JP2013533547A - インプライド注文の品質 - Google Patents

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Abstract

本発明の特定の実施形態は、インプライド注文の品質を提供する。品質は、インプライド注文および/または複数のインプライド注文の総品質がどの程度信頼され得るかの指標として見られてもよい。特定の実施形態は、様々な技術を利用してインプライド注文の品質を決定する。特定の実施形態は、様々な技術を利用してインプライド注文の総品質を決定する。特定の実施形態は、インプライド注文の品質の指標、および/または複数のインプライド注文の総品質の指標を提供する。特定の実施形態は、決定された品質値および/または決定された総品質に基づきインプライド注文をフィルタリングする。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2010年6月24日に出願された米国特許出願第12/822,979号の利益を主張するものであり、この出願の全内容は参照により本開示に組み込まれる。
本発明は、電子商取引システムに関する。より具体的には、本発明の特定の実施形態は、電子商取引システムにおけるインプライド注文の品質に関する。
電子商取引システムは、品目を売買する電子的にマッチングする注文が取引されるように図る。これらの品目には、例えば、株式、オプション、先物契約、および商品が含まれてもよい。注文をマッチングさせるためには、典型的には、電子商取引システムにおける電子取引所が使用される。さらに、電子取引所は、注文を出す際にトレーダにより使用される電子商取引システム内の様々なクライアントデバイスへ市場データを提供する。例えば、電子取引所は、取引に利用可能である様々な品目の価格等の市場データ、およびどのような取引がどのような数量および/または価格で発生しているかを示す取引確認を提供してもよい。
トレーダは、典型的には、ある特定の市場に対する可能な限り多数の買い注文および/または売り注文について知ることを望む。例えば、ある特定の市場において取引を行う場合、トレーダは、その市場における直接注文を見ることが有益であると理解するかもしれない。さらに、トレーダは、市場に黙示されている、「インプライド」、「インプライド数量」または「インプライド注文」と称されることもある価格および数量を見ることが有益であると理解するかもしれない。インプライド注文は、他の市場におけるダイレクト注文から導出される。例えば、アウトライト市場における注文は、スプレッド市場への注文をインプライすることがあり、スプレッド市場における注文プラス、アウトライト市場における注文は、別のアウトライト市場への注文をインプライすることがある。ある特定の市場におけるインプライド注文ならびにダイレクト注文を提供することは、例えば価格の発見および流動性を改善する場合がある。
しかしながら、インプライド注文はすぐに、かつ/または不意になくなることがあり、よって、トレーダはインプライド注文に依存することによるリスクに曝される。現行のシステムは、ある特定の市場に関するインプライドが取引用に示される、かつ/または利用されるべきかどうかをトレーダに選択させる。トレーダは、例えば全てのインプライドを見ることができる場合もあれば、まったく見ることができない場合もある。また、現行システムの中には、ある特定の市場に関するインプライドを、そのインプライドが指定された最小数のソースから利用可能である場合に示すように構成され得るものがある。この場合、このインプライドは複数のソースから利用可能であることから、これにより、トレーダがそれに対抗する取引を希望すれば、インプライド注文の少なくとも一部は利用可能になる機会が増えることがある。しかしながら、トレーダは、幾つかの、または全てのインプライドを無視することで機会を逸する、かつ/または最良価格を得ない場合があることから、これにはいまだ問題があり、よってトレーダはやはりインプライドを利用することによるリスクに曝される。
本明細書に記述する発明は、様々なデバイス、システム、方法、およびコンピュータ・プログラム・プロダクトを含むが、これらに限定されない。本項では、多くの発明のうちの数例のみを要約する。
本発明の特定の実施形態は、インプライド注文の品質を提供する。品質は、インプライド注文および/または複数のインプライド注文の総品質がどの程度信頼され得るかの指標として見られてもよい。特定の実施形態は、様々な技術を利用してインプライド注文の品質を決定する。特定の実施形態は、様々な技術を利用して複数のインプライド注文の総品質を決定する。特定の実施形態は、インプライド注文の品質の指標、および/または複数のインプライド注文の総品質の指標を提供する。特定の実施形態は、決定された品質値および/または決定された総品質に基づきインプライド注文をフィルタリングする。
本発明の特定の実施形態は、コンピューティングデバイスによって取引対象物のインプライド注文を受信する工程と、前記コンピューティングデバイスによって取引対象物のインプライド注文の品質値を決定する工程と、コンピューティングデバイスによってインプライド注文の品質値を表す品質指標を発生する工程とを含む方法を提供する。
本発明の特定の実施形態は、コンピューティングデバイスによって取引対象物の複数のインプライド注文を受信する工程と、前記コンピューティングデバイスによって取引対象物の複数のインプライド注文の総品質値を決定する工程と、コンピューティングデバイスによって複数のインプライド注文の総品質値を表す総品質指標を発生する工程とを含む方法を提供する。
以下、本発明の他の実施形態について説明する。また、記述される実施形態には、発明の精神または範囲を逸脱することなく修正が行われる場合がある。
本明細書では、下記の図面を参照して実施形態例について説明する。
図1は、本発明の特定の実施形態が使用され得る電子商取引システムを示すブロック図である。
図2は、本発明の特定の実施形態が使用され得る電子商取引システムを示すブロック図である。
図3Aは、本発明の特定の実施形態が使用され得る取引インタフェースを示す。
図3Bは、本発明の特定の実施形態が使用され得る取引インタフェースを示す。
図3Cは、本発明の特定の実施形態が使用され得る取引インタフェースを示す。
図4は、本発明の一実施形態によるシステムを示すブロック図である。
図5は、本発明の一実施形態による方法を示すフローチャートである。
前述の発明の概要ならびに下記の詳細な説明は、本発明の特定の実施形態を示す諸図と関連させて読むことにより、さらによく理解されるであろう。諸図は、特定の実施形態を例示するためのものであり、本発明が図面に示された配置および手段に限定されないことは理解されるべきである。
本発明の特定の実施形態は、インプライド注文の品質を提供する。品質は、インプライド注文および/または複数のインプライド注文の総品質がどの程度信頼され得るかの指標として見られてもよい。特定の実施形態は、様々な技術を利用してインプライド注文の品質を決定する。品質は、例えば、インプライド注文の発生、インプライド注文の始点、インプライド注文が導出される注文の数および/または量、インプライド注文の価格レベル、および/または1つ以上の技術の組み合わせに基づき決定されてもよい。特定の実施形態は、様々な技術を利用してインプライド注文の総品質を決定する。総品質は、例えば、インプライド注文の数および/または量、インプライド注文の価格レベル、および/または1つ以上の技術の組み合わせに基づき決定されてもよい。特定の実施形態は、インプライド注文の品質の指標、および/または複数のインプライド注文の総品質の指標を提供する。特定の実施形態は、決定された品質値および/または決定された総品質に基づきインプライド注文をフィルタリングする。
I.電子商取引システム例
図1は、本発明の特定の実施形態が使用され得る電子商取引システム100を示すブロック図である。システム100は、クライアントデバイス110と、ゲートウェイ120と、電子取引所130とを含む。クライアントデバイス110は、ゲートウェイ120と通信している。ゲートウェイ120は、電子取引所130と通信している。
作動中、クライアントデバイス110は、ユーザによって、取引対象物の買い注文または売り注文を取引所130へ送信するために利用されてもよい。注文は、ゲートウェイ120を介して取引所130へ送信される。さらに、市場データが取引所130からゲートウェイ120を介してクライアントデバイス110へ送信される。また、ユーザは、クライアントデバイス110を利用してこの市場データを監視し、市場データに基づき取引対象物に関する注文を送信するように決定してもよい。
取引対象物は、ある量および/または価格で取引されることが可能な任意のものである。例えば、株式、オプション、債券、先物、通貨、ワラント、ファンド派生商品、商品、取引されるイベント、グッズ、およびこれらの集まりおよび/または組合せ等の金融商品が取引対象物であってもよい。取引対象物は、「実物」であっても、「合成物(synthetic)」であってもよい。実物である取引対象物には、取引所によってリストされている商品が含まれる。合成物である取引対象物には、ユーザによって定義され、取引所によってリストされていない商品が含まれる。例えば、合成物である取引対象物には、クライアントデバイス110を利用するトレーダによって作成される合成スプレッド等の実際の(または他の合成)商品の組合せが含まれてもよい。
クライアントデバイス110には、例えば、携帯デバイス、ラップトップ、デスクトップコンピュータ、シングルまたはマルチ・コア・プロセッサを有するワークステーション、複数のプロセッサを有するサーバ、および/またはコンピュータのクラスタ等の1つ以上の電子コンピューティングプラットフォームが含まれてもよい。
クライアントデバイス110は、1つ以上の取引アプリケーションを含んでもよい。取引アプリケーションは、例えば、市場データを取引ウィンドウおよびチャートウィンドウに配列し、表示することによって市場データを処理してもよい。この処理は、例えば、ユーザの好みに基づいてもよい。取引アプリケーションは、例えば、自動スプレッド取引ツール等の自動取引ツールを含んでもよい。
クライアントデバイス110は、例えば、電子取引ワークステーション、携帯用取引デバイス、アルゴリズム取引または「ブラックボックス」システム、内蔵式の取引システム、および/または自動取引ツールを含んでもよい。例えば、クライアントデバイス110は、イリノイ州シカゴ所在のTrading Technologies International社によって提供される電子取引プラットフォームである、X_TRADER(商標)のコピーを実行するコンピューティングシステムであってもよい。別の例として、クライアントデバイス110は、同じくTrading Technologies International社によって提供されるAutospreader(商標)等の自動取引ツールを実行するコンピューティングデバイスであってもよい。
クライアントデバイス110は、取引対象物の買い注文または売り注文を送信するように適合化される。またクライアントデバイス110は、例えば、注文をキャンセルし、注文を変更し、かつ/または交換を照会するように適合化されてもよい。
クライアントデバイス110によって送信される注文は、例えばユーザから要求されて送信される場合もあれば、自動的に送信される場合もある。例えば、トレーダは、電子取引ワークステーションを利用して特定の取引対象物を発注し、その注文について、注文の価格および/または数量等の様々なパラメータを手動で提供してもよい。別の例として、自動取引ツールは、ある注文に関する1つ以上のパラメータを計算し、自動的に注文を送信してもよい。インスタンスによっては、自動取引ツールは注文の送信を準備する場合があるが、ユーザからの確認なしには実際には送信しない。
特定の実施形態において、クライアントデバイス110はユーザインタフェースを含む。ユーザインタフェースは、例えば、取引アプリケーションのテキストベースのインタフェースまたはグラフィカルインタフェースをユーザに提示するための1つ以上のディスプレイデバイスを含んでもよい。例えば、ディスプレイデバイスには、コンピュータモニタ、ハンドヘルドデバイスのディスプレイ、プロジェクタ、および/またはテレビが含まれてもよい。ユーザインタフェースは、取引アプリケーションを用いて注文に関するパラメータを指定する、または見直すために、ユーザによって用いられてもよい。ユーザインタフェースは、例えば、ユーザからの入力を受信するための1つ以上の入力デバイスを含んでもよい。例えば、入力デバイスには、キーボード、トラックボール、2つまたは3つボタン式マウス、および/またはタッチスクリーンが含まれてもよい。ユーザインタフェースは、ユーザと相互に作用するための他のデバイスを含んでもよい。例えば、情報は、スピーカを介して聴覚的にユーザへ提供されても、かつ/またはマイクロホンを介して受信されてもよい。
特定の実施形態において、クライアントデバイス110からの注文は、ゲートウェイ120を介して取引所130へ送信される。クライアントデバイス110はゲートウェイ120と、例えばローカル・エリア・ネットワーク、広域ネットワーク、仮想専用ネットワーク、T1回線、T3回線、ISDN回線、ポイント・オブ・プレゼンス、および/またはインターネットを用いて通信してもよい。
ゲートウェイ120は、クライアントデバイス110および取引所130と通信するように適合化される。ゲートウェイ120は、クライアントデバイス110と取引所130との間の通信を容易にする。例えば、ゲートウェイ120は、クライアントデバイス110から注文を受信し、この注文を取引所130へ送信してもよい。別の例として、ゲートウェイ120は、取引所130から市場データを受信し、この市場データをクライアントデバイス110へ送信してもよい。
特定の実施形態において、ゲートウェイ120は、クライアントデバイス110と取引所130との間で通信されるデータの処理を実行する。例えば、ゲートウェイ120は、クライアントデバイス110から受信される注文を取引所130によって受容可能なデータフォーマットへと処理してもよい。同様に、ゲートウェイ120は、取引所130から受信される取引所固有フォーマットの市場データをクライアントデバイス110によって理解されるフォーマットへ変換してもよい。また、ゲートウェイ120による処理は、例えば、クライアントデバイス110からの注文を追跡し、取引所130から受信される約定確認に基づき注文の状況を更新することを含んでもよい。別の例として、ゲートウェイ120は取引所130からの市場データを融合し、これをクライアントデバイス120へ提供してもよい。
特定の実施形態において、ゲートウェイ120は、クライアントデバイス110と取引所130との間で通信されるデータの処理以外のサービスを提供する。例えば、ゲートウェイ120はリスク処理を提供してもよい。
ゲートウェイ120には、例えば、携帯デバイス、ラップトップ、デスクトップコンピュータ、シングルまたはマルチ・コア・プロセッサを有するワークステーション、複数のプロセッサを有するサーバ、および/またはコンピュータのクラスタ等の1つ以上の電子コンピューティングプラットフォームが含まれてもよい。
ゲートウェイ120は、1つ以上のゲートウェイアプリケーションを含んでもよい。ゲートウェイアプリケーションは、例えば、注文の処理および市場データの処理を扱ってもよい。この処理は、例えば、ユーザの好みに基づいてもよい。
特定の実施形態において、ゲートウェイ120は、取引所130と、例えばローカル・エリア・ネットワーク、広域ネットワーク、仮想専用ネットワーク、T1回線、T3回線、ISDN回線、ポイント・オブ・プレゼンス、および/またはインターネットを用いて通信する。
取引所130は、取引対象物の買い注文と売り注文とをマッチングさせるように適合化される。取引対象物は、取引所130による取引用にリストされてもよい。注文には、例えば、クライアントデバイス110から受信される注文が含まれてもよい。注文は、例えば、クライアントデバイス110からゲートウェイ120を介して受信されてもよい。さらに、注文は、取引所130と通信する他のデバイスから受信されてもよい。即ち、典型的には、取引所130は、同じくマッチングされるべき注文を提供する様々な他のクライアントデバイス(クライアントデバイス110に類似するものであってもよい)と通信し合う。
取引所130は、市場データを提供するように適合化される。市場データは、例えば、クライアントデバイス110へ提供されてもよい。市場データはクライアントデバイス110へ、例えばゲートウェイ120を介して提供されてもよい。市場データは、例えば、インサイドマーケットを表すデータを含んでもよい。インサイドマーケットは、ある特定の時点における最低の売り値(「ベストアスク」とも称される)および最高の買い値(「ベストビッド」とも称される)である。市場データは、市場の厚みも含む場合がある。市場の厚みは、インサイドマーケットにて入手可能な数量を指し、インサイドマーケット以外での他の価格で入手可能な数量も指す場合がある。したがって、インサイドマーケットは、第1のレベルの市場の厚みとされてもよい。インサイドマーケット以外での1ティックは、例えば、第2のレベルの市場の厚みとされてもよい。特定の実施形態において、市場の厚みは、全ての価格レベルに関して規定される。特定の実施形態において、市場の厚みは、全ての価格レベルに関して規定されるわけではない。例えば、市場の厚みは、インサイドマーケットの内外で最初の5つの価格レベルに関してのみ規定されてもよい。また、市場データは、最終取引価格(LTP)、最終取引数量(LTQ)および注文約定情報等の情報も含む場合がある。
特定の実施形態において、システム100は、2つ以上のクライアントデバイス110を含む。例えば、先に論じたクライアントデバイス110に類似する複数のクライアントデバイスが、取引所130へ注文を送信するためにゲートウェイ120と通信していてもよい。
特定の実施形態において、システム100は、2つ以上のゲートウェイ120を含む。例えば、先に論じたゲートウェイ120に類似する複数のゲートウェイが、クライアントデバイス110および取引所130と通信していてもよい。このような配置は、例えば、1つのゲートウェイ120が故障した場合に冗長性を与えるために用いられてもよい。
特定の実施形態において、システム100は、2つ以上の取引所130を含む。例えば、ゲートウェイ120は、先に論じた取引所130に類似する複数の取引所と通信していてもよい。このような配置は、例えば、クライアントデバイス110がゲートウェイ120を介して2つ以上の取引所で取引できるようにしてもよい。
特定の実施形態において、クライアントデバイス110は、1つ以上のコンピューティングデバイスまたは処理コンポーネントを含む。言い替えれば、クライアントデバイス110の機能は、2つ以上のコンピューティングデバイスによって実行されてもよい。例えば、1つのコンピューティングデバイスは、取引所130へ送信されるべき注文を生成してもよく、一方で別のコンピューティングデバイスはトレーダへグラフィカル・ユーザ・インタフェースを提供してもよい。特定の実施形態において、ゲートウェイ120は、1つ以上のコンピューティングデバイスまたは処理コンポーネントを含む。言い替えれば、ゲートウェイ120の機能は、2つ以上のコンピューティングデバイスによって実行されてもよい。特定の実施形態において、取引所130は、1つ以上のコンピューティングデバイスまたは処理コンポーネントを含む。言い替えれば、取引所130の機能は、2つ以上のコンピューティングデバイスによって実行されてもよい。
特定の実施形態において、ゲートウェイ120はクライアントデバイス110の一部である。例えば、ゲートウェイ120のコンポーネントは、クライアントデバイス110と同じコンピューティングプラットフォームの一部であってもよい。別の例として、ゲートウェイ120の機能は、クライアントデバイス110のコンポーネントによって実行されてもよい。特定の実施形態では、ゲートウェイ120が存在しない。このような配置は、例えば、クライアントデバイス110が取引所130との通信にゲートウェイ120を利用する必要がない場合、例えば、クライアントデバイス110が取引所130と直に通信するように適合化されている場合、に発生することがある。
特定の実施形態において、ゲートウェイ120は、物理的にクライアントデバイス110と同じ場所に位置決めされる。特定の実施形態において、ゲートウェイ120は、物理的に取引所130と同じ場所に位置決めされる。特定の実施形態において、クライアントデバイス110は、物理的に取引所130と同じ場所に位置決めされる。特定の実施形態において、ゲートウェイ120は、物理的にクライアントデバイス110および取引所130の双方から分離された場所に位置決めされる。
明瞭さを期して図示されていないが、特定の実施形態において、システム100は他に、ミドルウェア、ファイアウォール、ハブ、スイッチ、ルータ、取引所固有の通信機器、モデム、セキュリティマネージャ、および/または暗号化/復号化デバイス等の通信アーキテクチャ固有のデバイスを含んでもよい。
図2は、本発明の特定の実施形態が使用され得る電子商取引システム200を示すブロック図である。システム200は、1つ以上のクライアントデバイス210と、1つ以上のゲートウェイ220と、1つ以上の電子取引所230とを含む。クライアントデバイス210は、ゲートウェイ220のうちの1つ以上と通信している。各ゲートウェイ220は、対応する取引所230と通信している。
クライアントデバイス210のうちの1つ以上は、例えば、先に論じたクライアントデバイス110に類似するものであってもよい。ゲートウェイ220のうちの1つ以上は、例えば、先に論じたゲートウェイ120に類似するものであってもよい。取引所230のうちの1つ以上は、例えば、先に論じた取引所130に類似するものであってもよい。
作動中、クライアントデバイス210は、ユーザによって、異なる取引所230でリストされている取引対象物の買い注文または売り注文を送信するために利用されてもよい。注文は、ゲートウェイ220のうちの1つ以上を介して取引所230のうちの1つ以上へ送信される。さらに、市場データが、取引所230からゲートウェイ220を介してクライアントデバイス210のうちの1つ以上へ送信される。また、ユーザは、クライアントデバイス210を利用してこの市場データを監視し、市場データに基づき取引対象物に対する注文を送信するように決定してもよい。
特定の実施形態において、クライアントデバイス210は、ゲートウェイ220のうちの1つと通信している。特定の実施形態において、クライアントデバイス210は、取引所230のうちの2つ以上と通信している。
特定の実施形態において、ゲートウェイ220は、取引所230のうちの1つと通信している。特定の実施形態において、ゲートウェイ220は、取引所230のうちの2つ以上と通信している。
特定の実施形態において、クライアントデバイス210は取引所230のうちの1つ以上と直に通信するように適合化され、ゲートウェイ220を利用しない。
先に論じたシステム100および/またはシステム200のコンポーネント、エレメント、および/または機能は、単独または組み合わせて、例えばハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアにおける命令セットとしての様々な形式で実装されてもよい。特定の実施形態は、汎用コンピュータのプロセッサまたは他の処理デバイスで実行されるために、メモリ、ハードディスク、CD−ROM、DVD、および/またはEPROM等のコンピュータ読取り可能媒体に存在する命令セットとして提供されてもよい。
II.インプライされるプライシング
先に述べたように、トレーダは、典型的には、ある特定の市場に対する可能な限り多数の買い注文および/または売り注文について知ることを望む。ある特定の市場におけるインプライド注文ならびにダイレクト注文を提供することは、例えば価格の発見および流動性を改善する場合がある。
インプライド価格およびそのインプライド数量は、取引端末において有益である場合がある。市場をより良く特徴づけるこのような情報を取引端末において利用可能にさせている、かつ/または表示させていることにより、トレーダ(または取引関連のソフトウェアアプリケーション)は、ある特定の取引ストラテジーについてより良い決定を下すことができる場合がある。これにより、トレーダは、より良い価格およびより大きい流動性を得ることができる。
インプライド価格およびそのインプライド数量は、取引所においても有益である場合がある。取引所において市場をより良く特徴づける利用可能な情報を有することにより、マッチングエンジンは、改善された価格で注文をマッチングできる場合があり、または、特定の取引対象物またはストラテジーへ流動性を追加することができる。
インプライされるプライシングには、主として、インプライドイン、インプライドアウト、およびインプライド派生インプライドという3種類がある。インプライド・スプレッド・データ等のインプライドは、レッグ間のスプレッドをインプライするために複数のアウトライトレッグを結合することによって決定される。例えば、2つのアウトライトレッグ「A」および「B」の場合、スプレッドABのインプライド買い呼び値は次のように計算されてもよい:(買い呼び値レッグA)−(売り呼び値レッグB)。よって、スプレッドABのインプライド売り呼び値は次のように計算されてもよい:(売り呼び値レッグA)−(買い呼び値レッグB)。インプライドアウトは、1つのレッグのダイレクト価格およびレッグ間のスプレッドを用いてスプレッドの第2のレッグにおける価格をインプライする場合に発生する。例えば、レッグ「A」のインプライド売り呼び値は次のように計算されてもよい:(売り呼び値スプレッドAB)+(レッグBの売り呼び値)。インプライド派生インプライドは、インプライド価格/数量を用いて別の価格/数量をインプライする場合に発生する。インプライドは、3つ以上の取引対象物を包含し得ることは理解されるべきである。インプライドは、例えば、マルチレッグ・スプレッド、ストリップ、バタフライ、またはストラッドルの場合に決定されてもよい。
インプライされるプライシングには、異なる世代が存在する。世代は、インプライド価格/数量がダイレクト価格からどれだけ離されているかを示す。例えば、第一世代のインプライド価格は2つのダイレクト価格から発生され、第二世代のインプライド価格は第一世代のインプライド価格を用いて発生される。また、さらなる世代のインプライド価格が決定されてもよい。
インプライド注文は、取引所によって、かつ/またはクライアントデバイスまたは他のシステムによって決定されてもよい。例えば、インプライドは、取引所によって、取引環境におけるセントラルロケーション(例えば、複数のクライアントデバイスにより共用されるサーバまたはゲートウェイ)において、もしくは(例えば、インプライドエンジン等の取引アプリケーションの一部または別のアプリケーションとしての)クライアントマシン上で計算されてもよい。取引所は、インプライド価格におけるインプライド数量のみを提供し、このようなインプライド数量を構成する個々のインプライド注文は提供しなくてもよい。この場合、インプライド価格におけるインプライド数量は全体で単一のインプライド注文として扱われてもよい。
取引所の中には、インプライドを決定するものの、そのインプライドがマッチングでチェックされる際に考慮される場合でも、その情報をトレーダへ提供しないことがあるものがある。これは、インプライド情報が追加のネットワーク帯域幅を必要とし得るという理由で行われる場合がある。このような状況では、トレーダは、この「見えない」数量とマッチングする結果となる場合がある。
取引所がインプライドを決定しないとしても、インプライドは、例えば取引アプリケーション、ゲートウェイ、またはインプライドエンジンにより、利用可能な市場データに基づき計算される場合がある。取引所は、インプライドを決定しないことから、これらの計算値との直接的なマッチングを行うことができない。しかしながら、トレーダはそれでも、他の理由でインプライド注文について知りたい場合がある。例えば、トレーダは、あるインプライドを構成するレッグを用いて所望される価格を入手してもよい。トレーダは、例えば、市場が価格99で10個の売りを有する場合に、価格100で10個の計算されたインプライド買いを目にする場合がある。するとトレーダは、10個を99で市場買いし、10個を価格100で売るために必要な注文を送信することも可能である。
現行システムの場合、インプライドは、一旦決定されると全て同じ扱いになる。即ち、現行システムは、インプライドセットを計算し、これらのインプライドを幾つかの指定された最大世代数に基づいてフィルタリングする場合がある。決定されたインプライドは、次に、インプライド間の(これらのインプライドがインプライされたものであってダイレクトではないということを単に示す以上の)さらなる区別化なしにトレーダまたは取引システムへ提供される。
しかしながら、全てのインプライド注文が同じ「品質」ではない。品質は、インプライド注文および/または複数のインプライド注文の総品質がどの程度信頼され得るかの指標として見られてもよい。トレーダは、インプライド注文に依存することによるリスクに曝されることから、品質情報はトレーダにとって極めて有益である可能性がある。例えば、複数ソースからのインプライドは、1ソースからのインプライドより信頼性が高く/リスクが少ない場合がある。別の例として、第一世代のインプライドは、第二世代のインプライドより信頼性が高く/リスクが少ない場合がある。しかしながら、インプライド注文の品質に関しては、現行システムによる単純なフィルタリングを超える追加的な情報は決定または提供されない。結果的に、現行システムはトレーダを予期せぬリスクに曝す場合がある。トレーダがインプライド注文の品質をより深く理解していれば、トレーダは、インプライドを利用すると同時に希望するレベルまでリスクを減らすことによる恩恵をさらに得ることができる。
III.インプライド注文の品質の決定
インプライド注文は、幾つかの要素に依存して様々な度合いの品質を有し得る。
本発明の特定の実施形態は、様々な技術を利用してインプライド注文の品質を決定する。品質は、例えば、インプライド注文の発生、インプライド注文の始点、インプライド注文が導出される注文の数および/または量、インプライド注文の価格レベル、および/または1つ以上の技術の組み合わせに基づき決定されてもよい。
インプライド注文の品質は、様々な方法で表現されてもよい。例えば、品質はバイナリ値として、即ち、そのインプライド注文は品質を有するか、「はい」または「いいえ」、のように表現されてもよい。別の例として、品質は、0.0から1.0までのスケール上で、または星ゼロから星5までで表現されてもよい。別の例として、品質は、無名数として表現されてもよい。別の例として、品質は、「低」、「中」、および「高」または「+」および「−」等の相対語として表現されてもよい。このような相対語(およびその意味/定義)は、例えばユーザによって予め定義され、かつ/または指定されてもよい。
インプライド注文の品質は、後述するように、様々な技術を用いて決定されてもよい。インプライド注文の品質を表現する値が、これらの技術を用いて決定され得ることは理解されるべきである。例えば、決定された値は、品質のバイナリ表現のしきい値と比較されても、0.0から1.0までのスケールに当て嵌めて正規化されてもよい。別の例として、複数の技術が使用されれば、品質値は、例えば、各技術により決定される個々の値の最高、最低、合計、平均、積または加重平均を用いることによって決定されてもよい。別の例として、複数の技術が使用されれば、品質値は、ユーザ指定の公式を用いて決定されてもよい。
また、ある特定の要素セットが「より良い」または「より高い」品質対「より悪い」または「より低い」品質をもたらすかどうかの決定に関して、下記の技術が説明され得ることも理解されるべきである。このような技術の特定の構成パラメータはユーザによって予め決められても、構成されてもよく、例えば取引対象物、取引ストラテジー、および/またはトレーダの好みに特有のものであってもよい。例えば、あるユーザは、追加ソースにことごとく同じ加重が与えられるように指定する可能性があるかもしれないが、別のユーザは、第2のソースが存在すれば、自分は「安全」であると確信し得るという理由で、「収益逓減」(第2のソース=1、第3のソース=0.5、第4のソース=0.25、他)の使用を希望する可能性もある。さらに、別のユーザは、その価格が合理的であって裁定機会ではないことから、ソースが多いほどこれら全てが持続する可能性は高くなると信じるが故に、「収益逓増」(第2のソース=1、第3のソース=2、第4のソース=3、他)の使用を希望する可能性もある。さらに、パラメータは履歴データおよび時刻等の他の要素に基づき構成されてもよく、例えば経時的に動的に変わってもよい。利用される技術および対応するその構成パラメータは、例えば取引対象物毎、トレーダ毎、グループ毎、および/または企業毎に指定されてもよい。
インプライド注文の品質を決定するための一技術は、インプライド注文の世代に基づく。例えば、ダイレクト注文に基づくインプライド注文は、インプライド注文に基づくインプライド注文より高い品質を有する場合がある。例えば、第三世代のインプライド注文は、さらに品質が低い場合がある。例えば、取引対象物「B」および「AB」のダイレクト注文からインプライされる取引対象物「A」のインプライド注文は、品質値1.0で表現される高品質を有するものと決定されてもよい。取引対象物「B」のダイレクト注文および取引対象物「AB」のインプライド注文からインプライされる取引対象物「A」のインプライド注文は、品質値0.75で表現されるより低い品質を有するものと決定されてもよい。取引対象物「B」および「AB」の第二世代のインプライド注文からインプライされる取引対象物「A」のインプライド注文は、品質値0.1で表現されるさらに低い品質を有するものと決定されてもよい。
インプライド注文の品質を決定するための一技術は、インプライド注文の始点に基づく。例えば、取引所により決定されるインプライド注文は、局所計算に基づき決定されているインプライド注文より高い品質を有する場合がある。その理由はおそらく、その特定の取引所の場合、インプライド注文がその取引所によって提供されれば、それはマッチングに利用可能であるのに対して、局所計算によって決定されるインプライド注文は取引所により必ずしもマッチング用に認識され得ない(即ち、品質は始点の可用性に基づき得る)ことにある。また、取引所によって提供されるインプライドは、異なる取引所に存在する取引対象物に基づき局所的に計算されるインプライドより好ましい場合があるが、これは、後者が直接的にマッチングされ得ないことに起因する。さらに、同じ取引所における取引対象物に基づき局所的に計算されるインプライドは、異なる取引所における取引対象物に基づき局所的に計算されるインプライドより高い品質を有する場合があるが、これは、どちらも直接的にマッチングされ得ないにしても、後者の方が所望される取引を達成するためにより多くの手数料、より長い待ち時間、および/またはより多い不確定性を包含し得ることに起因する。
ある取引所によって決定されるインプライド注文がより高い品質を有し得る別の理由は、局所的に計算されるインプライド注文が、インプライド注文を計算する時期との組み合わせで、もはや現行市場を反映し得ないより古い(かつ潜在的に時期外れの)市場データに基づくことにある場合がある(即ち、品質は時間的始点に基づく場合がある)。この場合、市場が提供するインプライド注文の方が新しく、よってより高品質である場合がある。しかしながら、取引所が1つのインプライド注文として扱われるインプライド価格でのインプライド数量のみを提供すれば、インプライド数量を構成するものの詳細が未知であり、よってよりリスクが高い場合があることから、品質はより低いものと決定される場合がある。
インプライド注文の品質がより高いものであり得る別の理由は、インプライド注文の始点が好適な取引所により近いか、または好適な取引所にあるどうかにある(即ち、品質は始点の局所性に基づく場合がある)。例えば、トレーダがシカゴ所在であれば、シカゴ所在の取引所で入手可能なインプライド注文は、日本所在の取引所における競合するインプライド注文より高品質であるとして見られる場合があるが、これは、トレーダがシカゴにおけるインプライド注文に対して、待ち時間がより短いことからより迅速にマッチングできる場合があることに起因する。別の例として、トレーダは、ある取引所において、別の取引所よりも低い取引手数料を有する場合がある。
インプライド注文の品質を決定するための一技術は、インプライド注文が導出される数量を構成する注文の数に基づく。ある価格レベルでの数量を構成する注文の数は、例えば、既知である場合も、推定される場合もある。例えば、電子取引所は、ある特定の価格レベルにおける注文数に関する情報を提供してもよい。別の例として、ある特定の価格レベルにおける注文数は、自動取引ツール等の取引システムによって推定されてもよい。インプライド注文は、典型的にはその価格レベルで入手可能な合計数量に基づき導出されるが、その数量を構成する注文数に関してより詳細な情報が提供されれば、インプライド注文の品質はこの情報に基づき決定されてもよい。概して、より多い注文で構成される、ある価格レベルで入手可能な数量から導出されるインプライド注文は、より少ない注文で構成される数量より品質が高い。例えば、インプライド注文が導出されつつある取引対象物に対する、ある価格レベルで入手可能な数量が10である事例を考察されたい。インプライド注文の品質は、数量10がサイズ10の単一注文からである場合の方が、数量10がサイズ1の10個の注文からである場合よりも低い。これは、前者の場合、例えば一人のトレーダがその注文をキャンセルすれば、数量10全体が入手不能となる(延いては、インプライド注文をもはや入手できなくなる)ためである。後者の場合は、サイズ1の注文を出したトレーダのうちの5人が注文のキャンセルを決めたとしても、依然として数量5は入手可能である(延いては、インプライド注文は依然として、量は減る可能性があるとしても入手可能である)。したがって、インプライド注文は、それが導出される数量を構成する注文が多いほど(よって、より高品質を有するものと見受けられ得るほど)、消失する可能性が低い(よって、リスクが少ない)。
インプライド注文の品質を決定するための一技術は、インプライド注文が導出される数量を構成する注文の数量分布に基づく。例えば、先に述べたように、ある価格レベルでの数量を構成する注文の数は、既知である場合も、推定される場合もある。例えば、特定のシステムでは、注文の個々の数量もやはり、既知である場合も、推定される場合もある。例えば、電子取引所は、ある特定の価格レベルにおける注文の個々の数量に関する情報を提供してもよい。別の例として、ある特定の価格レベルにおける注文の個々の数量は、自動取引ツール等の取引システムによって推定されてもよい。先に述べたように、インプライド注文は、典型的にはその価格レベルで入手可能な合計数量に基づき導出されるが、その数量を構成する注文数に関してより詳細な情報が提供されれば、インプライド注文の品質はこの情報に基づき決定されてもよい。概して、ある価格レベルで入手可能な、より一様な数量分布を有する注文で構成される数量から導出されるインプライド注文は、さほど一様でない数量分布を有する数量から導出されるものより高品質である。例えば、インプライド注文が導出されつつある取引対象物に対する、ある価格レベルで入手可能な数量が10であり、この数量が5つの注文から生じている事例を考察されたい。インプライド注文の品質は、1注文の数量が6であり、他の4注文が各々数量1を有する場合には低くなる。これに対して、インプライド注文の品質は、5注文の数量が各々2であれば高くなる。その理由は、前者の場合、数量6を発注するトレーダがその注文をキャンセルすれば、残りは数量4のみとなり(延いては、インプライド注文のインプライド数量が大幅に低減される場合があり)、数量10の大部分は入手できなくなることにある。後者の場合、サイズ2の注文を出したトレーダのうちの2名が注文のキャンセルを決定したとしても、まだ数量6は入手可能である(延いては、2倍のトレーダが注文をキャンセルしたとしても、インプライド注文のインプライド数量はさほど減らない)。したがって、インプライド注文のインプライド数量は、それがより一様な数量分布を有する注文で構成される数量から導出される(よって、より高い品質を有するものと見なされ得る)場合には大幅に消失する可能性は低い(よって、リスクが少ない)。
インプライド注文の品質を決定するための一技術は、インプライド注文のインプライド価格の、他の価格レベルで入手可能な数量に対する関係性に基づく。ある価格レベルにおけるインプライド注文は、その価格レベルにおいて、またはその近くに他の(ダイレクトおよび/またはインプライド)注文が存在していれば、そのインプライド注文の価格レベルが合理的であり、妥当であり、市場を反映し、かつ/または市場に存在し続ける可能性がより高いという意味合いによって、より高い品質を有する場合がある。これに対して、ある価格レベルにおけるインプライド注文は、その価格レベルが他の(インプライドまたはダイレクト)注文を有する価格レベルから離隔されている場合、そのインプライド注文の価格レベルが妥当でない、または市場を反映していないことを意味するという理由で、より低い品質を有する場合がある。例えば、ある希薄な市場では、ダイレクト注文を有する2つの価格レベル間のある価格レベルにおけるインプライド注文は、任意のインプライドまたはダイレクト数量を有する次の最近の価格レベルより10ティック上の価格レベルにおけるインプライド注文より品質が高い場合がある。
IV.インプライド注文の総品質の決定
ある特定のインプライド注文の品質を決定することに加えて、本発明の特定の実施形態は、様々な技術を利用して、ある特定の価格レベルにおけるインプライド注文の総品質を決定する。総品質もまた、類似の技術を用いて、ある価格レベルグループにおけるインプライド注文に関して決定されてもよいことは理解されるべきである。これは、例えば、価格レベルの連結が利用される場合に発生することがある。しかしながら明確さのために、以下の論考では、別段の指摘がない限り、同じ価格レベルにおけるインプライド注文の総品質の決定について論じる。総品質は、例えば、インプライド注文の数および/または量、インプライド注文の価格レベル、および/または1つ以上の技術の組み合わせに基づき決定されてもよい。
インプライド注文の総品質は、先に論じたインプライド注文の品質と同様に、様々な方法で表現されてもよい。
インプライド注文の総品質は、後述するように、様々な技術を用いて決定されてもよい。総品質を表現する値が、これらの技術を用いて決定され得ることは理解されるべきである。例えば、決定された値は、総品質のバイナリ表現のしきい値と比較されても、0.0から1.0までのスケールに当て嵌めて正規化されてもよい。別の例として、複数の技術が使用されれば、総品質値は、例えば、各技術により決定される個々の値の最高、最低、合計、平均、積、または加重平均を用いることによって決定されてもよい。別の例として、複数の技術が使用されれば、総品質値は、ユーザ指定の公式を用いて決定されてもよい。
また、先に論じたインプライド注文の品質と同様に、ある特定の要素セットが「より良い」または「より高い」総品質対「より悪い」または「より低い」総品質をもたらすかどうかの決定に関して下記の技術が説明され得ることも理解されるべきである。このような技術の特定の構成パラメータはユーザによって予め決められても、構成されてもよく、例えば取引対象物、取引ストラテジー、および/またはトレーダの好みに特有のものであってもよい。さらに、パラメータは履歴データおよび時刻等の他の要素に基づき構成されてもよく、例えば経時的に動的に変わってもよい。利用される技術および対応するその構成パラメータは、例えば取引対象物毎、トレーダ毎、グループ毎、および/または企業毎に指定されてもよい。
インプライド注文の総品質を決定するための一技術は、ある特定の価格レベルにおけるインプライド注文の数に基づく。これは、ある特定の価格レベルにおけるインプライド数量のソース数と称される場合もある。インプライド注文の品質をインプライド注文が導出される数量を構成する注文の数に基づき決定することに関連して先に論じたものと同様の理由で、より多いインプライド注文を有する価格レベルは、より少ないインプライド注文を有する価格レベルより高い総品質を有する場合がある。例えば、(例えばレッグAおよびレッグBからの)1つのインプライド注文を有する価格レベルは、(例えば、A−BおよびスプレッドAC−CBおよびAD−DBからの)複数のインプライド注文を有する価格レベルより総品質が低い場合がある。
インプライド注文の総品質を決定するための一技術は、ある特定の価格レベルにおけるインプライド注文の数量分布に基づく。先に論じた、インプライド注文の品質を、インプライド注文が導出される注文の数量分布に基づき決定するための技術と同様に、この技術は、ある特定の価格レベルにおけるインプライド注文の既知のインプライド数量を利用する。概して、より一様なインプライド数量分布を有する、ある特定の価格レベルにおけるインプライド注文は、さほど一様でない数量分布を有するインプライド注文より高品質である。例えば、ある取引対象物に対する、ある特定の価格レベルにおける合計インプライド数量が99であり、この数量が3つのインプライド注文から生じている事例を考察されたい。1つのインプライド注文がインプライド数量97を有し、他の2つのインプライド注文が各々インプライド数量1を有していれば、これらのインプライド注文の総品質はより低い。これに対して、インプライド注文が各々インプライド数量33を有していれば、これらのインプライド注文の総品質はより高い。特定の実施形態において、総品質は、特定の価格レベルにおけるダイレクト注文の数量に基づき決定されてもよい。この状況では、例えば、ダイレクト注文の品質は、既知である場合も、推定される場合もある。
インプライド注文の総品質を決定するための一技術は、インプライド注文のインプライド価格の、他の価格レベルで入手可能な数量に対する関係性に基づく。先に論じた、インプライド注文の品質を、インプライド注文のインプライド価格の、他の価格レベルで入手可能な数量に対する関係性に基づき決定するための技術と同様に、この技術は、ある特定の価格レベルにおけるインプライド注文は、その価格レベルにおいて、またはその近くに他の(ダイレクトおよび/またはインプライド)注文が存在していれば、そのインプライド注文の価格レベルが合理的であり、妥当であり、市場を反映し、かつ/または市場に存在し続ける可能性がより高いという意味合いによって、より高い品質を有する場合がある、という考案に基づく。
インプライド注文の総品質は、先に論じた技術のうちの2つ以上の組み合わせを用いて決定されてもよい。例えば、1つ以上の技術を用いて決定される総品質は、加重平均等の公式またはユーザ指定の公式を用いて個々に平均され、合計され、乗算され、かつ/または組み合わされてもよい。利用される技術および対応するその構成パラメータは、例えば取引対象物毎、トレーダ毎、グループ毎、および/または企業毎に指定されてもよい。
V.品質指標
特定の実施形態では、インプライド注文の品質の指標、および/または複数のインプライド注文の総品質の指標が提供される。即ち、品質指標は、品質値および/または総品質値を表す。例えば、指標は、自動取引ツールのためのユーザインタフェースにおいて提供されてもよい。
品質指標は、例えば、アイコン、色、数字、テキスト、および/またはグラフを含んでもよい。例えば、品質指標は、ある価格レベルにおけるインプライド注文の品質および/または複数のインプライド注文の総品質に対応する1つ以上の星のアイコンであってもよい。別の例として、自動取引ツールにより表示される各インプライド注文は、そのインプライド注文の品質を示す色コーディングおよび/または数字を有してもよい。別の例として、1つ以上のインプライド注文を含む各価格レベルは、その価格レベルにおけるインプライド注文の総品質を示す色コーディングおよび/または数字を有してもよい。別の例として、品質指標は、インプライド注文の指標の背景色(または、色のグラデーションまたは明るさ)であってもよい。例えば、より暗い背景はより低い品質であってもよく、より明るい背景はより高い品質であってもよい。別の例として、文字(例えば、グレード「A」〜「F」または用語「低い」から「高い」)等のテキストが品質指標に使用されてもよい。別の例として、フォントタイプ(例えば、TimesまたはCourier)、サイズ(例えば、8ポイントまたは14ポイント)および/またはスタイル(例えば、太字または下線)が品質指標において利用されてもよい。別の例として、品質指標は、最大品質値に対する品質値を(例えば、0〜100%のパーセントとして、または0.0から1.0までの範囲で)表す棒グラフまたは円グラフであってもよい。
特定の実施形態では、品質指標が提供されなくてもよい。例えば、あるインプライド注文の品質(または複数のインプライド注文の総品質)が限界に適合するもの(品質がしきい値より高い、または低い、等)であれば、品質指標は示されなくてもよい。これは、品質がユーザのリスク許容度にとって十分であるか不十分であるかをユーザへ示すために使用されてもよい。別の例として、品質指標は、それがユーザへ品質指標を表示しない自動取引システムによって利用されているという理由で、提供されなくてもよい。例えば、アルゴリズム取引システムまたは「ブラックボックス」取引システムは、取引決定を下す際に品質指標を利用する場合があるが、これを表示しなくてもよい。あるいは、このようなシステムは、品質指標を生成するよりも、品質値を直接利用してもよい。
特定の実施形態において、決定された品質値を有するインプライド注文(または、決定された総品質値を有する複数のインプライド注文)は、決定された品質値に基づきフィルタリングされてもよく、しかも全く提供されなくてもよい。例えば、あるインプライド注文の品質値が限界に適合するもの(品質値がしきい値より低い、等)であれば、そのインプライド注文は表示されなくてもよい。これは、品質が低すぎて全く考慮に値しないとユーザが識別しているインプライド数量の表示をフィルタリングするために使用されてもよい。同様に、しきい値は、総品質値にも同じく適用されてもよい。この場合、例えば、総品質が不十分であれば、インプライド注文の全てが提供されなくてもよい。
特定の実施形態において、品質指標は複数の機能を含んでもよい。例えば、品質指標は、品質値の数値表現を、品質値を表現する背景色コーディングと共に含んでもよい。
VI.取引インタフェース例
品質指標および/または総品質指標は、取引アプリケーションのインタフェースにおいて使用されてもよい。特定の実施形態において、取引アプリケーションは、トレーダまたは自動取引コンポーネントが品質指標に基づき取引決定を下せるようにする。例えば、トレーダは、品質指標に基づき、ある特定の価格で注文を出してもよい。別の例として、自動取引コンポーネントは、総品質指標に基づき、ある特定の価格レベルに依存してもよい。
図3Aは、本発明の特定の実施形態が使用され得る取引インタフェース310を示す。取引インタフェース310は、価格カラム311と、買い数量カラム312と、売り数量カラム313とを含む。
価格カラム311に沿った各価格レベルにおける売買可能な数量は、その価格レベルにおける注文待ち行列として示されている。例えば、価格レベル99700には、取引対象物を買うための各々サイズ1である2つの注文が、注文待ち行列に保留状態で存在する。
取引インタフェース310におけるインプライド注文は、品質指標を伴って表示される。図3Aに示されているように、品質指標は、インプライド注文の数量に続いて括弧内に示される、インプライド注文の品質の数値表現である。例えば、価格レベル99750は、サイズ2および決定された品質値0.25を有する取引対象物を売るためのインプライド注文を含む。
図3Bは、本発明の特定の実施形態が使用され得る取引インタフェース320を示す。取引インタフェース320は、価格カラム321と、買い数量カラム322と、売り数量カラム323とを含む。
価格カラム321に沿った各価格レベルで売買できる合計数量は、各買い数量カラム322および売り数量カラム323に示されている。
買い数量カラム322において、入手可能な合計数量にインプライド数量324を含む価格レベルの場合、合計インプライド数量(1つ以上のインプライド注文からであってもよい)は「/」に続いて示され、その価格レベルにおけるインプライド注文の総品質は括弧内に示される。
売り数量カラム323において、入手可能な合計数量にインプライド数量325を含む価格レベルの場合、その価格レベルにおけるインプライド注文の総品質は括弧内に示される。さらに、その価格レベルにおけるインプライド注文の存在を示すために、異なる背景色が使用される。
特定の実施形態では、合計インプライド数量が別のカラムに示される。特定の実施形態では、総品質が別のカラムに示される。
図3Cは、本発明の特定の実施形態が使用され得る取引インタフェース330を示す。取引インタフェース330は、買い品質カラム332と売り品質カラム333とを備える市場格子を含む。
買い品質カラム332では、各価格レベルにおけるインプライド注文の総品質が、品質を示すテキストおよび様々なスタイルを用いて表される。例えば、価格レベル99725では、総品質「0.6」に相当するサンセリフフォントおよびフォントサイズ中のテキスト「AVG」が使用されている。価格レベル99650では、総品質「0.8」に相当するセリフフォント、より大きいフォントサイズおよび太字、下線引きのテキスト「HIGH」が使用されている。
売り品質カラム333では、各価格レベルにおけるインプライド注文の総品質が、棒グラフを用いて表される。例えば、価格レベル99760における棒グラフは総品質「0.25」に相当し、価格レベル99825における棒グラフは総品質「0.75」に相当する。
上述の取引インタフェースは、特定の実施形態が使用され得る取引インタフェースの単なる例であることは留意されるべきである。例えば、品質指標および総品質指標は、他の取引インタフェースにも組み込まれてもよい。例えば、品質指標および/または総品質指標は、静的または動的な価格軸または価格フィールドを有する取引インタフェースにおいて利用されてもよい。別の例として、価格は、必ずしも順次的でなくてもよい。別の例として、価格は線形カラムに表示されなくてもよく、代わりに列で、または曲線に沿って、または他の既知の形状で表示されてもよい。別の例として、取引インタフェースは、インサイドマーケット価格だけを示す場合もあればインサイドマーケット以外の価格レベルを含む場合もある市場格子を含んでもよい。
さらなる実施形態例
図4は、本発明の一実施形態によるシステム400を示すブロック図である。システム400は、市場データ処理コンポーネント410と、インプライド注文品質処理コンポーネント420と、品質指標処理コンポーネント430とを含む。
インプライド注文品質処理コンポーネント420は、市場データ処理コンポーネント410および品質指標処理コンポーネント430と通信状態にある。
作動中、市場データ処理コンポーネント410は、1つ以上の取引対象物に関する市場データを受信するように適合化される。市場データは、例えば、先に論じた取引所130および/または取引所230に類似する取引所から受信されてもよい。
特定の実施形態では、市場データはインプライド注文のデータを含む。例えば、市場データは、取引所により提供されるインプライドを含んでもよい。別の例として、市場データは、ゲートウェイまたはインプライドエンジンにより取引所から提供されるデータに基づき計算されるインプライドを含んでもよい。特定の実施形態において、市場データ処理コンポーネント410は、受信される市場データに基づきインプライド注文を計算するように適合化される。例えば、市場データ処理コンポーネント410は、市場データに基づきインプライドを計算するアプリケーションを含んでもよい。
市場データ処理コンポーネント410は、インプライド注文をインプライド注文品質処理コンポーネント420へ伝達するように適合化される。
インプライド注文品質処理コンポーネント420は、インプライド注文を受信するように適合化される。インプライド注文は、例えば、市場データ処理コンポーネント410から受信されてもよい。
特定の実施形態において、インプライド注文品質処理コンポーネント420は、インプライド注文の品質値を決定するように適合化される。インプライド注文品質処理コンポーネント420は、先に述べた様々な技術(これらの技術の組み合わせを含む)のうちの1つ以上を利用してインプライド注文の品質値を決定してもよい。
特定の実施形態において、インプライド注文品質処理コンポーネント420は、複数のインプライド注文の総品質値を決定するように適合化される。インプライド注文品質処理コンポーネント420は、先に述べた様々な技術(これらの技術の組み合わせを含む)のうちの1つ以上を利用してこれらのインプライド注文の総品質値を決定してもよい。
インプライド注文品質処理コンポーネント420は、決定された品質値および/または総品質値を品質指標処理コンポーネント430へ伝達するように適合化される。
品質指標処理コンポーネント430は、1つ以上のインプライド注文の品質値および/または総品質値を受信するように適合化される。品質値および/または総品質値は、例えば、インプライド注文品質処理コンポーネント420から受信されてもよい。
品質指標処理コンポーネント430は、インプライド注文の品質値を表す品質指標、および/または複数のインプライド注文の総品質値を表す総品質指標を発生するように適合化される。品質指標は、例えば、先に論じた品質指標に類似するものであってもよい。
特定の実施形態において、品質指標処理コンポーネント430は、発生された品質指標/総品質指標を取引インタフェースへ提供する。取引インタフェースは取引アプリケーションの一部であってもよく、品質指標は、トレーダまたは自動取引コンポーネントによって取引決定を下すために使用されてもよい。特定の実施形態において、取引インタフェースは、発生された品質指標/総品質指標を表示する。
特定の実施形態において、市場データ処理コンポーネント410は、例えば、先に論じたゲートウェイ120および/またはゲートウェイ220に類似するゲートウェイの一部である。特定の実施形態において、市場データ処理コンポーネント410は、例えば、先に論じたクライアントデバイス110および/またはクライアントデバイス210に類似するクライアントデバイスの一部である。特定の実施形態において、市場データ処理コンポーネント410は、複数のクライアントデバイスにより共用されるサーバデバイスの一部である。特定の実施形態において、市場データ処理コンポーネント410は取引アプリケーションの一部である。特定の実施形態において、市場データ処理コンポーネント410はインプライドエンジンの一部である。
特定の実施形態において、インプライド注文品質処理コンポーネント420は、例えば、先に論じたゲートウェイ120および/またはゲートウェイ220に類似するゲートウェイの一部である。特定の実施形態において、インプライド注文品質処理コンポーネント420は、例えば、先に論じたクライアントデバイス110および/またはクライアントデバイス210に類似するクライアントデバイスの一部である。特定の実施形態において、インプライド注文品質処理コンポーネント420は、複数のクライアントデバイスにより共用されるサーバデバイスの一部である。特定の実施形態において、インプライド注文品質処理コンポーネント420は取引アプリケーションの一部である。特定の実施形態において、インプライド注文品質処理コンポーネント420はインプライドエンジンの一部である。
特定の実施形態において、品質指標処理コンポーネント430は、例えば、先に論じたゲートウェイ120および/またはゲートウェイ220に類似するゲートウェイの一部である。特定の実施形態において、品質指標処理コンポーネント430は、例えば、先に論じたクライアントデバイス110および/またはクライアントデバイス210に類似するクライアントデバイスの一部である。特定の実施形態において、品質指標処理コンポーネント430は、複数のクライアントデバイスにより共用されるサーバデバイスの一部である。特定の実施形態において、品質指標処理コンポーネント430は取引アプリケーションの一部である。特定の実施形態において、品質指標処理コンポーネント430はインプライドエンジンの一部である。
先に論じたシステム400のコンポーネント、エレメント、および/または機能は、単独または組み合わせて、例えばハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアにおける命令セットとしての様々な形式で実装されてもよい。特定の実施形態は、汎用コンピュータのプロセッサまたは他の処理デバイスで実行されるために、メモリ、ハードディスク、CD−ROM、DVD、および/またはEPROM等のコンピュータ読取り可能媒体に存在する命令セットとして提供されてもよい。
図5は、本発明の一実施形態による方法を示すフローチャート500である。本方法は、後にさらに詳しく説明する以下のステップを含む。ステップ510では、インプライド注文が受信される。ステップ520では、品質値が決定される。ステップ530では、品質指標が発生される。本方法の説明は、先に論じたシステムのエレメントを参照して行なうが、他の実装も可能であることは理解されるべきである。
ステップ510では、インプライド注文が受信される。インプライド注文は、例えば、先に論じた市場データ処理コンポーネント410に類似する市場データ処理コンポーネントから受信されてもよい。
インプライド注文は、取引所によって提供されてもよく、かつ/または取引所から受信される市場データに基づき計算されてもよい。インプライド注文は、受信された複数のインプライド注文のうちの1つであってもよい。
ステップ520では、品質値が決定される。品質値は、あるインプライド注文の品質値であっても、複数のインプライド注文の総品質値であってもよい。品質値は、例えば、先に論じたインプライド注文品質処理コンポーネント420に類似するインプライド注文品質処理コンポーネントによって決定されてもよい。インプライド注文は、例えば、先に論じたステップ510で受信されるインプライド注文であってもよい。
品質値は、インプライド注文の品質値を決定するために、先に述べた様々な技術(これらの技術の組み合わせを含む)のうちの1つ以上を利用して決定されてもよい。総品質値は、複数のインプライド注文の総品質値を決定するために、先に述べた様々な技術(これらの技術の組み合わせを含む)のうちの1つ以上を利用して決定されてもよい。
ステップ530では、品質指標が発生される。品質指標は、例えば、先に論じた品質注文処理コンポーネント430に類似する品質指標処理コンポーネントによって発生されてもよい。品質指標は、例えば、先に論じたステップ520で決定される品質値に基づき発生されてもよい。品質指標は、例えば、先に論じた品質指標に類似するものであってもよい。
特定の実施形態では、品質指標が表示される。品質指標は、例えば、取引インタフェースによって表示されてもよい。取引インタフェースは取引アプリケーションの一部であってもよく、品質指標は、トレーダまたは自動取引コンポーネントによって取引決定を下すために使用されてもよい。
先に論じた方法500のステップのうちの1つ以上は、単独または組み合わせて、例えばハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェアにおける命令セットとしての様々な形式で実装されてもよい。特定の実施形態は、汎用コンピュータのプロセッサまたは他の処理デバイスで実行されるために、メモリ、ハードディスク、CD−ROM、DVD、および/またはEPROM等のコンピュータ読取り可能媒体に存在する命令セットとして提供されてもよい。
本発明の特定の実施形態は、これらのステップのうちの1つ以上を省略してもよく、/またはこれらのステップを記述された順序以外の異なる順序で実行してもよい。例えば、本発明の特定の実施形態では、幾つかのステップが実行されなくてもよい。さらなる例として、特定のステップは、同時的を含む、先に記述された順序以外の異なる時間的順序で実行されてもよい。
特定の実施形態を参照して本発明を説明してきたが、当業者には、発明の範囲を逸脱することなく様々な変更が行われ、同等物での置換が行われ得ることが理解されるであろう。さらに、特定の状況または材料に適応するために、本発明の教示内容には、その範囲を逸脱することなく多くの修正が行われてもよい。したがって、本発明は開示された特定の実施形態に限定されず、クレームの範囲内にある全ての実施形態を含むことが意図されている。

Claims (24)

  1. コンピューティングデバイスによって取引対象物のインプライド注文を受信する工程と、
    前記コンピューティングデバイスによって前記取引対象物の前記インプライド注文の品質値を決定する工程と、
    前記コンピューティングデバイスによって前記インプライド注文の前記品質値を表す品質指標を発生する工程と
    を含む方法。
  2. 前記インプライド注文は、取引所によって提供される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記インプライド注文は、コンピューティングデバイスによって決定される、請求項1に記載の方法。
  4. 前記品質値は、前記インプライド注文の発生に基づき決定される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記品質値は、前記インプライド注文の始点に基づき決定される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記品質値は、前記インプライド注文が導出される注文の数に基づき決定される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記品質値は、前記インプライド注文が導出される注文の数量に基づき決定される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記品質値は、前記インプライド注文の価格レベルに基づき決定される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記コンピューティングデバイスにより、前記インプライド注文を前記決定される品質値に基づきフィルタリングする工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記コンピューティングデバイスにより、前記発生される品質指標を表示する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記品質指標は数字を含む、請求項1に記載の方法。
  12. 前記品質指標は色を含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記品質指標はグラフを含む、請求項1に記載の方法。
  14. コンピューティングデバイスによって取引対象物の複数のインプライド注文を受信する工程と、
    前記コンピューティングデバイスによって前記取引対象物の前記複数のインプライド注文の総品質値を決定する工程と、
    前記コンピューティングデバイスによって前記複数のインプライド注文の前記総品質値を表す総品質指標を発生する工程と
    を含む方法。
  15. 前記複数のインプライド注文のうちの少なくとも1つは、取引所によって提供される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記複数のインプライド注文のうちの少なくとも1つは、コンピューティングデバイスによって決定される、請求項14に記載の方法。
  17. 前記総品質値は、前記複数のインプライド注文における注文の数に基づき決定される、請求項14に記載の方法。
  18. 前記総品質値は、前記複数のインプライド注文における注文の数量に基づき決定される、請求項14に記載の方法。
  19. 前記総品質値は、前記複数のインプライド注文の価格レベルに基づき決定される、請求項14に記載の方法。
  20. 前記コンピューティングデバイスにより、前記複数のインプライド注文を前記決定される総品質値に基づきフィルタリングする工程をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  21. 前記コンピューティングデバイスにより、前記発生される総品質指標を表示する工程をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  22. 前記総品質指標は数字を含む、請求項14に記載の方法。
  23. 前記総品質指標は色を含む、請求項14に記載の方法。
  24. 前記総品質指標はグラフを含む、請求項14に記載の方法。
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