JP2013545372A - 映像情報符号化方法及び復号化方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、映像情報の符号化及び復号化方法と装置に関し、本発明による映像情報符号化方法は、現在ブロックに対する予測を実行するステップ及び前記予測された情報をエントロピー符号化して送信するステップを含み、前記予測を実行するステップは、前記現在ブロックの周辺ブロックから、前記周辺ブロックの動き情報を獲得するステップ及び前記獲得した動き情報に基づいて前記現在ブロックの動き情報を決定するステップを含み、前記送信ステップでは前記現在ブロックの予測に必要な情報を共に送信し、本発明によると、映像圧縮処理の複雑度を低くすることで送信情報量を減らすことができる。
Description
本発明は、ビデオ符号化技術に関し、より具体的には、現在ブロックの動き情報を周辺ブロックの動き情報を利用して予測する方法に関する。
最近、HD(High Definition)解像度を有する放送サービスが国内だけでなく、世界的に拡大されるにつれて、多くのユーザが高解像度、高画質の映像になれており、これにより、多くの機関が次世代映像機器に対する開発に拍車を掛けている。また、HDTVとともにHDTVの4倍以上の解像度を有するUHD(Ultra High Definition)に対する関心が増大し、より高い解像度、高画質の映像に対する圧縮機術が要求されている。
映像圧縮技術には、時間的に以前及び/又は以後のピクチャから現在ピクチャに含まれている画素値を予測するインター(inter)予測技術、現在ピクチャ内の画素情報を利用して現在ピクチャに含まれている画素値を予測するイントラ(intra)予測技術、照明変化などによる画質の劣化を防止するための加重値予測技術、出現頻度が高いシンボル(symbol)に短い符号を割り当て、出現頻度が低いシンボルに長い符号を割り当てるエントロピー符号化技術などがある。特に、省略モード(skip mode)で、現在ブロックに対する予測が実行される場合、以前符号化された領域から予測された値のみを利用して予測ブロックが生成され、別途の動き情報(motion information)やレジデュアル(residual)信号が符号化器から復号化器に送信されない。このような映像圧縮技術により映像データが効率的に圧縮されることができる。
一方、動き情報の符号化方法の一つとしてマージ(merge)方法が利用されている。マージは、コーディングユニット(Coding Unit;CU、以下‘CU’という)単位のマージと、予測ユニット(Prediction Unit;PU、以下‘PU’という)単位のマージと、が可能である。CU又はPU(以下、説明の便宜のために‘ブロック’という)単位にマージを実行する場合には、ブロックパーティション(partition)別にマージを実行するかに関する情報と、現在ブロックに隣接した周辺ブロック(現在ブロックの左側隣接ブロック、現在ブロックの上側隣接ブロック、現在ブロックの時間的(temporral)隣接ブロックなど)のうちいずれのブロックとマージを実行するかに対する情報と、を送信する必要がある。したがって、マージに対する情報量が増加する問題がある。
本発明の技術的課題は、マージ(merge)方法を利用した映像情報の符号化方法及び装置を提供することである。
本発明の他の技術的課題は、符号化ユニットのパーティション情報を利用して現在ブロックの動き情報を類推する方法及び装置を提供することである。
本発明の他の技術的課題は、同じ符号化ユニット内の他のブロックの動き情報を利用して現在ブロックの動き情報を類推する方法及び装置を提供することである。
本発明の他の技術的課題は、現在ブロックの動き情報を直接送信することなく、現在ブロックの動き情報を誘導することによって映像圧縮処理の複雑度を低くすることで送信情報量を減らす方法及び装置を提供することである。
(1)本発明の一実施形態による映像情報符号化方法は、現在ブロックに対する予測を実行するステップ及び前記予測された情報をエントロピー符号化して送信するステップを含み、前記予測を実行するステップは、前記現在ブロックの周辺ブロックから、前記周辺ブロックの動き情報を獲得するステップ及び前記獲得した動き情報に基づいて前記現在ブロックの動き情報を決定するステップを含み、前記送信ステップでは前記現在ブロックの予測に必要な情報を共に送信する。
(2)(1)において、前記周辺ブロックは、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属するブロックであり、前記周辺ブロックの動き情報は、前記符号化ユニットのパーティション情報を含む。
(3)(1)において、前記現在ブロックの動き情報を決定するステップでは、前記周辺ブロックが前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する場合、前記周辺ブロックの動き情報及び前記周辺ブロックの動き情報と同じ動き情報を前記現在ブロックのマージ候補から除外する。
(4)(1)において、前記予測を実行するステップでは、前記現在ブロックに対する動き情報は、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する他のブロックの動き情報と同じ動き情報にはマージしない。
(5)(1)において、前記現在ブロックの周辺ブロックの動き情報のうち前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する他のブロックの動き情報と同じではない動き情報候補が存在し、前記現在ブロックの動き情報をマージモードにより予測する場合、前記現在ブロックの動き情報決定ステップでは、前記現在ブロックの動き情報を前記動き情報候補にマージする。
(6)(1)において、第1項において、前記現在ブロックがPART_N×Nであり、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する3個のブロックの動き情報が同じ場合、前記予測ステップでは、前記現在ブロックの動き情報を前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する3個のブロックの動き情報にマージしない。
(7)本発明の他の実施形態による映像情報復号化方法は、ビットストリームを受信するステップ、前記ビットストリームに含まれている映像情報をエントロピー復号化するステップ、及び前記エントロピー復号化された映像情報に基づいて現在ブロックに対する予測を実行するステップを含み、前記予測を実行するステップは、前記現在ブロックの周辺ブロックから、前記周辺ブロックの動き情報を獲得するステップ及び前記獲得した動き情報に基づいて前記現在ブロックの動き情報を決定するステップを含む。
(8)(7)において、前記周辺ブロックは、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属するブロックであり、前記周辺ブロックの動き情報は、前記符号化ユニットのパーティション情報を含む。
(9)(7)において、前記現在ブロックの動き情報を決定するステップでは、前記周辺ブロックが前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する場合、前記周辺ブロックの動き情報及び前記周辺ブロックの動き情報と同じ動き情報を前記現在ブロックのマージ候補から除外する。
(10)(7)において、前記予測を実行するステップでは、前記現在ブロックに対する動き情報は、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する他のブロックの動き情報と同じ動き情報にはマージしない。
(11)(7)において、前記現在ブロックの周辺ブロックの動き情報のうち前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する他のブロックの動き情報と同じではない動き情報候補が存在し、前記現在ブロックの動き情報をマージモードにより予測する場合、前記現在ブロックの動き情報決定ステップでは、前記現在ブロックの動き情報を前記動き情報候補にマージする。
(12)(7)において、前記現在ブロックがPART_N×Nであり、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する3個のブロックの動き情報が同じ場合、前記予測ステップでは、前記現在ブロックの動き情報を前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する3個のブロックの動き情報にマージしない。
本発明によると、映像情報の圧縮性能を向上させ、情報の送信量を減らすことができる。
本発明によると、現在ブロックにマージを適用する場合にもマージ情報の送信量を減らすことができる。
本発明によると、符号化ユニットあるいは予測ユニットのパーティション情報を利用して現在ブロックの動き情報を類推することによって、映像圧縮処理の複雑度を低くすることで送信情報量を減らすことができる。
本発明によると、同じ符号化ユニット内の他のブロックの動き情報を利用して現在ブロックの動き情報を類推することによって映像圧縮処理の複雑度を低くすることで送信情報量を減らすことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に対して具体的に説明する。本明細書の実施例を説明するにあたり、関連した公知構成又は機能に対する具体的な説明が本明細書の要旨を不明にすると判断される場合にはその詳細な説明は省略する。
一構成要素が他の構成要素に“連結されている”又は“接続されている”と言及された場合、該当他の構成要素に直接的に連結されていたり、接続されていたりすることもできるが、中間に他の構成要素が存在することもできると理解されなければならない。また、本発明において、特定構成を“含む”と記述する内容は、該当構成以外の構成を排除するものではなく、追加的な構成が本発明の実施又は本発明の技術的思想の範囲に含まれることができることを意味する。
第1、第2などの用語は、多様な構成要素の説明に使われることができるが、前記構成要素は、前記用語により限定されてはならない。前記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使われる。例えば、本発明の権利範囲を外れない限り、第1の構成要素は第2の構成要素と命名することができ、同様に、第2の構成要素も第1の構成要素と命名することができる。
また、本発明の実施例に示す構成部は、互いに異なる特徴的な機能を示すために独立的に図示されるものであり、各構成部が分離されたハードウェアや一つのソフトウェア構成単位からなることを意味しない。すなわち、各構成部は、説明の便宜上、それぞれの構成部に羅列して含むものであり、各構成部のうち少なくとも2個の構成部が統合されて一つの構成部からなり、又は一つの構成部が複数個の構成部に分けられて機能を遂行することができ、このような各構成部の統合された実施例及び分離された実施例も本発明の本質から外れない限り本発明の権利範囲に含まれる。
また、一部の構成要素は、本発明で本質的な機能を遂行する必須な構成要素ではなく、単に性能を向上させるための選択的構成要素であってもよい。本発明は、単に性能向上のために使われる構成要素を除外した本発明の本質を具現するための必須な構成部のみを含んで具現されることができ、単に性能向上のために使われる選択的構成要素を除外した必須構成要素のみを含む構造も本発明の権利範囲に含まれる。
図1は、映像符号化装置の一実施例に係る構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、前記映像符号化装置100は、動き予測部110、動き補償部115、イントラ予測部120、減算器125、変換部130、量子化部135、エントロピー符号化部140、逆量子化部145、逆変換部150、加算器155、フィルタ部160及び参照映像バッファ165を含む。
映像符号化装置100は、入力映像に対してイントラ(intra)モード又はインター(inter)モードに符号化を実行し、ビットストリーム(bit stream)を出力することができる。イントラモードの場合にはイントラ予測部120で予測が実行され、インターモードの場合には動き予測部110、動き補償部115などを介して予測が実行されることができる。映像符号化装置100は、入力映像の入力ブロックに対する予測ブロックを生成した後、入力ブロックと予測ブロックの差分を符号化することができる。
イントラモードの場合、イントラ予測部120は、現在ブロック周辺の既に符号化されたブロックの画素値を利用して空間的予測を実行して予測ブロックを生成することができる。
インターモードの場合、動き予測部110は、動き予測過程で参照映像バッファ165に格納されている参照映像から入力ブロックと最もよくマッチされる領域を探索して動きベクトルを求めることができる。動き補償部115は、動きベクトルと参照映像バッファ165に格納されている参照映像を利用して動き補償を実行することによって予測ブロックを生成することができる。
減算器125は、入力ブロックと生成された予測ブロックとの差分によりレジデュアルブロック(residual block)を生成することができる。変換部130は、レジデュアルブロックに対して変換(transform)を実行して変換係数(transform coefficient)を出力することができる。レジデュアル信号は、元信号と予測信号との差分を意味し、又は、元信号と予測信号との差分が変換(transform)された形態の信号又は元信号と予測信号との差分が変換されて量子化された形態の信号を意味する。レジデュアル信号をブロック単位ではレジデュアルブロックという。
量子化部135は、変換係数を量子化パラメータによって量子化した量子化係数(quantized coefficient)を出力することができる。
エントロピー符号化部140は、量子化部135で算出された値又は符号化過程で算出された符号化パラメータ値などに対応するシンボル(symbol)を確率分布によってエントロピー符号化してビットストリーム(bit stream)を出力することができる。
エントロピー符号化が適用される場合、高い発生確率を有するシンボルに少ない数のビットが割り当てられ、低い発生確率を有するシンボルに多くの数のビットが割り当てられるようにすることによって、映像符号化の圧縮性能を高めることができる。
エントロピー符号化のために、CAVLC(Context−Adaptive Variable Length Coding)、CABAC(Context−Adaptive Binary Arithmetic Coding)などのような符号化方法が使われることができる。例えば、エントロピー符号化部140には、可変長さ符号化(VLC;Variable Lenghth Coding/Code)テーブルを使用してエントロピー符号化を実行することができる。エントロピー符号化部140は、対象シンボルの二進化(binarization)方法及び対象シンボル/ビン(bin)の確率モデル(probability model)を導出した後、導出された二進化方法又は確率モデルを使用してエントロピー符号化を実行することができる。
量子化された係数は、逆量子化部145で逆量子化され、逆変換部150で逆変換されることができる。逆量子化され、逆変換された係数は、復元されたレジデュアルブロック(reconstructed residual block)で生成され、加算器155は、予測ブロックと復元されたレジデュアルブロックを利用して復元ブロックを生成することができる。
フィルタ部160は、デブロッキングフィルタ(deblocking filter)、SAO(Sample Adaptive Offset)、ALF(Adaptive Loop Filter)のうち少なくとも一つ以上を復元ブロック又は復元ピクチャに適用することができる。フィルタ部160を介した復元ブロックは、参照映像バッファ165に格納されることができる。
図2は、映像復号化装置の一実施例に係る構成を示すブロック図である。
図2を参照すると、前記映像復号化装置200は、エントロピー復号化部210、逆量子化部220、逆変換部230、イントラ予測部240、動き補償部250、フィルタ部260、参照映像バッファ270、及び加算器280を含む。
映像復号化装置200は、符号化器で出力されたビットストリームの入力を受けてイントラモード又はインターモードに復号化を実行し、再構成された映像、すなわち、復元映像を出力することができる。イントラモードの場合にはイントラ予測部240で予測が実行され、インターモードの場合には動き補償部250を介して予測が実行されることができる。映像復号化装置200は、入力を受けたビットストリームから復元されたレジデュアルブロック(residual block)を得て、予測ブロックを生成した後、復元されたレジデュアルブロックと予測ブロックを結合して再構成されたブロック、すなわち、復元ブロックを生成することができる。
エントロピー復号化部210は、入力されたビットストリームを確率分布によってエントロピー復号化して量子化された係数(quantized coefficient)形態のシンボルを生成することができる。エントロピー復号化方法は、前述したエントロピー符号化方法に対応して実行されることができる。
量子化された係数は、逆量子化部220で逆量子化され、逆変換部230で逆変換され、量子化された係数が逆量子化/逆変換された結果、復元されたレジデュアルブロック(residual block)が生成されることができる。
イントラモードの場合、イントラ予測部240は、現在ブロック周辺の既に復号化されたブロックの画素値を利用して空間的予測を実行して予測ブロックを生成することができる。インターモードの場合、動き補償部250は、動きベクトル及び参照映像バッファ270に格納されている参照映像を利用して動き補償を実行することによって予測ブロックを生成することができる。
加算器280は、復元されたレジデュアルブロックと予測ブロックに基づいて復元ブロックを生成することができる。フィルタ部260は、デブロッキングフィルタ、SAO、ALFのうち少なくとも一つ以上を復元ブロックに適用することができる。フィルタ部260は、再構成された映像、すなわち、復元映像を出力する。復元映像は、参照映像バッファ270に格納されて画面間予測に使われることができる。
一方、現在ブロックに対してインター予測をする場合、マージ(merge)モード、スキップ(skip)などの予測モードを利用することができる。
このうちマージモードでは現在ブロックの動き情報を隣接した他のブロックの動き情報とマージすることができる。マージ(merge)するとは、インター予測を実行する場合、現在ブロックの周辺ブロックの動き情報を現在ブロックの動き情報として利用することを意味する。この時、現在ブロックの動き情報として利用されることができる周辺ブロックの動き情報を、説明の便宜のために、‘動き情報候補’と表現することもできる。また、現在ブロックの周辺ブロックとして動き情報候補を有するブロックを‘(マージ)候補ブロック’で表示することもできる。また、候補ブロックのうち現在ブロックの動き情報として使用する動き情報を有する候補ブロック又は動き情報候補のうち現在ブロックの動き情報として使われる動き情報候補を‘マージ対象’と表示することができる。したがって、説明の便宜のために、現在ブロックが候補ブロックの中から選択されたブロックにマージするという表現を使用することができるが、これは当業者が理解するように、現在ブロックの動き情報が候補ブロックの動き情報にマージし、候補ブロックの動き情報候補を現在ブロックの動き情報として使用するという意味であることを留意する。
この時、動き情報は、動きベクトル(motion vector)、参照映像索引(reference picture index)、単方向予測(uni−prediction)か双方向予測(bi−prediction)か、及び単方向予測のうちいずれの方向予測かを示すインター予測モード(inter prediction mode)を含むことができる。すなわち、インター予測モードは、参照映像リストのうちいずれの参照映像リスト(reference picture list)に含まれている映像のうちいずれの組合せで使用するかに関する。また、動き情報は、ブロックのパーティション情報を含むこともできる。
2個の動き情報、例えば、第1の動き情報と第2の動き情報が同じであるということは、第1の動き情報の動きベクトル、参照映像、インター予測モードが第2の動き情報の動きベクトル、参照映像、インター予測モードと全部同じであるということを意味する。
現在ブロックに対してマージが実行される場合、符号化器は、マージに関する情報を復号化器に送信することができる。マージに関する情報は、現在ブロックがマージされたかどうかを示す情報としてマージフラッグ(merge_flag)、現在ブロックがいずれのブロックとマージするかを示す情報としてマージインデックス(merge_idx)などを含むことができる。
マージを実行する場合には、周辺ブロックのパーティション(partition)情報あるいは現在ブロックのパーティション情報から現在ブロックのマージ可能性を確認する。確認結果に基づいて、現在ブロックにマージを実行するか、及びマージを実行する場合にはいずれの周辺ブロックにマージするかを決定することができる。
現在ブロックに対してマージを実行するかに関する情報と現在ブロックをいずれのブロックにマージするかに関する情報など、マージに関する情報の全てを復号化器に送信するためには、多くの量の情報を処理する必要があり、情報伝達量も大きい。
これに関連し、本明細書では、マージに関する情報のうち一部又は全部を送信しなくてもよい場合、これを省略する方法と、マージ対象の優先順位を変更してマージ情報の表現/送信に必要なビットを減らす方法と、を開示する。
本明細書で使用する用語の定義は、以下の通りである。
CU(Coding Unit)は、ビデオ符号化/復号化(映像情報符号化/復号化)の基本単位である。PU(Prediction Unit)は、予測(Prediction)の基本単位であり、PUパーティション(partition)で構成される。各PUパーティションは、インター予測の場合、動き情報を含んでいる。
マージフラッグ(merge_flag)は、現在ブロックと周辺ブロックの動き情報が一致するかを指示する。例えば、merge_flagは、現在ブロックと周辺ブロックの動き情報が一致する場合、論理値1を有し、現在ブロックと周辺ブロックの動き情報が一致しない場合、論理値0を有する。又は、現在ブロックと周辺ブロックの動き情報が一致する場合、論理値0を有し、現在ブロックと周辺ブロックの動き情報が一致しない場合、論理値1を有するようにmerge_flag値を設定することができる。
マージレフトフラッグ(merge_left_flag)は、マージ(Merge)可能な動き情報を有する周辺ブロック対象が2個(左側ブロック、上側ブロック)存在する時、現在ブロックと動き情報が同じブロックを指示する。例えば、現在ブロックの動き情報が左側ブロックの動き情報と同じ場合、論理値1を有し、現在ブロックの動き情報が左側ブロックの動き情報と同じではない場合(上側ブロックと動き情報が一致する場合)、論理値0を有する。又は、現在ブロックの動き情報が左側ブロックの動き情報と同じ場合、論理値0を有し、現在ブロックの動き情報が左側ブロックの動き情報と同じではない場合(上側ブロックと動き情報が一致する場合)、論理値1を有するようにmerge_left_flag値を設定することができる。
マージインデックス(merge_idx、以下‘merge_idx’という)は、マージ候補リストのうち現在ブロックがマージする候補に対するインデックスを示す。マージインデックス値が指示されない場合、‘0’を有すると推定(infer)されることができる。
マージ(merge)候補リストは、動き情報が格納されたリストを意味する。ここで、マージ候補リストに格納される動き情報は、現在ブロックに隣接した周辺ブロックの動き情報であってもよく、参照映像で現在ブロックに対応される(collocated)ブロックの動き情報であってもよい。また、マージ候補リストに格納される動き情報は、既にマージ候補リストに存在する動き情報を組合せた新たな動き情報であってもよい。
本明細書において、ブロック(block)は、前述したように、CU、PU、PUパーティション(Partition)又はマクロブロックを意味し、多様なピクセルで構成されている。したがって、当業者であれば、本明細書で記載されている発明の内容によって必要とする情報又は対象プロセスなどからブロックが意味する対象を類推することができる。
以下、前述した用語と図面を参照し、マージに関する情報のうち一部又は全部の送信を省略する方法と、マージ対象の優先順位を変更する方法と、に関して具体的に説明する。
マージに関する情報は、現在ブロックがマージするかを指示する情報(merge_flag)、現在ブロックがマージすることができる周辺ブロックの動き情報として左側ブロックの動き情報と上側ブロックの動き情報がある場合、いずれの周辺ブロックの動き情報にマージするかを指示する情報(merge_left_flag)、マージ候補リストの動き情報のうちいずれの動き情報を利用してマージするかを指示する情報(merge_idx)、マージ候補リストなどを含む。
マージに関する情報のうち、merge_flagは、マージを適用する場合に必ず必要な情報である。マージに関する情報のうち、merge_left_flag、merge_idxなどは、常に必要な情報ではなく、条件付きで必要な情報ということができる。
例えば、現在ブロックのマージに利用することができる周辺ブロックの動き情報として互いに異なる2個の動き情報(現在ブロックの左側にあるブロックの動き情報と現在ブロックの上側にあるブロックの動き情報)が存在する場合にのみ、merge_left_flagを使用し、現在ブロックの動き情報が左側ブロックの動き情報と一致するか上側ブロックの動き情報と一致するかを指示することができる。
また、マージ候補リストに存在する動き情報の個数が2個以上の場合にのみ、merge_idxを利用し、現在ブロックの動き情報としていずれの動き情報を利用するかを指示することができる。
マージを実行する場合には、前述したように、多くのマージ情報が伝達されるようになる。また、現在PUに対してマージを実行する場合には、現在CUに対してマージを実行する場合より多くのマージ情報を必要とすることもある。
この場合、マージ情報の全てを明示的に伝達せず、マージ情報の一部又は全部を黙示的に類推することができる場合、マージ情報の送信量を減らすことができる。これに関連し、次のような二つの方法のうち少なくとも一つを利用して送信情報量を減らすことができる。
(1)マージ情報の一部又は全部の送信を省略して情報量を減らす方法−現在ブロックにマージが適用される可能性がない場合にはマージ情報の送信を省略することができる。
(2)マージ情報の符号化効率を向上させる方法−ブロックの形状と位置に応じてmerge_left_flagの意味を変更することでエントロピー符号化の性能を高めることができる。例えば、PUパーティションの形状とPUの位置に応じてmerge_left_flagの意味を変更することができる。また、ブロックの形状と位置に応じてmerge_idxの意味を変更することでエントロピー符号化の性能を高めることができる。例えば、PUパーティションの形状とPUの位置に応じてmerge_idxの意味を変更することができる。
図3は、本発明が適用されるシステムにおいて、符号化器と復号化器の予測に関する動作の一例を概略的に説明する順序図である。
図3を参照すると、符号化器又は復号化器は、まず、周辺ブロックの動き情報を獲得する(S310)。現在ブロックの周辺ブロックのうち、現在ブロックの動き情報の予測に利用されることができる動き情報を有する周辺ブロックを探索して動き情報を獲得するようにすることができる。また、現在ブロックが動き情報を利用することができる周辺ブロックの位置を予め決め、前記決められた周辺ブロックの動き情報のみを現在ブロックの動き情報の予測に利用するようにすることもできる。
符号化器又は復号化器は、現在ブロックの動き情報として利用されたり、現在ブロックの動き情報の予測に利用されたりすることができる動き情報の候補個数を判別し、現在ブロックが動き情報の候補とマージする可能性を判別する(S320)。符号化器又は復号化器は、現在ブロックの周辺ブロックに対し、現在ブロックの動き情報の予測に利用することができる周辺ブロックの動き情報個数を判別する。また、符号化器又は復号化器は、現在ブロックに対してマージを適用する可能性を判断する。
符号化器は、前述したステップに基づき、現在ブロックのマージを決定し、マージを実行し、必要なマージ情報を符号化して復号化器に送信する。復号化器は、符号化器から受信したマージ情報に基づき、前述したように、現在ブロックのマージを決定し、マージを実行する
前述した動き情報の獲得と判別ステップ、及びこれを利用した現在ブロックのマージなどは、符号化器と復号化器内の特定モジュール、例えば、動き予測部、動き補償部などで実行されることができる。
図4は、本発明が適用されるシステムにおいて、符号化器と復号化器の予測に関する動作の他の例を概略的に説明する順序図である。
図4を参照すると、符号化器又は復号化器は、まず、周辺ブロックの動き情報を獲得する(S410)。現在ブロックの周辺ブロックのうち、現在ブロックの動き情報の予測に利用されることができる動き情報を有する周辺ブロックを探索して動き情報を獲得するようにすることができる。また、候補ブロックとして利用することができる周辺ブロックの位置を予め決め、前記決められた周辺ブロックの動き情報のみを現在ブロックに対する動き情報候補として利用するようにすることもできる。
符号化器又は復号化器は、現在ブロックに対して動き情報のマージ可能性を判別する(S420)。
符号化器は、前述したステップに基づき、現在ブロックのマージを決定し、マージを実行し、必要なマージ情報を符号化して復号化器に送信する。復号化器は、符号化器から受信したマージ情報に基づき、前述したように、現在ブロックのマージを決定し、マージを実行する。
前述した動き情報の獲得と判別ステップ、及びこれを利用した現在ブロックのマージなどは、符号化器と復号化器内の特定モジュール、例えば、動き予測部、動き補償部などで実行されることができる。
一方、図3及び図4で前述したマージ方法は、ブロック単位に適用されることができる。したがって、現在ブロックに対してマージを適用するかを決定した後、決定によってマージを実行する。例えば、マージは、現在CUに適用されてもよく、現在PUに適用されてもよい。1個のCUは、2個又は4個のPUに分けられて符号化されることができ、CU自体で符号化されることができる。
図5は、1個のCUがPUに分けられる一例を概略的に説明する図面である。
図5(a)は、1個のCU510を概略的に示す。
図5(b)は、1個のCUが2個のPUに分割される一例を示す。例えば、CU520は、CU520と幅が同じであり、高さが半分である2個のPU525、530に分けられることができる。また、CU535は、CU535と高さが同じであり、幅が半分である2個のPU540、545に分けられることができる。
図5(c)は、1個のCUが4個のPCに分割される一例を示す。例えば、CU550は、幅と高さがCU550の半分である4個のPU555、560、565、570に分けられることができる。
図6は、1個のCUから分けられることができるPUの多様な形態を概略的に示す図面である。
図6を参照すると、1個のCUブロックがその自体で符号化される場合のPU610を“PART_2N×2N”で表す。ここで、Nは0より大きい整数であり、2Nはピクセルの個数であり、該当ブロックの幅及び/又は高さを示す。
1個のCUが2個のPUで符号化される場合、PUの形態によって“PART_2N×N”である2個のPU620、“PART_N×2N”である2個のPU630、“PART_2N×nU”である2個のPU650、“PART_2N×nD”である2個のPU660、“PART_nL×2N”である2個のPU670、“PART_nR×2N”である2個のPU680などに分けられることができる。ここで、U、D、L、Rは、各々、非対称形状を対称形状と区分するためにNの代わりに使われた表現である。
1個のCUが4個のPUで符号化される場合には“PART_N×N”である4個のPU640に分けられることができる。
一方、CUがPUに分けられた前述したようなパーティション(partition)形態に応じて、現在ブロックのマージ対象を決定する方法を考慮することができる。
図7は、CUから分けられた2個のPUのマージ対象に関して概略的に説明する図面である。図7では、現在CU700が2個のPU710、720に分けられ、現在ブロック700の隣接ブロックとして、左側の2個のブロック740、750と上側ブロック730が存在する場合を例示して説明している。
図7の例において、周辺ブロックから獲得することができる動き情報の個数は、2個であってもよく、1個であってもよく、得ることができる情報がなくてもよい。
動き情報を得ることができない場合、周辺のブロック730、740、750が全部イントラ予測ブロックの場合であり、周辺ブロックから得ることができる可用動き情報の個数が0である。この場合には現在ブロックの予測のためにマージを適用することができず、したがって、復号化器にマージ情報を送信する必要がなくなる。
周辺ブロックから得ることができる動き情報が1個の場合は、左側ブロック740、750と上側ブロック730のうちいずれか一側がイントラ予測ブロックの場合である。イントラ予測ブロックからは動き情報を獲得することができないため、可用動き情報は一個となる。したがって、マージ情報として要求されるものはマージ可否を示すmerge_flagとなる。現在ブロックがマージをするようになる場合、現在ブロックの動き情報として利用することができる動き情報は一個しかないため、いずれの動き情報がマージの対象となるかを別途に指示する必要がない。したがって、merge_idx、merge_left_flagなどの他の情報は使用したり送信されたりする必要がない。
周辺ブロックから得ることができる動き情報が2個の場合としては、左側ブロック740、750のうち1個のブロックの動き情報と上側ブロック730の動き情報を得る場合を考慮することができる。この場合に得た2個の動き情報が互いに同じ場合は、周辺ブロックから得ることができる動き情報が1個の場合と同様に処理されることができる。周辺ブロックから得た2個の動き情報が互いに異なる場合には、merge_flagと共にmerge_left_flagなどの情報がマージ情報として要求される。
一方、図7に示すように、現在ブロック700の左側全体領域740、750と上側全体領域730からマージ対象になる動き情報を得ずに、現在ブロックのマージに利用する動き情報(候補動き情報)を周辺領域のうち決められたブロックからのみ得る方法を考慮することもできる。
図8は、決められた位置のブロックから候補動き情報を得る方法を概略的に示す図面である。図8を参照すると、現在ブロック(X)は、上側周辺領域のうち、左上段ブロック(E)、上側ブロック(B)、右上側ブロック(C)、左側周辺領域のうち、左側ブロック(A)、左下段ブロック(D)から候補動き情報を得てマージすることができる。また、同じ位置ブロック(X′)内の所定のブロック(M)と同じ位置ブロック(X′)の隣接ブロック(H)から候補動き情報を得てマージすることもできる。この時、同じ位置ブロックは、参照映像内のブロックであってもよい。
決められた位置の周辺ブロックを現在ブロックのマージに対する候補ブロックとして使用する場合、符号化器は、マージモードで使用するマージ候補リストを構成し、現在ブロックに対する動き情報をマージ候補リストの動き情報候補に基づいて設定することができる。
例えば、現在ブロック(PU又はCU)の周辺ブロックから動き情報候補を設定することができる。この時、時間的(temporal)動き情報候補を使用するための参照インデックスを設定し、時間的に類推された動き情報をマージ動き情報として設定することができる。ここで、時間的に類推された動き情報は、同じ位置(co−located)ブロックの動き情報を意味する。
マージ候補リストは、図8の周辺ブロック(A、B、C、D、E)と同じ位置の候補ブロックに対して所定の順序、例えば、A→B→C→D→E→同じ位置ブロックの順に該当ブロックの動き情報が現在ブロックのマージに利用可能かどうかを判断する。利用可能な場合には該当ブロックの動き情報をマージ候補リストに入力する。
マージ候補リスト内に同じ動き情報が存在する場合には、同じ動き情報のうち一個のみマージ候補リストに残す。
マージ候補リスト内の動き情報の数は、所定の個数で設定することができる。例えば、マージ候補リスト内の動き情報の数を最大5個になるように設定することができる。
現在ピクチャがBピクチャの場合、又は現在スライスがBスライスの場合には、双方向マージ候補を設定し、又はスケールされない(non−scaled)双方向マージ候補を設定したりすることができる。
また、ゼロ(0,0)動き情報をマージ候補として設定することができる。
マージ候補リストで、マージインデックス(merge_idx)が指示する動き情報を現在ブロックの動き情報として設定することができる。
現在ブロックの周辺ブロックから動き情報候補を設定する方法をさらに具体的に説明する。動き情報候補を設定するために、現在ブロックの左上段位置、現在ブロックの幅と高さに関する情報、現在ブロックを指示する情報が入力される。この時、現在ブロックはPUであってもよい。以下、説明の便宜のために、現在ブロックがPUの場合を例示して説明する。
現在PUの左上段位置は(xP,yP)のように与えられることができる。現在PUの高さと幅を指示する変数は(nPSW,nPSH)のように示すことができる。また、現在CU内にあるPUパーティションのうち、現在PUを指示するインデックスはPartIdxのように示すことができる。
1個のCUが2個のPUに分離される場合、それぞれのPUに対するPartIdxは‘0’又は‘1’の値を有することができる。例えば、左側又は上側PUに対するPartIdxの値を0、右側又は下側PUに対するPartIdxの値を1に設定することができる。1個のCUが4個のPUに分離される場合、それぞれのPUに対するPartIdxは‘0’、‘1’、‘2’又は‘3’の値を有することができる。例えば、左上のPUに対するPartIdx値を0、右上のPUに対するPartIdx値を1、左下のPUに対するPartIdx値を2、右下のPUに対するPartIdx値を3に設定することができる。
動き情報候補を設定するステップでは、次のような四つの情報−周辺PUの使用可能可否を知らせる変数(availableFlagN)、周辺PUの参照インデックス(refIdxLXN)、周辺PUに対する予測リスト利用可能可否を知らせる変数(predFlagLXN)、及び周辺PUに対する動き情報(例えば、動きベクトル、mvLXN)−が出力されることができる。ここで、Nは、図8で周辺PU A、B、C、D、Eのうちいずれか一つを指示する値であり、前記各変数又はインデックスは、Nが指示するPUに対する情報を示す。ここで、Xは0あるいは1に代替されることができる。例えば、Xが0の場合には、前記四つの情報のうち三つの情報はmvL0N、refIdxL0N、predFlagL0Nとなり、これはL0動き情報を意味する。また、Xが1の場合には、mvL1N、refIdxL1N、predFlagL1Nとなり、これはL1動き情報を意味する。この時、L0は参照映像リスト0(reference picture list 0)を意味し、L1は参照映像リスト1(reference picture list 1)を意味する。
現在ブロックと現在PU周辺のPU(空間的PU、図8のA、B、C、D、E)がマージ動き候補として使用可能かどうかを判断するために、以下のような順序が実行される。(以下、Nは図8のA、B、C、D、Eに代替されることができ、(xN,yN)は、(xP−1,yP+nPSH)、(xP−1,yP+nPSH−1)、(xP+nPSW,yP−1)、(xP+nPSW−1,yP−1)、(xP−1,yP−1)に代替されることができる。)
以下の条件のうち一つでも‘トルー’の場合、availableFlagNが‘0’に設定され、mmvLXNは‘0,0’に設定されることができる。
(1)NがEであり、availableFlagD+availableFlagA+availableFlagC+availableFlagBが‘4’である。
(2)[xN,yN]の位置にあるPUが使用不可能、又はイントラモードに符号化された。
(3)現在PUが“PART_2N×N”あるいは“PART_2N×nU”あるいは“PART_2N×nD”であり、PartIdxが‘1’であり、PartIdxが‘0’に該当するPU(xP,yP−1)と周辺PU(xN,yN)が以下(a)〜(c)の条件のように同じ動き情報を有する。
(a)mvLX[xP,yP−1]==mvLX[xN,yN]
(b)refIdxLX[xP,yP−1]==refIdxLX[xN,yN]
(c)predFlagLX[xP,yP−1]==predFlagLX[xN,yN]
(4)現在PUが“PART_N×2N”あるいは“PART_nL×2N”あるいは“PART_nR×2N”であり、PartIdxが‘1’であり、PartIdxが‘0’に該当するPU(xP−1,yP)と周辺PU(xN,yN)が以下(a)〜(c)の条件のように同じ動き情報を有する。
(a)mvLX[xP−1,yP]==mvLX[xN,yN]
(b)refIdxLX[xP−1,yP]==refIdxLX[xN,yN]
(c)predFlagLX[xP−1,yP]==predFlagLX[xN,yN]
(5)現在PUが“PART_N×N”であり、PartIdxが‘3’であり、PartIdxが‘2’に該当するPU(xP−1,yP)とPartIdxが‘0’に該当するPU(xP−1,yP−1)が以下(a)〜(c)の条件のように同じ動き情報を有しており、
(a)mvLX[xP−1,yP]==mvLX[xP−1,yP−1]
(b)refIdxLX[xP−1,yP]==refIdxLX[xP−1,yP−1]
(c)predFlagLX[xP−1,yP]==predFlagLX[xP−1,yP−1]
PartIdxが‘1’に該当するPU(xP,yP−1)と周辺PU(xN,yN)が以下(a)〜(c)の条件のように同じ動き情報を有する。
(a)mvLX[xP,yP−1]==mvLX[xN,yN]
(b)refIdxLX[xP,yP−1]==refIdxLX[xN,yN]
(c)predFlagLX[xP,yP−1]==predFlagLX[xN,yN]
(5)現在PUが“PART_N×N”であり、PartIdxが‘3’であり、PartIdxが‘1’に該当するPU(xP,yP−1)とPartIdxが‘0’に該当するPU(xP−1,yP−1)が以下(a)〜(c)の条件のように同じ動き情報を有しており、
(a)mvLX[xP,yP−1]==mvLX[xP−1,yP−1]
(b)refIdxLX[xP,yP−1]==refIdxLX[xP−1,yP−1]
(c)predFlagLX[xP,yP−1]==predFlagLX[xP−1,yP−1]
PartIdxが‘2’に該当するPU(xP−1,yP)と周辺PU(xN,yN)が以下(a)〜(c)の条件のように同じ動き情報を有する。
(a)mvLX[xP−1,yP]==mvLX[xN,yN]
(b)refIdxLX[xP−1,yP]==refIdxLX[xN,yN]
(c)predFlagLX[xP−1,yP]==predFlagLX[xN,yN]
前述した(1)乃至(5)が‘トルー(true)’に該当しない場合、availableFlagNは‘1’に設定され、mvLXN、refIdxLXN、predFlagLXNには、各々、mvLX[xN,yN]、refIdxLX[xN,yN]、predFlagLX[xN,yN]が設定される。
図9は、PUに適用されるマージの概念を概略的に説明する図面である。
図9を参照すると、1個のCUから図6で説明したパーティション形態を有するPUが分けられる。それぞれのPUは、図9に示すように、マージすることができる。例えば、PART_2N×2Nの場合、全体ブロックがインターモードに予測されて符号化されてもよく、全体ブロックにマージが適用されて符号化されてもよい。ここで、インターモードとは、インター予測モードのうちマージモードを除外した残りの方法によりインター予測が実行されるモードを意味する。
また、1個のCUが複数のPUに分けられた残りの場合に対しても、図示するように、各パーティション、すなわち、CUから分けられた各ブロックに対してマージが適用されることができる。この時、PUに分けられた場合にも、図示するように、CUレベルでマージが実行されることができる。
前述したように、マージに利用されることができる候補動き情報の個数とマージが利用可能かどうかをCUから分割されたPUのパーティション形態に基づいて判別することができる。
具体的に、現在ブロックと周辺ブロックが同じCU内にある場合、現在ブロックの動き情報は周辺ブロックの動き情報にマージしない。ここで、現在ブロックと周辺ブロックが同じCU内にあるとは、現在ブロックと周辺ブロックが1個のCU内にある2個のパーティションということを意味する。
同じCU内に2個のPU(第1のPU(PartIdx=0)及び第2のPU(PartIdx=1))がある場合、第1のPUと第2のPUは互いに同じ動き情報を有しない。したがって、第1のPUと第2のPUとの間にマージが適用されないようになる。すなわち、第1のPU動き情報及び第1のPUと同じ動き情報は、第2のPUのマージ候補リストに追加されないようにすることができる。
例えば、図5(B)のように、1個のCUが2個のPUに分けられる場合、2個のPUは互いに異なる動き情報を有する。図5(B)のような場合、1個のCUから2個のPUに分けられたにもかかわらず2個のPUが同じ動き情報を有するようになると、むしろ2個のPUではない1個のCUで符号化過程を進行することがさらに効率的であるということができる。したがって、1個のCU内の2個のPUがある場合には、この2個のPUが互いに異なる動き情報を有する。
CUが4個のパーティションに分けられる場合、例えば、CUが4個のPUに分けられる場合にも、同じ動き情報を有しないPU間にはマージが適用されないようになる。
例えば、図5(C)のように、1個のCUが4個のPU(第1のPU(PartIdx=0)、第2のPU(PartIdx=1)、第3のPU(PartIdx=2)、及び第4のPU(PartIdx=3))に分けられる場合、4個のPUが皆同じ動き情報を有することはできない。もし、1個のCU内にある4個のPUが同じ動き情報を有するようになると、前述したようにむしろCUをPUに分けずにCUレベルで符号化することがさらに効率的である。したがって、1個のCUが4個のPUに分けられると、この4個のPUのうち少なくとも一つは異なる動き情報を有するようになる。すなわち、第1のPU、第2のPU、第3のPUが全部同じ動き情報を有する場合、該当動き情報と同じ動き情報は第4のPUのマージ候補リストに追加されないようにすることができる。
図10は、CUが4個のPUに分けられた場合、各PUの動き情報に関して概略的に説明する図面である。図10を参照すると、1個のCUが4個のPU1010、1020、1030、1040に分けられている。
図10において、PU1010の動き情報とPU1030の動き情報が同じ場合、PU1040は、PU1020の動き情報と同じ動き情報を有することができない。もし、PU1010の動き情報とPU1030の動き情報が同じであり、PU1040とPU1020の動き情報が同じ場合、CUを4個のPUではなく、PU1010及びPU1030のブロックとPU1020及びPU1040のブロックとに分けられるPUパーティションを有して符号化することがさらに効率的である。したがって、図10において、PU1010の動き情報とPU1030の動き情報が同じ場合、PU1040は、PU1020の動き情報とは異なる動き情報を有しなければならない。すなわち、PU1020の動き情報は、PU1240のマージ候補リストに追加されないようにすることができる。
同様に、図10において、PU1010の動き情報とPU1020の動き情報が同じ場合、PU1040は、PU1030の動き情報と同じ動き情報を有することができない。もし、PU1010の動き情報とPU1020の動き情報が同じであり、PU1040とPU1030の動き情報が同じ場合、CUを4個のPUではなく、PU1010及びPU1020のブロックとPU1030及びPU1040のブロックとに分けられる2個のPUパーティションを有して符号化することがさらに効率的である。したがって、図10において、PU1010の動き情報とPU1020の動き情報が同じ場合、PU1040は、PU1030の動き情報とは異なる動き情報を有しなければならない。すなわち、PU1030の動き情報は、PU1040のマージ候補リストに追加されないようにすることができる。
図11は、図10で説明した、CUから分けられるPU間の関係を概略的に示す図面である。
図11(A)を参照すると、CU1100が4個のPU(1)〜(4)に分けられ、PU(1)とPU(3)の動き情報が同じであり、PU(2)とPU(4)の動き情報が同じ場合、符号化効率を考慮する時、前述したように、CU1100を2個のPU1110、1120に分けられることがさらに効率的である。
図11(B)を参照すると、CU1130が4個のPU(1)〜(4)に分けられ、PU(1)とPU(2)の動き情報が同じであり、PU(3)とPU(4)の動き情報が同じ場合、符号化効率を考慮する時、前述したように、CU1130を2個のPU1140、1150に分けられることがさらに効率的である。
また、図11(C)を参照すると、CU1160が4個のPU(1)〜(4)に分けられ、PU(1)、PU(2)、PU(3)、PU(4)の動き情報が全部同じ場合、符号化効率を考慮する時、1個のCU1160、すなわち、1個のPU1170で符号化を進行することがさらに効率的である。
このように、1個のCUから分けられるPUは、互いに異なる動き情報を有するようになるため、これを利用してマージの実行に必要な情報量を決定することができる。すなわち、1個のCUが2個のPUに分けられている場合、各PUパーティションは、互いに異なる動き情報を有するようになる。言い換えれば、2個のPUパーティション(PartIdx=0であるPUパーティションとPartIdx=1であるPUパーティション)は、同じ動き情報を有することができない。したがって、PartIdx=1であるPUパーティションのマージ候補リストに、PartIdx=0であるPUパーティションの動き情報と同じ動き情報が追加されないようにすることができる。
図12は、1個のCU1200が2個のPU1210、1220に分けられている時、現在PUの周辺ブロックのうち、現在ブロックのマージ候補ブロックとなることができるブロックを概略的に示す図面である。図12を参照すると、前述したように、現在PU1220をPartIdx=1であるPUパーティションとする時、現在PU1220の周辺ブロックであるA1、B1、B0、A0、B2の動き情報のうち、PartIdx=0である左側のPU1210と同じ動き情報を有するブロックの動き情報は、現在PU1220の動き情報候補として使われることができない。
したがって、PartIdx=1であるPUパーティションのマージ候補リストに、PartIdx=0であるPUパーティションの動き情報と同じ動き情報が追加されないようにすることができる。例えば、B1の動き情報がPartIdx=0であるPUパーティションの動き情報と同じ場合、B1の動き情報は、PartIdx=0であるPUパーティションのマージ候補リストに追加されない。
表1は、本発明が適用されるシステムにおいて、マージの情報量を決定する方法の一例を示す。
具体的に、表1は、1個のCUから分けられたPUが同じ動き情報を有することができるかに対し、前述した内容に基づいて現在ブロックにマージを適用する場合に送信される情報の種類と情報量を決定する一例を示している。
表1の例において、周辺ブロックが現在ブロック(例えば、PU)と同じCU内にあるブロック(例えば、PU)の場合、該当周辺ブロックは現在ブロックに対するマージ候補として使われない。すなわち、該当周辺ブロックの動き情報が現在ブロックの動き情報として使われないように、該当周辺ブロックの動き情報を現在ブロックのマージ候補として使用しない。この時、現在ブロックの動き情報をマージする動き情報を有する候補ブロックは、前述したように、現在ブロックのパーティション情報に基づいて決定されることができる。
図13は、周辺ブロックが現在ブロックと同じCU内の他のブロックの場合、現在ブロックがマージする一例を示す図面である。図13では、現在ブロックと周辺ブロックが同じCU内の互いに異なるPUの場合を例示して説明する。
図13を参照すると、同じCU内に2個のPUが存在する場合1310は、PART_2N×NであるPUの場合、PART_N×2NであるPUの場合、PART_2N×nUであるPUの場合、PART_2N×nDであるPUの場合、PART_nL×2NであるPUの場合、PART_nR×2NであるPUの場合がある。
各PUの候補ブロックとなる周辺ブロックは、CU内のPUのパーティション情報から決定されることができる。例えば、PART_2N×NであるPUの場合、上側のPUは上側周辺ブロックとマージすることができ、下側のPUは左側周辺ブロックとマージすることができる。PART_N×2NであるPUの場合、左側のPUは左側周辺ブロックとマージすることができ、右側のPUは上側の周辺ブロックとマージすることができる。PART_2N×nUであるPUの場合、上側のPUは上側周辺ブロックとマージすることができ、下側のPUは左側周辺ブロックとマージすることができる。PART_2N×nDであるPUの場合、上側のPUは上側周辺ブロックとマージすることができ、下側のPUは左側周辺ブロックとマージすることができる。PART_nL×2NであるPUの場合、左側のPUは左側周辺ブロックとマージすることができ、右側のPUは上側の周辺ブロックとマージすることができる。PART_nR×2NであるPUの場合、左側のPUは左側周辺ブロックとマージすることができ、右側のPUは上側の周辺ブロックとマージすることができる。
同じCU内の各PUにマージが実行されるかどうかが決定される。PUがマージするかに関する情報は、merge_flagにより指示されることができる。PUにマージを実行するかどうかは、符号化器あるいは符号化器内の所定のモジュール(例えば、動き予測部)で決定されることができる。マージを実行する場合、マージの対象ブロックは、前述したように、CU内のPUのパーティション情報により決定されることができる。
図13の場合にはCU内のPUパーティション情報から判断する時、PUの候補ブロックが一個存在するようになるため、PUがマージする場合にもマージする候補ブロックを指示するmerge_left_flagなどの情報を送信する必要がない。復号化器は、現在CUのパーティション情報に基づいて現在ブロックのマージ対象を特定することができる。
図13において、PART_2N×2NであるPUとPART_N×NであるPUは、マージに関する情報、例えば、マージ対象に関する情報まで復号化器に送信する。
図14は、周辺ブロックが現在ブロックと同じCU内の他のブロックの場合、現在ブロックがマージする他の例を示す図面である。図14では、現在ブロックと周辺ブロックが同じCU内の互いに異なるPUの場合を例示して説明する。
図14の例では、図13の例と違って、PART_2N×2NであるPUとPART_N×NであるPUの場合にはマージを適用しないようにすることによって、複雑度を減らし、送信情報量も減らすことができる。
図14の例でも、同じCU内に2個のPUが存在する場合1410、すなわちPART_2N×NであるPUの場合、PART_N×2NであるPUの場合、PART_2N×nUであるPUの場合、PART_2N×nDであるPUの場合、PART_nL×2NであるPUの場合、PART_nR×2NであるPUの場合、図示するように、図13と同様に、CUのパーティション情報に基づいてPUの動き情報として使われる動き情報候補を決定することができる。
図15は、周辺ブロックが現在ブロックと同じCU内の他のブロックの場合、現在ブロックがマージする他の例を示す図面である。図14では、現在ブロックと周辺ブロックが同じCU内の互いに異なるPUであり、CU単位のマージが実行される場合を例示して説明する。
図15を参照すると、CU単位マージの場合には、PUパーティション(PART_2N×2N、PART_N×N、PART_2N×N、PART_N×2N、PART_2N×nU、PART_2N×nD、PART_nL×2N、PART_nR×2N)別に2個のマージ類型を考慮することができる。図15の場合にも、CU内のPUパーティションによる候補ブロックは、図13及び図14の例と同様に決定されることができる。
一般的な予測モードにおいて、現在CUは、PU単位(Variable block size)に分離されて予測が実行されることができるが、CU単位マージを実行する場合にはCU単位にmerge_flagを介してマージを実行するかどうかを決定し、該当CU内の各PUで該当CUのパーティション情報を介してマージを実行する周辺ブロックを決定する。この時、merge_flagはCU単位に一つのみ送信される。CU単位にmergeを実行すると決定された場合、CU内の全てのPUに対してマージを実行する。CU単位にマージを実行しないと決定された場合、CU内の全てのPUに対してマージを実行せずに一般的な符号化方法(マージ以外のインター予測)を実行する。
CU単位マージの場合、該当CUとCU内のPUに対してはMerge_left_flagを送信しない。復号化器は、CU内のPUパーティション情報に基づいてCU内の各PUがマージする周辺ブロックを決定することができる。
PART_2N×2NとPART_N×NであるPUの場合にはマージ情報を復号化器に送信し、復号化器は、受信したマージ情報に基づいてマージを実行するようにすることができる。
一方、1個のCU内に4個のPUが存在し、4個のPUのうち一個が現在ブロックであり、4個のPUのうち一部が同じ動き情報を有することができる場合には、現在ブロックのマージ対象を決定するために、以前PU(現在CU内の他のPU)のマージ情報も共に考慮する必要がある。
前述したように、CUが4個のPUに分けられる場合、4個のPUに対する動き情報が全部同じではない。したがって、4個のPUのうち一部が同じ動き情報を有することができる場合には、現在ブロックのマージ対象を決定するために、以前PUパーティションのマージ情報も共に考慮する必要がある。
図10を参照すると、PU1010、PU1020、PU1030が互いにマージされた時、PU1040は、PU1010、PU1020、PU1030とマージすることができない。すなわち、PU1040は、周辺ブロックとマージできなくなり、PU1040に対するマージ情報を送信しなくても、復号化器側ではPU1040がPU1010、PU1020、PU1030とマージすることができないことを判断することができる。また、現在ブロックが属するCU(現在CU)のパーティション情報(例えば、PUパーティション情報)と周辺ブロックのパーティション情報(例えば、PUパーティション情報)を利用して現在ブロックのマージ対象を決定することができる。
図16は、同じCU内の2個のブロック(例えば、PU)に対して、他のブロックのマージ情報を利用して現在ブロックのマージ情報を決定する例を概略的に説明する図面である。
同じCU内に2個以上のPUがある場合、2番目以後のPUに対するマージ情報を符号化する時は、同じCU内で以前に符号化されたPUのマージ情報を利用することができる。ここで、2番目以後のブロック(例えば、PU)とは、現在PUがPART_2N×N又はPART_N_2Nのように2個のPUに分けられる場合には右側のPUあるいは下側のPU、すなわち、PartIdx=1のPUである。現在PUがPART_N×Nの場合には、PartIdx値が1、2、3に該当するPUを2番目以後のPUということができる。
例えば、図16(A)のように、CU1600内の2個のPU1610、1620のうちPU(PartIdx=0)1610が左側ブロック1630とマージされた場合、現在ブロック(PartIdx=1)1620にはマージが適用されない。PU1610が左側ブロック1630とマージされるということは、PU1610の動き情報が左側ブロック1630の動き情報と同じであるということを意味する。したがって、現在ブロック1620の動き情報は、前述したように、左側ブロック1630の動き情報と異なり、現在ブロックは、左側ブロック1630にマージすることができない。
また、図16(A)のように、CU1600内の2個のPU1610、1620のうちPU(PartIdx=0)1610が左側ブロック1630とマージされた場合、現在ブロック(PartIdx=1)1620をマージ候補リストに左側ブロック1630の動き情報を追加しない。PU1610が左側ブロック1630とマージされるということは、PU1610の動き情報が左側ブロック1630の動き情報と同じであるということを意味する。したがって、現在ブロック1620の動き情報は、前述したように、左側ブロック1630の動き情報と異なり、現在ブロックは、左側ブロック1630にマージすることができない。
また、図16(B)の例において、CU1640内の2個のPU1650、1660のうちPU13650が左側ブロック1670とマージされた場合、現在ブロック1660がマージすることができる周辺ブロックは左側ブロック1680となる。この場合、現在ブロック1660がマージすることができる空間的な対象は、左側ブロック1680一個である。したがって、符号化器側では、2個の周辺ブロックが存在するが、merge_left_flagなどでマージ対象を指示せず、単純にmerge_flagのみを復号化器に伝達することができる。
この場合、復号化器は、受信したmerge_flagが現在ブロック1660がマージするということを指示すると、同じCU内の他のブロック1650のマージ情報を確認することができる。他のブロック1650が左側ブロック1670)にマージするということを確認すると、現在ブロック1660のマージ対象を指示する情報(例えば、merge_left_flag)がなくても現在ブロック1660のマージ対象を特定することができる。
一方、前述したように、現在ブロックの周辺ブロックのうち特定位置のブロックを現在ブロックのマージ候補ブロックとして予め決め、マージ候補ブロックの動き情報を利用して現在ブロックの動き情報を予測するようにすることができる。
図17は、マージ候補ブロックを所定の周辺ブロックに限定した場合、他のブロックの動き情報を利用して現在ブロックの動き情報を決定する一例を概略的に説明する図面である。図17では、現在CU1700内に2個のブロック1705、1710が存在する場合を例示して説明している。図17において、2個のブロック1705、1710は、PART_N×2N、PART_nL×2NあるいはPART_nR×2Nのブロックであり、PUであってもよい。
前述したように、現在ブロックに対する空間的なマージ候補は、現在ブロックの上側にある所定の周辺ブロック及び現在ブロックの左側にある所定の周辺ブロックとなることができる。
例えば、ブロック1705がマージする場合には、図8で説明したように、ブロック1705の左上側にある周辺ブロック1715、ブロック1705の上側にある周辺ブロック1720、ブロック1705の右上側にある周辺ブロック1725、ブロック1705の左側にある周辺ブロック1740、ブロック1705の左下側にある周辺ブロック1745がブロック1705に対する空間的マージ候補ブロックとなることができる。
図16で説明したように、現在CU内のブロック(例えば、PU)のうち2番目以後のブロックに対しては該当ブロック(現在ブロック)のマージ情報を決定する時に他のブロックのマージ情報を利用することができる。
例えば、図17において、ブロック1710が現在ブロックと仮定すると、現在ブロック1710のマージ情報は、他のブロック1705のマージ情報を利用して決定することができる。図17において、現在ブロック1710の左上側にある周辺ブロック1720、現在ブロックの上側にある周辺ブロック1730、現在ブロックの右上側にある周辺ブロック1735、現在ブロックの左側にある周辺ブロック1750、現在ブロックの左下側にある周辺ブロック1755が現在ブロック1710に対する空間的マージ候補ブロックとなることができる。
この時、同じCU1700内の他のブロック1705がマージするブロックは、現在ブロックのマージ候補ブロックとなることができない。したがって、図17において、ブロック1705が周辺ブロック1720とマージすると、周辺ブロック1720は現在ブロック1710のマージ候補ブロックから除外される。現在ブロック1710に関するマージ情報(例えば、merge_idx)は、他のブロック1705が周辺ブロック1720にマージするという情報に基づいて周辺ブロック1720を現在ブロック1710のマージ候補ブロックから除外して生成されることができる。
図18は、マージ候補ブロックを所定の周辺ブロックに限定した場合、他のブロックの動き情報を利用して現在ブロックの動き情報を決定する他の例を概略的に説明する図面である。図18では、現在CU1800内に2個のブロック1805、1810が存在する場合を例示して説明している。図18において、2個のブロック1805、1810は、PART_2N×N、PART_2N×nNあるいはPART_2N×nDのブロックであり、PUであってもよい。
図18の例において、ブロック1805がマージする場合には、図8で説明したように、ブロック1805の周辺ブロックのうちブロック1815、1820、1825、1830、1835がブロック1805に対する空間的マージ候補ブロックとなることができる。
図18において、ブロック1810が現在ブロックと仮定すると、現在ブロック1810のマージ情報を他のブロック1805のマージ情報を利用して決定することができる。図18において、現在ブロック1810の左上側にある周辺ブロック1830、現在ブロックの上側にある周辺ブロック1840、現在ブロックの右上側にある周辺ブロック1845、現在ブロックの左側にある周辺ブロック1850、現在ブロックの左下側にある周辺ブロック1855が現在ブロック1810に対する空間的マージ候補ブロックとなることができる。
この時、同じCU1800内の他のブロック1805がマージするブロックは、現在ブロック1810のマージ候補ブロックとなることができない。したがって、図18において、ブロック1805が周辺ブロック1830とマージすると、周辺ブロック1830は現在ブロック1810のマージ候補ブロックから除外される。現在ブロック1810に関するマージ情報(例えば、merge_idx)は、他のブロック1805が周辺ブロック1830にマージするという情報に基づいて周辺ブロック1830を現在ブロック1810のマージ候補ブロックから除外して生成されることができる。
図19は、マージ候補ブロックを所定の周辺ブロックに限定した場合、他のブロックの動き情報を利用して現在ブロックの動き情報を決定する他の例を概略的に説明する図面である。図19では、現在CU1900内に4個のブロック1905、1910、1915、1920が存在する場合を例示して説明している。図19において、4個のブロック1905、1910、1915、1920は、PART_N×Nのブロックであり、PUであってもよい。
図19の例において、ブロック1905がマージする場合には、図8で説明したように、ブロック1905の空間的周辺ブロックのうち、ブロック1925、1930、1935、1950、1955がブロック1905に対するマージ候補ブロックとなることができる。ブロック1910がマージする場合には、ブロック1910の空間的周辺ブロックのうち、ブロック1930、1940、1945、1970、2000がブロック1910に対するマージ候補ブロックとなることができる。また、ブロック1915がマージする場合には、ブロック1915の空間的周辺ブロックのうち、ブロック1950、1970、1975、1960、1965がブロック1915に対するマージ候補ブロックとなることができる。ブロック1920がマージする場合には、ブロック1920の周辺ブロックのうち、ブロック1970、1980、1985、1990、1995がブロック1920に対する空間的マージ候補ブロックとなることができる。このうち、ブロック1985とブロック1995は、該当ブロックが復号化された場合、ブロック1920に対する空間的マージ候補ブロックとなることができる。
図19でも、現在ブロックのマージ情報を他のブロックのマージ情報を利用して決定することができる。
図19において、ブロック1920が現在ブロックと仮定すると、図10の場合のように、ブロック1905、ブロック1910、ブロック1915がマージする場合、現在ブロック1920のマージ情報は、ブロック1905、ブロック1910、ブロック1915のマージ情報を利用して決定されることができる。例えば、ブロック1905とブロック1910が周辺ブロック1930にマージし、ブロック1915が周辺ブロック1970又は周辺ブロック1975にマージする場合を考慮することができる。この場合、同じCU1900内の他の3個のブロック1905、1910、1915は同じ動き情報を有するようになる。したがって、現在ブロック1920は、周辺ブロック1970、1980、1990にマージすることができず、周辺ブロック1995と周辺ブロック1985のうち、ブロック1905、1910、1915の動き情報と異なる動き情報を有するブロックにマージすることができる。このうち、ブロック1985とブロック1995は、該当ブロックが復号化された場合、ブロック1920に対する空間的マージ候補ブロックとなることができる。
この場合には、現在ブロック1920がマージすることができる候補ブロックが周辺ブロック1995と周辺ブロック1985の2個であるため、merge_left_flagで現在ブロック1920のマージ候補ブロックを指示することもできる。
図20は、本発明が適用されるシステムにおいて、符号化器の動作を概略的に説明する順序図である。
図20を参照すると、符号化器は、現在ブロックに対する予測を実行する(S2010)。現在ブロック(現在PU)に対する予測モードがイントラではない場合、現在ブロックに対してマージモードを適用することができる。この時、現在ブロックの動き情報、例えば、マージモードを適用するか、いずれの周辺ブロックの動き情報にマージするかなどを現在ブロックと同じCU内にある他のブロック(例えば、他のPU)の動き情報に基づいて決定することもできる。具体的な内容は図3などを利用して前述した通りである。
符号化器は、現在ブロックに対する予測を実行した後、予測結果に関する情報をエントロピー符号化する(S2020)。例えば、符号化器は、現在ブロックに対する予測ブロック及び/又は現在ブロックに対する予測の実行に必要な情報などをエントロピー符号化することができる。
符号化器は、エントロピー符号化された情報をビットストリームを介して復号化器に送信することができる(S2030)。
図21は、本発明が適用されるシステムにおいて、復号化器の動作を概略的に説明する順序図である。
図21を参照すると、復号化器は、符号化器から受信した映像情報をエントロピー復号化する(S2110)。映像情報は、符号化器から受信されるビットストリームに含まれて復号化器に送信される。映像情報は、現在ブロックに対する予測ブロック、レジデュアルブロック、予測のための情報などを含む。
復号化器は、エントロピー復号化された情報に基づいて現在ブロックに対する予測を実行する(S2120)。現在ブロックがインター予測モードの場合、現在ブロックの動き情報を現在CUのパーティション情報などから誘導することができる。例えば、復号化器は、現在ブロックにマージが適用されることができるか、どの程度多くの動き情報候補があるか、いずれの動き情報候補にマージするかなどのような情報の一部又は全部を誘導することができる。この場合、復号化器は、現在ブロックと同じCU内の他のPUに関する動き情報を利用して現在ブロックの動き情報を誘導することもできる。具体的な内容は、図4などを利用して前述した通りである。
復号化器は、予測の結果に基づいて再生信号を生成して映像を再生することができる(S2130)。
前述した例示的なシステムにおいて、方法は一連のステップ又はブロックで順序図に基づいて説明されているが、本発明は、ステップの順序に限定されるものではなく、あるステップは前述と異なるステップと異なる順序に又は同時に発生することができる。また、前述した実施例は、多様な態様の例示を含む。したがって、本発明は、特許請求の範囲に属する全ての交替、修正及び変更を含む。
以上、本発明に関する説明において、一構成要素が他の構成要素に“連結されている”又は “接続されている”と言及された場合、前記一構成要素が他の構成要素に直接的に連結されていたり、接続されていたりすることもできるが、前記二つの構成要素の間に他の構成要素が存在することもできると理解されなければならない。反面、一構成要素が他の構成要素に“直接連結されている”又は“直接接続されている”と言及された場合、二つの構成要素の間に他の構成要素が存在しないと理解されなければならない。
(1)本発明の一実施形態による映像復号化装置は、受信したビットストリームに含まれる映像情報をエントロピー復号化するエントロピー復号化部と、前記エントロピー復号化された映像情報に基づいて、現在のブロックの周辺ブロックから、前記周辺ブロックの動き情報を取得するとともに、前記取得した動き情報に基づいて、前記現在のブロックの動き情報を判定して、前記現在のブロックの予測を行う予測部と、を備え、前記予測部は、前記周辺ブロックが前記現在のブロックと同じ符号化ユニットに属する場合、前記周辺ブロックの動き情報を前記現在ブロックのマージ候補としては用いない。
(2)(1)において、前記予測部は、前記符号化ユニットが複数の予測ユニットに分割される形状が2N×N,2N×nUまたは2N×nDであり、かつ、前記現在のブロックが前記複数の予測ユニットにおける下側に位置するユニットである場合、前記現在のブロックの上側と隣接する周辺ブロックの動き情報を、前記現在のブロックのマージ候補としては用いない。
(3)(1)において、前記予測部は、前記符号化ユニットが複数の予測ユニットに分割される形状がN×2N,nL×2NまたはnR×2Nであり、かつ、前記現在のブロックが前記複数の予測ユニットにおける右側に位置するユニットである場合、前記現在のブロックの左側と隣接する周辺ブロックの動き情報を、前記現在のブロックのマージ候補としては用いない。
Claims (12)
- 現在ブロックに対する予測を実行するステップ;及び、
前記予測された情報をエントロピー符号化して送信するステップ;を含み、
前記予測を実行するステップは、
前記現在ブロックの周辺ブロックから、前記周辺ブロックの動き情報を獲得するステップ;及び、
前記獲得した動き情報に基づいて前記現在ブロックの動き情報を決定するステップ;を含み、
前記送信ステップでは前記現在ブロックの予測に必要な情報を共に送信することを特徴とする映像情報符号化方法。 - 前記周辺ブロックは、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属するブロックであり、前記周辺ブロックの動き情報は、前記符号化ユニットのパーティション情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の映像情報符号化方法。
- 前記現在ブロックの動き情報を決定するステップでは、前記周辺ブロックが前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する場合、前記周辺ブロックの動き情報及び前記周辺ブロックの動き情報と同じ動き情報を前記現在ブロックのマージ候補から除外することを特徴とする請求項1に記載の映像情報符号化方法。
- 前記予測を実行するステップでは、前記現在ブロックに対する動き情報は、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する他のブロックの動き情報と同じ動き情報にはマージしないことを特徴とする請求項1に記載の映像情報符号化方法。
- 前記現在ブロックの周辺ブロックの動き情報のうち前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する他のブロックの動き情報と同じではない動き情報候補が存在し、前記現在ブロックの動き情報をマージモードにより予測する場合、前記現在ブロックの動き情報決定ステップでは、前記現在ブロックの動き情報を前記動き情報候補にマージすることを特徴とする請求項1に記載の映像情報符号化方法。
- 前記現在ブロックがPART_N×Nであり、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する3個のブロックの動き情報が同じ場合、前記予測ステップでは、前記現在ブロックの動き情報を前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する3個のブロックの動き情報にマージしないことを特徴とする請求項1に記載の映像情報符号化方法。
- ビットストリームを受信するステップ;
前記ビットストリームに含まれている映像情報をエントロピー復号化するステップ;及び、
前記エントロピー復号化された映像情報に基づいて現在ブロックに対する予測を実行するステップ;を含み、
前記予測を実行するステップは、
前記現在ブロックの周辺ブロックから、前記周辺ブロックの動き情報を獲得するステップ;及び、
前記獲得した動き情報に基づいて前記現在ブロックの動き情報を決定するステップ;を含むことを特徴とする映像情報復号化方法。 - 前記周辺ブロックは、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属するブロックであり、前記周辺ブロックの動き情報は、前記符号化ユニットのパーティション情報を含むことを特徴とする請求項7に記載の映像情報復号化方法。
- 前記現在ブロックの動き情報を決定するステップでは、前記周辺ブロックが前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する場合、前記周辺ブロックの動き情報及び前記周辺ブロックの動き情報と同じ動き情報を前記現在ブロックのマージ候補から除外することを特徴とする請求項7に記載の映像情報復号化方法。
- 前記予測を実行するステップでは、前記現在ブロックに対する動き情報は、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する他のブロックの動き情報と同じ動き情報にはマージしないことを特徴とする請求項7に記載の映像情報復号化方法。
- 前記現在ブロックの周辺ブロックの動き情報のうち前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する他のブロックの動き情報と同じではない動き情報候補が存在し、前記現在ブロックの動き情報をマージモードにより予測する場合、前記現在ブロックの動き情報決定ステップでは、前記現在ブロックの動き情報を前記動き情報候補にマージすることを特徴とする請求項7に記載の映像情報復号化方法。
- 前記現在ブロックがPART_N×Nであり、前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する3個のブロックの動き情報が同じ場合、前記予測ステップでは、前記現在ブロックの動き情報を前記現在ブロックと同じ符号化ユニットに属する3個のブロックの動き情報にマージしないことを特徴とする請求項7に記載の映像情報復号化方法。
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