JP2014014212A - 監視制御装置 - Google Patents

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JP2014014212A JP2012150016A JP2012150016A JP2014014212A JP 2014014212 A JP2014014212 A JP 2014014212A JP 2012150016 A JP2012150016 A JP 2012150016A JP 2012150016 A JP2012150016 A JP 2012150016A JP 2014014212 A JP2014014212 A JP 2014014212A
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Shunya Maruchi
俊也 丸地
Yoshitomi Sameda
芳富 鮫田
Hiroyuki Inamura
浩之 稲村
Jun Takehara
潤 竹原
Hiroyuki Nishikawa
浩行 西川
Masaomi Yoshikawa
正臣 吉川
Yoshiki Nanba
由樹 難波
Naoya Onishi
直哉 大西
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】蓄電池に充電された電力を有効活用することが可能な監視制御装置を提供するこ
とである。
【解決手段】実施形態の監視制御装置は、通信部は、管轄内の電力系統に設置された蓄電
池の放電を指令するシステムから放電信号を取得する。演算部は、前記通信部が前記放電
信号を取得した場合に、前記蓄電池の直流電圧を変換する電圧変換部の優先度を特性情報
データベースから取得する。前記通信部は、前記優先度の高い電圧変換部から順に、前記
電圧変換部に接続された蓄電池を放電させる制御信号を出力する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、監視制御装置に関する。
太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギーを用いた分散型電源の普及に伴い、
天候等に左右される不安定な出力を安定させるために定置型蓄電池の必要性が高まってい
る。例えば、電気自動車用の蓄電池をリユースバッテリとして用いる場合、出力や容量、
寿命等の特性が異なる蓄電池を複数組み合せて構成することになる。
蓄電池からの直流電圧を変換する変換器においては、蓄電池の特性の違いによって変換
器自体の消費電力や変換効率による電力損失が異なるため、蓄電池に充電された電力を有
効活用するためには、これらを考慮する必要がある。
また、蓄電池の直流出力を交流に変換して交流負荷へ電力を供給する場合にも電力変換
による損失が生じる。
特開2012−109260号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、蓄電池に充電された電力を有効活用する
ことが可能な監視制御装置を提供することである。
実施形態の監視制御装置は、通信部は、管轄内の電力系統に設置された蓄電池の放電を
指令するシステムから放電信号を取得する。演算部は、前記通信部が前記放電信号を取得
した場合に、前記蓄電池の直流電圧を変換する電圧変換部の優先度を特性情報データベー
スから取得する。前記通信部は、前記優先度の高い電圧変換部から順に、前記電圧変換部
に接続された蓄電池を放電させる制御信号を出力する。
第1の実施形態の監視制御装置を含む蓄電池システムの構成を示すブロック図。 第1の実施形態の監視制御装置の構成を示すブロック図。 第1の実施形態の監視制御装置における電圧変換部特性DBに格納されたテーブルの一例を示す説明図。 第1の実施形態の監視制御装置の動作を示すフローチャート。 第2の実施形態の監視制御装置の構成を示すブロック図。 第2の実施形態の監視制御装置の動作を示すフローチャート。 第3の実施形態の監視制御装置の構成を示すブロック図。 第3の実施形態の監視制御装置の動作を示すフローチャート。 第4の実施形態の監視制御装置の構成を示すブロック図。 第4の実施形態の監視制御装置における電圧変換部特性DBに格納されたテーブルの一例を示す説明図。 第4の実施形態の監視制御装置の動作を示すフローチャート。 第5の実施形態の監視制御装置の構成を示すブロック図。 第5の実施形態の監視制御装置における蓄電池DBに格納されたテーブルの一例を示す説明図。 第5の実施形態の監視制御装置の動作を示すフローチャート。
以下、実施形態を図面に基づき説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態の監視制御装置を含む蓄電池システムの構成を示すブロック図で
ある。
第1の実施形態の監視制御装置を含む蓄電池システムは、図1に示すように監視制御装
置1、EMS(Energy Management System)2、蓄電池3、電
圧変換部4、直流母線5に接続される直流負荷設備6、電力変換部7、交流母線8に接続
される交流負荷設備9を有する。
電力変換部7は、交流電力と直流電力とを相互に変換する変換器、変換手段であり、具
体的にはDC/ACインバータなどが挙げられる。
蓄電池3は、リチウムイオン電池、鉛電池、ナトリウム硫黄電池、電気二重層コンデン
サなどの二次電池である。
電圧変換部4は、蓄電池3の直流電圧を変換する変換器、変換手段であり、具体的には
DC/DCコンバータなどが挙げられる。
EMS2は、地域や店舗といった管轄内の電力系統に設置された蓄電池3の放電を指令
するシステムである。
直流負荷設備6としては、例えば地域単位であれば電気自動車用の充電ステーション、
店舗単位であればLED(Light Emitting Diode)照明などが挙げ
られるが、これらに限られるものではない。
図2は第1の実施形態の監視制御装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態の監視制御装置1は、通信部101、演算部102、記憶部103を有
する。
通信部101は、EMS2、電圧変換部4、電力変換部7とのデータの授受を行うイン
ターフェース(Interface)などの通信装置、通信手段である。
記憶部103は、RAM(Random Access Memory)やROM(R
ead Only Memory)などのメモリ及び、ハードディスクドライブ(Har
d Disk Drive:HDD)などの記憶装置、記憶手段である。HDDなどの磁
気ディスク以外にも光磁気ディスクやCD(Compact Disc)、DVD(Di
gital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu−ray
Disc)などの光ディスクを利用してもよい。
記憶部103には、演算部102での処理に利用される電圧変換部特性DB104が格
納される。また、CPU(Central Processing Unit)などのプ
ロセッサが演算部102での処理に必要なプログラムが格納されている。
例えば、電圧変換部特性DB104には、図3に示すように各電圧変換部4の変換損失
および消費電力の情報が格納される。ここで、変換損失と消費電力のどちらか一方、もし
くは変換損失と消費電力の両方を電圧変換部の特性と呼ぶ。
ただし、上記の電圧変換部特性DB104に格納される情報は一例であり、これらに限
定されるものではない。例えば、各電圧変換部4の変換損失と消費電力のうち、どちらか
一方の情報のみが必要である場合は、必ずしも両方の特性情報が格納されていなくてもよ
い。
演算部102は、各電圧変換部4の変換損失から、電圧変換部4の優先度を設定する。
また演算部102は、実際に放電した電力量が放電すべき電力量(需要電力量)を満たし
たか否かの判定を行う。
これら演算部102における処理は、記憶部103に格納されるプログラムがCPUな
どのプロセッサによって動作されることで実現される。
次に動作について図4を用いて説明する。図4は第1の実施形態の監視制御装置の動作
を示すフローチャートである。
通信部101は、EMS2から放電信号および需要電力量を取得する(ステップS20
1)。
演算部102は、通信部101が放電信号および需要電力量を取得した場合に、電圧変
換部特性DB104から、各電圧変換部4の変換損失を取得する(ステップS202)。
また演算部102は、取得した変換損失から電圧変換部4の優先度を設定する(ステッ
プS203)。
具体的な一例として、図3に示すような3つの電圧変換部4a,4b,4cについて優
先度を考える。ここで、電圧変換部4a,4b,4cに接続される蓄電池をそれぞれ蓄電
池3a,3b,3cとする。
それぞれの電圧変換部4a,4b,4cの変換損失は、電圧変換部4aが1[W]、電圧
変換部4bが5[W]、電圧変換部4cが3[W]であるため、変換損失の小さい順に優先度
が高く設定される。すなわち、この例では電圧変換部4a、電圧変換部4c、電圧変換部
4bの順に優先度が高くなる。
通信部101は、演算部102が設定した優先度のうち、最も優先度の高い電圧変換部
4に対して、接続されている蓄電池3を放電させる制御信号を出力する(ステップS20
4)。
(ステップS203)における具体例の場合では、電圧変換部4aに対して、蓄電池3
aを放電させる制御信号を出力することになる。
通信部101は、直流母線5へ放電した電力量を取得する。演算部102は、通信部1
01が取得した電力量と需要電力量と比較することで、放電量が需要電力量を満たしたか
否かの判定を行う(ステップS205)。
放電量が需要電力量を満たしていない場合(ステップS205 NO)、演算部102
は、放電を行った蓄電池以外の蓄電池3が存在するか否かの判定を行う(ステップS20
6)。
放電を行った蓄電池以外の蓄電池3が存在する場合(ステップS206 YES)、通
信部101は、次に優先度の高い電圧変換部4に対して、接続されている蓄電池3を放電
させる制御信号を出力する(ステップS207)。
(ステップS203)における具体例で示すと、最も優先順位の高い電圧変換部4aに
接続されている蓄電池3aの放電のみでは需要電力量を満たさない場合、次に優先順位の
高い電圧変換部4cに対して、蓄電池4cを放電させる制御信号を出力する。それでも需
要電力量を満たさない場合、その次に優先度の高い電圧変換部4bに対して、蓄電池4b
を放電させる制御信号を出力する。
放電を行った蓄電池以外の蓄電池3が存在しない場合(ステップS206 NO)、通
信部101は、EMS2に対して交流系統を開放する指令を出力する(ステップS208
)。
ここで、(ステップS201)において通信部101は、需要電力量を取得せずに放電
信号のみを取得してもよい。
また、放電量が需要電力量を満たしたか否かの判定(ステップS205)は、EMS2
によって行われ、放電量が需要電力量を満たした場合、EMS2から通信部101への放
電信号を停止するといった構成にしてもよい。
さらに、(ステップS203)において設定される電圧変換部4の優先度は、予め電圧
変換部特性DB104に格納されたものを読み出してもよい。
なお、本実施例では蓄電池3の放電についてのみ記載しているが、蓄電池3の充電につ
いては、放電の場合と同様に電圧変換部4の変換損失を考慮してもよいし、従来の方法に
より行われてもよい。
以上説明したように、この第1の実施形態の監視制御装置では、変換損失の小さい電圧
変換部4から選択することで、効率のよい運用が可能となり、蓄電池3に充電された電力
を有効活用することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の構成について、図5を用いて説明する。なお、第1の実施形態の監視
制御装置の各部と同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。図5は第2の実施形態の
監視制御装置の構成を示すブロック図である。
この第2の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は演算部105にある。以下に第1
の実施形態と異なる点について説明する。
演算部105は、各電圧変換部4の消費電力から、電圧変換部4の優先度を設定する。
次に動作について図6を用いて説明する。図6は第2の実施形態の監視制御装置の動作
を示すフローチャートである。
(ステップS201)は第1の実施形態と同様であるので省略する。
演算部105は、通信部101が放電信号および需要電力量を取得した場合に、電圧変
換部特性DB104から、各電圧変換部4の消費電力を取得する(ステップS209)。
また演算部105は、取得した消費電力から電圧変換部4の優先度を設定する(ステッ
プS210)。
具体的な一例として、図3に示すような3つの電圧変換部4a,4b,4cについて優
先度を考える。ここで、電圧変換部4a,4b,4cに接続される蓄電池をそれぞれ蓄電
池3a,3b,3cとする。
それぞれの電圧変換部4a,4b,4cの消費電力は、電圧変換部4aが10[W]、電
圧変換部4bが3[W]、電圧変換部4cが6[W]であるため、消費電力の小さい順に優先
度が高く設定される。すなわち、この例では電圧変換部4b、電圧変換部4c、電圧変換
部4aの順に優先度が高くなる。
(ステップS204)乃至(ステップS208)は第1の実施形態と同様であるので省
略する。
ここで、(ステップS210)において設定される電圧変換部4の優先度は、予め電圧
変換部特性DB104に格納されたものを読み出してもよい。
なお、本実施例では蓄電池3の放電についてのみ記載しているが、蓄電池3の充電につ
いては、放電の場合と同様に電圧変換部4の消費電力を考慮してもよいし、従来の方法に
より行われてもよい。
以上説明したように、この第2の実施形態の監視制御装置では、消費電力の小さい電圧
変換部4から選択することで、効率のよい運用が可能となり、蓄電池3に充電された電力
を有効活用することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態の構成について、図7を用いて説明する。なお、第1の実施形態および
第2の実施形態の監視制御装置の各部と同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。図
7は第3の実施形態の監視制御装置の構成を示すブロック図である。
この第3の実施形態が、第1の実施形態および第2の実施形態と異なる点は演算部10
6にある。以下に第1の実施形態および第2の実施形態と異なる点について説明する。
演算部106は、各電圧変換部4の変換損失と消費電力の合計値を算出し、その合計値
から、電圧変換部4の優先度を設定する。
次に動作について図8を用いて説明する。図8は第3の実施形態の監視制御装置の動作
を示すフローチャートである。
(ステップS201)は第1の実施形態と同様であるので省略する。
演算部106は、通信部101が放電信号および需要電力量を取得した場合に、電圧変
換部特性DB104から、各電圧変換部4の変換損失および消費電力を取得する。そして
、各電圧変換部4の変換損失と消費電力の合計値を算出する(ステップS211)。
また演算部106は、算出した変換損失と消費電力の合計値から電圧変換部4の優先度
を設定する(ステップS212)。
具体的な一例として、図3に示すような3つの電圧変換部4a,4b,4cについて優
先度を考える。ここで、電圧変換部4a,4b,4cに接続される蓄電池をそれぞれ蓄電
池3a,3b,3cとする。
それぞれの電圧変換部4a,4b,4c変換損失は、電圧変換部4aが1[W]、電圧変
換部4bが5[W]、電圧変換部4cが3[W]であり、消費電力は、電圧変換部4aが10
[W]、電圧変換部4bが3[W]、電圧変換部4cが6[W]である。そのため、変換損失と
消費電力の合計値は、電圧変換部4aが11[W]、電圧変換部4bが8[W]、電圧変換部
4cが9[W]である。
(ステップS212)では、この合計値の小さい順に優先度が高く設定される。すなわち
、この例では電圧変換部4b、電圧変換部4c、電圧変換部4aの順に優先度が高くなる
(ステップS204)乃至(ステップS208)は第1の実施形態と同様であるので省
略する。
ここで、(ステップS212)において設定される電圧変換部4の優先度は、予め電圧
変換部特性DB104に格納されたものを読み出してもよい。
なお、本実施例では蓄電池3の放電についてのみ記載しているが、蓄電池3の充電につ
いては、放電の場合と同様に電圧変換部4の変換損失と消費電力の合計値を考慮してもよ
いし、従来の方法により行われてもよい。
以上説明したように、この第3の実施形態の監視制御装置では、変換損失の小さく、か
つ消費電力の小さい電圧変換部4から選択することで、効率のよい運用が可能となり、蓄
電池3に充電された電力を有効活用することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態の構成について、図9を用いて説明する。なお、第1の実施形態乃至第
3の実施形態の監視制御装置の各部と同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。図9
は第4の実施形態の監視制御装置の構成を示すブロック図である。
この第4の実施形態が、第1の実施形態乃至第3の実施形態と異なる点は通信部107
、演算部108、記憶部109にある。以下に第1の実施形態乃至第3の実施形態と異な
る点について説明する。
通信部107は、時間間隔tごとに電圧変換部4から変換損失を取得する。ここで通信
部107は、時間間隔tごとに電圧変換部4から変換損失ではなく、消費電力を取得して
もよいし、変換損失と消費電力の両方を取得してもよい。また、時間間隔tはユーザーに
よって任意に設定、変更可能である。
記憶部109には、演算部108での処理に利用される電圧変換部特性DB110が格
納される。例えば、電圧変換部特性DB110には、図10に示すように各電圧変換部4
の変換損失および消費電力の情報が時間間隔tごとに格納される。
演算部108は、通信部107が取得した時間間隔tごとの変換損失を電圧変換部特性
DB110に書き込む。そして、各電圧変換部4の最新の変換損失から、電圧変換部4の
優先度を設定する。
ただし、上記の電圧変換部特性DB104に格納される情報は一例であり、これらに限
定されるものではない。例えば、変換損失と消費電力のうち、どちらか一方の情報が時間
間隔tごとに格納されていてもよい。
次に動作について図11を用いて説明する。図11は第4の実施形態の監視制御装置の
動作を示すフローチャートである。
(ステップS201)乃至(ステップS208)は第1の実施形態と同様であるので省
略する。
演算部108は、電圧変換部特性DB104から、各電圧変換部4の最新の変換損失を
取得する(ステップS213)。
演算部108は、EMS2から放電信号が継続しているか否かの判定を行う(ステップ
S214)。
EMS2から放電信号が継続している場合(ステップS214 YES)は、(ステッ
プS203)に戻り、演算部108は、最新の変換損失から電圧変換部4の優先度を設定
する。
なお、本実施例では電圧変換部4の変換損失に基づいて、電圧変換部4の優先度を設定
しているが、第2の実施形態のように電圧変換部4の消費電力に基づいて優先度を設定し
てもよいし、第3の実施形態のように変換損失と消費電力の合計値に基づいて優先度を設
定してもよい。
また、蓄電池3の充電については、放電の場合と同様に電圧変換部4の最新の変換損失
や最新の消費電力を考慮してもよいし、従来の方法により行われてもよい。
以上説明したように、この第4の実施形態の監視制御装置では、通信部107が時間間
隔tごとに電圧変換部4の変換損失や消費電力を取得し、最新の変換損失や消費電力に基
づいて電圧変換部4を選択する。そのため、電圧変換部4の変換損失や消費電力が時間に
よって変動する場合でも、変換損失や消費電力の小さい電圧変換部4から選択することが
可能となり、蓄電池3に充電された電力を有効活用することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態の構成について、図12を用いて説明する。なお、第1の実施形態乃至
第3の実施形態の監視制御装置の各部と同一部分は同一符号で示し、説明は省略する。図
12は第5の実施形態の監視制御装置の構成を示すブロック図である。
この第5の実施形態が、第1の実施形態乃至第3の実施形態と異なる点は演算部111
、記憶部112にある。以下に第1の実施形態乃至第3の実施形態と異なる点について説
明する。
記憶部112には、電圧変換部特性DB104に加えて、演算部111での処理に利用
される蓄電池特性DB113が格納される。例えば、蓄電池特性DB113には、図13
に示すように各蓄電池3の過去の充放電回数の情報が格納される。
ただし、上記の蓄電池特性DB113に格納される情報は一例であり、充放電回数以外
の蓄電池の劣化情報が格納されていてもよい。
演算部111は、蓄電池特性DB113から蓄電池3の充放電回数を取得する。そして
、取得した充放電回数が所定回数以下であるか否かの判定を行う。
次に動作について図14を用いて説明する。図14は第5の実施形態の監視制御装置の
動作を示すフローチャートである。
(ステップS201)乃至(ステップS203)は第1の実施形態と同様であるので省
略する。
演算部111は、蓄電池特性DB113から、最も優先度が高い電圧変換部4に接続さ
れた蓄電池3の充放電回数を取得する(ステップS215)。
演算部111は、取得した充放電回数が所定回数以下であるか否かの判定を行う(ステ
ップS216)。
ここで、所定回数とは任意に設定可能な、基準となる回数のことである。
取得した充放電回数が所定回数以下である場合(ステップS216 YES)、通信部
101は、(ステップS216)での判定を満たした蓄電池3を放電させる制御信号を出
力する(ステップS217)。
演算部111は、蓄電池3を放電させた場合に、蓄電池特性DB113の充放電回数を
更新する(ステップS218)。
(ステップS205)乃至(ステップS208)は第1の実施形態と同様であるので省
略する。
(ステップS216)において、充放電回数が所定回数を超えていた場合(ステップS
216 NO)および、(ステップS206)において、放電を行った蓄電池以外の蓄電
池3が存在する場合(ステップS206 YES)に、演算部111は、蓄電池特性DB
113から、次に優先度が高い電圧変換部4に接続された蓄電池3の充放電回数を取得す
る(ステップS219)。
なお、本実施例では蓄電池3の放電についてのみ記載しているが、蓄電池3の充電につ
いては、放電の場合と同様に蓄電池3の充放電回数を考慮してもよいし、従来の方法によ
り行われてもよい。
本実施例では電圧変換部4の変換損失に基づいて、電圧変換部4の優先度を設定してい
るが、第2の実施形態のように電圧変換部4の消費電力に基づいて優先度を設定してもよ
いし、第3の実施形態のように変換損失と消費電力の合計値に基づいて優先度を設定して
もよい。
また、蓄電池3の充放電回数に関しても電圧変換部4の特性と同様に優先度を設定し、
以下に示すような蓄電池3の優先度と電圧変換部4の優先度との重み付き和wを算出し、
算出した重み付き和の小さい蓄電池3と電圧変換部4の組から放電するようにしてもよい
w=αx+y
ここで、xは蓄電池3の優先度、yは電圧変換部4の優先度を表す。重みαは任意に設
定可能である。蓄電池3の優先度は、蓄電池のSOC(State Of Charge
)や電気量、最大蓄電容量、これらの組み合せにより算出してもよい。
以上説明したように、この第5の実施形態の監視制御装置では、電圧変換部4の特性だ
けでなく、蓄電池3の充放電回数などの劣化情報を考慮して放電する蓄電池3を選択する
。そのため、第1の実施形態乃至第3の実施形態で得られる効果に加えて、蓄電池3の劣
化を抑制することができる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、電圧変換部の変換損失や消費電力と
いった特性を考慮して放電する蓄電池を選択するため、蓄電池に充電された電力を有効活
用することができる。
なお、上記の実施例および図1では、監視制御装置1とEMS2を別々に記載している
が、監視制御装置1はEMS2に組み込まれていてもよい。
本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示
したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、そ
の他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々
の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲
や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれ
る。
1…監視制御装置
101,107…通信部
102,105,106,108,111…演算部
103,109,112…記憶部
104,110…電圧変換部特性DB(Data Base:データベース)
113…蓄電池特性DB
2…EMS(Energy Management System)
3…蓄電池
4…電圧変換部
5…直流母線
6…直流負荷設備
7…電力変換部
8…交流母線
9…交流負荷設備

Claims (7)

  1. 管轄内の電力系統に設置された蓄電池の放電を指令するシステムから放電信号を取得す
    る通信部と、
    前記通信部が前記放電信号を取得した場合に、前記蓄電池の直流電圧を変換する電圧変
    換部の優先度を電圧変換部特性データベースから取得する演算部と
    を有し、前記通信部は、前記優先度の高い電圧変換部から順に、前記電圧変換部に接続さ
    れた蓄電池を放電させる制御信号を出力する監視制御装置。
  2. 管轄内の電力系統に設置された蓄電池の放電を指令するシステムから放電信号を取得す
    る通信部と、
    前記通信部が前記放電信号を取得した場合に、前記蓄電池の直流電圧を変換する電圧変
    換部の特性を電圧変換部特性データベースから取得し、前記特性に基づいて前記電圧変換
    部の優先度を設定する演算部と
    を有し、前記通信部は、前記優先度の高い電圧変換部から順に、前記電圧変換部に接続さ
    れた蓄電池を放電させる制御信号を出力する監視制御装置。
  3. 前記通信部は、所定の時間間隔で前記電圧変換部の特性をさらに取得し、
    前記演算部は、前記通信部が取得した前記特性を電圧変換部特性データベースに書き込
    み、前記特性のうち最新の特性に基づいて前記電圧変換部の優先度を設定する請求項2に
    記載の監視制御装置。
  4. 前記演算部は、蓄電池特性データベースから前記蓄電池の充放電回数をさらに取得し、
    前記充放電回数が所定の回数以下であるか否かの判定を行い、
    前記通信部は、前記充放電回数が所定の回数以下であると判定された場合に、前記蓄電
    池を放電させる制御信号を出力する請求項2に記載の監視制御装置。
  5. 前記演算部は、前記電圧変換部特性データベースから前記電圧変換部の変換損失を取得
    し、前記変換損失の小さい順に前記電圧変換部の優先度を高く設定する請求項2乃至請求
    項4のいずれか1項に記載の監視制御装置。
  6. 前記演算部は、前記電圧変換部特性データベースから前記電圧変換部の消費電力を取得
    し、前記消費電力の小さい順に前記電圧変換部の優先度を高く設定する請求項2乃至請求
    項4のいずれか1項に記載の監視制御装置。
  7. 前記演算部は、電圧変換部特性データベースから前記電圧変換部の変換損失および消費
    電力を取得し、前記変換損失と前記消費電力の合計値が小さい順に前記電圧変換部の優先
    度を高く設定する請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の監視制御装置。
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