8)、処理を終了する。
一方、ステップSa5にて無いと判定したときは(Sa5−No)、ステップSa2に戻って、次の隣接ブロックを選択する。全ての隣接ブロックについて、ステップSa3〜Sa5を処理したときは、動きベクトル取得部113は、第1候補ベクトルは無しにし(Sa7)、処理を終了する。なお、ステップSa7にて、第1候補ベクトルを無しにする代わりに、0ベクトルを第1候補ベクトルとするようにしてもよい。
図6は、予測ベクトル生成部110の動作を説明するフローチャートである。予測ベクトル生成部110は、対象ブロックの予測画像が動き予測により生成されたか否かを判定する(Sb1)。動き予測であると判定したときは(Sb1−Yes)、第2候補ベクトル生成部114が、隣接ブロックの動きベクトルMvを取得し、第2候補ベクトルとする(Sb2)。次に、第1候補ベクトル生成部111が図5に示す処理を行い、第1候補ベクトルを決定する(Sb3)。次に、予測ベクトル決定部115が、第1候補ベクトル、第2候補ベクトルの中から予測ベクトルを選択する(Sb4)。予測ベクトル決定部115は、ステップSb4における選択結果を示すインデックスidxも生成する。なお、第1候補ベクトルは1つであり、第2候補ベクトルは最大3つであるので、インデックスidxは、これらの合計4つのうちの1つを示すインデックスである。次に、スイッチ部117は、選択された予測ベクトルPvと、生成されたインデックスidxを出力し(Sb5)、処理を終了する。
また、ステップSb1にて、動き予測でないと判定したときは(Sb1−No)、予測ベクトル生成部110は、対象ブロックの予測画像が視差予測により生成されたか否かを判定する(Sb6)。視差予測であると判定したときは(Sb6−Yes)、視差ベクトル予測部116が、隣接ブロックの視差ベクトルDvを取得し、第3候補ベクトルとする(Sb7)。次に、視差ベクトル予測部116は、対象ブロックのデプス値を、デプスマップメモリ122から読み出した復号デプスマップDdから抽出する。視差ベクトル予測部116は、対象ブロックのデプス値の平均値を、視差ベクトルに変換し、第4候補ベクトルとする(Sb8)。次に、視差ベクトル予測部116は、第3ベクトルと第4候補ベクトルとの中から予測ベクトルPvとするベクトルを1つ選択し(Sb9)、ステップSb5に遷移する。なお、ステップSb9において、視差ベクトル予測部116は、ステップSb9における選択結果を示すインデックスidxも生成する。なお、第3候補ベクトルは最大3つであり、第4候補ベクトルは1つであるので、インデックスidxは、これらの合計4つのうちの1つを示すインデックスである。
また、ステップSb6にて、視差予測でないと判定したときは(Sb6−No)、対象ブロックの予測画像は、イントラ予測により生成されているので、予測ベクトルPvおよびインデックスidxを生成せずに、処理を終了する。
図7は、画像復号装置300の構成を示す概略ブロック図である。図7に示すように、画像復号装置300は、エントロピー復号部301、逆量子化・逆DCT変換部302、加算部303、加算部304、ベクトルメモリ305、予測ベクトル生成部306(予測ベクトル生成装置)、予測部307、参照画像メモリ308、デプスマップ復号部309、デプスマップメモリ310を含んで構成される。
エントロピー復号部301は、図2のエントロピー符号化部103における符号化方式に対応する復号処理を、符号化ストリームTeに対して行う。エントロピー復号部301は、この復号処理の結果から、インデックスidx、差分ベクトルΔv、量子化係数、予測モードを分離する。逆量子化・逆DCT変換部302は、図2の逆量子化・逆DCT変換部104と同様の処理を、エントロピー復号部301が分離した量子化係数に対して行い、復号残差信号を生成する。加算部303は、逆量子化・逆DCT変換部302が生成した復号残差信号と、予測部307が生成した予測画像Pとを加算し、復号視点画像Tdを生成する。
加算部304は、エントロピー復号部301が分離した差分ベクトルΔvと、予測ベクトル生成部306が生成した予測ベクトルPvとを加算し、動きベクトルMvまたは視差ベクトルDvを生成する。加算部304は、生成した動きベクトルMvと視差ベクトルDvとを、ベクトルメモリ305に記憶させる。ベクトルメモリ305は、動きベクトルMvと視差ベクトルDvとを記憶する。
予測ベクトル生成部306は、エントロピー復号部301が分離したインデックスidxと、ベクトルメモリ305が記憶するベクトルと、デプスマップメモリ310が記憶する復号デプスマップDdとを参照して、予測ベクトルPvを生成する。なお、予測ベクトル生成部306の詳細については、後述する。
予測部307は、視点画像Tを分割したブロック各々の予測画像Pを生成する。予測部307は、各ブロックの予測画像Pを、図2の予測部107で用いたものと同じ予測方式を用いて生成する。なお、予測画像Pを生成する際の参照画像は、参照画像メモリ308から取得する。予測部107でイントラ予測により予測画像Pが生成されたブロックについては、予測部307は、エントロピー復号部301が分離した予測モードに従ったイントラ予測を行い、予測画像Pを生成する。
また、予測部107で動き予測により予測画像Pが生成されたブロックについては、予測部307は、ベクトルメモリ305が記憶している当該ブロックの動きベクトルMvを用いた動き予測を行い、予測画像Pを生成する。また、予測部107で視差予測により予測画像Pが生成されたブロックについては、予測部307は、ベクトルメモリ305が記憶している当該ブロックの視差ベクトルDvを用いた視差予測を行い、予測画像Pを生成する。
参照画像メモリ308は、加算部303が生成した復号視点画像Tdを参照画像として記憶する。デプスマップ復号部309は、図2のデプスマップ符号化部121における符号化方式に対応する復号処理を、デプスマップ符号化ストリームDeに対して行い、復号デプスマップDdを生成する。デプスマップメモリ310は、デプスマップ復号部309が生成した復号デプスマップDdを記憶する。
図8は、予測ベクトル生成部306の構成を示す概略ブロック図である。図8に示すように、予測ベクトル生成部306は、第1候補ベクトル生成部111、第2候補ベクトル生成部114、予測ベクトル選択部361、視差ベクトル予測部362、スイッチ部363を含んで構成される。同図において図3の各部に対応する部分には同一の符号(111〜114)を付け、その説明を省略する。
予測ベクトル選択部361は、第1候補ベクトル生成部111が生成した第1候補ベクトルと、第2候補ベクトル生成部114が生成した第2候補ベクトルとの中から、インデックスidxが示すベクトルを選択する。視差ベクトル予測部362は、図3の視差ベクトル予測部116と同様にして、第3候補ベクトルと第4候補ベクトルとを生成し、これらの中からインデックスidxが示すベクトルを選択する。スイッチ部363は、予測方式が動き予測のブロックが対象のときは、予測ベクトル選択部361が選択したベクトルを予測ベクトルPvとして出力する。また、スイッチ部363は、予測方式が視差予測のブロックが対象のときは、視差ベクトル予測部362が選択したベクトルを予測ベクトルPvとして出力する。
図9は、予測ベクトル生成部306の動作を説明するフローチャートである。同図において図6の各部に対応する部分には同一の符号(Sb1〜Sb3、Sb6〜Sb8)を付け、その説明を省略する。予測ベクトル生成部306は、ステップSb1の前に、エントロピー復号部301が分離したインデックスを取得する(Sc1)。
また、ステップSb3の後、予測ベクトル選択部361は、ステップSc1にて取得したインデックスidxに従い、第1候補ベクトルと第2候補ベクトルとの中からベクトルを1つ選択する(Sc4)。次に、スイッチ部363は、ステップSc4にて選択されたベクトルを予測ベクトルPvとして出力する(Sc5)。
また、ステップSb8の後、視差ベクトル予測部362は、ステップSc1にて取得したインデックスidxに従い、第3候補ベクトルと第4候補ベクトルとの中からベクトルを1つ選択する(Sc9)。次に、スイッチ部363は、ステップSc9にて選択されたベクトルを予測ベクトルPvとして出力する(Sc5)。
このように、本実施形態では、隣接ブロックの視差ベクトルを用いて、対応ブロックを特定し、該対応ブロックの動きベクトルを、動きベクトルの予測ベクトル生成に用いている。これにより、隣接ブロックが動きベクトルを有していないときにおける、動きベクトルの予測精度の劣化を防ぎ、良好な符号化効率を得ることができる。
なお、本実施形態において、予測ベクトル生成部306は、第1候補ベクトルおよび第2候補ベクトルの中から生成するものを、インデックスidxに従い選択し、生成したものを動きベクトルの予測ベクトルPvとするようにしてもよい。これにより、その他の候補ベクトルを生成する処理を省くことができる。視差ベクトルの予測ベクトルPvを生成する際も同様である。
また、図5において、動きベクトル取得部113は、対応ブロックの動きベクトルを取得する際に、隣接ブロックを左下から右上の順に処理しているが、どのような順に処理をしてもよい。
[第1の実施形態の変形例]
第1の実施形態では、第2候補ベクトル生成部114は、対象ブロックの隣接ブロックが有する動きベクトルを第2候補ベクトルとしたが、H.264と同様に、これらの中間値を第2候補ベクトルとする。この場合、第2候補ベクトルは、1つのみであるので、インデックスidxは、第1候補ベクトルであるか第2候補ベクトルのどちらが選択されて予測ベクトルPvとなったかを示す情報となる。
図10は、本変形例における第2候補ベクトル生成部114の動作を説明するフローチャートである。なお、図6、図9のステップSb2に相当する動作である。第2候補ベクトル生成部114は、隣接ブロックの動きベクトルを取得し、候補グループとする(Sd1)。次に、第2候補ベクトル生成部114は、動きベクトルの無い隣接ブロックの数だけ、ゼロベクトルを候補グループに追加する(Sd2)。これにより、隣接ブロックは3つであるので、候補グループには、3つのベクトルからなるグループとなる。次に、第2候補ベクトル生成部114は、候補グループを構成するベクトルのx軸成分、y軸成分各々の中間値を取る。第2候補ベクトル生成部114は、該中間値を要素とするベクトルを、第2候補ベクトルとする(Sd3)。
また、視差ベクトル予測部116における第3候補ベクトルについても、同様にして生成するようにしてもよい。
本変形例においても、第1の実施形態と同様に、動きベクトルの予測精度の劣化を防ぎ、良好な符号化効率を得ることができる。
[第2の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、動きベクトルの予測ベクトルを決定する際には、第1候補ベクトルと第2候補ベクトルとの中から選択し、視差ベクトルの予測ベクトルを決定する際には、第3候補ベクトルと第4候補ベクトルとの中から選択していた。そして、これらの選択結果を示すインデックスidxを、符号化ストリームTeに含めていた。第2の実施形態では、第1候補ベクトルを、動きベクトルの予測ベクトルをし、第4候補ベクトルを視差ベクトルの予測ベクトルとする。これにより、インデックスidxが不要となる。
本実施形態における画像伝送システム10aは、画像符号化装置100に変えて画像符号化装置100aを有し、画像復号装置300に変えて画像復号装置300aを有する。図11は、画像符号化装置100aの構成を示す概略ブロック図である。同図において、図2の各部に対応する部分には同一の符号(101、102、104〜109、111、112)を付し、説明を省略する。図11に示すように、画像符号化装置100aは、減算部101、DCT変換・量子化部102、エントロピー符号化部103a、逆量子化・逆DCT変換部104、加算部105、参照画像メモリ106、予測部107、減算部108、ベクトルメモリ109、予測ベクトル生成部110a、デプスマップ符号化部121、デプスマップメモリ122を含んで構成される。
エントロピー符号化部103aは、図2のエントロピー符号化部103と同様であるが、符号化する対象にインデックスidxを含まない点が異なる。予測ベクトル生成部110aは、予測ベクトルPvを生成するが、図2の予測ベクトル生成部110とは異なりインデックスidxは生成しない。なお、予測ベクトル生成部110aは、予測ベクトルPvを生成する際に、第2候補ベクトルおよび第3候補ベクトルを生成しない点も、予測ベクトル生成部110と異なる。
図12は、予測ベクトル生成部110aの構成を示す概略ブロック図である。同図において、図3の各部に対応する部分には同一の符号(111〜113)を付し、説明を省略する。図12に示すように、予測ベクトル生成部110aは、第1候補ベクトル生成部111、視差ベクトル予測部116a、スイッチ部117aを含んで構成される。視差ベクトル予測部116aは、図3の視差ベクトル予測部116における第4候補ベクトルを生成する。
スイッチ部117aは、対象ブロックの予測画像が動き予測で生成されたときは、第1候補ベクトル生成部111の動きベクトル取得部113が生成した第1候補ベクトルを予測ベクトルPvとする。また、スイッチ部117aは、対象ブロックの予測画像が視差予測で生成されたときは、視差ベクトル予測部116aが生成した第4候補ベクトルを予測ベクトルPvとする。
図13は、画像復号装置300aの構成を示す概略ブロック図である。同図において、図7の各部に対応する部分には同一の符号(302〜305、307〜310)を付し、説明を省略する。図13に示すように、画像復号装置300aは、エントロピー復号部301a、逆量子化・逆DCT変換部302、加算部303、加算部304、ベクトルメモリ305、予測ベクトル生成部110a、予測部307、参照画像メモリ308、デプスマップ復号部309、デプスマップメモリ310を含んで構成される。
エントロピー復号部301aは、図7のエントロピー復号部301と同様に、符号化ストリームTeに対して復号処理を行う。ただし、本実施形態における符号化ストリームTeがインデックスidxを含んでいないため、エントロピー復号部301aは、インデックスidxの分離を行わない点が図7のエントロピー復号部301とは異なる。予測ベクトル生成部110aは、図11の予測ベクトル生成部110aと同様である。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、動きベクトルの予測精度の劣化を防ぎ、良好な符号化効率を得ることができる。
[第3の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。第1の実施形態では、第1候補ベクトルを生成する際に、隣接ブロックを左下から右上の順に処理して、最初に得られた動きベクトルを第1候補ベクトルとした。本実施形態では、デプス値が対象ブロックに近い隣接ブロックから順に処理して、最初に得られた動きベクトルを第1候補ベクトルとする。
本実施形態における画像伝送システム10bは、画像符号化装置100に変えて画像符号化装置100bを有し、画像復号装置300に変えて画像復号装置300bを有する。画像符号化装置100bは、予測ベクトル生成部110に変えて予測ベクトル生成部110bを有する点のみが、画像符号化装置100とは異なる。また、画像復号装置300bは、予測ベクトル生成部306に変えて予測ベクトル生成部306bを有する点のみが、画像復号装置300とは異なる。
図14は、予測ベクトル生成部110bの構成を示す概略ブロック図である。予測ベクトル生成部110bは、動きベクトル取得部113に変えて動きベクトル取得部113bを有する点のみが、予測ベクトル生成部110とは異なる。動きベクトル取得部113bは、デプス値が対象ブロックのデプス値に近い隣接ブロックから順に処理し、最初に取得した動きベクトルを、第1候補ベクトルとする。なお、動きベクトル取得部113bは、対象ブロックおよび隣接ブロックのデプス値を、デプスマップメモリ122が記憶する復号デプスマップDdから抽出する。各ブロックのデプス値は、該ブロックの中心点のデプス値としてもよいし、該ブロックを構成する全画素のデプス値の平均値、中央値、最頻値、最小値または最大値としてもよい。
図15、図16を用いて、動きベクトル取得部113bの動作を説明する。図15は、非基準画像のフレームの例NBV1を示す図である。図15において、Bo1は対象ブロックであり、Cn1は対象ブロックBlの中心点であり、A1、B1、C1は、隣接ブロックである。
図16は、フレームNBV1に対応するデプスマップDm1を示す図である。図16において、ブロックDo1は、デプスマップDm1中の、対象ブロックBo1に対応するブロックである。点Dcnは、デプスマップDm1中の、中心点Cn1に対応する点である。Da、Db、Dcは、デプスマップDm1中の、隣接ブロックA1、B1、C1に対応するブロックである。
動きベクトル取得部113bは、ブロックDa、Db、Dc各々のデプス値と、ブロックDo1のデプス値とを比較し、差が小さいブロックに対応する隣接ブロックから順に第1候補ベクトルとすべきベクトルの検出処理を行う。すなわち、動きベクトル取得部113bは、対象ブロックのデプス値に近いデプス値を有する隣接ブロックの視差ベクトルを優先する。
図17は、第1候補ベクトル生成部111bの動作を説明するフローチャートである。同図において、ステップSa1、Sa3〜Sa8は、図5と同様なので説明を省略する。なお、ステップSa3〜Sa8の処理は、本実施形態では、動きベクトル取得部113bが行う。ステップSa1の次に、動きベクトル取得部113bは、対象ブロックのデプス値と、隣接ブロック各々のデプス値との差分絶対値を算出する(Se1)。次に、動きベクトル取得部113bは、隣接ブロックを、差分絶対値の小さいものから順位に一つずる選択して、ステップSa3〜Sa5の処理を行う(Se2、Sa6)。
図18は、予測ベクトル生成部306bの構成を示す概略ブロック図である。予測ベクトル生成部306bは、動きベクトル取得部113に変えて動きベクトル取得部113bを有する点のみが、予測ベクトル生成部306とは異なる。動きベクトル取得部113bは、図17の動きベクトル取得部113bと同様である。
一般に、同じ被写体であれば、デプス値は近い値となると考えられる。本実施形態では、上述のように、第1候補ベクトルを生成する際に、対象ブロックのデプス値と近いデプス値を持つ隣接ブロックから順に処理をしているので、隣接ブロックの視差ベクトルが示す対象ブロックも同じ被写体になる確率が高くなる。また、同じ被写体であれば、動きベクトルも近い値になると考えられる。よって、第1候補ベクトルは、対象ブロックの動きベクトルに近い値となる確率が高くなるので、動きベクトルの予測精度を良好なものとすることができる。
[第3の実施形態の変形例]
第3の実施形態では、動きベクトル取得部113bは、対象ブロックのデプス値と近いデプス値を持つ隣接ブロックから順に処理をした。本変形例では、動きベクトル取得部113bは、対象ブロックのデプス値と近いデプス値を有する対応ブロックの動きベクトルを優先して取得する。
図19、図20を用いて、本変形例における動きベクトル取得部113bの動作を説明する。図19は、非基準画像のフレームの例NBV2を示す図である。図19において、Bo2は対象ブロックであり、Cn2は対象ブロックBlの中心点であり、A2、B2、C2は、隣接ブロックである。また、視差ベクトルDv_a2、Dv_b2、Dv_c2は、それぞれ隣接ブロックA2、B1、C2の視差ベクトルである。
図20は、フレームNBV2に対応する基準視点画像のフレームBV2を示す図である。なお、ここで、フレームNBV2に対応する基準視点画像のフレームBV2とは、これら2つのフレームが同じ表示順序のフレームであることをいう。図20において、Cb2は点Cn2に対応するフレームBV2中の点である。Cba、Cbb、Cbcは、対象ブロックBo2の対応ブロックであり、それぞれ視差ベクトルDv_a2、Dv_b2、Dv_c2に基づく対応ブロックである。Mv_a2、Mv_b2、Mv_c2は、それぞれ対応ブロックCba、Cbb、Cbcの動きベクトルである。
動きベクトル取得部113bは、対象ブロックBo2のデプス値D(Cn2)を取得する。動きベクトル取得部113bは、点Cb2を起点としたときに、視差ベクトルDv_a2、Dv_b2、Dv_c2が示す点のデプス値D(Cb2,Dv_a2)、D(Cb2,Dv_b2)、D(Cb2,Dv_c1)を取得する。そして、これらの視差ベクトルに基づく対応ブロックが有する動きベクトルのうち、デプス値がデプス値D(Cn2)に最も近いものに対応する動きベクトルを第1候補ベクトルとする。なお、視差ベクトルDv_a2、Dv_b2、Dv_c2が示す点のデプス値でなく、該点を含む対応ブロックのデプス値を用いるようにしてもよい。
図21は、本変形例における第1候補ベクトル生成部111bの動作を説明するフローチャートである。同図において、ステップSa1〜Sa4、Sa6、Sa7は、図5と同様なので説明を省略する。なお、ステップSa2以降の処理は、本変形例では、動きベクトル取得部113bが行う。ステップSa4の次に、ステップSa5と同様に、動きベクトル取得部113bは、特定した対応ブロックに動きベクトルが在るか否かを判定する。在ると判定したときは(Sf5−Yes)、動きベクトル取得部113bは、対象ブロックのデプス値と、視差ベクトルが示す領域のデプス値との差分絶対値を算出し(Sf6)、ステップSa6に遷移する。また、ステップSf5にて無いと判定したときは(Sf5−No)、ステップSa6に遷移する。
ステップSa6の次に、動きベクトル取得部113bは、差分絶対値を算出した回数が「0」であるか否かを判定する(Sf7)。0回であると判定したときは(Sf7−Yes)、ステップSa7に遷移する。また、ステップSf7にて、0回ではないと判定したときは(Sf−No)、動きベクトル取得部113bは、差分絶対値が最小となった視差ベクトルに基づく対応ブロックの動きベクトルを第1候補ベクトルにし(Sf8)、処理を終了する。
このようにするので、本変形例でも、第3の実施形態と同様に動きベクトルの予測精度を良好なものとすることができる。
なお、第3の実施形態およびその変形例において、ブロックのデプス値として、該ブロックの中心点のデプス値を用いてもよいし、ブロックを構成する全画素のデプス値の平均値、中央値、最頻値、最小値または最大値を用いてもよい。
[各実施形態の変形例]
上述の各実施形態およびそれらの変形例では、動きベクトル取得部113、113b(以降、動きベクトル取得部113などという)は、対応ブロックの動きベクトルを取得しているが、対応ブロックにイントラ予測が適用されている場合など、対応ブロックが動きベクトルを有していないときは、対応ブロックの隣接ブロック(以降、周辺ブロックという)から動きベクトルを取得するようにしてもよい。
図22は、基準視点画像のフレームの例BV3を示す図である。点Cb3は、対象ブロックの中心点に対応するフレームBV3における点である。視差ベクトルDv_a3は、隣接ブロックの視差ベクトルである。対応ブロックCba3は、視差ベクトルDv_a3に基づく対応ブロックである。周辺ブロックCA3、CB3、CC3は、対応ブロックCba3の隣接ブロックである。動きベクトルMv_ca3は、周辺ブロックCA3の動きベクトルである。動きベクトル取得部113などは、対応ブロックCba3が動きベクトルを有していないときに、周辺ブロックCA3、CB3、CC3を左下から右上の順に、探索し、最初に検出した動きベクトルを第1候補ベクトルにする。
図23は、本変形例における動きベクトル取得部113の動作を説明するフローチャートである。同図において、図5に対応する部分には同一の符号(Sa1〜Sa8)を付し、説明を省略する。ステップSa5にて、対応ブロックに動きベクトルはないと判定したときは(Sa5−No)、動きベクトル取得部113は、周辺ブロックに動きベクトルが在るか否かを判定する(Sg5)。動きベクトルがないと判定したときは(Sg5−No)、ステップSa6に遷移する。また、ステップSg5にて、動きベクトルが在ると判定したときは(Sg5−Yes)、動きベクトル取得部113は、該周辺ブロックの動きベクトルを取得し、第1候補ベクトルにする(Sg8)。そして、処理を終了する。
動きベクトル取得部113bにおいても、図23と同様に、周辺ブロックの動きベクトルを取得する処理を追加することができる。
なお、動きベクトル取得部113などは、対応ブロックが動きベクトルを有さないときに、その周辺ブロックの動きベクトルを取得している。しかし、1つの対応ブロックが動きベクトルを有さないときではなく、全ての対応ブロックが動きベクトルを有さないときに、対応ブロックの周辺ブロックの動きベクトルを取得するようにしてもよい。
このようにすることで、対応ブロックが動きベクトルを有していなくても、第1候補ベクトルを生成できるので、動きベクトルの予測精度の劣化を防ぎ、良好な符号化効率を得ることができる。
なお、第1の実施形態において、動きベクトルの予測ベクトルを決定する際に、第1候補ベクトルと第2候補ベクトルとのx軸成分、y軸成分各々の中間値を取り、予測ベクトルとするようにしてもよい。視差ベクトルの予測ベクトルを決定する際も同様に、第3候補ベクトルと第4候補ベクトルとのx軸成分、y軸成分各々の中間値を取り、予測ベクトルとするようにしてもよい。これにより、第2の実施形態と同様に、インデックスidxが不要となる。
また、図1における画像符号化装置100、画像復号装置300や、画像符号化装置100a、100b、画像復号装置300a、300b各々の機能あるいはそれらの一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各装置を実現するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、図1における画像符号化装置100、画像復号装置300や、画像符号化装置100a、100b、画像復号装置300a、300bの一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。各装置の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
10、10a、10b…画像伝送システム
100、100a、100b…画像符号化装置
101…減算部
102…DCT変換・量子化部
103、103a…エントロピー符号化部
104…逆量子化・逆DCT変換部
105…加算部
106…参照画像メモリ
107…予測部
108…減算部
109…ベクトルメモリ
110、110a、110b…予測ベクトル生成部
111、111b…第1候補ベクトル生成部
112…視差ベクトル取得部
113、113b…動きベクトル取得部
114…第2候補ベクトル生成部
115…予測ベクトル決定部
116、116a…視差ベクトル予測部
117、117a…スイッチ部
121…デプスマップ符号化部
122…デプスマップメモリ
200…ネットワーク
300、300a…画像復号装置
301、301a…エントロピー復号部
302…逆量子化・逆DCT変換部
303…加算部
304…加算部
305…ベクトルメモリ
306、306b…予測ベクトル生成部
307…予測部
308…参照画像メモリ
309…デプスマップ復号部
310…デプスマップメモリ
361…予測ベクトル選択部
362…視差ベクトル予測部
363…スイッチ部
400…自由視点画像表示装置

Claims (9)

  1. 非基準視点画像における対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを生成する予測ベクトル生成装置であって、
    前記対象ブロックの隣接ブロックに関する視差ベクトルを取得する視差ベクトル取得部と、
    前記取得した視差ベクトルを参照して、他の視点画像におけるブロックを選択し、該ブロックに関する動きベクトルを取得する動きベクトル取得部と、
    前記動きベクトル取得部が取得した動きベクトルを用いて、前記対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを決定する予測ベクトル決定部と
    を具備することを特徴とする予測ベクトル生成装置。
  2. 前記動きベクトル取得部が選択するブロックは、前記対象ブロックを起点にしたときに、前記視差ベクトル取得部が取得した視差ベクトルが示す点を含むブロックであることを特徴とする請求項1に記載の予測ベクトル生成装置。
  3. 前記動きベクトル取得部は、前記視差ベクトルが示す点を含むブロックが動きベクトルを有していないときは、該ブロックの隣接ブロックに関する動きベクトルを取得することを特徴とする請求項2に記載の予測ベクトル生成装置。
  4. 前記動きベクトル取得部は、前記視差ベクトル取得部が複数の視差ベクトルを取得したときは、前記対象ブロックのデプス値に近いデプス値を有する前記隣接ブロックの視差ベクトルを優先することを特徴とする請求項1に記載の予測ベクトル生成装置。
  5. 前記動きベクトル取得部は、前記視差ベクトル取得部が複数の視差ベクトルを取得したときは、前記複数の視差ベクトル各々に対応する他の視点画像におけるブロックに関する動きベクトルのうち、前記対象ブロックのデプス値に近いデプス値を有するブロックに関する動きベクトルを優先して取得することを特徴とする請求項1に記載の予測ベクトル生成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の予測ベクトル生成装置を具備することを特徴とする画像符号化装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の予測ベクトル生成装置を具備することを特徴とする画像復号装置。
  8. 非基準視点画像における対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを生成する予測ベクトル生成方法であって、
    前記対象ブロックの隣接ブロックに関する視差ベクトルを取得する第1の過程と、
    前記取得した視差ベクトルを参照して、他の視点画像におけるブロックを選択し、該ブロックに関する動きベクトルを取得する第2の過程と、
    前記第2の過程にて取得した動きベクトルを用いて、前記対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを決定する第3の過程と
    を有することを特徴とする予測ベクトル生成方法。
  9. コンピュータを、
    非基準視点画像における対象ブロックの隣接ブロックに関する視差ベクトルを取得する視差ベクトル取得部、
    前記視差ベクトルを参照して、他の視点画像におけるブロックを選択し、該ブロックに関する動きベクトルを取得する動きベクトル取得部、
    前記動きベクトル取得部が取得した動きベクトルを用いて、前記対象ブロックの動きベクトルの予測ベクトルを決定する予測ベクトル決定部
    として機能させるためのプログラム。
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