JP2014007608A - 携帯端末装置、プログラムおよび携帯端末装置の制御方法 - Google Patents

携帯端末装置、プログラムおよび携帯端末装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが意図しない情報が不当に公開されることを抑制できる携帯端末装置を提供する。
【解決手段】携帯電話機1は、操作を受け付けるためのタッチ検出部14およびキー操作部6と、表示または再生の対象となる対象情報を表示または再生する表示部13および音声出力部16と、タッチ検出部14およびキー操作部6に対する操作に基づいて、表示部13および音声出力部16に対象情報を表示または再生させる制御部11と、を備える。制御部11は、対象情報の表示または再生を、複数の対象情報の中から選択された対象情報の表示または再生に制限する情報制限モードの処理を実行するとともに、情報制限モードにおいて認証操作を受け付け、認証操作による入力情報が所定の認証情報に一致する場合に、情報制限モードの処理を終了する。
【選択図】図7

Description

本発明は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットPC(Tablet PC)、電子書籍端末等の携帯端末装置に関する。また、本発明は、かかる携帯端末装置に用いて好適なプログラムおよび制御方法に関する。
従来、第三者による携帯電話機の不当な使用を防止するために、電話発信機能、電話帳表示機能等、一部の機能を制限するようにした携帯電話機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2003−224654号公報
ユーザが、第三者に携帯電話機を使用させて、自身が保有する写真や文書を見せることや音楽を聴かせることが考えられる。この場合、ユーザの意図しない写真等が第三者に公開されてしまうことを防止するためには、上記のように一部の機能が制限される構成ではなく、第三者による携帯電話機の操作が、ユーザが意図した写真等の公開のための操作に制限される構成が望まれる。
そこで、本発明は、ユーザが意図しない情報が不当に公開されることを抑制できる携帯端末装置、プログラムおよび携帯端末装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る携帯端末装置は、操作を受け付けるための操作部と、表示または再生の対象となる対象情報を表示または再生する出力部と、前記操作部に対する操作に基づいて、前記出力部に前記対象情報を表示または再生させる制御部と、を備える。ここで、前記制御部は、前記対象情報の表示または再生を、複数の前記対象情報の中から選択された前記対象情報の表示または再生に制限する情報制限モードの処理を実行するとともに、前記情報制限モードにおいて認証操作を受け付け、当該認証操作による入力情報が所定の認証情報に一致する場合に、前記情報制限モードの処理を終了する。
本態様に係る携帯端末装置において、前記対象情報は、画像情報、テキスト情報、および音情報のうち、少なくとも一つを含み得る。
本態様に係る携帯端末装置は、他の機器との通信を行う通信部を、さらに備えるような構成とされ得る。この場合、前記制御部は、前記情報制限モードの処理中に前記通信部へ他の機器から着信があった場合の着信報知を、前記情報制限モードの処理中でないときに前記着信があった場合の着信報知に対して制限する。
着信報知の制限の具体的態様として、前記制御部は、前記情報制限モードの処理中に前記着信あると、送信元を特定するための送信元情報を前記出力部に出力させ、前記情報制限モードの処理中でないときに前記着信あると、前記送信元情報を前記出力部に出力させない。
本態様に係る携帯端末装置において、前記制御部は、前記情報制限モードにおいて所定の切替条件が満たされると、前記情報制限モードの処理を終了して前記操作部に対する操作が制限されるロックモードの処理へ移行するような構成とされ得る。
この場合、前記切替条件は、前記携帯端末装置を駆動するためのバッテリーの残量が所定量まで低下したこと、前記情報制限モードが開始されてからの経過時間が所定の制限時間を超えたこと、前記情報制限モードにおいて操作のない時間が所定時間を超えたことのうち、少なくとも一つを含み得る。
本態様に係る携帯端末装置において、前記制御部は、前記対象情報を表示または再生するためのアプリケーションを実行することにより、前記対象情報の表示または再生を行うとともに、一つの前記対象情報に対応する前記アプリケーションが複数ある場合、実行する前記アプリケーションを設定するための操作を受け付けるような構成とされ得る。
本態様に係る携帯端末装置において、前記制御部は、前記情報制限モードで表示または再生される前記対象情報の表示範囲または再生範囲を設定する設定操作を受け付け、前記情報制限モードにおいて、前記設定操作により設定された表示範囲または再生範囲を超える範囲の前記対象情報の表示または再生を禁止するような構成とされ得る。
本発明の第2の態様に係るプログラムは、操作を受け付けるための操作部と、表示または再生の対象となる対象情報を表示または再生する出力部と、を備え、前記操作部に対する操作に基づいて、前記出力部に前記対象情報を表示または再生させる携帯端末装置のコンピュータに、前記対象情報の表示または再生を、複数の前記対象情報の中から選択された前記対象情報の表示または再生に制限する情報制限モードの処理を実行する機能と、前記情報制限モードにおいて認証操作を受け付ける機能と、前記認証操作による入力情報が所定の認証情報に一致する場合に、前記情報制限モードの処理を終了する機能と、を付与する。
本発明の第3の態様は、操作を受け付けるための操作部と、表示または再生の対象となる対象情報を表示または再生する出力部と、を備え、前記操作部に対する操作に基づいて、前記出力部に前記対象情報を表示または再生させる携帯端末装置の制御方法に関する。本態様に係る制御方法は、前記対象情報の表示または再生を、複数の前記対象情報の中から選択された前記対象情報の表示または再生に制限する情報制限モードの処理を実行するステップと、前記情報制限モードにおいて認証操作を受け付けるステップと、前記認証操作による入力情報が所定の認証情報に一致する場合に、前記情報制限モードの処理を終了するステップと、を含む。
本発明によれば、ユーザが意図しない情報が不当に公開されることを抑制できる携帯端末装置、プログラムおよび携帯端末装置の制御方法を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施形態に係る、携帯電話機の構成を示す図である。 実施形態に係る、携帯電話機の全体構成を示すブロック図である。 実施形態に係る、ホーム画面が表示された状態、ホーム画面上にメニューウィンドウが表示された状態、および解除画面が表示された状態を示す図である。 実施形態に係る、情報公開モードの処理手順を示すフローチャートである。 実施形態に係る、情報公開モードの処理手順を示すフローチャートである。である。 実施形態に係る、情報公開モードにおける操作の流れについて説明するための図である。 実施形態に係る、情報公開モードにおける操作の流れについて説明するための図である。 変更例1に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。 変更例2に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。 変更例2に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。 変更例2に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。 変更例3に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。 変更例3に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。 変更例3に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。 変更例4に係る、着信を報知するための着信報知処理の処理手順を示すフローチャートである。 変更例5に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、携帯電話機1の構成を示す図である。図1(a)および(b)は、それぞれ、携帯電話機1の正面図および背面図である。
以下、説明の便宜上、図1に示すように、キャビネット2の長手方向を上下方向と定義し、キャビネット2の短手方向を左右方向と定義する。
携帯電話機1は、キャビネット2と、表示面3と、マイクロフォン4と、通話スピーカ5と、キー操作部6と、電源キー7と、外部スピーカ8とを備えている。
キャビネット2は、正面から見て、ほぼ長方形状を有する。キャビネット2の正面には、後述する表示部13の表示面3が配されている。表示面3には、各種の画像(画面)が表示される。
キャビネット2の内部には、下端部にマイクロフォン4が配されており、上端部に通話スピーカ5が配されている。マイクロフォン4には、キャビネット2の正面に形成されたマイク孔4aを通じて音声が入力される。マイクロフォン4は、入力した音に応じた電気信号を生成する。通話スピーカ5からは、音声が出力される。出力された音声は、キャビネット2の正面に形成された出力孔5aを通じて外部に放出される。
キャビネット2の正面には、キー操作部6および電源キー7が設けられている。キー操作部6は、複数の操作キーから構成されている。各操作キーには、実行中のプログラムを操作するための各種の機能が割り当てられる。携帯電話機1の電源がオフされた状態で、電源キー7が押されると、携帯電話機1が起動する。
キャビネット2の内部には、外部スピーカ8が配されている。キャビネット2の背面には、外部スピーカ8に対応する出力孔8aが形成されている。外部スピーカ8から出力された音(音声、報知音等)は、出力孔8aを通じて外部に放出される。
図2は、携帯電話機1の全体構成を示すブロック図である。携帯電話機1は、制御部1
1と、記憶部12と、表示部13と、タッチ検出部14と、音声入力部15と、音声出力部16と、音声処理部17と、キー入力部18と、通信部19と、電源部20とを備えている。
記憶部12は、ROM、RAM、外部メモリー等から構成される。記憶部12には、各種のプログラムが記憶されている。記憶部12に記憶されるプログラムは、携帯電話機1の各部を制御するための制御プログラムの他、各種アプリケーション(たとえば、電話、電子メール、地図、ゲーム、スケジュール管理、等)を含む。プログラムは、メーカによって携帯電話機1の製造時に記憶部12に記憶される他、ユーザによって通信網や記憶媒体を介して記憶部12に記憶される。
さらに、記憶部12(ROM、外部メモリ等)には、表示または再生の対象となる画像情報、テキスト情報または音情報(音楽情報、音声情報)が含まれた各種のファイルが記憶されている。画像情報、テキスト情報および音情報は、これら情報を表示または再生するためのアプリケーションが実行されることにより、表示部13あるは音声出力部16で表示または再生される。
記憶部12には、プログラムの実行の際、一時的に利用または生成されるデータを記憶するワーキング領域も含まれる。
制御部11は、CPU等から構成されている。制御部11は、プログラムに従って、携帯電話機1を構成する各部(記憶部12、表示部13、タッチ検出部14、音声入力部15、音声出力部16、音声処理部17、キー入力部18、通信部19等)を制御する。
表示部13は、液晶ディスプレイ等から構成される。表示部13は、制御部11からの制御信号と画像信号に基づき、表示面3に画像(画面)を表示する。表示部13は、液晶ディスプレイに限らず、有機ELディスプレイ等、他の表示装置から構成されてもよい。
タッチ検出部14は、表示面3への指の接触を検出するタッチパネル等から構成されている。タッチパネルは、透明なシート状に形成され、表示面3上を覆いキャビネット2の正面に配される。タッチパネルは、静電容量式、超音波式、感圧式、抵抗膜式、光検知式等、各種方式のタッチパネルであってよい。
タッチ検出部14は、前記表示面3へのユーザによるタッチを検出する。即ち、タッチ検出部14は、指が触れた表示面3上の位置を入力位置として検出し、検出した入力位置に応じた位置信号を制御部11へ出力する。
ユーザは、表示面3に指を触れることにより各種のタッチ操作を行うことができる。タッチ操作の種類として、タップ操作、フリック操作、スライド操作等が挙げられる。タップ操作は、表示面3に指を接触させた後、短時間のうちに離す操作である。フリック操作は、表示面3を指で任意の方向に弾く操作である。スライド操作は、表示面3に指を接触させたまま任意の方向へ移動させる操作である。
タッチ操作についてより具体的に説明する。たとえば、タッチ検出部14により表示面3に対する入力位置が検出された後、予め定めた第1時間以内に入力位置が検出されなくなった場合、制御部11によりタップ操作がなされたと判定される。タッチ検出部14により表示面3に対する入力位置が検出され、予め定めた第2時間以内に予め定めた第1距離以上入力位置が移動した後、入力位置が検出されなくなった場合、制御部11によりフリック操作がなされたと判定される。一方、タッチ検出部14により表示面3に対する入力位置が検出された後、予め定めた第2距離以上入力位置が移動すると、制御部11によ
りスライド操作がなされたと判定される。
音声入力部15は、マイクロフォン4等から構成される。音声入力部15は、マイクロフォン4からの電気信号を音声処理部17へ出力する。
音声出力部16は、通話スピーカ5、外部スピーカ8等から構成される。音声出力部16には、音声処理部17からの電気信号を入力され、通話スピーカ5または外部スピーカ8から音(音声、報知音等)が出力される。
音声処理部17は、音声入力部15からの電気信号にA/D変換等を施し、変換後のデジタルの音声信号を制御部11へ出力する。音声処理部17は、制御部11からのデジタルの音声信号にデコード処理およびD/A変換等を施し、変換後の電気信号を音声出力部16に出力する。
キー入力部18は、キー操作部6の各操作キーが押下されたときに、押下された操作キーに応じた信号を制御部11へ出力する。
通信部19は、通話や通信を行うため、信号を変換するための回路、電波を送受信するアンテナ等を備える。通信部19は、制御部11から入力される通話や通信のための信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を、アンテナを介して基地局や他の通信装置等の通信先へ送信する。さらに、通信部19は、アンテナを介して受信した無線信号を制御部11が処理できる形式の信号へ変換し、変換された信号を制御部11へ出力する。
電源部20は、バッテリーを含み、制御部11等に電力を供給する。さらに、電源部20は、バッテリーの電圧を検出する電圧検出部を含み、電圧検出部により検出された電圧が制御部11へ出力される。制御部11は、検出された電圧に基づいてバッテリーの残量を検出する。
図3(a)は、表示面3にホーム画面が表示された状態を示す図である。
電源キー7の押下によって携帯電話機1が起動されると、表示面3には、たとえば、初期画面であるホーム画面が表示される。ホーム画面には、携帯電話機1に搭載された各種のアプリケーションを起動するためのアイコン101が配列されている。ユーザは、アイコン101に対してタップ操作を行うことにより、所望のアプリケーションを起動することができる。たとえば、ユーザは、ギャラリーのアプリケーションを起動して写真や動画を見たり、音楽プレイヤーのアプリケーションを起動して音楽を聴いたりすることができる。
ところで、ユーザが、携帯電話機1に記憶された自身が収集した写真、動画、文書等の画像を第三者に見せたり、自身が収集した音楽を第三者に聞かせたりする使用状況が想定される。この場合、ユーザは、携帯電話機1を第三者に使用させることとなるが、第三者が携帯電話機1を自由に操作できると、ユーザが意図しない画像や音楽が第三者に見られたり聴かれたりされる虞がある。
本実施の形態の携帯電話機1は、ユーザが保持する画像や音楽を第三者に見せたり聴かせたりする場合に利用される情報公開モードの機能を備えている。
図3(b)は、ホーム画面上にメニューウィンドウ102が表示された状態を示す図である。
ホーム画面が表示された状態において、所定の操作、たとえば、電源キー7の長押し操作がなされると、ホーム画面上に、メニューウィンドウ102がポップアップ表示される。メニューウィンドウ102に列挙された選択項目の一つに、「情報公開モード」の項目が含まれる。さらに、他の選択項目として、「Power Off」の項目、「ロックモード」の項目が含まれる。
ユーザにより、メニューウィンドウ102から「情報公開モード」の項目が選択されると、後述する情報公開モードの処理が実行される。
なお、メニューウィンドウ102から「Power Off」の項目が選択されると、携帯電話機1の電源がオフされる。また、メニューウィンドウ102から「ロックモード」の項目が選択されると、制御部11によりロックモードの処理が実行される。表示面3には、図3(c)に示す解除画面が表示される。ロックモードでは、表示面3へのタッチ操作やキー操作部6でのキー操作が制限される。即ち、解除画面に配されたテンキー103およびOKキー104への操作以外の操作が無効化される。これらキー103、104を用いて入力された暗証番号が予め登録された暗証番号と一致すると、ロックモードが解除される。ロックモードの処理が開始された後、所定時間が経過すると、電力消費を抑えるため、表示部13が消灯される。
図4および図5は、情報公開モードの処理手順を示すフローチャートである。図6および図7は、情報公開モードにおける操作の流れについて説明するための図である。
情報公開モードの処理は、ユーザが公開する情報を選択するための情報選択モードの処理(S101〜S105)と、情報の表示または再生を、複数の情報の中から選択された情報の表示または再生に制限するための情報制限モードの処理(S106〜S121)により構成される。
「情報公開モード」の項目へのタップ操作がなされると(図6の画面A参照)、まず、情報選択モードの処理が開始される。制御部11は、記憶部12から、ユーザによる選択の対象となるファイル、即ち、表示または再生の対象となるファイルを読み出す。制御部11は、読み出したファイルのサムネイルを作成して、サムネイルの一覧を含む設定画面を表示面3に表示する(S101)。図6の画面Bに示すように、設定画面には、複数のサムネイル105が配列される。サムネイル105には、たとえば、チェックボックス105aが設けられる。さらに、設定画面には、キャンセルキー106が配される。
ユーザは、設定画面において、第三者に公開する(見せる、聴かせる)ファイルを選択する。たとえば、ユーザは所望のサムネイル105に対してタップ操作を行う。
制御部11は、サムネイル105が選択されると(S102:YES)、選択されたサムネイル105の表示形態を、選択されたことを表す形態に変更する(S103)。たとえば、図6の画面Cに示すように、選択されたサムネイル105のチェックボックス105aにチェックマークが入れられる。
ユーザは、所望のファイルを全て選択すると、確定操作を行う。サムネイル105が一つ選択されると、設定画面には、OKキー107が配される。ユーザは、確定操作として、OKキー107に対してタップ操作を行う。
確定操作が行われると(S104:YES)、制御部11は、選択されたファイルを選定ファイルに設定する(S105)。
設定画面において、確定操作がなされる前に、取消操作、たとえばキャンセルキー106に対するタップ操作がなされると(S106:YES)、制御部11は、情報公開モードの処理を終了する。表示面3には、制御部11により、再び、ホーム画面が表示される。
ステップS105の処理が行われ、情報選択モードの処理が終了すると、続いて、情報制限モードの処理が開始される。
制御部11は、選定ファイルについて、実行操作の対象となるサムネイル108を作成し、図6の画面Dに示すように、サムネイル108の一覧を含む実行操作画面を表示面3に表示する(S107)。たとえば、実行操作画面には、設定画面において選択された順に、上方からサムネイル108が配列される。あるいは、実行操作画面には、ファイルが保存された日時の古い順に、上方からサムネイル108が配列される。
表示面3に実行操作画面が表示されると、ユーザは、第三者へ携帯電話機1を渡す。
実行操作画面を表示すると(S106)、制御部11は、情報制限モードを終了させるための終了ウィンドウを呼び出す呼出操作、たとえば、電源キー7の長押し操作がなされたか否かを監視する(S108)。さらに、制御部11は、サムネイル108に対する実行操作、たとえば、サムネイル108に対するタップ操作がなされたか否を監視する(S109)。
携帯電話機1を渡された第三者は、所望のファイルに対応するサムネイル108に対し、タップ操作を行う(図7の画面E参照)。
制御部11は、サムネイル108に対して実行操作がなされたと判定すると(S109:YES)、操作がなされたサムネイル108に対応する選定ファイルを記憶部12から読み出すとともに選定ファイルに含まれる情報に対応するアプリケーションを起動し、選定ファイル内の情報を表示または再生する(S110)。
たとえば、選定ファイルに含まれた情報が画像情報である場合には、画像ビューアーのアプリケーションが起動し、図7の画面Fに示すように、選定ファイル内の画像109が所定サイズ(サムネイル108より大きなサイズ)で表示された実行画面が表示面3に表示される。選定ファイルに含まれた情報がテキスト情報である場合には、文書リーダーのアプリケーションが起動し、選定ファイル内の文書が所定サイズで表示された実行画面が表示面3に表示される。選定ファイルに含まれた情報が音楽情報である場合には、音楽プレイヤーのアプリケーションが起動し、外部スピーカ8や音声出力部16に接続されたイヤーフォンから音楽が再生される。この場合、さらに、音楽プレイヤーの実行画面(操作画面)が表示面3に表示される。
次に、制御部11は、終了ウィンドウの呼出操作がなされたか否かを監視する(S111)。さらに、制御部11は、送り操作、たとえば、表示面3に対する下方へのフリック操作がなされたか否を監視する(S112)。
第三者は、次のファイルの情報を表示または再生する場合に、送り操作を行う(図7の画面F参照)。
制御部11は、送り操作がなされたと判定すると(S112:YES)、次の選定ファイルを記憶部12から読み出すとともに選定ファイルに含まれる情報に対応するアプリケーションを起動して、次の選定ファイル内の情報を表示または再生する(S110)。た
とえば、図7の画面Gに示すように、表示面3には、次の選定ファイルに含まれていた画像109が表示される。送り順は、たとえば、設定画面において、ユーザにサムネイル108が選択された順番とすることができる。あるいは、ファイルの保存された日時の古い順とすることができる。
表示または再生中の選定ファイルの次に選定ファイルがあれば、送り操作が行われる度に、次の選定ファイルの情報が表示または再生される。
第三者は、ユーザよって選ばれた写真や文書を見終わると、あるいは音楽を聴き終わると、ユーザに携帯電話機1を返却する。携帯電話機1を返却されたユーザは、情報制限モードを終了すべく、終了ウィンドウの呼出操作を行う。
制御部11は、呼出操作がなされたと判定すると(S111:YES)、図7の画面Hに示すように、たとえば、「制限モード解除」の文字からなる終了ウィンドウ110を実行操作画面上にポップアップ表示する(S114)。制御部11は、サムネイル108に対して実行操作が行われる前に呼出操作がなされた場合も(S108:YES)、終了ウィンドウ110を実行操作画面上にポップアップ表示する(S114)。
ユーザは、終了ウィンドウ110に対して終了操作、たとえば、タップ操作を行う(図7の図面H参照)。
制御部11は、終了操作がなされたと判定すると(S115:YES)、表示面3に解除画面を表示する(S116)。解除画面には、たとえば、ユーザが認証操作として暗証番号の入力を行うために、図3(c)に示す解除画面と同様、テンキー103およびOKキー104が配される(図7の画面I参照)。ユーザは、テンキー103により暗証番号を入力し、OKキー104に対してタップ操作を行う。
制御部11は、解除画面において認証操作行われることにより、認証操作に基づく入力情報を取得すると(S117:YES)、入力情報が予め登録された認証情報と一致するか否かを判定することより、認証に成功したか否かを判定する(S118)。たとえば、制御部11は、入力された暗証番号が予め記憶部12に登録された暗証番号と一致したか否かを判定する。制御部11は、入力された暗証番号と予め登録された暗証番号とが一致すれば、認証に成功した判定する。
制御部11は、認証に成功したと判定すると(S118:YES)、情報制限モードの処理を終了する。表示面3には、制御部11により、再び、ホーム画面が表示される(図7の画面J参照)。
一方、ユーザにより誤った認証操作が行われ、制御部11が認証に失敗したと判定すると(S118:NO)、制御部11は、認証の失敗を報知する(S119)。認証の失敗の報知とは、たとえば、外部スピーカ8からビープ音が出力されることである。あるいは、表示面3に「認証が失敗しました。」等、認証の失敗を告げる文章が表示されることである。
ステップS116において表示面3に解除画面が表示されると、制御部11は、制限時間をカウントする。認証操作が行われないまま、制限時間が経過すると(S120:YES)、制御部11は、表示面3に表示された終了ウィンドウ110を消去する(S121)。
なお、認証操作は、暗証番号の入力以外の操作であっても良い。たとえば、表示面3を
予め記憶部12に記憶された軌跡通りに指でなぞる操作が、認証操作とされても良い。より具体的には、ユーザが表示面3を指でなぞったときの入力位置の軌跡が予め登録された入力位置の軌跡に一致すると、認証が成功したと判定される。また、携帯電話機1を移動させる操作が、認証操作とされても良い。より具体的には、携帯電話機1に搭載された加速度センサにより加速度が検出され、ユーザが携帯電話機1を移動させたときの加速度の動きが予め登録された加速度の動きに一致すると、認証が成功したと判定される。
以上、本実施の形態によれば、ユーザは、情報制御モードにより、ユーザが選択した情報を第三者に公開できる。さらに、認証操作を行わなければ、情報制御モードを終了できないので、第三者による携帯電話機1の不正な使用を防止できる。
<変更例1>
図8は、変更例1に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。
本変更例の情報公開モードの処理は、ユーザが第三者に公開される情報を選択するための情報選択モードの処理が、上記実施の形態と異なる。
「情報公開モード」の項目へのタップ操作がなされ(図8の画面A参照)、情報選択モードの処理が開始されると、制御部11は、ユーザが選択したファイルが取り込まれる取り込み画面を表示面3に表示する(図8の画面B参照)。処理の開始時には、ファイルが全く取り込まれていないので、取り込み画面には、ファイルの指定がない旨の通知111が表示される。また、取り込み画面には、ファイルを取り込むための追加キー112が配される。
ユーザにより追加キー112に対するタップ操作がなされると、制御部11は、記憶部12から、表示または再生の対象となるファイルを読み出す。制御部11は、記憶部12より読み出したファイルのサムネイル113を作成して、サムネイル113の一覧画面を表示面3に表示する(図面8の画面C)。
ユーザは、一覧画面において、第三者に公開するファイルを選択する。たとえば、ユーザは所望のサムネイル113に対してタップ操作を行う。
制御部11は、サムネイル113が選択されると、選択されたサムネイル113に対応するファイルを記憶部12から読み出すとともにファイルに含まれる情報に対応するアプリケーションを起動して、ファイル内の情報を表示または再生する。たとえば、ファイルに含まれた情報が画像情報である場合には、画像ビューアーのアプリケーションが起動し、図8の画面Dに示すように、ファイル内の画像114が所定サイズで表示された実行画面が表示面3に表示される。実行画面には、さらに、OKキー115とキャンセルキー116が配される。
ユーザは、選択したファイルを確定するための確定操作として、OKキー115に対するタップ操作を行う。
確定操作がなされると、制御部11は、選択されたファイルについて、実行操作の対象となるサムネイル117を作成し、図8の画面Fに示すように、サムネイル117を取り込み画面に取り込む。サムネイル117が一つ選択されると、取り込み画面には、OKキー118が配される。
図8の画面Dに示す実行画面において、取消操作として、キャンセルキー116に対するタップ操作がなされると、制御部11は、再び、図8の画面Cに示す一覧画面を表示す
る。
取り込み画面にサムネイル117が取り込まれた後、さらに、追加キー112に対してタップ操作がなされると、制御部11は、再び、図8の画面Cに示す一覧画面を表示する。ユーザにより新たなファイルが選択され、選択されたファイルに係る実行画面において、OKキー115に対するタップ操作がなされれば、図8の画面Gに示すように、新たなファイルのサムネイル117が、取り込み画面に取り込まれる。
ユーザは、所望のファイルを全て選択すると、取り込み画面において、確定操作として、OKキー118に対するタップ操作を行う。
確定操作が行われると、制御部11は、選択されたファイルを選定ファイルに設定する。その後、情報制限モードの処理が開始され、図8の画面Hに示すように、サムネイル117の一覧を含む実行操作画面が表示面3に表示される。
以上、本変更例の構成とすれば、ユーザは、一覧画面から選択したファイルを第三者に公開するファイルとして決定する前に、そのファイルに含まれた情報(画像、文書、音楽等)を表示または再生し、内容を確認できる。よって、公開したくない情報が誤って公開されてしまうことを防止できる。
<変更例2>
図9から図11は、変更例2に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。
本変更例では、変更例1の情報公開モードの処理と同様の情報選択モードの処理が実行される。
本変更例では、さらに、図8の画面Dに示すような、一覧画面から選択されたファイルの情報が表示または再生される実行画面において、情報の表示範囲R1または再生範囲R2を設定することができる。
たとえば、図9に示すように、画像114が表示された実行画面において、ユーザが、画像114がスクロール可能な方向に、表示を許可する範囲だけ指をスライドさせると、制御部11は、指でスライドされた範囲を表示範囲R1として設定する。
このように、表示範囲R1が設定されると、図10に示すように、実行操作画面において画像109が表示された際、画像109に対してスクロール可能な範囲が、表示範囲R1に限定される。表示範囲R1に含まれない画像部分の表示が禁止されるので、第三者に公開されない。
さらに、図11に示すように、音楽が再生される際に、表示面3に表示される実行画面には、再生時間を表示するためのプログレスバー119が、各種の操作キー120とともに配される。ユーザが、プログレスバー119上において、再生を許可する時間範囲だけ指をスライドさせると、制御部11は、指でスライドされた時間範囲を再生範囲R2として設定する。
このように、再生範囲R2が設定されると、実行操作画面において、音楽が再生された際、再生される範囲が、再生範囲R2に限定される。これにより、再生範囲R2に含まれない部分の再生が禁止されるので、第三者に公開されない。
以上、本変更例の構成とすれば、ユーザは、公開の対象とする情報について、公開される範囲を設定できるので、公開したくない部分を削除することができる。よって、ユーザに対する携帯電話機1の利便性が向上する。
<変更例3>
図12から図14は、変更例3に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。
本変更例では、情報制限モードの処理の実行中、所定の切替条件が満たされると、情報制限モードからロックモードに移行する。
図12に示す例では、バッテリー残量が所定量より低下したか否かが切替条件とされる。
図12に示すように、情報制限モードの処理が開始されると、制御部11は、サムネイル108に対する実行操作がなされたか否を監視する間、および、送り操作がなされたか否かを監視する間に、バッテリー残量が所定量より低下したか否かを監視する(S131、S133)。制御部11は、バッテリー残量が所定量より低下したと判定すると(S131:YES、S133:YES)、情報制限モードの処理を終了し、ロックモードの処理に移行する(S132、S134)。
図13に示す例では、情報制限モードの処理が開始されてから所定の制限時間が経過したか否かが切替条件とされる。
図13に示すように、情報制限モードの処理が開始されると、制御部11は、サムネイル108に対する実行操作がなされたか否を監視する間、および、送り操作がなされたか否かを監視する間に、情報制限モードの処理が開始されてから制限時間が経過したか否かを監視する(S135、S137)。制御部11は、制限時間が経過したと判定すると(S135:YES、S137:YES)、情報制限モードの処理を終了し、ロックモードの処理に移行する(S136、S138)。
図14に示す例では、情報制限モードの処理の実行中に、所定時間、操作がない状態が続いたか否かが切替条件とされる。
図14に示すように、情報制限モードの処理が開始されると、制御部11は、サムネイル108に対する実行操作がなされたか否を監視する間、および、送り操作がなされたか否かを監視する間に、所定時間、操作がない状態が続いたか否かを監視する(S139、S141)。制御部11は、所定時間、操作がない状態が続いたと判定すると(S139:YES、S141:YES)、情報制限モードの処理を終了し、ロックモードの処理に移行する(S140、S142)。
以上、本変更例の構成とすれば、バッテリー残量が少なくなっている、情報制限モードの終了が忘れられたままの状態になっている等、情報制限モードを継続することが望ましくなくなったタイミングで、情報制限モードを終了できる。さらに、情報制限モードが終了されるとロックモードへ移行するので、第三者に携帯電話機1が渡されたままになっていても、携帯電話機1が不正に使用されることを防止できる。
なお、図12から図14に示す切替条件の他、短距離無線信号が受信できるか否が切替条件とされても良い。たとえば、イベント会場など、特定エリア内で発信されている短距離無線信号の受信の有無を検出することにより、ユーザが特定エリア内にいるか否かが判
断できる。ユーザが第三者へ情報を公開する場所を特定エリア内に限りたいような場合、短距離無線信号の受信が検出されなくなったときに、情報制限モードからロックモードに切り替えるような構成とされると良い。
<変更例4>
図15は、変更例4に係る、着信を報知するための着信報知処理の処理手順を示すフローチャートである。
本変更例では、他の機器から電話や電子メールの着信があった場合、情報制限モードの処理が実行中であれば、着信画面が表示されない構成とされている。
以下、図15のフローチャートに従い、本変更例の着信報知処理について説明する。
制御部11は、他の機器から通信部19へ着信があると(S210:YES)、情報制限モードの処理が実行中であるか否かを判定する(S202)。制御部11は、情報制限モードの処理が実行中でないと判定すると(S202:NO)、表示面3に表示された画面を着信画面に切り替えた後に(S203)、外部スピーカ8から着信音を出力させる(S204)。着信画面には、送信元の電話番号、名前など、送信元を特定する情報(送信元情報)が表示される。
一方、制御部11は、情報制限モードの処理が実行中であると判定すると(S202:YES)、表示面3に表示された画面を着信画面に切り替えることなく、外部スピーカ8から着信音を出力させる(S204)。
その後、通話開始の操作がなされるか(S205:YES)、着信が中止されると(S206:YES)、制御部11は、着信音を停止し(S207)、処理を終了する。
以上、本変更例の構成とすれば、情報制限モードの処理がなされている場合には、着信報知が制限される、即ち、送信元情報の出力が制限される。よって、第三者が携帯電話機1を持っているときに、電話等の着信があっても、送信元情報が第三者に見られることを防止できる。
上記の例では、情報制限モードの処理が実行中であるか否かによらず、着信音が出力される。これに限らず、情報制限モードの処理が実行中である場合には、着信音を出力しないような構成とすることができる。このようにすれば、着信があったことが第三者に知られてしまうことを防止できる、この場合、情報制限モードが終了され、表示面3にホーム画面が表示された際に、着信があったことを示すアイコンがホーム画面上に表示されると良い。このようにすれば、着信があったことをユーザに知らせることができる。
また、情報制限モードの処理が実行中であるときに、着信画面は表示されるが、着信画面に、通常の場合に表示される送信元情報のうち、少なくとも一部の情報が表示されないような構成とされても良い。たとえば、表示面3に表示される着信画面には、着信番号に対応して記憶部12に記憶された送信先の名前や画像が表示されず、電話番号が表示されることとしてもよい。また、たとえば、着信画面には、電話番号も表示されず、着信中であることを示す画像(たとえば、携帯電話機が鳴動している画像)が表示されることとしてもよい。
<変更例5>
図16は、変更例5に係る、情報公開モードの処理について説明するための図である。
本変更例では、変更例1の情報公開モードの処理と同様の情報選択モードの処理が実行される。
本変更例では、さらに、ユーザは、選択されたファイル内の情報に対応するアプリケーションが複数ある場合に、情報制限モードにおいて起動させるアプリケーションを決めることができる。
図16の画面Aに示すように、一覧画面から選択されたファイルの情報が表示または再生される実行画面において、ファイルの確定操作、即ち、OKキー115に対するタップ操作がなされると、制御部11は、図16の画面Bに示すように、アプリケーションを選択するための選択画面を表示面3に表示する。選択画面には、情報制限モードにおいて起動するアプリケーションを選択するためのアイコン121が表示される。
ユーザは所望のアプリケーションに対応するアイコン121を、たとえば、タップ操作により選択する。制御部11は、選択されたアイコン121に対応するアプリケーションを、情報制限モードにおいて起動するアプリケーションとして設定する。
その後、図16の画面Cに示すように、制御部11は、選択されたファイルのサムネイル117を取り込み画面上に表示させる。
このように、起動するアプリケーションが設定されると、制御部11は、情報制限モードにおいて実行操作または送り操作がなされた際、設定されたアプリケーションを起動する。
たとえば、ファイル内の情報が地図の画像情報である場合、画像ビューワーのアプリケーションと地図のアプリケーションとから、起動するアプリケーションを選択する選択画面が表示面3に表示される。画像ビューワーのアプリケーションが選択された場合には、情報制限モードにおいて、ファイル内の地図の画像が表示される。一方、地図のアプリケーションが選択された場合には、情報制限モードにおいて、ファイル内の地図を利用したナビゲーションの機能が実行される。
以上、本変更例によれば、ユーザが情報制限モードにおいて起動させるアプリケーションを決めることができるので、ユーザに対する携帯電話機1の利便性が向上する。
<その他>
以上、本発明の実施形態および変更例について説明したが、本発明は、上記実施形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、通常の使用モードの状態ある場合には、表示面3に画面が表示されているときに操作が一定時間なされなくなると、制御部11は表示部13に備えられたバックライトの輝度を低下させる。これに対し、上記実施の形態では、情報制限モードにより画像が表示または再生されている間は、制御部11は表示部13に備えられたバックライトの輝度を低下させず、通常の輝度を維持する構成とされると良い。このようにすれば、第三者が良好に画像を見ることができる。
さらに、情報制限モードにおいて音楽や動画のファイルが再生される場合に、再生をリピートするための操作を、設定画面においてユーザが行えるような構成とされても良い。あるいは、上記リピート操作を、実行操作画面において第三者が行えるような構成とされても良い。このようにすれば、第三者は、動画や音楽を繰り返して鑑賞できる。
さらに、上記実施の形態では、ユーザにより選択された情報(画像、音楽等)が公開され、選択されない情報の公開が制限される。しかしながら、情報の公開に限らず、公開される情報に関して、さらに、他の携帯電話機への送信、もしくは編集や保存の制限および許可の設定を行うことができる構成とされてもよい。より具体的には、図6の画面Bにおいて情報を選択するときに所定のサムネイル105を1回タップするタップ操作がなされると、制御部11は、公開は許可するが他の携帯電話機への送信や編集や保存は許可しないように設定する。所定のサムネイル105を2回タップするタップ操作がなされると、制御部11は、公開と他の携帯電話機への送信は許可するが、編集や保存は許可しないように設定する。所定のサムネイル105を3回タップするタップ操作がなされると、制御部11は、公開と他の携帯電話機への送信と編集と保存を許可するよう設定する。このような構成とすれば、ユーザは、所望の情報について、より詳細に、公開もしくは制限を行うことが可能となる。
本発明は、携帯電話機に限られず、PDA(Personal DigitalAssistant)、タブレットPC(Tablet PC)、電子書籍端末等の各種の携帯端末装置に適用可能である。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
3 表示面(出力部)
6 キー操作部(操作部)
7 電源キー(操作部)
11 制御部
13 表示部(出力部)
14 タッチ検出部(操作部)
16 音声出力部(出力部)
19 通信部

Claims (10)

  1. 操作を受け付けるための操作部と、
    表示または再生の対象となる対象情報を表示または再生する出力部と、
    前記操作部に対する操作に基づいて、前記出力部に前記対象情報を表示または再生させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記対象情報の表示または再生を、複数の前記対象情報の中から選択された前記対象情報の表示または再生に制限する情報制限モードの処理を実行するとともに、
    前記情報制限モードにおいて認証操作を受け付け、当該認証操作による入力情報が所定の認証情報に一致する場合に、前記情報制限モードの処理を終了する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置において、
    前記対象情報は、画像情報、テキスト情報、および音情報のうち、少なくとも一つを含む、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の携帯端末装置において、
    他の機器との通信を行う通信部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記情報制限モードの処理中に前記通信部へ他の機器から着信があった場合の着信報知を、前記情報制限モードの処理中でないときに前記着信があった場合の着信報知に対して制限する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項4に記載の携帯端末装置において、
    前記制御部は、
    前記情報制限モードの処理中に前記着信あると、送信元を特定するための送信元情報を前記出力部に出力させ、
    前記情報制限モードの処理中でないときに前記着信あると、前記送信元情報を前記出力部に出力させない、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記制御部は、前記情報制限モードにおいて所定の切替条件が満たされると、前記情報制限モードの処理を終了して前記操作部に対する操作が制限されるロックモードの処理へ移行する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  6. 請求項5に記載の携帯端末装置において、
    前記切替条件は、前記携帯端末装置を駆動するためのバッテリーの残量が所定量まで低下したこと、前記情報制限モードが開始されてからの経過時間が所定の制限時間を超えたこと、前記情報制限モードにおいて操作のない時間が所定時間を超えたことのうち、少なくとも一つを含む、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記制御部は、前記対象情報を表示または再生するためのアプリケーションを実行することにより、前記対象情報の表示または再生を行うとともに、一つの前記対象情報に対応する前記アプリケーションが複数ある場合、実行する前記アプリケーションを設定するた
    めの操作を受け付ける、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか一項に記載の携帯端末装置において、
    前記制御部は、
    前記情報制限モードで表示または再生される前記対象情報の表示範囲または再生範囲を設定する設定操作を受け付け、
    前記情報制限モードにおいて、前記設定操作により設定された表示範囲または再生範囲を超える範囲の前記対象情報の表示または再生を禁止する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  9. 操作を受け付けるための操作部と、
    表示または再生の対象となる対象情報を表示または再生する出力部と、を備え、
    前記操作部に対する操作に基づいて、前記出力部に前記対象情報を表示または再生させる携帯端末装置のコンピュータに、
    前記対象情報の表示または再生を、複数の前記対象情報の中から選択された前記対象情報の表示または再生に制限する情報制限モードの処理を実行する機能と、
    前記情報制限モードにおいて認証操作を受け付ける機能と、
    前記認証操作による入力情報が所定の認証情報に一致する場合に、前記情報制限モードの処理を終了する機能と、
    を付与するプログラム。
  10. 操作を受け付けるための操作部と、
    表示または再生の対象となる対象情報を表示または再生する出力部と、を備え、
    前記操作部に対する操作に基づいて、前記出力部に前記対象情報を表示または再生させる携帯端末装置の制御方法であって、
    前記対象情報の表示または再生を、複数の前記対象情報の中から選択された前記対象情報の表示または再生に制限する情報制限モードの処理を実行するステップと、
    前記情報制限モードにおいて認証操作を受け付けるステップと、
    前記認証操作による入力情報が所定の認証情報に一致する場合に、前記情報制限モードの処理を終了するステップと、
    を含む制御方法。
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