JP2014007586A - Electronic apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、気体に含まれる物質を検出する機能を有する電子機器に関する。 The present application relates to an electronic device having a function of detecting a substance contained in a gas.
人間の呼気に含まれる物質を検出し、検出結果を健康管理等の目的に利用する技術が知られている。例えば、特許文献1では、呼気中に少量含まれる特定のガス成分を容易に捕集するとともに、そのガス成分の濃度を精度高く測定するための呼気測定装置が開示されている。 A technique for detecting a substance contained in human exhalation and utilizing the detection result for health management or the like is known. For example, Patent Literature 1 discloses an exhalation measuring device for easily collecting a specific gas component contained in a small amount in exhaled air and measuring the concentration of the gas component with high accuracy.
上記の呼気測定装置を利用する場合、利用者は、呼気測定装置の所定箇所に対して息を吹きかける。呼気に含まれる物質を検出するためのこのような動作は、利用者にとって煩わしいことがある。このような理由から、利用者の呼気に含まれる物質を無意識に検出することができる電子機器に対するニーズがある。 When using the above breath measuring device, the user blows on a predetermined portion of the breath measuring device. Such an operation for detecting a substance contained in exhaled air may be troublesome for the user. For these reasons, there is a need for an electronic device that can unconsciously detect a substance contained in a user's breath.
1つの態様に係る電子機器は、通話に用いられる電子機器において、通話時に音声が入力される音声入力部と、前記音声入力部の近傍に配設され、気体に含まれる物質を検出するセンサとを有する。 An electronic device according to one aspect includes, in an electronic device used for a call, a voice input unit that receives voice during a call, a sensor that is disposed in the vicinity of the voice input unit and detects a substance contained in a gas. Have
本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、気体に含まれる物質を検出する機能を有する電子機器の例として、携帯電話について説明する。 Embodiments for carrying out the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Hereinafter, a mobile phone will be described as an example of an electronic device having a function of detecting a substance contained in a gas.
(実施形態1)
図1から図5を参照しながら、第1の実施形態に係る携帯電話1Aの構成について説明する。図1は、携帯電話1Aの正面図である。図2は、携帯電話1AのA−A断面図である。図3は、携帯電話1AのB−B断面図である。図4は、携帯電話1AのC−C断面図である。図5は、携帯電話1Aのブロック図である。
(Embodiment 1)
The configuration of the
図1から図5に示すように、携帯電話1Aは、タッチスクリーンディスプレイ2と、ボタン3と、センサ4と、通信ユニット6と、レシーバ7と、マイク(音声入力部)8と、ストレージ9と、コントローラ10と、筐体40とを有する。筐体40は、複数の面41〜46を有し、それらの面の内側及び外側で各種の部品を保持する。
As shown in FIGS. 1 to 5, the mobile phone 1 </ b> A includes a
タッチスクリーンディスプレイ2は、筐体40の面41に設けられる。タッチスクリーンディスプレイ2は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro−Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro−Luminescence Display)等の表示デバイスを備える。表示デバイスは、文字、画像、記号、及び図形等を表示する。
The
タッチスクリーンディスプレイ2は、さらにタッチスクリーン(タッチセンサ)を備える。タッチスクリーンは、接触を検出する。タッチスクリーンは、指、ペン、又はスタイラスペン等による利用者のジェスチャ(接触操作)を検出するために用いられる。タッチスクリーンの検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(又は超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。タッチスクリーンディスプレイ2は、タッチスクリーンを備えない単なる表示ユニットであってもよい。
The
ボタン3は、利用者からの操作入力を受け付ける。ボタン3の数は、図1に示す例に限定されない。ボタン3は、例えば、テンキー配列又はQWERTY配列のボタンを含んでもよい。
The
センサ4は、気体に含まれる物質を検出する。センサ4は、嗅覚センサ、匂いセンサ、又は呼気センサと呼ばれることもある。センサ4が検出する物質には、各種の化学物質が含まれる。センサ4が検出する物質には、例えば、口臭の程度の判定、飲酒の判定、ストレスの診断、がん等の疾病の早期発見等に用いられる物質が含まれる。センサ4が検出する物質は、人又は動物が嗅覚によって検出不能な物質であってもよい。センサ4は、複数の物質を選択的に検出することができるように構成されてもよい。
The
センサ4は、表面弾性波(SAW:Surface Acoustic Wave)デバイスとして構成されてもよい。表面弾性波デバイスは、低電力化及び高集積化に有利であり、そのため、バッテリで駆動され、小型化が求められる携帯電話に備えるのに好適である。
The
通信ユニット6は、無線により通信する。通信ユニット6によってサポートされる通信方式は、無線通信規格である。無線通信規格として、例えば、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格がある。セルラーフォンの通信規格として、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy−phone System)等がある。無線通信規格として、さらに、例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)等がある。通信ユニット6は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。 The communication unit 6 communicates wirelessly. The communication method supported by the communication unit 6 is a wireless communication standard. Examples of wireless communication standards include cellular phone communication standards such as 2G, 3G, and 4G. As cellular phone communication standards, for example, LTE (Long Term Evolution), W-CDMA (Wideband Code Multiple Access), CDMA2000, PDC (Personal Digital Cellular, GSM (registered trademark) mmloS). (Personal Handy-phone System). As wireless communication standards, for example, there are WiMAX (Worldwide Interoperability for Microwave Access), IEEE802.11, Bluetooth (registered trademark), IrDA (Infrared Data Association), NFC (NearCo), etc. The communication unit 6 may support one or more of the communication standards described above.
レシーバ7は、音声出力部である。レシーバ7は、コントローラ10から送信される音声信号を音声として出力する。レシーバ7は、例えば、通話時に相手の声を出力するために用いられる。マイク8は、音声入力部である。マイク8は、入力される音を電気信号へ変換する。マイク8は、例えば、通話時に利用者の声を入力するために用いられる。
The
ストレージ9は、プログラム及びデータを記憶する。ストレージ9は、コントローラ10の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。ストレージ9は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。ストレージ9は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
The
ストレージ9は、例えば、制御プログラム9A、判定プログラム9B、及び設定データ9Zを記憶する。制御プログラム9Aは、携帯電話1Aの基本的な動作を実現するための機能を提供する。制御プログラム9Aによって提供される機能には、例えば、センサ4を制御して、気体に含まれる物質を検出する機能が含まれる。判定プログラム9Bは、センサ4が検出する物質に基づいて、各種の判定処理を行う機能が含まれる。判定プログラム9Bが提供する機能による判定処理には、例えば、口臭の程度の判定、飲酒の判定、ストレスの診断、がん等の疾病の早期発見等のための処理が含まれる。設定データ9Zは、携帯電話1Aの動作に関連する各種の設定に関する情報を含む。
The
コントローラ10は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System−on−a−chip)、MCU(Micro Control Unit)、及びFPGA(Field−Programmable Gate Array)を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、携帯電話1Aの動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
The
具体的には、コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、ストレージ9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。そして、コントローラ10は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現する。機能部は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ2、通信ユニット6、及びレシーバ7を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部は、例えば、タッチスクリーンディスプレイ2、ボタン3、センサ4、及びマイク8を含むが、これらに限定されない。
Specifically, the
コントローラ10は、例えば、制御プログラム9Aを実行することにより、センサ4を制御して、気体に含まれる物質を検出する機能を実現する。
For example, the
本実施形態において、面41は、開口部41a及び開口部41bを有する。開口部41aは、通話時に利用者の音声を取り込むために設けられる。開口部41bは、通話時に相手の音声を外部に出力するために設けられる。このため、開口部41a及び開口部41bは、通話時に開口部41aが利用者の口の近くに位置し、開口部41bが利用者の耳の近くに位置するように、一方が面41の一方の端部に設けられ、もう一方が他方の端部に設けられる。
In the present embodiment, the
開口部41bの内部には、レシーバ7が配設される。レシーバ7は、出力する音声が開口部41bから外部に放出される向きで配設される。
The
開口部41aの内部には、センサ4及びマイク8が、近接して配設される。センサ4は、開口部41aから取り込まれる気体に含まれる物質が好適に検出される向きで配設される。具体的には、センサ4は、矢印A2が示す向きで取り込まれる気体に含まれる物質が好適に検出される向きで配設される。マイク8は、開口部41aを通じて伝わる音声が好適に検出される向きで配設される。具体的には、マイク8は、矢印A2と平行な矢印A1が示す向きで伝わる音声が好適に検出される向きで配設される。
Inside the
このように、センサ4は、マイク8の近傍に配設される。さらに、センサ4及びマイク8は、開口部41aに対向する位置に配設される。このため、利用者が通話時にマイク8が声を取得しやすいように開口部41aを口の近くにもっていくと、利用者の呼気は、マイク8だけでなく、センサ4へも到達する。その結果、利用者の呼気に含まれる物質が、センサ4によって検出される。
Thus, the
このような構成により、携帯電話1Aは、通話が行われる場合に、利用者が通話のための操作以外の動作を特に行わなくても、利用者の呼気に含まれる物質を検出し、各種の判定に用いることができる。すなわち、携帯電話1Aは、非侵襲かつ無意識に、利用者の呼気に含まれる物質を検出することができる。
With such a configuration, when a call is made, the
上記のような効果を得るための構成は、図1から図4に示した構成に限定されない。より一般的には、上記のような効果を得るためには、センサ4が、マイク8の近傍に配設されていればよい。マイク8は、必ずしもレシーバ7と同一の面に配設されていなくてもよい。
The configuration for obtaining the above effects is not limited to the configuration shown in FIGS. More generally, in order to obtain the above effects, the
センサ4が、マイク8の近傍に配設される態様について、図1から図4及び図6から図8を参照しながら説明する。図6は、第1の変形例に係る携帯電話1Bの正面図である。図7は、第2の変形例に係る携帯電話1Cの正面図である。図8は、携帯電話1CのD−D断面図である。
A mode in which the
センサ4が、マイク8の近傍に配設される態様には、センサ4が、電子機器が有するいずれかの面の、マイク8が配設されている面側に配設される態様が含まれる。センサ4が、マイク8が配設されている面側に配設される態様には、図1から図4に示したように、センサ4及びマイク8が、面の内側に配設される態様が含まれる。さらに、センサ4が、マイク8が配設されている面側に配設される態様には、図6に示す携帯電話1Bのように、センサ4及びマイク8が、面の外側に配設される態様が含まれる。
The mode in which the
マイク8は、筐体40の内部に収容される基板の面に配設されてもよい。この場合、センサ4が、マイク8が配設されている面側に配設される態様には、センサ4が、基板の面のうち、マイク8が配設される面側に配設される態様が含まれる。なお、マイク8が、筐体40の内部に収容される基板の面に配設される場合、マイク8が配設される基盤の面に対向する筐体の面においては、マイク8と対向する筐体の面の位置に開口部が形成される。
The
センサ4が、マイク8が配設されている面側に配設される場合、センサ4及びマイク8は、隣り合うように配置されてもよい。センサ4とマイク8との間は、隙間を空けなくてもよいし、隙間を空けてもよい。センサ4とマイク8との間に隙間を空ける場合、センサ4とマイク8との間の距離は、センサ4の感度に応じて決定してもよい。
When the
既に説明したように、マイク8は、通話をし易くするためにレシーバ7から離れた端部に配設されることがある。この場合、センサ4が、マイク8の近傍に配設される態様には、図1から図4に示したように、センサ4が、マイク8が配設される端部に配設される態様が含まれる。さらに、この場合における、センサ4が、マイク8の近傍に配設される態様には、図7及び図8に示す携帯電話1Cのように、センサ4が、マイク8が配設される端部に隣接する他の面に配設される態様が含まれる。センサ4は、マイク8が配設される端部に隣接する他の面に設けられた開口部43aの内部に配設されてもよい。
As already described, the
携帯電話1Cにおいては、マイク8は、面41の端部に配設され、センサ4は、当該端部において面41に隣接する面43に配設されている。このような態様であっても、通話中の利用者の呼気は、マイク8だけでなく、センサ4へも到達する。特に、比較的小型の携帯電話の場合、利用者が相手の声を聞くためにレシーバを耳に近づけると、複数の面のうち、面43のように、レシーバから最も遠い底面が最も利用者の口元近くに位置することがある。このような場合、センサ4を底面に配設することにより、通話時に、利用者の呼気に含まれる物質を効果的に検出することができる。
In the mobile phone 1 </ b> C, the
センサ4が、異なる複数のセンサを組み合わせて構成されている場合、センサ4は、感度が低いセンサほどマイク8に近くなるように配設されてもよい。このように配設することにより、利用者がマイク8に向けて声を発するときに生じる呼気に含まれる物質を、それぞれのセンサが好適に検出することができる。
When the
上述してきたように、第1の実施形態では、気体に含まれる物質を検出するセンサ4が、通話中の利用者の呼気が到達する位置に配設される。このため、本実施形態に係る電子機器は、通話時において、非侵襲かつ無意識に、利用者の呼気に含まれる物質を検出することができる。
As described above, in the first embodiment, the
(実施形態2)
図9から図14を参照しながら、第2の実施形態に係る携帯電話1Dの構成について説明する。図9は、携帯電話1Dの正面図である。図10は、携帯電話1Dの背面図である。図11は、携帯電話1DのE−E断面図である。図12は、携帯電話1DのF−F断面図である。図13は、携帯電話1DのG−G断面図である。図14は、携帯電話1Dのブロック図である。以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分には、既に説明した部分と同一の符号を付すことがある。以下の説明では、既に行った説明と重複する説明を省略することがある。
(Embodiment 2)
The configuration of the
図9から図14に示すように、携帯電話1Dは、タッチスクリーンディスプレイ2と、ボタン3と、センサ4aと、センサ(第2センサ)4bと、通信ユニット6と、レシーバ7と、マイク(音声入力部)8aと、マイク(音声入力部)8bと、ストレージ9と、コントローラ10と、筐体40とを有する。
As shown in FIGS. 9 to 14, the
センサ4a及び4bは、センサ4と同様のセンサである。すなわち、センサ4a及び4bは、気体に含まれる物質を検出する。マイク8a及び8bは、マイク8と同様の音声入力部である。すなわち、マイク8a及び8bは、入力される音を電気信号へ変換する。
The
筐体40の面41は、開口部41a及び開口部41bを有する。開口部41aは、通話時に利用者の音声を取り込むために設けられる。開口部41bは、通話時に相手の音声を外部に出力するために設けられる。このため、開口部41a及び開口部41bは、通話時に開口部41aが利用者の口の近くに位置し、開口部41bが利用者の耳の近くに位置するように、一方が面41の一方の端部に設けられ、もう一方が他方の端部に設けられる。
The
開口部41bの内部には、レシーバ7が配設される。レシーバ7は、出力する音声が開口部41bから外部に放出される向きで配設される。
The
開口部41aの内部には、センサ4a及びマイク8aが、近接して配設される。センサ4aは、開口部41aから取り込まれる気体に含まれる物質が好適に検出される向きで配設される。具体的には、センサ4aは、矢印A2が示す向きで取り込まれる気体に含まれる物質が好適に検出される向きで配設される。マイク8aは、開口部41aを通じて伝わる音声が好適に検出される向きで配設される。具体的には、マイク8aは、矢印A2と平行な矢印A1が示す向きで伝わる音声が好適に検出される向きで配設される。
Inside the
筐体40は、面41の反対側に、面46を有する。面46は、開口部46aを有する。以下の説明では、面41を正面と呼び、面46を背面と呼ぶことがある。開口部46aは、通話時に携帯電話1Dを持つ手によって覆われる可能性が低い位置に設けられる。
The
開口部46aの内部には、センサ4b及びマイク8bが、近接して配設される。センサ4bは、開口部46aから取り込まれる気体に含まれる物質が好適に検出される向きで配設される。具体的には、センサ4bは、矢印A4が示す向きで取り込まれる気体に含まれる物質が好適に検出される向きで配設される。マイク8bは、開口部46aを通じて伝わる音声が好適に検出される向きで配設される。具体的には、マイク8bは、矢印A4と平行な矢印A3が示す向きで伝わる音声が好適に検出される向きで配設される。
Inside the
マイク8bは、通話時に携帯電話1Dの周囲の音を取得するために用いられる。コントローラ10は、マイク8bによって取得される音をノイズキャンセルのために用いる。具体的には、コントローラ10は、通話時に、マイク8bから入力される音声信号を反転させ、マイク8aから入力される音声信号に重ねる。このような制御により、通話の相手に送信される音声信号から、携帯電話1Dの周囲の音の成分を除去することができる。
The
センサ4bは、携帯電話1Dの周囲の気体に含まれる物質を検出するために用いられる。コントローラ10は、センサ4bの検出結果を、センサ4aの検出結果から携帯電話1Dの周囲の気体に含まれる物質の影響を除去するために用いる。具体的には、コントローラ10は、通話時に、センサ4aの検出値からセンサ4bの検出値を控除した値に基づいて、利用者の呼気に含まれる物質の濃度等を判定する。
The
図15を参照しながら、第2の実施形態における物質の検出についてより詳しく説明する。図15は、気体に含まれるある物質(以下、「物質A」)の検出の例を示す図である。通話時にコントローラ10がセンサ4aを起動すると、センサ4aが示す物質Aの検出値は、例えば、線L1のように変化する。このときコントローラ10は、センサ4bをさらに起動する。携帯電話1Dの周囲の気体に物質Aが元々含まれている場合、センサ4bが示す物質Aの検出値は、例えば、線L2のように変化する。
The substance detection in the second embodiment will be described in more detail with reference to FIG. FIG. 15 is a diagram illustrating an example of detection of a certain substance (hereinafter, “substance A”) contained in a gas. When the
センサ4aが物質Aを検出する気体は、利用者の呼気と携帯電話1Dの周囲の気体とが混合された気体である。携帯電話1Dの周囲の気体(第2の気体)に物質Aが元々含まれている場合、センサ4aの検出値には、携帯電話1Dの周囲の気体の影響が含まれる。そのため、コントローラ10は、センサ4aの検出値からセンサ4bの検出値を控除する。例えば、コントローラ10は、起動T0秒後のセンサ4aの検出値V1から起動T0秒後のセンサ4bの検出値V2を減算した検出値V3を、利用者の呼気に含まれる物質Aの濃度として、各種の判定処理に用いる。
The gas that the
図16を参照しながら、第2の実施形態における物質の検出処理の処理手順について説明する。図16は、物質の検出処理の処理手順を示すフローチャートである。図16に示す処理手順は、通話時に実行される。図16に示す処理手順に先だって、センサ4a及び4bが起動される。センサ4a及び4bが複数の物質を検出するために用いられる場合、図16に示す処理手順は、物質毎に実行される。
With reference to FIG. 16, the processing procedure of the substance detection process in the second embodiment will be described. FIG. 16 is a flowchart illustrating a processing procedure of a substance detection process. The processing procedure shown in FIG. 16 is executed during a call. Prior to the processing procedure shown in FIG. 16, the
コントローラ10は、ステップS101として、背面側のセンサ4bの検出値を取得する。コントローラ10は、ステップS102として、正面側のセンサ4aの検出値を取得する。ステップS101及びS102の実行順序は逆でもよい。そして、コントローラ10は、ステップS103として、センサ4aの検出値からセンサ4bの検出値を控除する。
The
このように、携帯電話1Dの周囲の気体に含まれる物質を検出することにより、利用者の呼気に含まれる物質の検出精度を向上させることができる。ただし、通話時には、利用者が声を発することにより、利用者の呼気に含まれる物質が、携帯電話1Dの周囲の気体中に拡散する。このような拡散の影響を低減するため、周囲の気体に含まれる物質を検出するためのセンサは、呼気に含まれる物質を検出するためのセンサが配設される面とは異なる面に配設してもよい。さらに、図9から図13に示したように、周囲の気体に含まれる物質を検出するためのセンサは、呼気に含まれる物質を検出するためのセンサが配設される面の反対側の面に配設してもよい。
Thus, the detection accuracy of the substance contained in the user's exhalation can be improved by detecting the substance contained in the gas around the
センサ4a及びマイク8aの配置は、上述したセンサ4及びマイク8の配置のように適宜変更してもよい。センサ4bは、マイク8bと近接するように配設されなくてもよい。携帯電話1Dは、通話時のノイズキャンセル機能を持たなくてもよい。すなわち、携帯電話1Dは、マイク8bを備えなくてもよい。
The arrangement of the
上述してきたように、異なる面に配設された複数のセンサを用いることにより、非侵襲かつ無意識であることを維持しつつ、利用者の呼気に含まれる物質をより高い精度で検出することができる。 As described above, by using a plurality of sensors disposed on different surfaces, it is possible to detect a substance contained in a user's breath with higher accuracy while maintaining non-invasiveness and unconsciousness. it can.
本出願の開示する実施形態は、当業者に明らかな事項を含むことができ、発明の要旨及び範囲を逸脱しない範囲で変形することができる。さらに、本出願の開示する実施形態及びその変形例は、適宜組み合わせることができる。例えば、上記の実施形態は、以下のように変形してもよい。 Embodiments disclosed in the present application can include matters that are apparent to those skilled in the art, and can be modified without departing from the spirit and scope of the invention. Furthermore, the embodiment disclosed in the present application and its modifications can be combined as appropriate. For example, the above embodiment may be modified as follows.
センサ4は、マイク8と一体の部品として構成されてもよい。センサ4aは、マイク8aと一体の部品として構成されてもよい。このように、センサをマイクと一体の部品として構成することにより、センサがマイクの近傍に配置されることが保証される。さらに、例えば、マイクの周囲にそれぞれ特有の物質を検出する複数のセンサを配置することにより、スペースを節約しつつ、通話の際の呼気に含まれる多様な物質を検出することが可能になる。
The
上記の実施形態では、利用者の呼気に含まれる物質を通話時に検出する例について説明したが、利用者の呼気に含まれる物質を検出するタイミングはこれに限定されない。マイクの近傍に配設されたセンサを用いて利用者の呼気に含まれる物質を検出するタイミングは、利用者が、マイクの近くで声を発するタイミングであればよい。利用者が、マイクの近くで声を発するタイミングは、例えば、音声入力による指示を行うとき、音声を録音するときを含む。 In the above-described embodiment, an example in which a substance contained in a user's exhalation is detected during a call has been described, but the timing for detecting a substance contained in the user's exhalation is not limited to this. The timing for detecting the substance contained in the user's breath using the sensor disposed in the vicinity of the microphone may be the timing at which the user speaks near the microphone. The timing at which the user speaks near the microphone includes, for example, when an instruction is given by voice input and when voice is recorded.
上記の実施形態では、添付の請求項に係る装置の例として、スレート型(ストレート型)携帯電話について説明したが、添付の請求項に係る装置は、これに限定されない。添付の請求項に係る装置は、例えば、折り畳み型、スライド型等の他のタイプの携帯電話であってもよい。添付の請求項に係る装置は、携帯電話以外の、音声入力部を有する電子機器であってもよい。音声入力部を有する電子機器は、例えば、ヘッドセット、タブレット、携帯型パソコン、デジタルカメラ、メディアプレイヤ、電子書籍リーダ、ナビゲータ、及びゲーム機を含むが、これらに限定されない。 In the above-described embodiment, a slate type (straight type) mobile phone has been described as an example of a device according to the appended claims, but the device according to the appended claims is not limited thereto. The device according to the appended claims may be, for example, other types of mobile phones such as a folding type and a sliding type. The device according to the appended claims may be an electronic device having a voice input unit other than a mobile phone. Examples of electronic devices having an audio input unit include, but are not limited to, a headset, a tablet, a portable personal computer, a digital camera, a media player, an electronic book reader, a navigator, and a game machine.
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成を具現化するように構成されるべきである。 The characterizing embodiments have been described in order to fully and clearly disclose the technology according to the appended claims. However, the appended claims should not be limited to the above-described embodiments, but all modifications and alternatives that can be created by those skilled in the art within the scope of the basic matters shown in this specification. Should be configured to embody such a configuration.
上記の実施形態において、電子機器の所定の面とは、筐体40の複数の面41〜46であってもよいし、筐体40の内部に収容される基板の面(表面、裏面)であってもよい。
In the above embodiment, the predetermined surface of the electronic device may be a plurality of
1A〜1D 携帯電話
2 タッチスクリーンディスプレイ
3 ボタン
4、4a、4b センサ
6 通信ユニット
7 レシーバ
8、8a、8b マイク
9 ストレージ
9A 制御プログラム
9B 判定プログラム
9Z 設定データ
10 コントローラ
40 筐体
41a、41b、46a 開口部
1A to
Claims (10)
通話時に音声が入力される音声入力部と、
前記音声入力部の近傍に配設され、気体に含まれる物質を検出するセンサと
を有する電子機器。 In electronic equipment used for calls,
A voice input unit that receives voice during a call,
An electronic device comprising: a sensor that is disposed in the vicinity of the voice input unit and detects a substance contained in a gas.
前記音声入力部および前記センサは、前記筐体内の前記開口部に対向する位置に配設される請求項1に記載の電子機器。 It further has a housing provided with an opening for capturing audio during a call,
The electronic device according to claim 1, wherein the voice input unit and the sensor are disposed at positions facing the opening in the housing.
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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