JP2014011128A - Washer - Google Patents
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Abstract
Description
この発明はねじ止め等による導電部材同士の接続において導電部材間に介在させる座金に関し、特に電池の端子とバスバーとを接続する際に好適な座金に関する。 The present invention relates to a washer interposed between conductive members in connection between conductive members by screwing or the like, and more particularly to a washer suitable for connecting a battery terminal and a bus bar.
導電部材同士の接続においては接触抵抗を低減させることが重要である。図13はこのような接触抵抗を低減させるための構成として特許文献1に記載されている構造を示したものであり、この例では給電バスバー11と12をねじ13を用いて締結し、電気的に接続する際に、給電バスバー11,12の互いに対向する接触面11a,12aの間に金属シート14を介在させるものとなっている。
In connecting the conductive members, it is important to reduce the contact resistance. FIG. 13 shows the structure described in Patent Document 1 as a configuration for reducing such contact resistance. In this example, the power
金属シート14は半田などの塑性変形可能な金属材料からなり、板厚は例えば40μm程度とされている。このような金属シート14を介在させた状態で、ねじ13により給電バスバー11,12及び金属シート14が互いに圧着される。これにより、給電バスバー11,12の接触面11a,12aにある微小な凹凸内に、塑性変形して潰れた金属シート14が入り込んで凹凸内を隙間なく埋め、また接触面11a,12aの傾きに応じて金属シート14が塑性変形することで、接触抵抗を低減することができるものとなっている。
The
ところで、例えばリチウムイオン電池などの電池の端子とバスバーとのねじ止めによる接続においても、低接触抵抗化の要求は強く、また一方で電池の電圧を監視することができる構成も要求されている。 By the way, in the connection of a battery terminal such as a lithium ion battery and a bus bar by screwing, there is a strong demand for low contact resistance, and on the other hand, a configuration capable of monitoring the battery voltage is also required.
電池の電圧を監視するためには、電池端子にケーブルを接続する必要があり、この場合、ケーブル先端に図13に示した金属シート14の構成のような座金を圧着すれば、電池端子との接続を容易に行うことができ、同時に接触抵抗を低減することもできる。
In order to monitor the voltage of the battery, it is necessary to connect a cable to the battery terminal. In this case, if a washer like the structure of the
しかしながら、図13に示した金属シート14のように板厚が薄く、半田などの塑性変形しやすい金属材料からなる座金では、座金全体の機械的強度が弱く、ケーブル圧着工程などの工程内の取り扱いにおいて変形や破損が発生するといった問題が極めて生じやすい。
However, a washer made of a metal material that is thin like the
このような変形や破損を回避するためには、座金を例えば銅合金製としたり、板厚を厚くするといったことが考えられるが、これでは接触抵抗が増大してしまうことになる。 In order to avoid such deformation and breakage, it is conceivable that the washer is made of, for example, a copper alloy or that the plate thickness is increased, but this increases the contact resistance.
よって、接触抵抗を低減するために図13に示した金属シート14の構成のような座金を用いたとしても、電圧監視用のケーブルに座金を圧着することはできず、電圧監視用のケーブルは半田付けや溶接などの方法で電池端子やバスバーに接続しなければならなかった。この点で、作業が煩雑となり、手間がかかるものとなっていた。
Therefore, even if a washer having the configuration of the
この発明の目的はこの問題に鑑み、接触抵抗を低減させることができ、かつケーブルに圧着可能としてケーブルに圧着しても取扱い時の変形や破損を防止することができるようにした座金を提供することにある。 In view of this problem, an object of the present invention is to provide a washer capable of reducing contact resistance and capable of being crimped to a cable and preventing deformation and breakage during handling even when crimped to the cable. There is.
請求項1の発明によれば、座金は板厚が100μm乃至300μmの範囲内の銅板よりなり、ボルト貫通穴が設けられた平板部と、平板部に一体形成されたケーブル圧着部と、平板部の周縁に設けられた側壁部とを備え、側壁部は互いに平行ではない2方向に少なくとも設けられているものとされる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、ケーブル圧着部は平板部から延長されて形成されているものとされる。
According to the invention of claim 1, the washer is made of a copper plate having a thickness of 100 μm to 300 μm, a flat plate portion provided with a bolt through hole, a cable crimping portion integrally formed on the flat plate portion, and a flat plate portion. The side walls are provided at least in two directions that are not parallel to each other.
In the invention of claim 2, in the invention of claim 1, the cable crimping portion is formed to extend from the flat plate portion.
請求項3の発明では請求項2の発明において、平板部は銅板が折り返されて二重とされた銅板間に銅より柔らかい導電性材料が挟み込まれた三層構造をなすものとされる。
請求項4の発明では請求項1の発明において、ケーブル圧着部は平板部内に、平板部が切り抜かれて形成され、ケーブル圧着部はケーブル先端側及びケーブル導出側の双方が平板部に連結支持されているものとされる。
In the invention of claim 3, in the invention of claim 2, the flat plate portion has a three-layer structure in which a conductive material softer than copper is sandwiched between copper plates which are doubled by folding a copper plate.
In the invention of claim 4, in the invention of claim 1, the cable crimping portion is formed by cutting out the flat plate portion in the flat plate portion, and the cable crimping portion is connected and supported by the flat plate portion on both the cable leading end side and the cable outlet side. It is supposed to be.
請求項5の発明では請求項1乃至4のいずれかの発明において、互いに平行ではない2方向に少なくとも設けられている側壁部のうち、少なくとも1つの方向の側壁部は他の側壁部と平板部に対し、反対方向に立ち上げられているものとされる。
請求項6の発明では請求項1乃至5のいずれかの発明において、平板部は方形をなすものとされる。
According to a fifth aspect of the present invention, in any one of the first to fourth aspects of the present invention, of the side walls provided in at least two directions that are not parallel to each other, the side wall in at least one direction is the other side wall and the flat plate. On the other hand, it is assumed that it is launched in the opposite direction.
According to the invention of claim 6, in the invention of any one of claims 1 to 5, the flat plate portion has a square shape.
請求項7の発明では請求項1乃至6のいずれかの発明において、平板部に、平板部が押し出されてリブが形成されている。
請求項8の発明では請求項1乃至7のいずれかの発明において、平板部にバネ片が切り起こされて形成されている。
According to a seventh aspect of the present invention, in any one of the first to sixth aspects, the flat plate portion is extruded to form a rib.
According to an eighth aspect of the present invention, in any one of the first to seventh aspects, a spring piece is cut and raised on the flat plate portion.
請求項9の発明では請求項8の発明において、バネ片はその延伸方向がボルト貫通穴の径方向とされ、ボルト貫通穴側が基端とされ、平板部の一面上に突出するバネ片と、ボルト貫通穴側が遊端とされ、平板部の他面上に突出するバネ片とがボルト貫通穴の回りに交互に配列されているものとされる。
In the invention of
請求項10の発明では請求項1乃至9のいずれかの発明において、銅板に錫めっきが施されているものとされる。
請求項11の発明では請求項10の発明において、錫めっきの厚さが2μm以下とされる。
In the invention of claim 10, in any invention of claims 1 to 9, tin plating is applied to the copper plate.
In the invention of
この発明による座金によれば、側壁部により補強されているため、機械的強度が向上している。よって、ケーブルに圧着しても取扱い時における変形や破損を防止することができる。 According to the washer according to the present invention, the mechanical strength is improved because the side wall is reinforced. Therefore, even if it is crimped to the cable, deformation and breakage during handling can be prevented.
従って、この発明による座金は例えば電圧監視用ケーブルに圧着することができ、これにより従来、半田付けや溶接などの方法を用いていた電圧監視用ケーブルの電池端子への接続が容易となる。また、同時に例えば電池端子とバスバーの接触抵抗も低減することができる。 Therefore, the washer according to the present invention can be crimped to, for example, a voltage monitoring cable, which facilitates the connection of the voltage monitoring cable to the battery terminal, which has conventionally used methods such as soldering and welding. At the same time, for example, the contact resistance between the battery terminal and the bus bar can be reduced.
この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。 Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1はこの発明による座金の第1の実施例を示したものであり、座金20は銅板(純銅板)に所要のプレス加工等が施されて形成されている。
FIG. 1 shows a first embodiment of a washer according to the present invention. A
座金20は方形をなす平板部21と、平板部21に一体形成されたケーブル圧着部22とを備えている。ケーブル圧着部22はこの例では平板部21の1辺から延長されて形成されており、徐々に幅狭とされた連結部22aと、連結部22aの先端から延伸された延伸部22bと、延伸部22bの先端側部分において延伸部22bの幅方向両端から曲げ起こされて形成された一対の圧着片22cとを備えている。
The
平板部21にはボルト貫通穴23が形成されており、さらに平板部21の周縁には側壁部24〜26が設けられている。側壁部24〜26はケーブル圧着部22が延長形成されている1辺を除く他の3辺に形成されており、平板部21の対向2辺に位置する側壁部24,25はこの例では平板部21の表面21a側に突出するように立ち上げられている。一方、側壁部24,25が位置する辺と直交する辺に位置する側壁部26は平板部21の裏面側21bに突出するように、つまり平板部21に対し、側壁部24,25と反対方向に立ち上げられている。
Bolt through
ケーブル圧着部22の幅方向両端にも側壁部27,28が設けられている。側壁部27,28は図1Aに示したように連結部22aから延伸部22bに渡り、一対の圧着片22cの手前まで設けられている。これら側壁部27,28は側壁部24,25と同じ方向に立ち上げられている。
上述した側壁部24〜28は例えば絞り加工によって形成され、さらにこの例では平板部21にプレスにより押し出されて2つのリブ31,32が形成されている。リブ31,32は長円形とされ、その長手方向が側壁部24,25と平行とされてケーブル圧着部22寄りに形成されている。
The
図2は座金20がケーブル40に圧着され、ケーブル40が座金20に接続された状態を示したものである。一対の圧着片22cを図2に示したようにかしめることによってケーブル40が座金20に接続される。
FIG. 2 shows a state in which the
上記のような構成において、座金20を形成する純銅板の板厚は100μmから300μmの範囲内で選定される。このような材料、板厚よりなる座金20の平板部21を互いに接続する導電部材の接続面間(接触面間)に挟み込めば、座金20が変形して接続面の性状に追従することにより接触抵抗を下げることができる。
In the above configuration, the thickness of the pure copper plate forming the
また、座金20は工程内でケーブル40に圧着された状態で取り扱われるが、この例では側壁部24〜28及びリブ31,32により座金20は補強されているため、例えば座金20が折れ曲がるといった変形や破損を防止することができる。
The
なお、座金20の板厚は100μmより薄くすると、薄すぎて接触面に対する追従性が悪くなり、また300μmより厚くすると、ケーブル圧着部22の圧着片22cのかしめ作業がやりにくくなり、作業性が悪化するので、上述したように100μmから300μmの範囲内で選定するのが好ましい。
If the plate thickness of the
図3は上記のような座金20が使用される使用例を示したものであり、図3中、50はリチウムイオン電池の電池ユニット(セルユニット)を示す。また、60はバスバーを示し、70はバスバー60を電池ユニット50の端子51,52に固定するためのボルトを示す。座金20は電池ユニット50の端子51,52とバスバー60との間に挟み込まれて使用される。なお、座金20は平板部21の裏面21bがバスバー60側とされて挟み込まれる。
FIG. 3 shows a use example in which the
バスバー60と端子51,52は本来であれば、直接ボルト締めされるものであるが、端子51,52のうち、正極の端子51は一般にアルミニウム製であって接触抵抗の大きさが特に問題となっており、ボルトを高トルクで締結しても接触抵抗が良好に、かつ安定して下がらないといった問題があった。これに対し、上述したように座金20を挟み込むことで、接触抵抗を下げることが可能となる。
The
ケーブル40が接続された座金20を端子51,52とバスバー60との間にそれぞれ挟み込めば、これらケーブル40を介して電池ユニット50の電圧を監視することが可能となり、よって従来行っていたような電圧監視用のケーブルを半田付けや溶接で端子51,52に接続するといった面倒で手間がかかる作業は不要となる。
If the
なお、ボルト締結時には図3Cに拡大して示したように座金20の側壁部26がバスバー60の側面に引っかかることにより、座金20の回転を防止することができるものとなっている。また、リブ31,32は座金20が端子51,52とバスバー60間に挟み込まれた状態で端子51,52の接続面エッジやバスバー60の接続面エッジにちょうど位置するように設けられており、これにより端子51,52の接続面エッジやバスバー60の接続面エッジでの座金20の折れを防止することができ、その点でさらに強度が向上されたものとなっている。
In addition, when the bolt is fastened, the
図4は電池ユニット50の各端子51,52にケーブル40が接続された座金20が配され、バスバー60により複数の電池ユニット50が直列接続された状態を示したものである。
FIG. 4 shows a state in which a
図5は上述したような座金のラミネートセルへの実装例を示したものであり、図5中、80はラミネートセルを示す。また、90はバスバーを示し、100,110はバスバー90をラミネートセル80の端子81,82に固定するためのボルト、ナットを示す。
FIG. 5 shows an example of mounting a washer as described above on a laminate cell. In FIG. 5,
座金20’,20''は図1に示した座金20に対し、形状が一部変更されたものとされている。座金20’は座金20における側壁部25が削除された形状とされ、座金20''は座金20における側壁部24が削除された形状とされている。
The washer 20 ', 20' 'has a shape partially changed from the
座金20’,20''はラミネートセル80の端子81,82とバスバー90との間にそれぞれ挟み込まれて使用される。座金20’,20''はそれぞれ平板部21の裏面21bがバスバー90側とされ、図5Cに示したように側壁部26がバスバー90の側面に引っかかることにより、ボルト締結時に座金20’,20''の回転を防止することができるものとなっている。
The
ケーブル40が接続された座金20’,20''を用いることにより、この例においても接触抵抗を下げることができ、かつケーブル40を介して簡易にラミネートセル80の電圧を監視することができる。
By using the
図6はラミネートセル80の各端子81,82に、ケーブル40が接続された座金20’,20''がそれぞれ配され、バスバー90により複数のラミネートセル80が直列接続された状態を示したものであり、バスバー90は図6に示したように、この例ではコの字状に折り曲げられた形状となっている。図7は図6におけるラミネートセル80の端子82側のボルト締結部の断面を拡大して示したものである。
FIG. 6 shows a state in which a plurality of
図8Aはラミネートセル80と端子の位置が異なるラミネートセル120を示したものであり、一対の端子121,122は上下に別れて位置されている。図8Bは図6と同様に、ラミネートセル120の各端子121,122に、ケーブル40が接続された座金20’,20''がそれぞれ配され、バスバー90により複数のラミネートセル120が直列接続された状態を示したものである。
FIG. 8A shows a
次に、この発明による座金の第2の実施例を図9Aを参照して説明する。 Next, a second embodiment of the washer according to the present invention will be described with reference to FIG. 9A.
この例では座金130の平板部131にはボルト貫通穴134が形成されており、側壁部135〜137が設けられているとともに、ケーブル圧着部132は平板部131の一部が切り抜かれて一体形成されている。ケーブル圧着部132は、図9Aに示したように平板部131の互いに対向する長辺に形成された側壁部135,136により補強された窓133内に位置している。また側壁部137はボルト貫通穴134が位置する側の短辺に、平板部131に対し、側壁部135,136と反対方向に立ち上げられて形成されている。
In this example, the
ケーブル圧着部132は、図1に示した座金20のケーブル圧着部22と同様、徐々に幅狭とされた連結部132aと、延伸部132bと、延伸部132bの幅方向両端から曲げ起こされた一対の圧着片132cとを備えている。なお、図9Aでは一対の圧着片132cはかしめられた状態として示している。
The
ケーブル圧着部132は連結部132aが平板部131に連結支持され、さらに延伸部132bも平板部131に連結支持されており、即ち圧着されるケーブルの先端側及びケーブルの導出側の双方が平板部131に連結支持されている。
In the
ケーブル圧着部132はこのように側壁部135,136で補強された内側で両端が支持されているため、この例ではケーブル圧着部132の強度が増し、また煽りが防止されるものとなっている。
Since both ends of the
図9Bは上記のような構成を有する座金130にケーブル40が接続された状態を示したものである。
FIG. 9B shows a state in which the
図10は図9Aに示した座金130の変形例を示したものであり、この例では平板部131’は方形ではなく、方形の一辺(ボルト貫通穴134が位置する側の短辺)が半円弧形状に変更されたものとなっている。この形状は座金130’が挟み込まれる端子の形状に合わせたもので、このような形状を採用すれば座金130’が端子からはみ出る部分を少なくすることができる。
FIG. 10 shows a modification of the
次に、この発明による座金の第3の実施例について説明する。 Next, a third embodiment of the washer according to the present invention will be described.
図11は、この発明による座金の第3の実施例を示したものであり、図1Aと対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。 FIG. 11 shows a third embodiment of the washer according to the present invention. Parts corresponding to those in FIG. 1A are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
この例では平板部21にバネ片33,34が切り起こされて形成されている。バネ片33,34はその延伸方向がボルト貫通穴23の径方向とされている。バネ片33はボルト貫通穴23側が基端とされ、平板部21の表面21a上に突出するように形成されており、これに対し、バネ片34はボルト貫通穴23側が遊端とされ、平板部21の裏面21b上に突出するように形成されている。
In this example,
これらバネ片33,34は図11に示したようにボルト貫通穴23の回りに交互に配列されて形成されており、この例ではバネ片33,34はそれぞれ6つ形成されている。6つのバネ片33はボルト貫通穴23の中心に対して対称に位置されており、6つのバネ片34もボルト貫通穴23の中心に対して対称に位置されている。このようにバネ片33,34の配置に対称性をもたせることで、ボルト締結時の座金140の変形がバランスのとれたものとなる。
As shown in FIG. 11, these
なお、座金140が配置される、例えば電池ユニットの端子の径が小さい場合には、バネ片34の向きをボルト貫通穴23側と逆側とした場合、バネ先端部が電池ユニット端子からはみ出てしまう可能性があり、抵抗値低減効果が無くなる恐れがあるため、ボルト貫通穴23側が遊端となっているバネ片34の向きが端子との接触に対して有効である(都合がよい)が、座金140が挟み込まれる接続面が十分に広い場合にはボルト貫通穴23の径方向におけるバネ片の向きに関しては図11に示したように内向き、外向きに交互に変える必要はない。
When the diameter of the terminal of the battery unit is small, for example, when the
図12はこの発明による座金の第4の実施例を示したものであり、図1Aと対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。 FIG. 12 shows a fourth embodiment of the washer according to the present invention. Parts corresponding to those in FIG. 1A are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
この例では平板部21’は図12Bに示したように銅板が折り返されて二重とされた銅板間に、銅より柔らかい導電性材料35が挟み込まれた三層構造をなすものとされている。導電性材料35は例えば半田シートや銀(Ag)ペーストとされ、高導電性を有するものとされる。
In this example, as shown in FIG. 12B, the
このような構成の座金150を用いれば、座金150が挟み込まれる両接続面それぞれに平板部21’の表面21a及び裏面21bが独立して追従することになり、よって接触抵抗を良好に低減させることができる。
If the
以上各種実施例について説明したが、座金を構成する銅板の板厚はいずれも100μmから300μmの範囲内で選定される。 Although various embodiments have been described above, the thickness of the copper plate constituting the washer is selected within the range of 100 μm to 300 μm.
なお、銅板には錫(Sn)めっきを施してもよく、錫めっきを施せば、接続面に対する追従性を向上させることができ、さらに接触抵抗を下げることができる。錫めっきの厚さは錫めっきによる接触抵抗の良好な低減効果を得る上で、銅板の板面(錫めっき形成面)と平行方向の錫めっきの結晶粒径より小さくするのが好ましく、例えば2μm以下とされる。 Note that tin (Sn) plating may be applied to the copper plate. If tin plating is applied, followability to the connection surface can be improved, and contact resistance can be further reduced. The thickness of the tin plating is preferably smaller than the crystal grain size of the tin plating in the direction parallel to the plate surface (tin plating forming surface) of the copper plate in order to obtain a good reduction effect of the contact resistance by the tin plating, for example, 2 μm. It is as follows.
11,12 給電バスバー 11a,12a 接触面
13 ねじ 14 金属シート
20,20’,20'' 座金 21,21’ 平板部
21a 表面 21b 裏面
22 ケーブル圧着部 22a 連結部
22b 延伸部 22c 圧着片
23 ボルト貫通穴 24〜28 側壁部
31,32 リブ 33,34 バネ片
35 導電性材料 40 ケーブル
50 電池ユニット 51,52 端子
60 バスバー 70 ボルト
80 ラミネートセル 81,82 端子
90 バスバー 100 ボルト
110 ナット 120 ラミネートセル
121,122 端子 130,130’ 座金
131,131’ 平板部 132 ケーブル圧着部
132a 連結部 132b 延伸部
132c 圧着片 133 窓
134 ボルト貫通穴 135〜137 側壁部
140,150 座金
11, 12
Claims (11)
ボルト貫通穴が設けられた平板部と、
前記平板部に一体形成されたケーブル圧着部と、
前記平板部の周縁に設けられた側壁部とを備え、
前記側壁部は互いに平行ではない2方向に少なくとも設けられていることを特徴とする座金。 The plate thickness is made of a copper plate in the range of 100 μm to 300 μm,
A flat plate portion provided with bolt through holes;
A cable crimping portion integrally formed with the flat plate portion;
A side wall provided on the periphery of the flat plate portion,
The washer according to claim 1, wherein the side walls are provided at least in two directions that are not parallel to each other.
前記ケーブル圧着部は前記平板部から延長されて形成されていることを特徴とする座金。 The washer according to claim 1,
The cable washer is formed by extending from the flat plate portion.
前記平板部は前記銅板が折り返されて二重とされた銅板間に銅より柔らかい導電性材料が挟み込まれた三層構造をなすものとされていることを特徴とする座金。 The washer according to claim 2,
The washer according to claim 1, wherein the flat plate portion has a three-layer structure in which a conductive material softer than copper is sandwiched between copper plates which are doubled by folding the copper plate.
前記ケーブル圧着部は前記平板部内に、前記平板部が切り抜かれて形成され、
前記ケーブル圧着部はケーブル先端側及びケーブル導出側の双方が前記平板部に連結支持されていることを特徴とする座金。 The washer according to claim 1,
The cable crimping portion is formed in the flat plate portion by cutting out the flat plate portion,
A washer characterized in that the cable crimping portion is connected and supported by the flat plate portion at both the cable leading end side and the cable leading side.
前記互いに平行ではない2方向に少なくとも設けられている側壁部のうち、少なくとも1つの方向の側壁部は他の側壁部と前記平板部に対し、反対方向に立ち上げられていることを特徴とする座金。 The washer according to any one of claims 1 to 4,
Of the side wall portions provided at least in two directions that are not parallel to each other, the side wall portion in at least one direction is raised in the opposite direction with respect to the other side wall portions and the flat plate portion. Washer.
前記平板部は方形をなすものとされていることを特徴とする座金。 The washer according to any one of claims 1 to 5,
A washer characterized in that the flat plate portion has a rectangular shape.
前記平板部に、前記平板部が押し出されてリブが形成されていることを特徴とする座金。 The washer according to any one of claims 1 to 6,
A washer, wherein the flat plate portion is extruded to form a rib.
前記平板部にバネ片が切り起こされて形成されていることを特徴とする座金。 The washer according to any one of claims 1 to 7,
A washer having a spring piece cut and raised on the flat plate portion.
前記バネ片はその延伸方向が前記ボルト貫通穴の径方向とされ、
前記ボルト貫通穴側が基端とされ、前記平板部の一面上に突出する前記バネ片と、前記ボルト貫通穴側が遊端とされ、前記平板部の他面上に突出する前記バネ片とが前記ボルト貫通穴の回りに交互に配列されていることを特徴とする座金。 The washer according to claim 8,
The extension direction of the spring piece is the radial direction of the bolt through hole,
The bolt through hole side is a base end, the spring piece protruding on one surface of the flat plate portion, and the bolt through hole side is a free end, and the spring piece protruding on the other surface of the flat plate portion is the A washer characterized by being alternately arranged around the bolt through hole.
前記銅板に錫めっきが施されていることを特徴とする座金。 The washer according to any one of claims 1 to 9,
A washer, wherein the copper plate is tin-plated.
前記錫めっきの厚さが2μm以下とされていることを特徴とする座金。 The washer according to claim 10,
A washer having a tin plating thickness of 2 μm or less.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012149058A JP2014011128A (en) | 2012-07-03 | 2012-07-03 | Washer |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014011128A true JP2014011128A (en) | 2014-01-20 |
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ID=50107611
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014011128A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3723205A1 (en) * | 2019-04-12 | 2020-10-14 | Karma Automotive LLC | Variable connection retention system |
-
2012
- 2012-07-03 JP JP2012149058A patent/JP2014011128A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3723205A1 (en) * | 2019-04-12 | 2020-10-14 | Karma Automotive LLC | Variable connection retention system |
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