JP2013545128A - 多チャネルオーディオ信号をダウンミックスする方法及び装置 - Google Patents

多チャネルオーディオ信号をダウンミックスする方法及び装置 Download PDF

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Abstract

多チャネル周波数係数それぞれについて、PCMオーディオサンプルのエンコード時に適用されたブロックタイプを判断し、ターゲットチャネル内で最も多く使われたタイプの多チャネル周波数係数を周波数ドメインで予めダウンミックスした後、ダウンミックスされた結果を残りのチャネルの信号と時間ドメインでダウンミックスすることで、多チャネルオーディオ信号の処理にかかる演算量及び電力消耗を低減させるダウンミックス技術が開示される。

Description

本発明は、多チャネルオーディオ信号をダウンミックスする方法及びそのための装置に関する。
マルチメディア処理技術が発展するにつれてオーディオチャネルの数は非常に多様になった。過去1チャネル(モノ)から始まったオーディオ信号は、2チャネル(ステレオ)を経て現在は5.1チャネル及び7.1チャネルのオーディオ信号が一般的に広く使われており、それ以上の多チャネルオーディオ信号を出力できる音響機器も生産されている。
このような多チャネルオーディオ信号を完璧に出力するためには、多チャネルオーディオ信号を支援する音響装備が求められるので、可用電力、信号処理リソース、出力スピーカの数が制限されるモバイル機器では多チャネルオーディオ信号を正常に出力できない。よって、モバイル機器では、多チャネルオーディオソースをステレオまたはモノサウンドにチャネル数を低減させるエンコードを行うが、このような過程をダウンミックス(down mix)という。
図1は、多チャネルオーディオ信号をダウンミックスする一般的な過程を説明するためのブロック図である。図1に示したように、マルチチャネルオーディオのビットストリームは、ブロック110に入力されてアンパック(unpack)される。ブロック120で、アンパックされた情報は逆量子化して多チャネルそれぞれについての周波数係数が復元される。
ブロック130で、多チャネル周波数係数は、それぞれ逆変換(Inverse Transform)過程を通じて時間ドメインの信号に変換される。例えば、5.1チャネルのビットストリームをステレオチャネルにダウンミックスする場合、ブロック130では5チャネル周波数係数それぞれについて逆変換を行い、その結果、5つの周波数係数が生成される。一般的に、5.1チャネルオーディオ信号をダウンミックスする時、LFE(Low Frequency Effects)チャネルの信号は捨てられるからである。ここで、逆変換過程は、周波数ドメインの信号を時間ドメインの信号に変換する過程であり、一般的にIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)方式が使われる。
ブロック140では、多チャネル周波数係数から変換された時間ドメインのオーディオ信号のレベルを各チャネル別に好適に調節した後、調節された多チャネルオーディオ信号をステレオチャネルにダウンミックスする。一般的に5.1チャネルのオーディオ信号レベルは、ステレオチャネルにダウンミックスされる時に次のように調節される。
Lo=L+0.707C+0.707Ls
Ro=R+0.707C+0.707Rs
(Lo、Ro:ステレオ左/右、L:left、R:Right、Ls:Left Surround、Rs:Right Surround、C:Center)
ブロック150では、オーディオコーデックによって必要な後処理(例えば、Overlap and Add process)を行って最終的なステレオ信号を出力する。
このような一般的なダウンミックス方式によれば、オーディオソースのチャネル数を低減させられるので、多チャネルオーディオ信号をモバイル機器に好適なステレオチャネルオーディオ信号に変換可能になる。しかし、このようなダウンミックス過程は、多くの電力及びリソースが要求される。特に、逆変換過程では非常に多い演算量が要求されるが、オーディオソースのチャネル数が多くなるほどリソース及び電力の消耗量がさらに大きくなるので、モバイル機器のように制限された能力を持つ機器で多チャネルオーディオ信号をダウンミックスするためには、さらに少ない演算量及び電力がかかるダウンミックス方式が必要である。
本発明は、多チャネルオーディオ信号を少ない演算量及び電力でダウンミックスするための方法及び装置を提供する。
本発明の一実施形態は、多チャネルオーディオ信号をターゲットチャネルにダウンミックスする方法において、多チャネル周波数係数それぞれに対して該オーディオサンプルのエンコードに適用されたブロックタイプを判断する段階と、前記判断結果によってターゲットチャネルそれぞれについて最も多く使われたブロックタイプの周波数係数同士でダウンミックスする段階と、前記ダウンミックスされた結果で生成された周波数係数及び前記多チャネル周波数係数のうち、ダウンミックスされていない周波数係数を時間ドメインの信号に変換する段階と、前記時間ドメインの信号を用いてターゲットチャネルの信号を生成する段階と、を含む。
前記ターゲットチャネルの信号を生成する段階は、前記ダウンミックスされていない周波数係数から生成された信号のレベルを調節する段階と、前記調節された信号と、前記ダウンミックス結果で変換された周波数係数から生成された信号とをダウンミックスする段階と、を含む。
前記ダウンミックスする段階は、ダウンミックス方式がStereo Left/Right only方式であり、使用頻度の同じブロックタイプが複数である場合、前記多チャネル周波数係数のうちステレオチャネルに反映される周波数係数を定め、前記定められた周波数係数に使われていないブロックタイプを、前記最も多く使われたブロックタイプと定める段階を含む。
本発明の他の実施形態は、多チャネルオーディオ信号をターゲットチャネルにダウンミックスする装置において、多チャネル周波数係数それぞれについて、該オーディオサンプルのエンコードに適用されたブロックタイプを判断するブロックタイプ判断部と、前記判断結果によって、ターゲットチャネルそれぞれについて最も多く使われたブロックタイプの周波数係数同士でダウンミックスするダウンミックス実行部と、前記ダウンミックスされた結果で生成された周波数係数及び前記多チャネル周波数係数のうち、ダウンミックスされていない周波数係数を時間ドメインの信号に変換する変換部と、前記時間ドメインの信号を用いてターゲットチャネルの信号を生成するターゲットチャネル信号生成部と、を備える。
前記ターゲットチャネル信号生成部は、前記ダウンミックスされていない周波数係数から生成された信号のレベルを調節するレベル調節部と、前記調節された信号と、前記ダウンミックス結果で変換された周波数係数から生成された信号とをダウンミックスするダウンミックス部と、を備える。
前記ダウンミックス実行部は、前記ダウンミックス部がStereo Left/Right only方式を使い、使用頻度の同じブロックタイプが複数である場合、前記多チャネル周波数係数のうちステレオチャネルに反映される周波数係数を定め、前記定められた周波数係数に使われていないブロックタイプを、前記最も多く使われたブロックタイプと定める。
本発明のさらに他の実施形態は、前記ダウンミックス方法コンピュータで行わせるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明の一実施形態によれば、多チャネル周波数係数のうち、ステレオチャネルそれぞれでメジャー(major)タイプブロックを用いてエンコードされた一部の周波数係数は、周波数ドメインで予めダウンミックスされる。よって、本発明の一実施形態によれば、多チャネル周波数係数それぞれについて逆変換を行う既存方式に比べて逆変換を行う回数が低減するため、多チャネルオーディオ信号のダウンミックスに必要な演算量及び電力消耗量を低減させる。
多チャネルオーディオ信号をダウンミックスする一般的な過程を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施形態によって多チャネルオーディオ信号をダウンミックスする過程を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施形態によって多チャネルオーディオ信号をダウンミックスする過程を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態によってステレオ信号を生成する過程を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態によって5.1チャネルのオーディオ信号をLeft/Right only方式でダウンミックスする過程を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施形態によって5.1チャネルのオーディオ信号をLeft/Right total方式でダウンミックスする過程を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施形態によって7.1チャネルのオーディオ信号をLeft/Right only方式でダウンミックスする過程を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施形態によって7.1チャネルのオーディオ信号をLeft/Right total方式でダウンミックスする過程を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施形態によるダウンミックス装置の構造を示す図面である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
以下のあらゆる実施形態では、多チャネルオーディオ信号をステレオチャネル(2チャネル)にダウンミックスする場合を仮定するが、本発明が適用される領域は、ミックスダウンの結果であるターゲットチャネルがステレオである場合に限定されるものではない。
図2は、本発明の一実施形態によって多チャネルオーディオ信号をダウンミックスする過程を説明するためのブロック図である。図2に示したように、マルチチャネルオーディオのビットストリームは、ブロック210に入力されてアンパック(unpack)される。ブロック211で、アンパックされた情報は逆量子化し、多チャネルそれぞれについての周波数係数が復元される。
ブロック212で、多チャネル周波数係数は、それぞれ既定値を乗算してそのレベルが好適に調節された後、周波数ドメインでダウンミックスされる。ブロック212の入力、すなわち、ブロック211で復元された周波数係数は、エンコーダで多チャネルオーディオソースのPCM(Pulse Coding Modulation)オーディオサンプルのブロックをエンコードして生成されるものである。一般的に、エンコードに適用されるブロックタイプは、エンコードに使うオーディオサンプルブロックの長さによってlong/shortの2つに大別される。ブロック212で周波数係数同士でダウンミックスする過程は、オーディオソースのエンコード時に同じブロックタイプが適用されたチャネル同士のみ可能である。
ブロック212では、多チャネルの周波数係数ののうち最も多く使われたブロックタイプ(以下では、メジャー(major)タイプと称する)を、ステレオチャネルそれぞれについて定め、メジャータイプのブロックが適用された周波数係数のレベルを好適に調節してダウンミックスする。このような周波数ドメインでのダウンミックス(pre−downmix)はステレオチャネルそれぞれについて行われ、メジャータイプが適用されない周波数係数は、周波数ドメインでダウンミックスされない。
ブロック213では、ステレオLeftチャネルについてダウンミックスされた結果を逆変換(Inverse Transform)する。ブロック214では、いかなるステレオチャネルでもダウンミックスされていない周波数係数が逆変換される。ブロック215では、ステレオRightチャネルでついてダウンミックスされた結果を逆変換する。
ブロック216では、いかなるステレオチャネルでもダウンミックスされていない周波数係数のレベルが好適に調節される。前述したように、周波数ドメインで予めダウンミックスされた周波数係数は、ブロック212でダウンミックスされる前にそのレベルが好適に調節されたので、該チャネルのオーディオ信号は再び時間ドメインでレベルを調節する必要がない。
ブロック217で、逆変換結果で生成されたオーディオ信号は、時間ドメインからステレオチャネル別にダウンミックスされる。ブロック218では、オーディオコーデックによって必要な後処理(例えば、Overlap and Add process)を行って最終的なステレオオーディオ信号を出力する。
このように、本発明の一実施形態によれば、多チャネル周波数係数のうちステレオチャネルそれぞれでメジャータイプブロックを用いてエンコードされた一部の周波数係数は、周波数ドメインで予めダウンミックスされる。よって、本発明の一実施形態によれば、多チャネル周波数係数それぞれについて逆変換を行う既存方式に比べて逆変換を行う回数が低減するため、多チャネルオーディオ信号のダウンミックスに必要な演算量及び電力消耗量を低減させる。
図3は、本発明の一実施形態によって多チャネルオーディオ信号をダウンミックスする過程を説明するためのフローチャートである。
段階310で、各多チャネル周波数係数について、エンコードに適用されたブロックタイプを判断する。一般的に、long/shortの2タイプに大別される。段階320で、各ステレオチャネルについて最も多く使われたブロックタイプ(major type)を定める。例えば、もしステレオRightチャネルに反映されるC、R、Rsチャネルの周波数係数が、それぞれ順にlong、short、shortタイプのブロックを用いてエンコードされたならば、ステレオRightチャネルでのメジャータイプは、shortタイプになる。
一方、多チャネルをステレオにダウンミックスする方式は、Left/Righttotal方式とLeft/Right only方式とに大別される。Left/Right total方式は、ステレオLeftチャネルサウンドにRs成分が反映され、ステレオRightチャネルサウンドにLs成分が反映される。一般的に、5.1チャネルをLeft/Right total方式によってステレオにダウンミックスする場合、以下の式が用いられる。
Lt=L+0.707C−0.707(Ls+Rs)
Rt=R+0.707C+0.707(Ls+Rs)
(Lt、Rt:ステレオ左/右、L:left、R:Right、Ls:Left Surround、Rs:Right Surround、C:Center)
一方、Left/Right only方式は、多チャネルのサウンド成分がユーザの位置を基準として左/右の一方向に属する多チャネル成分は、反対側ステレオチャネルに反映させない方式である。一般的に、5.1チャネルをLeft/Right only方式によってステレオにダウンミックスする場合、以下の式が用いられる。
Lo=L+0.707C+0.707Ls
Ro=R+0.707C+0.707Rs
(Lo、Ro:ステレオ左/右、L:left、R:Right、Ls:Left Surround、Rs:Right Surround、C:Center)
段階320で各ステレオチャネルでメジャータイプを定める時、2つのブロックタイプが同一回数で使われた場合がありうる。この場合、Left/Right only方式では、多チャネル周波数係数のうち共通チャネル(ステレオチャネルの両方に反映されるチャネル)の周波数係数に使われていないブロックタイプをメジャータイプと定めることが望ましい。例えば、多チャネルオーディオソースのうち、共通チャネルがセンター(C)である場合、センターに適用されたブロックがLongタイプならば、shortタイプをメジャータイプと定めることが望ましい。共通チャネルの周波数係数は一回のみ逆変換を行った後、ステレオチャネルの両側で好適にレベルを調節して時間ドメインでダウンミックスすることで、共通チャネルの周波数係数を周波数ドメインでダウンミックスする場合より逆変換回数を低減させられるからである。このような場合についての具体的な実施形態は、図7を参照して後述する。
段階330で、各ステレオチャネルについてメジャータイプのブロックが適用された周波数係数同士でダウンミックスする。ここで、各チャネル別周波数係数のレベルは、ダウンミックスされる前に好適に調節される。
例えば、もしステレオRightチャネルに反映されるC、R、Rsチャネルの周波数係数が、それぞれ順にlong、short、shortタイプのブロックを用いてオーディオサンプルをエンコードした結果ならば、メージャータイプ(short)が適用されたR、Rsチャネルの周波数係数同士のみダウンミックスされる。例えば、Rsチャネルの周波数係数は、数式Ro=R+0.707C+0.707Rsによって0.707を乗算してレベルが調節され、レベル調節されたRs成分及びR成分は、周波数ドメインでダウンミックスされる。
段階340で、ダウンミックスされた結果で生成された周波数係数及びダウンミックスされていない周波数係数は、それぞれ逆変換を通じて時間ドメインの信号に変換される。多チャネル周波数係数のうち一部(メジャータイプが適用された成分)は、周波数ドメインで予めダウンミックスされるので、段階340での逆変換実行回数は多チャネルのチャネル数より少なくなる。
段階350で、時間ドメインの信号を用いてステレオ信号を生成する。段階350の過程は、以下の図4でさらに詳細に説明する。
図4は、本発明の一実施形態によってステレオ信号を生成する過程を説明するためのフローチャートである。
段階410で、ダウンミックスされていない周波数係数に対応するオーディオ信号のレベルを調節する。ダウンミックスされていない周波数係数に対応するオーディオ信号は、ダウンミックスされていない周波数係数を逆変換して得た時間ドメインの信号を意味する。
段階420で、周波数ドメインでダウンミックスされたチャネルのオーディオ信号と残りのチャネルのオーディオ信号とを、時間ドメインでダウンミックスする。段階430で、ステレオ各チャネルの信号について後処理(Post−Processing)を行い、最終的なステレオ信号を出力する。
図5は、本発明の一実施形態によって5.1チャネルのオーディオ信号をLeft/Right only方式でダウンミックスする過程を説明するためのブロック図である。図5に示したように、5.1チャネルでLFEチャネルを除いたL、Ls、C、Rs、Rチャネルのオーディオサンプルは、それぞれ順にlong、long、short、long、longタイプのブロックを用いてエンコードされ、ダウンミックスは以下の式によると仮定する。
Lo=L+0.707C+0.707Ls (1)
Ro=R+0.707C+0.707Rs (2)
(Lo、Ro:ステレオ左/右、L:left、R:Right、Ls:Left Surround、Rs:Right Surround、C:Center)
まず、Loチャネルに反映されるL、Ls、Cチャネルでメジャータイプは、longタイプである。よって、L、Ls2つのチャネルの周波数係数はブロック510でダウンミックスされる。図示されていないが、Lsチャネルの周波数係数は、ダウンミックスされる前の前記数式によって0.707を乗算してそのレベルが調節される。以下、周波数ドメインでのダウンミックスを行うブロックは、別途の説明がなくても前記のようなレベル調節段階を共に行うと仮定する。
ダウンミックス結果で生成された周波数係数は、ブロック520で逆変換されて時間ドメインの信号に変換される。
次いで、Roチャネルに反映されるR、Rs、Cチャネルでも同じくメジャータイプは、longタイプである。よって、R、Rsの2チャネルの周波数係数は、ブロック511でダウンミックスされる。図示されていないが、Rsチャネルの周波数係数は、ダウンミックスされる前に前記の数式によって0.707を乗算してそのレベルが調節される。ダウンミックス結果で生成された周波数係数は、ブロック522で逆変換されて時間ドメインの信号に変換される。
一方、メジャータイプではないタイプ(以下、マイナー(minor)タイプと称する)は、Lo/Roでいずれもshortタイプである。よって、エンコード時にshortブロックが適用されたセンター(C)チャネルの場合、該周波数係数は、ダウンミックスなしにブロック521で逆変換される。
ブロック525で、ブロック521の出力信号、すなわち、センター(C)成分の時間ドメイン信号は、数式(1)、(2)によって0.707が乗算されてレベルが調節される。レベル調節に使われる係数は、逆変換の線形性によって周波数ドメイン及び時間ドメインで同一である。
ブロック530で、Loチャネルを構成する多チャネル成分、すなわち、ブロック520の出力信号及びブロック525の出力信号がダウンミックスされる(時間ドメインでのダウンミックス)。ブロック540で、ブロック530の出力信号についての後処理が行われ、その結果、ステレオLeft信号が出力される。
一方、ブロック531で、Roチャネルを構成する多チャネル成分、すなわち、ブロック522の出力信号及びブロック525の出力信号がダウンミックスされる(時間ドメインでのダウンミックス)。ブロック541で、ブロック531の出力信号についての後処理が行われ、その結果、ステレオRight信号が出力される。
図5での実施形態の場合、従来の技術によれば、5回の逆変換を行わねばならないが、本発明によれば、3回の逆変換が行われるため、演算量及び消費電力を低減させられる。
図6は、本発明の一実施形態によって5.1チャネルのオーディオ信号をLeft/Right total方式でダウンミックスする過程を説明するためのブロック図である。図6に示したように、5.1チャネルでLFEチャネルを除いたL、Ls、C、Rs、Rチャネルのオーディオサンプルは、それぞれ順にshort、long、long、long、longタイプのブロックを用いてエンコードされ、ダウンミックスは下記の式によると仮定する。
Lt=L+0.707C−0.707(Ls+Rs) (3)
Rt=R+0.707C+0.707(Ls+Rs) (4)
(Lt、Rt:ステレオ左/右、L:left、R:Right、Ls:Left Surround、Rs:Right Surround、C:Center)
まず、Ltチャネルに反映されるL、Ls、C、Rsチャネルでメジャータイプは、longタイプである。よって、Ls、C、Rsチャネルの周波数係数は、ブロック610でダウンミックスされる。図示されていないが、C、Ls、Rsチャネルの周波数係数は、ダウンミックスされる前に数式(3)によってそのレベルが調節される。ダウンミックス結果で生成された周波数係数は、ブロック621で逆変換されて時間ドメインの信号に変換される。一方、Ltでマイナータイプが適用されたLは、周波数ドメインでのダウンミックスなしにブロック620で逆変換される。
ブロック630で、ブロック620及びブロック621の出力信号は、時間ドメインでダウンミックスされる。ブロック640で、ブロック630の出力信号を後処理して最終的なステレオLeft信号を出力する。
一方、Rtチャネルに反映されるR、Rs、C、Lsチャネルでも、Ltチャネルと同様にメジャータイプは、longタイプである。よって、longタイプのブロックが適用されたR、Rs、C、Lsチャネルの周波数係数は、ブロック611で数式(4)によってそのレベルが調節された後、ダウンミックスされる。ブロック611でダウンミックスした結果で生成された周波数係数は、ブロック622で逆変換されて時間ドメインの信号に変換される。
ブロック641で、ブロック641の出力信号についての後処理が行われ、その結果でLt信号が出力される。
図7は、本発明の一実施形態によって7.1チャネルのオーディオ信号をLeft/Right only方式でダウンミックスする過程を説明するためのブロック図である。図7に示したように、7.1チャネルでLFEチャネルを除いたL、Ls、Lb、C、Rb、Rs、RチャネルのPCMオーディオサンプルは、それぞれ順にlong、long、short、short、long、long、longタイプのブロックを用いてエンコードされ、ダウンミックスは、下記の式によると仮定する。
Lo=L+0.707C+0.707Ls+0.5Lb (5)
Ro=R+0.707C+0.707Rs+0.5Rb (6)
(Lo、Ro:ステレオ左/右、L:left、R:Right、Ls:Left Surround、Rs:Right Surround、Lb:Left Back、Rb:Right Back、C:Center)
まず、Loチャネルでのメジャータイプを定めなければならない。Loチャネルに反映されるL、Ls、Lb、Cチャネルを調べれば、longタイプ及びshortタイプは、同様に2回ずつ適用された。このような場合、多チャネルのうちLo、Roにいずれも反映される共通チャネルを定め、共通チャネルに適用されないブロックタイプをメジャータイプと定める。
本実施形態では、センターチャネルCがLo、Roにいずれも反映される共通チャネルである。Cチャネルの周波数係数はshortタイプブロックを使ってエンコードされたので、Loチャネルのメジャータイプはlongタイプと定める。このように共通チャネルに適用されないタイプをメジャータイプと定める理由は、逆変換の回数を低減させるためである。すなわち、longタイプをメジャータイプと定めれば、4回の逆変換が要求されるが、もしshortタイプをメジャータイプと定めるならば、総5回の逆変換が行われねばならない。
メジャータイプが適用されたL、Lsチャネルの周波数係数は、ブロック710でダウンミックスされた後、ブロック720で時間ドメインの信号に変換される。
マイナータイプが適用されたLb、Cチャネルの周波数係数は、ダウンミックスされずにそれぞれブロック721、ブロック722で時間ドメインの信号に変換される。一方、Lbチャネルの成分は、ブロック728で数式(5)によって0.5が乗算されたそのレベルが調節される。
ブロック730で、Loチャネルに反映される多チャネル成分は、時間ドメインでダウンミックスされる。ダウンミックスされた結果は、ブロック740で後処理されて最終的にステレオLeft(Lo)信号を生成する。
次いで、Roチャネルでメジャータイプは、longタイプである。よって、Rb、Rs、Rチャネルの周波数係数は、ブロック711でダウンミックスされ、ダウンミックス結果で生成された周波数係数は、ブロック723で逆変換される。
ブロック731で、Roを構成する多チャネル成分は、時間ドメインでダウンミックスされる。ダウンミックスされた結果はブロック741で後処理され、最終的にステレオRight(Ro)信号を生成する。
図8は、本発明の一実施形態によって7.1チャネルのオーディオ信号をLeft/Right total方式でダウンミックスする過程を説明するためのブロック図である。
図8に示したように、7.1チャネルでLFEチャネルを除いたL、Ls、Lb、C、Rb、Rs、Rチャネルのオーディオサンプルは、それぞれ順にshort、short、long、long、long、long、longタイプのブロックを用いてエンコードされ、ダウンミックスは、下記の式によると仮定する。
Lt=L+0.707C−0.707(Ls+Rs)−0.5(Lb+Rb) (7)
Rt=R+0.707C+0.707(Ls+Rs)+0.5(Lb+Rb) (8)
(Lt、Rt:ステレオ左/右、L:left、R:Right、Ls:Left Surround、Rs:Right Surround、Lb:Left Back、Rb:Right Back、C:Center)
このような場合、Lo/Roチャネル両方でメジャータイプは、longタイプである。マイナータイプが適用されたL、Lsは、周波数ドメインでのダウンミックスなしにブロック820、821で逆変換される。Ltチャネルを構成する多チャネル成分のうちメジャータイプが適用されたLb、C、Rb、Rsチャネルの周波数係数は、ブロック810でダウンミックスされる。ダウンミックス結果で生成された周波数係数は、ブロック822で逆変換される。
ブロック830で、Ltチャネルを構成する多チャネル成分は、時間ドメインでダウンミックスされる。図8に示したように、Lsチャネルの成分は、式(7)によってそのレベルが調節された後、ダウンミックスされる。
ブロック830で出力された信号はブロック840で後処理され、その結果、最終的にステレオLeft信号(Lt)が出力される。
次いで、Rtチャネルを構成する多チャネル成分のうちメジャータイプが適用されたR、Rs、Rb、C、Lbチャネルの周波数係数は、ブロック811でダウンミックスされる。ダウンミックス結果で生成された周波数係数は、ブロック823で逆変換される。
ブロック831で、Rtチャネルを構成する多チャネル成分は、時間ドメインでダウンミックスされる。図8に示したように、Lsチャネルの成分は、式(8)によってそのレベルが調節された後、ダウンミックスされる。
ブロック831で出力された信号はブロック841で後処理され、その結果、最終的にステレオRight信号(Rt)が出力される。
図9は、本発明の一実施形態によるダウンミックス装置の構造を示す図面である。図9に示したように、本発明の一実施形態によるダウンミックス装置900は、ブロックタイプ判断部910、ダウンミックス実行部920、変換部930及びステレオ信号生成部940を備える。
ブロックタイプ判断部910は、多チャネル周波数係数それぞれについて、該チャネルでいかなるタイプのブロックを用いてオーディオサンプルデータをエンコードしたかを判断する。例えば、ターゲットチャネルがステレオである場合、ステレオLeft/Right各チャネルに反映される多チャネル成分が、いかなるブロックタイプを使ってオーディオサンプルデータをエンコードした結果物であるかを判断する。
ダウンミックス実行部920は、ブロックタイプ判断部910の結果を参照してターゲットチャネルそれぞれについて最も多く使われたブロックタイプ、すなわち、メジャータイプに当たるチャネルの周波数係数をダウンミックスする。ここでのダウンミックスは、周波数ドメインでのダウンミックスであり、前述したように多チャネル周波数係数は、ダウンミックスされる前の数式(1)ないし(6)のような所定の数式によってレベルが調節される。
ダウンミックス方式がStereo Left/Right only方式であり、使用頻度の同じブロックタイプが複数である場合、多チャネル周波数係数のうちステレオチャネルの両方に反映される共通チャネルの周波数係数に使われていないブロックタイプをメジャータイプと定めることが望ましい。
変換部930は、ダウンミックス実行部920で出力された周波数係数を、逆変換を通じて時間ドメインの信号に変換する。逆変換のためにIFFTなどが使われるが、変換関数は特定なものと限定しない。
ステレオ信号生成部940は、変換部930で出力された時間ドメインの信号を用いて最終的なターゲットチャネルの信号を生成する。ステレオ信号生成部940は、レベル調節部941及びダウンミックス部942を備える。
レベル調節部941は、多チャネル成分のうちダウンミックス実行部920でダウンミックスされていないチャネルの信号を、数式(1)ないし(6)のような所定の数式によって時間ドメインでレベル調節する。
ダウンミックス部942は、周波数ドメインでダウンミックスされていない信号、すなわち、レベル調節部941でレベルが調節された信号及び周波数ドメインでダウンミックスされた信号を時間ドメインでダウンミックスし、最終的なタケッチャネルの信号を出力する。
一方、前述した本発明の実施形態はコンピュータで行われるプログラムで作成でき、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を用いて前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現される。
前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック記録媒体(例えば、ROM(Read Only Memory)、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD−ROM、ディーブイディーなど)及びキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じる送信)などの記録媒体を含む。
実施形態は、ユニットがバスを介して連結され、そのバスに連結されて前述した機能及びコマンドを構築するための動作を制御する少なくとも一つのプロセッサ(例えばCPU、マイクロプロセッサなど)を備える一つの装置、例えば、モバイルデバイスによって具現される。
実施形態は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)のように作業を行うソフトウェアやハードウェアで具現できるということを、当業者ならば理解できるであろう。ユニットやモジュールは、アドレスを持つ記録媒体に搭載され、少なくとも一つのプロセスやマイクロプロセッサを実行する。よって、ユニットやモジュールは、例えば、ソフトウェア要素、客体中心要素、クラス要素、タスク要素、プロセス、ファンクション、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、変数を含む。要素及びユニット内で提供される機能性は、さらに少ない数の要素及びユニットまたはモジュールに合わせられるか、または付加的な要素及びユニットまたはモジュールに分離される。
これまで本発明についてその望ましい実施形態を中心として説明した。当業者ならば、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態に具現できるということを理解できるであろう。したがって、開示された実施形態は限定的な観点ではなく説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は前述した説明ではなく特許請求の範囲に示されており、それと同等な範囲内にあるあらゆる差異は本発明に含まれていると解釈されねばならない。

Claims (8)

  1. 多チャネルオーディオ信号をターゲットチャネルにダウンミックスする方法において、
    多チャネル周波数係数それぞれに対して該オーディオサンプルのエンコードに適用されたブロックタイプを判断する段階と、
    前記判断結果によってターゲットチャネルそれぞれについて最も多く使われたブロックタイプの周波数係数同士でダウンミックスする段階と、
    前記ダウンミックスされた結果で生成された周波数係数及び前記多チャネル周波数係数のうち、ダウンミックスされていない周波数係数を時間ドメインの信号に変換する段階と、
    前記時間ドメインの信号を用いてターゲットチャネルの信号を生成する段階と、を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記ターゲットチャネルの信号を生成する段階は、
    前記ダウンミックスされていない周波数係数から生成された信号のレベルを調節する段階と、
    前記調節された信号と、前記ダウンミックス結果で変換された周波数係数から生成された信号とをダウンミックスする段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ダウンミックスする段階は、
    ダウンミックス方式がStereo Left/Right only方式であり、使用頻度の同じブロックタイプが複数である場合、前記多チャネル周波数係数のうちステレオチャネルに反映される周波数係数を定め、前記定められた周波数係数に使われていないブロックタイプを、前記最も多く使われたブロックタイプと定める段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 多チャネルオーディオ信号をターゲットチャネルにダウンミックスする装置において、
    多チャネル周波数係数それぞれについて、該オーディオサンプルのエンコードに適用されたブロックタイプを判断するブロックタイプ判断部と、
    前記判断結果によって、ターゲットチャネルそれぞれについて最も多く使われたブロックタイプの周波数係数同士でダウンミックスするダウンミックス実行部と、
    前記ダウンミックスされた結果で生成された周波数係数及び前記多チャネル周波数係数のうち、ダウンミックスされていない周波数係数を時間ドメインの信号に変換する変換部と、
    前記時間ドメインの信号を用いてターゲットチャネルの信号を生成するターゲットチャネル信号生成部と、を備えることを特徴とする装置。
  5. 前記ターゲットチャネル信号生成部は、
    前記ダウンミックスされていない周波数係数から生成された信号のレベルを調節するレベル調節部と、
    前記調節された信号と、前記ダウンミックス結果で変換された周波数係数から生成された信号とをダウンミックスするダウンミックス部と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 前記ダウンミックス実行部は、
    前記ダウンミックス部がStereo Left/Right only方式を使い、使用頻度の同じブロックタイプが複数である場合、前記多チャネル周波数係数のうちステレオチャネルに反映される周波数係数を定め、前記定められた周波数係数に使われていないブロックタイプを、前記最も多く使われたブロックタイプと定めることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  7. 前記ブロックタイプは、longタイプとshortタイプとを含むことを特徴とする請求項4に記載の装置。
  8. 請求項1に記載の方法を行うコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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