JP2014016537A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】夜間などの暗い環境での暗部感度の向上と、昼間などの明るい環境でのカラー映像の取得を、装置を大型化することなく両立させ、さらにイメージャの全画素の暗部感度の向上を図る。
【解決手段】 1以上の光学レンズを含み、物体光が入射される撮像光学系と、その撮像光学系の焦点位置から物体と反対方向に配置され、複数の画素を含む撮像素子と、少なくとも1つの上記光学レンズと、撮像光学系の焦点位置との間に配置され、複数のフィルタを含んで構成されるカラーフィルタと、を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、様々な明るさの環境で使用される監視カメラなどに適用して好適な撮像装置に関する。
監視カメラのように様々な環境下で使用されるカメラにとって、夜間などの光量の少ない暗い環境(暗環境)での感度、すなわち暗部感度は非常に重要である。監視カメラにおいて、暗い環境での感度が低いと、監視したい対象が低感度によるノイズに埋もれてしまい、監視者が対象を見落としてしまうことがある。そのため、暗部感度に重きを置く監視システムでは、暗部感度の性能が高いモノクロカメラが使用されることがよくある。
一般に、1枚のイメージャ(撮像素子)のみを有するカラーカメラ(1CCDカメラ、もしくは1CMOSカメラと呼ばれる)に使用されるイメージャには、その表面(前面)にカラーフィルタアレイが装着されている。カラーフィルタアレイは、各カラーフィルタがイメージャの各画素に対応するよう正確に位置合わせをしてイメージャに重ねられる。イメージャに入ってきた物体光がこのカラーフィルタを透過することで、カラーフィルタの色に応じた所望のカラー成分のみが取り出される。しかし、カラーフィルタを透過しないカラー成分については遮断されてしまうため、物体光全体としての透過率が低下し、暗部感度が下がってしまう。
このようにモノクロカメラの方が、暗部感度が高く、夜間などの暗い環境における監視に向いている。一方で、モノクロカメラを使用することによって、別の問題が発生する。昼間や照明下などの光量の多い明るい環境(明環境)においてもモノクロ映像(白黒等の単色)しか取得できず、画像の視認性や記録性が低下してしまうことである。すなわち、暗部感度を重視してモノクロカメラを使うと明るい撮影シーンでの視認性、記録性が低下し、明るい撮影シーンでの視認性、記録性を考えてカラーカメラを使用すると暗部感度が低下するというジレンマが発生してしまう。
そこで、夜間などの暗い環境では感度の高いモノクロ映像の取得、昼間などの明るい環境ではカラー映像の取得、の両立が望まれている。これを実現するための方法としては、従来、次の2つが知られている。
1つの方法は、2台のカメラを使う方法である。モノクロカメラや赤外線カメラなどの暗部感度の高いカメラとカラーカメラを使用する。この方法では、夜間などの暗い環境では暗部感度の高いカメラの映像を信頼し、昼間などの明るい環境ではカラーカメラの高い視認性、記録性を活用する。
もう1つの方法は、イメージャに搭載されるカラーフィルタに工夫を施すことである。特許文献1では、いわゆる“ベイヤ配列”と呼ばれる一般に4フィルタ(4画素に対応)を1セットとして使用されていたカラーフィルタから、そのうちの1つのフィルタを取り除いている。すなわち、カラーフィルタにR(赤)、G(緑)、B(青)のすべてを透過するWフィルタを設けている。これにより、物体光がWフィルタを透過して対応する画素に直接入射し、暗部感度が向上する。
特開2007−306447号公報
しかしながら、前者の方法では、2台のカメラを使用するために、カメラ装置のコストやサイズが大きくなってしまう。また、2台のカメラ分の映像を表示、記録する装置が必要となるなどの問題もある。
後者の方法では、暗部感度の向上を図ることはできるが、フィルタを取り除かれた画素以外の暗部感度は低下したままである。
以上の状況から、夜間などの暗い環境での暗部感度の向上と、昼間などの明るい環境でのカラー映像の取得を、装置を大型化することなく両立させ、さらにイメージャの全画素の暗部感度の向上を図る手法が要望されていた。
本開示の一側面の撮像装置は、1以上の光学レンズを含み、物体光が入射される撮像光学系と、その撮像光学系の焦点位置から物体と反対方向に配置され、複数の画素を含む撮像素子と、少なくとも1つの上記光学レンズと、撮像光学系の焦点位置との間に配置され、複数のフィルタを含んで構成されるカラーフィルタと、を備える。
上記構成において、例えば、入力される制御信号に基づいて、少なくとも1以上の光学レンズを透過した物体光の光路への、上記カラーフィルタの挿入又は取り去りを駆動制御するカラーフィルタ駆動部、を更に備える。
本開示の一側面によれば、複数のフィルタを含んで構成されるカラーフィルタを、撮像光学系を構成する少なくとも1つの光学レンズと、撮像光学系の焦点位置との間に配置する。これにより、カラーフィルタのそれぞれのフィルタを透過した物体光が撮像素子の対応する画素に入射し、カラー画像が得られる。一方、このカラーフィルタを取り去ると、撮像素子では各画素に直接入射した物体光に基づくモノクロ画像が取得される。
本開示の少なくとも一つの実施形態によれば、カラーフィルタの挿入及び取り外しを切り換えた場合、暗環境での暗部感度の向上と、明環境でのカラー映像の取得を、装置を大型化することなく両立できる。さらにカラーフィルタを取り去った場合には、撮像素子の全画素の暗部感度の向上が図られる。
ライトフィールドカメラの原理を説明するための図である。 本開示の撮像装置の原理を説明するための図である。 縦横4分割したフィルタ構成(2×2)のカラーフィルタの例を示す平面図である。 本開示の第1の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 図1のカメラ信号処理部の内部構成例を示すブロック図である。 本開示の第1の実施形態に係る撮像装置にIRカットフィルタを適用した場合の構成例を示すブロック図である。 本開示の第2の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 本開示の第3の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 縦横9分割したフィルタ構成(3×3)のカラーフィルタの例を示す平面図である。 本開示の第4の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 色滲みの一例を示す説明図である。 本開示の第5の実施形態に係るカラーフィルタの例を示す平面図である。
以下、本開示の技術を実施するための形態(以下、実施形態という)の例について説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施形態(カラーフィルタを光学レンズとその焦点の間に配置した例)
2.第2の実施形態(カラーフィルタ・IRカットフィルタ駆動装置を備える例)
3.第3の実施形態(カラーフィルタ選択駆動装置を備える例)
4.第4の実施形態(マイクロレンズ駆動装置を備える例)
5.第5の実施形態(カラーフィルタに非透過帯を形成した例)
6.その他
<.第1の実施形態>
本開示では、次のような解決策によって、暗環境での暗部感度の向上と明環境でのカラー映像の取得を両立させる。基本的には、暗部感度の高い画像を取得するために、カラーフィルタの装着されていないモノクロイメージャを用いたカメラを使用する。このとき、カメラのモノクロイメージャの表面(もしくは近傍)に、一つのマイクロレンズが複数の画素をまたぐ若しくは覆う形状のマイクロレンズアレイを装着しておく。マイクロレンズアレイは、光学レンズによって集光された光を、光路別に分離する機能を持つ。このように構成されたカメラは、ライトフィールドカメラと呼ばれている。具体的には、文献1(Ng, R., Levoy, M., Bredif, M., Duval, G., Horowitz, M., Hanrahan, P. (2005). "Light Field Photography with a Hand-Held PlenopticCamera", Stanford Tech Report CTSR 2005-02, April, 2005.)に示されているような構成である。
このようにマイクロレンズアレイをモノクロイメージャに装着することによって、図1に示すような光学系と等価になり、物体光を光路ごとに分離してモノクロイメージャ3に入射することができる。図1の例では、光学レンズ1の焦点位置にマイクロレンズアレイ2を配置し、その後方(焦点を基点に物体と反対方向)にモノクロイメージャ3を配置している。物体の左側からの物体光(左画像)は、光学レンズ1とマイクロレンズアレイ2を介して、焦点を中心として点対称の位置に相当するモノクロイメージャ3の左画素3−Lに入射する。また物体の右側からの物体光(右画像)は、光学レンズ1とマイクロレンズアレイ2を介して、光学レンズ1の焦点を中心として点対称の位置に相当するモノクロイメージャ3の右画素3−Rに入射する。光路が異なるということは、物体を見ている方向が異なると言えるため、図1の光学系では、ステレオ画像(立体画像、3D画像)のように左右の別々の視点から撮影された画像を、1台のカメラで記録することができる。
図2は、本開示の撮像装置の原理を説明するための図である。図2に示すように、前方(物体に近い側)に配置された光学レンズ1とマイクロレンズアレイ2、並びにモノクロイメージャ3を含む光学系の光学レンズ1付近に、カラーフィルタ4を挿入する。すなわち、カラーフィルタ4は、光学レンズ1とその焦点位置との間で、光学レンズ1の開口部に配置される。
図1に例示の原理を用いれば、図2ではそれぞれカラーフィルタ4を透過した光が画素ごとに取り込まれて、その光量に応じた情報が取得される。例えば赤色域の波長の光を透過するフィルタ4Rを透過した光は、モノクロイメージャ3の画素3R−1に入射し、また青色域の波長の光を透過するフィルタ4Bを透過した光は、モノクロイメージャ3の画素3B−1に入射する。画素3R−1,3B−1はそれぞれ、一般的なカラーフィルタが実装されたイメージャのR画素,B画素に対応する。
ここで、例えば、カラーフィルタ4としてベイヤ配列の単位構成と同じ配色の2次元のカラーフィルタを挿入する。ベイヤ配列では、第1の色成分としてのGのフィルタが市松状に配置されるとともに、第2又は第3の色成分としてのR及びBのフィルタが、それ以外の位置に一行ごとに交互に配置されている。これにより、マイクロレンズアレイ2を挿入したモノクロイメージャ3ではベイヤ配列のカラー画像が取得される。一方で、このようなカラーフィルタ4を取り去ると、モノクロイメージャ3ではモノクロ画像が取得される。
図3に、縦横4分割したフィルタ構成(2×2)のカラーフィルタの例を示す。図3では、物体側から光学レンズ1及びカラーフィルタ12を見た状態を例示している。この例はベイヤ配列の単位構成であり、2×2のフィルタ構成のうち、緑色域の波長の光を透過するフィルタ12G1とフィルタ12G2が左上及び右下(対角)に配置されている。また、2×2のフィルタ構成のうち、赤色域の波長の光を透過するフィルタ12Rが右上に、青色域の波長の光を透過するフィルタ12Bが左下に配置されている。
さらに、図3の例では、カラーフィルタ12のフィルタ構成をベイヤ配列にしたが、この例に限られない。例えば補色系(C,Cy,Mg,Ye)、高感度(G,R,W,B)、ワイドダイナミック(G,R,ND,B)などのフィルタ構成が考えられる。
このように、マイクロレンズアレイ2が前面に装着されたモノクロイメージャ3を有するカメラにカラーフィルタ4を挿入することでカラー画像を取得でき、一方、カラーフィルタ4を除くことでモノクロ画像が取得できる。この原理を用いることによって、暗環境での暗部感度と明環境でのカラー化を両立させることが可能となる。
なお、図2の例では、光学レンズ1の焦点位置もしくは実質的に焦点位置にマイクロレンズアレイ2を配置しているが、この条件を満たす範囲においてマイクロレンズアレイ2をモノクロイメージャ3の前面(撮像面)に配置することができる。
また、図2の例では、本開示の光学系を構成する要素の一つとしてマイクロレンズアレイ2を含めたが、マイクロレンズアレイ2は必須の要素ではない。マイクロレンズアレイ2を設けた場合は、物体光をマイクロレンズごとに、すなわち光路に応じて分離してモノクロイメージャ3の対応する画素に入射させることができる。また、各マイクロレンズに到達した物体光が集光されてモノクロイメージャ3の対応する画素に入射されるので、各画素に入射する光量が増加し、光学レンズ1により取り込んだ光の利用効率の向上、感度向上が図られる。
[撮像装置の構成例]
図4は、本開示の第1の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。
本例の撮像装置10は、一般的な電子式カメラの基本構成を備え、撮像光学系11と、カラーフィルタ12と、マイクロレンズアレイ13と、モノクロイメージャ14と、カメラ信号処理部15と、出力変換部16と、カラーフィルタ駆動装置17と、操作部18とを備えている。
撮像光学系11は、被写体の像光を取り込んでモノクロイメージャ14の図示せぬ撮像面に結像させるものであり、1以上の光学レンズを組み合わせて構成される。図4の例の撮像光学系11は、物体側から順に凸レンズ型の光学レンズ11−1、凹レンズ型の光学レンズ11−2、そしてシリンドリカルレンズ型の光学レンズ11−3を有する。
カラーフィルタ12は、例えば図3に示したベイヤ配列のフィルタ構成(2×2)を備える。撮像光学系11が備える少なくとも1つの光学レンズと、当該撮像光学系11の焦点位置との間に配置される。この例では、カラーフィルタ12は、光学レンズ11−2と光学レンズ11−3の間に配置されている。カラーフィルタ12を構成するR,G,Bの各フィルタの配置位置は、各フィルタを透過してモノクロイメージャ14に入射する光がこのモノクロイメージャ14の画素の配置位置と対応するように調整されている。カラーフィルタ12は、カラーフィルタ駆動装置17によって、少なくとも1以上の光学レンズを透過した物体光の光路への挿入、又は取り去りが行われる。
マイクロレンズアレイ13は、図2に示したマイクロレンズアレイ2と同様の構成とすることができる。このマイクロレンズアレイ13は、撮像光学系11の焦点位置(実質的に焦点と同じ位置を含む)に配置される。
モノクロイメージャ14は、本発明に係る撮像素子の一例である。このモノクロイメージャ14は、図2に示したモノクロイメージャ3と同様、その前面にカラーフィルタが装着されていない。
モノクロイメージャ14は、例えばCCD(Charge Coupled Devices:電荷結合素子)に代表される電荷転送型固体撮像素子や、MOS(Metal Oxide Semiconductor:金属酸化型半導体)に代表されるX−Yアドレス型固体撮像素子などにより実現される。モノクロイメージャ14内には、画素に対応する複数の光電変換素子が二次元的に配置されている。各画素の光電変換素子は、入射した光を光電変換して画素信号(アナログ信号)として出力する。カラーフィルタ12を構成するR,G,Bの各カラーフィルタの配置位置は、モノクロイメージャ14の画素の配置位置と対応しているので、各画素では、R,G,Bのいずれか1つの色成分を有する画素信号が生成される。モノクロイメージャ14で光電変換されて電気信号として出力される画像信号(アナログ信号)は、図示しないA/D変換器によりデジタル信号に変換された後、カメラ信号処理部15へ出力される。
カメラ信号処理部15は、本発明に係る信号処理部の一例である。モノクロイメージャ14より入力される画像信号に対し、光学系補正、ガンマ補正、ホワイトバランス補正などを行い、出力変換部16へ出力する。また、カメラ信号処理部15は、入力された画像信号に基づいてカラーフィルタ制御用の信号(制御信号)を生成し、この信号をカラーフィルタ駆動装置17へ出力する。カメラ信号処理部15は、画像信号(撮影シーン)を解析して、暗部感度が必要な場合はカラーフィルタ12を物体光の光路から取り除く制御信号を出力し、そうではない場合はカラーフィルタ12を物体光の光路に挿入する制御信号を出力する。カメラ信号処理部15には、例えばDSP(Digital Signal Processor)が用いられる。
出力変換部16は、画像信号のデータ量を削減し、所定の画像フォーマットに変換して出力する。出力変換部16は、所定の画像フォーマットに変換した画像データを出力し、表示装置に表示させたり、記録媒体に記録させたり、通信手段を介して撮像装置10の外部に出力させたりする。
カラーフィルタ駆動装置17は、本発明に係るカラーフィルタ駆動部の一例であり、図示しない駆動回路と駆動機構を備えて構成されている。カラーフィルタ駆動装置17の駆動回路はカメラ信号処理部15から受信する制御信号に基づいて駆動信号を生成し、駆動機構による物体光の光路に対するカラーフィルタ12の挿入又は取り去りの動作を制御する。
操作部18は、ユーザの入力操作に応じた操作信号を生成するものであり、例えばキーボードやマウス、タッチパネル等が適用される。ユーザは、操作部18を操作して、物体光の光路に対するカラーフィルタ12の挿入又は取り去りの指示や、環境判定開始の指示を行うことができる。生成された操作信号は、図示しないインターフェース部を介してカメラ信号処理部15へ入力される。
図5は、撮像装置10のカメラ信号処理部15の内部構成例を示すブロック図である。
カメラ信号処理部15は、画像解析部151と、環境判定部152と、メモリ153と、駆動制御部154と、信号処理部155を備えて構成される。
画像解析部151は、モノクロイメージャ14から出力される画像信号(撮影シーン)を解析し、解析結果を環境判定部152へ通知する。撮影シーンの解析方法として、例えば次のような方法がある。画像解析部151は、モノクロイメージャ14の各画素から出力される画素信号から、撮像された画像の全体あるいは一部分の画素値を積算して、積算値を環境判定部152へ通知する。
環境判定部152は、画像解析部151から供給される画像信号(撮影シーン)の解析結果から、撮影シーンが暗い撮影シーン又は明るい撮影シーンのいずれであるかを判定する。そして、判定結果に応じた制御信号を駆動制御部154へ出力する。一例として、画像解析部151から供給される、撮像された画像の全体あるいは一部分の画素値の積算値と、不揮発性のメモリ153に登録されている閾値とを比較する。比較の結果、積算値が設定したある閾値未満であれば暗い撮影シーン(暗環境)であると判定し、感度を高めるために物体光の光路からカラーフィルタ12を取り除く制御信号を出力する。逆に、積算値が閾値以上であれば明るい撮影シーン(明環境)である判定し、物体光の光路へカラーフィルタ12を挿入する制御信号を出力する。
駆動制御部154は、環境判定部152から出力される環境判定の結果を反映した制御信号を、カラーフィルタ駆動装置17で処理可能な信号形態に変換し、カラーフィルタ駆動装置17へ出力する。また、駆動制御部154は、操作部18から入力される操作信号に基づいて、物体光の光路に対するカラーフィルタ12の挿入又は取り去りの制御信号を生成し、カラーフィルタ駆動装置17へ出力する。
信号処理部155は、モノクロイメージャ3からカメラ信号処理部15に入力された画像信号に所定の処理を行い、出力変換部16へ出力する。この処理としては、例えば、光学系補正、ガンマ補正、ホワイトバランス補正などがある。
このようにして、カメラ信号処理部15は、モノクロイメージャ3から供給される画像信号により明環境又は暗環境を判定し、判定結果に応じた制御信号をカラーフィルタ駆動装置17へ出力する。カラーフィルタ駆動装置17は、カメラ信号処理部15から入力された制御信号に基づいてカラーフィルタ12を駆動制御し、明環境のときカラーフィルタ12を物体光の光路に挿入し、暗環境のときカラーフィルタ12を物体光の光路から取り去る。そして、信号処理部155は、カラーフィルタ12の挿入又は取り外しに応じてモノクロイメージャ3で生成される画像信号を受け取り、その画像信号に所定の処理を施して出力する。
上述した第1の実施形態によれば、撮像装置10は、暗環境ではカラーフィルタ12を挿入することなく撮影を行い暗部感度の高い画像(モノクロ画像)を取得し、明環境ではカラーフィルタ12を挿入して撮影を行いカラー画像を取得できる。これによって、1台の撮像装置10で、撮影シーンに応じて、高感度画像又はカラー画像の選択的な撮影が行える。また、カラーフィルタを取り去った場合、モノクロイメージャ3では各画素に直接入射した物体光に基づくモノクロ画像が取得される。
物体色が白の場合は暗部感度が数倍に上がり、物体に色がついている場合はさらに暗部感度が上がる。例えば、植物のような緑色の物体をカラーフィルタのGフィルタを通して撮影すると輝度は非常に低い。一方、カラーフィルタを取り外して撮影してモノクロ画像を取得すると、10倍以上の感度向上が見込める。
なお、カメラ信号処理部15による画像解析及び環境判定を行うタイミングは、自動又は手動による撮影直前すなわち撮影ジョブ開始時に行ってもよいし、又は定期的に行ってもよい。
<2.第2の実施形態>
第2の実施形態は、第1の実施形態に係る撮像装置にIR(赤外光)カットフィルタを適用し、一つの駆動装置でカラーフィルタ及びIRカットフィルタの挿入又は取り去りを行うようにした例である。
一般的に、CCDやCMOSなどのイメージャはIR領域の光にも受光感度を持つ。また、イメージャに装着されるカラーフィルタもIR領域の光を透過してしまう。そのため、一般的なカラーカメラでは、IRカットフィルタと呼ばれるIR領域の光を遮断するためのフィルタが装着されることがある。そして、監視カメラとしてカラーカメラを用いる場合、暗部感度を少しでも向上させるため、暗い撮影シーンでの撮影時では、赤外光を除去するIRカットフィルタを取り外すメカ機構を設けている場合がある。例えば、特開昭62−263776号公報にこのような構成が記載されている。
図6は、第1の実施形態に係る撮像装置にIRカットフィルタを適用した場合の構成例を示すブロック図である。
図6に例示した撮像装置20は、撮像光学系11のマイクロレンズアレイ13側にIRカットフィルタ21を配置し、IRカットフィルタ駆動装置22によりIRカットフィルタ21の取り外しを行う構成である。
そこで、以下に、カラーフィルタとIRカットフィルタを同一モジュール化し、1つの駆動装置でカラーフィルタとIRカットフィルタの駆動を制御する構成を提案する。
図7は、本開示の第2の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。
本例の撮像装置30は、IRカットフィルタ21をカラーフィルタ12に隣接させて物体光の光路に挿入できるように構成している。モジュール化したカラーフィルタ12とIRカットフィルタ21は、カラーフィルタ・IRカットフィルタ駆動装置31により駆動制御される。
カラーフィルタ・IRカットフィルタ駆動装置31は、本発明に係るカラーフィルタ駆動部の一例である。このカラーフィルタ・IRカットフィルタ駆動装置31は、カラーフィルタ駆動装置17と同様、図示しない駆動回路と駆動機構を備えて構成されている。カラーフィルタ・IRカットフィルタ駆動装置31の駆動回路はカメラ信号処理部15から受信する制御信号に基づいて駆動信号を生成し、駆動機構による物体光の光路に対するカラーフィルタ12及び/又はIRカットフィルタ21の挿入又は取り去りの動作を制御する。例えば制御信号には、制御対象に指定されたフィルタの識別情報と、その制御対象に対して行う制御内容の情報が含まれる。
上述した第2の実施形態によれば、IRカットフィルタ21をメカ的に取り外す機構を有している撮像装置であれば、その機構を利用してその撮像装置のコストを上昇させることなく、カラーフィルタ12の挿入、取り外しが行える。
<3.第3の実施形態>
上述した第1の実施形態及び第2の実施形態で示した、撮像光学系11の焦点位置より物体側にカラーフィルタ12を挿入する構成のメリットの一つとして、カラーフィルタ12の変更が容易であることがある。したがって、様々なカスタムカラーフィルタを挿入したカラーカメラを簡単に構成できる。
従来の一般的な撮像装置において、カスタムカラーフィルタを利用するために、次のような2つの手法を用いていた。
1つは専用のカラーフィルタを装着したカスタムイメージャを製造する方法である。一般的に半導体プロセスによって製造されるイメージャは大量生産することでコストを下げている。そのため、様々な種類のカラーフィルタを装着した専用のカスタムイメージャを生産するのは、コスト面で好ましくない。しかも、この方法では、使用するカスタムカラーフィルタを搭載したカメラに対して、別のカラーフィルタに取り換えることが非常に困難である。
別の方法として時系列の撮像を使う方法がある。例えば、時系列に照明を変化させる方法、あるいはチューナブルフィルタ等を使って時系列にカラーフィルタの特性を変化させる方法がある。しかしながらこの方法は、時系列で撮像状態を変化させるため動いている物体への対応が難しく、一般的なカメラとして使用できない。
しかしながら、第1の実施形態及び第2の実施形態で示した、カラーフィルタを後から挿入することでカラー画像を取得する方法は、カラーフィルタの変更が容易である。その特性を利用して、図8に示すように、複数のカラーフィルタを用意しておき、シーン解析や手動選択によって使用するカラーフィルタを選択してもよい。また、カメラが使用される撮影シーンが限定されているのであれば、その撮影シーンに最も適したカスタムカラーフィルタを1つだけ使用してもよい。
図8は、本開示の第3の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。
本例の撮像装置40では、光学レンズ11−2と光学レンズ11−3の間に、異なるフィルタ構成の2つのカラーフィルタ12−1とカラーフィルタ12−2が隣接して挿入可能に設けられている。また、撮像装置40は、カメラ信号処理部15からの制御信号に基づいてカラーフィルタ12−1,12−2のいずれかを選択して駆動制御するカラーフィルタ選択駆動装置41を備えている。
カラーフィルタ選択駆動装置41は、本発明に係るカラーフィルタ駆動部の一例である。このカラーフィルタ選択駆動装置41は、カラーフィルタ駆動装置17と同様、図示しない駆動回路と駆動機構を備えて構成されている。カラーフィルタ選択駆動装置41の駆動回路はカメラ信号処理部15から受信する制御信号に基づいて駆動信号を生成し、駆動機構による物体光の光路に対する、カラーフィルタ12−1又はカラーフィルタ12−2の挿入又は取り去りの動作を制御する。例えば制御信号には、制御対象に指定されたカラーフィルタの識別情報と、その制御対象に対して行う制御内容の情報が含まれる。
なお、撮影シーンに応じたカラーフィルタの定義としては、次のようなものがある。例えば、撮影で得た画像を人が見た画像により近くしたい場合は、例えば特開2005−160044号公報に記載されたようなカラーフィルタを使えばよい。また、撮影で得た画像から人の肌に対応する画像を検出したければ、例えば特開2008−275477号公報に記載されたような特定の波長の光を透過するフィルタを使えばよい。
上述した第3の実施形態によれば、用意しておいた複数のカラーフィルタから、目的に応じて適切なカラーフィルタを自動又は手動で選択して、所望の撮影を行うことができる。なお、この第3の実施形態を、第2の実施形態(図7参照)に適用することもできる。
(カラーフィルタの変形例)
ところで、本開示に係る撮像装置に使用されるカラーフィルタのフィルタ構成は、図3のように2×2の配列である必要はない。これはモノクロイメージャ3の前面に配置される又は装着されるマイクロレンズアレイ13の各マイクロレンズによる画素のカバー範囲に依存する。1つのマイクロレンズで2×2の4画素をカバーしていれば、例えば、図3のような2×2のカラーフィルタ12を用いることができる。また、1つのマイクロレンズが3×3の9画素をカバーしていれば、図9のような3×3のカラーフィルタ42を使うことができる。2×2のカラーフィルタでは最大4種類のフィルタしか使用できないが、3×3のカラーフィルタになると最大9種類のフィルタを選択することが可能となる。それにより、カラー画像の色再現性の向上が期待される。
なお、1つのマイクロレンズの画素カバー範囲は2×2あるいは3×3だけでなく、4×4、5×5のようにもっと大きくしてもよいし、1×2、2×5のような縦と横の画素数が均等でなくてもよい。
<4.第4の実施形態>
第4の実施形態は、これまでの第1〜第3の実施形態で示された撮像装置を用いて暗いシーンを撮影する時に、マイクロレンズアレイ13を取り外し可能に構成した例である。
マイクロレンズアレイ13を装着したまま、モノクロイメージャ3によるモノクロ画像の撮影を行うことを想定する。(1)この場合、物体光がマイクロレンズを透過することで若干光の強度が減衰し、モノクロイメージャ3の感度が低下してしまう。(2)また、例えば2×2の画素をカバーするマイクロレンズを使用した場合、画素数が1/4に低下してしまう。これは、本開示のライトフィールドカメラを応用した撮像装置では、各画素で生成されたR,G,Bのいずれか1つの色成分を有する画素信号に対し、従来のベイヤ配列のイメージャのように偽色を用いた補間を行わないからである。そこで、カラーフィルタの挿入と取り外しに同期して、マイクロレンズの挿入と取り外しを行うことを提案する。
図10は、本開示の第4の実施形態に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。
本例の撮像装置50は、第1の実施形態に係る撮像装置10(図4参照)に対し、マイクロレンズアレイ13が挿入及び取り外し可能であること、マイクロレンズアレイ13を駆動制御するマイクロレンズ駆動装置51を備える点が異なる。
マイクロレンズ駆動装置51は、本発明に係るマイクロレンズ駆動部の一例である。このマイクロレンズ駆動装置51は、カラーフィルタ駆動装置17と同様、図示しない駆動回路と駆動機構を備えて構成されている。マイクロレンズ駆動装置51の駆動回路はカメラ信号処理部15から受信する制御信号に基づいて駆動信号を生成し、駆動機構による物体光の光路に対するマイクロレンズアレイ13の挿入又は取り去りの動作を制御する。カメラ信号処理部15は、カラーフィルタ駆動装置17へ制御信号を送信するのと同期して、マイクロレンズ駆動装置51へ制御信号を送信する。そして、マイクロレンズ駆動装置51へ送信される制御信号には、カラーフィルタ駆動装置17へ送信される制御信号と同じ制御内容の情報が含まれる。すなわち、カラーフィルタ12の挿入及び取り外しの動作と、マイクロレンズアレイ13の挿入及び取り外しの動作が同期する。
上述した第4の実施形態によれば、カラーフィルタ12の挿入及び取り外しに同期して、マイクロレンズアレイ13の挿入と取り外しを行うことにより、感度向上、並びに画素数の増加が図られる。
<5.第5の実施形態>
本開示に係る実施形態で使用するカラーフィルタは、例えば、2×2の4画素をカバーしたマイクロレンズアレイ13をモノクロイメージャ14に装着した場合、図3のようなものになる。物体光の図2に示される光路による分離は、中央部分で厳密に分離できているわけではない。物体光のぼけ、あるいは装着しているマイクロレンズアレイの個体差、あるいは光学系中心の位置ずれ、あるいは光学レンズの焦点とカラーフィルタの位置ずれ等によって、隣り合う2つの色が混じってしまうことがある。
光学レンズの焦点とカラーフィルタの位置ずれについては、色滲みの一例を示した図11によって説明できる。図2に示すようにモノクロイメージャの中央部分の画素については、カラーフィルタの中央部分(フィルタ4Rとフィルタ4Bの中間)で分離される。一方で、モノクロイメージャ3の端の部分(周辺)では、図11に示すように、中央からずれた位置で色が分離し、フィルタ4Bとフィルタ4Rを透過した光が画素3B−2に入射してしまう。そこで、物体光の各色成分を分離するため、カラーフィルタの中央部分に非透過帯を設けることを提案する。
図12は、本開示の第5の実施形態に係るカラーフィルタの例を示す平面図である。図12では、物体側から撮像光学系11(光学レンズ11−1)及びカラーフィルタ60を見た状態を例示している。
本例のカラーフィルタ60は、相互に隣接するフィルタの間に物体光が透過しない非透過帯61が形成されている。ここでは、非透過帯61が、フィルタ12G1とフィルタ12Rの間、フィルタ12Rとフィルタ12G2の間、フィルタ12G2とフィルタ12Bの間、フィルタ12Bとフィルタ12G1の間に、一定の幅を持って形成されている。あるいは、色の混ざり具合を考慮して、フィルタ同士が隣接する場所ごとに幅を変えてもよい。この非透過帯61は、例えば黒等の光を透過しない顔料の塗布、あるいは光を透過しない材料からなる板材等を用いて形成することができる。
上述した第5の実施形態によれば、相互に隣接するフィルタの間に物体光が透過しない非透過帯を形成することにより、色が混じってしまうことを抑制し、色滲みを防止できる。
<6.その他>
本開示に係る撮像装置は、監視カメラの他、様々な明るさの環境で使用されるスチルカメラ、ビデオカメラ等に適用して好適である。
本開示に係る撮像装置にマイクロレンズによる光路分離を利用する場合、非特許文献1のように、撮像装置を物体との距離の計測に使用できる。したがって、上記の第1〜第4の実施形態に係る撮像装置を距離計測に用いてもよい。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)
1以上の光学レンズを含み、物体光が入射される撮像光学系と、
前記撮像光学系の焦点位置から物体と反対方向に配置され、複数の画素を含む撮像素子と、
少なくとも1つの前記光学レンズと、前記撮像光学系の焦点位置との間に配置され、複数のフィルタを含んで構成されるカラーフィルタと、を備える
撮像装置。
(2)
入力される制御信号に基づいて、少なくとも1以上の前記光学レンズを透過した前記物体光の光路への、前記カラーフィルタの挿入又は取り去りを駆動制御するカラーフィルタ駆動部、を更に備える
前記(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記撮像素子から供給される画像信号により明環境又は暗環境を判定し、判定結果に応じた制御信号を前記カラーフィルタ駆動部へ出力する信号処理部、を更に備え、
前記カラーフィルタ駆動部は、前記制御信号に基づいて、明環境のとき前記カラーフィルタを前記物体光の光路に挿入し、暗環境のとき前記カラーフィルタを前記物体光の光路から取り去る
前記(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記撮像光学系の焦点位置に配置されたマイクロレンズアレイを、更に備える
前記(1)〜(3)のいずれかに記載の撮像装置。
(5)
前記マイクロレンズアレイが、前記撮像素子の前面に配置されている
前記(4)に記載の撮像装置。
(6)
入力される制御信号に基づいて、前記撮像光学系を透過した前記物体光の光路への、前記マイクロレンズアレイの挿入又は取り去りを駆動制御するマイクロレンズ駆動制御部、を更に備える
前記(4)又は(5)のいずれかに記載の撮像装置。
(7)
前記撮像光学系を透過した前記物体光に含まれる赤外光を遮断する赤外光カットフィルタを、更に備え、
前記カラーフィルタ駆動部は、前記制御信号に基づいて、前記カラーフィルタ及び/又は前記赤外光カットフィルタを駆動制御する
前記(2)〜(6)のいずれかに記載の撮像装置。
(8)
複数種類の前記カラーフィルタを備え、
前記カラーフィルタ駆動部は、前記制御信号に基づいて、複数種類の前記カラーフィルタのうち指定されたカラーフィルタを駆動制御する
前記(2)〜(7)のいずれかに記載の撮像装置。
(9)
前記カラーフィルタは、相互に隣接する前記フィルタの間に前記物体光が透過しない非透過帯が形成されている
前記(1)〜(8)のいずれかに記載の撮像装置。
なお、上述した各実施形態例における一連の処理は、ハードウェアにより実行することができるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種の機能を実行するためのプログラムをインストールしたコンピュータにより、実行可能である。例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに所望のソフトウェアを構成するプログラムをインストールして実行させればよい。
また、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給してもよい。また、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU等の制御装置)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、機能が実現されることは言うまでもない。
この場合のプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現される。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
以上、本開示は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の変形例、応用例を取り得ることは勿論である。
すなわち、上述した各実施形態の例は、本開示の好適な具体例であるため、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本開示の技術範囲は、各説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。例えば、以上の説明で挙げた使用材料とその使用量、処理時間、処理順序および各パラメータの数値的条件等は好適例に過ぎず、また説明に用いた各図における寸法、形状および配置関係も概略的なものである。
1…光学レンズ、 2…マイクロレンズ、 3…モノクロイメージャ(撮像素子)、 3B−1…B画素、 3R−1…R画素、 4…カラーフィルタアレイ、 4R…Rフィルタ、4B…Bフィルタ、 10…撮像装置、 11…撮像光学系、 12,12−1,12−2…カラーフィルタアレイ、 13…マイクロレンズ、 14…モノクロイメージャ(撮像素子)、 15…カメラ信号処理部、 17…カラーフィルタ駆動装置、 20…撮像装置、 21…IRカットフィルタ、 22…IRカットフィルタ駆動装置、 30…撮像装置、 31…カラーフィルタ・IRカットフィルタ駆動装置、 40…撮像装置、 41…カラーフィルタ選択駆動装置、 50…撮像装置、 51…マイクロレンズ駆動装置、 60…カラーフィルタ、 61…非透過帯、 151…画像解析部、 152…環境判定部、 153…メモリ、 154…駆動制御部、 155…信号処理部

Claims (9)

  1. 1以上の光学レンズを含み、物体光が入射される撮像光学系と、
    前記撮像光学系の焦点位置から物体と反対方向に配置され、複数の画素を含む撮像素子と、
    少なくとも1つの前記光学レンズと、前記撮像光学系の焦点位置との間に配置され、複数のフィルタを含んで構成されるカラーフィルタと、を備える
    撮像装置。
  2. 入力される制御信号に基づいて、少なくとも1以上の前記光学レンズを透過した前記物体光の光路への、前記カラーフィルタの挿入又は取り去りを駆動制御するカラーフィルタ駆動部、を更に備える
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子から供給される画像信号により明環境又は暗環境を判定し、判定結果に応じた制御信号を前記カラーフィルタ駆動部へ出力する信号処理部、を更に備え、
    前記カラーフィルタ駆動部は、前記制御信号に基づいて、明環境のとき前記カラーフィルタを前記物体光の光路に挿入し、暗環境のとき前記カラーフィルタを前記物体光の光路から取り去る
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像光学系の焦点位置に配置されたマイクロレンズアレイを、更に備える
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記マイクロレンズアレイが、前記撮像素子の前面に配置されている
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 入力される制御信号に基づいて、前記撮像光学系を透過した前記物体光の光路への、前記マイクロレンズアレイの挿入又は取り去りを駆動制御するマイクロレンズ駆動制御部、を更に備える
    請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像光学系を透過した前記物体光に含まれる赤外光を遮断する赤外光カットフィルタを、更に備え、
    前記カラーフィルタ駆動部は、前記制御信号に基づいて、前記カラーフィルタ及び/又は前記赤外光カットフィルタを駆動制御する
    請求項2に記載の撮像装置。
  8. 複数種類の前記カラーフィルタを備え、
    前記カラーフィルタ駆動部は、前記制御信号に基づいて、複数種類の前記カラーフィルタのうち指定されたカラーフィルタを駆動制御する
    請求項2に記載の撮像装置。
  9. 前記カラーフィルタは、相互に隣接する前記フィルタの間に前記物体光が透過しない非透過帯が形成されている
    請求項1に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016010160A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 株式会社リコー 多視点画像システムの視差推定
WO2021166672A1 (ja) * 2020-02-20 2021-08-26 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 撮像装置、電子機器

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